総合P「元気の塊」 (562)


・マスターズプロダクション系列5スレ目
・約二十日振り
・タイトルが思いつかない


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初代   総合P「過労死必死」
総合P「過労死必死」 - SSまとめ速報
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 このスレッドは765+876+モバ+グリという
 化物事務所の日常やら恋愛模様やら真面目な話やらを徒然なるままに書いていくスレです

 ネタを落としてくれれば適当に拾っていきます
 むしろネタくれ。おう。

ロックの日なんで
だりーなで1つお願いします


『大人の』

比奈「うへ……うへへ……」

伊織「……えぇぇ? 出勤早々酔っ払いに遭遇するってなんなのこの事務所……」

比奈「あー……伊織先輩じゃないッスかぁ……!」

伊織「あぁ、はいはい。なになに、なんなのよ……」

比奈「うふふ……うふふふふ」

伊織「こわっ! ちょ、ちょっと! プロデューサー! なんとかしなさいよコレ!」

P「こっちに振らないでくれるか~?」

伊織「なんでよ!? 大人としてどうにかしなさいよコレ!」

比奈「コレって酷いッスよ~、ふふふふ」

伊織「あぁっもうっ! なんなのよっ!? ちょ、掴まないでよこの酔っ払い!」

P「一応言っておくと酔っ払いじゃないらしいぞ、徹夜明けのテンションらしい」

伊織「徹夜あけって……あんた、今日収録あるでしょ!」

比奈「大丈夫ッス! 今なら空も飛べそうッスよ~!」

伊織「頭の中はもう飛んでるものね!」

P「はっはっは」

伊織「大体なんで徹夜なんてしてるのよ、健康にも美容にも悪いったらないわ」

比奈「いつものッスよ! いつものアレッス~、ふへへ。夢中でずっと描いてたッス」

伊織「あんたねぇ……、ちなみにずっとって……」

比奈「いや、だから休みの間ずっとッスよ! あははは」

P「え、お前今回三連休くらい取ってたよな?」

比奈「はいッス。ずっとッス」

伊織「馬鹿じゃないの?」

どいつもこいつも俺を殺すのやめぇや


比奈「あははは! 酷いッスよ伊織ちゃん先輩~」

伊織「鬱陶しいわね……」

比奈「あっ!」

伊織「……今度はなに?」

比奈「そういえば昨日思ったんッスけど、大人の始まりって歌あるじゃないッスか」

伊織「え? えぇ、あるわね」

比奈「大人の始まりって……なんかエロい響きッスよね」

P「なにをしみじみと言ってるんだこの馬鹿」

伊織「……」

P「こっちみんなよ。俺にはどうにもできん」

比奈「女の子から女になるってどう考えてもエロいッスよ!」

伊織「えっと一発ひっぱたいていいかしら?」

P「まぁ落ち着け。どうせ後で勝手に悶絶するから」

伊織「大人の始まりどころか大人として終わってるものね」

>>4

【ろっく】

ジュリア「あ、リーナ」

李衣菜「うに? どしたの? なんか用?」

ジュリア「ほら、この間言ってた『MATE. FEED. KILL. REPEAT.』持ってきたけど」

李衣菜「うっそホント!? うっひょー! 貸して貸して!」

ジュリア「元々そのつもりだよ。ほら」

李衣菜「やったー! これで原曲が聞ける!」




P「……ジュリアとかお前とかさ」

夏樹「ん?」

P「仲良くやってるのはいいんだけどさ、なんかSlipknotとか聞いてる李衣菜とかまだ違和感あるなぁ」

夏樹「そう?」

P「前のにわか感全開の李衣菜は居なくなってしまったのか」

夏樹「んー……リーナ!」

李衣菜「ん? なになつきち」

夏樹「Slipknotの意味って知ってるか?」

李衣菜「……滑らない?」

ジュリア「いやいやいや」

夏樹「……な?」

P「俺の知ってるリーナだった……!」


【ひな】

桃子「お兄ちゃん、ちょっといい?」

P「お、どうした?」

桃子「この子飼えないかな?」

P「ん? ムクドリ、かな? どうしたんだ?」

桃子「怪我して落ちてるのを見つけて、さっき清良さんが診てくれたんだけど」

P「そっか……しかし、野鳥か。確か保護という名目なら届出を出せばいけた気もするけど……」

ちひろ「お茶入れましたけど飲みます? って、あら、可愛い。小さいけど雛?」

P「多分。巣立ちに失敗したかなにかだろうな」

桃子「ねね、可愛いでしょ? ダメ?」

P「まぁ仕方ないな、一度人間がべったり触っちゃったら仲間に受け入れてもらえないらしいし、可愛いしな、雛」

ちひろ「可愛いですよね雛」

小鳥「なんの話?」

桃子「雛が可愛いって話」




 扉の向こう

比奈(な、なにが起こってるッスかー!!?)


【BMI】

美奈子「……」

春香「どしたの美奈子ちゃん。そんな世界の終わりを垣間見たみたいな顔して」

美奈子「こ、……これ……」

春香「ん? これってプロデューサーがこの間受けた健康診断の……ま、まさかなにかあったの!?」

美奈子「こんな、こんなのってないです……!」

春香「か、貸して!」

 (書類を奪い取る音)

春香「えっと……あれ? 健康状態異常なしってあるけど」

美奈子「大事なのはここです!」

春香「? ……身長175cm体重54kg」

美奈子「BMIにすると17.5ですよ!? 痩せ気味エリアですよ! あんなに食べさせてるのになんでですか!?」

春香「え、そっち?」

美奈子「他になにがありますか!?」

春香(えぇぇぇ……)

春香「いや、確かに痩せ気味なのは少し心配でもあるけど……そんな?」

美奈子「絶対おかしいですよ! 痩せ気味って! 私は23以上が良いのに!」

春香(そんなこと言われてもなぁ……)

春香「あっ、こっちに音無さんと千川さんの分もあるよ?」

美奈子「本当ですね。どれど――

小鳥「……」

春香「おぉう……」

小鳥「おほほほ」

 (書類を奪い取る音)

小鳥「うふふふ、はい、こっちならどうぞ」

ちひろ「いやいやいや、ピヨっちなにやってんの」


小鳥「あ、いたの」

ちひろ「いましがた戻ってきまして」

春香「あー……」

美奈子「別に見られて困るようには見えないですけど」

ちひろ「現役アイドルの視線に耐えられる様にはできてないの」

小鳥「本当に勘弁して、もう三十路過ぎてるの」

春香「……あ、こっちは?」

 (日高舞の健康診断結果表)

ちひろ「あ、気になる」

美奈子「見てみま……あっ」

小鳥「内緒ね、こっそり……」

舞「べつに気にしないわよ私は」

小鳥「ふわぁっ!?」

春香「い、居たんですか……」

舞「えぇ、いましがた。で、見たいなら好きに見たら?」

ちひろ「……じゃ、じゃあ」

美奈子「えぇっと、身長155cm……B84W55H82」

小鳥(体重のところちゃっかりマジックで塗りつぶされてる)

春香「うっわスタイルいーなー」

舞「ふっふっふ。復帰してから前よりスタイルよくなっちゃって、まだまだ水着にも耐えられるわよ」

ちひろ「……」

小鳥「ちっひ! 絶望に飲まれちゃ駄目!」

舞「いやぁやっぱりあれよね、愛を生んでからも産後太りとか妊娠線がなかったけど
  それでもずっと主婦やってたからちょーっと怖かったけどヘソだしも全然いけるわよね」

ちひろ「くたばれ!」

美奈子「落ち着いて! 落ち着いてください! 相手は舞さんです!」


【っぽい】

愛海「痛い痛い! もげるもげる!」

千早「もげなさいよ! いっそ私によこしなさいよ!」

愛海「勘弁してください! もうしませんから!」

千早「私のは揉むに値しないとでも!?」

愛海「あだだだ! 折れる! 首折れる、ます!」

P「なにやってるんだこいつら」

仁奈「愛海おねーさんが千早おねーさんに折檻されてるでごぜーます」

P「いや、それは見ればわかるというか。……ま、その理由も愛海が居る時点でわかるという物だけど」

仁奈「いつもの事でごぜーます。ただ相手が悪かったにちげーねーです」

P「それなー。よし、仁奈仲裁してこい」

仁奈「任せてくだせー!」

 (走り去る音)

P「まったく……愛海にもまいったものだ……」

 (硬いものがぶつかる音)

P「え、なに!?」

仁奈「おおぅ……」

千早「……くぅっ」

愛海「」

P「目を離した一瞬の隙になにがあった!?」

愛「えっとですね」

P「うわ、居たのか愛」

愛「いましたよ!!」

P「……おう。で、なにがあったんだ?」 キーン

愛「飛びかかったのと同じタイミングで愛海ちゃんが頭を上げて、……丁度一列になってですね!!!」

P「なるほどわかった。愛海の頭が頭突きサンドイッチされたのか」 キーン

愛「はいっ!!!!」

P「そうか、あとうるさい」 キーン

仁奈「プロデューサー! 頭がいてーでごぜーます!」

 (腰にタックルする音)

P「おふっ!?」

愛「ふわっ!?」

 (よろめいたPが愛を押し倒す音)


仁奈「おっ?」

P「いつつ……」

愛「あいたた……ってうわわぷ、プロデューサーさん!! ち、近いです!!!!」

P「スタングレネード!?」

 (倒れる音)

愛「あわわ、プロデューサーさんが! こんなにちかっ……きゅう」

千早「……うぅ、貴方達なにやってるの?」

愛海「いや、多分私達に言われたくないと思うけど……
    うわぁ、なんかプロデューサーが私以上に犯罪チックな感じになってる」

仁奈「自覚があるなら自重してくだせー」

愛海「はい、……ごめんなさい」

千早「とにかく二人をどうにかしないと――

 (扉の開く音)

舞「おはようございまーす」

愛海(一番マズイ人来たー!!)

舞「なにこれ?」

千早「え、あの、これは……」

仁奈「あっ、仁奈用事を思い出したでごぜーます、失礼します」

舞「えっと……ふぅ」

 (愛と、覆いかぶさるPに歩み寄る音)

舞「ほら、愛起きて。仕事があるんだから、ほら」

愛海(あれ?)

愛「……うぅ、……ママ?」

舞「そうよ。Pも、なにだらしない格好してるの。しっかりしなさい」

P「なにかが……なにかが耳元で爆発して……」

舞「落ち着きなさい」

P「いたっ! ……お? おう、舞か」

愛「プロデューサーさん、どいて、とりあえずどいてください!」

P「すまん」

舞「愛、この後仕事じゃないの?」

愛「あっ! そ、そうだった! 行ってきます!」

舞「はい。行ってらっしゃい」

P「気をつけてな」

愛「はい!」

 (駆け音)

舞「ふぅ、ほらP。なにがあったのか知らないけど上着歪んでるわよ?」

P「あ、本当だ」

舞「やってあげるから、ちょっと貸して……はい大丈夫」

P「すまん」

千早(……思ったより冷静だったわね)

愛海(これはこれで面白くないなぁ……)


舞「じゃあ私ももう行くから、顔だけ出しにきただけだし」

P「そ、そうか」

舞「……」

P「……?」

舞「行ってきます」

P「……行ってらっしゃい」

 (扉の閉まる音)

P「……一体いつ舞が来たんだ?」

愛海「ナイスタイミングで」

P「わからん」



―――――

 後日

舞「と、言う事があってね!」

小鳥「はぁ……」

舞「なんか家族っぽいやりとりよね!? ね!?」

ちひろ「さぁ……」

舞「うふふ、うふふふふ」

小鳥(テンション高っ!)

まじか

2スレ目>>108

【人魚姫】

 地下 研究施設

志希「ふんふんふ~ん♪ っと、やっと出来た!」

晶葉「まったく、いきなり押しかけて来たと思えば……。今度はなにを作ったんだ?」

志希「じゃじゃーん! コレ!」

晶葉「……飴玉みたいだが」

志希「せいかーい! 志希にゃん特性元気のでる飴ちゃんだよん」

晶葉「また随分怪しいものを……監督不行届きで助手に怒られるのは私なんだぞ」

志希「助手に怒られる事に怯える博士ってどうなの?」

晶葉「やかましい」

志希「ま、だいじょぶだいじょぶ! これはそのプロデューサーに依頼されて作ったものだから!」

晶葉「なに?」

志希「主に杏ちゃんようだって言ってたよん♪」

晶葉「成る程、つまりアレか」

志希「うにに♪ 大人達が愛飲してるドリンクの成分を薄めて味は普通の飴っぽくしてみたんだ」

晶葉「その程度で変わるものか?」

志希「まま、気休めでもね。単純にレッスン後のアイドル皆で食べてもいいわけだし。
    はい、一個どうぞ」

晶葉「……毒味は済んでるのか?」

志希「いまするところ、二人で」

晶葉「……はぁ」

志希「じゃあせーの!」


―――

晶葉「……ふむ?」

志希「うわっ、まずっ! なにこれ!?」

晶葉「む、そうか? 不思議な味だが嫌いでは……」

志希「なにがどうなって……あれ? 今これ、あれ? ん? 喋って……んん?」

晶葉「? ……どうした?」

志希「あー! あー! ……あっれー!?」

晶葉「おい、どうした志希。急に大きな声をだすな」

志希「あー!! あー!! なにこれ、なんにも聞こえない!」

晶葉「……おい、まさか」

P「どうした、うるさいぞ?」

あ。ミスった

2スレ目の>>108
108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
前スレで、年齢層ごとにP、小鳥さん、ちひろさんの3人で分担して仕分けてたよ
2014/07/12(土) 14:47:58.40 ID:gYgl/YKdO

>>51
三スレ目だった

で、最後のPの登場をミスった、ここでPがでてきてはいけない

むしろ>>48を無かったことにしてください

安部菜々さんと日高舞の絡みがみたいです。

もう一年待ちました。


>777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/07/07(月) 09:38:28.52 ID:APtz8krAO
>日高舞に敬語で挨拶されるウサミン先輩がみたいです。

生存報告

>>59

【菜々さんてんてこ舞】

 談話室

菜々「はぁ……お腹減ったー……しんどぃー」

菜々「……」

菜々「…………」

菜々(普段毎日が騒がしいから急に一人になると寂しいなぁ……)

菜々「誰かこないっかなっと……」

 (扉の開く音)

舞「おつかれー」

菜々(ま、舞さんきたー!!)


