進ノ介「戦う交通安全」 (262)

※仮面ライダードライブと激走戦隊カーレンジャーのクロスオーバーSSです
※以前落としてしまいましたがもう一度立て直したものです


――久留間東公園


進ノ介「仕事サボって食べるひとやすミルクって何でこんなに美味いんだろう?」

霧子「ちょっと泊さん?怠けてないでちゃんと真面目にして下さい」

進ノ介「そうは言ったってさ、かれこれ1時間も辺りを捜査してるのに測定器は全く反応しないだろ、やっぱり誤報なんじゃないのか?」

霧子「まあそれもそうですが……」

ベルトさん「確かに、他の証言が『蛸壺のような物が上空から墜落した』というものしかない以上、ロイミュードが事件に関与している事は考えにくいだろう」

進ノ介「結局モノもなかったし、これ以上はどうしようもなさそうだな」

霧子「だったらもう戻りましょう、もう車検に出していた特状課の車が返ってくる頃です」

進ノ介「あれ?そんな事あったっけ?」

霧子「忘れたんですか?泊さんが向こうの会社に連絡したんじゃないですか」

進ノ介「そうそう思い出した、向こうの訪問時間に遅れたら事だし帰るか」


進ノ介「たしか社名は……ペガサス?」



――公園前ガソリンスタンド


恭介「仕事サボって食べるアイスクリームって何でこんなに美味いんだろ?」

実「せやな~!って今は一応給油待ち中なんやからサボりやないで恭介~」

直樹「でも一気に5台分の車検なんて大口の取引久しぶりでございますね、さっすが自動車運転免許試験場!でございます」

菜摘「違う違う、今日の相手先は久留間運転免許試験場じゃなくて、そこに設置された特状課ってとこ」

直樹「特状課、でございますか?」

洋子「そ、なんか聞いた事ないけど、ちゃーんとした警察みたいだから、くれぐれも粗相しないでね」

実「警察かー……なんやシグナルマンのせいでものっそい印象悪いわぁ……」

恭介「…………」

菜摘「恭介ー、どうしたのぼーっとして」

恭介「あ、いや、ちょっと天気が気になってさ」

洋子「お天気?」

恭介「曇り空で、薄暗ーくて、空気もどーんよりとしてて」

恭介「なんだかこう、ボーゾックが発生しそうな空模様だな……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433559287

キャー ワーワー バタバタ


進ノ介「なんだ?人が大勢こっちに向かって逃げてくるぞ?」

ベルトさん「事件かもしれないぞシンノスケ!」

一般市民1「あっ婦警さん大変です!向こうでカラフルな全身タイツの怪人が暴れてるんです!」

霧子「なんですって!?」

進ノ介「どうやら本当に事件だったようだな!」

ベルトさん「2人とも早くトライドロンに乗りたまえ!」

霧子「重加速も起きてないのにどうして!?」バタン

進ノ介「なんだっていい!とにかく現場に行くぞ!」バタン


進ノ介「変身!!」

《Drive!! Type Speed!!》

~~~~~

実「なんや急に周りが騒がしなったな!?」

直樹「アクセルチェンジャーも反応してるでございます!」

恭介「みんな!ボーゾック発生だ!!」

菜摘「!見てあれ!!」


ワンパー「チーッス! チーッス!!」


洋子「大変!ワンパーが暴れてるわ!」

恭介「あいつら~!よくも出張先でまでこんな事を!」

恭介「よし皆、行くぞ!!」

四人「「「「おう!!!!」」」」


『激走!!アクセル・チェンジャー!!』

ワンパーs「チーッス!チーッス!」

レッドレーサー(以下レッド)「出やがったなボーゾック!観念しろ!」バキッ




≪Tridoron!! shooot!!≫

バァン! ガァン!



ワンパー「チーッス!?」チュドーン

レッド「ぐわぁ!?なんで俺までー!?」バターン

グリーンレーサー(以下グリーン)「な、何や!?」

ピンクレーサー(以下ピンク)「銃撃!?」




ブロロロロ キキーッ


イエローレーサー(以下イエロー)「見てあの車……!凄い……!」

ブルーレーサー(以下ブルー)「溜息の出るかっこよさでございますね」ホゥ

レッド「そうだ、俺たちはあんな夢の車が作りたくて、これまでペガサスで頑張ってきて……」

レッド「ってそんな事考えてる場合じゃない!何なんだ一体!?」


仮面ライダードライブ(以下ドライブ)「派手なロイミュード達だな……しかも、こんなに沢山」

レッド「なんだあいつ、タイヤ担いでんぞ」

ブルー「特訓中なのでございますのでしょうか?」

グリーン「ロイミュうどん?って何の話や?」

ドライブ「とぼけるな!色とりどりの怪人が街を襲ってるって通報があったんだ!」

ドライブ「市民の平和を乱す奴らは俺達が倒す!覚悟しろ!!」

ピンク「んーと、この人もしかしてボーゾックじゃないっぽい?」

イエロー「怪人……ってもしかして私達ワンパーと一緒くたにされてない!?」

レッド「おい!俺たちをワンパーなんかと間違えるなんて失礼だな!俺たちは……」




カーレン一同「「「「「戦う交通安全!!激走戦隊!!カ~~~~レンジャー!!!!」」」」」


ドライブ「た、戦う交通安全?」

レッド「そうだ!宇宙の平和を守ってる俺たち激走戦隊カ~レンジャーをボーゾックの怪人扱いなんて、ひでぇタイヤ人間だ!あったまきた!」

ドライブ「タイヤ人間……って俺か!?」

ピンク「第一、現在進行形で暴れてる方が明らか敵に決まってるじゃない!ほら!」

ワンパーs「「チーッスチーッス」」

ドライブ「それもそうだが……」

レッド「あーもうまどろっこしいっ!俺たちがこいつらを倒す所を見て判断すればいいだろ!!」

レッド「うおらぁっ!!」バキャ

ワンパー「チッス!?」ステーン

ガキィン ドカァン ズバッ



ドライブ「一体なにがなんなんだ……」

霧子「泊さん、ここに来た時から重加速粒子測定器にはずっと反応が無いんです」

霧子「数日たった事件現場でも残存重加速粒子検出が出来る精度なのに……色とりどりの彼らもあの怪人も、本当にロイミュードと関係が無いかもしれません」

ベルトさん「私も先ほどからシフトカーを通して調べていたのだが……どちらの集団も分析不可能という結果が出た」

ベルトさん「地球上ではありえない質量の武装だ。あの色とりどりの集団、危険な存在かもしれないぞ」

ドライブ(…………)



ガサッ

子供「うえぇーん……」

ワンパー「チーッスチーッス」

霧子「あんな所にまだ子供が!」

ドライブ「逃げ遅れたのかくそっ!」ダッ


レッド「待てぇいワンパー!」ドゲシッ

ワンパー「グエッ」

ドライブ「!」

レッド「大丈夫か?」

子供「……うん!」

レッド「よし早く逃げるんだ!」

子供「ありがとう!赤いおじさん!」

レッド「お、おじさん!?俺まだ23だぜ!?」

ドライブ「……ぶっ!」



ドライブ「お前らの正義は見せてもらったぜ!もう考えるのはやめた!」

ドライブ「カーレンジャー!協力して戦おう!」

レッド「はい、そーしましょっ!」

レッド「フェンダーソード!」

グリーン「バイブレード!」

ドライブ「ハンドル剣……」



ブルー「マフラーガン!」

イエロー「オートブラスター!」

ピンク「ナビックショット!」

ドライブ「……ドア銃…」



ベルトさん「どうやらネーミングセンスは向こうの方が君より一段上のようだな?」ニヤニヤ

ドライブ「ほっとけ!」パン パンッ

≪タイヤコウカーン!! マァックスフレーア!!≫ボオォォ

レッド「別のタイヤが飛んで来た!?」

グリーン「なんや火ぃ吹いたで!」



ドライブ「お次はこれだ!」


≪タイヤコウカーン!! ドゥリィームベガァス!!≫ジャリンジャリン

ブルー「今度は別のタイヤでございます!」

レッド「身体どうなってんだ!?怖っ!!」



ベルトさん「シンノスケ!奴らは数は多いものの大して強くないようだ!」

ドライブ「OK、ワイルドで一気にカタをつけるぜ!」


《Drive!! Type wild!!》


レッド「全身が黒い4WD車みたいになっただと!?」

ピンク「色々変われるなんてなんかズルい!」

イエロー「私達なんて万年同じスーツの着たきりスズメなのに!」


≪ターン!! ドリフトスラァーッシュ!!≫

ワンパー一同「「「チーッス!?」」」ズババババッ



ベルトさん「nice drive!!」

レッド「いや~なんか手伝ってもらっちゃったりしてありがとうね~」

ドライブ「こちらこそ、最初疑って悪かったな」

ピンク「じゃあ改めまして!……あなた達誰?」

ドライブ「俺?あぁ、仮面ライダードライブ」

カーレン一同「「「「「仮面ライダー??」」」」」

グリーン「なんじゃそりゃ」

レッド「聞いたことないな」

グリーン「てかそこの婦警さんは何もんなん?」

ブルー「失礼ですが、もしかして貴方も警察の方でございますか?」

ドライブ「あ!いやー……アハハ…」

ピンク「ね、ね!それより名乗りとかないわけ?」

ドライブ「えっ何名乗りって」

レッド「戦う交通安全!激走戦隊!カ~~レンジャー!!みたいなやつの事だよ」

イエロー「だって今超フツーに名前言っただけじゃない」

ドライブ「名乗りって言わなきゃいけないのか!?」

レッド「いけなく…」

グリーン「ないけど…」

イエロー「物足りなくない?」

ブルー「せっかく見た目カッコいいのに勿体無いでございますよ」

ドライブ(よく考えたら剛も毎回言ってるし……もしかして俺の方が非常識なのか!?)

霧子「名乗りの話は後にしてください。それより先程の怪人やあなた方激走戦隊カーレンジャーについて色々聞きたい事があります」

霧子「特に先程の怪人……あれは普段私達が戦っているロイミュードとも異なる、市民の安全を脅かしかねない存在です」

ドライブ「俺たちの使命はロイミュードを倒すだけじゃない、一般市民を守ることが俺たち仮面ライダーの使命なんだ」

ドライブ「だからその為にも、知っている事を教えて欲しいんだ」

レッド「……一般市民を守る、ね…」

レッド「ここまで言われちゃ宇宙の平和を守る激走戦隊カ~レンジャーとしては断れないな」

イエロー「ちょっとちょっと!聞きたい事はこっちだって山ほどあるんだから!」

グリーン「なんやうどん屋さんと戦ってるなんてそば屋さんかなんかか?」

ドライブ「うどん屋じゃねえロイミュードだ!俺がそば屋に見えるってのか!」

ブルー「タイヤ屋さんになら見えるでございます」

霧子「ああもう話の腰を折らないでください……」ゲッソリ

レッド「んじゃ改めて言うと、さっきの奴等はボーゾックの手下だ」

ドライブ「ボーゾック?」

レッド「そうだ。ボーゾックってのはだな……」




prrrrrrrrr prrrrrrrrrr


レッド「やべっ、電話だ!」

ドライブ「えっ」

レッド「はいもしもし……あー社長!いつもお世話に……はい……いえちょっと向かう途中でトラブルがありましてまだ久留間運転免許試験場に到着できていなくて……はい、はい……」

ドライブ「今、社長って……」

霧子「ってか、うちの住所……」

レッド「……あーすみません!はい、皆も一緒です……はい!すぐに向かいます!!失礼します!!」ピッ

レッド「やべぇみんな!もう時間とっくに過ぎてるぞ!戻ろう!!」

ピンク「しまった忘れてた!」

グリーン「えらいこっちゃで!」

レッド「じゃあそういう訳で、俺達急いでるから!バイバーイ!!」ダッ

ドライブ「あ、おい!ちょっと待て!!」

霧子「……行ってしまいましたね」

ベルトさん「先ほどの怪人、それに激走戦隊カーレンジャー……」

ドライブ「いったい何者なんだ……」

霧子「泊さん大変です!もう約束の時間を完全に越えてますよ!」

ドライブ「やっべマジか!急がないと!」

霧子「今日は皆出払っていて課内がカラッポです、業者の方もうカンカンでしょうね」

ベルトさん「菓子折りでも持って謝った方がいいのではないかね?」

ドライブ「だよなぁー……あー気が重い…」


バタン ブロロロロ・・・




ガサガサッ

ロイミュードA「……おいっ、もう行ったぞ」

ロイミュードB「出て大丈夫?襲われない?」ヒョコッ

ロイミュードC「まさか、落ちてた蛸壺を拾って開けてみたら、中からタコ顔の全身タイツがわらわら出てくるなんて思わなかった」

ロイミュードD「しかも仮面ライダーや謎の色とりどりの5人組まで出てきてタコ顔の全身タイツを全滅させちゃうし」

ロイミュードE「戦況を見極めるため様子見に徹して正解だったな」

ロイミュードC「正直ビビって隠れてただけだけどな」

ロイミュードB「なー」

ロイミュードE「それを言うんじゃねえ」

ロイミュードA「だが、あれは一体……なんだったんだ?」

~~~~~

恭介「激走戦隊カーレンジャー以外にあんな奴らがいたなんてな」

洋子「正義の味方って思ったよりいるもんなのねー」

菜摘「でもさっきの車カッコ良かったよね」

実「ほんまそれ!やるならやっぱあれくらいどーんっといきたいよな」

直樹「デザインもどうせならスケッチさせてもらえばよかったでございます」

恭介「あ~、俺達もいつかあーんなカッコいい夢の車作りたいよな~」




洋子「そのカッコいい車が、取引先の久留間運転免許試験場に停まってるんだけど」

カーレン一同「「「「…………」」」」



恭介「えっと、同じ車種でオーナーが違うだけとか……」

実「あんな車が二台もあってたまるかい」

恭介「め、免許更新しに来ただけかもしれないし……」

菜摘「あのスペース、もろ職員専用スペースよ」

恭介「……もしかして、ここの関係者?」

直樹「もしかしなくても、そうでございましょうね」



恭介「何か、激しくやな予感しかしないな……」

霧子「運が良かったですね、向こうもトラブルがあったらしく今到着したそうですよ」

進ノ介「…………」

霧子「どうしました?」

進ノ介「いや……なんかさっきの事が引っかかってて」


コンコン

恭介「すいません自動車会社ペガサスです~、大変お待たせしまし……」

進ノ介「こちらこそお世話になります、お電話させていただきました特状課の泊と申しま……」



進ノ介「…………」

霧子「…………」

カーレン一同「「「「「…………」」」」」




一同「「「「「「……あ~~~~~っ!?!?!?」」」」」」


洋子「恭介!あのミニスカポリス、さっき居た人じゃん!」ヒソッ

菜摘「ってことはでっかい刑事さんの方が一緒に戦った……これ、まずくない!?」ヒソヒソッ

実「ええええらいこっちゃ~、俺らの正体バレてまうで~!」ヒッソリーノ

直樹「どうするんですか恭介さん!」ヒソヒソヒソ

恭介「しゃあねぇ、やることやって撤収だ!」ヒソ



進ノ介(カーレンジャー、社長との電話、久留間に『まだ』着いていなかった、今の反応…………なんてこった、繋がっちまった!)

霧子「泊さん、あの人たちってまさか……」コソッ

進ノ介「そのまさかかもなんだよ!とにかく話を聞かない事には……」コソコソッ



恭介「いやいやいや~この度はどーもご利用ありがとうございました」

直樹「はいこれ車のキーと、あと料金はこの額をよろしくお願いしまーすでございまーす」テキパキ

洋子「それとはいっ、お詫びの芋長の芋羊羹です」サッ

進ノ介「え、あ、どうも。あと少し事件のことでお話が」

カーレン一同「「「「「と、いうわけで……撤収~~~!!!」」」」」ダッ

進ノ介「こら!逃げんな!!」


進ノ介「ちょ、ちょっと待ってくれよ!」

恭介「い~や、待たない~!」

進ノ介「霧子!逃がすな!」

霧子「勿論です!」タンッ ヒラリ

恭介「げげっ!回り込まれた!」

菜摘「どういう運動神経してるのよ!」

実「いや~ん、逃げられへ~ん!」

進ノ介「あの、カーレンジャーって知ってるか?」

実「え?ああ、知ってる知ってる!めちゃめちゃよう知ってるで」

恭介「いやあの、でもね、もしかしてあっちのほうにいちゃったりなんかしちゃったりして」シドロモドロ

霧子「……っていいますか、貴方達がカーレンジャーですよね?」

カーレン一同「「「「「ギクッ!」」」」」

霧子「先程泊さん……仮面ライダーと共に闘いましたよね?」

進ノ介「お、おい霧子!」

霧子「いいんです、どうせ私の顔も割れてますし、事情を聞くためにはこれが一番手っ取り早いんです」

恭介「な、なな、何の話かな?仮面ライダードライブなんて見た事も聞いた事もないなぁ~~」

霧子「私は公園以来一度も、仮面ライダー『ドライブ』なんて呼んでませんが?」

実「ええええーとあれや!さっきドライブさんと会うて名刺交換したんや!」

進ノ介「いやしてねーから」

霧子「そもそもカーレンジャーとまるっきり同じ声じゃないですか!」

恭介「き、気のせいじゃないか?(裏声)」

直樹「他人の空耳でございまーす(裏声)」

霧子「5人ともお揃いの怪しげなブレスも付けて!」

洋子「あ!あれは、そのー……ポケベル?」

進ノ介「いつの時代だよ!」

実「大体なー、そこの刑事さんかて変なブレス付けてんのは一緒やろ~!」

実「第一それさっきの仮面ライダーとおn……もごぁ!」

菜摘「バカッ!語るに落ちちゃってどうするのよ!」


ギャーギャーワーワー


霧子「皆さん!!いい加減にしないと偽証罪で確保しますよ!」

恭介「分かった~!言う~!何でも言うから裁判沙汰だけはやめて~~!!」

――ドライブピット


恭介「うっひょ~~~!!ここが仮面ライダーの秘密基地か~!!」

進ノ介「ウヒョーってホントに言う奴初めて見た……」

菜摘「職場のすぐ下に秘密基地があるのはうちと同じね」

直樹「うちより整然としてて近未来的なデザインでございますね」

進ノ介「あれ、そっちもそうなのか?」

実「頼む~!内緒にしててくれへんか~?勝手に工場の下秘密基地にしてるって社長にバレたらクビになってまう~!」

霧子「は、はぁ……」

菜摘「そういやあの時、他にももう1人分声が聞こえてたわよね」

洋子「誰の声?」

実「どっからしてたんや?」

恭介「まさかとは思うが、仮面ライダーの方から2人分の声が聞こえてきた気がしたよーなしないよーな…」


ベルトさん「Exactly!! 正解だ、よく気が付いたね」

直樹「ベルトが喋ったでございます!」

実「なんや無駄にええ声のベルトやなあ」

恭介「んな訳ねーよ、どうせうさんくさそーなおっさんがどっかから通信してんだろ」

ベルトさん「残念だったね、私はベルトだ。通信端末ではなくベルトそのものが本体なのだよ」

恭介「ふぅ~ん、ベルトねぇ」

ベルトさん「呼び捨てとは失礼だな、さんを付けたまえ」

恭介「んじゃベルトのおっさん」

ベルトさん「違う、そうじゃない」

菜摘「それでもうさんくさそーなことには変わりないわよ」

進ノ介「おっやっぱそう思う?」

ベルトさん「シ、シンノスケまで!」

進ノ介「文句があるならいつもの秘密主義やめろよな」

洋子「液晶の顔文字って変わるのね可愛い!い~な~、うちにも一台欲しい~!」

実「よう考えや洋子、可愛らしい顔文字使うてるけど中身はおっさんなんやで」

洋子「えー、じゃあいらなーい」

ベルトさん「私が傷つかないとでも思っているのかね」

霧子「クリムをいじるのはその辺にして、そろそろちゃんと話の続きを聞かせてください」

ベルトさん(あ…助かった……)ホッ

霧子「貴方たちをこのドライブピットに入れたのも、他の人に話を邪魔されないようにするためです」

恭介「さっきまで戦ってたのはワンパーっていって、言うなればボーゾックのよくいる弱めの戦闘員だ」

ベルトさん「我々で言う下級ロイミュードをもう少し弱体化させたようなものだろうか」

霧子「そのボーゾックというのは一体なんなんです?」

恭介「ボーゾックは宇宙の暴走族だ」

ベルトさん「また随分と突拍子もない組み合わせだな」

進ノ介「詳しく、話を聞かせてもらえないか」

恭介「ああ、ボーゾックってのはな……」


~~~~~

~~~

――ボーゾックアジト バリバリアン内 酒場


ワイワイ ガヤガヤ


グラッチ「そういやゼルモダ、ワンパー入れてた壺ってどこへ置いたんだ?」

ゼルモダ「ああ、あれ虫干ししてたらチーキュに落っことしちまってよ~」

グラッチ「そりゃ災難だな、ま、飲んで忘れようぜ!」

ゼルモダ「そうだな飲め飲め~!」

ゾンネット「ねえ見て綺麗でしょ、この指輪」

ガイナモ「エヘヘヘヘ、可愛いおてて~」デレデレ



ガラガラピッシャーン


エグゾス「宇宙暴走族ボーゾックよ」


ガイナモ「出た!全宇宙に君臨する悪の支配者、暴走皇帝エグゾス!」

エグゾス「最近、宇宙暴走族には必要不可欠な構成員が不足していると聞いたが」

ガイナモ「その通りだ」

グラッチ「最近ボーゾック辞めるやつ多いんだよなぁ~」

ガイナモ「どいつもこいつも、根性のねえヤツばっかり……」

ゾンネット「ケガしたとか実家継ぐとかボーゾックやってる歳じゃないとか、切ない理由よねぇ」

グラッチ「もう俺もボーゾックやめて真面目になっちゃおうか……」

ガイナモ「土星でおでん屋でもするか」

ゾンネット「あたし宇宙の田舎に帰って、農業でもする!」

エグゾス「暴走族が落ち込んでどうする。暴走魂を失った暴走族に、勝利は訪れない」

ガイナモ「とは言ってもよお、実際激走戦隊カーレンジャーのせいで戦える奴は減るばかりだし、金も無いから新しいボーゾックも増やせないし、どうしろっていうんだよ」

エグゾス「全宇宙の悪者に、余が毎月1回配っている『宇宙ランド』の春休み合併号とその付録の『家計節約!宇宙人再利用コピーキット』。これを使って激走戦隊カーレンジャーを倒すがいい」

