【ダンガンロンパ】ゼツボウ王国でコロシアイ海外研修【オリキャラ】【安価】 (62)



・オリキャラによるダンガンロンパ風SSです。

・ダンガンロンパシリーズのネタバレがある可能性があります。

・安価でのキャラメイクはありません。

・安価による行動でクロなどが変動することはほとんどありませんが、ストーリーが変わることはあります。

・オリキャラが苦手な方はご注意ください。

・自己解釈や本編との矛盾点が出るかもしれませんがご了承ください。

では、始めていきます。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1434093569



その学園は都会の一等地にそびえ立っていた。


─────私立希望ヶ峰学園。


それは超一流の才能を持った高校生だけが入ることのできる政府公認の特別な学校。

この学校を卒業すれば、人生において成功したも同然とまで言われている。

まさに【希望の学園】と呼ばれるにふさわしい学校。

まさか俺なんかがこんな学園に来るなんて、夢にも思ってなかったな。

正直恐れ多いというか…こんなところでやっていけるか不安でいっぱいなんだけど、まあできる限り頑張ってみよう。

俺の取柄は前向きさだけだからな!



えーと…そうだな。

入る前にもう一回、自己紹介の練習をしておくか。


俺の名前は泣国操(ナグニ ミサオ)。

超高校級の幸運ってことでこの学園に来たんだ。

まあこれからよろしく頼むぜ!


…問題ないよな?

よしっ、準備は万端! そろそろ行くか!


こうして、俺は希望の学園への一歩を踏み出す。


―――希望への一歩。

―――未来への一歩。

―――運命への一歩。







――――――――――――――――ブツンッ




ブラウン管の電源が落ちるように俺の視界は暗転する。


これが始まり。

絶望に染まるコロシアイの始まりだった。









PROLOGUE【ゼツボウ行き最終列車(あるいはキボウ達の邂逅)】











ガタン…ゴトン…ガタン…ゴトン…


その規則的な振動音で俺は目を覚ました。


泣国「…………あれ? ここは…どこだ?」


寝ぼけた目をこすりながらあたりを見渡す。

細長く続く部屋には両脇に座席がずらっと並べられている。

壁や床は気味の悪い柄の装飾が施されているて、窓はあるけど…外は暗くて場所を確認することはできない。

天井には不気味なモニターと不釣り合いな監視カメラがぶら下がっている。

少しおかしなところはあるけど、この部屋って…

さっきから続いているこの規則的な揺れもあるし間違いなさそうだな。



どうも俺は見知らぬ【列車】の中で寝ていたみたいだ。



でも何でこんな所にいるんだ?

確か俺は希望ヶ峰学園に来たんじゃなかったっけ?


