クラウス「親愛なる隣人」 (276)

 ―異界と現世が交わる街、『ヘルサレムズ・ロット』・・・・・・



レオ「ちょーーーっとォーーー!やめてくださいよザップさぁーーーん!カチコミなんてやめてヨォーーー!」

ザップ「うるせぇ!ミック・『ギャンブラー』・フューリーの野郎!俺にデマの情報流しやがって!頭かち割って活け花にしてやる!」

ツェッド「賭けで負けたのはあなたでしょう。情報をもらっておいてハズれから文句言うなんて、ただのヤカラですよ」

ザップ「黙ってろフィッシャーマン!俺がどんだけ大金をつぎこんだか知らねえクセに!オラァ出て来いミックゥー!チャンバラしようぜぇ!」

レオ「やめてってばー!」


 BOOOOMMM!

レオ「!」


ミック「ァ・・・ギ・・・・・・」ボロッ

大男「マダマダだぞ情報屋ァァァ!このジョナサン・ビッグマン様に偽の情報掴ませやがってェェェ!てめぇの頭蓋で泡盛してやるぜェコラァ!」

レオ(既に別のヤバそうなヤカラにからまれてるー!)


  ・・・・・・これは、世界の均衡を保つため暗躍する超人秘密結社『ライブラ』の、知られざる活動の記録である―



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433853151

ツェッド「どうやら、他にもデマをつかまされた人がいるみたいですね」

ザップ「コラァデカ男!ミックは俺の獲物だ横取りすんな!」

大男「あァん!?ンだテメェは!軟弱人類(ヒューマー)がピーピー鳴くんじゃねえ耳触りだ!なんならテメェから道路のシミにしてやろうかァン!?」

レオ「わーん!とばっちりー!」

ザップ「上等だてめー!死んでから泣いてもおせーぞこの野郎バカ野郎!」

レオ「なんで受けてたつの!?なんでケンカ上等なのこの人ー!」

ツェッド「仕方ないさレオくん。この人は煽り耐性マイナスだからね」

大男「俺さまの右腕に装備されてるのは60㎜口径のガトリング砲だ!てめぇら人類なんぞプリンよりもヤワいぜェ!」ジャコン

ザップ「オーオーそれくらいの銃でイチビってんじゃねーぞオイ!こちとら血の刃だ!いくぞオラァ!」

レオ「わー!誰か止めてーーー!」


 THWIP!

ザップ「!?ッングッ!?」

大男「ッモガ!?・・・な、なん・・・顔に・・・・・・」


スパイダーマン「そこまでだよ。今月は暴力撲滅月間だ。条例違反で君達をクモの糸で拘束するよ」

>>2

スパイダーマン:やぁ!僕はスパイダーマン!『親愛なる隣人』がキャッチコピーのスーパーヒーローさ。もちろん知ってるよね?僕は世界一有名なヒーローの一人なんだから
 本当の名前はピーター・パーカー。昔は冴えないオタクッ子だったんだ。でもある日、遺伝子操作された特殊なクモに噛まれてから僕の人生は変わった。いい意味か悪い意味かはわかんないけど
 壁に張り付く能力と、10トンを持ち上げるパワー、それに危険を察知するスパイダーセンスを身に付けたんだ。この力があればなんだってできる。テレビの人気者にもなれるし、大金持ちにだってね
 でもそれは間違いだった。僕は自分の新たなパワーに酔いしれて、目の前を走る強盗を見逃してしまったんだ。疲れてたし、僕に命令できるのは僕だけだ。警察が手をかせって言ったって、僕は聞かなかった
 その強盗が、後に僕の大切な家族・・・ベンおじさんの命を奪ったんだ。僕のせいでベンおじさんは・・・・・・

 『大いなる力には、大いなる責任がともなう』。僕は学んだ。この力は、人のために使うものだってことを・・・僕は責任を持たなければならないことを・・・
 こうして僕は本当のヒーロー、スパイダーマンになったのさ!・・・ちなみに、今の話は秘密だよ

レオ「!?・・・な、なんだあの人!」

ザップ「てめッ・・・!なにしやっ・・・!」モガモガ

ツェッド「顔に糸みたいなのがついてますね」

スパイディ「スパイダーマン特製のウェブだよ。大人しくするって言うならとってあげるよ。・・・・・・ごめん、ウソ。それはしばらくとれないや」

大男「テメッ・・・!この野郎ッ・・・!」ジャコン

 BBBRRRRAAAAATTTTTT!

レオ「わー!撃ったァー!」ヒィー

スパイディ「っと!っとっとっと」ヒョヒョイノヒョイ

ツェッド「速いッ・・・連射砲の銃弾を軽々とかわしている」

スパイディ「銃社会ってのはやっぱりすきになれないよ」THWAP!

大男「!?・・・足に・・・ッ」

スパイディ「ネゴシエーーーイト!」BOK!

大男「ARGHッ・・・」ズーン・・・

レオ「す、すごい!パンチ一発でノしちゃった!」

ツェッド「一体何者ですか彼は・・・」

ザップ「テメ・・・ッ!俺の・・・ッ!コラ・・・ッ!」モガモガ

レオ「あ、まだやってたんスかザップさん」

 ―――・・・・・・

スティーブン「ふーん、それでザップの機嫌が悪いのか」ズズ・・・

ザップ「あの赤青星条旗カラータイツマンめ・・・次見つけたら皮はいで50個穴をあけてやるッ!」メラメラ

レオ「大男をパンチ一発で倒しちゃったんですよ。異界存在っぽくはなかったんですけど、一体何者なのか・・・」

スティーブン「まぁ、人間にも強い奴なんていくらでもいるからね。特にこの街ならそういう奴が集まってくるのも当然だ。変装する趣味は理解できんが」

ツェッド「あの身のこなしは素人ではありませんでした。もしや牙狩りの関係者では・・・」

スティーブン「うーん・・・・・・心当たりはないなぁ。でも調べてみる価値はあるかもね」

クラウス「レオ、ツェッド、ザップ」

レオ「!・・・クラウスさん」

クラウス「その人物に話を聞きたい。何か重大なことを知っているかもしれない」

レオ「重大なこと・・・」

クラウス「征くぞ!手始めに、探しだすのだ!」

 ―――・・・・・・

 ギャァァァーーー・・・

  ギィーギィーギィー  ガゴゴゴゴ

ゴヴァアアアア!  オロロローン!

      グベエエエアアアアアアア

 ドボロロロロロロ・・・ バァァァァァス



スパイディ「最悪だ」

スパイディ「どう見ても僕の知ってるニューヨークじゃないよ。なんでエイリアンみたいなのがウジャウジャいるんだ?それに普通に生活してるし・・・」

スパイディ「いつものように強盗をやっつけて家に帰る途中だったのに、気付いたから霧に包まれこの街にいた・・・街並みはニューヨークにそっくりだけど、色々とおかしいよ」

スパイディ「まるで子供が描いたラクガキ帳の絵が出てきたみたいだ。精神的健康によくない外観の生き物がちらほらいるし・・・」

スパイディ「はぁ・・・これからどうすればいいのかな。そろそろ異世界に行くのにウンザリしてきたよ」

今回はここまでで。血界戦線×スパイダーマンのSSになります
更新はゆっくりになると思います

 ~!~!

スパイディ「おっと、スパイダーセンスに反応アリ。・・・まあ、この街に来てから鳴りっぱなしなんだけど、今度のはひときわ大きい。近くだ。行くぞ!」THWIP!


 BOOOOOMMM!

「AARRRGGHHHH・・・いでぇ・・・いでぇよぉ・・・」ドバドバ

「ひでえ!ガレキでプレスされてるぜ!なんてパワーだあのデカブツ野郎!スゲーぞ!ロボットみてーだ!」

「おい見ろよ!あのデカイやつの胸んとこ、ヒューマーがいるぜ!」

「どっかのバカがあいつにケンカ売ったせいで街ん中で暴れてやがるぞ!」

老人「ワーーーッハハハハハハ!ワシらに逆らうからそうなるんじゃ!黙って謝ればいいものを・・・わしらネブラスカ親子にたてつくから痛い目を見るんじゃ!ほーれ!第二陣行くぞォー!」

「やべえ!またくるぞ!ロケットパンチだ!」

老人「やれぃゴフセフ!飛ばせ鉄拳!」

ゴフセフ「!」BOOOOMMM!

「逃げろー!」


 THWAP! THWAP! THWAP!

老人「ぬぬ!?」

スパイディ「冗談だろ?高齢者がロボットを操ってロケットパンチ?『パシフィックリム』に触発された厄介じいさんってとこ?」

>>19

スパイダーセンス:僕がクモに噛まれて獲得した能力の一つ。危険が迫ると頭の後ろがチクチクするみたいな感覚になるんだ。つまり、危険を知らせてくれる
 背後から銃で撃たれても素早く反応して回避できるし、目が見えなくても危険が迫ってるとわかる。でも、どんな危険かは具体的にはわからないんだ
 旧実写映画版『スパイダーマン』ではわかりやすく表現されてるよ

パシフィックリム:2013年にアメリカで公開された名作映画だ。人間がロボットに乗って巨大KAIJU(怪獣)と戦う男のロマン溢れる傑作だよ

老人「なんじゃ貴様は!ゴフセフのパンチを網で止めたじゃと!?」

「すげえ!なんだアイツ!」

「イイケツしてんな」

スパイディ「街中で暴れまわるのは放っておけないよ。この街じゃキリがないけど、とにかく、近くにいる悪人からおとなしくさせるしかない」

老人「大人しくさせるじゃと・・・わしらネブラスカ親子を相手にナマ言ってんじゃねぇえええええ!」

ゴフセフ「!」BOOOOOOOOOMMM!

スパイディ「大きな拳だけど、その分スピードは遅いね」ヒョイ

老人「かわしやがったか!おのれ曲芸師か!拳のワイヤーを巻き戻せゴフセフ!すぐに再発射じゃ!」

スパイディ「君がグーなら、こっちはパーだ」THWAP!THWAP!

ゴフセフ「?」グッ グッ

老人「ゲッ!糸で拳を地面にくっつけて・・・ま、巻き戻せん!」

スパイディ「そらっ、カオにもパーだ!」THWAP! THWAP!

ゴフセフ「!?~!~!」ジタバタ

老人「お、落ちつけゴフセフ!目を糸で覆われただけ・・・ゲ!」メキメキメキ

「あ・・・デカロボットが目の糸をとろうとして・・・」

「胸の位置にいたじいさんが腕に巻き込まれてるぜ」

老人「や、やめろゴフセ――ギャアアアアア!」メキメキメキ

スパイディ「おっと、それ以上いけない。あんまり腕を曲げすぎると、そのおじいさんが干物になっちゃうよ。スパイダーキック!」SKAAAKKK!

ゴフセフ「ッ!・・・・・・――」

 THOOOOOOOMMM!

「す、すげえ!ケリでデカブツをノックアウトだー!」

「機動力もだがパワーもある!やるじゃねえかタイツ野郎ー!」ヒュー!

スパイディ「どうにかこれで一件落ちゃ――」~!~!

ザップ「しねコラァ!」ヒュッ

スパイディ「ッ!?うわっ!?」サッ

ザップ「チィッ・・・今のをかわすかよ・・・やるじゃねえか」

レオ「最低だあの人・・・後ろから斬りかかったよ・・・」

ツェッド「しかし相手はかわした・・・どうやら、彼はかなりの手だれのようですよ」

スパイディ「あー、君はさっきの。もしかして仕返し?僕に復讐したいって人は2年半先まで予約でいっぱいなんだけど、名前と電話番号だけ書いてまたにしてくれないかな?」

ザップ「てめぇ何モンだ。異界存在にしちゃ雰囲気が違うし、人間にしては身のこなしがダンチだ。どっかの組織の改造人間か?妙な術式で人体強化してるとかか?」

スパイディ「クモに噛まれてスーパーパワーを手に入れたなんて言っても誰も信じちゃくれないよね。君が想像するやつでいいよ。悪の組織に改造され~の、脱出して復讐し~の、ってな感じの」

ザップ「俺の太刀筋をかわすってだけでも大したもんだ。だったら、どこまでやれるかみせてみろや」ヒュパッ

スパイディ「!」

ザップ「斗流血法(ひきつばしりりゅうけっぽう)・・・・・・刃身の壱、焔丸!」

スパイディ「WHOA・・・・・・血の刃・・・君って血液を操るミュータント?」

ザップ「安心しな。てめえが何者か喋れるように、胴と首だけは残してやるよ。それ以外はここでサラす」

>>22

ミュータント:僕は蜘蛛に噛まれてパワーを得たけど、生まれながらにしてスーパーパワーを持っている人間、それがミュータントだ。遺伝子の中にパワーがあるんだって
 遺伝子の中のパワーが目覚めるのは、個人によって時期が異なり、大人になってからミュータントパワーが目覚める人もいれば、子供のころからパワーが使える人もいるんだ
 彼らは普通の人間達とは違う。普通の人間はミュータントを『自分達と違う存在』として毛嫌いし、石をなげつけてる。ひどい話だ。差別だね。ミュータント達は厳しい生活を強いられてるんだ
 そんなだからミュータントの中には、人類を屈服させようとしてる悪人も出てくる。しかし、そんな悪人達をこらしめ、人類との共存を目指すミュータントヒーロー達もいるんだ

 SLLSAAAAHHH! THWIP! KKLLAAKKK! THWIP!THWAP!

ザップ(コイツ、マジでやりやがる。剣撃をかわしながら糸で俺の次の動きをけん制してる。それに周りの野次馬どもにも、『これ以上入ると巻き込まれるぞ』って感じでわざと瓦礫を飛ばしてるな)

スパイディ(なんなんだこの剣士。初速から恐るべき速度で剣をふるってるし、回避しづらい角度で攻めてきてる。でも、この立ち周りは周囲の人を巻き込まないように計算してるみたいだ)

ツェッド「どうやら、互いに腹の中を探りあっているようですね。どちらも決め手に欠いているようですが、これでは決着がつきませんよ」

レオ「話し合いで解決すればいいのに・・・ザップさんって長になったら絶対独裁者になるタイプですよね・・・」

 ザッ!

ザップ「へっ・・・そんだけ動ける人間はなかなかいないぜ。レオよかずっと俺達の役にたつんじゃねえか?」

レオ「オイ」

スパイディ「今の手合わせでなんとなくわかったんだけど、君やそっちの人達はどうやら悪人ってわけじゃなさそうなんだけど、僕のカン外れてる?悪人じゃないならその血のカタナをおさめてよ」

ザップ「・・・ああ、わかったよ」スッ

スパイディ「お、僕の言うこと聞きいれてくれるんだ。じゃ20ドルかしてくんない?」

ザップ「スキありゃアー!」ブワッ!

スパイディ「!しまっ――」

ザップ「ダーーーッハッハッハ!まんまとひっかかったな!レオの落下も受け止めた血の網だ!テメーが蜘蛛糸をビュンビュン飛ばすから思いついたぜ!身動きとれまいトアミリョー!」

レオ「だましたなー!不意打ちだー!よくもだましたなァァァ!」

ツェッド「レオくんが怒ることないでしょ」

スパイディ「まさかこの僕が糸でとっ捕まえられるとは・・・蜘蛛も巣にひっかかるってヤツだね・・・」

ザップ「テメェを連れ帰ってヒイヒイ言わせてやるぜ。ケツの穴が健康なのも今のうちだぞコラァ」

スパイディ「僕もうお嫁にいけなくなるの?・・・」

今回はここまでで。実は内容を考えずに見切り発進なので期待はしないでください
ネブラスカ親子というキャラクターは、知ってる人は知ってる連中です。アメコミではありません。あえて補足説明はしなかった


ザップ「よし、目隠しをとってやれレオ」

レオ「とりますよー。日光が一気に入るから気をつけてくださいね」スルッ

スパイディ「RGH・・・ここは?君達の隠れ家ってわけではなさそうだね」

ザップ「んなとこにつれてくわけねえだろ。てめーが誰かもしらねーのによ。ここは裏の通りの裏の裏だ。人はこねぇからいくら叫んでも無駄だぜ」

ツェッド(この人が言うと完全に悪人側だな・・・)

スパイディ「ちょっと電話してもいいかな?弁護士の友達に相談したいんだ」

クラウス「その必要はないよ。我々は君に危害を加えるつもりはない。話を聞きたいだけだ」ザッ

スティーブン「ちょっと乱暴だったけど、人が往来する場所では話せるもんも話せないからね。僕らがにらんだところ、君は存外バカでもなさそうだからわかるだろ?僕らが言いたいことは」ザッ

スパイディ「やっと話ができそうな人がきた。てっきりマフィアかギャングに拉致られたのかと思ったけど、紳士っぽい人がいて安心したよ」

ザップ「テメェ割るぞコラ」

スティーブン「そこまでだザップ。別に間違ってるわけでもないだろう」

ツェッド「あるいはもっとタチが悪いと言っても過言ではないですね」

スパイディ「君達どういう集まりなのさ・・・」

クラウス「申し訳ないが我々の素状は明かせない。だが君の力になろうとしていることを理解してくれ」

スティーブン「単刀直入に聞く。君は異界の住人か?それとも人類なのか?あるいはどちらでもないのかな?」

スパイディ「異界の住人って街にいるB級映画の怪人みたいな人達のこと?その答えならノーだ。僕はニューヨーク生まれの科学オタクさ。でもこことは違うニューヨークだよ」

レオ「えっ」

スパイディ「この街はニューヨークの面影が少しある。僕のいた所と似ている。でも違う。どうやら別の世界ってことらしいね。今さら驚くようなことじゃないけど」

レオ「異界側にもニューヨークがあるってことですか?」

スパイディ「異界って言葉は間違ってないだろうけど・・・君達の言う異界とは違うよ。少なくとも僕らのニューヨークにはあんなにハチャメチャな生き物はいなかったから」

クラウス「・・・」

スティーブン「どうやら、格別の厄介ネタらしいな。この街に異界とは違う、さらに異なる世界との繋がりができてしまったらしい」

レオ「第三勢力とはまた面妖な・・・」

スパイディ「そんな深刻なカオする必要ないよ。パラレルワールドだったりまるっきり別の異世界に行き来するなんて誰でもやることでしょ?」

スティーブン「異界と現世が交わった時、世界は丸ごと大崩壊するところだったんだ。奇跡的に二つの世界は同時に存在することができたが、さらに別の世界が交わったとしたら、今度こそどうなるかわからんぞ」

ザップ「つまりどういうことだってんすか?」

レオ「トランプタワーがキレイに立てられた所に、上に小石タワーを積み立てるみたいなモンってことッスよ」

ザップ「んなもん全部倒れちまうだろうがバカかテメー」

スパイディ「・・・もしかして僕って招かれざる客?」

スティーブン「今のところ異変は起こっていないから大丈夫だろうけど・・・我々で君を保護するしかないな。なにがきっかけで君のいた世界とやらとのつながりが大きくなるかわからない」

クラウス「君一人だけがこちら側に来ているのなら、穴は極小だ。だが穴が大きくなれば・・・ほころびが生じて全てが崩れる。そうならないようにするのが私達の務めということだな」

スパイディ「あのー・・・あんた達ほんとなにもの?こっちの世界のSHIELD?」

クラウス「申し遅れた。私はクラウス・V・ラインヘルツ。ライブラのリーダーだ」

スティーブン「クラウス・・・」

クラウス「彼を保護するのに隠し通すわけにはいかない。我々ライブラは異界と現世の均衡を守るために活動している。君もその活動の対象ということだ。納得してくれ。君を守ることを」

スパイディ「えーっと、ようするにホームステイってことでいいのかな?屋根とベッドがあるところで寝れるなら喜んで保護されるよ」

スティーブン「そこは安心してくれ。ザップ、レオ、ツェッド、彼にこの街のことを説明してやってくれ。案内もしろ」

ザップ「ハァ!?なんで俺が!そういうのは下っ端雑用魚陰毛ズの役目でしょ!」

スティーブン「お前らが第一発見者なんだから文句言わないの」

スパイディ「自己紹介が遅れたね。僕はスパイダーマン。親愛なる隣人さ」

レオ(ハロー、ミシェーラ。元気ですか。兄ちゃんはまた面倒なことに巻き込まれそうです)

>>35

パラレルワールドだったり~:アメコミの中では、異世界だったりパラレル世界ってのは山ほどあるんだ。もし○○が××だったら~って感じで無限に話が作られるよ

SHIELD:MARVELコミック世界での地球防衛軍みたいな組織だよ。秘密諜報組織で、いろんなところを盗撮したり盗聴したりスパイしてるんだ。言っとくけど世界と人類のためにだよ
 でも色々と裏目にでてしまうことも多々あるんだ。悪人を拘束しておいて警備がゆるかったりするのはもう基本さ

親愛なる隣人:僕、スパイダーマンのキャッチフレーズ。身近な存在に感じてもらえるでしょ?