エグゾス「ではさらばだボーゾックよ。悪の自信を取り戻せ、誇りある暴走魂を忘れてはならん」

ゼルモダ「だったらこいつにまかせようぜ」

ガイナモ「ボーゾック一の節約上手、RR(リーリー)サイク!」


RRサイク「お呼びでサイク~?」

グラッチ「えー説明書説明書…『スーパー戦隊に倒された宇宙怪人も、このキットとハサミとのりを使って他の宇宙怪人に貼り付けるとあら不思議!
     1人でコピーした怪人の能力と姿とHPを使える様になっちゃいます!ただし3人分までしか使えず、一人の怪人あたり一回の再利用が限度です
     再生怪人で人件費を大幅削減!楽しい悪の組織ライフを!』だってよ」

ガイナモ「おい!激走戦隊カーレンジャーに倒された奴等のボディって、どれぐらいあったっけか?」

ゼルモダ「基本ほったらかしの癖によくいうぜ」

ゾンネット「だいたい普段爆発しちゃうからロクに残ってないのよね」

ガイナモ「んなこたあねぇ、探したらどっかその辺に転がってるだろ」

RRサイク「探したらホントにその辺に3人分転がってたでサイク~!」

ガイナモ「おお見つかったか!で、どいつのボディなんだ?」

RRサイク「えーっとねー耳貸して……ごにょごにょごにょ」

ゾンネット「ふんふんふん……ってちょっと!どさくさに紛れてあたしの耳舐めないでよこの変態!」ゲシッ

ゼルモダ「マジでこいつらのボディしかなかったのかよ?もっと強そうなやつのはなかったのか?」

ガイナモ「バカ野郎!そんな強い奴がいたらここまで激走戦隊カーレンジャーに負けてねえよ!」

グラッチ「とにかくやってみようぜ、お~い、のりとハサミ持ってこい~」


~~十数分後~~



ガイナモ「よし、じゃあ行って来いRRサイク!改め、再生したボーゾック一のガソリンスタンド店員、SSスタタンゾよ!」

SSスタタンゾ「任せるでサイク~!じゃなかった、任せるでスタタンゾ~!」


~~~~~

~~~




恭介「……っていうのがざっくりとしたボーゾックについての説明だ」

恭介「ってあれ、どうしたんだ頭なんか抱えて?」



進ノ介「……なんなんだそいつら…目論見や行動がおかしすぎて全く理解できねえ…俺の脳細胞がエンストしかかってる…!」

ベルトさん「奇遇だねシンノスケ……私ももう考えるのを止めたいよ……」

霧子「ロイミュードがまだまともに見えてきました……ああ頭が痛い……」

洋子「そういえばトライドロンって普段ここに入れてるんでしょ?」

菜摘「ターンテーブルもその為のでしょ?ピットインしないの?」

進ノ介「一応トライドロンは特状課の車だから、怪しまれないようにしばらくは普通に駐車してるけど」

霧子「人のいない頃合いを見計らって隠し道路からピットインさせてます」

実「隠し道路!かっこええ響きやな~!」

直樹「いかにも秘密基地!って感じの趣があるでございますね」

進ノ介「普段はベルトさんが入れてくれてるけど、えっと確かこのボタンを押したら呼び出せるはず…」

恭介「俺にも押させて押させて!ぽちっとな!」ポチッ

進ノ介「こら!勝手に押すな!」


ウィーン グオーン ガガガ



シーン・・・


恭介「……あれ?」

直樹「来ないでございますね」

菜摘「ちょっと恭介!あんたが勝手にいじるから壊しちゃったんじゃないの!?」

実「あーあ、弁償やなー」

恭介「ええ~~~!!俺のせい~~~!?」

進ノ介「いや、押した人間は関係ないはずだ……でもおかしいな、一体どうして…」

ベルトさん「大変だシンノスケ!」

進ノ介「どうしたベルトさん」



ベルトさん「トライドロンが、家出した……」

~~~~~

進ノ介「どういう事だよ!トライドロンはあんたの戦うためのボディなんじゃなかったのか!?」

ベルトさん「私にも何がなんだか分からない!いきなり『探さないで下さい』と通信が来て以来一切操作不能に陥ってしまったんだ!」

恭介「おい!外見てみろ!」


プァー プップー パッパパパー


進ノ介「嘘だろ!?車が空を飛んでる!?」

霧子「泊さん!トライドロンも先頭で空を飛んでます!」

菜摘「あーっ!私達が修理した車まで飛んでっちゃってる!」

ベルトさん「タイプフルーツも使っていないのにありえない!」

進ノ介「霧子!他の人に避難指示を頼む!」

霧子「分かりました!」ダッ

恭介「よっしゃみんな、行くぞ!」



進ノ介「変身!!」

《Drive!! Type Speed!!》


『激走!!アクセル・チェンジャー!!』

ピンク「この光景、前にも見たわね」

ブルー「これは間違いなくボーゾックの仕業でございますね」

ドライブ「本当か!?」

グリーン「せや、確かあーんな感じの怪しい奴のせいでな」

レッド「そうそうあーんな感じの……っておい!」



SSスタタンゾ「スタスタスタタンゾ~♪」


レッド「あいつは、この間倒したボーゾック!」

SSスタタンゾ「俺はR…じゃなくて、暴走皇帝エグゾスによって復活したSSスタタンゾでスタタンゾ~!」

SSスタタンゾ「ただ空を飛んでるだけじゃないでスタタンゾ!この家出したくなるガソリンをチーキュの車に給油して、バリバリアンに家出してきた車をボーゾックの暴走車にリサイクルするでスタタンゾ!」

ドライブ「言ってる意味がさっぱり分からない!!」

ベルトさん「ちなみにチーキュとは何のことかね」

レッド「地球のことだよ!」

SSスタタンゾ「これも節約術の一環でスタタンゾ~!カーレンジャーもそこのタイヤの人も邪魔をするなら容赦しないでスタタンゾ~!」

イエロー「あんたも懲りないわね!」

ピンク「せっかく修理したのにー!」

グリーン「俺達が苦労して苦労して、ほんっと苦労して仕事したってのに」

ブルー「これ以上台無しにされるなんて、やーでございます」

レッド「そうだそうだ!俺たちは給料税込み19万3000円で、自動車会社で働きながら宇宙の平和まで守ってんだぞ!?」

ピンク「あたしのお給料は20万ちょっと!」

イエロー「私は20万2000円!」

グリーン「俺なんか17万8000円やで!」

ブルー「21万円でございます」

SSスタタンゾ「どうでもいいだろそんなの」

ドライブ「よくないっ!!仮面ライダーだって残業代降りないんだぞ!!」

ベルトさん「ちなみに私は生前ブラックカードを持っていたぞ」

ドライブ「自慢か?」

ベルトさん「自慢だ」ドヤァ

レッド「とにかく!そんな真似なんてさせないぞ!」

SSスタタンゾ「させます!行け、ワンパー!!」

ワンパーs「「チーッス!!」」

SSスタタンゾ「そしてこの隙にスタコラスタタンゾ~!」ピュー

レッド「こら!待ちやがれ!」

イエロー「でも家出した車を連れ戻さないと!」

ピンク「二手に分かれましょ!」

ブルー「ではボーゾックはわたくし達4人でやっつけますから、お二人は家出した車たちを追って下さい!」

ドライブ「分かった!」

レッド「後は任せた!」

グリーン「おう、任せとけ!」

ドライブ「行くぞカーレッド!」

レッド「レッドレーサーだよ!」

レッド「来い!ペガサスサンダー!!」


ブゥゥン パッパー


レッド「よく来てくれたな、ドラゴンクルーザーは4人の所に向かったのか、分かった!」

ペガサスサンダー「」パラリラ♪

ベルトさん「この車にも意思があるのかね」

レッド「ああ、俺とこの車は完全に心が通じ合えてるんだ」

ドライブ「いい車だな、お前らが造ったのか?」

レッド「いや、元々こいつらは野生の車だったんだ」

ドライブ「は?」

レッド「銀河中誰も載りこなすことができなかった伝説の車でさ、そのせいで織姫と牽牛から文句が来て神様に隕石に閉じ込められてたんだけど、色々あって仲間になったんだ」

ドライブベルト「「???????」」

ペガサスサンダー「」プップー

ベルトさん「『あんな車に愛情のないボーゾックを家出先にされるなんて絶対に許さない、自分達も仮面ライダーに協力する』と言っているぞ」

ドライブ「ありがとう。よし、一緒に仲間を助けに行こう!」

ペガサスサンダー「」プー♪

レッド「良かったな、さあ行くぞー!」

ドライブ「だが、相手は空を飛んで行っている、一体どうやって」

レッド「ペガサスサンダー、スカイモード!!」

ドライブ「お前、飛べんのね……」

~~~~~

ヒュオオォォォ

ドライブ「すごいな、もう追い付いたぞ」

レッド「だろ?空だって飛べちゃうから買い物行くときはペガサスサンダーが一番便利なんだよな~」

ドライブ「行ってんのかよ!」

ベルトさん「見る限りではトライドロンだけでなく、かなりの数の車が飛んで行ってしまっているようだな」

レッド「車も家出したくなるよなぁ」ウンウン

ドライブ「…そういえば、最近トライドロンにちゃんと乗れてやれてなかった気がする……俺がしっかり乗りこなせなかったから愛想つかされたんだ……」ズーン

ベルトさん「色々と予算も食ってしまうからな、仕方ない面もあるさ」

レッド「予算って何の?」

ベルトさん「維持費さ、他意はないよ」シレッ

ドライブ「トライドローーン!!俺が悪かったーー!もう一度やり直そう!!頼むから戻ってきてくれーーー!!!」ガタッ

ベルトさん「落ち着きたまえシンノスケ!」

レッド「車の窓から手や頭を出すと危ないぞ!」

ベルトさん「しかしどうするつもりかね?トライドロンが制御不能な以上、こちらから協力出来る事は至極限られているのだが」

レッド「家出した車を帰す方法が、ひとつだけある」

ドライブ「なんだって?」

レッド「昔、家出した非行の車を保護したとき……」ジーッ

ベルトさん「?」

レッド「なぁベルトのおっさん」

ベルトさん「おっさんとは失礼だな、『おっ』を取りたまえ」

レッド「その無駄にいい声を見込んで、一つ頼みがある」

ベルトさん「無駄にが余計ではないかね」

レッド「頼むよ~!俺達の声より人生の深みに富んだ渋カッコいいナイスミドルないい声の方が家出した車の心に響くと思うんだよ~!」

ベルトさん「必要とあれば仕方ない、頼まれよう」フフン

ドライブ(褒められて気を良くしたんだな)

ベルトさん「それで、具体的にどうすればいいんだ」

レッド「あのな……」


~~~~~

~~~


ベルトさん「しかし本当にこんなので車が戻って来るのかね……」

ドライブ「冗談としか思えないよなあ…」

レッド「まぁまぁかたい事言わずに」

ドライブ「カラフルコマーシャルも音源協力してくれるってさ」

カラフルコマーシャル「」キンコーン♪

レッド「どうぞ」

ベルトさん「ん、えへん……では」





https://www.youtube.com/watch?v=VAcp5PVCAjM



ベルトさん「う~さ~ぎ~ お~~いし か~の~や~ま~~♪

      こ~ぶ~な~ つ~~りし か~の~か~わ~~♪

      ゆ~め~は~ い~ま~も~ め~ぐ~~り~て~♪

      わ~す~れ~ が~~たき~ ふ~る~さ~と~~♪」(ものすごくいい声)





トライドロン「……」ピタッ

車s「「……」」ピタッ




ベルトさん「ほ…本当に止まった…」

ドライブ「車たちが家出中断したぞ」

レッド「いやあ上手い上手い、いい歌聞かしてもらった!」パチパチ

ベルトさん「科学原理が、まったく分からない!!」




トライドロン「」クルッ ヒューン

車s「「」」ヒューン



ベルトさん「車たちが泣きながら、ふるさとのガレージへ帰っていく……」

ドライブ「車って泣くんだ……」

レッド「車も泣くほど歌に感動したんだよ」

ベルトさん「困惑の感情が勝ちすぎて素直に喜べないがね」

ドライブ「そうだっ、トライドロンも戻ったんだ!!」

ベルトさん「ああ、追ってくれ!」

レッド「ペガサスサンダー、急降下!」

――駐車場



ドライブ「うおぉぉトライドローン!今までごめんなー!これからはもっと大切にするから!!」ヒシッ

ベルトさん「シンノスケ……AIを搭載していないトライドロンに言っても……おーい……」

レッド「いや~よかったよかった、感動の再会だよなぁ」

レッド「そうだ、みんなに連絡しないと」ピーピー

レッド『ブルーレーサー、グリーンレーサー、イエローレーサー、ピンクレーサー?お~い調子はどうだい?』

『…………ザザッ………ザッ……』

レッド「いや~こっちはベルトのおっさんのふるさとでなんとか…あれ?もしもし、もしも~し?」

ドライブ「可哀想に給油口が無いから直接ガソリンぶっかけられて……ん?」

ベルトさん「どうかしたのかね?」

『…熱………ザザザッ……動け…な……ザ…助…け………て……ガガッ』

ブツッ 

レッド「おい!一体何が!!もしもし、もしもし!!おい!くそっ!!」

レッド「みんな!!!」

とりあえずここまでです

この度は一度落としてしまって申し訳ございませんでした、以後気を付けます

書き溜めどころか碌に寝れないぐらい忙しかったのも
先週主役が殉職したのも
これも全部乾巧って奴の仕業なんだ

※双方の時系列は
ドライブ→チェイス死神時代らへんのパラレル
カーレン→クリスマス前後
となっています
だからTV現行放映分とは敵味方などの関係が異なりますがご容赦下さい

――少し前



カーレン4人「「「「シフトアップ、オートパニッシャー!!!」」」」


チュドーン!!


SSスタタンゾ「ぐわあああぁぁぁ!!お陀仏スタタンゾ~~!!!」


グリーン「やったか!?」



モクモクモク


RRサイク「クッソ~、やっぱり逃げ回るだけじゃ、らちがあかないでサイク~」

ブルー「見た事ないボーゾックが出てきたでございます」

イエロー「ウソ、今の喰らって無事だなんて!」

RRサイク「一旦撤収~!!」フッ

ピンク「あっこら!……あ~ん逃げられちゃった」

イエロー「まぁ追っぱらえただけ良しとしましょうよ」

グリーン「んじゃ探しつつ戻ろか~」

~~~~~

RRサイク「えーっと、SSスタタンゾがやられたから、次はこいつでいくでサイク」



XXミレーノ「じゃじゃ~ん、RRサイク改め、復活したボーゾック1のピザ作り名人、XXミレーノな~ノ」

XXミレーノ「ピザをバカにしたやつは、おいしいピザを作って見返してやる~ノ」




ガサガサッ

コソッ


ロイミュードA「おい、今の見たか」

ロイミュードD「今のどころかずっと追って見てたじゃん」

ロイミュードC「ビビって隠れながらな」

ロイミュードB「なー」

ロイミュードE「それを言うんじゃねえ」

ロイミュードA「仕方ないだろ、俺らはしょせんうだつの上がらない下級ロイミュード、超進化体はおろか進化体すら夢のまた夢」

ロイミュードC「のこのこ出て行ったところで仮面ライダーに瞬殺されるのがオチだからなあ」

ロイミュードB「ブレン様は怖い顔して、頑張れなんて叫ぶけど」

ロイミュードD「俺達だって生命体、休まなきゃバイラルコアボロボロ」

ロイミュードB「ラーメンおごっちゃうから、たまには負けたりしてくんないかなぁ…」

ロイミュードA「話戻すけど多分あいつだよな、俺らがさっき拾った蛸壺の持ち主って」

ロイミュードD「ああ、俺らロイミュードとはまた別の奴等だよな」

ロイミュードA「で、だ。あいつはさっきトライドロンを事実上奪取し、色とりどりの5人組に攻撃されてもほぼ無傷で、しかも別の姿に進化した」

ロイミュードB「ぶっちゃけ僕らより強い」

ロイミュードA「そこでだな、もうしばらく様子を見て、もし俺らの進化を促せそうな奴だったら……」

ロイミュードD「成程、取り入ってデータを吸収し、進化しようって訳だな」

ロイミュードA「見極めるためにももうしばらく様子見に徹しよう」

ロイミュードC「結局また様子見かー」

ロイミュードB「なんかストーカーみたいだよね」

ロイミュードE「やかましい」ポカッ

