八幡「違和感を覚える俺がいる?」 (39)

俺ガイルの間違い探しSSです。

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八幡「……」ムクリ

八幡「はっ、今何時だ?」

八幡「九時か……完全に遅刻だな」

八幡(小町ちゃんはもう家にいないみたいだ)

八幡(当然か、もうこの時間だもんな)

八幡(早く着替えて、オレもバスで学校に行こう)

学校


ガラッ

八幡「ういーす」

平塚「おう、八幡。こんな時間に登校してくるとはいい度胸だ」

八幡「げっ、静先生」

平塚「遅刻をしてきた言い訳だけ聞いてやろう」

八幡「いやですね、世の中にはサービス残業なんて言葉があるじゃないですか。だったらサービス出勤くらいあっても」

平塚「歯を食いしばれ」バキッ

八幡「ぐはっ!!」

平塚「全く、このクラスには問題児が多くてかなわんな」

ガラッ

平塚「……おっと、もう一人いたようだ」

川崎「……ども」

平塚「さーちゃん、君もサービス出勤か」

川越「は……?」

八幡(パンツ! ピンク! 意外!)

川口「はっ、おめー何見てんだよ!」バキッ

八幡「ぐはっ!」

平塚「全く……それではあたしは次の授業に向かうから、お前たちも次からは真面目に受けろよ」

八幡「うう……不幸だ……」

川上「あ……比企谷さ」

八幡「……なんだよ、沙希」

川村「私のさ、姉のみーちゃん……美華覚えてるだろ?」

八幡「みーちゃん……ああ、あれか」

川島「あれって言うんじゃないよ」ギロッ

八幡「は、はひっ、すみませんでした」

川田「また、なんだ……何かで会ったらさ、みーちゃ……美華の相手してやってくんない?」

八幡「ん、ああ、まぁ、そんな機会なさそうだが、会えばな」

リバー崎「頼んだよ」

戸塚「あっ、はーちゃん!」

八幡「おお、彩加。今日も可愛いな」

戸塚「もう! ボクは女の子だよ!」

八幡「ははは、そうだったな、悪い」

戸塚「そういえば、はーちゃんは今度の体育の選択、何にするの?」

八幡「ああ、確かバトミントンとトライアスロンの二択だったな」

戸塚「もしよかったらさ、ボクと一緒にバトミントン……やらない?」

八幡「ああ、もちろんだ。やっぱり戸塚はバトミントン選ぶんだな」

戸塚「うんっ、だってバトミントン部だからね」

八幡「ま、そりゃそうだな」

結衣「あっ、アッシー遅い! 遅刻だよ!」

八幡「おい、誰がお前のアッシーだ」

戸塚「あっ、結衣さん」

結衣「さーちゃん、やっ「やっ「やっ「やっ「やっ「やっ「やっ「やっ「やっ「やっはろー!!!」」」」」」」」」」ゴゥ!!!!

八幡(その呼び方は誰かと被るな)