 プップー ブロロォー ガキョーンガキョーン バルルルル ブアアァァァ・・・

レオ「――で、あっちが『永遠の虚』の方角です。かなりヤバイんで近づかないでください。それこそ何があるかわかりませんし」

スパイディ「いやぁ、すごいねレオ。こんな濃いぃ濃いぃ街で生活するなんて普通じゃないよ」

レオ「それ褒めてんのか皮肉なのかわかんないんすけど」

スパイディ「ツェッドは見るからに戦闘とか向いてそうだけど、レオは平凡な高校生に見えるくらい普通だからさ。君みたいな人がこの街にいるのが不思議に思えるんだ」

レオ「こうこッ・・・いくらなんでも幼く見えすぎでしょ」

ツェッド「スパイダーマンさんの戦闘術はどこで身につけたんですか?」

スパイディ「我流だよ。もっと言えば、経験が技術になったってとこさ。君らは?」

ツェッド「斗流血法を学びました。銀髪の男は私の兄弟子に当たります不本意ながら」

ザップ「兄弟子でパイセンの俺に対して敬意が足りねェぞ水水丸。干すぞ!開いて干すぞ!」

スパイディ「レオは?」

レオ「いやぁ僕はもっぱら非戦闘員というかサポート役というか」

ツェッド「レオくんは『神々の義眼』の持ち主なんです。彼がいなければ、我々が敵と戦い、勝利することも非常に困難なんです」

スパイディ「ふぅーん・・・カミガミのギガンねぇー」ポヘェー

ツェッド「あ、真に受けてませんね」

スパイディ「なんだかそういう大層な名前だとかえって嘘っぽく思えるよ。中学生の妄想ノートみたい」

レオ「・・・」ギガーン

スパイディ「!?わわっ!?ぼ、僕の目の前に僕が!?」ビクッ

レオ「今、僕の視界をスパイダーマンさんの視界に送りました。こういうことができるんですよ僕ぁ」クイッ

ザップ「お前ちょっと性格ヒネたな」

スパイディ「みょ、ミョーだけどすごい能力だね。それがあればチケット買わなくても映画やフットボール見れるんでしょ?」

レオ「アンタもザップさん的な考え方するんスね・・・実はあんまり使いたくないんですよ、この力」

スパイディ「どして?使いすぎると緑の巨人に変身するとか?」

レオ「・・・妹が身代わりになってくれて手に入れた眼だから・・・役にはたつけど、罪悪感っていうかそういうのが色々あるんですよ。神々の~なんて名前だから畏れおおいってのもありますし」

ザップ「よく言うぜ。くっだらねぇことにも使うクセに」

レオ「アンタに強制されてな!」

スパイディ「僕があれこれ言うことじゃないけど、君がその眼の持ち主になったからには、なにか理由があるはずだよ。その力を得たからには、それ相応の責任を持たなきゃね」

レオ「理由・・・」

ツェッド「どうでしょう、異界存在の気まぐれかもしれませんが」

スパイディ「そんな迷惑でスケールの大きなヤツがいるなんてこの街も退屈しないね」

レオ「退屈なんて言葉はこの街のウィキペディアに載ってませんよ。秒単位でもめ事が発生してますからね」

 ペコグゥ~

ザップ「なぁよぉー、もういいだろ?飯いこうぜ飯。もう13時半周ってるぜ。サブウェイでもジャック&ロケッツでもいいからなんか腹に入れないとやってらんねーよ」

ツェッド「それもそうですね。じゃあ今日こそはゲロ飯屋に――」

レオ「却ーっ下!却下却下!絶対イヤですよ!だれがすきこのんで他人の口から出たヘドロを胃にブチこみたいんですか!ツェッドさんのそういうところいまだに理解できない!」

スパイディ「なんだか興味深そうな料理だねそれ」

ツェッド「ッ」キラーン

レオ「アンタもゲテモノ愛好会か!勘弁してください!普通にポテトとバーガーでいいじゃん!付属のオマケもあげるからそっちで承諾して!食後のガムもあるから!」

 カランカラ~ン

ビビアン「よーう、レオ」イラッシャーイ

レオ「あ、ども」

ザップ「結局ここかよ」

ツェッド「まあ、アンパイですね」

スパイディ「へー、案外普通な店もあるんだね。じゃ、カウンター席空いてるしすわろっ」

 ドッカ ドッカ ドッカ ドッカァ

レオ「バーガーとコークとスパを」

ザップ「同じので」

ツェッド「同じく」

スパイディ「郷に従うよ」

ビビアン「まーたヘンなのが増えたな・・・まあ客だからいいけど」

レオ「ね、ここなんかは普通に落ちつくでしょ?紐育(ニューヨーク)の残り香って感じで」

スパイディ「客席に怪人がいるのがどちらかというとハリウッドっぽいけどね」

ザップ「お前鏡って知ってるか?」

ビビアン「はい、おまちー」ゴトトトトトッ

スパイディ「WHOA!料理は美味そうだ。やっぱりアメリカンフードはこうでなきゃ!」

ビビアン「アンタもレオの同僚なんだろ?なんでそんな目立つカッコしてんだ?」

スパイディ「ああ、僕は別のせか――」

レオ「――ンドライフを求めてますよ~!ブルースー!」バッ

ビビアン「・・・セカンドライフ?ヘルサレムズロットで?ずいぶん酔狂だね。まあ、がんばりな」スタスタ

スパイディ「・・・なんだよ。なんで僕の言葉とるの?」

レオ「すんません、あんまり別の世界だとかライブラだとかは言わないでください。色々とコトなんで」

スパイディ「秘密結社だから?」

レオ「そういうことッス。ライブラは色んな奴ににらまれてるんで、口にしないでくださいね」

ザップ「異界と違う異界から来たなんで話したらアタマ沸いてると思われるのがオチだぜ。まあ、実際沸いてるんかしらんがな」

スパイディ「僕自身もたまに思うよ」

レオ「とりあえず食べましょ。食べたら帰りますよ、ライブラへ」

ザップ「そういやお前、口どこにあんの?」

スパイディ「ここ」スッ

ザップ「!それマスクだったのか」

ツェッド「気付いてなかったんですか?」

レオ「異界存在に慣れすぎるのも問題だなぁ・・・」」


 ―――

クラウス「・・・」カタカタ

KK「で、その未知の訪問者はどうしてんの?」

スティーブン「ザップ達に街を下見させてる。今のところ問題はないけど、今この瞬間も何か起こるかわからんけどね」

KK「そんな歩く核爆弾を闊歩させてていいわけ?どっかに隔離した方が得策じゃないのかしら?」

スティーブン「物理的な問題じゃないだろうさ。50メートルの分厚さのシェルターに入れたって異次元との壁は関係ないだろう。ま、何か起こればその時はその時さ。世界はなんでも起こるからね」ズズ・・・

KK「ノンキなもんね・・・実際、その別異界存在が敵じゃない証拠もないんじゃないの?もしそいつが尖兵だったとしたら、侵略予定地をコンセツテーネーに説明しちゃってるわけでしょ?」

スティーブン「それはないよ。あんなカッコしてる奴が偵察兵なもんか。それに、なんとなくわかるんだよ。彼は悪い人間じゃないってね。存外、君が気に入るかもしれないぞKK」

KK「どうだか」

 ガチャ

レオ「ただいまもどりましたー」

スパイディ「ワオ・・・キレイなところだね。ここが君達のアジトか」

レオ「まあそんなとこですかね」

ギルベルト「ようこそおいでなさいました。ライブラへようこそ」

スパイディ「執事までいるの?最高じゃん。敵に操られたりしないよね?」

ギルベルト「心にしかと刻んでおきます」

>>44

敵に操られたり~:MARVELのスーパーヒーローチーム、アベンジャーズのアジトには、アイアンマンことトニー・スタークの執事『ジャーヴィス』がヒーロー達のサポートをしていたんだ
 映画『アベンジャーズ』でのジャーヴィスはアイアンマンをサポートするコンピューターAIだけど、コミックのジャーヴィスは人間だよ。掃除洗濯ドンとこいな執事さ
 でも悪役のロボット『ウルトロン』に操られてしまったこともあったり、ヒーローの仲間だけあってなかなか波乱万丈な生活を送ってるよ

 ちなみに、ウルトロンとアベンジャーズが戦う超大作映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日公開だよ!もちろん、見ない手はないよね

スティーブン「街の様子はつかめたかい?」

スパイディ「入っちゃダメな地域と犯罪の多い地域はだいたい覚えたよ」

ザップ「犯罪なんてどこでもあんだろ」ホジホジ

スパイディ「それが問題なんだよ。この街に来てからスパイダーセンスが不眠不休で鳴りっぱなしだ。どうにかなりそうだよ。そろそろ行ってもいいかな

スティーブン「街の様子はつかめたかい?」

スパイディ「入っちゃダメな地域と犯罪の多い地域はだいたい覚えたよ」

ザップ「犯罪なんてどこでもあんだろ」ホジホジ

スパイディ「それが問題なんだよ。この街に来てからスパイダーセンスが不眠不休で鳴りっぱなしだ。どうにかなりそうだよ。そろそろ行ってもいいかな?」

ツェッド「どこへ?」

スパイディ「決まってるじゃないか。街の犯罪を少しでも解決するためのパトロールだよ。君達もやってるだろ?」

ザップ「なんでそんなメンドクセーことしなきゃなんねーんだよ」ホジホジ

スパイディ「?・・・・・・君達は正義の味方じゃないの?」

レオ「えっと・・・」

スティーブン「我々は世界の均衡を守るために動くが、一般市民の事件事故にいちいち首を突っ込むほど暇じゃない。それが数百、数千、数万の人間に影響が出るなら率先して動く。だが強盗やひったくりを相手に襟を正して現場に赴くなんてことしてたらキリがない」

スパイディ「・・・じゃ、道端で銃を向けられてる人間を横目で見過ごすってのかい?」

スティーブン「酷に聞こえるが、この街ではそれは普通のことだ。君は自動販売機を見かけるたびに釣銭口を確認するかい?」

スパイディ「っ・・・」

レオ「スティーブンさん、ここに来るまでにもスパイダーマンさんは色々やってたんですよ。路上でチェーンソー振り回す悪漢をやっつけたり、強盗団を糸で一網打尽にしたり」

ツェッド「遭遇する事件に片っ端から突っ込んで行くんで時間がかかりましたよ。我々が手をかすまでもありませんでしたが」

スティーブン「・・・・・・そうか。スパイダーマン、君、今後一切の騒動に関わるの禁止ね」

スパイディ「え!」

スティーブン「言っただろ。君の存在は別の世界とのほころびを作りかねないって。何がきっかけで君の世界との繋がりが強くなるかわからん今は無闇に行動するのは危険だ」

スパイディ「でも――」

スティーブン「騒動に巻き込まれて何かのきっかけが起これば世界は終わるかもしれないんだぞ。そのきっかけさえ分からん今は大人しくしておいてくれ」

スパイディ「でもでもでも!人が死んでくのを黙ってみてられないよ!」

スティーブン「この街にいる限りその悩みはどうにもならないね」

スパイディ「でも・・・」

ザップ「なぁ蜘蛛野郎、お前のいた世界にゃ紐育もあったってことは、この世界と似たようなもんなんだろ?」

スパイディ「・・・うん」

ザップ「お前のいた紐育は犯罪が一切ないキレーイな街だったのか?」

スパイディ「・・・いや、犯罪だらけだったよ。だから僕が東奔西走して解決――」

ザップ「じゃ、アメリカ以外は?」

スパイディ「・・・?」

ザップ「お前のいた世界じゃ戦争もからっきしなかったのか?」

スパイディ「それは・・・」

ザップ「あったんだろ?お前がNYでコスイ盗人と追っかけっこしてる間に、同じ地球上のどっかで人が何人も死んでたんだろ?同じことだろ。地域が密集しただけだよこのHLじゃな」

スパイディ「・・・僕の手が届く範囲は、できる限り救う。それが僕の信条だよ」

ザップ「それで届かない連中は見えないフリか?本当は見えてんのに。目をふさいで見ないようにしてたんだろ?」

スパイディ「ぐっ・・・」

ザップ「悲しみが多すぎて泣いてばかりいたって、何にも見えなくなっちまうぜ」

ザップ「ま、つまりってーと、そうやって誰かを救うだなんて大きく出るからには、手の届かないとこまで手を伸ばしてからモノ言えってことだ。じゃなきゃ、黙って大人しくしてろや」ガチャ

ツェッド「まったくあの人は口が下手なんだから・・・すみませんスパイダーマンさん。あの人が言いたいのは、スティーブンさんの言うことを聞いて大人しくしていろということですよ」

スパイディ「・・・・・・ああ、わかったよ・・・」

レオ「ザップさん極端だから、救うなら全員救えって言いたいんですよ。あれでも励ましてるつもりなんです。・・・たぶん・・・・・・違うかな?」

スパイディ「・・・人を救えるにこしたことはない。僕はずっとそう思ってきたんだけどなぁ・・・」

KK(フゥーン、このスパイダーマンって子、けっこう健気ね。たしかに好感度は高いかも)

スティーブン「ま、無茶はしないでくれ。これは君のためでもあるんだからな。疲れたろ、部屋とベッドは用意してあるからゆっくりしていいぞ」

スパイディ「うん・・・ありがとう」

クラウス「・・・・・・できた」カタカタッ ターン

レオ「なにがですか?ずっとパソコンいじってましたけど」

クラウス「スパイダーマン歓迎パーティーのチラシだ」

スティーブン「言っとくがライブラのメンバーになったわけじゃないぞ。保護するだけだから」

スパイディ「ホント!?僕のためにパーティー?やったぁ!友達何人呼んでいい!?水風船合戦してもいいかな!?」

レオ(ミシェーラ、やっぱり兄ちゃんは面倒なことに巻き込まれたようです)

今回はここまでで。スパイディにとってHLにいたら気が狂いそうなほど事件だらけだろうなって思って
戦闘もそれなりにあるとは思うけどどんな内容になるか未定なので期待はしないでくらさい・・・

あ、ややこしいというかわかりづらいかもしれないけどスパイダーマンがいた世界とHLが交わると何が起こるかわかんないし、何がきっかけで交わるかわかんないって状況なのです
スパイダーマンが来たってことは両側に微かな繋がりができたってことだけど、それが大きくなると交わっちゃうから、そうならないようにライブラが保護するということで

この人アメコミクロスよく書くな
進撃とのコラボはピンとこなかったんだけど、これは良い感じ
元々アメコミテイストが濃いからかな

>>59
アメコミクロスSSはけっこう描いてるけど手探り感がひどくてね・・・ごめんね


今夜21時から地上波で『アベンジャーズ』放送でっせ!
MARVELの映画見てないし・・・っていう人でも安心!アベンジャーズから見ても問題ないよ!


ギルベルト「お早う御座いますスパイダーマン様」

レオ「ライブラが手配した宿はどうでした?ゆっくり眠れました?」

スパイディ「冗談じゃないよ。隣の部屋の奴は異界のクスリキメてるらしくてずーっと叫びながら壁ドンしてくるし、反対側の奴は30分おきに自爆と再生を繰り返してて眠るどころの騒ぎじゃなかったぞ」

スティーブン「急きょ空いてる部屋を探したらそこしかなかったんだ。もっとひどいところもあるんだぞ。2時間以上居座ると部屋に食われる宿よりはマシだろ?」

スパイディ「早くオウチに帰りたい」

クラウス「我々も懸命に方法を模索している。あらゆる情報筋にあたっているが、別の世界となると全くといえるほど情報がないのだ。藁山の中の針を探すに等しい」

スパイディ「この世界にはゴム人間の天才科学者とか不思議な魔術師とかいないの?不便な世界だよね。宇宙人に侵略されたらどうすんの?太刀打ちできる?」

レオ「スパイダーマンさんの世界もたいがいブっとんでますね・・・」

スパイディ「年一で世界の危機がくるからね」

>>61

ゴム人間の天才科学者:MARVELのゴム人間と言えば、Mr,ファンタスティックことリード・リチャーズのこと。宇宙船で宇宙に行った時に宇宙線の影響で宇宙的パワーを受けてゴムの身体になったんだ
 他にも後に奥さんになるスーザン、その弟のジョニー、友人のベンも一緒にパワーを得て、4人で『ファンタスティック・フォー』っていうチームを結成したんだ。映画にもなったよ
 リードの頭脳は宇宙でも有数で、だいたい困った時は彼の発明品で状況を打破することがあるんだ。科学と言う名のゴリ押しだね。異世界や時空間を移動することも多いよ

不思議な魔術師:MARVEL最強の魔法使い、Dr,ストレンジのこと。至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)の称号をもつすっごい魔法使いなんだ。困った時はストレンジってね
 スプリームの称号はとっても難しいもので、ちょーっと黒魔術に手をだしたらはく奪されて別の魔術師にスプリームの称号が写ったりするんだ。だから彼は物事を慎重に見てたりするよ
 その分、できることはすっごく多岐。だいたいなんでもできるって言えるレベル。もちろんできないこともあるっぽいけどね

年一で世界の危機~:毎年夏に大型イベントが起こるのがMARVELコミックだが、もっと頻繁に世界の危機は起こってる

チェイン「や」

スパイディ「わ!」ビクッ

チェイン「からかいがあるなぁ」

スパイディ「ビックリさせないでよ・・・ていうか、僕のスパイダーセンスにひっかからないって、君なにもの?」

レオ「チェインさんは不可視の人狼・・・つまりは透明になれるんです。それも物体を通り抜けれるし、存在を消せるんですよ」

スパイディ「犯罪界のMVPとれるじゃん」

チェイン「やろうと思えば君の家の家財道具もあらいざらいできるよ」

スパイディ「勘弁してよなけなしなんだから。ていうか、存在を消すって危なくない?」

レオ「そうなんですよ。あんまり消え『すぎる』と、この世界から消えちゃうだけでなく今までの痕跡も全部消えちゃう・・・チェインさんの歴史が消えちゃうんです。キン肉マンの王位争奪戦みたいに」

スパイディ「ひえぇ~。まさに捨て身攻撃玉砕アタックって訳か」

チェイン「大丈夫。私が消えないように符帳があるもの。いざという時は人狼局に行って、符帳の通りに行動してくれれば私は消えないよ」

スパイディ「ふちょう?・・・それってどういう内容なの?」

チェイン「・・・」

スパイディ「?」

チェイン「人の懐に無断で入り込もうとするとか最低」

スパイディ「えっ」

チェイン「エメ姐~」オーイ

エメリナ「スパイダーって言うんだっけ?アンタ、女心に土足だなんて・・・ちょーっと指導が必要かしら」フッ

スパイディ「えっ」

スパイディ「ううっ・・・マンウルフのビンタ痛い・・・・・・いや、彼女らの場合、ウーマンウルフかな」ヒリヒリ

KK「あら、どうかした?蜘蛛さん」

スパイディ「あ、えーっと・・・ケーケーだっけ。いやね、人狼局のOLに体罰受けてね」

KK「女のコ相手にヘタなことは言っちゃダメよ。アナタ、まだまだ青いみたいね。カオを見なくてもわかるわ」

スパイディ「あぁ・・・女性には振り回されるばかりだよ確かに。それよりさKK、僕と対面してる時に常に銃に手をかけてるのはどうして?」

KK「悪いわね。職業病でね、怪しい相手は警戒してなきゃ気が気でないのよ。あんまりポケっとしてるとすぐそばの敵に気付かないーなんてことになっちゃうでしょ?」

スパイディ「僕が敵ってこと?」

KK「素顔を見せない、素上を話さない、そんな奴が隣にいるのに安心しろなんてどだい無理な話よ。ごめんね面と向かってこんなこと言って」

スパイディ「しょうがないよ。君の言うことももっともだから。どうしたら笑顔で話をしてくれるようになるかな?今後の参考にしたいから聞かせて」

KK「そうね・・・・・・仲間の命を救うとか、悩みを解決する手助けをするとか・・・」

スパイディ「OK、KK。なにか悩みない?解決ズバっとしてあげる。ぶっちゃけていいよ!こう見えて人生経験の引き出しは家具屋さんよりたくさんあるよ」

KK「悩みぃ?アンタに?私の悩みを?冗談、全身タイツの男に子持ちの戦うお母さんKKの悩みが解決できるなら苦労しないわよ」



 ・・・・・・

KK「やっほぉ~うスパイディ~♪おっげんきィ~?今日もランチ一緒に行こっ♪パンケーキのオイシイお店見つけたの~♪」

スパイディ「やったぁ!」

ザップ「最近姐さんと蜘蛛野郎仲いいよな。なんかあったのか?」

レオ「なんでも子供のことで相談されたらしいッスよ」

ツェッドって結構アウトなレベルでヘルボーイに出たエイブと見た目似せすぎだよな

というか作者も隠す気ないくらい露骨にエイブが元ネタですしおすし


デルドロ「いやぁ~・・・面白かったな、映画ホウフクーズ」

ザップ「へぇ、テメーにも大衆文化を受け入れる脳細胞があったんだな」

デルドロ「誰かさんの血液をやってると、色んなもんを見させられるもんよ。その過程で俺もけっこう毒が抜けたかな」

ハマー「この映画見るためにシリーズ関連作品全部見直したもんね。BDで。獄内で」

レオ「僕・・・カンゲキッス!・・・うう・・・今までのシリーズの積み重ね集大成・・・そのお祭り映画の続編だなんて・・・・・・俺涙で眼球がふやけてるッス・・・」グズッ

スパイディ(どこかで見たようなヒーロー達が出てきてたけど・・・まあ、異世界だもん。よくあることっ)

ザップ「つーかヨォ、どうせヒーローが集まるならボーイスパイダーも参加させろよな。アイツの映画、リセットしてやりなおしてるだろ?いいじゃん、良い機会だから一緒に戦えって思うよな」

デルドロ「・・・」ギロッ・・・

ザップ「な、なんだよ・・・」

デルドロ「そのままオプティックブラストに巻き込まれて死ね」

ザップ「!?」

レオ「なに言ってんスかザップさん。ボーイスパイダーの映画化権利は別の会社が持ってるからホウフクーズには参戦できないんスよ。コミックでは入ってるけど」

ザップ「なんだよそれ!ンな細かい政治話は聞きたかねぇんだよ!他人の事情なんざ知るかってんだ」

レオ「この人・・・」

ハマー「ねえ、スパイダーマン。君の世界もホウフクーズみたいなヒーローはいるの?だって君って、コミックのヒーローみたいじゃん」

スパイディ「ああ、うん。まあね。モノマネ番組が流行ってるから、今の映画のにそっくりな人達もいるよ」

ハマー「へー。世も末だね」

スパイディ「ほんとにね」

>>69 >>70
あれはアウトとかそういうのじゃなくパロディというかオマージュかと・・・クラウスもちょっとヘルボーイみたいなアゴしてなくもない・・・
もっと言えば、コンビニの商品の中にアイアンマンとかオプティマスとか、闘技場の観客の中にバットマンいたりしますもんね

映画権利は~:映画の『アベンジャーズ』系列と、『スパイダーマン』系列は、それぞれの権利を持つ会社が別なんだ。アベはMARVEL、僕はソニーって具合で
 でもね!とうとうソニーも重い腰を上げたよ!スパイダーマンを映画に登場させる権利をMARVELに一部渡したんだ。でもソニーもソニーでスパイダーマン作ってくっていう感じらしい
 つまり、ソニーもMARVELも両方ともスパイダーマンの映画を作れるんだって。これでアベンジャーズに人気者の親愛なる隣人が参加できる日も来るかもしれないよ!

>>76
あれ?普段から顔隠してるもんだから社長と一緒に賛成側に就いてたと思ったけど?教えてイッチ

賛成側だったけど反対側に寝返って
社長にアイアンスパイダースーツごとボコボコにされてパニッシャーに保護されてるはず

>>79
>>81で言われてる通り、最初はアイアンマン率いる賛成派だった。その決意を表すためにも報道陣の前でマスクをとって本名も公表しちゃう。ジェイムソンはおかんむり
でもそのせいで「スパイダーマン=ピーター」ってことが悪人達にも知られて、今までスパイディにやられてきた悪人とかがメイおばさんとかを襲撃したり、
キャップ率いる反対派とアイアンマン率いる賛成派が対決した際、秘密裏に作ってたソーのクローンが反対派のヒーローの一人を死なせてしまったり、色々とマイナスなことが重なって、「やっぱアンタ間違ってるよ」ってアイアンマンに辞表叩きつけてキャップの賛成派に鞍替えするって感じです


アベンジャーズ;エイジ・オブ・ウルトロン最高に面白かったぜ!さすがに前作とかウィンターソルジャーみてないとわかんないところもあるかもしれないけど、最高にかっこよくて楽しかったよ!
ウルトロン大好きなので活躍してくれてうれしいよ!人間くさくて憎めないキャラクターだったよ!割とマジで涙出る場面もありましたよ!
皆さん映画館へ行ってすぐにでも見ましょう!今までのシリーズ見てなくても、十分かっこよく見えるはずですよ!エイジオブウルトロン見てから他のシリーズ見るのもアリだよ!


パトリック「へぇ、変わった武器だなこりゃ。どうやって敵を木端微塵にすんだ?」

スパイディ「そんな物騒なものじゃないよ。ウェブシューターっていう蜘蛛糸発射装置だよ。ほら、こうやって」THWIP THWIP

パトリック「ミョーな武装だな。こんなんで戦えるのか?弾丸どこに詰めてんの?」

スパイディ「君からしたら僕の武器は面白くもなんともないだろうね。人にも自然にも優しいエモノさ」

パトリック「お前本気で言ってんのか?この街で鉛玉無しで過ごそうなんてレオくらいなもんだぜ」

レオ「どーもー」

スパイディ「僕は誇らしく思うけどね」

パトリック「ケッ、なにがウェブシューターだ。面白くもなんともねえ」

ニーカ「♪」

スパイディ「助手子ちゃんはお気にみたいだけど」

パトリック「この際だ、ガンマンに転職しねぇか?手軽なデリンジャーやら十字型金属弾を発射する大型スタンガン、あとは機関銃とミサイルを搭載した最強の個人平装――」


 BOOOOOOMMM!

スパイディ「!・・・外で爆発音!」

レオ「わわっ!前の通りで強盗ッスよ!」

パトリック「おーおー、昼間から花火たぁ夏だなぁオイ」

スパイディ「行かなきゃ!」ダッ

レオ「あー!待ってくださいスパイダーマンさん!モメごとに首つっこむのはダメっすよー!」

>>87

ウェブシューター:僕の強力な秘密兵器。手首に装着した装置からウェブ、つまり糸を発射するんだ。発射のボタンは手のひらにあって、ダブルクリックすると糸が出るようになってるよ
 誤射しないようにワンクリックでは発射しないようになってる。ボタンの押し方でロープ状やボール状に形を変えて発射できるんだ。有限だから、ピンチの時に弾切れになる時もあるぞ

人にも自然にも優しい~:ウェブは頑丈で普通のパワーではちぎれないワイヤー並の強度があるんだ。数時間したら自然消滅する環境に優しい科学製品だよ。だから街なかでバンバン使えるんだ
 僕の手作りで、これを作るための材料を買うためにサイフが軽くなる・・・

男「ハーハハハハハ!チョレェチョレェ!楽すてゴージャスな生活ゲットだぜヒー!」ゲタゲタゲタ

ポリスーツA「貴様ァ!動くな!両手を挙げてその場に跪けェ!」ジャキ

男「シャラップジャスティス!」BOOOOMMM!

ポリスーツA「うわああああ!」KA-BOOOOOMMM!

男「ハーハハハハハ!俺を止めたきゃイージス艦でもひっさげてきな軟弱ヒューマーどもが!」

ポリスーツB「くっ!何なんだあの男は!どんな武装をしてるんだ!」

 THWIP! チャクチ

スパイディ「アーマー警察の皆、さがってて。あの男は何か爆発物を持ってる。さっきも何かを投げつけて爆発したんだ。近づいちゃダメ」

ポリスーツC「な、なんだ貴様は!?」

ポリスーツB「す、すごいボディライン!」

スパイディ「レオ、奴がなんの武器を持ってるか『見える』?」

レオ「勘弁してくださいよ・・・スティーブンさんに言われたじゃないですか。大人しくしてろって・・・」

スパイディ「だからって人を傷つけるような悪人を放っておくなんてできないよ。レオ、手を貸してくれ」

レオ「・・・・・・わかりました」ギュゥゥン

男「?・・・あァん?・・・なんだそこのガキ。なにガンつけてんだ。げ!?なんだそっちのタイツ野郎は!」

レオ「・・・コートのポケットにペンシル型の武器があります。ポケットサイズのトマホークミサイルらしいッス。あんなもんどこで仕入れたんだ・・・」

スパイディ「OK。サンキューレオ」

男「てめぇらのせいで気分がナエた!こいつをくらえオラァ!」BOOOOM!

スパイディ「さあ、鉄拳制裁タイムだ」

>>90

鉄拳制裁タイム:MARVELの人気ヒーローチーム、ファンタスティックフォーのメンバーでもあり、僕の友人でもあるザ・シングの決め台詞
 「さあ、戦いのお時間だぜ!」とか「ムッシュムラムラ!」とか訳されることもあるよ

 BOOOM!

レオ「どひー!」

スパイディ「WHOA!手のひら大なのにミサイルの火力か。僕の世界に輸出したら黒字経済インフレ待ったなしだよ」THWIP!

男「黙ってられねえのかテメーは!」ブン!BOOOM!

スパイディ「質問があるんだけどさ、その武器を世のため人のために使おうと思ったことないの?ノーベルって人の話は知ってる?」THWIP!

男「黙ってろってんだ!ぐだぐだ言う割には手も足もでねえようだなタイツマン!ぴょんぴょんとび跳ねるだけか!?バッタかい!?」ブン!ブン!BOOOM! BOOOM!

スパイディ「いいや、下準備をしてるだけさ」

男「もう面倒だ!散れやァ!」

スパイディ「蜘蛛糸をあっちとこっちに張って、僕の目の前でつなげると・・・」

 グィーーーン・・・・・・

男「!?」

スパイディ「ウェブバリアってとこかな。伸縮性があるからパチンコみたいに君のペンシル爆弾を跳ね返せるぞ」

 ビヨヨ~~~ン!

男「ゲ!」

 BOOOOOMMM!

レオ「打ち返したァー!」

男「・・・ARGH・・・・・・COF・・・」

スパイディ「火傷が痛い?それが君が他人に与えてた痛みだよ」

 ガシャーン!

スパイディ「投獄完了!」

レオ「すごいテンポ」

ポリスーツ「ご協力に感謝するタイツの男。この爆弾魔は我々が責任を持って拘束しておくと約束しよう」

スパイディ「犯罪者の集団脱走はないようにしてね」

男「COF・・・おいマスクのタイツ野郎・・・・・・お、お前はもう終わりだぜ・・・明日の朝日は浴びれねえと覚悟しとけ・・・」

スパイディ「?」

レオ「聞く耳もつことないですよスパイダーマンさん。ああいうのはお決まりの捨てゼリフですから」

男「お、俺が誰だか知らねえらしいな・・・俺は『GANG-HO-GANG』のメンバーなんだぜ・・・・・・俺をパクったら・・・仲間が黙っちゃいねえ・・・」

スパイディ「ギャングホーギャング?パワーパフガールズの悪役のこと?」

レオ「GANG-HO-GANG?・・・・・・ま、マジで・・・」

スパイディ「知ってるのレオ?」

レオ「・・・・・・スティーブンさんに報告しましょう。こりゃホントに大事になるかもしれないッスよ」0

>>97

パワーパフガールズ:アメリカで大人気のカートゥーンアニメ。日本でも吹替え版が放送されたりして根強い人気があるんだ。今でもシリーズは続いてるし人気もすごいらしい
 ユートニウム博士がお砂糖、スパイス、素敵なモノをいっぱい混ぜてムッチャかわいい女の子を作ろうとしたんだけど間違えて余計なモノを入れちゃったんだ。それは・・・ケミカルX!
 そして誕生したムッチャカワイイ三人のスーパーパワーを持った女の子!ブロッサム!バブルス!バターカップ!彼女たちがパワーパフガールズで、空を飛んだりビーム出したり怪力を持ってるんだ
 で、その悪役の中には『ギャングリーン・ギャング』っていう不良少年集団がいるのさ。個性的な五人組で、ワルなことばっかりしてる。とある話ではミュータントみたいな能力を得たこともあったよ

日本で魔改造された結果なんか美少女戦士化したりもしたな


スティーブン「やってくれたな」

レオ「す、すんません・・・」シュン

スパイディ「レオを叱らないであげて。僕が勝手に許可もとらず正義の行動をとっただけだから」

スティーブン「君がやったことは間違いじゃないかもしれない。だが面倒事でもあるには変わりないんだ。GANG-HO-GANGは今一番勢いのある犯罪チームだ。ここ数カ月で勢力は10倍にまで伸ばしてる連中だ」

ザップ「最悪のゲス連中だぜ。異界存在のガキ相手にヤク売ってるような奴らだ。何度かぶっ潰そうと動いたが、構成人数もハッキリしないし、いくらやっつけても小粒のザコしか洗えねえ。一行に全容が暴けない連中だ」

スティーブン「我々は以前から網を張って、奴らの尾っぽをつかもうとずっと水面下で動いてたんだ。それを君がブチ壊してくれたわけだ。奴らは君とレオを狙ってくる。そうなるとこっちも動きがとれなくなる」

レオ「え・・・ね、狙ってくるって・・・」

ザップ「決まってんだろ、報復だよ報復。マフィアやギャングってのは仲間意識が高いからな。チームの一員がやられたら何がなんでもやりかえすもんよ。お前、これから夜は一人で寝るなよ」

レオ「やーめーてー!リアルな脅しやーめーてー!」キキタクナイ!

スティーブン「とにかく、レオとスパイダーはしばらく姿を隠せ。外じゃGANG-HO-GANGが君らの顔を探してるハズだ。我々が逆にやつらを一網打尽にするしかない」

スパイディ「地下に潜れって?悪人はほっとけ、大人しくしてろ、次は監禁か。ここって中世?」

クラウス「・・・」

スティーブン「クラウス、早急に手を打たないとえらいことになるぞ。GANG-HO-GANGが地上で活動して、他のマフィアとぶつかったらコトだ。一気に火は燃え広がることになる」

クラウス「ああ。スティーブン、人数を集めてくれ。これを機に、奴らを叩く」

今回はここまでで。GANG-HO-GANGってチーム名も元ネタは知ってる人は知っている

>>99
なにそれ知らない・・・



>>103
本家
http://i.imgur.com/eboqkQW.jpg
日本版
http://i.imgur.com/fsYsDjb.jpg
後のDWAみたく日本に好き勝手やらせた結果がこれだよ

あ、GUNSじゃないんだwガトリング腕輪とかDAN-GAN義足さんの下位互換なウニとか、何で組織に入れたの?って人がいたよね

>>106
これがあの有名な・・・話には聞いてたけど、けっこう問題作だったそうスね。見たことないからなんともいえんけど

>>107
名前だけ似てる別人ってことで一つ

アルティメットスパイダーマン観て初めて知ったんだけど
ハルクって意外と普通に喋るのね

 ・・・・・・

スティーブン「えー、スパイダーとレオがGANG-HO-GANGの一員を留置所に送ってから2時間と17分、現在ヘルサレムズロッド各地でギャングやマフィア達が勢力的に活動している。ショッピングセンターは壊滅的被害だそうだ」

スパイディ「Uh-oh」

スティーブン「件の逮捕された男は、EG・ザ・マインEGという名で、GANG-HO-GANGの12人いる幹部連中の内の一人だったらしい。幹部がやられたとあって組織の中は蜂の巣をつついた騒ぎだそうだ」

レオ「責任感じる・・・」

スティーブン「GANG-HO-GANGの末端メンバーまで動いてるし、連中と協定を結んでる他のマフィア連中も動き出してる。思ったより大事だ。不自然なほどな」

ツェッド「今まで姿を見せずなかなか全容がつかめなかったんですよね?そこまで慎重な組織なのになぜこうまで大規模に動いてるんでしょうか・・・」

ザップ「さあな。いくら幹部各一人やられたからって総動員ってのは納得いかねえな」

クラウス「何か裏があるのは確実だ。だが、今現在も街は奴らによって痛みを受けている。それを放っておくことはできない」

スティーブン「と、我らがリーダーが申しているので、我々ライブラはGANG-HO-GANGと構えることになった。はい、これ各自の行動目標が書かれたプリントね」ペラペラ

KK「WHOA・・・これってつまり、これを機にGANG-HO-GANGを一網打尽にする作戦ってこと?」ペラ

クラウス「ピンチはチャンスということだ。姿を見せない相手が姿を見せた時こそ、反撃のチャンスなのだ」

スティーブン「では各自散開。目標を補足しだい速やかに作戦を実行してくれ。あ、それとレオ、スパイダー。君らはここで留守番だ。一歩も外にでることは許さん」

スパイディ「えー、でも火をつけたのは僕なんだし黙ってるなんて――」

スティーブン「一 歩 も 出 る な。わかったな?」

スパイディ「・・・・・・ぁーい」

レオ「仕方ないですよスパイダーマンさん。むしろ僕は安心しましたよ・・・ギャングやらマフィアが暴徒化してる街に赴かなくてすむんだから」


クラウス「征くぞ」ザッ

>>110
コミックでもハルクは普通に喋る時もあるよ。映画では基本的に唸り声だけだけど
ディスク・ウォーズでは逆に常にハルクだから喋り倒しでしたね。アルスパでもバナーには戻らない?のかな。まだ今週分みてない

>>110
繋がりはないです。無印ハルクは普通に単発モノで人間ドラマにフォーカスあてすぎてちょっと評判がよくなかったそうな。インクレディブルハルクは、ハルクのアクションシーンに力をいれて作りなおしたもので、ストーリーも全然違うけど、マーベルシネマティックユニバースに組み込まれてるので、アベンジャーズに繋がる内容になってますね。正直、インクレディブルハルクは見てなくてもアベンジャーズとかを見る分にはあまり問題ない気もします。もちろん、見たほうが良いんですが

 BOOOOOMMM!

ギャングA「ヒャッハー!燃やせ燃やせー!」BPRAAATTTT!

ギャングB「今日という日は記念日だ!ヘルサレムズロットが俺達に支配された新たな独立記念日だー!」BANG!BANG!BANG!


ザップ「画にもならねえザコだな。明らかに尺稼ぎだ」

ツェッド「彼らを掃除して、大物を引き出すのが作戦ですよ。わかってますか?」

ザップ「お前俺を5歳時かなにかと思ってんのか。見てろ」シュボッ

ギャングA「あぁん!?ンだてめぇらぁ!燃やすぞこらァ!」

ザップ「俺をか?笑えねえぜ」


 ―――

KK【こっちは大体済んだわ。もう動ける奴はいない】

スティーブン「御苦労さん。こっちも一通り終わったよ」

ギャングC「ア・・・・・・ギ・・・」カキーン

ギャングD「・・・ウ・・・・・・カ・・・」カキーン

KK【で、好き放題暴れてる連中を片っ端からやっつけたらボスが出てくるって算段なのよね?】

スティーブン「ああ。だからこっちもメンバーを分散したんだ。相手の幹部は12人いるらしいからな。・・・・・・っと、もう切るぞKK。そっちは任せたよ」ピッ

 「ウチの者達をかわいがってくれてる奴が複数個所で同時に現れたっていうから飛んできたら・・・普通の人類一人だけじゃないか。存外、大事でもなんでもなかったのかもな」

スティーブン「アンタがGANG-HO-GANGの12幹部の一人かい?部下の不始末は上司にとって面倒だよな」

ホーンフリーク「私は『渓谷のホーンフリーク』。察しの通り、GANG-HO-GANGだ。ウチのもんが世話になったな。ここからは俺のソロを聴いてもらうぜ」

クラウス「・・・貴行は?」

双牙「GANG-HO-GANG12幹部・・・双牙。『人喰い鬼(オウガ)』とも呼ばれている」

クラウス「貴行らGANG-HO-GANGは罪なき人々を苦しめている。我々はそれを止めるために赴いた」

双牙「君達がライブラだというのは知っている。罠にはまったのは君達だ」

クラウス「・・・」

双牙「我々をおびき出すつもりだったろうが、おびきだされたのはそちらだということだ。覚悟してもらう。全力でこい!」

クラウス「心得た」

 ―――

 キィン!

ツェッド「ぐっ!・・・疾(はや)い!」

電泥「それがしの太刀を防ぐとは・・・見事、御見事!それがしの名は電泥(でんでい)・ザ・ブレイド。そなたを腕のある武士と見込んで・・・試合を申し込む!」

ツェッド「これが日本のSAMURAI・・・YAKUZA、NINJAと並び、日本最強の戦士・・・」

電泥「お命頂戴!」ギュン!

 ―――

 「RRRRRRRAAAAAAAAAAA!」THOOOOOOOOMMM!

ザップ「だーっ!なんなんだよこいつは!図体でけェバケモンじゃねーか!なんでこんなのがギャング組織にいんだよ!」

グレイ「我ガ名ハ『グレイ・ザ・ナインティナインライヴズ』!軟弱ヒューマーを叩キつぶス!それが我ガ任務ゥ!」

 KA-BOOOOOOOOOMMM!

ポリスーツA「退け退けー!」ドタパパパパ

KAIJU「RRRAAAAAAGGGGHHHHHHHH!」

 THOOOOOOOOOOOMMMMMM!

ポリスーツA「ぐわあー!」DOOOOM!

ポリスーツB「なんなんだコイツらはァ!異界のバケモンどもがァ!」ドラパパパパ

ギャラリーA「うひょー!スッゲー!みろよあれ!KAIJUだぜKAIJU!」ヤイノヤイノ

ギャラリーB「俺KAIJUって太平洋から来るんだと思ってたぜー!」ヤイノヤイノ

ギャラリーC「やれやれー!暴れちまえー!」ヤイノヤイノ

 ブオン!

ギャラリーC「!?」

ハマー「よいしょぉ」

 SSKKMMAAAAASSSHHHH!

KAIJU「RRRGGGHHHHHAAAAAAA!」THOOOOOOMMM!

ギャラリーB「か、KAIJUを殴りとばしたァ!?なんだアイツ!」

ハマー「これもギャンホーギャンズなのかな?デルドロ」

デルドロ{GANG-HO-GANGだろ。それよか、こいつらは異界の獣どもだ。どうやら誰かに使役されてるらしいな}

 「その通り。GANG-HO-GANGが一人・・・『ザジ・ザ・KAIJU』ことこの僕が支配するKAIJU達を相手に、一人で何秒もつかな?」

ハマー「あー、なるほどー。猛獣使いってやつかぁ」

デルドロ{殴りがいはありそうだな}

 ―――

ガントレット「おい、『レオノフ・ザ・フィギュアマスター』、俺達の目標はどこにいるんだ?呼ばれたから急いで来たのに・・・どこにも見当たらんぞ」

レオノフ「泡てないで管さい『ジャンピング・ザ・ガントレット』。この地下くに射るノは確実・・・軽界して九打サイ」


KK「出てきたわね。あれが12人の幹部連中・・・それも2人も・・・手はずはいい?チェイン」

チェイン「・・・」サムズアップ


レオ「あのー、ギルベルトさん。大丈夫スかね・・・」

ギルベルト「ライブラの仲間の皆さんの心配ですか?それはこの世の中で最も不要な悩みですぞ」

レオ「とはいえ相手は全容のつかめないギャングですよ。きっと異界存在もウヨウヨ介入してるし・・・」

ギルベルト「坊っちゃんをはじめ、ライブラの皆さんが負ける姿が想像できますか?」

レオ「・・・・・・いや、できないです」

ギルベルト「そういうことです」ニコッ

スパイディ「僕も参加したかったな。あ、戦いが好きってわけじゃないよ。ただ皆の力になりたくって」

ギルベルト「その思いだけで十分です。ここにいればあなた方が敵に見つかることはありませんから」

レオ「ここって使われてない倉庫ですよね。なんだってこんなところに?」

ギルベルト「姿を隠すには空き倉庫と相場が決まっているのです」

レオ「・・・映画の知識ッスか?」

 ~!~!~!

スパイディ「!伏せて!」

 KA-BOOOOOOOMMM!

ギルベルト「!」

レオ「うわわわわー!」

スパイディ「いきなり発砲・・・それも大型のバルカン砲かな?どうやら敵にバレてるみたいよ」


モネヴ「ハーッハハハハハ!俺様は『モネヴ・ザ・ヴェノム』!てめェらを消し炭にする男だ!」

スパイディ「ワオ、ほんと、ヴェノムに似てるね」

これキャラ説明とかに画像張りたいんだけどどうすりゃいいのかな?・・・ガンホーのメンバーも名前違うけど見た目とかのイメージはそのまんまだし、貼ったほうがわかりやすいかと思うんだけども

ごめんなさい・・・アップローダーとかにアップしてからやんの?全然わかんない・・・

画像のURLをコピペして最初のhを消せば張れるはず

>>124アップローダー経由とかしなくてもいいんです?

調べたらアップロードしたあとにURLの尻に.jpg付けて貼ればいいみたい

>>127
ありがとうございます。ちょっとやってみる

>>119

ヴェノムそっくり:このモネヴってキャラは血界戦線の作者、内藤先生の作品『TRIGUN』に登場するモネヴが元ネタで、そのモネヴはMARVELのキャラ、ヴェノムをモチーフにしてるらしい
 まあ、血界戦線のデルドロもヴェノムに似てるけどね



できたー!ありがとうございます!これで補足文にも画像をつけれるぞ!

