もしもイカ娘がうみねこのなく頃にを見たら(28)

「へっ、何が千年だ!手前ぇの密室なんて、せいぜい百年程度のミステリー界が築いてきたお約束の累積上にあるだけだ!」
「我が千年を人間共の百年で語るか……。良い良い。だからこそ妾はお前を気に入る……!」
「あぁあ駄目だ!全然駄目だぁああああぁあッ!!」

イカ娘「カッコイイでゲソ~」キラキラ

栄子「超難解な密室をどうやってトリックで説明するのか、毎回見ものだよなぁ」

イカ「密室殺人というのを私もやってみたいでゲソ!」ガタッ

栄子「ってそっちかよ!!」

イカ(ふっふっふ……!)

イカ(もしこれがうまくいけば、千鶴にばれることなく邪魔な人間どもを消し去れるということじゃなイカ!?)

千鶴「二人ともご飯よー」

イカ「今行くでゲソー」パタパタ

栄子(こいつの感性ってやっぱ人間と少しずれてるんだな……)

数日後

早苗「お邪魔しまーす」

栄子「おおよく来たな早苗、って後ろのやつらは何だよ……」

三馬鹿&シンディ―「イカ星人の家にお泊りできると聞いて来マシタ(たのよ)」

悟郎「俺はなりゆきで」

清美「私はイカちゃんに誘われたんです」

イカ「そうでゲソ。清美は私が呼んだでゲソ」

栄子「そうなのか?まあ立ち話もなんだし、入ってくれよ」

清美「はーい」

三馬鹿&シンディ「はーい」

栄子「お前らは来るな!!」グイグイ

悟郎「それでイカのやつがなー」

イカ娘「そ、そんなことしてないでゲソ!!」

清美「あはは。イカちゃん優しいねー」

早苗「うーん。二人が仲良し過ぎて、なかなか割り込むスキマがないわ……」ジー

栄子「……たまには普通にしてたらどうだ。久しぶりに一緒にゲームでもするか?」

三馬鹿「ゲームといえば、この前渡したゲームはドウでしたか?面白かったデショウ?」

栄子「あーあのクソゲーな…。頑丈すぎて指が死んだわ……っていうかさっき帰しただろ?!なんで当たり前のようにいんだよ!!」

シンディ「だって、私たちだけ除け者なんてひどいじゃない?」

栄子「もういい!早苗、ゲームやるぞ!来い!!」

早苗「あ、ちょっと引っ張らないでよー!イカちゃん、また後でねー!」ブンブン

イカ「もう帰ってこなくていいでゲソ」

早苗「ひどい!!」ガーン

ガラッ

千鶴「あら栄子ちゃん。ちょうどお茶とお菓子を持ってきたのだけれど。後で二階にも持っていくわね。」

栄子「ありがと。さて、スト4かモリカか迷うな……。どっちにしようかなー」

数時間後

千鶴「イカ娘ちゃん。栄子ちゃんたちを呼んできてもらえるかしら?」

イカ娘「晩御飯でゲソか。イイでゲソよ」

タッタッタ

イカ娘「おーい栄子ー早苗ー。ごはんでゲソよー」トントン

イカ娘「返事ぐらいしたらどうなのでゲソ。……お?鍵を掛けてるでゲソ」ガチャガチャ

「ま、待て!やめろ!ぎゃああああああぁあぁあ!!」
「栄子?!………ひ、ぃやぁああああああああ!!」

イカ娘「?!栄子!早苗!ここを開けるでゲソ!!ちっ、こうなったら触手で……!!」シュルル

ドカーン!

「悲鳴だ!!どうした、何があった!?」

ダダダダ!