そんな俺の疑問をかき消すように俺がいる車両に入ってくる人影が見えた。


入ってきたのは燃えるような赤い髪をお団子状に纏めた活発そうな少女だ。


???「あ、目が覚めたみたいだね」

泣国「え、ああ……」

女は俺が目を覚ましたことに気づくと駆け足で詰め寄ってきた。

???「早速で悪いんだけど君の名前を教えてくれないかな? あ、あと君の才能とかここに来た経緯とかも教えてくれるとありがたいね」

???「あとあと、誕生日や趣味や身長体重、スリーサイズとかも知りたいな。それにそれに…」グイグイッ

早口でまくしたてるように、赤い髪の女は目を輝かせて質問の嵐を押し寄せてくる。

泣国「ちょ、ちょっと、待ってくれよ! 俺はまだ何が何だかわかってないんだ…」

???「おっとっと、ごめんね。またやっちゃった…押しすぎはよくないってわかってるのに」


???「そうだね、うん。まずは自己紹介をしようか」

そういって女は一息つくと改まってお辞儀をする。


黄泉売「アタシは黄泉売舞日(ヨミウリ マイカ)。超高校級の新聞記者って言われてるよ」ニコッ



【超高校級の新聞記者】 黄泉売 舞日



黄泉売「自分で言うのもなんだけどさ、こうみえてもアタシすごいんだよ?」

黄泉売「アタシの書いた新聞はその正確さから全国で何百万部ってうれてるんだから!」フフン

何百万…ってそれはスゴイな。さすが超高校級って言われてるだけはあるな。

黄泉売「それで、次は君の番だよ」

泣国「ああ、俺は泣国操だ。超高校級の幸運ってことで希望ヶ峰学園に来たんだけど…」

黄泉売「ふむふむ泣国くんね…で、泣国くんはどうして自分がここにいるかわかる?」

泣国「いやそれが…希望ヶ峰学園に来たと思ったら気を失って、いつの間にかここにいたんだ」

黄泉売「やっぱりね」

泣国「…やっぱり? やっぱりってどういうことだ? 黄泉売は何か知ってるのか?」

黄泉売「それがね、向こうの車両にも何人かいるんだけど…この列車に乗ってる人はみんな泣国くんと同じ経緯でここにいるの」

黄泉売「もちろんアタシ含めてね」



な…っ!?

皆そろって気を失ってここに来たなんて、そんなことあり得るのか?

でも、黄泉売が嘘をついてるとは思えないいし…

泣国「はぁ…まあ、ここでうじうじ考えてても仕方ないか」

泣国「なあ黄泉売。向こうにも人がいるんだろ? だったら案内してくれよ」

泣国「自己紹介とかしておきたいしさ」

黄泉売「………………」

泣国「ん? どうしたんだよ黄泉売?」

黄泉売「え、いや…あはは、意外と前向きなんだなぁって思って」

泣国「まあな、俺って前向きぐらいしか取り柄がないから」

まあ、前向きって言っても人並みだけど…



【第一車両】


黄泉売に連れられて奥の車両に入った俺は、そこで彼らに会った。

黄泉売「みんなー、こちらは泣国くん。目が覚めたみたいだから連れてきたよ」

泣国「泣国操だ。よろしくな」

???「……ふぅん」

???「うんうん、泣国くんね」

???「こいつもウチらと同じなんか?」

???「そうではないでしょうか。お顔を拝見する限り、何かを知ってるようには思えませんし」


さてと、誰から話しかけようか?


1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

3 背が低くて白衣を着た糸目のメガネ男子。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

5 ハート模様の派手なドレスに身を包んだごつい大男。

6 エプロン姿の長い髪を後ろで結んでいる渋い感じの男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

11 サイドテールが揺れるジャージ姿の気の強そうなロリっ娘。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。

13 不敵な笑みを浮かべる黒髪ロングのクールビューティーな女。


安価↓2


鷗井「ウチは超高校級のロードレーサー、鷗井沙月(カモメイ サツキ)ってーの、まあほどほどに頼む」

鷗井「あ、ウチの事ガキだとか思ったらタダじゃ済まさねーかんな!」



【超高校級のロードレーサー】 鷗井 沙月



泣国(どう見ても小学生にしか見えないんだけど…こいつも超高校級なんだよなぁ)