戸塚「結衣さん、やっはろー!」

八幡「なにこれかわいい、もっと流行らせようぜ」

結衣「もう、さーちゃんは女の子だよ! メッシー!」

八幡「おい、誰がお前のメッシーだ」

戸塚「あはは、今日もはーちゃんと結衣さんは仲がいいね」

結衣「へ? あ、いや別にわたしとボッチーが仲がいいとか、そんなんじゃ……」モジモジ

八幡「おい、誰がぼっちだ……いや、あってんのか……」

結衣「そういえば、ビッチーは今日部活行くの?」

八幡「おい、それはお前のことだ……隣人部だろ、行くよ」

結衣「そっか、じゃまた後でね」ピュー

八幡「ああ」

戸塚「ふふふ、はーちゃんはいつも楽しそうだね」

八幡「……彩加には、そう見えるのか」

戸塚「うん、とっても!」

八幡「……そうか」

結衣「やっはろー、戻ってきたよ」

三浦「あ、ユイー、今日わーしら放課後サーティワン行こうと思うんだけどさー」

結衣「ごめん三浦さん、今日は部活があるんだ」

三浦「えー、そーなん?」

結衣「ごめんねー」

海老名「そっか。結衣が行けないなら、私とゆみぽで一緒に行こうか」

三浦「姫菜とわーしかー、葉山たちは来れないの?」

葉山「すまないね三浦、今日僕たちは野球部の練習があってね」

戸部「すまねーわ、ゆーちゃん! 我ら、葉山くんの言うとおりでさー」

大和「拙者も部活ある故」

大岡「それな」

三浦「そっかー、じゃあ、わーしと姫菜で行ってくるわ」

海老名「じゃ、放課後行こうか、ゆみぽ」

結衣「あっ、三浦さん、海老名さん、もし何かおいしいのみつけたら教えてよ!」

三浦「あー、わーしこれ食べるつもりなんけどー」

海老名「ゆい×ゆみ……キマシタワー!」

葉山「こらこら、海老名、擬態しよう?」

八幡(いつものグループはいつも通り騒がしいな)

キーンコーンカーンコーン

八幡(おっ、次はオレの得意な数学か……いっちょ頑張るか)


放課後


結衣「じゃ、またねー」

三浦「あー」

海老名「またねー」

結衣「じゃ、ポッキー、行こ?」

八幡「そこまで細くねぇよ……」

廊下


結衣「あっ、一色ちゃん、めぐり先輩、やっはろー!」

八幡「あっ、ども」

いろは「あー、比企谷先輩、由比ヶ浜先輩、こんにちはですー」

めぐり「こんにちは、ハチくんっ、結衣ちゃんっ」

八幡「あれっ、めぐり先輩、今は自由登校期間では」

めぐり「あのねー、今度バレンタインデーの時にイベントやるって言うことでね、わたしは、いろはさんのお手伝いをしにきたんだー」

いろは「ふふふ、元学生儀会長のめぐり先輩と現学生儀会長の私がいれば、どんなイベントでも楽勝ですよ!」ギュー

めぐり「もう、いろはさんったら」ナデナデ

八幡「そうか、いろはすも頑張ってるんだな」

いろは「はっ、まさか口説いてるつもりですかごめんなさい普通に無理です私にはめぐり先輩がいるんです」

八幡「いや、なんで振られてるんだよ……」

めぐり「ハチくんと結衣ちゃんは、これから部活なの?」

八幡「ええ、まぁ」

めぐり「そうなんだ、じゃあ頑張ってねー」

いろは「それではさよならですー……めぐり先輩、今日は体育倉庫とかで……」ヒソヒソ

めぐり「もう、ちゃんとお仕事しなきゃだめだよっ、いろはさん」

八幡「相変わらず、いろはすとめぐり先輩は仲が良いな」

八幡(もしもここに姫菜さんがいたら、とんでもないことになってそうだ)

