【咲-Saki-】咲「皆があべこべになっちゃった!?」 (122)

チュンチュン

咲「ふわぁ…朝かぁ…学校行かなきゃ」

通学路

咲「あ!和ちゃんおはよう!」

和「あ、宮永じゃん、はよーっす!」

咲「うん、おは…え?」

和「ん?どうしたんだよ、やけに元気ないじゃん?」

咲「え…原村和さんですよね?」

和「それ以外の誰に見えるってんだよ」

咲「です…よね…」

咲(おかしい…これは鈍い私にもわかる。これは…)

咲(目に見えておかしいよ!!)

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和「お、優希!」

咲(ゆ、優希ちゃんは大丈夫だよね?

優希「あ、宮永さん原村さん。おはようございます!」ニッコリ

咲(誰だよこの美少女ーー!!)

咲「お、おはよう優希ちゃん」

優希「…あ、あれ?宮永さん?」

和「やっぱりおかしいよな…」

咲「な、なに?私なにか…」

優希「宮永さんが私の太ももペロペロしに来ないなんて…体調不良ですか…?」

和「私の胸も揉みしだかなかったし…今日は休んだ方が…」

咲(皆の中で私はどんな色情魔なのさーー!!)

咲(今日は皆の様子がおかしい…京ちゃんにはまだ会ってないけど…)

???「おーい!咲ー!皆ー!」

咲(は!この声は!)

咲「京ちゃん!なんだか今日は皆の様子が…」

京ちゃん「どうしたの?咲、今日は静かじゃない?」ヒラリーン

咲(京ちゃんが京ちゃんになってるーー!!身長180オーバーの快男子が女装とかキツイってどころの話じゃないよー!!)

京ちゃん「さ、早く教室行きましょ?授業に遅れちゃうわ!」クネンクネン

咲「京ちゃんまで…」

咲(こんなの…絶対おかしいよ!!)

和「さ、私たちも行くか」

優希「はい!

咲(絶対に私が真相を暴いてやるんだから!!)

咲(さぁ、京ちゃんの女装にライフはかなりやられたけど…)

咲(部活の時間だ!どうせ染谷先輩や部長もおかしくなってるんだから!)ガチャ

久「はわわ~☆宮永さんこんにチワワちゃんなんだよ♪」

咲(そっちか~!そっちのほうに補正掛かっちゃったかーー!!)

まこ「宮永さん、ごきげんよう」サラーン

咲(だ・か・ら誰なんだよぉぉぉぉぉぉぉ!!髪サラサラだしぃぃぃぃぃぃぃぃ!!)

咲「ご、ごきげんよう…」

まこ久「!?」

久「み、宮永さん?ほ~ら黒ストッキングなんだよー?☆」

咲「?いつも履いてますよね?」

久「だ、誰なの!?正体を現すんだよ!!」

咲「だから私はどんな人なのさー!!」

京太郎ハーレムになりますか?
ならないなら消えます

久「いつもならすぐに破り捨てて咀嚼してから持って帰るのに…」

咲(なんか本当にごめんなさい!)

まこ「確かに…わたくしのスカートの中にも潜り込んで来ませんわ…」

咲「いや本当…すいませんでした」

咲(これは絶対におかしい…こうなったら!)

咲「やっぱり私体調悪いみたいで…今日はお休みさせていただきます!失礼します!」ダッ

まこ「行ってしまわれましたわ…」

久「それにしても…今日の宮永さんおかしかったねぇ☆」

まこ「はやく良くなると…いやあのままでも良いかもしれませんわね…」

久「確かにそうだね♪」キャルルン

咲(私が皆を元に戻してみせる!!)

>>5 ハーレム要素は一切ありません

咲「まずは龍門淵さんに協力して貰わなきゃ!!すみませーん!!」

ハギヨシ「いらっしゃいませ宮永様」シュバッ

咲「わっ!!ビックリしたぁ…」

咲(でもハギヨシさんは変わってないみたいだけど…)

ハギヨシ「今日はどういったご用件で?」

咲「あ、あの!うちの部員の様子がおかしくって…それで龍門淵さんにもお話伺いたいなって…」

ハギヨシ「そういう事でしたらどうぞ、ご案内させていただきます」

咲(良かった…ハギヨシさんは普通の人みたいだ…ならやっぱりうちの部内だけあんなことに?)

ハギヨシ「さぁどうぞ宮永さん、こちらになります」

咲「あ、どうも…じゃあ失礼します」ガチャッ

咲「失礼しまーす…」

透華「ひぁ!?どどどどどどどちらさま…ですか?」

咲「あ、すみません清澄の宮永です…」

透華「みみみみ宮永ががががががさん!?は、一!!」

一「透華!!どうしたの!?今日こそ僕を求めてくれるのかい!?さぁ早く服を脱いで体を清めないと!!」スッポンポーン!

透華「ち、違うの!宮永さんが来たからなんとかして!」

一「な、なんだって!?宮永!!今日という今日は絶対にゆるさな…」

咲「…」

一「なんで服を着てるんだーーーー!?」

咲「お前は早く服を着ろよーーーーー!!」

透華「え!?宮永さんが服を!?」

咲「そりゃ着るでしょうよ!人間だもの!!」

咲「やっぱりここもおかしくなってたんだ…もうだめだ…おしまいなんだ…」

咲(ん?でもハギヨシさんは特におかしくなった様子が無かったし…)

咲(あの人を仲間に入れられればかなり助かるし…)

咲「あの、ハギヨシさんにお話があるんですけど…」

透華「あ…では智紀に案内させますわ…」

智紀「宮永氏wwwwwwwwwwwwごぶさたでござるなwwwwwwwwwwwwんんwwwwwwwwwwww」

咲「え?あ、はい」

智紀「ぐっはwwwwwwwwwwwwwwはいじゃないがwwwwwwwwwwwwwwwwコポオwwwwwwwwwwwwww」

咲(うわぁ…)

智紀「さぁwwwwwwwwwwwwwwこちらがハギヨシ殿のお部屋でござるwwwwwwwwwwwwww」

咲(オタクは変わらなかったんだ…)

咲「ハギヨシさん、失礼します」ガチャ

ハギヨシ「はぁ…はぁ…お嬢様のおパンチュ…おいしいよう!おいしいよう!」

咲(帰ろう)

咲(結局皆おかしくなってた…それに皆いつもとはあべこべの性格や性癖に…)

咲(無駄だとわかって居ながらも行かなきゃならない…皆を元通りにするために!!)

???「あれ?宮永さんじゃないですか?」

咲「え?」

池田「風越の池田です、こんにちわ!」

咲「…こんにちわ」

池田「どうしたの?そんな浮かない顔して…あ!そうだ、今からうちの学校来ない?調度お菓子を買ってきたところなの!」

咲「は、はぁ…でも」

池田「」ジワッ

咲「え?」

池田「そ、そうよね…私なんかと一緒じゃ嫌よね…ごめんなさい宮永さんの気持ちも考えずに…」

咲「いやぁ!今日は絶好の風越日和ですね池田さん!!ささ、はやく行きましょう!」

咲(風越も駄目…か)

池田「ただいま帰りましたー!!」

美穂子「・・・・・」

池田「もーキャプテンまたネトゲーですか?最近ちょっとやりすぎじゃないですか?」

美穂子「・・・・・」

池田「それに今日はお客さんも連れてきましたし…」

美穂子「…うっざ」ボソッ

池田「キャプテン…」ジワッ

咲「あ、あの福路さん何もそこまで言うこと…」

池田「ううん、良いのよ宮永さん。私ちょっとおせっかい焼きすぎてクラスの子からたまにうざいって言われちゃうの…」

池田「だからもう慣れちゃった…」クス

咲(い、池田ァァァァァァァ!!天女かと思ったわ!ヴィーナス池田か!)

池田「さ、宮永さんはあっちの方で待っててください、お茶淹れてきますね?」

咲「あ…すみません

咲(それにしても風越って始めて来たな~なんだか新鮮かも)キョロキョロ

吉留「お?咲ちゃんじゃ~ん!なに?私に会いに来てくれたの?嬉しいな~」サワサワ

咲「よ、吉留さんこんにちは…」

咲(なぜナチュラルに体を触っているのだろうか…)

吉留「何々?いつもみたいにミハルンて呼んでよ~知らない仲じゃないんだからさ☆」

咲(いやいやどうやったらこんな変わり方するんだよ…あべこべってレベルじゃないよ!)

池田「あ!みはるんまた女の子にちょっかい出してる!いい加減やめなよね!」

吉留「何々~?華菜ちゃん嫉妬してくれてんの~?嬉しいな~☆」

池田「ち、違います!私はただ他校の生徒に迷惑をかけないように…///」

咲(…ラブコメなら他所でやれ池田ァァァァ!!)