黄泉売「鷗井ちゃんはロードレーサー、つまり自転車競技の選手だね。全国大会で優勝するだけじゃなくて世界大会でも上位に食い込む腕前なんだよ」

泣国「へぇ…やっぱスゴイな。鷗井はロードレースの天才ってことだな」

鷗井「その天才っていうのやめて。ウチはウチの努力でここまで来たから才能っての信じてないっていうか」

鷗井「それにウチはまだまだこれからだし、もっと上を目指してるんだわ」

泣国「へぇ…(子供みたいな見た目の割に)カッコいいこと言うんだな」

鷗井「今の間は何だコラぁぁぁああああああ!!!」



1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

3 背が低くて白衣を着た糸目のメガネ男子。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

5 ハート模様の派手なドレスに身を包んだごつい大男。

6 エプロン姿の長い髪を後ろで結んでいる渋い感じの男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。

13 不敵な笑みを浮かべる黒髪ロングのクールビューティーな女。


安価↓2


楪「ふぅん…君が泣国クンね。うん、なかなかいい顔をしてる」

楪「ボクは楪まつり(ユズリハ マツリ)、探偵さ」



【超高校級の探偵】 楪まつり



泣国「高校生探偵……って実在したのか!?」

楪「んふふ、まあ疑うのも無理ないね。一般人にはこっちの業界のことはあまり知られていないからね」

黄泉売「楪ちゃんは探偵図書館に登録した探偵の一人でおもに殺人事件を担当する凄腕の探偵なんだよね」

楪「さすが黄泉売さんだね、そこまで知ってるなんて」

楪「特別だ、いいものを見せてあげよう。これが探偵図書館の登録カードだよ」

楪が見せてくれたカードにはこう書かれていた。


楪まつり  DSCナンバー『900』



黄泉売「ダブルゼロクラス……!!」

泣国「それってすごいのか?」

黄泉売「それはもちろん、名探偵って過言じゃないレベルだよ!」

ふーん、こんなのがあるのか…探偵の世界ってのも奥が深いんだな。



1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

3 背が低くて白衣を着た糸目のメガネ男子。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

5 ハート模様の派手なドレスに身を包んだごつい大男。

6 エプロン姿の長い髪を後ろで結んでいる渋い感じの男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。



安価↓2


仁藤「なんや、ワイになんか用かいな? ちっと忙しいんやけど…」

仁藤「自己紹介? しゃあないのぉ…ワイは仁藤出汰(ニトウ デルタ)や、よろしゅう」



【超高校級の発明家】 仁藤 出汰



仁藤「これでええな? じゃあワイは作業に戻るわ」

そういって仁藤は何やら機械いじりを始めてしまった。

泣国「えーっと、こいつは何なんだ?」

黄泉売「仁藤くんは超高校級の発明家って言われるほどの工学者なんだよ」

黄泉売「その発明品は最先端の技術でいっぱいで、世界各国の企業が特許をほしがってるって噂なの」

ふーん、そりゃあすごいな。

泣国「でもこんな時まで機械いじりしなくたってよくないか?」

黄泉売「あははは…人間性に難があることでも有名だからね」

仁藤「そこの二人! 聞こえてるで!」

うーん才能のあるやつってのはこんなもんなのかな…



1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

5 ハート模様の派手なドレスに身を包んだごつい大男。

6 エプロン姿の長い髪を後ろで結んでいる渋い感じの男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。



安価↓2


守道「俺は守道頼菴(スドウ ライアン)…保育士をしている」

守道「泣国操といったな。お前は、子供は好きか?」



【超高校級の保育士】 守道 頼菴



泣国「え…まあ、嫌いじゃないけど」

守道「そうか……俺は好きだ。愛してるといってもいい」

守道「子供を守るためならば俺は喜んでこの身を差し出す、そういう思いで保育士をしている」

守道「つまりはそういう事だ」

泣国「は、はぁ………」

黄泉売「守道くんは超高校級の保育士って呼ばれてて親を亡くしたりした子供を引き取って育ててるんだって」

孤児を育てる…それはすごいな。

立派なことだしなかなか出来ることじゃないし、守道ってすごい奴なのか……

守道「そう、子供はいい…あの華奢な腕も…未発達な躰も…大きく麗しい瞳も…」

守道「嗚呼…すべてが愛おしい」

立派ですごい奴……なんだよな?



