ルカ「二週目……?」【もんくえ】 (23)
ルカ「……ここは」
ルカ「あれ?どこかでみたことあるよーな……」
ルカ……ルカ……
ルカ「? この声は……」
イリアス「目覚めなさい……勇者ルカ……」
ルカ「!?」
イリアス「私はイリアス……創世の女神、イリアスです」
ルカ「な、なんでイリアスが!?」
イリアス「よ、呼び捨て?こほん……ルカ、いくらなんでも創世の女神たる私に呼び捨てというのは」
ルカ「……ああそうかこれ夢だ。僕はさっきアリスにしこたま絞られて気絶したばっかだもんな」
イリアス「え、ちょ、ちょっとルカ?」
ルカ「そうとわかれば、気にすることはないか……もう一眠り。夢なんて見てたら次のアリスとのセックスに耐えられないよ」パタリ
イリアス「ちょ!?ルカ!ルカー!!起きなさい!仮にも女神ですよ!?ルカー!!」
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もんくえのss初めてみた
期待
ちゅんちゅん……
ルカ「……あー、朝日が黄色い……変な夢見たな」ムクリ
ルカ「……朝日?」チラッ
ルカ「あれ?ここ……僕の家だよね。昔の。建て直したんだっけ……てか、なんでここにいるんだろう」
ルカ「……まだ夢かなこれ、どれ、もう一眠りする……」
わあああああ魔物だぁぁぁぁぁ!!
ルカ「……」ムクリ
ルカ「なんか……デジャヴっていうか……」
ガチャリ
ルカ「何事ですか、おばさん」
おばさん「ああ、ルカ!魔物が出たんだよ!」
ルカ「あぁ魔物が……うん……もしかして、こう、青いろのスライム?」
おばさん「見てたのかい?その通りさ!」
ルカ「……」ツネ
おばさん「なにしてるんだい?」
ルカ「いや、頬引っ張ったら痛いかなって、痛かったです。現実ですねこれ」
おばさん「いくら洗礼の日にトラブル起きたからって現実逃避してる場合じゃあないよ!」
ルカ「いや、そうじゃなくて……」
ルカ「あの天使にやられちゃったおじさん生きてたな、なんなんだこれ」スタスタ
ルカ「一応剣持ってきたけどエンジェルハイロウじゃなくて大丈夫かな」スタスタ
スライム娘「あ、人間さんだ~」
ルカ「あぁこりゃ間違いないぞ、あの時戦ったスライム娘だ……」
スライム娘「……? 私たちあったことあるっけ~?」
ルカ「うんまぁ、結構前に」
スライム娘「うーん……ごめんね、覚えてないや」
ルカ「そうだろうなぁ……それはそうと、村から離れてくれないかい?」
スライム娘「えーやだよ~、お腹すいたもん、お魚もいいけど、やっぱりおちんちん欲しいよ」
ルカ「そうか、なら力づくで分からせるしかないみたいだね」シャキン
スライム娘「えへへー、私に勝てるかな~?」
ルカ「っと、その前に」クルリ
スライム娘「?」
ルカ「しっ」スパン
スライム娘「!?」
ズズーン……
ルカ「おお、この剣でも大木を一刀両断か、僕も昔に比べて強くなったもんだなぁ」
スライム娘「」
ルカ「ごめんごめん、ちょっと自分の強さはどうなのか確認したくて、さぁ始めようか」
スライム娘「ごめんなさい、帰ります」
ルカ「あれ?そう?」
ルカ「なんか戦わずして終わったなぁ……」
ルカ「……これからどうしよう、自体の把握ができない、僕はどうすればいいんだ、なんで過去に戻ってるんだ?」
ズガァァァァン!
ルカ「……たぶんアリスだよね」
ルカ「行ってみるかな」ダダダダダダダ
ズザザザザァァァァ……
ルカ「ふう、ついた……あ、靴擦り切れちゃったよ。冒険用のブーツ履いてくればよかった……」
ルカ「……やっぱアリスだ。多分イリアスと殴り合ってここに来たんだよな」
ルカ「おーい、もしもーし」
アリス「ぅ、ん……ここは?」ムクリ
ルカ「お、目が覚めた」
アリス「……!? な、何者だ貴様!」ザザッ
ルカ「な、なにさ」
アリス「そ、そ、その強さは一体……これほどの強さの勇者など見たこともないぞ!」
ルカ(見ただけでわかるのか)
アリス「くそ、まさかイリアスがこれほど早く追っ手を用意してくるとは……人間に擬態した天使か!」
ルカ「否定はできないなぁ半分天使だし」
アリス「やはりか!」
アリス「くそっ、むざむざやられはせんぞ!喰らえ!オメガブレイズ!」ボォッ
ルカ「明鏡止水」スカッ
アリス「」
ルカ「落ち着きなよ、戦う気はないから」
アリス「信じられるか!」
ルカ「ほんとうだよ。だいたい誰があんなドブ川の手配した追っ手だよ失礼しちゃうなぁ」
アリス「え」
ルカ「いやそりゃあ最後はいいところ見せてくれたけどそれは最後の最後であってつまり今はドブ川のまんまだし」
アリス「あー、そ、そうなのか……」
ルカ「うん、むしろ僕的には魔物とは仲良くしたいなーって」
アリス「お、おう……イヤイヤ騙されんぞ、そう言って言いくるめて、余にひどいことする気だな」
ルカ「そういうめんどくさいとこほんとうにかわいいよね」
アリス「かわっ!?」
ルカ「……あー、とりあえず怪しまれないために洗礼行かないと。じゃあまた後でね。僕の宿屋にでも来なよ」ダダダダダダダダダ
アリス「はやっ! ……何者なのだあいつは……こうしてはおれん、早速魔王城へ戻って対策を練らなければ。洗礼って言ってたしなんやかんや魔物の敵に違いない」シュバッ
もんむすクエストの魅力は半分くらいルカのキャラにあると思ってるんだけど
二次創作のルカは大抵やれやれ系のニオイがする俺TUEEEE!したいだけのクソキャラに成り下がるから辛い
モンスターに犯されるよりもイリアスに罵られるために毎回ゲームオーバーになってたなぁ
いかん、モンパラとごっちゃだ
訂正
ルカ「……あー、とりあえず怪しまれないために洗礼行かないと。じゃあまた後でね。僕の家にでも来なよ」ダダダダダダダダダ
ルカ「案の定こなかったな」
神官「気を落とすなルカよ」
ルカ「全然気にしてませんよ」
イリアス(ひどいっ……なんでこんなに冷たいの、昨日まで慕ってくれてたのに……)メソメソ
ルカ「あれー、アリスいないな」
ルカ「参ったなぁ……元の時間への戻り方もわからないぞ。僕はこれからどうすればいいんだ」
ルカ「……とりあえず旅しよっかなぁ」
ルカ「なんやかんや、僕が未熟だったせいでいろんな人に迷惑かかったし、あの侵攻で多くの人の命が……」
ルカ「……よし決めた!前よりもより素晴らしい世界を作るために僕は旅立つぞ!」
ルカ「……問題なのはエンジェルハイロウないことだよね。魔物死んじゃうよ。しかたない、ひのきのぼうあたりでも装備していくか」
ルカ「……全然魔物出てこないな」
ルカ「すごいな、前の旅より随分早いペースだ、もうこんなところまで」
ルカ「そろそろ野営でもしよっかなぁ」
ペカーーーー
ルカ「ん?」
キューピッド「」ゴゴゴゴゴ
ルカ「え」
キューピッド「……洗礼なき勇者ルカよ、イリアス様は大変悲しんでおられますよ」
ルカ「え?わざわざ天使に伝言持たせてきたの?」
キューピッド「そうです!イリアスはルカに嫌われたーって子供みたいに泣いて、いま展開は大変なんです!」
ルカ「それでいいのか創世神。わざわざご苦労様です」
キューピッド「あ、どもども……じゃなくて、なんなんですかねーその態度は!私は神様の使いの天使で!創世の女神様の言葉をお伝えに来たのに、その態度はないんじゃなーい?」
ルカ「だって威厳もヘッタクレもないじゃないか……」
ルカ「洗礼に来てくれなかった女神様を信じろっていうのも酷じゃないですかねー(棒」
キューピッド「いやいやそれは仕方がなかったんですってば、なんたって魔王が……嫌なんでもありません。でもイリアス様はあなたに会われるのをすごく楽しみにしてたんだよ。それこそカレンダーに印つけて日にちが近づく度にご機嫌になって鼻歌まで……」
ルカ「あれなんかかわいい」
キューピッド「とにかく!イリアス様を敬いなさい!そうじゃないと私たちの天界がしっちゃかめっちゃかになりますから!頼んだよ!じゃね!」パァァァァァ
ルカ「……いやでもなぁ、やっぱ無理だよ」
魔王城
アリス「やつめ!天使と話していた!やはり天界の刺客に違いない!」
ルカ「しかしあの天使は口調が安定しなかったな……さて、野営を……」
ルカ「また夢か」
イリアス「うぅ、ルカ、ルカ、どうしてそんなに冷たいのですか」ポロポロ
ルカ「うわ泣いてる、よくみたら足元ビッチョビチョ!さすが女神の涙!」
イリアス「私何かしましたか、いや洗礼にはいきませんでしたけどそれは致し方がない事情が……」
ルカ「いや洗礼はもともと受ける気ありませんでしたけど」
イリアス「ふえぇ……」
ルカ「あぁ、泣かないでくださいなんか本当に悪いことしてる気分に」
イリアス「うわああぁぁん」メソメソ
ルカ「」ムクリ
ルカ「……眠ったはずなのに眠い……ずっと慰めてたからかな……」
ルカ「うぅ……眠い……」ズルズル
ルカ「あぁ……結局前回と同じくらいの時間にイリアスベルクに着いちゃった……はやく、はやくやどや……」ヨロヨロ
グランベリア「このイリアスベルクは魔王軍が制圧したということでいいな!」
戦士A「くやしいのう……くやしいのう……」
戦士B「アイエエエエエエ……」ジョボボボ
グランベリア「ふん、腰抜けどもめ……ではのこりは部下に任せて、私は呼び出しもあったし魔王城に……!?」ゾクッ
ルカ「やどや……やどや……いてっ」コテン
戦士C「たわばっ」
ルカ「もうおじさん、こんなところで寝てないでよ……」
グランべリア「な、なんだ、あの少年の底知れぬ威圧感は……!!しかも私を無視してまっすぐに宿屋に向かっている……」
グランベリア「待たれよ!」
ルカ「ふぁ?」
グランベリア「高名な戦士と見受けた。この街の騒ぎを聞いて派遣された戦士だろう、探しているグランベリアはここにいるぞ!」
ルカ「え、あー……そういえば……(そんなこともあったな)」
グランベリア「やはり(遣わされた戦士)か!」
ルカ「えーと……いま戦わなきゃダメですかね、いやほんと眠すぎてやばいんでせめて30分仮眠してからで……」
グランベリア「それは出来んな!行くぞ!」シャキーン
ルカ「クソ~!女神をあやして睡眠不足で負けたとかシャレにならないよ!」ガキーン
グランベリア「ふふふ!やはりこの街のどの戦士よりも強いな!」ガキンガキン
ルカ「やばいやばい精霊のない状態でこのコンディションだと普通に負ける!!」ガキンガキン
グランベリア「いくぞ!奥義でもって葬ってくれる!」
ルカ「うわああああいよいよもってグランベリアが五人に見えるぞ!!どれが本物だ!」
グランベリア「気炎万丈!!」ズォォォォ
ルカ「こうなりゃやけだ!明けの明星!!」カッ
ルカさん[ピーーー]気満々やんwwwwwwww
┣゛ン
グランベリア「ぐっぅ……この力は……」
ルカ「」
グランベリア「倒した、のか……?しかし私も立てないほどのダメージを受けてしまったか……」
グランベリア「くっここは退くか、この有様ではあの腰抜けどもにもやられかねん」ズルズル
ルカ「……」
イリアス「グズグズ……」
ルカ「いや、ほんともう寝かせてください、危うくやられかけたんですよ。正直万全の状態でも四天王と僕ってどっこいどっこいどころか僕が少し不利なんですからせめてコンディションくらい」
イリアス「うわぁぁぁんそういってまた私を遠ざけるつもらなんですねぇぇ」
ルカ「あぁもう泣き声うるさい!しかもこの空間だとすごい響く!」
ルカ「……」パチ
おかみ「お、勇者さん、お目覚めかい?街を守ってくれたあんたをあのままにはしておけないから、やどに運ばせてもらったよ」
ルカ「こいつは、とんでもないハードモードだ……」
おかみ「はい?」
ルカ「」スッ
おかみ「また寝た!?」
そのころの魔王城
アリス「グランベリアがやられたか……」
グランベリア「申し訳ありません……」
アリス「やはり奴は天の刺客!絶対に許さないぞ創世の女神イリアス!」
ルカ(ちくしょう結局また延々とあの空間でぐずられた、ボケたおばあちゃんかちくしょうねむい、わざわざ僕の夢に来て泣きやがって)ズルズル
ルカ(このままじゃまじで死んじゃうよ誰か助けてプリーズ)ズルズル
街の男「いやー、この前寝る前にハピネス蜜をすこしペロッとしてから寝たら、朝すげーすっきりしておきれたんだ、やっぱり滋養強壮の効力はすごいな」
街の青年「へー、俺もやってみようかな」
街の男「あー、でもなんかハピネス蜜の行商が来なくなったよな、なんかあったのかな?」
ルカ「」ズダダダダダダダ
おーぅ、あたーし、ねむいでーす。おやすみー、でーす
マジで二次創作のルカのキャラって糞だよな
おつ
割りと楽しみにしてるから余計な雑音は止してくれ
楽しみ
楽しみ
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