~~~~~

ガシャーン キャー ワーワー 



ブロロロ・・・

剛「おっ、事件か?」

一般市民1「あっ、そこのバイク乗った兄ちゃん、あっちの道は危ないから早く逃げろよ」

一般市民2「すんごくおいしそうなピザがあっちの道で集団交通違反してるから気を付けた方がいいぜ」

剛「はぁ?ピザが集団交通違反?あんた何言って……」

ピザ「ピザ、ピザ」ペタッ

運転手1「クソっ、ピザが信号機に張り付いてるせいで色が分かんねえ!」



ピザs「「「ピザピザ、ピザ」」」ヒュンヒューン

運転手2「うおおっ!ピザが急に飛び出してきた!?」キキキーッ

運転手3「急に止まんじゃねえ追突しちゃっただろうが!」ガシャーン



ピザ「ピザー、ピザーピザー」ペッタリ

運転手4「道路標識の上でピザが鳴いてる、ここって曲がっていいのか?」

同乗者「っていうか、ピザの鳴き声って『ピザ』なんだ」



子供「あっこのピザおいしい」モグモグ

母親「拾い食いしちゃダメでしょ!」



ピザs「「「「ピザ、ピザピザピザー、ピザピザ-」」」」ノロノロ

トラック運転手1「おいこらぁ!ここは横断禁止だぞ!!」

トラック運転手2「早く渡りやがれ!こちとら急いでんだ!」

トラック運転手(市川勇蔵)「…どーせこれもロイミュードの仕業だろうなあ……」ボソッ



ピザ「ピザピザ、ピザ」

一般市民3「警察は何やってんだ!早くこのピザを取り締まれよ!」



剛「ほ…ほんとにピザが集団交通違反してやがる……」

XXミレーノ「んふふ~、今度はうまくいきそうナ~ノ」ヒョッコヒョッコ



剛「おっ、いたな?じゃ、お楽しみは俺からだ」チャッ


剛「レーッツ、変身!」バッ

// シグナルバイク! ライダー! マッハー! //

~~~~~

ブルー「アクセルチェンジャーに反応ありでございます!」

ピンク「あっ、見つけた!!」


XXミレーノ「んげ、カーレンジャー!くるのが早い~ノ!」


イエロー「また見覚えのあるボーゾックじゃない」

グリーン「こらこらこら~、俺らの記憶が確かなら、ただピザを配って歩くだけの、性格のいいボーゾックやあらへんな?」

ブルー「何を企んでいるのでございますか!」

XXミレーノ「悪いこと企んでる~ノ、詳しくは言えない~ノ」

イエロー「ピザが怖くて地球人やってらんないわ」

ピンク「そうよ。私なんか大好物だもん」

グリーン「うん!ってピンクレーサー、そういうことちゃうやろ」

XXミレーノ「復活したボーゾックのピザは一味違う~ノ、ピザ共、ゆけぇっ!」ヒュンヒュン!



// シグナルバイク! シグナルフォーム カクサーン! //

パンパンパンパン!



XXミレーノ「うっそぉ!?ピザが全部撃ち落とされちゃった~ノ!?」

イエロー「何!?」

グリーン「誰や!?」




仮面ライダーマッハ(以下マッハ)「追跡、撲滅、いずれも~~、マッハーー!!」

マッハ「仮面ライダ~~~!!マッッハ~~~~!!!」パラリラ♪




カーレン4人「「「「かかか…かぁっこいぃ~~~い!!!」」」」パチパチパチ

マッハ「へ?…………え、あ、そう?どーも☆」キラッ★

グリーン「いやぁ~やっぱ名乗りはこれくらい目立ってナンボやなぁ!!」

イエロー「ポーズもこれぐらいばばーん!っといった方が断然カッコいいもの!」

ピンク「追跡、撲殺だっけ?あーいう二つ名もあった方が締まるわよね~」

ブルー「わたくし達も取り入れてみるでございますか?」

ピンク「これ見ちゃうとドライブの名乗りってやっぱ地味だって、泊さんにも名乗り作らせた方がいいよ!」

マッハ「嬉しい事言ってくれるじゃん♪この名乗り自分でもかなり気に入っててさー……ところで、進兄さん知ってんの?」

ブルー「そちらこそ知り合いでございますか?」

マッハ「てかあんたらがカーレンジャーでしょ?姉ちゃんから話は聞いてるよ」

イエロー「なーんだ、そういうことなら早く言ってよ~」


ワイノワイノ


XXミレーノ「今のうちに逃げちゃう~ノ」コッソリ

一同「「「「「こら!!逃げんな!!」」」」」ガンガンガンガンッ!

XXミレーノ「ぐふぁああ!!」

XXミレーノ「逃げるなって言われて逃げないやつなんていない~ノ」フッ

マッハ「あいつマジで逃げやがった!」

イエロー「つくづく逃げ足だけは早いやつ!」

グリーン「ピンクレーサー、ボーゾックの居場所を教えてくれ!」

ピンク「分かったわ、ナビックコム!」


ピコンピコンピコンピコンピコンピコン


ピンク「以外と近くよ、真上!」

マッハ「そっか、真上か!」

一同「「「「「真上ぇ!?!?!?!?」」」」」

XXミレーノ「ピザの底力を思い知るがいい~ノ、それっ」


ヒュルルルル


ベシャッ


一同「「「「「うわああぁぁぁっ!!!」」」」」


マッハ「なんだこれ!クソッ、動けねぇっ!」ベタベタ

ブルー「頭が刺さって抜けないでございます~」ジタバタ

グリーン「刺さってる場合じゃないやろ!」

ピンク「ねぇ、これ前にもあったよね」

イエロー「これは、ピザ生地と具?」


XXミレーノ「ふっふ~ん、カーレンジャーをおいしいピザにしてやる~ノ」

XXミレーノ「別の人も混じっちゃったけど、これもちょっとしたスパイスナ~ノ」

XXミレーノ「じゃ、ここで作り方をご紹介する~ノ」



      カーレンジャーピザ ~仮面ライダーを添えて~
            講師:XXミレーノ

              §材料§
――――――――――――――――――――――――――――――

特大パイ生地…………………1ヶ オニオン
                    ピーマン
                    トマト
                    マッシュルーム
                    サラミ
新鮮なカーレンジャー………5人 モッツァレラチーズ

新鮮な仮面ライダーマッハ…1人




マッハ「黙れ!ふざけた真似しやがって!!」

XXミレーノ「油断したところを一網打尽にして正解だった~ノ」

XXミレーノ「後はこの巨大オーブンで焼くだけな~ノ」ガコーン


ブロロロロロ


ブルー「このエンジン音は…!」



ドラゴンクルーザー「」バッバー



イエロー「ドラゴンクルーザー!来てくれたのね!」

グリーン「いや待てよ?……なんか嫌な予感がするんやが」

XXミレーノ「じゃ、ここで作り方をご紹介する~ノ」



      カーレンジャーピザ ~仮面ライダーを添えて~
            講師:XXミレーノ

              §材料§
――――――――――――――――――――――――――――――

特大パイ生地…………………1ヶ  オニオン
                      ピーマン
                      トマト
                      マッシュルーム
                      サラミ
新鮮なカーレンジャー…………5人  モッツァレラチーズ

新鮮な仮面ライダーマッハ……1人




マッハ「黙れ!ふざけた真似しやがって!!」

XXミレーノ「油断したところを一網打尽にして正解だった~ノ」

XXミレーノ「後はこの巨大オーブンで焼くだけな~ノ」ガコーン


ブロロロロロ


ブルー「このエンジン音は…!」


ドラゴンクルーザー「」バッバー


イエロー「ドラゴンクルーザー!来てくれたのね!」

グリーン「いや待てよ?……なんか嫌な予感がするんやが」


XXミレーノ「こしゃくな~ノ、うりゃぁっ!」ヒュンヒュン


ピザ「」ペタッ


ドラゴンクルーザー「」クルッ ブロロロ・・・

ライドマッハー「」クルッ ブロロ・・・



ピンク「ああっ!ピザが張りついたとたんどっか行っちゃったー!?」

ブルー「ものすごくデジャヴでございます~!」

マッハ「おい!なんで俺のバイクまで逃げてんだよ!」

ブルー「あのピザで操られてるのでございます!」

マッハ「俺の…俺のバイク返しやがれぇぇぇーーーッ!!」


XXミレーノ「じゃ、スイッチオンナ~ノ」


ボオオオオォォォ


マッハ「クソッ!!こんなイカれた奴にしてやられるなんて……ッ!」

グリーン「熱!熱っつ!」

ブルー「熱いでございます!」

イエロー「加熱って直火じゃない!」

ピンク「熱い……動けない……助け…て…」

『ブルーレーサー、グリーンレーサー、イエローレーサー、ピンクレーサー?お~い調子はどうだい?いや~こっちはベルトのおっさんの……』 ピーピー


~~~~~


~~~





ドライブ「そう遠くには離れていないはずだ!シフトカーたちも見つけ次第知らせてくれ!」

レッド「頼む…!みんな、無事でいてくれ…!」

とりあえずここまでです
レシピずれて申し訳ございませんでした、ちなみにレシピ内容は放送分まんまです(マッハ以外)

レッド「見つけたぞ!あそこだ!」

ドライブ「なんだあのでっかいオーブンは!?」


ブロロン ズドドドド!!


レッド「ぐうっ!この攻撃はドラゴンクルーザーか!?」

ベルトさん「ライドマッハーまで操られているようだな!」

レッド「ペガサスサンダー!2台の相手を頼む!ドライブ、悪いが相乗りさせてくれ!!」

ドライブ「ああ!」バタン

ドライブ「機械相手ならこいつだな!」

《Drive!! type technic!!》


レッド「なんか緑のメカメカしいフォームになったぞ!?」

ベルトさん「タイプテクニックはその名の通り最強のメカニックマスターだ、初めて目にした機械でも、その構造を瞬時に解析することが可能だ」

レッド「じゃあ弱点とかも分かるのか!?」

ドライブ「ああ!弱点は前のスイッチとコンセントだ!」

ベルトさん「またえらく普通だな……」

ドライブ「構造が本当に普通すぎて、逆に弱点らしい弱点がここしかないんだよ!」

レッド「ボーゾック!早くドアを開けてみんなを解放しろ!」

XXミレーノ「分かった~ノ、ドアは開ける~ノ」パカッ

レッド「?やけに素直なボーゾックだな?」

XXミレーノ「たーだーしー!ここからお友達を救い出せるもんならやってみる~ノ!!」


ボオォォォォォォ!!!!


ドライブ「オーブンの中から火炎放射が!?」

ベルトさん「だがこの程度の炎でトライドロンは…」


ゴォォォォ メラメラ


レッド「あっつううぅぅ!?」

ドライブ「しまった!さっきかけられた『家出したくなるガソリン』に引火して!?」

レッド「うわあぁぁぁ!これが狙いだったのか!」

ボォォォォ

XXミレーノ「ヒャッハハハハハハ、もっと燃える~ノ!」


レッド「これじゃスイッチにちっとも近づけない!しかも熱い!どうすりゃいいんだ!?」

ドライブ「俺達3人だけじゃもうどうしようもない!だから……だから……」








ドライブ「頼んだ!!霧子!!!」

霧子「任せてください!」ザッ!!

ズボッ ブツッ

オーブン「」ヴヴーン… ピタッ



レッド「炎が止まった!!」

XXミレーノ「ふ、婦警さん!?一体どこから!?なんでコンセントを抜いて電源を止めることができた~ノ!?」

霧子「皆さんがまだ戻っていなかったのでこちらからも追っていたんです」

霧子「第一うちの建物のコンセントから延長コードが外までえんえんと延びてたら嫌でも目立ちますよ!」

霧子「それに、弱点の話はシフトカーを通してリアルタイムで受けてましたから。ですよねクリム?」

シフトワイルド(ベルトさん)「変身用シフトカーは私の手となり口となる遠隔移動端末でもあるのさ、そこにいるシフトカー達と違ってAIがないからね」ヒョコッ

XXミレーノ「なにぃ!?」

ロードウィンター「」ヘックチ ヒュオオォォオ

XXミレーノ「やめる~ノ!これじゃピザも車も冷めちゃう~ノ!」


ファイヤーブレイバー「」ウーカンカンカン プシュー

レッド「おお!ちっちゃな消防車が消火してくれた!」

ドライブ「来てくれたのかありがとう!一緒に戦ってくれるな?」


《タイヤコウカーン!! ファイヤァァーブレイバァー!!》

ガシッ ウィーン


XXミレーノ「やだ~!ピザが取られちゃったナ~ノ!」

レッド「はしご車のクレーンアームか!さすがはVファイヤーと同じ消防車、役に立つよな」ウンウン

ドライブ「じゃ、皆は返してもらうぜ」

XXミレーノ「あ~!まだ一口も食べてないのにひどい~ノ!」

《Drive!!type speed!!》

《タイヤコウカーン!! ミィッドナイッシャァドー!!》ベベベン♪

スパパパン!!


レッド「おおっ、手裏剣ピザカッター」

ブルー「た、助かりましたでございますぅ」ヘロヘロ

イエロー「前もやられたのに、今回もやられちゃったわ……」ベトベト

マッハ「くっそ……酷い目にあった……」

ドライブ「剛!?お前まで!!」

霧子「何やってるの剛!?」

マッハ「ちくしょう……ちくしょう……」ギリリ

XXミレーノ「料理の邪魔するな~ノ!」

XXミレーノ「車たち、カ~モ~~ン」クイッ



ペガサスサンダー「」ブオオオン!

ドラゴンクルーザー「」ブロロロォン!

ライドマッハー「」ブゥゥン!



レッド「ペガサスサンダーまで!?いつの間に!?」

マッハ「車ならおとなしく道路標識を守ってろ!!」ジャカッ

// シグナルバイク! トマーレ! //




ペガサスサンダー「」ピタッ

ドラゴンクルーザー「」ピタッ

ライドマッハー「」ピタッ


ピザ「」ポロッポロッポロッ





グリーン「3台全部のピザ洗脳が解けたで!」

レッド「やっぱり正義の交通ルールは守らなきゃな!」

XXミレーノ「ぐぬぬぬぬ~もうカンカンナ~ノ!!」


レッド「これで形勢大逆転だな!!観念しろこの高カロリー野郎!!」

ドライブ「ピザの暴走族!ひとっ走りつきaぐはぁ!?」ドカッ

マッハ「どいて進兄さん!こいつは俺にやらせて!!」

マッハ「人をさんざんバカにしたようなやり口しやがって、絶対許さねぇ!!」

// シグナルバイク! シフトカー! ライダー! デットヒート! //

ドライブ「ちょっと押しのける事はないんじゃないかな?ねぇ、ないんじゃないかな?」

とりあえずここまでです
長いこと間空けた上にあんま進んでなくてごめんなさい忙しすぎてやばかったです

// バースト! デーットヒート! //


ガンガンガンガァン!!


XXミレーノ「うぎゃああぁぁぁ!!」チュドーン

XXミレーノ「やばいやばいあいつやばい~ノ!まともに相手できるわけないナ~ノ!」

XXミレーノ「カーレンジャーの中を突っ切る方が少しはましナ~ノ!」ダッ

イエロー「うわっ!急にこっちに来た!?」

XXミレーノ「邪魔だどけ…うわっ!」コケッ

ピンク「きゃっ!」ドンッ

XXミレーノ「いてて…重いぞ、このブタ!」

ピンク「ブタですってぇ~~?」ゴゴゴゴゴ

グリーン「あ~らら、地雷踏みおったであいつ」

ピンク「そんなに重い重い言う事ないでしょこのパッパラパー!!」バキィ

XXミレーノ「ぎゃひぃ!?」

ピンク「私のハートが勝手に決めた道交法1120条、花も恥じらう乙女の前で体重の話をするべからず!」 ドカバキボカッ

XXミレーノ「がぎゃっ!ぐははぁ!ぶへらぁぁっ!!」

ピンク「ピザのカロリーが高いのも、私の体重が増えたのも、みんなあんたのせいなのよぉ~~~っ!!!」ドバキィッ!!

XXミレーノ「ぬ、濡れ衣だああぁぁ~~~~!!!」ズザザザッ

マッハ「俺が決めるから下がっててよ!後はどうなっても知らないぞー?」カシャカシャカシャン //ズーット! マッハ! //

ピンク「そっちこそ、邪魔しないでよね?」ガシャン

XXミレーノ「ヒィ……ヒィ……えっ?」



// ヒッサツ! バースト! フルスロットル! デーットヒート!! //


ピンク「ナビックブラスター!!!」ピロリロピロリロ バシュウッッ!!



XXミレーノ「ぎゃああぁぁぁぁ!!!あんまりミレ~~~ノ~~~~~!!!」


ドッカアアァァァァン




マッハ「やりぃ!!」横ピース

ピンク「ざまぁかんかん!!」ブイッ



霧子「すみませんうちの弟が、根はいい子なんですが……」ペコ

レッド「こちらこそすみませんうちのピンクレーサーが、根はマジメな…マジメな……やっぱそうでもないかも」ペコペコ

モクモクモク



RRサイク「こんにゃろ~、あっという間にストック1個まで減らされるなんて、話が違うでサイク~!」

イエロー「またあのボーゾックだわ!」

ドライブ「新手か!?」

グリーン「だいたいなんで今日は倒したことのあるボーゾックばっか出てくるんや?」

RRサイク「それもこれも仮面ライダーとかいう奴らが出てきたせい……覚えてろでサイク~!」フッ

マッハ「あっクソ!!また逃げた!!」

レッド「まかせろ!追ってくれ、ペガサスサンダーにドラゴンクルーザー!」



ペガサスサンダー「」ブゥンブゥン!

ドラゴンクルーザー「」バッバー!



ドライブ「車たちだけに追わせて大丈夫か?」

ブルー「だーいじょうぶでございます、あの2台は宇宙で誰にも捕まらなかったくらい強いのでございますから」

レッド「なんせ元・野生の車だもんな!」

ベルトさん「だからその野生の車とは何だね」

~~~~~


ペガサスサンダー「」ブロロロ!

ドラゴンクルーザー「」ブオンブオン!

RRサイク「ひええぇ!しつこいでサイク~!」



ガクン


ペガサスサンダー「!?」ノロノロ

ドラゴンクルーザー「!?」ノロノロ

RRサイク「ぬわああぁ~~!?なんだこれ遅っ!?」ノロノロ



サッ

ロイミュードA「あーそっかこいつも重加速効いちゃうんだったよな」

ロイミュードE「まあいい、回収だ」


ササッ

~~~~~

~~~



RRサイク「っぁあ!戻った!」

RRサイク「あれ?お前らがもしかして助けてくれたのか?」

ロイミュードA「ああ、そうさ」

RRサイク「初対面なのにピンチのところを助けてくれるなんて」

RRサイク「さてはボーゾックのファンの方だな」

ロイミュードB「はい、ファンの方です!」

ロイミュードD「バカ、本気で言う奴がいるか!」ベシッ

RRサイク「おい、お前ら!もしかして悪者かよでサイク」

ロイミュードA「ハハハハハハハ、当然だ!」

ロイミュードC「世界中でグローバルフリーズを起こした位のすんごい悪者だ」フンゾリ

ロイミュードB「どうだ、スケールでっかいだろ」フンゾリ

RRサイク「なにそれ知らないサイク」

ロイミュードE「こいつ偏差値低いな」

ロイミュードA「まあいい、話を戻そう……お前、さっきカーレンジャーって奴らとそれに――仮面ライダーと戦ってたな」

RRサイク「な、なぜそれを!?」

ロイミュードA「悪いけど、あんたの戦いぶりはずっと追わせてもらってた」

ロイミュードC「ほら、この蛸壺だって元はあんたの持ち物だろ?」スッ

RRサイク「それは確かにワンパーの壺……お前らさてはファンじゃなくてストーカーの方だな」

ロイミュードB「はい!ストーカーの方です!」

ロイミュードE「だからそれを言うんじゃねえって言ってんだろ!なんでお前はそうダメなんだよ!!」イライラ

ロイミュードA「で、だ。俺たちロイミュードは仮面ライダーを倒すのは勿論、感情や欲望などの様々な学びを経て進化態へ至る事を目的とする」

RRサイク「何だか言ってることがよくわかんないけど、よくわかんないなりに大変なことだと思う!」

ロイミュードB「そうそう本当に大変なんだよ~!」

ロイミュードD「もうお前喋んな!バカがばれる!!」

ロイミュードA「さっきの戦いでも、白い仮面ライダーたちを馬鹿馬鹿しい作戦ながらも窮地に追い込み、しかも2度も集中砲撃を受けながらも無傷だった」

ロイミュードC「これらから俺たちは仮面ライダー打倒だけでなく超進化への促進に十分な存在だと判断した」

ロイミュードA「それでだな、俺たちはお前から学習しつつ仮面ライダーを倒したい、お前は現在そいつと共闘していたカーレンジャーってのを倒したい……後は分かるな?」

RRサイク「なるほどやっと分かった」



RRサイク「車の悪者は悪者同士、助け合うのでサイク」

~~~~~

剛「いい笑顔で頼むよー、はいチーズ」カシャ

カーレン一同「「「「「チ~~~~ズ」でございます」」」」」ビシッ

剛「うんいい絵だねー♪あっもう変身解いていいよ」

霧子「メット越しでいい笑顔なんて分かるの?」

恭介「しっかしさ~、こう正義のヒーローが集合したんだし、なんかこう親睦会的なのやりたいよな~」

進ノ介「おっいいなそれ!じゃあ終業後に皆で晩飯食べに行くか?」

直樹「何食べるでございますか?」

恭介「ボリュームあるのがいいよな!例えば、ピザとk」

カーレン4人&剛「「「「「絶対ダメダメダメ!!ダメ~~~~~!!!!」」」」」

恭介「じょ、冗談だよう」アセアセ

洋子「普通のレストランだとメニューバラバラになりがちだし、みんなでつつけるのがいいなー」

実「同じ釜の飯、ってやつやな」

菜摘「居酒屋だったら少々盛り上がっても大丈夫じゃないかな?」

霧子「貴女も剛も未成年ですよ?」ジロ

恭介「んー、だったらさ……」

恭介「みんなで焼肉!!行かないか!?」

――夕方 焼肉屋


恭介「おじゃましますー」

店主「はいいらっしゃーい」

霧子「8名で予約していた詩島です。1人は後から来るので先お願いします」

恭介「焼肉には~、豊富な肉と~、さっぱり野菜」

実「それに、さっぱりしたビールと~、もったりした杏仁豆腐」

洋子「あたし焼肉屋に来たらオイキムチを食べなきゃ生きていけない体なの~、あぁ~オイキムチ~!」

菜摘「ハイハイ食べるのは席着いてからね~!ほら早く行く!」グイグイ



店員?「生ビール3つ、ウーロン茶1つ、クリームソーダ1つ、エスプレッソのブラック1つの注文はこの席でいいのか」

女性客5「ワオ!待ってました!」

男性客6「あっ!あとカルビにロースに、トリn…鶏もも肉を6人前お願いするでござる!」

店員?「分かった」

男性客1「よーし、それじゃあブレイブに乾杯だー!!」



店長「じゃあさっき入店した20番テーブルの注文取ってきて」

店員?「分かった」



スタスタスタ

店員?「水とお絞りを持ってきた。注文を言え」


進ノ介「剛はどうしてまだ来てないんだ?」

霧子「さっき撮ったカーレンジャーの写真を各所に売り込みに行くから遅れるそうです」

進ノ介「お、おい!そんなことされていいのか!?」

恭介「いや~人気者はこれだからつらいな~」テレテレ

直樹「またスポーツ紙の一面を飾っちゃうでございますね」

菜摘「テレビ放送用に動画も撮ってもらった方がよかったかしら」

洋子「あたしなんて昔ピ○コにワイドショーの特集で『ピンクレーサーはちょっと太めだから膨張色のスーツはやめた方がいい』って言われたのよ!?ああ腹立つ!!」プリプリ

進ノ介「いいんだ……」



店員?「注文を……」


霧子「そういえば私オイキムチって食べたことないんですよ、あれっておいしいんですか?」

洋子「辛いの好きかどうかによるけど、結構おいしいよ!」

恭介「チーキュの焼肉屋で食べた、オイキムチの味が忘れられないボーゾックが、俺達のロボを奪って韓国に行こうとしたくらいにな」

進ノ介「だからどうしてお前らの話はそう突っ込み所が満たんなんだよ!?」

霧子「そのままボーゾックを逃亡させたら日本の警察の恥でしたね……」

実「後から聞いた話なんやけどな、そのボーゾックに教えた焼肉屋のオヤジは間違えて北朝鮮の場所教えたみたいでな~アホやな~」

直樹「おちょこちょいでございますねアハハハハ」

菜摘「ホントよねえアハハハハ」

進ノ介「笑い事じゃねえ!?」

霧子「国際問題すぎます!!」


店員?「おい」






チェイス「店に入ったら注文するのが、人間のルールではないのか?」

進ノ介「ぶーーーーーっ!?!?」

進霧「チェ、チェチェチェ…チェイス~~~~~~!?!?!?」

とりあえずここまでです

訂正ですすみません

×店長→○店主

ちょっとiDadに触手攻撃されてくる

進ノ介「し、死神の旦那ぁ!?なんであんたがここに!?!?」

恭介「え、誰?知り合い?」

チェイス「聞こえなかったのか。注文を、言え」

実「そないゆっくり言わんでもわかるっちゅーねん、えっとな……」

霧子「ちょっと待って!あなたがどうしてここで働いているのか理由を聞いたら注文するわ」

チェイス「……いいだろう」