モネヴ「ライブラをあぶりだしたのは上手くいったが、こんなところに隠れていたとはな。だがもう終わりだ!逃がしはしないぜ!」

レオ「あわわ・・・筋肉モリモリマッチョマンのギャングだ」ガタガタ

スパイディ「レオ、ギルベルト、さがってて。僕がや――」

ギルベルト「いえ、お気づかいなく」

 GGGKKKRRRAAAAAAHHHHHHHH!

モネヴ「!?RRGGHHH!」

レオ「ゲー!どこからともなくギルベルトさんの車が突っ込んできたァー!」

ギルベルト「自動操縦モードは基本ですよ。彼は私がお引き受けします」ガチャ バタム

モネヴ「GGHHH・・・車に轢かれるなんて『600万ドルの男』かよ・・・・・・って!」

 TAAAANNNNGGGGGGHHHHHH!

モネヴ「GGAAAAHHHHHH!」

ギルベルト「お元気?」


レオ「ひでえ・・・ギルベルトさん、あのマッチョマンを車で突撃してそのまま離れていっちゃった」

スパイディ「安心するのは早いよレオ。もう一人刺客がいたみたい」

レオ「!・・・長髪の・・・女の人?」

 「・・・・・・」

スパイディ「女子に手をあげるのは主義に反するけど、どう見ても普通じゃない気配だよね、アレ。スゴ腕の戦士って感じ。僕がウェブで巻き上げるからレオは――」

 ――NNNNNN・・・

スパイディ「ッ!?・・・・・・う・・・か、身体が・・・動かな・・・」

レオ「スパイダーマンさん!?どうしたんですか!」

 「『ディーゼル・ザ・サイクロプス』それが私の名前・・・それしか言わない。あなた方もライブラね。始末させてもらうわ」

レオ「・・・・・・ドミニクじゃないんだ」

TRIGUNキャラとか胸熱なんですけど!

今回はここまでで。ガンホーガンズそのまま出すと『いやいやガンホーがこんな奴らなわけないじゃん』ってなりそうだから別キャラってていで一つ・・・
ドミニクじゃなくディーゼルっていうネタはワイスピです言わなきゃわかんない
ガンホーガンズの画像も貼りたいけどいいのが見つからない・・・

>>133
き、期待しないでね・・・俺もトライガン大好きだけど、血界キャラとどっちも立たせたくなっちゃうし、どっちが強いとか書くのもアレなんで、ここはあくまで別キャラってことでね・・・
まあアレですよ!アベンジャーズvsX-MEN:VSみたいに両チームのプロレスバトルみたいなもんですよ!別キャラだけど!

 ・・・・・・

双牙「・・・COFッ!・・・・・・」ドサッ

クラウス「もう戦える身体ではない。これ以上の戦いは無用」

双牙「グ・・・つ、強いな・・・・・・さすがは・・・ライブラのリーダー・・・・・・だが・・・GANG-HO-GANGSを・・・甘く見ない方が身のため・・・だ」

クラウス「?」

双牙「多重人格・・・創作上のものだと思っているだろうが・・・多重人格の人間は実在する・・・ストレスから心を守るために・・・別の人格が作りだされる事例がある・・・」

クラウス「貴行がそうだと言うのか?」

双牙「いいや違う!『多重体格』!」ギュバン!

クラウス「!」

双牙「人界には存在しないであろう!人格ではなく体格が二つ存在する!今までの我が戦法はスピードとテクニックを駆使した高速戦闘だったが今は重撃の圧倒的パワー!全く異なる人間と相対するのと同義!この姿の我が名は・・・『三重刑(トライパニッシュ)』!」

三重刑「足も金属の義足を付けて三本にパワーアップ!人類にとって我が戦闘スタイルは想像の外だろう!さあ!はじめよォぜェェェ!」

クラウス「心得たッ!」

 ・・・・・・

 SKASSHH!

ツェッド「うぐっ!」

電泥「それがしの足に装着しているのは異界の技術で造られたろぉらぁぶれぇどというもの。超々高速移動を可とする絶具・・・それがしの剣技を絶対なるものにする偉駄天なり」

ツェッド「なんてスピードだ・・・目で追うのがやっと――」

 DASH!

ツェッド「!」

 KA-TTAAANNNGGG!

ツェッド「っぐ!」ビリビリ

電泥「防ぐとは天晴れ!あいや天晴れ!だがしかしいつまで『もつ』かな!?」DASH!

 CHAANG!

 CAAHNNG! CAHHNNG! CHANNNG!

 KA-TAANNNGGGGG!

ツェッド「前後左右360度・・・あらゆる角度からの超高速連撃ッ・・・このままでは防御が追いつかなくなる!」

電泥「隙!」

 SLLAAASSSHHH!

ツェッド「ARGH!ぐっ!」

電泥「それがしの斬撃をここまで防いだのはそなたが初めて!だが腕の動きが間に合っていないぞ!」

 SKASSHH! SKAAASSHH! SSKAAASSSHHH!

ツェッド「RRGGHHH!・・・ま、まずい!・・・一方的に!」

電泥「どうした!そなたの意地はもうないか!我が絶技の前に屈するか!そなたの流派の全てをぶつけてそれがしに抗ってみせよ!」SSLLAASSH!

ツェッド「・・・!・・・斗流血法の・・・全てを・・・」

ツェッド「相手は超スピードで突撃してくる・・・視認できない速度での連撃・・・これを打破するには・・・・・・!」

電泥「ゆくぞ!絶技!」DAAASSSHHHHHHH!

ツェッド「斗流血法ッ・・・・・・」

電泥「特大星雲(メガネビュラ)!」

 ギュオッ!!!


ツェッド「シナトベ・風編み」

 WWHOOOOSSHHH・・・・・・

電泥「!?・・・これはッ――」


ツェッド「視えたッ!軌道が!」

電泥「!」

 S L A S H !!!


電泥「――・・・RGHッ・・・・・・見事・・・なり・・・」WHONPッ・・・

ツェッド「ふぅっ・・・やりましたよ師匠」

電泥「・・・まさか・・・紙吹雪を舞わせてそれがしの動きの軌跡を読むとは・・・見事・・・御見事ッ・・・」

ツェッド「あなたの速度は目で追えなかった。どこから攻めてくるかもわからなかったが・・・あなたが言った言葉がヒントになった。斗流血法の全てを出せと・・・」

電泥「フ・・・このような道楽な術まで備えているとは・・・よほど酔狂な流派よの・・・さぁ、それがしにとどめをさすがいい」

ツェッド「それはしない。あなたに聞きたいことがある。GANG-HO-GANGSは一体どういう組織なのか、ウラで糸を引いてるのは何者なのか・・・」

電泥「・・・それがしが下呂と思うてか。仲間を売るようなことを――」

ツェッド「オイシイ寿司屋を紹介します」

電泥「あいやわかった。全て話そう」

 ・・・・・・

ザップ「斗流血法、刃身の四!紅蓮骨喰み(ぐれんほねばみ)!」

99ライヴズ「RRRAAAAAAAAAAA!」

 CHHHOOOOOOOOMMMMMMMMM!

ザップ「ンのッ・・・なんつぅパワーだこいつ!」グググ・・・

99ライヴズ「ヒューマーのクせニやるナ!ダガお前ハ我々に勝テはシナイ!」グググ・・・

ザップ「るっせぇ!」KA-WRRAAAAAMMM!

99ライヴズ「GHッ・・・」

ザップ「その丸っこい頭をかち割ってやるぜ」

 KKKRRNNNCCHHHHHH!

ザップ「っへ・・・人間サマをナメんなよ」

ザップ「しかしマズったな。コイツからギャングホーギャングスについて聞きだそうと思ってたが、ついヤっちまった。どうすっかな」

99ライヴズ「ソの心配は不要ダ」

ザップ「!?げぇっ!?ゾンビ!?」

 WHAAMMM!

ザップ「グッ!」SLAM!

99ライヴズ「ホォ、よくコナゴナにナらなかッタな。軟弱ヒューマーにシてハ頑丈ダ」

ザップ「て、てめぇ・・・たしかに脳天から竹割りしてやったハズ・・・」

99ライヴズ「こレだから人界の者ハ思考がウトイのダ!我々はグレイ・ザ・99ライヴズ!」ボコボコ・・・

ザップ「うわっ!キモチワルイ!」

99ライヴズ「99の心臓ト魂ヲ持つ者!ヒューマーとは比べルのモおこがマシい!」ボコボコボコ

ザップ「うっわぁ・・・丸っこい頭がデケェ図体から無数に生えてきやがった・・・キッモ・・・シャンプーすぐなくなるだろ、お前」

99ライヴズ「貴様ナどに我々は倒セン!99の心臓ヲ同時に破壊デキヌ限りナ!」

ザップ「あア・・・そりゃあ読み間違いだ。俺の太刀筋甘く見んなよ」

99ライヴズ「覚悟シろヒューマー!ひレ伏せライブラ!」グオ!

ザップ「斗流血法、刃身ノ壱・・・焔丸」

 SSLLLIIIIPPP!

ザップ「大蛇薙!」

 SSSKKKAAAAAAAAAAASSSSSSSSHHHHHHHH!!!

99ライヴズ「AAAAAAIIIIIIEEEEEEE!」

 ズブズブブブ・・・

99ライヴズ「無駄ダ!頭ヲ切り落とシテも!そこカらまタ新たナ頭が生えテクる!」ズブブブブ・・・

ザップ「言ったろうが、ナメんなってよ・・・七獄・・・」

 BBBOOOOWWWWWWWWWOOOOOOOOOO!!!

99ライヴズ「NNNYYYAAAAAAAAAAAA!?ガ!も、燃えル!炎ダト!?」BBBOOOWWWWW!

ザップ「雑草が次々と生えんなら片っ端から焼き払ぁいいんだよ」

99ライヴズ「AAAAARRRGGGHHHHH!あ、頭が生えテモ燃ヤされ!・・・し、心臓ガ!99もの心臓ガアアアア!」BBBBOOOWWWWW!

 パチンッ

 ヒュパッ

99ライヴズ「・・・GGGHHHMMMM・・・・・・」THOOOOM・・・

ザップ「残った心臓は何個だ?二個か?一個か?なんでトドメささなかったかわかってるよな?」

99ライヴズ「GHH・・・ゴ、後生ダ・・・もうヤメてくレ・・・・・・最後の心臓ハ・・・ヤメてくレ・・・」

ザップ「オーケーオーケー、良い心構えだ。そんじゃ全てを話してもらうぜ。お前らの組織についてな」

 ・・・・・・


KK「チェインちゃ~ん、索敵はかどってるぅ~?」モシモーシ

チェイン【すみません。二人とも動きをみせません】

KK「うーん、あの丸眼鏡のオッサンとデカイ鋼鉄の傘みたいなのを纏った奴・・・GANG-HO-GANGSの幹部なのよね・・・せっかく出張ってきたのにジっとしてるなんてヘンよね」

 チキチキ・・・

KK「・・・!・・・後ろ!」ササッ

フィギュア「・・・」チキチキ・・・

KK「なんだ、リボルテックのフィギュアか・・・・・・って!なんでこんなところに――」

 BOOOOM!

チェイン(!?爆発音!)

ガントレット「始めるのか?狙撃手は俺がやろうか」

レオノフ「素手に我がフィギュアが攻撃を師かけ田。後は楽だ那」

ガントレット「ああ。お前の操る手のひらサイズのフィギュアは毎度ながら便利だよな。索敵行動も奇襲攻撃も思いのままなんだからな。じゃ、俺ァ行くぜ」KA-BOOOM!

レオノフ「・・・ジャンピング・ザ・ガントレット・・・超硬度之『弾頭』を被り、超加速のブースターを装備する個戸で己自身を『弾丸』に酢ル男・・・味方に刷る斗、心強い名・・・」


チェイン(なんかしらんがとりあえず敵の能力とかはわかった)

>>152

リボルテック:アクションフィギュアのシリーズの一つで、リボルバージョイントっていう革命的な可動部分が見どころの一つな人気フィギュアシリーズのことだよ。オテゴロ価格で買えるイイものだ
 球形の可動部品で、動かすとチキチキチキって音がするのさ。このリボルバージョイントを発明した内の一人が、血界戦線の作者である内藤泰弘先生なんだ。もちろん、トライガンのフィギュアもあるよ

KK「――っぶないわね!なによいきなり爆発するなんて。最近のリボルテックは物騒ね・・・ん?」

 BOOOM! BOOOM! BOOOM!

KK「チッ、今のでこっちの位置が割れたか・・・しかし、何アレ?人間が爆風で跳躍してるわ。あのまま突進攻撃してくるつもりかしら」

チェイン【敵二人の能力がわかりました。一人はおもちゃをコントロールして攻撃、もう一人は中華鍋を被ってつっこむだけみたいです】

KK「なによそれ・・・この街に常識なんて無いのね。で、こっちに向かってきてるのが中華鍋のやつね」

 ジャコンッ

KK「ここに辿りつくまでに撃ち落としてやる」


ガントレット「左前方6つ目のビルの屋上だな・・・狙い撃つぜ!俺を!」BOOOM!


チェイン(さて、私はどうしようかな。戦闘向きじゃないから後方で援護するのがセオリーだけど、この状況じゃどう援護するかもわかんないなー)

レオノフ「Be hind you(お魔絵の牛露に射ル)」

チェイン「!」

 SLIIPP!

チェイン「っ・・・嘘。『切られた』?」

レオノフ「穴田が『不可視の人狼』出酢ネ。身体を『薄めて』物体を透過で期流能力・・・駄我、『存在を薄める』行為への対応法は有琉」ズラァ!

チェイン「わ・・・おもちゃがいっぱい」

レオノフ「我が1000体のリボルテック軍団歯、私と視覚と聴覚を共有して煎ル!私庭、千の眼と千の耳を持津GANG-HO-GANGS!詰まり!千倍の視力で人狼を捕らえ羅レルの打!名付けてサウザンドアイズ!」

チェイン「感覚を爆発的に強化してるのと同じってことかぁ。めんどくさい相手だな」

レオノフ「腕を僅かに傷付け他だけ駄牙、人狼に触れ太ノは事実。貴様は素手に、我が結界の那珂に要る!千の眼と耳と刃が囲ん出煎るぞ!言って億が、そのリボルテックを破界しても伊美は内ぞ。視覚と聴覚は共有し手いるガ、痛覚は別だ殻名」

チェイン「1000の兵隊を相手に一人で立ちまわらなきゃってことね。悪いけど、シッポ巻くわ」スゥ

レオノフ「逃ガ三!我らが眼は貴佐間を虎絵る!」WHOOOMMMPPP!

チェイン「あぶなっ。この濃度でも視えるんだ」

レオノフ「素孤か!」KA-BOOOOMM!

チェイン「っと、こっちだよ~こっち~」TAP

レオノフ「斧レ!」SKA-BOOOOOMMM!

チェイン「ロボコン0点」スタッ

レオノフ「逃げ容斗、どこマデも王ぞ!」CHOOOOMMM!

チェイン「消えます消えます」スゥウ・・・

レオノフ「無!皿ニ薄めた化!駄牙!千体全ての眼を総動員擦れ場!」カッ!

レオノフ「ドコだ・・・怒庫に居る・・・」ギギギギギ・・・

 フッ・・・

レオノフ「!そこ――」

レオノフ「!?又消えた・・・・・・己!奈良バ!しゅーーーごーーー!」ピィー

レオノフ「3000!3000体のリボルテック!是こそ我が全力!3000の眼殻は逃れることなど不可!そして貴様が姿を消下位置も把握済!そこへ3000の眼を向ければ!貴様の尻尾を掴める!」

 ギンッ!


 KRA-KOOOOOOMMM!

レオノフ「ッッッ!?AAAAAAIIIIIIEEEEEEEEEEEEEE!」


KK「ブラッドバレットアーツ・・・『STRAFINGVOLT 2000』。チェイン、あなたの指示通り、奴さんの目線が集中する地点に雷撃弾ブチ込んであげたわ。3000倍の視覚を用いて至近距離で発生した雷撃を直視したんだから、たぶん失明してるんじゃない?じゃ、次はこっちね」

チェイン【了解】

 BOOOOM!

KK「チっ!思ってたより速いわ。もうあと3回分の跳躍でここに到達される」ジャキ

 BLAM! BLAM! BLAM!

 KA-TANG! KA-TANG! KA-TANG!

KK「っ・・・あの鍋の弾頭は貫通しない。生身の部分を見せなさいよ!」BLAM! BLAM!

ガントレット「無駄だ。俺はこの玉砕アタックでずっとやってきた男だぞ。一寸の隙も見せるものか。今行くぞ狙撃手!」BOOOOM!

KK「まずいわっ・・・」BANG! BANG! BANG!

ガントレット「これだけの距離から全弾命中させているその腕!かなりの腕前ではあるが相手が俺なのが残念だったな!」KA-TANG! KA-TANG! KA-TANG!

KK「っく!」ジャコン BOOOSSSHHHH! KA-BOOOOOMMM!

ガントレット「ロケットランチャーまで準備していたとはな。だが俺のこの突貫弾頭はカタイチウムでできている!核だとて凹みはしない!」BOOOM!

KK「このおおおおおおお!」BPPRRRAAAAATTTTTTTT!

ガントレット「捕らえた!」BOOOOOMMM!

KK「来るなァァァァァ!」BBBPPPRRRAAAATTTTTTTT!

ガントレット「加速装置!」

 BOOOOOMMM!

KK「!」

ガントレット「ぶち抜く!突撃ぃーーー!!!」WWWWWOOOOOOOOOOO!



 スカッ

ガントレット「あれ?」

チェイン「私、自分自身もだけど、触れてるものも透過させられるんだ。じゃないと、物を持ち出したりできないしね」WWOOOWWW!

ガントレット「!?人狼!?いつの間に・・・・・・お、俺を透過させて、あの狙撃手を『通り抜けさせた』のか!い、いや・・・加速移動していた俺に追いついただと・・・なんてスピードだ!」WWWOOOWWW!

チェイン「あっちのおもちゃ屋を倒した後、すぐこっちにポジションとってたからね。あとはあんたが来るのを待って、乗っかって、透過するだけ。ところで、今度からはバックミラーつけたほうがいいよ」WWOOOWWW!

ガントレット「!?」WWWOOOWWW!


KK「ナーイスチェインちゃ~ん。通り抜けた背後には、鍋装甲は無いもんねェ~」ジャキ

ガントレット「ゲゲー!」WWWOOOWWW!

KK「ブラッドバレットアーツ、『Electrigger 1,25GW』」

 BANG!BANG!BANG!BANG!BANG!BANG! ZZZZAAAAAKKKKKKKKKK!

ガントレット「AAAARRRRGGGGHHHHHHHHHH!」ビリビリビリ

 THOOOOOOOOOMMMMMM・・・・・・


KK「2人片付いたわね。ありがとねチェインちゃん。あなたのおかげよ」

チェイン「焦る演技、名演でしたよ。それにこっちも助けてもらったし」

KK「フフッ、私達イイコンビになれそうね。麗しのレディーコンビ!スカーフェイスもたじたじね」

チェイン「っ・・・///」

KK「?」

今回はここまでで。あえてトライガンのガンホーガンズとは能力を微妙に変えたりして差別化してます。わざとです。キャラが違うのもワザとです
今までの反省をいかして、テンポよくスピーディーにすすめてるつもりが、戦闘要員が多すぎて結局長くなってますね・・・
ガンホーガンズの元画像貼ろうと思ってるけどなかなかいい感じのがないなぁ・・・

あ、それとここらへんアメコミ全然関係なくてすんません

あ、それとわかりづらいだろうから補足
ガントレット突撃→KKに迫る→チェインがふわっとガントレットの上に乗っかる→ガントレットも透明化させてKK通りぬける→透明化解除→背後をKKが攻撃
って感じです。触れたものも透明化させてますもんねチェイン、マンガで。だ、大丈夫だよね

チェインの不可知化は極小範囲の世界の書き換えだからレオノフの方法じゃ知覚出来ない気がするけどもキマシタワー最高

レオノフ「目・・・眼が・・・わた師の眼が・・・」ガクリ

ガントレット「RGHH・・・・・・やるな・・・さすがは・・・ライブラ・・・」

KK「あっ、コイツまだ意識があるのね」チャキ

ガントレット「ま、待て!撃つな!と、投降する!降参だ!」

KK「そんなのが通用すると思う?同じ業界に生きる者同士、そこんとこは覚悟してるはずよ」

ガントレット「話を聞いてくれ!こっちのレオノフだってもう戦闘不能だ・・・それに・・・・・・お、俺達は・・・GANG-HO-GANGSのやり方に不満を持っているんだ・・・い、いや・・・正確に言えばあの男のやり方に・・・・・・」

チェイン「あの男?どういうことか詳しく聞かせて」

レオノフ「・・・GANG-HO-GANGS12幹部の一人・・・・・・『ザ・パニッシャー』・・・・・・」

KK「ドクロのシャツ着てないでしょうね」

ガントレット「関西弁の牧師・・・・・・一部ではテロ牧師と呼ばれる男だ・・・」

 ・・・・・・


 S L L L A A A A A A A A A M M M M M !

ギャラリーA「ウヒアーーー!すっげぇ!突風で何人か飛ばされたぞぜ!」

ギャラリーB「とんでもねえなあの戦い!でっけぇ筋肉ムキムキマッチョマンとドデカイ野蛮獣の殴り合いなんざ、HL以外じゃ見れっこねえぜ!」

ギャラリーC「ネットにアップしたら大ヒット間違いなしだな!でもカメラも衝撃波でぶっ飛んじまった・・・」

 C C H H H O O O O O O O O O O O M M M M M !

