榊原「いじめ?」(59)

榊原「…」(見崎の机の上に花瓶が…)

勅使河原「サカキ…」

榊原「くっ…」(誰が…誰がこんな酷いことを…)




的な

恒一「(見崎の机の上に花瓶が置いてある…)」チラッ

勅使河原「すまねぇ…」プイッ

望月「あぅ…」プイッ

見崎「……」スタスタ ストン

恒一「…っ!見崎!」

見崎「どうしたの榊原君。早く席に着かないと」

恒一「…うん」

-授業中-

川堀「(さて、赤沢さんに言われた通りに…)」ブーッ

ザワザワ サッキノオナラダヨネ ミサキサンノホウカラキコエタヨネ クッセー

先生「こらこら、皆静かにしなさい」

赤沢「(よくやったわ、川堀君…)」ニヤニヤ

見崎「……」

恒一「(見崎…素直にトイレに行けばいいのに…)」

-休み時間-

猿田「見崎のヤツ、屁こいたぞな」チラッ

王子「あまりからかっちゃダメだよ?猿田君。でもちょっとキツイ臭いだったね…」チラッ

恒一「…見崎、気にすることないよ」

見崎「……」

恒一「でも今度はさ、我慢せずに先生に言ってトイレ行かせてもらったほうがいいよ?」

見崎「…そうね」

赤沢「ちょっといい?見崎さん」

恒一「赤沢さん?と、中尾君」

見崎「…何かしら」

赤沢「授業中にああいう事するの止めてくれる?皆が授業に集中出来なくて困るの」

中尾「そうだそうだー」

赤沢「たった数分くらい我慢出来ないの?」

見崎「……」

赤沢「何かいいなさいよ!」バンッ

中尾「そうだそうだ!」バンッ

恒一「ちょ、ちょっと二人とも!」

綾野「はいはい、こういっちゃんはこっちに来てねー」

恒一「綾野さんと小椋さん!?」

小椋「ちょっと話があるから付いてきて」

見崎「………さい」

赤沢「はぁ?何?もっと大きい声で喋りなさいよ!」

見崎「…ごめんなさい」

中尾「あぁ?」

見崎「ごめんなさい」

中尾「おいおい、それだけで許されると思ってんのか?」

赤沢「…そうね。私達にだけ謝られても仕方ないし教卓に立って皆に謝って貰おうかしら」

中尾「おーい、皆ー!見崎から大事な話があるってよー」

ナンダナンダ フェアダネ

赤沢「『さっきの授業でオナラをしたのは私です。皆さんに不快な思いをさせてしまい申し訳御座いません。』」
   「『これからは私のことはオナラ女と呼んで下さい』って皆の前で言いなさい」ニヤニヤ

見崎「……」

ザワザワ フェアフェア

見崎「……」

中尾「おい、さっさと始めろよ」

見崎「…さっきの授業でオナラをしたのは私です。皆さんに不快な思いをさせてしまい申し訳ございません」
   「これからは私のことはオナラ女と呼んで下さい」

ヤッパリミサキサンダッタンダ クサカッタヨネ アンフェア

赤沢「やれば出来るじゃない。それじゃこれからもよろしくね、オナラ女さん」

-翌日-

見崎「……」スタスタ ストン

佐藤「おはよう、オ…オナラ女さん」

見崎「…おはよう」

恒一「あ、おはようm…オナラ女」

見崎「……」

佐藤「おはよう榊原君」

恒一「おはよう佐藤さん。今日も眠たそうな顔が凄く可愛いよ」

佐藤「か、可愛いだなんてそんな…///」

恒一「このクラスでもトップクラスだと思うよ?それにやっぱりきょにゅ…」

佐藤「?」

恒一「あ、いや何でもないよ。とにかく佐藤さんは可愛いと思うよ」

佐藤「ありがとう///」

赤沢「……」ギリッ

-お昼-

見崎「(榊原君に『臭いから来るな』って言われた)」
   「(遂に榊原君まで…)」
   「(と、言うワケで便所飯デビュー…)」
   「(昨日から皆に避けられたりからかわれたりで教室には居づらいし仕方ないわね)」

ガチャッ

見崎「(誰か来たわね)」

赤沢「あの佐藤とかいう奴ムカつく~」

杉浦「はいはい分かったから。でも二人目となると流石に問題になりそうだから我慢しなさい」

赤沢「う~…あら?なんかお弁当の臭いしない?」

杉浦「そう言われれば微かに臭うわね…一番奥の個室じゃない?」

赤沢「へぇ…」ニヤニヤ

杉浦「どうしたの?…あぁ、なるほど」

赤沢「バケツに水溜めて~♪」ジャー
   「お掃除用の洗剤混ぜて~♪」シャカシャカ
   「出来上がり~♪」ジャジャーン

見崎「(ま、まさか…)」

赤沢「うりゃー!」

ザバーン!

