八幡「…ぅぅ…っう……ぁ…はぁ………ここは…」

八幡「俺の…部屋か？…いつの間に……」

八幡「…いま何時だ？」

八幡「7:30か…もう起きないと」

小町「お兄ちゃんー！起きてる〜！？」ｺﾝｺﾝ

八幡「ん、小町か。ああ起きてr…っぐわぁあああああっ！！！！」ｽﾞｷﾝ

小町「お兄ちゃん！！？」ｶﾞｼｬ

八幡「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁ！！」

小町「お兄ちゃんしっかりして！！」

八幡「…ああああああ゛ぁぁぁっ…ぁ…わるいごまぢ…」ｾﾞｪｰｾﾞｪｰ

小町「ちょっと本当に大丈夫？やっぱ病院行った方がいいんじゃないの？？」

八幡「ぐそ…どうなってる。突然下腹部から激痛が……」

小町「やっぱ昨日の事が原因だよね…」

八幡「……昨日？なんかあったのか？」

小町「覚えて…ないっか。お兄ちゃんずっと気絶してたみたいだからね。お兄ちゃん昨日本買いに行ったじゃん？」

八幡「本？……ぁ、うん。そうだ、本買いに行った」

小町「で、あとは陽乃さんから教えてもらったんだけどね…ばったり陽乃さんがお兄ちゃんと会ったみたいで、それからお兄ちゃんが陽乃さんの買い物に付き合ったらしいんだけど」

八幡「うんうん、だんだん思い出してきた。そう、雪ノ下さんと偶然会って無理矢理連れて行かれて…」

小町「その途中、お兄ちゃん階段から落っこちたみたいでさ、その拍子に股を階段下にあったオブジェクトに強打したんだって」

八幡「…んん？そうなのか？あんまその辺は覚えてないな…たしか一色と会ったぐらいまでは記憶にあるんだが」

小町「じゃあその後じゃない？きっと痛みで直後の記憶がなくなっちゃったんだよ。よくあるじゃん？映画とかドラマとかでさ」

八幡「ん〜、まあそれは別として。そっか…階段から転んで強打か…っていうか、俺相当恥ずかしいな」

小町「あははは…まあ人間誰でも転ぶことはあるさー」

八幡「転んで、股間を強打は滅多にないだろ」

小町「そうだねー。でも小町女の子だから男の人の痛みはわかんないけど、やっぱりそんなに痛いなら病院行った方がいいと思うよ」

八幡「こういう場合ってどこの科に行ったらいいんだ？」

小町「んーわかんない。調べよっか？」

八幡「いいよ自分でやるから、てか父さんと母さんは？」

小町「あ〜いま二人とも出張中だ…」

八幡「まじか…」

小町「どーしよ〜、小町が病院に連れていこっか？」

八幡「いやいいよ、小町は学校があるだろ。あと多分これ歩くだけでも痛いと思うから、車じゃないと無理だわ」

小町「救急車よぶ？それかタクシーでも…」

八幡「いいよ、とりあえず様子見て本当にやばそうなら病院いくから。小町は心配すんな」

小町「えっ〜もうすでにやばそうじゃん。小町お兄ちゃんの事心配だよぉ〜。あ、今の小町的にポイント高い〜♪」

八幡「はいはい、ほら早く学校いけって。今日俺は休むから」

小町「わかった…無理しちゃだめだよ！本当に我慢できなくなったら救急車よぶんだよ！」

八幡「わかったから、ほらいってこい」

ﾊﾞｲﾊﾞｲｵﾆｲﾁｬﾝ！ ｶﾞｼｬﾝ

八幡「はあ…さて、どうするか」