デルドロ「やるじぇねぇかこのヤロウ。こんな腕のたつ奴がまだいたとはよ」

KAIJU「アンタ、あの有名なデルドロ・ブローディだろ?なのに俺のことは知らないんだな。俺はザジ・・・ザジ・ザ・KAIJU。俺の身体には異界のあらゆる生物の情報(データ)が組み込まれているのさ。だから――」

 ギュポン

KAIJU「あらゆる生物に姿形を変化させられる」ブブブ・・・

ハマー「ゲームのモンスターみたいな動物だったのが、こんどは大きな虫に変身した」

デルドロ「トランスフォーマーって奴か」

>>172

ドクロのシャツ~:MARVELコミックスでパニッシャーといえば、最凶のジョーカードとも言える男、パニッシャーのことだ。本名はフランク・キャッスルっていうよ
 特殊なパワーも何もない普通の人間だけど、あらゆる武器を巧みに扱って世の中の犯罪者を一掃する私刑人なんだ。ちょっとした犯罪でも見逃さず問答無用で撃っちゃうから、正直僕とはソリが合わない
 あるエピソードではあらゆるスーパーヒーロー達をあの手この手で全滅させたりもしたし、つい最近僕達の世界が消滅するって時なんか、世界最後の瞬間まで悪人をこらしめてたよ

トランスフォーマー;超生命体トランスフォーマー。昔はMARVELコミックスからもコミックが出版されていたらしい。今は違う会社が出版してるよ。今もなおTF世界は広がってるんだ

KAIJU「この姿は異界のムカデさ!人界では足が百本と書いて百足と読むらしいが、異界のムカデは一味も二味も違う!くらえ!異界万本足キック連打ァー!」

 BOKBOKBOKOBOBOKBOKBOKBOKBOKBOKBOKBOKBOKBOK!

デルドロ「ンぐッ!・・・このッ・・・」

ハマー「防御してても始まらない。反撃するよデルドロ」

デルドロ「わかってんだよンなこたぁ!」SMAS――

KAIJU「おおっと!」POOF!

デルドロ「!?消えた!」

ハマー「違う。変身した。たくさんの羽虫みたいなのに変身して回避したんだ。複数の個体に分離もできるみたいだ」

KAIJU「その通りさ。そして、今度の変化はコレだ。異界ダニ!血ぃすうたろかァ!」チュゥ~

デルドロ「ゲッ!うわっ!やめろ!こいついつの間にか俺の体表にッ!血が吸われてる!」ジタバタ

KAIJU「ハッハハハ!この体格は血液なんだろう?だったら吸いつくして・・・ウッ!」BOOOM!

デルドロ「どうだオラァ!筋肉に力入れたら血ぃ吸いすぎて爆発したか!」

KAIJU「NNMMM・・・用心のために全個体で血ぃ吸わなくてよかった。だがもう勝利は決まったぞ」

 クラッ・・・

デルドロ「あッ!?・・・・・・RGHH・・・なんだ・・・視界がボヤけて・・・」フラッ・・・

ハマー「これはッ・・・」クラクラ

KAIJU「異界ダニに変化した個体と一緒に、異界タランチュラにも変化した個体がいたのだ!お前のその血液の体格に毒を直接打ち込んだ。血液に直に毒を詰め込んだんだ。毒は爆発的速度で全身に回るだろう」

デルドロ「毒だと・・・こんな単純な手に・・・」

KAIJU「ダメ押しにもう一手・・・」カサカサカサ

デルドロ「!?ゲ・・・なんだ・・・虫が・・・数えきれないほどの虫がひっついてくる・・・」

KAIJU「異界アリだ。毒で弱ったアンタらを我が分体達が食い散らかすって寸法だ。さて・・・」ブワァサ!

 ギャラリーA「今度は羽付きのカイジュウに変身したぞ!パシフィックリムみてぇ!」

 ギャラリーB「ギャオスかよ!」

KAIJU「次のライブラメンバーを倒しに行くとする。あんたはここで異界タランチュラの毒にむしばまれ、朽ちていきな」

デルドロ「この野郎ッ・・・っぐ・・・身体が動かねえ・・・」グググ・・・

ハマー「・・・デルドロ、彼を至近距離まで近づけられたら一手で逆転できる勝算ある?」

デルドロ「あ?・・・・・・ああ・・・一撃でノしてやれるぜ・・・だが奴さんがよほどのバカでない限り・・・こっちに近づきはしないぞ・・・放っておくだけで勝てる状況なんだからな・・・」グググ・・・

ハマー「わかった」ギュムン

デルドロ「!?お・・・おい・・・何を・・・・・・」


ハマー「えい」

 プチッ

KAIJU「ッ!!!」ピクッ


ハマー「おっと、ちょっと足を踏み出したら、アリをふんづけちゃった」プチッ

KAIJU「

KAIJU「ッ!!!」バッ

ハマー「ごめん、これ君の分身だったよね?弟?それともお兄ちゃんかな?」プチ

デルドロ「ハマー・・・お前・・・」

ハマー「こっちのは末っ子かもね。ごめんね、わざとじゃないんだ」

KAIJU「貴様ァ!そのアリ達を!我々を無邪気に踏みつぶすことは許さんッ!!!」バッ!

ハマー「いまだデルドロ!」

デルドロ「うおおおおおおおおおお!」ギュォン!

KAIJU「!?血液を全て集めて巨大な右手に!」


デルドロ&ハマー『超ハエ叩き!!!』K A K K A - K K K O O O O O O O O O O O O O O O O O O M M M M M M M ! ! !



KAIJU「ッRGHッ・・・・・・」THOOOMMM・・・

デルドロ「どうだ、一手で逆転したぜ」

ハマー「・・・」フラッ

デルドロ「お、おいハマー。大丈夫かよ」

ハマー「ごめん・・・毒がまわった状態で生身出してアリ踏む作業がけっこう答えたみたい・・・」

デルドロ「・・・お互いに無理しすぎたな。おい・・・アニマルマン、異界蚊に変身して俺達から毒を抜け。・・・ヘタなことすると・・・筋肉に力入れて破裂させてやるからな」

KAIJU「GGHHH・・・・・・」ボロッ・・・

>>169
フィギュア毎に認知精度を変えて質の違う目を増産したとかどうだい?

>>177
深度1以上を知覚できる目をつくれるならいけるんじゃないかなぁ


スゲー面白いんだけどどうしても気になった部分にツッコミを入れさせていただく
「貴行」じゃなくて「貴公」だよ
貴行だと意味が変わっちゃうよ

あと血槌の二人を同時に呼ぶ時の名前はブローディ&ハマーだよ

>>169
原作では感度を上げて見つけだしてたっぽいと思ったんだけど相手も人狼だったからできたのかな・・・と、とりあえず>>177>>178の理由的なことで大目に見てください・・・

>>181
貴行だと仮面の貴行師ロビンマスクになっちゃうねすんません
ブローディ&ハマー呼びすっかり忘れてた・・・

 BBBOOOOWWWWW!

モネヴ「この俺様をひき逃げアタックするたぁやるじゃねえか。あの二人から引き離すのには成功したみてえだが、考えが甘かったな!ボンネットの上のこの位置は最高に優位だぜ!」ジャキ

ギルベルト「なんと、大型のバルカンを腕に巻き付けているとは。まるでサイボーグクロちゃんですね。それと、ボンネットの上が優位地だと思うのは早計ですな」ブレーキキキィー!

モネヴ「どわっじ!」SLAM!

ギルベルト「キレイに飛んでいきましたが、まだ動けるようですな」アクセル!スタートアップ!BBBOOOWWWWW!

モネヴ「っんぐ・・・急ブレーキなんざしやがって・・・」

ギルベルト「余裕の音だ。馬力が違いますよ」BBBOOOWWWWW!

モネヴ「野郎ッ!このクサレジジイが!一足先に火葬してやるぜ!」BBLLLRRRAAAATTTTTT!

 T-TANG! T-TANG! T-TANG!

ギルベルト「強化ガラスは基本装備ですからね。勝ったと思いましたかな?」BBBOOOWWW!

モネヴ「とんでもねえ、待ってたんだ」

 WHAM!

ギルベルト「!なんと・・・衝突の瞬間に腕のバルカンでボンネットを叩き、その勢いで反転して・・・車体の上部に乗っかるとは」

モネヴ「上からいくぞ!気をつけな!」BBBPPPPLLLAAAAATTTTTT!

モネヴ「ちっ・・・車体装甲も硬ぇ」

ギルベルト「頑丈でしょう?んああおっしゃらないで。表面は超合金、でも日光を反射するんで見かけだけで夏は暑いしよく滑るわ、すぐ汚れが目立つは、ろくな事はない。武装もたっぷりありますよ。どんな悪漢が相手でも大丈夫」

モネヴ「甘いわぁ!このモネヴ・ザ・ヴェノム様の武器がバルカン一艇だけだと思ったら大間違いだぜ!」ジャコン

ギルベルト「!・・・両腕にバルカン砲を!」

モネヴ「FIRE!」BBBBBPPPPPPPPLLLLLLLLAAAAAAAAAAAAAAATTTTTTTTTTTTT!

ギルベルト「っ・・・さすがに長くは持ちそうにもないか・・・」

モネヴ「どうしたジイさん!自動操縦に切り替えて脱出しねえのか!?まあ逃げたところで丸腰のてめえなんざ俺の相手にもならねえがな!」BBBBBBBBPPPPPPLLLLLAAAAAAAATTTTTTTTTT!

ギルベルト「自動操縦?横着はいけませんな。悪党をこらしめるにはキチンと自分の手で制裁を加えないと意味がありません」

モネヴ「そうかい!そいじゃあこのままハチの巣になりな!」BBBBBPPPLLLLAAAAATTTTTTTT!

ギルベルト「甘く見ないで頂きたいですな。私はラインヘルツ家の・・・クラウス坊っちゃまにお仕えするためにあらゆる技術を身に付けている。・・・貴様程度のハンパな悪党にやられると思ったか、この三下が」キキィー!

モネヴ「!あぁ!前!」

 BBBBOOOOOOOOWWWWWWWWW!

モネヴ「AARRGGGHHHHH!か、壁を垂直に走ってる!?ふ、振り落とされる!」BBBBOOOOOOOWWWWWWWW!

ギルベルト「途中でナえるなよ」BBBBOOOOOOOWWW!

モネヴ「テメェ今俺の下半身を侮辱したか!?」BBBOOOWWW!

ギルベルト「だったらなんだよ」BBBOOOOWWW!

モネヴ「よせっ!こんなスピードでジャンプなんか・・・・・・AARRGGHHH!な、なんて運転しやがる!揃ってここで死ぬ気か!」BBBBBOOOOWWWWW!

ギルベルト「ダッタラナンダヨ」BBBOOOWWW!

モネヴ「アンタァ正気かッ!?・・・本性は相当なワルだな!」BBBOOOWWW!

ギルベルト「ワル?この程度は普通だ。ワルってのはこういうことをするものだ。ついてこれるか腰ヌケめ」BBBOOOOWWW!

 通行人A「わッ!?車が猛スピードでつっこんでくるぞ!」

 通行人B「逃げろ逃げろ!オアアアアーーー!」

モネヴ「このジジイ!気でもちがったか!どっかに突っ込む前に・・・俺が息の根を止めてやる!」BBBPPPRRRAAAATTTTT!

ギルベルト「この車の耐久力が尽きるのが先か、貴様の心の蔵の鼓動が尽きるのが先か、賭けといこう」BBBBOOOWWWWW!

モネヴ「うおおおおおおお!死なばもろともよォ!壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろ壊れろォォォ!」BBBBBPPPPRRRRAAAAAATTTTT!

ギルベルト「・・・」BBBBBBOOOOOOOWWWWWWWWWW!

 通行人A「お、おい!あの暴走カー、ガソリンスタンドに突っ込むぞ!」

 通行人B「や、やべえ!マジでやべえ!動画撮ろうぜ動画!オアアアーーー!」

モネヴ「なんとぉぉぉぉぉ!」BBBBBBPPPPPPPRRRRRAAAAAAAAAATTTTTTTTT!

 CCLLLAAAASSSHHHHHHHH!

モネヴ「!!!ハハハハ!どうだ!とうとう車体に穴をあけてやっ――」

 BBBBOOOOOWWWWWWWW!

モネヴ「――ッ・・・・・・な、中はもぬけのカラ・・・くそっ・・・自動操縦・・・・・・いつの間に脱出しやがっ――」


 KA-VVVVVVOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMMMMMMMM!!!


 ・・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・・・・
 ・・・・・
 ・・・
 ・

 ツカツカツカ ピタッ

ギルベルト「自動操縦は楽だ。この手に限る」

モネヴ「・・・・・・RGH・・・てめぇ・・・・・・横着はいけないと・・・言って・・・」

ギルベルト「あれは嘘だ」

モネヴ「・・・・・・アンタら一体何なんだ・・・RGHH・・・車で轢くわ・・・急ブレーキで放りだすわ・・・自動操縦は横着でダメだなんてムチャクチャを言いだすわ・・・かと思ったら猛スピードで人を巻き込んでメチャクチャな走行しだす・・・挙句はガソリンスタンドに突っ込む・・・アンタ人間なのか?・・・お次はプリンセス天公並の脱出劇ときた・・・・・・アンタが耐久力勝負だなんて言うから俺も全力で壊しにかかった・・・そしたら俺ごとガソスタに突っ込んで爆破・・・一体・・・お前らライブラは何者なんだ?・・・教えてくれ・・・」

     ギルベルト「駄目だ」

モネヴ「・・・・・・ダメぇ?・・・・・・そんなァ・・・」ガクッ

ギルベルト「おっと、気を失うのは早いですよ。アナタ達GANG-HO-GANGSについて話してもらいます。それと、車両保険についての相互相談もね」

 ・・・・・・


レオ「スパイダーマンさん!」

スパイディ「」

サイクロプス「無駄なこと。その男の五感は完全に停止している。全身を氷漬けにされたに等しい状態よ」

レオ「スパイダーマンさんに何をしたんだ!」

サイクロプス「それは話す必要はない。そして・・・神々の義眼を持つ少年・・・あなたも同じ運命をたどるのよ」

レオ「っ・・・な、なめるなよ・・・僕だっていつまでも他人に守られてばっかりじゃないんだ!」カッ

サイクロプス「ッ!ARGH!」KAKOOM!

レオ「!?・・・なんだ?・・・視界を制御してやろうと思ったら・・・弾かれた?・・・」

サイクロプス「RGH・・・・・・こいつ・・・」ヨロッ

レオ「・・・その眼・・・普通じゃないな。その眼に秘密が――」

 「何をやっているディーゼル・ザ・サイクロプス」ザッ

サイクロプス「・・・・・・EG・ザ・マインEG。遅いぞ」

レオ「あれ?アンタはスパイダーマンさんにやっつけられて投獄されたペンシル爆弾のかませ」

マイン「誰がかませだコラ!フッフフ、この混乱に乗じて脱獄してきたのさ!パンドラム・アサイラムにぶちこまれる前の仮拘置所だったんで楽だったぞ!そしてぇ!今度はおくれはとらん!」バッ

レオ「げっ!なんじゃその装備!カプセルみたいなの背負ってる!」

マイン「これぞ俺の真骨頂!ペンシル爆弾を無数に搭載したシールドで全身を包む!まさしく全身火器!全方向に一斉に爆弾を発射するから逃げ場はない!ちなみにお前、すでに間合いに入ってるぜ!」

レオ「うっそぉ!」

マイン「一瞬で終わらせてやるぜ!死ねよや!」ポチッ

スパイディ「おっと、そんな物騒なものはしまっちゃおうね」THWAP!

マイン「!?」

レオ「!スパイダーマンさん!?う、動けるんですか!?」

スパイディ「?なにが?」

レオ「?・・・スパイダーマンさん、何をされたかわかってない?・・・そうか、意識も止まっていたから・・・」

サイクロプス「しまった・・・神々の義眼からの干渉のせいで術が解けていたか・・・」

スパイディ「下がっていてください。私は爆発物解除のプロです。こういうものは安全に爆破させるのが一番ですよ」THWAP! THWAP! THWAP!

マイン「こ、こらお前!なにしやがる!この俺をクモ糸で包む気か!」

スパイディ「その通り」カサカサカサ THWAP THWAP THWAP

レオ「EG・ザ・マインEGの全身を張い回りながら糸で包んでいく・・・これでペンシル爆弾を発射できない!」

マイン「よ、よせ!もう発射スイッチは押しちまったんだ!ああっ!ペンシル爆弾が糸のせいで発射できない!」

スパイディ「じゃーん、クモ糸ダンゴのできあがり。フンコロガシマンに改名しようかな」

マイン「わー!解いてくれ解いてくれ!ば、爆発するぅーーー!」

 BOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMM!

マイン「・・・・・・COF・・・」ガクリ

スパイディ「やっぱりかませだったね。さ、次はそっちの女の人――」

レオ「ストーーーップスパイダーマンさん!あっちの人の眼を見ちゃダメっす!」バッ

スパイディ「わ!なにするのさレオ」

レオ「あの人の眼は普通じゃないんです!スパイダーマンさんさっきまであの人の能力にかかって完全に思考停止してたんスよ!」

スパイディ「うっそだぁ。そんな魔法じゃあるまいし――」チラッ

サイクロプス「カァッ」キッ

スパイディ「」

レオ「アンタ絶対詐欺とかにひっかかるタイプだよ!」

サイクロプス「手荒なマネはしたくない。私の目的はお前達の命を奪うことではない。そっちのアホは何も考えずに仕留めようとしたが・・・」

レオ「・・・アンタら一体なんなんだよ。新興ギャングだって聞いたけどこんな大規模な攻撃しかけてきて・・・それに今まで幹部連中は姿を見せなかったらしいじゃないか。なのに今日になって急に大胆に活動をはじめて・・・」

サイクロプス「ふ・・・いいだろう。メイドの土産に・・・あっ、間違えた。冥土の土産に教えてあげる」

レオ「今のはいらないだろ」

サイクロプス「我々GANG-HO-GANGSは12人の幹部と複数の部下から成るギャング一団。今まで我々幹部は、部下を動かして自分達の尻尾を掴まれないように活動していた。だがそんな日々ももうオサラバという訳」

サイクロプス「我々の目的はヘルサレムズロッドの覇権を奪うこと。そのためにもお前達ライブラは邪魔な存在・・・いや、ライブラを潰せばGANG-HO-GANGSのスゴさが証明されるというもの。一気に最大手組織になれる」

サイクロプス「全てはこの日のために我々は姿を隠してきた。ライブラも同じように全貌が明らかになっていないしな。・・・こんな無関係の連中を巻き込むのはやぶさかではないが・・・あの男のやり口にはゾっとしないな」

レオ「あの男?」

サイクロプス「・・・13人目のGANG-HO-GANGS幹部・・・・・・ロストナンバーのあの男だ。一番新入りだがすぐに幹部になり、組織のやり方に口をはさむいけすかない男だ。あいつキライ」

レオ「・・・」

サイクロプス「おっと、喋りすぎたみたい。さて、お前も私の眼の術・・・催眠(ヒュプノシス)を受けるがいい。この眼は神々の義眼を模して造られた眼・・・いわば神々の義眼の義眼!」

レオ「えぇー・・・」

サイクロプス「本物の義眼でも干渉しづらいのは異界の科学者達の技術の結晶と言えよう!勿論、防げたのは一度きりだがな!だがそれで十分!お前のその全ての感覚を止めてやる!私の眼を見ろォ!」キッ

 カッ!

サイクロプス「ッ!・・・・・・アレ?・・・私の眼を見たのは・・・・・・私?・・・」ピタッ!――ッ・・・・・・

レオ「アンタの視界を僕の視界に移したんだ。アンタの眼を見たのはアンタ自身って訳さ。贋作が本物より価値があるわけがないだろ」

サイクロプス「」

 ・・・・・・

スティーブン(妙だ)

 カッキィーーー・・・・・・ン

ホーンフリーク「・・・」

スティーブン「エスメラルダ式血闘道・・・ッ!」ッ!

ホーンフリーク「♪ッ!」ッ!

 キィ・・・・・・ン

スティーブン「さっきから一手も通らない。何をしてるんだ?僕の技がかき消されてる。どんな術だ・・・」

ホーンフリーク「術?そんな無粋なもんじゃないさ。芸術だよ、俺が奏でるのは」

スティーブン「そのラッパか?さっきからそのラッパを吹きならしているが・・・それが特別な技術で作られているとかかい?」

ホーンフリーク「ラッパじゃない!これは『ユーフォニアム』だ!いいか!二度と間違うな!」

スティーブン「っ・・・ん。で、そのゆーふぉにあむを使って何をやっているんだ。戦闘中に音楽なんて行儀が悪いと思うが」

ホーンフリーク「フ・・・いいだろう、教えてやる。ソロ演奏さ。『音』は振動・・・分子を振るわせて活動を停止させ、凍結させている。あんたの技を俺のミュージックで相殺しているってわけだ」

スティーブン「音で空気を凍らせているっていうのか?そのラッパで?エスメラルダ式も落ちぶれたもんだ。音で止められるなんて」

ホーンフリーク「ユーフォニアムだッ!」

スティーブン「僕もそれなりに修羅場はくぐりぬけてきたつもりだけど、まさか演奏家に技をさばかれる日が来るとは思いもしなかったな」KA-KRRAAAKKK!

ホーンフリーク「凡人には理解できないだろうな。音楽とは生命が作りだす最も美しく、かつ最も奥の深いモノ・・・有史以前から人類は鼓動(ビート)に魂を揺さぶられ、魅了されてきた。今日のギグは・・・俺がアンタの魂と心臓を揺さぶってやる」BOW-WOOOWWW!♪

スティーブン「!?・・・今度は炎だと!?・・・」

ホーンフリーク「分子を高速で揺さぶって、摩擦熱で発火させているのさ。二重属性使いと思ったか?残念!ただのミュージックさ!」BA-WOOOWWW!♪

スティーブン「っく・・・厄介な相手をつかまされたもんだな」

ホーンフリーク「さあ、音に身をゆだねろ。心で聴け。魂で感じろ。耳から脳汁垂らすほどメロメロにしてやるッッッ!」ッッッ♪!


スティーブン「エスメラルダ式血闘道・・・」ヒュパッ

 KA-TANG!