見崎「うぅ…」ビチャビチャ

赤沢「お掃除完了!」

―――
――


-屋上-

勅使河原「サカキと佐藤の弁当はいつもクオリティ高いよな」

佐藤「そ、そんな事ないよ」

勅使河原「いやいや、見ただけで美味いって分かるような彩りみたいな?」
      「二人とも自分で作ってるんだっけ」

佐藤「うん。料理が好きだから」

恒一「僕は前の学校で料理研究部入ってたから自分で作るようにしてるんだ」
   「家の人に負担はあまり掛けたくないしね」

綾野「てっしーのお弁当はいつも可愛いよね~」

勅使河原「あぁ、これは姉貴がだな…」

望月「勅使河原君のお姉さん二人居るんだっけ。羨ましいなー」

勅使河原「居ても良い事ないぜ。片方は世話焼きで鬱陶しいし、もう片方は人使い悪いし」

-屋上-

勅使河原「サカキと佐藤の弁当はいつもクオリティ高いよな」

佐藤「そ、そんな事ないよ」

勅使河原「いやいや、見ただけで美味いって分かるような彩りみたいな?」
      「二人とも自分で作ってるんだっけ」

佐藤「うん。料理が好きだから」

恒一「僕は前の学校で料理研究部入ってたから自分で作るようにしてるんだ」
   「家の人に負担はあまり掛けたくないしね」

綾野「てっしーのお弁当はいつも可愛いよね~」

勅使河原「あぁ、これは姉貴がだな…」

望月「勅使河原君はお姉さんが二人居るんだっけ。羨ましいなー」

勅使河原「居ても良い事ないぜ。片方は世話焼きで鬱陶しいし、もう片方は人使い荒いし」

綾野「こういっちゃんとさとちんは料理上手だし将来良いお嫁さんになりそうだよねー」

勅使河原「だよな」

佐藤「お、お嫁さん///」

恒一「ちょっと待ってよ!僕は男だしお嫁さんは無いでしょ!」

勅使河原「サカキは顔整ってるし女装すればいけるって」

恒一「望月ならともかく僕じゃ無理だよ!」

望月「僕でも無理だよ!」アセアセ

―――
――


-午後の授業-

先生「では授業を始めます。…あら、見崎さんが居ないようですがどうしたんですか?」

赤沢「はい、先生。見崎さんはトイレで転んで頭から便器に突っ込んでびしょ濡れになったので」
   「保健室で着替えたりしてからくるそうです」

ベンキニツッコムトカ キタネー アホスギダロ

先生「あ、あらそうなの。それじゃあ先に授業を始めましょうか」


            /ヽ       /ヽ
            /  ヽ      /  ヽ
  ______ /     ヽ__/     ヽ
  | ____ /           :::::::::::::::\
  | |       //       \  :::::::::::::::|
  | |       |  ●      ●    ::::::::::::::|
  | |      .|             :::::::::::::|

  | |       |   (__人__丿  .....:::::::::::::::::::/
  | |____ ヽ      .....:::::::::::::::::::::::<
  └___/ ̄ ̄       :::::::::::::::::::::::::|

  |\    |            :::::::::::::::::::::::|
  \ \  \___       ::::::::::::::::::::::::


 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| (     )  どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /
 ___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ )  どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
|    | ( ./     /

 ___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ  どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、   レ´`ヽ   どうしてこうなった!