菜々「……お、お疲れ様です」

菜々(うわー! うわー! 雲の上の人だー!)

舞「あら、えっと……菜々ちゃんだけ?」

菜々「あ、はい」

舞「へぇ珍しい」

 (椅子に座る音)

菜々「……」

舞「……」

菜々(と、と、隣に座られたー!?)

舞「……ふぅん」

菜々(えぇぇぇ……すっごく見られてるぅ……)

舞「えいっ」 つん

菜々「あう」 ぷに

舞「……ふんふん」

菜々「なななな、……なんですか?」


舞「えい」

菜々「ふぁう」

舞「えいえい」

菜々「あうあう……ほ、ほんとになんですかー!?」

舞「羨ましいなぁと思ってね。肌ぷにぷにのつるつるじゃない」

菜々「へ?」

舞「これは永遠の17歳で通用するわよねぇ……羨ましい」

菜々「……」

舞「……」

菜々「……ふぇ」

舞「?」

菜々「……ふぇぇぇぇ」

舞「え、ちょ」

菜々「ふぇぇぇぇぇん!」

舞「えぇっ!?」


―――

可奈「ふんふんふふ~ん♪」

<ふぇぇぇん!」

可奈「? 今の……菜々さん?」

 ガチャ

可奈「どうもー……」

菜々「うぇぇぇ……」

舞「お、落ち着いて! なんで、なんで急に!?」

可奈「……」

舞「って、あら? あなたは……」

可奈「舞さんが菜々さんを苛めてる!!」

舞「ち、ちが!?」


【悪い子(意味深)】

奏「……ねぇ凛ちゃん」

凛「ん?」

奏「私が借りる曲どっちがいいと思う?」

凛「どっちもなにもどれを選んだのか知らないんだけど……あれでしょ? 持ち歌交換祭」

奏「うん。それで私は『ライアールージュ』か『Kiss』のどっちかにしようかなと思って」

凛「あぁ……奏らしいね。ぽいぽい」

奏「でしょ? で、凛ちゃんはどっちがいいかなって思って」

凛「ん~、ライアールージュはどちらかというと言いたいけど言えない気付いて欲しいみたいな感じだから
   どっちかと言えばKissかな? 奏は結構ガンガンいくし」

奏「なるほどねぇ」

凛「そうそう、なんか、ほらナチュラルボーンビッチの奏はね。そっちがいいと思う」

奏「ん? ……え~っと、これは、この後殺陣の稽古かな?」

凛「え、しばかれるの?」

奏「ううん、稽古だから。ね?」

凛「ははは」

奏「……」

凛「……」


奏「……そういえば、凛ちゃんはどうするの? 曲」

凛「んー五線譜か蒼い鳥かなぁって思ってたんだけど」

奏「五線譜?」

凛「うん、TPGでやろうかなって」

奏「あぁ、たまごかけごはんね」

凛「……うん、そうそう」

奏「……」

凛「……」

奏「ねー」

凛「ねー」


奏「あのね。Honey Heartbeatってあるでしょ?」

凛「うん。突然だね」

奏「さっきのナチュラルボーンビッチで思い出したんだけどね」

凛「あ、うん」

奏「あれって、ほら。ね? 結構アレな歌詞でしょ?」

凛「だね。……ってか先輩達の過去曲って結構そういうの多いよね。エージェントとか」

奏「美希さんの曲とか。可愛い振りして、ねぇ?」

凛「いっぱい沢山してあげる。だもんね」

奏「……ナチュラルボーンビッチ」

凛「それだ」

美希「それだじゃないの」


―――

凛「いった……い」

奏「ウメボシなんて小学生の頃以来ね……いたた」

美希「美希もまさか事務所でウメボシするとは思いもしなかったの。
    というかなにをしょうもない話をしてるの」

凛「ほら、今度のイベントの曲選をどうしようかな~って」

美希「それでどうして美希がビッチ扱いされるのかが理解できないの、なんなのなの」

奏「いや、ほら。先輩達の曲ってそういう意味の含んだそういう曲がって」

美希「Honey Heartbeat的な?」

凛「まさに」

仁奈「どんな意味でごぜーますか?」

奏「つまりぶっちゃけちゃうとカーセッ……んん?」

美希「……」

凛「……」

仁奈「……?」

奏「えぇっと……いつから?」

仁奈「今来たところでごぜーます」

凛「そっか、デートなら完璧だね」

美希「違うの、そうじゃないの」


桃子「あっ、居た」

千枝「仁奈ちゃーん」

凛「あ、救いだ」

美希「ほら、仁奈呼ばれてるの」

仁奈「えー……」

千枝「なに話してたんですか?」

奏「えっと……ほら」

凛「うん、イベントの話とかだよ。うん」

桃子「なんか怪しい……」

仁奈「Honey Heartbeatの本当の意味を教えてくだせーってお願いしてたでごぜーます」

千枝「!」

美希「あー……」

桃子「あー……」

奏「え、なにその反応」

凛「ちゃんモモパイセンまさか……」

桃子「えっ、なに? し、知らないよ! 桃子はなんにも……ほら、仁奈行くよ! お兄ちゃんが呼んでたから!」

仁奈「あー、待ってくだせー」

桃子「あれ、千枝は!?」

凛「知らない」


―――

P「……」

 (袖を引っ張る音)

P「ん?」

千枝「プロデューサーさん、聞きたい事があるんですけどいいですか?」

P「おう、なんだ?」

千枝「Honey Heartbeatの歌詞の意味を教えてください」

P「!?」


【ぶち切麗奈様】

麗奈「ふぁぁぁぁーーー!!」

春香「え、何事?」

麗奈「なんなのよなんなのよ! なんなのなの!?」

 (新聞をたたきつける音)

春香「え、本当になに? どうしたのあれ」

愛「あたしに聞かないでください」

春香「……どうしたの麗奈ちゃん」

麗奈「これ見なさいよ!」

愛「ラテ欄?」   ※ラジオ・テレビ欄

『17:55~ 夏の大運動会SP
 先輩後輩入り乱れて大騒ぎ
 あの大物ゲストも緊急参戦!?
 如月千早・星井美希・水谷絵理
 馬場このみ・南条光 他』

麗奈「なんであいつが載っててこの私が他扱いなのよ!?」

春香「あー……あるある」

愛「レギュラーとかはわかりますけど、
  この手の改変期一発番組って結構露骨ですよね」

春香「ま、ほら。そこは光ちゃんの方がひとつ年上ってことでね」

麗奈「納得いかない!」


―――

春香「結局散々騒いだあげく光ちゃんとこに行っちゃったね」

愛「止めなくていいんですか?」

春香「ん~、まぁ大丈夫でしょ? 麗奈ちゃんも多分少し寂しかったんじゃないかな?」

愛「寂しい?」

春香「忙しくて別々の現場だったり、一緒でも絡みが少なかったりが多かったから」

愛「あー……」

<見つけた! 勝負しなさい!

<突然なんだ!?

春香「これをきっかけにして少し遊びたかったんじゃないの?」

愛「なるほど、麗奈ちゃんそういう所ありますもんね!」

春香「うん。……それに、私としても今ひとつ麗奈ちゃんのフォローに入る気がなくて」

愛「え、なんでですか?」

春香「……この番組、私もでてるんだ……」

愛「あっ」

 この後すっごく気まずい感じになりました


【さくら、さきたい】

さくら「……」

亜子「……んー」かたかた

泉「……」カタカタカタッ

さくら「……村松さくらでぇす!」

亜子「は? ……あー、土屋亜子やでー」

泉「え、ノるの? ……お、大石泉でーす」

さくら「三人揃ってニューウェーブ! 三人揃ってニューウェーブでぇす!」

亜子「せやな。……で、どしたん?」

さくら「最近私達あんまりプロデューサーさん達にいまいち構ってくれてない気がします!」

亜子「え?」

泉「え?」

さくら「……え?」

泉「あー……」ちら

亜子「こっち見んのやめぇ」

さくら「……ちなみに二人は今なにしてるの?」

泉「……プロデューサーに頼まれてスケジュール管理ソフトのアップデート」

亜子「ウチはちひろさんに頼まれた経理の仕事」

さくら「……なにそれ!」

亜子「いや、だから手伝い頼まれてん」

さくら「さくらは!?」

泉「えーっと、……ね?」

亜子「だからこっちに振らんといてぇな」

さくら「ぐぬぬ……いずみんとあこちーの裏切り者!」

亜子(あこちー?)

さくら「……」

泉「……」

亜子「……」

さくら「……」ぶわっ


亜子「な、泣くな! 泣くなさくら!」

さくら「どうせいずみんみたいにパソコンも全然できないし、綺麗じゃないし」

泉「えと、えと……」

さくら「お金もできないし、キャラ濃くないし」

亜子「おい」

さくら「さくらは……さくらは……どうせさくらは可愛いだけの女の子だもん!」 だっ

 (走りさる音)

亜子「……」

泉「行っちゃった」

亜子「最後のあれは自虐? それとも自慢? なに?」

泉「んー……難しいけど、さくらだから多分自虐のつもりなんじゃないかな」

亜子「……」

泉「……」

亜子「追いかけないん?」

泉「いいでしょ、そのうち帰って来るだろうし」

亜子「ま、さくらだから一時間もすれば忘れてるか」

泉「可愛い子には旅をさせよとも言うし」

亜子「あ、やっぱ可愛いのか」

泉「ふふっ」


―――

春香「今日は……GLACIELのアイスでも食べよっかな」

凛「はい。是非私にもそのアイスを食べる会の末席に座らせて頂きたく」

春香「……最近デザート食べよっかなってタイミングでいつもピッタリ現れるね」

凛「だって春香さんの用意するデザート毎回外れないから、お高いし」

春香「わーお」

凛「と言う訳で、ぜひ」

春香「はいはい。今持ってくるね」

 (扉の開く音)

さくら「春香さぁん!」

春香「うわ、何事?」

凛「さくら、そんなに急がなくてもアイスはなくならないよ」

春香「いや、多分違うと――

さくら「アイス! 食べたいでぇす!」

春香「あ、うん。いいならいいんだけどね」


―――

さくら「おいしー!」

凛「……」むぐむぐ

春香「うんうん、用意した側としてはとても嬉しい反応だね」

さくら「とってもおいひいれふ」

凛「……」むぐむぐむぐ

春香「うん、凛ちゃんは一心不乱すぎだね。……で、そういえばさくらちゃんはどうしたの?」

さくら「?」

春香「ほら、ここ着たときなにか急いでなかった? 私呼んでたし」

さくら「あっそうでした! あのですね、さくらは可愛いだけなんです!」

凛「え、なにそれ。自慢?」

春香「あ、聞こえてたんだ」

凛「食べ終わってしまいました」

春香「早い……」


凛「で、どうしたの?」

さくら「二人はさくらの事をどう思いますか?」

春香「あ、ごめんね。私百合営業とかそういうのはちょっと……」

さくら「そんな話はしてません」

春香「うわぁばっさりだ」

凛「春香さんはたまにアホになりますよね」

春香「いやいや、冗談だよ。冗談。……で、どう思ってるかだっけ?」

凛「ぷくぷくほっぺ」

春香「麻呂眉」

さくら「がーん!」

凛「まろまゆってどうなんですか……?」

春香「ぷくぷくほっぺはありだと思ってるの?」

さくら「どっちも酷いじゃないですかぁ!」

凛「でもなんで急にそんな事? アンケート?」

さくら「だってNWでさくらだけあまり目立ててないんです」

春香「NWってさくらちゃんがリーダーじゃないの?」

さくら「え、そうなんですか?」

凛「そうだと思ってたけど」

春香「でも改めて考えるとさくらちゃんがリーダーかぁ……」

凛「ない」

春香「うん、ないか」

さくら「がががーん!」

まさか追いつけるとは思っていなかった
嬉しい誤算

申し訳ないが悪霊化はNG
またネットが止まってるんだごめんぬ


なんでBBは一回払い込み期限過ぎるとあの用紙じゃ払えず
翌月まで停止なんですかねぇ……
払いたいのに払えない状態にするとかアホなの?


ホモマスの咲ちゃんが男子トイレで極太プロデューサーちんぽに嵌められて
アヘ顔ケツアクメ決めてケツマンコ奴隷宣言する夢を見たぃ

涼ちんをひたすら焦らして自分から懇願させて
バックで獣のような本気アナルセックスで男のプライドずたずたにして
トロ顔さらして泣きながら一生女の子宣言させたい。

あぁぁぁぁぁぁぁ

男の娘好きはホモじゃない。いいね?

>>106

春香「ないすリアクションだね。それだけで十分に個性あると言えるよ」

凛「ただし春香さんと同じ枠」

春香「どういう意味かな?」

凛「おかわりください」

さくら「じゃなくてぇ! さくらにも! さくらにもお仕事くださぁい!」

春香「それはプロデューサーさんに言ってくれないと」

凛「人にあげる仕事なんてないよ」

さくら「事務所内で!」

春香「?」

さくら「さくら以外の二人はお金だったりパソコンだったり色々役に立ってるのにさくらだけなんにも……」

春香「あー、そういう……」ちら

凛「こっち見ないでください」


―――

春香「というわけで連れてきたんですけどプロデューサーさんは?」

小鳥「そろそろ帰ってくるんじゃないかしら」

凛「だってさ、さくら」

さくら「じゃあじゃあ。小鳥さんとちひろさんに聞いていいですかぁ?」

ちひろ「なにを?」

さくら「さくらの事務所における役割ってなんですか?」

小鳥「役割……あー」

ちひろ(なるほど……)

小鳥「さくらちゃんは、ほら、可愛いじゃない?」

さくら「はい、さくらは可愛いでぇす」

春香「んふっ……さっきからその可愛いに対する自信はなんなの……」

小鳥「だから、ね?」

ちひろ「えっ!? ……その~うん、笑顔! 見た人を元気にする笑顔を絶やさずにいてくれればいいの!」

凛(あたりさわりない感じに纏めたなぁ……)

さくら「笑顔……」

P「ただいま帰りましたー、はー疲れた疲れた……っと、なんだなんだ?」

さくら「プロデューサー!」

P「ん?」

さくら「にこっ」

小鳥(元気出たって言え!)

ちひろ(元気になった言って!)

P「あっ……さくらの笑顔はいつ見てもいいな。元気がでるぞ」

さくら「ほんと!? やた!」

正直嫌いなんだよねぇ
変に守銭奴にしたり重度の妄想淑女にしたりPに理不尽な当たりしたり
そんな風にせな動かされへんのかと
飽き飽きしてるんだよ

ごめん、口が過ぎた


―――

さくら「たっだいまー!」

泉「はいおかえり」

亜子「おかえりさん」

さくら「はいアイス!」

亜子「おっ、あんがと」

泉「これ高い奴じゃない?」

さくら「春香さんに貰った!」

亜子「あ、おいし」

さくら「でしょー!」

泉「で、もういいの?」

さくら「? なにが?」

亜子「んふっ、いやぁしっかし泉」

泉「なに?」

亜子「きっかり一時間」

泉「ね?」

さくら「ん?」

多分ないよ

ストーカーさんなのです?

書けるのなら、
仕事で失敗して、落ち込んでる泰葉を慰めているP+α 達が読みたいです

おk
リクエストはありがたい

>>156
台本で書く?
地の分で真面目に書く?

把握


【談話】

奈緒「あのさ」

杏「ん?」

奈緒「今期なんかあった?」

杏「ん、ん~。二期はやっぱり安定してたとは思うかな」

奈緒「ごちうさ? ゆるゆり?」

杏「どっちも、やっぱ予算余裕あるからかな」

奈緒「シンフォギア三期もよかったよな相変わらずの勢いで」

杏「あー、苦手だわ。適合者じゃないんだよ杏」

奈緒「まーじでぇー? なんだよ円盤買ったのに」

杏「一期を軽くなぞっただけ」

奈緒「ふぅん。……じゃあ他には」

菜々「鉄血のオルフェンズはいい感じでしたよ」

杏「また勝手に入ってきて……」

奈緒「鉄血ってガンダムシリーズだっけ?」

菜々「はい」

杏「意外。見てたんだ?」

菜々「初代以来のガンダムです。でも、あれガンダムである必要あります?」

奈緒「まぁMSって単語を使わなければ完全にオリジナルアニメだしな」

杏「確かにタイトルからガンダム外しちゃえばいいのにね。
   杏みたいにガンダムシリーズってだけで倦厭する層も居ると思うし」

奈緒「でもそれ以上にガンダムってだけで見る層が居るんだよ。
    あとはガンプラ売りたいってアレ」

菜々「あー」

奈緒「菜々は他にはなにかアニメ見てるの?」

杏「あんま菜々とそんな話しないけど、どんなアニメ好きなん?」

菜々「んーナデシコとかファフナーとかデモンベインにアクエリオン。
    マクロスとかコードギアスとかグレンラガンとか」

杏「ロボ系?」

菜々「割とそうですね。ロボ系はよく見ます」

マクロスはFだよな?
まさか7や間違っても無印じゃないよな?JKなんだし

>>167

奈緒「へー意外。結構見るんだな」

菜々「これでもメイドでしたから。色々話せた方が喜んでもらえますし、キャハッ♪」

杏「あー……なるほどねぇ。確かに必要になるか」

菜々「ですです」

奈緒「でもゲームとかはやんないよな菜々って」

菜々「最近のゲームを紗南ちゃんに借りたりもしたんですけど、……酔うんですよね」

杏「3D酔い?」

菜々「はい、ヴァンキッシュとかアサシングリードとか、五分持ちませんからね」

奈緒「その辺は体調悪いと私もダメだ」

杏「まじか。3D酔いってしたことないんだよね。どんなん?」

奈緒「なんか、もう世の中の妬みとか嫉みとか一手に引き受けた感じ」

菜々「菜々はMGSとかGTAとかでも酔いますから」

杏「三半規管弱いんだね」

菜々「ですです、ので最近のゲームはあまり……」

奈緒「アクションとか協力系は? FPSとかダメでもその辺はできるんじゃ?」

菜々「PS3で早くバトマスでませんかね?」

杏「バトマス……あぁ、武装神姫か。高グラ期待はある」

奈緒「ただでるとしたら4だと思うわ」

菜々「それくらいですかね?」

奈緒「神喰いは? また新しいの近々でるけど」

杏「Vジャンみたけど時系列がわからないよね」

菜々「え、そうなんですか?」

奈緒「なんかまたバーストの頃なのかな。シオが謎の少女扱いされてたし、リメイクか?」

杏「あと捕食パターンミズチはきもい」


菜々「みずち?」

奈緒「なんかあるんだって、捕食もまた新しくいくつもパターンが」

菜々「へぇ~」

杏「そういえばアニメやってたけど見た? 杏は見てないんだけど」

奈緒「結構よかったけど?」

杏「ふぅん、杏は自分のキャラに愛着あるから主人公に違和感ありそ」

菜々「2の時点でがっかりでしたからね」

奈緒「……そういえば話変わる、のか? まぁとにかく最近漫画の方はどう?」

杏「新刊?」

奈緒「そうそう、なんか面白いのあった?」

菜々「ニーテンベルグは面白かったですよ。まだ一巻しかでてないですけど」

杏「なにそれ?」

菜々「高機動無職ですよ」

杏「え、なにそれなにそれ。ちょー面白そう」

菜々「勢いがやばいですね、働きたくないから戦うってのが」

奈緒「あれな。強制労働軍と書いてデスマーチ軍な」

杏「どんな感じの漫画なの?」

菜々「ロボットものですよ。デスマーチ軍と無職同盟(リガ・ジョブレス)という組織があって
    主人公がニートなんですよ。で、人型のロボットに乗って戦う話です」

奈緒「ちなみにロボットの総称はWM(ワークマン)、な」

杏「おぉっ……なんか一周まわって冷静になる感じだね」

奈緒「デスマーチ軍の下っ端が狂気に満ちてる感じが笑える」

菜々「お仕事楽しいだろうが!」

奈緒「それな」


菜々「あれはアニメ化できますよ。全然、あとサクラブリゲイド」

奈緒「あ、それは知らん」

杏「杏は知ってる。あれは割りと面白いと思う。最新三巻だっけ?」

菜々「はい、そろそろ四巻でると思いますけど」

奈緒「どんなん?」

菜々「ロボット物です」

奈緒「あ、また? 好きだな」

杏「なんかロボット敗残兵のアレみたいな外見のロボットに乗って戦う話しだよ」

菜々「日本の同盟国にある基地で開発されてるんですけど
    その同盟国が戦争を始めて、日本がその基地を見捨てるんですよ」

杏「で、日本に捨てられた中生き残るためにその戦争に介入していくっと」

奈緒「へぇ、面白そう」

杏「途中までは、今言った感じ」

奈緒「ん?」

菜々「途中から急激に方向性が変わるんですよ、まぁそれでも面白いんですけど」

杏「えぇぇぇっ! ってなると思うわ」

奈緒「へぇ今度貸して」

菜々「いいですよー」

杏「他は?」

奈緒「じゃあ私もオススメとして銀狼ブラッドボーンと7thガーデン」

杏「あー、いいところだね」

菜々「七庭は菜々はちょっと」

奈緒「え、うそん。あれ絶対アニメ化すると思うけど」

菜々「あの開放シーンでエヴァとデモンベインが戦ってるシーン想像してしまうんですよね」

杏「は? ……あぁ、ユアンゲリオンとデモンベリオンする時ね。いい加減ロボから離れてよ」

菜々「エヴァはロボじゃありません」キリ

奈緒「そうだな。杏は間違ってる」

杏「ぬぐぐ」


菜々「で、銀狼? の方は知らないんですけどどんなんですか?」

奈緒「60歳過ぎた元ヴァンパイアハンターの爺さんが主人公の話」

杏「格好良い爺さんが街を守るために最後の仕事をする話だよ」

菜々「漠然としてますね」

奈緒「あんま説明しづらいんだよな。まだ最新一巻だし、貸すから読んで」

菜々「わかりました。じゃあ代わりに……軍靴のバルツァーとハクメイとミコチでも貸します?」

杏「あ、俺と正義と魔法少女も貸して。そういえば読んでなかった」

菜々「いいですよー」

奈緒「え、最後の全く知らない」

菜々「正義のヒーローになりたくて、やっとなれて変身ベルトを貰った主人公が
   いざ変身したら可愛い魔法少女の姿になったお話です」

杏「なお、中身はごつい身体の20代半ば青年の模様」

奈緒「んふっ、それ見たい」

杏「杏が読んだら渡すわ」

菜々「そういえば前に杏ちゃんに借りたシンメトリーズと三ツ星カラーズ読みましたよ」

杏「どうだった?」

菜々「カラーズはかなり苺ましまろでした」

杏「でしょ」

奈緒「シンメトリーズか、思ってたのと割と違った覚えがある」

菜々「でした」


杏「あとは……あんま貸せる漫画杏持ってないんだよなー。
   買った漫画ってどんどんアニメ化しちゃってさー、
   レーカンもがっこうぐらしもダンデライオンもしちゃったし
   アルペジオ・グール・ごちうさとかろこどるとか」

奈緒「うお、ことごとくだな」

菜々「あぁロコドルはアニメみました。意外とリアルでしたよね」

杏「地方巡業感でてたよね。ギャラ安いけど変なもの沢山もらう的な」

奈緒「そういえば閣下が異様に同調してたな」

菜々「あー、先輩達の方がそういうのは共感するんですかね」

奈緒「そりゃそうだろ。それ切欠であれが起きたんだし」

杏「あれ?」

菜々「舐めんな事件ですか?」

奈緒「そうそう」

杏「それ、杏よく知らないんだよね。kwsk」

現在仕事を辞めて引っ越し作業中
死ばらくおまちくdsい

正確には辞めさせられた
「お前はもうダメだ」だそうだ
そりゃそうだ

雇用保険に入れてもらってないから失業手当でないマン

>>180

奈緒「詳しくっても、ほらスカウト組と養成所組のアレっていうか」

杏「ん?」

奈緒「なんていうか、凛に限らずアタシも含めTPの三人って特にそういう所あっただろ?」

杏「あー、嫌々感?」

奈緒「そうそう」

菜々「凛ちゃんは初登場からして衝撃的でしたからね」

杏「例のセリフだね」

奈緒「で、普段からも当時はほら、な?」

杏「いやぁその辺は杏も人の事言えないけどね。レッスンやりたくなーいとか」

奈緒「そういうのがさ、先輩方からするとやっぱり思う所あったみたいでさ」

菜々「先輩方はみんな養成所とかからですからね」

奈緒「んでタイミングも悪かったんだけどさちょいとした仕事の後凛が口を滑らしたというか」

杏「あ、ちょっと読めた」

奈緒「こういう仕事はしたくないみたいな事を言ってさ」

菜々「まぁ軽口だったんですけどね」

杏「あれ、菜々もその場に居たの?」

菜々「えぇ見てましたよ。少し離れた場所で」

奈緒「菜々もほら。アイドルやりたくてやりたくてアイドルになったタイプだから当時はあんまり」

菜々「春香さんとかには可愛がられてましたけど」

杏「なるほどね」

にゃー


【いた】

P「……」

茜「……」

P「……いたぁー」

茜「だっさー。プロちゃんだっさー!」

P「あ”あ”あ”あ”あ”……」

杏「なんだこれ」

P「肘がががが」

茜「お、杏ちゃんおっすおっす!」

杏「おっすおっす。ののあかちゃん、どしたの? プロデューサーが見たことない顔してるけど」

茜「ヒント:そこでひっくり返ってるエスボード」

杏「あぁ、少し慣れてきて坂で加速落下したのか」

P「いってぇ! 肘ガクーンってガクーンっていったぞ!」

杏「ワロス」

茜「プロちゃん意外とこういうのダメだね」

P「うっせぇ! 俺だってお前らと同い年だったらもっとサクッと乗れてるっつの!」


茜「でも舞さんはめっちゃ乗りこなしてたよ」

P「あれは、ほら。別、特別製だから」

杏「だ、そうですけど」

舞「私が特別なのはPに言われるまでもないわね。ふふーん」

杏「さっちゃんのアイデンティティを盗らないであげてください」

P「舞が屋上に来るのは珍しいな」

舞「窓あけたらうるさいんだもの」

茜「プロちゃんはしゃぎすぎ」

P「え、俺か? どうかんがえても茜だろ」

舞「Pうるさい」

P「バカな」

杏「^^」

なんとか今日も生きてるんだよなぁ
明日もわからんけどなぁ


ねたくれ

あーそういえば、前に頂いたものもありましたなぁ
ちまちまやっていくか
今の俺は少し時間があるので



【全く流れと関係ない書きたかっただけの話】


「ここは……」

 目が覚めて、一番最初に視界に入ったのはそらだった。
無論ウチのアイドルの事ではない。茜に染まる空だ。
……ん? もちろん茜も事務所に所属している二名のアイドルではない。
ややこしい? 文節で理解する努力をしてくれ。
とにかく、目が覚めて最初に見えたのは真っ赤な夕暮れ時の、
東京じゃまずお目にかかれない澄んだ遮蔽物のない大きな空だった。

「……なんだ、これ?」

 おかしい。いの一番にそう思った。
当然だ、俺はいつもの様にいつもの如く家にも帰らず仮眠室で30分ほど横になっていた
だけの筈だ。だから仮眠室の天井が視界に入って然るべきじゃないのか。
なんだ、この空。

「……」

 起き上がり周囲を見渡す。草原、緑の、草原。
俺が転がっていた場所を中心にわずかに盛り上がった地面、遠くに見えるのはたくさんの木々。
事務所も含め一切の建造物はない、木々の高さは精々数メートル。
だから木々の所為で見えないということもあり得ない。

「おいおいおい……なんの冗談だ?」

 言って頭をかく。不思議と焦りはそれほどなかった。
あまりの事態にパニックにもならないというのもあるが、
単にプロデューサーという肩書を得てから先、色々と常識外の現象に触れまくったというのが大きい。


「……誰かいないのか―!」

 立ち上がり、ぐるりと周囲を見渡してから大声を出してみる。
これだけ拓けた場所の事、声は反響せず虚しく消え――。

「わぁぁぁぁ!!!!!」

 大声。聞きなれた大声。
もはや広域制圧兵器ともいえるレベルの声量。

「愛!?」

 声がした方を見れば先程の森の奥の方で、
鳥が慌てふためいて飛び上がっていくのがみえた。
目測で……何キロメートルくらいだろうか、比較対象がなさ過ぎてピンとこない。
が、だからこそ間違いなく俺の知ってる日高愛だと確信した。

「あのバカ、森のど真ん中でいきなり声帯砲ぶっぱなすかね……?」

 俺は……。


1.愛の声がする方に向かった。
2.いや、まだ現状確認ができていない、ここは下手に動かない方がいい。
3.多分疲れてみた夢だ、夢で寝れば起きるだろう。

直下で行くわ

次からはちゃんと指定する(使命感)

あ、でも3がダブってるのか、やっぱ3で行くわ


3.多分疲れて(ry

「仕方ないやることもないしとりあえず向かうか……」

 太陽の傾き具合と季節から夕方だと思うが
実際の時刻はわからない。なにせ時計もないし携帯もないのだ。
それに今の俺の姿はスーツ姿、しかも上着もなしでワイシャツだ。
だというのに寒くもなんともない。これで寒ければなんとなしに冬かな、
なら四時頃かな。と当たりもつけられるものなのだが。

 まぁ、とにかくすべてにおいて行動の指針が無い以上、
知ってる人間が居るなら合流するに越したことはない。
そう思って森に向かいかけ――。

「え、なにあれ」

 硬直した。この不思議な現状。それでも比較的冷静に行動をしていた俺だが。

「……さっきの鳥……か?」

 愛の声帯砲によって飛び立った先程の鳥がこちらに向かっているのを見て
流石に額に冷や汗を流した。なにせそれは、明らかに俺の知っている鳥とは違ったからだ。
違う、それはなにも造形という意味ではない。――もちろん、見た目はやはり鳥だ。
けどサイズがおかしい。こんなの、まるで。

「ロック鳥じゃねぇか……」

 ばっさばっさと大きな羽音は鈍く、それでいて高らかに。
上空を滑空する姿はまさしく猛禽類で、けれどその体長はアホウドリなんか目でもない。
そりゃこんなのを見たら愛も咄嗟にぶっぱなす。

「……なるほど夢か」

 馬鹿デカい影が俺を何度か包んだのち、
無事でかい鈎爪でその鳥の餌になることなく彼方へ飛び去ったのを見て
俺は流石にこれが夢だと判断した。だって、こんなのファンタジーじゃないか。
ロールプレイングゲームでも結構中盤にでてくる敵の外見だったぞ、アレ。
中ボスクラスに間違いない。

「……寝よう、それですべてが解決する」

 言うが早いか、どさりと草原に腰を下ろす。
否、正確には腰が抜けてへたり込んだに近い。
ごろりと横になって今見た全てを忘れるべく目を瞑る、
夢だ。夢だ。夢だ。


―――

「……ませー」

 声が聞こえた。
真っ暗な世界で、けれど自分の体だけははっきりと見える。
まるで自分の身体自体が僅かに発光しているかの様に、
ぼんやりとした輪郭。

「…………きませー」

 また、声が聞こえた。
さっきよりと近くで、俺はこの声を知っている。
幼い少女の、けれど凛とした芯のある。
少し間延びした、神秘的な涼やかな鈴の様な声。
甘い、甘い飴玉のような声。

「さっさと起きませー」
「うわぁっ!?」

 真っ暗な空間。自分しかいなかったそこに突如少女の姿が浮かび上がる。
いつもの和服姿で、見知ったあどけない顔つきを僅かに尖らせたその少女は。

「やっと起きましたねー、そなたは寝ぼすけさんでしてー」
「よ、芳乃……」

 依田芳乃。不思議な雰囲気を常に纏う、
俺のプロデュースするアイドルだった。

「はい、そなたの芳乃でしてー」

 


 ゆっくりと意識がしっかりしてくる。
輪郭同様ぼやけていた意識がはっきりと。

「ここは……」
「そなたの心の中でして―、いまのわたくしではこれが精いっぱいなればー」

 心の中? ……どういう事だ?

「そなたの身体は今、草原で横たわってるのでしてー」

 草原? いや、俺は仮眠室で寝てただけの筈だ。

「むぅー。認めたくないのはわかりますがこれは現実でしてー。
 ここから出るためにはそなたの尽力が不可欠なればしっかりと気を持ってくださいませー」
「……あれ、現実なのか? 俺にはこの会話もこみこみで夢じゃないかと思ってるんだが」

 唐突に野ざらしで寝かされてた挙句ロック鳥と遭遇とか。
あっていい筈がない。

「けれど現実なればー」
「……それで、まぁ、芳乃が言うんだ。信じるとしよう、現実だったと認めよう。
 で、なんで急にそんなテレパス紛いの事をやって俺に話しかけてきたんだ?」
「以前そなたにもてれぱしーをと言っておられたのでー」 (2スレ目>>278

 ……え、それだけ?

「もちろんそれだけではありまぬー。
 もう一つ重大な事を伝えねばなりませんのでー」
「重大な?」
「はいー。そなたは草原で寝てしまいましたがー、
 そろそろ起きて暖を取らないと命に危険がありませー」

 ……嘘だろ。


「さっぶ!?」

 唐突に目が覚めた。
携帯で通話中にブツッと切られたみたいに、
芳乃の最後の台詞の後目が開いて、そして感じたのはとんでもない冷気だった。
日が出ていた頃とは打って変わって息が白く凍りつき、
指先がいたいくらいに冷たくなっている。
確かに芳乃が起こしてくれなければこれは死んでいたかもしれない。

「しかし、この異常な寒暖差……これが現実とか、まじか?」

 とにかく芳乃の言葉に従って暖を取らなくては……。

「と、とりあえず森に向かおう……」

 服装は仮眠室で寝た時のままで、先述のとおり携帯も時計も持ってないが。
ライター位ならワイシャツの胸ポケットに入ってる。
乾いた枝があれば焚き火くらいならできるだろう。

「いや、それとも」

 明るい時にはわからなかったが、森の反対側。
日が完全に落ち月もない真っ暗な中にぽつりぽつりと光が見える。
もしかしたら人がいるのかもしれない。
この世界がどこでどうしてこんなところに居るのかはわからないが。
それでも芳乃は居るみたいだ。それに寝る前のも現実なら愛も。

 俺は。

1.誰かに会えるかもしれない。光の方に向かう。
2.とりあえず暖を取るのを最優先だ。森へ向かう。

最速


 とりあえず向こうに光があるという事はわかった。
それが民家なのか、単に今から俺がやろうとしている焚き火などなのかはわからないが
とにかく、人工的な物であることは確かだ。それさえわかればなにも今すぐに行く必要はない。
そもそも結構な距離があるのだ。たどり着くまで俺が持つかもわからない。
今はなによりもこの体温低下をなんとかしなくてはいけない。

「……そうと決まればさっさと行動しないとな」

 歯がカチカチと音を立てる。本気で急がないと洒落にならない。
それに、愛がまだ森に居るかもしれない。
この寒さの中、森に一人で居るのだとしたら俺と同じか、それ以上に危険だ。
あんな鳥が居る世界だ、他にどんな生き物がいるかわかったもんじゃない。
いくら愛が声のスキルホルダーであるとはいえ一人では寝てる所を襲われる危険もある。

 震える身体に鞭打って森へ走る。

「いっつぅ!?」

 直後足の裏に痛みを感じ、流れるように転ぶ。肘を、額を打つ。

「ってて……そうか、寝た時の姿って事は靴も履いてないのか」

 ただの少し尖った石。けれど靴下だと痛いのなんの。
クソ、改めて森を選択してよかった。今の身体で且つ靴もなしとなれば
そんなに長時間歩ける筈がない。

「クソっ、もう少し慎重に歩かないとダメか」

 冷えて固まった身体は衝撃を受けやすくなると言うが、
まさにそれで少々転んだだけなのに肘も額もまぁ痛い。

「……幸先悪いなぁ」

 ため息をついて再び歩き出した。


―――

 樹林。それは遠くで見て想像していたよりもよほど高い木々で構成された森だった。

「数メートルなんてもんじゃなかったな……」

 今考えれば飛び出てきた鳥があのサイズだったんだ。
森も相応に大きいと考えるべきだった訳だが……。

「まぁ、いまはありがたいのかな。太い枝の多いこと」

 枯葉もそれに比例して多く、お陰様でそこそこな規模の焚き火ができている。
少なくとも家の庭でやってたら消防車が飛んでくること間違いないレベルの焚き火だ。
煙もすごい。

「……明るかったらだれか煙をみてやってきたかもな」

 まるで狼煙。白い煙が暗い闇夜の中をゆっくりと立ち上る。
木々の水分がはじけるパチパチと言う音と身体に当たる熱、
オレンジと赤のコントラスト、照らされる緑の木々。草原。

 どこまで言っても現実離れしていて、けど芳乃に言わせれば間違いなく現実で。
そして俺自身体感したあの冷たくなっていく自分の身体、死の恐怖は少なくとも本物で。


1.それにしても学生の頃のキャンプファイヤーを思い出すな、少し歌ってみたりして
2,「プロデューサー!」背後から突然声をかけられた
3.……いま、近くでガサガサ言わなかった?

下2


「それにしても……、随分火力があがったな。まるでキャンプファイヤーだ……」

 思い出すのは中学の林間学校。
夜にクラスメート達と輪になって火を囲んだ。
当時忙しかった舞は参加できず、あとから思い出話をしたら
めちゃくちゃ拗ねられたのを今でもはっきり思い出せる。

「懐かしいな……えっと、どんなのだっけ」

 記憶を手繰りながら、小さく口ずさむ。
定番のあの歌を。

 燃えろよ 燃えろよ
 炎よ燃えろ 火の粉を巻き上げ 天まで焦がせ

「……2番覚えてねー! ……はぁ」

 今のこの現実と昔の思い出。ダブルパンチでメランコリックにブルーな気分だ。
……どことなく泣きたい。

「……俺の力が不可欠、ねぇ。これからどうしろってんだ」

 ごろんとひんやりとした地面に仰向けに寝転がる。
右も左もわからない、なにをどうすればいいのか
なにをすべきなのかも何一つ。
見上げるのは都会では見ることのできない満天の星空。
けれどそこに見知った星座が一つもなくて、やっぱりここは俺の知らない世界なんだと、
また、一人へこんだ。


―――

「……ん、寝てたのか」

 日の出。地平線か顔を出す太陽の光で目が覚めた。
こんな目覚め、久しくしていない。いや、そもそもこんなにゆっくり――決して快適とは言えないが――
寝た事自体久しぶりだ。

「……寒くないな」

 寝ている間に焚き火は消えてしまっていたけれど、
昨日の夜のような異常な寒さは完全になくなっている。
代わりに朝露で方々びしょぬれではあるが、それもひんやりとはするが
肌寒さすら感じない。不思議な気候だ。

「腹減ったな」

 昨日の夕方から今までなにも口にしていないんだ。
当然と言えば当然、生きていれば腹もすくし喉も乾く。

「……なにか口にできる木の実とかないかな」

 昨日は寒さで頭が回らなかったし、暗くて確認どころじゃなかったが
これだけ立派な森なんだ、なにかあってもおかしくはない。
問題があるとすれば、この世界の木の実の知識なんてないので、
どれが口にしていいのかどうかわからないというところだが。

「とりあえず行動、だな」

 白く、淡く。空が色づいていくのをしり目に、
俺は暗い森に改めて足を踏み入れるのだった。


お前らアイドルが出ない選択肢ばっか選びすぎだろ(困惑)
既に愛・日野茜・恵美・夕美・翠・真がで損ねたじゃないか
やめろぉ ナイスゥ


―――

「……なるほどわからん」

 ドングリの様な硬い殻に覆われた赤い木の実。
ブドウのような薄い皮に包まれた林檎大の果実。
しまいには中まで真っ黒な卵のような形をしたスイカ程の大きさの何か。
あまりにも俺の知っているそれらとかけ離れすぎて判断のしようがない。

 とりあえずそれっぽいものをいくつか回収してはいるが、
はてさて一か八かにでてみていいものか。
くそっ、こういう時に芳乃が助言をくれるとありがたいんだが。
昨夜焚き火前で寝た時もそういえば夢に芳乃はでてこなかった。
もう少し、せめて最初の目的地だけでも教えてくれれば……。

「てっ!」

 物思いに耽りながら歩いていたら思い切り転んだ。
と、言うよりもむしろ今のは……。

 カラン カラン

 乾いた木のぶつかる音が上空からいくつも鳴り響く。

「鳴子――っ!?」

 言うが早いか、人の気配を感じ飛び起きる。
大樹のみならず様々な植物が複雑に絡み、上空には枝がたっぷりと葉をしたためているため
日光も入りづらく暗い森の中、けれど確かにいま視界の端に誰かが――。

「後ろです。P殿」

 見ていた方向とは違う。背後からの声。
けれど、俺はさして驚きもせずゆっくりと振り返る。

「あやめ、か」
「はい! やはりP殿もこちらに来ていたんですね! よくご無事で!」

 見慣れた忍者姿にどことなく力が抜ける。
やはりアイドルは他にもこちらに来ているようだが、
なんにせよ元気そうでよかった。流石は忍者か。

「色々言いたいことも話したいことあるが、とりあえず一ついいか?」
「はい、なんでしょう!」

 なにはともあれ。

「……食うもんもってない?」

do

world of tanks 始めました
ふるぼっこにされて経験値貯める→貯めた経験値で強い戦車に変える→強い戦車とマッチングされてふるぼっこにされる

なにごと?

現時点でのスルーであって
同じ世界に居るのは確定してるから遭遇する機会は今後もあります

※ただしスキルホルダーになってます

>>262

「こちらへどうぞ」

 俺の情けなくも切実な願いにあやめはそういって背中を向けた。
負ぶされ、という意味だと思うが流石に少々躊躇うのは
まぁ一般的な成人男性として普遍的な感性を持っていると言うことだろう。
もちろん、俺のそんな逡巡などなんのそので力ずくで背負われ、
ニンニンと颯爽と、それはもう目も開けんばかりの速度で颯爽と連れていかれたのは。

「……おぉ、町だ」

 煉瓦造りの街並み。
街中を河が流れているということはないが、
それを除けばベネチアさながらの映画のような街並みだ。
流石に気分が高揚する。これで俺が靴下歩行状態でなければよかったのだが。

「こっちです」

 俺を下ろした地点から程なく、
あやめに先導されるがままにぺったぺったと歩いてついたのは小さな建物だった。

「朋殿! ジャスト森の中で出会えましたよー!」

 扉を開いて中に入るなり大声で中に向かって叫ぶあやめ。
……朋? まさか、と思っていると案の定、奥から俺の知っている
占い好きの藤居朋がひょっこりと顔をだした。

「でしょ? こっちだとどうかなと思ったけど、うんうん精度は落ちてないみたいね。
 ……で、誰だったの?」

あけましておめでとう
今年は良い年でありますように
去年は年末最後にクソみたいな事態が発生したのでそれはもう

あっ……ふーん


P「なぁ」

百合子「はい? なんでしょうか?」

P「……」

百合子「プロデューサー?」

P「その本面白くないのか?」

百合子「……えっと、まぁそうですね。でもまたどうして?」

P「一回で返事したし、さっきから本以外の所にも何度か目が行ってるみたいだったからな」

百合子「なるほど……」

P「しかしつまらないならやめたらどうだ? わざわざそんな顔しながら読まなくても」

百合子「いえ、これでも私勇気がある方なので」

P「太宰か」

文香「……曰く、つまらないと思った本を投げ捨てずに最後まで読み切ることを勇気という」

P「居たのか」

文香「はい……ずっと」

百合子「文香さんおはようございます」

文香「おはよう……ございます」

P「……」

百合子「今度はなんですか?」

P「いや、同じ文学少女でも随分二人のイメージは違うなと思って」

文香「七尾さんは……私よりアクティブで……すごいと思います」

百合子「そ、そんなことないですよ! むしろ時々変なスイッチ入って申し訳ないです」

P「んー、二人でユニットってのも面白そうだな」

百合子「ユニットですか?」

P「あぁ、できればあと一人くらい欲しいけど」

亜美「呼んだ?」

P「漫画はNG」

亜美「えー……」


【ギャップ】

小鳥「ってあれですか。服のメーカーの」

P「そーそーGAPね、小学校の頃亮太って奴が頻繁に着てて亮太ブランドって言われてたわ」

ちひろ「……え、突っ込みなし?」

P「……面倒だった」

小鳥「仕事ちゃんとしてよ」

P「俺の仕事は突っ込みじゃねー……おい、下ネタやめろ」

小鳥「そんな話はしてません」

ちひろ「と言うか、メーカーって。言い方がおばさんじゃない」

小鳥「え、嘘」

P「あれな、お母さんの言い方な」」

ちひろ「ゲーム機を纏めてピコピコとかファミコンとか言うアレに近い感じがします」

小鳥「そ、そこまでじゃないし!」

P「で、ギャップの話なんだけどさ」

ちひろ「あーはい。なんのですか? 年代ですか? それとも女の子の属性的なあれですか?」

P「年代だよ、ジェネレーションだよ」

小鳥「はぁ、どうしたんですか?」

P「いや、今の小学生は通信ケーブルを知らないという話」

ちひろ「あー……まぁ、知らないですよね」

小鳥「初代どころか金銀もやった事ないでしょうしね」

P「凹むわ」


小鳥「この間私もニューヨークに行きたいかー! って言ったらぽかんとされましたよ」

P「それは仕方ない。ちょっと古すぎる」

小鳥「うそん」

ちひろ「ピヨっちのおばさん化現象が留まるところを知らない」

小鳥「やめて」

P「でもたまにそういうのがあるからなぁ……。むしも知らなかったし」

小鳥「むし?」

P「任天堂カップで3縦したこらきしヘラクロスの名前じゃないか」

ちひろ「いや、そこまでは知らないです」

P「まーじでー」

小鳥「今の子達って最初に触れるゲーム機がPS2とかなんですかね」

P「まぁ兄弟が居れば64とか、ギリ、かな?」

ちひろ「ゲームキューブは頑丈ですから結構生き残ってるんじゃ?」

小鳥「Wii系でGCのソフト遊べるからハードは多分ないと思う……」

P「怖いわ。GCコントローラーは触ったことあってもGC自体に触れたことない世代怖いわ」


このみ「なんの話?」

P「おっと、良いところにいい感じの世代が来たぞ」

ちひろ「あらホントに。……印象に残ってる古いCMと言えば?」

このみ「え? ……サトームセン?」

小鳥「あなたの近所の秋葉原、サトームセン」

P「ふぉん」

このみ「それそれ、なんか豹みたいのがスケボーかなにかで走ってる奴」

ちひろ「ありましたねーそんなの」

小鳥「二倍二倍」

P「それは通じないと思う」

このみ「ごめんなさい、ちょっとわかんない」

小鳥「馬鹿な……ちょ、ちょっと礼子さんとか連れてきて!」

ちひろ「失礼な事を言いますね」

P「スープスパ」

ちひろ「よかいち」

小鳥「ぬ~ぼ~」

このみ「???」

P「おい、このみさんポカンとしてるぞ」


【お金の事は自分でしっかりしよう】

P「あーっ!?」

小鳥「どうしたの? 掘られた?」

P「死ぬ?」

小鳥「んふっ……失礼」

ちひろ「いやいや、さっきの台詞の方が失礼だから。で、どしたの?」

P「仕送り……してない……」

小鳥「実家への?」

ちひろ「そういえばそんなことしてましたね。親孝行な事で」

小鳥「え、ちっひしてないの?」

ちひろ「え。……ピヨっちしてるの?」

小鳥「そりゃ……多少は」

P「むしろしてないの? これだけ稼いで?」

ちひろ「……キャハッ☆」

小鳥「ギルティ」

P「……ギリ……いや、ギルティ」

小鳥「本音でかけた?」

P「いや、噛んだだけ」

ちひろ「なんでよ!」

P「じゃなくてやべぇ。このところ忙しくてコロッと忘れてた」

小鳥「今月ももう13日ですよ?」

P「だからだよ、ホワイトデーも近いしな。先月もバレンタインだったし」

ちひろ「……あっ、もしかして先月も……?」



P「やべぇ」

小鳥「急に支払い途切れたら心配するんじゃないの? この間来た時も色々心配されてたし」

P「あの時の事は忘れてくださいお願いします」

ちひろ「心のノートにしっかりと刻まれてるので無理です」

小鳥「あ、心のノートとか懐かしい。学校であったアレを思い出す」

ちひろ「あー……」

P「じゃなくて! ちょっと銀行行ってきてい――」

 prrr prrr

P「はいもしもしマスターズプロダクション事務室。Pが承ります」

ちひろ「あらタイミングの悪い」

P「……はい、はい。わかりました! ではそのように!」

 がちゃん

小鳥「なに?」

P「CXから、持ち込んだ企画で生きたのがあるから話をしたいって事でいまから行ってくる」

ちひろ「仕送りは?」

P「あっ……あー、やっといてくれ。口座番号書いとくから」

小鳥「そんな個人情報をあっさりと……」

P「俺の口座番号と暗証番号はちっひが知ってるだろ?」

ちひろ「まぁ、その辺は知ってますけど。え、ホントに?」

P「頼んだ!」

バタン

ちひろ「……えー、ホントに行きましたよあの男」

小鳥「信用されてるんだかなんだか……まぁいいけど」

ちひろ「というか金額を聞いてないんですけど」

小鳥「あっそういえば……いくらくらいかしら?」

ちひろ「しかも二か月分」

小鳥「んー、普段あまりご両親に顔見せてないみたいだし、多めに送ってる……わよね多分」

ちひろ「あの人の稼ぎを考えると……これくらい?」

小鳥「じゃない? 多分」


――― そして

P母「……」

通帳『入金 6000万』

P母「あ……あぁぁ……」






prrr! prrr!

P「ん? 母さんからか、珍しいな」

P「もしもし?」

P母『P……あなた死ぬの?』

P「は?」

なにかにつけて俺を殺そうとしやがって!


【色々】

未来「はっるかさーん! 春香さーん!」

春香「おおお……どしたの、すごい勢いで勝訴した?」

未来「えっ、……はい! いやぁ、よかったですよ。あの殺人事件の犯人にされなくて」

春香「そっかよかったね。で、ちなみに誰が殺されたんだっけ?」

未来「私の担任の先生ですよ。私に名前負けと言い切った」

春香「早苗さーん! 裁判のリトライをお願いしまーす」

未来「……」

春香「……」

未来「突っ込み役が足りない!」

春香「あと一人、あと一人この場に居れば……。で、改めてなに? 勝訴した?」

未来「はい! いやぁよかったですよ、バレなくて」

春香「早苗さーん!」

未来「じゃなくて!」

春香「あははは! ……で?」

未来「さっき聞いたんですけど私達ってアルバイトなんですか!?」

春香「おっ? どういう事かな、一から教えて」

未来「杏さんが雇用に関してどうこう言ってたら『いや、お前ら正式には社員じゃないから』って」

春香「プロデューサーさんがそういってたの?」

未来「はい!」

春香「で、アルバイトだと思ったの?」

未来「……パート?」

春香「いやいやいや、その辺の表現の揺らぎはどうでもよくて」

未来「え、あれって表現が違うだけなんですか?」

春香「……ごめん、私もよく知らない」

未来「あー……バイトしたことないですもんね」

春香「お互いね。……でも、プロデューサーさんの台詞は正しいよ。私達実際社員じゃないもん」

未来「えー!?」

春香「でもアルバイトでもないけどね」


未来「どういう事ですか?」

春香「えっと……あーいーちゃーん!」

愛「はぁーあぁーいぃーー!!!」

未来「うわぁ小学生の呼び出しとその返事みたいなイントネーションですね」

春香「愛ちゃん愛ちゃん一つ聞いていいかしら?」

愛「はいな春香さんなんでもどんとどうぞよろしく」

春香「愛ちゃんのパスポートには職業欄になんて書いてあるのかしら?」

愛「学生ですよ?」

春香「チッ、これだからピチピチの16歳は」

愛「えぇぇぇぇっ!?」

春香「もー、役に立たないなぁ。帰っていいよ」

未来「無茶苦茶ですよこの先輩!?」

春香「ちなみに私は会社役員になってます」

未来「え、どうしてですか?」

春香「もう学生じゃないからだよ! 察してよ!」

愛「いや、多分聞いた意図が違うと思います」

未来「なんで会社役員なんですか?」

春香「あのね、さっきの社員じゃないって話だけど。アイドルに限らず芸人でもタレントでも
    基本的に芸能事務所所属って言っても社員じゃないの」

愛「あぁそういう会話だったんですね!!」

春香「うん、静かにしててね」

愛「はいっ!! 静かにしてます!!!!」

春香「……えーっと、正確には大体の芸能人って個人経営の事業主になるの。
    芸能事務所とは業務提携って形で関わってて雇用関係じゃないんだ」

未来「へぇ……知らなかったです」

春香「なんで知らないのかなぁ……説明あったと思うんだけどなぁ……」

愛「春香さんが会社役員ってのはまぁ個人事務所の関係ですか?」

春香「そーそー。節税のあれでね、というか愛ちゃんも事務所一応持ってるよね?」


愛「はい。会社名は愛LOVEなんとかみたいな感じでした」

未来「重たいですね」

愛「ん?」

未来「いえ、なんでもないです」

春香「というか未来ちゃんにもある筈だよ。全員ある筈だもんウチ」

未来「はい、一個いいですか」

春香「どうぞ」

未来「節税対策に会社の意味がわからないんですけど」

春香「だろうね。おばかだもんね」

愛「ぶはっ!」

未来「吹き出す愛さんとか珍しい物を見た! って馬鹿ってなんですか!?」

春香「えーじゃあ説明します」

未来「スルー!?」

春香「所得税と法人税だと法人税の方が安いからです」

愛「多分それじゃ未来ちゃんわからないと思います!」

未来「はいわかりません」

春香「えー……。えっと……個人事業主としてお金を受け取ると全て所得税の対象になります。
    が、マスターズプロダクションからそれぞれの会社にお金が送られるとそれは
    会社の利益として扱うので法人税になりますこの場合の税率の差が節税になります。
    そしてその会社から改めてお給料という形でお金を受け取ると、これには税金はかかりません」

未来「はぁ……なるほど」

春香「うちはみんな結構な額をもらってるのでみんな会社を持ってます」

愛「だから正確にはマスターズプロダクションの社員数って事務室勤務の人達だけになるんだよ!」

未来「え、それって……三人?」

春香「ビビるよね」


【なんか】

卯月「うぁぁぁ……また、また私の出番が削られました!
   ホントは私が居た筈なのに! 頑張りました! 頑張りました!」

未央「……お?」

卯月「春香さんにパシられた挙句愛さんに出番奪われた島村卯月です!」

未央「……おぉぉ、た、大変な事になっているぅ……」

卯月「舞さんとの絡みもあったのに全部なかったことにされてしまいました!」

未央「しぶりーん! しぶりんたっけてー!」

凛「……ポパイ呼ぶみたいに呼ばないでよ」

卯月「パスポート取りに部屋に走って行かされた上舞さん来て
   もういいよ扱いされたことを誰にも認知されないなんて!」

未央「うづきんがやばいよ! 変な電波をバリ5で受信してるよ!」

凛「うん、見ればわかるよ。なんかスイッチ入ってるね。帰っていい?」

未央「勘弁してよ! この後仕事だよ!? どうすんのさ!?」

凛「えー……」

未央「また向こうのうづきんと交信してんのかも知れないから確認してきてよ!」

凛「なんでさ、自分でやってよ」

未央「私いまいち向こうの自分との交信がうまくできなくてさぁ」

凛「でも私あんま向こうの自分と連絡取りたくないんだよね、昔の自分見てるみたいで恥ずかしいやら腹立つやら」


未央「あー、確かに昔のしぶりんはかなり悪い意味で尖ってたからね」

凛「ひっぱたくよ?」

未央「事実じゃーん! いいから早くしてよー、こんなうづきん見るに堪えないよ」

凛「はいはい……もしもし? ……最近どう? ……あー、え?
  うんうん、とりあえず思いっきり引っ叩いておいておけばいいよ。あの日受けた幻の左を思い出して。
  知らない? うるさいよ、いいからやるの。じゃ」

未央「どう?」

凛「未央がアイドル辞めるって言いだしたらしいよ」

未央「え? な、なにがあった向こうの私!?」

卯月「聞いてみましょうか?」

凛「んー、どうだろ。理由は知らないみたいだったし向こうの卯月も知らないんじゃないかな?」

卯月「じゃあ未央ちゃんなら! 自分にならあっさり口を割るんじゃないでしょうか?」

未央「うんそうだね。このままだと向こうの私が幻の左並みのビンタを喰らう事になるし……
   あれ? うづきん元に戻ってる」

卯月「? 私は最初から私ですよ」

未央「へぇー友達やめていい?」

卯月「あれ? 友達でしたっけ?」

未央「うわぁぁぁん! しぶりーん!」

凛「あ、そろそろ春香さんがおやつにする時間だ。行っていい?」

未央「淡泊!」


【ホワイトデーの前にその1】

楓「うぅぅ……美奈子ちゃん……」

美奈子「わわっ!? か、楓さんどうしたの?」

楓「……お……お」

美奈子「お腹痛いの? おトイレ?」

楓「……お」

美奈子「お腹減った? なにか作ります?」

楓「おつまみ……つくって」

美奈子「へ?」




――――

 カタカタ

楓「おいふぃ」

美奈子「もー、びっくりさせないでくださいよー」

 カタカタ

楓「おいふぃ」

美奈子「寮の玄関でうつ伏せに倒れてるからまた私はてっきりなにかあったのかと思っちゃいました」

 カタカタカタッ

楓「……これは、紹興酒に合いそう」ぴこーん

美奈子「……聞いてます?」

 ガタガタ

楓「えぇ、美味しいわマスター」

美奈子「マスター違います」

 ガタガタガタ

楓「ふぅ……しかし美奈子ちゃんってこういう料理も作れるのね」

美奈子「え? そんなに手の凝ったものを作りましたっけ?」

楓「ううん。ただ、美奈子ちゃんってガッツリこってりボリュームドンのカロリー爆弾しか作れないのかと……」

 ガタガタガタガタ!

美奈子「それはプロデューサーさん相手の時だけです!」

楓「おいふぃ」

美奈子「はぁ……まぁ、満足して頂いてなによりです」

 ガタタタタッ!

楓「それで、この音はなんなんでしょう?」

美奈子「プロデューサーさん宛のチョコを事務所に搬入するトラックを監督してるまゆちゃんの貧乏ゆすりです」

楓「……またまた」

美奈子「本当ですよ」

楓「……えー」

美奈子「今年のバレンタインデーこそプロデューサーさんを健康的にかつ計画的に太らせてみせます!」

楓「……おかわり」


【残当】

マストレ「嫌だ! 絶対いーやーだー!」

トレ「姉さん! もう舞さん来てるからいい加減にして!」

マストレ「もう、無理。帰る」

トレ「ルキだって舞さんとやったんだから! 姉さんがそんなんじゃダメでしょ!」

マストレ「お前たちは幼かったから覚えてないかも知れないけどな! 知れないけどな!」

トレ「なに?」

マストレ「私は当時の日高舞を知ってるんだぞ! 母さんとバチバチにやりあってた日高舞を!」

トレ「バチバチに……?」

マストレ「あの光景は今尚私の心の奥深くに根付いて離れないんだぞ!」



――扉の向こう

春香「舞さん……一体昔なにやったんですか?」

舞「……昔って言われるのなんかいやー」

春香「ははは」

舞「はははって……あの純粋だったあなたはどこに行ったのよ」

春香「舞さんに鍛えられたんじゃないですかー?」

舞「んー」


【意外? いいえ、誰でも】

昴「涼さんあそぼー」

秋月涼「ん? いいよ、なにして遊ぶ?」

晴「サッカー!」

昴「いや、キャッチボールしようぜ」

晴「キャッチボールはユッキとしてればいいじゃねーか」

昴「ユッキは途中からマジ入るからさー」

涼「順番にやろうよ。時間はまだあるし、ね?」


このみ「……涼ちゃんって、意外とあーいう感じの子と仲良いわよね」

愛「あーいう子ですか?」

このみ「キャラ的には雪歩ちゃんとか琴葉ちゃんとかと相性良さそうじゃない?」

愛「涼さんは意外とアクティブですから!!」

このみ「ねー、意外よね」



 どこどん どこどん どこどん (エンジン音)

涼「……この特徴的な三拍子は、ハーレー!」

拓海「残念、バルカンだ!」

涼「あー……」

拓海「アイドリングは三拍子だけどふかすとバラつくんだよ」

晴「かっけぇ!」

拓海「おっ! 晴はこの格好よさわかるか!」

昴「こういうのアメリカンって言うんだっけ?」

拓海「おう! ……ってかなんだ? 三人で遊びに行くのか? 混ぜろよ」

涼「いいですよ。ね?」

晴「なら二対二でサッカー出来るな」

昴「だからキャッチボールって言ってるだろ」


このみ「拓海ちゃんとも仲いいのね」

愛「私も混ざってきます!!」

このみ「……わかいわねー」


【にちじょう】

 屋上の庭 ベンチ

P「……ふぅ」

桃子「……」

P「……あー……眠いぞぉ……眠い!」

桃子「そんなに眠いの?」

P「うおっ!? 桃子、居たのか」

桃子「うん、今さっき来たところ。珍しいねお兄ちゃんが煙草吸ってるの」

P「あー、悪い今消す」

桃子「いいよ別に、煙草は好きじゃないけど。お兄ちゃんが吸ってるのはへーき」んしょ

P「っとと、急に膝に乗ってくるなお前。危ないぞ」

桃子「お兄ちゃんが気を付ければいーの」

P「まったく……ふぅ」

桃子「……なんでかな」

P「ん? なにが」

桃子「お兄ちゃんの煙草はね、なんか優しい匂いがするの。お兄ちゃんの息が混ざってるからかな」

P「……」

桃子「……」

P「……」

桃子「な、なんか言ってよ! 恥ずかしいじゃん!」

P「いや、なんか……こっちが恥ずかしかった」

桃子「もー!」


P「……煙草の匂いつくぞ」

桃子「今日はお仕事もうないもん」

P「それは知ってるけどさ、俺が組んだスケジュールだ」

桃子「いつもご苦労様」

P「おう」

桃子「……お疲れさまとご苦労様って目上と目下にそれぞれ使うんだって」

P「お、よく知ってるな」

桃子「ご苦労様」

P「その知識を言った後でもう一回言い直すかお前……」

桃子「ふふーん」

P「はいはいカワイイカワイイ」

桃子「ちょっと、カワイイ中毒みたいに言わないでよ」

P「幸子をカワイイ中毒と表現するのもやめてやれよ」

桃子「んー」

P「……すぅ……はぁ~」

桃子「で、なんで煙草なんか吸ってるの? 嫌な事でもあった?」

P「……嫌な事、っていうかなー」

桃子「……」

P「いや、そもそもなんで嫌な事があったと思った?」

桃子「お酒と煙草ってそういうものじゃないの? わからないけど」

P「……んー、かもな」

桃子「……んしょっと」

P「お、どうした。乗る時も急だけど降りる時も急だな」

 (膝から降りて隣に座りなおす桃子)

桃子「ん」

P「んー? なんだ」

桃子「ん!」 ぽむぽむ

P「……膝に座れと?」

桃子「なんでそうなるの!? 膝枕してあげるって言ってるの!」

P「……膝枕?」

桃子「人の体温感じたら気持ちよく眠れるんだって。
    少しだけでも気持ちよく眠ったら、嫌な事も忘れるよ。お兄ちゃん眠いって言ってたし」

P「絵面的に大丈夫かな?」

桃子「だいじょーぶ、桃子が良いって言ってるんだから早く!」

P「……じゃあ、少しだけ。辛くなったら言えよ?」

桃子「へーきだもん」


―――

桃子「……んふふ、なんだかんだ言ってすぐ寝ちゃった」

P「……zzz」

桃子「お兄ちゃんも寝てる時はかわいーね」

早苗「お?」

桃子「しー……」

早苗「……なにかかけるもの持ってくる?」

桃子「んー、大丈夫」

早苗「……写真撮っていい?」

桃子「一枚だけね」

P「……zzz」

これがなんと生きてたんですねぇ……(困惑)

>>275

「じゃじゃーん!」

 少々大げさな声とポーズに押し出されて一歩前にでると
その目を大きく開いて「んまぁ」と言う朋。
かなり素の、珍しい表情だ。

「やっぱりプロデューサーだったのね!」

 


 ぴょんぴょんと手を胸の前で合わせて喜ぶ朋。
しかし一つ気になることを言ったな?
やっぱり? 予想していた、という事なのか。

「うん、私達はここを拠点にとりあえずはプロデューサーを探す事を第一に動いてたから」

 俺の疑問に朋はポケットからカードを取り出し意味深に笑う。

「第一に動いてた……って、そもそもお前ら――」

 昨日ここに来たんじゃないのか?
と続けようとすると、先を読んだ様に朋が口を開く。

「私達はここに来てもう一ヶ月経つわ。プロデューサーは?」
「……一ヶ月? 俺は昨日目が覚めたばかりだが」
「なるほど、空手で一人。よくも無事だと思いましたがそういうわけでしたか」

 うんうんと頷くあやめ。
どういう事だ? 来たタイミングにズレがあるのか?
いや、だが記憶が正しければここで目覚める前、
事務所に居た時の最後の記憶にも二人は登場している。
一ヶ月も前だなんてそんな……。

「多分、飛ばされたタイミングは一緒。でも飛んだ先の時間がズレてるんだと思うの」

 朋がまたも先を読む。

「そもそもここがどこだかプロデューサーはわかる?」
「……いや。お前達はわかってるのか?」

 二人は顔を合わせて頷く。

「多分、池袋大先生の作った発明品が原因だと思う」

 ……またあいつか。


「とりあえず発端を説明するね。質問はあとでまとめて受け付けるから」

 そういって朋は語り出す。
部屋の中、まだ真新しい木製のテーブルに座って淡々と。
俺はあやめに勧められるままにその向かいに座り、
出された見た事もない色と香りの飲み物に口をつけ耳を傾ける。

「私達の最後の記憶。あ、ここに来る前の、ね?
 それは事務所の地下で晶葉ちゃんが作った新作の
 体感没入型のゲーム。それの試験運用体験、って奴。
 他にも何人かアイドルの中に協力者がいるとか言ってたわね……。
 でっかい、んー……名探偵コナンの映画にあったベイカー街の亡霊って覚えてる?
 あれのコクーンって奴あったじゃない? あんな感じの機械があって、
 私とかあやめちゃん以外にも全部で30人位居たわね。
 で、いざ中に入って見たら、外が騒がしくなって、気が付いたらここ」

 ね? と最後に付け加えるとあやめが二度頷く。

「……俺はその場に居なかったが」
「それは多分私が見ちゃった所為」

 見た? と頭に疑問が一瞬浮かんで、すぐ理解する。

「……予知したのか」
「うん、ごめんね」

 朋がしょぼんと顔を伏せると同時、
あやめがきょとんとした顔で俺を見る。
トンと置かれたカップの中身が少し零れる、
コップ自体も見たことのない素材だ。

「朋さんのスキルってなんなんですか?」
「……まぁ占い関連ってのは想像つくでしょ?
 基本的にはメインはそっちなんだけど、パッシブスキルに厄介なのが付属しててね」
「それが予知、予知夢なんだ」

 一般的な予知というのは自然と起こる未来を知る事を言う。
物語ではその予知を変えるために奔走したりもするだろうが、
朋の予知はそういうのとは趣が違う。未来を見ると言うよりは、
見たものが未来になる。一度見た未来は決して変えることはできないし、
本来起こる筈のない予知を見た場合多少以上の因果を捻じ曲げてでも
強引にその未来を起こしてしまう。