1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

5 ハート模様の派手なドレスに身を包んだごつい大男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。



安価↓2


恋槻「うふん♪ 私は恋槻花雄(コイツキ ハナオ)、手芸が趣味よ」

恋槻「アナタ…泣国君だったかしら? うふふふ、なかなかいい男じゃなぁい」



【超高校級の手芸部】 恋槻 花雄



泣国「…………………」

恋槻「あらぁ? 黙っちゃってどうしたの?」

恋槻「もしかして私の美貌に酔いしれちゃってるのかしらぁ、うふふふ」

あまりの衝撃に俺は言葉を失っていた。

こ、こいつは…なんなんだ? どう見ても男。しかもごつい体に厳つい顔。

なのに…服装はピンクを基調としたゴテゴテのロリータ趣味だ。

泣国「ど、独創的な格好だな……」

恋槻「うふふ、アリガト♪ これは私のお手製なのよ」

黄泉売「恋槻…くんは超高校級の手芸部って言われてて大手服飾メーカーに在籍してたこともあるんだって」

なるほど確かに手芸部としての腕は一流だな。

でも……な、なれるのには時間がかかりそうだ。



1 顎鬚を生やしワイルドな服装の浅黒い肌をした男。

2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。



安価↓2


イヴァン「ウィハハハハッ!! 世界を股にかける大盗賊団サンダーボルトの団長!」

イヴァン「人呼んで雷光の大鷲(ブリッツ・アドラー)ことイヴァン・クレイフォードとはオレ様のことよぉ!!」



【超高校級の盗賊】 イヴァン・クレイフォード



泣国「盗賊団って…マジかよ!?」

イヴァン「ウィハハハ、そうともオレ様は超高校級の盗賊なのさ!」

黄泉売「イヴァンくんはいくつもの国で秘宝と呼ばれるお宝を見つけ出しては盗み出してるらしいよ」

泣国「それって犯罪なんじゃないのか…?」

黄泉売「うーん、まあトレジャーハンターみたいなものだと思えば…」

イヴァン「おうおう、ヨミウリ! オレ様はそんな甘っちょろいもんじゃあないぜ!」

こんな奴までスカウトするなんて、さすがは希望ヶ峰学園ってことなんだろうか…




2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。

12 眼帯に忍装束のどこからどう見てもNINJAな女。


安価↓2


有賀「ニンニン! 拙者は冬の隠れ里のくノ一、有賀家当主代理、有賀刀奈(アリガ トウナ)でござる!」

有賀「ど、どうですか? 今のなら忍者っぽいですかね? ですよね?」



【超高校級のくノ一】 有賀 刀奈



黄泉売「有賀ちゃんは戦国時代から続く伝統的な忍者の家の跡取り…なんだって」

忍者、ねぇ…

有賀「で、でも私…じゃなかった拙者、あんまり忍者っぽくないって言われるのが悩みなんです…あ、悩みでござる」

泣国「無理して言い直す必要はないと思うぞ?」

有賀「で、でもそれじゃあ忍者っぽくないじゃないですか! ……でござる!」

………余計に胡散臭く見えるってのは言わないほうがいいな。

有賀「やっぱりござるは古いですかね…だってばよ!とかアイエエエエエ!とか言ったほうがいいんでしょうか」

泣国「有賀、それ以上はいけない」



2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。

10 頭に大きなリボンをつけているどこか怪しい雰囲気の女。


安価↓2


遠牧「………………」ジィーーーー

泣国「な、なんだよ…? 俺の顔に何かついてるのか?」

遠牧「………あぁ、これが運命ですのね」ポッ

遠牧「わたくし、遠牧愛仔(トオマキ マナコ)といいます。泣国くん…いえ操くんとお呼びしてもよろしいですか?」



【超高校級のサイキッカー】 遠牧 愛仔



泣国「え、ああ良いけど…」

黄泉売「遠牧ちゃんは超高校級のサイキッカーて呼ばれてるんだよ」

黄泉売「彼女の能力は嘘っぱちだっていう人もいるけど…私は断然あると―――――

遠牧「そんなことより操くん、わたくし操くんに一目惚れしてしまったみたいなの」ダキッ

泣国「なっ!?!? 何で抱き着くんだって…!?」

遠牧「操くんのことが好きだから、それ以外に理由がいるんですの?」

くっ…遠牧の奴…あんまり抱き着くと、その…む、胸がだな…///

黄泉売「楽しそうだね、泣国くん」イラッ

黄泉売は何故か怒ってるみたいだし…この状況、いったいどうすりゃいいんだ?




