【遊戯王】主人公「海上都市で邪神とデュエル」【安価・コンマ】 (1000)

・ オリジナルの厨二な遊戯王世界で生きていくスレの第二期です

・ 登場人物等の設定・行動などを安価によって決定

・ ADVゲーム形式で進行。デュエルはほぼオート。判定によって勝敗を決定


1期最初
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「荒れ果てた世界でデュエルする」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1414331266/)

2期最初
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリスト」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
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前スレ
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリストと狂信者」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリストと狂信者」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433159694

◆ 主人公のステータス

名前:神威遊一
性別:男
年齢:18
職業:高校生
特徴:ガタイが良く肉体派。学校をサボることが多く、金髪という外見もあり不良と見られることが多い。
ガラが悪く、なにかと言って口も悪いが、実際の性格は冷静沈着で几帳面。また、妹を溺愛している。
海上都市におりながら「空を飛ぶ」ことを夢見ており、機械いじりに傾倒している。そのためか、妙に手先が器用。
趣味と呼んでも差し支えないほどに家事と炊事が得意。
所持デッキ
【セフィラ】(シャドール+竜星)
【セフィラ】(シャドール+霊獣)
【セフィラ】(竜星+霊獣)
【アーティファクト】
【AFセイクリッド】
【幻獣機】
【竜星】
【クイックジャンクドッペル】

所持カード
《閃光竜 スターダスト》
《ブラックフェザー・ドラゴン》
《No.39 希望皇ホープ》 他

ステータス
【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6
現在経験値:0

特殊技能
「シスコン」……【精神力】に+1補正
「空への夢」……【運命力】に+1補正
(「折れぬ者」……邪神特効+10%→【179/180】:イベント習得or選択で習得)

◆ 交友関係
・神威亜鈴:33
・活火山:16
・ユミカ:40
・廼亜琉楽:34
・戌井白音:21
・九渧頼亜:5
・アドン・マルクス:13
・藍野直人:7
・八幡誉:16
・望月刹那:81
・迷宮有子:46
・小倉風乃:9
・駕汰乃流星:0
・イース・エルトダウン:23
・赤里潤:7
・烏羽宗次:12
・星御怜奈:13
・ヒイロ:17
・龍天河涼:46
・宮本雅:8
・東宮渥実:0
・縫井九留美:8
・森真昼:5
・ヴィント・クラリーマ:3
・オクトパス・エリーゼ:9
・舞野グラ:0
・御社霞鎌:2
・飛井ぽぷり:33
・小折氷菓:9
・遊夜美唯:10


登場人物募集時のテンプレ

********
名前:
性別:
年齢:
職業:
特徴:
デッキ:
********


イベント進行に関係の無いデュエルにおける勝利ボーナス


1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在0)
5.成長ポイントの取得(数値はランダムで1~5)
6.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

など。

デュエル時の勝敗決定方法

● 基本値は一律【20】、キャップは常に【90%】とする。なお、常時最低【50%】の勝率を保証。

● デュエリストごとにステータスを設け、その数値の差によって基本値から足し引きされる。

●  ステータスには5つの項目を設け、デュエル前に2つを選び取ってそれらを比較する。
   ・全て上限値は【10】。デュエルの前にこれらの内2つを抜き出して比較する。
   ・主人公側が相手側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値に【5%】が加算される。
   ・相手側が主人公側のステータスを超えていた場合、数値【1】ごとに基本値から【3%】が引かれる。

● ステータスは人物の持つ【特殊能力】によって補強される。
   ・特殊能力を所有している場合に限り、ステータスの上限値を超えることができる。

● 最後に、主人公側の勝利要素について適切なものを書き込んでください。
(例:主人公のデッキを敵は知らないはずだから奇襲ができるはず)を書き込んでいただきます。
 その事柄が適切と思われる場合に基本値に数値を足していき、最終的に算出された数値をもとに判定を行います。

 この際、判定に使用する数字は0~99までの指定された数字と
 >>1が該当するレスに設定したトリップに隠した数値を合計した数値になります。
 この際、100の位は切り捨てられ(指定した数字が65、トリップの数字が70だった場合135だが、この場合35として扱う)、
 先に設定された数値以下の数値になった場合に勝利、という形式となります。

 なお、要素について正確ならば+10、多少外れた指摘ならば+5、違うと判断された場合は±0となります。

以上テンプレ

ちょっとしたらこっちでデュエル始めます



渥実「始める前に……一つ」

遊一「あ?」

渥実「私に遠慮はいらない。全力……文字通りの全力で来るといい」

遊一「何使ってもいいってか」

渥実「でなければ……本気だと言った意味が無い」

刹那「???」

渥実「あなたは気にしなくていい」

遊一「分かった。じゃあ……」 シャコン

渥実「……」 シュィィン

遊一「やンぞ」 シュィン!


    「「――――――デュエル!!」」



遊一「俺のターン! ……モンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンド」 手札:3

渥実「思った以上に消極的」 手札:5→6

遊一「うっせ。スロースターターなんだよ」

渥実「能動的に動けないのは短所。私は《フレムベル・グルニカ》を召喚」


《フレムベル・グルニカ/Flamvell Grunika》
効果モンスター
星4/炎属性/ドラゴン族/攻1700/守 200
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。


遊一「フレムベル……」

渥実「更に、《ネオフレムベル・オリジン》を特殊召喚」


《ネオフレムベル・オリジン/Neo Flamvell Origin》
チューナー(効果モンスター)
星2/炎属性/炎族/攻 500/守 200
自分フィールド上に「ネオフレムベル・オリジン」以外の
「フレムベル」と名のついたモンスターが存在し、相手の墓地のカードが
3枚以下の場合、このカードは手札から特殊召喚できる。


遊一「特殊召喚条件の緩いチューナー……!」

刹那「き、来ますよ、センパーイ!」



渥実「レベル4、フレムベル・グルニカに、レベル2のオリジンをチューニング」 ボウッ!

   「――――来たれ、《フレムベル・ウルキサス》」


《フレムベル・ウルキサス/Flamvell Uruquizas》
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/炎族/攻2100/守 400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。


遊一「貫通効果……!」

渥実「生半可なカードなら……突き通す。フレムベル・ウルキサスでリバースモンスターに攻撃」


ゴオオオオオオオオオオッッ!!


遊一「チッ……この攻撃宣言時、俺は《竜星の具象化》を発動!」


《竜星の具象化/Yang Zing Creation》
永続罠
(1):1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に
この効果を発動できる。デッキから「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分はSモンスター以外のモンスターをエクストラデッキから特殊召喚できない。



遊一「俺のリバースモンスターは《炎竜星-シュンゲイ》だが……ぐぅっ!!」 LP:4000→1900

刹那「センパイ!?」

遊一「何でもねえ! シュンゲイと具象化の効果発動!」


《炎竜星-シュンゲイ/Suanni, Fire of the Yang Zing》
効果モンスター
星4/炎属性/幻竜族/攻1900/守 0
「炎竜星-シュンゲイ」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「炎竜星-シュンゲイ」以外の「竜星」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、攻撃力・守備力が500アップする。


遊一「俺はデッキから2体の『竜星』を特殊召喚する。来い、リフン! ヘイカン!」


《光竜星-リフン/Chiwen, Light of the Yang Zing》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/幻竜族/攻 0/守 0
「光竜星-リフン」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「光竜星-リフン」以外の「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在し、自分フィールドの「竜星」モンスターが
戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合除外される。


《地竜星-ヘイカン/Bi'an, Earth of the Yang Zing》
効果モンスター
星3/地属性/幻竜族/攻1600/守 0
「地竜星-ヘイカン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから「地竜星-ヘイカン」以外の「竜星」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、相手のメインフェイズ及びバトルフェイズに発動できる。
自分フィールドの「竜星」モンスターのみをS素材としてS召喚する。
(3):このカードをS素材としたSモンスターは、戦闘では破壊されない。



渥実「モンスターの展開……竜星カード……」

遊一「ハナッから貫通効果とは思わなかったが……準備は整ったな」

渥実「口ばかり達者では意味が無い」

遊一「知ってるよ。だから力ァ示せってんだろ」

渥実「その通り。ウルキサスの効果発動。このカードの攻撃力を上昇」


《フレムベル・ウルキサス》
攻撃力:2100→2400


刹那「センパイ、あのカードは自分でバンプアップできるみたいでー」

遊一「昔っからの汎用シンクロだろ。わーってる」

渥実「カードを2枚セットしてターンエンド」 手札:2

遊一「俺のターン!」 手札:3→4

   「俺は《カメンレオン》を召喚する!」


《カメンレオン/Masked Chameleon》
チューナー・効果モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1600/守1100
このカードは自分フィールドにレベル5以上のモンスターが存在しない場合のみ召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分はエクストラデッキからの特殊召喚及びこのカードの効果でしか特殊召喚できない。
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の守備力0のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。



遊一「コイツの効果で、墓地からシュンゲイを蘇生させる」


遊一:墓地→場
《炎竜星-シュンゲイ》


刹那「おおー……揃いましたねー」

遊一「――――レベル3のヘイカンに、レベル1のリフンをチューニング」

   「来い、《魔界闘士 バルムンク》!」


《魔界闘士 バルムンク/Underworld Fighter Balmung》
シンクロ・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻2100/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地からこのカード以外のレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚できる。


渥実「む……耐性を付与して……」

遊一「そういうこった。更に、レベル4のシュンゲイにレベル4のカメンレオンをチューニング!」


パァァァァァァァァ……


渥実「」 ピク

刹那「???」

遊一「翔けろ、《閃光竜 スターダスト》ッ!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。
この効果は相手ターンでも発動できる。


渥実「!!!!!!!!」



渥実「混沌ンンンンンンンン――――――――ッッッ!!!!!」 クワッ

遊一「おわ!? 何だいきなり!?」

刹那「あ、あうー……み、耳が、キンキンとー……」

渥実「」 ハッ

遊一「………………」

渥実「……続けて」

遊一「お、おう……ば、バトルに入る! スターダストでウルキサスに攻撃!」

渥実「貴様だけは逃がさない……《次元幽閉》を発動」

遊一「うおっ!?」


《次元幽閉/Dimensional Prison》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、攻撃モンスター1体を選択して発動できる。
選択した攻撃モンスターをゲームから除外する。


シュオオオオオオオオオオオン……


遊一:場→除外
《閃光竜 スターダスト》


渥実「混沌、断つべし」

遊一「…………」

渥実「……」 ハッ

遊一「な、なあ、あんたこのカードに何か恨みでも……」

渥実「…………最悪な臭いが」

遊一「……お、おう……」

渥実「取り乱した。申し訳ない」



遊一(……い、今の状況の如何はともかくとして、スターダストが除外されたのはヤバい……)

   (バルムンクじゃウルキサスは突破できねえし、次のターンに追撃を喰らっちまうと……)

   (チッ……大量展開は無い、と祈るしかねえか)


遊一「俺はカードをセットし、ターンエンド」 手札:2

渥実「私のターン」 手札:2→3

   「私は《フレムベル・マジカル》を召喚」


《フレムベル・マジカル/Flamvell Magician》
チューナー(効果モンスター)
星4/炎属性/魔法使い族/攻1400/守 200
自分フィールド上に「A・O・J」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードの攻撃力は400ポイントアップする。


渥実「更に、《稲荷火》を特殊召喚」


《稲荷火/Inari Fire》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1500/守 200
自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードがカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、
次の自分のスタンバイフェイズ時にこのカードを墓地から特殊召喚する。
「稲荷火」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。


刹那「あっ、そういえば、フレムベル・マジカルって魔法使い族ですねー……」

遊一「今更だなオイ」



渥実「レベル4、稲荷火にレベル4のフレムベル・マジカルをチューニング」

   「出でよ、《クリムゾン・ブレーダー》」


《クリムゾン・ブレーダー/Crimson Blader》
シンクロ・効果モンスター
星8/炎属性/戦士族/攻2800/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
次の相手ターン、相手はレベル5以上のモンスターを召喚・特殊召喚できない。


遊一「だったらここでお流しだ! 《激流葬》!」

渥実「させない。《フレムベルカウンター》」

遊一「何!?」


《激流葬/Torrential Tribute》
通常罠
(1):モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。フィールドのモンスターを全て破壊する。

《フレムベルカウンター/Flamvell Counter》
カウンター罠
自分の墓地の守備力200の炎属性モンスター1体を
ゲームから除外して発動できる。魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する。


渥実「おおかた、バルムンクなどの効果との併用狙い……だが、甘い」

   「グルニカを除外することで、その発動を無効にする」

遊一「くっそ……!」


渥実:墓地→除外
《フレムベル・グルニカ》



渥実「バトル。ウルキサスとブレーダーでバルムンクに攻撃」


ズガガガガアアアッ!!


遊一「ぐ……う……ッ!」 LP:1900→1200→900

刹那「せ、センパーイ、やっぱり何か、変なー……」

遊一「何も変なこたねー……よ!」

渥実「………………」


遊一(傷にゃならねえ。ただ、痛みには変わりねえ)

   (東宮が本気なら今頃全身やけどだらけだろうが……今はそうじゃねえ。それが幸いか)


渥実「あなたには知る権利がある」

刹那「え、は、はいー……?」

遊一「おい……馬鹿!」

渥実「神威遊一。根本的なことを言えばあなたこそ関係が無い」

遊一「それでも知らねえヤツに知らせるモンじゃねえだろ!」

渥実「あなたこそこんな世界など知るべきではなかった」

遊一「俺ァ巻き込まれたんだよ、だったら知らなきゃ対策もできねえだろ!」

渥実「だが……この道から離れる選択肢は確実にあった」

刹那「あ、あのー……?」



渥実「そうまでして彼女に肩入れする理由など無い……そのはず」

遊一「大有りだッ!!」

刹那「え……?」

遊一「ちっと道案内しただけで、その後ちょくちょく話すっつーだけのユミカのヤツ助けといて」

   「コイツのことほっぽらかす道理なんてどこにもねェだろォが!」

渥実「…………え?」

刹那「…………」

遊一「ンだよ」

渥実「……いや、あの。愛情とか友情とかそういう」

遊一「はァ? そりゃ親しいヤツだからそれなりにゃ友誼くらいあっておかしかねーけどよ」

刹那?「一度滅べ」

遊一「ん!?」

刹那「はぇ?」

渥実「………………続けよう。カードを1枚セットしてターンエンド」 手札:0

遊一「な、何が何だか分からねーが……俺のターン!」 手札:2→3



遊一「俺は《音響戦士ギータス》をペンデュラムスケールにセッティング!」


《音響戦士(サウンドウォリアー)ギータス》
ペンデュラム・効果モンスター
星3/風属性/機械族/攻1500/守 100
【Pスケール:青7/赤7】
「音響戦士ギータス」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。デッキから「音響戦士ギータス」以外の「音響戦士」モンスター1体を特殊召喚する。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時自分の墓地の「音響戦士」モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


渥実「ペンデュラムモンスター……狙いはペンデュラム効果……!」

刹那「なんか新しい戦術ですかー!?」

遊一「セフィラに組み込んでた時から、速度に劣ることなんて知ってンだよ! ギータスのペンデュラム効果!」

   「手札の《デーモン・イーター》を墓地に送り、デッキから《音響戦士ピアーノ》を特殊召喚!」


《音響戦士ピアーノ/Symphonic Warrior Piaano》
チューナー(効果モンスター)
星3/風属性/機械族/攻 900/守1300
種族を1つ宣言し、フィールド上に表側表示で存在する
「音響戦士」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターは宣言した種族になる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、種族を1つ宣言し、自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上に表側表示で存在する「音響戦士」と名のついたモンスター1体は宣言した種族になる。



遊一「バルムンクじゃ突破はできねえし、ウルキサスの効果を使われちまったらいいサンドバッグにしかならねえ」

   「なら、ここで処理させてもらう! レベル4のバルムンクにレベル3のピアーノをチューニング!」

   「来い、レベル7! 《邪竜星-ガイザー》ッ!」


《邪竜星-ガイザー/Yazi, Evil of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/幻竜族/攻2600/守2100
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「邪竜星-ガイザー」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードは相手の効果の対象にならない。
(2):自分フィールドの「竜星」モンスター1体と
相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(3):自分フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた時に発動できる。
デッキから幻竜族モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。


刹那「で、でも、それじゃ突破まではー……」

遊一「わーってる! ガイザーの効果発動!」

渥実「!」

遊一「ガイザー自身とアンタの伏せカードを選択し、破壊する!」

渥実「―――――残念ながら、このリバースカードは《リ・バウンド》」


《リ・バウンド/Rebound》
カウンター罠
フィールド上のカードを手札に戻す効果を相手が発動した時に発動できる。
その効果を無効にし、相手の手札・フィールド上からカードを1枚選んで墓地へ送る。
また、セットされたこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、デッキからカードを1枚ドローする。



渥実「バウンス効果に弱いことを突かれることを見越していたが……」

   「破壊されても構わない。効果を発動」

遊一「別に俺だって構わねえよ、これで後顧の憂いは無くなった……!」

渥実「!」

遊一「3枚のカードをチェーンだ。ガイザーの効果、具象化の効果、リフンの効果!

   「まず、デッキから二体のモンスターを特殊召喚する! 来い、《炎竜星-シュンゲイ》! 《地竜星-ヘイカン》!」


遊一:デッキ→場
《炎竜星-シュンゲイ》
《地竜星-ヘイカン》


遊一「そしてリフンを蘇生!」


遊一:墓地→場
《光竜星-リフン》


刹那「おぉー……自分のモンスターを破壊したはずなんですけどー……」

渥実「リカバリが効くのが竜星の特徴……か」

遊一「そういうこった。俺はレベル4のシュンゲイ、レベル3のヘイカンに、レベル1のリフンをチューニング」

   「――――――来い! レベル8、《輝竜星-ショウフク》!」


《輝竜星-ショウフク/Baxia, Brightness of the Yang Zing》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/幻竜族/攻2300/守2600
チューナー+チューナー以外の幻竜族モンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した時、このカードのS素材とした幻竜族モンスターの元々の属性の種類の数まで、
フィールドのカードを対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。
(2):1ターンに1度、自分フィールドのカード1枚と自分の墓地の
レベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのフィールドのカードを破壊し、その墓地のモンスターを特殊召喚する。



遊一「ショウフクの効果発動! アンタの場の二体のシンクロモンスターをデッキに戻す!」

渥実「くっ……全部戻すことが……!」


渥実:場→EX
《フレムベル・ウルキサス》
《クリムゾン・ブレーダー》


遊一「でなきゃ一撃叩きこめねェだろ……! シュンゲイの効果により、ショウフクの攻撃力を上昇させる!」


《輝竜星-ショウフク》
攻撃力:2300→2800


遊一「バトル! ショウフクでダイレクトアタック!」

渥実「っ……!」 LP:4000→1200

刹那「と、通りましたよー!」

遊一「………………」

刹那「あれ、センパーイ? センパイー?」

遊一「……ここんとこバトルフェーダーやらなんやらでスカされ続けてきたから、何か違和感が」

刹那「戻ってきてくださいー」

渥実「というか……ショウフクの効果を、使っていれば」

遊一「……どうせ手札誘発のカードで潰されるんじゃねーかって思ってたんだよ」

刹那「えぇー……」

遊一「……こっからだ!! こっから!!」



遊一「カードを1枚伏せてターンエンド!」 手札:0

渥実「……その1ターンが命取りにならねば……いいけど」 手札:1→2

   「《ライトロード・アサシン ライデン》を召喚」


《ライトロード・アサシン ライデン/Raiden, Hand of the Lightsworn》
チューナー(効果モンスター)
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1000
自分のメインフェイズ時に発動できる。自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
この効果で墓地へ送ったカードの中に「ライトロード」と名のついたモンスターがあった場合、
このカードの攻撃力は相手のエンドフェイズ時まで200ポイントアップする。
「ライトロード・アサシン ライデン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、自分のエンドフェイズ毎に発動する。自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


渥実「ライデンの効果発動。デッキの上二枚を墓地へ」


渥実:デッキ→墓地
《フレムベル・ドラグノフ》
《禁じられた聖槍》


渥実「そして――――《真炎の爆発》を、発動」


《真炎の爆発/Rekindling》
通常魔法
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。



渥実「甦れ。ドラグノフ。オリジン。マジカル。稲荷火……」


渥実:墓地→場
《フレムベル・ドラグノフ》
《フレムベル・マジカル》
《ネオフレムベル・オリジン》
《稲荷火》


遊一「!」

渥実「……レベル2のドラグノフに、レベル2のオリジンをチューニング」 ボォォォッ!

刹那「ひ、火が上がってますよー!」

渥実「それが私。それこそが――――私」

   「南天の空より来たれ。フォーマルハウトより来たれ。北落門を押し開き来たれ」

   「いあ、《古神クトグア》……!!」


《古神クトグア》
シンクロ・効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻2200/守 200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。
フィールドのランク4のXモンスターを全てエクストラデッキに戻す。
(2):このカードを素材とした融合召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
(3):フィールドのこのカードを素材としたXモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。》


ゴオオオオオオオオオオオオッッッ!!



遊一「古神……神ッ……!!」

刹那「え、え、えええぇぇぇぇぇぇぇ――――――!? セ、センパイー! これ、これ!?」

遊一「うろたえンなッ!」

渥実「できればうろたえてほしい」 (´・ω・`)

遊一「……茶目ッ気出したら余計にうろたえなくなるだろオイ」

渥実「ともかく。ここからが本番。クトグア、マジカル、ライデンの3体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築」

遊一「……まさか!」

刹那「こ、今度は何なんですかー!」

渥実「出でよ、ランク4。《No.57 奮迅竜トレスラグーン》」


《No.57 奮迅竜トレスラグーン/Number 57: Tri-Head Dust Dragon》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/ドラゴン族/攻 100/守2600
レベル4モンスター×3
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このカードの攻撃力は、選択したモンスターの攻撃力分アップする。
また、相手フィールド上のカードの数が自分フィールド上のカードの数より多い場合、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、使用していないモンスターカードゾーン
または魔法&罠カードゾーンを1ヵ所指定して発動できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、指定したカードゾーンは使用できない。



渥実「『私』の効果でカードを1枚ドロー」 手札:0→1

   「そして、トレスラグーンの効果を発動。ショウフクの攻撃力を写し取る」


シュウウウウウウン……


刹那「あ……形が変わりますよー!」

遊一「……!」


《No.57 奮迅竜トレスラグーン》
攻撃力:100→2900


遊一「三つ首のショウフクだと……!?」

渥実「トレスラグーンの効果を発動。あなたのモンスターゾーン3つを封鎖する」

遊一「なッ!?」


遊一:モンスターカードゾーン
1~3:封鎖


渥実「これでショウフク以外に1体しかモンスターは出せない」

刹那「結局大ピンチですよー!?」

遊一「……ま……まだ何とかなるだろ。状況としちゃ……」

刹那?「脳味噌啜るぞ貴様」

遊一「!?」

渥実「サドグイ公、それは怖いからやめて」



渥実「バトル。トレスラグーンでショウフクに攻撃」


ゴオオオオオッッ!!


遊一「くっ……うおあっ!」 LP:900→800

渥実「ヘイカンの効果で破壊はならず……残念。カードを1枚セットしてターンエンド」 手札:0

遊一「チッ……俺のターン!」 手札:0→1

   「《ブラック・ホール》発動!」


《ブラック・ホール/Dark Hole》
通常魔法(制限カード)
(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。


渥実「甘い……《フレムベルカウンター》」

遊一「!」

渥実「《フレムベル・マジカル》を除外することで、そのカードの発動を無効にする」


渥実:墓地→除外
《フレムベル・マジカル》


遊一「ソイツを待ってた! ショウフクの効果を発動!」

渥実「何……?」

遊一「ショウフク自身とバルムンクを選択。ショウフクを破壊し……バルムンクを蘇生させる!」


遊一:場→墓地
《輝竜星-ショウフク》

墓地→場
《魔界闘士 バルムンク》


遊一「更に、具象化の効果でシュンゲイをデッキから特殊召喚!」


遊一:デッキ→場
《炎竜星-シュンゲイ》



渥実「けど……具象化の効果で」

遊一「知ってる。だからこうすんだよ! 《トラップ・スタン》!」


《トラップ・スタン/Trap Stun》
通常罠
このターン、このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。


渥実「!」

遊一「これでシンクロ以外のモンスターを特殊召喚可能!」



遊一「レベル4のバルムンクとシュンゲイでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚!」

渥実「な……」

刹那「これはー……!」

遊一「来い、《No.39 希望皇ホープ》!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。
このカードを破壊する。


ホォォォォォォォォォォプ……!


渥実「ナンバーズ……それに、この力の片鱗は……!」

遊一「まだだ! カオス・エクシーズ・チェンジ!」

   「混沌より出で、その剣で扉を切り拓け! 《CNo.39 希望皇ホープレイ》!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ/Number C39: Utopia Ray》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上に
このカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして
相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。



渥実「……!」

遊一「ホープレイの効果発動! ORUを全て取り除き、トレスラグーンの攻撃力をダウンさせる!」

   「更に、これに応じてホープレイの攻撃力は上昇する!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ》
攻撃力:2500→4000

《No.57 奮迅竜トレスラグーン》
攻撃力:2900→0


遊一「バトル! ホープレイでトレスラグーンに攻撃!」

渥実「……なるほど――――――」


ズガアアアアアアアアアアッッ!!


渥実「――――――――」 LP:1200→0  ピィ――――――――




勝率:50
トリップ→#frame37ct
指定数値→88
合計:37+88=125(25)


◆ デュエルに勝利しました

今日はここまで

正直に言うとショウフクの効果使ったら終わるやんということに直前になって気が付いた。ちょいちょいgdgdで申し訳ないです
リザルトとか諸々は明日やります。梅じゃないけどちょっとしたネタもやるつもりです
というか明日はそっちメインっぽい

数の足りなかったスリーブをネットで注文して思い出したけど5重スリーブとかやってた知り合いは元気だろうか
というか標準的なスリーブ枚数ってどんなもんなんだろ

今日は19時ごろ予定で

山札シャッフルの時に崩させてジャッジキルするためのテクニックで8重スリーブでデッキ作った猛者がいるとかいないとか

>>39
姑息な手を……(巻き戻しマイクラしながら)
噂でしかないけど、13重とかいうのもあるとか。なんでも500mlペットボトルを超える高さだったそうな

誰ぞおるかー



遊一「ふゥ――――――……」

刹那「あ、や、やりましたねー、センパイ! 勝ちましたよー!」

渥実「途中のプレイングミスはいただけなかったが」

遊一「……ぐ」

渥実「それを乗り越えてなお勝利を引き寄せられたのは……賞賛する」

遊一「……あンがとよ」

刹那「あのー……ところで、わたしのことですけどー……」

渥実「少し待ってほしい。……神威遊一」

遊一「あ?」

渥実「あのスターダストというカード……誰からもらった」

遊一「廼亜っつー胡散臭いヤツだよ」

渥実「もう怒りしかない」 ボオオオオオオオオオオッッ!

刹那「ひゃあああああああああああああ!?」

遊一「落ち着……けねえかもしれねえがここでは一旦落ち着け!」



渥実「すまない」 シュゥゥゥゥ

遊一「人に向かって消火器ブッ放すとは思わなかったぞ……」

刹那「ほ、ほんとーに人間じゃないんですねー……」

渥実「普段はここまで取り乱したりはしない。が――――」

遊一「明らかに廼亜の野郎の名前聞いた瞬間に荒ぶりはじめたなアンタ」

渥実「君は奴の素性を知らない?」

遊一「知るかよ。キョーミもねェ。何企んでんだか知らねえが、アイツが何かしでかしたらそん時ゃブン殴るだけだ」

渥実「シンプルでいい。気に入った」

刹那「ぼーりょく反対ですよー……」

渥実「ともかく。君は腕力はあるが、今のままでは多少不足がある」

遊一「デュエルの腕で、か?」

渥実「そう。今のままでは良くも悪くも想定通り。切り札の存在が露見すれば対策は容易」

   「切れるカードが多いことは認めるが……だからと言って混沌の想定を超えるとは言い難い」



遊一「俺ァ人間だ。それ以上にはなれねえ」

渥実「人でなくなる必要は無い。幸い……と言うべきなのか分からないが、そのカード」

   「スターダストは君の成長に応じて新たな力を発現するようになっている」

   「奴の想定を超える成長を示すことができればきっと……」

刹那「なるほどー……センパイならできますよー!」

遊一「難しいな」

刹那「あれー!?」

渥実「理由は」

遊一「俺の伸びしろなら俺自身が一番分かってる。仮にそれ以上のものがあっても、時間が無さ過ぎる」

渥実「賢明。そして、それは事実。だから――――――」

   「この『生ける炎』が力を貸す」 ボウッ

遊一「何……?」



渥実「力が足りない。伸びしろも期待できない。ならば外付けでそれを補えばいい」

遊一「理屈としちゃ間違ってねえが……」

渥実「というか混沌にだけは何があろうとも負けてもらいたくない」

遊一「そっちが本音だろ」

渥実「当然」

刹那「センパイを挟んで謎の喧嘩が行われてますー……」

遊一「で、どうするってんだ?」

渥実「カードを渡す」

遊一「想像通りな上に大仰に炎散らすほどのことでもねェ」

渥実「うるさい」 カァ

刹那「あ、自覚あったみたいですねー……」

渥実「ともかく、どちらかを受け取るといい」

遊一「………………」


1.《RUM-バリアンズ・フォース》
2.《古神クトグア》
3.受け取らない

↓1~3(1票ずつの場合はその↓含めます)



遊一「こりゃ何だ? RUM?」

渥実「眼が高い。それはナンバーズを文字通りランクアップさせるカード」

遊一「……あー……そういやあの女、カオスナンバーズでどうのこうのって……」

刹那「ええっとー……城砦都市で、でしたっけー?」

渥実「その辺はよく知らないけど」

遊一「知らねえのかよ」

渥実「実質ホープ専用とはいえ、これを使えば戦力はアップできる。はず」

遊一「はずって」

渥実「私にはどんなモンスターになるか分からない」

遊一「………………」

刹那?「………………」

渥実「サドグイ公、見下すような状態はやめて」



遊一「あ、そうだ。コイツのことだが……」

渥実「……さっきから様子がおかしいのはサドグイ公のせい」

遊一「サド……? 嗜虐嗜好?」

渥実「違う。サドグイ公……別名をツァトゥグァ」

遊一「……ツァ?」

渥実「クトゥグアではない」

刹那「え、えーっと、その人がー……?」

渥実「悪さをしているわけではないことは認識してほしい」

刹那「そうなんですかねー……?」

渥実「少なくとも今は空腹ではないはず」

遊一「……・おい、空腹だとどうなる」

渥実「明言はできない」

遊一「オイ!?」



渥実「君にとってはどちらとも言えない。だが、この子にとっては常に味方」

刹那「?」

渥実「ツァトゥグァはあなたを通してこの世界を見ている」

遊一「この前あんたが言ってたことか。確かに、ソイツを手放す道理はねえな」

刹那「なんかちょっとそれはそれで怖いですー……」

渥実「言うなれば親心。気にしすぎるのも良くない」

刹那「ですかー」

遊一「そんで、コイツ……大丈夫なのかよ」

渥実「話は聞いていただろうから、声を送り届けるのは最低限にとどめると思う」

   「元々害意があってやったわけじゃあない」

遊一「なら……良かったけどよ」

刹那「ちょっと安心……ですかねー」

渥実「ところで……神威遊一」

遊一「あ?」



渥実「君は自分の戦いのことを彼女へは?」

遊一「声が大きい」

刹那「何ですかー?」

渥実「……失礼した。だが、彼女は力になってくれる可能性が」

遊一「いいんだよ」

渥実「だが」

遊一「だってもクソもねェ。関係の無いヤツを巻き込めるか」

   「喧嘩買ったのは俺だ。コイツを関わらせたくはない」

渥実「本当にそれでいいのか」

遊一「くどい。ただでさえコイツは今知ったばっかりで、気持ちの整理もついてねえんだ」

   「なのにいきなり戦いに駆り出すなんざ、マトモな人間のやることじゃねェだろ」

渥実「折り合いがつけば……」

遊一「そういう問題じゃねえんだ。いいからこの話は無かったことにしろ。いいな」

渥実「……了解した」



刹那「あのー……センパイ?」

遊一「特に重大な話でもなんでもねェ」

渥実「いいね」

刹那「あっはい……」

渥実「ともかく今日は帰るといい。話があるならまたいずれ」

遊一「……っと、もうこんな時間か」

刹那「そろそろ夜ですねー……センパイ、お腹がー」

遊一「……あんませがみすぎると逆に作らねェぞ」

渥実「神威遊一」

遊一「あ?」

渥実「……武運と爆発を祈る」

遊一「え、オイ、後半ちょっとおかしな言葉が」

渥実「特に何も無い」


◆ デュエルに勝利したのでボーナスが得られます。
1.「交友関係」の好感度上昇(全体・効果小)
2.「交友関係」の好感度上昇(個人指定・効果中)
3.カード追加(デュエル中のカードプール増)
4.ランダム要素の成功確率上昇(ストック:現在0)
5.成長ポイントの取得(数値はランダムで1~5)
6.自由安価(「全て」など、バランスに関わる内容は不可)

↓3


◆ カードの追加を行います。
   なお、【デッキの数が10に達するため、これ以降の追加は不可】となります。

   ↓4まで追加するカード(カテゴリカードや現在のデッキの派生など)の候補を挙げてください

プトレノヴァは重複、満足は次期で使用者が主人公なので勘弁
あと二つ。もしくはもういいならその旨お伝えいただければ
↓2まで

イグナイトは駕汰乃が使ってるけどどうしようか。どっちにしてもプランはあるけど
↓にズラすorそのまま行くか

↓1

あっち行ったりこっち行ったりしたけど決選投票に移ります。


◆ どれにしますか?