池田「そ、それより宮永さん今日はちょっといつもと様子が違うみたいだけど…」

咲「は!そうだ!実は・・・」

池田「宮永さんからしたら私達の性格が変わってるってことですよね?」

吉留「私達からしたら普通なんだけどなぁ…」

咲「でも行く先々で私が変だって言われるって事は私だけがおかしくなってるんじゃ無いかって心配で…」

池田「うーん…そんなに不安なら鶴賀にも行ってみたら良いかも知れないわ!」

吉留「あぁ、なんたって蒲原さんが居るんだから!」

咲「蒲原さんってあの…」

蒲原『わっはっはー』

咲「ほんとに大丈夫かなー…?」

池田「はい!きっと蒲原さんならなんとか!!」フンス!

咲(一体どこからそんな自信が…)

咲「まぁそれじゃあ敦賀に行ってみます。お茶ご馳走様でした!」バタン

池田「それにしても宮永さん本当に別人みたいだったわね

吉留「二人っきりなのに他の女の名前を出すのはいけないぜ?華・菜・ちゃん?」キラッ

雌猫「もう…馬鹿///」

美穂子(…うっざ)カチャカチャ

咲「結局文堂さんと深堀さんは筋トレしたまま一言も喋らなかったなぁ・・・」

咲「それにしても蒲原さんかー…今までの傾向でいけば超絶頭の良いってな事になるんだろうけど…」

咲「それだけであんなに信頼されるもんかな…あ、降りまーす」

咲「ふぅ…敦賀に着いたけどまずは誰から…ん?」

凄く目立つ人「先輩ったらお茶目っすね~!昨日も制服と間違えて柔道着着てきたじゃないっすか~」

咲(あのとっても目立つ人の隣に居るのって加治木さんだよね?良かった!話しかけてみよう)

咲「加治木さん!こんにちわ!」

加治木「おぉ!宮永じゃないか、どうしたんだこんなところで」

咲(どうしたって…ボストンバック持って肩に鳥止めてる人に言われたくないなぁ…)

やんごとなき目立ち方をしてる人「清澄の嶺上さんじゃないっすか、珍しいっすね」

咲「あのぅ…こちらの方は?」

加治木「ん?モモがどうかしたか?」

モモ「っす!」

咲「…あぁそういう」」

咲(おっちょこちょいの加治木さんに目立ちまくる東横さん…これはもう蒲原さんは…)

蒲原「わっはっはーどうしたんだ?モモ、ゆみちん」

加治木「おぉ蒲原か、今調度宮永さんがいらしててな。少しいつもと様子が違うのが気がかりだけどな」

蒲原「様子がおかしい?別に普通じゃないか?」ワッハッハ

咲「!?」

蒲原「それにしても今日は皆様子がおかしいぞ?一体どうしたんだ?」ワッハッハ

加治木「蒲原こそいつもの理知的なお前はどうしたんだ?口なんか半開きじゃないか」

モモ「かまぼこみたいっす!」

蒲原「このくらいじゃ泣かないぞ」ワッハッハ

咲「か、蒲原さん!!少しお時間よろしいでしょうか!?」

蒲原「わは?」

蒲原「ふむふむなるほど、つまりここに来る前に他の高校に寄ったら皆の様子がおかしかったと」ワッハッハ

咲「それで風越から帰るときに蒲原さんなら力になってくれるって…」

蒲原「それは多分頭のいいもう1人の私に言ったんだろうが結果的にそういう風になってしまったみたいだな」ワッハッハ

咲「今は何より心強いです!それでこれからなんですが…」

蒲原「うーんこんな調子じゃ学校に行ったところで馴染める訳も無いからな…全国でも回ってみるか?」

咲「えぇ!?一体何を根拠に全国巡りなんか…」

蒲原「私も皆を治したいってのも有るし、こうも環境が変わっちゃうとやりづらくてな…どこかに逃げ出したい気分なんだよ」

咲「でもお金も無ければ泊まるところも…」

蒲原「あぁ金なら心配するな、何をやってたか知らないがもう1人の私はお金持ちらしい。ほら」ワッハッハ

咲「うわっ!!こんな大金どうやって…はじめの一歩とこち亀新品で買えるんじゃ…」

蒲原「美味しんぼもなー」ワッハッハ

蒲原「それじゃあまずは東から攻めよう。明日飛行機で北海道に飛び立つぞー」ワッハッハ

咲「なんでわざわざ北海道から…時間の無駄じゃないですか?」

蒲原「やってみたかったんだー日本縦断」ワッハッハ

咲「そんなこと言って…本当に大丈夫なんでしょうね…」

蒲原「任せておけ、ヒントは麻雀だよ」

咲「どうして麻雀なんかが…」

蒲原「咲は今日親御さんと話してきたか?」

咲「いえ、急いでたもので…」

蒲原「私は話したさ、するとどうだいつもとなんら変わりないこの蒲原智美の両親だった」

咲「え?それじゃあ…」

蒲原「そうなんだよ、私たちがもう1人の自分と入れ替わるタイミングは恐らく固体ずつではなく空間自体に干渉するんだろう」

蒲原「そして咲と私が共通しているものは住んでいる場所と麻雀、あとは美少女って位かな」ワッハッハ

咲「か、蒲原さんは私が知ってる蒲原さんですよね?あの頭がちょっと弱めの…」

蒲原「流石に心外だな、私だって年相応の頭脳くらい持ってるんだぞ?」ワッハッハ

咲「でも希望は出てきました!それなら麻雀の全国大会に出た高校を巡れば!」

蒲原「何か手がかりが見つかるかもな」ワッハッハ

咲(皆待ってて!今すぐ私が元に戻すから!)ゴッ!

蒲原「さぁやってきたぞ有珠山高校」ワッハッハ

咲「とりあえずは麻雀関係者を見つけないとですね!」

蒲原「わっはっはー早速鴨がネギ背負ってやってきたみたいだぞ」

咲「あ、あれは!?」

成香「皆さぁそんなに肩肘張っちゃって疲れないんですか?私もう無理なんですけど…」

爽「こら成香、淑女たるもの常に立ち居振る舞いには気を配るもの。そんな調子で立派な大和撫子にはなれませんよ?」

揺杏「流石ですお姉さま!それでこそ私の尊敬するお姉さまです!」

ユキ「あ~こるわ~!つるぺったんなお姉さま達にはわからないでしょうけどこれだけ胸が大きいと正直こるわ~笑」

誓子「お前のそれどう見たって誰にも需要が無いんだからさっさと切り落とせよ妖怪浮き袋」

爽「こら!チカさんもユキさんもいい加減になさい!年頃の生娘としての自覚を持ちなさい!」

咲「これは中々…」

蒲原「インパクトあるな~」ワッハッハ

咲「あ、あの~すみませんちょっとよろしいでしょうか?」

爽「あら?宮永さんではないですか、どのような御用でこちらに?」

咲「実は…」

カクカクシカジカ カン!カン!カン!

爽「う~んなるほど…私達はただ日常を過ごしてるだけですので、違和感など一切ありませんけど…」

ユキ「まぁ厨二病は誰にも分け隔てなく訪れるって事っすよ笑」

誓子「絶賛発祥中の肉だるまに言われるとかかわいそうに…心中お察しいたします…」

揺杏「ふ、二人ともやめようよぅ…仲良くしないと駄目だよぅ…」ジワッ

成香(あ^~揺杏ちゃんのマジで涙する5秒前たまらんっすわ~^^)ハアハア

咲「ま、まぁ覚えがが無いのなら仕方が無いです。ありがとうございました!」

爽「お役に立てず申し訳ありません、ですが岩手に行かれるのでしたら何か手がかりが掴めるかも…」

咲「宮守女子…確かにオカルトの集まりみたいな方々ですからね」アハハ

蒲原「じゃあ決まったな、次は岩手に向けて…」

蒲原「汽車で行くぞ!」ワッハッハ

咲「またまた飛んだよ!」

蒲原「宮守女子高校前だ~」ワッハッハ

咲「ここなら蒲原さんみたいに正気を保ってる人が居るかもしれませんね!」

蒲原「そうだな~、ん?なにか声がするな行ってみようか」ワッハッハ

白望「オラオラー!どけどけー!」

塞「姉帯豊音さまが通るって言ってんだよ!」

胡桃「地面の一部にされたくなかったら道開けろよ!」

エイスリン「Fuck!Fuck!」

咲「」カタカタ

蒲原「」ワハワハ

生徒A「キャッ!」ズサー!

白望「あぁん?てめぇ豊音さんのスカートに土埃付いちまったじゃねーか!?どうしてくれんだあぁん!?」

生徒A「も、申し訳ありません!申し訳ありません!」ガクガク

胡桃「姉さん!こいつどうしやしょうか!?」

豊音「・・・・」

エイスリン「Fuck!Fuck!」

咲「ちょ!?ちょっと待ってください!いくらなんでもやりすぎじゃ…」カタカタ

豊音「・・・・」ギロッ

咲「き、気が…しないでもない…かなぁと…でもやっぱり本人の自主性を尊重するというか…」ガタガタ

豊音「あれ!?宮永さんだーー!!こんにちはー!ねぇねぇ!今日はどうして岩手に来たのー!?私チョー嬉しいよ~」キラキラ

咲「あ…あれ…?」ヘナヘナ

塞「ま、また姉帯さんの発作が始まっちまった!?」

白望「ちっくしょう!三日前からどうしちまったんだ!?」

胡桃「岩手の人食いバーバリアンと呼ばれた姉さんはどこ行っちまったんだよー!」オーイオイオイ

豊音「もー!皆ずっとこんな調子なんだよ?もう疲れちゃって喋らなかったらどんどん皆が避けていくんだよ~…」グスン

咲(いやいや…そりゃ身長!197でこんな取り巻きが居たらヤンキーも逃げるよ!)