2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

7 人を馬鹿にするような表情がうざいモチーフがよくわからない着ぐるみ。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。


安価↓2


うきゃる丸「ウッキャーーーーーーーッ!!!!!」

うきゃる丸「ボクちんはうきゃる丸だっちゃ! うきうき星からやってきた宇宙人なのらー!」



【超高校級のゆるキャラ】 うきゃる丸



泣国「こいつは俺でも知ってるな…」

うきゃる丸。数年前に突如として現れたゆるキャラで、そのキャラクター性からテレビなんかで引っ張りだこの着ぐるみだ。

うきゃる丸「うきゃ? ボクちんのこと知ってるのです? ウキャキャキャッ、それは光栄でありんすーーー!!!!」

それにしても、テンション高いな…テレビで見てるときの五倍はうるさいぞ…

黄泉売「うきゃる丸…くん?はここにいる面子の中である意味一番謎なんだよね」

黄泉売「中の人の性別や年齢も一切わからないし…でもいつか解き明かしてみせるよ! アタシがね!」メラメラ

よくわからない対抗心を燃やしてるな…



2 服装から髪型まで全てが左右対称になっている真面目そうな男。

4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。


安価↓2



多々良「私ですか? 私は多々良綴平(タタラ テッペイ)と申します」

多々良「学内では選挙管理委員をしておりました。以後お見知りおきを」



【超高校級の選挙管理委員】 多々良 綴平



黄泉売「多々良くんは選挙管理委員、いわゆる選管ってやつでね。まあなんていうか…すっっっっごく平等な人なんだよ」

泣国「なんだか適当な説明だな」

黄泉売「あはは、多々良くんって選挙に影響するからって言ってほとんどメディアに出てこないから私でもよく知らないんだよね」

多々良「真に公平であるためには己を殺すこともまた必要なのです。黄泉売様、申し訳ありませんがご了承いただきたい」

泣国「選挙ってのも大変なんだなぁ…」

多々良「いえ、それが私の役目ですので大変だと感じたことはありません」

多々良ならどんな状況で冷静にいられそうだな。




4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

8 人形を抱えている頭に変な形のニット帽をかぶったメガネ女子。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。


安価↓2


一人木「………一人木丙(ヒトリギ ヒノエ)………………」

一人木「……………この子は…ドミーちゃん……私の…親友…………」



【超高校級の人形師】 一人木 丙



黄泉売「彼女は一人木ちゃん。超高校級の人形師って言われていて、彼女の作る人形は本物の人間のように精巧なんだって」

泣国「人間並みの人形か…流石は超高校級だな」

一人木「…………………そ、それほどでも……ない……よ………?」

一人木「………お人形さんは……私の……お友達だから……頑張るの………」

泣国「でもそれで超高校級の人形師って呼ばれるほどの腕前なんだから、やっぱりスゴイよ」

一人木「……そう……かな……///」カァァッ

一人木は褒められて恥ずかしくなったのか、持っていた人形で顔を隠してしまった。

…あれ? そういえいば今一人木が持ってる人形は結構ボロボロでお世辞にもうまく作られてるとは言えないな…

自分で作ったものじゃないのかな……?