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
|    | ( ./     /

 ___        ♪  ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄||         _ ヽ( ^ω^ )7  どうしてこうなった!
|.....||__||         /`ヽj   ,‐┘   どうしてこうなった! 

| ̄ ̄\三  / ̄ ̄ ̄/  ´`ヽ、_  ノ    
|    | ( ./     /      `) ) ♪


-放課後-

藤巻「オナラ女さん、便器に頭から突っ込んだんだって?マジウケるwww」

見崎「…え?」

江藤「赤沢さんがさっき言ってたよ?違うの?」

見崎「えっと…」チラッ

赤沢「……」ギロッ

見崎「っ!そ、そうなの!私ったら本当にドジ!」

藤巻「へ~。てかこの前の屁の件といいお前マジ面白いわwww」





見崎「(私もそろそろ帰るか…)」

ドンッ

見崎「え?」バタリ

中尾「おりゃー!」ビリビリ

見崎「え、ちょ…中尾君!?な、なんで服破くの!?やめて!」

米村「今だよ辻井君!」

辻井「オッケー!」パシャッ

見崎「カメラ!?」

米村「この恥ずかしい写真をバラ撒かれたくなかったら俺達の言う事を聞くんだな!」

中尾「赤沢さんからは好きにしていいと言われているからな…存分に楽しませてもらうぜ」ニヤニヤ

恒一「サンサンサン、さわやか3組♪」
   「っと、忘れ物忘れ物~」タッタッタッ

ガラッ

中尾「おらぁあああ!」パンパン

辻井「ほら、しゃぶれよ!」

見崎「うっ…ぐ……ぷはっ、やめ…んう!?」

恒一「oh…」

見崎「いやぁあああ!」

恒一「…見なかったことにしよう」

ピシャッ

恒一「忘れ物は諦めるしかないか…」スタスタ

勅使河原「お、忘れ物取ってこれたかー」

恒一「え…あぁ、うん」

望月「それじゃ、行こうか」

恒一「そういえば望月君、部活は?」

望月「用事があるとかで三神先生が居ないから美術部は休みなんだ」

恒一「そうなんだ」

渡辺「あれ、3人とも今帰り?」

勅使河原「お、渡辺に佐藤じゃねーか」

恒一「これから3人で喫茶店に行くところなんだ」

渡辺「へぇ」

望月「そうだ。2人も一緒に来ない?」

佐藤「い、いいの?」

恒一「もちろん」

勅使河原「そうだな。人は多い方が楽しいし」

渡辺「それじゃ、丁度暇だし行くか」

佐藤「うん!」

-イノヤ-

恒一「あ、僕はハワイコナエクストラファンシーで」

智香「かしこまりました」

勅使河原「何だそれ?」

望月「コーヒーの名前だよ」

恒一「前に赤沢さんに勧められて飲んでから気に入ってね」

渡辺「赤沢とここに来たことあんの?」

恒一「うん、転校してきて間もない頃に誘われてね。夜見北の事とか色々と教えてもらったんだ」

渡辺「へぇ」

佐藤「(榊原君と二人で…か。羨ましいなー)」

勅使河原「赤沢っつーと、見崎のことはもう聞いたのか?」

望月「て、勅使河原君…」

恒一「うん、綾野さんと小椋さんに聞いたよ。赤沢さんが中心になって見崎をイジメてるって事でしょ?」
   「それと赤沢さんの家が凄い金持ちで権力も強くて下手に逆らえないって」

勅使河原「そっか」

恒一「でもなんで赤沢さんは見崎をイジメてるの?」

勅使河原「それはな、4月に見崎の姉妹が交通事故で死んじまってよ。それから見崎が酷く落ち込んでてさ」
      「そしたら赤沢が『悲劇のヒロインぶっててムカつく!』って言い出して…それからだな」