咲(てかなんだよ人食いバーバリアンって!特攻の拓でももうちょっとマシなキャッチコピー付けるわ!)

咲(凶悪さをアピールしようとしてるんだろうけど、それもうただの悪口になっちゃってるから!!)

豊音「ほぇ~!それで皆の様子がおかしかったんだ~!」

咲「はい、ですから今全国を回って私達と同じ様な境遇の人を探して回ってるんです!」

豊音「え?私達って宮永さんの他に誰か居るの?」

咲「あれ?蒲原さんもこっちに…」

蒲原「」ワハワハ

咲「…立ったまま気絶してる!!」

・・・・・・・で

豊音「ごめんだよ~!!私のせいで気絶させちゃって!!」

蒲原「いや~昔から吸血鬼が苦手でな~つい意識を手放してしまったよ」ワッハッハ

咲「それで…姉帯さんにも出来れば付いてきてもらえればな~と…」

白望「待ちな!その人をは私らの大事なお頭なんだ!連れて行かせる訳には…」

豊音「黙りな!!」

白望「」ビクッ!?

咲「え?え?」

豊音「あんた達アタイのやろうとしてる事にケチつけようってのかい!?」ギロッ!

胡桃「い、いえそういう訳じゃ…」

豊音「だったらアタイが何をしようが勝手だろ?」ギロギロッ!

塞「で、ですが…」

豊音「返事!!」クッチマウゾ!?

一同「ハ、ハイ!!」

豊音「さ、行こうか宮永さん蒲原さん♪」キラキラ

咲(ひ、人食い)カタカタ

蒲原(バーバリアン…)ワハハハハハ

豊音「?どーしたのー?二人ともー」

咲「な、なんでもありません!」

蒲原「すすすすすぐにいきまままままままままま…」ガクッ

咲「蒲原さーん!?目を開けて!!カムバーック!!蒲原だけに!!なんつってー!!」ブンブン

豊音「あはははははー!!二人ともチョー面白いよー!!」キャッキャ

咲(こうして岩手県では姉帯さんが私達の旅に同行してくれる事となった…そして次の行き先は)

咲「いざ!」

豊音「東京!」

蒲原「出発進行ー!!」ワッハッハ

咲「でも東京ってお姉ちゃんの通ってる白糸台と辻垣内さんの通ってる臨海の2つの高校があるけどどっちに行くんですか?」

蒲原「まぁ結局どっちも行くから順番は関係無いんだけどなー」ワッハッハ

豊音「私はどっちでも色んな人に会えるから楽しみだよー!」ウキウキ

咲「じゃあ先に臨海に行っても良いですか?」

蒲原「かまわないけどどうしたんだ?お姉さんに会うのが恥ずかしくなっちゃったかー?」ワッハッハ

咲「まぁなんていうか…はい///」カアッ

豊音「わー!宮永さんちょーかわいいよー!!」ナデナデ

咲「あ、姉帯さんだってちょーかわいいですよー!///」

豊音「わわっ!私なんて大女だし全然かわいくないよー!///」テレッ

咲「そんなことないですよ!姉帯さんはちょーかわいいですよ!」

豊音「もー宮永さん照れるよー///」エヘヘ

蒲原(どうせ私はかわいくないよー…)ワッハッハ

咲「蒲原さんもちょーかわいいですよ!」

豊音「ちょーかわいいよー!」

蒲原「ワ、ワハッ!?///あ、ありがとう…///」テレテレ

咲豊音(ちょーかわいいよ~!)

蒲原「さぁ着いたぞ~ここが臨海女子だ」ワッハッハ

豊音「わ~!早く色んな人に会いたいなー!」ワクワク

咲「本当に外国の人がいっぱいだね、ここからあの5人を探すのは中々…」

豊音「早速見つけたよ~!」

咲「流石高身長!?」

蒲原「それじゃあ行ってみようか」ワッハッハ

咲「すみませーん、辻垣内さんですよね?少しお話を…」

智葉「ん?宮永じゃないか、今日も可愛いじゃないか。お茶でもどうだ?」ススッ

咲「うわ近っ!?しませんよ!それより臨海の生徒の中で最近おかしくなったりしてる人はいませんか?」

智葉「おかしくなった人か…もしかしたら私かもしれんな…」

咲「え?辻垣内さんがですか?」

智葉「あぁ…宮永の事を見ていると胸がドキドキしてきてな…これはまさしく運命の出会いを告げる…」

智葉「シグナルなんじゃないかってさ?」ウインク☆

咲「うわ予想以上にうざい」

蒲原「声に出てるぞー」ワッハッハ

咲「そういえば他の方々の姿が見えないですが…」

智葉「あぁ、皆帰省してるんだよ。麻雀留学をしている生徒にはインターハイが終わった後少し長めの休みが与えられるんだ」

豊音「そっかー…サインいっぱい貰えるかと思ってたのにちょっと残念だよー…」シュン

智葉「それじゃあお嬢さん!私が代わりにサインを貰っておきましょうか?」キリッ

豊音「ほんとー!?じゃあお願いしようかなー?」

智葉「それでは電話番号メールアドレスをここに、LINEやってる?やってたらそれもここに…」ハアハア

咲「姉帯さん行きましょう時間の無駄です。サインなら白糸台でいっぱい書いて貰いましょう」

智葉「あ!待って!待ってくれマイスイートハニー!!」アオーン!

蒲原「他のメンバーが帰省中で良かったな、流石に捌ききれないぞ」ワッハッハ

咲「とにかく次は白糸台に行きましょう!なんだか無事な人が居る気がするんです!」

蒲原「おっ?女の勘ってやつか?」ワッハッハ

咲「というより…姉妹の勘…ですかね?」

豊音「えー!?じゃあチャンピオンが一緒についてきてくれるの!?ワクワクするよー!」

咲「いやまだわからないけど、なんとなくそんな気がするんだ…」


智葉(抗ってみろ宮永。この世界を受け入れられないお前たちがどこまで行けるか楽しみにしているぞ…!)

咲「さて…来てしまった白糸台高校…」ソワソワ

蒲原「どうしたんだー?やっぱりやめとくかー?」ワッハッハ

咲「い、行きますよもちろん!」ギクシャク

豊音「宮永さん!手と足一緒に出てるよー!?」アセアセ

蒲原「こりゃかなりの重症だな」ワッハッハ

咲「と、とりあえず許可を取って部室まで行きまれうりょう!」

蒲原「後半何言ってるかわからないぞー」ワッハッハ

豊音「ど、どうしよう…私まで緊張してきちゃったよー!」アタフタ

蒲原「おいおい頼むぞー二人とも、とりあえず私が許可を取ってくるからちょっと待っててくれー」ワッハッハ

咲(お姉ちゃんと仲直りは出来たけど、それ以来一回も会ってないから逆に緊張しちゃうよー!)

咲(どうしよう…何喋ればいいんだろう!す、好きな食べ物?違う!将来何人子供が欲しいか?姉妹の会話じゃない!)

咲(だめだー!盛り上がりそうな会話が思い浮かばないー!逆にテンションをめいっぱい下げて行くって手も…)

蒲原「1人で何考え込んでるんだー?」ワッハッハ

豊音「葛藤中だよ!」フンス!

蒲原「さぁ、ここが部室らしいぞ」ワッハッハ

咲「か、蒲原さんお先にどうぞ…」

蒲原「私は遠慮しとくぞー」ワッハッハ

咲「で、では姉帯さんどうぞ…」

豊音「宮永さんにお譲りするよー!」

咲「くっ…!これが後輩いじりってやつか…!」

蒲原「いやそれは全然違うと思うぞー。さっさと開けようか」ワッハッハ

咲「な…南無三!!」ガラガラ!

淡「それで私思ったんです、選挙権の有無は年齢で決めるのでは無くその人が如何に国の法律やシステムを理解しているかで与えるべきだと。」

咲「淡ちゃんアウトー!」

誠子「ふむふむ、つまり鼻くそだな」

咲「亦野さんおもっくそアウトー!」

尭深「…お客さんですか?」

咲「!?はい!お客さんです!」(まだ油断は禁物!)

