ジュエルペット マジカルチェンジのSSです
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ルビー「えー、何て何てー?」
あいり「えーっとなになに~、『この前の可愛くてオシャレなあの人にもう一度会いたい』だって」
ルビー「それってガーネットのこと?」
ルナ「きっとそうなんだな」
ラブラ「取り敢えず連れてくるらぶ~」
ラリマー「ちょっとラブラ、ガーネットにも予定があるだろうしいきなり呼ぶのは」
ラブラ「うるせぇらぶ、そんなの知ったこっちゃねぇらぶ~」
ラブラ「マジカル早く来いらぶ~」
ガーネット「わわー!?」
ルビー「ガーネット久しぶり~」
ガーネット「えーっと…… ここは……?」
ラリマー「あいりの家よ」
ガーネット「ってことは……」
ガーネット「アンタ達また魔法でわたしのこと呼んだの!?」
ラブラ「ラブラが呼んだらぶ~」
ガーネット「あぁー!? 今サンゴ達と『ジュエルペット猫カフェ』の準備で大忙しだったのになんで邪魔するガー!」
ラリマー「ほら言わんこっちゃ無い……」
あいり「ねぇガーネット、今日はお願いがあって呼んだんだけど」
ガーネット「何!? 下らないことだったらぶっ叩くわよ!」
あいり「この前のねねちゃんって子のこと覚えてる?」
ガーネット「ねねちゃん…… あーあのオシャレに興味のあった子ね」
ラリマー「そのねねちゃんがガーネットに会いたいって言うのよ」
ガーネット「そっか……」
あいり「お願い!」
ガーネット「うん、いいわよ」
ガーネット「そもそも前回は結局オシャレを教えてあげられなかったからね」
ルビー「やったー!」
ルナ「それじゃ早速行くんだな」
ルナ「待ち合わせ場所に着いたんだな」
ルビー「でもねねちゃん見つからないよ~?」
あいり「だよね~ ねねちゃんもう着いてるみたいなんだけど……」
「あの~」
あいり「はい、何ですか?」
「きららあいりちゃん…… だよね……?」
あいり「えっ!? じゃあもしかして……」
ラリマー「貴方が……」
ガーネット「ねねちゃん!?」
ねね「はい……」
ルビー「えー! イメージスッゴイ変わってるよー!」
ラブラ「髪をピンクに染めてウェーブなんて巻きやがって……すっかり都会に染まってやがるらぶ~」
あいり「コンタクトにしたんだね~」
ねね「はい…… あとこれカラコンなんです」
あいり「そうなの~?」
ねね「『あの人』に見合う人になりたくて…… だからあの人の真似をして髪もメイクも服も変えたんです……」
ルビー「スカートも短いね~」
ラブラ「こんなんじゃ(ピー)に(ピー)だと勘違いされるらぶ~」
ねね「は、恥ずかしい……」
ガーネット「う~ん……」
あいり「ん? どうしたのガーネット?」
ガーネット「あぁ、えっとね
ねね「あ、あの! それより!」
ねね「『あの人』はどこですか!?」
あいり「あっ、そう言えばその話だったよね」
あいり「ねねちゃんの探してた『オシャレで可愛いあの人』は」
ガーネット「わたしよ」
ねね「えっ……」
ねね「お、おかしいですよね! だってガーネットはジュエルペットで」
ねね「わたしを助けてくれた『あの人』は人間でしたよね!?」
あいり「あのね、わたしのこの不思議なペンダントの力で」
ルビー「わたし達人間の女の子になれるんだよー」
ねね「じゃ、じゃあ……わたしを助けてくれた『あの人』は……」
ガーネット「だからわたしだって言ってるじゃない」
ねね「あ、あぁ……」
ガーネット「ねぇそれより」
ねね「はい……」
ガーネット「アナタそのファッションとメイク、髪型似合って無いわよ」
ねね「えっ……」
ガーネット「だからわたしが今度こそちゃんとコーデして
ねね「わーん!!!!!」
ルビー「あー! ねねちゃん行っちゃったよ!?」
ルナ「憧れの人がジュエルペットだったことがよっぽどショックだったみたいだな」
ラリマー「しかもあんなこと言われちゃったしぃ?」
ガーネット「な、何よ……」
ラブラ「早くねねちゃんのところに行って小指でも差し出すらぶ~」
ラブラ「マジカル小指ちょん切
ガーネット「アホかっ!」
あいり「でも早く謝りに行かないと」
ガーネット「待って」
ルビー「うん?」
ガーネット「ここはわたし一人で行くわ」
ガーネット「ねねちゃんには、伝えたいことがあるし」
あいり「ガーネット……」
あいり「うん! いいよ」
ルビー「あっ、ペンダントが光ってる!」
ガーネット「あいり力を貸して!」
ガーネット「マジカルチェンジ! ガーネットフラッシュ!」
ガーネット「よし」
ルビー「わかった! 魔法の力で何とかするんだね!」
ガーネット「違うわ、魔法は使わない」
ルビー「え?」
ガーネット「言ったでしょ? 『伝えたいことがある』って」
ガーネット「そのためにはこっちの姿の方が向いてるって思っただけよ」
ルビー「ガーネット……」
ガーネット「それじゃ行ってくる」
あいり「かっこいいね、ガーネット」
ラリマー「私たちもすぐに魔法に頼る癖を何とかした方がいいかもしれないわね」
ラブラ「その通りらぶ、お前ら全員すぐに魔法に頼るクズどもらぶ~」
ルナ「それをラブラが言うんだな……」
ねね「わたし…… 初恋だったのに…… 相手がジュエルペットだったなんて……」
ねね「しかもあんなこと言われちゃったし……」
ガーネット『アナタそのファッションと髪型、メイク似合って無いわよ』
ねね「わたし…… 一生懸命頑張ったのに……」
ガーネット「おーい! ねねちゃーん!」
ねね「この声…… ガーネット……」
ガーネット「ここに居たのね」
ねね「はぁっ!」
ねね(か、可愛くてオシャレな『あの人』……)
ねね(て言うことは本当に『あの人』はガーネットだったんだ……)
×ねね(て言うことは本当に『あの人』はガーネットだったんだ……)
◯ねね()いうことは本当に『あの人』はガーネットだったんだ……
ねね「わたし…… 初恋だったのに…… 相手がジュエルペットだったなんて……」
ねね「しかもあんなこと言われちゃったし……」
ガーネット『アナタそのファッションと髪型、メイク似合って無いわよ』
ねね「わたし…… 一生懸命頑張ったのに……」
ガーネット「おーい! ねねちゃーん!」
ねね「この声…… ガーネット……」
ガーネット「ここに居たのね」
ねね「はぁっ!」
ねね(か、可愛くてオシャレな『あの人』……)
ねね(ていうことは本当に『あの人』はガーネットだったんだ……)
ガーネット「さっきはゴメン! いきなり言い過ぎちゃった!」
ねね「えっ、あ、いやいやいいんですっ!」
ねね(ど、どうしよう~ やっぱり近くで見てるとドキドキしちゃう……)
ねね「そ、それに…… 好きな人に気に入られたいからオシャレするなんて考えがそもそも間違ってたんです……」
ガーネット「そんなことは無いわ」
ねね「えっ?」
ガーネット「『誰かのためにキレイになりたい』『好きな人に好かれたいからオシャレする』これは何一つ不純な動機じゃないわ」
ガーネット「オシャレっていうのはステキな女の子になるための魔法なのよ」
ガーネット「でもね、今のねねちゃんは少し勘違いしちゃってるの」
ねね「勘違い?」
ガーネット「そう、オシャレっていうのはあくまで自分を磨くモノよ」
ガーネット「自分じゃない別の誰かになれるわけじゃ無いの」
ねね「でもわたし…… 地味でダサいし…… ガーネットみたいになれたら変われるかなって思ったけど……」
ガーネット「そっか……」
ガーネット「ねぇねねちゃん、私の目を見て」
ねね「えっ、はわわっ……」
ねね(が、ガーネットがこんな近くに……)
ガーネット「私たちジュエルペットの目は宝石の輝きを持っているわ」
ガーネット「だけど忘れないで、女の子は誰だって輝く瞳を持っているの」
ガーネット「ねねちゃんの瞳の輝きは本物よ?」
ねね「わたしの目が……?」
ガーネット「そう、ねねちゃんだって瞳に光る宝石を持っているんだから後はそれを磨くだけ」
ガーネット「間違ってもカラコンなんかで瞳の輝きを曇らせちゃダメよ?」
ねね「はい……」
ガーネット「それじゃあ今度こそねねちゃんに似合うコーデを選んであげるわ」
ねね「い、今からですか!」
ガーネット「ねねちゃんもそのつもりで来たんじゃないの?」
ねね「そ、そうですけど……」
ねね(ま、まだ心の準備が~)
ガーネット「さ、行きましょ」
ねね(て、手を握られちゃった!?)
ねね(も、もう恥ずかしくてむりぃ~)
ガーネット「あっ……」
ねね「あれ?」
ガーネット「もとに戻っちゃった……」
ねね「あぁ……」
ねね(もとに戻ったのは残念だけど、あのままだったらわたし大変なことになってただろうし…… これでいいのかな?)
ガーネット「まぁいいわ、行きましょねねちゃん」
ねね「…… うんっ!」
ガーネット「ただいま~」
ルビー「おかえりガーネット」
あいり「あの後お買い物したんだよね? どうだった?」
ガーネット「バッチリよ、ほらっ!」
あいり「わー…… 凄い似合ってる!」
ルビー「ステキ~」
ラブラ「ふんっ、いかにも『男を知りません~』みたいな顔をして…… あざとい女らぶ」
ラリマー「もう、ラブラ……」
ガーネット「それにしても……」
ガーネット「ねねちゃんの好きな人って結局誰なのかしら?」
ルナ、ラリマー「なっ!?」
あいり「だよねー」
ルビー「う~ん……」
ラブラ「どうせその辺の馬の骨らぶ」
ルナ(……確かガーネットって恋愛のジュエルペットだったはずなんだな)
ラリマー(もういっそ経営のジュエルペットになった方がいいんじゃないかしら……)
ガーネット「まぁわたしはオシャレの師匠として、恋愛のジュエルペットとして」
ガーネット「なにより友達としてねねちゃんの恋を応援するわ!」
おしまい
アニメではこの二人の続きやらないと思うので勝手に創作してみました。
読んでくれた方ありがとうございます。
HTML化依頼してきます。
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