恒一「そうなんだ。でも僕が転校してくる前からイジメてたって話だけど、ついこの間までそんな様子無かったけど…」

勅使河原「ああ、サカキが転校してきてから一時的に収まってたな」

恒一「何でだろ?」

勅使河原「さ、さあな…」
      「(赤沢がサカキに惚れたのが原因だろうが…言えないな)」

佐藤「(榊原君って鈍感なのかな…私の気持ちにも気づいてくれないのかな?)」ジーッ

恒一「ん、どうしたの佐藤さん?」

佐藤「え!?な、なんでもないよ!」

渡辺「(ほほう…)」

恒一「僕としては出来れば赤沢さんを止めたいんだけど…」

勅使河原「や、やめとけってサカキ!碌なことにならねぇよ!」

望月「そうだよ榊原君!無駄な手出しさえしなければ僕達には危害も無いワケだし、ね?」

恒一「んー、それもそうだね」

勅使河原「そういえばサカキって東京の学校通ってたんだろ?やっぱ良い学校となると可愛い子沢山居るのか?」

恒一「急に何言い出すんだよ…まぁ、綺麗な子は結構居たかな」

渡辺「榊原って彼女居るの?」

恒一「な!?い、居ないよ…」

渡辺「へぇ、意外。榊原って結構イケメンだし彼女の一人や二人居るもんだと思ってた」

恒一「買いかぶり過ぎだよ…」

佐藤「(って事は私にもチャンスはあるって事だよね…)」





-1時間後-

渡辺「今日は誘ってくれてありがとな」

佐藤「楽しかったよ」

恒一「僕達も楽しかったよ」

望月「うん」

勅使河原「んじゃ、また明日なー」


渡辺「和江さ、榊原に惚れてるだろ?」

佐藤「え!?な、何で知ってるの!?」

渡辺「やっぱりかー。さっきの様子見てれば分かるって」

佐藤「あぅ…」

渡辺「心配すんなって。別にからかおうってワケじゃないし」

佐藤「本当?」

渡辺「本当だって。榊原に彼女居ないみたいだし頑張れよ!応援してやるからさ!」

佐藤「…っ!ありがとう珊ちゃん!」

-3組の教室-

中尾「ふぅ…そろそろ帰るか」

米村「ちょっと張り切り過ぎちゃった。何回射精したか覚えてないよ」

辻井「ふふふ…良い写真がいっぱい撮れたよ」

見崎「うっ…ひぐっ……」

中尾「んじゃ、これからも毎日よろしくな」

ピシャッ

-また翌日-

恒一「おはようオナラ女」
   「(心にもない悪口を言うのは気が引けるけど赤沢さんに目を付けられないためなんだ。許せ見崎)」

見崎「……」

恒一「(無視か…)」

佐藤「おはよう榊原君。昨日はありがとう」

恒一「おはよう。こちらこそ付き合ってくれてありがとう」

赤沢「(付き合う…どういう事なの…!?)」ガタッ

中尾「あのー、赤沢さん?」

赤沢「あぁ?」

辻井「ひぃ!?あのこれ…写真です」

赤沢「あぁ、ちゃんとヤったのね」

米村「それで…報酬の方を…」

赤沢「はい、一人当たり1000円ね」 つ[1000]
   「これからもよろしく」

中尾「ありがとうございます!」

辻井「金も貰えて女とヤれて写真まで撮れるなんて案外いい仕事だよね」

中尾「だな。俺は赤沢さんとヤりたいけど…」

米村「馬鹿!んな事言って死んでも知らねぇぞ」

赤沢「あー、イライラする」

杉浦「どうしたの?」

赤沢「佐藤の奴、恒一君と仲良くしやがって…」
   「あ、そうだ。ストレス解消に丁度いい玩具があるじゃない」

見崎「……」ビクッ

赤沢「見崎さーん、ちょっと眼帯外してみて?」スッ

見崎「あっ…」

赤沢「へぇ、随分綺麗じゃない。取っちゃおっと」グイッ

見崎「あ、ダメ…!」

赤沢「案外軽いのね。勅使河原、パス!」ポイッ

勅使河原「へ!?」

勅使河原「な…これって…」

赤沢「……」

勅使河原「(パスって…もしかして他のヤツに回せって事か?…仕方ねぇ)」
      「サカキ、パス!」ポイッ

恒一「え!?こ、これってみさ…オナラ女の義眼!?…えいっ」ポイッ

望月「うわ!?…うぅ!」ポイッ

佐藤「え!?…珊ちゃん!」ポイッ

渡辺「ちょっ!…おりゃ!」

辻村「ん、僕か。中尾、まかせた」ポイッ

中尾「まかせろー」ツルッ ビタン!
   「ぐへっ」

ピュー パキャッ (義眼が潰れた音)