4 厚手の上着に大きめのリュックサックを背負った美形の男。

9 真っ白なセーラー服で厚手のマフラーを巻いている美形の女。


安価↓2


陸「うん~? 僕の名前かい? 僕の名前が知りたいのかい?」

陸「そこまで言うなら教えてあげよう。僕は碓氷陸(ウスイ リク)、ヨロシク☆」キラキラ



【超高校級のアイスクライマー】 碓氷 陸



――と、碓氷は“黄泉売の方”を見て言った。

黄泉売「えっと…碓氷くん、泣国くんはあっちなんだけど…」

陸「いやいや舞日ちゃん、僕の目にはそんな男なんて映らないよ?」

陸「僕の目は君みたいな可愛い子しか映らないのさ」キリッ

な、なんだこいつ…ここまで堂々と俺のことを無視するなんて…

泣国「な、なあ黄泉売。こいつ…碓氷って言ったか? 何なんだよこいつ?」

黄泉売「えっと、碓氷くんは雪山専門の登山家…いわばアイスクライマーなんだよ」

黄泉売「…その容姿も相まって女性人気が高いんだけど…」

陸「そうだ! ねえ舞日ちゃん、今度一緒にお茶でもしに行かないかい? 僕いい喫茶店知ってるんだよねっ☆」

黄泉売「御覧の通り女癖が悪いんだよね…あはは」

碓氷陸…こいつはなんかムカつくやつだな…


天「…何? 名前が知りたいの? 嫌よ! 何でそんなことしなくちゃ…」

天「えっ、どうしても? し、仕方ないわね…そこまで言うなら教えてあげるわよ!」

天「碓氷天(ウスイ ソラ)。超高校級のフィギュアスケーターよ」フンッ



【超高校級のフィギュアスケーター】 碓氷 天



泣国「あれ? 碓氷って確か……」

黄泉売「泣国くんも気づいたみたいだね! そう、天ちゃんはさっきの碓氷くんと双子の兄妹なんだよ」

黄泉売「アイスクライマーの兄とフィギュアスケーターの妹、二人合わせて氷結ブラザーズって呼ばれてるの」

氷結ブラザーズって…また安直な名前だなぁ…

天「ふんっ、別に兄貴のことなんてどうでもいいし! あんな女好きの変態とか天、嫌いだし」

天「……昔は天のこと好きだって言ってくれたのに…なんで……」ボソッ

泣国「……………」

こいつもまた難儀な性格みたいだな。



黄泉売「これで全員自己紹介は終わったね」

楪「じゃあ状況の整理に戻ろうか」

恋槻「確か、ここにいるみんなが希望ヶ峰の新入生で…いつの間にかここにいたのよねぇ」

イヴァン「そうそう、急にめまいが来た! あんなん初めてだったぜ!」

一人木「それで……ここは列車の中………どこを走ってるかは…わからない……」

多々良「先頭車両や最後尾の車両は封鎖されていて入れませんでしたね」

泣国「窓をぶち破ればいいんじゃないか?」

鷗井「ウチが調べたけど、窓は強化ガラスなのかびくともしなかった」

有賀「じゃ、じゃあここから出られないんですか!? でござる!」

陸「それは困るなぁ。明日も女の子たちとのデートの予定でいっぱいなんだよ」

うきゃる丸「ウッキャーーーーーーー! もしかして非常事態なりかーーー!?」

仁藤「うっさいねんさっきから! ワイは作業ちゅうや! 静かにせーや!」

楪「確かにこの状況はまずいね」

泣国「なあ何とかする方法はないのかよ」

楪「とりあえずは待ちかな。この状況を作った誰かがいるならそろそろ何か仕掛けてくるはずだし」


楪がそう言った直後だった。

壁につけられたモニターから映像とともに、その不気味なほど陽気な声は響いてきた。



???『うぷぷぷぷぷ、うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぅ~っ!』

???『やあやあオマエラ、長旅ご苦労様。当列車はまもなく絶望王国モノクマイアに到着いたしま~す!』


多々良「絶望王国…?」

守道「モ、モノクマイア…だと…?」

天「っていうか、アンタ誰なのよっ!?」


???『え? 僕が誰かだって?』

???『ある時は列車の車長! ある時はモノクマイアの国王! またある時は希望ヶ峰学園の学園長でもある!』

モノクマ『しかしてその正体は…皆さんおなじみモノクマなのだ!』


遠牧「モノクマ…さんですの?」

一人木「………クマの……ぬいぐるみ……!」

楪「で、モノクマとやら。ボクたちをどうするつもりなのかな?」


モノクマ『んん~? どうするのかって? そんなのきまってるよ!』

モノクマ『オマエラには【コロシアイ】をしてもらいます!!』

モノクマ『仲間の誰かを殺した人だけがここから出られるのです!』



泣国「―――――――――――は?」

今、なんて言った? コロシアイ……殺し合い!?