結衣「じゃ、わたし達も行こうか」

八幡「ああ」

隣人部


八幡「ういーす」

結衣「やっはろー、ゆきの!」

雪乃「あら、ヒッキーくん、結衣さん、やっはろー」

八幡「雪ノ下、今日は何かやることあるのか」

雪乃「いえ、今のところ依頼は特にないわ」

結衣「じゃあさ、ゆきの、わたしとあれやろあれ」

雪乃「あれ、とは何かしら、結衣さん」

結衣「勉強に決まってるじゃん! ゆきのったら、学年で一番成績悪いんだから、ちゃんと勉強しないとね!」

雪乃「うう……べ、別に社会に出てから使うわけでもないのだし……」

結衣「問答無用! 全く、知識は全部このおっきいおっぱいに行っちゃったの?」ボインチョップ

雪乃「きゃあ! な、なにをするの!」ボイーン

八幡「おい、お前。雪ノ下が困ってるだろ」

結衣「むー、じゃっ、勉強会しようか」

コンコン

八幡「あん? 依頼か?」

結衣「どーぞー」

材木座「失礼しまーす」

八幡「おう、義輝か。どうしたんだ」

材木座「む、比企谷か。なに、小生が書いたこの論文を添削してもらおうと思ってな」

八幡「オレに文章関係で頼るなって前にも言っただろ……おい、お前やってやれ」

結衣「もー、仕方ないなー。えっと、勇者王くんだっけ? それ見して」

雪乃「ほっ……」

八幡「おい雪ノ下、お前はちゃんと勉強を続けろ」

雪乃「……ヒッキーくんも、雪乃をいじめるのね」

八幡「別にいじめてねーよ、今度のテストも赤点だったら困るのはお前だろ。いいからやるぞ」

雪乃「くっ……ヒッキーくんの馬鹿……」

結衣「こんな感じかな」

材木座「ほほう、相変わらず由比ヶ浜殿は大したものよの」

結衣「そんなことないってばー」

材木座「それでは、小生はここで失礼しかまつる」

八幡「ああ、じゃあな義輝」

ガラッ

結衣「じゃあ、ゆきの、勉強の続きしよっか?」

雪乃「うう……雪乃は悪くないもん……社会が悪いもん……」

八幡「お前、いつもそればっかだな……」

コンコン

八幡「ん、また来客か?」

結衣「どーぞー」

ガラッ

陽乃「ひゃっはー!」

八幡「陽乃さん……」

結衣「はるのん!」

雪乃「お姉ちゃん、なんでここに……?」

陽乃「あ、八幡君、由比ヶ浜さん、ひゃっはー! そりゃもちろん、雪乃の勉強を見に来たに決まってるでしょ」

雪乃「もう、別に来なくていいって言ってるのに」

結衣「そういうわけにもいかないよ、ほらゆきの、教科書開いて」

雪乃「うう……」

八幡「諦めろ雪ノ下、こうなった時の由比ヶ浜は絶対に離してくれないぞ」

陽乃「ふふーん、今日のあたしも厳しくいくからね」

雪乃「そ、そんな……」


放課後


八幡「おっ、もう下校時刻か」

陽乃「じゃ、あたしは帰るね。バハハーイ!」

結衣「あっ、はるのん、じゃあねー」

雪乃「うう……もう二度とこなくていいわ……」

八幡「おい、早く静先生に鍵を返しに行くぞ」

結衣「あっ、待ってよロッキー」

八幡「エイドリア──ン!! って何を言わせんだ、行くぞ」


職員室


八幡「失礼します」

平塚「おお、八幡、雪乃、結衣」

雪乃「こんにちは、せんせー」

結衣「にんちはー、ひらせんせー」

八幡「部室の鍵を返しに来ました」

平塚「うむ、ご苦労。八幡、明日は遅刻するなよ」

八幡「静先生が結婚してくれるなら考えますよ」

平塚「はっはっは、人妻をからかうものではないよ」

八幡「一応本気なんですけどね……それでは」

平塚「ああ、またな」

自宅


八幡「ただいまー」

小町「Hey! My brother!!」

八幡「おう、小町ちゃん。先に帰っていたのか」

小町「HAHAHA!! It’s natural!!」

八幡「ん、小町ちゃん、そのナイフはなんだ?」

小町「I love you so much that I want to kill you」グサッ

八幡「ぐはっ!」

八幡「ぐっ、これはもう助からないか……」

小町「My brother…I'll kill you and myself」

八幡(そして意識が暗転する──)





   ×  ×  ×


小町「お兄ちゃーん、早く朝ごはん食べちゃってー」

八幡「はっ!」

八幡(……なんだ今のは……夢、なのか?)

小町「……どしたの、お兄ちゃん」

八幡「なぁ、小町。お前って英語喋れたっけ?」

小町「は? 別に、そんなに喋れるわけじゃないけど……」

八幡「そうだよな……良かった」

小町「なんで小町が英語喋れないと良かったのさ……ほら、早く起きて食べちゃって」

八幡「ああ、小町の作る朝ごはんは旨いからな、俺が食べないわけがないだろ」

小町「……本当にどうしちゃったの、お兄ちゃん?」

八幡「なんでもねーよ、ほら行くぞ」



完結です。

とりあえず、一人称の答え合わせだけ。

八幡:オレ→俺
雪乃:雪乃→私
結衣:わたし→あたし
平塚先生:あたし→私
小町:I→小町
戸塚:ボク→ぼく
川越:私→あたし
三浦:わーし→あーし
姫菜:私→わたし
葉山:僕→俺
戸部:我→俺
いろは:私→わたし
めぐり:わたし→私
材木座:小生→我etc
陽乃:あたし→わたし

全ての間違いを見つけることは出来ましたでしょうか。

それでは、また。

今回は本当に申し訳ありませんでした。
冷静になってからなんでこんなのを面白いと思って書いたんだと、枕に頭を埋めて足をバタバタさせながら本気で反省中です。

当分の間は変な短編書かずに、現在抱えている二つの長編に集中したいと思います。

いや、本当にすみませんでした……

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 19:51:09   ID: _6bXHwLQ

陽乃さん北斗の拳のモヒカンかよww

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