尭深「待ってて、今アッサムティー淹れてくるから」トコトコ

咲「こ…これは!?」チラッ

蒲原 フルフル

咲「わ、わかりにくいけどアウトー!」

咲「あと二人…一体どこに…」

尭深「弘世部長は隣の部屋で練習中」

咲「よし!やっぱり頼みの綱はシャープシューター!失礼しまーす!」ガチャ

菫「華の香りに誘われて!寄ってきたのが運の尽き!悪さをしているいけない子には!私がお仕置きしちゃうんだから☆」

菫「花咲く乙女の純情♪ミラクルすみれっち☆華麗に参上(はぁと」キラリン☆

咲「」

菫「うん、やっぱりこれが一番しっくり来るな。ビデオをセットしてもう一回…」

咲「あ、あの…」

菫「ん?あぁ照の妹さんじゃないか。いらっしゃい」

咲「あの…今のは?」

菫「今のは私がいつ魔法少女になっても良いように練習してたんだ。どうだった?」

咲(練習ってこれかよーー!!しかもどうだった?ってそりゃかなりキツかったよ!衣装までしっかり着ちゃってしかもそのデザインがプリティーなんだもの!)

咲(確かに綺麗な人が美少女戦士になるのはわかるんだ?でも弘世さんそれキュアッキュアですものー!!お声が非常にウィスパーですものー!!)

豊音「ちょーかわいかったよー!!」キラキラ

咲「!?」

豊音「私も昔魔法少女になりたくっていっぱい変身の練習してたんだ…でも小さい頃から背が大きかったから心の中ではとっくに諦めてたんだ…」

菫「姉帯さん…といったね?魔法少女に必要なのはかわいさだけでは無いよ。皆を守れる強さ、最後まで諦めない心、そして…」

菫「心だよ…」フッ!

咲(溜めた末に心を二回言ったよこの人)

豊音「ちょーかっこいいよー!」キャッキャッ!

咲(こいつら…どうかしてるぜ!!)

菫「さぁ!君も一緒に魔法少女になろうじゃないか!」

豊音「で、出来るかな?こんな私にも…」

咲(小芝居始まっちゃったよ…)

菫「感じるんだ!君の中に眠る魔法少女の魂を!」

豊音「…見えた!私も…魔法少女に!!へんしーん!」シャランラ-ン!

豊音「豊かに育ったこの大地を!むやみに踏み荒らす愚かな民よ!ガイアのこの悲痛な音色を聞け!」ギュオーン!

豊音「貴様らの血肉を持ってして!この星の供物としよう!猛るガイアの守護者!豊音デスサイズ!神に代わって粛清よ★」デデドン!

豊音「ど、どうだったかな…?///」テレッ

咲「単純にこえーよ!!変身時の効果音あれ悪の幹部だよ!!セーラームーンっていうよりシャドームーンだよ!!」

咲「あと随所に散りばめられてる厨二フレーズは完全に魔法少女とは無縁な世界のお話だよね!?視聴者全員供物にする気なの!?」

咲「しかもデスサイズに至ってはもはや死神公言しちゃってるよー!!これで立派な背向の豊音だね☆ってバカヤローウ!!」

菫「照の妹は良く喋るんだな…」

咲「おかげさまで休まる時がないよー!」グオオオオ!!

咲「ハア…ハア…なにか忘れているような…」

淡「人は潜在意識の中で何か少しずつ忘れていくものだよ」

咲「そういう概念的なものじゃないよ!」

蒲原「宮永照が見当たらないぞー?」ワッハッハ

咲「そうだ!お姉ちゃんは今どこに!?」

菫「あぁ、照なら数日姿を見ていないなぁ…行き先も告げずいなくなってしまった」

咲「えぇー!?はぁ…お姉ちゃん…どこに行っちゃったんだろう…」

蒲原「まさか白糸台でも収穫がないとはなー」ワッハッハ

尭深「収穫?」ガタッ!

咲「大丈夫です、座っててください」

蒲原「となるといよいよ関西に上陸だな」ワッハッハ

咲「関西…奈良ですね!」

誠子「オナラ?」ガタッ

咲「座ってろ!小学生!」

咲「なんだかどっと疲れちゃった…」ハア

豊音「サインもいっぱい貰っちゃったし弘世さんと遊べたし、ちょーたのしかったよー!!」ルンルン

蒲原「まぁ今日は宿でゆっくり休めばいいさ、奈良まではかなり長いからな」ワッハッハ

咲「日本って結構広かったんですね…」

蒲原「一日に二校回った位でへこたれてちゃ関西のハードスケジュールに付いていけないぞー」ワッハッハ

豊音「えーっと、阿智賀と姫松に千里山かー!わくわくしてきたよー!」

咲「駄目だ…とても身が持たない…」

蒲原「突っ込まなければそんなに疲れない筈なんだけどなー」ワッハッハ

咲「どうしても口が勝手に動いちゃうんですよー!」シクシク

蒲原「因果なものだなー」ワッハッハ

豊音「それじゃあ今日はゆっくり変身のポーズ考えようっと!」キラキラ

咲「やめて!姉帯さんが飛び跳ねると下の階から苦情が来ちゃうよ!」アセアセ

蒲原「辛辣通り越して罵倒の域だなー」ワッハッハ

豊音「むー!私そんなに重たくないもん!えいっ!」ムギュウ

咲「あ、姉帯さん!お…重っ…」グエッ

豊音「罰として宮永さんはしばらくこのまんまだよ!」プンプン!

咲「」チーン

蒲原(にぎやかだなー)ワッハッハ

咲「それじゃあ早速関西上陸でんがな~!」

蒲原「ワハハでまんがなー」ワッハッハ

豊音「なんでやねんだよ~!」

咲「さぁ関西の人に怒られる前にやめとくよ!」

蒲原「一気に阿知賀に向かえば良い訳だな」ワッハッハ

豊音「ごーごーだよー!」



咲「やってきました阿知賀女子!」

蒲原「あそこで畑を耕してるのが松実宥さんだな」ワッハッハ

豊音「タンクトップで作業なんてワイルドだねー!」

咲「もはや完全にやられちゃってるね、他の人がどこに居るのか聞いてみようか」

咲「すみませーん…」

宥「あれー!?宮永さん!?はるばる長野までお疲れ様ですー!!」プルン

咲「声でかっ!乳でかっ!こんなものをタンクトップで見せられたら自分の無力さを痛感させられるよ!」ツルペッターン

宥「いやー!!最近ますます暑くなってきて制服なんか着てられなくって!!」プルルン

咲「アイデンティティーを全て失ってしまうとは…気の毒に…」

宥「他の皆は部室に居るはずだから行ってみれば良いんじゃないかな!!」バルン

咲「情報及び惜しまぬ乳揺れのサービスありがとうございました…」ベルリンの壁西側

蒲原「私達へのダメージもなー」ワッハッハ 東側

豊音「?」たゆん

咲蒲原「チッ!」


咲「部室の中から話し声がしますね。どうやら皆さんお揃いの様で」

蒲原「すばらだな」ワッハッハ

豊音「すばらだよー!」スバラッ!

咲「おじゃましまーす」ガチャッ

玄「やっぱり日本文学を語る上で太宰治の名前は外せないよね!」メガネクイッ

穏乃「そうですね、次点で宮沢賢治ですかね…」メガネクイッ

憧「?二人ともそれ有名人?テレビで見た事有るかなー…」

灼「ねぇ憧ー!帰り洋服買って帰りたいんだけどさー、新作のバッグかなりいけてるんだよねー!」

咲「本部!阿知賀女子全滅確認!これより撤収作業にかかる!」

蒲原「阿知賀女子麻雀部に敬礼!」ワッハッハ

豊音「けーれー!」ビシッ!

>>62
しまった~い!!
脳内で長野からに変換お願いします!

咲「さて…阿知賀の死亡を確認したところで次はどっちに…」

晴絵「ん?君は確か清澄の大将の宮永さん?そっちは宮守の…」

咲「あ、赤土さん!!」(そうだった!阿知賀にはまだ…)

晴絵「ん?私になにか用だった?」

咲「赤土さんに少し相談が!」(阿知賀のレジェンドが居る!)

晴絵「私に解決出来そうな事なら…何でも言ってくレジェンド!!」ビシッ!

咲「何もありませんでした失礼します」スタスタ

晴絵「あ!待ってくレジェンド!もっと私を頼ってくレジェンドーー!!」



咲「無駄足と呼ぶに相応しい高校だったよ。特にあの前髪アブソル女め…」ギリッ

蒲原「おいおい荒みすぎて悪口しか言ってないぞーもっと前向きに行こう」ワッハッハ

豊音「そうだよー!もうすぐ千里山にも着くし切り替えていこー!」

咲「…そうですね関西の中で誰かまともな人が居れば良いんですが…」

蒲原「どうだろうなーまぁ今は祈るしかないな」ワッハッハ

咲「気を取り直しまして千里山高校ー!」

豊音「イェーイ!ドンドンパフパフー!」

蒲原「たこ焼きうまいぞー」モグモグ

咲「でも千里山って他の高校に比べると極端に変わる人が多い気がするんですが…特に先鋒の」

怜「155…156…157…」フッフッ

咲「…あの人ですよね間違いなく。あのスクワットしながらうさぎ跳びしてる人」

怜「邪魔や!筋トレしてるやつの道塞ぐ馬鹿がどこにおんねん!!」フッフッ

咲「あ、すいません…」スッ

怜「ったくこれだから田舎もんは…」フッフッ

蒲原「さぁ、中に入ろう。彼女は元に戻ったとき筋肉痛で死の淵を彷徨うだろうから…」ワッハッハ

豊音「惜しい人を亡くしたよ…」

咲「千里山…恐らくあの人はまだ…!」

蒲原「誰か心当たりがあるのかー?」ワッハッハ

咲「えぇ…あの人はこんな事で変わる人じゃないはず…」

咲「お邪魔しまーす」ガチャッ

泉「邪魔すんなら帰ってやー」

咲「うるせーカンすんぞ」ゴッ

泉「ヒィッ!?すんません!!」カタカタ

蒲原「もはや押し入り強盗だn-」ワッハッハ

浩子「ようこそいらっしぃました、今日はどういった御用で?」

セーラ「浩子ちゃん知らない人だよぅ…」ビクビク

浩子「大丈夫です、セーラはうちが守ったるから安心せぇ!」キリッ

セーラ「浩子ちゃん///」ダキッ

咲「清水谷さん、あなたに聞きたいことが」

竜華「はぁ…筋トレする怜も可愛いわ~///」

咲「あの、清水谷さん…」

竜華「後にしてー私今は怜ウォッチングに忙しいねん」

咲(やっぱりこの人は…)