泣国「な、何言ってるんだお前! そんな、そんなことするわけないだろ!?」


モノクマ『まあ、別にいいよ? しないならずーと絶望王国の中で暮らしてもらうだけだからね』

モノクマ『オマエラにそれが耐えられるのかな? うぷぷぷぷ』


有賀「家に帰れないってことですか!?」

恋槻「う、嘘よねぇ…? いくらなんでもぉ」


モノクマ『嘘じゃないよ! ボクは本気だよ! その証拠に見せてあげるよ!』

モノクマ『出でよ、モノソルジャーズ!』





――――――ガシャン…ガシャン…ガシャン…ッ


モノクマの掛け声とともに扉を押しあけて、機械仕掛けの鎧兵団が現れた。






泣国「な、なんだこいつら!」

黄泉売「槍とか剣とか物騒なもの持ってるよ!」

うきゃる丸「ウキャーーー! どんどん数が増えるでごわすーーー!」

イヴァン「ちっ、多数に無勢とは卑怯だぜぇ!」


モノクマ『うぷぷぷ、モノソルジャーズはボクの忠実なしもべなんだよ。もしオマエラがボクに逆らおうっていうならモノソルジャーズの槍の餌食になっちゃうのだ!』


俺たちは戦慄していた。

モノソルジャーに対する恐怖だけにではない――――

モノクマの言ったコロシアイというルールが俺たちの頭を駆け巡る。

このふざけた世界から抜け出すには、誰かを殺さなくちゃならない?

そんなことするはずがない。

できるはずがない。

でも――――

でも、もし誰かが裏切るとしたら―――



モノクマ『おっと、どうやら着いたみたいですね』

モノクマ『到着~、絶望王国モノクマイア! お降りの方はお気を付けください!』

規則的に続いていた揺れが収まり、列車が停止したのがわかる。

モノクマ『では、始めましょーか。ドキドキでワックワクのコロシアイ海外研修を――――!』


モノクマの声が響くと同時に列車の外へと続く扉が開く。









―――――始まる。







絶望に塗れた俺たちのコロシアイが。






夢も希望もない殺し合いが。







今。








始まる。








PROLOGUE【ゼツボウ行き最終列車(あるいはキボウ達の邂逅)】 END



【超高校級の幸運】泣国 操
【超高校級の盗賊】イヴァン・クレイフォード
【超高校級の選挙管理委員】多々良 綴平
【超高校級の発明家】仁藤 出汰
【超高校級のアイスクライマー】碓氷 陸
【超高校級の手芸部】恋槻 花雄
【超高校級の保育士】守道 頼菴
【超高校級のゆるキャラ】うきゃる丸
【超高校級の人形師】一人木 丙
【超高校級のフィギュアスケーター】碓氷 天
【超高校級のサイキッカー】遠牧 愛仔
【超高校級のロードレーサー】鷗井 沙月
【超高校級のくノ一】有賀 刀奈
【超高校級の新聞記者】黄泉売 舞日
【超高校級の探偵】楪 まつり

残り15人…


TO BE CONTINUED…




プロローグが終わったので今日はここまでです。

次回までに通信簿(キャラのまとめ)を用意しておきます。

質問や感想があると嬉しいです。


ばれてしまったか…

実はキャラの何人かはエタったりしたオリロンのキャラを元にっていたりします。

自分自身も目にエタらしてしまったことがありますが…

なので見たことあるキャラがいるかもしれませんが深く突っ込まないで頂けるとありがたいです。

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