~~~~~

~~~



――数日前


店主「待ってくれ~!頼む、君が最後なんだ、辞めないでくれ~~!!」

元バイト「いーえ、辞めます~!永久にさよなら!!」

店主「ああぁ~なんてこった~!」

店主「生ゴミからペットになり最後には弟子になった宇宙人がお袋と駆け落ちして以来、ショックでたこ焼き屋を廃業して焼肉屋になったが、やはり上手くいかずバイトにも辞められて大ピンチだ~~!!」

店主「せめて、せめてバイトがあと1人いれば……ん?」

チェイス「……」スタスタ

店主「丁~度いいところに!!君ぃっ!!俺と一緒に焼肉屋やらないか?」ガシッ

チェイス「何だ貴様は!」

店主「そこの焼肉屋の店主ですけど」

チェイス「何の話だ」

店主「今時珍しいぐらい経営難で人手の足りてないうちの焼肉屋でバイトして欲しいって話です」

チェイス「なぜ俺を選んだ」

店主「たまたま通りかかったから」

チェイス「誰でもいいのか……」

店主「お願いだから雇われてくれ!このままでは今時珍しいぐらい経営難なうちの店は潰れて、俺は路頭に迷った末に孤独死してしまう!」

店主「頼む!!俺の命を救うと思って!!!」

チェイス「!!」

(――――――人間を守れ……――――――人間を守れ……)

チェイス「うっ……人の、命……」ズキンズキン


~~~~~

~~~





チェイス「それ以来週6のシフトで業務を遂行している」

進ノ介「もうお前足洗えよ」

進ノ介「なぁ死神の旦那、頼むからロイミュードの仲間なんか辞めちまってこのまま焼肉屋で真面目に生きていけよ。『キッチンちぇいす』みたいな店を出す時は俺も花輪くらい出してやるからさぁ」ガシッ

チェイス「肩を組んでくるな業務の邪魔だ。それより早く注文を言え」

恭介「じゃあ、俺と実は生ビールで」

霧子「あ、わ、私もです!」

進ノ介「俺もそうしようかな」

洋子「じゃあ全員生ってことで!あたしたちも生…」

進ノ介「未成年の飲酒は」カチャ

霧子「犯罪ですよ?」チャリッ

チェイス「未成年者はアルコール飲料を飲まないのが人間のルールではないのか?」

洋子(19歳)「え!えっと生……生クリームの入ったカフェラテが飲みたいな~…って……」

菜摘(19歳)「そうそう!生ビールじゃないから!大丈夫だから!」

直樹(17歳)「ですのでお願いですから手錠をしまってくださいでございますぅ!?」

~~~~~

霧子「ところで、ずっと気になっていたんですが、どうしてあなたたちはカーレンジャーになったんですか?」

恭介「実は最初はなりゆきでさ~、宇宙人のダップにふん縛られて無理やり連行された上に死んだフリで騙されて変身したんだ」

進ノ介「なんだそれ無茶苦茶だな!?」

恭介「やっぱそう思うよな!?はじめは、俺たちみたいな一般市民がなんで?って思ったよ」

恭介「でも、宇宙の平和のために頑張ってるうちに、俺たちがカーレンジャーやりたいって思うようになったんだ。別の強い人に任せるとかじゃなくて、他の誰でもない、俺たちで宇宙の平和を守ろうって決めたんだ」

洋子「あたしたち、いつもはあーんなだけど、全然いい加減って訳じゃないのよ!実はみんなの期待に答えるのも嫌いじゃないしね!」

菜摘「普段から真面目だったら、もし負けた時カッコ悪いしね!でも絶対負けたくないから、暇な時に体鍛えちゃったりして」

実「な~んで俺らが正義のヒーローに選ばれたんか未だにようわからんけど、俺のお母ちゃん曰く、何かの縁ってヤツやな、ま!俺らなりに頑張ってみるけどな!!」

直樹「たしかに、会社員とヒーローの二足のわらじはちょっとキツいのですが……夢を語り合える仲間と一緒なら、なんとかなるんでございます」

恭介「ヒーローしなくて済む自分に戻るためにも、一日も早くヤツらを倒さないとな。どっからでもかかってきやがれ!」

恭介「俺達は絶対勝って見せるぜ!!」

進ノ介「………………」

霧子「………………」

恭介「な、なんだよぉ~、こっぱずかしくなっちゃうからなんか言えよ~」ワタワタ

実「それとも俺らの話に感動して言葉も出えへんか?」ドヤ

進ノ介「信じられない……カーレンジャーがそんなマジメなことを言うなんて……」

霧子「私カーレンジャーの皆さんはもっと軽くていい加減な方だと思ってました……」

恭介「ナチュラルにひでぇな!?」

進ノ介「でもちょっと感動したのは本当だよ。元々一般市民なのにしっかり戦士してるじゃないか、すごいよお前ら」

霧子「これなら宇宙の平和は安全ですね!」

洋子「まぁね♪」ブイッ

~~~~~

進ノ介「……って訳でさ、刑事と仮面ライダーの二重生活は、やっぱり相当ストレスなんだよ!!分かるか!?」ダンッ

恭介「すっっっごく分かるぞ!!ボーゾックを倒しても給料上がるどころか仕事が溜まる一方でさ!!」

実「大事な打合せ中にアクセルチェンジャー鳴ってもうた時はほんま誤魔化すの大変やったわ~!」

直樹「かといってわたくしたちは変身しなきゃただの一般市民ですから、バレてもまずいのでございますよ~!」

進ノ介「俺は特状課の皆になら言ってもいいって思ってるんだけどな、この前の捜査だってさあ……」

霧子「珍しく泊さんの愚痴がヒートアップしてますね」

菜摘「まあ勤め人しながら正体隠してヒーローやるのってほんっとしんどいもんねー」

洋子「そりゃ泊さんも愚痴の一つだって言いたくなるよ、ほ~ら霧子ちゃんもなんかあったら言っていいのよ~」

菜摘「さあさあ飲んじゃいなさいよ!」トクトク

洋子「……ってもうビール無くなっちゃったじゃん、すみませーん!」



チェイス「厚切り骨付きカルビ、豚トロ、牛タン、上ロース、オイキムチ、ア○ヒスーパードライ2瓶の注文はこの席でいいのか」


菜摘「はいはーい!こっちこっち!」

実「よっしゃあ!来たで来たで~!」

進ノ介「あの死神がエプロンをつけて肉やビールを持ってきて俺達に給仕してるなんて……」

霧子「信じられない程シュールな光景ですね……」

恭介「そういやこの人って結局何者なんだ?ただの知り合いじゃないっぽそうだけど」

進ノ介「あいつはチェイス。ロイミュードの番人、魔進チェイサー」

進ノ介「主に反逆したロイミュードの粛清を行い俺達の前に立ち塞がる……死神だ」

チェイス「進化の邪魔をしているのはお前の方だ。一般市民に嘘を吹き込むな」ガシャン

進ノ介「死神……!」

洋子「あっ、金網換えてくれた」

直樹「焦げてたので助かりましたでございます」


チェイス「俺は死神だがコアは壊さない。ロイミュードにやり直すチャンスを与える」カチャカチャ

菜摘「こっちのお皿も下げてってくださーい」


チェイス「だが、お前はコアを破壊し仲間を減らす」トポトポトポ

洋子「ついでに向こうの飲みすぎ管巻き野郎共のところにもお冷注いだげてよ」

直樹「なんだったら頭の上からかけてもいいでございますよ」


チェイス「真の死神はお前だ、仮面ライダー!」チャキッチャキッチャキッ

恭介「すっげー、カルビてきぱき切りながらそんなセリフ言われても何の説得力もねぇ」

チェイス「進化の邪魔をしているのはお前の方だ。一般市民に嘘を吹き込むな」ガシャン

進ノ介「死神……!」

洋子「あっ、金網換えてくれた」

直樹「焦げてたので助かりましたでございます」


チェイス「俺は死神だがコアは壊さない。ロイミュードにやり直すチャンスを与える」カチャカチャ

菜摘「こっちのお皿も下げてってくださーい」


チェイス「だが、お前はコアを破壊し仲間を減らす」トポトポトポ

洋子「ついでに向こうの飲みすぎ管巻き野郎共のところにもお冷注いだげてよ」

直樹「なんだったら頭の上からかけてもいいでございますよ」


チェイス「真の死神はお前だ、仮面ライダー!」チャキッチャキッチャキッ

恭介「すっげー、カルビてきぱき切りながらそんなセリフ言われても何の説得力もねぇ」

チェイス「仮面ライダーを倒すことが俺の宿命だ。お前と戦う事でしか、俺は本当の自分を見つけられない」

チェイス「今すぐ俺と戦え、と言いたいところだが」チラ



女性客「店員さんすみませーん、オイキムチもう1皿追加で!」

男性客C「オイキムチ……実に興味深い!検索をはj」

男性客J「ストップストップ!外食先でぐらいやめろこの検索馬鹿!」

男性客A「さあ、焼き切るぜ!」ジュー



チェイス「今日は閉店時刻まで業務が入っている。後にしろ」

進ノ介「ほんとお前もう更生しろよ」

やっぱり眠い井のでいったんここまでです切りが悪くてごめんなさい

【番外編】


――TV22話「F1ボディでどうやって戦えばいいのか」


霧子「ダメです、全然聞こえません……今まで感じられていた、彼の心の声が……」

進ノ介「やっぱり……倒すしかないのか……」

剛「だから言ったろ、ロイミュードは倒すべき悪だって」

ベルトさん「りんなから連絡があった、プロトゼロの洗脳を解く方法が分かったぞ!」

進ノ介「なんだってそれは本当か!?」

ベルトさん「サイダーだ」

進ノ介「は?」

ベルトさん「だからプロトゼロにサイダーを飲ませて、ゲップをさせて洗脳プログラムを吐かせるんだ!」

剛「くっだらねえ!?」

ベルトさん「人を無差別に襲うようになったプロトゼロを止め洗脳解除するのに、くだるもくだらないもないだろう!」

進ノ介「よし、やろう」

剛「やるの!?」



魔進チェイサー「……」

進ノ介「サイダー」

魔進チェイサー「…………」

進ノ介「飲まないか」

魔進チェイサー「飲む訳無いだろ」ズガガガガン!

進ノ介「ぎゃあーー!?」

剛「ほら見ろ言わんこっちゃない!」

霧子「チェイス、人から出されたサイダーはその場で飲むのが人間のルールなのよ」

チェイス「分かった、飲もう」スッ

剛「飲むのかよ…」



ゴッキュゴッキュゴッキュ

ゲェップ


仮面ライダーチェイサー「やはり人間を救うのは自分の本能なのかもしれない、俺はもう一度やり直す」 シャキーン

進剛霧「「「うっそお!?!?!?!?!?!?」」」



番外編終わり

学会と試験で忙しいので当分投下できそうにありません
日頃から投下遅いのに申し訳ございません

生存報告と言いますか長らく投下できなくてすみません
次投下出来る位には書き溜めできたので近々投下します

店主「ごめーん、ちょっとレジ入ってくれるー?」

チェイス「分かった」スタスタ



恭介「なんだあいつ、まるっきり真面目な店員さんじゃないか」

直樹「とてもじゃないけど敵さんには見えないでございます」

進ノ介「…やっぱそう見えるのか」

菜摘「そりゃあまあ、ねえ?」

洋子「人間と敵対してるようには、ねえ?」

霧子「かつてはチェイスも人間を守っていましたから、そう感じるのも無理からぬことなんです」

実「……どういうこっちゃ」

霧子「彼は、プロトドライブでしたから……」

~~~~~

~~~



恭介「……そうか、そんな事が」

直樹「あったのでございますね……」

洋子「つまり霧子ちゃんの命の恩人の大切なナイト様だった、って訳か」

霧子「な、ナイト様ってそこまでは!……大切な命の恩人なのは、確かですけど」ポツリ

進ノ介「たまにさ、あいつが味方だったら、どんなに嬉しいかって思うよ」

菜摘「あ、そっか、仮面ライダーの先輩にあたるもんね」

実「……それは、そいつが敵から足洗ろてこっち戻るん期待してるっちゅうことか?」

進ノ介「あいつはプロトドライブだったんだ。その根底にある、人間の守護者としての心は決して消えないはずだ」

恭介「彼が元に戻る見込みは?」

進ノ介「今のところは……」

実「……」

霧子「でも私は信じてます。チェイスの奥底に流れる、人を守りたいという気持ちを…チェイスにも、泊さんと同じ仮面ライダーの心が……」



実「どうだか」

進ノ介「!」



実「信じた所で何か変わるんか?実際あーまでバリバリに敵対意思言われてて、何を根拠にそんなん信じられるんや?」

進ノ介「それは……ッ」

実「大体戻ったとしてそんな簡単に信じられるんか?改心したように見せかけて、懐に入り込んで騙し討ちしようって作戦やったらどないするんや?」

霧子「そんな、ことは……」

恭介「おい実!お前相当感じ悪いぞ!」ガタッ

実「戻るなんてそんな事ありえへんねん!敵は敵や!どうせ変わらへんねん!!アイツみたいに、どうせ……どうすぅぇ…」グラングラン

菜摘「……実、もしかして酔ってる?」

実「俺?俺はじぇ~~んじぇん酔ってへウェップ」

洋子「あーもうやっぱり悪酔いしてんじゃない!」

恭介「直樹、悪いけど実をトイレに連れてってけ」

実「うぅ……直樹すまんなオェェエェ」フラフラ

直樹「わーっ!?吐くならトイレまで我慢するでございますよ!?」

恭介「ごめんな、普段はあんな奴じゃないんだけど……」

進ノ介「気にしてないさ」

恭介「むしろ実の方こそ、そいつの事信じたいと思ってもおかしくないんだけどなぁ」

霧子「と言いますと?」

恭介「実はさ、前にボーゾックを辞めようとしてた敵と意気投合したことがあるんだ。たこ焼き奢ったり阪神グッズあげたり、関西風うどんをご馳走したり」

恭介「けど実はその敵を友達と思ってたのに結局裏切られてさ、最後は実自身がそいつにトドメを刺したよ…」

霧子「そうですか、そんな事が……」

恭介「実は重ねてるだけだよ、かつての自分とそっちの事情を」

直樹「まっ、あの酔い方じゃ何も考えてないってだけの気もするでございますけどねー」タダイマデゴザイマス

洋子「そーれーにー、敵組織に更生して欲しい人がいるのは恭介だっておんなじでしょ?」

直樹「ねっ恭介さん?」ニヤニヤ

恭介「ほっとけ!人の気も知らないくせにぃ(泣)」

進ノ介「なんだなんだ、何の話だ?」

洋子「ボーゾックにいるゾンネットと恭介とのはっきりしな~い恋のハ・ナ・シ」

霧子「その話!!詳しく聞かせて下さい!!」ガバッ

菜摘「お、やけに食いつくじゃない霧子」

洋子「今のままじゃゾンネットとの恋路が通行止めどころか、出発点にも立ててないじゃないの、ね~?」

恭介「うるせーなお前らみんなして、俺だって今度会ったらな…」

一同「「「今度会ったら??」」」

恭介「……握手してやるよ!」

一同「「「小学生か!!」」」



ワイワイガヤガヤ

実「うぁ~気持ち悪、吐いた分の肉もったい無かったわ~…ん?」ガチャッ ザーッ


男性客N「この世界も私の財布も破壊されてしまった!!おのれデ」

チェイス「店内でむやみに叫んだりしないのが人間のルールではないのか?」

男性客N「すんません……」

男性客10「ごっそさん」ゲフー



実「……」

~~~~~

恭介「いや~食った食った~!」

霧子「それにしても、結局剛は間に合いませんでしたね」

進ノ介「じゃあ二次会して待っててやろうぜ」

洋子「はいはいは~~い!!あたし、カラオケに1票っ!」ビシッ

霧子「歌、上手いんですか?」

洋子「私、ペガサスのカラオケ大魔王って呼ばれてるんだから!」フンス

進ノ介「それ、褒められてんの?」

洋子「歌声で地球を救う洋子でーす♪」キャピルン

菜摘「歌って踊れるカーレンジャー♪イェーイ♪」キラッ☆

恭介「あ、サンハイ、仕事~はカーレンジャーと~、二足~のわ~ら~じ~♪っと」

菜摘「こら恭介!あんまり大っぴらにそんな歌歌わないの!」

恭介「いーじゃないか別に誰も聞いてやいないんだしさ」

実「…………」

直樹「実さん、どうしたのでございますか?」

菜摘「早く来ないと置いてかれちゃうわよ?」

実「あー……さっき俺ちょーっと忘れもんしてもうてな、取りに戻るから悪いけど先行っといてくれへんか……?」

洋子「そーお?じゃ、なるべく早く来てよね」

実「ほんまゴメン……ほな!」タッ

――焼肉屋前



ガラガラ

店主「じゃ、今日はもう上がっていいよ~お疲れ様~」

チェイス「分かった」スタスタ



チェイス「ふぅ……」



トントン

「死神の、に~いちゃん!」

チェイス「誰だ!」バッ



実「仕事終わりのとこ悪いけど、ちょっと寄り道せえへん?」

チェイス「お前は、さっきの客の一般市民……?」

チェイス「何の用だ」

実「いやな、な~んてことはあらへんのやけど、ちょっと一緒に晩飯食べに行きたいな~って思うて待っとったんや」

チェイス「下らん、帰る」スタスタ

実「まーまーまーまーそんな固い事言わんと~!食うたもん吐いてしもうたから逆に腹減ってもうて、お前も働き詰めで腹減ったやろ?」ガッシリ

チェイス「呼気からアルコール臭がする、さてはまだ酔っているな?」

実「あは~、酒の勢いがなきゃこんな事はできへんよ~。なんせ俺らは変身せなただの一般市民やからな~」

チェイス「??…仮面ライダーが言っていた話を忘れたのか?お前も店で聞いていただろう」

実「おう、聞いとったで」

チェイス「人間とロイミュードが敵対しているのは明白だと、お前は本当に分かって言っているのか」

実「そうでも、前は味方やったんやろ」



グニャン


プロトゼロ「俺は……ロイミュードだ!見比べればどっちが正義かわかるだろう!!」

実「カーレンジャーはルックスで正義のジャッジメントをしない!!!」

プロトゼロ「っ!!?」

実「この目が信じられへんのか?」クワッ

プロトゼロ「毛細血管が見えるが……」

実「分かってくれたか!」

プロトゼロ「俺は何を分かったというんだ」

実「そないな訳で、ほな、行こか~!」グイグイ

プロトゼロ「どこへ連れて行く気だ、離せ!」

実「はいっ、と~ちゃ~くっ」

プロトゼロ「おい、なんだここは」

実「ここはな~、東京では珍しい大阪風のうどんを食わす店なんやで」

プロトゼロ「何故俺を連れてきた」

実「前はうちの会社の近くにあったんやけど今はこっちに移ってな~、せやからこの辺に出張する時にここの屋台に行くのが毎回の楽しみでな~」

プロトゼロ「人が質問したら話を聞くのが人間のルールではないのか?」

プロトゼロ「第一なぜ俺をこの姿のまま連れ出した。こいつの様な弱い人間共に無駄に騒がれるのは予測できるだろう」

うどん屋「いいよいいよ、あの辺はこーいう変わったお客さんよく来たし慣れてるからねぇ。特に芋長さんはその手のお客さんに人気あったし」

プロトゼロ「貴様らの地元はおかしい」

実「お~いおっちゃん!きつねうどん2つ頼むわ!」

うどん屋「はいよ!」

~~~~~

――カラオケ



https://www.youtube.com/watch?v=5tblSOzPims


進ノ介「たの~し~く~踊ろうよサンバ~♪」

恭介「戦いが終われば天国~♪」

進ノ介「お前いい声してんじゃねえか、もうペガサス辞めて役者やれよ」アハハハハ

恭介「よ~~しそれじゃいっちょ脱サラして劇団でも作るか~!」アハハハハ

直樹「あんまり適当な事言わないでほしいでございますよ、恭介さん単純です~ぐ本気にしちゃいますから」

菜摘「それにしても実遅いわねー」

洋子「ね、一体どこで道草食ってんのかしら」

霧子「…………」


ガタッ

進ノ介「霧子?どこ行くんだ?」

霧子「すみません、ちょっとお手洗いに……」パタン

恭介「おう、分かったー」

~~~~~

実「わざわざ戻らんでも気にしてへんのに~」

チェイス「あの姿では箸が持ちづらい」

うどん屋「へいお待ち!」ゴトッ ゴトッ

実「きつねうどんはな、関西風が何と言っても一番やねん」

実「それにな、体もめっちゃめちゃ温まんぞ!こぼさんと食えよ、ほれ」

チェイス「いただきます、と手を合わせて言うのが人間のルールだったな」

実「お前ホンマに礼儀正しいんやな、ほな俺もいっただっきまーすっ!」ズゾゾゾッ

実「っは~~!!やっぱ関西風のうどんは美味しいわ~!出汁がよぉ効いててあったかみあるわ~!!」プハー

チェイス「……」ズズッ・・・

実「どうや?美味いか!?」

チェイス「エネルギー453kcal、炭水化物68.24g、塩分6.96g……」スラスラ

実「ちょちょちょちょちょ!!?そういう感想は求めてへんから!?」

チェイス「お前はこの成分のうどんを食べて美味いと言っていた、ならこの成分を人間は美味いと感じているという事か?」

実「うーん、成分っちゅうか人の好みによるというかなんというか……言うの難しいってか…えっとなー…」ウーンウーン

チェイス「……」ズルズルズル ゴクン

チェイス「ごちそうさま、と食後に言うのも人間のルールだな」

実「お前なー……人が散々悩んでる間にあっさり食い終わりおって……」ガクッ

チェイス「会計は260円だったか…」ゴソ

実「ええってええって!今晩は俺が奢ったる!」

チェイス「食べた分の料金を支払うのが人間のルールではなかったのか」

実「かまへんかまへん!これが浪速の人情いうねんぞ」

チェイス「だが……」

実「ほんならな、奢ったるって言われた時はありがた~く奢られといて、その分仕事を一緒に頑張ることで奢られた恩を返せばええねん」

チェイス「それが人間のルールか?」

実「どっちかっちゅうと、社会人のルールや」フンス

チェイス「そうだったのか……」

実「俺って、なんでこんなに気が利くんやろね~」

うどん屋「よ~し、その気前の良さに負けないようにおっちゃんもいなり寿司サービスしちゃうぞ」コトッ

実「ひょ~う!さっすが大将!」

チェイス「だが仕事を一緒に頑張ると言っっていたがお前とは仕事が異なる。返す方法が無い」

実「あーそれかー、そんならな……」





「美味しそうですね」

霧子「もし良ければ、私も少し貰ってもいいですか?」

チェイス「お前は……っ!」

実「な、なんでおるん!?カラオケ行ってるんとちゃうかったん!?」

霧子「…すみません、遅かったのでつい心配になって……」

実「いやー俺大丈夫っちゅうのにー、そっちこそ夜道に一人は危ないやろー」

霧子「私だって警察ですからそう簡単にやられることはありませんよ」




チェイス「夜……一人……雨……グローバル、フリー…ズ……?」ズキン

(――――――人間を守れ……――――――人間を守れ……)

チェイス「ぐっ……がっ……ぐうぅ…あ…あぁああああ!うわぁぁああーーーッ!!?」ガクン

霧子「……!」

実「どないしたんや!?食あたりか!?」

チェイス「お前は…ッ、誰なんだ…!何故俺の記憶の中に現れる!?何故だ!?何故だァッ!?!?」

霧子「…………っ、貴方は…」




「「待て!!!」」ザザッ

進ノ介「大丈夫か霧子!」

霧子「え!?あ、はい!」

恭介「お前なぁ!心配したんだぞ!」

実「…あー…すまんな恭介…」


チェイス「お前らは…焼肉屋の客の猿顔の一般市民に……仮面ライダー…!!ドライブ!!!」カッ



進ノ介「それで、この状況は一体…?」

霧子「は…はい、ええと……」

チェイス「俺と戦え、仮面ライダー」ユラリ・・・

進ノ介「死神……」

チェイス「言ったはずだ。お前と戦うことでしか、俺は本当の自分を見つけられない…俺の心が、そう教えている!」

チェイス「さあ、早く変身しろ……!!」

うどん屋「待ってくれ!!店の前で迷惑だから、余所でやってくれないか!!」

チェイス「……」クルッ スタスタ

進ノ介「おい!どこに行く気だ!」

チェイス「興が削がれた……それに、弱い人間が周りにいたら戦いの邪魔……それだけだ」

実「待てやァッッ!!!」

チェイス「!!」

実「大阪風の出汁の味が分からんかったんか!?あのうどんの暖かさを感じひんかったんか!?」

実「ロイミュードにおって、そんな心の温もりに触れられるんっちゅうんかァ!!??」

チェイス「貴様如きが知った口を利くなッ!!!」

実「…………」

チェイス「…………」

チェイス「それに……自分の事も分からないのに、そんなことまで分かる訳が無いだろうが……ッ!!」ザッ

実「…………」

霧子「チェイス……」

~~~~~

霧子「2人とも、いつの間に来てたんですか」

進ノ介「トイレに行くって言ったきり戻ってこないから探してんだよ」

恭介「実もずーっと来ないし、ナビックコム使ったら実どころか霧子さんもいるしあの店員もいるし、もう何が何だか」

進ノ介「にしても、なんでチェイスと飯に行こうとしたんだ?」

実「……あー、…それは……」

霧子「確かめたかったんですよね?ロイミュードでも…敵の怪物でも、通じ合える心がある事を」

実「……もう、かなわんわぁ」

実「もっぺん聞くけど、あいつが元に戻る見込みはなさそうなんか?」

進ノ介「……あくまで、今のところは…な」

霧子「それでも……私は信じたい。まだ希望はあるって」

実「俺もな、あいつのこと信じてみたいねん」

進ノ介「そっか、俺もだよ」

実「ロイミュードにもきっとおるよな、ええ奴……」

進ノ介「ああ、きっとな」

実「ボーゾックにもきっとおるよな!ええ奴……!!」

恭介「……ああ、そうだな!」

実「恭介、信じてくれるんか!?」

恭介「ただ……もう一度信じるってことをしてみたくなっただけさ」

実「まっ、でないと愛しのゾンネットとの恋は成就せ~へんくなってまうからな~」ニヒヒ

恭介「あ~~っ!!もうまたそんな事言う~~!!」

実「またってなんやねんまたって知らんぞ」

ピーピー

恭介「あ、通信入ってる」ピッ

『もしも~し!!恭介も実も霧子ちゃんも泊さんもどこほっつき歩いてるのよ~!!』キーン

恭介「ごめんごめん、今帰るから」

『さっきベルトのおっさんもこっちに来たでございます、早く戻ってきてほしいでございますよ!』

~~~~~

――カラオケ

https://www.youtube.com/watch?v=yqzCwcL9xDc


ベルトさん「わ~た~し~の~ お~は~か~の~~ま~えで~ な~か~な~い~で~く~だ~さ~い~♪

      そ~こ~に~ わ~た~し~は~~ い~ま~せ~ん~♪ ねむってなんか~い~ま~せ~ん~~♪」(ものすごくいい声)



洋子「確かにお墓にいないわよね」

菜摘「ベルトにいるもんね」


『え!?ベルトさんそっち来てんの!?』

洋子「そうよー!すっっごくいい声で歌ってるから、早く聞かないと損よー?」

直樹「注文した料理もモグモグそのうちムグムグなくなっちゃうでございますよモグモグ」

菜摘「直樹、口に物入れたまま喋らないの」

ガチャ

剛「到着、参戦、いずれも~~~!!マッハ~~!!」シャキーン!

洋子「きゃー剛くんやっと来たー!!」ドンドン

菜摘「ちょっとー!遅いわよー!」パフパフ

直樹「待ちわびたでございますー!」シャカシャカ

剛「まっ、ヒーローは遅れてやって来るって言うしね☆」ドヤァ

ベルトさん「コラ!人がしっとりといい声で歌っている最中に、むやみに楽器を鳴らすんじゃない!」

~~~~~


『アハハハ ゴメンネデゴザイマス』

プツン


霧子「まったく、剛ってば…」ハーッ

進ノ介「でも向こう楽しそうだったな」

実「俺らもそっちも普段は社会人とヒーローどっちもやってて忙しいんやし、たまにはパーッと遊ぶのもええやん?」

恭介「俺ら普段から何かと遊んでるけどなっ!」

実「それは言わないお約束☆」

進ノ介「大丈夫かお前らの会社」

恭介「よ~し、じゃあ遊べるときに遊んどこうぜ~!」

とりあえずここまでです
期間が開いてしまい申し訳ございませんでした

――翌日 昼


進ノ介「んーっ、よし!午前の仕事終わりっ」ノビーッ

霧子「信じられません……泊さんが一度もサボらずに昼休みに入るなんて……」

進ノ介「お前なー、俺だって最近そこまでサボってないぞ?」

霧子「でもここまで能率が良かったのは前例がありません、異常です!」

進ノ介「言いたい放題だな……まあ昨日の晩でリフレッシュ出来たってのはあるかな」

霧子「車マニアの泊さんと本職自動車会社のカーレンジャーの皆さんとで、私たちを放置してひたすらディープでマニアックな車トークをしてたなら、それはさーぞ大満足でしたでしょうね??」ジトッ

進ノ介「いやあいつらの夢の車の話が本当に凄くて……てか怒ってる?」

霧子「別に、泊さんたちにハブられた上、年のせいで夜の早いクリムどころか剛にまで早々に寝落ちされた私が1人むなしくカラオケしてたことなんて、ちっっっとも根に持ってませんから!」プイッ

進ノ介「絶対根に持ってるよな!?」


進ノ介「でもあいつらと話してて、自然とファイトが湧いたってのは本当なんだ。夢の車の話をしてる時のあいつらは、なによりも輝いてた」

進ノ介「ああやって真っ直ぐ生きてる市民を守るため、俺達も頑張らなくちゃってな」

霧子「それに関しては全くもって同意です」


ザワザワ

進ノ介「なんか向こうの方が騒がしいな?」



恭介「ん~~っ、よし!!」



カーレン一同「「「「「じゃんけんぽんっ!!あいこでしょっ!!」」」」」

恭介「よぉ~~しっ!!一人勝ちぃ!!」ガッツポ

実「あっでも見て、君の負けだよ4対1」シレッ

恭介「なんで!?俺パー、皆グー!」

洋子「あたしシャケ弁当!」

菜摘「私唐揚げ弁当!」

実「俺ハンバーグ弁当!」

直樹「わたくしもでございます~!」

進ノ介「俺も唐揚げ弁当!あとひとやすみるくとオレンジジュースとマフィンも」ハイ

霧子「私はかつ丼弁当とチャイで」ハーイ

恭介「えっちょ」

進ノ介「と、いう訳で」

一同「「「「「「よろしくね~~~☆」」」」」」

恭介「待て待て待てぇぇぇいっ!!!!」

恭介「なんでお前らがここにいるんだよ!?ちゃっかり便乗してパシらせんじゃねえよ!!」

進ノ介「その言葉、そのまんまお前らに返してやる。なんだってうちの職場にいるんだ?」

恭介「何でってごあいさつだなあ、顔見にきたんだよ」

実「せやせや、俺らほんまに別れのご挨拶をしにきたんや」

菜摘「実、たぶんそういう意味で使ってんじゃないわよ」

洋子「あたし達、今日で出張終わってもう帰るからさ」

直樹「せっかくなので昼休みの時間帯に伺いましたのでございます」

恭介「午前中まで病院の方で仕事があったんだよ」

霧子「病院ですか?」

菜摘「そ、病院にある車もだけど、最近は車椅子の修理もうちは扱っているのよ」

恭介「正直ここまでやらないと仕事がないっていう」

進ノ介「ふぅん、車椅子ね……」

~~~~~
――午前 病院


実「モノは相談やけどなあ、この際、思い切って車椅子にロケットエンジンつけてみいひんか?」

早瀬「いえ、結構です」

実「でもこれがあれば怪人に襲われてもどっか~んと一発、あっちゅー間に倒せちゃ」

早瀬「いえ、結構です」

~~~~~

進ノ介「じゃ、俺たちそろそろ戻るから」

恭介「おう!色々世話になったな進ノ介!」

霧子「皆さんもどうかお元気で」

洋子「霧子ちゃんや泊さんこそ元気でね~!あと、剛くんにもよろしくっ」

直樹「次は是非わたくしたちの会社にも遊びに来て欲しいでございます」

菜摘「その時はメカニックの人も連れてきてよ!」

実「今回は出来ひんかったけど、また商売の話もしたいしな」

進ノ介「ありがとう、じゃあまたな!」

恭介「それでは諸君、俺たちも会社に戻るとするかね」

カーレン一同「「「「は~~~い」でございます」」」」

進ノ介「しっかし、今日は捜査もないし、課長も午後から出張で絶好のサb」ファーア

霧子「サボらせませんよ!」キッ

進ノ介「まだ『サ』しか言ってないだ……ん?」


シフトスピード「」ウロウロ


進ノ介「おいベルトさん!なんでまた廊下にいるんだよ!」

霧子「誰かに見つかったらどうするんです!」

シフトスピード(以下ベルトさん)「進ノ介に霧子か、ちょうどいい所に」

霧子「何かあったんですか?」

ベルトさん「実は昨日カラオケに行く前にシフトカー達と野生の車達とで合コンをしていたのだが、色々あって四角関係に発展してしまい最終的に今朝ベガスとキャブが駆け落ちしてしまったんだが……」

ベルトさん「探すのを手伝ってくれないかね?」

進ノ介「」

霧子「」



進ノ介「いや……いやいやいやいや!?ベルトさんあんた今なんつった!?!?」

ベルトさん「探すのを手伝ってくれないかね?」

進ノ介「違う、そうじゃない、その前だ!」

ベルトさん「実は昨日カラオケに行く前にシフトカー達と野生の車達とで合コンをしていたのだが、色々あって四角関係に発展してしまい最終的に今朝ベガスとキャブが駆け落ちしてしまったんだが、と言ったのだが」

ベルトさん「それがどうかしたのかね?」

霧子「どうかしすぎです!!」

進ノ介「何やってんだよあんたら!?」

進ノ介「じゃあ俺は午後から忙しいから……霧子あとよろしく!」ダッ

霧子「あっ!逃げましたね!!…………もう!どこから探せばいいんですか、クリム?」



進ノ介「ったく、意味不明すぎだろ今の話…」パタン

本願寺「あっ泊ちゃん泊ちゃん、ちょ~どいいところに!」

進ノ介「本願寺課長、まだ出発されてなかったんですか?」

本願寺「そ~れ~が~ねぇ~、ついさっきどんよりがあってその時に事件が起こっちゃったみたいなんですよぉ!」

進ノ介「!!本当ですか!」ガタッ

本願寺「とはいえ事件だか何だかわかんない位のもんなんだけどねぇ、私ももう行かなきゃだし、人いない時に悪いんだけど、先に捜査行っててくんない?」

進ノ介「は、はい……」

本願寺「じゃ、よろしくね~」パタン

進ノ介「…ホントに午後から忙しくなった……」

~~~~~

恭介「てかさぁ、ここ食堂あるんだから俺がパしらされた必要なかったんじゃね!?」

菜摘「必要なくも…」

洋子「なくもなくも…」

実「なかったかもしれんなぁ…」

直樹「つまり、必要なかったって事でございますね」

恭介「しょ~~~っく!!」ガビーン


ザワザワ

受付嬢(如月)「ほんっと、なんなんだろーねコレ」

受付嬢(山吹)「ね、チョー意味分かんないよね。何だろ激走戦隊って」

カーレン一同「「「「「!!」」」」」

恭介「そこで休憩中の久留間運転免許試験場の受付のお姉さんたち!激走戦隊カ~~レンジャー!がどうかしたんですか!?」

受付嬢(如月)「なんですかあなた急に」

受付嬢(山吹)「どうかしたもこうかしたも、このビラに書いてあったの!」バッ

――ドライブピット


ベルトさん「ビラ?」

進ノ介「そう、今日の午後12時24分、久留間東公園前交差点でどんよりが発生した際に、動けない通行人の手元にロイミュードらしき怪人がビラをせっせと配ってその後撤退したらしい」

ベルトさん「そ、それだけ?」

進ノ介「それだけ」

ベルトさん「何か、理解に困るロイミュードだな……」

進ノ介「しっかし、恭介たちが帰る前に分かってたらよかったんだけどな」

ベルトさん「何故かね?」

進ノ介「読んでみろよ、これ」ピラッ

~~~~~

実「『ニューヒーロー誕生?』」

洋子「『激走戦隊や仮面ライダーはもう古い?』」

直樹「なんなんですか?これは?」

菜摘「許せない!こんなことするのは、きっとボーゾックのヤツらよ」

恭介「あいつらみたいな暴走野郎、こてんぱんにやっつけてやるぜ!」

とりあえずここまでです

菜摘「こうしちゃいられないわ!早く奴らを倒さなきゃ!」

恭介「おっしゃ飛ばすぜ!アクセル全開だ!」ブゥゥンン!

洋子「!!恭介ストップ!前に人!」

キキキーッ

恭介「こら!そこのメガネの人!赤信号の時は渡っちゃだめだぞ!」

実「青信号になるまで待つんが人間のルールやでー」

メガネ?「あ…はい、すみません」

直樹「気を付けるでございますよ~」ブロロロロ・・・

メガネ?「……ったく」チッ


ブレン「チェイスみたいな事を言う人間もいたものですね」カチャッ

――焼肉屋


店主「いらっしゃいませー」

チェイス「席を取るのは1名でいいのか。禁煙席か喫煙……」

ブレンロイミュード「何をやってるんだきさまーーーーっ!!!!」ズビィィィム!!

チェイス「ぐぁっ!!」ドンガラガッシャーン!!

店主「うわぁ~~っ!!店がぁ~~~っ!?」

ブレン「最近見ないと思ったら!!こんな貧相な人間の店で一体何をやっているんです!!」グニャン

チェイス「すまん…ブレン。俺は、店員に……なぜ?確か声が……うっ」ズキン

ブレン「まあいいです。それよりも、とても低能で低俗で、低偏差値なロイミュードが5体も離反しました。チェイス、即刻リセットを」

チェイス「離反だと?」

ブレン「そうです。『俺たち進化したいので、宇宙暴走族ボーゾックの仲間になります。探さないで下さい』という手紙とビラがこちらに来たんですよ」

チェイス「宇宙暴走族?なんだそれは?」

ブレン「私だって知りませんよ!そのうえ変な名前まで名乗り出して…あのロイミュードの恥さらし共め…」ブツブツ

チェイス「ハートは今どうしている」

ブレン「ショックで寝込みました」

チェイス「そうか」

ブレン「治療とかこつけてあの女はまたハートにベタベタと……おのれメディックーッ!!」ギリギリギリ

チェイス「ブレン、お前は最近よくハンカチを噛んでいるが、ハンカチとは『美味い』のか?」

ブレン「美味い訳ないでしょうがっ!!」ムキーッ

チェイス「事情は分かった。行ってくる」クルッ ザッ

ブレン「それより貴方、焼肉臭いですよ。処分前に洗ってきたらどうですか」ザザッ

チェイス「分かった。香り続くトッ○極上アロマプレシャスピンクで洗ってこよう」



ヒュウウゥゥ

店主「み、店……店から青空が見える……」

店主「……焼肉屋辞めて、またたこ焼き屋でもやるか」ガックシ

『激走!!アクセル・チェンジャー!!』

レッド「出てこいボーゾック!」

イエロー「また変なビラなんかばら撒いて!」

ブルー「マツコ・デラックスが許してもこの激走戦隊カ~~レンジャーが許さないでございますよ!」


???「来たな……よし」




ガクン!!


カーレン一同「「「「「!?!?!?」」」」」

レッド(なんだ……体が……重いぞ)

ピンク「きゃあ…っ!!」ドッ

グリーン「ぐぁっ…!!」ガッ

レッド(実!?洋子!?どうした!?)

???「よお……」

レッド(一体何が……っ!?!?)


ロイミュードE「お前らが、カーレンジャーか?」ヌゥッ・・・

~~~~~

prrrrr prrrrr prrrrr prrrrr prrrrr・・・


進ノ介「出ないな…」

ベルトさん「運転中ではないのかね?」

進ノ介「でも受付のあの2人に聞いたらそのまま走ってこっちに出て行ったって言ってたから……」


ガクン!

ベルトさん「!!シンノスケ!気をつけろ!どんよりだ!」

ドッカアアァァァァァン!!!!!

進ノ介「なっ、爆発!?」

ベルトさん「これはロイミュードの仕業に違いない!」

進ノ介「……まさか!!」

ボオォォォォォォ

メラメラ パチパチッ パチッ


直樹「……」

菜摘「……」

実「……」

洋子「……」

ロイミュードE「ヒャハハハハハ!変身解けたらここまで弱っちいとはなぁ!ざまぁねぇな!!」グググ・・・

恭介「かはっ……ぐぁ……っ」


ブロロロ・・・ブウウオオォォォン!!

ロイミュードA「何だこの音?」

ロイミュードC「おいお前!いい感じに追い詰めてる時に屁するんじゃねえ!」

ロイミュードD「んな訳あるかぁ!こんな重加速の中で車の音がするっつったらアイツしかいねぇよ!」

キキーッ!


進ノ介「恭介ええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」ダッ

《Drive!! Type Speed!!》


恭介(あ……進、ノ介……?)ガクッ

~~~~~

~~~



恭介「ん、うぁ…んん…………うわっ!?ここどこ!?」ガバッ

実「よかったぁ!恭介目ぇ覚ましたで!」

直樹「もう!遅いでございますよ!」

洋子「恭介が最後まで起きなかったんだから!」

菜摘「心配させないでよまったく!」

恭介「ありがとな、みんな。それで、ここって……」

進ノ介「ここはドライブピットだ」

恭介「進ノ介!!そうだ!たしかあの時助けに来てくれて!」

ベルトさん「あの後負傷した君たちをここに運び込んで、マッドドクターを使って治療させてもらったよ」

洋子「保険証持ってなかったから助かったわ」

菜摘「それにしても、こんなひどい爆発でよく助かったわよね」

ベルトさん「正義はよく助かるものだ」

進ノ介「ビラの文面からまさかと思ってたんだが、ロイミュードとボーゾックが手を組んでいたと見て間違いなさそうだな」

洋子「意識ははっきりしてるのに全然体が動かないなんて…」

菜摘「襲われるのが分かっていても、振り向く事すらできなかった…」

恭介「あれが、重加速……」

直樹「それで、先ほどのロイミュードはどうなったのでございますか?」

ベルトさん「残念ながら取り逃がしてしまったよ」

実「せやったらこうしちゃおられへんな!」

恭介「あいつら、今度こそ絶対に倒してやる!!」



進ノ介「いや、お前たちはもう帰った方がいい」

進ノ介「どんよりの中で動けるのは俺達仮面ライダーだけだ、一般市民のお前らをこれ以上巻き込む訳にはいかないよ」

恭介「なんだよそれ?俺達に諦めろって言うのかよ!?」

進ノ介「じゃあどうやってロイミュードと戦うつもりだ?」

恭介「そ、それは……」

進ノ介「市民を守るのは仮面ライダーだけではなく警察官の使命だ」

進ノ介「親父も生前よく言ってたよ。市民とその平和を愛し、そのためなら命を賭けることだって構わない…それが警察官の誇りだって」

進ノ介「あんたらみたいな真っ直ぐ生きてる市民を守ろうって、俺は仮面ライダーになるずっと前からそう決めてこの職に就いたんだ。だからさ……」


進ノ介「守らせてくれよ、警察らしくさ」



パタン

ベルトさん「……本当によかったのかねシンノスケ。シフトカーを渡せば、彼らも…」

進ノ介「いや、これでよかったんだ」

恭介「………………」

直樹「………………」

実「………………」

菜摘「………………」

洋子「………………」


恭介「だからって…………だからってこのまま黙って引き下がれるかよッッッ!!!」ダンッ!


ガランガランガラン!!

恭介「なんだこれ、うちの会社のダンボールの積み残し…の中にこんなのあったっけ」

菜摘「【たった一滴垂らしただけでパワー100万倍、スピードアップ!優勝すること間違いなし!】……これ、いつかの特製スピード増強剤じゃない!」

直樹「実さんが100万円で売ってたうさんくさーい代物でございますね」

実「あ、これなー、せっかくやから売り込もうかと思ってな、内緒で持ってきてたんや」

洋子「てゆーかまだあったのソレ」

実「在庫まだ抱えとんねん…」

恭介「……なあ実、本当にパワー100万倍なんだな?」

実「えと、あの、最高速度数倍アップまではいけるようになったんやけど、実質的には…まぁ、気分は100万ばーいって感じで……」

恭介「いや…………」



恭介「それだけあれば、十分だ」

~~~~~

ロイミュードA「おい、仮面ライダーが来たぞ」

ロイミュードC「カーレンジャーはさすがにいないみたいだな、準備はいいか?」

ロイミュードB「まかせて!皆が行ってる間にリーダーと歴代の歴史は隅々まで調べたし、僕らのテーマ曲もバッチリ作ったよ!」

ロイミュードD「お前らさっきいないと思ったらそういう事かよ」

RRサイク「よし!みんな行くでサイク!じゃなくて、行くでパマン!!」


ベルトさん「ここを中心に新しい重加速反応があったようだな」

ドライブ「どこにいるんだロイミュード!それにボーゾック!」



「とあーっ!」「たぁ!」「でいやぁ!」「うりゃぁ!」「ぎょあっ!」

スタッ!!!

ドライブ「なんだ!?」

SSパマーン「ふんっ」ブチッブチッ

爺さん「コラーッ!うちの花壇を荒らすんじゃなーい!」

SSパマーン「ロイミュレッドことR…SSパマーン!」



ロイミュードA「うしゃしゃしゃしゃ~!」ジダンダ

幼児A「えーん!ママー!」

幼児B「変な奴にお砂のお城壊されたー!」

ロイミュードA(以下ロイミュブルー)「ロイミュブルー!」



ロイミュードB「えー何々『マーマーマンション劇場版製作決定』!?気になる〜!」スマホスッスッ

会社員(歩きスマホうぜぇ)

ロイミュードB(以下ロイミュグリーン)「ロイミュグリーン!」



ロイミュードC「おらっそのアイスよこせっ」ガバッ

子供「うわーん!」ダッ

ロイミュードC「おいちい」ペロペロ

ロイミュードC(以下ロイミュイエロー)「ロイミュイエロー!」



ロイミュードD「『俺参上、ヨロシク』……あれ、『ヨロシク』って漢字でどう書くんだっけ」サラサラ

婆さん「こりゃーっ!うちの壁に何書いとるんじゃー!」

ロイミュードD(以下ロイミュピンク)「ロイミュピンク!」



SSパマーン「我ら!」


「「「「「どんより戦隊、ロイミュージャー!!!!!」」」」」ババーン!!!


ドライブ「」

ベルトさん「」



https://www.youtube.com/watch?v=yTyWNZnGtzY


胸に悪を抱いて 重加速ブッ飛ばしたら
あんなこんなどんな 刑事もへっちゃらさ
パララパパラパラパ がなるバイラルコアで
時間なんか 止めちゃおう
BOY!良い子はやめて 融合しようぜ
今時街じゃ 生身は古い
データこそヒーロー 「イェイイェイ!」
ロイミュージャー ロイミュージャー
お前も不真面目になれ 陽気な進化体目指して
「夜露死苦ゥ!」
ロイミュージャー ロイミュージャー
ライダー 倒した時
俺たちゃ正義になるのさ
どんより戦隊 ロイミュージャー



ベルトさん「大変だシンノスケ!このままだと最低視聴率を更新してしまうぞ!」

ドライブ「」

ベルトさん「シンノスケ?」

ドライブ「……もう」


ドライブ「もう…考えるの……やだ…………」ガクーッ

ベルトさん「しっかりしろシンノスケ!心が折れるにはまだ早いぞ!」

ドライブ「なんなんだよ!なんなんだよボーゾックは!!トライドロンを家出させたり!俺の仲間をピザにして焼きにかかったり!頭おかしいだろ!!ふざけんなよいいかげんにしろ!!!」

ドライブ「言いたくないけどカーレンジャーだってそうだ!!どいつもこいつも、なんでお前らはここまでバカなんだ!!!!」

SSパマーン「ボーゾックはバカで元気なだけが取り柄でパマン」

ドライブ「お前は黙ってろおおぉぉ!!」

ロイミュピンク「なんだあいつ急にキレだしたぞ」

ロイミュイエロー「血圧上がっても知らないぞ」

ロイミュグリーン「まだ曲も2番が残ってるのに~邪魔しないでよ~」

ドライブ「そこのロイミュード達もだ!!なんでこんなバカと組んだ!恥ずかしいと思わないのか!!?」

ロイミュブルー「キッパリと恥ずかしくない! そんなことで恥ずかしがってちゃ、進化態にはなれない!!」

ドライブ「ああああ脳細胞が廃車になりそうだ……」

ロイミュブルー「落ち込まれてる理由がよく分からないけど、落ち込まれてるなら今がチャンスじゃない?」

SSパマーン「行くぞ!!」

ロイミュージャー「「「「おう!!」」」」

ドライブ「来い!ハンドル剣!」ヒュン


カキンッ キンッ ビシィッ

ドライブ「こいつらっ、思ったより強いぞ!」

SSパマーン「貴様の動きは全て研究済みだパマーン」

ロイミュブルー「俺たちもやるぞ!」

他3人「「「おー!!」」」ガシッガシッガシッ

「「「「ロイミュージャーやぐら!!」」」」グオォォン

ロイミュグリーン「と言ってもただの4人同時重加速だけどねー」


SSパマーン「ぬわ~~!」ノロノロ

ロイミュイエロー「しまったー!リーダーにも重加速効くの忘れてたー!」

ロイミュブルー「かくなる上は!そのままリーダーを運ぶ!」

SSパマーン「俺はフィギュアかパマ~ン~!」

ロイミュピンク「あっでも、仮面ライダーにもちょっとは効いてるみたいだよ!」


ドライブ「確かにちょっときついな…よし、ここはフォーミュラーで振り切るぜ!」ググ・・・

テレレレー♪テレ・・・
ガッ

ドライブ「なに!?」

ロイミュイエロー「やったー!シフトカーつ~かま~えた~!」

ロイミュグリーン「ふふふ、フォームチェンジの時にシフトカーがくる経路もすでに研究済みだったのさ!」

ロイミュブルー「はいリーダー、これで動けるよ」ポイ

SSパマーン「おお!動けるようになったでパマン!」ワキワキ

SSパマーン「よーし!ここはひとつ合体必殺技でいくでパマン!」

ドライブ「なっ、必殺技だと!?」

SSパマーン「戦隊ヒーローの必殺技と言えば、何と言ってもこれだパマン!」

「「「「「ロイミュージャーボール!!」」」」」ババーン

ロイミュピンク「いいわね?いくわよ!」

ロイミュピンク「パス!」

ロイミュイエロー「キック!」

ロイミュグリーン「トス!」

ロイミュブルー「ヘディーング!」

SSパマーン「かーらーのー、エンドボーーール!!!」バシイィィィン!!


チュドオオォォォン!!


進ノ介「うわああぁぁぁっ!」ドサッ シュゥゥン

ロイミュブルー「ふはははは!仮面ライダー破れたり!……一度言ってみたかったんだーこのセリフ!!」

ロイミュイエロー「やった!仮面ライダーに勝っちゃった!」ピョンピョン

ロイミュグリーン「僕らでもやればできるんだ!」ピョンピョン

ロイミュピンク「どうする?冥土の土産とか聞いちゃう?聞いちゃう?」

SSパマーン「そろそろ年貢の納め時だパマン!!」チャキン

進ノ介「ぐっ……」ゼェゼェ


ドドドドド・・・



ロイミュブルー「ん?なんだ?」

ロイミュピンク「地響き?」

ロイミュグリーン「今は重加速中だぞ!動けるなんて、まさか……」

ロイミュイエロー「おい見ろ!あれは、まさかそんな!」

SSパマーン「あいつらが……カーレンジャーが来るなんてあり得ないパマーン!!」



ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド!!!



カーレンジャー「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」」」」」


「「「「「カーレンジャークルマジックアタック!!!」」」」」ズバババババッ!!!

ロイミュージャー「「「「「ぎゃああああっ!?!?」」」」」

SSパマーン「何するでパマン!」ドガッ

恭介「ぎゃっ」ドサッ
実「あらぁ」ドサッ
洋子「きゃん!」ドサッ
菜摘「やっぱちょっときついわね」ドサッ
直樹「急場凌ぎでございますもんね」ドサッ



恭介「よっ進ノ介!間一髪だったな!」

進ノ介「お前ら、なんで来れたんだ!?」

実「よお聞いてくれました!」

洋子「じゃじゃーん!これ、うちの会社で余ってた特製スピード増強剤!」

菜摘「たった一滴垂らしただけでパワー100万倍、スピードアップ。優勝すること間違いなし!……もっとも、誇大広告だけどねぇ?」

直樹「これで速く動ける様になったから、どんよりも相殺できてここまで来れたのでございます!」

進ノ介「だからって……」



進ノ介「だからってなんでそんなのに乗ってきたんだよ!?!?」

洋子「だってペガサスサンダーやドラゴンクルーザーもいなかったから……一輪車に」

菜摘「そもそも特製スピード増強剤じたいあんまり量無かったし……インラインスケートに」

直樹「けど何にも乗らないのも心許ないのでございますので……スケボーに」

実「せやから特状課の倉庫にあった乗り物をこそっと借りて乗ってきてん……二人でこぐタイプの自転車に」

恭介「二人乗りは危ないからな!」

進ノ介「うちの備品かよ!!」

恭介「そんな事より進ノ介!」

進ノ介「なんだ!」

恭介「歯ぁ食い縛れ!!」バキィッ

進ノ介「がはっ!!」

進ノ介「ってぇ……何すんだ!!」

恭介「何すんだはこっちのセリフだよ!よくも1人で戦いに行きやがったな!!」

進ノ介「それはっ…どんよりに立ち向かえるのは俺たち仮面ライダーだけだからだ!!それで……」

洋子「で?あたしたちが落ち込んだまま帰るとでも思ったわけ?」

直樹「落ち込んで物事が解決するなら、刑事はいらないでございます」

恭介「勝てなくても、たとえ負けるとわかっていても……戦いを挑むのが本当の勇気、本当の正義ってもんだろ。そして、それができるのが、俺たちカーレンジャーなんだ」

進ノ介「だけど実際なすすべもなく変身解除まで追い込まれただろ!!そしたらお前ら戦えない一般市民に戻っちまうじゃないか!」

恭介「一般市民だからって、守ってもらってばっかだと思うなよ!」

菜摘「一般市民はねぇ、なめたらしょっぱいのよ!」

実「一般市民なめんな!!」

恭介「確かに俺たちは変身できなきゃただのチーキュの一般市民さ、でも、一般市民である前に……」

恭介「俺たちは、心からカーレンジャーなんだ」

進ノ介「心から、カーレンジャー……」

洋子「戦えないなんてそんなことない!あたしたちが負けるなんて、そんなこと!」

実「そうや、俺らは負けたらあかんねん…負けたらあかんのじゃぁ!」

菜摘「今までだって、なんとかなるまで頑張ってなんとかしてきたんだから」

直樹「最後の最後まで、諦めてはいけないのでございますよ」

恭介「警察と仮面ライダーの使命が市民を守る事なら、俺たちカーレンジャーは宇宙の平和を守るのが使命なんだ、だからさ……」


恭介「一緒に戦わせてくれよ!ヒーローらしくさ!!」

進ノ介「……ずいぶんまた、重そうで、深そうで、難しい事を言うんだな」

恭介「な、なんだよぉ」

進ノ介「すまねぇ、お前らの正義も信条も今まで見せてもらってたんだから、俺もそれをちゃんと信じるべきだったよ」

進ノ介「もう考えるのはやめた!カーレンジャー!もう一度協力して戦おう!!!」

恭介「はいっ、そーしましょっ!!!」

実「やいやいそこの懐かしい顔のボーゾック、もしかしなくても大人数で1人をいたぶるなんてひどいやっちゃな~?」

恭介「お前ら、5対1だぞ!卑怯だとは思わないのか!?」

SSパマーン「暴走戦隊だからいいパマン!大体普段1人のボーゾックに5人でかかってくるお前らに言われたくないパマン!」

恭介「勘違いするな!俺達は1の力を5分割して戦っているだけだ!」

洋子「そうよ!だから今ここにあるのは実質2人分の力なのよ!」


???「ふぅん、だったらさ……」



パパパパパン!!

ロイミュージャー「「「「ひぎゃー!?」」」」



剛「俺が入ったら3人分、って事でいいよな?」

進ノ介「剛!来てくれたのか!」

ブロロロ キッ

霧子「泊さん!」

進ノ介「霧子!」

霧子「遅くなってすみません、剛を呼びに行っていたのと……」



ドリームベガス「」ジャラジャラ♪

ディメンションキャブ「」チーン♪

ペガサスサンダー「」プップー♪

ドラゴンクルーザー「」パッパー♪


霧子「この子たちを探すのに時間がかかってしまって」

進ノ介「ベガスにキャブ!お前たち仲直り出来たんだな!」

ベルトさん「シフトカーを通して私も説得に当たっていたから、見つけてからは早かったよ」

進ノ介「通りでさっきからちょっと口数が少ないと思ったら!流石だなベルトさん!」

ベルトさん「この程度容易いことだがね!HAHAHAHA!!」

霧子「ええ、まぁ……」

剛「あー…そうだよな…」


――少し前


ベルトさん(シフトテクニック)「聞け!ベガス、キャブ!ペガサスサンダーにドラゴンクルーザー!恋は叫んでいるだけでは通じない!もっと心を込めるんだ!」

野生の車s「「!?」」

ベガスキャブ「「?」」

ベルトさん「いいかね…I love you!ハイッ!!(むっちゃいい発音)」

ベガス「?(ブレーキランプを五回点滅してアイシテルのサイン)」チカッチカッチカッチカッチカッ

ベルトさん「そうだ!もっと勇気を持つんだ!ハイっ!!」

ペガサスサンダー「(ブレーキランプを五回点滅してアイシテルのry))」チカッチカッチカッチカッチカッ

キャブ「(ブレーキランプを五回点滅しry)」チカッチカッチカッチカッチカッ

ドラゴンクルーザー「(ブレーキランプをry)」チカッチカッチカッチカッチカッ

ベルトさん「Exactly!!これが愛だ!!」


霧子「クリムがついに壊れました……」

剛「いや、老人性ボケの始まりじゃない?」

霧子「変身できない私一人の力はほんの少しですが…彼らの力も合わせれば、どうにか1人分くらいにはなりませんか?」

シフトカーs「「「♪♪♪」」」

洋子「そうだね、うん、そうだよねっ!」

恭介「じゃあこれで4人分になったな!」



????「いや……」ザッ



チェイス「5人だ」

霧子「……!」

進ノ介「死神!?なんでここに!?」

剛「そーかそーか向こうの増援かよ、いいさ、ロイミュードは全部まとめてぶっ潰してやる」ガチャコ

チェイス「そこのロイミュード4人、ハート達を裏切りあまつさえ過度に目立った行為をした。制裁あるのみだ」

チェイス「この場限りは力を貸そう」

霧子「チェイス……!」

進ノ介「ありがとう……助かるぜ!」

チェイス「忘れるな仮面ライダー、貴様は俺が倒す。だがその前に、そこのボーゾックに与したロイミュードはリセットする。それに……」チラッ

チェイス「……食事を奢られた恩はその分別の仕事で頑張って返すのが、人間のルールではないのか?」

実「お前……!」




ロイミュブルー「やばい…もしかしなくても向こうの戦力はやばい!」

ロイミュグリーン「ぼ、僕らも増援は!?追加戦士とかいないの!?」

ロイミュイエロー「ほんとは追加戦士でロイミュゴールドがいたんだけど」

ロイミュピンク「ここに来る途中でカーブを曲がりきれずに事故って死んじゃった」

ロイミュードE(遺影)「」チーン

ベルトさん「oh……」

SSパマーン「追加戦士はよく殉職するものだパマン」

進ノ介「行くぞみんな!!!」

一同「「「「「「「おう!!!!」」」」」」」

チェイス「……」スッ


ベルトさん「OK!! start our engine!!」



剛「レッツ……」


「「変身!!」」

『『『『『激走!アクセル・チェンジャー!!!』』』』』

《Drive!! Type Speed!!》

// ライダー! マッハー! //

\\ Break up !! //


カーレンジャー「「「「「戦う交通安全!!激走戦隊!!心から!!カァ~~~~レンジャー!!!!!」」」」」ビシィッ!!!!! b


ドライブ「仮面ライダード……いや、違うな」

ドライブ「仮面ライダー!!ド~~~…ライブ~~!!」バッ b


マッハ「追跡、撲滅、いずれも~~、マッハーー!!」

マッハ「仮面ライダ~~~!!マッハ~~~~!!!」


魔進チェイサー(以下チェイサー)「…………」

ベルトさん「…………」

霧子「…………」

チェイサー「…………」

ベルトさん「……何か言わないのかね?」

チェイサー「何の話だ」



ドライブ「カーレンジャー、ひとっ走り付き合えよ!!」

レッド「交通安全でな!!」

とりあえずここまでです
投下の間が空いてしまってすみませんでした
退場ラッシュのショックで中々書けなかったのも、全て乾巧って奴の仕業なんだ



ドッカァァァァァァァァァン!!!!!!!!!



ベルトさん「Go!! 心から super heros!!」


ロイミュグリーン「おおおお、合同名乗り、ついに、キタ~~~~~~!!!」

ロイミュピンク「あっちぃぃ!?この爆発、当たり判定あるぞ!?」

SSパマーン「ダ○ナマンかよパマーン!?」

ロイミュブルー「大変だー!ロイミュイエローが爆発に巻き込まれて死んだぞー!」

ロイミュグリーン「この人でなしー!?」

SSパマーン「イエローの殉職率はゴレン○ャーとバ○オマンの2回起こってるだパマン」

ロイミュピンク「その情報いらねええええ!!!」

マッハ「いい仕事するじゃん♪アメイジングサーカス!」

アメイジングサーカス「♪♪♪」

レッド「いい仕事しすぎじゃね?」



ペガサスサンダー「」ブゥンブゥン!

ドラゴンクルーザー「」バァンバァン!

SSパマーン「ウッソ~!なんで野生の車まで動けてるでサイク!?」

霧子「ベガスとキャブがそれぞれに付いているからですよ、仲直りしたシフトカーが付いたので、重加速も打ち消せるんです」

ベルトさん(シフトテクニック)「まさしく愛の勝利だ!」ドヤァ

霧子「生涯独身はちょっと黙っててくれませんか?」

ベルトさん「オォウ……キリコ今日はちょっと冷たいね…」ショボン

ロイミュピンク「やっぱりついていく人を間違えたー!まだハート様やブレンの方が遥かにましだったー!」ウワーン


マッハ「ボーっとしてる場合かよ!」

// タイヤコウカーン! シフトカー! キュウニ モエール! //

ロイミュピンク「あっつぁあああああぁぁ!?」ボォォォ


// シグナルバイク! シフトカー! ライダー! デットヒート! //

ロイミュピンク「キ、キックは優しくしてね?」

マッハ「うん、それ無理!!」


// ヒッサツ! バースト! フルスロットル! デーットヒート!! //


ロイミュピンク「ですよねええええええええええぇぇぇぇ!!!」チュドオオオォォォォン ~パァン!!

マッハ「いい画だったでしょ♪」ピース☆

チェイサー「答えろ…何故ハート達から離反した!」

ロイミュグリーン「リーダーのとこで感情データ集めた方が今より早く進化態になれると思ったんだよ!まぁ確かにリーダーとの特オタ生活楽しかったけど…」ボソッ

ロイミュグリーン「僕たちだって好きで進化体になれてない訳じゃないもん!こんな僕らに誰がした!?」

チェイサー「貴様…ハートの育て方が間違ってたとでも言うのか…!」

ロイミュグリーン「だってあの人放任主義すぎじゃん!!」

ブルー「まあまあ、今は教育問題で争ってる場合ではございませんよ」


\\ Tune… Chaser Spider!! Cobra!! Bat!! //

ロイミュグリーン「ええええっとえっと!僕歴代スーパーヒーローの事調べてるうちにすごい情報収集とか得意になったから!役に立つかもだから!だからお願い見逃してー!?」

チェイサー「問答無用!!」


\\ Triple Tune!!! //


ロイミュグリーン「やだやだーー!!死にたくなーーい!!」ドゴオオォォン

チェイサー「俺は死神だがコアは壊さない。殺しはしない」


チェイサー「……だから今はもう休め、ロイミュグリーン…いや、ナンバー072」

072「」~フヨン

ブルー「さてここでカーレンジャーなぞなぞの時間でございます」

ロイミュブルー「え?なぞなぞ?」

ピンク「第1問、じゃじゃーん!パンはパンでも食べられないパンはなーんだ?」

ロイミュブルー「えっと、えーっと……なぞなぞは研究してないから分かんない!」

ピンク「ぶぶー!はずれ!」

レッド「正解は『パンチ』だよオラァッ!」バキィッ

ロイミュブルー「パンチは『食らう』ものだから答えになってないdグフッ」バタッ


レッド「よし今だ!キック主体で行くぞ!」


レッド「ドライビングアタック!」

ブルー「ヘアピンキック!」

グリーン「グリーンレーサー浪花蹴り!」

イエロー「えっと…えっと…キック!」

ピンク「ホイルスピンキック!」


カーレン一同「「「「「カーレンジャー激走クルマジックキック!!!」」」」」バッキャアアアァァァ


ロイミュブルー「う…運命を変えられるなら、子供がサイン欲しがる、スーパー戦士や仮面ライダーになりたかった……」バチッ バチバチッ

レッド「来世でな!!」


ドッカアアァァァン ~パァン!

ドライブ「いよいよ残るはお前だけだ!!」

SSパマーン「うぇええ!?あっという間に皆やられちゃったパマーン!?」

SSパマーン「こうなったら、最強の必殺技を受けるでパマン!」

SSパマーン『アルティメットシャイニングサバイブブラスターキング装甲ハイパークライマックスエンペラーコンプリートエクストリームプトティラコズミックインフィニティ極トラ…』オオオォォォ・・・

全員「「「「「「「「技の名前が長いんだよ!!!」」」」」」」」ドカバキボコスカ

SSパマーン「ぐおあ~~~~!!」


≪Tridoron!! shooot!!≫ ズダダダダン!!

霧子「泊さん!!」キキーッ ガチャ

ドライブ「霧子!よし、ひとっ走り付き合えよ!!」

≪ヒッサーツ!! Full Throttle!! ≫

レッド「どうしたの!何やるの!?」

霧子「ええと、トライドロンで周りをぐるぐるーってして、ピンボールみたいなキックです!」

レッド「よし俺たちも加勢するぜ!来いペガサスサンダー!」ブッブー

ブルー「行くでございますよ、ドラゴンクルーザー!」パッパー

マッハ「今ので分かんの!?まあいいや、ライドクロッサー!」パラリラパラリラ♪ ガショーン

チェイサー「!!…俺の……バイク……」


SSパマーン「えっ?えっ?何コレ逃げられないでパマン!」

ギュルンギュルンギュルンギュルンギュルン


『激走!!クルマジックマッハスピードロップ!!!』

ドライブ「ハァァアアアーーーーっ!!!!」

SSパマーン「うわあああああああーーーーッ!!!!」ドッカァァァァァァン



霧子「そんな名前あったんですか?」

レッド「今決めたの」

チェイサー「……バイク…………」

モクモクモク


RRサイク「うごごごご、まさか最後のストックまでなくなっちゃうなんてサイクー!」

イエロー「やっぱりあのボーゾック!」

レッド「今までの懐かしい顔のボーゾックの正体も全部お前だったんだな!!」


RRサイク「こうなりゃ芋長の芋羊羹でサイク~~!!」モグモグモグ

RRサイク「巨大化戦だってとことん研究したパマン!あ、間違えた、サイク!!」プシュー ズモモモモモ


ドライブ「ボーゾックがでっかくなった!?」

チェイサー「なん……だと……?」

マッハ「今なんか芋羊羹って言ってなかった!?気のせいじゃないよね!?」

ベルトさん「現代科学の完全敗北だな!!HAHAHAHAHAHAHA!!」

霧子「クリム…気を確かに…」



レッド「VRVマシン出動!」ビーッ


ガシーンガシーンガシーン

『必勝合体!!』
『エンジン絶好調!!VRVロボ!!!』

072かよ!
ただあいつ、剛が登場した次の七尾リラの話の時にはすでに究ちゃんと共同生活していたよな?

ベルトさん「Amazing!! スーパーロボットだ!!」

ドライブ「うおおおおぉぉぉーーっ!!すげえぇ!!車が変形して巨大ロボットになったああああぁぁぁぁ!!!」

マッハ「し、進兄さん落ち着いて…」タジッ

ドライブ「だってさ!!あんな大きくてカッコいい車が変形して!合体して!更にカッコいいロボットになるんだぞ!!カッコよすぎる…カッコよすぎんだろ!!ロマンだ!!ロマン!!!」バシバシ

マッハ「ヒィィィいつもの進兄さんじゃなーい!!」

ベルトさん「ふむ…成程ここをこう変形しているのか……これをシフトカーに応用すればいずれ私も……ふふふふふふ……」ニヤニヤ

チェイサー「うさんくさい顔をしながらお前は一体何を言っているんだ」

霧子「とはいえ、こうなるともう私達に出来る事は見守る事しかないですね……」


~~~~~

――某所窓際

ブレン「ロボ!ロボです!!今でっかいロボットが窓の外に!!」

ハート「どうしたブレン……なんだ、何もいないじゃないか」

メディック「ブレンったら、またおかしなことを言い出して」プークスクス

ハート「お前少しは気を休めたほうがいいぞ」

ブレン「そうか…私はきっと疲れているんだ……ハッハッハ、ハハハヒヒヒ!」

ブレン「それよりハート、警察、特にこの特殊状況下事件捜査課の情報を集めてきましたよ。仮面ライダーとの繋がりが強そうで、もしかしたらその中に……」

ハート「何を言っているんだ、仮面ライダーに正体なんてあるわけないだろう」

ブレン「」

とりあえずここまでです
いよいよ明日が実質最終回ですね

>>201
そこらへんは、こう、ふわっとしていただければ…
分かりにくいですが一応>>47に記載してる様に時系列がパラレルなので
チェイスの死神時代が延びてたり霧子がチェイスの正体を知ってたり出てないアイテムが出てたり072がアニオタより先に特オタに染まったりしてます



『ビクトリーツイスター!!』ドォンドォンドォン ズパラタタタタタ



ズドオオオォォォォォン


レッド「やったか!?」

モクモクモクモク


RRサイク「フフフフフ、ハハハハハハハ!!!」



グリーン「なんやて!?」

イエロー「そんな!」

ピンク「ウソ……あれだけ体中穴だらけにしたのに」

ブルー「すぐに再生されてしまいました…!」

RRサイク「俺はボーゾック一の節約上手、RRサイク!」

RRサイク「暴走皇帝エグゾスからの付録の力により、かつて倒されたSSスタタンゾ、XXミレーノ、SSパマーンの体をリサイクルし、再生ボーゾックとして蘇ったサイク」

イエロー「だからあんなに見た事のあるボーゾックばかり出てきたのね!」

レッド「そんな一度死んだ奴がなんども生き返ったり死んだりするはずないだろ!起き上がりこぼしじゃあるまいし!!」

進剛霧(((なんだろう……なぜか心にグサッとくる……)))

RRサイク「3人分のボーゾックの力を得た俺は、再生力も3人分!!エグゾスのとっつぁんにも引けを取らないぜ!」

レッド「なんだと!!…だが最後まであきらめてたまるか!みんな行くぞ!!」

カーレン一同「「「「おう!!」」」」



ドガッ ガキィイン ドゴオォン バシュウウ


RRサイク「このRRサイクは簡単にやられないでサイク!!」ドガアァッ

カーレン一同「「「「「うわああぁぁぁぁっ!!」」」」」



マッハ「駄目だ!じりじりと追い詰められてる!」

ベルトさん「どうやら本当に桁違いの再生力を持っているようだな」

チェイサー「押し切られるのも時間の問題か」

霧子「でも私達には……今の私達にはどうする事も……」

ドライブ「クソォ……ッ!!」ギリリ・・・





ゾンネット「あーあ……」ザッ

ゾンネット「大分苦戦してるじゃないカーレンジャー、あんな奴に情けなーい」

ドライブ「あんたは!?」

ゾンネット「ゾン子です」

チェイサー「ゾン子?」

霧子「どう考えても話に聞いたボーゾックのゾンネットですよね?」

ドライブ「なんてわかりやすい偽名だ」

ゾンネット「実はお願いがあって来たのよ」ペコリ タユン

マッハ「…なぁ進兄さん、あの人すっげーボリュームだよな!誰かと違って」ヒソッ チラッ

ドライブ「ああ、屈んだ時のあの谷間は確実に盛ってないよな!誰かと違って」コソコソ チラッ

霧子「…………」


ドカッ バキッ ゲシッ


ドライブ「で、お願いってなんなんだ?」ボロッ

マッハ「俺たち今それどころじゃないからなるべく早くしろよ」ズタボロッ

チェイサー「女性の胸囲をむやみに比較しないのが人間のルールではないのか」

ゾンネット「お願いってのは他でもない、RRサイクを倒してほしいのよ」

ドライブ「なんだって!?」

ゾンネット「あいつ私の耳舐めてきたド変態でキライなの。粗大ゴミとして捨てちゃってください」

チェイサー「待て、粗大ゴミは事前に電話して、指定されたシールを貼っておかねばならない」

チェイサー「今日は燃えるゴミの日だ。あのボーゾックは生きているから生ゴミとしてなら回収してくれるのではないのか?」

ゾンネット「じゃあ生ゴミでいいわ」

マッハ「いいんだ…」

チェイサー「環境衛生と円滑なご近所づきあいの為にゴミ出しの曜日を守るのが人間のルールだ」フンス

ドライブ「ほんといい加減にロイミュードから足を洗ったらどうだ」

ゾンネット「で、あいつ倒すためにはこれをあいつに食わせたらいいわ」スッ

ドライブ「これは!?」

ゾンネット「巨大化を解除する秘密兵器よ」

ゾンネット「いい!?この中身は秘密だから見ちゃだめよ!見ちゃだめだからね!」

ドライブ「わ、分かった」

ドライブ(……とは言うものの…)

ドライブ(どう見てもファ○リーマートのレジ袋だよなこれ……)

霧子(くっ付いてたレシートに芋羊羹って書いてあるんですが……)

ドライブ「あんた……もしかしてカーレンジャーを助けに来てくれたのか?」

ゾンネット「知らない、もう私帰るから。じゃーねー」フイッ


ポトッ

ドライブ「おい、何か落としたぞ」

霧子「これは……パスケース?」

マッハ「……の中に、レッドレーサーの写真?」

ゾンネット「きゃ~~~~!?!?返して~~~~!!」バッ

霧子「あの、これって…」

ゾンネット「べベベ別にレッドレーサー様の事なんてぜんっぜん好きでもなんでもないんだからっ!!///」

マッハ「うわ、分かりやすっ」

ゾンネット「夕陽のバカァ~~!なんでそんなに赤いのよ~~!!」ダッ

霧子「今はまだ昼ですよ」

ドライブ「でもこれで勝機が見えてきた!俺たちもやるぞ!」

チェイサー「……話は終わったか」クルッ スタスタ

ドライブ「死神!?」

マッハ「どこ行く気だ!逃げんのか!」

チェイサー「俺の目的は離反したロイミュードのリセットと回収だけだ。これ以上は俺に用はない。ボーゾックの始末はお前たちだけでやれ」ガッ

072 < エーンエーン

マッハ「あってめっ!そいつ置いていきやがれ!」

チェイサー「…あんな巨体で暴れられたら、進化体であってもコアごと潰されかねん」

チェイサー「なるべく早く倒せ」

ドライブ「……それはエールと受けとらせてもらうぜ」

ブロロロロ・・・

マッハ「おい待てっ!!」

ドライブ「あいつ照れ屋なんだよ、またすぐ会えるさ」

マッハ「進兄さんこそなんでそんな肩入れすんだよ!あいつはロイミュードだろ!?」


ガラガラガラッ ウワァァァー! キャーキャー!


ベルトさん「いかん!このままでは市街地にも被害が!」

ドライブ「霧子!それに剛も!街の人たちの避難を頼む!」

霧子「了解です!」

マッハ「はいはいわかりましたよ!ったくもう!!」

ドライブ「おーい、カーレンジャー!聞いてくれー!」

VRVロボ「……」ガキィン ガゴォン

ドライブ「だめだ、ここからじゃ聞こえてないみたいだな。一体どうすれば…」ウーン

ベルトさん「私にまかせたまえ!こんな事もあろうかと……」


――VRVロボコックピット内


ベルトさん(シフトワイルド)「あらかじめ合体時にシフトカーを侵入させておいたのさ!」ピョコン

カーレン一同「「「「「ええええええええ!?!?」」」」」

レッド「おい、いつの間に乗り込んできたんだよ」

ベルトさん「少し入り込ませてもらっただけだ、気にすることはない」

レッド「気にするよ!」

グリーン「なんや車上荒らしみたいやな」

ピンク「警察呼んじゃうんだから」

ブルー「無賃乗車でございますか?」

イエロー「運賃要求するわよ」

ベルトさん「君たちは私を何だと思っているのかね」

カーレン一同「「「「「ベルトのおっさん」」」」」

ベルトさん「いい加減にしたまえ」



ドライブ「おいおーい、喧嘩してる場合かよ」

ベルトさん「ムゥ……オホン、状況を説明しよう」

~~~~~

~~~




レッド「そうか、そんなものが…」

ドライブ「この袋を何とかあいつの口に入れられないか?」

レッド「VRVロボもRVロボもここまで小さいものは持てないからな…」

グリーン「せいぜいそこのトライドロンを持つんが限界やろなあ」

ドライブ「そうか…弱ったな…」

ベルトさん「かと言って今トライドロンで飛ぶ手段は『まだ』出来上がっていないし…」

ドライブ「シフトフルーツだと一気に成層圏ごと突き抜けて違う星まで行くから…」

一同「「「「「「うーん……」」」」」」

レッド「……あ!いい事思いついた!!」ピンポーン

ドライブ「いい事?」

レッド「まあ聞けよ」

ドライブ「まあ聞くよ」

すみませんきりが悪いですが眠いのでとりあえずここまでです

レッド「いくぞみんな!!」

カーレン一同「「「「おう!!!」」」」



『ビクトリーツイスター!!』ドガントガ゙ンドガン ドパラタタタタタ


RRサイク「フフフハハハハ!言ったはずだ、こんなものは俺には効かんでサイク!」


レッド「いや、それだけじゃないぜ!!」

レッド「後は頼んだ!行ってくる!」トウッ

ブルー「頼まれました!」


キキーッ ガシャーン キキーッ ガショーン

レッド『激走合体!』
レッド『エンジン快調!RVロボ!!』


RRサイク「なにぃ!?」



『RVソード!!激走切り!!』ギュルルルルル グサアァッッ!!



RRサイク「ぐふぁああぁぁぁぁ!?!?」

RRサイク「お、おひょれ、くふぃのなかにへんほつっほむなんへむほいほとほ…(おのれ、口の中に剣を突っ込むなんてむごいことを…)」フガフガ

レッド「いいや、狙いはこれじゃないぞ!」

RRサイク「!?」


ガシッ グオーン


VRVロボ(グリーン)「設置完了!いつでもいけるで!」

ドライブ「よし!フルスロットルで突っ走るぜ!!」


ブルンブルン・・・ブロロロロロロォン!!


ドライブ「うおおおおおおおおおおお!!!!」

RRサイク「はにぃ!?へんのふへほふふまははひっへふる!?(何ぃ!?剣の上を車が走って来る!?)」


ピンク「最初のビクトリーツイスターはあくまで時間かせぎ!」

イエロー「その隙にRVロボを合体させて、RVソードで口を開けさせる!」

ブルー「更にVRVロボでトライドロンをRVソードの上に乗せて、その上を走らせて例の秘密兵器を投げ込むって寸法でございます!」

レッド「どうだ!完璧な作戦だろ!!」

RRサイク「あが……ぐ……」

ドライブ「食らいやがれええぇぇぇッッ!!!」ブンッ!!


RRサイク「う……ぐ……うごおおおぉぉぉぉ!!」ガゴン!!


ドライブ「なっ!?」グラッ

レッド「RVソードが、外された!?」


RRサイク「ふはははは!!何度だって言ってやろう!この俺は簡単にやられんでサイク!!!」



レッド「なんてやつだ…!!」

ピンク「大変!トライドロンが!」


ドライブ「うわあ~~っ!落ちる、落ちる~~っ!!」ヒュー

ドライブ「ちょ、ちょっとー!止めてくれよ!」

ベルトさん「あ、はい、止めますー!」

≪タイヤコウカーン! ファンキィィースパァーイク!!≫


ガガッ ギャリリリリリッ


ドライブ「ホッ……」

ベルトさん「なんとかビルの壁に引っかかれたみたいだな」

ドライブ「こうなったら…行ってくれ、シフトカー達!」

シフトカーs「「「!!」」」ビューン

RRサイク「小バエが!」バチーン

シフトカーs「「「!?」」」パラパラ

ドライブ「嘘だろ!!」

ピンク「そんな…シフトカー達でも運べなかったなんて……」

イエロー「やるだけやったのに……」

ブルー「ダメなんでしょうか、もう、ダメなのでございますでしょうか…」

グリーン「…レッドレーサー!」

レッド「……っぅ……っ!」ダンッ

ドライブ「万事休すか……っ!!」












// シグナルバイク!! シューター!! キケーン!! //



マッハ「まったく世話が焼けるんだから、進兄さんってば!!」

キケーン「」キャシャアアァァ パクッ


レッド「変なのが出てきて袋を咥えてキャッチした!?」

グリーン「なんやスーパーマ○オの敵さんに出てきそうなやっちゃなあ?」

ドライブ「今のは…!」


ヒュオオォォォ パッパー!!


マッハ「そんなのだから支えがいがあるんだけど、なんてね!」

霧子「こら!空の上でも運転中はちゃんと座りなさい!」

ドライブ「剛!霧子!」

ピンク「それにペガサスサンダーも!」

霧子「皆さん、一帯の避難は全て終わりました!この子が手伝ってくれたおかげです!」

ペガサスサンダー「///」プップー♪

レッド「あいつデレデレと!俺にしか運転させないんじゃ…」ショボン

イエロー「はいはい拗ねないの」



RRサイク「え?なにこれ?え?」


// バースト!! トテモ キケーン!! //

キケーン(特大)「」ズモモモモ ゴオォォォォ!!


RRサイク「へ、ちょっと口の中に猛スピードで向かってkガポッ」

RRサイク「うがあああああああそんな大きいの入らないでサイクううううううう!!!」ズゴゴゴゴ メリメリ ゴクン



ドライブ「ありがとう!本当に助かった!!」

グリーン「よおやった!えらい!!」

ブルー「ファインプレーでございますっ!」

マッハ「んまっ、それほどでもあるけどね♪」

マッハ「でもごめん…俺今はここまでで限界みたいだわ……」// オツカーレ //

剛「……じゃ…後はよろしくね……進、兄さん、たち……」フラッ パタン

霧子「剛!」ポスッ



シュルルルルルルルル・・・   ポロッ


RRサイク「あれ?あれ?な、なんで元の大きさに戻ってるでサイクか!?」



ドライブ「返してもらったぜ、シフトフォーミュラー!!」パシッ

《Drive!! Type Formula!!》



レッド「今度こそ最後だ!!!」

カーレン一同「「「「ああ!!」」」」ザザッ!!!



RRサイク「おのれ!おのれおのれ!!カーレンジャーに仮面ライダーめ!!」

RRサイク「こうなりゃ撤た…」

ジャスティスハンター「」ウー! パーポーパーポー

RRサイク「ぎゃっ!!ぃいったたた…なんだこの柵!?」コケッ


パァン!パァン!パァン!


RRサイク「痛ったぁ~~!!何するでサイク!婦警さ」


シフトカーs「「「」」」ズガガガガン!


RRサイク「おぼぐっ!?!?んもう!!今度はミニカーの体当たりでサイクか!?」

霧子「言いましたよね?私一人の力はほんの少しでも、彼らの、シフトカーや野生の車の力も合わせれば、1人分の力になると!」

霧子「それだけあれば、足止めには十分です!」

RRサイク「何だと!?!?」



ドライブ「来い!!トレーラー砲!!!」グオオォン ゴトンゴトン

《 フォォーミュラァァー!! hoooooouuuu!! 》

《ヒッサーツ!! Full Throttle!! 》

《 fullful!! formula!! taaaihou!!!》




レッド「フェンダーソード!」

ブルー「マフラーガン!」

グリーン「エンジンキャノン!」

イエロー「サイドナックル!」

ピンク「バンパーボウ!」


『完成!!ギガフォーミュラー!!!』





ガチャッ ガチャン


RRサイク「え!?ええ!?えええええ!?」

RRサイク「ちょ、ちょっと待つでサイク~!」

レッドドライブ「「いいや!待たない!!」」




『『ツイン・フォーミュラー・ノヴァ!!!!!』』ズビィィィィィィィム!!!!




RRサイク「うあああああおおおおおおおおぉぉぉぉ~~~~~~!!!」



ドッガアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァン・・・




ドライブ「やるじゃないか、カーレンジャー」b

レッド「そっちこそ、ドライブ」d

~~~~~

恭介「まあ色々あったけど、とりあえず一段落、ってところかな!」

進ノ介「…………」

霧子「…………」

恭介「あれ、どうしたんだそんな渋い顔して」

進ノ介「……俺はお前たちを逮捕しなければならないかもしれない」

カーレン一同「「「「「…………」」」」」



カーレン一同「「「「「えええええええ~~~~~っ!?!?!?」」」」」

恭介「ちょ、ちょっとちょっと~~~!!!俺たちが一体何をしたって言うんだよ~~~!!!」

進ノ介「見て分かんないのか!!街の被害がどれだけ出たと思ってるんだ!!」

剛「道路はボコボコ、電線も断線で辺り一帯停電だもんな…」

霧子「あのマンションなんか避難が間に合ったとはいえボロボロですよ!?」

実「なんやて?まん、しょんがねーなアハハハハ」

進ノ介「ぶっ飛ばすぞこの野郎」

進ノ介「一般市民に迷惑をかけないのが正義のヒーローだろうが!!そもそもあのロボどこから出したんだ!?」

菜摘「RVマシンは……会社の秘密基地から」

洋子「VRVマシンは……東京ドームの地下から?」

進ノ介「ああっ……台無しだ!」

ベルトさん「これはもう言い逃れできないな…」

剛(巨大ロボにテンションダダ上がりだったのはどこの誰だっけなー)

進ノ介「……あいつを倒すためにはロボットが必要だったのは十分分かってる、でもここまで大事になってしまったらもう何もなしではすまされない」

霧子「最低限取り調べは避けては通れませんね」

恭介「えっ何これそんなに大事なの!?いつもの事じゃん!」

菜摘「週1くらいの頻度でロボ出動してるけど…」

進ノ介「嘘つけ!こんな事態初めてだよ!多分!」

洋子「あたし達もうちょっと有名だと思ってたのにねえ」

実「なんやちょっとショックやわぁ」

進ノ介「お~ま~え~ら~!!」

霧子「このままだとじきに警察もマスコミも集まって来るでしょうね」

剛「…俺ちょっと新聞社に撮ってたロボの写真売ってくr」ソローッ

霧子「おやめ剛」ガシッ

直樹「まあまあそんな事より甘い物でも食べて落ち着くでございますよ」

恭介「ほら!芋羊羹はもう持ってきてないけどさ、代わりにひとやすみるくっていう最近新発売の飴持ってきたから!」グイグイ

進ノ介「こら無理やり押し付けんな!大体ひとやすみるくは昔からあるロングラン商品だぞ!?」

進ノ介「しかもなんだよこれ!賞味期限が1997年!?一体今が何年だと思っていやがる!!」

恭介「はぁ?なに当たり前の事聞いてんだよ、何年ってそりゃ……」







恭介「1996年に決まってんだろ」

ドライブ一同「「「「えっ!?!?!?」」」」



洋子「えっ……って言われても」

菜摘「そんなに驚かれるような事あったっけ…?」

剛「1996年って…俺が生まれた位じゃねーか!」

ベルトさん「もう何があっても驚かない気でいたが…さすがに驚くしかないな」

実「なんでそんな驚いちゃったりなんかしてはんの!?」

直樹「ど、どういう事でございますか!?」

進ノ介「…みんなそれ、本気で言ってるんだよな?」

恭介「俺たちはいつでも本気だよ」



???「やっぱり、な」

グニャリ



恭介「なんだ!?空間がカーテンみたいな歪み方してんぞ!?」

進ノ介「中に人影がいるぞ!」


ヌッ


鳴滝「また世界が破壊されてしまった!!おのれディケイド!!!」

ディケイド「だから俺のせいでもないってんだろ!お前それ言いたいだけだろ!!」

ディケイド「よう、久しぶりだなドライブ。つってもお前は覚えてないだろうけどな」

進ノ介「見た事のない、仮面ライダー……?」

士「まあ本当に用があるのはお前よりもカーレンジャーの方なんだが…」ガシャン キュゥゥン



恭介「なんだあいつ!?頭にバーコードが刺さってんぞ!?脳みそ大丈夫か!?」

実「あいつら、昨日の焼肉屋におったうるさい客やないか!」

直樹「うるさいというよりうさん臭い奴でございます!」

菜摘「うさん臭いを通り越して怪しいわよ!」

洋子「ちょっと!あたしと色被ってんじゃないやめてよね!」


士「……マーベラスの奴が要注意だって言ってた理由がよく分かるな…」ゲンナリ

恭介「だいたい用ってなんだよ」

菜摘「私達、何も悪いことしてないわよ!」

士「お前らよく聞け、今は西暦2015年だ」

カーレン一同「「「「「2015年!?!?!?」」」」」

菜摘「嘘でしょ」

士「嘘じゃない」

洋子「信じらんなーい」

士「信じろ」

進ノ介「でもそれならどうして、過去からこいつらが…」

士「『歴史改変マシン』」

進ノ介「!!」

士「お前は一連の事についてもう覚えていないだろうけど、あの後壊れた歴史改変マシンの残骸をショッカーの残党が持ち出した」

士「だがある程度修理したはいいものの当然不完全、しかもそれを完全に修復出来るディー博士はコピー体ですらもういない」

士「マシンがガラクタ同然、使う奴もポンコツだったせいで時代も世界も何もかもごちゃ混ぜのカオスになるわ散々だったらしいな」ハッ

恭介「なるほどといえば、なるほど…」

士「感心したか?」

恭介「しました」

進ノ介「本当に分かって言ってんのか?」

剛「今バカにされてんだぞ?」

恭介「本当はそこまで分かってません」

進ノ介「そんな事だろうと思った」

士「マシンの影響でお互いの時代への違和感は感じにくくなってたらしいが……にしても少しでもおかしいと思わなかったのか?19年違うんだぞ?」

恭介「いや、ぜんぜん」

実「フッツーに見過ごしてもうたな」

霧子「そういえばよく見たら皆さんの服もメイクもなんだか古臭い気がしてきました」ハッ

菜摘洋子「「それ、喧嘩売ってんの?」」

直樹「わ~!落ち着くでございます!」

ベルトさん「よくよく思い返せば、最初の戦闘の後の電話でも、彼らはかなり旧式の携帯を使っていたな」

進ノ介「連絡先交換した時も結構飲みすぎてたから…そんなに違和感とか覚えなかったな…」

剛「俺、その時寝落ちてた…」

士「乗り物の戦士にはバカしかいないのか?」

霧子「それで、残党は今どうして…」

士「安心しろよ、俺達でもう倒した」

進ノ介「俺達?」

士「世界の破壊者にも仲間はいるんでな。あとWにアクセル、キョウリュウジャーの奴らも巻き込まれてたから声かけてショッカーを破壊してきた」

ベルトさん「そんなことがあったのかね…」

鳴滝「全員分の食事代を奢らされて、私の財布も破壊されてしまった…おのれディケイド…」シクシク

剛「……元気出せよ」



恭介「ところで……」

士「まだ何かあるのか」

恭介「俺って未来でどうなってる!?もしかして役者として大成しちゃってたりする!?」

洋子「あたしは石油王と玉の輿できてる!?」

直樹「ビーガーはその後元気でございますか!?ビーガーの寿命ってどれくらいでございますか!?」

菜摘「ペガサス倒産してない!?ただでさえバブル崩壊して不景気なのにあの会社この先生き残れるの!?」

実「一度でもええ!阪神は優勝したんか!?あと道頓堀に沈んだカー○ル・サンダース像は見つかったんか!?」

士「知るか!!!」

士「という訳で、端的に言うとマシンが壊れたから早く帰らないと元の時代に戻れなくなるぞ」

実「えらいこっちゃ~!!」

直樹「大変が大変で大変なのでございます~!!」

菜摘「元の時代に残してきた仕事とかどうなってんのかしら」

洋子「うわぁ、考えたくもないわ」

恭介「このぐにょぐにょ空間通るの~?なんかやな感じ~」

士「お前だけ置いてってもいいんだが」

恭介「わ~っ嘘嘘冗談です~!!」アセアセ



菜摘「それじゃあ皆元気でね!!色々ありがとう!!」

洋子「未来のあたしたちによろしくね!!」

霧子「こちらこそありがとうございました!」

剛「撮った写真はこっちの本人にでも渡しとくから!」



直樹「わたくしたちだって、トライドロンよりも~っと凄い夢の車を先の時代に作っちゃいますから!ベルトのおっさんには負けないでございますよ!」

ベルトさん「だからおっさんはやめたまえとあれ程……もう遅いか」

ベルトさん「まあいつの時代からでもかかってきたまえ!負ける気はしないがね!」



実「……あいつの事、よろしゅう頼むな?」

進ノ介「言われなくても、分かってるさ」



恭介「今気づいちゃったんだけどさ……2015年でチーキュが打ち上げ花火になってないって事は、俺達が勝利したって事じゃね!?」

進ノ介「おいおい調子に乗るなって、未来の平和を守るのはお前らにとっての『今』の頑張り次第なんだからな」

恭介「分かってるっての!!」

進ノ介「サボんなよ恭介」

恭介「お前こそな進ノ介」



恭介「1996年の宇宙の平和は!」


進ノ介「2015年の市民の平和は!」




              仮面ライダー
進ノ介・恭介「「俺たち          が守る!!!」」
             カーレンジャー

     
~~~~~

~~~


――1996年



シグナルマン「誰も通らない……」


ガラガラガラ・・・

女の子「ぐすっ……ひっく……」

シグナルマン「通った……だと…!?」

シグナルマン「そこの子供さん、どうかされましたか?」

女の子「おかあさんとはぐれちゃって……」

シグナルマン「ははあ、迷子か」

女の子「わたしはもうお姉ちゃんだからしっかりしなきゃならないのに、おかあさんみつかんないし…ベビーカー重いし…」ジワッ

シグナルマン「あぁ~泣かない泣かない!いやはや、えーっと、あっ!この赤ちゃんは弟さんかい?」

女の子「……」コクン

シグナルマン「何を隠そう本官は単身赴任中ながらも一児の父、赤ちゃんをあやすのは信号を守るより簡単だ!」

シグナルマン「ほ~らベロベロベロベロ、ぶぅぁ~~!!」クワッ

赤ちゃん「びえぇ~~~~ん!!」

女の子「もー、そんな不気味な顔みたら、だれだって泣くにきまってるでしょ!」

シグナルマン「ぶ、不気味だと!?本官に向かってなんという失敬な子供さんだ!」



シグナルマン「それで、子供さんお名前は?」

霧子「しじまきりこです!このこはごうっていうの!」

prrrrrr prrrrrrr

実「はいもしもしクリム・スタインベルトさんとこの研究室でっか?こちら自動車会社ペガサスです~」

クリム『何の用かね』

実「いやあのな、せっかくやからスピード増強剤買うてみいひん?たった一滴垂らしただけでパワー100万倍、スピードアップ!優勝すること間違いな……」

クリム『セールスなら間に合ってるのだがね』

実「わわわ~~っ!!ちょっとタンマ!まだ切らんといてーや!!」

実「それよか、今ってチェ……やのうて、プロトゼロってもう作ってあるん?おるならその…一緒にうどん食いに行きたいんやけど」

クリム『プロトゼ…な、なぜそれを!?』ガタッ

実「おっやっと話聞いてくれたな~!んじゃベルトのおっさん、とりあえずこれからについて、商売のことも含めてじっくり話し合いましょか!」

実「この先の未来で、誰も不幸にならへんように」

洋子「はいっ、それではこの度はありがとうございました!」

青年実業家「いえ、こちらこそよい話が出来ましてありがとうございました」

洋子「あとこれ、よければお土産代わりに受け取って下さい」

青年実業家「ほう…これは、芋長の芋羊羹ですか」

洋子「えっと、甘いものお嫌いでしたか…?」

青年実業家「そんなことはありませんよ、ありがたく頂かせてもらいます」

青年実業家「食事というのはいいですね、いたるところで喜びを得られますから」

洋子「その通りですよね!!美味しいものは地球を救います!!」

洋子「つきましては、あたしの喜びの為にも、住所氏名年齢電話番号スリーサイズを教えて下さ~い♪」キャーキャー

青年実業家「はい?????」

父親「すみません、こちらは自動車の修理も請け負っておられますか?」

恭介「はぁ~い!請け負っておりまーっす!」

直樹「実際の仕事は修理ばっかりでございますけどね」

菜摘「それは言わないお約束でしょ」

父親「重ね重ねすみません、急に車が故障してしまって…すぐそこに置いてますので修理お願いできますか?」

恭介「いえいえ大丈夫ですよ、はいはい修理ですねー?(この人、誰かに似てるような…………)」

直樹「どうせ仕事なくて暇でございますものねー」

菜摘「だからそれは言わないお約束……って、直樹今日はやたらやさぐれてない?」

恭介「じゃ、そういうことでここにお名前を…」

英介「ああそうですね申し遅れました、私は泊英介と申します」

3人「「「…………え!?!?」」」

英介「お恥ずかしい話ですが最近刑事の仕事が忙しくてまだ幼い息子にちっともかまってやれず、嫌われないようにとドライブに連れ出したはいいものの運悪く故障してしまって…」

英介「…あの、皆さんどうなされましたか?」

恭介「すみません!!息子さんは、進ノ介は今どこにいますか!?」ガタッ

英介「え?息子ならその辺りで待たせていますが……あれ、いない?」

恭介「俺ちょっと探してきます!!」ダッ

英介「えっ!?あの、ご迷惑おかけしてすみません!……あれ?いつ名前を教えただろうか…?」

直樹「まあまあ、細かい事は考えるのやめて下さいでございます」

菜摘「そうそう!あと気にしなくても、息子さんはちゃーんと貴方の背中を見てくれてますから安心して下さいね」

直樹「あ、でも命は絶対大事にしてほしいでございますよ、生きてりゃなんでもオッケーなんでございますから!」

英介「?????」



???「わぁ……すごいな……」キョロキョロ




ポンポン


恭介「よっ進ノ介!久しぶりだな!」

進ノ介(5歳)「うわぁっ!?…あの、おじさんだれですか?」

恭介「お、おじさん!?俺まだ23だぜ!?」

恭介「それよりここのガレージにいたのか、親父さんが探してたぜ?」

進ノ介「ご、ごめんなさい…」

恭介「車、好きなのか?」

進ノ介「うん!ここの車、ぜんぶかっこよかった!」パァッ

恭介「へえ、昔っからいい趣味してんだな進ノ介!」

恭介「けどな、俺たち5人はもっと凄い、夢の車を造りたいんだ」

進ノ介「夢の車?」

恭介「すっごく強くて!メチャクチャ速くて!!かぁ~っこいい5人の夢の車だ!!!」

進ノ介「おぉーー!!」




進ノ介「いいなあ、俺も大人になったら、そんな車に乗れるのかな?」

恭介「絶対乗れるさ、19年後の未来でな」




《終わり》

おまけ


――レインボーライン 車内


【次は~久留間~~、久留間~~】

車掌「え~ちなみに、次の駅はシャドーラインの駅じゃありません!」

カグラ「じゃあどっかみんなで遊びに行こうよ!」

ライト「俺焼肉!焼肉がいい!」

ミオ「もうライトってば、今はご飯の話じゃないでしょ!」

トカッチ「次はどんな場所があるの?」

ヒカリ「そんなに目立つとこは無いみたいだけど…あ、久留間運転免許試験場ってとこで交通安全教室のイベントやってるみたいだよ。参加者にはミニカーとお菓子が貰えるってさ」

ライト「お菓子!?行く行く行く!俺絶対行きたい!!」

ヒカリ「そう言うだろうと思った」

ミオ「交通安全教室かー、昔お父さんも小学校に来てやってたなー」

カグラ「噛み噛みだったよねっ、ミオちゃんのパパ!」

ミオ「その話はやめてよカグラぁ、あれ恥ずかしかったー…」

トカッチ「免許っていえば明くん前にバス運転してたよね、あれって大型免許でしょ?いつの間に取ったの?」

明「免許……?何だそれは?」

トカッチ「明くん!?明く~ん!?!?」

ヒカリ「……この話は聞かなかった事にしよう」


ライト「久留間かぁ、待ちきれないな~!」

――ギンジロー号



走輔「運転免許更新の案内?」

連「そう!ゴーオンジャーのみんなの分の案内が届いてたから、今日はこの後まとめて更新に行くッスよ」

範人「あれ?早輝も運転免許持ってたんだ!」

早輝「うん!無事故無違反、バリバリのペーパードライバーだよ!」

連「で、ここから一番近いのは……ズバリ、久留間運転免許試験場ってとこで手続きできるッス」

範人「そういえば久留間らへんには、正義のヒーロー仮面ライダーがいるって聞いたことあるよ!」

走輔「仮面ライダー?ゴーオンジャーじゃなくてか?」

早輝「んーとなんでも、赤くて、体にタイヤが付いてるんだって」

走輔「なんだそれ俺と被ってんじゃねえか、面白くねえの」フーン

範人「もしかしたら会えちゃったりして~」

早輝「会ったらサインもらわなきゃ!」

美羽「楽しみだね、アニ!」

大翔「ああ、そうだな」

軍平「仮面ライダー…カッコよすぎる…!」


ピィーン

走輔「よぉーしっ!今度もコインは表!バッチリ決まってるぜ!」パシッ

スピードル「ドルドル~!なあ走輔、今度は何を占ったんだ?」



走輔「行った先で、楽しい出会いがあるかって事だ!!」

――ドライブピット


prrrrrrrrr prrrrrrrrrr


りんな「はいもしもしペガサスさんですか?特状課の沢神と申しますー、いつもお世話になっておりますー」

りんな「ええ、ええ、この度はお歳暮ありがとうございましたー!とっても、とーっても立派な」

りんな「 ギ ガ ブ ー ス タ ー を 」

りんな「…え?『社長から隠すために入れたダンボールを間違えて送った』……ってバッカじゃないの!?フツー間違える?秘密兵器でしょ!?」

りんな「あ、わざわざ全員で取りに来なくてもいいのに……来んの?まあいいけど」

りんな「来るの遅かったら私達が使っちゃうから!じゃ、またよろしくお願いしまーっす」ガチャ



prrrrr ピッ

本願寺「はいもしもし~、あ、オーナーちゃーん元気~?」

本願寺「……うん、そ~う、タロスちゃん達も元気。……ええ、こっちの泊ちゃん達もみーんな元気ですよ」

本願寺「それより聞いて下さいよォ~、こないだまた鳴滝ちゃんが来て「おのれディケイド!」って感じで騒いでたんですよ~ほんと勘弁してほしいよぉ~」

本願寺「ていうか最近時の進行ぐっちゃぐちゃじゃないですか~?今もえらいことにもちょっとしっかりしてくださいよ~」

本願寺「ま、それはとにかく今度は皆といつ会えます?……ええ、ええ……ダップちゃんもボエールちゃんもいけますよね?は~い、分かりました~!」

本願寺「あ~そうそうあのチャーハンの山崩し勝負、次も私が勝ちますからね!」

~~~~~


シグナルマン「誰も通らない……ん?」




ギンジロー号「」プップー ブロロロロロ


烈車『まもなく~、烈車が通過いたしま~す 危険ですから~白線の内側に~お下がりくださ~~い』プァーーン


時の列車「」テーレーレーレーテーレーレーテレ♪テーレーレーレーテーレーレーテレ♪


レッド「げっ、シグナルマンがいるぞ。みんな、上通って避けるぞ!」
ペガサスサンダー「」プップー ゴオオオォォオ




シグナルマン「コラーッ!本官の許可なくコバーンベースの前を通過するな!」

シグナルマン「本官の許可なく烈車が通過するなー!」

シグナルマン「本官の許可なく時の列車が運行するなー!」

シグナルマン「本官の許可なく、車が、空を、飛ぶなー!」




進ノ介「……なんか、寒気が」ゾワッ


次回、仮面ライダードライブ『俺の胃は何故パーストしたのか』

stop your engine!!

<<つづきません>>

このSSはこれで終わりです
一度落としたり長くかかってしまってすみませんでした、読んで下さりありがとうございます


ドライブはカーレンジャー名乗りが話題になって見始めましたが
初めてリアタイして今日最後まで見届けたライダーがドライブで本当に良かったです

カーレンジャーの評価がどんなものだったかは大人になってからいろいろ知りましたが
当時の自分にとっては最高に格好良いヒーローでした

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