見崎「あ…」

赤沢「あら、潰れちゃったじゃない。ごめんなさいね、見崎さん」

見崎「うぅ…霧果が作ってくれた義眼…」グスグス

赤沢「ほら泣かないの。弁償してあげるから」ググッ

そう言って、見崎の眼孔に数枚のお札を押し込む赤沢

見崎「いやっ!痛い!やめて!」

赤沢「弁償してあげるって言ってるのに嫌がること無いでしょう?」

見崎「うぅ…ひぐっ…」

赤沢「でも困ったわね。これじゃキャッチボール出来ないわ」
   「あ、そうだ!まだ右目に新鮮なのが入ってるじゃない」

見崎「こ、こっちは義眼じゃない…」

赤沢「うるさいわね。関係無いわよ、そんなこと」ググッ

見崎「い、いやぁー!」

久保寺「hrを始めますよ」ガラッ

赤沢「チッ!」

見崎「(もう少しで右目抉られるところだった…)」

赤沢「また後で遊んであげるからね、見崎さん?」スタスタ

見崎「……」

-2週間後・教室-
そこには辻井らが撮ったハメ撮り写真が全校生徒に流出したことをキッカケに、毎日のようにレイプされる見崎鳴の姿があった
教員達もこの事には気付いていたが赤沢に買収され手出し出来ずにいた

dqn①「おら!もっと締めろよ!」パンパン

見崎「……」

dqn①「ったく、本当に人形みてぇなヤツだな。…っ!イク!」ドピュピュ

dqn②「今日もいっぱい射精したなー」

dqn①「ふぅ…」

dqn③「って、もうこんな時間か。それじゃまたよろしくね、見崎ちゃん♪」

ガララッ スタスタ

見崎「……」

ガラッ

見崎「…?」

赤沢「こんにちは、見崎さん。って、うわ…イカ臭いわね」

見崎「…何しに来たの」

赤沢「何ってアナタの無様な姿を見に来てあげたのよ」クスッ

見崎「………最低」ボソッ

赤沢「あぁ?」

見崎「アナタが最低な人間だって言ってるのよ」

赤沢「っ!」ドカッ

見崎「うぐっ!?」

赤沢「私が最低ですって!?訂正しなさい!」

見崎「……」

赤沢「ふんっ!」バキッ

見崎「げほっ!…最低」

赤沢「っ!!!…まぁ、いいわ。今日はこのくらいにしてあげる」
   「でも覚えておきなさい。近いうちに後悔させてあげるから」

数日後、見崎鳴の父親の会社が潰れた

-朝・教室-

赤沢「おはよう、見崎さん。今日は良い天気ね」

見崎「……」

赤沢「どうしたの?浮かない顔して」

見崎「お父さんの会社潰しての…アナタでしょ」

赤沢「あら、その通りだけど…それが何か?」ニヤニヤ

見崎「…つ!!!最低!卑怯者!死んじゃえ!」

ザワザワ

赤沢「今日は珍しく元気ね、見崎さん」
   「あ、でも…まさかこれだけで済むとは思ってないわよね?」

見崎「へ?」

タタタタタッ ガラッ

宮本「おい、見崎は居るか!?」

見崎「!? は、はい…」

宮本「すぐに病院に行け!今、お前のお母さんとお祖母さんが事故にあって病院に運ばれたって…」

見崎「…え!?」

赤沢「あらあら大変。早く行ってあげたほうがいいんじゃない?」ニヤニヤ

見崎「う…あ……い、いやぁああああああああ!」

その後、霧果と天根の死亡が病院で確認された

-1週間後・鳴の部屋-

見崎「……」ゲッソリ

ガチャッ

見崎「!?」ビクッ

鳴パパ「……」

見崎「お父さん…?」

鳴パパ「会社も潰れて霧果もお義母さんも亡くなって…それでも2人で頑張って生きていこうって…」
     「でも…僕はもうダメだ…ごめんな、鳴…」シャキンッ

見崎「え…?ほ、包丁なんて持ってどうしたの…?」ガクブル

鳴パパ「一緒に死のう、鳴!」ガバッ

見崎「えっ――」

ドスッ

見崎「う…ぐぅ…ごふっ!」

鳴パパ「ごめんな…ごめんな…イ゛エ゛アァアァァァッアア゛ツァァッァアッツァゥ――ヴンッ!!!」ブシャァァァ ドチャッ

見崎「…な…んで…げほっ!…私が…こんな酷い目に…あわなきゃいけないの………」
   「……呪ってやる…!赤沢泉美も…学校の皆も………みんな…みんな…呪って…や……」ガクッ






???「見崎…見崎…」

見崎(…あれ?私、死んで…)

???「見崎!」

見崎(誰かが呼んでる…?)

パチッ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom