【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 整備士2「幸せの4!」 (407)


・ゆっくり更新

・独自設定(一つの鎮守府に複数の提督・部署など)

・キャラ崩壊

一つ目のスレ 
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 - SSまとめ速報

(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409150032/)

二つ目のスレ
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 磯風「二つめだ」
【艦これ】提督「なぁ、山城」 山城「なんですか? 提督」 磯風「二つめだ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1413216981/)

三つ目のスレ
【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」
【艦これ】提督「なぁ、山城」 オイゲン「三つめです! ビスマルク姉さま!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417532427/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433679937



恒例というか、これ書いてるやつにもよくわからなくなってきた人物紹介

提督
下っ端中の下っ端だったが前スレにて某基地の副司令に昇進し、嫁さん(山城)が懐妊するというめでたいこと続きだが、現在命の危機に瀕している。
ぶっちゃけ、5日後には生きてること確定してるから生きのびるのだが、浮気も確定しているため、この夫婦関係の基地の誰もこの危機を知らなかった。

山城
提督とゴールインし、お腹に命を宿している。日々不幸だ不幸だと嘆いているが、その嘆きがすべて教え子(吹雪)にいくためハタ迷惑である。
現在パートで教導艦をしている。提督が浮気したと聞けば間違いなく艦砲をぶちこむ。

磯風
前スレ似てしょっちゅうセクハラをしてくるエロガキ(17)に唇を許し、のりで交際を申し込んでしまった。
最近めっきり出番がない。

リットリオ
提督の浮気相手(候補)
現在のヒロイン。正直これ書いてる奴のドストライクで、ケッコンカッコカリしました。

整備士2
殉職したっぽい






??「……きなさい、おきなさい」

整備士2「」グガーグガーグガー

??「整備士2、起きなさい、整備士2や、起きなさいって」ユスッテ

整備士2「……ん?」パチクリ

整備士2「……あら? ここどこかしらん? てかぼくっちたしか……」ハテナ

??「こっちよ、整備士2、こっちなのですよ」

整備士2「うん?」フリムキ

??「やっと起きた様ね、整備士2」ハァハァハァ

整備士2「……え、えっと、おじさんどなた様? てかあんた汗すげーなおい」ドンビキ

磯風の料理の精霊「引かないでください、整備士2、私は貴方の今まで食べた磯風の料理した料理の精霊なのです!」

整備士2「え?」ピタッ

精霊「今日はがんばって三途の河を泳いでる貴方にプレゼントがあるのです」ユビパッチン

マワリ<<マックラ

整備士2「うお! いきなり真っ暗に! って、ぼくっち三途の河ってどういう」

精霊「んな小さな問題、どうでもいいから今日はプレゼントですよ」


整備士2「うわーなんだかもろに見たことある展開だけど、どんなプレゼントですかいな? それは」

精霊「それは」

整備士2「それは?」ゴクリ


精霊「このやたら色っぽくてグラマラスな磯風ちゃんと」

スポットライト<<パッ

磯風「♡」ウッフン


精霊「このやたら家庭的で、料理上手な磯風ちゃん」

スポットライト<<パッ

磯風「フフッ」E・エプロン


精霊「どちらかをあげましょう、整備士2、さて、どちらに」


整備士2「両方おくれえええええ」



精霊「即決!!?」





整備士2「……グラマラスでエッチで、料理上手な磯風ちゃんを、何とぞ、何卒、精霊様ー、おねげえしま」ウーンウーン

磯風「ふんぬッ!!」ドゴン

整備士2「ぐへええええ!」トビオキ

磯風「……ようやく起きたようだな、整備士2」ギロッ

整備士2「……おはよう、磯風ちゃん」アタマ ズキズキ

磯風「ああ、おはよう」ジトー

整備士2「ここは一体」キョロキョロ

磯風「駆逐艦磯風の医務室だ」

整備士2「医務室って、ぼくっちどこか、けがでも……あ!」

磯風「思い出したか、整備士2」ハァ

整備士2「そうだ、ぼくっちがオペレーターしてた二足歩行戦闘機に直撃弾を受けて、それで海に落ちたんだっけね?」

磯風「磯風はその場面は見ていないからわからないが、海に落ちたのはそうだな、引き上げるのに手間取ったし、頭部ユニットから引きずりだすのに苦労したぞ」ハァ

整備士2「生きてるってことは、提督とあのイタリアン娘さんは」

磯風「ああ、無事だ、安心したか」

整備士2「……うん、まぁ、それは安心したかな?」ウン

磯風「まったく、4日も寝ていたのだ、少しは自分の心配もしたらどうだ?」クスッ


整備士2「だって、生きてるってことはぼくっちは大丈夫だったんでしょ?」

磯風「それはどうだが、ひどい火傷だったのだぞ、整備士2」

整備士2「でもさ、生きて帰れたんだからよかったじゃない、そうそう、無事生きて帰れたんだから、今度デートでも」

磯風「……グラマラスで料理上手な艦娘にでもしてもらうんだな」カツカツカツ



整備士2「……」ポツーン


整備士2「……なして怒ってらっしゃるんで?」ハテナ

今日はここまで

前スレは時間があるときにでもぼちぼち埋めます。あと今月は時間多めで、こっちにいるので、更新できそう
思ったよりもこっちにいる時間が取れそうです。荷物あっちに殆ど置かなきゃよかった

では、おやすみなさい

今日もあきつ丸建造失敗だよ……
休み取れたと思ったら農業でつぶれたよ……
あきつ丸失敗したと思ったら大鳳……ただ三隻目だ!!!
明日更新します 三隻もどうすれば……


俺にくれよ大鳳

>>21
あきつ丸レシピ計219回も回せば3隻でますよ(白目)

こつこつためた資源を全部使い切っての建造にハイになってました、ごめんなさい
討ち間違ってえらい数字になってた
正確には21(回/日)でした。では、ぼちぼち更新


――磯風・医務室――

提督「……よう元気か? って元気ってほどでもねえかな?」ヒョコ

整備士2「ウィっす、お疲れ様です」チース

提督「相変わらず、お前は大物だな、整備士2」ハァ

整備士2「いいじゃないっすか、それよかぼくっちは、いやぼくっちたちはどうしてここに?」

提督「あのあと増援兼援軍が来たんだよ、だから助かった」

整備士2「へぇ、珍しいっすね、あの辺に援軍が来るなんて」

提督「ああ、事前に連絡してて助かった…最も今回は二足歩行戦闘機に乗ってて助かったが」ハァ

整備士2「溜息ばっかりですねぇ、提督殿」

提督「当たり前だ、姫級とはいえ、あんなのが接近する前に逃げるのが鉄則であって、これは俺の落ち度だ」ハァ


整備士2「生きてたんですから結果オーライだと思いますけどねえ」ケラケラケラケラ

提督「…そうかもな」クックック

整備士2「それで、あのあとどうしたんで?」

提督「実はな、お前が撃たれたが、頭部と背面以外、特にコクピット部には損耗が少なくてな、それに船体が座礁してたことも要因の一つだが、ともかく海に飛び込めば乗れたから乗った」

整備士2「……無茶苦茶しますね~ OSのぼくっちが死んでたんだから機体制御もできない……って、まさか」

提督「ああ、補助席にリットリオを座らせてな、それでOS代わりになってもらって、制御しながらの操縦だ」

整備士2「ただの艦娘、それも外国産にやらせたんで? 規格違いすぎると思うっすけど?」

提督「緊急事態だ! 特例だ特例!」

整備士2「でもまぁ、わかりましたわ、要するに」

提督「ああ、要するに、リットリオの船体を盾に、そのまま撤退した、リットリオを自爆モードにセットしてな」


整備士2「じゃあ逃げ切れたんで?」

提督「姫級からはな」

整備士2「からは?」ハテナ

提督「そのあと、爆発に誘われ、リットリオが撃破した残存艦隊が戻ってきて、更にまずい状況になった」

整備士2「……そんなでかい花火あげりゃそりゃ当然すね」ウンウン

提督「だが、そこで援軍が到着した」

整備士2「その援軍ってのは」

提督「第六攻隊所属、戦艦榛名――ー前の鎮守府で戦闘魔性ハルルって呼ばれてた女だよ」ハァ

すみません、雷が鳴ってきたから今日はここまでにさせてください

今日は私の誕生日だったので友人たちと昼間っから酒を飲みにいって大分べろんべろんですが、更新

寝落ちするかもしれんので、そんときはすみません

ぼちぼち再開


整備士2「……ええっと、あのハルル様ですかい?」

提督「ああ、あのハルルだ」ウンウン

整備士2「あのレ級を一隻で総滅させたり、船体バージョンの戦艦艦隊を艦装状態(水上人型)で18時間足止めしてその後も笑い続けながら闘ってたっていうあの?」

提督「そうだ、その凶悪な逸話をもつ奴だ」ウンウン

整備士2「……気絶しててよかったああ」ハァ

提督「それには完全同意だな」ウンウン

整備士2「ちなみにどんなことがあったんで? 今回は」

提督「そうだな」ウーン




提督「完全に測定範囲外だっていうのに、そもそも装備不可能なはずの51cm連装砲を装備し、50km地点から俺たちに向けて散弾のごとく撃ちまくったな」


整備士2「……わお、気絶しててマジでよかった」

提督「ああ、それでリットリオが迫りくる弾丸を測定しまくってダウンしちまったよ。あと、島が5つほど吹っ飛んじまった」

整備士2「島が吹っ飛んだんですかい?」

提督「……あの辺小島とはいえ、跡形もなく、海の下だ」

提督・整備士2「「………」」


整備士2「こえええ」ガクガク

提督「ああ、めっちゃ怖かった。だけどな、整備士2、あと困ったことにもう一つ……」

<<ビービー

整備士2「あ、提督、通信入ってるスよ」

提督「ああ、行ってくる」





そして、前スレの>>851

提督「(どうしてこうなったんだろうな、整備士2)」ハァ

整備士2『いやいや、だって美味しいもの食べてた天罰じゃないっすかね? あとイタリアン娘を落としたことに触れられてませんがな』チャット チュウ

提督「(いや、あれは長くなるが……その、リットリオがハルルの爆撃を受けてパニックになってな、それで山城を落ち着かせる時と同じ方法を……)」ゴニョゴニョ

整備士2『その方法って?』

提督「(まぁ、その、なんだ? 思いっきりキスしました、はい)」

整備士2『どこの戦場映画!?』


アルコールで頭回らないのでこの辺にします

アルコール入ってて、読み返してみたら提督がお腹が大きな奥さんいるのに浮気するっていうとんでもないクズ野郎になってた

ぼちぼち更新


整備士2『あんた奥さんいるのになにしていらっしゃいますかあああ!!』

提督「(いやな、殆ど姿勢制御とか防御制御とか隔砲制御とかいじってて、意識レベルが低下しててな、それで混濁もみられ……)」

整備士2『いや、だからつまりは?』

提督「(つまり、その、リットリオを山城として誤認してて、それでパニックになってたから思わず)」

整備士2『やっちまったんですね』

提督「(やっちまったよ)」

整備士2『初対面で押し倒して乳もんだだけじゃなかったんすね』

提督「(そっちは事故だ事故……てかお前覚えてたんだな)」

整備士2『意識が途切れる前でしたんで、記録しておきましたッスよ』

提督「(……いくらだ?)」

整備士2『……あとで交渉しましょうや』


リットリオ「……あの、提督?」アノアノ

提督「あ? な、なんだ、リットリオ?」

リットリオ「シャンペインお持ちしましたので、どうぞ」つボトル

提督「ああ、すまん」つコップ

リットリオ「どういたしまして」//

磯風「……」ジーッ

提督「……なんだ? 磯風」

磯風「別に」プイッ

整備士2『完全に汚物を見る目ですけど、磯風ちゃん』

提督「(だな)」ハァ

夕食だと言われたのでここで一旦休憩します

ごはんがまさかの冷やし中華(つゆなし)だった

つゆを母がスーパーに置き忘れた模様。雨降ってる中自転車こいでつゆをもらってきました。店員さんの半笑いが印象的

ぼちぼち再開

前スレ>>1000様からのリクエスト

『山城 吹雪育成日誌』

4月某日 天気 はれ 山城 記録

今日から教導艦を担当することになりました、不幸だわ。
なんでもこれから遠征するのに遠征作戦に参加する補充兵が今日来たから、司令(士官)から任されるなんて、ああ不幸だわ。
しかも吹雪(私の教え子名)が住むはずだった部屋はどっかの誰かが二足歩行戦闘機を誰かに任せたせいで吹っ飛んで私の家に下宿させることになるなんて、ああ不幸だわ。
てか、私不幸としか書いてないわ………不幸だわ~

まぁ、明日は身体能力測定とかしますか。

あと、旦那が浮気してそうで怖いです。

二日目 天気 はれのち雨

吹雪の身体能力 問題なし。基本的な水準に達してはいる。座学においては優良。
されど、応用力低し。また突発的事象においての判断能力も低く、混乱に陥ることあり。
船装モードにおいての訓練を重点的に、また対人訓練も行うべきと判断いたす。

……書きづらいから元通りに戻す。

あと、旦那がイタリア娘と浮気してたらどうしましょう?

三日目 天気 曇り

朝5時半に起こしに行ったら腹痛を訴えていました。昨日脂っこいものを食べすぎて腹を下した様子です。
あんなんじゃ戦場にはいけませんから、そこも鍛えるメニューに追加しようかと思います。
今日は腹痛のため、朝メニューは10kmマラソンに変更しました。
でも途中でへばるって結構体力がないですね、新兵は。不幸だわ
お昼は姉さまと相談しながら練習メニューを決めました。
そのあとは平均的なトレーニングで今日は終了しました。


あと、旦那が料理上手な娘と浮気してたら本気でどうしましょう。





十九日目 天気 はれ

磯風と違って事務関係を教えなくていいから一日訓練してたのはやりすぎとわかりました。
町につれていったらめっちゃ食べました。不幸だわ。胃が広がりすぎたと反省。

あと、旦那がほかの娘に胃袋掴まれてたら殺そう。






――士官(基地司令)執務室――

士官「……まぁ、これは読ませてもらいましたけど、山城さん?」ニッシ パタンッ

山城「はい、なんでしょうか? 司令どの」オチャ ズズー

士官「いや、なんでしょう? じゃないよ? 君やりすぎですからね、だって昨日、基地襲撃された時、吹雪さんが一番先に駆けつけましたけど」

山城「戦果も一番だったって聞いてますよ」オチャ ズズー

士官「その通りですけど、一番敵をせん滅したの吹雪さんでしたけど、あの光景みた他の艦娘とか陸戦隊の面々の腕が止まっちゃったからですからね?だって、『げーへっへっへっへっへっへ!!』って高笑いしながら死んだ目で、最後は敵を素手で殴り殺すとか、そりゃドンビキですよ?」

山城「いいじゃないですか? 勝ったんですもの」オチャ ズズー

士官「いやいや、確かに新兵の養成してってお願いしたけど誰もバーサーカーを作れ、なんて言ってないし、日誌読ませてもらいましたけど、最後旦那への殺意の塊になってるじゃないですか? これ、最後あたり、どうやって殺そうとか、暗殺計画経ててるじゃないですか?」

山城「なんだか、スタイルがよくて、家庭的で、料理上手なイタリア娘とキスする夢をみまして、ふっこうだわー」ハァ

士官「いやいやいや、勘弁してください。夢で暗殺計画経てないでくださいよ」ハァ


士官「でも一番驚いたのは、半月で一体なにをしたんですか? 吹雪さん、一週間前ぐらいから目つきがおかしかったんですけど?」

山城「そうかしら?」オチャ ズズー

士官「新兵というか殺し屋がするような目つきでしたけど、一体なにしたんです?」

山城「そうね、碌な事はしていないはずなんですけど」ウーン

士官「たとえば?」

山城「毒蛇やら毒蜘蛛やら、毒をもった生物が多種多様に住んでいる無人島にナイフ一本で三日間放り込んだりしたくらいですね」フム

士官「それ普通は死にますからね? 特殊部隊の訓練ですよね、それ」

山城「なにがあっても生き残れるようにするのがモットーですから」

士官「だから死ぬんですよ、それ」





――山城宅――

山城「ただいまかえりましたー」ガチャ

吹雪「おかえりなさい、山城さん」ビシッ

山城「あー、今日も不幸だったわー」ハァ

吹雪「どうかなさったんですか?」

山城「いえ、士官から呼び出されてね、不幸だわ~」ハァ

吹雪「そうですか、司令から、それはまた突然ですね」

山城「貴方の教育方針についてよ、まったく不幸の極みだわ~」ハァ

吹雪「……そうですか」


吹雪「紅茶でもいれますか? それともコーヒーにします?」

山城「お腹の子に悪いから水でいいわよ」

吹雪「了解です」ビシッ





吹雪「白湯です」トンッ

山城「ありがとう」スッ

吹雪「……」ズズーッ

山城「…付き合わなくてもよかったのに、コーヒーか紅茶、あるんでしょ?」ズズーッ

吹雪「いえ、白湯が好きなので」ズズーッ

山城「……そう」ズズーッ

吹雪「……」ズズーッ

山城「ねぇ、吹雪」

吹雪「なんでしょうか? 山城さん」

山城「昨日、確か基地が襲われた時、そっさに艦装モードで出撃したわね」

吹雪「ええ、敵も人型と駆逐級のみでしたから。船体は危険と判断しました」

山城「初の実戦は、面白かったかしら?」


吹雪「……」ピタッ

山城「なんでも笑いながら砲弾をうって闘ってたとか」ハァ

吹雪「……どこまで聞きましたか?」

山城「そのあとも、高笑いして、砲弾がつき、敵が取り囲んで一斉砲火を浴びせようとした時、突撃し、そのまま戦艦タ級を殴り殺したところまでね」

吹雪「……悪いですか?」

山城「は?」

吹雪「あのあと皆私を化け物みたいにみるか、それか怒られたんですよ、あんな戦いは駄目だって、山城さんも私を」

山城「はぁ、不幸だわ」ヤレヤレ

吹雪「なにがです?」


山城「立ちなさい、吹雪」

吹雪「は、はい!」ビシッ

山城「ほら、こっちにきて」ポンポン

吹雪「? はい」トテトテトテ

山城「私の隣に座りなさい」ポンポン

吹雪「は、はぁ?」ポスン

山城「よっこいっしょっと……やっぱりお腹が大きくて、無理ね、不幸だわ」ハァ ムギュ

吹雪「や、山城さん!? なにを」


山城「なにって、抱きしめてるんですけど」ギュット

吹雪「だ、だからなんで」

山城「ねぇ、吹雪、戦場は怖かったよね」

吹雪「え……ええっと、その」

山城「正直にいっていいわよ、これは訓練じゃないんですから」

吹雪「怖かったです」コクン

山城「そうよねえ、私もあんな場所に一時間もいたら狂う自信があるわ」コクコク

吹雪「でも山城さんは第一世代の歴戦の艦娘で、誰よりも」

山城「そうよ、私は第一世代に分類される艦娘、だけど怖いものは怖いわ、まったく不幸な話ね」ハァ

吹雪「……だから」

山城「真似しちゃったのね、私の」ハァ

吹雪「……」コクン


山城「提と……旦那が出撃中とか死に直面すると私の胸をもむっていうこと」

吹雪「ええ」コクン

山城「あれは後悔しないように死人となることって儀式だっていうことを真似しちゃったのね」

吹雪「そうです」コクン

山城「だから、あんな無茶をしちゃったわけね」

吹雪「はい」

山城「ばかねえ」ハァ

吹雪「なにがです?」ムッ

山城「無理にそんなことしなくていいのよ、それとも吹雪は私の胸揉んでも後悔しないのかしら?」

吹雪「いえ、後悔しまくりですね」


山城「だったら無理しちゃだめよ。あの戦場にいて、どう思ったの?」

吹雪「……」ボソ

山城「……ゆっくりでいいわよ」ナデナデ

吹雪「……です」

山城「……」ナデナデ



吹雪「……こわかった、です」ナミダ ポロポロ



山城「怖かったわね、吹雪」ギュッ

吹雪「こ、こわかったです、う、う、うわー!!」ギュット

山城「ごめんなさい、気がついてあげられなくて」ナデナデ





山城「落ち着いた? 吹雪」

吹雪「は、はい」ヒグヒグ

山城「なら、一つ頼み聞いてくれるかしら?」

吹雪「は、はい!!!」ビシッ

山城「産まれそうなの」カオ マッサオ

吹雪「え?」




今日はここまで

死人になれってゴールデンカムイ三巻で土方歳三がいってましたが、うちの居合の先生もいってましたね、死んだ気になればなんでもできるってことで
おやすみなさい

明日、二式大艇が活躍するマップが追加されるそうですが、「生命は我が戦果」を読み終えたばっかりでタイムリーでした

ぼちぼち更新


――磯風・通信室――

提督「……で報告は、以上だ。まぁ、戦果としては上々だな、マイナス面はリットリオ救出任務では前の鎮守府に大きな借りを作っちまったことぐらいだが」ハァ

士官『御苦労さまです。しかし、状況はこちらでも耳に入っています。むしろあの状況からよく遂行できた、と評価していますが?』

提督「運に左右されるようじゃ完全に作戦としては失敗なんだよ、下の下作だ。俺は運で助かったんだ」ハァ

主任『運も実力のうちだよ、君はよくやったさぁ』ケラケラ

提督「……まぁ、それはいい、そっちはなんでも襲撃されたって聞いたが、被害の方はどうなんだ?」

士官『それについては心配はありません、どうやらはぐれた深海棲艦の部隊だったようで、人型のみでした』

提督「そうか、ならいいが、他に変わったことは?」

士官『ありますよ、これです』ピッ

提督「……この赤ん坊、まさか!?」

士官『ふふっ、よく聞いてくれました』フフフッ


士官『私の娘です。なんとこの間、私の顔見て笑ったんですよ~』デレデレ


提督「……は?」

士官『もうかわいいったらありゃしないんですよ~この間千代田ちゃん、この子が笑うと私そっくりとか言ってましたけど、私としては笑うと千代田ちゃんに似てるなあって思うんですけどね』デレデレ

提督「おい」

士官『しかも私が抱っこしたらおとうさんだってわかるのか、にこにこ笑って、かわいくてかわいくて』デレデレ

提督「あの」

主任『おいおい、娘自慢もいい加減にしなさいよ』ハァ

提督「ああ、やっとまともな奴が」

主任『それに子供自慢なら僕も混ぜてくれ』シャシン スクリーンニ

提督「おまえもかいいいいいいいい!!!」

主任『いやいや、これは正当な行為だ、だって自分の子供はかわいいのは無論だけど、自慢できるのは今だけだ、ということで、僕の娘なんだけどね、ビスマルクと同じ……』

士官『あ、ずるいですよ、一人だけ話そうとするなんて!!』

提督「いい加減にしてくれ」ハァ





提督「で、だ?」

士官『? どうかしたんですか? 消耗しきってますけど』

提督「あんたら二人の娘自慢二時間も受けたらだれでも摩耗するは!!」ツクエ ドンッ!

主任『あ、やべ、そんな時間か、ビスマルクが待ってるよ』タイヘン!

士官『本当だ!! まずい じゃあ通信を』

提督「切るな! 俺が聞きたいことまだ聞いてねえ!」

士官『聞きたいこと? 報告ならすでに』

提督「そっちじゃねえよ、なんだ、その、あれだ、その……」ゴニョゴニョ

主任『ああ山城君のことかい?』

提督「ああ、まぁ、そうだな、うん。確か予定日過ぎてるが、その、産まれたって報告があったんだが、そのあと山城は」ゴニョゴニョ

士官『難産だったそうですよ』

提督「なに?」ピクッ


提督「山城は!? 山城は無事なのか!?

主任『落ち着きなって、いいたいけど奥さんがそうなったら無理だね、大丈夫だよ、母子ともに健康だそうだ』

提督「そっか、無事か……」ホッ

士官『ただ、気を付けてください』

提督「? 何をだ?」

士官『その、山城さん大分出産控えて気が立ってたらしく、教導艦をやっていただいていたときの日誌に、そのですね』シドロモドロ

提督「……何が書いてあった?」

士官『浮気したら、殺すって』

提督「」

主任『まぁ君に限って浮気なんて、ってどうしたの? 冷や汗すごいけど』

提督「な、なんでもねえよ! 南方海域だからクソ暑いんだよ! くそ、クーラー効かねえな! この部屋!!」アセ ダラダラ

主任『……まぁ、帰ったら早く会ってあげなよ、山城君、君に会いたがってたしね』

提督「ああ、それは、俺もだ」ハァ


主任『それと君に届けものだ、長距離通信だから画像度が荒くて悪いが、受け取ってくれ』ピッ

提督「(画像データ通信か)……! これは」

士官『山城さんと息子さんですよ』ニコッ

提督「……ありがとう」

士官『お礼をいわれるほどのものでも、では、これで通信はおわ』<<バタンッ

提督「?」

??『た、大変よ!!』ハァハァハァ

士官『なんですか? 千代田ちゃん? まさか! あの子がハイハイを!?』

千代田『まだ生後一か月よ! それどころじゃないの!?』ハァハァハァ

士官『何があったんです? 落ち着いて』

千代田『それが大変なの!!』

士官『何が大変なんですか?』

千代田『それが、山城と山城の赤ちゃんが』

提督「山城?」ピクッ



千代田『誘拐されちゃったの!!』

ごはんのため一旦休憩

再開


――二週間後・海軍基地・提督執務室――

提督「……」カチャカチャ

リットリオ「……」カキカキ

提督「……」カチャカチャ

リットリオ「……」カキカキ

提督「……」カチャカチャ

リットリオ「あ、あの、提督!!」

提督「……」カチャカチャ

リットリオ「提督! 提督!!」カタ ツカミ

提督「……ん、あ? ……ああ、リットリオか、なんだ?」

リットリオ「もうお昼ですから昼食ですけど、ここで? それとも食堂でお召しになりますか?」

提督「……ここでいい」ハァ

リットリオ「では準備してきますね!」タッタッタッタ



提督「……」ポツーン



扉<<コンコン

磯風「…司令、入るぞ」

提督「……」ボケーッ

磯風「司令?」カタ ユサブリ

提督「…ああ? ああ、磯風か、何の用だ?」

磯風「なに、そうだな、リットリオは大丈夫なのか?」

提督「…そうだな、大丈夫なんじゃないのか?」

磯風「なんじゃないのか? とはまたとぼけた表現だな、司令」ムッ

提督「……そうか、ああ、そうだな、うん、そうだったな」

磯風「まぁいいさ、これで失礼するぞ、司令」カツカツカツ

提督「ああ、うん、じゃあな」ボケーッ





――士官(司令官) 執務室――

士官「どうでした? 提督の様子は?」

磯風「ダメだ、ふぬけ、というか、魂そのものが抜け落ちた様子だった」

士官「そうですか」ムムム

磯風「愛する妻とまだ会っていない子供をさらわれたからな」クッ

士官「……」

磯風「そもそも誰が山城をさらったのか、この磯風容赦はしないぞ!」コブシ グッ

??「……誰がやったのか、それはわかるんですよ」

磯風「なに?」クルッ

??「どうも、磯風さん」ペコリ

磯風「たしか、貴方は、山城の……」

扶桑「こうしてお会いするのははじめてでしたね、山城の姉の扶桑です」ペコリ

士官「扶桑さん」


磯風「何度か見かけたことはあったが」

扶桑「千代田さんが妊娠中の代理として司令官秘書で着任してましたけど、なかなか顔を合わせる機会がなかったものね、貴女の話は山城から聞いていますよ」フフッ

磯風「ああ、磯風も貴方の話は山城から聞いてはいる。しかし、下手人が分かっている、とは?」

扶桑「簡単な話ですよ、誰がさらったのか、そもそも、山城がどこにいるのか推測はついているんです」

磯風「なに!?」ガタッ

士官「でも、それは」

扶桑「わかっていますよ、誰がやったのかはわかりますが、その後ろに誰がいるのかが推測の域をでないんです、どこにいるのかもそれに基づくもので確定ではないから困ってるんですよ」

磯風「……誰が、山城をさらったんだ、扶桑」

扶桑「士官?」チラッ

士官「」コクリ



扶桑「山城と私の甥っ子をさらったのは特型駆逐艦『吹雪』、山城の教え子、そして、現在、山城は私の実家に幽閉されているでしょうね、なぜなら、吹雪さんの後にいるのは私の、私たちの一族です」


今日はここまで

くっそ山奥で、リアルに熊出たから警報がなる村の寮に皆でお金だしあってネットひいたら、家でも仕事ができるよね?って仕事量が倍増しました。
更新できるけど、今度は実家に帰れないほどの忙しさです。
あと、クーラー買えばよかったと皆で後悔してます。そんなわけでぼちぼち更新


磯風「なんだと? では、山城は自らの肉親に浚われたというのか?」

扶桑「ええ、あの人たちならやりかねないですね……」

磯風「なぜだ? 一族といえども身内に相違ないだろうに、誘拐などまるで敵ではないか」

扶桑「私たちからしてみれば……ただ血がつながっている、という点以外は赤の他人ですよ、あの人たちは」フフッ

磯風「そのわけを聞いても? 扶桑」

扶桑「よろしいですけど、場所を変えましょうか、どこでだれが聞いているか分らないですし、席をはずしますよ。士官」

士官「ええ、いってらっしゃい」

磯風「失礼する」カツカツカツ





――駆逐艦・磯風艦橋――

磯風「すまんな、先の作戦のままで片付いていないが、気にしないでくれ」

扶桑「いえいえ、長規模作戦だったので仕方ないですからね、気にはしないわ」フフッ

磯風「そうか、それは助かった」ホッ

扶桑「飴、食べます? 磯風さん」スッ

磯風「いただこう」パクッ

磯風「……!!」グッ

扶桑「ど、どうかしたのかしら? まさか飴が喉に!?」

磯風「……この飴、苦いな」ゲェ

扶桑「あら、はっかはなめたことがなかったかしら?」

磯風「……はっか、というのか?」

扶桑「ええ、食べたことがなかったのね」クスクス

磯風「悪かったな」プイッ

扶桑「いえいえ、ただあの子と同じ反応が少し可笑しくて、ごめんなさいね」クスクス

磯風「あの子?」ハテナ

扶桑「……山城よ、いえ、正確にいえば、あの時点だと艦娘『山城』じゃなかったんですけどね」フウ


扶桑「あの子と初めて会った時も、はっかに驚いていたわ。毒を盛られたと思って大暴れしてしまって、それでそのあと、そういう飴なのってわかったら顔を真っ赤にして」クスクス

磯風「……はじめて? 山城と産まれてから一緒に育ったのではないのか?」

扶桑「なぜそう思ったのかしら?」

磯風「姉妹なのだろう? だったら同じ家で育つのではないのか?」

扶桑「そう、ね、それが普通ね、磯風さん、でも普通じゃなかったら?」フフッ

磯風「……それが扶桑と山城、ということか? 普通ではない姉妹というのが」


扶桑「ええ、違うわ。私たち姉妹は、腹違いなのよ。母親が違うの、私と山城は」



磯風「しかし、いまどきそんなものは珍しくもないのでは?」

扶桑「ええ、普通は珍しくもないですが、普通の家じゃなかったの、私たちの家は」

磯風「どのような家なのだ?」

扶桑「……ねえ磯風さん、今の日本には臨時代行としての首都がいくつあるかしら?」

磯風「なんだいきなり?」

扶桑「いいから、答えは?」

磯風「たしか……5つだったか?」

扶桑「そうね、戦前の日本は、沖縄、九州、四国、本州、北海道、と大きくわけ、5つの島で成り立っていたから、その区分が継続されていた形ね……本州はさらに細かく区分されていましたけど」

磯風「それがなんだというのだ、扶桑」


扶桑「じゃあ今度は、今、『日本』を構成する島はいくつあるかしら?」

磯風「……13、だな」

扶桑「正解、そう、今の日本は13の島と更に小さな諸島が寄り合い形成されているの」

磯風「……」

扶桑「でも、こうなったのはいつからかしら?」

磯風「簡単だな、深海棲艦出没からだ。初期防衛では深海棲艦の数に圧倒され、殆ど防衛線が突破され、陸地が海の底に沈んだと聞いている」

扶桑「深海棲艦は陸を海に沈める、輸送ワ級と呼ばれる深海棲艦が安全を確保された陸地まで進行、いくつかのラインまで進み、大爆発を起こし、海を呼ぶ。これが彼らのセオリーにして」

磯風「地球の大地における構成面積が約2割五分となった原因だな」

扶桑「そう、殆ど打つ手なしだった人類はむざむざ彼らに大地を明け渡したの」


磯風「だがそれがなんだというのだ、扶桑」

扶桑「いまでこそそれは公然の事実ですけど、当時は、深海棲艦の攻撃を受けた世界はどうだったと思いますか? 磯風さん」

磯風「……磯風は戦前を知らんからなんとも言えんが、混乱の極みだったのではないのか? 陸地は狭まり、よくわからん兵器は自分たちを狙うのだからな」

扶桑「不正解、混乱という言葉が生ぬるくなるほどのものだったの。各地で暴動、略奪の類は行われ、富裕層は我先に、といくあてもないのに逃げ出した、まさに地獄、と呼ぶ光景でした」ハァ

磯風「……」

扶桑「そんな折、かろうじて体制を保っていた政府は、各自治体――今の言葉でいうなら、総督府の治安権限とは別に警察をより強固な治安組織に格上げした、一括かつ総括的な統制が不可能との判断だったのですけど、装備は物々しいものばかりだったと聞いています」

磯風「だが、今はないはずだ、総督府の管轄ではないのか?」

扶桑「ええ、管理がいまでは任されましたが、時代とともにすさまじい権力を得ていきました。なんといっても軍部とは別に軍権を握っている組織ですから」



扶桑「その組織は――『都市治安警察機構』、通称、都市警と呼ばれ戦争勃発後、事実上日本の第二の軍事組織、しかし、日本軍に劣るため、各都市の代表たちは連合を組んだ、その長が、私たちの一族よ。山城は彼らに誘拐されたの」ハァ


今日はここまで
都市治安警察の元ネタはケルベロス・サーガの「首都治安警察機構」
まんまですね、ひねりがなさ過ぎてごめんなさい。ただ、中身は別物になっています。あと、現在も。
それではまた

やっと終わったぜ!仕事が半分!!
ただ三連休なので二連休をもらいました!休みは半月ぶりだ!!そんな地獄だったので更新は明日、しかも来月の頭まで仕事がいっぱいいっぱいなので、今月は明日が限界かもです。すみません、眠いので眠らせてください。

では、おやすみなさい

ヒャッハー!!サービス残業は地獄だぜ!!

そんなわけでやっと(今日の分が)終わったので更新

あと、いつの間にか7月下旬になっていた!!


磯風「『都市警』? 初めて聞いたがそんな組織が日本にあったのか?」

扶桑「ええ、今はないですね。所有武装が強大になりすぎ、また、各都市を押えていたため、今の軍部からの圧力で、軍に合流してなくなったんですもの」

磯風「……では今は日本軍の一部というわけなのか?」

扶桑「はい、でもなにも変わっていませんね。同じ連合の長たちが軍組織の派閥を形成して一翼をになっています。更に、大本営が初期に様々な人員を各鎮守府に分散したのも愚策でした。おかげで別な一派の中枢に誰が潜んでいるかもわかってないってことに」ハァ

磯風「……つまり」

扶桑「大本営も総督府もうかつに手が出せない組織なんですよ」ハァ

磯風「しかし、なぜ山城を誘拐したのだ? 山城を誘拐することになんの意味があるのだ?」

扶桑「意味なんてありませんよ、ただの嫌がらせです」キッパリ


磯風「なに?」

扶桑「そうですね、強いて言うなら、山城を確保して別な軍人か資産家の家かどこかに嫁がせて、それでその家との結びつきを強くするとかが活用法でしょうけど、副産物でしかないです。山城は子を産んでますから」フゥ

磯風「それならば、ますます、なぜ意味のない誘拐などを」

扶桑「……だから、嫌がらせです。提督は階級が上がって下手な動きができない、誰がやったのかははっきりしてますけど、それを証明できるものはない。だから提督が下手に動けばこの基地だけじゃなくて海軍全体にいわれることにつながりますからね。そういったことを見越しての嫌がらせですよ。山城を助けたくても助けられないのだから」

磯風「ならば、この狙いは」

扶桑「ええ、提督です」キッパリ





――食堂――

磯風「……提督は動けないか、どうすれば」モグモグ

??「おろ? どうしたっのかな? いっそかぜちゃん!」スワリ

磯風「む?」

整備士2「やーやー、ハロハロ磯風ちゃん!」

磯風「」ガタリ

整備士2「まって磯風ちゃん」ウデ ガシッ

磯風「なんだ? 娘が好きな整備士2? この料理が下手な磯風になにか用なのか?」ギロリ

整備士2「いやいや、ぼくっちは磯風ちゃんに用ありまくりだよ」

磯風「……料理上手な磯風に聞いてもらえばいいだろうが」ジロジロ

整備士2「そう怒んないでよ、この間のことはごめんって」ペコペコ

磯風「……はぁ」タメイキ


磯風「許したわけではないからな、誤解するな、整備士2」ギロッ

整備士2「はい、以後肝にめいじます」ビシッ

磯風「なら、いい」ストン

整備士2「で? どうしたんよ、いっそかぜちゃん?」

磯風「実はな……」





整備士2「なるほど、つまり提督さんは手が出せないわけか」モグモグ

磯風「ああ、それでどうにかならないかと考えているわけだが、せめて証拠が」ハッ

整備士2「? どうしたんよ? 磯風ちゃん」モグモグ

磯風「整備士2、確か肉体が機械類の制御用サイバネがあるのだったな」

整備士2「ま、まぁ、そだね」ウンウン

磯風「整備士2、磯風の唇を奪った罪を償ってもらうぞ」キラン

整備士2「え? でもあとあと磯風ちゃんも」

磯風「い い な」ゴゴゴゴゴゴッ

整備士2「さ、サーイエッサー!!」ビシッ

少ししか更新してないけど、眠いので今日はここまで

8月上旬まで更新難しくなりそうです。おやすみなさい

やっと、やっとお盆休みが取れました……

実家にやっとこさついたので明日というか、今日再開します

ただ今は眠らせてください。あと、起きたらイベントとFGOやるので夜再開

ではおやすみなさい

まさかまさかのE-3のラストダンスにバケツ135個、弾20000をつぎ込んでいた
もうかなりいきづまってるから更新

……まじで乙にまで落としたというのになんだ、この運のなさは?


――整備士2の部屋――

整備士2「…ねぇ、磯風ちゃん」カタカタカタカタ

磯風「なんだ? 整備士2」

整備士2「やっぱりまずくないっすかね? これは」カタカタカタカタ

磯風「仕方あるまい、こうするほかないのだからな」フム

整備士2「ま、確かにそうっちゃそうなんだけどさー」カタカタカタカタカタ


整備士2「曲がりも何もれっきとした組織の旧首都警本部のPCにハッキングかけるって危ないねー」カタカタカタカタ


磯風「……ばれたらどれくらいの罰なんだ?」

整備士2「よくて軍刑務所に収監されて終身刑、普通で銃殺だねー」カタカタカタカタ

磯風「重いな」

整備士2「重罰だしねー 速攻死刑ってこともありうるっちゃありうるねー」

磯風「だが、整備士2になら」

整備士2「そそっ! ぼくっちにかかればこんなもんですよって!」カタカタカタ タ-ン!!

磯風「終わったか、整備士2」

整備士2「とりあえず、山城さんのいる場所はわかったよ」

磯風「ほう」


整備士2「ただ情報のやり取りがアナログで、しかも通信上のデータログを完璧に消してるみたいっし、山城さんが誘拐されたって証拠の断定までは無理くさだったねー」ウーム

磯風「? 山城のいる場所は突き止めたのだろう?」

整備士2「だよ」ウンウン

磯風「それはつまり居場所、つまり誘拐された証拠をつかんだということではないのか?」

整備士2「ううん、さっきもいったけど、誘拐系の証拠と思われるデータとかの痕跡は外部からのアクセスとかも警戒してアナログにしてるみたいで残んないし、それにきれいさっぱりに徹底して消してるから無理だねー」

磯風「つまり、証拠はつかんでいないのか?」

整備士2「だよ」ウンウン

磯風「ならば、なぜ山城のいる場所をつかんだのだ?」


整備士2「それはねー、これ、データ送るね」ポンッ

磯風「む? これは、関東の基地のデータか?」

整備士2「そそっ! 碌なデータがなかったんだけどね、これだけなんだか何度も何度も書き加えられてたからなんでだろーなー?って思って詳細に潜ってみたんだけど、この基地への搬入物一覧表みてみて」

磯風「……む? 搬入表」

整備士2「下にスクロールしてみると、ここ、食料品とかその他の搬入物が増えてんだよね、これ」

磯風「……確かに、若干増えてるな」

整備士2「誤差の範囲だと思えるけど、人、一人分の食糧って基地の大きさからしてみれば誤差の範囲に片付けられると思わない? しかも山城さんが誘拐されてから増えた時期がおんなじ、でも基地に増員はない」

磯風「……しかし、それだけで」

整備士2「それだけじゃないんだよ、決定的な証拠があってね」

磯風「決定的な証拠、だと?」

整備士2「実はね……」



整備士2「各種レトロゲーム機が搬入数がとんでもない数に」




磯風「山城いるな、ここに」

始まったばかりですけど、疲労抜けたっぽいからE-3再開してきます。あと、飯食ってきます

夏コミ友人が行くということで急遽行ってきました

熱いね、東京
そして、夏イベがまったく進まない、E-4なんなの?殺す気なの?資源がもうやばいです

各駆逐艦ゲットできそうにない、そんなわけでぼちぼち更新


磯風「……いや、しかし」ウーム

整備士2「? どしたの? 磯風ちゃん」

磯風「なに、否定判断材料が欲しかったのだが、見つからないな」ウム

整備士2「だねえ…ぼくっちもこれ発見したとき、『あ、ここだ』って思っちゃったもん」ウンウン

磯風「し、しかし、これだけで山城がいると断定するには」

整備士2「そう思って、もうひとつあるよん」つ雑誌

磯風「? 雑誌? ……ゲームの雑誌か?」ペラペラ

整備士2「そ、そ! 毎月軍部が出してる娯楽雑誌だね、民間の出版社だと立ち行かないから、軍部とかが出版物を管理するようになってるけど、その娯楽品として出してる雑誌なんだけど、このページみてみて」ペラッ

磯風「……読者のページ?」ペラッ


磯風「……『文通しませんか? 今レトロゲームにはまっていますが攻略本がないので攻略できません 以下のゲームをもっている方と文通希望……』」

整備士2「ちなみに、そのゲームの種類と住所はゲーム機が搬入された基地とおんなじだね、ちなみに名前は」

磯風「『山城』」

整備士2「うん、山城さんなんだよ、ちなみに個体IDからしてここの山城さんだねー」ヤレヤレ

磯風「……どうやってこれ手紙出したんだ?」

整備士2「多分、戦前のゲーム機だからネットにつながってたんだね、それで手紙出したんだと思うよ。今は艦船ネットワークが普及したからこっち原始的なネットに網は張ってなかったんだねー」

磯風「……」ウワア

整備士2「で? どうするんよ、磯風ちゃん?」


磯風「? どうするとは?」

整備士2「この基地襲撃して山城さんを奪還するの?」

磯風「む? それは」

整備士2「一つ忠告だけどねーこの基地やばいねー」

磯風「……そうなのか?」

整備士2「うん、守備隊が陸では主戦力が機械化歩兵一個大隊プラス戦車連隊、海では主に航空戦艦『日向』を旗艦とした洋上守備隊が陣を張って二十四時間体制で守備に当たってるし、無理ゲーってやつねー」ケラケラ

磯風「しかし、どこかに穴が」

整備士2「あったらとっくの昔に陥落してんよー、ここいくつの組織から恨みかってるとおもっとん」ケラケラ

磯風「むう……」

整備士2「正直、潜るだけでやばかったんだしねー」ポタポタッ

磯風「!! 整備士2! それ」

整備士2「ちょっと無茶やっちゃって、こめかみきれたちゃった系で」ケラケラ


磯風「せ、整備士2大丈夫なのか!」

整備士2「……んーそうだねー、磯風ちゃんが止血してくれない?」ハァハァ

磯風「わ、わかった、とりあえずどうすれば」ワタワタ

整備士2「……ぼくっちの大頬骨筋を磯風ちゃんの大胸筋で挟んでくれれば」ハァハァ

磯風「わかった! 大頬骨筋を磯風の大胸筋で挟めば……」

※大頬骨筋=ほっぺたの部分 大胸筋=おっぱい

磯風「騙されるかあああああああ!!!」パンチ!

整備士2「ぐべらあ!」フットビ!





今日はここまで

あと、Fate/GOで☆4がでない、セイバーリリィしかいない。どうなってんだ!Fate/GO!

寝ます、おやすみなさい

なんだろう、リアルでもゲームでも運が尽きてるな
E-4、ラスダンに道中事故13連敗中で、たどり着いたらボス残り12で終わった……

そんなわけで礼装しかでないし、ラスダンは終わらないけど更新


磯風「まったく…」テ<パンパン

整備士2「ぐおおお! お腹に、お腹に響くう……」

磯風「磯風に粗相を働こうとするからだ、ほら」カシテミロ

整備士2「? なに? 磯風ちゃん?」

磯風「頭をだせ、包帯はまいてやる、無理を頼んだのは磯風だしな」

整備士2「あ、ありがとちゃんね」

磯風「……しかし、傷は浅いようだが、どうして切れたんだ、整備士2?」ホウタイ グルグル

整備士2「えっと、それはね、あるデータに触れて、それが登録されてないID端末からだとその端末をショートさせるような仕組みになってたらしくて、数多の中の電脳がそれでやられちゃったから肌がきれたちゃってねー」ケラケラ

磯風「大事じゃないか!?」

整備士2「大丈夫よー、脳みそに影響しないようにショートさせるのが二流の仕事なんだからね、いっそかぜちゃん!」フンス

磯風「……ならば、一流は?」

整備士2「そもそもトラップに引っかからないことだね」ケラケラ

磯風「それもそうか」クスッ


磯風「っと、これでよしだな」ウン

整備士2「ありがっとさんね、磯風ちゃん」

磯風「ああ、これで終わりだ……すまんな、整備士2、こんな怪我をさせてまで調べ物をしてもらって」

整備士2「いいっていいってー! これくらいお安い御用なんだしさー」ケラケラ

磯風「しかし、痛かっただろう?」フアンゲ

整備士2「んなことないってっばよ、磯風ちゃん」ケラケラ

磯風「……そうか、なら、磯風になにか頼みごとがあったときはいってくれ、この磯風できることを叶えてやるから」

整備士2「……ヱ?」

磯風「? どうかしたのか、整備士2?」

整備士2「わ、わんもあぷりーず?」

磯風「? だから、頼みごとがあったのなら磯風ができる範囲でやってやるといったのだが?」

整備士2「マジで?」

磯風「マジだ」コクン

整備士2「……………………………………………………………………………………………………………………ふ」

磯風「ふ?」





整備士2「不おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」ゼッキョウ


磯風「ど、どうしたのだ!? 整備士2!?」ビクウ

整備士2「そ、そそそそそそそそ!!」イソカゼ ノ カタヲツカンデ

磯風「顔が近いぞ、整備士2!」ウオッ

整備士2「それって、それってどげな願い事も叶えてくれるってことですかいね! かいか! かいさ!!」ハァハァハァハァハァハァ

磯風「落ち着け、興奮しすぎてやけに息が荒いぞ、整備士2、あと、何語だ、それは?」

整備士2「つまり、つまり、あげな願いもこげな願いもそげな願いもおおおおおおおお!!」ウオオオオオオ!!

磯風「その願いの内容はわからないが、できる範囲ならばな」ウン

整備士2「マジで!?マジか!?マジだ!?ショータイムなの!?磯風ちゃん!!」ハナヂ<タラー

磯風「ああ、あと、興奮しすぎて包帯から血が滲み、鼻血が垂れてるぞ、整備士2」

整備士2「おおおおおおおおおおおおおおおお!!」ウッシャアアアア

磯風「ただし、エッチなことは駄目だめだからな」ウン

整備士2「うおおおおおおおおおおおおおおお!!……へ?」


磯風「当たり前だろう、公共良俗に反しない限りだ、整備士2」ウンウン

磯風「それともなにか、磯風にいやらしいことを……」チラッ


整備士2「」マッシロ


磯風「って、整備士2? おい、大丈夫なのか? おい、整備士2! しっかりしろ、なぜうつぶせに倒れているんだ! おい、整備士2!!」





――5分後――

整備士2「ごめんねぇ、また迷惑かけたみたいだね、ぼくっちは」ソーリー

磯風「まったく、倒れたときは驚いたぞ、整備士2」ハァ

整備士2「いやあ、ショックでショックで、頭の回路が焼き切れるところだったねえ」ハハハッ

磯風「まったく」ハァ

整備士2「とりあえず、今度なにかあったら頼むよ、磯風ちゃん、あといい潜入ルート見つけたら教えるからね」ケラケラ

磯風「……すまんな」

整備士2「いいっていいってぇ~むしろこんなことぐらいしかぼくっちできないんだしさー」

磯風「……なぁ、整備士2」

整備士2「なん~磯風ちゃん?」

磯風「そのな、エッチなことは駄目だが、その、ぎりぎりだったらいいぞ!」

整備士2「へ?」キョトン

磯風「だからな」ストン


磯風「添い寝、ぐらいだったらしてもいいぞ」// ネグリジェ イチマイ

整備士2「」

今日はここまで

ちなみに今の磯風の格好は前々スレで買ってたベビードールです。はたして整備士2の理性はもつのか!……もたないな、おやすみなさい

E-5なかなか突破できなかったのでついに最終兵器、おおいっちを投入した
夜戦に突入し一発で片付けてくれましたよ、ええ






旗艦の雪風がね!!!

そんなわけでまっくろになった画面に自分の真顔な無表情が映ったのが印象的だったE-5ですが、ぼちぼち更新


磯風「……zz」クークー

整備士2「……」

磯風「……zz」クークー

整備士2「……」

磯風「……zz」クークー

整備士2「(……ね)」


整備士2「(眠れねえーー!!)」メ ギンギン!


整備士2「(あ、ありのまま 今 起こってることを説明するぜ!
      「ぼくっちは 磯風ちゃんにセクハラを働こうとしてグーパンを喰らったと
       思ったら いつのまにか磯風ちゃんがスケスケのネグリジェ一枚の格好で同じベットの中にいる」
      な、何を言っているのかわからねーと思うけど、
      ぼくっちもどうしてこうなったのかわからない。

      もっと恐ろしいものを我慢している最中だッ!!)」

整備士2「………」モンモンモンモンモン

整備士2「………」モンモンモンモンモン

整備士2「……」チラッ

磯風「……んんっ」ネガエリ

整備士2「(あああああああああああああああああ!!!)」ミモダエ

すみません、寝落ちしてました

二レスしかしてないけど眠いのでここまでにしてください

ついにうちの鎮守府にもあきつ丸が!ついでにセイバーオルタひけました!

なんでしょうか、死ぬんでしょうか?E-7クリアしたので更新


整備士2「(おちつけ、クールになろうぜえ整備士2、これは罠さ、ここで抱きついたら[ピーーー]なことになってしまうことは明確じゃないですか、ヤダー!)」

整備士2「(だからぼくっちは抱きつかず、紳士に寝るぜ!!)」フー

磯風「……なぁ、整備士2」

整備士2「! な、なにかなぁ!磯風ちゃん!!」ビ ビクウ!!


磯風「こう拘束されては寝返りが打てないのだが」 ウゴケン


整備士2「あ、あれえ?」イソカゼ ダキシメ


整備士2「ご、ごめんねえ磯風ちゃん」アセアセ

磯風「……それとも整備士2は抱き枕がないと眠れないのか?」

整備士2「いやあ、それは……」ゴニョゴニョ

磯風「それとも、こういったことが好きなのか?」ギュットダキシメ

整備士2「い、いいいい磯風ちゃん?」ドキーン!!

磯風「なんだ、整備士2?」

整備士2「きょ、今日は、その……」ドキドキドキ

磯風「今日は、なんだ?」

整備士2「なななんで、その」ドキドキ


磯風「なんでこんなに積極的か、か?」

整備士2「(あ、やっぱり自覚あったんねー)」

磯風「実はな……」

整備士2「実は?」


磯風「前の鎮守府で世話になった陸奥がこの間来たのだがな、相談したらこの方法で確かめろと言われた」フンス

整備士2「(どんな相談内容かわらかないけど、陸奥さんGJ!!)」グット


眠いのでここまで

10連ガチャをしたら金色アーチャーカード、これはやった!と思ったらアタランテでした、が、強ええ……!
今までステラーアーチャーしかいなかったので、敵をバッタバッタとなぎ倒してくれる流石金だと思いました。

あと、あきつ丸掘りをしていたら怒涛のようにでてくるのですが……いままで費やした資源はなんだったんだろうか……

そんなわけでFGOは無課金、艦これは月々1000円課金で、ぼちぼち更新


磯風「……整備士2? 聞いているのか?」ジーッ

整備士2「ひゃ、ひゃい! 聞いてますぜよ」アタフタ

磯風「まったく、それでな、一つ確認だが、いいか?」

整備士2「どうぞどうぞ」ウンウン

磯風「整備士2は、磯風が好きか?」

整備士2「そりゃもちろん」ウン

磯風「……即答だな」

整備士2「そりゃそうだよ、無論LOVEの方で」コクコク

磯風「……かなり恥ずかしいことを平気で言えるのだな」ハァ


磯風「それでな、整備士2、……少し、磯風の身の上話をしてもよいだろうか?」

整備士2「逆に聞かせてもらって構わないの? 磯風ちゃん」

磯風「ああ、実はな、磯風は恋をしたことがない」

整備士2「へ? そうなんですかい?」

磯風「いや、そもそも、同世代の人間と一緒にいることの方が少なかった。軍に来る前は施設ぐらし、しかも養老院でな」

整備士2「……でも磯風ちゃんって」

磯風「戦災孤児さ、だが、孤児施設の方が満員でな、それで養老院に一時的に預けられるはずだった。しかし、このご時世だ、気がつけば軍に入るまでずっと施設で暮らしていたよ」

整備士2「ふーん……」

磯風「預けられた時、何分、幼子だったからな、家族の記憶なんぞ殆ど残っていないさ、この磯風にとって、あそこが家だった。おかげで口調が移ってしまったが」クスリ

整備士2「(ああ、それで仰々しいわけね)」ナルホド


磯風「そんなわけでな、恋、というか、その、同世代の人間とも過ごしたことがなかったのだ、この磯風は」

整備士2「なるほどねー」ナットク

磯風「だがな、軍に入ったらなおさら恋、などできぬものと考えていたが」ジーッ

整備士2「な、なんですかいな? 磯風ちゃん?」

磯風「いやな、この間、作戦中に磯風の唇を奪っただろう? 貴様は」ジーッ

整備士2「あれについてはごめんなさい」シュン

磯風「磯風も女だ、あれについては不問にすると約束した。だから言及はしないが、そのあとだ」

整備士2「そのあと?」キョトン

磯風「そのあと、磯風はな、そのなんだ……」ゴニョゴニョ


磯風「不覚にも、胸が高鳴った」


整備士2「へ?」


磯風「だからな、嬉しかったんだ、キスされて」//

整備士2「(……マジですかいな?)」ニヘラ

磯風「だけど、少し不安にもなった」

整備士2「不安?」

磯風「そうだ、その、な、整備士2にどうすればいいのかわからなかった」

整備士2「どうするか?」

磯風「ああ、だから、陸奥に相談したのだ、どうしたらいいのかとな」

整備士2「そしたら?」


磯風「『避妊具もって、セクスィ―な格好で同じベットに入って、なにされてもいいな、と思ったらわかるわよ』とのことだったのだが」

整備士2「ちなみに、避妊具は?」

磯風「これだ、司令の所から未使用品がたくさんあったから拝借してきた」つコンドーム

整備士2「……ちなみに、わかった?」

磯風「……キスができたら、いいぞ。あと、水には流す、といったことだが、ふぁーすときすだったのだからな! いい店につれていけ、整備士2」

整備士2「……磯風ちゃん」ジーッ

磯風「んっ……」チュッ






――翌朝――

磯風「……」

整備士2「……zz」クークー

磯風「……」チラッ

整備士2「……zz」クカークカー

磯風「……」

整備士2「……zz」

磯風「(陸奥に、その前の酒を飲んだ方がいいとは言われたが、やってしまった)」ハァ

磯風「(いや、別に、その、整備士2に磯風の操をくれてやったのは、後悔はないがしかし)」


磯風「……まさか、司令から拝借した避妊具に穴が空いていたとはな」ドウシヨウ

今日はここまで

これも全部扶桑姉さまの仕業なんだ!
おやすみなさい

酒飲んで書くべきじゃないね!っていう教訓を得られました

ごめんなさい

ぼちぼち再開


磯風「……まぁ、いいか」ハァ

整備士2「……zz」グガーグガー

磯風「(どうせ子供ができていても、これから磯風には関係ない話だしな)」ハァー

磯風「……」ジット

整備士2「……zz」グガーグガー

磯風「良く寝ているな」フフッ

整備士2「……zz」

磯風「……」キョロキョロ

磯風「……」ジーッ

整備士2「……zz」

磯風「」チュッ

整備士2「……zz」ムニャムニャ

磯風「……」ヨッコラショット


磯風「……」フク キテ





磯風「……」ツカツカツカ

磯風「……」トビラ <<ギイ

磯風「(じゃあな、整備士2、磯風よりもいい人を見つけて)」ウデ ツカミ


磯風「……」ウデ ミテ

整備士2「……」ウデ ツカンデ

磯風「……」

整備士2「……どこいっくの? 磯風ちゃん?」

磯風「……野暮用だ」

整備士2「しっかり着込んでかいな?」

磯風「なんだ? また戻ってくるとも? 昨夜の閨の続きがしたいなら話は別は、もう日は昇って」

整備士2「じゃあなんで艤装、背負ってるのかな? 磯風ちゃん」

磯風「…昨日、訓練を終えてそのままここに来ただろう?だから艤装も背負ったままだ、このまま返しに……」

整備士2「休暇届け、受理されちゃってるのにかい? もう磯風ちゃんのIDで管理室には入れないよ?」

磯風「……ばれたか」ハァ

整備士2「だと思ったよ」ハァ


磯風「なぜばれたか教えてもらっても?」

整備士2「捨てばちになり過ぎよー磯風ちゃん、陸奥さんに教えてもらった、とか嘘でしょ?」

磯風「……理由は」

整備士2「陸奥さん、子育て教育セミナーの先生だもん、磯風ちゃんやぼくっちがいる棟と違いすぎてすれ違いもおきないよん」

磯風「……よく知ってるな、ああ、検索すれば一発か、そうだ、陸奥にはあってもいないさ」

整備士2「で? 死ぬつもりだったのかい?」

磯風「……そこまで磯風は美しかったか? 整備士2」

整備士2「君が綺麗なのは最初からだけどさ、なんでだい?」

磯風「なに、女が死ぬ前に抱かれると、どんな醜女であろうとも、抱いた男はその女が一番美しく見えると聞いてな」フフッ

整備士2「違うよ、だってさ、磯風ちゃん、死ぬ目してんだもん」


磯風「なんだ、その理由は?」

整備士2「こう見えても、てか、こうなっちゃたのは戦場帰りだからよ、ぼくっちはね、磯風ちゃん。死を決めた人って磯風ちゃんみたいな目をしてたから、考えたんだよ」

磯風「考えた? 何を?」

整備士2「自分の命も度がえしで、山城さんを奪還するにはどうしたらいいかな?って」

磯風「……それで? どんな結論に至ったんだ?」

整備士2「簡単だよ、山城さんが幽閉されてる旧都市警本部に突撃すればいい」

磯風「……」

整備士2「無論すぐに磯風ちゃんは死んじゃうね、だって磯風ちゃんよりも強い人たちや怖い人たちがひしめきあってんだし、すぐに殺されちゃう」

整備士2「だけど、そこに意味があるね」


磯風「意味?」

整備士2「だってさ、問題になるけど、表沙汰にしようとしないのと表ざたにするの、どっちが意味があると思う?」

磯風「……」

整備士2「無論、都市警は表ざたにしようとおもうね、だって海軍の、同じ軍部だけどカードを掴めるんだし」

磯風「……」

整備士2「だから、山城さんは帰ってくる。そのカードを切るってことはその基地に人をいれることと同義だ。だって報告書は別な基地の連中も入れて書かないと信憑性なんて産まれないんだしねー」ケラケラ

磯風「……」

整備士2「よって、山城さんは別な基地に移る、『毛を吹いて疵を求む』にならないように、けど、護衛なんてもっと大雑把に決まってるね、この基地で山城さんが誘拐された時みたいに」

整備士2「だからさ、その時を提督に救ってもらおうとか考えてたのかい? 磯風ちゃん?」

磯風「一つ違うな、整備士2」

整備士2「なにが?」


磯風「この艤装だ、ナンパ―も全て落としているさ、だからどこの者かわからないようにしている」

整備士2「徹底してるね~、それじゃつらいっしょ?」

磯風「だが、これぐらいしかわからなくてな、こうするほか」

整備士2「……だったら、さ、ぼくっちも参加させてよ?」

磯風「なに?」

整備士2「こういうことは得意中の得意よー、作戦考えるからさ、混ぜてね、いっそかぜちゃん」

磯風「……どうせ、とめても来るだろう?」

整備士2「いくよー、せっかくできた彼女しなせてたまりますっかってんだよー」ケラケラ

磯風「ならば、二つ、願いをつけてもいいか?」

整備士2「いいよー」


磯風「一つは、あくまでも実行するのは磯風だ、整備士2は絶対安全な場所にいることだ」

整備士2「変わったねがいやねー」

磯風「あくまでも今回は磯風の戦いだ、それを肝に銘じろ」

整備士2「りょうかい、あと、一つは? なんだい磯風ちゃん?」

磯風「それはな」チラリ

整備士2「……」クビカシゲ

磯風「いい加減、服をきてくれ、整備士2」ハァ

整備士2「ありゃま」スッポンポン

今日はここまで

そういえば、照月がゲットしました

おやすみなさい

やっと仕事がひと段落しました

主に大雨とか大雨とか大雨のせいで仕事場がえらいことになりましたが、やっと休暇をもらえました。
そんなわけでひと眠りしたら再開します。

おやすみなさい

終わったぞ、稲刈りの準備が

というわけで予定よりも長くなったけど更新

――関東・旧都市警基地――

山城「……吹雪」

吹雪「なんですか、山城さん?」

山城「あなた、よくもその顔を私に見せたわね」

吹雪「ええ、私の目的のためには仕方ないですから」

山城「なら、貴方には恥、という概念が欠落してるのかしらね?」

吹雪「恥? ふふっ、戦場では勝てばよかろうと教えてくれたのは、私からそれを欠落させたのは貴方ですよ? 山城教官」

山城「だからって、恥も外見もなく、よく私にその顔をみせられるわね」

吹雪「すべては私の目的達成のためです」

山城「でも、だからって、だらかって」ワナワナ


山城「『はんしゃ』の頭部パーツ装備を二体に装備させるなんて卑怯じゃない!」ワタシノ アークビートルガ!!

吹雪「山城さんこそ、デストロイめちゃくちゃつかってるじゃないですか!」

山城「いいのよデストロイは! 当たる確率低いんですし!」

吹雪「『さくてき』でめがっさ命中率あげた人のいうことじゃないですよ!」

山城「そもそも、はんしゃ使える頭部パーツは禁止っていったじゃない! その顔見せないで! っていったじゃないの!」

吹雪「勝つためには手段を選ばず、です!」

山城「貴方、これからデスティンガー吹雪って呼ぶわ」ハァー

吹雪「どこのゾイドですか、それ!?」





山城「あー、負けた、不幸だわ~」ハァー

吹雪「なんとか、勝てたー」ハァ

山城「でも、戦術はいいわね、なかなかあがったじゃない」ウン

吹雪「いやーそれほどでも」テレッ

山城「……あー、暇ね、最初は懐ゲーやり放題って思ったけど、案外あきるものね」ハァ

吹雪「そうですね、ガメラを10億円で撃退できるようになりましたし」

山城「最初は予算オーバーで、脳の血管きれるかと思ったけど」ハァ

吹雪「よかったですね、きれないで」

山城「ともかく、暇で暇で、ふっこうだわー」ハァ

吹雪「……なら、そろそろ昼食にしましょうか? ヤマシロちゃんもつれてきますし」

山城「お願いするわ、あー、暇で不幸だわ~」





山城「ふぅ……」ナイフ カチャン

吹雪「あれ? 口に合いませんでした?」モグモグ

山城「いえね、さっすがに肉とか高級品ですけど、最近は別なものが食べたいと思ってしまって」フコウダワ

吹雪「あー……確かに合成タンパクとか食べたいですよね、あのやすっぽい味もなかなか」ウンウン

山城「いっつも食べてるといいけど、流石に飽きてくるわね」フー

吹雪「ですね」フフッ

山城「それに」チラッ

吹雪「?」


赤ちゃん「……zz」スースー

山城「この子に、高級なものばかり食べているときのお乳の味、覚えられたら帰ってから困りそうで」フフッフコウダワー

吹雪「幽閉されてるんですし、仕方ないですよ」

山城「一体、いつまで待たせるんでしょうね、提督は?」ハァ

吹雪「こっちから出るのも、一つの手段じゃないですか?」

山城「? できるわけないじゃない、だって……」

吹雪「できますよ」ニッコリ

山城「……そう、そういうこと」

吹雪「ええ、今朝、逝きました」


吹雪「母が、今朝、死にました」


吹雪「すみません、山城さんをまきこんでしまって」

山城「いいわよ、気にしてませんから。むしろ、お母様はどうでした?」

吹雪「大きな施設に入れて、最新の治療を受けられましたし、これ、おととい撮った写真です」つ写真

山城「あら、いい笑顔ね」

吹雪「お医者様がいうには殆ど苦しまなかったそうです、私も近くにいましたが、穏やかに息を引き取りました」

山城「そう……約束は守るようね、うちの一族は」

吹雪「ええ、山城さんとお子さんの誘拐の代わりに、母に最新の治療を受けさせることは叶いましたよ」

山城「じゃあ、お葬式までは」

吹雪「今のお葬式、4時間で終わりですから、もう納骨も済ませました」

山城「……いやな世の中ね」

吹雪「一日に何人も死にますからね」


吹雪「だから、帰りましょうか?」

山城「それもそうね、帰りましょう」ハァ

吹雪「? いつもより溜息大きいですけど、どうしたんですか?」

山城「……いえ、少し」ハァ

吹雪「やっぱり旦那さんが助けに来て」

山城「いえ、提督、浮気してたらどう料理するか悩んでいて」

吹雪「山城さんの旦那さん、御愁傷様ですね」

山城「不幸だわ~」ヨッコイショット

早いですが、眠いので今日はここまで

稲刈りの準備で手がやばい、土日、稲刈りなので……


ちょうどその頃、別な場所では

??1「……こちら潜入成功、どうぞ」ジジジッ

??2『こっちも感度良好、どうぞ』ジジジッ

??1「……整備士2、そっちにデータを送るぞ、どうぞ」ジジジッ

??2→整備士2『いっそかぜちゃん、コードネームで呼び合おうっていったじゃん』ジジジッ

??1→磯風「ふむ、わかった整備士2」ジジッ

整備士2『なんもわかっちゃないけど、可愛いから許しちゃうぜ磯風ちゃん』ジジッ

磯風「でだ、この強化外骨格だが……」

整備士2『どう? ぴったりっしょ?』


磯風「だが、大きすぎないか?」←現在全長3.5m

整備士2『いやー、色々と機能付けたらこうなっちゃんさ』ケラケラ

磯風「磯風の身長の倍あるのだが、この全身装甲の強化外骨格」

整備士2『むしろ身長倍にならない人のほうが少ないんじゃないかねー?』

磯風「これ、軽い二足歩行戦闘機だな」

整備士2『いや、飛行できないからただの強化外骨格ってレベルやねー』

磯風「しかもステルス迷彩があるから誰も気がつかないのが不気味だな」ハァ

整備士2『ばれたらばれたでそれで戦闘は不可能よん、いっそかぜちゃん』

磯風「わかってはいるさ」フッ


整備士2『じゃあ準備はいいかな? いっそかぜちゃん』

磯風「ああ、準備はいつでもいいさ、整備士2」

整備士2『改めて確認すっけどね、今回の作戦は、旧都市警の基地と地下で通じている、今は使われてない旧都市警の旧本部にいるのはわかるね?』

磯風「ああ」コクン

整備士2『だけど、使われてないってだけで基地としての機能はいきてるんよねー、それと、山城さんが幽閉されてるっぽい基地から水道とかのライフラインも通ってる、使われてないけどね。だから、逆にそのライフラインを通って潜入しちゃおってのが今回の作戦で……』

磯風「そのためにTNT火薬を基地のいたるところにセットしたんだな」

整備士2『イクザクトリー♡ 本日のメニューは旧都市警の本部の丸焼、作り方は旧本部に仕掛けた火薬で吹っ飛ばしちゃいまーす! それでライフラインのうち、爆発がこないように処置をした水道管を通って侵入して、山城さんを救うってすんぽーだね!!』

磯風「こんな作戦をたてるとは、イカレテルな、整備士2」ハァ

整備士2『ぼくっちに正気を尋ねることほどふざけた質問はないねー磯風ちゃん』カラカラ

磯風「まったく……カウントを始めてくれ」

整備士2『へいへい、では、カウントいっきまーすよ!』

磯風「了解(耐ショックモードにセットして、と)」カチカチ

整備士2『30秒前からスタート!』


更に同時刻、旧都市警 基地 応接間

提督「……」イライライライライライライラ

提督「……」イライライライライライライライライラ

提督「……」イライライライライライライライライライライラ


提督「いつまでまたせんだここはああああああ!!」ガッシャーン!

すみません、寝落ちしてました

今日はここまで

秋刀魚……取れねえ……

米ならトン単位であるというのに(米農家感)
読み返してみて最近迷走しすぎだと気がついたけど更新 あと久々になってごめんなさい


陸奥「落ち着きなさいよ、まったく」ハァ

提督「いや、しかしよお……」

陸奥「確かに二時間待たされるけどしっかり応対してもらってるんだし、大丈夫よ」コーヒー カチャリ

提督「いや、そうだけどよお」ハァ

陸奥「それにみえたみたいよ」

提督「あ?」

扉<<ガチャ





都市警幹部(以下幹部)「……ですからね、私どもが貴方の秘書艦である艦娘山城を誘拐した、という事実はないのですよ」ニッコリ

陸奥「あらあら……」フム

提督「……」ムスーッ

幹部「しかし、いくらなんでも無茶が過ぎるかと」

提督「無茶?」ア?

幹部「ええ、御子息も誘拐され、貴方にとっては大事でこれ以上ない惨事でしょう。ですが、いきなり山城を返せとアポイントを取る際の要件で申され、受理されるや否やこうして乗り込んでくるとは、しかも『戦艦』陸奥の船体で」チラリ

陸奥「あ、私は気にしないで、この人のただのアッシーだからね」ウィンク

提督「そうだ、たまたま基地の近くにいたから利用しただけだ、問題が?」

幹部「……大型船舶ですから、係留にも手間がかかりますから」フウ


幹部「話を戻しますが、今回の件、本来ならば厳重に抗議します、しかし、奥さまと御子息を誘拐され貴方は冷静さを欠けていた、と考え大目にみるとのことです」

提督「……そうかい、そりゃいい、ありがとな」ハァ

幹部「お帰りのさい、わずかですが補給を行います、ですから船体へのアクセス許可をいただけませんでしょうか?」

提督「あ?」

幹部「陸奥さまは大型船舶ですので燃料の補給も……」

陸奥「あらあら……」

提督「ああ、それはいいな、至れり尽くせりだ。それは俺の職場先につけといてくれ」

幹部「いえ、お客様ですので無料です」ニッコリ

提督「そうか、なら俺からも質問いいか?」

幹部「機密にかかわること以外は」

提督「じゃあ、質問だが」



提督「扉に裏に控えてる強化外骨格の集団はなんなんだ?」


幹部「」ピタッ

陸奥「あらあら、それだけじゃないわ、窓から見えるだけでも屋上と反対側の通路からカモフラージュされてるけど砂(スナイパー)がいるわね」アラアラ

提督「あ、忘れてたわ、そいつら」

陸奥「提督も結構うっかりよねー、私の旦那並みだわ」ウフフ

提督「俺も山城いなくてボケたかな~」ハッハッハッ

幹部「い、意味が……」

提督「いいよ、意味がわからなくてわかっても、やることは一つだしな」ガシャコン

幹部「ひっ!」





少しさかのぼり別な場所では、

――旧都市警 基地 武器管理庫
 
吹雪「……これで右肩のアームウェポンの設置は完了です」ガシャコン

山城「……あーおもいわー腰に来るわー不幸だわー」アー

吹雪「すみません、自分では付けられない仕様な物で」

山城「べ、別にいいですよ、これくらいしかできないんですし」プイッ

吹雪「(相変わらず変なところで変なツンデレだなぁ)」

山城「ところで、こんな装備で大丈夫なの?」クビ カシゲ

吹雪「大丈夫、問題ないです」b

山城「不幸だわ~、なんだかしらないけどいらないフラグが建ったような気がするわ~」


吹雪「ま、外見は殆ど変化ないですけど、背嚢エンジンが大型化してますよね?」

山城「……そういえばそうね、その大きさは、駆逐艦、というよりも軽巡、いえ、重巡、かしら?」フム

吹雪「これ、工廠長(主任)さんが私のために開発してくれたんですよ」

山城「……また資源の無駄を」ハァ

吹雪「まぁまぁ、そのおかげで今回脱出できるんですから感謝しましょうよ」ネッ?

山城「それもそうですけど……」

吹雪「でも私専用の装備なんで、これすっごいですよ!」キャッキャ

山城「確かに、よく見れば細部が違うわね」フム

吹雪「これはですね、状況に応じて変化できるんですよ」

山城「変化?」ハテナ

吹雪「ええ、たとえば今は待機状態ですけど、さきほどまで稼働していたときは」ガシャコン

ガシャコンウーンゴゴゴゴゴギャギャガシャシャンキューンキュキュギャガシャコーン………

山城「……長いわ!」

吹雪「ご、ごめんなさい、とにかく、まあ、まだ起動までもう少しかかりますけど」ガギャギャギャ

山城「一時停止! うるさくて聞こえないから!」

吹雪「す、すみません!」ポチッ


山城「で? そのモードチェンジがなんですって?」ハァ

吹雪「モードチェンジじゃなくてですね、これは変化でして……」

山城「なんでもいいから、それがなんなの?」

吹雪「はっきりいえば、戦闘にはこの右肩の、山城さんが付けてくれた大筒しか意味がないです」筒ウィーン

山城「うわ、意味のないことやらされたわ、不幸だわ」

吹雪「ただ、これには戦前使われてたドローンやら無人偵察機、それに観測気球、なんて代物も搭載されて、これ一つが巨大な演算装置になってるんですよ」

山城「それって……」

吹雪「ええ、実際の戦争では机上の空論、苦し紛れでしかなかった技術、しかし艦娘技術が誕生し、現在主力兵器たりえている艦種の技術です。つまり」


吹雪「航空戦艦、それも、これが作られた時産休で使われなかった山城さんのデータによってつくられてます」ニコッ


山城「なるほど、だからなんだか懐かしい気がしたわけね」ナットク

吹雪「ただこれは更に改良を重ね、無人機としていくつかの機能を戦前に近づけ、いえ、戦前の技術を凌駕しました」

山城「それは?」

吹雪「名称は「破壊活動」モード、機能は、まぁあれです、蟲型の高性能爆弾を搭載した無人機を基地の水管やらライフラインを通じて送りこみ、爆破します。そして、その隙に混乱に生じて逃げる作戦ですよ」

山城「大雑把ね」ハァ

吹雪「安心してください、こう見えて作戦はかなり前から考えてましたから。とりあえず、基地の主要部、それと船の係留所、あと、いくつか使っていない施設にもライフラインを通じて爆破し、混乱させます」

山城「なるほど」

吹雪「ですから、こっちに、そこだと爆破に巻き込まれる可能性もあります。あと、ここに来るまでに眠らせた護衛が起きるまであと五分ですから」

山城「ふっこうだわー」ハァ





ーーそして現在――

提督「陸奥、敵はどれくらいか?」

陸奥「あと、三体、だったけど、駄目ね、機甲隊の連中も合流してるわ」

提督「チクショウ、時間かけ過ぎたか」ハァ

陸奥「ブランクが長すぎたわね」フフフッ

提督「だな……こうして」グイッ

幹部「」ガチガチガチガチガチ

提督「助けちまったし」ハァ

陸奥「最初人質にしようとしたけど、いい兵隊ね、まったく躊躇せずに撃ってきたわ」

提督「盾に使おうかと思ったが、重機関銃なんて持ちだされたら貫通するしな」ハァ

陸奥「なんで連れてきちゃったのよ」

提督「仕方ねえだろうが、足元にしがみついてきて、助けてくれって騒ぐんだしよオ、殺すにしても弾がもったいねえんだし」ハァ

幹部「う、う、うって、うってきや、ききっきや、きやがった、おおおお、お、おれをう、うって」ガチガチガチガチ

提督「あ?」

幹部「だから撃ってきやがったんだよ、あいつら、おれがいるのに」ガチガチガチガチ

提督「見捨てられたんだよ、お前さん」


幹部「み、みすて?」

提督「だから、見捨てられたの、お前さん。あんたごと俺たちをふっ飛ばす気満々だぞ、あれ」ハァ

幹部「……あああああ! せっかく苦労してがんばってこんな役職ゲットしたのに、あああああ!!」

提督「そんな哀れな君にくえすちょーん!生き残りたいか?」

幹部「……」コクリ

提督「じゃあ、火薬庫の場所を教えてくれな」つ地図




急に眠気が襲ってきたので今日はここまで

艦これらしくなくてごめんなさい

陸奥と提督の関係は明日にでも

シリーズが違うけど元ネタ大正解

そんな感じで少しですが更新


――戦艦 陸奥 艦橋――

??「……」ウツラウツラ

無線『………ぎ……爆………!!』ジジジッ

??「……」ムニャムニャ

無線『聞こえてんのか! 陸奥!!』キーン!!

??→陸奥?「ふぁっ!!?」ガバッ

無線『起きたか、陸奥』ハァ

陸奥?「ふぁああ……ボンジョルノ、ていと……あれ? ここは」キョロキョロ

無線「おい寝ぼけるな、陸奥」ハァ

陸奥?「陸奥? 私はヴィットリ……」


無線『言わせねえよ! なんのための任務だと思ってんだイタリア! 改装して頭まで……あ』ウッカリ

陸奥?→イタリア「提督もいってるじゃないですか」

無線『はぁ、傍受されんことを祈るが陸奥、いまから指定するポイントを艦砲射撃で爆破しろ。洋上にでてくれ』

イタリア「? でも艦が拘束されて、ゲートも閉じていますけど」

無線『だから、改装したんだろうが、そんな既存の艦を拘束している鎖なんぞぶち切れ』

イタリア「ゲートは?」

無線『艦砲で破れ。その装甲の厚さは伊達じゃねえはずだ』

イタリア「了解です、では、これより作戦を開始しますね」


イタリア「でも、不思議ですねえ」ソウテン ヨシ!

無線『なにがだ?』

イタリア「確かに外装はビックセブンの陸奥さんなのに私が操縦してるから中身はイタリア戦艦なんて」ヒョウジュン ヨシ!

無線『言うな、陸奥、それにお前は正真正銘の陸奥、イタリア戦艦なんぞどこにもいねえよ』

イタリア「そうでしたそうでした、今の私は陸奥でしたね」ウテエエ!

無線『そういうこった、だから』

イタリア「ええ、存分にこの41cm砲使わせて頂きます!」ドッゴーン!!




やべ、おもったよりも眠い
更新短いですがここまでにしてください

眠いのと明日早いので小ネタやって寝ます


【特別編 吹雪 ゴールデンカムイ編】

――とある無人島・浜辺――

吹雪「……」ヒザ カカエ

吹雪「……はぁ」タメイキ

吹雪「(夜中にいきなり起こされて訓練ですってナイフ一本渡されてこの島に放り投げ出されたけど、どうすればいいんだろう)」ハァ

吹雪「(ジャングルみたいな森の中に入ったら毒っぽい蛇とか昆虫とかうじゃうじゃだし、人骨とか転がってるし)」ガクブル

吹雪「(とりあえず食べられそうな物を集めたけど)」チラッ


吹雪「……貝ばっかり、どうやってあければいいんだろう」ハァ


吹雪「とりあえず、ナイフの柄で割ってみることにしよう」ハァ

吹雪「(これ食べてもいいのかな?)」スンスン

吹雪「ええい! 女は度胸! いただきます!!」パクン!


吹雪「……おげえええええ!」ゲロゲロ





――その次の日――

吹雪「……はっ!」パチクリ

吹雪「いけないいけない、どうやら毒貝だったようで、脱水症状で死ぬかと思ったよ、あと気絶し過ぎて睦月型一番艦と白露型 4番と一緒に部隊を組んでバカンスをする夢を見てたなぁ………平和だった、うん」ハァ

吹雪「とりあえず、その辺の死体から火薬類でもはぎ取って、火でも起こして、あと、金具を細く伸ばして適当に罠でもつくれば」





リス<<キイー!

吹雪「獲物ゲット!」グッ


吹雪「でも」チラッ

リス<<キィキィ

吹雪「リスって、食べられるんでしょうか?」ウーン

吹雪「普通だったら逃がすけど、でもなぁ」オナカ<<グウー



吹雪「……とりあえず、首をはねるか」つナイフ


リス<<キイイイイイイ(断末魔)





吹雪「内臓にがああああああ!!」グアアアアア!!


吹雪「あ、でも脳みそ美味しい」モグモグ





――その後も――

吹雪「巨大な鷲! なんで日本にこんなでかい鷲が!鷲が!!?」クエエ

吹雪「蜘蛛! さっきの鷲の油で揚げてみれば!」ジュアアアア

吹雪「蛇は皮はぐだけで食べれて、しかも美味しい、万能食だね」ブチブチ





――戦艦『扶桑』・食堂――

山城「……これはなにかしら?」ツマミツマミ

吹雪「猪の血を海水に混ぜ、固めたものです。食べたら元気がでたので、是非山城さんにと思ってもってきました」モッグモッグ

吹雪「他にも蛇や海鳥の卵や肉もたくさんありますから食べてください」モッチャリモッチャリ

山城「……貴方はなにを食べてるのかしら?」

吹雪「カレーです、大変美味ですよ」モッチャリモッチャリ

山城「なら貴方もこれを食べないさ」

吹雪「嫌ですよ、そんなもの」モッチャリモッチャリ

山城「不幸だわー」ヨヨヨ

完!

そんなわけで今日はここまで
おやすみなさい!

米の出荷は地獄だぜ!(赤疲労)

ぼちぼち再開!


――海上につながるドック――

吹雪「では、山城さん、カウントを開始します」プカプカ

山城「え? もう終わったの?」on ボート

吹雪「はい! 全機は位置完了しました。あとは起爆するだけです」

山城「早いわね」

吹雪「迅速丁寧がモットーですからね」ニコッ

山城「不幸だわ~、もう少し、略奪した高級そうな絵とか積もうと思ったのにそんな時間ないなんて不幸だわ~」ハァ

吹雪「無茶言わないでください、迅速にと教えたのは山城さんですよ。それにもう現金かなり盗ったじゃないですか」ハァ

山城「だって貴方を無罪放免にする資金がもう少し欲しいんですもの」

吹雪「自力でなんとかしま」グラグラグラグラ

山城「…地震?」

吹雪「いえ、この震動は、基地内からのような気も」フム

山城「基地内ネットワークは、つないでないですものね」ハァ

吹雪「つないでもいいですけど場所一発でまるわかりですよ」


山城「まぁ、この程度の揺れじゃ、すぐに回復しますね」

吹雪「ええ、この程度、まったくの無問題でしょうね、では起爆しますよ」

山城「あと、一つ聞きたいのですけど、それ起爆されたらどれくらいの威力があるの? 確か新型の爆発物の……ええっと」

吹雪「ゼッフル粒子です……もとは戦前のSF小説に登場する爆発物からとったネーミングらしいですけど、それと同じ効果ですね」

吹雪「爆発はすさまじいです、基地をふっ飛ばすくらいはありますね」

山城「……危なすぎないかしら? それ」

吹雪「ただ起爆するのにすさまじい熱量が必要です、静電気くらいなら発火しないですね。だから要所で、到底爆発物がない場所で小規模爆発させて、あとは基地内にばらまくことにしました」

山城「なるほど、それをまいたってことが必要なのね?」

吹雪「ええ、いくら爆発しずらいといってもうかつに歩くわけにはいきませんからね」ニコッ

山城「貴方も悪だくみがうまくなったわね」ハァ

吹雪「貴方のせいですよ、起爆しますから、離れないでくださいね」





――一方、爆発物がない場所では――

磯風「いくぞ、整備士2、爆発させる」

整備士2「オッケ~イ! 起爆させんよー!」

――もう一か所では――

提督「陸奥(イタリア)! 一応爆破させても少しだけで済むように一歩手前の区画を狙って撃て!」

陸奥(中身はイタリア)「了解です!」ガシャコン!





吹雪「発破!」カッ



磯風「起爆!」カッ!



陸奥(イタリア)「てえ」ドゴーン!   カッ>>






都市警基地及び旧本部<<ドッカーーーーン!!

吹雪「え? なにこのねつりょ」テンジョウ<<ゴゴゴゴゴゴッ



整備士2『やばい! 磯風ちゃん! そっちに爆発が』

磯風「なに!?」カッ>>



陸奥(イタリア)「あれ? 基地が吹っ飛んだ?」





――都市警本部・廃墟――

提督「……陸奥」ケホッ

陸奥「……どっちの陸奥かしら?」

提督「俺のそばにいる方の陸奥だ」

陸奥「なにかしら?」

提督「こっちに来ていた機甲部隊は?」

陸奥「爆発に恐れをなしていなくなったわ」

提督「そうか……」

陸奥「ただ、イタリアは逃がした方がいいわね、今の爆発で海上防衛隊がこっちに向かってきてるわ」

提督「そうか、イタリア、聞いての通りだ、船体を破棄してこっちに逃げろ」

イタリア『了解です』

陸奥「……ねえ」

提督「なんだ?」

陸奥「私を呼んだのって、このため?」

提督「爆発は俺も知らん、そもそも適度に暴れたら逃げるはずだろう?」

陸奥「それは、そうですけど……」

提督「とりあえず、山城を探すか、どこを探せば」ハァ


??「山城なら、四ブロックいった先の場所にいる」

提督「あ?」

幹部「今の爆発に巻き込まれたとは思えんけど、早く迎えにいったほうがいいぞ、だって火には勝てんよ、さすがに」

提督「そっか……お前もくるか?」

幹部「わしはいいよ、山城の亭主どの」

提督「……そうだな、行かせてもらうぞ、御老体、いくぞ、陸奥!」ダダダダダッ

陸奥「え? ちょっと、ま」




幹部「……やれやれ、無茶する奴だな」ハァ ピピピッ>

幹部「はい、もしもし?」

扶桑『気が済みましたか? お父様』

幹部「まぁまぁだな」

扶桑『基地爆破されたと聞きましたが』

幹部「なに、こんなの再建なんぞどうとでもできる。ただ、もう少し兵の教育が必要だがな」

扶桑『まったく、だいたい孫に会いたいから誘拐するなんて聞いたことがないです』フゥ

幹部「欲しければ全力で奪う、それがわしのモットーだしなぁ」ガッハッハッハッハ!

扶桑『はぁ、でも奪われましたけど』

幹部「それぐらいの気概がないといけんな! まったく、いつくるのか、どんな方法で奪っていくのか楽しみに待ちわびていたからな、でもまさか爆破されるとは思いもせんかったが」

扶桑『で? あの人は合格ですか?』

幹部「……まぁまぁだ」クククッ

扶桑『しかしどんな見た目なんですか?』


幹部「わしの見た目か?」

扶桑『ええ、どんな見た目でお会いしたのか気になります』

幹部「二十代の若造だ」

扶桑『……』

幹部「ん? どうした?」

扶桑『いえ、初顔合わせがそんなものでいいのか心配になったものですから』ハァ

幹部「これでいい、人生なるようにしかならんよ」ガッハッハッハッハッハ

扶桑『アノコならこういうでしょうね、不幸だわって』ハァ

今日はここまで

おやすみなさい
あと小ネタで、なにか読みたいのありますか?

長らくお待たせしてすみません。
仕事が忙しすぎて更新は来週の月曜まで無理っぽいです。来週に入ったら更新しますのでしばしお待ちください。

同僚が過酷すぎてダウンして病院いったら睡眠障害を患ってると診断。上司から俺たちもいけと言われて受診したらまさか全員が睡眠障害だったよチクショー!

そんなわけで軽度の睡眠障害だったけど薬のせいで頭に常に靄がかかってますがぼちぼち更新

あと、今回特別編をお送りします。


特別編『ハロウィン』

――基地・ドック――

磯風「整備士2、トリックオアトリートメントだ」ズイッ

整備士2「やぶから棒になんだい? いっそかぜちゃん」カチャカチャ

磯風「今日はこういえば甘露物がもらえると聞いてな、そしてそれを与えなければ世にも恐ろしいことが起こるらしいぞ」フンス

整備士2「おしいなあ、正解率40パーセントぐらいの答えだよ、それ」カチャカチャ

磯風「……なんだと?」

整備士2「だいたいトリートメントしてどうするの?」

磯風「しらんな……そうか、間違っていたか」フム

整備士2「でも、そんな磯風ちゃんには飴ちゃんをあげよう」ポケットカラ トリダシ

磯風「……ありがとう」ヒョイ パクッ


磯風「ふと、思ったんだが、そもそも、我々は確か山城を救出、いや、この祭りはもう既に日がすぎている気も」アレッ?

整備士2「それ以上いけないぜよ、磯風ちゃん」マッテマッテ

磯風「す、すまない、整備士2」

整備士2「いやいいけどさー、それにしたって、ぼくっちちょっとみたかったかもなー」チラッ

磯風「? なにをだ、整備士2?」アメダマ モゴモゴ

整備士2「いやね、このお祭り、本当はお化けに仮装してやるのが正式なルールみたいでねー、だから磯風ちゃんにはぜひともサキュバスのようなエロい格好を」

磯風「フンヌっ!!」ドゴオオ

整備士2「ごほおお!」フットビ


磯風「まったく、整備士2の性欲にも困ったものだ」アメ モゴモゴ

整備士2「ごおおお……」ノタウチマワリ

磯風「しかし、整備士2よ、この日のために用意したものが無駄になりそうだ」

整備士2「……!? よ、よういしたものって、なんですかいな?」ウゴゴゴゴ

磯風「整備士2だったらすさまじく喜びそうなもの、とだけ言っておくか、ただ準備にかなり時間を有してしまうものだ」フム

整備士2「磯風ちゃん、トリックオアトリートメント!」ビシッ

磯風「ふふっ、話が早いな、ならば受け取れ」つ


磯風「磯風特性『秋刀魚のあまだれ蒲焼丼』だ」デロデロデロデロオオオ


整備士2「(……死んだな)」



その後、整備士2、二週間の入院となった。

完!


あんまりかけないので今日はここまで。マジで頭がぼおっとします。

しっかり治療しようと思ったら結構たってしまった

そして、やっと治りかけたのにグラ―フさんがでずに毎晩毎晩潜水艦を殴り続けているのにでない。
教えてくれ、俺はあと何人のゴーヤを解体すればいいんだ?

そんなこんなで久々に更新

久々なので前回のあらすじ

山城とまだ見ぬ我が子が誘拐され提督怒りのコマンドー

――基地・廊下――

提督「つっても、罠仕掛けすぎてなかなか進まねえな」ケンジュウ<<ドンドンドンッ

陸奥「仕方ないわよ、この先の区画、重用施設が多いみたいですし、侵入者よけにはこれぐらいがいいのよ」ホウトウ<<ドンドンッ

提督「だが、多すぎる、おい、イタ……陸奥! 船体は放棄しても艤装は残ってるな? 外側から砲撃で2区画破壊してくれ! そのあとは自力で突破する」

陸奥(中身 イタリア)『でも、奥さまが』

提督「安心しろ、あいつは4ブロック先だ、さっきの奴の話が正解なら巻き込まれる心配はねえ」

イタリア『了解です、破壊を』ザザッピッ

提督「? どうした、陸奥、応答しろ、陸奥!?」


イタリア『……電波……がい……』ザザーッ

提督「きれた、陸奥、お前繋がるか?」

陸奥「いいえ、こっちもだめね、それとGPSは死んでるけど、艤装の位置相互機能が起動してるわ」

提督「艦娘機能が作動したってことは、電波障害か? しかし、こんな場所でやるか?」

陸奥「やらないわ、ここ、都市警にとって重要区画ですし、やったら大変よ、修復と復旧作業が」

提督「(俺たちの他に誰かいるのか?)」

陸奥「まぁ、いいわ、ここで船体艤装を使うのはまずいけど、観測されなきゃいいんですし、私が撃」ヒュルルルルルルーー




<<ドッゴーン!


――

磯風「ジャミング、正常に起動、ユーナック疑似システムで補強を開始」

整備士2「ご、ごめんね、いっそかぜちゃん」ハァハァハァ

磯風「いいから休め、整備士2、まさか爆破されるとは思わん」

整備士2「ごめんねぇ」PC<カタカタカタカタ

磯風「やめろ、整備士2。ジャミングシステムは磯風が調整する、そもそも早く治療をしないといけないぞ」

整備士2「で、でもね、もしものときって」

磯風「だから安心しろ、この磯風一応のプログラミングは習得済みだ」

整備士2「でもですたい」

磯風「なら一つ面白いことを教えてやる」




磯風「私は、処女だ」




整備士2「へ?」


整備士2「へ?」

磯風「む、聞こえなかったのか、磯風は処女だ、まだ男に抱かれたことが」

整備士2「いや、だって、ぼくっちは脱童貞して、そのお相手が、え?」

磯風「ああ、あれか、あれはだな……」


磯風「整備士2がデータを渡した時逆にハックして、一部の記憶を流し込んだ、それと服を脱がしてな、寝たことはあるが、寝ただけだぞ」フンス


整備士2「No. no,no,Nooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo!!」バタン

磯風「……あまりのショックに気絶したか」フム

磯風「ま、まぁあれだ、あまりにショックならどうしても、というならばだ、覚悟はしてるぞ、整備士2」//









グラ―フ着たあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!ので、すこし休憩、というか寝ます

きたあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

114周にしてきたあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!


小ネタ劇場『奥様方』

――前鎮守府近郊の町――

飛鷹「ごめんください」ドアベル<<カランカラン

祥鳳「はい、いらっしゃ……ってあら、めずらしいですね、お久しぶりですっ」

飛鷹「近くによったのよ、軍品の独逸交流で流れたワインがあるって聞いた物でね」ハァ

祥鳳「手に入りましたか?」クスッ

飛鷹「ぼちぼちよ、ぼちぼち」つボトル

祥鳳「あら、このワイン、なかなかの上物じゃないですか」

飛鷹「どうだか? 怪しいものよ。もしかしたらラベルだけ変えられた偽物かもしれないわ。テイスティングもさせてくれないんですもの、ラベルみて、色見て買うなんて二流のすることでしょうに」イジイジ

祥鳳「それは、また、大変ですね」

飛鷹「まったく、いいわねえ、私も旦那が軍にいるままだったらこんなに悩まなくてもいいのに、旦那ときたら直接みて、それで買ってこいだなんて、たまにあいつが嫌になるわ」ハァ

祥鳳「でも、そこが好きなんですよね」フフッ

飛鷹「それは、まぁ」ゴニョゴニョ


祥鳳「なにか作りますね」

飛鷹「そこにあった、B定食で頼むわ」

祥鳳「はいはい、ちょっとまっててくださいね」

飛鷹「できるならなるはや、量少なめでいいから丁寧で」

祥鳳「ここのは皆どれも丁寧に作ってますから安心してください」

飛鷹「……私よりもあんたの方が食事当番だったら人気だったわね」

祥鳳「飛鷹さんは量より質でしたね」ホイホイット

飛鷹「だから将校には好かれたけど兵には不評だったわ」ハァ

祥鳳「でも、旦那様と出会えたじゃないですか」

飛鷹「肝心のあいつは将校どころかたまたま基地にきてた卸業者ってとっても素敵なお話だったけどね」


祥鳳「……でも私は少しうらやましいですよ」ジャージャジャ

飛鷹「そう?」

祥鳳「だって、作戦が始まればなかなか会えなくて、それに、あの人、今は左腕だけですけど、いつか小さな箱か、黒紙(戦死公報)が来るんじゃないかって眠れなくて」ジュアジュー

飛鷹「でも、子供産めたんでしょ? 三人目、お腹の中にいるし」

祥鳳「……」ジュージュー

飛鷹「ある意味究極の選択よね、子供産めるか、それとも旦那がそばにいるかって」

飛鷹「だって、予備役の状態だと子供産めないし、かといって旦那が軍人だとそうなるし」ハア

祥鳳・飛鷹「「……」」

祥鳳「もう少しでできますね」

飛鷹「ごめんね」グスッ





陸奥「ごめんくださーって、あら?」ガラリ

飛鷹「だからねー、あいつって肝心な時にいっつもいっつもいなくなるのよー、この前なんてー」グデングデン

祥鳳「わかりますわかります、そういう時って辛いですよね」ウンウン

陸奥「あらあら、珍しい顔がいるわね」コマッタワ

飛鷹「あらあらって、陸奥久しぶりね~」グデングデン

祥鳳「もう終わりですか?」

陸奥「そうね、ちょっと早番だったから、ここにきたんですけど」アラアラ

飛鷹「きいてよー、私の旦那がね~」グデングデン


陸奥「どうかしたのかしら?」

飛鷹「最近かえりが遅いともってついていったらねー、あの野郎……」






飛鷹「……zz」グースカーピー

陸奥「あら、寝ちゃったわね」クス

祥鳳「どうも相手してもらってすみませんでした」

陸奥「いいのよ、私も楽しめたし」クスクス


祥鳳「でも、せっかくの早番だったのに」

陸奥「早番っていっても、私一人で楽しんでも、半減しちゃうわ。だからちょうどよかったのよ」ニコッ

祥鳳「そういっていただけると、私も嬉しいです」ホッ

陸奥「だから、取って置きのいいお酒、お願いね」

祥鳳「かしこまりました」ビシッ





陸奥「いやな世の中ねえ」ハァ

祥鳳「何がです?」

陸奥「軍人さんばっかりがいい思いする世の中よ、いや、いい思いってわけじゃないですけど、予備役の状態だと艦娘の記憶が強くて、妊娠しても普通の医者に見せられないから、妊娠できないってのが嫌になるわ」

祥鳳「……私みたいに近くに軍人がいればいいんですけどね」

陸奥「普通の家にはいったら何かあっても手遅れになることが多くて、下手すれば、子供、もう産めなくなるしね」

祥鳳「……すみません」

陸奥「貴方が謝ることないじゃない、私が言ったんですし、それに、そのことについて、もうなにも思ってないわ。涙も枯れ果てちゃった」


陸奥「でも、たまに思うことがあるのよ、もしも深海棲艦なんて現れず、私も艦娘にならず、普通の、ごく普通の暮らしして、あの人とであって、そうしたら今頃、あの人の赤ちゃん、いえ、ちゃんと産まれてたらもう6歳ですもんね、もしかしたら、二人目もいたかもしれない生活があったんじゃないかって」

祥鳳「……」

陸奥「だから、そういうことにあこがれはあるわ、昔からの考えだけど、幸せってやつはね、ま、今ではどうでもいいんですけど、赤ちゃん、帰ってくるわけじゃないし」

祥鳳「……付き合いますよ」ウツワ ゴトン

陸奥「私、酒豪よ? 赤ちゃんに悪いわ」

祥鳳「コーラだから、大丈夫です」ニコッ

陸奥「あらあら」ウツワ カチャ

祥鳳・陸奥「「乾杯」」カチンカチン

完!


提督「あー、死ぬかと思った」ガレキ<<ガシャガシャ

陸奥「生身で瓦礫を盾にしたけど、普通は死ぬわねえ」ヤレヤレ

提督「仕方ねえだろ、これしか方法ねえんだし」アードッコイショ!

陸奥「相変わらず、半分人間辞めてるわね」

提督「そうしねえと山城も俺も死んだしな」

陸奥「じゃあ、いきますか」テ パンパン!

提督「そうだな」ヨウショット


提督「早く、山城迎えにいかねえと」

陸奥「赤ちゃん、可愛いでしょうね」

提督「ああ、俺の子だ、可愛いに決まってる」

陸奥「親ばか」プッ

提督「なんとでもいえ」プイッ

提督「ともかく、砲撃を頼む」

陸奥「了解!」ガシャコン

ひっさびさになって申し訳ありませんでした

新年も半月たっちゃったけど、ぼちぼち更新


――海上――

吹雪「おー、やっぱり誘爆してますね」ソウガンキョウ ソウチャク

山城「ふっこうだわー、不幸だわー まさか危うく爆発に巻き込まれるなんて」

吹雪「いいじゃないですか、間一髪で脱出できたんですし」ニコッ

山城「結果オウライ過ぎないかしら? やっぱり火薬の量が……」

吹雪「いえ、それにしては誘爆の仕方がおかしいから別件ですね、テロかな?」ウーン

山城「で? これからどうするの?」クビ カシゲ

吹雪「とりあえず、逃げましょうか」

山城「ふっこうだわ~ 会話のキャッチボールって知ってるかしら?」

吹雪「知ってますよ、どこに逃げようかってことですよね?」ウーン


山城「今ので基地守備隊来てるわね」ハァ

吹雪「あれでこなかったらとんだ怠慢ですね」ウンウン

山城「しかも旗艦は戦艦の日向でしょうね」ハァ

吹雪「そうですね、緊急時は戦艦が駆けつけますし」

山城「つんでるわ」ハァ

吹雪「なんとかしますよ、そのために爆破したんですから」ニコッ

山城「……」ジーッ

吹雪「? なんですか?」

山城「あなた、笑顔に死神が張り付いてるわよ」

吹雪「貴方に鍛えられましたから」ニコニコ

山城「いうわね」フッ

吹雪「誰かに鍛えられましたしね」ニコッ


山城「死んでも守る、なんて死んでもごめんよ」

吹雪「それだけはしませんよ、命を無駄にするくらいなら敵陣に突っ込んで弾よけになった方がマシです」

山城「一人前のことをいうわね」

吹雪「貴女に鍛えれられましたしね」ニコッ



急用、続きは夜にでも


山城「で? それで作戦はあるの?」

吹雪「ええ、私が大暴れしてる隙に山城さんは逃げるって寸法です。で、山城さんが安全圏まで離脱したら、私も逃げて、ばいばいサヨナラって作戦ですよ」

山城「大雑把すぎないかしら!?」

吹雪「だって、作戦考えるの、苦手なんです」ハァ

山城「……よしんば、それで武器は? 武器しだいならいけるかもしれないけど……」

吹雪「ええ、武器がよければいけますね、でも、普通の艤装と大砲が一門あるだけなんですけどね」テヘッ

山城「……一ついわせて」スゥ




山城「ふっこうだわーー!」



吹雪「いきなり大声あげないでください、耳鳴りが……」キーン

山城「仕方ないじゃない、作戦なんておこがましいわ! よくそれで脱出作戦なんて考えたわね」

吹雪「だって、これくらいしか思いつかなかったんです。それに、死ぬ気はありませんよ」

山城「……武装は?」

吹雪「はい?」

山城「武装は、本当に一門しかないの?」

吹雪「ええ、これ一門、前の整備長がくれた大砲しかありません」つ大砲


山城「援護射撃は?」

吹雪「いりません」クビ フルフル

山城「何キロ先まで逃げればいいのかしら?」

吹雪「半径二十キロって所ですかね?」

山城「そう……」

吹雪「ええ」

山城「……吹雪」

吹雪「なんですか? 山城さ」ギュット ダキシメラレ


山城「生きて帰ってきなさいな、貴女はまだまだ教えることがたくさんあるんですから」ギューット

吹雪「ええ、まだまだ教えてもらってませんよ、マザーメダロットの倒し方とか」

山城「あれは何度もやってればCPがバグるからそれ狙うしかないわ」

吹雪「マジですか……」

山城「……じゃ、そろそろ」

吹雪「ええ、そろそろですね」

山城「貴方も、早く来なさいね」ビシッ

吹雪「ええ、全力で追いつきます」ビシッ



吹雪「いってきます」



今日はここまで

おやすみなさい

すげー久々になったけど、明日更新します


その日、守備隊旗艦である航空戦艦日向はじわりと額に汗が噴き出、背筋を冷たく濡れていくのが他人のように思えていた。

日向「――化け物め」

独り心地につぶやいた言葉は、普段の自分とは似つかないほどの弱事であった。
彼女を知る者ならば思わず目を見開いたことだ。

常在戦場を理念と掲げ、上に立つ士官たる者として、油断と弱音とは無縁である女が日向という艦娘であった。
だが、それを忘れるほどに、日向が戦場掌握のために飛ばした試作型晴嵐から齎される情報は常識の範疇を軽々しく越えるものであった。


――全滅だった。

駆逐艦4隻、軽巡洋艦2隻、軽空母2隻、正規空母1隻

これが日向の所属する海上警備部隊のスクランブルに際する動員戦力である。
全てが艦娘としてではなく、海上軍艦としてのカタチを取っている。だが、それらが全滅だった。

それも、わずか15分という一時間の四分の一にしか満たない、ほんのわずかな時間であることが恐ろしい。
いや、それよりも恐ろしいのは、この惨劇を作り出した犯人も日向の晴嵐は捕らえていた。

それは、わずか一人の艦娘だった。


形相は、さながら船の墓場のようだ。

いまだに浮力を持ち、なんとか洋上にあるが、しかし、水底に沈むのも時間の問題だろう。
その中に、幽鬼めいて独りの艦娘が佇んでいた。

一見すれば女学生のような、ありふれたセーラー服を着ている。
しかし、顔面を覆うフェイスマスクは中世ヨーロッパの騎士が被る鎧にも見える。見方を変えるならば、黒のヴェールのようにも見えた。

そして、手には風変りな、かつての大日本帝国海軍の軍艦の砲台を象った銃をもち、背には艦娘特有のエンジンを兼ねた背嚢を背負っている。

だが、その背には、天を付くように、一門の砲身が伸びていた。


そうして、おもむろに、その艦娘は手を伸ばす。無論、何を狙っているのか、日向は理解した。

晴嵐の高度を上げようと命じた途端、映像が途切れた。

しかし、日向は見逃さなかった。

その艦娘の、ヴェールに覆われていない口元が歪み、凄惨な笑みを、凶相を見せたことに。

まるで、次の獲物はお前だ、と言わんばかりに嗤ったことに。


日向は急ぐ。
一刻も早く、あの化け物と戦うために。だが、いいしれぬ不安を、これまでに感じたことのないものを感じていた。
理由なんぞない、それは人を直観と呼ぶものだろう。
それは警鐘を告げている。

――近づくな、あれに触れれば首を狩り取られるぞ、と

だが、急ぐ。
戦艦であるが故、艦娘であるがゆえに、日向は船を進めた。

短いですが、ここまで

仕事が忙しくてなかなか更新できなくて、すみません。明日はもっと進めます。

色々あって書ける時間なく、今年は更新少なくてごめんなさい
明日更新します


吹雪「あ、当たった~」フゥ ヤレヤレ

吹雪「いやー、山城さんとの訓練、適当にやってただけなのに命中率が上がっててよかった」ホッ

吹雪「でも、戦艦くるみたいだし、早く移動しよう」ローラーダッシュ





吹雪「(なんでこんなことになったんだろうなー)」ハァ

吹雪「(そもそも、お母さんをいい病院入れたかっただけなのに、絶対戻れない所まで来てるよね、これ)」ハァ

吹雪「(てか、養成所に居た時にあの変なおっさんが声かけた時点で終わったのかも)」ハァ

吹雪「(いやいや、そんなこと言ってる場合じゃないよね、これ)」チラッ

マワリ<<死屍累々

吹雪「(よくて銃殺刑?)」ウーン


吹雪「(いくら艦橋をはずしてるっていっても、気絶させちゃってるし)」チラッ

吹雪「(第一、捕虜にする前に殺すつもりかもしれないし)」チラッ

吹雪「(……あー、なんでこんなことになったんだろう)」トオイメ

吹雪「少し前まで、座学がいいだけの女の子だったのに」ハァ

吹雪「ま、いっか、敵、きたし」ウン

ヒュウガ<<ドゴンドゴン

吹雪「山城さん、逃げるまで時間稼がなきゃ」ガシャコン

吹雪「私がやっつけちゃうんだから!!」キュイイイイイン!!





――一方そのころ――

??「久しぶりですね、磯風」ザッ

磯風「はぁはぁ、お、お前は!」マンシンソウイ

??「息災、というわけではなさそうですが、生きていて何よりです」

磯風「ば、馬鹿な! なぜここにいる!? ここにお前がなぜいるのだ!?」

??「ここに、谷風と浦風がいれば、同窓会なのですがね」

磯風「浜風!!」

??→浜風「本当に、お久しぶりです」

磯風「くっ!」ガシャコン

浜風「無駄です」パンッパンッ!!

磯風「ぐう!」ソウコウ ハジケ


浜風「半壊した強化外骨格なんて、ただの的ですよ、こんなおもちゃ(拳銃)で装甲がはじけます」フゥ

磯風「ちっ!」パージ

浜風「投降してください、あなたでは勝てませんよ、磯風。なんとかしてあげます」

磯風「偉くなったものだな、浜風」ハァハァ

浜風「偉くなったのはあなたでしょ? 磯風」

磯風「そうか? この磯風、いまだただの一兵卒にすぎないが?」ハァハァ

浜風「そうです。あなたは変わらない、だからそれが偉くなった証拠ですよ」カシャコン

磯風「浜風?」ハァハァ

浜風「だから、うっかりすると」

磯風「(殺気!)」キュピーン!

<<ドッコーン!!

浜風「うっかり、殺したくなっちゃうんですよね」ニッコリ


浜風「だから、投降しないでください。私が貴方を殺せれば、それだけで気分爽快だから」ドゴンドゴン!!

磯風「ぐぅ!!」カイヒ

浜風「ちょこまかと、鼠のようですね」ドゴンドゴン!

磯風「くっ!」ガシャコン!

浜風「遅いですよ」ドゴン!

磯風「がぁ!!」コロガリ

浜風「チェックメイトです」ジャキン

磯風「……があった?」

浜風「はい?」

磯風「なにがあった? かつての浜風、お前は、そんな奴じゃなかった」

浜風「……」

磯風「仲間思いで、簡単に銃を向ける奴じゃなかった。なにがあった? はまか」ドゴン!


浜風「うるさいです、耳障りですよ、磯風」ニコッ

磯風「浜風」ハァハァ

浜風「磯風、あなたにはわからないでしょうね」ニコッ



浜風「味方の死肉の味なんて」ケラケラ



磯風「……」

浜風「あのあとですね、あなたが政治のごたごたで満足に訓練も受けられないままに実戦に配備されたあと、同じようなごたごたに巻き込まれたんですよ」

浜風「南方戦線に送られ、文字通り地獄を見ました」フフッ

浜風「艦娘ってだけで味方の尻ぬぐい、撤退の殿(しんがり)を任せられるは、上は私を体のいい捨て駒としてしか見ていないは、殴られて気絶したら犯されるわ、散々でしたよ」

浜風「でも、お腹が空くのだけは勘弁ならなかった」

浜風「弾も燃料も、手元にあっても、私を人間として見てくれるひとはいなかった」

浜風「だから、必要以上の食料も持たされず、すぐ底をついたあげく、ジャングルの中を歩き回って、深海棲艦から逃げて、それで最後は死肉を喰らっていきました」

浜風「死にたくないから、でした」


浜風「でも、そんな理由じゃない、私だけじゃないって思えたからですよ」

磯風「浜風?」

浜風「あなただって、ひどい戦場に送られた、私と同じように満足に食料も食べれず、千切れた腕や脚はそのままで放置されている」

浜風「でも、貴方は、磯風は死なずにいきてる、またいつか会える。それが私の心の支えでした」

浜風「そのあと、戦線が安定し、役目無用になった私は運よくここに引き取られました」

浜風「千切れて、もう修復もできなくなった手足に義手義足をつけて、ね」ケラケラ

浜風「そうして、ある時、貴方を見ました」

浜風「大きな鎮守府の盛大な式典で、男と楽しそうに笑って歩く貴方の姿を」

浜風「あのあと、調べましたが、腕を修復したそうですね」


浜風「でも、満足にうごく腕をあなたは持ってた」

浜風「だから、更に調べたら、あなたは実戦にでていないそうですね」

浜風「私は怨みましたよ」

浜風「貴方は幸せに生きてる。でも、私はみじめに生きている」

浜風「この違いはなんなのか、絶望しました」

浜風「だから、貴方を殺すって、決めたんですよ。磯風」

磯風「浜風……」

浜風「だから、さよならです」ガシャコン

磯風「……浜風」

今日はここまで
続きは近いうちに


整備士2「――はーい! そこまで!!」ポチットナ

浜風「うっ!」ドサッ

磯風「整備士2!?」

整備士2「いっそかぜちゃん、一人にするなんてさびしいヨ」ケラケラケラ

磯風「い、いや、それより、整備士2、傷は――ん?」クビカシゲ

こんにちは。>>1です。
たびたびお待たせしてすみません。なかなか時間が取れず、中々書けませんでした。
GW中に続きを書きたいと思います。この半年は本当にすません。


整備士2「ああ、大丈夫大丈夫ブイだよ、いっそかぜちゃん」ケラケラケラ

磯風「いや、しかし、腹に傷を……」

整備士2「無理やり縫い付けて、そのあと神経を切断してるからいたみなっしんぐだから」

磯風「無茶をするな、脳の神経をいじったのか」

整備士2「いやー、いっそかぜちゃんがピンチっぽいなーと聞いたら居ても経ってもいられなくてねー」ケラケラケラ

整備士2「だからー、無理やり寝てる所から起きて、来てしまいましたよ」

磯風「まったく、で? 浜風になにをしたんだ?」

整備士2「んー? 軽くウィルスを取り除いたって感じかな~?」

ちょっとショックなことがあってふさぎこんでました

近日中に再開します。

磯風「ウィルス?」

整備士2「そそっ! どうやら艤装にウィルス仕込んでたみたいやねー それがこのおっぱいちゃんを暴走させてたみたい」モミモミ

磯風「浜風の乳をもむな、ばかもの」ゴンッ

整備士2「あだっ!」

磯風「どのようなウィルスなのだ? 整備士2」

整備士2「あーこれなんだけどね、どうやら偽ものの記憶を植え付けるようなもんだよ?」

磯風「偽物の記憶?」


整備士2「そそっ! 簡単にいえば、一種の付与経験のようなものだねぇ」

磯風「付与経験?」

整備士2「んー? なんていったらいいかって思えば、あれだよあれ」

整備士2「バーチャル時空の経験のようなものかねぇ?」

テス

磯風「バーチャル?」

整備士2「わっかりやすくいえば、偽物の記憶から生じる感情をながしこまれたのよん!」

磯風「しかし、そんなことをしたら浜風が―ー」

整備士2「だっからー問題はないんだってば、このボインちゃん、脳はいじくりまわされてないっぽいから、ただ単に艤装の記憶回路に負荷をかけ、そのままの状態をいじしつつプロパイダに潜入して―ー」

磯風「わかりやすくいえ、整備士2」

整備士2「そんな、笑ってたんだ、家族が、状態」

磯風「--つまり、浜風はそんな経験してないということか?」

整備士2「いや、経験はしてるね、でもそこから生じる感情をいじくりまわされてるの。これがすごい負荷をかけてたから、その負荷を取り除いたら体が軽くなって気絶しちゃったんやねー」ケラケラ

磯風「--経験はしているのか」

整備士2「さすがに偽の記憶を流し込んだにしては腕切断とかやりっすぎだからねー」

磯風「そんな―ーでは、浜風は―ー」

整備士2「だから、このボインちゃんを連れてにげちゃおぜ!磯風ちゃん」

磯風「しかし、磯風に、そんな資格は―ー」

整備士2「じゃあ、放置するの? また感情をいじくりまわされる可能性もあるよん」

磯風「--連れて行こう」

整備士2「そのあとは?」

磯風「あとになってから考える」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年10月02日 (金) 04:58:12   ID: rgHnj9yL

何が面白いのこれ・・・・

2 :  SS好きの774さん   2015年12月14日 (月) 02:10:35   ID: ffxABLmS

*1文句言うなら読むなやガス

3 :  SS好きの774さん   2018年07月31日 (火) 17:51:08   ID: 6D9Ug2J7

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