清美「イカちゃん何が……、きゃああああああぁぁああああッ!!!!」

千鶴「なによ……これ…………?なんなのよ……!?」

悟郎「栄子!?しっかりしろ栄子!!うわぁあああぁあああ!!」

三馬鹿「オーマイゴッド!!」

シンディ「早苗…!そんな、ひどい……!!!」

イカ娘「う……あ……」ガクガク

一時間後

悟郎「状況を整理しよう。二人の部屋の扉には鍵がしてあったため、イカが扉ごと破壊して俺たちは中へと踏み入った」

千鶴「……そして私たちは、血溜まりに伏せた二人を発見したわ」

三馬鹿「部屋の唯一の鍵も、殺された栄子さんのポケットにありました。…つまり、外から鍵をドウコウするのは不可能デス」

シンディ「犯人は二人を殺害後、まるで煙のように消えたわ。おそらく窓から逃げたのか…。……しかし窓も施錠がされていた」

清美「キーピックとかの道具で、外から閉めることはできないかな……?」

イカ娘「悲鳴を聞いてから私が扉を壊すまで、少ししか時間がたってないでゲソ。……だからそんなことをしてる余裕はないのでゲソ」

清美「………ということは、部屋は完全な密室だったという事ですね…」

千鶴「……………栄子ちゃん………………」

たける「栄子姉ちゃんたちが殺されたって、本当なの?……イカ姉ちゃん」

イカ娘「………すまないでゲソたける…。私が、私がもう少し早く部屋に踏み入っていれば……!!」グッ

清美「自分を責めないでイカちゃん……。イカちゃんは何も悪くないよ…。悪いのは犯人なんだから…。」

悟郎「……そして最大の問題は、何故かこの家から出られなくて、しかも外部との連絡が出来ないという事だ」

シンディ「試しにそこらじゅうの窓をガチャガチャやってみたけど、全然ビクともしない。妙に頑丈すぎて、割るのも不可能だったわ」

三馬鹿「もちろん玄関の扉は開きません。まるで、この家全体が巨大な密室になったかのようデス……」

たける「……挙句の果てに電話が故障したのか、……警察どころか、どこにも連絡がつかない……」

千鶴「食料はあるわ。この人数だったら、一週間ぐらいでなくなっちゃうでしょうけど」

イカ娘「そんな長い間閉じ込められるなんて御免でゲソ。絶対に脱出してやろうじゃなイカ……!」

悟郎「とにかく犯人はどうやったのかは知らないが、鍵のかかった部屋から鍵を外さずに脱出しているんだ」

悟郎「……これは恐ろしい事実だぞ」

清美「そうですね。もしそうなら、逆も可能だってことになってしまう……」

三馬鹿「鍵を掛けていても無駄だなんて、アンビリーバボーです!これぞまさに宇宙人の仕業!!」

シンディ「……はぁ、つっこむ気も起きないわ。……私たちはここでずっと、一丸になっていた方が良いのかしらね……」

数時間後

悟郎「千鶴さん。簡単な料理を作ったので、みんなで食べませんか?」

千鶴「ありがとう悟郎さん。……でもちょっと食欲がわかないの。私の分は取っておいてもらえるかしら」

悟郎「そうですか……。では後で」

スタスタ

千鶴(本当に密室だったわけがない。ましてや宇宙人が犯人?ありえない。犯人は必ず人間の誰か……)

千鶴(……考えるんだ。どうやって密室から脱出したかじゃない。どうやって密室に見せ掛けるか……)