1.魔術師(オッドアイズ)
2.サイバー・ドラゴン
3.ブンボーグ
4.トゥーン

↓1~5 (同数だったりした場合は↓の票を足していって算定します)

あ、自己投票おkです。このレスは数えませんので

オッドアイズって特別なカードじゃないのか
1

>>86
【遊戯王】主人公「海上都市から空を目指して」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430141675/433)
【遊戯王】主人公「海上都市のデュエリストと狂信者」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431351039/468)

これ参照。「オッドアイズ」と「魔術師」を切り離して考えづらいのもあるので、こういう形式にさせていただきました。
下手すると魔術師系カードの大部分と関連カードが使えなくなる可能性もありますので



◆ 神威家


亜鈴「何でその後輩がウチに来てるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

遊一「あ」

刹那「あ、お邪魔しますー」

亜鈴「あ、はい。じゃなくてぇぇぇ!!」

遊一「まー来ちまったモンは仕方ねえだろ」

亜鈴「仕方なくない。というかどこかで気付いて」

刹那「私は構いませんよー?」

亜鈴「私が構うの。すごく構うの」

遊一「今から一人で帰しても良くねーだろ」

亜鈴「それはそうだけど……あ、兄さん。これ」

遊一「あ? カード?」

亜鈴「プレゼント。確かそろそろクリスマスでしょ」

遊一「あァ……そういやそうか」

刹那「チキンの季節ですねー」

亜鈴「チキンは置いておくとして。ところで兄さん、進路は」

遊一「晩飯作ってくる」

亜鈴「あ、ちょっと、兄さん、兄さーん!!」


◆ 【魔術師】デッキを入手しました

◆ 一日が終了しました

では今日は、と言いたいところなんだけどその前に埋めネタとして予定してたものを放出したい
と言っても次期のプレビュー版みたいなものなんだけど
埋めネタとしてじゃないとなると需要あるかどうかがちょい心配

んじゃちょいだけプレビュー版やるよー
本投下版では変更出てるかもしれないのでそこはご留意を



その地はかつて、類稀に見るような肥沃な土地として名を馳せていた。

広大な草原に緑溢れる山々。近隣では清涼な水が湧き出、動植物が集う――――

かつて戦火に焼かれ、荒野と化した世界の大部分から見れば、その地はまさしく「楽園」だった。

この地には、かつて戦災から逃れた者たちが数多く移り住んだ。

彼らの多くは世界を焼くことになった「文明」を棄て、自然の中で、かつて人間がそうしていたように生きることを選択した。

そうした者たちは都市の者たちから「原住民」と呼ばれ、屈強さやその神秘性から、畏怖の対象とされた。


されど。砂礫に覆われた荒野に建つ「都市」に住む者たちにとって、広大な大自然は喉から手が出るほどに欲しい「遺産」だ。

現存するものは数少なく、その数少ない土地さえ原住民たちの手によって占有されている。


都市の人々は、これを快く思わなかった。



自然の中に生きる原住民。とはいえ、彼らが手にした土地はあまりに広大だった。

当然のように手つかずとなってしまっている土地は多い。都市の住民はこれに目を付けた。

交渉を行おう。一人がそう言った。

武力で奪ってしまおう。一人がそう言った。

いつしか議論は発展し、彼らの案は「折衷案」として成り立つことになる。

現在、原住民たちにとって手つかずになってしまっている土地の割譲を交渉する。

それが無理なら武威を示し、あるいは武力で彼らを制圧する。

これを為すため、都市では「開拓団」が結成され、この地へ派遣された。


―――――――これが、現在より6年ほど前のことである。



「楽園」は、雪と氷に閉ざされた。

突如訪れた大寒波は、この地に残されたものを数多く奪っていく。

激変する気候に耐えられずに木々は枯れ、かつての栄華は見る影も無く、氷の中に消えて行った。


これに激怒したのは原住民だ。

この風雪は、開拓団の造りだした天候兵器のようなものの仕業だ、として開拓団を糾弾。

過激派が開拓団を襲撃し、両者の対立は決定的なものとなった。


他方、開拓団の側も原住民から攻撃を受けたことで、内輪の対立が激化。

原住民を排除すべきだ。彼らともう一度対話すべきだ。都市に帰還する。ここをキャンプ地とする等々。

意思の統一は一切為されず、開拓「団」としての体裁は崩壊した。

団から離脱した者たちは、特に「非合法的な手段を用いる集団」のことを“ギャング”と呼称されるようになり、

現在では原住民のみならず元開拓団の一員にさえ牙をむいている。



残された者たちは資材をかき集め、山間の開けた場所に駐留。

かつてその地がそう呼ばれたように「チャーチル」という名を掲げ、生活を営むこととした。

現在に至っても唯一、他の都市と交流を持っているのはこのチャーチルだけだが、

その成り立ち故か、物資と共に島流し同然に送り込まれるような者も多く存在する。

また、そうして現れる犯罪者や賞金首を追って、賞金稼ぎも来訪。

チャーチルはその白一色の外観に比して、混沌とした様相を呈し続けている――――――。



◆ チャーチル / 酒場前


静「………………」


≪CLOSE≫


静「……」 クルッ


≪OPEN 16:00~≫


リベンジャー『HEEEEYマイマスタァ!! オイオイオイちーっとばかし早くねえかァイ!?』

        『いつもならもっとスロゥリィに開けんだろォ!? オォン!?』

静「…………」 シュッ

リベンジャー『眼がァァ!?』 ドグシャァ

静「……」 ジロ

リベンジャー『オーケーオーケー……気まぐれなんて誰だって起こすなオーケー』

        『俺ァスプラッタァな絵面になる前に退散するぜオーライ』 シュンッ

静「………………」 ガチャッ


カランカラン……



◆ 酒場 / 店内


静「………………」 フキフキ


テテテテテ……


静「…………」 ピク

グレイ「あ、あわわ……お、遅れましたです静さんごめんなさい!」

静「…………」 フルフル

グレイ「気にしなくていいって……でもわたしウェイトレスするなんて言っておいて」

    「お店開くまで寝ちゃっててなんてお話にならないっていうかなんていうかあぅぅぅ」

静「………………」 水ポイ

グレイ「あう……すみません。落ち着けってことですよね……」

静「…………」 コク

グレイ「お、おお、落ち着いて、頑張ります、です、はい!」


カランカラン……


雷士郎「ただいま戻りました、静」

静「…………」 コク

グレイ「い、いいいいいいらっしゃいま……あ、ミハルさんでした……お帰りなさいませ!」

雷士郎「あ、あはは……ただいま」



静「ライ」

雷士郎「はい。調査に関してですが、なかなかうまくはいかず」

     「忍が盗聴器など仕掛けていますが、回収は明朝以降かと……」

静「…………」 コク

グレイ「いつも静さんたちのお話はどこか物騒です……」

静「………………」 (ゴメンのジェスチャー)

グレイ「いいよーです。わたしだってお役立ちですけど……」

雷士郎「グレイにはまだ早い。あ、ところで静、あの、今から大量に来客が……」

静「…………」 チラ

雷士郎「承りました。接客は私も回りましょう。人数の内訳ですが……」

     「元キングと賞金稼ぎ、猟子さんと芳香さん、忍、カウロ……」

グレイ「いつもの面々です」

雷士郎「まあ……そうとも言う」

静「………………」 フゥ

雷士郎「『ならいつも通りに』、ですね。分かりました」

グレイ「です!」

静「………………」 フフッ


カランカラン……



◆ 開拓地プレビュー版 / 終わり

プレビュー版としてはこんな感じ
前置きは物々しいけど実際の舞台は酒場なんだし、できるだけ楽しく騒がしくというのが目標

静さんはアレ。無口系かつ ニアどうでもいい とかしそうな感じをイメージしてます
部分部分は美人だし女性らしく髪も長くしてアップにしてたりするんだけど、喋らないし胸のせいでそう見えない感じ

では今回はこんなところでー

現時点で色々設定練ってて静が雷士郎のことをライと呼んでるのは可能な限り言葉数を少なくするために愛称として呼んでるだとか、
実は静さん見た目に反して声高いからあんま喋りたくないとか設定だけは色々あるけど詳しくは3期からで

今日はちょっと不安定。19時とか20時からかもしれないし21時からになるかもしれません

20時30分ごろからやれたらなと

おるかのう



◆ 57日目 / 学校


遊一「………………」 シャッシャカ

活火「ん、どうしたんだ神威? 学校で一人回しなんて珍しいな」

遊一「ちょっとな……っと」 シャッ


手札:《時読みの魔術師》《竜穴の魔術師》《相生の魔術師》《ペンデュラム・バック》《オッドアイズ・ドラゴン》


遊一「」 ベシーン

活火「おおぅ……」

遊一「いや……まだだ。次のドロー次第じゃなんとか」


ドロー:《オッドアイズ・セイバー・ドラゴン》


遊一「ううぅぅぅうおおおおおぉぉぉッッ!!」

活火「神威がキレた!?」

白音「こんな取るに足らないことで!?」

※ 亜鈴のくれたデッキが上手く回せない自分への怒り


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.デュエル
10.コミュ
11.自由安価

↓2



◆ スクラップ置き場


遊一(亜鈴のくれたデッキだからとはいえ……今朝は少し取り乱しちまった)

   (なに、ペンデュラム主体のデッキならその内にでも使いこなせるようになるだろ)

   (…………多分)


1.エンジンを製作する
2.アイテムを探す
3.自由安価

↓2



◆ 現在の数値は【209/250】です。【41】以上でエンジンは完成します。
   コンマ判定を行います。

↓1



◆ 【245/250】


バチバチバチバチ……!!


遊一(……チッ、ダメだ。どうにもエネルギーが外に逃げる……!)

   (密閉した容器だっつーのにどんだけのエネルギー量だってんだよコイツは……)

   (……頑丈な容器でコレ……いや、考えろ。別に方法が無いとは思えねえ)

   (エネルギーの放出は一方向、回転の速度は抑制できねえ。だが……!)


◆ 再判定が可能になるかどうかの判定を行います。
   コンマ【70】以上で再判定可能

↓1



遊一(理論は……俺の中で組みあがった。だが、その前に器具が……無い!)

   (これに限っちゃマジでねェ。俺自身の手でどうにかして作るかどうか……)

   (……近づいてはきてンだが、もどかしい……!)

   (……いや、ここまでの人生ずっと待ってたんだ……今更一日二日くらい何なんだ)

   (萎えるなよ俺の気力。それに、完成するまでじゃねえ。完成した後も……だ)



行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2


◆ 霞鎌宅近辺


遊一「こないだは亜鈴預かってもらって悪かったな」

霞鎌「いえ。私も見聞が広められました」

遊一「それなら重畳……と、これは礼だ」

霞鎌「どうも。して、これは?」

遊一「あぁ……気に召すかどうか分からねえが、抹茶クリーム大」

霞鎌「ありがたく頂戴しましょう」 ススッ

遊一「反応早ェなお前」

霞鎌「何も問題など」

遊一「まあ……最初からくれてやるつもりだったけどよ」



霞鎌「して、用件はそれくらいで?」

遊一「まあ、そうなるな」

霞鎌「……これだけで?」

遊一「……これだけだが」

霞鎌「これだけなので?」

遊一「……これ以上は作ってねェ」

霞鎌「口惜しや」

遊一「お前……地味に意地汚ェな」

霞鎌「……いえ、そのようなことなど」

遊一「………………」

霞鎌「………………」 クゥ

遊一「腹鳴ったぞ」

霞鎌「鳴っておりません」

遊一「いやでもお前」

霞鎌「おりません」



遊一「……何だかんだお前、本能に忠実なんだな」

霞鎌「そのようなことなどありません」

遊一「いやでも……っていつまでもやってても暖簾に腕押しか」

霞鎌「仮にも迷妄を祓うことに成功した私がそのようなことなど」

遊一「まァた亜鈴に餌付けのなんのっつわれるんだろうな、これ……」

霞鎌「ところで、何か迷われているようですが」

遊一「……迷って……まあ、迷ってねえつったら嘘になるが」

霞鎌「では、どのような?」

遊一「人に聞かせるようなことでもねえよ」

霞鎌「なるほど、暗黒めがこーぽと戦っていると」

遊一「大筋が違ってねえのが腹立つ」



遊一「戦ってるのはもっとショボいヤツらだ。まあ、目論見は身の丈に合わずデカいが」

霞鎌「なるほど。神威殿はそれで、どのようにしたいと?」

遊一「あ? 全員ぶちのめすだけだろ」

霞鎌「実に淀みなく発言されましたね」

遊一「他に何か言うことがあるかよ」

霞鎌「というのとは裏腹に、実際のところは色々とお考えの様子」

遊一「…………」 ピク

霞鎌「今、このように発言しようとお考えでしょう。『んなわけねーだろ』と」

遊一「そうなるな」

霞鎌「して、今の肯定はどちらの言葉に対してで?」

遊一「んなわけねーだろ、と思ってることに対してだ」

霞鎌「では私の読心もそれほど捨てたものではない様子」



遊一「馬鹿の考え休むに似たりってな。結局、考えたって最終的に一番手っ取り早い手しか思いつかねえ」

   「だから全部の思考をすっ飛ばして結論だけぶつける。そんだけだ」

霞鎌「あなた方ご兄妹はよく似ていらっしゃる」

遊一「あ? どこがだよ。似てねー兄妹で有名だぞ」

霞鎌「本質が」

遊一「それこそ似てないで有名だ。あんま買い被るな」

霞鎌「…………」

遊一「何か言いたそうだな」

霞鎌「いえ、特段には」

遊一「嘘をつけ御社」

霞鎌「うそなどついておりませぬ」

遊一「棒読みだぞ」



霞鎌「強情なところ。肝心なところでぶれーきが無いところなど」

遊一「………………・」

霞鎌「ちなみに神威殿にぶれーきが無いのは『力を振るうこと』について」

   「亜鈴殿は倫理観として……」

遊一「……え? いや、亜鈴ってブレーキねえ、か? いや、アイツ道徳観は別に……」

霞鎌「…………」

遊一「含むところがあるなら言えよ」

霞鎌「無用なことを口にするつもりはありませぬ」

遊一「……ならいい。俺も……言いたくねえことを言わなかったしな」

霞鎌「では、そういうことで」

遊一「あァ」 クルッ

霞鎌「もし」

遊一「あ?」

霞鎌「餅を」

遊一「作らねえぞ」

霞鎌「なんと」


◆ 御社霞鎌の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました


御社霞鎌:2→10


霞鎌「……」 もっきゅもっきゅ

遊一「お前それめっちゃ食うなオイ次々無くなってんだがどうなってんだ容積とか」

霞鎌「問題ありませぬ」

遊一「いや、問題ありそうにしか見えねえから言ってるんだが」

霞鎌「験力を使っていればかろりーなど問題では」

遊一「超常の力をンな無駄なことに使うな」


◆ 一日が終了しました

まだちょっとあるしもう一回分くらい行動安価取っておきますか


◆ 58日目

行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



◆ 学校 / 一室


風乃「フハハハハハハハハッ! 我が時は訪れたり!」

黒マント1「ボチヤミサーン!」

黒マント2「ボチヤミサーン!」

遊一「うるせェぞお前ら」 ガラガラドバシャァァン

風乃「うわああああ!? 扉が吹き飛んだあぁ!?」

遊一「あ? 鍵かかってたから力入れ過ぎちまったか」

黒マント1「あの……もう少し手心というものを……」

黒マント2「風乃ちゃん怯えちゃってますし……」

遊一「あんたらは相変わらず一歩引くと常識的だなオイ」

風乃「い、いい、一体何の用事なんだ!」

遊一「あぁ」



ユミカ「入るぞー……」

風乃「むむ、精霊使いではないか」

遊一「まあ……なんだ。藁にも縋る思いっつーか……なんつーかな」

ユミカ「う……うむ。まあ、確かに『藁』というか……」

風乃「すごく失礼なことを言われてる気がする」

黒マント1「あ、先輩。私たち先生の所に扉の修理頼みに行ってきますので」

黒マント2「重要な話でしたらどうぞ続けられてください」

遊一「お、おう」

ユミカ「あの格好のままで言うのか……」

風乃「当然だ! あれは我が聖域に伝わる魔法衣……大いなる力を」

遊一「は?」

風乃「外に出たら脱ぐから特に問題ないです」

遊一「おう」



風乃「していかなる要件だ」

遊一「お前、オカルトは詳しいか」

風乃「当然だ。我が知は人のそれを逸した」

ユミカ「そうなのか!?」

風乃「あ、いや……だったら……いいなぁと」

遊一「チッ」

風乃「うぅ」

ユミカ「そ、そうか……」 シュン

遊一「仕方ねえ。元々そんなに期待はしちゃいなかったが」

風乃「……う、うぐぐ……そ、そこまで言うなら何事かよくわからんがやってみようではないか!」

遊一「は?」

風乃「伊達や酔狂でやってるのは確かだがこの思いだけは違えたことは無い! さぁ何か起きよぉぉ!」

ユミカ「あ、いや、そんな無理してやられてもそれはそれで」


◆ 特に意味のないコンマ判定。90以上で……

↓1



風乃「…………」

遊一「…………」

ユミカ「…………」

風乃「▼ しかし なにも おきなかった!」

遊一「帰ろう」

ユミカ「私の自宅はここではないが」

風乃「やめろよぉ! そういう目で見るのやめろよぉ!」

遊一「思わせぶりなことする方が悪い」

風乃「それはちょっと悪かったと思ってる」

ユミカ「カゼノ……気持ちはありがたいが」

風乃「……仮にも、その……うちに泊まってるわけだし……いいかっこしたいし」

遊一「…………」 フゥ

風乃「溜息つかれたあああああああぁぁぁぁぁ」

遊一「違ェよ。いや、違わねえっつったらそうだが……悪い意味でもねえっての」



遊一「兄貴面……お前の場合はアネキ面か。とにかく、年上っつーとこを見せたいと思うのは悪くねーよ」

   「多少空回っても、それはそれだ。見てる奴は、そいつのために何かしてると思や、いつか見直してくれるもんだ」

風乃「……と、年上らしいことを!?」

ユミカ「ユーイチは割と言うぞ」

風乃「いやでも、この男が」

遊一「俺の評価ってどうなってんだ」

ユミカ「そうか、カゼノは学内だけの付き合いだしな」

風乃「え、この男って学外だと他に何かあるのか」

遊一「何もねーよ。見たまんまだ」

ユミカ「またそうやって悪ぶっている」

遊一「ぶってねーよ」

風乃「な、仲が良いな……なんだか仲間はずれな気分だ……」

遊一・ユミカ「「そんなつもりはない」」

風乃「やっぱり仲間外れだああぁぁぁぁぁ」

遊一「ホント面倒くさいな!」


◆ 小倉風乃とユミカの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 4
4,5,6 : 5
7,8,9 : 6
0,   : 8
↓1


◆ 以下のように変動しました

ユミカ:40→46
小倉風乃:9→15


*****


としたところで今日はここまでで

エンジンに関してはまあ……技能に関してもそうだけどぎりぎりのところで留まる傾向がある気が

廼亜「この物語の平穏が貴重になりつつあるのは同好会の面々の精神性が危険なことが原因で……
それはクトゥルフ要素が強すぎるからで……つまり1が私の存在を目にしたせい……ハッ!? 全部私のせいだ!
は、は、は、はっ……遊一君、全部私のせいだ! ふふっ」

とかいう妄言をふとした拍子に思いついた。大筋で言えば間違ってないが実際の元凶は>>1

それはともかく今日は19時ごろから予定

平穏(死ぬことが無いとは言ってない)
今期は海賊やらなんやらの話で展開させてくつもりだったんだけどクトゥルフ見つけてノってしまった

ちょっとトラブルがあっていつできるか分からなくなってきた
投下できるようなら再度連絡します

だいぶ遅くなったけど誰かおるかのう



遊一(……しかし、小倉のやつはあれで突き抜けりゃいいのにちょくちょく面倒だな)

   (世話してる奴らとしちゃそれがいい、ってとこなんだろうがな……)



行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2



遊一(依頼……か。エンジンはそろそろ完成しそうだし、デッキもこれ以上は追加するのもな……・)

   (今のところバイトすることに関しちゃそれほどメリットは無いと思うが、どうする?)


1.見に行く
2.再選択
3.自由安価

↓2

あっ、ごめん内容ちゃんと見てなかった。2に変更できますか?

>>189
おkよー
他の場面でもそうだけど選択肢はよく見とかないと意に沿わないとこ多いかもしれないので注意



1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
(×)4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2安価

↓2


◆ スクラップ置き場

遊一(――――――さて) グッ


遊一「やるか」


1.エンジン製作
2.アイテム拾い
3.自由安価

↓2


◆ エンジンに関するコンマを判定します。
   現在の数値は【245/250】です。

↓1



遊一「……ふぅ」 ゴトンッ


遊一(まず思いついたのは円形のシリンダー。これを使えば、エネルギーそのものを回転させることで……)

   (再び粒子に向かって力の奔流をぶつけて更なるエネルギーを増幅……と考えた)

   (だが、増幅の過程で僅かにロスが出ることも確かだ。それに、エネルギーそのものが大きくなりすぎる)

   (使うに使えない……ってわけじゃねえが、これを使うにはもっと大規模な施設の方がいいだろう)

   (個人で使うにはちと大それてる、って言い方はおかしいが)

   (……そこで、役に立つかどうかを別にしても、試す価値があると思ったものが)

   (――――――メビウスリングだ)



遊一(メビウスの輪。無限の繰り返しの比喩として用いられることも多いが……)

   (まあ、多少違うらしい、とは聞いたが詳しいことはどうでもいい)

   (ともかく、利用することができるならば何でも使う)

   (もしかするとこれなら、という望みがあるなら、何でも試す)

   (で――――――だ)


遊一「…………」 フゥ


遊一(スイッチを入れる。エネルギーが循環を始める)

   (そして――――――何十分か)

   (暴発もしない。エネルギーが漏れ出しもしない。消滅もしない)



遊一(特定量のエネルギーを発し続け、装置に供給し続ける)

   (つまり――――――)


遊一「……完成、した」


遊一(……そうか。完成……したのか。これ)

   (なんか……実感が湧かねえ。変な話だが)

   (本当に俺がこんな代物完成させたのか……? まだ信じられねえ……)

   (いや、だが。理論はできていた。てことは……完成したって、おかしいことは何も無いはずだ) フゥ


遊一「………………」 グッ



◆ エンジンが完成しました。
   同好会のアジトへ乗り込むことができます。


◆ 一日が終了しました。


ではエンジンが完成したところで今日はここまで

これで進むかな。もっとも、進めていくかどうか次第にもなりますけども
この先もまだちょっとイベントはあるつもりだけど、はてさて

次の大きなイベントは同好会との戦いになるけど
誰を連れていくかに関しては無理の出ない程度には自由にするつもり

今日は一応19時半ごろ予定

ノーデンくじも捨てたもんじゃないな!!(あんたん)

ちょっと今テンションおかしいですが誰かおるかー


◆ 59日目 / 学校


遊一「…………」

活火「おはよう……どうしたんだ神威、いつになく穏やかだな」

白音「あ、ホントだ。何かあったの?」

遊一「エンジンが完成した」

活火「何ィ!!?」

白音「活火君が荒ぶりはじめた!?」

遊一「落ち着け、活火」

活火「これが落ち着いていられるものかッ!!」

遊一「………………」 フッ

白音「いつもならここで辛辣なツッコミとか入るのに」

遊一「今なら割となんでも許せそうだ」

白音「例えば妹さんにちょっとセクハラしたり」

遊一「それは殺す」

白音「あ、やっぱそこは駄目なんだ」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場(※ イベント進行可)
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
11.自由安価

↓2



◆ 埠頭


廼亜「やあ遊一君。エンジン完成おめでとう!」

遊一「どっから聞きつけたんだお前」

廼亜「ンッン~……意外とね、喧伝する人間はいるものだよ」

遊一「活火か」

廼亜「おや、よく分かったね」

遊一「……今のアイツならやりかねねえ」

廼亜「そういう訳で君の想定通りさ」

遊一「まあ……どっちでもいいけどよ。ところで、聞きたいんだが」

廼亜「何だい?」

遊一「結局、お前は何者なんだ?」

廼亜「おっと。それは非常に難しい質問だね」

遊一「難しいもクソもあるか。本質は常に一つしかねえだろ」



廼亜「当ててみるといい。ただし、解答権は3度まで」

遊一「……神」

廼亜「ずばり直球だね」

遊一「なら、神の眷属。あるいは、繋がっているヤツ」

廼亜「そちらの方向で攻めてきたねぇ」

遊一「………………じゃあ」


渥実「『無貌の神』」


遊一「……あ? 東宮………………」

渥実「『燃える三眼』『這い寄る混沌』『大いなる使者』『膨れ女』『暗き者』『暗黒神』『闇に棲む者』」 ゴゴゴゴゴゴゴ

廼亜「…………えっ」

遊一「………………」 スタコラサ



廼亜「おーい遊一君、君がいないと彼女きっと手加減してくれないと思あもうずいぶん遠くへ」

渥実「『ナイアルラトホテプ』ゥゥゥゥゥゥゥゥ―――――――――ッッ!!」 ゴオオオオオオオオオオッ!!

廼亜「激しいなぁ君はいつもいつも!」 ダッ

渥実「ここで息の根を止める――――!!」

廼亜「アツゥイ!! とか言ってる場合じゃなくて君ィ! 一般人が見てるかもしれないよ!」

渥実「それがどうした!」 ボオオオオッ!

廼亜「いくらなんでもこれは死ぬからやめたまえ!」

渥実「知ったことか死ねええええええぇぇぇぇぇぇぇ!!」

廼亜「ちょっと君暴走しすぎだよ!! ゆ、遊一くーん!!」


遊一「お、引いてる」 ググッ

廼亜「暢気に釣りしてないで!!」

渥実「貴様に明日を生きる資格は無い――――!」



廼亜「遊一君のスターダストが消えるかもしれないよ!!」

渥実「そんなことで……」

遊一「悪い東宮。そこまでだ」 ザッ

渥実「神威遊一――――だが、アレは」

廼亜「おっと私アレ扱いだよハハハ泣きそう」

遊一「確かにコイツは胡散臭いわ人のプライベートにズカズカ踏み込むわ基本アホだしどうしようもないが」

渥実「うん」

遊一「スターダストが消えることだけは困る」

廼亜「スターダスト>>>>>>私」

渥実「嘘の可能性が高い」

遊一「だとしても、万一の可能性に躓きたくねえ」



遊一「なぁに、全部終わったらどうしようが構わねえよ」

廼亜「遊一君! 庇ってくれないかな! 遊一君!!」

渥実「……分かった。キミを信じる」

遊一「悪いな」

渥実「その代り。いざこざが終われば」

遊一「消し炭にしちまっても構いやしねえよ。好きにしろ」

廼亜「私の与り知らぬところで生殺与奪の交渉を進めないでくれないかなぁ!」

遊一「黙っててくれアレ」

渥実「口を閉ざせ汚物」

廼亜「おおっととうとう生物ですらなくなってきた」



遊一「結局カミサマみてェなもんなんだろ、コイツ」

渥実「そういうことになる」

廼亜「だから違うってぇ」

渥実「これは平気でうそを吐く。どんな言葉もまともに聞いてはいけない」

遊一「元々そんなマジメに聞いちゃいねえし」

廼亜「私のとって衝撃の真実なんだけどそれは」

渥実「ならいい。君はもしかすると将来大物になるかもしれない人物。汚物の手にかかるのは困る」

遊一「その前に殴り飛ばすだけだ」

廼亜「遊一君、君の私へ評価ってどうなってるんだい」

遊一「ドライカレーに入ってるレーズン」

廼亜「すごく表現しづらい例えを持ってきたね」



廼亜「うーん……やはり、少なくとも人間じゃないことは隠しておきたかったね……」

遊一「俺がキレてんのはそこじゃねーぞ」

廼亜「うん?」

遊一「何よりもウソつかれてたのが気に入らねえ。他は些末事だ」

廼亜「……ふむ、そうかい?」

渥実「神威遊一」

遊一「いいんだよ。利用しようが何しようがソイツの勝手だ。俺の迷惑にならなきゃ」

   「気に入らねえならとうにブチのめしてるし、二度と関わりもしねえ」

廼亜「なんだ、やっぱり君私のことが好きなんじゃないか!」

遊一「は? 殺すぞ」

廼亜「おおっととうとう殺すぞなんて脅し文句が入ってしまったぞぉ」

渥実「自業自得」



廼亜「それはともかくとして、これからどうする気だい?」

遊一「どうするもこうするもねェだろ。まだこっからだ」

   「空を飛ぶのは到達地点じゃねえ。そっからどこまでできるかが問題なんだ」

渥実「と言うと」

遊一「と言うとも何もそのまんまだろ。所詮、つったらアレだが、過去の時代じゃ移動手段の一つでしかねえ」

   「どこまでも遠くへ、どこまでも高く、速く。っつって思うモンじゃねえのか?」

廼亜「いいねえ。そういうのは大好きだ」

渥実「……神威遊一。それは確かに人間の性質としては間違ってないかもしれないが」

   「キミのそれは多少行き過ぎて……」

廼亜「おおっと。別にいいじゃないか、そんなことは。君は君の思うようにしたまえ」

遊一「あ? ……最初からそのつもりだ」

廼亜「そう。そうでなくてはね―――――」

渥実「…………」 ジロ


◆ 二人の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定(渥実はそれぞれに+3)
1,2,3 : 4
4,5,6 : 5
7,8,9 : 6
0,   : 8
↓1



◆ 以下のように変動しました


廼亜琉楽:34→38

東宮渥実:0→7


遊一(ま、何やるにしても同好会を潰してからでいい)

   (アイツらを倒しに行くのは―――――さて)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2



遊一(奴らのとこに乗り込むにしても、一人で行くか他にも行くかは問題になる)

   (この辺りのこと決めるのに関しちゃ拠点……スクラップ置き場で云々を決める)

   (【コミュとして選択して誘うことはできない】。別に楽しい話でもねえし)

   (もし誰か誘いに行くとするならまず【スクラップ置き場に移動して候補を挙げてから】になるが)

   (まずスクラップ置き場へ行くか、それとも別の場所に用があるか……)


1.スクラップ置き場へ
2.再選択

↓1~3


◆ 再選択


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2



◆ コンマ判定を行います。
   【30】以下で……
↓1



◆ 埠頭


ザザァン……


遊一(……騒動が終わってから改めてここにいるが)

   (波の音が響くくらいで、やっぱ静かなもんだな……)


ザリッ


遊一「あ?」

龍天河「…………」

遊一「龍天河? なんか随分久しぶりな気がすんな、お前」

龍天河「あぁ……そうだな。座っていいか?」

遊一「おう」



龍天河「今までどうしてた?」

遊一「そりゃこっちの台詞だ。が……まあ、修行っつーかなんつーか」

龍天河「修行?」

遊一「色々あんだよ。あの時の連中……同好会とも戦ってるが」

   「自分の力不足を実感することが多いからな」

龍天河「それでか。俺みたいなこと言い出したかと」

遊一「別に俺ァ修行マニアじゃねえよ」

龍天河「俺もだ」

遊一「あ?」

龍天河「修行するために修行してるわけじゃないんだ。俺は……父さんの後を継ぎたいんだ」

遊一「父親? 確か、そういやお前の父親って」

龍天河「市長だよ」

遊一「だったな。そんで、それがどうした」



龍天河「俺は、それだけの力が欲しい」

遊一「だから修行か?」

龍天河「そうなんだ。だから修行……なんだ」

遊一「ご苦労なこって」

龍天河「ありがとう。でも」

遊一「あ?」

龍天河「研鑚を続けていくにも、いつか限界は来るんだ。一人きりじゃ」

遊一「……まあ、そりゃ、な」

龍天河「だから、俺は――――――敵が欲しい」

遊一「……あ?」

龍天河「敵だよ。競争相手だ。戦って、戦って……高め合うための」

遊一「オイ、お前……?」

龍天河「神威」



龍天河「俺と――――――デュエルしてくれ」



遊一「何で俺がお前とやんなきゃなんねーんだよ。他あたれ」

龍天河「いや、お前じゃなきゃダメだ」

遊一「なんでまた……」

龍天河「ずっとお前のデュエルを見てた」

遊一「あ?」

龍天河「大会。小折氷菓。蒼衣静紅。東宮渥実。父さんから映像を見せてもらった」

     「お前は……戦うたびに強くなってる。特別なカードってだけの問題じゃなく」

遊一「お前」

龍天河「だから俺は、お前と。全力で戦いたい……!」 スッ

遊一「何だ、そのカード…………!?」

龍天河「『地縛神』。と――――そう聞いてる。神に仕える者ならば持っているものと」

遊一「神? ――――――お前ッ……!?」

龍天河「そうだ。今は……そのために!」

遊一「ざけたこと言ってんじゃねェぞ馬鹿! テメェ、何だって同好会なんぞに……!」

龍天河「言っただろ、戦うためだってッ!!」 シュィィィン!

遊一「チッ!」 シュィン!



龍天河「父さんに俺を認めさせる……俺自身を高めていく……そのために!」

遊一「手段違えてんじゃねえ! もっと他にやることあんだろォが!」

龍天河「じゃあどれだけ待てばいい! 十年か!? 二十年か!?」

     「いつまで俺は父さんから見られないでいればいいんだ!」

遊一「愚痴なんぞ聞く気はねえが……クソが、惑わされやがって……!」

龍天河「行くぞ神威……全力で来い!」

遊一「言われなくても本気だ! 一発殴り飛ばして眼ェ覚まさせるッ!」



      「「―――――デュエルッ!!」」



◆ 龍天河涼とのデュエルが行われます。
   ステータスの比較を行います。

遊一:【運命力】:5+1  【戦略】:6  【洞察力】:8  【精神力】:5+1  【構築】:6

龍天河:【運命力】:8  【戦略】:5  【洞察力】:3  【精神力】:7+1  【構築】:5


【運命力】→d
【戦略】→s
【洞察力】→i
【精神力】→m
【構築】→b

トリップに上記の文字列を隠しました
左から順に1、2、3、4、5と設定します
1~5の数字を二つ選択してください

↓1


#8061sibmd79
指定:1、4
→s、m


◆ 【戦略】と【精神力】で比較を行います。

   遊一の優位が1、劣勢が2のため合計劣勢1
   よって基本値は【17】となります。



◆ 龍天河のデッキは【レッドアイズ】です。
   遊一のデッキを選択してください

1.【セフィラ】(シャドール+竜星)
2.【セフィラ】(シャドール+霊獣)
3.【セフィラ】(竜星+霊獣)
4.【アーティファクト】
5.【AFセイクリッド】
6.【幻獣機】
7.【竜星】
8.【クイックジャンクドッペル】
9.【魔術師】(オッドアイズ)

↓3


◆ 【AFセイクリッド】でデュエルを行います。基本値は【17】です。
   【6/6 20時】まで、遊一の勝利要素を書き込んでください。


それぞれのデッキのデータは以下となります
【AFセイクリッド】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%A2%A1%BC%A5%C6%A5%A3%A5%D5%A5%A1%A5%AF%A5%C8%A1%DB
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%A5%BB%A5%A4%A5%AF%A5%EA%A5%C3%A5%C9%A1%DB

【レッドアイズ】
http://yugioh-wiki.net/index.php?%A1%DA%BF%BF%B9%C8%B4%E3%A4%CE%B9%F5%CE%B5%A1%DB

今日はここまでー

特殊カードは今回も解禁だけどAFセイクは選ばれた瞬間変な声出る程度には予想外
明日は投下ちと無理なのでやるとしたら明後日あたりになりそうです

ヒント:処理をする俺が死ぬ

1デュエルに1週間くらいかけてもいいならそれにするけど

次期は多くてもデッキ3つまでで次回からデッキ選択の時は2票~3票
までは考えたけどやっぱ3票は多いかな。バラけるだろうし
しかし2票だと2台持ちがちょっと怖くてのう

もう少しこう何と言うか……手心と言うかだね……


【真紅眼では真紅眼の黒竜以外の大型モンスターを立てるのは1ターンに一度が限度であり、プレアデスが存在するだけで非常に辛い】(+5)
【ライフ4000制では黒炎弾は驚異となるが、AFセイクリであれば先に「真紅眼の黒竜」となっている
 モンスターをプレアデスで消す、或いはデュランダルでサイクロン効果に変更するといった対策が取れる】(+10)
【レッドアイズの主力は闇属性モンスターであるため、プトレマイオスからのダイヤで強烈なメタを撃つことができる】(+5)
【墓地からの真紅眼の蘇生を自分ターンのトレミス効果によるバウンスで阻害できる】(+5)
【ビーハイブは単体で悪魔竜ブラックデーモンズ等高パワーの真紅眼モンスターを殴り倒せる。】(+10)
【真紅眼は手札よりは墓地が展開の要となるので、バウンスに弱い。】(+5)
【ブラックフェザードラゴンで真紅眼のバーンダメージを黒羽カウンターに変換できる】(↓と合算)
【LV3チューナー入れればブラックフェザードラゴンを立てられる】(+10)
【竜星・チョウホウのリクルートやモンスター効果無効、幻獣機の耐性を無視できるバーンカードを多めに入れている可能性が高い】(+5)
【手軽なモンスター除去は少ないので、カドケウスの効果が阻害されにくい】(+5)
【アーティファクト-ロンギヌスでレッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンや
 カーボネドン、龍の鏡、レッドアイズ・トランスマイグレーションを妨害できる】(+5)
【アーティファクト-デスサイズで融合・シンクロ・エクシーズを妨害できる】(+10)
【真紅眼の黒竜ではプレアデスを戦闘破壊できない、デュランダルとは相討ちだがオネストが有る】(±0)

【レッドアイズに無理なく入るフィールド魔法は制限カードの竜の渓谷くらい
 AF用の魔法罠破壊やプレアデスのバウンスがあるので、地縛神用のフィールド魔法の維持はほぼ不可能】(別枠として今回算定無し)

5+10+5+5+10+5+10+5+5+5+10±0=75

基本値【17】

キャップに到達しました。今回の勝率は90%です

10%「90%を見るたび思い出せ」

今日やるけど21時は過ぎそうです

だいぶ遅くなったけど投下
デュエル部分だけになるけどご勘弁


龍天河「俺のターン! 俺は《紅玉の宝札》を発動!」


《紅玉の宝札》
通常魔法
「紅玉の宝札」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札からレベル7の「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
その後、デッキからレベル7の「レッドアイズ」モンスター1体を墓地へ送る事ができる。


龍天河「俺の手札の《真紅眼の黒炎竜》を墓地に送ることで2枚のカードをドロー」 手札:3→5

     「そしてデッキの《真紅眼の黒竜》を墓地へ送る」


龍天河:手札→墓地
《真紅眼の黒炎竜》

デッキ→墓地
《真紅眼の黒竜》


龍天河「そして――――《真紅眼融合》を発動!」

遊一「何……!?」


《真紅眼融合(レッドアイズ・フュージョン)》
通常魔法
「真紅眼融合」は1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はこのカードの効果以外ではモンスターを召喚・特殊召喚できない。
(1):自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められている
融合素材モンスターを墓地へ送り、「レッドアイズ」モンスターを融合素材とするその融合モンスター1体を
エクストラデッキから融合召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターのカード名は「真紅眼の黒竜」として扱う。



龍天河「この効果で墓地に送るのは《真紅眼の黒竜》――――そして、《デーモンの召喚》」

遊一「ブラック・デーモンズ・ドラゴンか……!?」

龍天河「真紅の瞳に雷霆を宿せ! 出でよ、《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」


《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星9/闇属性/ドラゴン族/攻3200/守2500
レベル6「デーモン」通常モンスター+「レッドアイズ」通常モンスター
自分は「悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠・モンスターの効果を発動できない。
(2):融合召喚したこのカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時、
自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。
墓地のそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。その後、そのモンスターをデッキに戻す。


ズゥゥゥゥゥゥン……


遊一「なっ……にィ!?」

龍天河「父さんに貰ったカード……まだ市場には出回っていない試作品だ」

     「神威、お前がナンバーズやあのドラゴンを使っていようとも……これで五分と五分!」

     「俺はカードを2枚セットしてターンを終了する!」 手札:2

遊一「……俺のターンッ!」 手札:5→6



遊一「《セイクリッド・シェアト》を特殊召喚!」


《セイクリッド・シェアト/Constellar Siat》
効果モンスター
星1/光属性/天使族/攻 100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
また、1ターンに1度、このカード以外の自分のフィールド上・墓地の
「セイクリッド」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このカードは選択したモンスターと同じレベルになる。
フィールド上のこのカードをエクシーズ素材とする場合、
「セイクリッド」と名のついたモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。


龍天河「このカード……セイクリッド……アーティファクトとの混合型か!」

遊一「最初っからブッ飛ばす……! 来い、《セイクリッド・カウスト》!」


《セイクリッド・カウスト/Constellar Kaus》
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1800/守 700
このカードはS素材にできない。
(1):フィールドの「セイクリッド」モンスター1体を対象として以下の効果から1つを選択して発動できる。
この効果は1ターンに2度まで使用できる。
●選択したモンスターのレベルを1つ上げる。 ●選択したモンスターのレベルを1つ下げる。


遊一「カウストの効果で、カウスト自身をレベル5に!」


パシイイイィィィン!