咲「清水谷さん、あなたの周りで様々な人が明らかに変わってるのはもうご存知ですよね?」

竜華「あーしっとるけどそれがどうかしたん?」シレッ

咲「あなたはこのままで良いと思ってるんですか?」

竜華「ええんやない?うちは怜が元気になったのが一番嬉しいし他の皆もなんや幸せそうやし別にええやん」

咲「あなたは今の園城寺さんがあなたと一緒に過ごした園城寺さんだと思ってるんですか?」

竜華「怜がどんな風に変わろうと怜は怜や、それだけでうちはどうでもええねん」

咲 ゾクッ!

竜華「もちろん前みたいに病弱になったらまたうちが看病したるから元に戻したいんやったら勝手にしてええで」

咲「そうですか…失礼しました」


蒲原「いやーあれにはビックリしたなー」ワッハッハ

咲「インターハイ準決勝で清水谷さんは園城寺さんが見えるとか言ってたみたいですからね。普通の人だとは思ってませんでしたが…」

咲「まさかあそこまで狂ってるとは…」

豊音「でも清水谷さんの言ってたみたいに、この世界が変わっちゃった事で誰かが幸せになってるかもしれないんだよね…」

咲「そんなの元の世界でも一緒ですよ。幸せな人も不幸な人もいる、ただこの世界は私の知ってる世界じゃないんです」

咲「そんな世界で幸せを掴んでも私には偽者でしかないんです…だから」

咲「私はこの世界を壊したい…!」

蒲原「いよいよ関西最後の刺客、姫松にやってきたぞー」ワッハッハ

豊音「末原さん元気かなー?」

咲「失礼いたします!」

漫「さぁ、足開いてもらいますよ末原先輩?」

末原「うぅ…漫ちゃんもうこんな事…ひゃうん!!」ビクッ

漫「あんまり動かんでくださいよ?あーあ、先輩のココもうこんなになってますよ?」

末原「あ、あんまり言わんとって///恥ずかしいわ///」

咲「な…なななな///」

豊音「わわっエッチだよー///」

蒲原「姫松は進んでるなー」ワッハッハ

漫「あれ、清澄の。あんた達も見ますか?末原先輩のあられもない姿」ニヤッ

咲「何やってんの!?部室でそんな破廉恥なこと許される訳無いでしょ!?///この変態!変態!」カアッ

漫「変態って…これ教えてくれたの宮永やんか?」

豊音「宮永さんがそんなエッチな子だとは思わなかったよ///」モジモジ

咲「それはこっちの私だから!誤解しないで!!」

漫「まぁ遠慮せんで見てくださいよホラ」スッ

咲「キャッ!!///」チラッチラッ

咲「あ、あれ?」

漫「デコじゃ面白くないからミスしたら太ももに正の字を書いたらどうかって言ったのは宮永やんかー」

漫「おかげさまで楽しませていただいてますわ!」

末原「うぅ…恥ずかしい///」ハアハア

咲「もう、わかってるのに演技するのは疲れちゃうね?姉帯さん」ダラダラ

豊音「まったくだよー、オチをつけるこっちの身にもなって欲しいよね?宮永さん」ダラダラ

蒲原「邪念の塊だなー」ワッハッハ

咲「そ、それより他の方達は?姿が見えないようだけど…」

漫「主将と絹ちゃんはから揚げやー言うて帰りましたよ。真瀬先輩は花壇にお水やってるんじゃないですか?」

咲「!?その聖人っぷり!真瀬さんは普通っぽいですね!いざ花壇へ!」シュバッ!

豊音「お供するよ宮永さん!」シュバッ!

蒲原「恥ずかしさのあまり早くここから逃げ出したかったんだなー」ワッハッハ

漫「さぁ先輩早く口で知恵の輪を外してください。出来なきゃまたお仕置きですよ?」

末原「そんなん出来るわけないやん…///」ゾクゾク

蒲原(少し爛れすぎじゃないかー?)ワッハッハ

咲「到着!ターゲット確認!」

豊音「突撃ー!」

真瀬「な!?なになにー!?」ビクッ

咲「あの真瀬さん!今ですね!」

真瀬「か、勘違いしないでよね!」

咲「えっ?」

真瀬「私はただ、この花が枯れる薬を手に入れたからあげてただけなんだからね!!」

真瀬「絶対枯らして見せるんだから!」ツーン

咲「かわいいけども…」

豊音「うん、ちょーかわいいけど…」

真瀬「か!///かわいいってなんなのよ!そんなお世辞言ったってこの花を枯らすのはやめないんだから!!」

真瀬「でも…あ、ありがと///」デレッ

咲「写真だけ撮って帰ろうか」カシャッ

豊音「うん、記念だね」カシャッ

蒲原(追い付いたと思ったら撮影会が始まってるぞー)ワッハッハ

咲「んもー!結局関西も無駄足だったよー!」プンスコ!

蒲原「まぁまぁ、後は九州の二校だけなんだから気張っていくぞー」ワッハッハ

豊音「でも手がかりがまったく集まって無いのに本当に元になんか戻せるのかな…」

咲「もう行くしかないよね…次は新道寺だよね…」

豊音「うぅ…行きたくないよー!」ガタガタ

蒲原「どうしたんだ急に、なにか嫌なことでもあったのかー?」ワッハッハ

豊音「だ、だってぇ…新道寺の花田さんってとってもいい人だったから、もしあべこべになってたら…」

咲「あのぐう聖があべこべに…」ゾクッ

蒲原「もしかしたらもう警察に捕まってる可能性が…」ワハ…

咲「…行きます?新道寺」

豊音「い、一応行ってみない事には…」

蒲原「ちらっと覗くだけ…」

咲「窓ガラス割れてたりしたらすぐ帰りましょうね?ね?」

蒲原「よし、気を引き締めて行くぞ新道寺…」

咲豊音「おー…」

咲「はい…来ました新道寺…」

豊音「ガラスは…割れてないね…」

蒲原「いや…実はもう中が占拠されてる可能性が…」ワハ…

咲「蒲原さん先行ってくださいよ…」

蒲原「いやいやここは豊音に行って貰おう…人食いバーバリアンだし…」

豊音「えー!?私まだ死にたくないよー!!」

哩「あんたら校門の前でなんしよーとか…?」

咲「し、新道寺の部長さん!!良かった!まだ生きてたんだ…」ホッ

哩「はぁ?ようわからんけどうちになんか用でも有るんか?」

咲「それが…」

カクカクシカジカ

哩「ほー、そんな話ば私に信じろ言うんか?無理な話よ」

咲「でも新道寺の中にもおかしくなった人は居るはず…」

哩「もうよかよ、部室ば案内するけん気が済んだら帰りんしゃい」スタスタ

咲「…どう思いますか?」

蒲原「嘘をついてる様には見えないが誰一人異常が無いなんて今まで無かったからなー」ワッハッハ

豊音「これはこの高校が怪しくなってきたよー…」

咲「とにかく行ってみましょう…」

哩「ほらここばい、入ってきてよかよ」ガチャ

姫子「ぶちょー!お帰りなさい、もう用事はよかですか?」

哩「あぁもう済んだとよ。それとお客さんばい、はよ入ってこんね」

咲「お、おじゃまします…」ビクビク

煌「おや~?宮永さんじゃないですか!和と優希がいつもお世話になっています!」スバラッ!

咲(あ、あれ?ほんとに普通だ…)ホッ

仁美「ほいでわざわざこんな所ば来てどうしたとね?」

哩「それがな…」


姫子「あっはっはっはっは!!wwwwwwwwwwwwww」

仁美「花田が警察に!?wwwwwwwwwwww」

煌「警察の方にお世話になったことなんて今まで一切ありませんでしたねー」スバラッ!

美子「でも実際他の高校がそうなってるとしたらなんでうちだけ皆無事なんやろうか?」

咲「それはよくわかって無いんです…何か知ってる事なんかないですか…?」

哩「あいにく今の今までそんな事が起きてるなんて知らんかったけん話せることなんかなんも無かよ」

咲「そう…ですよね」

煌「まぁまだ永水には行ってないみたいですし、それでも駄目だった場合またここに来て下さい!なんでも力になりますよ!」スバラッ!

