大魔王「安価で世界を恐怖に陥れる」(22)


大魔王「伝説の勇者とやらが各地を旅し始め、人間どもが僅かではあるが確実に希望を抱き始めている……」

大魔王「これは由々しき事態だ」

大魔王「人間どもは個々の力は非力だが、その勇者と言う希望から生まれる信じる力とやらが、いずれは巡り巡って勇者にこの私をも滅ぼさんとする力を与える……」

大魔王「しかし今、まだ弱いからと勇者を殺しても、いずれはまた神に選ばれた新たな勇者が生まれてしまう……」

大魔王「それでは、私と神とのイタチごっこだ」

大魔王「だからここは人間どもに再度この私の恐ろしさを教え、二度と勇者を信ずる希望など抱けぬようにしてやろうぞ」

大魔王「なれば、人間の希望を背負わぬ勇者など恐るるに足らなくなるわ」


大魔王「……して、魔王よ」

魔王「はっ」

大魔王「私にも幾つか考えがあるが……お主なら何をすれば効果的に人間どもに、私の恐ろしさを知らしめてやることが出来ると思う?」

魔王「私は……まずは>>4をおこなうが一番かと」

ksk まんじゅうこわい的な話?

人間に対する魔族との同化政策

揚げ


魔王「まずは、人間に対する魔族との同化政策をおこなうのが一番かと」

大魔王「ふむ」

魔王「各地の人間の国に軍を派遣しこれを制圧、人間共の言語・生活様式・思想などを限りなく魔族のそれに強制してしまえば、いすれは大魔王様を真の王と崇めるようになり、勇者などと言うものに希望を抱かぬようになりましょう」

大魔王「流石は魔王、私も同じ考えだ」

魔王「ありがとうございます。問題はどの地方から攻めるかですが……」

大魔王「うむ」

魔王「城の近くの人間の少ない国から進めるか、それとも行き成り人間の多い帝国からか…いかがいたしましょうか?」

大魔王「そうだな…どちらにしてもメリット・デメリットがあるが……ここは>>7の方から行くか」

人間の心の支えとなっている宗教の聖地


大魔王「いや、ここはそのどちらでもなく、勇者とは別に人間の心の支えとなっている、宗教の聖地からにする」

魔王「成程…確かにそこを落してしまえば、人間は神を信じれなくなり、大きく絶望することでしょうね」

大魔王「うむ、ひいては神に選ばれた勇者などは、誰も信じなくなる」

魔王「しかしそれは良いのですが、宗教の聖地ともなれば神の加護も相当なモノのはず……そう簡単にいきますでしょうか?」

大魔王「案ずることはない。ここは私自ら出る」


魔王「!?し、しかしそれはっ!」

大魔王「強力な神の加護を打ち破れる者は、魔族には私を置いて他にはおらぬ。それとも、お主には出来る自信が?」

魔王「い、いえ…しかし大魔王様が城を離れるというのは……!」

大魔王「その間の城の事はお主に任せる。おい、将軍たちにすぐに出兵の準備をと下知せよ」

近衛兵「はっ!」

大魔王「よいな、魔王?」

魔王「分かりました。しかし、くれぐれもお気をつけて」

大魔王「ふんっ、この私に傷をつけられる者などおらぬわ」


ザッザッザッザッ

大魔王「あの忌々しいまでの聖なる光……間違いなくあそこが聖地とやらだな」

将軍「大魔王様、これ以上近づくと下級兵が消滅してしまいます」

大魔王「そうか…では、神の加護などと言うものがどれだけ脆いものかを、人間共に知らしめてやろうか」


ゴロゴロ……

聖騎士1「何だ…雷か?さっきまでは晴天だったはずだが……」

聖騎士2「今日は一日晴れだって聞いていたが……」

聖騎士3(洗濯物が……)

司教「それで、こちらの件ですが―――」

教皇「えぇ、今はすこぶる体の調子が良いですから、もちろん参加しますよ」


司教「助かります。教皇様の直接の教えともなれば、人々は再び希望を取り戻すでしょう」

教皇「聞けば勇者様も遂に魔王討伐に旅立ったとか……人間の前途は明るいはずですよ」

司教「えぇ、仰る通―――っ!!??」

教皇「こ、これは……なんと禍々しい気配……!」

司教「まさか、魔族がこの地に!?そんな馬鹿なっ!魔族がひとたびこの地に近づけば、一瞬にして消滅するはず!」


大魔王「さて……」ばちっ!

大魔王「ふむ…流石は聖地の加護だけはあるな。触れただけで私の手が焦げるとは」

大魔王「……まぁ、所詮はその程度だが」

大魔王「では……ふんっ!」

ばちっ……ばりんっ!

大魔王「……他愛もないな」


教皇「神の加護が……消えた……?」

司祭「一体何が起こっているんだ…?」

僧侶「た、大変です!どういう訳か、魔物が町の中に侵攻してきてます!」

司祭「なっ……!そ、そんな、ここは神の聖地だぞ!?魔物風情が侵入できるはずがない!!」

僧侶「で、ですけど事実です!とにかく早く、教皇様を安全なところに!!」

司祭「そ、そうだっ、教皇様、とにかくこちらへ!お前たち、何が何でも教皇様をお守りしろ!!」

聖騎士1・2・3「はっ!」


大魔王「さて、加護を打ち消したらやることがないな……」

大魔王「見れば、加護に頼りきってロクに戦闘の訓練もなされていない兵士ばかりと見える」

大魔王「制圧は簡単に済みそうだが……いかんせんつまらんな」

大魔王「……ん?あそこに中々に強い魔力を感じるが……行くか、それとも何か他の事をするか…>>10だな」

安価>>10じゃなくて>>18

ksk

兵士犯す

魔物っ娘は無し・・・・か・・・・

ほぅ・・・これはこれは……

まだか?
書かないなら俺が書くぞ

どうぞどうぞ

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