《セイクリッド・カウスト》★4→★5


遊一「更に、シェアトの効果でカウストのレベルをコピーする!」


《セイクリッド・シェアト》★1→★5



遊一「更に俺は、《セイクリッドの星痕》を発動!」


《セイクリッドの星痕せいこん/Constellar Star Chart》
永続魔法
自分フィールド上に「セイクリッド」と名のついたエクシーズモンスターが特殊召喚された時、
デッキからカードを1枚ドローできる。この効果は1ターンに1度しか使用できない。


龍天河「手札補充のカード……!」

遊一「レベル5のカウストとシェアトでオーバーレイ! エクシーズ召喚!」

   「来い、ランク5! 《セイクリッド・プレアデス》ッ!」


《セイクリッド・プレアデス/Constellar Pleiades》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2500/守1500
光属性レベル5モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドのカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。



遊一「星痕の効果発動! 俺はカードを1枚ドロー……」

龍天河「待った! 《真紅眼の凱旋》を発動する!」


《真紅眼の鎧旋(リターン・オブ・レッドアイズ)》
永続罠
「真紅眼の鎧旋」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「レッドアイズ」モンスターが存在する場合、
自分の墓地の通常モンスター1体を対象としてこの効果を発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合、
自分の墓地の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。


龍天河「今のブラック・デーモンズは、《真紅眼融合》の効果のおかげでカード名は《真紅眼の黒竜》!」

     「よって発動条件は満たされる。甦れ、《真紅眼の黒炎竜》!」


《真紅眼の黒炎竜(レッドアイズ・ブラックフレアドラゴン)》
デュアル・効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時に発動できる。
このカードの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
「真紅眼の黒炎竜」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


遊一「チッ……だが、邪魔なブラック・デーモンズには消えてもらう! プレアデスの効果!」

龍天河「だろうな……クソッ!」


遊一:ORU→墓地
《セイクリッド・カウスト》

龍天河:場→EX
《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》



遊一「バトル! プレアデスでブラックフレアに攻撃!」

龍天河「がぁっ……!」 LP:4000→3900


龍天河:場→墓地
《真紅眼の黒炎竜》


遊一「カードを3枚セットし、ターンエンド」 手札:1

龍天河「俺のターン……!」 手札:2→3


遊一(悪魔竜は試作品っつー関係上、1枚以上奴のデッキに投入されてるとは思いづらい)

   (真紅眼融合の存在も考えると、次に出すことのできるカードはそうはねえはず)


龍天河「俺は《真紅眼の飛竜》を召喚する!」


《真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)/Red-Eyes Wyvern》
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1600
通常召喚を行っていないターンのエンドフェイズ時に、
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
自分の墓地に存在する「レッドアイズ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。


遊一「……レッドアイズ……!」

龍天河「そうだ。だから――――コイツが活きる! 《真紅眼の凱旋》の効果を発動!」

     「再び現れろ、《真紅眼の黒炎竜》!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒炎竜》



遊一(ブラックフレアの攻撃力は2400、微妙にプレアデスには届かねえ)

   (だってのに出したってことは……狙いは《黒鋼竜》か……!)


遊一「プレアデスの効果! ブラックフレアを手札に!」

龍天河「!」


龍天河:場→手札
《真紅眼の黒炎竜》


龍天河「かかったな、神威! お前ならそう読むと思ってたぜ……!」

遊一「なッ!?」

龍天河「《龍の鏡》発動ッ! レッドアイズとデーモンを除外することで――――!」


《龍の鏡(ドラゴンズ・ミラー)/Dragon's Mirror》
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって決められたモンスターをゲームから除外し、
ドラゴン族の融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


龍天河:墓地→除外
《真紅眼の黒竜》
《デーモンの召喚》


龍天河「再び現れろ、《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》!!」


龍天河:EX→場
《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》



遊一「テメェ、さっきのはわざと……!」

龍天河「お前の洞察力ならきっと、《黒鋼竜》を用意していると想定すると信じていた!」

     「だからブラフを張れた。きっと、黒鋼竜をフィールドから墓地に送らせないようにすると!」

遊一「チッ……!」

龍天河「バトル! ブラック・デーモンズでプレアデスに攻撃!」


ドゴオオオオオオオオオオオッッ!!


遊一「くっ……ぐああああああっ!!」 LP:4000→3300


遊一:場→墓地
《セイクリッド・プレアデス》


龍天河「更に! 飛竜でダイレクトアタック!」

遊一「チッ……くそ、通しやしねえよ! 《アーティファクト・ムーブメント》!」


《アーティファクト・ムーブメント/Artifact Ignition》
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊し、
デッキから「アーティファクト」と名のついたモンスター1体を選んで
魔法カード扱いとして魔法&罠カードゾーンにセットする。
また、このカードが相手によって破壊された場合、次の相手のバトルフェイズをスキップする。


遊一「俺の場の伏せカード1枚を破壊する!」


遊一:場→墓地
《アーティファクト-アキレウス》




遊一「来い、アキレウス!」


《アーティファクト-アキレウス/Artifact Achilleshield》
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1500/守2200
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠カードゾーンにセットできる。
魔法&罠カードゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。
相手ターン中にこのカードが特殊召喚に成功した場合、
このターン相手は自分フィールド上の「アーティファクト」と名のついたモンスターを攻撃対象にできない。


遊一「そして、俺はモラルタをデッキからセットする」


遊一:デッキ→場
《アーティファクト-モラルタ》


龍天河「攻撃はできない……なら、俺はここでバトルフェイズ終了」

     「そしてブラック・デーモンズの効果を発動する!」

遊一「!」

龍天河「墓地のレッドアイズ1枚をデッキに戻し、お前にその元々の攻撃力分……」

     「2400のダメージを与える!」

遊一「2400だと!?」


ズガァァァァァァァァッ!!


遊一「がっ……あああぁぁぁぁッ!!」 LP:3300→900  ズザザッ

龍天河「俺はこれでターンエンド……お前のターンだ、神威!」 手札:2



遊一「俺のターン……!」 手札:1→2

   「《カオスエンドマスター》を召喚!」


《カオスエンドマスター/Chaos-End Master》
チューナー(効果モンスター)
星3/光属性/戦士族/攻1500/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからレベル5以上で攻撃力1600以下のモンスター1体を特殊召喚できる。


遊一「レベル5のアキレウスに、レベル3のカオスエンドマスターをチューニング!」

   「翔けろ、《閃光竜 スターダスト》!」


《閃光竜 スターダスト/Stardust Spark Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻2500/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードは、このターンに1度だけ戦闘及びカードの効果では破壊されない。この効果は相手ターンでも発動できる。


龍天河「来たか、神威のドラゴン……! だが、ブラック・デーモンズは」

遊一「倒せねえよ。今は倒す気もねえ! 行け、スターダスト! ワイバーンに攻撃!」


バシイイイイイイィィィィィィィィッ!!


龍天河「そっちか! ぐぅっ……!」 3900→3200



遊一「カードをセット。俺はこれでターンエンドだ」 手札:0

龍天河「俺の……ターン!」 手札:2→3

     「俺は二枚目の《紅玉の宝札》を発動。ブラックフレアを墓地へ送り、カードを2枚ドロー」

     「そしてデッキから黒竜を墓地へ送る」 手札:1→3


龍天河:手札→墓地
《真紅眼の黒炎竜》

デッキ→墓地
《真紅眼の黒竜》



龍天河「……《伝説の黒石》を召喚する!」


《伝説の黒石(ブラック・オブ・レジェンド)》
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
「伝説の黒石」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードをリリースして発動できる。デッキからレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地のレベル7以下の「レッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをデッキに戻し、墓地のこのカードを手札に加える。


遊一「!」

龍天河「レジェンドの効果発動! コイツをリリースし、デッキから《真紅眼の黒竜》を特殊召喚!」


《真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)/Red-Eyes B. Dragon》
通常モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守2000



龍天河「よし、これで――――」

遊一「もう召喚権も残ってねェだろ。俺は《ダブル・サイクロン》を発動!」

龍天河「!?」

遊一「モラルタとお前の凱旋を破壊する!」


遊一:場→墓地
《アーティファクト-モラルタ》


龍天河:場→墓地
《真紅眼の凱旋》


遊一「そして、モラルタの効果発動!」


《アーティファクト-モラルタ/Artifact Moralltach》
効果モンスター(制限カード)
星5/光属性/天使族/攻2100/守1400
このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠カードゾーンにセットできる。
魔法&罠カードゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。
相手ターン中にこのカードが特殊召喚に成功した場合、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選んで破壊できる。


遊一「モラルタを特殊召喚し――――お前の場のブラック・デーモンズを破壊する!」

龍天河「そうか、そうなるが……俺も《真紅眼の鎧旋》の効果を使う!」

     「相手に破壊されて墓地に送られたことで、墓地のブラックフレアを特殊召喚!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒炎竜》



遊一「レベル7のモンスターが2体……ドラゴサックでもエクシーズする気か」

龍天河「違う。いや……エクシーズ召喚には違いない。けど……」

     「お前の思ってる以上に微温くはないぜ! 『レッドアイズ』2体でオーバーレイ!」

     「鋼の躰に魔炎を纏え、君臨せよ! 《真紅眼の鋼炎竜》ッ!!」


《真紅眼の鋼炎竜(レッドアイズ・フレアメタルドラゴン)》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2400
レベル7モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードは効果では破壊されない。
(2):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手が魔法・罠・モンスターの効果を発動する度に相手に500ダメージを与える。
(3):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分の墓地の「レッドアイズ」通常モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。


遊一「コイツも――――――!!」

龍天河「そうだ。俺の新しい力だ! フレアメタルの効果!」

     「ORUを取り除くことで、墓地の『レッドアイズ』通常モンスターを蘇生する」

     「甦れ、《真紅眼の黒竜》!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒竜》



龍天河「バトル! 行け、フレア! モラルタに攻撃!」

遊一「スターダストの効果――――――」

龍天河「いいのか? その効果に呼応することで、フレアメタルはお前に500のダメージを与える!」

遊一「何だとォ!?」

龍天河「微細なダメージと侮るなよ。お前のライフは既に900……」

     「あと1度が限度だ。その上、モンスターを守ったとしても!」

遊一「……チッ! スターダストの効果は使えねえ……ッ!」


ドゴオオオオオオッッ!!


遊一「ぐあぁっ……!!」 LP:900→600

龍天河「更に、フレアメタルでスターダストを攻撃!」

遊一「く……っそッ!!」 LP:600→300


遊一:場→墓地
《閃光竜 スターダスト》

すみません、寝落ちしそうなので一旦切って続きは明日

あと一部ミスってて、ちょっとプロットと食い違って遊一の手札が不足してるので
明日にはその辺も調整してきます

なんだかんだ言ってちょくちょく負けてはいるけど取得したアイテムやなんやの助けもあるし
肝心なところでの負けは無いってのは確か

一時間後くらいからやるつもり

昨日言ってた修正点だけど、3ターン目から

ムーブメントでの破壊対象をアキレウスでなくカドケウスに、モラルタセットでなくフェイルノートセットに変更。
その後神智でモラルタssして1ドロー+悪魔竜破壊→返しの遊一のターンでスターダストの攻撃時に
飛竜が残ってるので鎧旋効果発動して黒竜ss、スタダの攻撃対象変更、黒竜破壊して100ダメージ(残り3800)
飛竜にモラルタで攻撃して300ダメージ(残り3500)、1枚セットしてターンエンド

場にフェイルノート追加されたけど、1伏せ+残り手札1枚まではプロットと合致させられたので、申し訳ありませんがこちらの流れでお願いします
では、そろそろ始めます

追加です
ダブルサイクロンの効果で鎧旋破壊じゃなく、鎧旋の①効果で黒炎竜ssということで、すみませんが


 *******




遊一(鋼炎竜……確かに、テキスト見りゃコイツの効果は歴然だが)

   (クソッタレが……! これでもう実質的にゃ効果が何一つ発動できやしねェ……!)


龍天河「俺はカードをセットしてターンエンド。さあ、お前のターンだ!」

遊一「……俺のターンッ!!」 手札:1→2


遊一(だが、フレアメタルの効果……テキストを見る限り、あの効果はあくまで『発動』へのカウンター)

   (前例から考えりゃ、永続効果と召喚ルールには反応しねえ。当然、抜け道がある)

   (そして、あの効果は強制効果……御誂え向きか)


遊一「俺は墓地の《カオスエンドマスター》を除外し、《霊魂の護送船》を特殊召喚!」


《霊魂の護送船(ソウル・コンヴォイ)/Ghost Ship》
効果モンスター
星5/光属性/悪魔族/攻1900/守1000
このカードは通常召喚できない。自分の墓地に存在する光属性モンスター1体を
ゲームから除外した場合に特殊召喚する事ができる。


龍天河「!」

遊一「その反応見る限り、こういう効果には対応できねェみたいだな」



遊一「更に、《A・ジェネクス・バードマン》を召喚!」


《A(アーリー)・ジェネクス・バードマン/Genex Ally Birdman》
チューナー・効果モンスター(制限カード)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守 400
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
この効果を発動するために風属性モンスターを手札に戻した場合、このカードの攻撃力は500アップする。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。


遊一「レベル5の霊魂の護送船に、レベル3のバードマンをチューニング!」

龍天河「スクラップ・ドラゴンでも出して同士討ちでも狙うのか!?」

遊一「テメェと同じだ。ンな生微温いことはしねェ! 烈風と共に大空へ舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》ッ!!」

龍天河「新たな……シンクロモンスターだって!?」


《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
このカードの攻撃力は、このカードに乗っている黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
その攻撃力を取り除いた黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。


ギャオオオオオオオオオオオオオッ!!



遊一「俺は《エクシーズ・リボーン》を発動!」


《エクシーズ・リボーン/Xyz Reborn》
通常罠
自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを特殊召喚し、このカードを下に重ねてエクシーズ素材とする。


龍天河「発動だと!? お前、自滅する気か!?」

遊一「そんな馬鹿なことすっかよ。オラ、来いッ!」

龍天河「……ッ、フレアメタルの効果! お前に500のダメージを与える!」

遊一「ブラックフェザーの効果! 発生する効果ダメージを全て0とするッ!!」

龍天河「なッ!?」


シュィィィィィィィィィ……


龍天河「翼が赤く染まった……?」

遊一「そして、この効果を適用した後、ブラックフェザーに黒羽カウンターが置かれ、攻撃力がダウンする」


《ブラックフェザー・ドラゴン》 黒羽カウンター:1
攻撃力2800→2100



龍天河「だが、その効果に呼応してフレアメタルの効果が発動し、無限ループに……ならない!?」

遊一「永続効果っつーことだな。幸いながら……もっとも、延々とダメージ無効にし続けて千日手だろォが」

   「続きだ。甦れ、プレアデス!」


遊一:墓地→場
《セイクリッド・プレアデス》

場→ORU
《エクシーズ・リボーン》


遊一「そして星痕の効果発動。コイツにも発動してもらおうか!」

龍天河「ッ……」


《ブラックフェザー・ドラゴン》 黒羽カウンター:2
攻撃力:2100→1400


遊一「カードを1枚ドロー! そしてプレアデスの効果!」 手札:0→1

   「フレアメタルをエクストラデッキに戻してもらうぞ。当然、コイツにも発動すんだろ」

龍天河「……逆順処理でダメージが先に発生する」

遊一「そのダメージも、ブラックフェザーは吸収する」


《ブラックフェザー・ドラゴン》 黒羽カウンター:3
攻撃力:1400→700



龍天河:場→EX
《真紅眼の鋼炎竜》


遊一「ブラックフェザーの第二の効果発動ォ! 黒羽カウンターを全て取り除く!」

龍天河「何……!?」


《ブラックフェザー・ドラゴン》黒羽カウンター:3→0
攻撃力:700→2800


遊一「そして、お前の場のブラックフレアを選択。その攻撃力を2100ポイントダウンさせる!」

龍天河「何だとぉ!?」


《真紅眼の黒炎竜》
攻撃力:2400→300


遊一「更に、この下がった数値分のバーンダメージを与えるッ!」

龍天河「なっ……がぁっ!!」 LP:3500→1400

遊一「とどめだッ! 行け、ブラックフェザーッ! ブラックフレアに攻撃!」

龍天河「……ここで使うとは思ってなかったが……俺はブラックフレアをリリースし、《死のデッキ破壊ウイルス》を発動!」

遊一「死のデッキ破壊ウイルスだと!?」

龍天河「当然だ。本来の対象は効果発動が封じられた《伝説の黒石》や、《黒鋼竜》だしな……」


《死しのデッキ破壊はかいウイルス/Crush Card Virus》
通常罠(制限カード)
(1):自分フィールドの攻撃力1000以下の闇属性モンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールドのモンスター及び相手の手札を全て確認し、その内の攻撃力1500以上のモンスターを全て破壊する。
その後、相手はデッキから攻撃力1500以上のモンスターを3体まで選んで破壊できる。
このカードの発動後、次のターンの終了時まで相手が受ける全てのダメージは0になる。



遊一「チッ……!」


遊一:手札開示
《リビングデッドの呼び声》

場→墓地
《ブラックフェザー・ドラゴン》
《セイクリッド・プレアデス》


遊一「だが、後半の効果は使わせてもらう。デッキから3体のモンスターを破壊」


遊一:デッキ→墓地
《アーティファクト-カドケウス》
《アーティファクト-アキレウス》
《アーティファクト-デスサイズ》


龍天河「くっ……」

遊一「俺はカードを1枚セットし、ターンエンドだ」 手札:0

龍天河「俺のターン!」 手札:1→2

遊一「このターン、お前は俺にダメージは与えられねえ」

龍天河「知ってるさ。その辺の駆け引きも……ああ、面白いな……!」

遊一「何が面白いってんだ……ッ! こっちは好きでやってんじゃねェんだよ!」



龍天河「この高揚感……ひりひりと焼けつくような感覚! お前は何とも思わないのか!?」

遊一「思いやしねェ! 仮にも仲間と信じてたヤツに牙向けられる気分にもなってみろッ!」

龍天河「楽しくないのか、神威! 俺は楽しい。競い合い、互いの力を高め合うこの感覚が!」

遊一「楽しいか……こんなことが楽しいってのかテメェはッ!」

龍天河「楽しいんだよ、どうしようもなく! 友だと信じていても、仲間と疑わなくても!」

     「どうしようもなく、この感覚が俺の魂を揺さぶるんだ……!」

遊一「テメェ……ッ!」

龍天河「続けよう、神威……! 俺は《伝説の黒石》を召喚!」


龍天河:手札→場
《伝説の黒石》


龍天河「そして伝説の黒石をリリース! 現れろ――――《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》!」


《真紅眼の凶雷皇(レッドアイズ・ライトニング・ロード)-エビル・デーモン》
デュアル・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2500/守1200
(1):このカードはフィールド・墓地に存在する限り、通常モンスターとして扱う。
(2):フィールドの通常モンスター扱いのこのカードを通常召喚としてもう1度召喚できる。
その場合このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。
このカードの攻撃力より低い守備力を持つ、相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。


遊一「新たなデーモン……!」



龍天河「俺はカードを1枚セットし、ターンエンド……」

遊一「まだだ! リビングデッド発動!」


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


遊一「来い、プレアデス!」


遊一:墓地→場
《セイクリッド・プレアデス》


遊一「星痕の効果を発動し、カードをドロー」 手札:0→1

龍天河「ドローを取ったか。いや……どっちでもいい。まだだ、やろう、神威!」

遊一「……俺のターンッ!!」 手札:1→2

   「セイクリッド・プレアデスを素材として、エクシーズ・チェンジ!」

   「来い、《セイクリッド・トレミスM7》ッ!」


《セイクリッド・トレミスM7(メシエセブン)/Constellar Ptolemy M7》
エクシーズ・効果モンスター
ランク6/光属性/機械族/攻2700/守2000
レベル6モンスター×2
このカードは「セイクリッド・トレミスM7」以外の自分フィールドの
「セイクリッド」Xモンスターの上にこのカードを重ねてX召喚する事もできる。
この方法で特殊召喚した場合、このターンこのカードの効果は発動できない。
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
自分または相手の、フィールド・墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。



遊一「星痕の効果は1ターンに1度。だがさっき発動したのはお前のターンだ。よってカードをドロー!」 手札:2→3

   「……来たな。来い、《セイクリッド・ソンブレス》!」


《セイクリッド・ソンブレス/Constellar Sombre》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1550/守1600
「セイクリッド・ソンブレス」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分の墓地の「セイクリッド」モンスター1体を除外し、自分の墓地の「セイクリッド」モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
(2):このカードの(1)の効果を適用したターンのメインフェイズに発動できる。「セイクリッド」モンスター1体を召喚する。
(3):このカードが墓地へ送られたターン、「セイクリッド」モンスターを召喚する場合に必要なリリースを1体少なくできる。


遊一「ソンブレスの効果発動。墓地のシェアトを除外し、カウストを手札に」


遊一:墓地→手札
《セイクリッド・カウスト》


遊一「更に、ソンブレスの効果! カウストを召喚する!」


遊一:手札→場
《セイクリッド・カウスト》


龍天河「……どっちだ……!?」

遊一「どっちもクソも……理解してることをいちいち聞くんじゃねェ! レベル4のソンブレス、カウストで――――」

   「オーバーレイ・ネットワークを構築! 来い、《No.39 希望皇ホープ》ッ!」


《No.39 希望皇ホープ/Number 39: Utopia》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
レベル4モンスター×2
(1):自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのX素材を
1つ取り除いて発動できる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(2):このカードがX素材の無い状態で攻撃対象に選択された場合に発動する。このカードを破壊する。



遊一「更に、ホープでオーバーレイ・ネットワークを再構築! ――――カオス・エクシーズ・チェンジ!」

龍天河「!!」

遊一「混沌より出で、その剣で扉を切り拓け! 《CNo.39 希望皇ホープレイ》!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ/Number C39: Utopia Ray》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/守2000
光属性レベル4モンスター×3
このカードは自分フィールド上の「No.39 希望皇ホープ」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。
自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、
エンドフェイズ時までこのカードの攻撃力を500ポイントアップして
相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。


遊一「ホープレイの効果発動! ORUを3つ全て使用する!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ》
攻撃力:2500→4000

《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》
攻撃力:2500→0


遊一「――――バトルだッ! ホープレイでエビル・デーモンに攻撃ッ!」

龍天河「まだだ……まだ終わらせない! 《ドレインシールド》ォォ!!」

遊一「な……に……!?」


《ドレインシールド/Draining Shield》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復する。



龍天河「この効果により、俺はライフを4000ポイント回復する!」 LP:1400→5400

     「そして……エビル・デーモンも『レッドアイズ』! 鎧旋の効果を発動!」

     「甦れ、ブラックフレア!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒炎竜》


遊一(選択肢は……二つに一つ。どっちを選んでも地獄は地獄……!)

   (ホープレイの効果はエンドフェイズまでしか持続しねェ。効率的にダメージ与えるならエビル・デーモン……)

   (だが、奴のエクストラにはフレアメタルが残ってる。ブラックフレアを場に残すことは……………………ッ!)


遊一「バトル! トレミスでエビル・デーモンに攻撃!」

龍天河「なっ!?」


ズガアアアアアァァァァァァァァッ!!


龍天河「ぐああああああっ!!」 LP:5400→2700

遊一「――――――メインフェイズ2に入る。手札からマジックカード発動!」

龍天河「何……!?」



遊一(効果は分からねえ。どんなカードになるかも分かりやしねえ)

   (ただ、アンタのアドバイス通りエクストラに空き枠は作った。これで打開できないならどうにもならねえ)

   (――――――使うぞ、東宮!)


遊一「《RUM-バリアンズ・フォース》、発動ォ!!」

龍天河「ランクアップマジックだと!?」


《RUM-バリアンズ・フォース/Rank-Up-Magic Barian's Force》
通常魔法
自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い
「CNo.」または「CX」と名のついたモンスター1体を、選択したモンスターの上に重ねて
エクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
その後、相手フィールド上にエクシーズ素材が存在する場合、
相手フィールド上のエクシーズ素材1つを、この効果で特殊召喚した
エクシーズモンスターの下に重ねてエクシーズ素材とする。



遊一「ランク4の希望皇ホープレイで、オーバーレイ・ネットワークを再構築……! カオス・エクシーズ・チェンジッ!」

   「来い、カオスナンバーズッ!!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!


龍天河「ッ……!」


《CNo.39 希望皇ホープレイV/Number C39: Utopia Ray V》
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/戦士族/攻2600/守2000
レベル5モンスター×3
このカードが相手によって破壊された時、自分の墓地のエクシーズモンスター1体を選択して
エクストラデッキに戻す事ができる。また、このカードが「希望皇ホープ」と名のついた
モンスターをエクシーズ素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



龍天河「……カオスナンバーズ……ホープレイ……V……」

遊一「何で渡してくるモンだと思ったが、なかなかどうして……」

   「……俺はホープレイVの効果を発動! ORUを使用し、ブラックフレアを破壊する!」

龍天河「何だと!?」


ズガアアアアアアアアッッ!!


龍天河:場→墓地
《真紅眼の黒炎竜》


遊一「更に、この効果で破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える!」

龍天河「馬鹿な……があああッ!!」 LP:2700→300

遊一「カードを1枚セットし、ターンエンド!」 手札:0

龍天河「……ぐ……く、は、はは……はははは……! いいぜ、神威……こうじゃないとな……ッ!」 グググ

遊一「ざけんな……ッ! お前、もうボロクソのくせして立ち上がんな!」

龍天河「お前だってあの時はボロボロだっただろ!」

遊一「ンなこといちいち引き合いに出して来てんなよ!」

龍天河「俺はッ! ……だからお前と戦いたかったんだ……!」

遊一「あ……?」



龍天河「泰然自若で、不屈不撓……誰にも屈することなく、自分の信念を貫き通す……」

     「傷つこうが倒れようが、何度でも立ち上がって邁進する……そんな姿を見た。見てしまった」

     「だからお前と戦って……全力のお前を超えたいって、そう思ったんだ……!!」

遊一「馬鹿野郎が……ッ! そうしたいならそうしたいと言や、受けて立つんだよッ!」

龍天河「だとして、ナンバーズまで使うほどの、こんな……戦いにできたか?」

遊一「………………ッ」

龍天河「互いに残りライフは300……! ここからが、本当の……戦いだッ!!」 手札:0→1

     「速攻魔法発動! 《銀龍の轟咆》ッ!」

遊一「ッ!」


《銀龍の轟咆/Silver's Cry》
速攻魔法
自分の墓地のドラゴン族の通常モンスター1体を選択して特殊召喚する。
「銀龍の轟咆」は1ターンに1枚しか発動できない。


龍天河「甦れ……レッドアイズッ!!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒竜》



龍天河「真紅眼の鎧旋の効果、発動! ブラックフレアを蘇生する!」


龍天河:墓地→場
《真紅眼の黒炎竜》


遊一「……俺は、その効果発動前、真紅眼の黒竜の特殊召喚成功時にリバースカードを発動する」

龍天河「何……?」

遊一「――――《竜魂の幻泉》」


《竜魂の幻泉/Oasis Of Dragon Souls》
永続罠
(1):自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。
特殊召喚したそのモンスターの種族は幻竜族になる。
このカードがフィールドから離れた時にそのモンスターは破壊される。
そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。


龍天河「そのカードは……リビングデッドの相互互換……!」

遊一「蘇生するカードは、《アーティファクト-モラルタ》だ」


遊一:墓地→場
《アーティファクト-モラルタ》



遊一「今蘇生したブラックフレアを――――破壊する」

龍天河「……ッ」


龍天河:場→墓地
《真紅眼の黒炎竜》


龍天河「まだだ。まだ……まだ! レッドアイズでモラルタに攻撃!」


ズドオオオオオオオッッ!!


遊一:場→墓地
《アーティファクト-モラルタ》


龍天河「これで――――――ターンエンド」

遊一「龍天河」

龍天河「……来いよ、神威!」

遊一「……俺のターン!」 手札:0→1

   「バトル! トレミスでレッドアイズに攻撃ッ!!」

龍天河「―――――神威!」

遊一「……何だ」

龍天河「次は……俺が勝つ」


ドゴオオオオオオオオオオオッッ!!


遊一「……間違った方法で挑んでなんで来ンな」

龍天河「……そうだな」 LP:300→0

遊一「俺だってデュエリストの端くれだ。挑まれた勝負は――――受けて立つ」

龍天河「……ありがとな」


     ピィ――――――――――





勝率:90
トリップ→#Flare93blc
指定数値→92
合計:93+92=185(85)


◆ デュエルに勝利しました


――――――
――――
――




遊一「よう。立てるか、大馬鹿野郎」

龍天河「……立てるさ。手は借りないぜ」

遊一「……ケッ」

龍天河「……あー……負けた!」

遊一「……ところでお前、あのカード」

龍天河「あのカード……? フレアメタルとブラック・デーモンズのことか?」

遊一「違ェよ馬鹿。地縛神とかいうヤツだ」

龍天河「お前も割と間が抜けてる部分あるよな。こんなの方便だよ」

遊一「あ……?」

龍天河「全力で戦うための方法として貰った……受け取っただけさ。また戦えるなら……」 ビリビリビリッ

     「こんなものいらない。俺は、俺の力だけでお前に勝つさ」 バラバラッ…

遊一「………………まんまとしてやられたってか」



龍天河「もっとも、貰いもので補強しといて何言ってんだって話だけど……」

遊一「俺だって貰いものオンパレードだぞオイ」

龍天河「え? あ、そっか……」

遊一「ところで、あのカード……なァ。ちと効果だけ見たかったんだが」

龍天河「えっ?」

遊一「お前、俺がアイツらと戦ってるって忘れてねェか」

龍天河「あ……そうだったぁぁぁ――――――!!」

遊一「馬鹿野郎」

龍天河「土下座(ドゲ)ッた方がいいかな」

遊一「いーよもう。テキトーな手段見つけてでもやるっつの」

龍天河「わ、悪い……」

遊一「……フン」

龍天河「ていうか……やっぱ、怒ってるか?」

遊一「一発殴らせろっつって思う程度にはな」

龍天河「殺さないでくれ」

遊一「待てや」



遊一「殴ったくらいで死にやしねえよ」

龍天河「いや、お前ならやりかねない」

遊一「何でさ」

龍天河「いくら女性とはいえ人ひとりを数メートルブッ飛ばす腕力はちょっと……」

遊一「…………それはそれ、これはこれ」

龍天河「クマを殺したって聞いたんだが!!」

遊一「それはまあ、火事場の馬鹿力だ」

龍天河「信じられねえ」

遊一「どっちがだ。なぁ、信じられねえって言葉はどっちにかかってんだ」

龍天河「火事場の」

遊一「ゴリラか何かかよ俺は」

龍天河「そこまで貧弱じゃないだろ」

遊一「お前今どのゴリラ連想したよオイ」

ゴリラ(バイオハザード5のクリス)



遊一「……はぁ……つーかよ」

龍天河「ん?」

遊一「結局、お前どうすんだよ。アイツらに一度は手ェ貸したんだろ」

龍天河「うーん……・取り立ててどう、っていうのは……」

遊一「は?」

龍天河「俺、結局お前と戦いたかっただけで、他にどうってのは考えてないんだよな」

     「方針だの何だのってのも知らないし。やったことは知ってるけど」

     「その『やったこと』っていうのも、良くないことだってことは分かってるからさ」

遊一「お前……ホントにただデュエルしたかっただけかよ」

龍天河「だって当然だろ、デュエリストなら強い相手と戦いたいって思うのは」

遊一「……生粋だよ、お前は」

龍天河「そうか?」

遊一「そのためにあいつらに組する辺りがな」

龍天河「そ、それはそれで」

遊一「ケッ」



龍天河「ところで、あのカオスナンバーズ……」

遊一「あ?」

龍天河「何で……『V』なんだ?」

遊一「知るかンなこと」

龍天河「ヴィクトリーの略とか?」

遊一「だから知るか。ヴァリュアブル(貴重)とかじゃねーの」

龍天河「ヴォルカニックとか……」

遊一「ヴァイス」

龍天河「ヴァイス(悪)って感じじゃないんじゃないか。ヴァリー(変化する)」

遊一「ヴァニシュ。ヴァニティ」

龍天河「お前ホントにマイナスなイメージばっかり……」

遊一「邪神由来だからな」


◆ 龍天河涼の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 11
4,5,6 : 12
7,8,9 : 13
0,   : 15
↓1

Varian( Barian)



◆ ゾロ目のボーナスも含め、以下のように変動しました


龍天河涼:46→62



遊一「……じゃあな、龍天河」

龍天河「ああ、またな遊一」

遊一「……?」

龍天河「どうした?」

遊一「あ、いや……名前で呼ばれるの珍しくてな」

龍天河「そうか?」

遊一「まあ……いい。またな」


◆ 一日が終了しました

では今日はここまで
遊一的には活火に次ぐ男友達、かもしれない
好感度も刹那に次いでるけど猥褻は一切ないので晴明を呼ばないこと

ところでこの話書いてるからか知らないけど紅玉とブリリアント目当てでCORE追加で買ったら
アルティの鋼炎竜が出てレアリティ3種揃ったんだけど教授、これは一体(余談)

COREのレアリティ高いカードは総じて高価になってる印象
テルとティエラとブラック・デーモンズは除く。相克安くならないかなぁ

今日は20時とかその辺予定

黒鋼スケゴダークマターのコンボがあるから多少はね、と思わなくもない >真紅眼高騰
1としては浪漫重視でオベリオン特化を目指してるけどいつになったら完成するやら

多分20時過ぎごろからー

遅くなた

誰ぞおるかー



◆ 60日目 / 学校


龍天河「ふと思ったんだがな?」

遊一「どうした藪から棒に」

刹那「ヤブ・スティックですねー」 モグモグ

遊一「どこで覚えたンな言葉……まあいい。で、何だ」

龍天河「いや……ん……聞こうと思ったけどいいや」

遊一「言いかけてやめんなよ」

刹那「?」 モグモグー

龍天河「じゃあ聞くけど、遊一ってエロ本とか読むのか?」

遊一「読まねえぞ」

刹那「ぬぁ!?」

遊一「何でお前が驚くんだ」

龍天河「読まないのか。健全な男子高校生が」

遊一「健全に見えっか」

龍天河「不良だしなぁ……というかもしかしてそっちの」

刹那「?」 ムグムグー

龍天河「ごめん、そういう目で見れないな」

刹那「なんか酷いこと言われた気がするんですけどー」

遊一「いや。俺も同じこと思ってる」

刹那「何でですかー!!」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



◆ スクラップ置き場


トンテンカンテン……


遊一「…………」 カーンカーンカーン

刹那「…………」 ジー

遊一「……お前、こんなん見てて面白いかよ?」

刹那「別にですけどー」

遊一「面白くねえなら見てんなよ。危ねえぞオイ」

刹那「センパイなら危なくないようにしてくれますよねー」

遊一「……保証はできねえ」

刹那「……」 ムフー

遊一「……チッ」 カチャカチャ



刹那「空を飛ぶって言いますけど、これって何なんですかー?」

遊一「空飛ぶバイクだ」

刹那「バイクが空を飛……えー」

遊一「えーじゃねえよ。今のトコ成功確率は高いんだよ、これでも」

刹那「ですかねー……」

遊一「絶無よりはな」

刹那「やめましょうー?」

遊一「冗談だ」

刹那「…………」 ムスー

遊一「つーかそのテストなんだよ、これ……あー、何だ。いわゆるラジコン的な……」

刹那「?」

遊一「……まあそうだな。その辺も知らない奴は名前すら知らねえんだよな」

刹那「あのー?」

遊一「自動操縦で動かしてみる。そんで衛星の出方を見るんだ」

刹那「はぁ……」



刹那「ところで、どうやって飛ばすんですかー?」

遊一「そういや説明もしてなかったか……あー……と」

   「まず重力の制御装置っつーのがあってこれを積むことが前提になるんだが、コイツを動かすのに」
   「元々莫大な電力消費が必要なわけで、その電力をどこから持ってくるかがそもそもの問題だった」
   「だが昔から理論は提唱されていたし最近になって電気以外の何らかのエネルギーを使用しても」
   「動かすことが可能になるような理論も出来上がってきたんだ。だがその辺をどうこうするよりは電力」
   「の方が効率はいいわけだからその『莫大な電力』を創り出す装置つまるところの永久機関を作成して」
   「この電力に充てたんだよ。詳しい技術に関しち省くがこれをだな」

刹那「」

遊一「…………悪い」

刹那「センパイってー……ホント、あのー……」

遊一「熱が入っちまうとっつーのは認める」

刹那「頭がついていきませんよー……」



遊一「あーと……つまりだな、空気力学とかなんとか、そういう小難しいこと全部取っ払ってな」

   「重力っつーそれだけを利用して、空を飛ぼう、って計画なんだ」

刹那「それだけならなんとか分かりましたー……」

遊一「……細かいことは置いといて、ともかく……と」 ゴトッ

刹那「?」

遊一「今まで作ってたのは外装だ。コイツをここにくっつけて……」 チュイーン…

刹那「あわわーっ!?」

遊一「火花散るから気ィ付けろ。で、これをこうして……こうだ」

刹那「おぉー………………?」

遊一「これで……」

刹那「……これは……やめときませんー……?」


http://livedoor.blogimg.jp/maxut/imgs/e/9/e9c800af.jpg


遊一「は?」

刹那「いえ、なんとなくですけどー……」

遊一「別に利便性は」

刹那「何ででも」

遊一「お、おう……」



遊一「……っと、コイツでどうだ?」

刹那「うん、カッコいいと思いますよー」


http://dime.jp/genre/files/2014/04/MC001.jpg ←イメージ)


遊一「俺ァどっちでもいいんだがな……」

刹那「いえ、なんか金髪で身長高いセンパイがそれに乗ると……と頭の中で何かが」

遊一「はぁ? いや、その胸騒ぎっつーのも馬鹿にゃできねえのか……」

刹那「あと妙な映像が……」 → http://blog-imgs-43.fc2.com/t/a/k/takaoadventure/jack20100225.jpg

遊一「俺には全く分からんぞ……」

刹那「ま、まあ……いいじゃないですかー。それより、ほら。実験しましょー!」

遊一「……まあ、俺もそのつもりだけどよ」



フィィィィィィィィ……


遊一「……浮いたな」

刹那「浮きましたねー」

遊一「なんか滅茶苦茶呆気ねえんだが」

刹那「いえ、えーっと、エアバイクもこのくらい浮きますしー」

遊一「……だな。よし、もっと……飛ばすぞ」

刹那「あ、はいー」

遊一「………………」 ググッ


フォォオォォォォォォォン…………


遊一「……チッ、人間の重量が無いせいか、妙にバランス悪ィな……」

刹那「マネキン載せるとかー……」

遊一「ダメだ。体重移動できねえだろ、マネキンじゃ」

刹那「えと、でもー……」



遊一「俺が乗る」

刹那「あ、危ないですよー!!」

遊一「危険水域は超えた。あの高度で撃ち抜かれねえなら……可能性は十分にある」

刹那「で、でも……」


シュゥゥゥゥゥゥゥン……ガチャンッ


遊一「俺は……行くぞ。おさまりがつかねえんだ」

刹那「センパイ……」

遊一「問題ねえよ。そう簡単にゃ死なねえ」 ザッ

刹那「うぅぅぅー……」

遊一「こっからなんだ……ここからなんだ。だから――――」

刹那「~~~~~~~~~~~~~ッッッ!!」

遊一「ともかくお前は見ててくれ。怖いなら今は乗らねえほうが」

刹那「わたしも行きますーッ!!」

遊一「のあっ!?」



遊一「いや、怖いならいいって……」

刹那「行きますー! 一人でなんてダメですーッ! センパイはなんかこう、一人で勝手に行って、一人でいなくなって」

   「なんかそんな感じがすっごいするから、勝手に行かせたりしちゃいけないって……!」

遊一「…………」 ペシッ

刹那「あぅ」

遊一「そう簡単にゃいなくなりゃしねえよ。それに、怖ェのだってお前だけじゃねェ」

   「何度も何度も試行錯誤を重ねて、何度も何度も夢見たことが現実に叶うかもしれねえって状況で」

   「もしかすると、なんてことを思わない人間なんていねェだろ。内心震えてンだよ」

刹那「……ですかー?」

遊一「安全だって確認したが、万が一がねえとは限らねえ。だからお前を乗せるのだって……ってな」

刹那「…………」 ショボショボショボ

遊一「……」 ハァァーーーーーー

刹那「ダメですかねー……」

遊一「……そこまで言うなら、乗れよ」

刹那「…………」 パァァァァ



ウォォォォォン……


遊一「一応二人乗りにはしてある。とりあえず……まあ、適当にしがみついとけ」

刹那「分かりましたー」 ダキッ

遊一「………………適当なとっかかりに掴まれ」

刹那「センパイが一番安定してるじゃないですかー」

遊一「……なァ」

刹那「なんですかー」

遊一「肋骨がゴリゴリしてて痛ェ」

刹那+α『天誅』 ガゴッ

遊一「うごっ……は、肺が……!」

刹那「……」 ムッスー

遊一「お前……あー……クソッ、いいよもう。オラ、行くぞッ!」 ウォォォォオオオオオンッ!

刹那「わっ……」

遊一「」



グワアアアアアアアアアアッ!!


刹那「ふわあああああああああぁぁぁ!!?」

遊一「――――――――…………」


遊一(文字通り――――夢に見た。空を、飛ぶことを)

   (あの果てしない空を飛びたいと。この空を自由に飛ぶ姿を見せてやりたいと)

   (10年以上もずっと……ずっと……夢見ていたことが、今)

   (――――――確かに、叶っている)


遊一「飛べる……」

刹那「んぎいぎぎぎぎぎぃ……せ、センパイー! な、何ですかー!」

遊一「俺は……この空を……飛べる……ッ!!」 グッ

刹那「はぇ?」


ウオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!


刹那「ひぇっ……せ、センパイー!! こ、これっ、高っ、速っ……わあああああああああああ――――――っ!!」

遊一「振り落とされンなよッ! まだ……まだだッ! まだ高く……飛べる!」



ブワアアアアアアアアアアアッッ!


遊一「もっと……もっと! こっからだ! 行けるぞ、オイッ!」

刹那「せ、セセセセンパイー!! ダメですよぉー!」

遊一「なァに言ってんだ! 見てみろよ!」

刹那「み、見て……ひっ!」 チラッ

遊一「下見るな。前だ」

刹那「前…………あ」

遊一「綺麗なモンだろ」

刹那「わぁ……」


遊一(俺たちの街が……下に。もう、ちっぽけに見える)

   (前を見れば、そこに広がっているのは……遥かな大海原)

   (視界を遮るものは何も無くて、海の先には地平が広がっていて)

   (―――――あぁ。これなんだ。ずっと、俺が見たかったもの)

   (この広大な世界――――――――!)



遊一「…………」 フッ

刹那「……センパイ、笑ってますー?」

遊一「笑うさ。やっと……俺の夢に向かって、踏み出せたんだ」

刹那「ですかー……うん。ですかー!」

遊一「あぁ……そうさ」

刹那「夢……いいですねー、夢……うん!」

   「センパイ! わたし、決めましたー!」

遊一「何だ?」

刹那「センパイのお嫁さんになりますっ!!」

遊一「………………………………は?」 フラッ


ヒュウウウウウゥゥゥゥ――――――――


刹那「やああああああああああああああぁぁぁぁぁぁ!?」

遊一「うおおおおおああああああ!? ぬあッ! 戻れ軌道ォォ!!」 ググググググッ


グイイイイイイイイイイン……・



遊一「なっ……何いきなり言い出してんだテメェ!! 手元が狂ったろォが! 下手したら死ぬぞ!!」

刹那「思い立ったら言わずには言われなかったんですよぉー!」

遊一「だからって、お前……おま……告白……? はねえだろ、オイ!?」

刹那「コクハクですーっ!」

遊一「ば……いや、聞くヤツはいねェが……この馬鹿ッ!」

刹那「センパイはわたしのこと嫌いですかー!」

遊一「嫌い……いや嫌いじゃねえが、お前何をいきなり唐突に……」

刹那「唐突なんかじゃないですよー。どこかで考えてたことです」

   「おいしいものが好きです。おいしいものを作ってくれるセンパイも好きです」

   「でも、一人でおいしいものを食べてても何か味気ないです。センパイがいるとおいしいです」

   「だからわたしのためにおいしいものを作ってくださいって思ったんですっ!」

   「この世界中を巡ってセンパイとおいしいもの食べに行きたいって思ったんですっ!」

遊一「…………こ、こっ恥ずかしいことを、臆面も無く……おまっ」

刹那「センパイ、珍しく慌ててますー?」

遊一「慌てるに決まってんだろ馬鹿! この馬鹿ッ! こんなとこで言うやつがいるか!」

刹那「顔赤いですー」

遊一「気圧差だッ! お前も相当赤いぞ!」

刹那「気圧差です!!」



遊一(…………俺は…………)

   (……コイツのことをどう思ってんだ?)

   (そりゃ、まあ……嫌いなんて言わねえよ。言わねえが……)

   (状況に流されてやいねえか? コイツも俺も)

   (ただ、気分の良いところに留まって。深く考えずに言って、受けて)

   (だが、心地よい場所であることは確かだ。そして、こうなるかもしれないと考えていて)

   (それでもなお、空に連れて行ったということは……あるかもしれない)

   (――――――選択だ。どうしようとも――――後悔だけはしねェように)




   (俺は―――――――――)




1.受け入れる
2.断る

↓1~ 3票



遊一「今更だ、ンなもん」

刹那「?」

遊一「神だのなんだのってモンを抱えてたとしても。ミョーな電波受信してたとしても」

刹那「なんか後半ヒドいようなー……」

遊一「うっせ。事実だろ。とにかく、お前は俺の中じゃ大食いのクセに痩せててちっこくて」

   「肉だのなんだのと聞きゃフラフラどっか行って、抜けてんのにどっか鋭くて」

   「人の事情とか気にせずズカズカ入り込んできてメシを要求する図太い後輩ってくらいのモンだ」

刹那「ヒドいですよぉ!」

遊一「けどよ」

刹那「……?」

遊一「東宮にお前の中の神のこと聞いてほっとけねえとか思っちまった」

   「ンで……なんか、そのあたりからミョーに覚悟ばっかりついちまった」

   「何が来ても抱え込んでやるっつーか。そんなことまで思っちまった」

刹那「……あ」

遊一「今更拒否なんざしねーよ。来たいなら来い。……全部受け止めるから」



刹那「…………えへへー」 ギュッ

遊一「暑い。離れろ」

刹那「対応がまるで変わってませんー!!」

遊一「そうすぐすぐ変えられるか馬鹿」

刹那「…………」 スリスリ

遊一「………………」

刹那「センパイって」

遊一「あ?」

刹那「不能だったりしますかー……?」

遊一「」  ヒュウウウゥゥゥゥゥゥ

刹那「また落ちますぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

遊一「ハッ!?」 グイッ

刹那「センパイ、態度が煮えきらなさ過ぎるんですよー!!」

遊一「ンなこと言ったって……くっそ」



遊一「…………帰るぞ」

刹那「帰りますー?」 ムスー

遊一「帰る。帰って、亜鈴に報告する」

刹那「……妹さんにですかー?」 ムスー

遊一「…………親父とお袋は反対しねーだろォけどよ。アイツだきゃ頑なだ」

刹那「――――」 パァァァァァァ

遊一「……多分大ゲンカするだろォが、まあ、そこはなんとか」

刹那「すっごい不穏な気配がー」

遊一「気のせいだ。オラ、行くぞ望月」

刹那「………………」 ぷっくぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ

遊一「…………刹那」

刹那「えへへへへえー……」 グリグリ

遊一「………………っ」


◆ 望月刹那の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 19
4,5,6 : 20
7,8,9 : 21
0,   : 22
↓1


◆ 以下のように変動しました


・望月刹那:81→102


刹那「………………」 ウニャー

亜鈴「………………」 キュオー

遊一(龍虎……じゃねえな。小動物同士の喧嘩にも見える……)

亜鈴「兄さん?」

遊一「あとは女二人で頼むわ」 シュバッ

亜鈴「逃げるな兄さん!!」




行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2


◆ 掲示板を見に行くことに関する要件は>>185の通りとなります。

   なお、ネットワークに関する以外のイベントに関しては【完了するまで決戦へ進めません】。
   どうしますか?


1.見に行く
2.再選択
3.自由安価

↓2

んでは掲示板見に行くことにしたところで今日はここまで

破れ鍋に綴蓋って言い方は変っちゃ変だけどこの二人だとこんな感じ
明日は依頼安価から入る予定です

本編にも進行にも全く関係ないけどキャラのCV的なイメージがなんとなく気になった

ところで今日含めて今週残り三日社畜なので開始21時くらいになると思います

割と脊髄反射的に思ったことすぐ書いてるけど、変なこと書いたようで申し訳ないです

先の展開とか考えてて、セリフが自分の声で再生されて死にたくなってしまって、ちょっとイメージの限界を感じたんだ……

書いてるときは厨二マインドの境地なので気にしないし
口上考えてるときなんてトップ厨二マインド状態でノリノリ
創作してる人は大なり小なりそういうのはあると思う

それでも告白シーン改めて見ると顔から火が出そう

遊一のファンサービス(そのままの意味で)

予定通り帰宅できたので予定通り21時から
依頼の募集はするからそのつもりでオナシャス

おるかー



遊一(まあ……なんだ。関係性がちっと変わっただけでどうこうってのは)

   (まだあんまり考えられねえが……あー……)

   (…………掲示板でも見よう)


現在の依頼


【森林キャンプ】
ガンガリティア近海の島で二泊三日の森林キャンプを行います。
生徒の皆さんは班決めと準備を忘れずにお願いします。
なお、今回のキャンプでは大学のゼミのフィールドワークも兼ねております。節度を持った行動を心がけましょう。

        ◆ 学校+森蔭清羅


その他過去依頼新しい依頼等問わず5つほど



【謎の遺跡? →遊一へ】
最近、うちのグループが開拓中の土地から変な遺跡が見つかったんだ。
なんというか歴史を感じるような……文章じゃ説明しづらいけど、とにかく神秘的な場所なんだ。
親父とか来ないように配慮する。場所も近いから学校の森林キャンプの途中にでも寄ってみないか?

       ◆ 龍天河涼


【海の主釣り】
究極のちくわ試作の材料としてここ近海の海の主を釣り上げたい。
腕力に自信のある者、釣り経験者、生命保険加入者歓迎。報酬応相談。

       ◆ 磯辺揚


【ボディーガード】
近々とある団体との商談があるんだけど、女の子一人じゃちょっと心細くなるような場所を指定してきたんだよ!怖いよね!
商品に万が一のことがあってはいけないので、商談成立まで守ってくれる、腕っ節とデュエルが強い人募集してます!

       ◆ 宮本雅
 

【警備員募集】
病院の関係者を狙った襲撃事件が相次いでいる。
今のところ撃退出来ているが次も無事とは限らない。
自分の腕力に自信のある者は病院まで来てほしい。

       ◆ アドン・マルクス


【本気のデュエル】
近頃、優しいデュエルが続きすぎて勘が鈍っています。
どなたか、私と本気でデュエルしてくれる方はいないでしょうか。
強い方は歓迎です。

       ◆ 遊夜美唯


遊一(割とバリエーションには富んでるが……さて)


↓2 (二つまで)



◆ 病院


ウォンウォンウォン……


遊一「……っし。ついでの試運転は万全だな。アドンのおっさんは……と」

アドン「おお、来たか遊一。そのバイクはどうした?」

遊一「作った。なんかアンタ大変そうみたいだが」

アドン「大変と言えば大変なんだろうな。ところでそのバイク、乗せてもらってもいいか」

遊一「ヤだよ。なんかアンタが乗るとすぐ壊しそうだ」

アドン「若気の至りだ。今はしない」

遊一「昔はしてたんじゃねーか」

アドン「昔はな」

遊一「シート引っぺがしたり」

アドン「車を盗んだり」

遊一「自分で言ってンなよオイ」



遊一「そんで、その襲撃者ってのは何だ。つーか誰だ。穏やかじゃねえぞ」

アドン「さあ」

遊一「さぁ?」

アドン「恨みを買うようなことはしていたがな、だからと言ってこの仕事に就いてからそういうことは無い」

遊一「患者遺族」

アドン「俺を襲ったってしょうがない」

遊一「分からねえぞ。人間の心理っつーのは。それともこの病院、何か隠してたりすんのか」

アドン「ん、あぁ無くも無い」

遊一「なくもないのかよ」

アドン「だがな、そんなもの何のために使うのか分からん」

遊一「ものの価値は一個人だけが決めるもんじゃねえだろ。アンタがそう思わなくてもそのように思う奴もいるかもしれねえ」

アドン「それは確かにそう思う」



遊一「アンタが思ってることはともかくとして、襲撃者っつーのは気になるな……」

   「狙いが病院関係者そのものなのか、それとも、病院に隠してる『何か』なのか……」

アドン「いつまでもつかは分からん。できるだけ早く調べてくれ」

遊一「あいよ」

アドン「逆に殺しちまうかもしれん」

遊一「抑えろマジで」



◆ その後 / 学校


龍天河「よっ、遊い……何だそのバイク!!」

遊一「こないだ完成した。乗るか?」

龍天河「いいのか!? あ、いや……待てよ。うむむ……」

     「妹さんを乗せてからにした方がいい気がする」

遊一「奇遇だな。俺も今そこに思い当たった」



遊一「ただ、最初に乗せたの刹那なんだよ」

龍天河「せつ……?」

遊一「望月だ」

龍天河「ああ、あの食いしん坊の」

遊一「まあ、ともかく二番目には乗せてくるわ」

龍天河「おう。……ところでいいか?」

遊一「ンだよ」

龍天河「僕と専属契約して莫大な資産を得ようよ」

遊一「いいぞ」

龍天河「いいのか!? いや待て待て待て。お前本当に意味分かって言ってるか!?」

遊一「このバイク作る権利渡す代わりに俺にマージン寄越すっつー話だろ」

龍天河「ん、ま、まあ……これってそんな簡単に決めることじゃ」

遊一「どうせお前が将来牛耳るんだろ、会社」

龍天河「人聞きの悪いこと言うのはやめてくれな……あ、いや、そうなるな」



遊一「つーと?」

龍天河「父さんなんだけどさ……怪しいっていうか、真っ黒っていうか」

遊一「はぁ?」

龍天河「遊一と戦うよう唆したのも父さんだし、地縛神を渡して来たのも父さん」

     「最近、仕事も放りだして何かしてることも増えたし……」

     「……だからってのは考えてるんだ一応」

遊一「ほォ」

龍天河「それに関連して、ってわけじゃないけど。今度、希望参加制のキャンプがあるだろ?」

遊一「まあ、行くヤツもたかが知れてるがな。それで?」

龍天河「そこに何か、妙な遺跡を見かけたんだ」

遊一「遺跡……」 ゲンナリ



龍天河「気が乗らないか」

遊一「乗ると思うか。またあのバケモノがいるかもしれねーんだぞ」

龍天河「かもな。だからこそ行く価値がある」

遊一「あ?」

龍天河「現状、その怪物のことを多少なりとも知っていて、対処を打てるのは俺達だけだ」

遊一「………………」

龍天河「他の奴のことなんて知らないとか言わせ……いや、お前は言うかもしれないけど」

遊一「分かった」

龍天河「……意外だな」

遊一「あ?」

龍天河「お前ならもうちょっと渋るかと……」

遊一「俺だって思うとこはあんだよ」

龍天河「そっか。ありがたい」



龍天河「決行は当日でいいか。俺たちの動向なんて気にしないだろうし」

遊一「あ、いや……ちとマズい……マズく……ねえのか? ん?」

龍天河「遊一、どうしたんだよ。なんか変だぞ」

遊一「だから色々あったんだ」

龍天河「……もしかしてお前、大人の階段を」

遊一「ノーコメントだ」

龍天河「お前こういう時普段はもっと余裕な感じでいなすよな!?」

遊一「いちいち聞くな」

龍天河「登ったのか大人の階段を! 俺とお前でオーバーレイしたのか! それとも融合なのか!?」

遊一「そこまでしてねーよ!」

龍天河「まあ、ただ……全く欲がないわけじゃあなくて良かった……のか?」

遊一「……チッ」



遊一「ともかく……刹那のヤツがついてくる、可能性はある」

龍天河「そうかそうか」 ニヤニヤ

遊一「殴り飛ばすぞお前」

龍天河「最近分かったが遊一って敵には『テメェ』と味方には『お前』で使い分けてるんだな」

遊一「……くだらねえこと言ってねえでプラン練るぞ!」

龍天河「オーケーオーケー。ははっ」

遊一「……チッ」


◆ アルバイト「病院の襲撃事件」「キャンプ地の遺跡」が発生しました

◆ 一日が終了しました



◆ 61日目


遊一「つーわけで」

刹那「付き合うことになりましたー」

白音「」

活火「あれ。戌井。戌井ー。ダメだ。反応が無い」

遊一「というかこれ息してるか」

活火「してない」

遊一「救急車ァァァァ!!」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2


◆ 情報屋で知りたいことは何ですか?


↓3くらいまで なお、再選択を行いたい場合は「再選択」として票を投じていただければ



◆ ヒイロの情報屋


ヒイロ「よう。飛行機の完成おめでとう」

遊一「……あんたに素直に褒められるとそれはそれで気持ち悪ィな」

ヒイロ「そんなお前には普段の4割増しの値で情報を売りつけてやろう」

遊一「何でだよ!?」

ヒイロ「幸せというものはおすそわけするものだ。だろう?」

遊一「強要するものではねえなぁ」

ヒイロ「女の子とイチャイチャしおって。くたばってしまえ」

遊一「そこが本音じゃねーか」

ヒイロ「ちっ。それで知りたいことは何だ」

遊一「あ、あぁ……今回受けたバイトなんだが」

ヒイロ「犯人は同好会ではない」

遊一「はえーよ。つーかではないって」



ヒイロ「そのままの意味だ。候補は自分で考えろ」

遊一「チッ……」

ヒイロ「あとは何だ? おおかた龍天河涼の父親のことだろうが」

遊一「人の考えを読むな。いや、聞くは聞くけどよ……」

ヒイロ「彼は決して善良な人間ではない」

遊一「…………あ?」

ヒイロ「あの若さであの地位に立っているということは、それなりの背景があるということだ」

    「努力だのなんだのと、くだらんな。そういう才気と巡り合わせがあった」

    「あとは金の力だ。それで大抵のことは説明できるし実際にその通りだった」

遊一「……まあ、否定できることじゃねーが」

ヒイロ「龍天河涼は彼のことを慕っているようだがな、結局その行動の殆どは打算だよ」

    「行動原理は『己』。ある意味でお前と同じだ。もっとも、情というところでだいぶ違うが」



ヒイロ「息子にだってどんな風に思ってるやらな。そもそも、ヤツは拾い子だし」

遊一「…………拾い」

ヒイロ「おっと、アナグラムすると俺の名とか言うなよ。ともかく龍天河涼の思ってるところはそこだ」

    「拾ってもらったから恩を返す。もっと見てもらいたい。ってな」

遊一「あの野郎」

ヒイロ「もっとも、今はその気持ちも昇華できたようだが」

遊一「ケッ」

ヒイロ「ともかく、あの男とことを構えるなら気を付けろ」

    「あれは若いが、酸いも甘いも味わい尽くしている。街のことも知り尽くしている」

    「言うなれば『街そのもの』というところだ。ま、過剰な表現かもしれないがな」

遊一「どっちでもいいさ」

ヒイロ「気に入らなきゃ殴る、か?」

遊一「先読みしてんじゃねえ」



ヒイロ「あの市長に代わって治安は良くなったが、いつまで続くか」

遊一「……崩れようとしてる兆候でもあんのか」

ヒイロ「さぁ。だが、敏感なヤツほど恐れるかもしれないな」

遊一「よく分からん」

ヒイロ「そりゃ失礼」

遊一「……ともかく、聞きたいことは聞けた。じゃあな」

ヒイロ「おい」

遊一「あ?」

ヒイロ「4割」

遊一「テメェの私怨に付き合う気は無い」 スタスタスタ

ヒイロ「ちっ」


◆ 情報を入手しました

今日はここまででー

遊一を意識してた子は「諦める」が多数なんだろうけど、
逆に「ちゃんと性欲はあるんだと知って俄然奮起する」人もいそうな感じ

相克の効果をフェルグラと同じように属性関係なしに思い込んでた3分前
そりゃ強すぎるよなうん何考えてるんだ俺は

今日も21時ごろやります

フェルグラントを克服する方法を教えよう
まず「神竜騎士フェルグラント」という言葉を思い浮かべる
そしてゆっくりこう唱えるんだ。「存在しない」と

予定通り21時ごろからやります

現実的なところ出る前に除去するしかないのかな
もしくは単純に打点で超えるか

おるかー




遊一(情報っつーかヤツの所感も含めて聞いちまった感じがあるが)

   (なかなかどうして、情報が得られなかったっつーわけでもなく)

   (龍天河の親父か。注意はしとくに越したことねーだろうな)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
(×)6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



◆ 埠頭


遊一「………………」 ザザァン…

廼亜「あ。やぁ遊一君。機嫌が良さそうだね」

遊一「……よォ。そう見えるかよ」

廼亜「実に。悲願が達成されたとでも言うような顔だ」

遊一「……ま、そうなるな」

廼亜「なるほど。それでこの場所でたそがれていたのかい」

遊一「たそがれ? ンな風に見えるかよ」

廼亜「大きな目標を達成した人間特有の虚無感を発しているようにも見えるね」

遊一「だとしたら見間違いもいいとこだな。俺はまだまだやりたいことがある」



廼亜「それでも私がそのように感じるということは、大なり小なりそうした感情があるということだ」

遊一「………………」

廼亜「お、図星かい。図星かい?」

遊一「うっぜェ」

廼亜「それは失礼した」

遊一「そりゃ少しはそういう気持ちもある。だからここに来て気持ちを整理してたんだよ」

廼亜「ほう?」

遊一「この先もまだまだやることはある。飛井のバンドに内定してるし、街の外も見てみたい」

   「刹那の目標も果たす気があるし……世の中のカミサマ連中をどうにかするっつーとこもな」

廼亜「私は除外してくれたまえよ」

遊一「そりゃ無理だ」

廼亜「ヒドい!!」


カツ、カツ、カツ……


グラ「あら。御機嫌よう。お久しぶりね」

遊一「あ? あ、お前確か、舞野……」

廼亜「ファッ!?」



遊一「久しぶりだな。そういやあんたに貰ったあのカード。意外と役に立ったぞ」

グラ「それは良かった。随分と……フフ。順調に……」

廼亜「あっるェェ~……グラちゃんいつからいたんだい……?」

グラ「ちょっと前よ」

廼亜「あ、は、は、は、は……ははは……会いたくなかったなあ実に」

遊一「あ? 血縁じゃねーのか…………あ? つかお前、よく考えたら」

廼亜「は、は、は……ノーコメントでお願いするよ。うん」

遊一「……チッ」

グラ「ナイア、もしかして彼に言っちゃったの?」

廼亜「え? ん、まあ……言ったというかバレたというか……うぅん」

グラ「残念。だったら感付いてておかしくないでしょうけど……」

廼亜「まあ、グラちゃんに関しての情報はそうそうないだろうけどねぇ」

グラ「情報を持ってるとしたらナイアだけ。……なら」 ペロ

遊一「?」

廼亜「は、は、は……背筋がヒヤりとするからやめてくれないかな」



遊一「何だかよく分からねえが、あんたは敵か?」

グラ「いいえ。味方とも言い難いけれど」

遊一「ならいい」

グラ「ありがとう。ところでナイア……」

廼亜「ひゃい」

グラ「……彼はともかくあなたはやめておくわ。端末だとしても、こんな魂食べたら体を壊しそうだもの」

廼亜「え、ひどくない?」

グラ「しかし遊一君。あなたも随分……数奇な運命を送るものね」

遊一「あ? どういう意味だよそ……いや、数奇だったわ」

グラ「でしょう? まあ原因はアレだけど」

廼亜「グラちゃんまでアレ扱いか。ははは私の立場って一体」

遊一「そんなのあったか?」

グラ「無いわ」



グラ「言ってしまえば、全ての原因はアレにあると言えなくもないわね」

遊一「廼亜の野郎が?」

廼亜「そうかい?」

グラ「だってそうでしょう? ナイアがいなければクトゥグアもこんなところにまで来ないでしょうし」

   「クトゥグアが例のバイトの子を拾わなければ彼が同好会の案件に巻き込まれもしなかったし」

   「私があなたに興味を持つことも、果ては『彼女』の背後に眠るものも目を覚まさなかった」

遊一「…………疫病神か何かかお前?」

廼亜「違うよ!! いや、グラちゃんの言ってることはまあ、間違ってると一概に言えないけど」

遊一「疫病神だな」

廼亜「私自身が手を下したものが一つたりとも無いよ!!」

グラ「だから疫病神って言うんじゃないの?」

廼亜「がはっ」



廼亜「」 チーン

遊一「いいのかよアレ」

グラ「いいのよ。どうせ5秒もしたら復活するから」

遊一「まあそうだが」

グラ「と、予防線を張っておけば起き上がれないのよ。ナイア、思惑通りとか嫌いだから」

廼亜「私の逃げ場が全部塞がれてしまったじゃないか!」

グラ「流石に起きたわ」

遊一「ここで寝たままだとあんたの『思惑通り』になるからだろ」

グラ「それもそうね」

廼亜「まったくもう、いくら私でもおこだよおこ」

遊一「は?」

グラ「頭の悪いことばかり言ってないで少しは世のため人のためになることしたら?」

廼亜「どうして私に対する仕打ちはこんななんだ」

グラ「世界の節理?」

廼亜「遊一君にスターダストだってあげたじゃないか!」

遊一「おう。今んとこ役に立ったの一度きりの微妙な場面だけだぞ」

廼亜「」



遊一「東宮のデュエルでも一発退場。龍天河の時は効果使えず終いで破壊だしよ」

グラ「ぷっ」

廼亜「今のぷっってのが一番傷ついたよ私」

遊一「ホープはフィニッシャーになること多いし。ブラックフェザーはこないだのデュエルだと地味に活躍してたな」

グラ「あら、ありがと」

廼亜「ホープ……? えっ?」

遊一「あ? お前知らなかったっけか」

廼亜「何それ私知らない」

遊一「じゃあ教えることもねーな。つーか現状一番活躍してんのガイザーとショウフクな気がする」

グラ「使い慣れてるからかしらね」

遊一「かもな。除去効果も使いやすいしよ」

廼亜「す、スターダストの守りの効果……」

遊一「相手も突破する算段立ててかかってくるから目立たねえよな。多分今後も」

廼亜「」



廼亜「あァァァァァァンまりィィだぁぁ」

遊一「うるせェ!! あー……くっそ、いずれ役立つだろォし元々効果も使いにくいわけじゃねーんだよ」

   「その内活躍する可能性はどっかにあるからあんま期待せずに待て!」

廼亜「君そんなだからフラグ立てまくりなんだよ知ってる?」

遊一「いきなり立ち直ンな。つーか何の話だ」

廼亜「下げて上げる」

グラ「確かに効果的な気はするけど」

遊一「……今後は改めっか……」


◆ グラと廼亜の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 4
4,5,6 : 5
7,8,9 : 6
0,   : 8
↓1


◆ 以下のように変動しました

廼亜琉楽:38→46

舞野グラ:0→8



廼亜「私にまでフラグを立ててどうする気だい!?」

遊一「このひとちょっとおかしい」

廼亜「ちょっとした茶目っ気じゃないか」

グラ「あなたの場合茶目っ気で済まないんだけどね」


◆ 一日が終了しました

短めだけど今日はここまで

フィールスタダはちょっとね。漫画と違って耐性一度きりだから
突破前提でデュエル展開組んじゃって難しい部分がある。元のスタダと違って舞い戻らないし
進化したら活躍する、とも確約はできない上ホープは殺る気満々だから活躍させやすくて……

オリパ買ったらプシュケローネが7枚当たったからと言ってリチュアを組む気にはなれないが
ティエラが3枚当たったらちょっとノイド組むか迷い、ジャスミン1枚来ただけでアロマ組みたくなってくる
イグナイトはなんか知らない間に揃っていた、そんな近頃

今日も21時ごろから

ところで新決闘竜レモン3種はカード化するんだろうか
カラミティだけな予感がビンビンするけど

おるか



◆ 62日目 / 自宅


父「遊一。これを見てくれ」

遊一「あ? 何だ親父。これ、ゴーグル?」

父「カッコイイだろう!」

遊一「自慢しに来ただけかよしばくぞ」

父「まあ待て待て。ちょっと父の威厳を見せたくなっただけだ」

遊一「……おう?」

父「プレゼントだよ。頑張ったな、遊一。いつかお前はやると信じてたぞ」

遊一「そりゃ……ありがてえけどよ」

父「これはお前が子供の頃、いつかこんな日がくるかもしれないと思って買ったんだ」

遊一「おう……いや待て親父。ゴムボロボロじゃねェか」

父「あっ」

遊一「…………ま、でも修理すりゃ使える、しな。別に……嬉しくないわけじゃねーし」

   「あんがとな、親父」

父「……あっ、今すっごい泣きそう」

母「多分ここからは私たちの出る幕無いわねぇ……(メタ)」

父「えっ、あ、うん」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.デュエル
10.コミュ
11.自由安価

↓2

資料とダイスを用意してきますので暫しお待ちを



◆ 密林


ざわざわ……


遊一「……想像よりだいぶジャングルだな」

龍天河「俺も同じこと思った。けど……これはこれで楽しくないか?」

遊一「……いや」

刹那「センパーイ! あっちにおっきな鳥飛んでますー! それからこっちにちょっとイノシシの姿が見え……あっ、あっちにもー!」

遊一「コイツが大興奮するからヤバい」

龍天河「……俺、こういう時どういう顔すりゃいいのか分からないんだ」

遊一「笑えよ龍天河」

龍天河「その返答は若干違うかなぁ」

刹那「お二人ともー! 早く行きましょー!!」

遊一「まあ待て。つーかそもそも説明も始まってねェだろ」



森蔭「えー……森蔭です。本日は皆さまにお集まりいただき、ありがとうございます」

遊一「始まったぞ」

龍天河「あっと。そうだな」

森蔭「本日はゼミ活動としてこちらへ来訪した次第でありまして――――」

遊一「カタいな」

龍天河「お静かに」

森蔭「高校生の皆さんにとっては遊びという側面もあるでしょう。しかしフィールドワークという本分も忘れず」

   「学習の一環として参加していただきたく思います。なお、今回集めていただくのは……」

刹那「おにくー……」

遊一「静かにしろ」

森蔭「こちらのレジメ……あー……プリントに記載のある植物類ですね」

   「無論、生態系を崩さない程度にお願いしたく思います。また、一応は学習ですけども、御友人方と参加された方も多いかと思います」

   「適度に節度を持って楽しみましょう。以上です」



遊一「……よし。終わったな。行くぞ龍天河」

龍天河「あ、いや待て。今はまだ」

遊一「っと、それもそうだったな……」

刹那「どこへ行こうというんですかー。今日の目的は」

遊一「あぁ、先にそっちを」

刹那「おにくじゃないですかー」

龍天河「君はな!?」

遊一「龍天河。俺はちと狩ってくる」

龍天河「遊一も乗り気かよ」

遊一「今、すぐに刹那の目を逸らすにはこれしかねェ」

龍天河「あ……それもそうだな。でも、課題は」

遊一「バイク貸す。プリントにいくつかあったが、地形的に取りにいき辛いものも結構な数あるみてェだ」

   「ある程度周囲の地形も理解できてかつ、距離も稼げるコレなら、すぐに既定の数は集まるだろ」

龍天河「よし……じゃあ、そのように」

遊一「おう」

刹那「センパーイ、はやく行きましょー!」

遊一「今行くから待て! ……頼むぞ龍天河」

龍天河「合点」



◆ 龍天河の場合


ブオオオオオオン……


龍天河「おっ、と、と……い、意外と難しいな、これ……」


龍天河(バランス取り辛いし、地に足がつかないというか……タイヤが地面についてないし)

     (これを当たり前のように乗りこなしてるのか、遊一は。本当に変なところでスペックが……)


龍天河「っと!」  ギュインッ!


龍天河(危な……あと少しでぶつかるところだった……)

     (お? あれ……課題の植物じゃないか? となれば一旦降りて……)

     (……ん? あれ? 降り方は……えーっと……)


フィィィィイイィィィィィィィン……


龍天河「降り方どうするんだっけ」



◆ 遊一の場合


遊一「…………」 ジリ

イノシシ<ブキィ――――――――ッ!


ズドドドドドドドドドドド……


遊一「オラァッ!!」 ドッ!!


グシャァァッ!!