咲「すばらさん…」ジーン

煌「花田ですけどね」スバラッ!

咲「それでは皆さん失礼します…ご迷惑お掛けしてしまい申し訳ありませんでした」

豊音「疑ってごめんだよー…」

蒲原「また別の機会にお詫びも兼ねて伺うぞー」ワッハッハ

哩「もうよか、それより気ぃ付けて行ってきんしゃい」

煌「そんな暗い顔はすばらじゃ無いですよ~?もっと笑って行きましょう!」スバラッ!

咲「はい!すばらさんも長野に帰ってくる事が有ったら遊びましょうね!」

煌「花田ですけどね」スバラッ!

蒲原「それじゃあ皆行くぞー」ワッハッハ

豊音「あれー?その車どうしたのー?」

蒲原「ちょっと金銭面がギリギリになってな、レンタカーを借りてきたんだ」ワッハッハ

咲「そうなんですか、て言うか蒲原さん車運転出来たんですね!」

蒲原「まぁちまたでは有名な走り屋なんだぞーさぁ乗った乗ったー」ワッハッハ

咲「それでは皆さん、さようならー!」

豊音「よーし!いよいよ最後だね!気合入れて行こう!」フンス!

蒲原「じゃあ出発するぞー」ワッハッハ

ぶるるるるるるん!!

咲「いやー蒲原さんって免許取って間もない筈なのに運転上手なんですねー!」

豊音「なんだか寝ちゃいそうなくらい快適だよー!」

蒲原「ん?あれ?おっかしいなー…普段ならもっとスピードが出る筈なのに…」ウーン

豊音「さて、ラジオでも聞こうかなー!調度今プロのラジオやってるんだよね~今日は誰かな?」ジジジッ

理沙「野依理沙のー!オールナイトニッポーン!」~~♪

咲「うわぁ…プロまで変わっちゃってるよー」

豊音「でも野依プロがこんなに喋ってるの新鮮でちょーおもしろいよー!」

理沙「さぁそれでは一枚目のお便りでーす、P.N「みさきち三平」さんからいただきました。いつもありがとう!」

理沙「野依プロは寝る時の服装はどうしてますか?私はワンピースで寝てます。今想像しましたね?えっち///」

理沙「という事でね、聞いても無い情報どうもありがとう。野依プロはねー寝るときはTシャツとハーフパンツかな?」

理沙「後昔から使ってるクマのぬいぐるみを抱いて寝てますね。あれが無いと寝れなくてね~知ってます?『クマのぷんすこ』って言うんですけど」

咲「かなり饒舌だね…もうほとんどラジオDJだよ」

豊音「うん…録音しとけばよかったよー!」

蒲原「おーいそろそろ宿に着くぞー」ワッハッハ

咲「ふー…今日も疲れちゃったなー」ノビー

蒲原「まぁそれも恐らく今日で終わりだ。鹿児島に行っても解決しなかったら私達もお手上げだからな」ワッハッハ

豊音「笑ってる場合じゃないよー!そんな事になったら私いやだよー!」プンスコ!

蒲原「まぁやってみないことにはどうしようもないさー」ワッハッハ

咲「そっか…もし元に戻ったらこの旅も終わっちゃうのか…なんだかちょっと寂しいですね」アハハ

蒲原「まぁまたいつかしようじゃないか。今度はもっと大勢で賑やかにな」ワッハッハ

豊音「それちょー楽しそうだよー!絶対やろうねー!」ワクワク

咲(初めは不安しか無かったのに今は離れ難くなっちゃった…)

咲(でもやっぱり終わらせなくちゃいけないんだ!こんなこと…だから)

咲 スースー

蒲原「なんだもう寝ちゃったかー」ワッハッハ

豊音「宮永さん疲れてたもんねー。私達も明日に備えて寝よっか!」

蒲原「あぁ、そうだな。おやすみ」ワッハッハ

蒲原(私の予想が正しければ今回の事件は鹿児島が必ずなにか手がかりを握ってるはずだ。もしくは人為的に引き起こされたんだろう)スヤスヤ

蒲原(ただ理由がわからない。こんなことを引き起こすメリットは?そして一体誰がこんな事を…)グーグー

豊音(蒲原さんの寝言ちょーうるさいよー…)グスン

咲「さぁ皆さんおはようございます」

蒲原「おはよう、よく眠れたかー?」ワッハッハ

豊音「蒲原さんの寝言がうるさくて全然眠れ無かったよー!」

咲「へー今まで寝言なんか全然無かったのに珍しいですね」

蒲原「まぁいずれにせよ申し訳なかったな、行きの車内でゆっくり眠ってくれ」ワッハッハ

咲「それじゃあ皆さん…行きますよ!」

豊音「これで終わってくれる事を祈るよー…」

蒲原「そうだなー日本列島を制覇してる訳だからそろそろ勘弁して欲しいな」ワッハッハ

咲「しゅっぱーつ!」

蒲原「しんこー」ワッハッハ

豊音「ごーごーだよー!

ぶるるるるるるるるるん」

咲「来ちゃった!鹿児島!」

蒲原「いよいよここで最後だなー」ワッハッハ

豊音「運命やいかに!ってやつだねー!」

咲「それではまず一つ気になる事があります!」ビシッ!

豊音「はい!宮永さんどうぞ!」

咲「見知った後姿がいくつか見えます!それも身近な!」

蒲原「やっぱり幻覚じゃなかったかー」ワッハッハ

咲「すみませーん!お話よろしいですかー!」スタスタ

照「すみません、今日はオフなので取材はまた別の日に…」ニコッ

衣「テルはやはり人気者なのだなー!」

純「取材っつーか…」

咲「宮永照さんはこんな所で一体何をなさってるんでしょうか~?」ニコッ

照「」ニコニコ

照「逃げろー!!」ダッ!

衣「純はしれー!」ライドオン!

純「なんなんだよ一体!!」ダッ!

咲「待てーーー!シュバッ!」

蒲原「なんだってあの三人が一緒に居るんだ?龍門渕とチャンピオンに接点が見当たらないんだが」ワッハッハ

咲「今私達から逃げてるって事は何か事情を知ってるって事です!今はそれだけで十分!」

豊音「遅れちゃったけど追い付けるのかなー!」

咲「大丈夫です!もうすぐ…」

照「はぁ…はぁ…」コヒューコヒュー

純「おい!?スタミナ無さすぎんだろ!!」

照「運動は…無理…」ガシッ!

咲「つーかまーえた」ニコッ

照「あばばばばばばばば…」ガタガタ


霞「あらあらまぁまぁ…一体なんの騒ぎかしら?」

照「い、石戸さん!」ウルウル


洋榎「ほんまや!うるさくて起きてられんわ!」ドン!

絹恵「寝てられんやろ?お姉ちゃん」ビシッ


豊音「わわっ!凄い人達ばっかりだよー!」キラキラ

咲「いよいよどういうことか説明してもらう必要があるね…」

照「はい…」ガックシ

咲「それじゃあ洗いざらい話してもらうよ」

照「ねぇ咲…ほんとに話さなきゃ…」

咲「駄目に決まってるでしょうが!なんなのこの異様な組み合わせは!気になってしゃーないよ!」

洋榎「ほー清澄の!えぇツッコミや!」グッ!

咲「さして重要じゃないところをクローズアップしないでよ!話が進まないよ!」

絹恵「ライバル出現…か」ゴクリ

咲「こっちから願い下げだよー!早く事情を説明しろって言ってんだよー!」

霞「まぁまぁ宮永さん、ぶぶ漬けでもどうぞ?」

咲「さっそく帰らせる気かよ!しかも京都ならまだしも鹿児島にそんな文化は無いよ!」

衣「エビフライセット1つ下さい!」

咲「私をなんだと思ってるんだよー!一流のシェフでも無から作り出すのは不可能だよー!」

咲「お前らどんだけボケ倒す気だよ!今までの苦労返せよーー!」

照「苦労って何か大変な事でも有ったの?」キョトン

咲「お前らがなんかやって皆あべこべにしたんだろー!目的と解決方法を簡潔に述べろよー!!」

照「えっ」

咲「えっ?」

照「あべこべって…石戸さん…」

霞「えぇ…まずい事になったわね…」

咲「え?なにそれ?ボケ?ボケだよね?」

霞「皆さん、ここに来るに到った経緯を詳しく教えて貰えるかしら?」

それから咲達は皆の性格などがあべこべになり、各都道府県を巡りここにたどり着いた経緯を話した

霞「…なるほどそういう事だったのね…」

洋榎「なんでや…なんでそんな事に…」

咲「え…?もしかして今回の件って皆さん関係が…」

照「いやバッチリあるんだけどね…」

咲「おい今の申し訳ないって思った私の気持ち分殴らせろ」ビキビキ

照「待って!順を追って説明させて!?」

洋榎「あれはそう…ウチらがまだ出会っていなかった頃の話や…」

衣「衣たちの下に一通の便りが届いたのだ…」

咲(話すんなら最初っから素直に話せばいいのに…時間の無駄だよ)

以下回想

照「バストの大きさ悩んでいませんか?心とブラの隙間埋めます、詳しくは鹿児島にて?」

照「くだらない…胸の大きさが一体なんだと言うんだ…」

照「もっとも醜い者は乳の無い者ではなく乳の大きな者を憎む者である…ふふっ後で詩集に書いておこう」

ガラガラッ

尭深「あ、宮永先輩いらしてたんですね?」

照「あぁ尭深か、今日は菫と一緒に指導を…ってなんで体操着なの?」

尭深「前の授業が体育で着替える時間が無かったので…ここで着替えても良いですか…?」

照「あぁそうなの、別に構わない」

尭深「すいません…よいしょ」ブルン!