ホーンフリーク「ッ・・・・・・!?・・・!?・・・・・・なに・・・?・・・」~ッ・・・~ッ・・・

スティーブン「なにをしたと思う?ツララさ。君のそのラッパには音を出すための穴がいくつもあるだろ?それは少しでも穴の大きさがゆがめば、音の精度は一気に狂ってしまう。ツララさ。ツララを高速で蹴りだして、その穴に通したんだ。足でダーツをするのと同じだよ。そのラッパについては詳しくないが、少しでも音の精度が狂えばその妙な技も精度がガタだろ」

ホーンフリーク「・・・なんだと・・・・・・GOT-IT・・・」

スティーブン「叩きこんだツララは6本。もはやアンタのラッパはただの金属の塊だ。観客を魅了する芸術など、もう奏でられはしない」

ホーンフリーク「ッ・・・」~ッ・・・~♪・・・~♪・・・

ホーンフリーク「くそッ・・・A(ラ)の音しか出ないッ!・・・」

スティーブン「そんなんじゃ分子を震わす超精密演奏はもうできないだろう。投降するなら手荒なまねはしない。色々と話は聞かせてもらうがな」

ホーンフリーク「・・・・・・わかった。投降する」

スティーブン「あれ?意外だな。こういうのはゼガヒでも断るもんじゃないの?」

ホーンフリーク「俺はリアリストなんでな。自分の命が惜しけりゃ他人のことなんざ知ったことじゃないってタイプさ」

スティーブン「フッ・・・この街ではそういう考え方の人間は生き残れるな。それじゃ、君の――」

 ――ッッッ!

スティーブン「ッ!・・・ッグアッ・・・・・・」キィーー・・・ーン

ホーンフリーク「油断したな。心音でアンタが警戒を解いたのがわかった。一音であろうと、俺は武器にできるのさ。ナイフよりも鋭い『音』がアンタの耳を貫いた・・・このユーフォニアムが万全な状態なら脳ミソをシェイクできたんだがな」

スティーブン「ッ・・・ッ!・・・・・・ッ・・・」ガクガクガク

ホーンフリーク「意識を保ってるだけでも大したものだ。視界はどうだ?光が見えるなら御の字だな。と言っても、見える景色は前衛的アートでしかないだろうがな」

スティーブン「・・・・・・っ・・・」ガクガクガク

ホーンフリーク「投降するなら手荒なまねはしないぞ?我々の目的はライブラを潰すことだが・・・今の作戦目的はアンタを動けなくすればいいだけなんでな。今、現状で作戦は成功中続行中ってところだ」

スティーブン「・・・・・・」

ホーンフリーク「今ごろ『あやつ』が・・・滅殺の血の者を叩いているはず。相手がライブラのリーダーとはいえ、我々GANG-HO-GANGS12幹部を総動員してまで確実に仕留めたいなんて・・・『あやつ』の考えは――」

 KA-RRRIIINNNGGGGG・・・・・・

ホーンフリーク「――ッ!?・・・・・・RGH・・・なッ・・・カッ・・・こっ・・・凍・・・」カッキーン

スティーブン「ふぅ・・・・・・ひどい頭痛だ。めったにない二日酔いみたいな気分だ・・・ああ、すまない。君が色々と話してくれている間に息を整えさせてもらったよ。投降したから色々話してくれたんだろ?違うのか?まあいい。とにかく一番聞きたいのは・・・その『あやつ』とは何者だ。『滅殺の血』と言ったな。それは『あやつ』が言いだしたのか?・・・全て話せ。じゃないとかき氷にしてやるぞ」

ホーンフリーク「・・・ァ・・・・・・クッ・・・」カチンコチン

>>192
絶対零度の楔(クーナデルセロアブソルート)

 ・・・・・・

 BOOOOM!

三重刑「マ・・・マイリマシタ・・・」バタンキュ~

クラウス「貴公の不思議な身体・・・二つの人格を切り替えるかのように体格を切り替える戦いぶりは実に見事だった。だが私達は負けられない・・・すまぬが、ここは退いてもらおうか」

三重刑「・・・へ・・・ヘヘ・・・・・・退く?・・・俺は・・・違う・・・俺は・・・アンタを引き付ける役・・・・・・そう言われた・・・・・・だから退けない・・・それに・・・・・・ハハッ・・・もう来た・・・」

クラウス「・・・?・・・!」バッ


 「よぉーやってくれたな泣き虫ビヴィオ。これでワイも仕事ができるっちゅーもんや」

三重刑「・・・ニコ兄・・・・・・もう俺は泣き虫じゃないですよ・・・もう一人前でしょ?・・・俺・・・達・・・」

 「まだあかん。合格点あげるにはまだちぃーと早いわ。せやけどよう頑張った頑張った。後はワイに任せえ」

クラウス「・・・・・・君は・・・」

 「GANG-HO-GANGS、12人の幹部の最後の一人、『ザ・パニッシャー』こと、ニコラス・D・ウルフウッディや」ウッディデス

クラウス「・・・・・・まさか・・・この『圧』・・・」

ウルフウッディ「ご名答。『血界の眷属(ブラッドブリード)』させてもろてるわ」

>>194
原作にはなかったですよね?そういう技名で間違いナシ

 ―――

ツェッド「つまり・・・あなた達の目的は・・・我々の足止めだったと?」

電泥「左様・・・『ザ・パニッシャー』には確実な策があると言っていた。そのためには――」


99ライヴズ「『滅殺の血を付与されし者』ヲ孤立させル必要がアルと・・・ダカラ我ラは貴様ラを散開させタ・・・」

ザップ「なんてこった・・・はじめっから狙いはダンナか!」


KK「『滅殺の血』なんて呼び方するなんて・・・アイツらが噛んでるのは確実じゃない!」

チェイン「すぐに探します」ヒュッ

ガントレット「・・・何を慌てている・・・お前達のリーダーなんだろ?・・・直にお前達と相まみえて理解した・・・お前達のリーダーはこんなものでは――」

KK「そうも言ってられないわ。アンタら・・・自分達の仲間に怪物が潜んでたことに気づいてないの?」

ガントレット「え?・・・」


 ―――

スパイディ「ハッ!?僕は今までなにを・・・」

レオ「気が付きましたか?敵の催眠術でドツボにハマッてたんですよ」

スパイディ「ウソ?まさかいつの間にか1万2千年も経っちゃったとか?」

スティーブン【全員聞こえるか?】

レオ「あ、無線機通信で伝達ですよ。アホなこと言ってないで聞きましょ」

スパイディ「LINEでやった方が無料でイイと思うんだけど」

スティーブン【緊急事態だ。クラウスが危ない。今彼はおそらく、単独で『血界の眷属』と交戦中だ】

レオ「!」

スティーブン【現在チェインがクラウスの居場所を探してる。突き止め次第、全員すぐに増援に駆けつけるぞ】

クラウス「ぬぐっ・・・」ドサッ

ウルフウッディ「ナンボ言うても五分に戦える思うやろ?すまんなァ、泣き虫ビヴィオに前座させたんは理由あんねん。コイツの武器にはKAIJU・ザ・ビーストが生成した異界フグの毒沁み込んどるんや。普通やったら既に21分前には永眠してるハズなんやけどな」

クラウス「っ・・・」グググ・・・

ウルフウッディ「おどれの話は業界でも評判やで。最近どんどん血界の眷属が封印されてるーてな。ワイは他のボンクラとはちゃう。簡単に封印されへんで。それどころかおどれを討ちとったるわ」

三重刑「・・・ニコ兄?・・・ど、どういうこと・・・」

ウルフウッディ「すまんなァビヴィオ。騙してたわけやないんやで。上位存在いうても人界と異界の交わるこの街は絶好の観光地や。異文化交流のためにもこっち側でギャングチームを起業したんや」

三重刑「・・・ニコ兄」

ウルフウッディ「ま、気にすることないで。こいつの首ハジいたら今まで通り、ドンパチやって稼ぐいつもの日常に戻るんや。他の皆にはワイのことナイショやで」

クラウス「・・・」

ウルフウッディ「悪いけど命もらうわ!」ッ!

 THWAP!

ウルフウッディ「ッ!ゲッ!なんやこれ気色ワルッ!」ベタベタ


スパイディ「人に対してキモいとか言うのはよくないよ。ま、僕は慣れっこだけどさ」

ウルフウッディ「人サマの顔面にキッショイキッショイ粘液かけたらあかんて学校で習わんかったか?」ベリベリ

スパイディ「僕らが一番近くにいたみたいだね。最初に言っとくけど、僕は蜘蛛のシャーロットの化身さ。世にも恐ろしい蜘蛛男だぞ」

ウルフウッディ「こっちは吸血鬼や。コウモリとクモ、どっちがおっかないか・・・いっちょやってみるか?」

スパイディ「・・・吸血鬼とは面妖な・・・・・・あー、僕モービウスの友達なんだけど、共通の友人とかじゃないかな?」


レオ「クラウスさん!大丈夫ですか!」タタッ

クラウス「レオ・・・近づいては危険だ・・・」グググ・・・

レオ「待っててください。今すぐ奴の名前を――」

クラウス「!伏せろ!」バッ

 KA-BOOOOOOOOOOMMM!

レオ「どわわーっ!」

クラウス「ぐっ・・・」

 「肺が焼ける気分はどうだ?爆風をくらわなくとも空気中に毒素を散布させるボムだ。もうすぐ特許もとれる。一般販売の前に購入したいってんなら商談にノるぞ」

レオ「!・・・な、なんなんだコイツ。異界人にしてもオカシすぎるカッコ!」


グリーンゴブリン「悪いな坊主。俺がオカシいんじゃない。世の中がオカシいのさ」HAHAHAHAHA!

>>203

蜘蛛のシャーロット:『シャーロットのおくりもの』という児童文学に登場する女蜘蛛のことだよ。子豚のウィルバーとの友情を描く作品で、アメリカなどでは誰もが知る物語なんだ
 日本で言うかちかち山みたいな感じかな。あ、内容はゼンゼン違うよ

モービウス:MARVELを代表する吸血鬼キャラクターだ。本名はマイケル・モービウス。難病にかかり、治療のために吸血コウモリのDNAと電気ショックでの治療を試みるが、吸血鬼となってしまった
 ヴァンパイアとなって超パワーも手に入れたけど、自分でも歯止めの効かない吸血衝動に悩まされることとなる哀しい吸血鬼さ
 当初は僕を襲ったりしてきて、関係良好とはいえなかったけど、今では協力関係にあるよ

グリーンゴブリン:僕の最大の敵の一人。最悪のヴィランだ。その名の通り、緑のゴブリンみたいな見た目をしてて、オシャレなバッグにオモチャをたくさん入れて暴れる狂人さ
 本名はノーマン・オズボーン。僕の親友・・・ハリー・オズボーンの父で大企業の社長だ。彼は会社の科学薬品・・・後にゴブリンフォーミュラと呼ばれるクスリのせいで強靭な体力と高い知力を身につけた
 空飛ぶグライダーでブンブン飛んだり、一瞬で人間を骨だけにするパンプキンボムを使う。僕を倒すことに躍起になるあまり周りの人間までも傷つける最低の悪人だ。ハリーも何度苦しめられたことか・・・
 僕の正体がバレたことだってある。まぁ、その度に記憶が一部消えたりして僕のことを忘れてるんだけどね。都合のいいことに。不思議なもんだ
 一時期は地球を救ったヒーローになったこともある。世も末とはこのこと、まさしく僕らにとって暗黒の時代だったよ。悪のアベンジャーズ・・・ダークアベンジャーズを組織したりね
 旧映画版でも登場してるし、知名度は高い。映画ではメタルのスーツだったけど、コミックでは覆面だったりするよ。アルティメット版ではハルクみたいな筋肉モリモリマッチョマンに変身するぞ

今回はここまでで。キャラ説明とかは>>1全て自身の知識というわけではなく、ムックやウィキや人に教えてもらった内容が多聞にあります

ブラッドブリードって日光とか平気なんスかね?・・・

たしかに屋上にいたから日光くらいなんともなさそうですね。つまりは世間一般的に知られてる吸血鬼の弱点はほぼほぼ意味ないって感じでしょうね

スパイディ「グリーンゴブリン!?なんだって君がここにいるのさ。大人しく僕達の世界で世界征服をたくらんでなさい」

ゴブリン「異次元世界へ渡ったのは貴様だけと思ったかスパイダーマァン。そもそもお前がここに来たのは俺の装置のおかげだ」

スパイディ「へぇ、それじゃ万里の長城が作られたのも君のおかげ?」

ゴブリン「アイアンマン、Mrファンタスティック、アントマンどものラボから盗み出した部品をかき集めて作りだした異次元トラベル装置・・・それが全てのはじまりだった」

スパイディ「!・・・思いだした!僕がこっちの世界に来る直前、強盗をこらしめて帰る途中に、オズボーンインダストリーのビルの近くを飛んでた。その時、霧に包まれて・・・」

ゴブリン「まだ完全ではなかったが、貴様は装置の余波に巻き込まれてこちらに飛んできたのだ。その頭じゃ気付くことはなかったろうがな」

スパイディ「異次元世界に行く装置なんか作ってどうする気だ。また僕のDNAを集めて怪物になろうってのかい?あれキモイからウケないよ」

ゴブリン「この世界は特殊な世界だ・・・異界と人間界が交わり、天秤のようにバランスが取られている・・・そして、両世界の超人どもがウヨウヨだ。入れ食いだと思うだろ?ドラキュラまでいるんだぞ」

スパイディ「ドラキュラは個人名。正確にはヴァンパイアだよ」

レオ「もっと正しく言うとブラッドブリード」

ゴブリン「私がこちらの世界に来た理由は単純。トモダチを作るためさ。強ォ力なやつをな。で、こいつと手を組んだ」

ウルフウッディ「っちゅうこっちゃ。こいつはGANG-HO-GANGS幻の13人目の幹部になってもろた。ロストナンバーっちゅ奴や。オカマやったら完ぺきなんやけど」

スパイディ「そんなことしなくても僕が大学のサークルを紹介してあげたのに。同好会だったら部外者でも入れると思うし、今からでも遅くないよ?」

ゴブリン「悪いな蜘蛛坊主。コイツの目的、『ライブラの壊滅』を達成した後は、こいつらが俺の手助けをする約束なんだ。アベンジャーズを相手にするにはいい戦力だ」

スパイディ「地上最強のヒーロー達を倒すために吸血鬼と手を組んだって?そういう展開、むかーしのコミックでありそうだね。それにアベンジャーズだってヴァンパイアくらい何度も戦ってるでしょ」

レオ「正確にはブラッドブリード」

ゴブリン「貴様といるとイライラしてくるな。話が前に進まん。いつまでもぺちゃくちゃぺちゃくちゃと話し続けて時間を無駄に――」THWAP!

スパイディ「それじゃ君から口を閉じてて。僕はひとりごとを続けるからさ」

>>211

アイアンマン:鋼鉄社長。今や日本でも知らぬ人はいないくらい人気ヒーローだね。本名トニー・スターク。強化ハイテクスーパースーツに身を包んで戦うゴールデンアベンジャーさ
 天才であらゆる発明品を作り出す。彼の発明が地球を救ったのは僕が映画館に足を運んだ回数よりも多いよ
 実写映画版『アイアンマン』以降爆発的な人気を獲得し、MARVELのミッキーマウスの異名まで持つ。僕だってまだまだ人気だけどね!

Mrファンタスティック:宇宙忍者ゴームズ。ファンタスティックフォーのリーダーで、本名はリード・リチャーズ。宇宙線の影響でゴム人間になっちゃったんだって。宇宙コワイ
 リードは宇宙でも有数の天才で、彼の発明が宇宙を救った回数は僕がブロードウェイに足を運んだ回数よりも多いよ
 もうすぐ新しい実写映画版が公開されるので、楽しみに待っていよう。自分の目で確かめないとね!

アントマン;蟻人。アベンジャーズ最初の創設メンバーの一人で、偉大なるアベンジャーだ。その名の通りアリのサイズにまで身体を縮小させられ、アリと会話できて、それでいてパワーは増幅してるんだって
 妻に暴力を振るうだとかウルトロンを作った戦犯だとか言われることもあるけど、勘違いしないでほしい。彼はまぎれもなくヒーローで、アベンジャーだ。失敗もするけど、人間らしいとも言えるし
 実際彼がいない場合の歴史では、地球は魔法によって壊滅寸前になるんだよ。9月には実写映画が公開されるけど、映画のは2代目のアントマンだ。間違いなく面白い映画だから絶対見よう!

アベンジャーズ;地上最強のヒーローチーム。映画も最高だよね。僕もメンバーだったりするよ
 扉を開けたら、君もアベンジャーズだよ

 ホークアイ「おい。俺の矢はてめぇのケツに穴をもう一つ空けようとして準備万端だぞ」

 あ、ごめん。今のは映画『アベンジャーズ;エイジ・オブ・ウルトロン』を見てね

>>211

僕のDNAを集めて~:アニメ『アルティメット・スパイダーマン:ウェブ・ウォーリアーズ』にて、グリーンゴブリンが様々な異世界を訪れ、各世界のスパイダーマンのDNAを集めてたんだ
 未来世界のスパイダーマン2099、禁酒法時代世界のスパイダーマンノワール、さらにはカートゥーンアニメ調世界のスパイダーハムなどバラエティに富んだスパイダーマンが登場したよ
 それらのDNAを集めて新しいパワーを手に入れたグリーンゴブリンは、スパイダーゴブリンと名乗るバケモノになったんだ。文字通りのね。あれはキモかった
 ちなみにこのアニメ版のゴブリンは、コミックでいうと『アルティメットスパイダーマン』風の怪人デザインで、簡単に言うと緑のムキムキみたいな見た目
だ。ハルクみたいな
 このSSでのゴブリンは正史コミック版の小鬼風のイメージでひとつ。矛盾しちゃう?そんなこと気にしてたら世界は開けないよ!


ゴブリン「ムググッ・・・貴様ッ」ムカァ~

ウルフウッディ「頭冷やせやグリゴブ。そいつは相手をイラつかせて主導権握るテの奴や。頭に血ぃ登らせたら思うツボやで」

スパイディ「そんなつもりじゃないよ。ただあんまりゴブリンの口臭がひどくってさ。今ちょうどブレスケア切らしてるし他に方法がなくてね」

ウルフウッディ「先に言うとくけど、ワイにはそんな煽り効かんからな」

スパイディ「それじゃなにがいい?十字架?ニンニク?聖水?心臓に杭打つのも効果あるらしいけど、そりゃだれだって痛いよねそんなの」

ウルフウッディ「ブラッドブリードは人類が考えた軟弱な吸血鬼イメージと全然ちゃうで。ギョーザもぎょーさん食べるし、聖水に鼻水の薬混ぜてビール作るし、アクセサリーはクロムハーツや」

スパイディ「WHOA・・・こりゃお手上げだね」

レオ「手はあります。封印するんですよ。奴らは永遠に死に出会えない存在・・・僕達人類が奴らに対抗するには『封印』するしか手はないんです!」

スパイディ「ふぅーんいぃーんじゃないのそれ。唯一の手段ね」

ウルフウッディ「サムい洒落が最後の言葉になるが、悪いな」SLLAAASSHHH!

スパイディ「!あぶないっ!」~!~!

ウルフウッディ「避けた?・・・頭の後ろに目ェでもついとんのか。しかしその目でも未来までは見えんらしかったな」

ゴブリン「その体制からじゃこの爆弾攻撃はうまくかわせないぞ」

 BBBOOOMMM! BBBOOOOMMM!

スパイディ「ARRGHH!」

レオ「スパイダーマンさん!」

ウルフウッディ「おっとォ、おどれの心配せえよボウズ。キクラゲみたいな頭しくさりよって、その義眼にどれだけ同胞がやられたか・・・ま、言うほど仲よかったわけちゃうけど」

レオ「クラウスさんの次は俺が狙いか!・・・」

ウルフウッディ「声震えてるで。自分の呼び方俺モードにして鼓舞してんのかしらんがな。その目ン玉くりぬいてピンポンで遊んだるわ!」SSYYYAAAASSHH!

レオ「ッ!」

 THWAP! グイッ!

スパイディ「遠くのものは糸でキャッチして引っ張れるんだ。これけっこう便利だよ。リモコンとったりできるんだ。大丈夫?レオ」

レオ「スパイダーマンさん!」

ウルフウッディ「チッ、話に聞いてた通りのヒーローっぷりやな。背中大火傷しとんのに」

スパイディ「これくらいでネをあげてちゃ僕らの世界じゃやってけないよ。全身火傷に加えて全身の骨が折れまくったことだってあるんだからね」

ゴブリン「ニコラス、先にスパイダーマンを潰す方が得策だぞ。こいつが一番力を発揮するのは、自分のためでなく他人のために動く時だ」

ウルフウッディ「ほんなら蜘蛛狩りと行こか!風の噂じゃ、別の世界でも蜘蛛狩り流行ってたらしいしな!」SMAK!

スパイディ「ORGH!・・・す、すごいパワー・・・・・・ところでさ・・・あっち向いてホイってゲーム知ってる?・・・格闘技対決じゃなくてそっちで勝負しない?・・・」

ウルフウッディ「ワイのヒザ食らって穴空かん人間がおるとはな。ほんならこれならどや!」BOOK! WHAM!

スパイディ「ARGGHHH!RRGGHHAAAA!・・・ひ・・・ひひ・・・悲鳴が出るだけ・・・まだ・・・マシ・・・」

ゴブリン「なら気管支を焼け野原にしてやる。酸素を爆炎にする爆弾をくらえ!」POF

 BOOOOOMMM!

スパイディ「RGHH・・・・・・GHH・・・ッ」ドサッ

レオ「スパイダーマンさん!」

ウルフウッディ「まだ息があるな。心臓を破いてシマイにしたろ」

レオ「やめろ!その人に近づくな!」

ゴブリン「ほォー、女王陛下のお怒りだ」

レオ「俺が相手になってやる・・・かかってこいこのやろー!」

ウルフウッディ「うひー怖い怖い。噛みつかれたらシャレならんわ」

ゴブリン「吠えることはない小僧。お前が大したパワーもないただの人間だというのは調べがついている。義眼しか取り得のない邪魔者だ」

レオ「!」

ゴブリン「義眼があるからライブラに椅子があるんだろ?連中もこう思ってるさ、義眼は便利だが本体が弱くて面倒だ、戦闘力のないカタギを守るなんてめんどくさいとな」

ウルフウッディ「おどれの価値は眼しかないんや。ええで?使てみ?自分の長所活かしぃーや。自慢の義眼でわいらを倒してみ。ライブラに認められた義眼でな」

スパイディ「・・・RGHHH・・・・・・レ、レオ・・・」グググ・・・

レオ「っ・・・・・・っく・・・うぅ・・・」ブルブル

ゴブリン「弱いな。強くあろうとして自分の力でなんとかしようとしているが・・・それでは生き残れない。・・・素直に告白しよう。俺はそういう奴を見ると・・・無性に殺したくなるのだ!」

レオ「う・・・うわあああああ!」

ゴブリン「HAHAHAHAHA!その顔だ!怯えきったその顔!冷静に振る舞っていたがもう我慢できん!貴様をなぶり殺し、スパイダーマンに見せつけるのが楽しみだ!」

レオ「ス、スパイダーマンさ――」

ウルフウッディ「無駄や。もうおどれを守るヒーローなんかおらんで」


   ザップ「いるさっ!ここに一人なっ!」

     KA-BOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMM!

ゴブリン「RRGGGHHH!?」

レオ「ザップさん!」

ザップ「手間ァかけさんじゃねえよレオ。どうせならプリンセスを助ける騎士になりたかったがよ」

ゴブリン「貴様・・・!」バッ

レオ「わー!ザップさん後ろー!高速で飛ぶ小鬼ー!」

ゴブリン「ミンチよりひどくしてやる!」

 SKAASHH!

ゴブリン「AAIEEE!」

ツェッド「兄弟子が投げやりな人なので、槍投げで援護しなければならないとは。無事ですかレオくん」

レオ「ツェッドさん!なにそのシャレ!」

ザップ「俺らだけじゃねえぞ。騎兵隊の到着だ」


 ザッ!

スティーブン「待たせたな」

デルドロ「戦いのお時間だぜ!ってな」

ハマー「ヘタに動かないほうがいいよ。遠くから銃で狙われてるよ君達。見えない距離からね」


KK「あの緑の怪人、頭吹っ飛ばしても再生するかしら」

チェイン「試してみるのも一興ですね」

ギルベルト「再生者(レゲネラトーア)はそうそう見かけるものじゃありません。彼は推定有罪ですが、とりあえず殺すというのは人道に反しますよ」

ウルフウッディ「これはこれは・・・ぎょうさん連れが来たもんやな」

ゴブリン「GHH・・・・・・こいつらは貴様の手下が相手をしてるんじゃなかったのか・・・」

ザップ「そいつァ残念だったな。俺ら相手に時間稼ぐにはさらに3ダース分の人員を用意しやがれ」

スティーブン「GANG-HO-GANGSの12幹部の一人が血界の眷属だとはな。だが新興ギャングチームがここまで勢力を大きくできたのもこれで合点がいった」

ウルフウッディ「細かいけど訂正させてもらうで。幹部は13人や。コイツ、別の世界から来た怪人もウチの頭数に入っとるで。一番の新人やけどな」

ゴブリン「ビジネスパートナーだ。そこの蜘蛛男は報酬としてもらうがな」

スパイディ「GHH・・・人身売買は犯罪だぞゴブリン・・・」

ツェッド「手をかしますよスパイダーマンさん」グイッ

スパイディ「ありがとうツェッド・・・帰ったらネイモアに君のこと話しておくよ。きっと高価なお礼をくれるよ・・・」

スティーブン「クラウス、立てるか」グイッ

クラウス「・・・すまない・・・油断した訳ではないのだが・・・」ググ・・・

ゴブリン「・・・」スッ

デルドロ「おっと動くなよ。そっちの吸血鬼はまだしも、テメーの方は眉間に照準合わさってんだぞ。ウチの狙撃手ナメんなよ。クシャミするだけでもアウトだからな」

ゴブリン「チェックメイトのつもりかしらんが、こういう時にどうするか方法は知っているぞ」CLIK


 KA-BOOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!

ゴブリン「盤をひっくり返すのさ」

ツェッド「!爆弾をビルに仕掛けていたのか!」

スティーブン「まずい!あのビルはKK達の・・・!」

>>224

ネイモア:アトランティスの王。海底人と地上人のハーフにして、MARVELでも最古参のヒーローだ。海パン姿が有名だけど、くるぶしに羽が生えてる。しかも飛べる。まあコミックだから
 第二次大戦のころにキャプテンアメリカ達とチームを組んでたけど、ファンタスティックフォーのコミックとかでは悪役になってたり、時期によって色々ある人なんだ
 ヒーローだけど、ちょっと非情な手段をとりがちな人って感じ。同族への想いは強いし、人を助けるし、キャップとはなんだかんだ言っても戦友としての情もあったりするアツイ男だ

ゴブリン「こんなこともあろうかと前もってこの辺り一体に爆破装置を仕込んでおいたのだ」

レオ「古典的な悪役だなオイ!」

スパイディ「悪者は爆弾が大好きだからね」

ゴブリン「スキアリ!」WHONP!WHONP!

クラウス「伏せろ!」SLIIK!

レオ「ああっ!クラウスさん!」

クラウス「NNMMM・・・」

ウルフウッディ「ようやったで緑の!そいつが一番厄介なんや。他のはしょっぱい連中やさかい、ワイ一人で片づけたるで」

ツェッド「言われてますよ」

ザップ「だからブラッドブリードって嫌いなんだよ。テメェらが一番エライと思いこんで人間サマを見下してる態度がよ。あとお前もだ魚!なんで俺に振るんだ!」

スティーブン「ケンカは帰ってからにしろ。我々で奴を弱らせ、クラウスに託すしかない。全員、叩きこむぞ」

ツェッド「了解」ザッ

デルドロ「ブチこんでやるぜ」ポキポキ

ザップ「輪切りにして燃やしつくす」シュボッ

レオ(クラウスさんしか血界の眷属を封印することはできない・・・皆がダメージを与えるだけ与えて封印の一手だけクラウスさんに任せる作戦。大丈夫・・・きっとうまくいく!例え相手が異界のバケモノだろうと・・・ライブラの皆が力を合わせれば!)

ウルフウッディ「おーこわ。ええで、ワイとおどれらの合体攻撃とどっちが根気強いか・・・勝負や!」

スティーブン「いくぞ!」

 SKASSSHHHH! SKKAAASSSHHH! SKAAASSSHHH! SKAAAAASSSHHH!

デルドロ「!」

ツェッド「っぐ!?・・・」

ザップ「がッ!」

スティーブン「な・・・」


レオ「!?・・・!?・・・え?・・・(背後からの攻撃!?・・・・・・老人・・・それに・・・この色・・・・・・)」

ウルフウッディ「チッ・・・来おったかジジイ」


血界の眷属「手間取っているようだな。代わりに片づけてやったぞニコラス」

レオ(・・・・・・これは勝てない・・・)

KK「ビックリした・・・ありがとうね、あなたがいなきゃ乙女のやわ肌に傷がついてたわ」

チェイン「全然大丈夫です」グッ

ギルベルト「申し訳ありませんチェイン様。老体のクセに戦場に残ったせいで手間を・・・おや?敵影が一人増えているようですよ」

KK「・・・・・・ちょっと、なんか皆やられてない?」


スパイディ「・・・ここにきて増援?勘弁してほしいな」

ゴブリン「仲間か?」

ウルフウッディ「ただの老いぼれや。吸血鬼のクセにジジイってワケわからんやろ」

血界の眷属「弟子の仕事っぷりを見てみたくてな。しかし牙狩り数人にてこずっているようではまだまだひよっこ・・・ワシのもとで再び稽古をつけねばなるまいな」

レオ(ウソだろ・・・ブラッドブリードが二体もなんて・・・)ガクガク

血界の眷属「驚かせて悪いな義眼の少年。億することはない。ワシのことはチャーチとでも呼んでくれ」

ウルフウッディ「気ぃ悪いやろ?このジジイ、わざと大きい十字架背負ってんねんで。しかも教会で寝泊まりしとるんや。やからチャーチやて。チャペルでええやん思うやろ」

チャーチ「ワシが十字架を背負うのは人間どもをあざ笑うためだ。吸血鬼は十字架に弱いと思いこんでいる連中にみせつけてやるためにな。身体を張ったギャグ」

スパイディ「ひとついいかな?目的はなんなのさ。人類との調和とかだったらありがたいんだけど」

チャーチ「君らの全滅」

スパイディ「もうちょっと歯に衣着せろよ」

チャーチ「牙狩りの連中は我々を封じることを生業とするヤツらだ。そいつらを消そうとするのは当然だろう。それと、義眼を利用してイミナを読む少年も、ハッキリ言って迷惑だ。その少年のポケットの中のメモ・・・すでにワシとニコラスのイミナを書き記しているメモもな」

レオ「!」バレテーラ!

チャーチ「さあ、その命を指し出せ」

ザップ「待ちやがれ・・・俺達が相手になるぜ・・・」グ・・・

デルドロ「これくらいでやられると思ってやがんのかコラ・・・」グ・・・

チャーチ「貴様等全員手負いだ。すぐにでも貴様等の命を狩り取ることもできるが、我々の同胞を次々と墜としていった貴様等はもっと苦しめないとな。フラフラでも容赦はしないぞ」

スパイディ「安心してレオ。一番ダメージが軽い僕が君を守るシールドになってあげるから。これ終わったらすぐ病院に行くから予約いれといて」

スティーブン「ここで我々が倒れれば大変なことになる・・・数では有利だが、血界の眷属相手にしては圧倒的不利だな・・・イヤになるよ。だが・・・!」

ウルフウッディ「やってみいや!」


 「ちょーっと待ったー!」

ウルフウッディ「!」


ホーンフリーク「素晴らしいミュージックを聞かせてやるぜ~~~っ」

ウルフウッディ「なんやて!?」

スティーブン「お、お前は!」


ホーンフリーク「10万ホーン!」♪ッッ!

ウルフウッディ「ARRRGH!」ビリビリビリ

モネヴ「ハ~ッハッハッハ!人間サマが作った武器の威力を思いしれぇ!」BBPPRRAAATTTT!

マイン「あっそれ!」WHOOOMP!

レオノフ「行き名祭!我がフィギュア太刀!」VVWWOOOWWW!

ゴブリン「な、何をする!貴様ら何故――ぐ!?・・・か、身体が・・・」グググ

サイクロプス「先の戦いでのダメージのせいで、意識を止めることはできないが、身体の動きを止めるくらいならできるわ」キュピーン

KAIJU「SMAAASSSHH!」SLAAAMMM!

ゴブリン「AARRGGHHH!」

電泥「切り捨てメンゴ!」SLAASSHH!

チャーチ「ヌッ・・・こやつらは――」

99ライヴズ「ブラッドブリードをナグルのハ初めてダ!クラエ!」WHAAAMMM!

ガントレット「ブチ抜く!イヤァー!」CHOOOOOOOOMMM!

チャーチ「NNMMM!」

レオ「え?・・・え!?・・・」アタフタ

スパイディ「GANG-HO-GANGS!?・・・なんで・・・」


双牙「我々は血界の眷属の手下なんかじゃない」ザッ

ホーンフリーク「我々を欺いていたザ・パニッシャー・・・いや、ニコラス・D・ウルフウッディ。よくも騙していたな」

ウルフウッディ「ぐ・・・おどれら・・・」

ガントレット「現時刻をもって俺達もこの戦いに参加する。もちろん、ライブラ側としてだ」

ゴブリン「なんだと・・・!」

スパイディ「WHOA。風が変わったな」

今回はここまで。ちょっと長すぎるもう終わりにしなければ

>>229
スーパーマンとバットマンはDCコミックスですね。ドーンオブジャスティスもいいけどアントマンもよろしく仮面!

あ、わかりづらいけどライブラメンバーもガンホーも全員ダメージ負ってる状態ですね。正直ライブラメンバー総出ならブラッドブリード倒せるんじゃねっておもって二体出してさらにダメージ受けてるってことにしました

チャーチ「人間風情が邪魔をするか。今ならまだ許してやる。そこの小僧が持っているメモを渡せば、貴様らだけは見逃してやってもいい。我らの真名を記したメモを・・・」

ホーンフリーク「お断りだマドモアゼル。人間の意地は硬いぞ。やってやりなライブラの!」

クラウス「心得た・・・ブレングリード流血闘術・・・」ググ・・・

ウルフウッディ「阿呆が!ボロ雑巾状態のクセしおって無理すな!」バババッ!

クラウス「!」

 SKASH! SLAASHH! SLYIIIPP!

99ライヴズ「NNNMMM!」

モネヴ「ARRGHHHH!・・・へっ・・・盾になるくらいしか役に立てなくてすまんな・・・」

クラウス「君達・・・」

双牙「ヤツらに一矢報いる算段があるのだろう?・・・なら、この身が朽ちてもあなたを守らねば」

ウルフウッディ「ワイの舎弟として『転化』させたろう思とったのにな泣き虫ビヴィオ・・・邪魔すんなら安置所行きやで!」

双牙「よくも騙したなニコ兄・・・よくも騙したナアアアアア!」ドワワッ

三重刑「GANG-HO-GANGS!一斉攻撃だ!」

 BBPPPRRAAAAATTTTTTT!!! KA-BOOOOOOOOMMM!!!

ウルフウッディ「ぐヌ!ま、まずい!隙を与えたら・・・ヒジキヘアーの小僧が視たワイらのイミナを読み上げられる!――」

ゴブリン「そうはさせるか」FOOOWWP!

レオ「げべっ!?」ドゴォ

ザップ「レオ!」

ゴブリン「この小僧は私が預かった!メモも一緒にな!」BOOOWWWWW!

スパイディ「誘拐事件発生!空飛ぶグライダーにまたがった鬼が子供をさらっていったぞ!これって日本の東北地方の伝承だっけ?」

チャーチ「真名を記したメモがなければ貴様等にはどうすることもできん!覚悟しろ!」ヒュバッ

スパイディ「ザップ!ツェッド!僕に合わせて!」THWAP! THWIP! THWIP!

チャーチ「っ!蜘蛛の糸で動きを封じる気か?だがこんなもの――」

ザップ「あァ!?・・・そういうことか!」ヒュボッ

ツェッド「いつもよりも多目に搦めております、ということですね」ザッ

スパイディ「怪物を倒すには火あぶりが一番だね。ぜ~んぶ燃やしちまえぃ」

ザップ「掟破りの変形七獄!」ゴバアアァァァアアアアア!!!

ツェッド「天羽鞴!」VVVVVAAAAWWWWWOOOOOOOOWWWWWWWWW!!!

チャーチ「AAARRRGGGHHHHHHHHH!」

ウルフウッディ「ワァ!ジジイのキャンプファイヤーやー!だがイミナがわからんかったらイミナイで!」

 バッ!

クラウス「『オオノホ・ギ・ティムセコ・ガ・タラアキイス』・・・」

チャーチ「ッ!!?貴様・・・その名を――」

クラウス「貴公を・・・『密封』する!」

クラウス「ブレングリード流血闘術、999式!【久遠棺封煉獄(エーヴィヒカイトゲフエングニス)】!!!」ガガガガガガガガガ!

チャーチ「ッ―――」ッ!!!

クラウス「憎み給え、赦し給え、諦め給え・・・人界を守るために行う我が蛮行を・・・」

ウルフウッディ「しもた・・・メモはブラフ。あの手にもっとるスマートフォンにスデに真名を送信しとったか・・・!」

スパイディ「アポロは倒したね。次はロッキー・バルボアの番だ」

スティーブン「後は我々に任せて、君はレオの救出に。あのグリーンボーイは君の旧友なんだろ?」

スパイディ「できることなら絶好したいけどね。任せてよ!」THWIP!

ウルフウッディ「戦力分散してエエんか?もう封印術の男は立ってられへんくらいやで」

クラウス「・・・」グググ・・・

スティーブン「我々がクラウスにおんぶにだっこだと思わないことだ」

 ZZKKKAAAAASSSHHHHHHHH!!!

ガントレット「ッ!」

ホーンフリーク「ARGHH!」

サイクロプス「NNGGHHH!」

KAIJU「AAIIEEE!」

三重刑「GAFFッ・・・」

スティーブン「!・・・GANG-HO-GANGSを一斉に再起不能に・・・」

ウルフウッディ「フッ・・・すまんなぁ。やんちゃやろ?ワイ」

 ビュンビュンビュン!

ウルフウッディ「おいたばーっかしよんねん」

マイン「!(よけられねぇ!やられる1)」

 ガガガガガガガガ

デルドロ「UNFFF!」

レオノフ「!・・・彼方太刀・・・守って暮れ太の化?」

デルドロ「うるせえ!役にたつのか足引っ張るのかよくわからん面倒な連中が!」

レオノフ「えぇ・・・ひどい」

ウルフウッディ「どいつもこいつも手負いのクセして・・・やっぱ人類っちゅうのは度し難いドアホウやで!」

スティーブン「愚かな生き物だとは言われ続けているさ。もう慣れたもんだよ」

レオ「あのー・・・そろそろおろしてくれません?僕、飛行能力は持ってないから高い所とか不慣れで吐きそうなんスけど・・・」

ゴブリン「すぐにあいつは追ってくる。お前には勝利の扉を開ける鍵となってもらう」

レオ「わーぉ詩的ーキモチワルーイ(マズイマズイマズイ!このままじゃスパイダーマンさんの足引っ張るだけじゃなくて俺の命危なすぎ風前の灯すぎる!どうにか切り抜けないと!)」キィィ・・・

ゴブリン「その眼を使うのか?妹の視力と引き換えに手に入れた力を」

レオ「!・・・どうして・・・」

ゴブリン「実際GANG-HO-GANGSの情報網はすごいものだ。お前が背負ってる哀しみは熟知している。情報元はキノコの少年が持っていたメモ帳らしいが」

レオ「ぐっ・・・ちょっと話しただけのことをメモんなよネジ・・・」

ゴブリン「その力で私の視界を支配することもできるだろう。だが、気分がいいものではないだろうな、お互い。妹の景色を奪って手に入れたその眼を使うのは・・・」

レオ「言うな!・・・・・・そんなんじゃ・・・そんなんじゃない!」

ゴブリン「なにが違う?足が不自由ながらも懸命に生きていた少女を代償にした・・・違うのか?私がお前の立場なら、自分で眼玉をえぐりとって投げ捨てるがな」

レオ「ッ・・・」

ゴブリン「よくもまあいけしゃあしゃあと使えるものだ。吸血鬼の名前読めると、人の役に立ってるフリをしながら、人を守ってるフリをしながら、力を正当に行使する理由にこじつけるなんて」

レオ「・・・そ・・・」

ゴブリン「私よりもよっぽどひどい人間だ、お前は」


 THWAP!

ゴブリン「!」

スパイディ「ネチネチとイヤミったらしく説教垂れるなんて、さすが元大企業の社長らしいねゴブリン。モラハラで訴えられたら勝ち目ないぞ」

ゴブリン「スパイダァーマァーンンン!」POF!POF!

スパイディ「人の名を呼びながらミサイル撃つなよ。きらわれてるみたいじゃないか」THWIP!POW!

ゴブリン「ARGH!貴様・・・」

レオ「空中戦でも負けてない!こんな高度で戦ってるのに糸だけで渡り合うなんて、スパイダーマンさんはやっぱりすごい!」

スパイディ「地上に降りてゆっくり勝負しない?ただでさえ霧で見づらい街なんだからさ、こうも高度があると余計におっかないよ」THWIP

ゴブリン「HA!減らず口はあいかわらず――」

 WHAM!

ゴブリン「AARRGGHH!」

スパイディ「ウェブの反動を利用したパンチはどうだ!そして瞬時にレオをキャッチ!」THWIP

レオ「び・・・ビビったァ~・・・あ、ありがとうございます。すみません、足ひっぱる形になっちゃって・・・」

スパイディ「救出しながら敵と戦うのは慣れっこだからね。でも君の眼のチカラを使えばゴブリンを出し抜くこともできたんじゃないの?」

レオ「・・・それは・・・」

ゴブリン「余裕をかましている場合じゃないぞスパイダーマン!なんのためにそいつをさらったと思う?吸血鬼どもを封印させないため?違うね!・・・こうするためだ!」

スパイディ「!しまった、反応が遅れ――」

 WHAK!

スパイディ「ARGH!」

レオ「へ?・・・・・・」


ゴブリン「その男は死ぬのだ。地面とハグしてな!」

スパイディ「レオ! NO! 」

スパイディ「助けないと!彼が地面に激突する前に!」THWIP! FFFTT!

スパイディ「届け・・・頼む、届け!」

 SWIK!   SNAP

スパイディ「やった!クモの能力に感謝するよ。そばの建物の屋上に着地して・・・」チャクチ

スパイディ「墜落する人を助けるなんて他の人間にはできな・・・・・・レオ?」

レオ「―――」

スパイディ「おい、どうした?目を開けてごらん。もう大丈夫・・・・・・まさか・・・」

レオ「―――」

スパイディ「そんな・・・ウソだ・・・死ぬな、レオ。死んじゃダメだ!」

スパイディ「僕が助けたじゃないか・・・助けたのに・・・」

ゴブリン「愚か者め!その小僧はクモ糸が届く前に死んでいたさ」

ゴブリン「この高さから墜落すれば・・・地面に激突する前に死ぬんだよ。だが、貴様には墜落によるショック死よりも確実な最期を与えてやろう!」

スパイディ「貴様・・・」

スパイディ「お前のことは絶対に許さない!報いを受けるのは貴様だ!今日がお前の命日だ!」

>>248

SNAP:この一連の流れはスパイダーマン史上に残る事件、『グウェン・ステイシーの死』。僕(ピーター)の愛する女性であるグウェンをさらったゴブリンと対決し、彼女を救いだそうとするんだけど・・・
 ゴブリンはグウェンを橋から突き落とし、僕が必死にクモ糸を伸ばしてなんとかキャッチしたんだけど、グウェンは・・・・・・SNAPという音は、グウェンの首の折れる音
 このSNAPという文字は、制作陣の中でも誰が付け加えたものなのか謎のままらしい。後に再録されたものでもSNAPの文字が消されていたりするんだって
 グウェンの死因に関しても諸説あって、『クモ糸でキャッチした際に急激な負荷が首にかかってしまったから』だったり、『墜落した時点ですでに死亡していた』という記述もある。だから首が折れる音のSNAPがあったりなかったりする場合もあるんだと

 グウェンが亡くなるこのエピソードはスパイダーマン史上どころか、アメコミ史上に残る名場面とも言われていて非常に有名だね。邦訳本『ステイシーの悲劇』にも掲載されてるよっと
 スパイダーマン、いや、ピーターがかつてないほどの怒りをあらわにしてて、カオがすんごく怖くなってるよ

レオ「―――・・・・・・う・・・うぅん・・・」ムクリ

ゴブリン「!?」ギョ

スパイディ「アレ!?レオ!?」ビクッ

レオ「・・・あぁ・・・一瞬気を失ってたんスね・・・ゴブリンに激突されて、落下して・・・」

スパイディ「さ、さっきのSNAPって音は?」

レオ「音?もしかして腰の音ですか?僕の腰、けっこう音なるんですよ」ボキボキッ SNAP

スパイディ「な、なぁんだァ・・・」ヘタリ

ゴブリン「ふざけるな!」POF! POF!

スパイディ「!危ない!」~!~!

 BOOOMM! KA-BOOOM!

ゴブリン「ふざけた奴らだ!もう回りくどい方法はナシにして直接始末してやる!」POF! POF!

 BOOOMM! BOOOOMMM! SKAーBOOOMMM!

レオ「わわわーッ!ミサイルの乱れ撃ちだー!」BOOOM!

ゴブリン「これで貴様もおしまいだ!スパイダーマァアン!」

>>248

気を失ってた~:コミックの『アルティメットスパイダーマン』では、グウェンではなくMJで似た状況になったことがあるんだ。MJも僕の愛する人ね。二股とかじゃないよ
 アルティメット版グリーンゴブリンがMJを攫い、橋の上から突き落として、僕がキャッチしたんだけど、MJは目を開けなかった・・・読者は誰もが『またもグウェンの悲劇か!』と思っただろうね
 でもすぐにMJは目を覚ましたんだ。一瞬気絶しただけでね。うーん、ニクイ演出だね

スパイディ「レオ!君のパワーで奴をかく乱してくれ!一瞬だけでいい!チャンスが必要なんだ!」BOOOM!

レオ「っ・・・でも・・・この眼は・・・ミシェーラを犠牲にして・・・」BOOOM!

スパイディ「レオ!グリーンゴブリンになにを吹きこまれた知らないけど、君のその眼は大いなる力だ!そのパワーを手にした君には、パワーを正しく使う責任がある!」BOOOOM!

レオ「!」BOOOMM!

スパイディ「僕もかつては自分のパワーを正義に使おうとはしなかった。でも、そのせいで僕の大切な人は命を落とした。パワーを使うべきところで使わなかったからだ」BOOOM!

スパイディ「大いなる力には、大いなる責任がともなう。君ならその眼の使い道がわかるはずだ。ここでゴブリンを叩かないと、この街にもっと犠牲者が出る!レオ!君が必要なんだ!」

レオ「・・・・・・大いなる力には・・・大いなる責任が伴う」キィィィ・・・

ゴブリン「灰のひとかけらも残すものか!ありったけの火力を持ってけェ!」

 ッ!

ゴブリン「ッ!?!?!?グアッ・・・な!?・・・これは・・・」フラッ

スパイディ「サンキュー、レオ!」

 THWIP!

スパイディ「ジャパニーズ柔道技!一本背負いー!だぁぁーーーっ!」SWINNGGG!

 KA-BAAAAAMMM!!!

ゴブリン「RGGHHH!」

スパイディ「グライダーからひきずり落としたぞ。さあ観念しろゴブリン。今のアンタはバットの無いベーブ・ルースだ」

ゴブリン「NNMMM・・・お、おのれ・・・俺になにをした・・・」フラッ

レオ「あんたの視界をピンボールみたいに弾いたんだ。誰だろうと一瞬はひるむからな。この眼はたしかにミシェーラが引き替えになってくれたものだ。でも何もせずに腐らせるなんて、ミシェーラの覚悟をムゲにするのとおんなじだ。アンタがどう言おうと、僕はこの眼で見続ける。この街を・・・」

ゴブリン「ぐ・・・開き直りやがって・・・このガキ――」

 BFOOOWWW・・・

レオ「あ・・・無人になったグライダーが」

ゴブリン「え」

 KA-BOOOOOOOOOOOOOOOOOMMMMMMMMM!!!

スパイディ「ヒューッ、持ち主のところに帰ってくるなんて、よっぽどシツケがいいんだな」

 ガガガガガッ!

ザップ「チィッ!やっぱ一筋縄じゃいかねえか!」

デルドロ「連戦で疲弊してるっつっても封印術をブチ込む隙さえ作れないとはな・・・」

ウルフウッディ「おどれらジャコ飯がぶつぶつ仕掛けてきても話ならんわ。ワイをやる気なら一丸にならんかい!」

マイン「一丸になる・・・その手があったか!」

99ライヴズ「マサカ、アレをヤルのか?」

サイクロプス「他に策は無い。一か八か!」

電泥「命を賭けた最終奥義・・・それもまた一興」

ガントレット「やるぞ!GANG-HO-GANGS最後の切り札!」カッ!

ツェッド「!?・・・な、なんの光!?」

双牙「異界の技術と人界の技術を交差させた秘技!」

モネヴ「俺達全員を『一体化』させるぜ!」ギュィィィ

レオノフ「一丸と成るコトで、其の力は何倍にも成ル」ギュイィィ

KAIJU「無数の蟻でも、一丸となれば自分の何百倍も大きなものを動かせるのと同じ・・・」アントマンミヨウゼ

ホーンフリーク「我々が奏でるオーケストラ!」

三重刑「今!我ら真に一つになる時!」

 カッ!

GHG『GANG-HO-GANGS!集合体!』バーン

ザップ「なんかヘンな物体になった!キモ!」

ウルフウッディ「気色悪っ!なんやその巻末のオマケコーナーで一人一人描くのメンドいからまとめたみたいな簡易キャラは!」

GHG『いつもの11倍だ覚悟しな!』BAAAMMMMM!

ツェッド「ただのヒップアタック・・・しかし11人分の密度のヒップアタック!・・・お、おそるべしGANG-HO-GANGS!」

>>255

GHG:『トライガン』の新装版コミックスに収録されてるあとがきオマケ漫画で、ガンホーガンズを描くのがめんどいからってまとめられた時のキャラなんだ。口調はオカマだったよ

ウルフウッディ「お、おどれら――」

 BLAM!

ウルフウッディ「!」

 KK「ビンゴ!」

スティーブン「ひるんだ!今だ!叩きこめ!」

ザップ「斗流血法!カグツチッ!」ボォォ!

ツェッド「斗流血法!シナトベッ!」スラァッ!

デルドロ&ハマー『血殖装甲!!!』ガッシィ!

KK「ブラッドバレッドアーツ」ジャキッ!

スティーブン「エスメラルダ式血闘道・・・!」ザッ!

 ドワオ!!!

 GHG『ワーオ』

ウルフウッディ「ッ・・・ぐぁっ・・・お――」


クラウス「ニコラス・ドコノク・ミノモンジャス・マキニシテシズ・メタロ・カワレス・・・・・・」

ウルフウッディ「っ!しも――」

クラウス「貴公を、密封する!」

 【ブレングリード流血闘術 999式 久遠棺封煉獄】

      ッッッ!

もうッ!俺ちゃんのバカバカバカ!
もう長ったらしいからさっさとたたむよ

GHG『決まった!』

ウルフウッディ「――ッ!――ッ(ワイが・・・黙って封印されるかいな・・・イタチの最後っ屁みせたる!)・・・・・・」

 CLIK

 キンッ

ザップ「っしゃあ!やったなダンナァ!見事に手のひらサイズの十字架に変えちまっ――」

 KA-BBBOOOOOOOOOOOOMMMMMM!!!

クラウス「!」

スティーブン「奴め・・・封印される刹那に爆弾かなにかを起動させたなッ・・・爆破地点は?」

ツェッド「15ブロックほど先のようですが・・・」

ザップ「なんだってそんなとこで――」


 ―――

ゴブリン「NNNGGGGHHHH・・・スパイダァァアァ・・・マァアアァァン・・・」ユラッ

スパイディ「自信もっていいよグリーンゴブリン。人の名前をにくらしそうに呼ぶ選手権で優勝できるさ!」

 POW!

ゴブリン「RGHッ・・・」バタン

レオ「ものすごいノックアウトパンチ。グライダーが激突した時点でもう立ちあがれないほどのダメージだったのに、こいつの執念すげぇ」

スパイディ「ありがとうレオ。君のおかげでなんとか勝利をつかめたよ」

レオ「そんな!俺なんて大したことはしてなくて足をひっぱって・・・」

スパイディ「下を向くなよレオ。君はライブラの一員なんだからさ」

 KACHIッ

スパイディ「ん?・・・なんか今、墜落したゴブリングライダーから音が――」

 KA-BBBOOOOOOOOOOOOMMMMMMM!!!

・・・・・・・
・・・・
・・・
・・


レオ「――・・・・・・う・・・ぐっ・・・・・・な・・・なにが・・・!?」

スパイディ「グ・・・き、気がついたかい?レオ・・・」グググ・・・

レオ「す、スパイダーマンさん!?これ、ビルが瓦解したんですか!?あなた一人で崩れたビルを支えて・・・」

スパイディ「グライダーに爆弾が仕掛けてあったみたいだね・・・ゴブリンがやられると同時に起爆するようにでも・・・なってたのかも・・・ぐ・・・」

 ゴブリン「―――」

レオ「そ、そこにグリーンゴブリンも倒れてますけど・・・普通に爆発に巻き込まれてたんじゃ・・・」

スパイディ「頭がいいのか悪いのかわかんないとこあるからね・・・う、動けるかい?レオ」グググ

レオ「それが・・・腰に瓦礫が・・・う~ん!おもった より おもい!」グッ

 ミシミシ・・・ ガラガラッ・・・

レオ「ゲ!動くと一気に崩れそう!」

スパイディ「レオ・・・実はジェンガが苦手とか言わないでよね・・・」

 ガラガラ!

レオ「!(ゴブリンの頭上の瓦礫が崩れる!)」

スパイディ「っ!」THWIP! グイッ CHOOOOM!

レオ「糸を瞬時に出してゴブリンをひっぱったけど・・・そのせいでスパイダーマンさんが支えてる瓦礫が!」

スパイディ「ぐうおおお・・・オオ・・・・・・決めた・・・無事に帰ったら・・・バンプ上げのトレーニグ・・・する・・・」グググ

スパイディ「レオ・・・よく聞いて・・・僕はもう長くはもたない・・・手を放すと同時に君とゴブリンをウェブで包む。一瞬でどれだけウェブシューター連打できるかチャレンジだ」グググ

レオ「そんな!それじゃスパイダーマンさんはどうなるんですか」

スパイディ「平気さ・・・僕は人気者だからね・・・僕達の業界じゃ、人気者は絶対に死なないんだよ。・・・・・・ごめん、ちょっと盛った。死ぬこともある」グググ

レオ「!?」

スパイディ「でも大丈夫!しばらくしたら生き返るから・・・これはガチ」グググ

レオ「いやいやいや!それいいの!?しばらくしたらって口内炎治るみたいな!」

スパイディ「レオ・・・・・・もし・・・今後、僕の世界と連絡がとれたら・・・メイおばさんに・・・ごめんって伝えてくれないかな・・・」グググ

レオ「!スパイダーマンさん!」

スパイディ「いくよ!」グワアアァ!

レオ「!」

 THWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIP!

スパイディ(間に合え間に合え間に合え間に合え間に合え!)

 THWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIP!

レオ「――ッ!」

 THWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIPTHWIP!

スパイディ(やった・・・僕はやり遂げたよ・・・・・・)


            OOOOOOOOOOOOOO         OOOOOOOOOO
 KA-CHHHOOO   OOOOOOO     OOOOO     OOOOOOOOO   OOOOOOOMMMMMMMMMMMMMM!!!
     OOOOOOOOO         OOOOOOOOOOOOOOO1


スパイディ「ッ!」


クラウス「遅れて申し訳無い」

スパイディ「クラウス・・・君が・・・・・・ウソ・・・ビルの瓦礫全部スッ飛ばしたの?・・・そんなボロボロの身体で・・・」

クラウス「我々の方の戦いも終息したのだが・・・君達の方も?」

スパイディ「なんとか鬼退治は成ったよ・・・レオのおかげさ・・・それにしても君・・・ひでぇツラ。血だらけだよ。連戦重ねた上、ヴァンパイア二人も箱詰めにしたら満身創痍だよね」

クラウス「君の方も、今にも倒れそうだな・・・帰って休息しよう・・・」

スパイディ「そだね・・・ほんとに長かった・・・疲れたよ」

レオ《あの~、すみませ~ん》

スパイディ「あっ、レオ、ウェブの繭の中から・・・」

レオ《なんかクラウスさんが全部片付けてくれたみたいですね。それはよかったです。で、ものは相談なんスけど、出してくれませんかね。グリーンゴブリンと一緒にパック詰めされてんの超困るんスけど》

スパイディ「ごめんウェブが溶けるまで待って。数時間かかるから」

レオ《やっぱりかチクショウ!》

 ~~~

 ワイワイガヤガヤ

スティーブン「いやぁ~、それにしても、一日で血界の眷属二体を封印したとあっては、今夜は世界中を驚かせてしまう夜になりそうだな」ワイワイ

スパイディ「それで、これは祝勝会ってワケ?街のパーティ会場貸し切りにしてまでやること?」ガヤガヤ

KK「いーのいーの。クラっちが張りきって企画したんだから堪能するべしよ」ワイワイ

スパイディ「あの後でよくやるなぁ・・・僕なんか泥のように眠ったのに」ガヤガヤ

ザップ「ダンナは人一倍タフだからな。それでいて紳士。そうでなきゃ俺達を率いるなんざできねえってこと」ワイワイ

GHG『我々も招待してくれるとは、よほどの紳士・・・あるいはお人よしだな』ガヤガヤ

ツェッド「あ、GANG-HO-GANGSの・・・なんでまだまとまったままなんです?」ワイワイ

GHG『実は10日間は元の姿に戻れなくて・・・』ガヤガヤ

ツェッド「ほんとに切り札だったんですね」ワイワイ

ザップ「つぅーかよォー、おめーら敵対してたギャングのクセしてよくカオ出せたなコラ。あァ?」ガヤガヤ

チェイン「やめなさいモンキービジネスモンキー。一応一緒に戦ったんだから。GANG-HO-GANGSは本日をもって解散するし」ワイワイ

GHG『今まではウルフウッディを中心に活動していたからな。もはや組織は終わったようなものだ』ガヤガヤ

デルドロ「それでもしばらくはブタ箱だがな。同じ屋根の下、仲良くしようぜぇ」ワイワイ

ハマー「仲良くしようねぇ」ガヤガヤ

ギルベルト「皆さん、乾杯のお時間ですのでグラスをお取りください」

クラウス「スパイダーマン、音頭を任せてもいいかな?」

スパイディ「えっ、僕?」

ザップ「おーいけいけタイツ野郎ー。皆注目してるからっていきなりマスク脱ぐなよー」

スパイディ「えー・・・オホン・・・それでは、宴もタケナワということで・・・・・・」

スパイディ「映画『アントマン』、大好評公開中!皆さん是非劇場へ足を運んでください!カンパーイ!」

 カンパーイ!

スパイディ「あ、『スパイダーマン』、『アメイジングスパイダーマン』もヨロシクね」

 ~~~

ザップ「ワーハハハ!いけレオ!ライブラの意地をみせたれ!」

スパイディ「いくぞレオ。ダンスバトルだ!僕のアクロバットダンスと君のタップダンス、どっちがキレてるか勝負!」

レオ「負けませんよー!」

 ~~~

ツェッド「す、すごい。チェインさんどれだけ呑むんですか」

チェイン「このくらいなんともないよ。え?アレ?スーパーヒーローさん?もしかしてオチるの?」プフゥ~

スパイディ「なんだよコレ・・・HLの酒ヤベぇ・・・甘くてニガくて眼がまわりそう・・・」グルグル

 ~~~

パトリック「違う違う!腕はこうで・・・足はこう、ピーンと伸ばすんだって」

クラウス「こうか?」ヨヨイノヨイ ヨヨイノヨイ

パトリック「あーもう!腕はできてるのに足ができてない!不器用か!手か足かどっちかしか集中できないのか!」

スパイディ「あれなにやってんの?」

ツェッド「日本の伝統舞踊、変なおじダンスというものらしいです」

 ~~~

エイブラムス「その話本当なのか・・・関西弁の血界の眷属とかマジなのか・・・おかしいだろ関西弁って日本の方言だろレポートにまとめるべき案件だろ」

スパイディ「そういうこといいはじめるとアラが出まくるからやめてね。それよりアンタ良い声してるね。ニコラス・ケイジっぽい」

エイブラムス「待たせたな」

 ~~~

ザップ「クモ野郎ォ~!勝負だコラァ!コラコラァ~!」ブンブン

レオ「わー!ザップさん完全にベロってる!斗流血法ブン回しー!スパイダーマンさん逃げてー!酔っ払いにオロチナギられる前に!」

スパイディ「オッケー。じゃあね」ダシュ

ザップ「てめェ逃げんなコラァ!お前俺はお前・・・ウッ・・・・・・グブ・・・げェー」ゲロロロロ

レオ「ぎゃー!やったぁー!」


スパイディ「・・・・・・さて」

クラウス「スパイダーマン」

スパイディ「!・・・クラウス。君も外の空気を吸いに?」

クラウス「隠さなくていい。帰るのだろう?」

スパイディ「あちゃ、バレてた?なんかお別れのあいさつとか長くなるだろうしシレっと帰ろうと思ってたんだけどね」

クラウス「君がそう決めたのならそうするといい。しかし帰るアテはあるのかい?」

スパイディ「ゴブリンが持ってたポケット次元移動装置があるんだ。大元は僕達の世界にあるんだろうけど、持ち運びできるサイズのがあったよ。帰りの片道切符みたいだけどね」

クラウス「便利なものだな」

スパイディ「科学は魔法さ。グリーンゴブリンはスティーブンに氷漬けにしてもらってあるから、ちゃんと持って帰るよ。氷漬けのまま70年くらい眠っててもらってもいいんだけど」

クラウス「感謝するスパイダーマン。君の助力あって、グリーンゴブリンという脅威と、GANG-HO-GANGS、そして血界の眷属を討つことができた」

スパイディ「ゴブリンはこっちの管轄だからね。こっちこそありがとう。迷惑かけてごめんね」

クラウス「またこちらに来ることは?」

スパイディ「たぶん無いよ。悪人がこの街に流れ込むのはお互い困るでしょ?そうならないためにも、道は封鎖しといたほうがいい」

クラウス「そうだな・・・だが、またいつか再会できる日を、私も皆も待っている」

スパイディ「僕もだよクラウス。それじゃあ・・・アバヨ」

クラウス「またな、と言ってくれ」

 ―――・・・・・・

レオ(スパイダーマンさんが現れて、長かったような短かったような長かったような・・・長かったな)

レオ(パーティの最中に、いつの間にか姿を消してそれっきり。クラウスさんが言うには元の世界に帰っていったらしい)

レオ(さみしいって気持ちはあったけど、悲しいって気持ちはなかった。なぜだか、スパイダーマンさんは今も僕達のすぐそばにいるような気がしてならないから)

レオ(それは、彼が僕達の『親愛なる隣人』だから。いつでも僕らのすぐそばにいる)

レオ(僕達ライブラはいつも通りの日常に戻った。霧に包まれたこの街・・・ヘルサレムズロットで)


レオ「やめてくださいヨォーーー!カチコミなんてヤメテーーー!ガスタンクに松明持って突っ込むみたいなことしないでよザップさぁぁぁん!」

ザップ「うるせえジャマすんなレオ!フィリアム・コールサンの野郎!タヒチ行きの旅行チケットを注文したのに永遠の虚行きのチケットを手配するたぁどういうことだァ!首だせ!鏡見る必要無くしてやる!」

 KA-BOOOOOMMM!

ツェッド「!これから押し入ろうとしてた建物から爆発が」

 CHOOOOMMM!

ザップ「ゲ!旦那!」

クラウス「ザップ!ツェッド!レオ!ちょうどいい所に!秘密諜報組織を名乗る集団と交戦中だ!手をかしてくれ!」


レオ(これがこの街の日常。ミシェーラ、兄ちゃんはまた病院のベッドで一夜を過ごすことになりそうです)



 おしまい

 おまけ

フェムト「僕の出番がぬゎーーーいではないか」ズイ

レオ「仕方ないッスよ・・・無駄に長くなったのにこの上堕落王まで出たらダレすぎてシワになりますよ」

スパイディ「ていうかさ、ぶっちゃけ君ってブラッドブリードなの?13王って吸血鬼とは違うの?そこんとこどうなの?一話から登場してるのに一切語ってないよね」

フェムト「フフフ・・・内藤作品ではコトの真相を語るのはゆっくりなのさ」

 SLASH

フェムト「ゲ・・・なんか斬られたんですけど・・・」

ブレイド「ヴァンパイアか?ヴァンパイアじゃないならスマン。ヴァンパイアならころす」

フェムト「エ・・・なんか絡まれてるんですけど・・・」ダラダラ

レオ「コワッ!何この人!いきなり現れて刀で人切って謝ってる!文字にすると完全にサイコパス!」

スパイディ「この人はブレイドだよ。ヴァンパイアハンターだ。脱税がどうのこうので刑務所に放り込まれたと思ってたけどシャバに出てこれたんだ」

ブレイド「ヴァンパイア慈悲無し」SLASH SLASH

フェムト「わー!」

レオ「血界戦線のアニメ最終回予約しとかなきゃ」ピッ

スパイディ「キャプテンアメリカの映画ロケに行かなきゃ」シュタ

 おしまい

長くなってすんませんもう今後は短めにシュっと納めるようにがんばります毎回言ってるかもしれん
もっとうまくまとめられるようになりたいです
トライガンのガンホーガンズとギャングホーギャングスは全然別です。わざと色々はずしてます
トライガンもめちゃ面白いので見ましょう!
それではここまで見てくれた方、ありがとうございました

血界戦線のアニメ最終回決まってるそうなのでチェックしましょう!

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