「だから私が予知でこの世界にPが来ることを見てしまったから、
 本来この場に来るはずのない、その場に居なかったPがここに居る、んだと思う」

 申し訳なさそうに言う朋の言葉には力がない。
重くなりかけた部屋の空気を和らげようと思ったのか
あやめが大きな声をだす。

「け、けどプロデューサーと合流できたのであれば百人力です!
 プロデューサーもホルダーなんですよね?」
「……悪いが俺は戦力的には力になれないぞ?」

 俺が後天的に付与されたスキルは能力管理の能力。
アイドルのスキルを0%から100%までの間で力を開放、抑制するだけの能力だ。
しかし俺がなにもしてなくても能力を使えている現状を鑑みるに、
この世界では皆々俺のスキルによる制約は受けていないようだし、
事実上の無能力者だ。

「なんと!?」

 驚くあやめを他所に朋に再度向き直る。

「しかし一ヶ月か、よく二人で生活できてたな」

 着の身着のまま、金も食い物もなく
場所もどこだかわからないこんな異世界にポンと放り出されてよく
十代の女の子が一ヶ月無事にいられたと思う。
いや、流石に元がゲームなのであれば最低限の身の安全は確保されてるのかもしれないが……。

「プロデューサーはもう魔物に出会った?」
「怪鳥っぽいのになら遭遇したが」
「ならわかるでしょうけど、この世界にはあんなのが跳梁跋扈してるの。
 まぁ、ゲームだからね。それで私達はこの街のギルドに所属してて、
 魔物退治の仕事とか受けてお金を得てるの。主にあやめが、だけど」
「朋殿は占い師としてお仕事しておりましたね」


 ま、ねー。と胸を張る。
慎ましくも形の良いバストが強調されてつい目が行ってしまう。
……そういえば触れるのが遅くなったが服も随分と
様変わりしている気がする。流石に私服の全てを把握してる訳じゃないので
なんとも言えないが、恐らくこっちで新調したものだろうデザインが
実用的で少々ファンタジーチックだ。

「占いって、ここでできるのか?」
「うん。私ってルールを重要視しない占い師だもの、
 それにここにだって星はあるから。プロデューサーを見つけたのも、
 森の付近に探し人ありって星に教えてもらったから」

 星占い。これも朋のそれは一般に知られてるものと
一線を画する。星座やなんやとは関係なく、
全ての人が生まれた時にどれかの星の元にあり、
その人の人生を左右する星そのものと交渉し情報を引き出すという
……これもまた正確には占いと違う気がするスキルだ。

「しかしギルドな……ゲームとわかっての事かも知れないが、
 危なくないのか?」
「大丈夫です。分身での作業が主ですから、
 特にこの辺りはそこまで危険度の高い魔物は現れないそうですので」

 気軽に言ってくれる。とも思うが、
同時にあやめが全開でスキルを起動させれば
早々の敵に後れをとることはないだろうという確信もある。

「まぁ多少の危険は承知の上よ。それに、ギルドに属してるからこそ得られるものもあるのよ?」

 朋が懐から一枚の紙をだす。折りたたまれたそれは見た事もない大陸が描かれた地図で、
机に広げると広告用のポスターにも匹敵する大きさがあった。

「ギルドで得られるのは仕事だけじゃない」


【どうしても】

P「だーかーらー……嫌だっていってるじゃんか」

春菜「どうしてですかー! ぜったい似合いますって、伊達メガネ!」

P「ノー」

春菜「なんで!」

P「いや、な? 俺が一般人だったら別にいいよ? 伊達メガネかけるくらい構わんさ。
  けどさー、こういう仕事してるとな。裏方な訳でさ、伊達メガネってお洒落のもんだろ?」

春菜「そうですけど」

P「そういうのはお前らの仕事で、俺らは取引とかそういう社会人としての清潔感だけやっときゃいいんだよ。
  裏方が外見をお洒落的に気にしてるのって個人的に嫌なんだよなぁ……」

春菜「むぅ……じゃあ! じゃあ事務所の中だけでも!」

P「なんでそんなに必至なんだよ……」

春菜「それがポリシーですので!」

P「……じゃあ、あれだ。アイドル全員巻き込んで来いよ、あとちっひとピヨっち。
  事務所全体でメガネ週間って感じにするなら付けるよ」

春菜「ホントですね! 言いましたね!」

P「おう」

春菜「みんなを説得してきます!」

P「……マジでやるのか」


――― 次の日

未央「うはははは! 美希パイセン、瓶底メガネめちゃ似合わないっすねー!」

美希「未央こそそのザマスメガネ似合ってないにも程があるの!」

未央「……」

美希「……」

未央「wwwww」

美希「ぶはwwwww」

未央「ちょっと美希ちゃん! お勉強をもっと頑張りなさいな!」キリッ

美希「はいお母さま……」

未央「……ぶっwww金髪のガリ勉とかwwwww」

美希「茶髪のヘラヘラ笑う教育ママも訳わかんないのwwww」

未央「ぴゃーwwwwww」

美希「あっはははwwwww」


P「……楽しそうだな」


―――

幸子「……メガネかけたボクもカワイイですね!」
茜「……メガネかけた茜ちゃんもチョー可愛い!」

幸子「むっ?」

茜「ん?」

幸子「……なるほど確かにスポーツ眼鏡で茜さんのアクティブさが強調されててカワイイですね!」

茜「さっちんこそ、清書が趣味と言う所を際立たす知的な感じが可愛い!」

幸子「……」

茜「……」

幸子「……交換しましょう!」

茜「そーしよう!」

幸子「……じゃーん! スポーティなボクカワイイ!」

茜「勉強できそうな茜ちゃんも可愛い!」

幸子「茜さんカワイイですよ!」

茜「さっちんかわいー!」


P「……なんなん?」


―――

愛「どうですか!!? 似合ってますか!?」

春香「うん、似合ってる似合ってる」

愛「ホントですか!!! おしとやかに見えますか!!!!?」

春香「声を落としたら見えるかもね」

愛「んん゛っ……春香さぁん、これでどうですかぁ?」

春香「んふふふ…・…あっざとい! 天然って自分で言いだすでしょ」

愛「……」

春香「……じゃ、ちょっとやってみよっか」

愛「えぇ~、私天然ってよく言われるんですけどぉ、そんなことないですよ~」

春香「うっそーやーだー」

愛「ほら、春香さんもかけてかけて」

春香「あはははwwwよし、卯月ちゃんと未来ちゃんも巻き込もう!」

愛「はぁ~い」

春香「あ、一旦やめていいよ」

愛「はい!!!!」

春香「……どっちも鬱陶しいね!」

愛「あはははは!!!!」



P「……」


―――

このみ「若葉ちゃんなんでレイバンかけてるの?」

若葉「渋い大人っぽいかな、と……」

このみ「あー、わかる」

若葉「……このみさんはなんでモノクルなんですか?」

このみ「できる女っぽいかな、って……」

若葉「わかります」

このみ「……レイバンかっこいー」

若葉「モノクルって本物初めてみました……」

このみ「いいなー……」
若葉「いいなー……」


P「……おー、可愛いなあいつら」


―――

響「……それどこで買ったの?」


杏「え? ドンキ」 (休みを)ー(ください)

響「それありなの?」

杏「春菜は見て直ぐに引っ叩こうとしてきた」

響「いや、それは仕方ないぞ」

杏「そーいうびっきーだってサングラスじゃん」

響「残念、色眼鏡でしたー!」

杏「……色濃くない?」

響「まぁね、適当に選んだら……。とにかく! 色眼鏡をかけてるから色眼鏡でものを見るぞ!」

杏「なにその絶望先生であったようなネタ」

響「まったくそんな眼鏡をかけて最近の子供はこれがゆとり世代か」

杏「いやいやいや、同い年同い年。……これだから沖縄生まれは!」

響「逆に色眼鏡で見られた!」

杏「相手の目を見る時はお互いレンズ越しだからね」

響「一本取られたー」

 


―――

春菜「どうですか! これでメガネかけてくれますよね!」

P「マジでやるとは終ぞ思わなかった……」

春菜「と言うわけで、かけてください!」

P「よし、お前の眼鏡への情熱はわかった。俺も一応用意してきたんだ……これをな!」

春菜「……」

P「この間実家から届いた荷物に混ざってた親父の老眼鏡」

春菜「かけちゃダメです!」

P「えー?」

今日、俺の誕生日なんだ……

大丈夫だ……俺の寿命はあと三つある……

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結局これ書くの?書かないの?


【人材豊富だから】

千佳「……えっと渚さん居る穂乃香さんいる。ひかりさんは……一文字違いだけど
    南条さんがいる……奈緒さんも二人居る、やよいさんに響さんに麗花さん……」

千佳「……うん! できる! ……ね!?」

P「なにが『ね!?』なのかわからない」

千佳「わかって!」

P「んふっw無茶を言うな千佳は」

千佳「いいから、やろ!」

P「……おう、やろうなー」


【夏だから】

薫「せんせー!」

P「おっ、早速着てみたのか?」

薫「うん! 似合うー?」

P「うんうん、可愛い可愛い。似合ってるぞー」

薫「やったー!」


凛「……」

春香「なに見てるの?」

凛「いえ、あの年齢の子に白ビキニ着せて膝にのせてるプロデューサーの犯罪感尋常じゃないな、と」

春香「あー……」

凛「……ま、プロデューサーにそんな感覚はないと思いますけど」

春香「……」

凛「……春香さん?」

春香「夏休み欲しい」

凛「んえ?」

春香「仕事じゃなくて水着着たい! 島行こう島! よし、そうしよ! 伊織に話してくるね!」

凛「え、ちょ。春香さん!? このクソ忙しい時期になにを……早い!」


―――

I(ma)SLAND

愛「やっほー!!!」

茜「やっほー!!!!!」

春香「うるさい。あとそれは山でしょ」

伊織「……あのね、アンタ達私の事アッシー君かなにかと勘違いしてない?」

菜々(アッシー君、懐かしい響き……)

このみ「やっぱり東京と違ってカラッとした熱さね……日焼け止め塗らないと」

未来「あっつい! 砂浜あっつい!」


―――

晶葉「ふむ、窯の温度上昇率が思ったより低いな……やはり理論と実践は異なるか」

美世「停船位置ここでいい? 潮とかさ」

麗花「この辺りだと引いた時に座礁するかも知れませんよ~」




P「……色々突っ込みたいところはあるんだけどさ」

P「……なんでこうなった!!!?」


――― 出発前。 横須賀港

春香「総員配置につけーい!」

晶葉(機関長)『機関科全員配置についた』

美世(航海長)「配置につきましたー」

亜季(砲術長)「大丈夫であります!」

海美(記録士)「全員大丈夫だって」

春香(艦長)「錨をあげーい。両舷前進強速よーそろー!」

美世「よーそろー!」


P「……なにこれ」

伊織「夏潮」

P「伊織が艦長じゃないんだな……」

伊織「私が用意したけどそういうのは春香の方が向いてるでしょ?」

P「なんでこんなの用意したの?」

伊織「空ばっかりじゃ芸がないとか思われそうだったから」

P「……へぇ」

舞(水雷長)「とりあえず魚雷撃っていいかしら?」

P「ダメ」


―――

P「突っ込み切れねぇぇぇ!!!」

P「なんだよ駆逐艦夏潮って!? 戦没艦だぞ!?」

P「そもそもなんで動かせるんだよ!? どこで訓練積んだんだよ!? 専門家とか居なかったぞ!
  隅から隅までウチのアイドルだけだったぞ!?」

桃子「お兄ちゃん」

P「なんだ!?」

桃子「諦めよ? ココがそういう人の集まりなの、お兄ちゃんが一番よく知ってるでしょ?」

P「……そうだな」

桃子「そうだよ」

P「……」

桃子「……次は、宇宙船かな?」

P「怖い事言うのやめて」


【夏だった(過去形)】

翼「いやぁー……夏休みの日記に書くこと尽きないよねぇ」

凛「ちょっと予想外だけどね。特に春香さんの行動力と伊織さんの四次元ポケット感」

翼「常識人には辛いよー」

凛「なにより一旦ここ来ちゃうとメインの人達の気分次第でしか帰れないのが怖い」

翼「プロデューサーさんの抵抗の仕方が尋常じゃなかったもんね」

凛「なんか携帯三つくらい同時に操ってたよさっき」

翼「だって事務所の半分位いるもん」

凛「私今日は本当は北海道のローカルで仕事あったんだよね」

翼「真逆だよね~。常夏の無人島だもん」

凛「……」

翼「……」


日野茜「夜はバーベキューやるんですか!? わーい!!!」

伊織「えぇバーベキューやるにはもったいない位いい肉があるわよ」

凛「わーい! お肉!」

翼「わーい!」

バナナに乗ってきました


【夏?】

杏「美希先輩ー」

美希「ん?」

杏「アイドルになってさー」もぐもぐ

美希「うん」

杏「色々と変わった事ってあるよねー?」

美希「確かに。休みの日に無人島に行くなんて考えられなかったの。大概寝て過ごしてたの」

杏「食生活もさ、こんなお肉口にする日が来るとは思ってなかったよね」

美希「しかも生でもいけそうなステーキ肉を乱切りにして鉄板焼きとか豚に真珠感パナイの」

杏「他にもさ、交友関係とか色々……ホント色々変わったけどさー」

美希「うん」



愛「わーい!!!」 きゅらきゅら

美世「あはは!! ヤバいヤバい! 私いま戦車運転してるよー!」 きゅらきゅら

愛「思ってたより早いですね!」

舞「うわぁあっち楽しそう! ねぇまだ動かないの?」

千鶴「なんでわたくしがこんなもの運転しないといけませんの!?」



晶葉「は?」

亜季「ですから。戦車、戦艦と来たので次は戦闘機かと思ったのであります」

晶葉「いや、だからどうして私の所へ来るんだ」

亜季「……がく」

晶葉「?」

亜季「富嶽とか……作れないですかね?」

晶葉「あー……当時の『ぼくが考えた最強の戦闘機』って奴か」

亜季「……」

晶葉「やってみるか」

亜季「是非!」



杏「一番変わったのって常識だと思うんだー」もぐもぐ

美希「なの」もぐもぐ

ウサちゃんロボ「うさ」

杏「あ、ありがと」

おぉ、任せろ(全部書くとは言ってない)

いかんせん召されてた期間が長い所為でリクエストとかやると言ったものを忘れてるんッスよ
ので「おい、これ忘れてねぇか?」って思ったらばしばし言ってオクレ兄やん

でも本当に忘れてるから指摘だけにしてくれよな! こっそり新しいリクエスト混ぜられてもわかんねぇから! (ネタ振り)


【夜】

志乃「……」

このみ「……」

志乃「最近の子供って」

このみ「はい?」

志乃「初携帯がスマートフォンらしいわよ」

このみ「……嘘」

志乃「ケー番とかメアドとか言うと笑われるらしいわよ」

このみ「恐ろしい……」

志乃「白黒のゲームとか見たこともないのよ。最近の若い子」

このみ「電池で携帯ゲームってのも経験ないって聞きましたよ」

志乃「はぁ……おかわりマスター」

あい「あ、はい」

J-phoneとかツーカーとかイドーとか知らないんだ今の子は……
プリペイド携帯とか言ったら「そんなのあったんだ」って言われるレベル


【夏の好み】

小鳥「あの、このみさんいいですか?」

このみ「……なに? え、なに?」

小鳥「……いやいや、なんでそんな警戒心バリバリなんですか」

このみ「だって……なんにもない?」

小鳥「ないですよー。ちょっとした小話をしようと思っただけで、だからその顔やめて」

このみ「ううん。なにかあれじゃない? 大人になってから『ちょっといいですか?』とか言われたり
     肩叩かれたりしたらもう……なんにもなくてもドキッとしない?」

小鳥「あー……ありますねそういうの」

このみ「でしょ?」

小鳥「だとしてもこんな良い陽気の中水着で砂浜ってシチュエーションでそんな話はしないですよ」

このみ「いや本当にいい天気で気持ちいいわよね。こんな真夏に水着なんて仕事でも中々なかったし」

小鳥「水着の仕事って夏場は人が映りこんだりするから人の居ない冬にやること多いですからねぇ」

このみ「無人島様々よね。私20口位しかだしてないけど」

小鳥「島所有してる事務所なんて他にないですよね多分」

このみ「それよりも軍艦とか戦車とかの方が……」

小鳥「あー……」

このみ「それより話しかけてきた用ってなに?」

小鳥「あ、いえこのみさんって髪ほどくと大人っぽくなりますよね」

このみ「大人だもん」

小鳥「んふ」

このみ「無人島様々よね。私20口位しかだしてないけど」

このみ「無人島様々よね。私2000万位しかだしてないけど」

うん、金銭感覚がおかしいね


【いい夫婦の日】

舞「だって」

P「おう」

舞「……だって!」

P「……なに? ちょっとよくわかんないんだけど。おままごとがしたいんだったら他所行ってくれる?
 いま仕事の量がスタローンとシュワルツェネッガーとブルースウィルスを相手取った名もなき
 兵士並みに絶望的な量あるんだけど」

舞「え? 死ぬの?」

P「死にたくないから頑張ってるんだけど、だから話しかけるんやめて欲しいんだけど」

舞「……ふぅん。そういう態度取るんだ、ならこっちにも考えがあるわ!」




―――

P「……で、なんでこんなことになってるの」

小鳥「おかえりー」

ちひろ「おかえりなさい、いま舞さんがご飯作ってますよ」

P「なんで?」

小鳥「いい夫婦ごっこ。だって」

P「……君らはなんでいるの?」

ちひろ「混ぜてもらおうかと」

P「俺の知ってる夫婦の形と違う」

昴「お、おかえりプロデューサー。シャワー借りたぞー」

P「なんで?」

昴「え、汗かいたから」

P「違うそうじゃない」


P「え……何枠?」

昴「あー……娘枠って言われた」

P「マジかよ……真・本格おままごとかなにかか?」

ちひろ「ちなみに他にも居ますよ。具体的には――

愛「あ! お父さんおかえりなさい!」

P「ごぼぅっ!?」

小鳥「はいクリティカルヒットー」

ちひろ「完全にOP」

愛「お父さん!? 大丈夫お父さん!?」

P「大丈夫……大丈夫だから呼び方を直してくれ、俺が死ぬ前に」

愛「え? ……はい!! わかりましたプロデューサーさん! あたしもその方が良いかなって思ってたんです!」

小鳥「あら、どうして?」

愛「だってお父さんだと色々…………おっ、お風呂入ってきます!!!」

P「なんで?」

愛「汗かいたので!!」

P「違う、そうじゃない」

昴「すげー広かったぞ」

P「……久々に突っ込みが追い付かない気配!」

OP?


まゆ「……」とぼとぼ

P「うわっ、どうしたまゆ。というかまゆもいたのか」

小鳥「寝室の方から来ましたね」

P「……え、なにしてたの?」

まゆ「散らかってたので片付けようかと思ったんですけど……
   美希先輩と杏ちゃんが寝ててベッドメイキングできなかったんですよぉ」

P「……もうこの際勝手に入るのはいいし、はしゃぐのも良いけど人の家来て寝るってどうなのかなぁ」

まゆ「起こそうと思ったんですけど本当に熟睡してるみたいで」

ちひろ「そういうときはおにぎりと飴って耳元で囁けば大丈夫――

<おにぎり!

<うわぁ! 急に大声ださないでよびっくりするなぁ!

ちひろ「……囁くまでもなかったですね」

P「地獄耳か」

>>380-386 あたりの出来事も酷いよな>>1が自分で依頼出したのに両スレで何の謝罪も無し

■ HTML化依頼スレッド Part41の>>896にて依頼されてる
■ HTML化依頼スレッド Part41 - SSまとめ速報
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―――

美希「……」

杏「ふわぁ……ぁんぐ」

ちひろ「うわあ、予想以上に騙された! って顔してますね」

小鳥「ままま、いま舞さんがご飯作ってるから。ね?」

P「というかさ、すっごい今更だけど。どうやって入った? ここ色んなセキュリティ凄いらしいけど」

ちひろ「えぇっと”らしい”ってのはどういうこと?」

P「は? そりゃ知っての通り晶葉が……あ、そういう事か」

<流石察しがいいな助手!

 うぃぃぃん

P「なにごと」

(天井から近未来的なエレベーターが降りてくる音)

晶葉「私だ」

P「……お前なに人んち改造してんの? いつこんなもんとっつけやがった」

晶葉「いだだ! 違う違う! 改造なんてしていない! 最初からあった!」

P「……お前なに人んちに俺の知らない機能備え付けてんの?」

晶葉「事務所と違って個人の家だし。色々やりたかったことを詰め込んだからな
    全部任せると言ったのは助手ではないか!」

ちひろ「あの時のプロデューサーさんはやや自暴自棄でしたからねぇ~」

小鳥「一円も出してないのに500坪を超える持ち家がニコタマにできたらそうなるわよね」

P「……愛は風呂でた?」

晶葉「おい、なにをさせるつもりだ」

P「愛・鮮血魔嬢」

ここまで酷いと擁護される理由なんて無いと思うけど…あっ自演か

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.提督「とりあえず目に付いた艦娘を褒めて撫でて抱きしめて頬にキスしてみる」 - SSまとめ速報
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>>380の↑は↓の>>273辺りから次回作のアンケートをして立てたスレなんだけど打ち切っといて謝罪はいらないのか...
それ以外にも今までの>>1の行いが最悪でそれなりのことを>>1にされてきてるから非難されるんだよ

提督「お断り勢しかいない」大井「あ、あの……」
提督「お断り勢しかいない」大井「あ、あの……」 - SSまとめ速報
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―――

<誰か運ぶの手伝ってー!

小鳥「あ、出来たみたいですよ」

P「ていうか本当に舞が一人で作ってたのかよ、運ぶ段階に入る前に手伝ってやれよ」

ちひろ「……」

小鳥「……」

P「目を合わせなさい」

ちひろ「むぅーりぃー」

晶葉「よし、ではウサちゃんロボに手伝わせよう。行けウサちゃんロボ!」

 うさうさ

 ウサウサウサ

P「うおっ、どっから出てきた!?」

晶葉「……」

P「目を合わせなさい」

美希「zzz……」

杏「うぐぅ……」

P「こいつらはこいつらで座ったまま寝てるし……」

ちひろ「杏ちゃんが美希ちゃんに抱きしめられながら寝てる写真ゲット……っと」ぱしゃり

小鳥「送って送って」

 ウサウサ

P「あ、帰ってき……でかっ」

舞「今日はおでんです」

P「うわぁ、手抜きだ」

舞「嫌なら食べなくてよろしい」

小鳥「あ、お母さんだ」

舞「文句があるなら他所の子になっちゃいなさい!」

ちひろ「お母さんだ!」

P「べったべたなお母さんだ」

晶葉「なんだこのノリは」

>>478辺りからなんかやけに伸びてんなぁと思って
嫌な予感がしたからそれ以降新着レスを一切確認しないで投下だけしてたりしてますた
で、落ち着いたっぽいから今一通り目を通してきたんだけど

まぁぶっちゃけ仕事でやってるわけじゃないんでね、金もらってる訳でもないし
「書け」って言われても書きたくなきゃ書かないし
「書くな」って言われても書きたかったら書くよ
当たり前じゃん、ただの趣味でただの暇つぶしだもの

だから読んでくれたり心配してくれたり保守してくれたりすることに感謝こそあれど謝罪するつもりは一切ないし
飽きたら投げるしやっぱやろって思ったらやるよ
だってただの趣味だもの
書く義理はあっても義務はない(キルバーン並感)って奴だからね

それで叩くのも荒らすのも好きにすればいいしね
究極言っちゃえば全部ぶん投げて酉変えて何食わぬ顔でまた新しいの書けばいいだけの話だし

まぁこの酉を使って十年以上SS書いてるから変える気ないけど
そんな感じで

あ、ちなみに結構元気です

10年か
他の原作のssにも使われてたからよくある酉とおもってたけど、その酉で出てくるssはすべて過去作って認識でいいのかな?

>>535
そうですねー
この酉はソフトで探し出した
アルファベットの大文字小文字数字に記号が入り混じった酉なんで
絶対に被ることはないのでこの酉=俺だと思ってくれれば間違いないです

化物語とか進撃の巨人とか戯言シリーズとかポケモンとかハルヒとからきすたとかけいおんとか
結構昔から色々書いてたッス


ちな亀だけど>>481の言ってるOPってのは
オーバーパワーの略で大体オーバーキル的な使い方すれば正しい
元ネタはhttps://www.youtube.com/watch?v=_r0OybfOFFQこれのぱぅわぁー!!!

間違えたこっちだhttps://www.youtube.com/watch?v=7Pb16eYrjCQ


 私の事を大人しいとか大人びたとか、
或いは素直だとか良い子だとか賢い子とか。
そんな風に表現する大人達はきっと人を見る目がないのだろう。

 とはいえそんな風に思うのも今になっての事で、当時はそんな風に思う事すらなかったけど。

 空っぽだった。透明だった。人形さながらに。

 勿論一部の大人はそんな私の本性を見抜いていたのだろう。
事実それを見抜いて、掬って、救ってくれたのが今のプロデューサーだったのだから。

 周りが求める。求められる扱いやすく大人しく善良で、
所謂良い子の子供である自分。

「泰葉ちゃんは良い子だね」

 なんて言われるたびに、自分という個がゆっくりと
風化していくような気がしていた。


 お人形さんみたい。なんて褒め言葉がある。
女の子なら大体親戚の人に言われた事があるんじゃないかというそれは
けれど私の場合随分と意味合いが変わって聞こえた。
まぁそれもやっぱり当時の私は無感動に、
それでいて表面上は良い子らしく受け止めたふりをしていた筈だけど。

 ……どうにも他人事みたいな描写というか。
余りにも過去を振り返っているようには見えないのはどうか許してください。
多分、今の私と当時の私がなにかの拍子にすれ違ったとして、
すれ違ったその子供が自分だとは多分思えないのですから。

 勿論当時の私も今の私を未来の自分だとは思う事は絶対にないでしょう。

「あぁ、随分と幸せそうに、楽しそうに、心から笑う人だなあ」

 なんてぼんやり思うのが関の山でしょう。
だから他人事みたいになってしまうのは仕方ない。
仕方ないんです。


 兎に角。昔の私は正直言って我ながら引くくらい
可愛げのない子供だったという事だけ伝わればそれでいいのです。
当時の事を振り返ることはともすると単なる自虐行為というか露悪趣味に近いもので。
多くは語りたくないので、それだけ受け取ってください。

 今回は私が触れるのはその少し後。
私が今の私になるきっかけとも言えるプロデューサーと出会って、
今のプロダクションに所属した、その辺り。

 恥ずかしくもそれでも良い思い出と言える
先輩とのいざこざとかあれやこれやのお話の一つです。

そういや、2スレあたりで言ってた、舞+事務所組のユニットの話って、もう出たっけ?

ちょっち一旦落とします

>>558
してない
他にももらって少しだけ触れて消化しきってないネタがあまりにもあるので
供養もかねてリトライするんだけどこのスレは一旦落としてしまいます

それと分かる様に、でも100位で一個のネタ投下したら落としてのパターンで今後やっていきます
他のシリーズもののSSみたく

じゃあの

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2019年07月24日 (水) 04:00:44   ID: 1bZLNfx2

シャニや新しいデレミリアイドル入れたSS読みてえなあ…

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