照 !?

尭深「よいしょ…み、宮永先輩…そんなに見ないで下さい///」たゆん

照「あ、あぁごめん…」

照(あの乳力…もはや暴力だ!)

菫「おう照、早いな。尭深はどうしたんだ?服なんか脱いで」マジマジ

尭深「み、見ないで下さい///」プルルン!

菫「それにしても尭深は胸が大きくて羨ましいな…」

尭深「そんなこと…それに最近ちょっと太っちゃって…///」

菫「いやー実は私も最近…照は良いな、食べても太らなくて」

照「」グサッ

尭深「ほんと宮永先輩はスタイルが良くて羨ましいです…」バイン

照「」グサグサッ

照「菫…ちょっと出かけてくる」スッ

菫「はぁ?どこに」

照「ちょっと希望を見付けに…」スタスタ

菫「???」

照(ボインボインのたゆんたゆん!!)

宮永照編 カン!

衣「なんと…乳房を大きくする方法が有るだと…?」

衣「これで衣もノノカみたいに大きくなって大人のお姉さんになれるんだな!!」

衣「ハギヨシ!」

ハギヨシ「ここに」シュタッ

衣「衣はしばらく留守にする。透華達にはくれぐれも内密にな」

ハギヨシ「ですが衣様御一人では食事の御用意をするのに多少お手間がかかるかと…」

衣「むぅ…そんな事…」

ハギヨシ「ここは井上様とご一緒に行かれてはいかがでしょうか?」

衣「…そうする」

ハギヨシ「ではそのように…出発の準備が整いましたらお声掛け下さい。では」シュバッ

衣(待っていろ皆!大人になった衣を見せてあげるぞ!)

天江衣編 カン!

洋榎「なんやこの解りやすいキャッチ広告みたいなメールは?こんなもんに引っ掛かるほどこの洋榎様はアホちゃうで…」ハア

絹恵「お姉ちゃんお風呂上がったでー」オモチー!

洋榎「…絹なんかまた胸大きくなったんとちがうか?」

絹恵「あはは…最近ちょっとブラがきつくてな…」

洋榎(なんでや!?オカンも絹も巨乳やのになんでうちはこんな…)ツルーン

絹恵「お姉ちゃん?お湯冷めてまうで?」

洋榎「わ!わかっとる!」アセアセ

洋榎(鹿児島か…)

洋榎「なぁ絹…もしお姉ちゃんが数日家を空けてもオカンには内緒にしとってな?」

絹恵「なに?お姉ちゃん家出でもすんの?」

洋榎「ちゃ、ちゃうわ!ちょっと旅行にな…」

絹恵「誰と?」

洋榎「ひ、1人でや!」

絹恵「そか、ほな私も行くで」

洋榎「え?」

絹恵「だってお姉ちゃん一人で行ったら心配でお母さんに言ってしまいそうやもん」

洋榎「せ、せやかてうちも子供やないんやから…それに絹には無縁の」

絹恵「なんで?ほんまに危ない事してないんやったら付いてってもええやろ?」

洋榎「うぅ…わかったわ…絹も一緒にいこか?」

絹恵「やったー!お姉ちゃん大好きー!」ムギュウ!

洋榎(ちくしょう!この乳の感触を今にうちも手に入れたるからな!!)モミモミ

愛宕姉妹編 カン!



照「という話だったんだ」グスン

衣「それがまさかこんな事になるなんて…」グスン

洋榎「ほんまにすまんかった…」グスン

豊音「ねぇ宮永さん…皆わざとやった訳じゃないみたいだし許してあげたらどうかな?」チラッ

咲「うぅ…ひっく…わかるよお姉ちゃん…私の所にそんな手紙が来たら…うぇえ…断ることなんか出来ないよぅ…」グスン

蒲原「…君達の熱い想い…確かに届いたぞ」グスン

豊音「え?なんでいい話みたいに…」

カチン

咲「でたでた、出ましたよ皆さん…胸のある人は余裕が違いますね~」

洋榎「まったくや…自分の罪の重さを乳の重さで忘れてもうてるみたいやな…」

照「胸が大きいだけで体重が増える悩みなんてどうせ私達にはわかりませんよ…」

衣「背丈のみならず乳房までも持っていくなんて…衣の分を返せ!」


豊音「な、なんで私が怒られてるのかなー!?石戸さんもなにか言ってよー!」

霞「この子達急にここに来るなり胸が大きい人を見るとずっとこうなのよ…」ハア

蒲原「急に来た…?ここに呼んだのは石戸さんじゃないのか?」

霞「そんな話一切聞いてないわ…6人で来るなり麻雀を打たせてくれーってうるさかったわよ…」

照「そのメールには霧島神境にて強者四人で麻雀を打つべしって書いてあったんだ」

洋榎「それでうちらで打ってもなんも変わらんかったからおかしいなー思っててん」

咲「ん?ちょっとまって、6人…?井上さんと絹恵さんを入れても5人の筈ですけど…」

蒲原「その二人はあいにく胸に困ってる様子は無い様だが…」

照「あぁそれは…」

智葉「みんな、帰ったぞ」

ネリー「お帰りなさい智葉さん!もう…ボクとっても寂しかったんだよ…?」上目遣い

智葉「すまなかったなネリー、今日はお前の好きなケーキを買ってきたから許してくれ」

ネリー「やったー!智葉だーいすき!」チュッ

明華「あー!ずるいよネリーちゃん!私も智葉とチューするー!」チュッ

ハオ「わ…私も…いいよね?」チュッ

ダヴァン「まったく…智葉、ガキのお守りなら他所でやってくれ。うるさくてかなわん…」

智葉「まぁそういうなよ、メグは出迎えのキッスはしてくれないのかな?」

ダヴァン「冗談よせよ、そんなのお前がアメリカの大統領になるくらいありえないぜ」

智葉「言えてるな」

ダヴァン 智葉「HA!HA!HA!HA!HA!」

智葉(あぁ楽しい!最初鹿児島から帰った時は何が起こったかわからなかったが、なんか皆私を慕ってくれるし可愛いし!)

智葉(こんな楽しい生活をあの卑屈ぺちゃパイ野郎共に邪魔されてたまるか!一生バストアップ体操してろ!へっへーんだ♪)

智葉「さぁ皆!ケーキを食べ終わったらお風呂に入ろうか!」

キャッキャ! アハハハハー! コラー!マテー!

咲「そっか…辻垣内さんも確かに…」

照「藁にもすがった自分が馬鹿みたいじゃないか!帰る!って凄い剣幕で帰ったまま音信不通なんだ」

咲「辻垣内さんもあべこべになってたみたいだけど一体どういう事なんだろう…?」

洋榎「そういえば全国を巡ってきたって事は姫松にも寄ったんやろ?なんも言わずに出てきてもうたから皆心配してへんかった…?」

咲「あれ?愛宕さん達って『今夜はから揚げだー!』って帰ってったって聞いたんですけど…」

絹恵「え!?でもうちらチャンピオン達と一緒に来たからもう一週間は家空けてんねんけど…」

洋榎「うちらの行き先を知ってて情報操作も出来る人間…」

洋榎「まさか…今回うちらをここに呼び寄せたのって…代行ちゃうか?」

照「代行ってあの細目のおばさん?」

郁乃「おばさんじゃないで~お姉さんやで~?」

照「ヒィ!?」ビクッ!

洋榎「ほんまに一体どこから沸いてでたんや…」

郁乃「皆酷いな~いくのんの事そんな信用でけへんの~?

絹恵「一ミリたりとも信用できませんよ」スッパリ

郁乃「ひどい~!いくのん泣いちゃう~!まぁ私が仕組んだんやけどな」

洋榎「やっぱりあんたやないか!」ビシッ!