イノシシ<ブキッ……       ドサ


刹那「改めて思いますけど、センパイホントなんでもないように狩りますよねー」

遊一「最近そこにちょっと疑問を抱き始めた」

刹那「さっきは鹿も獲れましたし、大量ですー」 ホクホク

遊一「基本、あっちからかかってくるようなのしかどうこうしねえと決めちゃいるがな」

刹那「でも釣りはしますよねー?」

遊一「まあ、な。ナマズ肉は美味いっつーのは聞くが」

刹那「んー、でもここだとワニとか出そうなー……いけますー?」

遊一「ワニ……? ワニか……いけるか?」

刹那「………………」 ギュッ

遊一「…………行ってみっか」

刹那「わーい」



◆ 二時間くらいして


フオオオオオオオオオオォォン……


龍天河「よ、っと……こっちはなんとか集めてこれた……」

遊一「遅かったな」 ジュゥゥゥ

刹那「おかえりですー」 モグモグ

龍天河「なにお前らなんで当然のようにこんなところでバーベキューはじめてんの」

遊一「できるようになったからとしか」

刹那「いっぱいおにく取れましたのでー」

龍天河「とれ……いや、細かいことはよそう。これは……」

遊一「イノシシだ」

龍天河「こっちの鶏肉っぽいのは……」

刹那「ワニですよー」

龍天河「ワニ!?」

遊一「おう。奇襲さえ逃れられりゃそこまで強かねーなアレ」

龍天河「お前大概だよ」



ジュウゥゥゥ……

龍天河「あ、これ食っていいか」

遊一「生焼けだ。絶対に食うな」

龍天河「え、何でさ」

遊一「肝炎になりたきゃ別にいいが」 ※ 鹿肉なんかはマジでE型肝炎になります

龍天河「よぉく焼いてくれ」

遊一「おう」

刹那「おいしいも安全もきちんとあってこそですよー」

龍天河「彼女はもうちょっと食いつくというか突っ込む方だと思ったんだけど」

遊一「コイツは食に関しちゃ割と分別つくぞ」

龍天河「あ、その前か……」

遊一「そういうことになる」



ワイワイ……

オ、ナンカウマソーナニオイ……

スゲー! バーベキューシテルー!


遊一「龍天河」

龍天河「そろそろ人が集まって来たな」

遊一「期は……今か」

刹那「センパーイ、食べないんですかー?」

遊一「味見はしたからいい」

刹那「ぶー。いっしょに食べましょーよー」

遊一「…………え?」

龍天河「……あっ」


遊一(やべェ。どういうことだ、俺のプランと違うぞ) ボソボソ

龍天河(……よく考えたらな、遊一。彼女、彼女だろ?) ボソボソ

遊一(……まあ、つい最近っつーかおとといの話だが)

龍天河(付き合ったばかりのカップルが、そう簡単に離れようとは思わないんじゃないか)

遊一(……あ、世間一般にはそうなのか)

龍天河(まあ、感情を考えるとな……そうなるだろ)



龍天河(で、お前、彼女をほっとけるか?) ボソボソ

遊一(……無理じゃねえが、多分俺のこと探し始める) ボソボソ

龍天河(だろ。つまり。感情を殺して置いていくか)

遊一(連れて行って全力で守るか)

龍天河(どっちがいい?)

遊一(……………………)



◆ その後 / 遺跡前


遊一「ここか、お前の言ってた遺跡ってのは」

龍天河「ああ、だけど……」

刹那「わぁ……なんかすごいですねー」

遊一「言うな」

龍天河「お前も随分丸くなったよな……」



遊一「考えるよりは感じたことやる方が早い」

龍天河「いや、まあ……それもそうだが」

遊一「結局、クィス=アズの時もそれで上手く行ったんだ。今更だろ」

刹那「くい……? 食べ放題でもしたんですかー?」

遊一「いや。お前の中の人の関係だ」

刹那「あー……ですかー……」

龍天河「彼女は知ってるのか?」

遊一「ちっとな。だが本格的に関わらせる気はねえ」

刹那「センパイの後ろに隠れてますねー」

龍天河「うん、まあその方が賢明だと思う」

遊一「とりあえず中に入るか。龍天河。ライトとか」

龍天河「……あ」

刹那「……こんな暗そうなところなのにですかー?」

遊一「……バイクのライト使うか」

龍天河「悪い……」



◆ 判定を行います。

20以下:出会え系
65以下:何者かと非友好的接触
66以上:何者かと友好的接触

↓1



カッ、コッ、カッ……


遊一「暗いな。もうちと光強めるか」

龍天河「エンジンかかってないのにバッテリーは大丈夫なのか?」

遊一「永久機関だ。そこんとこ問題はねえ」

龍天河「本当にいち学生の技術力じゃ……っと、広間か、あれ……?」

遊一「あ? マジだ」

刹那「ちょ、ちょっと怖いですねー……」

遊一「さて、鬼が出るか蛇が出るか……と!」 ザッ





猫「……ナーオ」



龍天河「猫かよ!!」

遊一「猫か」

刹那「猫でしたねー」



龍天河「猫かぁ……まあ、鬼でも蛇でもなくて良かったけどさ。おーこいこいこい」

刹那「食べられないですけどねー」

遊一「その発想はおかしい…………あん?」

龍天河「どうしたんだよ、遊一?」

遊一「…………何でこんなとこに猫がいんだよ」

龍天河「……言われてみれば」

刹那「夜目ききますし、おかしなこともー……?」

遊一「食うモンどうすんだ」

刹那「あー」

龍天河「つまり、こいつは……」

遊一「物の怪の類――――――!」


猫「―――――」 シュタンッ!


龍天河「なッ……速」

遊一「ボケッとすンな!」 



猫「……」 ジィ

遊一「……ッ」


遊一(何だ……あの猫、俺の方を見て――――――)


猫「……フッ」 シュッ!

遊一「!」 パシッ

龍天河「遊一!」

遊一「……大丈夫だ! いや……」


シーン……


遊一「もういねェし」

刹那「……ほ、ほんとに妖怪だったんでしょーかー……」

遊一「つーか。カミサマ?」

龍天河「は?」

遊一「まだお前にゃ力が足りねーとよ」 ピラピラ

刹那「カード……?」



遊一「東宮に貰ったのと同じだな。RUM……」

龍天河「アス……フォース……か? 暗いからよく分からないな」

刹那「光と闇が合わさって最強に見える」

遊一「は?」

刹那「と、頭のなかの人がー……」

遊一「またヤツか」

龍天河「何がなんやら分からんぞ!」

刹那「色々とあるんですよー」

遊一「ま、これやるから帰れってことだろ。いちいちことを構える気もなさそうだ」

龍天河「だな……」

刹那「あんまり手ごたえ無かったですけど、こんなものですかねー」



龍天河「でもお前、何か……恵まれすぎじゃないか?」

遊一「俺もそれは思う。けど、なんつーかな」

龍天河「?」

遊一「このくらいしねーと、ただの人間が勝てねえってことじゃねえの」

龍天河「なるほどな」

遊一「デュエルに関しちゃ取り立てて誇れるところもねーし。カミサマ連中からしたら頼りないんだろ」

   「んで、そんなのに他のカミサマとただで戦わすのがキツい、ってとこじゃねーの」

刹那「センパイは強いと思いますけどー」

遊一「お前の主観じゃ意味ねーの」

龍天河「そう言ってやるなよ……」

遊一「ともかく戻ンぞ。これ以上ここにいたらあの猫サマに叱られる」

龍天河「そうだな。出よう」

刹那「にゃん」

遊一「!?」


◆ 《RUM-アストラル・フォース》を手に入れました

ホープ一族が順調に殺意を高めていってますねぇ・・・(震え声



遊一(改めて効果を見直してみたが……なかなかどうして)

   (存外、他のことにも応用できそうな性能してるな。このRUMは)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2

申し訳ない、眠気が酷いので今日はここまでで

なんかヴィクトリーはベクター戦の印象が強くて結構活躍してるんじゃ?
とか思ってたんだけど、そこがピークであとは下がりっぱなしだったのか
阿修羅ヴィクトリーとか現実じゃ割と強い方のはずなんだけど

乙ー
ここで例のコピペ↓

レイ「逆転して殺す」
V「焼き殺す」
ヴィクトリー「絶対殺す」
ルーツ「守りながら殺す」
ビヨンド「無力化して殺す」
ライトニング「動くな馬鹿力で殺す」
未来皇「殺せ」
ゼアル「もうなにもしなくていい、死ね」←new

デュエルの差別化方法について誰かkwsk

安価スレ≒ゲームかつ遊戯王=カードゲームという側面がある以上、勝ち負けと切って考え辛いってのが正直なところ
李鐚戦とか大会2戦目とか敗戦多いし、どこしら負けても進むようなところ設けてはいるんだけど、そこでは何でか負けない

2,30分くらいしたらやります

バイクに乗ってデュエルする相手がいない上やるとしたらそれ最終局面
スタダも今はまだ無いだけでその内活躍はあるんでそれまでは待ってプリーズ

おらんな

夕食どきだしとは思うが、そのうち来るかもしれないしやりますか
あんまいなさそうなら一旦切ります

イースとのコミュから


◆ 公園


イース「このドロボウネコ!」

遊一「お前誰に向けて言ってんだ」

イース「カムイ」

遊一「俺はその発言の対象にはなりません」

イース「ナント」

遊一「つーか何でいきなりそんなこと言い出したんだお前」

イース「カムイとセツナがラブラブだから?」

遊一「ますますもって対象が違う上にお前ノリで言ってるだろ」

イース「イエース。別にこんなこと思ってないから安心してネ、カムイ!」

遊一「あ、おう」

イース「フツーに受け取られるとそれはそれでショックかナー」



イース「ともかくオメデトー。やっぱり毎日メイクラァヴ?」

遊一「いやだから何言ってんだお前」

イース「そうじゃないノ?」

遊一「結婚もしてねェ男女がそんなこと……」

イース「ヘイ。ヘイカムイ! その価値観二世紀とハーフくらい前だヨ!!」

遊一「250年前? は? ンなわけねーだろ常識で考えろ」

イース「ちょっとこのリフジン、ワタシ怒ってもいいカナー?」

遊一「何でだ」

イース「まあいいヨ。ソコにゾッコンってワケじゃないだろーし」

    「ワタシもカムイのこと言えるわけじゃないシ」

遊一「……???」



イース「で、ナンデセツナほっといてこっち来るノ?」

遊一「あ? 同好会への対処とカミサマについて聞きに来ただけだぞ」

イース「だろうケドネ……ケドネー……ウーン」

遊一「別にただ話に行くだけだろ」

イース「デモ、カムイ。レディっていうのハ、意外とちっちゃいことで怒ったりするヨ?」

遊一「そこまで器の小さいヤツを選んだつもりは無い」

イース「ンー……その言い方、ケッコー女性ベッシ? みたいな感じだけど」

    「カムイの場合はホンキで褒めてるんダローからシマツがバッドだネ……」

遊一「………………」

イース「ともかくカムイは戻ったらセツナに構うコト!」

遊一「……善処する。それより話戻すぞ」

イース「フショーブショーだケド」



遊一「ネコのカミサマってのは存在してるか?」

イース「ンー……キャット? アー……バーストかナ?」

遊一「バステト?」

イース「ノンノン。バースト。ソレも間違ってないケドネ」

遊一「変な森の遺跡に行ったらそんなのがいたんだが」

イース「Wow……珍しイね。確かニ、極めて数少ない人間のミカタのカミサマだけどネ……」

遊一「で、カード貰った」

イース「RUM……? またかヨカムイ」

遊一「まただよ。つーかこれどうすんだ。エクストラに空き枠作れば何かできるのか?」

イース「多分ネ。デモ、この効果だと……」

遊一「あ?」

イース「ランク2つ上のモンスターってダケだから、何も無いカモ」

遊一「あー……言われてみりゃそれも……」

イース「フォトン・ストリーク・バウンサーでも出ス?」

遊一「弱いカードじゃねえが……それ出すためだけっつーのもな」



遊一「ま……何だ。なんとかならねーか試すか」

イース「ンー……デモ、無理に使うこともナイと思うナ」

遊一「あるモンだし、使わなきゃ損だろ」

イース「いや……他はともかく、事故要因になりそうダシ……」

遊一「……あぁ、まあ」

イース「エクストラの枠も問題でショ? 現実的ニハ……」

遊一「【幻獣機】くらいか。エンタープラズニルが楽に出せるっつー程度」

イース「だカラ、無理に入れちゃダメだヨカムイ」

遊一「わーってる。竜星やジャンクならそもそもエクシーズできねえだろうし」

イース「それ分かってるならいいヨ。ところで、サークルとの戦いだケド」

遊一「お前以外にどれだけ連れてくかっつーのを選別する必要がある。詳しくはその後だな」

イース「そう早くはナイと思うケド、あんまりユウチョーにしててもダメだヨ?」

    「どういう手段に出るか分からナイんだから」

遊一「あぁ。気を付ける」



イース「まあ、チョット頑張ればハゲ散らかすこともできソーだケド」

遊一「ハゲちら……? 一網打尽っつーことか?」

イース「イエース、ソレソレ!」

遊一「『いちもう』違いだそりゃ」

イース「? ……oh miss spell」

遊一「……一毛ってか」

イース「勘違いだネー」

遊一「一部の人がキレるからやめとけ」


◆ イース・エルトダウンの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 :
4,5,6 :
7,8,9 :
0,   :
↓1

失敗

◆ イース・エルトダウンの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 :5
4,5,6 :6
7,8,9 :7
0,   :9
↓1



◆ 以下のように変動しました


イース・エルトダウン:23→30



◆ 引き続き翌日の行動安価に映ります


◆ 63日目 / スクラップ置き場


遊一(……イースの言う通り、あんまり悠長にしてるのも問題っちゃ問題か)

   (とはいえ、奴ら自身も準備が整うまではあまり大々的に活動できるってわけじゃあねえ……はず)

   (……制限時間っつーほどの制限時間は無いだろうが、一応、考えるとこだけは考えとくか)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



遊一(さて、ネットワークについての依頼を遂行する……が)

   (どうしたモンかな……ここからは)


1.教授自身について調べる
2.判断を下す
3.自由安価

↓2



◆ 教授自身のことについて調べたいことは何ですか?


↓1~4くらいまで

なにがわかってたっけ?

>>594
アトラク=ナクアと繋がってて、精神的にそろそろ蝕まれつつあること
もしかすると完全に神の意思に支配されているかもしれず、
ネットワークを作るのはアトラクナクアの「巣」を作ることと同じことかもしれず、
完成したら世界ヤバいということかもしれないこと、くらいでしょうか

このレス無視で↓

これ以上は無いっぽいかな

判定入っていいですかね?


◆ 教授が「最近おかしな行動を取っていたかどうか」の判定を行います。
   コンマ【40】以下でしていた。

↓1



◆ 教授の展望についての判定を行います。
   コンマ【70】以下でネットワークの範囲を広げていくつもり

↓2



プルルルルル……


遊一(教授の所属は「大学」……学部は違うだろうが、あの人なら……)


ガチャッ


森蔭『はい、森蔭ですが……』

遊一「すんません。こないだのキャンプで世話んなりました……神威っつーんですけど」

森蔭『神威? ……ああ、あのバーベキューを始めた!』

遊一「そっちで覚えられてるんすね」

森蔭『確かに成果は出してるんだけど印象がね。ところで今日はどんな……』

遊一「おたくの大学の情報学部の、教授……倉井っつー人いますよね」

森蔭『ああ、あの……教授が一体?』

遊一「あの人からちと依頼請けまして。そんで、ちょっとした事情で教授のこと知りたいんすけど」

森蔭『なるほど』



遊一「単刀直入にお聞きしますけど、最近、教授がおかしな行動取ったりっつーことはありました?」

森蔭『教授が? おかしな行動……? ん、ああ、少しくらいなら』

遊一「…………そいつはどんな?」

森蔭「誰もいない部屋で急に踊りはじめたり。何か急に作りはじめたり……」

遊一「!」


遊一(邪神連中を呼び寄せるための儀式か……? 作り始めたのは儀式の道具)

   (教授……もしやそこまで精神を侵食され)


森蔭『なんでも今度の教授たちの飲み会の余興で披露するとか』

遊一「は?」

森蔭『この歳になって急にプラモにハマった、とか言ってたらしいね』

遊一「……あ、はぁ。そ、そっすか……そうですか……」

森蔭『どうしたんだい?』

遊一「いや、何も……ちと肩すかし喰らって」



遊一「他に何か噂とか聞いてます? ネットワークとかで……」

森蔭『ネットワークね。確か倉井教授の専門分野だったはずだ』

   『まずはこの海上都市内のネットワークを整備して……』

   『それから、高速の衛星通信を復旧させて世界中のネットワークの高速化を図るみたいだね』

遊一「この先もガンガン手は広げていく……か」

森蔭『あまり参考にならなかったかもしれないけど』

遊一「いえ、充分っす。これだけ分かれば……」

森蔭『そうかい? それじゃあ、また機会があればいずれ』

遊一「うっす。機会があれば」  ピッ


遊一(………………さて、結論から言えば)

   (教授は基本的に無害な人っぽい、ということは分かった)

   (確かにちと神と関係はあるかもしれねえがな)



遊一(神の意思に支配されているとすれば、あるいはキレて襲い掛かる可能性もあったが)

   (こうなっちまえばちょっとした説得でなんとかなんだろ)

   (教授もそれほど分別が無いわけでもなかろうし、東宮のとこさえ避けりゃ、まあ……)


遊一「……さて」


――――――

――――

――




◆ 大学 / 教授の部屋


遊一「つーことで、一部は成功、一部は……自分とこだけ避けてくれと」

倉井「ふむ。ふむふむ……そうか」

遊一「こういう場合どうなりますかね」

倉井「まあ、いいじゃろ。儂もそこまで強くは言えん」



遊一「ありがとうございます」

倉井「ところで、ホレ……菓子はいるか?」

遊一「お構いなく。結局達成しきれてねェんで」

倉井「理解されないことには慣れとる。坊主もそうじゃろ」

遊一「……まあ」

倉井「説明したって分からんモンには分からんわ」

遊一「……そっすね。いや……互いにっすけど」

倉井「何か言ったか?」

遊一「いえ何も。ところで報酬っすけど」

倉井「おお、こっちに用意してあるが」

遊一「半額で大丈夫っす。目標達成できてねえんで」

倉井「そうか。減額すると言えば遠慮なく減額するぞ?」

遊一「構わねえっすよ。俺の落ち度ですし」

倉井「そういうことなら遠慮なく。では、また何かあれば頼もう」

遊一「……失敗してるんすけど」

倉井「なぁに、一度の失敗で人を見極めることなどできんよ」


◆ ネットワークについての依頼を完了しました。


◆ 倉井英の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 8
4,5,6 : 9
7,8,9 : 10
0,   : 12
↓1



◆ 以下のように変動しました


倉井英:0→15



遊一(ともかく……教授の精神がマトモなままで良かった、っつーとこで落ち着くか)

   (今回は、っつー前置きもつくが……ま、あのトシであれだけの精神力保ってんだ)

   (今後もそうそう簡単にゃ乗っ取られやしねぇんじゃねえかな)


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9..コミュ
10.自由安価

↓2



◆ カードショップ / フリースペース


ユミカ「ではリバースカード《憑依解放》。これで霊使いは戦闘破壊されなくなる」

遊一「悪いな。《緊急同調》発動だ。コイツで《HSR魔剣ダーマ》をシンクロ召喚」

ユミカ「あー……マズい。これじゃあ奪えない……」

遊一「ンでもって貫通ダメージ喰らってもらう」

ユミカ「んー……ん゛ー……メイン2に機械族除外してダメージで……うぅ……」

    「……サレンダーだ」

遊一「じゃ、俺の勝ちだな」

ユミカ「うむ……思ったよりあっさり負けてしまった……」

遊一「デッキパワー不足じゃねーかね」

ユミカ「それは……まあ。けど、私はなぁ」

遊一「こだわってんだろ。分かってるっつーの」



遊一「俺にゃ精霊は見えねえが、戦略的に『入れなくてもいい』ようなカードでも」

   「ソイツに拘って絆を育むことで、最高のパフォーマンスを発揮する例もある」

ユミカ「それは……経験談か?」

遊一「妹の話だ。俺自身は関係ねえよ。デッキに関しちゃ節操なしだ、俺は」

ユミカ「それは……」

遊一「それも戦術なんだけどな。所詮は戦術レベルだ」

ユミカ「ところで思ったのだが、戦術と戦略ってどう違うんだ?」

遊一「あ? ……具体的にゃ分からねえが、小さい視点か大きい視点かってとこじゃねーのか?」

ユミカ「ふーん……」

遊一「亜鈴の受け売りだけどな。例えば、あー……そうだな。デッキが戦略。カードは戦術、なんだそうだ」

ユミカ「?」

遊一「勝利っつー目的を達成するための設計図……つーか、大筋を、デッキによって描く。これが戦略で」

   「その場その場の状況に即応するためのカード……手札とか場のセットカードだな。これが戦術」

   「つったって偉そうに講釈しちゃいるが、俺も殆どニュアンスでしか使い分けてねーよ」

ユミカ「そうなのか?」

遊一「だいいち、この例えが合ってるかも分からねえし」



ユミカ「ん……まあ、何となくわかった」

遊一「そうか。ならいい」

ユミカ「うん」

遊一「…………なァ」

ユミカ「うん?」

遊一「お前、もうちっと俺をせっついたりしねェのか」

ユミカ「せっつくって……何故?」

遊一「……ほらよ、お前の……精霊と対話できる能力、そいつをさ」

ユミカ「分かってはいるんだが、急がせても……仕方ないだろう?」

    「ユーイチはあくまで善意でやってくれてるんだし、やらないことだってできるわけだし」

    「だったら、文句なんて言ってられないさ」

遊一「……悪ィな」

ユミカ「だから次があれば私もやる」

遊一「そりゃ……やめとけ。無茶だ」



ユミカ「何でだ! 私の問題だぞ!」

遊一「だからっつって、お前はあいつらが何のために動いてるか、知らないだろ」

ユミカ「それは……そうだけど」

遊一「一度は危ねェ目に遭って、殺されかけた。あの時は何でさらわれたんだ?」

ユミカ「強引に連れていかれそうに……」

遊一「ろくすっぽ抵抗もできずに捕まった」

ユミカ「うっ……」

遊一「……あいつらのアジトに仕掛けてる間は、防衛に手勢を割くのは見えている」

   「お前つれてったら、捕まって盾にされるかもしれねえんだよ。だから来ンな」

ユミカ「でも」

遊一「俺だって力不足なのは承知だ。だから来られたら困る」

   「俺以外守るのだって一人くらいが手いっぱいなんだ」

ユミカ「…………」



遊一「けど、約束だけはしたろ。俺がやるって」

ユミカ「けど、私が自分でなんとかしたい」

遊一「俺だって多分同じこと考えるだろうけどな」

ユミカ「なら……」

遊一「ダメだ。館長のとこ行ってろ。デュエルに持ち込んだとしても自衛になるか分からねえ」

   「俺だってボロクソにされてんだ。そんな目に遭わせるなんざ……」

ユミカ「御免こうむるなんて、言ってくれるな」

遊一「……だが」

ユミカ「霊使いのみんなは……家族なんだ。見知らぬ土地に来てなお」

    「だからその絆を取り戻したい。私の手で取り戻さなきゃ……」

    「きっと多分、お母さんたちに顔を合わせられない」



遊一「そういう部分を持ち出されるとクソキツいんだよ……!」

ユミカ「だからそういう部分に訴えかけてるんだ!」

遊一「分からいでかンなもん!」

ユミカ「理解しているなら!」

遊一「だからこそできねェんだろ! お前に何かあったら親が悲しむだろ!」

ユミカ「そう。だけど……!」

遊一「俺だって常々ガキの理屈で動いてるが、それを棚上げしてでも言うぞ」

   「絶対に来るな。お前のこと大事に思ってるヤツがいるならこそだ。顔向けとか考えんな」

ユミカ「………………」 シュン

遊一「……自分が不甲斐ないと思うなら、今じゃねぇ。いつか、自分を高めて」

   「あんなこと言った俺を見返すくらいの気持ちでいろ。だから今は動くな」

ユミカ「……そこまで言うなら……分かった」

遊一「よし、約束だ」

ユミカ「ああ」



ユミカ「で……そういえば、誰かと付き合い始めたとか」

遊一「オンナってヤツは何でこう耳ざといんだよ」

ユミカ「そういうものだろう」

遊一「いちいち聞くな。お前は自分のことだけ心配してろ」

ユミカ「それ私の時は毎度毎度言うな」

遊一「仕方ねえだろ。お前に対する文句なんてそのくらいしか知らねえしよ」

ユミカ「今は明るい気分になりたいから話しかけてるんだ!」

遊一「……クッソ」


◆ ユミカの好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 7
4,5,6 : 8
7,8,9 : 9
0,   : 11
↓1



◆ 以下のように変動しました


ユミカ:46→54


ユミカ(もしかしたら……だけど)

    (もしかしたら……ユーイチの隣には私がいた未来があって)

    (戦いに行くのだって、私を守ってくれるなんて「もしも」が――――)

    (……もしもなんて詮無い話だな。というか何考えてるんだ私)

    (まったく、調子が狂う……)


◆ 一日が終了しました

今回はここまで

あれだけ言われたのにまだ落としに行く遊一

o^)┐

30分後に始めます

ま、マッドキマイラの蘇生制限満たした状態でssできるから……
とフォロー入れようとしたが融合召喚でしかssできなかった。これ闇の幻影でいいんじゃ

おるけ



◆ 64日目 / 学校


遊一「よォ」

活火「やぁ神威……どうしたんだ首のソレ」

遊一「ゴーグルだ」

活火「突如遅れて中学二年生が覚醒でもしたのか」

遊一「違ェーよ。目の保護だ」

活火「あ、あぁ。空を飛ぶのに……」

遊一「ゴーグルでなきゃ例えば専用のメットが要るがな、まあ、親父から貰ったわけだし」

活火「そういうことなら有効に使うといい」

遊一「あぁ、そうする」

活火「だがアクセサリー的扱いになって校内じゃ着用できないんじゃ?」

遊一「……………………今更だ」

活火「おい」

遊一「ンなこと言ったら先に俺の頭髪の方どうにかしてみろ」

活火「それもそうだが」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



◆ 大学近辺


キュイイィィィィィィィィ……


遊一(……教授から呼び出しがあったと思ったら、あの爺さん遅いな……)

   (まあ、エンジンかけっぱでも騒音無しに、エネルギーの循環する小せェ高い音だけだから)

   (特に気にすることねーっつったらそうなんだが)


HAHAHAHAHA……


遊一「あ?」


遊一(これは……教授の声……と…………………………)


廼亜「実に面白い理論です。いえ、感服いたしましたよ。ははは……」

倉井「おぉ? そうかそうか。おう待たせたの坊主」

遊一「何やってんだお前」

廼亜「教授と有意義な会話さ」



遊一「教授。コイツの話は話半分程度に聞くのが一番良いと思います」

倉井「ン? 面白い話もいくらかあったがな」

遊一「表面的には確かに。ただ、人をおちょくる癖があってかつどうにも嘘並べるんで」

廼亜「毎度のことだけど酷くない?」

倉井「ジジィにもなると、どんな与太話でも受け入れる度量ができての」

遊一「はぁ」

倉井「まあ、多少のことで目くじら立てやせんよ」

遊一「それならいいっすけど」

廼亜「やーい私の勝ちぷーーーーーーーーwwwwwww」

遊一「ところで教授、今日俺に来いっつったのは?」 ギリギリギリ

倉井「うむ。そのバイク……あぁいや、航空機と表現すべきかの?」

廼亜「私無視して話進めるのやめアバババババババ膝が折れるゥ!!」



遊一「というか、エンジンっすか」

倉井「察しの通り。その永久機関と言うのか。ともかくそれ……」

廼亜「どこの企業・大学・果ては都市ですら全てにおいてそうだけど、喉から手が出るほど欲しいのさ」

遊一「そりゃそうだろォな」

倉井「理論だけが先行しちまっての、大抵の永久機関というものは実用どころじゃあない」

   「坊主はそういう研究をず――――――っとしてきたとはいえ、独力で完成させたわけじゃな」

   「どこの研究機関も坊主のこと欲しがるじゃろーて」

遊一「お生憎。俺バンドやるんで」

倉井「くくく。名声も何も投げ捨てて趣味に走るか」

廼亜「彼はそういう部分がありますからね。というか人生の8割がそんな感じでして」

遊一「いらんこと言ってんじゃねェ」

倉井「まあそういうことなら無理は言わんよ。研究分野に興味が湧いたら程度に思っとってくれぃ」

遊一「うす」

廼亜「……ハハ」

遊一「…………」



遊一「何を考えてやがる」 ボソ

廼亜「いいや、別に。ただ……」 ヒソ

遊一「あ?」

廼亜「君は私の『予定』を30年は早めている――――その事実が実に、面白くてね」

遊一「…………」

倉井「本題じゃがの」

遊一「っと、はい」

廼亜「…………」 フッ

倉井「そのエンジンの理論、ネットワークの維持に使わせてもらえんか、と思っての」

遊一「そりゃまた何で」

倉井「全世界に繋がるような情報網を維持するためのネットワーク。ともなれば……」

   「サーバー維持のための電力やその代金やらを賄うには丁度いいわけじゃ」

遊一「……あー。成程」

廼亜「君自分の興味無い分野にはとことん知識薄いよね」

遊一「うるせェ」



遊一「……確か、そんだけの膨大な容量。賄うにゃ相当デカいサーバーが必要になって」

倉井「電力をアホかと言うほど食う。更にこの設備を維持するために機材を更新し」

   「熱暴走を抑えるために冷房設備を整え……ともかく、確かにそれ以外にも色々要るが」

   「やはり大部分を担うのは電気代なわけよ。無論、報酬は払おう」

遊一「いや、いっすよそういうの別に。使いたいんならどうぞ」

倉井「………………・」

廼亜「ね、面白いでしょう」

倉井「……同時に、危ういのう」

遊一「……はい?」

倉井「いや……勘違いならそれで構わんがの。ちとな」

遊一「思うことがあるなら、はっきりどうぞ」

倉井「坊主、割と『それ』と決めたらものを切り捨てるじゃろ」

遊一「………………」



遊一「そこまでハクジョーに見えますかね、俺」

倉井「いやいや、むしろ情はある方じゃろ。ただ、極端に過ぎる」

遊一「そっすかね」

倉井「身内とそれ以外に対して線を引いちゃおらんか?」

遊一「そりゃま、身内とそれ以外っすから」

倉井「ただその線引きが、あまりに明確過ぎる」

遊一「……?」

倉井「例えばそのエンジン。あるいは永久機関の理論」

遊一「…………」

倉井「必死こいて求めてた割には、もういらんと思えばぽっと手放す」

   「常にそうとは言わん。が――――のう。いつか他人も見捨てかねんと思っての」

遊一「……そこまでハクジョーじゃねえっすよ、俺」

廼亜「そうそう。そうですよ教授。なんと彼は――――」

遊一「お前が補足すると途端に嘘くさくなるからやめろ」

廼亜「アッハイ」



倉井「ま、老人の戯言と思ってテキトーに心のどこかに残しておけばええ」

   「殊更咎めもせんよ。人間、大なり小なりそういう気質はあるもんじゃ」

遊一「……そっすか」

廼亜「そうだねぇ。人間、割とそれまでずっと執着してたものを突然手放したりするし」

遊一「…………あ?」

廼亜「私も割と『面白い』と思えなくなったような漫画とかすぐに売っちゃってね」

遊一「何の話だ」

廼亜「いやいや。……世間話さ、世間話」

遊一「…………ケッ」


◆ 廼亜と教授の好感度が上昇しました
コンマ1の位で一律判定
1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7
↓1



◆ 以下のように変動しました


倉井英:15→19

廼亜琉楽:46→50



遊一「つーかお前漫画とか読むのか」

廼亜「読むよ。ゲームとかもするよ。ただ、よく積んでしまってね……」

遊一「ダメじゃねェか」

廼亜「消化しようと思ってもやる気が出なくなってきてねぇ」

遊一「割とそういうことあるとは聞くが」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2



◆ スクラップ置き場


遊一(さて……現状、潜水艇は完成。航空機も仕上がった)

   (残る憂いはヤツら……同好会とカミサマ連中くらいのもん、か)

   (その辺考えるのとかもやっとかねェとな、と)


1.同好会へ対応するメンバーの選定
2.いっそのこと突入してしまおうか
3.自由安価

↓2


◆ どのキャラクターと共にアジトへ突入しますか?

   候補の選定のため、キャラの名前を挙げてください
   なお、今回選択されたキャラのデュエルは描写される可能性があります。


↓1~5くらい、選択無しも可



遊一(呼ぶとすれば……イースと、龍天河)

   (あいつらは頼りになる。元々、事情についても明るい方だ)

   (あとは……御社……は、どうだろうか。アイツはなんつーか、妙なとこでやるヤツだし)

   (考えてみるとその辺が一番……か? いや、潜水艇使うっつったら活火も来そうな……)

   (アイツは……あー……潜水艇に待機してもらうとか……)

   (……ともかく、それぞれ行ってみっか……)


◆ 学校


龍天河「いいぞ」

遊一「ああ、うん。お前はな。即決するだろうとは思ってた」

龍天河「むしろ行かない理由が無いだろ、父さんのこともあるのに」

遊一「で……だ」



遊一「活火、何でお前までいる」

活火「潜水艇のことと聞いて」 ズビシィ

龍天河「耳ざとすぎる」

遊一「悪ィがお前、コトがコトだけに色々ヤバいぞ」

活火「大丈夫だ。僕の情熱を信じろ」

遊一「お前割と変にテンション上がると変なキャラになるのは知ってたが殊更変だぞお前」

活火「僕だってたまには変なテンションにだってなるさ」

遊一「……まあ、何だ。色々危険だぞ」

龍天河「遊一なんて大怪我したし」

活火「僕も怪我をするかもしれないか。だがそれは誰だって同じだろう?」

   「それに神威、君たちが大怪我をした時に潜水艇を動かす人間が必要になるはずだ」

遊一「…………守っちゃやれねェぞ」

活火「守られる必要も無い。僕だって自衛くらいできるさ」

遊一「……ん、で……と。次は御社とイース―――――」

??「ちょっと待った――――!」



龍天河「君は!」

遊一「……いや勿体付けなくていいだろ。何してんだ刹那」

刹那「頭の中のひとに呼ばれてー」

遊一「マジかよツァトゥグア万能だなオイどこまで知ってやがる」

刹那「水臭いですよセンパイ、わたしも何やら分からないですけど行きますよー!」

遊一「いや残れアホ」

龍天河「いや……」

遊一「ンだよ龍天河」

活火「ああ、なるほど。神威、僕は彼女を連れて行ってもいいと思う」

遊一「はァ!?」

刹那「…………」 ムー

龍天河「街に残してたら、どうなるか分からないじゃないか」

遊一「そりゃ……そうだが」

活火「神威、お前が守ればいいだけの話だろう」

遊一「いや……まァ……いやだが……」


遊一(確かにユミカの奴にはそのように言った。が……そりゃアイツの追及を逃れる方便で)

   (決して刹那を連れて行くことを前提にしてたワケじゃねえし……)



刹那「センパイなら守ってくれるって信じてますからって、あの時もー……」

遊一「そりゃ……ありゃ……危険の有無が分かんねえと思ったからで」

刹那「だったらこっちだって同じじゃないですかー……」

遊一「いや、おま……こっちは明らかに危険だっつって分かってんだよ!」

活火「神威、諦めた方がいいぞ」

遊一「馬鹿なこと言ってンなオイ」

活火「いや、な。彼女にそう言い含めるなら、僕も行けないことになるし」

   「極端な話、自分以外の誰一人として連れていけないぞ」

遊一「……そりゃ、まあ……・」

龍天河「そうしなきゃいけないと分かってるならいいじゃないか」

遊一「……チッ」 ガリガリ

刹那「………………」

遊一「離れンな。それだけだ」

刹那「……はいー!」

龍天河「誰かコーヒー持ってきて」



◆ イース宅付近 / 公園


遊一「…………よォ」 ゲンナリ

イース「ハローゥ。死にそうだネカムイ」

遊一「色々とな……色々と」

霞鎌「それで、我々を呼びつけたのは?」

遊一「あー……何だ。お前らに、その……同好会潰すの、手伝ってほしい」

   「つって、イースはもう知ってっけどよ。御社なんかは」

霞鎌「どのような事情で?」

イース「アー、ン……悪いヤツブッ飛ばせ?」

霞鎌「お引き受けしましょう」

遊一「決断早すぎるつーかお前の説明抽象的すぎだろ」

イース「物事はシンプルイズベスト、だヨ。オースジは間違ってナイシ」

遊一「大筋にもほどがあらァ」

霞鎌「はて。何か問題が。力が必要なのでは」

遊一「そりゃそうなんだがな」



遊一「どう説明すべきなんだ? あー……」

イース「世の中にはゴッドがジツザイしててね、その力をワルいことに使おうとしてるグループがあるんだヨ!」

    「それをどうにかシヨウっていうのがモクテキだヨ!」

霞鎌「ごっど、いわゆる神。なるほど。引き受けましょう」

遊一「何で超解釈能力こんなところで発揮しちゃってんだお前もっと大会の時とかで活かせ」

霞鎌「はてそのようなことが」

遊一「……もういいわ」

霞鎌「とはいえやはり世の中というものはぎぶあんどていくというもので」

イース「Repeat after me! Give and take!」

霞鎌「ぎぶあんどていく」

遊一「英語の勉強してる場合か」



遊一「で、俺は何すりゃいい」

霞鎌「菓子を作っていただけますね」

遊一「菓子? こないだみてーなのか?」

霞鎌「それで」

遊一「それだけでいいのかよ。別に俺自身は構いやしねーが……」

霞鎌「業務用冷蔵庫いっぱいに」

遊一「想像の10倍は大変だったわ」

イース「ヘイカムイ、これもジゴージトクの一種だと思うナ!」

遊一「うるせェわ!」

霞鎌「ダメですか」 シュン

遊一「あ゛ークソッ! やるよ! 今は少しでも戦力が要ンだ……手間なんて惜しんでられねェ」

霞鎌「くおりてぃは以前のものを踏襲していただけると」

遊一「」



遊一「俺は死ぬかもしれん」

イース「そんなニ手間かかったノ?」

遊一「つーか……仕入れに手間がかかってな」

霞鎌「なるほど、では一週間で」

遊一「」

イース「カムイの目からヒカリが!」

霞鎌「はて、何か無理難題を」

遊一「かぐや姫を思い出した」

イース「プリンセス・かぐや? ……って書くとカード名みたいだネ」

遊一「言っとる場合か」

霞鎌「地属性でしょうか」

イース「というヨリ童話カテゴリ出すの先だネ」

遊一「言っとる場合か」



遊一「……やれと言うならやるさ。あいつら潰すこと考えりゃな」

イース「ヤスいモンだネ」

霞鎌「やりました」

遊一「……おっちゃんに言ってあれとこれと色々整えて……」

イース「ヘイカムイ! もうちょっと喜びなヨ!」

遊一「喜ぶより先に憂えるモンが出てきてんだろォが!」

霞鎌「はて、そのようなものがどこに……」

遊一「お前だお前」


◆ 5名が参加確定しました。なお、デュエルの描写をスキップすることも可能です。

◆ 一日が終了しました

では今回はここまで

一応メンバーとしてはこの六人だけど+αが多少出てくる可能性はあるので先に一応
バランスは良いのか悪いのか

予想GUYの仕事増量で心が死にそう
21時過ぎくらいになるかもです

1の定時の予定が書き換えられている
ドンサウザンド絶対にゆ゛る゛さ゛ん゛!!

申し訳ないけど今日は小ネタでお茶濁させてください
ネタ募集適当に↓




◆ 前日談:氷山静



父が死んだ。

その報せは、17の頃の静にとっては、ひどく衝撃的なものだった。

例えばそれが事故であるなら、哀しむだけで済んだだろう。多少の虚しさが残るとはいえ
そこに「悪」と呼べる者は誰一人としていない。ただ、運に恵まれなかっただけのことだ。

ある時まで、静はそう思っていた。崖から滑落し、死亡したのだと。

――――ある時までは。


静の父は酒場のマスターだった。穏やかだが真面目で、不正には人一倍厳しい男だった。

それ故に、チャーチルに居を構えることとなった多くの者たちに親しまれ、逆に、正義感故に多くの人間の恨みを買った。

それでもいいと静の父は考えていた。

静自身も、そんな父を誇らしく思っていた。


母は物心ついた時からいなかった。子供心にその理由は推測できたが、あえてそれを口に出すことはしなかった。

父も、静がショックを受けるだろうと理解しているからか、言葉にすることは終ぞ無かった。

父は静へ目いっぱいの愛情を注いでいた。父親としてできる全てのことをしてやっていた。

静もまた、父に認められるべく努力した。娘としてできることを、可能な限りした。



だからこそ、父に報いるべく、酒場を継いだ。

酒については詳しくないし強くもない。それでもなんとか人前に立てるほどになり、

そうして少しばかりの時が過ぎた、ある日。

――――――ある言葉が、静の逆鱗を撫ぜた。


「あの野郎、死んでせいせいしたぜ」


何事かと耳を傾けてみると、それは近場のギャングたちの会話だった。

ギャング。荒くれ者の意としても、あるいはただ「法を守らない者」という意味でも用いられる言葉。

彼らに限って言えば前者で、何より静かには見覚えがあった。父に突っかかっていった男たちだ、と。


「へへ、落っこちて死んじまったんだ。もう小言も言えやしねえ」

「おい、それよりあの娘、とっ捕まえて売っ払っちまおうぜ。顔はいいんだ、金になるぞ」


その言葉がいかに気に入らなかろうが、あくまで彼らは客だ。

無礼を働くわけにもいかず、ただ、唇を噛み締めてその言葉を聞き続ける。


「――――しかし、ちょっと背中押したら落ちて死んじまった。ヤワな野郎だぜ」


静の眉が静かに揺れた。

今、何と言ったのか、と。静の言葉を代弁するように、ギャングの一人が続きを促す。

もっとも、そこに静と同じ感情は一つたりとも無いが。



「俺様が野郎の背中押してブッ殺してやったのよ。へへへ、谷底に真っ逆さまだったぜ」

「へぇー! でも何で奴さん素直にあんなところに?」

「ちっと反省したフリしたらコロっと騙されやがった! へへへへへ、馬鹿な奴だ」


その言葉が、静の逆鱗に触れた。

馬鹿な奴と貶めるだけならば、恥を忍んで静かに泣いていただけだろう。

しかし、その言葉を発したのが、父を殺したという張本人ならば。

その死に密接に関わっているとするならば――――――。


「おい」

「あん?」

「私と、デュエルしろ」


黙っていられるわけも、無かった。

昔から、静には不思議な能力があった。

デュエルモンスターズの精霊と交信し、その力を行使する――――

魔女と罵られることもあった。しかし、父はいつもそんな静を庇ってくれた。

その力はきっと、いつか、誰かの役に立つ。そのために授けてくれたんだ――――と。



結論から言えば、その力ほど人を傷つけることを容易くするものは無かった。



三つ首の蒼い龍が時を凍てつかせ、地獄から這い出た黒き竜が、その命脈を断つ。

あらゆる手を封じ、殺し、己の力を叩き込み――――

かつて父に諌められたはずの暴力の渦が止んだのは、親友が間に割って入ってのことだった。


父の死に関わった男たちは都市へ送り返され、法の裁きを待つこととなる。

そしてこの日以降、静は自身の想いを口にしなくなった。

父譲りの正義感は、彼女の内で強く、濃くなってゆき、その果てに、しかし「ギャング」という形で結実する。

それは一見矛盾した在り方で、彼女を見る者は失望や、あるいは驚きの目を向けた。

静は、それでも心の内を語ろうとしなかった。



5年のうちに、様々な人間が酒場を訪れた。

執事。保安官。あるいは都市の元デュエルキング。様々な人間と出会い、その心の内を見て。

それでも静は姿勢を変えず、未だ酒場の店主であり、街の暴力装置、あるいはバランサーとして在り続けている。

そうしなければ、己の思う正義というものを結実できないと信じているから。


◆ 前日談:氷山静     終



◆ 後日談:メイド


魅行「是非とも晴明様にはこのスケベティックなコスを着用していただきたいと思いまして」

晴明「ヤです」

魅行「そんな殺生な!」

晴明「叫んでもダメです」

ナクア「あなた2年経ってもまるで成長が無いわね」

魅行「失礼な。私はとうに完成しています」

ナクア「完成してるから進みようがないってやかましいわ」

魅行「ついでなのでナクア様もこちらお召しになられては」

ナクア「何コレ。黒セーラー?」

魅行「さぁそれを着て『身の程を知るのね、豚』と」

ナクア「嫌な予感がするから絶対にオコトワりよ」

晴明(次の題材はS系と……) メモメモ

ナクア「やめなさい」



ナクア「ところであなた、ず――――――――――っと晴明と一緒にいるけど。飽きないの?」

魅行「は?」

ナクア「その『何ワケ分からんこと言ってんだ』的な目はそういうことよね」

晴明「……あの……魅行さんも、たまには自分のことを」

魅行「晴明様のお世話をすることが『私のこと』です」

晴明「はぁ……」

ナクア「そのついでにセクハラしまくってるってのは一体」

魅行「私のやりたいことですから!!」

晴明「……力説されても……」

ナクア「晴明だって自分の生活があるんだし」

魅行「それはもう、晴明様の決められたことでしたら応援はしますが」

ナクア「思ったより物わかりがいいのね」

魅行「私が寝取れば良いではありませんか」

ナクア「身の程を知りなさい」

魅行「その蔑みまくった眼良いですよ。好事家に売れます」 パシャ

ナクア「撮るな!」



魅行「我々にとってみれば、晴明様は恩人ですので」

   「個人的事情を抜きにしても、生涯をかけてお世話する所存ですよ、私は」

ナクア「……ふぅん」

晴明「……あ、あはは……」

ナクア「まあ、いいわ。ヒトの信念をとやかく言う気はないし」

晴明「……信念っていうか」

魅行「ところで晴明様。次の(少年誌の方の)話のネタは上がりましたか」

晴明「それは……まだです」

ナクア「まだぁ!? ちょっと……〆切まで二週間じゃない」

晴明「……に、二週間ありますし……」

魅行「プロットなどはいかがですか?」

晴明「出ません……」

ナクア「超大変じゃない」

晴明「……ど、どうしましょう……」 オロオロ

魅行「そう言うと思って取材を手配して参りました」

ナクア「は?」

晴明「えっ」



魅行「つい最近この章も佳境に入りましたが、その行き先は山」

   「それも雪山です。そこで、行き先をいくつかピックアップして参りました」 ドジャン

晴明「わ……こんなに」

ナクア「あなた……ほんと無駄なところで変に有能よね」

魅行「それほどでも」 ドヤァァァァァ

晴明「……んと……んー……」

魅行「どこへ赴かれるにしましても、晴明様はメモ帳と原稿だけは忘れずにお願いいたします」

   「それ以外の雑事は私が」

ナクア「雑事……まあ、雑事……えぇまあ……」

魅行「何か」

ナクア「よくそんな面倒なこと嬉々としてやってられるわねって」

魅行「当然です。メイドですから」

ナクア「理由になってない……」

魅行「――――何より、晴明様のために働くことが、私の生きがいですから」


◆ 後日談:メイド  終

今日はこんなところで

ほ、本編はここまで重くはしないようにするから……(震え

魅行にふざけるななんて遊一に空飛ぶなって言ってるようなもん

今日は21時くらいから始められたら

レッドデーモンズが増えたことでうちのスレのレッドデーモンズ使いをどう扱うべきかが難しくなってきた
アンチホープは……ダークガイアの素材に使ったら強いな!(投げやり)

30分後くらいに始めます

専用構築なら確かにアンチホープは悪くない。ただ耐性がバトルステップ限定なのはちょっと……
制限改定は期待不安の未来が全く動きださなかった
HERO使ってる身とはいえロウ規制しないのはコンマイ無能

おるかー



◆ 65日目 / ガンガリティア


氷菓「…………」 ムムム

廼亜「やあ、一人かい?」

氷菓「む、誰だッ!」 バッ

廼亜「おっと、失敬。物思いの邪魔をしたかな?」

氷菓「いや……構わない。取るに足らない悩みだ」

廼亜「はて。それは本当にそうかい?」

氷菓「そうだ。他人に言うのも良くない」

廼亜「ふむ。袖振り合うも他生の縁と言う。少しアドバイスを与えてもいいかな?」

氷菓「アドバイス?」

廼亜「そうだよ。もっとも、信じるも信じないも勝手だがね」

氷菓「聞かせてくれ」

廼亜「彼より素直でいいね。おっと失礼。私が思うにね、いつまでも悩んでいるより……」

   「まず、衝動的に思う一つのことをやり遂げるのが一番いいんじゃないかと思うんだよ」

氷菓「衝動的に思う?」

廼亜「そう。人間、ものごとを考えすぎるとドツボにハマる」

   「だから余計な考えを棄てるんだ。そうして得られたものこそ真実にして無二のものだ」



氷菓「余計な考えを」

廼亜「まあ、戯言と思ってくれて構わないよ。私はただの通りすがりだからね」

   「ちょっと悩んでいるようだから、ね」

氷菓「……」

廼亜「それじゃあ私はこれで失礼するよ。色々と……下準備があるからね」

氷菓「え、何の?」

廼亜「――――――楽しいパーティだよ」


 * * * *


◆ 学校


遊一「おーっす」 ブオオオオオオオン

龍天河「毎日の登校を空飛んでくるのやめろよ」

遊一「お前んとこそのうちこれ作るんだろ」

龍天河「うん」

遊一「宣伝になっていいだろ」

龍天河「それもそうだな!」


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.コミュ
10.自由安価

↓2



◆ 学校 / 昼休み


龍天河「遊一! 俺らいつの間にか三馬鹿とか呼ばれてる!」

遊一「だろォな」

活火「そうなるな」

龍天河「もっと衝撃感じたりしないのかよ」

遊一「俺も活火も元々の評判は『変人』だ」

活火「その上神威はそこに『不良』が加わる」

龍天河「言われてみれば俺も似たようなものだった」

遊一「おう」

龍天河「……ちょっと待てよ? ってことはここにいるのって変人だけなのか!?」

遊一「今更気付いたか」

活火「わかっていただろうにのう」



龍天河「まあだから何って話だけどな」

活火「まったくだよ」

遊一「俺もお前らも気にするタマか」

龍天河「だよなぁ」

活火「ところで知ってるか。三馬鹿なんて呼ばれてはいるが、僕たち偏差値高いぞ実は」

遊一「平均すりゃな」

活火「ところがそうでもない。神威は理数と工学強いし」

遊一「…………」

活火「龍天河は全般いけるだろう? 僕も割となんでも」

遊一「下馬評と内情がまるで一致しねぇ」

龍天河「意外と世の中そういうものなのかもな」

活火「そうだな……」



遊一「エリートとか趣味じゃねえ」

龍天河「まあ、遊一はな……」

活火「そういうのって自称するものでもないけどな」

遊一「望んでもねえのにそういう風に扱われるのもムカつく」

龍天河「俺も似たようなものかな。自分の価値は自分で決めたい」

活火「僕は……人が何て言っても」

龍天河「あ、遊一、あっちのコンビニポテト40DP引きだってよ」

遊一「マジかよ行くぞオイ活火」

活火「僕の話を聞けよ」

龍天河「え? だってそれ長くなりそうだし」

遊一「実際長いし」

活火「僕そういう風に思われてたのか!?」

遊一「おう」

活火「軽くショックだよ」

龍天河「だって、なあ」

遊一「お前割とクドいとこあるじゃん」



活火「くどっ……神威には言われたくないなぁ!?」

遊一「俺クドいかよ」

龍天河「テンション上がったら割と」

遊一「ちょっとショックだわ」

龍天河「今更だけど、遊一ってそういうこと言うのな」

遊一「……ま、今は余裕できたしな」

活火「そうだな。飛行機が完成してなかったら今でもバリバリ敵意飛ばしてると思う」

龍天河「キれたナイフってか」

遊一「切れるナイフの間違いじゃねェのか」

龍天河「……忘れてくれ」

活火「それ随分前に見たデータファイルに載ってたな」



遊一「あとはアイツらだけか」

龍天河「あぁ」

活火「それさえ超えられれば、なんとかなるか?」

遊一「さァな。だが一段落は着く」

龍天河「新しいことも始められるな。そういえば遊一、今色々オファー受けてるんだって?」

活火「あぁ……まあ、引く手あまただろうな」

遊一「……飛井に教授にお前らに……礼は言っとくけどよ」

活火「迷惑か?」

遊一「別に。ただ、忙しいと思っただけだ」

龍天河「素直じゃないよなー」


◆ 龍天河と活火の好感度が上昇しました
コンマ1の位で判定
1,2,3 : 3
4,5,6 : 4
7,8,9 : 5
0,   : 7
↓1



◆ ゾロ目のボーナスも含め以下のように変動しました


活火山:16→21

龍天河涼:62→67


行動・行き先選択

1.カードショップ「ゴールデン・ハインド」
2.スクラップ置き場
3.学校
4.掲示板を確認する
5.知り合いについて調べる
6.情報屋
7.埠頭
8.アルバイト
9.自由安価

↓2



◆ スクラップ置き場


遊一「――――――さて」


1.そろそろ突入しよう
2.他にやることがある(自由選択)
3.調べたいことがある(内容指定)
4.自由安価

↓2



遊一「……準備は……できたか。あとは――――――」


タッタッタ……


龍天河「おーい遊一! 待たせた!」

遊一「いや。他の連中はどうした」

龍天河「それならすぐに来ると……あ、来たぞ」


タタタタタタタ……


刹那「お待たせしましたー!」

活火「これで全員か?」

霞鎌「そうなりますか」

イース「ヘイカレン! ワタシがまだダヨ!!」 トタタタタタ…

遊一「…………」

龍天河「……ど、ドタバタだな」

遊一「下手に気負っても良くねえがな」



遊一「あっちも、言ってみりゃ烏合の衆だ。勝ち目は充分にある」

龍天河「確かに……そうだといいけど」

遊一「ヤバい奴は俺とお前で散らすぞ」

龍天河「了解……っと、遊一。みんな集まったのに何か無いのか?」

遊一「趣味じゃねえ」

刹那「えー! 何かやる気の出ること言ってくださいよー!」

遊一「下手な訓告なんざしたところで逆効果だろ」

イース「ヘイカムイ、なんかそれってヘタレっぽい?」

遊一「チッ……」 ガリガリ

霞鎌「思いのたけをそのまま口にすればよろしいかと」

遊一「あー……そうだな」



遊一「街のためや人類のためやなんやって色々思うとこはあるかもしれねーが……」

   「要は喧嘩だ。小難しく考えるな。自分のため、身近な誰かのため、なんでもいい」

   「自分自身を奮い立たせる文句だけは忘れんな。それだけは無くすな」

龍天河「っていうのは、何でだ?」

遊一「相手は常に大義名分を掲げてる。世界のため人類のためっつってな」

   「戦う気力が萎えそうになるかもしれねえ。だから、大層なお題目なんて邪魔なだけだ」

刹那「おいしいもののためとかー」

イース「ンー……やっぱり魔導書シュウシュー?」

活火「海底探査のために……邪魔になるとか」

遊一「……まあ、何だ。色々言ったけど、ともかく、大怪我とかはすんな」

   「お前ら巻き込んだ俺が言えた義理じゃないが――――それだけ、守ってくれ」

刹那「センパイがちょっとデレましたー!」

遊一「そういうのじゃねえ!」



龍天河「ところでそろそろ潜水艇に乗り込まないか? 俺ちょっとワクワクしててさ!」

活火「僕もだ。何せこれが初めての航海……ふふふふふ! 昔からずっとこの時を……」

霞鎌「泳げますか、いーす殿」

イース「ン? この街に住んでてそれはヤボだヨー」

霞鎌「なるほど。私は泳げません」

イース「ファッ!?」


わいわいがやがや……


遊一「……統率もクソもねェ」

刹那「らしいと言えばらしいですけどねー」

遊一「刹那」

刹那「何ですかー?」

遊一「帰ったらパーティやるぞ」

刹那「えぇ!?」

遊一「いきなりどうした」

刹那「いえー……そういうこと言うと、だいたい叶わないなぁってー……」



遊一「奴らほっといたら、それこそ何も叶いやしねェ」

刹那「……ですねー」

遊一「戻ったら言っとかなきゃなんねえこともある」

刹那「センパイ、ちょっとそういうこと言うのやめましょうー」

遊一「は?」

刹那「いえちょっとあのー……そういうこと言ってると死にそうだなってー」

遊一「そう簡単にゃ死なねえ」

刹那「いえ、それはまぁー……センパイ死にそうにないですけどー」

遊一「いや、俺でも死ぬこたあるぞ」

龍天河「いや、遊一なら大怪我でとどまりそうだ」

遊一「その意味不明な信頼どういうことだ」

活火「それだけ実績積んでるじゃないか」

遊一「チッ……」



遊一「ともかく、行くぞ。お前ら乗れ乗れ」

活火「うわ、押さないでくれよ神威!」

龍天河「おっととと……あ、意外と中は広いな」

霞鎌「で、空気は大丈夫なのですか」

遊一「気密性は確保してある」

イース「それであのバイクハ?」

遊一「いざって時のためにな! オラ行くぞ!」

刹那「センパーイ!」

遊一「何だ!」

刹那「絶対、大丈夫! ですよー!」

遊一「…………あぁ」


◆ 同好会との決戦が始まります

今日はここまでで

決戦決戦とは言うけどノリはいつもの。でも色々やることはやる。予定です
対戦相手も決めてしまわないとなー

今日はどうなるかのう
突発的に仕事追加されなきゃ19時過ぎ頃にはできると思います
追加さえされなきゃ

きたく

ちょっとしたらやります



◆ 潜水艇内


コーン…コーン…


遊一「経過どうなってる」 フィィィィィン

活火「割かし順調……だけど神威、お前……」

イース「センスイカンの中でバイク動かすとかショーキじゃないヨ!?」

龍天河「い、いや……多分ほら、深い考えがあるんじゃないかなって……」

遊一「真っ先に突っ込んで、最短距離でアタマを潰す」

刹那「らしいですねー」

霞鎌「実に」

活火「神威らしいが……らしいが……!」

龍天河「遊一、もうちょっとこう作戦ってものを」

遊一「あ? ねぇよンなモン」

活火「はっきり言いすぎだ」



遊一「アタマ潰せば大抵の組織は勢いを無くすモンだろ」

龍天河「そう……まあ、そうだが、道中の敵はどうするんだ?」

遊一「ひき潰す」

イース「ハンザイ!!」

活火「過激すぎる……」

刹那「でも、理にかなってないわけじゃないですよねー」

霞鎌「然り。ですが、あまりに強引」

遊一「俺にスマートさなんて求めるヤツもいねぇだろ」



龍天河「な、なあ遊一……俺にとっての父さんみたいに、お前も誰か戦う相手がいたりするんじゃないか?」

遊一「あー……いたな、そういや」

活火「いるのか」

遊一「あァ、いる。少なくとも二人」

霞鎌「頭を含めれば3人」

遊一「そっちは実力行使に出ればいい」

イース「カムイ、カムイ。かなりランボーすぎるヨ」

龍天河「怒りの脱出……?」

イース「スタローンかヨ。ボーリョク的って言ったノ!」

刹那「センパイですからねー……」

霞鎌「刹那殿、さっきからそればかりでは」

刹那「それのくらいでで驚いてられませんからねーわたし」



活火「うん……まあ……神威なら」

遊一「…………色々と否定できねェ部分があるな」

刹那「熊も殴り倒しましたからねー」

龍天河「あぁ……聞いたなそういうこと……」

遊一「まあ、ともかくソイツらは真正面から戦う。それ以外はどうでもいい」

イース「どうでもイイとまで言い出したヨ」

霞鎌「では、我々は露払いとしましょう」

遊一「頼む……つーかお前ここ一番に来ていきなり真剣になりはじめたな」

龍天河「まあ……そろそろ近づいてきたからな」

刹那「……!」

遊一「どうした」

刹那「んー……なんだか、変なものを、感じるような……とー」

遊一「……『近づいてきた』ってことか」



遊一「活火、周囲の状況はどうだ」

活火「海底遺跡が……1、2……乱立してる」

遊一「チッ……判別が難しいな」

イース「サスガにちょっとこれだけあると……コワいネ」

刹那「えーと……ちょっとよく分かりませんー……」

霞鎌「南の方角です」

遊一「あ?」

龍天河「分かるのか?」

霞鎌「どれだけ取り繕ったとしても、『人間』の意志であれば分かりやすいものです」

遊一「……読心術の応用って奴か」

霞鎌「然り。確かに……読み取りづらい……名状しがたい、何らかの意思が介在しておりますが」

イース「……オールドワン」

活火「オールド?」

イース「カミ? って言ったらいいのかナ」

龍天河「ともかくそのカミサマをどうにかするのが一番の目標ってことになるか」

遊一「別にソイツをどうにかする必要はねェ。呼び出そうとする奴らを潰せばいいだけだ」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


遊一「……オイ、この音は何だ」

龍天河「さぁ……外よく見えないし。地震?」

活火「い、いや……違う。地震ならもっと……これは……」

イース「ちょ、ちょっと! カムイ! 外!」

遊一「あ? 外――――――」


ズオオオオオオオオオオオ……


遊一「………………黒い……」

刹那「なりそこないのガチャ●ンですかー!?」

龍天河「違う! あれは……『地縛神』!」

遊一「自爆……なんだって!?」

龍天河「地縛神、だ!」

イース「Shit……ッ! ヤツら、あんなモノ持ち出して!」



遊一「龍天河! お前、確か前にアレ……ありゃ攻撃が実体化したりすんのか!」

龍天河「分かってるだろ!」

活火「逃げなきゃヤバいよな」

遊一「たりめーだ!」

イース「カムイ! カード相手ならカードで……」

遊一「とはいくめーよ。何分攻撃力が分からねえし、攻撃して返り討ちに遭ったら」

刹那「そういう現実的な話しようっていう状況じゃないんですよー!!」

霞鎌「では、如何様に?」

遊一「逃げるに決まってんだろ。全速前進!」

活火「どこへ!?」

霞鎌「11時の方向。今腕を振りかぶっているその脇を」

活火「ッ」

遊一「活火、従っとけ!」

活火「りょ、了解!」



◆ 海底遺跡 / 目前


活火「ヤバいぞ神威! このままじゃ……」

遊一「チッ……どうにもこうにも……」

龍天河「いや、このまま行く!」

イース「ワッザ!?」

龍天河「俺はあの『拠点』に行ったことがある! 空気があるんだ、あそこ!」

     「潜水艇を横付けしてくれ! それで入れると思う!」

活火「……ホント……行き当たりばったりすぎる!」

刹那「でも、それしかやりようがないですよー!」

霞鎌「今感知致しました。……行けます」

活火「も、もうどうにでもなれ、くっそおお!」


ドドドドドドドドドドドド……



遊一「見えた! あの場所……」

刹那「センパイ、あそこに変な人がー!」

龍天河「アイツ!」

活火「知ってるのか、二人とも!」

遊一「知ってるさ。あいつら……ッ! あいつらが召喚者なら……龍天河!」

龍天河「あぁ、分かってる!」


ザザザァァァァ……


彩子「ヒャハッハアハ、ヨーコソ地獄の一丁目ェ! ビィィィィッグ“C”の御味はいかがァ!?」

千乃「あなたたちにはここで足止めされていただき」


ドッガアァァァァァ!!


遊一・龍天河「邪魔だァァァァッ!!」

千乃「ひえ……」

彩子「あの時の二人組ィィッ!?」



龍天河「デュエルだッ!」

遊一「ご丁寧にデュエルディスセットしてるってこたァそういうことだろォなァ!!」

千乃「いえ、これはそういうことでは」

彩子「アンタたちとデュゥエルする気なんて無ァァァい!」

遊一「うるせェ俺のターンッ!!」

彩子「聞いてない!?」

遊一「スケール1の《星読みの魔術師》とスケール8の《時読みの魔術師》でペンデュラムスケールをセッティングッ!」

龍天河「レッドアイズ3体をペンデュラム召喚! そして《黒炎弾》2枚!!」

彩子「ファッ!?」

千乃「え」

彩子「こっちのターンは!?」

遊一「いきなり攻撃してきて……」

龍天河「そんなものがあると思うか!」

千乃「そんな無茶苦茶な」

遊一・龍天河「うるせえ退けェェェェェェェェッッ!!」


ドッゴオオオオオオオオオオッッ!!



彩子「ほぎゃあああああああ!?」

千乃「出オチってやつかしらぁあ~……」


遊一「道はできた、行くぞッ!」

刹那「無茶苦茶もいいところですよー……」

龍天河「そんなの気にしてる状況じゃあないからな」

活火「神威、僕は」

遊一「あぁ、近場の……気付かれない場所に潜伏しててくれ。全部終わったら連絡する!」

活火「ああ、分かった。みんな、気を付けて!」

イース「まったくモウ……ルールを守って楽しくデュエル! じゃないノ!?」

霞鎌「気にしている場合ではないでしょう」

遊一「コイツらに関しちゃ多少雑に扱ったところで構いやしねえ」

龍天河「後で復活するかもしれないけど……それはその時か」



遊一「……あえて言っとく! 何があっても」

イース「死んだりしないヨ!」

霞鎌「無論。更にあえて返しますが」

イース「ツユハラいは任せといてネ!」

龍天河「俺たちは!?」

遊一「俺達3人で突入する。俺もお前も……やることがあるだろ!」

刹那「わたしはー」

遊一「遠くになんぞ置いとけるか!」

刹那「……」 ギュギュー

イース「ペッ!」

龍天河「眼に毒だからやめてくれね?」

遊一「俺は悪くねえ。ともかく―――――行くぞッ!」


ウォォォォォォォォォン!


◆ 誰のデュエルから描写しますか?

1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.刹那
4.イース
(現在×)5.活火
6.霞鎌
7.??(1)
8.??(2)

↓2


◆ 詳細な判定及びデュエルの詳細な描写を行いますか?

1.両方行う
2.簡易判定+デュエルの描写のみ
3.展開を省略

↓1~3


◆ 判定を行います。コンマとトリップ合計【80】以下で勝利
   また、奇数と偶数で対戦相手が変化(奇数:?? 偶数:????)

↓1

酉+【08】でデュエルを行います。

では続きは明日
途中のvsキチ2人のあの場面、もうちょっと詳細に考えてたものはありますけど
どうせ瞬殺するだけだし2レスも使いたくないなーと思って遊戯王Rみたいになってしまった

ぬあ、すみません。よく考えたら明日は無理でした
投下は明後日でお願いします……

ところで君らお姉ちゃんのこと忘れてないかね

なおルーラーはミカのだしホープは遊一所持なの出せない。オガドラは決闘竜縛りあるので(まだ)出ない
汎用性と性能の高すぎるプトレやインフィは、該当カテゴリ以外では絶対に使わせない縛り入れてるので同じく
基本、静のデッキは一昔前のシンクロ型のIF(トリシュin)くらいと思ってほしい

昨日ちょっと体調崩してて書き切れなかったので今日は完成次第。21時は過ぎると思います

申し訳ない、帰りにCROS買ったりGと対峙したりしてたらかなり時間かかってしまいました

23時から開始したいけどいるかな

すみませんが若干即興入るかもしれない関係でミス多いかもしれません
それではやります



◆ 遺跡 / 第一層


イース「……ムム」


イース(構造やヨーシキが思ったようなノじゃナイ……)

    (これだけのもので海底に沈んでるとしたら「クトゥルー」の可能性が高いと思ったケド)

    (コレはどっちかって言うと……風……まさかネ)


????「問おう」

イース「ン?」

????「朝には四つ足、昼には二本足、夜には三つ足で歩くものは何か――――」

イース「その前にダレだヨ」

????「答えられないのか? 答えられないのならば――――」

イース「無欠の投擲【Impeccable Throw】」 ヒュッ

????「うおおおおおおっ おごっ!?」 サッ トスッ

イース「ユーメーなスフィンクスの問いかけだヨネ、ソレ」



????「も、文句を……言うより先に物理的攻撃を仕掛けるなんて……貴様、それでもデュエリストか……!」

イース「Yes, I am! ただし、マエオキにはウルサいヨ、ワタシ」

    「それに、テキにかけるナサケは無いってカンジ?」

????「ぐっ……は、腹が……くそぅ、貴様、わざわざ尖った石を選んで……」

イース「そりゃネ。で、何のヨウなのサ」

ラムセス「……今、ここで名乗らせてもらおう。我が名は風羅王・ラムセスッ!」

イース「ラムザ?」

ラムセス「ラムセスッ!」

イース「まぁどっちでもいいケド」

ラムセス「くっ……ま、マイペースな女め……」

イース「よくイわれる」



イース「で、デュエルする気ナノ? ツユハラい受けたワケだし、いいケド」

    「コドモがサークルになんてキョーリョクするモノじゃないヨ」

ラムセス「この俺がサークルに協力している……? 馬鹿め、俺がサークルを利用しているのだ」

イース「リヨー?」

ラムセス「その通り。俺はいずれこの街の頂点に立つ……市長となる」

     「そのために利用するのだ。同好会の人間も、神とやらもな!」

イース「アー……ムチャクチャ言ってるネ」

ラムセス「何を言っているんだ。神の力とは絶大なもの……そして、その権威を手にすれば」

     「あるいは、誰しもの願いが叶うということだってあるだろう!」

イース「ネーヨ。夢ミスギだヨ」

ラムセス「ほわァ!?」

イース「カミっていうのはそんなカンタンにセーギョできるものじゃないノ」

    「それができるなら……アー……まあ、そのヘンはいーヤ」

    「それ以上に、ンー……ヒトコトでムリ」

ラムセス「な、何故だ!?」



イース「ウエがツまりすぎ」

ラムセス「う、上……?」

イース「リューテンガワ親子だヨ」

ラムセス「龍天河……だと……?」

イース「ウン。今のシチョーは知らないケド、その子供……リョーならトモダチだからネ」

    「なんて言うかナ。ウツワが違うヨ、はっきり言って」

ラムセス「そんなことは無い……俺とて一介の王器の持ち主!」

イース「には見えネーから言ってんだヨ」

ラムセス「」

イース「そもそもリョーだってカミにタヨる気なんて無いデショ。その時点で負けてるヨ」

ラムセス「いいや、神は利用するだけだ!」

イース「もうタチナオったよこのコ。タフだナ」

ラムセス「ふ……タフでなければそんなこと、考えてなんていられない!」

イース「いいケドさ……ンー……」



ラムセス「これ以上話したところで、互いの意見は変わらない……デュエルだ!」

イース「……まぁ、そっちのホーがカンタンだよネ」 フィイィィン

ラムセス「これ以上好き勝手には言わせんぞ……」 フィィン

イース「イチオー言っておくケド、ワタシ、ヨワくはないヨ」

ラムセス「フッ……そんなこと、俺とて同じ!」

イース「じゃ。レッツ!」


     「「デュエル!!」」




イース「ワタシの先攻だヨ。《光の援軍》のエフェクト!」


《光の援軍 / Charge of the Light Brigade》
通常魔法(制限カード)
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動できる。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を手札に加える。


イース「デッキからライラをハンドへ!」


イース:デッキ→手札
《ライトロード・マジシャン ライラ》



イース「そして、デッキから3枚のカードをセメタリーへ送るヨ!」


イース:デッキ→墓地
《バリア・バブル》
《Emスティルツ・シューター》
《ディメンション・マジック》


イース「Oh……アー……ンー……まあヨシ! 《Emフレイム・イーター》をサモンするヨ!」


《Em(エンタメイジ)フレイム・イーター》
効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻1200/守1600
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
このターン、自分は「Em」モンスターしか特殊召喚できない。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。お互いのプレイヤーは500ダメージを受ける。


ラムセス「む……!」

イース「このエフェクトで互いに500のダメージを受けるヨ!」

ボボッ!

ラムセス「むうっ……!」 LP:4000→3500

イース「オーケー。ワタシもダメージを受けたヨ」 LP:4000→3500



イース「《ガード・ペンギン》のエフェクト!」

ラムセス「ペンギンだと……!? こんな所で可愛いモンスターを使いおって!」

イース「カンケーないヨ!?」


《ガード・ペンギン》
効果モンスター
星4/水属性/鳥獣族/攻 0/守1200
カードの効果によって自分がダメージを受けた時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、受けたダメージの数値分だけ自分のライフポイントを回復する。


イース「これでワタシの受けたダメージはリカバリーされたヨ」 LP:3500→4000

ラムセス「卑怯だぞ!」

イース「ヒキョーなことないヨ! ってなんかカムイみたいなこと言ってるようなキが……」

    「まぁいいヤ。二体のモンスターでオーバーレイ! カモン、《ライトロード・セイント ミネルバ》!」


《ライトロード・セイント ミネルバ》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/天使族/攻2000/守 800
レベル4モンスター×2
「ライトロード・セイント ミネルバ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。
その中に「ライトロード」カードがあった場合、その数だけ自分はデッキからドローする。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分のデッキの上からカード3枚を墓地へ送る。
その中に「ライトロード」カードがあった場合、その数までフィールドのカードを選んで破壊できる。



イース「さぁ、ミネルバのエフェクトだヨ! ORUを使ってデッキトップから3枚をセメタリーへ!」


イース:デッキ→墓地
《H・C 強襲のハルベルト》
《Emダメージ・ジャグラー》
《トーラの魔導書》


イース「……う……ま、マァいいヤ。ワタシはカードを2枚セットしてターンエンド!」 手札:1

ラムセス「俺のターン!」 手札:5→6

     「カードを3枚セットしてターンエンド!」

イース「Wow!? ……コレは……!」

ラムセス「どうした。かかってこないのか……!?」

イース「ブキミだネー……アーティファクトやチェーンバーンのカノーセーも否定できないシ」

    「ともかく、ワタシのターン!」 手札:1→2

ラムセス「フッ……」

イース「ミネルバのエフェクト! カードを3枚セメタリーに送るヨ!」


イース:デッキ→墓地
《ブラック・ホール》
《神の宣告》
《ライトロード・アサシン ライデン》


イース「ヨシ! ライトロードモンスターがあるから、カードを1枚ドロー!」 手札:2→3

    「更に、墓地のダメージ・ジャグラーのエフェクト!」


《Emダメージ・ジャグラー》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1000
「Emダメージ・ジャグラー」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
(2):自分または相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。
このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
(3):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。
デッキから「Emダメージ・ジャグラー」以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。



イース「行くヨ! ライラをサモン!」


《ライトロード・マジシャン ライラ/Lyla, Lightsworn Sorceress》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1700/守 200
(1):自分メインフェイズに相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
自分フィールドの表側攻撃表示のこのカードを守備表示にし、対象の相手のカードを破壊する。
この効果の発動後、次の自分ターンの終了時までこのカードは表示形式を変更できない。
(2):自分エンドフェイズに発動する。自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。


ラムセス「……むぅ……!」

イース「ロコツに顔シカメたネ。ライラのエフェクト! ライラをディフェンスにして……」

    「そのカードをブレイク! してもらうヨ!」


ラムセス:場→墓地
《キャトルミューティレーション》


イース(キャトルミューティレーション……ビーストデッキ!)


ラムセス「フッ……バレてしまったのなら仕方がない。が、これを理解したとて」

イース「ハットトリッカーをスペシャルサモン!」

ラムセス「聞けェぃ!」


《Emハットトリッカー》
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1100/守1100
(1):フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時に発動できる。
このカードにEmカウンターを1つ置く(最大3つまで)。その後、その効果で自分が受けるダメージを0にする。
(3):このカードにEmカウンターが3つ置かれた時にこのカードの攻撃力・守備力は3300になる。



イース「やるコトは変わらないんだよネ。レベル4のライラとハットトリッカーでオーバーレイ!」

    「カモン! 《Emトラピーズ・マジシャン》!」


《Emトラピーズ・マジシャン》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/魔法使い族/攻2500/守2000
魔法使い族レベル4モンスター×2
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分はこのカードの攻撃力以下の戦闘・効果ダメージを受けない。
(2):自分・相手のメインフェイズ1に1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
このターンそのモンスターは2回攻撃でき、バトルフェイズ終了時に破壊される。
(3):このカードが戦闘または相手の効果で破壊され墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「Em」モンスター1体を特殊召喚する。


ラムセス「ランク4のエクシーズモンスター……それが貴様のエースか!」

イース「オフコース! バトルだヨ! トラピーズ・マジシャンでダイレクトアタック!」

ラムセス「だからと言って通すわけにはいかん! 《ドレインシールド》!」

イース「ワッツ!?」


《ドレインシールド/Draining Shield》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分だけ自分のライフを回復する。



ラムセス「このカードの効果により、ライフポイントを回復する」 LP:3500→6000

イース「Shit……! ケド、ミネルバのアタックが残ってるヨ! Go!」


バリバリバリイイイィィ!


ラムセス「ふっ……きききッかんなぁ!!」 LP:6000→4000

イース「メッチャきいてるように見えるんだケド」


イース(というカ……こりゃダメージあるナ、ウン)

    (ヤダヤダ。カムイも言ってたケド、怪我するようなマネは……ダメだヨコレ)

    (まったく、マジック使ってる身で言うのもナンだけど、シュミワルいネ……)


イース「ターンエンドするヨ」 手札:2

ラムセス「俺のターン!」 手札:3→4

     「……では、そろそろお見せしよう。発動せよ、《光のピラミッド》!」

イース「!」


《光のピラミッド/Pyramid of Light》
永続罠
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがフィールド上から離れた場合、
自分フィールド上に存在する「アンドロ・スフィンクス」、「スフィンクス・テーレイア」を破壊しゲームから除外する。



ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……


イース「ワッツ!? イセキにピラミッド!?」

ラムセス「これが我が領域! さあ出でよ、ピラミッドを守る者!」

      「《アンドロ・スフィンクス》! 《スフィンクス・テーレイア》!」 LP:4000→3500→3000


《アンドロ・スフィンクス/Andro Sphinx》
効果モンスター
星10/光属性/獣族/攻3000/守2500
フィールド上に「光のピラミッド」が存在する場合、
500ライフポイントを払う事でこのカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは召喚・特殊召喚したターンに攻撃をする事ができない。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
このカードが守備表示モンスターを戦闘によって破壊した場合、
破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。


《スフィンクス・テーレイア/Sphinx Teleia》
効果モンスター
星10/光属性/獣族/攻2500/守3000
フィールド上に「光のピラミッド」が存在する場合、
500ライフポイントを払う事でこのカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードは召喚・特殊召喚したターンに攻撃をする事ができない。
このカードは墓地からの特殊召喚はできない。
このカードが戦闘によって守備表示モンスターを破壊した場合、
破壊したモンスターの守備力の半分のダメージを相手ライフに与える。



イース「……ワザワザこのタメに2ターンを……」

ラムセス「ダメージなど必要経費……織り込み済みの事象でしかない」

     「いかにこのカードを揃えるか、それこそが最重要事項よ!」

イース「ケド、テキストを読む限りこのターンはアタックできナイ!」

ラムセス「些末なこと! 俺は2枚のカードをセットしてターンエンド!」 手札:0

イース「ドロー!」 手札:2→3

    「《Emトリック・クラウン》をサモンするヨ!」


《Emエンタメイジトリック・クラウン》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1600/守1200
「Emトリック・クラウン」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「Em」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを、攻撃力・守備力を0にして特殊召喚する。その後、自分は1000ダメージを受ける。


イース「そして《ワンダー・ワンド》をクラウンにイクイップ!」


《ワンダー・ワンド/Wonder Wand》
装備魔法
魔法使い族モンスターにのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
また、自分フィールド上のこのカードを装備したモンスターと
このカードを墓地へ送る事で、デッキからカードを2枚ドローする。



イース「ワンダー・ワンドのエフェクト! クラウンとイッショにセメタリーに送り、カードを2枚ドロー!」 手札:1→3

    「そしてトリック・クラウンのエフェクト! セメタリーの『Em』をリバイバルさせるヨ!」

    「カモン、フレイム・イーター!」


イース:墓地→場
《Emフレイム・イーター》


ラムセス「狙いは!」

イース「イエス! ワタシのフィールドにはトラピーズ・マジシャンがいるからダメージはナッシング!」

    「ケド、そっちはダメージを受けてもらうヨ!」

ラムセス「くぅ……!」 LP:3000→2500

イース「更に、セメタリーのスティルツ・シューターのエフェクト!」


《Emスティルツ・シューター》
効果モンスター
星6/地属性/魔法使い族/攻2200/守 0
「Emスティルツ・シューター」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
この方法で特殊召喚したターン、自分は通常召喚できない。
(2):自分の墓地にこのカード以外の「Em」モンスターが存在し、
相手にダメージを与える魔法・罠・モンスター効果が発動した時、
墓地のこのカードを除外して発動できる。相手に2000ダメージを与える。



イース「ダイレクトダメージならイケるでショ!」

ラムセス「それは……どうかな! 《エネルギー吸収板》発動!」

イース「………………ハ!?」


《エネルギー吸収板/Energy - Absorbing Monolith》
通常罠
自分にダメージを与える魔法・罠・効果モンスターの効果を相手が発動した時に発動できる。
自分はダメージを受ける代わりに、その数値分だけライフポイントを回復する。


イース「さ……サイテーゲン、ケーカイしなきゃいけないのは《レインボー・ライフ》と思ってたのニ……!」

ラムセス「やはり……常識から外れて初めて見える地平も……ある……!」

イース「セオリーからハズれてるダケだヨ!!」

ラムセス「この手札使いの荒さで扱えるものか!」

イース「反論できナイ……! ケド、ともかく!」

    「ワタシは《異次元からの埋葬》を発動するヨ!」


《異次元からの埋葬/Burial from a Different Dimension》
速攻魔法(制限カード)
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から
合計3体まで対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。


イース「スティルツ・シューターとダメージ・ジャグラーをセメタリーへ!」


イース:除外→墓地
《Emスティルツ・シューター》
《Emダメージ・ジャグラー》



イース「ダメージ・ジャグラーのエフェクト! ハットトリッカーをサーチするヨ!」

ラムセス「また……!」


イース:デッキ→手札
《Emハットトリッカー》


イース「更に、ハットトリッカーをスペシャルサモン!」


イース:手札→場
《Emハットトリッカー》


ラムセス「レベル4が2体……来るか!」

イース「ハットトリッカーとフレイム・イーターでオーバーレイ!」

    「カモン! 《鳥銃士カステル》!」


《鳥銃士カステル/Castel, the Skyblaster Musketeer》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、このカード以外のフィールドの
表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。



イース「カステルのエフェクト! ORUを二つ使って、ピラミッドをバウンス!」

ラムセス「……そう来たか!」

イース「ピラミッドが無くなれば、スフィンクスもいナクなる!」

ラムセス「フッ……」


ラムセス:場→デッキ
《光のピラミッド》

場→除外
《アンドロ・スフィンクス》
《スフィンクス・テーレイア》


ラムセス「だが、その選択は最悪だぞ」

イース「……!?」

ラムセス「失われたピラミッドより、怒りの護神が姿を現す。出でよ、《スフィンクス・アンドロジュネス》!」


《スフィンクス・アンドロジュネス/Theinen the Great Sphinx》
効果モンスター
星10/光属性/獣族/攻3500/守3000
このカードは通常召喚できない。自分フィールド上の「アンドロ・スフィンクス」と「スフィンクス・テーレイア」が
同時に破壊された時、500ライフポイントを払う事でのみ
手札またはデッキから特殊召喚する事ができる。
このカードが特殊召喚に成功した時、500ライフポイントを払う事で、
エンドフェイズ終了時までこのカードの攻撃力は3000ポイントアップする。


グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ……



イース「Shit……!」

ラムセス「ふははは! どうだ……! これが俺の切り札! 最強のしもべ!」

イース「ケド……まだッ! トラピーズ・マジシャンのエフェクト!」

ラムセス「甘いぞ! 《スキルドレイン》!」 LP:4000→3000

イース「……!!?」


《スキルドレイン/Skill Drain》
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の全ての効果モンスターの効果は無効化される。


イース「このタイミングで!?」

ラムセス「切り札……そう、切り札だ。故にその雄姿は誰にも触れられてはならない!」

     「このカードの降臨もそう。決して邪魔されてはならないのだ……!」

イース「コダワりすぎだヨ!!」

ラムセス「何を言う。こだわり無くして人間たることなどあってはならない!」

イース「そりゃ……ワタシだってコダワるところはコダワるケドも!」

ラムセス「やりすぎ? 結構! そうでなくてはならない!」

イース「ッ……ミネルバをディフェンドにチェンジ。カードを1枚セットしてターンエンドするヨ」 手札:2

ラムセス「俺のターン!」 手札:0→1



ラムセス「行け、アンドロジュネス! カステルに攻撃!」


ドッゴオオオオオオオッッ!!


イース「だろーネ……! うあっ!」 LP:4000→2500

ラムセス「カードを1枚セットしてターンエンド。さぁ……どうする!」 手札:0

イース「……ド……ロー!」 手札:2→3


イース(来た……ケド……! あのカード……)

    (タイプ……が……いや……ン……ト……)


イース「カードをセット。ターンエンド!」 手札:2

ラムセス「防戦一方か? ならばここで決めてしまうぞ! 俺のターン!」 手札:0→1

イース「なワケないでショ! 《破壊輪》ッ!」

ラムセス「な……!」


《破壊輪/Ring of Destruction》
通常罠(制限カード)
「破壊輪」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その表側表示モンスターを破壊し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。


ラムセス(まさか……手札にフレイム・イーターが存在して……いや、だとしてタイミング……)

     (いや、タイミングは関係ない、そもそもダメージを受けなかったらこちらへのダメージも……)

     (ならば狙いは破壊とレベル4モンスターの展開……どちらにしても!)


ラムセス「《ギャクタン》!」

イース「!」


《ギャクタン/Wiretap》
カウンター罠
(1):罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。



イース「Shit! これジャ……」

ラムセス「《野性解放》を発動!」


《野性解放/Wild Nature's Release》
通常魔法
フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体を選択して発動できる。
選択した獣族・獣戦士族モンスターの攻撃力は、そのモンスターの守備力分アップする。
この効果を受けたモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。


ラムセス「選択するのはアンドロジュネス……よってその攻撃力は!」


《スフィンクス・アンドロジュネス》
攻撃力:3500→6500


イース「6500……フザケてるの!?」

ラムセス「トラピーズ・マジシャンを守備表示にしていないのは失敗だな! さぁ行けアンドロジュネス!」

     「トラピーズ・マジシャンを……攻撃! これで終わりだッ!!」

イース「これで終わり――――――」





イース「に、できるワケないデショ! リバースカード、オープン!」

ラムセス「!!」

イース「《ドゥーブルパッセ》!」


《ドゥーブルパッセ/Doble Passe》
通常罠
(1):相手モンスターが自分フィールドの
表側攻撃表示モンスターに攻撃宣言した時に発動できる。
攻撃対象モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与え、
その相手モンスターの攻撃を自分への直接攻撃にする。
その自分のモンスターは、次の自分ターンに直接攻撃できる。



ラムセス「そのカードは……! 諸刃の剣の!」

イース「イエス! ちょっと切れ味スルドすぎるケド……受けるのはアイテ!」

    「トラピーズ・マジシャンの攻撃力分のダメージを受けてもらうヨ!」


ギャリギャリギャリギャリッ!!


ラムセス「ぬぁぁぁっ!! ぐ、い、いや、まだ、その効果には続きがある!」 LP:3000→500

      「効果を適用したアンドロジュネスの攻撃は、直接攻撃に変更される!」

イース「――――――それはどうかナ?」

ラムセス「な……!?」

イース「見落としちゃノー! だヨ! 《Emスティルツ・シューター》のエフェクト!」

ラムセス「あ……? あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

イース「ダメージ・ジャグラーのカムバックとか、確かにそうだケド。こっちもチューモクしてほしかったよネ」

    「バーンダメージがハッセーしたその時、スティルツ・シューターを除外して、2000のダメージを与える!」


ドッシャアアアアアアアァァァァァァァ!!


ラムセス「お……うぉ……ぬぉわああぁぁぁぁぁぁぁ!!」 LP:500→0




#grm17trp
指定:08
17+8=25

◆ デュエルに勝利しました

ここまでで

随分長くかかって申し訳ないです
明朝くらいに次の安価投げておきますので、可能なら明日続き予定で

申し訳ないかも。サーチしたのハットトリッカーです


◆ 次に描写するキャラクターを選択してください
1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.刹那
4.活火
5.霞鎌
6.??(1)
7.??(2)

↓2

◆ 詳細な判定及びデュエルの詳細な描写を行いますか?

1.両方行う
2.簡易判定+デュエルの描写のみ
3.展開を省略

↓1~3


◆ 簡易判定を行います。なお、活火の対戦相手は固定となります。
   勝率は【60%】です。トリップと合算して下二桁が【60以下】で勝利となります。

↓1

あ、すみません。2桁の数値を指定でお願いします
改めて↓1

では指定【29】でデュエルを行います。今晩に完成すればやる予定
その前にストラク買いに行かなきゃ(使命感)

ドクロバットの性能が3種カテの万能サーチという時点で感想がそれ一色になるのは決しておかしくないと思う
個人的にはビーストアイズとか竜穴、宝刀も欲しかったので今回のは全体的に見ても割とサティスファクション

というかドクロバットがss対応は非ィ現実的なのでは
貴竜と併せたら召喚権は使うけど毎ターンレベル7シンクロ飛んでくる気が

21時ごろにできたらいいなって

(自分のストレージの貧弱さに絶望する音)

やるでよー



イース「ふィー」

ラムセス「ぐうっ……く、お、俺の負けだと……!?」

イース「ウン。そうだヨ。スマートに……とはいかなかったケド」

ラムセス「スマートさなんてどうでもいい! 敗北など……こんな……!」

イース「人間いつかドコカで負けるモンだヨ。それが今だったダケのコト」

    「――――――ま、ハナッパシラ砕かなきゃと思ったのは確かだケドサ」

ラムセス「どういうことだ……?」

イース「タンジュンにカミに頼ればイイみたいな考えカタがムカつく」

ラムセス「感情的過ぎる」

イース「ウチのメンバーだいたいこんなモンだヨ。例えばカムイ。セツナ。リョウ」

    「イキビも似たようなものでショ。カレンはトモカク」

ラムセス「…………」



ラムセス「そんなものに俺の大義は負けたのか……」

イース「タイギ? そんなモノどこにも無いヨ」

ラムセス「え……」

イース「言ったでショ。カミサマに頼るなんてムカつくって」

    「そんなモノに頼っておいて、タイギのなんのってあるワケないジャン」

ラムセス「俺は利用するだけだと」

イース「キケンセーもはっきりリカイしてル? ただリスクとリターンをハカリにかけろってハナシじゃないヨ」

    「ヒトがオーゼー死ぬからネ。それはカクジツ。ジブンの街だけはいいって考えカタなら」

    「それもそれでゼッタイにダメだし。やっぱりナグってでも止めるヨ。……ってまたカムイみたいなコト言っちゃっタ」

ラムセス「……そこまで影響を受ける人間か……余程好きなんだな」

イース「」

ラムセス「ん……? 何か間違えたか……?」

イース「いくらナンデモそれはネーヨ」



イース「やだヨー……レンアイノーだヨ……コワイ」

ラムセス「待て……お、俺はただ、人間として好きだと……」

イース「カンチガいさせるようなコトを言うんじゃナイノ!」

ラムセス「理不尽だ……!」

イース「ダイイチ、カムイにはセーシキにガールフレンドがいるしネ」

    「出る幕ネーってカンジだヨ。ま、それはオイトイテ」

ラムセス「……」

イース「ワタシ、これでもオコってるからネ」

ラムセス「……そうか……」

イース「グリモワールのカンリシャとして、今後イッサイカミサマになんてタヨれないようにしないト」

ラムセス「ま、待て……! そんな」 ググ

イース「ソンナも何も無いヨ! そのせいでこんなトコロまで来てるんじゃないノ!」 ハァァ

    「ニンゲンはニンゲンの力で生きていかなきゃいけないんダヨ」

    「カミサマの力に触れて、ズ―――――――――ット、グリモワールを見て来たからネ」

    「どんなにウラまれたって、これがベストアンサーだって、ワタシは信じてル」

ラムセス「………………ッ」 ガクッ



◆ 遺跡付近 / 潜水艇


コーン…コーン…


活火「………………」 シャシャシャ


活火(……暇だ……)

   (やはり、僕も神威たちに突いていくべきだっただろうか……いやしかし)

   (この潜水艇はやはり僕にとって大事なものだ。万が一にでも奴らの手に渡してはならない)

   (いや、正確には渡したくない、だけど……あ、手札事故)

   (参ったな……少し組み替えてみるとこうも動き方が変わるのか……)

   (元々、かなり融通のきくデッキではあるけど、こうまで変わると……いや、でもな)

   (神威は前々から随分デッキをとっかえひっかえしてる。それを悉く使いこなしてるのは驚きだ)

   (僕も少しはそれに追いつけるようにならないといけない……というのは流石に傲慢だろうか)

   (前々から思ってたこともあるけど……)


カツーン


活火「!!」



活火(今の音……明らかにソナー音とは違う……)

   (僕はただデッキをちょっと回してただけだ。それなのにあんな音……)


活火「誰だ……? 御社さんでも残っていたのか……?」

?「あ、あのー……・」

活火「!!!!」

?「あ、すみません……ごめんなさい、驚かせて」

活火「き、君は……」


活火(き……気が付かなかった! 何でここにいるんだ!?)

   (女の子……多分僕らよりちょっと年下の……けど)

   (……ふ、普通すぎる。普通、というか……妙に影が薄い……)


明「あの、私景井明って言います……。同好会のメンバーです」

活火「え、あ。これはご丁寧……じゃなくて! い、一体どうして……」



明「いえ、気付かなかったみたいなので、こう……するっと」

活火「そんな馬鹿な……!?」

明「そういう……なんていうか、感じなので……」

活火「くっ……!」

明「あ、あの! 手荒な真似をするつもりは……ちょっとはあるかもだけどそこまででは……」

活火「内容による」

明「この潜水艇……引き渡していただけませんでしょうか……」

活火「お断りだぁッ!!!!!」

明「はゆっ……そ、そう言わずに……」

活火「ダメだダメだダメだダメだッ! そんなことはさせられない!」

明「あのでも、それが任務で……」

活火「そんな任務!」

明「……ぅ」



明「それなら仕方がないです……」

活火「分かってくれたか……」

明「爆破します……」

活火「爆破。爆破!?」

明「だ、だって……退路を断たないと……って、副会長が……」

活火「いや、理には適ってる……が、そんなことをさせてなるものか!!」

明「じゃ、じゃあ……デュエルです」

活火「デュエルだと!?」

明「あの……ら、ライフポイントが着火装置に連動してて……それで」

活火「くっ……!」


活火(無茶苦茶だが……こういう時、ど、どうするべきなんだ……!?)

   (神威。例えば神威は……あいつなら殴り倒して解除に向かうだろうけど)

   (僕にはそういうことはできない……う、受けるしかないのか……!)



活火「い、いいだろう……デュエルだ!」 フィィィン

明「わ、分かりました。じゃあ、やりましょう……」 フィィ


     「「――――デュエル!!」」


活火「僕の先攻からだ。モンスターをセットし、カードを2枚セット。これでターンエンドだ」 手札:2

明「じゃあ、ドローします……」 手札:5→6

  「モンスターとカードを1枚ずつセットしてターンエンドですね……」 手札:4

活火「…………」

明「…………」


活火(動かない……彼女のデッキは、一体……?)

   (条件だけで言うなら互いに同じ、だが……)


活火「僕のターン」 手札:2→3



活火「僕は《ハイドロゲドン》を召喚する」


《ハイドロゲドン/Hydrogeddon》
効果モンスター
星4/水属性/恐竜族/攻1600/守1000
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキから「ハイドロゲドン」1体を特殊召喚する事ができる。


活火「バトル。リバースモンスターにハイドロゲドンで攻撃する!」

明「あ……り、リバースモンスターは《ゴーストリック・キョンシー》です……」


《ゴーストリック・キョンシー/Ghostrick Jiangshi》
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 400/守1800
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついた
モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードがリバースした時、自分フィールド上の「ゴーストリック」と名のついた
モンスターの数以下のレベルを持つ、「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体をデッキから
手札に加える事ができる。「ゴーストリック・キョンシー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


活火「……ゴーストリック!」

明「えーっと……まず、反射ダメージを……」

活火「っ……!」 LP:4000→3800

明「それから、キョンシーの効果でデッキから《ゴーストリック・スペクター》を手札に加えますね……」


明:デッキ→手札
《ゴーストリック・スペクター》



活火「……く、だが、これで大よそは見えた。僕は《簡易融合》を発動する!」


《簡易融合(インスタントフュージョン)/Instant Fusion》
通常魔法(制限カード)
「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):1000LPを払って発動できる。レベル5以下の融合モンスター1体を
融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズに破壊される。


活火「1000のライフポイントを支払うことで、《レア・フィッシュ》を融合召喚する!」 LP:3800→2800


《レア・フィッシュ》
融合モンスター
星4/水属性/魚族/攻1500/守1200
「フュージョニスト」+「恍惚の人魚」


活火「レベル4のレア・フィッシュとハイドロゲドンでオーバーレイ……!」

   「ランク4、《ラヴァルバル・チェイン》をエクシーズ召喚!」

明「!」


《ラヴァルバル・チェイン/Lavalval Chain》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/海竜族/攻1800/守1000
レベル4モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキからカード1枚を選んで墓地へ送る。
●デッキからモンスター1体を選んでデッキの一番上に置く。



活火「チェインの効果発動。ORUを一つ使用し、《ジェット・シンクロン》を墓地へ送る」


活火:ORU→墓地
《レア・フィッシュ》

デッキ→墓地
《ジェット・シンクロン》


活火「僕はこれでターンエンドだ」 手札:1

明「では……私のターンで……」 手札:5→6

  「キョンシー自身の効果で、表示形式を変更しますね……」


明:場
《ゴーストリック・キョンシー》:表側守備表示→裏側守備表示


明「そして、キョンシーを反転召喚。効果で《ゴーストリック・マリー》を手札に加えます……」


明:デッキ→手札
《ゴーストリック・マリー》


明「では……《ユニゾンビ》を召喚です」


《ユニゾンビ/Uni-Zombie》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1300/守 0
「ユニゾンビ」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
手札を1枚捨て、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
(2):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを1つ上げる。
この効果の発動後、ターン終了時までアンデット族以外の自分のモンスターは攻撃できない。



活火(アンデット族……つまりゴーストリックの攻撃能力をアンデット族で補った形のデッキ)

   (その分自然と構築はアンデット族よりになってるはずだけど、だからこそ安定性は高い)

   (果たして、僕が突破できるかな……)


明「じゃあ、ユニゾンビの効果で……手札の《馬頭鬼》を墓地に送って、レベルを上昇させます」


《ユニゾンビ》:★3→★4


明「続けて、デッキの《馬頭鬼》も墓地に送って、レベル上昇……」

活火「くっ……揃いすぎるくらいに!」


《ゴーストリック・キョンシー》:★3→★4


明「レベル4の二体でオーバーレイ。《鳥銃士カステル》をエクシーズ召喚です」


《鳥銃士カステル/Castel, the Skyblaster Musketeer》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、フィールドの表側表示モンスター
1体を対象として発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、このカード以外のフィールドの
表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主のデッキに戻す。



明「カステルの効果発動です。ORUを二つ取り除いて、チェインをエクストラデッキへ」


活火:場→EX
《ラヴァルバル・チェイン》


活火「……!」

明「い、色々と調べてきました……あの、ラヴァルに寄った【氷炎の双竜】使いの……活火さん」

  「あの……潜水艇を作ることが夢だってことも分かりましたが……その、これは仕方なくて」

  「こればっかりは、ですね……その……」

活火「……謝ったってしょうがないじゃないか」

明「あぅ」

活火「どちらにせよ、僕も戦う場に引きずり出されたことには変わりないんだから」

明「……?」

活火「何だい」


明(調べた情報によると、この人はもうちょっと……デュエルだと熱くなる性格だって)

  (でも……ん……?)


明「ともかく……えと、馬頭鬼の効果で、ユニゾンビを蘇生します……」


明:墓地→場
《ユニゾンビ》



明「続けて《生者の書-禁断の呪術-》で」


《生者の書-禁断の呪術-/Book of Life》
通常魔法
自分の墓地に存在するアンデット族モンスター1体を選択して特殊召喚し、
相手の墓地に存在するモンスター1体を選択してゲームから除外する。


明「墓地の《ジェット・シンクロン》を除外して……キョンシーを蘇生しますよ……」


明:墓地→場
《ゴーストリック・キョンシー》


活火:墓地→除外
《ジェット・シンクロン》


活火「……む……」

明「続けてこの二体でオーバーレイ。《ゴーストリック・アルカード》をエクシーズ召喚です……」


《ゴーストリック・アルカード/Ghostrick Alucard》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/闇属性/アンデット族/攻1800/守1600
レベル3モンスター×2
相手はこのカード以外の「ゴーストリック」と名のついたモンスター
及び裏側守備表示のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
「ゴーストリック・アルカード」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地からこのカード以外の
「ゴーストリック」と名のついたカード1枚を選択して手札に加える事ができる。



明「アルカードの効果発動。セットカードを破壊しますね。対象はモンスターです」


明:ORU→墓地
《ユニゾンビ》

活火:場→墓地
《アイス・ハンド》


活火「――――僕は《アイス・ハンド》の効果を発動する」

明「え……!?」


《アイス・ハンド/Ice Hand》
効果モンスター
星4/水属性/水族/攻1400/守1600
(1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。
その相手の魔法・罠カードを破壊する。その後、デッキから「ファイヤー・ハンド」1体を特殊召喚できる。


活火「君のセットしている魔法・罠カードは1枚。よってそのカードを破壊する!」


明:場→墓地
《ゴーストリック・アウト》


活火「続けて、《ファイヤー・ハンド》を特殊召喚!」


《ファイヤー・ハンド/Fire Hand》
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1600/守1000
(1):このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターを破壊する。
その後、デッキから「アイス・ハンド」1体を特殊召喚できる。



明「……ど、どうして……こ、このカード、データには」

活火「答える必要は無い」

明「…………」

活火「僕だって研鑚している。それだけの話だよ」


活火(――――――そうだ。前の大会、僕は一回戦負け……圧倒的な物量に押し流されたのは確かだけど)

   (それ以上に自分自身の未熟さを思い知った)

   (こんな所について行こうって言うんだ……準備をしていないはずがない)


活火「デュエルを続けよう。このターン、ユニゾンビの効果で攻撃はアルカードのみに限定される」

明「あ……と、カードをセットして、た、ターンエンドです」 手札:3

活火「僕のターン」 手札:1→2



◆ 遺跡内:通路


フィィィィィィィィィィィン!


遊一「…………」

刹那「あのセンパイ、活火さん、大丈夫でしょうかー……」

遊一「アイツなら平気だ」

龍天河「何でだよ。そんなこと断言なんて……」

遊一「できんだよ、それが。アイツは割かし強い」

龍天河「割かしって」

遊一「そりゃ公式戦の記録は散々だ。俺も勝ってる。アイツらからすりゃ相当やりやすい相手と思ってんだろーがよ」

刹那「だったら、潜水艇に行ってたら大変じゃー……」

遊一「話は最後まで聞け。あいつァだいぶ熱くなりやすいんだよ」

龍天河「熱く……?」



遊一「熱くなりすぎた時、ミョーにプレイングが雑になる」

   「ンでもってリカバリされるとヒジョーに弱い。俺もそこを突いた」

龍天河「マズいじゃないか!!」

遊一「逆に言や、冷静でさえあればアイツは相当強い」

刹那「冷静なら、ですかー」

遊一「そうだ。冷静でさえあれば、アイツはかなり強いはず」

   「それから……な。何だ。爆発のしどころを間違えさえしなければな」

龍天河「デュエルの中でそれが……」

遊一「その練習をしてるのは見た。だから俺ァあいつはやってくれると信じてる」

刹那「妬けますねー」

遊一「男に嫉妬してどうする馬鹿」

龍天河「ともかく、それなら大丈夫……なんだよな」

遊一「現実的に言うと、分からん」

龍天河「おい……」

遊一「……だから信じてんだ。そんだけのこったろ」



◆ 潜水艇


活火(僕のスタンス……は、そもそも大量展開だとかワンターンキルだとかそういうのじゃない)

   (それは本当に決め時と呼べる時まで燻らせておくべきなんだ。今はまだ……)


活火「僕は《破邪の魔法壁》を発動する」


《破邪の魔法壁/Sorcerous Spell Wall》
フィールド魔法
(1):自分フィールドのモンスターは、
自分ターンの間は攻撃力が300アップし、
相手ターンの間は守備力が300アップする。


明「!?」

活火「確かに微妙なカードだ。けど、属性も種族も統一されていない僕のデッキにとっては重要でね」

   「続けて《ジュラック・デイノ》を召喚する!」


《ジュラック・デイノ/Jurrac Dino》
チューナー(効果モンスター)
星3/炎属性/恐竜族/攻1700/守 800
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊したターンのエンドフェイズ時に1度だけ、
自分フィールド上の「ジュラック」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。



活火「破邪の魔法壁の効果によって、ジュラック・デイノの攻撃力が上昇する」


《ジュラック・デイノ》
攻撃力:1700→2000


活火「バトルだ。ジュラック・デイノでアルカードを攻撃!」

明「うっ……」 LP:4000→3800


明:場→墓地
《ゴーストリック・アルカード》


明「こ、この瞬間、マリーの効果を……!」


《ゴーストリック・マリー/Ghostrick Mary》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守1600
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついたモンスターが存在する場合のみ、
このカードは表側表示で召喚できる。このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、戦闘またはカードの効果によって自分がダメージを受けた時、このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「ゴーストリック」と名のついたモンスター1体を裏側守備表示で特殊召喚する。
「ゴーストリック・マリー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。


明「シュタインを特殊召喚です……!」


明:デッキ→場
《ゴーストリック・シュタイン》


《ゴーストリック・シュタイン/Ghostrick Stein》
効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻1600/守 0
自分フィールド上に「ゴーストリック」と名のついた
モンスターが存在する場合のみ、このカードは表側表示で召喚できる。
このカードは1ターンに1度だけ裏側守備表示にする事ができる。
また、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
デッキから「ゴーストリック」と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える事ができる。
「ゴーストリック・シュタイン」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。



明「アルカードの効果発動します……! ゴーストリック・アウトを手札に」 手札:2→3


明:墓地→手札
《ゴーストリック・アウト》


活火「エンドフェイズ。僕はデイノをリリースし、カードを2枚ドローする」 手札:0→2


活火:場→墓地
《ジュラック・デイノ》


活火「これでターンエンドだ」

明「う……ど、ドローします………………!」 手札:3→4

活火「……?」

明「あー……うー……《サイクロン》の可能性も……んん……」

  「仕方ない……《ゴーストリック・ハウス》発動です……!」


《ゴーストリック・ハウス/Ghostrick Mansion》
フィールド魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いのフィールド上のモンスターは、裏側守備表示のモンスターに攻撃できず、
相手フィールド上のモンスターが裏側守備表示のモンスターのみの場合、相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーが受ける効果ダメージ及び、
「ゴーストリック」と名のついたモンスター以外のモンスターがプレイヤーに与える戦闘ダメージは半分になる。



明「そして、シュタインと……カステルをリリース」


明:場→墓地
《鳥銃士カステル》
《ゴーストリック・シュタイン》


活火「リリース……!? 大型モンスターを……」

明「出でよ、Big“C”――――――――《地縛神 Ccarayhua》」

活火「地縛神!?」


《地縛神 Ccarayhua(コカライア)/Earthbound Immortal Ccarayhua》
効果モンスター
星10/闇属性/爬虫類族/攻2800/守1800
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、このカードがこのカード以外の効果によって破壊された時、
フィールド上のカードを全て破壊する。


ズゴゴゴゴゴゴゴゴ……


活火「この振動……まさか!」 バッ

明「どうやら…………海中に、姿を……現したみたいです」

活火「さっきと同じ……・!」



明「地縛神は、直接相手プレイヤーにダイレクトアタックできます……」

活火「!」


活火(確かに僕の伏せカードのうち1枚は《サイクロン》……彼女がフィールドを張り直さなければ)

   (さっき確認した効果で地縛神は自壊する。それを避けるためにダメージを減らしてまで……)


明「バトルです。コカライアで……ダイレクトアタック」


ズゴオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


活火「ッ……うおおおおおおおおお!?」 LP:2800→1400

明「あ、あの、大丈夫ですか……?」

活火「大丈夫なように見えるのかこれが……!」 ググッ


活火(こ、幸運にも、船体にダメージは無い……いや、これはあくまでデュエルだからだろうけど)

   (実体化してるというか、僕への攻撃だけが直接のダメージになる……ということか)



活火(ただ、デュエルが終わってしまえばどうなるかは分からない……)

   (どうあっても勝つしかない、か――――――!)


明「あの、これでターンエンドです」 手札:2

活火「!?」


活火(……いや、確かあの手札の残りはスペクターとゴーストリック・アウト)

   (地縛神にはその効果は適用されない……か)


活火「僕のターン!」 手札:2→3


活火(……来た、《真炎の爆発》……けど、今の手札は………………)

   (……賭けるしかない。ここで、あの一枚だけあれば――――!!)


活火「僕は墓地のハイドロゲドン、レア・フィッシュ、そしてデイノを除外する!」

   「現れろ、《氷炎の双竜》!!」


《氷炎の双竜(フロストアンドフレイム・ツインドラゴン)/Frost and Flame Dragon》
効果モンスター
星6/水属性/ドラゴン族/攻2300/守2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の水属性モンスター2体と炎属性モンスター1体を
ゲームから除外した場合のみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。



活火「氷炎の双竜の効果発動! 手札の《ラヴァル・キャノン》を墓地へ送り……」

   「コカライアを破壊する!」

明「!」


活火:手札→墓地
《ラヴァル・キャノン》

明:場→墓地
《地縛神 Ccarayhua》


明「あ……じ、地縛神 Ccarayhuaの効果! このカード自身の自壊以外で破壊された場合……」

  「フィールド全てのカードを破壊します!」

活火「僕はリバースカードを発動する! 《活路への希望》!」


《活路への希望/Hope for Escape》
通常罠
自分のライフポイントが相手より1000ポイント以上少ない場合、
1000ライフポイントを払って発動する事ができる。
お互いのライフポイントの差2000ポイントにつき、自分のデッキからカードを1枚ドローする。


明「そのデッキで……!?」

活火「そういうことがあってもいいだろう。ライフポイントを1000支払う!」 LP:1400→400

   「これで君とのライフ差は2000以上。よってカードを1枚ドロー!」 手札:1→2



活火「マジックカード発動! 《炎熱伝導場》!」


《炎熱伝導場/Molten Conduction Field》
通常魔法
デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター2体を墓地へ送る。


活火「僕はこの効果により、2体のラヴァルを墓地へ送る!」


活火:デッキ→墓地
《ラヴァル炎火山の侍女》
《ラヴァル炎火山の侍女》


活火「そして侍女の効果を発動!」


《ラヴァル炎火山の侍女/Laval Volcano Handmaiden》
チューナー(効果モンスター)
星1/炎属性/炎族/攻 100/守 200
自分の墓地に「ラヴァル炎火山の侍女」以外の「ラヴァル」と名のついたモンスターが存在し、
このカードが墓地へ送られた時、デッキから「ラヴァル」と名のついたモンスター1体を墓地へ送る事ができる。


活火「既に墓地にはキャノンが存在している。よってこの効果によって、合計3枚のカードを追加で墓地へ送らせてもらう!」


活火:デッキ→墓地
《ラヴァル炎火山の侍女》
《ラヴァルのマグマ砲兵》
《ラヴァル・ランスロッド》


明「……っ」

活火「そしてこれが最後だ! 《真炎の爆発》ッ!」


《真炎の爆発/Rekindling》
通常魔法
自分の墓地から守備力200の炎属性モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時にゲームから除外される。



活火「現れろ、ランスロッド! マグマ砲兵! そして3体の侍女!」


活火:墓地→場
《ラヴァル・ランスロッド》
《ラヴァルのマグマ砲兵》
《ラヴァル炎火山の侍女》


活火「レベル4のマグマ砲兵にレベル1の侍女を。レベル6のランスロッドにレベル1の侍女をチューニング!」

   「出でよ、レベル5! 《ラヴァルバル・ドラゴン》! レベル7、《ラヴァル・ステライド》ッ!!」


《ラヴァルバル・ドラゴン/Lavalval Dragon》
シンクロ・効果モンスター
星5/炎属性/ドラゴン族/攻2000/守1100
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
自分の墓地の「ラヴァル」と名のついたモンスター2体をデッキに戻し、
相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。選択したカードを持ち主の手札に戻す。


《ラヴァル・ステライド/Laval Stennon》
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/炎族/攻2700/守1800
チューナー+チューナー以外の炎属性モンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、自分は手札を1枚墓地へ送る。
このカードがカードの効果の対象になった時、自分の墓地の「ラヴァル」と名のついた
モンスター1体をゲームから除外する事で、その発動を無効にし破壊する。


活火「その残る2枚の手札は《ゴーストリック・スペクター》、そして《ゴーストリック・アウト》!」

   「よって僕の攻撃を止めるものは――――無い!」

明「あ……わ……!」

活火「バトル! ラヴァル・ステライドとラヴァルバル・ドラゴンでダイレクトアタック!」

明「あ―――――――」


ズッガアアアアアアアァァァァァァァァァァッッ!!


明「ああああああああぁぁぁぁぁ……!!」 LP:3800→1100→0     ピィ――――――――!


#volc85shd
85+29=114(14)


◆ デュエルに勝利しました


◆ 次に描写するキャラクターを選択してください
1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.刹那
4.霞鎌
5.??(1)
6.??(2)

↓1

◆ 詳細な判定及びデュエルの詳細な描写を行いますか?

1.両方行う
2.簡易判定+デュエルの描写のみ
3.展開を省略

↓1~3


◆ 簡易判定を行います。勝率は【70%】です。

   2ケタの数値を指定してください。トリップに隠した数値と合算した
   下二桁の数値が【70以下】なら勝利となります。

↓1

完成おっついてないので今日はちょっと無理ぽいです
明日の21時ごろからやります

所々作りながらになるけどそろそろやりたい



◆ 遺跡 / 入り口付近通路


霞鎌「…………さて」 チラ

???「………………」

霞鎌「そう警戒せずとも、既に私は貴女の存在に気付いております」

???「………………・」

霞鎌「それとも名を呼んだ方がよろしいでしょうか。はすといーた……女史」

ハストィータ「…………人の名前は」

霞鎌「失敬。どうにも横文字というものに弱く」

ハストィータ「………………」 フゥ

霞鎌「さて。――――――どのように致しましょう?」

ハストィータ「……聞くのは……無粋」 チャッ

霞鎌「決闘ですか。致し方ありませんね」

ハストィータ「……逃れられる……とでも」

霞鎌「いいえ。ですが……どうにも、我らが旗頭の探し人であったようで」

ハストィータ「…………?」

霞鎌「……余計な口は噤みましょう。では」 チャキッ

ハストィータ「――――……」 フィィィィン


      「――――デュエル」
      「――――でゅえる」



ハストィータ「…………私のターン……《ハーピィ・チャネラー》を……召喚」


《ハーピィ・チャネラー/Harpie Channeler》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1300
手札から「ハーピィ」と名のついたカード1枚を捨てて発動できる。
デッキから「ハーピィ・チャネラー」以外の「ハーピィ」と名のついたモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する。
「ハーピィ・チャネラー」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。
また、自分フィールド上にドラゴン族モンスターが存在する場合、このカードのレベルは7になる。
このカードのカード名は、フィールド上・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。


霞鎌「…………鳥人」

ハストィータ「……チャネラーの効果……手札の《ハーピィ・レディ・SB》を墓地へ……」

       「……デッキから《ハーピィズペット竜》を……特殊召喚」


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・レディ・SB》

《ハーピィズペット竜(ドラゴン)/Harpie's Pet Dragon》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2000/守2500
(1):このカードの攻撃力・守備力は、フィールドの「ハーピィ・レディ」の数×300アップする。



霞鎌(大型の竜をはじめから……これは一筋縄ではいく相手ではなさそうな……)

   (決闘ともなれば私の読心能力は意味を為さない……実に、不安です)


ハストィータ「……チャネラーのレベルが上がる」


《ハーピィ・チャネラー》:★4→★7


ハストィータ「……二体のモンスターでオーバーレイ……エクシーズ召喚」

       「出でよ、《幻獣機ドラゴサック》……」


《幻獣機ドラゴサック/Mecha Phantom Beast Dracossack》
エクシーズ・効果モンスター
ランク7/風属性/機械族/攻2600/守2200
レベル7モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「幻獣機トークン」(機械族・風・星3・攻/守0)2体を特殊召喚する。
自分フィールド上にトークンが存在する限り、このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。
また、1ターンに1度、自分フィールド上の「幻獣機」と名のついたモンスター1体をリリースして発動できる。
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。


フオオオオオオオオオオオオオオオン……


霞鎌「!」

ハストィータ「……ORUを使い……トークンを生成」


ハストィータ:場
「幻獣機トークン」×2


ハストィータ「……ターンエンド」 手札:2



霞鎌「私の手番です」 手札:5→6


霞鎌(あの飛行機は確か、神威殿が使用しているものでもあったはず)

   (耐性は強固ではあれ、しかし弱点は必ず存在する――――――)


霞鎌「《炎舞-「天キ」》を発動します」


《炎舞-「天キ」/Fire Formation - Tenki》
永続魔法
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキから
レベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。


ハストィータ「………………」

霞鎌「《妖仙獣 鎌壱太刀》を手札に」


霞鎌:デッキ→手札
《妖仙獣 鎌壱太刀》


霞鎌「そして、《修験の妖社》を発動しましょう」


《修験の妖社/Yosen Training Grounds》
永続魔法
「修験の妖社」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、「妖仙獣」モンスターが
召喚・特殊召喚される度に、このカードに妖仙カウンターを1つ置く。
(2):このカードの妖仙カウンターを任意の個数取り除いて発動できる。
取り除いた数によって以下の効果を適用する。
●1つ:自分フィールドの「妖仙獣」モンスターの攻撃力はターン終了時まで300アップする。
●3つ:自分のデッキ・墓地から「妖仙獣」カード1枚を選んで手札に加える。


カンコーン…



ハストィータ「……揃った……」

霞鎌「私は《妖仙獣 鎌壱太刀》を召喚致します」


《妖仙獣 鎌壱太刀(カマイタチ)/Yosenju Kama 1》
効果モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1600/守 500
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。手札から「妖仙獣 鎌壱太刀」以外の「妖仙獣」モンスター1体を召喚する。
(2):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、自分フィールドに
このカード以外の「妖仙獣」モンスターが存在する場合に相手フィールドの
表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。


《修験の妖社》
妖仙カウンター:0→1   ボッ


霞鎌「鎌壱太刀の効果を発動。《妖仙獣 木魅》を召喚」


《妖仙獣 木魅(コダマ)/Yosenju Kodam》
効果モンスター
星1/風属性/獣戦士族/攻 0/守 0
「妖仙獣 木魅」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードをリリースし、自分フィールドの「修験の妖社」1枚を対象として発動できる。
そのカードに妖仙カウンターを3つ置く。
(2):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。このターン、自分は
通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「妖仙獣」モンスター1体を召喚できる。


《修験の妖社》
妖仙カウンター:1→2  ボッ


ハストィータ「…………」

霞鎌「木魅の効果を発動。木魅を生贄に捧げることで、妖社の蝋燭に三つの火を灯します」


《修験の妖社》
妖仙カウンター:2→5    ボボボッ



霞鎌「修験の妖社の効果を発動。灯を三つ消すことにより、『妖仙獣』を手札へ」


霞鎌:デッキ→手札
《妖仙獣 鎌参太刀》


《修験の妖社》
妖仙カウンター:5→2  フッ


霞鎌「そして木魅の第二の効果を発動致します。このカードを除外することで、更なる召喚を可能に」

   「《妖仙獣 鎌参太刀》を召喚しましょう」


《妖仙獣 鎌参太刀(カマミタチ)/Yosenju Kama 3》
効果モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1500/守 800
「妖仙獣 鎌参太刀」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「妖仙獣 鎌参太刀」以外の「妖仙獣」モンスター1体を召喚する。
(2):このカード以外の自分の「妖仙獣」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。
デッキから「妖仙獣 鎌参太刀」以外の「妖仙獣」カード1枚を手札に加える。
(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。


霞鎌「続いて鎌壱太刀の第二の効果を発動です。『妖仙獣』たる鎌参太刀が存在することで」

   「幻獣機……どらごさっくを、えくすとらでっきに戻してもらいましょう」

ハストィータ「…………っ」


ビュオオオオオオオオオオオッ!


ハストィータ:場→EX
《幻獣機ドラゴサック》



霞鎌「さて、戦闘です。鎌壱太刀、鎌参太刀で幻獣機とーくんに攻撃」


ズババババッ!


ハストィータ:場→消滅
「幻獣機トークン」×2


霞鎌「これで場はがらあき……ですが」

ハストィータ「……その刃はまだ……届かせない」

霞鎌「口惜しいかな。などと……ふふ。では、2枚伏せて終了としましょう」 手札:1

ハストィータ「……私のターン……!」 手札:2→3

       「……《ハーピィの狩場》を発動……」


《ハーピィの狩場/Harpies' Hunting Ground》
フィールド魔法
「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」がフィールド上に召喚・特殊召喚された時、
フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を破壊する。
フィールド上に表側表示で存在する鳥獣族モンスターは攻撃力と守備力が200ポイントアップする。


キィヤアァァァァァァァァァ……


霞鎌「!」

ハストィータ「……《ヒステリック・パーティ》を発動……!!」


《ヒステリック・パーティー/Hysteric Party》
永続罠
(1):手札を1枚捨ててこのカードを発動できる。
自分の墓地から「ハーピィ・レディ」を可能な限り特殊召喚する。
このカードがフィールドから離れた時にこのカードの効果で特殊召喚したモンスターは全て破壊される。

すみません、カマイタチカマミタチは手札に戻って残り手札3、
また、ハストィータの狩場発動前にハーピィ・クィーンの効果で狩場をデッキからサーチする工程が挟まります


 * * *




ハストィータ「……手札1枚を……コストに」


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィ・ハーピスト》


ハストィータ「出でよ……4体の、ハーピィ……!」


ハストィータ:墓地→場
《ハーピィ・レディ・SB》
《ハーピィ・チャネラー》
《ハーピィ・クィーン》
《ハーピィ・ハーピスト》


《ハーピィ・レディ・SB(サイバー・ボンテージ)/Cyber Harpie Lady》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1800/守1300
このカードのカード名はルール上「ハーピィ・レディ」として扱う。


《ハーピィ・ハーピスト/Harpie Harpist》
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 600
「ハーピィ・ハーピスト」の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「ハーピィ・レディ」として扱う。
(2):このカードが召喚に成功した時、このカード以外の自分フィールドの鳥獣族モンスター1体と
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。
デッキから攻撃力1500以下の鳥獣族・レベル4モンスター1体を手札に加える。


霞鎌「大量展開……」



ハストィータ「…………更に、ハーピストとチャネラーで……オーバーレイ」

       「出でよ、《電光千鳥》……!」


《電光千鳥/Lightning Chidori》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/雷族/攻1900/守1600
風属性レベル4モンスター×2
このカードがエクシーズ召喚に成功した時、
相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番下に戻す。
また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。


ハストィータ「電光千鳥の……効果発動……! そのセットカードをデッキボトムへ……」

霞鎌「なりませぬ。《でもんず・ちぇーん》を発動」

ハストィータ「!」


《デモンズ・チェーン/Fiendish Chain》
永続罠
フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
その表側表示モンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
そのモンスターが破壊された時にこのカードは破壊される。


ハストィータ「……やられた……! けど……」

霞鎌「……」

ハストィータ「……バトル……! ハーピィ・クィーンでダイレクトアタック……!」

霞鎌「通しません。《速攻のかかし》」

ハストィータ「く…………」


《速攻のかかし/Swift Scarecrow》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時にこのカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。



ぽふん!


霞鎌「これで戦闘は終了……ですね」

ハストィータ「カードを……1枚セット。そして……エンドフェイズ。ハーピストの効果、発動……」


ハストィータ:デッキ→手札
《ハーピィ・チャネラー》


霞鎌「……手札に加える効果」

ハストィータ「……これで残り手札は……1枚。ターンエンド……」 手札:1

霞鎌「私の手番です」 手札:2→3

   「…………成程」

ハストィータ「?」

霞鎌「《えんぺらー・おーだー》を、発動します」


《エンペラー・オーダー/By Order of the Emperor》
永続罠
召喚成功時に発動される効果モンスターの効果の発動を無効にする事ができる。
その時、そのモンスターのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローする。


ハストィータ「……エンペラー・オーダー……? …………!」



霞鎌「では。鎌壱太刀を召喚します」


霞鎌:手札→場
《妖仙獣 鎌壱太刀》

霞鎌「鎌壱太刀の効果を発動。更に……これに連鎖し、手札より《かげとかげ》の効果を発動します」


《カゲトカゲ/Kagetokage》
効果モンスター
星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500
このカードは通常召喚できない。自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。このカードはシンクロ素材にできない。


霞鎌「そしてこのかげとかげの効果をえんぺらー・おーだーで無効とし、1枚引きます」 手札:2→3

   「更に、鎌参太刀を召喚」


霞鎌:手札→場
《妖仙獣 鎌参太刀》


霞鎌「更に、かげとかげの効果を発動。これを無効として1枚引きます」 手札:2→3

   「続いて、鎌参太刀の効果で《妖仙獣 鎌弐太刀》を召喚」


《妖仙獣 鎌弐太刀(カマニタチ)/Yosenju Kama 2》
効果モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1800/守 200
(1):このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
手札から「妖仙獣 鎌弐太刀」以外の「妖仙獣」モンスター1体を召喚する。
(2):このカードは直接攻撃できる。その戦闘によって相手に与える戦闘ダメージは半分になる。
(3):このカードを召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。



霞鎌「この効果に連鎖し、更にかげとかげの効果を発動。これも無効」 手札:2→3

   「そして、鎌弐太刀の効果。鎌弐太刀、鎌参太刀を生贄とし――――――」

   「――――――《魔妖仙獣 大刃禍是》を召喚」


《魔妖仙獣 大刃禍是(ダイバカゼ)/Mayosenju Daibak》
ペンデュラム・効果モンスター
星10/風属性/獣族/攻3000/守 300
【Pスケール:青7/赤7】
(1):自分フィールドの「妖仙獣」モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで300アップする。
【モンスター効果】
このカードはP召喚でしか特殊召喚できない。
(1):このカードのP召喚は無効化されない。
(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、フィールドのカードを
2枚まで対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。
(3):このカードを特殊召喚したターンのエンドフェイズに発動する。このカードを持ち主の手札に戻す。


コォォォォォォォォォォォォォォ……


ハストィータ「…………!!」

霞鎌「大刃禍是の効果を発動。と――――かげとかげの効果も発動。こちらは無効」 手札:2→3

   「では改めて大刃禍是の効果を発動。天キ。そして電光千鳥を手札に戻します」


ハストィータ:場→EX
《電光千鳥》

霞鎌:場→手札
《炎舞-「天キ」》


ハストィータ「ぐ…………」

おっと、トカゲ効果とドローは無しで
通常召喚に反応すると勘違いしてました。すみません



霞鎌「更に《炎舞-「天キ」》を発動。私は《妖仙獣 辻斬風》を手札に加えます」


霞鎌:デッキ→手札
《妖仙獣 辻斬風》


霞鎌「最後に。鎌壱太刀の効果を発動。ひすてりっく・ぱーてぃを手札に戻していただきましょう」

ハストィータ「まず……」


ハストィータ:場→手札
《ヒステリック・パーティ》

場→墓地
《ハーピィ・クィーン》
《ハーピィ・レディ・SB》


ハストィータ(……ヒステリック・パーティが無くなると自壊する……!)

霞鎌「戦闘です。鎌壱太刀で直接攻撃」

ハストィータ「まだ……《マジカルシルクハット》……!」


《マジカルシルクハット/Magical Hats》
通常罠
相手のバトルフェイズ時に発動できる。デッキから魔法・罠カードを2枚選んで相手に見せ、
その2枚をモンスター扱い(攻/守0)として、自分フィールド上のモンスター1体と合わせて
シャッフルして裏側守備表示でセットする。この効果でデッキから特殊召喚した2枚のカードはバトルフェイズ終了時に破壊される。



ハストィータ「……選択するのは……この二枚」

ハストィータ:デッキ→場
《ヒステリック・サイン》
《Z-ONE》


霞鎌「どちらにせよ……破壊するまでです。鎌壱太刀及び大刃禍是で攻撃」


ハストィータ:場→墓地
《ヒステリック・サイン》
《Z-ONE》


ハストィータ「………………」

霞鎌「……解せません」

ハストィータ「……?」

霞鎌「貴女はそれほど……この組織に執着というものは抱いていないはず」

   「だのに何故、今も」

ハストィータ「………………」

霞鎌「答える気はありませんか」

ハストィータ「……あなたには理解できない」

霞鎌「と、申しますと」

ハストィータ「……人の心を覗き見るだけのあなたには……感情なんて、分からない」

霞鎌「……否定は致しませんが。では、私は1枚伏せ、手番を終了します」 手札:2

ハストィータ「……この瞬間、ヒステリック・サインとハーピィ・ハーピストの効果……!」


ハストィータ:デッキ→手札
《ハーピィの狩場》
《ハーピィの羽根帚》
《ハーピィ・ハーピスト》
《ハーピィ・ダンサー》


ハストィータ「合計……4枚のカードを手札に……」 手札:2→6

霞鎌「…………」



霞鎌「……鎌壱太刀も私の手札に戻ります」 手札:3

ハストィータ「……私のターン……!!」 手札:6→7

       「……《ハーピィの羽根箒》……!」


《ハーピィの羽根帚/Harpie's Feather Duster》
通常魔法(制限カード)
(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。


霞鎌「通しません。《妖仙獣の秘技》」


《妖仙獣の秘技/Yosenju's Secret Move》
カウンター罠
(1):自分フィールドに「妖仙獣」カードが存在し、自分のモンスターゾーンに「妖仙獣」モンスター以外の
表側表示モンスターが存在しない場合、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。


ハストィータ「……かかった……」

霞鎌「……!?」

ハストィータ「《手札抹殺》……発動……!」


《手札抹殺てふだまっさつ/Card Destruction》
通常魔法(制限カード)
お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから
捨てた枚数分のカードをドローする。



ハストィータ「……互いに全ての手札を捨て……」


ハストィータ:手札→墓地
《ハーピィの狩場》
《ハーピィ・ハーピスト》
《ハーピィ・ダンサー》
《霞の谷の神風》


霞鎌「………………」


霞鎌:手札→墓地
《カゲトカゲ》
《妖仙獣 鎌壱太刀》
《妖仙獣 辻斬風》


ハストィータ「その枚数分……ドロー」 手札:0→4

霞鎌「…………引きます」 手札:0→3

ハストィータ「《継承の印》を発動……!」


《継承の印/Symbol of Heritage》
装備魔法(制限カード)
自分の墓地に同名モンスターカードが3枚存在する時に発動する事ができる。
そのモンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターを破壊する。


ハストィータ「……《ハーピィ・チャネラー》を……特殊召喚」


ハストィータ:墓地→場
《ハーピィ・チャネラー》



ハストィータ「……狩場の効果で……エンペラー・オーダーを破壊」


霞鎌:場→墓地
《エンペラー・オーダー》


ハストィータ「そして……《万華鏡-華麗なる分身-》」


《万華鏡-華麗なる分身-/Elegant Egotist》
通常魔法
(1):フィールドに「ハーピィ・レディ」が存在する場合に発動できる。
手札・デッキから「ハーピィ・レディ」または「ハーピィ・レディ三姉妹」1体を特殊召喚する。


ハストィータ「……デッキから……三姉妹を……特殊召喚」


《ハーピィ・レディ三姉妹/Harpie Lady Sisters》
特殊召喚・効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻1950/守2100
このカードは通常召喚できない。「万華鏡-華麗なる分身-」の効果で特殊召喚できる。


霞鎌「……れべる4のはーぴぃでない……?」

ハストィータ「……狩場の効果で天キを破壊」


霞鎌:場→墓地
《炎舞-「天キ」》



ハストィータ「……二体のモンスターをリリース……!」

霞鎌「……!」 ゾワ

ハストィータ「……出でよ……《地縛神 Aslla piscu》……!!」


《地縛神 Aslla piscu(アスラ ピスク)/Earthbound Immortal Aslla piscu》
効果モンスター
星10/闇属性/鳥獣族/攻2500/守2500
「地縛神」と名のついたモンスターはフィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
フィールド魔法カードが表側表示で存在しない場合このカードを破壊する。
相手はこのカードを攻撃対象に選択できない。このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが、このカードの効果以外の方法でフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊し、
破壊したモンスターの数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。


K I YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!


霞鎌「……っ」

ハストィータ「……アスラピスクは……ダイレクトアタックができる」

霞鎌「……!」

ハストィータ「バトル。アスラピスクでダイレクトアタック」

霞鎌「……通せませぬ。《ばとるふぇーだー》!」


《バトルフェーダー/Battle Fader》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚し、その後バトルフェイズを終了する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。



霞鎌「これで戦闘は終了……!」

ハストィータ「……カードをセット。ターンエンド」

霞鎌「私の手番です――――――」

ハストィータ「もうない」

霞鎌「……?」

ハストィータ「……トラップ発動。《ナイトメア・デーモンズ》」


《ナイトメア・デーモンズ/Nightmare Archfiends》
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体をリリースして発動できる。
相手フィールド上に「ナイトメア・デーモン・トークン」
(悪魔族・闇・星6・攻/守2000)3体を攻撃表示で特殊召喚する。
「ナイトメア・デーモン・トークン」が破壊された時、
このトークンのコントローラーは1体につき800ポイントダメージを受ける。


霞鎌「な……」

ハストィータ「……リリース対象はアスラピスク。あなたの場に……3体のトークンを特殊召喚」


ハストィータ:場→墓地
《地縛神 Aslla piscu》

霞鎌:場
「ナイトメア・デーモン・トークン」×3


ハストィータ「……この瞬間、アスラピスクの効果が発動……全てのモンスターを破壊、し……!」


霞鎌:場→消滅
「ナイトメア・デーモン・トークン」×3

場→除外
《バトルフェーダー》

場→EX
《魔妖仙獣 大刃禍是》


ズオオオオオオ……


霞鎌「くっ……!?」

ハストィータ「その枚数×800のダメージを、あなたに与える……!」

霞鎌「――――――!?」

ハストィータ「ナイトメア・デーモンズ分も含め……6400のダメージを……喰らうといい……!!」


ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!


霞鎌「あ――――――――――――――」 LP:4000→0



ピィ―――――――――――



トリップ:#wind91tkw
指定:99
合計:190→90



◆ デュエルに敗北しました



霞鎌「――――――っ」 ドサッ

ハストィータ「…………」 クルッ

霞鎌「………………」


スタ…スタ…スタ…


霞鎌「………………」 コフッ


霞鎌(……想像上の痛みと傷……これでは……回復までにどれほどかかるか)

   (彼女は……もう行った。まだ……手先は動くようですね……なら……)


ピ…ピ…ピ…


prrrrrrrrrrrr……


刹那『はい、こちら神威遊一のPDAですー!』

霞鎌「……望月殿……。神威殿に……繋いでください」

刹那『え? あ、は、はい!? せ、センパイー!? ザザッ』

遊一『……代わったぞ。何だ』



霞鎌「……単刀直入に……」

遊一『オイ、息絶え絶えだぞ。オイ、御社!』

霞鎌「そのまま。……動かずにいれば……回復します」

遊一『……わーった。手短に話せ』

霞鎌「お探しの……方を、見つけました」

遊一『どっちだ』

霞鎌「……女性です」

遊一『そっちから見てどっちへ向かった』

霞鎌「4時の方向……」

遊一『分かった』 ウォォン

龍天河『お、おい、遊一!? 急に方向を』

遊一『探してるヤツが見つかった。急行する!』

龍天河『いや、それよりも御社さんを……』

遊一『すまん、御社。恩に着る』

霞鎌「……報酬上乗せで……」

遊一『約束する。それから、お前は活火に連絡入れて潜水艇で休め』

霞鎌「……承知しました」



ピッ…


霞鎌「……………………」 ハァ


霞鎌(……なんとも……不甲斐ない……ですね)


◆ 次に描写するキャラクターを選択してください
1.遊一(1/3)
2.龍天河
3.刹那
4.??(1)
5.??(2)

↓2



◆ 遺跡 / ある一室


唯「………………」


唯(……神威遊一を排除する。それが……今の私の役割)

  (確かに彼にはお世話になった。けど……それと、この問題とは別……)

  (アイドルをしているのだって、元々は……人心を掌握するために。そして……)

  (……けれど、志を同じくしていると思ってたぽぷりは同好会を抜けた)

  (氷菓も、戻ってくる気配は無い。それでも私は――――――)



??「その葛藤はいただけないなぁ」

唯「!?」



唯「あなたは……!?」

廼亜「初めまして。まずは名乗っておこう。廼亜琉楽と」

唯「……ないあるら……? 混沌……!?」

廼亜「おっと、私をその名で知るか。いや、いやまあ構わないよ。それはそれで」

   「話の続きをしよう。その葛藤はいただけないね」

唯「どういう……!」

廼亜「遊一君と戦うか否か、というところさ。君を彼と戦わせるわけにはいかないんだ」

唯「だからどういう意味!?」

廼亜「ンー……簡単に言うと、彼にとって君は路傍の石ころ」

唯「石……ッ!?」

廼亜「場合によってはそれ以下とさえ言えるわけだ。君、一度ならずとも彼にお世話されただろう?」

   「あぁ、あれはいただけない。最悪と言っていい」

唯「どういう意味かって聞いてるのよ……!」



廼亜「彼はね、身内に対しては不器用ながらにも優しい人間ではあるんだよ」

   「逆に、敵に対して容赦をすることは無い。まあ、龍天河君という例外はあったがね」

   「彼に関してはまあ……男同士、夕焼けの河原で殴り合いしたようなものだよ。ノーカン」

唯「…………」

廼亜「ただキミの場合はね。片足踏み込んだところから遊一君に後ろ足で泥をひっ被せるようなかたちになるわけだ」

   「遊一君も充分に受け入れ態勢が整ってる。だのに……だ。だから、彼に会えば……ああいや、遭えば、と表現すべきか」

   「遭えば、まず間違いなく再起不能にされる」

唯「……再起不能……?」

廼亜「アイドル的にも人間的にも、最悪、命に係わるかな」

唯「……えっ?」

廼亜「裏切り者に容赦するタチに見えるかい?」

唯「………………」

廼亜「遊一君自身にとってもね、それは精神に悪影響だ」

唯「……肩入れする気なの、混沌が」

廼亜「そう。その通り。私は面白いことには存分に肩入れし、後ろ押しし、力添えするよ!」



廼亜「ま、今回は君にもだね。アイドルが顔に傷でもつけば大概だ」

唯「舐めたことを……!」

廼亜「私とデュエルしよう。私が勝てば、君には同好会と関わることはやめてもらう」

唯「私が勝てば」

廼亜「好きにするといい」

唯「分かったわ。それなら――――――ここで、消滅させてあげる」 フィィィン

廼亜「は、は、は。それは無理だ。色々と――――ね」 フィィン


    「「――――デュエル!!」」



◆ 二人のデュエルを描写しますか?
   なお、今回に関しては詳細な判定は行えませんのでご了承ください。

1.簡易判定と描写あり
2.簡易判定と描写なし

↓1~3

今回はここまで

メタビートvsフル罠……教授、これは一体!?(混乱)
対戦カード組んだのはそりゃ自分だけどちょっと難産になるかもです
とりあえず目標は明後日

活火のデュエル後はもうちょっと後でやります

ついでに申し訳ないですけど今日デュエルの描写までできるか分からなくなってきた
1000も近いし、もし今日投下できるならできるで埋めネタにもなるのでちょっとネタ募集



◆ スカイライダアアアアアアアア!


キャスター『続いてのニュースです。昨日、謎の飛行物体が目撃されました』

      『専門家によれば、いわゆる未確認飛行物体、UFOであるという可能性があるとして』

      『依然捜索が続けられております。なお、姿かたちがバイクに酷似していることから』

      『この飛行物体をスカイライダーと呼ぶ向きもある模様で』


遊一「………………」

亜鈴「兄さん」

遊一「……俺は悪くねェ。何でもかんでも騒ぐ方が悪ィ」

亜鈴「に・い・さん?」

遊一「第一スカイライダーが飛ぶときはバイク乗らねェだろ」

亜鈴「そこ!?」

遊一「…………その内騒がなくなんだろ」



遊一「大した問題があるわけでもねえ。いずれは龍天河の会社から大々的に発表される」

亜鈴「兄さんはそれでいいの? 自分の成果なのに」

遊一「気にするタチにでも見えるか」

亜鈴「まあ、それもそうか」

遊一「俺は俺のやりたいことをするだけだ」

亜鈴「それで毎日毎日ハシャいだみたいにバイク乗り回してるの」

遊一「……ハシャいでは……ねーよ」

亜鈴「充分ハシャいでる」

遊一「事故りゃしねーよ」

亜鈴「そりゃ空の上に他の車やバイクはいないからね」

遊一「ま、なんとでもなるさ」


◆ その後


キャスター『依然として行方の知れない未確認飛行物体ことスカイライダーですが』

      『新たな情報を独自に入手しました。その筋によれば、この飛行物体は宇宙から来訪し』

      『人間を次々とさらっているという話です。衛星兵器にも感知されないこの飛行物体』

      『もしもこの話が本当なら、我々人類は恐るべき存在を目の当たりに……』


亜鈴「兄さん」

遊一「嘘だろオイ」


◆ バイクのその後:おわり



◆ イカれたメンバーを紹介するぜ!


静「……」 コポポポポ

グレイ「ん~……いい匂い」

静「…………」(どうぞ) スッ

グレイ「あっ。ありがとうございます!」

雷士郎「静、ボクはブラックでお願いします」

静「…………」 コク


ガチャッ


忍「ただいまでござるよ皆の衆ー」

猟子「帰ったぜ……ってありゃ。今日はコーヒー?」

静「…………」 コク

グレイ「あ、お帰りなさい!」

雷士郎「お帰りなさいませ。今日は何か収穫などありましたか?」

猟子「いーや散々。静ー。あたし砂糖だけ」

静「………………」(ユビサンボン)

猟子「そーそー角砂糖三つな」

忍「三つ欲しいんでござるかこのイヤしんぼめ!」

猟子「口でキャッチしてみせよーか? ホレホレホレ」 イー

静「…………」 ヤレヤレ



静「………………」 コポコポ…

猟子「やー。しかし今日は珍しく全員集合だな」

グレイ「あ、言われてみれば」

雷士郎「確かに……いつもは元キングがクダ巻いてたり賞金稼ぎがゲラゲラ笑ってたり……」

忍「バーというより居酒屋でござるからな!」

静「………………」 トクトク…

猟子「あ、静ー。何か肴くれ」

静「…………」 スッ

雷士郎「配膳します」

グレイ「配るのは私の役目ですよぉ!」

忍「これ何でござる?」

静「…………」 ペラ

猟子「あーん? レアチーズケーキ?」

雷士郎「そもそもコーヒーにおつまみは無いでしょう」



静「…………」 フー

雷士郎「夜まで待て、だろうです」

猟子「かってーこと言うなよー! ほら、ここにブランデー注いでさ」

静「…………」 ジト

猟子「……ブランデー」

静「…………」 ×

雷士郎「猟子さん……酒癖酷いですから。静にもお酒を勧めますし……」

猟子「そりゃー……まー……わりーとは思うけどさ」

グレイ「ダメなんですよリョーコさん。静さんってお酒弱いんですから」

忍「見た目とまーるで違うでござるよねホント静殿ってば」

静「…………」

忍「お酒もダメ、タバコもダメで御座るし」

静「…………」 フルフル

グレイ「どっちも体に悪いですよぉ」

雷士郎「すみませんがいつも通り、あのお二方とお飲みいただければ」

猟子「あたしは静と呑みたいんだよ!」



静「………………」

雷士郎「たまに静もタバコ……のようなものを吸いますが」

猟子「よく見かけるココアシガレットじゃあねえな!?」

忍「へっへっへ……バレちゃ仕方ねえそうよこいつはコーラシガレットでござるよ」

グレイ「何小芝居してるんですか」

猟子・忍 「「なっはっはっはっは!」」

静「………………」 トントントン…

雷士郎「静、それは?」

静「………………」 つ ジャガイモ

グレイ「えーっとぉ……細切りにして……どうするんですか……?」

静「………………」 ペラ つ ttp://recipe.kirin.co.jp/otsumami/a03211.html

忍「ガネット?」

猟子「それじゃあジェムナイトじゃねーかよ。ガーゼットだよ」

忍「それじゃあ偉大魔獣でござらんか」

猟子・忍 「あっはっはっはっは!!」

静「………………二人は拒否」

猟子・忍「「!!?」」

雷士郎「きゅうりでいいでしょうか」

静「…………」 コク

猟子「ヤメロー!!」

忍「飲み物すらペ●シキューカンバーは嫌でござる嫌でござるぅぅ!!」



静「…………」

猟子「え、マジ?」

忍「い、いや……静殿の菩薩心が」

静「………………」 b

猟子・忍 「「!!」」

静「………………」 q )) クイッ

猟子「神は死んだ」

忍「ンアーッ!!」

雷士郎「大丈夫ですよ。飲み物は勘弁するでしょう」

猟子「マジで!?」

グレイ「分かってますよそのくらい。勿論……」

忍「勿論!?」

グレイ「エスプレッソーダで」

猟子「」

忍「」



静「………………」 チラ


● PM 5:00


静「………………」 トントン

グレイ「あ、もうそんな時間ですね。準備しますっ!」

雷士郎「ボクも……」

静「…………」 フルフル

雷士郎「え、いやしかし」

静「………………」 コツコツ

雷士郎「分かりました。では、待機を」

猟子「」

忍「」

グレイ「あの二人は……」

静「…………」 フルフル

雷士郎「皆さんが来られたらその内復活するだろうからね……」

グレイ「まあ、放置でいいですね」

静「…………」 フゥ


カランカラン……


静「…………」 チラ

グレイ「あ、いらっしゃいませー!」

静「………………」 コク


◆ 開拓地のギャングメンバー          おわり

今日の小ネタこんなところで
ギャングの主要メンバーはあの5人。女所帯なのはまあ、気にしないでくれたら

明日は本編できる……といいなぁ(願望)
急なお仕事の有無にもよるけど多分できると思います

けーれた

20時ごろから次スレ立ててやります

立てたのん

【遊戯王】主人公「海底遺跡で決戦のデュエル」【安価・コンマ】
【遊戯王】主人公「海底遺跡で決戦のデュエル」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435231185/)

続きはテンプレ書き終わったらあっちで

あ、こっちじゃないや
すみませんが↑は気にしないでくれたら

タイミング悪いな俺
でも指定あるのでこれで進行ということで。なんか申し訳ない

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