―――

イカ「あれ?シンディと三馬鹿は?」

清美「そういえばさっき、揃ってどこかに行ったような」

悟郎「なんだって!?探すぞ!こんな時になんて不用心なんだ!!」

たける「ぼ、僕も探すよ!!」

ダダダダダ

悟郎「おい!この部屋の鍵が開かないぞ!!」ガチャガチャ

清美「こっちも同じです!イカちゃんお願い!!」ガチャガチャ

イカ娘「いくでゲソ!はぁああああ!!」

ドカーン

悟郎「俺たちは最初に入った部屋で、三馬鹿の死体を発見した」

千鶴「死体の傍らには、部屋の鍵が置かれていた。その鍵でシンディさんの部屋を開錠」

清美「シンディさんの部屋には鍵と、更にチェーンロックがされていて、それを破壊して中へと入った」

たける「中にはシンディさんの死体が……。……それと部屋の中で、三馬鹿の部屋の鍵を発見したよ」

イカ娘「つまり、互いの部屋の鍵を互いに閉じ込めあうという、妙な形の連鎖密室だったのでゲソ」

たける「だけど全然争ったような形跡はなかったよ?」

悟郎「ということは、まさか自殺か……?」

イカ「……それはないでゲソ。おでこに大穴が空いた状態で、自分で首を吊るなんてどうすればできるというのでゲソ?」

清美「おそらく致命傷は額の傷。なら殺された後、犯人に吊るされたと考えるのが妥当でしょうか?」

千鶴「なら犯人は、彼らに警戒されずにある程度の距離まで近づくことのできる」

千鶴「……彼らにとって親しい人間、ということになるわね」

悟郎「!!」

悟郎「千鶴さんは、俺たちの中に犯人がいると疑っているのか!?」

イカ「そ、そんな!冗談でゲソよね!?」

千鶴「信じたくないけど。もしそうだとするなら、別にこの密室は不思議でもなんでもないのよ」

清美「どうしてですか?とても人間には不可能な犯行じゃないですか!」

悟郎「やっぱり三馬鹿が言ってたみたいに“宇宙人”とか、よくわからない何かが……」

千鶴「うぅん、全部人間で説明がつくのよ」

千鶴「まず最初に栄子ちゃんたちが殺された事件だけど」

千鶴「そもそもイカ娘ちゃんが証言した、『部屋には鍵がかけられていた』というのが嘘だったとしたら?」

たける「……そもそも鍵なんてかかってなかったことになるから、誰にでも犯行が可能になるね」

たける「でもそれだとイカ姉ちゃんが犯人、もしくは共犯者になっちゃうよ?」

イカ「私はそんなことしないでゲソ!!どうして私が二人を殺さなきゃイカんのでゲソ?!」

悟郎「なるほど、それは確かに筋の通る推理ですね……。しかしイカがまさかそんなことを……」

千鶴「悟郎さん。あなただって十分怪しいのよ?」

悟郎「えっ!なんで俺が!?」

千鶴「三馬鹿の死体を見つけた時、最初にシンディさんの部屋の鍵を見つけたのはあなただったわ」

悟郎「それがどうして俺が怪しいことに繋がるんです!」

千鶴「あなたは普通に部屋に入って彼らを殺した。それから部屋を鍵で施錠してから、外に出る」

千鶴「その後、自分もみんなと一緒に部屋に踏み入って、初めて鍵を見つけたふりをして、“部屋は最初から密室だった”という錯覚を作り上げた」

千鶴「……どうかしら?この推理」

清美「た、確かに、そう考えるとこれは密室でもなんでもない!」

たける「悟郎兄ちゃんが犯人だったら、なにもおかしくない……」

悟郎「ち、違う!俺は犯人じゃない!!信じてくれッ!!」

今日はここまで

マイナーだからか、誰も見てないなあ……

うみねこは大口叩いた割にあれだからな
アニメも爆死確定だから二期も作れない
同じでcs版も後半が発売しない

うみねこ人気ないのは同意
ひぐらしは一応落ち着けてたけど、うみねこは丸投げだったもんなあ……
出題篇はうみねこの方がわくわくしたんだけど

>>16
cs版は後半でてるよ

千鶴「落ち着いて悟郎さん。実はここにいる誰もが犯人にならないで済む、もう一つの考え方があるのよ……」

イカ娘「どういうことでゲソ?」

千鶴「確かに、三馬鹿の死は悟郎さんが怪しいかもしれない。でも考えてみて。シンディさんの部屋にはチェーンでロックがされていたわ」

悟郎「そ、そうだ!チェーンロックは外からでは不可能!だったらシンディが自殺したということに!」

千鶴「そうじゃないの悟郎さん。……例えば栄子ちゃんたちが、“実は生きていた”としたら?」

清美「……死んだふり、ということですか?」

千鶴「そう。私たちは栄子ちゃんの部屋をあれ以降、一度も見ていないでしょ?」

千鶴「もう一度覗いてみたら、すでに死体がないかもしれないわ」

たける「千鶴姉ちゃんは、まさか栄子姉ちゃんたちが、シンディさんたちを殺したって言うの!?」

イカ娘「でも悟郎が犯人じゃないとすると、密室に閉じ込められた鍵の説明がつかないじゃなイカ!」

千鶴「簡単よ。あれは密室じゃなかったの。正確には……」

千鶴「栄子ちゃんたちも、密室に閉じ込められていた」

悟郎「なっ、それはつまり……」

千鶴「栄子ちゃんたちは、彼らを殺害後ベットの下に隠れるなりして、部屋に入ってきた私たちをやり過ごした」

千鶴「そして私たちが部屋から出たのを見計らって、自分たちも外に出たのよ」

イカ娘「なるほど。それならすべての謎が解けるじゃなイカ?」

千鶴「そして今、この家中の鍵はここに集められている」ジャラン

千鶴「私たちはさっきシンディさんの部屋を施錠しなおして出てきたけど、私の推理が正しければ、きっと今頃鍵は開けられているわ」

千鶴「……内側からね」

清美「なら、……確認しに行きませんか……?」

千鶴「えぇ。行きましょう」


悟郎「開けるぞ……」ソッ

千鶴「これでシンディさんの部屋の鍵が開けば、悟郎さんの疑惑も晴れるわね」

悟郎「はい。でも、もし開かなければ……」

イカ娘「その時は悟郎が真の黒幕でゲソ。覚悟するでゲソよ悟郎?」ワキワキ

千鶴「大丈夫。もし両方の扉が開かなかったとしても、悟郎さんが犯人にならないトリックも用意してるから」

悟郎「そうですか……?それは安心……って開かないぞ!」ガチャガチャ

清美「ということは、やっぱり悟郎さんが犯人?」

悟郎「それはない!」

千鶴「普通に考えたらそうでしょうけど。それは犯人がひとりだった場合よ」

イカ娘「???」

千鶴「考えてもみて、栄子ちゃんたちは二人なのよ?」

たける「どういうこと?」

千鶴「ひとりが部屋に残っていれば、もうひとりは自由に出入りが可能ってことよ」

千鶴「まったく同じトリックを使えば、大抵の密室は破れるわ」

千鶴「つまり、部屋の中には二人の内のどちらかが隠れているはず」

悟郎「なるほど!なら早く入りましょうよ!」

千鶴「ええ。私たちは、普通に鍵を使って入りましょうか」カチャリ

バン!

イカ娘「探すでゲソ!」ガサガサ

悟郎「これで見つからなかったら、俺どうなるんだろ……」ゴソゴソ

清美「いないよ!どこにも!」ガサゴソ


たける「ということは……?」

清美「悟郎さんが……?」

イカ娘「犯人確定でゲソ……!」

悟郎「ち、ちげぇよ!俺じゃねぇ!!マジなんだよ信じてくれ!!うわっ!!」シュルル

イカ娘「お主が栄子たちを!許せんでゲソ悟郎!」

イカ娘「よくも……よくも……!」ゴゴゴゴゴ

悟郎「やめろイカ!何をする気だ!?ちょま、マジで洒落にならん!うわぁあああぁあああ!!」

千鶴「待ちなさい、イカ娘ちゃん。もう一つ、悟郎さんが犯人にならない最後の推理があるわ」

悟郎「千鶴さん!お願いします!話してやってください!」

イカ娘「……聞こうじゃなイカ千鶴」

イカ娘「でももし、それが間違いだった時は……もう容赦はしないでゲソよ?」

千鶴「いいわよ。じゃあ話すわね。私の推理はこう――」

千鶴「“この事件が全て、狂言殺人だったとしたら”」

清美「どういう……ことですか……?」

千鶴「栄子ちゃんたちが死んだのも、シンディさんたちが死んだのも」

千鶴「全部私たちを驚かすための、“お芝居”だったということよ」

イカ娘「…………」

千鶴「これなら密室も何もないわ。全部自作自演。中から鍵をカチャリとやればいいだけ」

悟郎「そんな荒唐無稽な話が……」

たける「……確かに僕たちは、死体をしっかりと見たわけではなかったけど」

清美「確かに。ジロジロと見るようなものじゃないですし」

清美「本当に死んでいるかどうか、確かめる余裕はあの時の私たちにはなかったですよね?」

千鶴「そういうことよ」

千鶴「で、どうなのかしらシンディーさん?」

シンディー(首を吊った死体)「…………」プラプラ

千鶴「…………」スッ

コチョコチョ コチョコチョ

シンディ「…………っぷ!」

たける「あ」

悟郎「!?」

イカ娘「あぁ!」

清美「……!」

コチョコチョ コチョコチョ

シンディー「あはははははは、やめて!ほんの冗談だったの!」

シンディー「悪気はなかったのよぉ!!あっははははははは!!」

千鶴「やっぱり……」

ガチャン

早苗「あーあ、バラしちゃった」

栄子「というわけだ姉貴。サプライズを楽しんでもらえたか?」

三馬鹿「ドッキリ大成功デース!!イヤッフゥー!!」

悟郎「な、なんだお前ら!幽霊か!?大人しく成仏しろ!こっちに来るなぁッ!」

清美「ドッキリだったんですか……。よかったぁ……」

たける「ごめんね千鶴姉ちゃん」

たける「イカ姉ちゃんがやりたいって言い出して、今回は栄子姉ちゃんも乗り気だったから……」

千鶴「そうなの?イカ娘ちゃん、栄子ちゃん?」クルッ

栄子(うわ!笑顔だけど、目が笑ってない……!)ガクガク

イカ娘「スマンでゲソ!!悪ふざけが過ぎたでゲソ!!!」ガクガク

栄子「えーと、その……。イカ娘が書いた台本が案外面白そうでなあ」

千鶴「それで?」ニコニコ

栄子「いやちょっと、姉貴がどういう反応するかなぁーって気になって…………あっはっは!」

千鶴「あらそうだったの」ニコニコ

栄子「スイマセンでしたぁっ!!」ドゲザァ

早苗「千鶴さん。あんまり二人を叱らないで上げてください。協力した私たちも悪いですし……」

千鶴「あら、早苗さん」

早苗「イカちゃんが推理アニメの真似っこしたいって言ってくれて。楽しそうだなぁって思ったの」

三馬鹿「玄関の扉が開かなかったり、窓が割れなかったりシタのは、我々の技術を応用しまシタ」

三馬鹿「ちなみに、死体のメイクなんかも全部我々の技術デス。全然気づかなかったデショ?」

シンディ「あなたの名推理、とくと聞かせてもらったわよ」

千鶴「え?えぇ……」

シンディ「思った通り、頭の回転が人類とは違うわ!あなたはやっぱり宇宙人なのね!?」ポン

清美「宇宙人!?」

早苗「あはは……」

イカ娘「千鶴!」

千鶴「なぁに?イカ娘ちゃん」ニコニコ

イカ娘「うっ……!」

栄子「ゆ、許してくれ!頼むこの通り!」ガバッ

千鶴「ふっ。罰として2人とも、中からは決して出れない密室に閉じ込めてしまおうかしら?」ニヤリ

栄子「勘弁してくれぇ!つーかあるのそんなの!?」

千鶴「あるわよ。ほらコレ、密室カタログ。好きなのを選ばせてあげる」ペラペラ

イカ娘「遠慮するでゲソ!い、いらないでゲソ!」ブンブン

千鶴「あら残念……」

悟郎「ようやく状況が掴めてきたぞ……」

悟郎「俺が一番の損回りじゃねえか!」

悟郎「……おいイカ娘!さっきはよくも縛り上げてくれたなぁッ!?」

イカ娘「うわっ!悟郎!何を……!」

悟郎「覚悟しろこの野郎!」

グリグリグリグリ

イカ娘「ぎゃあああぁぁぁあぁぁあああああッ!?もう密室はこりごりでゲソー!」グリグリグリグリ


end1 狂言殺人


おしまい。
イカちゃんにはグロイ展開は似合わないよね。あくまでほのぼのした感じがイイ。
うみねこは個人的に非常に惜しい作品なんだ。
もう少しで、ひぐらしを超える怪作になれたかもしれないのになあ。

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