郁乃「まぁあんたらをここに呼び寄せて麻雀をさせることであんたらの化け物みたいな雀力と、霧島神境っちゅう特異な場所であんたらの強い思いがぶつかる」

郁乃「何も起きん方がおかしい位の条件は揃ってたっちゅう訳やな」

洋榎「せやったらなんで皆の胸が大きくならんねん!おかしいやろ…!」

郁乃「いや…それは…あくまで、あくまで仮説なんやけど…ほんまに聞く?」

洋榎「な、なんやねん…言うてみぃや!」

郁乃「その…本来あんたらはここに居る人達の胸を大きくさせるのが目的で麻雀を打った、でも逆にここ以外の場所にだけ影響が起きた」

郁乃「つまりな、神様があんたらを巨乳にすることを諦めて、世界を真逆にする事の方が簡単やって思うたんと違うかな~って…」

照「な、そんな…バカな…」

郁乃「あくまで!あくまで仮説やから!そんな気にせんでも!」

咲「でも新道寺の人達も変化は無かったみたいですけど…」

郁乃「あそこの高校巨乳おらんから引っ掛からなかったんちゃう?」

照「酷い!神様まで差別をするって言うのか!?」

咲「神様奉ってる高校に規格外の巨乳が居るってだけでお察しだよね」

霞「なんか…ごめんなさいね…」

絹恵「でも代行は何のために私達で麻雀をさせたんですか?今回の件は代行も読めなかったんじゃ…」

郁乃「ん~それがな~?末原ちゃんの巨乳姿が見てみたかったんよ~」

洋榎「ふむふむ」

衣「それで?」

郁乃「え?それだけやけど?」

咲「え?いやもっと世界制服とか…」

照「高尚な思想の元皆を導くみたいな…」

郁乃「あんたらアニメの見過ぎやでwwアホらしいな~ww」

照「そんなくだらない理由で私達は利用されてたなんて…」

洋榎「今回ばかりは許せんな、代行…」

衣「うむ、然るべき罰を…」

郁乃「いやあんたらもかなり必死に巨乳になろうとしてたやん」

一同 ドキッ!

照「い、いや別に…必死とかじゃ…ねぇ?」

衣「う、うむ…そういった邪な気持ちなど一切…ねぇ?」

洋榎「ドッキリに引っ掛かってやったっちゅーか…なぁ?」

照「そうそう、まずそんなオカルトありえないし…」

純(あ…だめだ涙が…)

絹恵(まだや…エンディングまで泣いたらあかん…)

咲(お姉ちゃん…)

照「とにかくこれは元に戻したほうが…いいよね?」

咲「当たり前でしょ!私なんかその為に蒲原さん達と日本満喫してきちゃったんだから!」プンプン!

蒲原「まぁ楽しかったといえば楽しかったがもうスカート捲れながらドヤ顔するゆみちんとかは見たくないなー」ワッハッハ

豊音「私もヤンキーなんかいやだよー!」

洋榎「なんやおもろい事になってるみたいやけど、今の皆の記憶とかは元に戻ったらどうなるんや?」

蒲原「う~ん…この世界を1つの円と考えた時に今はメビウスの輪の様に左右で世界が二分されているんじゃないか?」

蒲原「つまり今平然と話している私達は捻じれの中心、つまり特異点となっているんじゃないだろうか?」

蒲原「少なからず宮永はこんな活発につっこみをするような子では無かったと記憶しているんだが…」

蒲原「今は多少なりとも、私達は互いの世界で混じりあった半あべこべの様な者なのではないか?」

蒲原「少し脱線したがこの理論に当てはめて考えたところ私達に記憶が残っている可能性は高いんじゃないだろうか?」

蒲原「私の意見としては以上だが他に何かあるかー?」ワッハッハ

咲「今一番顕著な例が見られたので意見も何も無いです」

衣「智美が黄泉の国から帰ってきた…」

照「そういえば私もこっち来てからおかし食べてないや…」

洋榎「うちはなんも変わってないんちゃうか~?どーや絹?」

絹恵「う~ん…強いて言うなら髪のカニさんの角度がちょっと下向き…?」

洋榎「そーかー…地味やな…」

絹恵「うん…ごめんな…?」

照「それで元に戻す方法は…」

郁乃「まぁ麻雀やろうな~」

照「でも智葉はもう帰っちゃったし…」

咲「あ、私やるよ?」

照「いや…でも咲でも流石に智葉みたいな強さはまだ…」

咲「いやいや大丈夫だって、私智葉さんより強いって」

洋榎「やっぱり宮永も影響が強いみたいやな…」

照「いやあれ素で言ってるから…ごめんね?」

咲「?」

照「昔から天然の畜生なんだよ咲って…」

洋榎「…絹はあんな妹にならんでな?」

絹恵「うん…悔しいけどあそこまではなれんて」

咲「さ、お姉ちゃん!久しぶりに麻雀を楽しもうよ!」ゴッ!

衣「うむ!調度月も姿を見せてきた所だ!衣も本気で行くぞ!」ゴッ!

照「皆を元に戻す為とはいえ、麻雀では負けられないから…」ゴッ!

洋榎「…あと一人は誰がやるんや?」

咲「愛宕さんはやく席について下さい」

衣「衣は早く麻雀したくて堪らないぞ!」

照「という訳でお願い」

洋榎「めげるわ…」

絹恵(あ、お姉ちゃんもちゃんとあべこべになっとるやん)

郁乃「麻雀描写は省略やで~」


咲「さぁ、どうなるのか…」

照「やっぱり私達に変化はないかな…」

洋榎「なんや、じゃあ一回帰らなわからんのか…めんどいのう」

prrrrrr

絹恵「お姉ちゃん電話鳴ってんで?」

洋榎「代行からや、目の前におるんやから…って代行どこ行った?」

郁乃「もしもし洋榎ちゃ~ん?大成功みたいやで~」

洋榎「あんたほんま何者やねん…」

咲「じゃ、じゃあこれで皆元通りに!?」

豊音「やったよー!みんなとまた遊べるんだね~!」

蒲原「一件落着ってやつかー」ワッハッハ

純「まったく…変な事に巻き込むのはこれっきりにして欲しいぜ…」

衣「純にも咲達にも苦労をかけたな!」

絹恵「お姉ちゃんも胸の大きさなんか気にしたらあかんよ?お姉ちゃんはそのままが一番なんやから!」

洋榎「うーん…残念やけどそうするわ…」

霞「さぁさぁ皆さんお疲れでしょう、お風呂にでも入ってさっぱりしましょう」

照「うん、皆そうさせて貰おうか」プルン

一同「…はっ?」

照「え?私なにか変な事言った?」プルルン

咲「お、お姉ちゃんその胸についてるオプションは…」カタカタ

照「胸?…胸が?あるんですが?え?なにこれめっちゃ柔らかいんだけど?尭深クラスのものが私の胸に!?」モミンプルンムニュ

洋榎「だ、代行!?これは一体どういう事なんや!?なんでチャンピオンだけ!」

郁乃「あー、咲ちゃんが入った事によって前以上に影響が大きくなって、多分チャンピオンにだけあべこべが働いたんやろうなー」

咲「そ、そんなことって…」

照「さぁ皆、早くお風呂に入ろうよ。裸になって、胸を出してね?胸を」プルン

咲「」イラッ

衣「咲、洋榎、わかってるな?」

洋榎「あぁ…こいつは許せんな」

咲「今度はネリーちゃんも呼んでさらなる雀力の上昇も計算して…」

照「え?皆なにを言ってるの?一件落着だったんでしょ?皆の胸も元通り…あっ!ごっめーん!それ元からかー!生まれ持ってのペチャかー!」プルルン

ブチッ!

咲「おい座れ」

衣「生きて帰れると思うなよ?」

洋榎「二度と牌が握れない身体にしたるわ」

照「面白い、かかって来い貧乳連合め」

この後お姉ちゃんは結局元のサイズに戻り、世界の異変も元に戻っていたのでした。

それから皆は自分の家に帰りいつもの日常に帰って行ったのだったが…

咲「和ちゃんおはよー!」

和「ひぃ!?へんた…咲さんおはようございます…」

咲「お、おはよう…あ、優希ちゃんおはよう」

優希「うわぁー!!もう許してくれー!!」ダッ!

咲「あ…」

どうやら皆も私達と同様別の世界で過ごしていた記憶が有るらしく、あちら側の私に散々な目にあったようで…

咲「部長、染谷先輩おはようございます…」

久「いやぁ!!今日はタイツの替えは持ってきてないの!」

まこ「わ、わしはそんなに可愛くないはずじゃ!堪忍してくれー!」

咲「だから…私は一体どうなってんのさーーー!!」

京太郎「おう咲、ケツ触るか?」クイッ

咲「さわんねーよ!空気野郎!!」ペチーン!

京太郎「ナイスでーす!」

私はまだ日常に戻れそうにありません…




咲「皆があべこべになっちゃった!?」



カン!

呼んでいただいた方ありがとうございました。

自分の書いたSSでは一番長くなり、途中から数日間を空けての更新となりましたが

皆さんのたくさんのレスが励みになりましたしもっと面白いSSが書けたらなと思いますので

またどこかで僕のSSを見かけた際には見てやってください!

ありがとうございました!

呼んで→読んで

最後の最後に誤字すいません…

HTML依頼は皆さんの反応などが聞いてみたいのでまた後日とさせていただきます!

失礼しました

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月26日 (金) 13:48:10   ID: IkollCef

途中で断念してしまったから、終盤で解説・回収があったら申し訳ないが、肝心の咲さんもキャラが全然違うじゃん

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