モバP「不運だ…」 (44)

注意事項

・モバマスssです
・モバPですが、P表記で進めます
・モバマスはアニメ中盤から入ったにわかです
・書き溜めはありませんが、2日以内に完結させます
・初めての投稿という事でミスもあると思いますが、生暖かく見守って下されば…
 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433078121

ちひろ「いきなりどうしたんですか?プロデューサーさん」

P「いやね、もう毎日が憂鬱と言いますか、何と言いますか…」

ちひろ「相談になら乗りますよ?困った時はお互い様ですし!」

P「うーん…いいですか?なんか申し訳ないですね…」

ちひろ「お気になさらず!貸しにしておきますから!」

P(あ…グッバイ、今月の給料)
 

ちひろ「それで、どんな御悩みですか?」

P「ええとですね。最近兎に角運が悪いんですよ」

ちひろ「運が…悪い?」

P「えぇ、それはもうとこぞの不幸ハーレム主人公の如く」

ちひろ「それ、下手したら死んでますよ?」

P「実際死に掛けましたから」ハハハ

ちひろ「笑い事じゃないですよ…ここ最近毎日ですか?」

P「はい、今日は今の所大丈夫ですけど。油断はできません」

ちひろ「それはお気の毒ですね…」

P「はぁ…ほんと、俺何か悪い事でもしたんでしょうか?」

ちひろ「そんなに思い詰める程とは…」

P「冗談抜きでキツイんですよ」

ちひろ「で、どんな感じの不幸なんですか?棚の角に小指とか?」

P「そうですね。じゃあ先ず、昨日の朝の事なんですけど…」

 
 
 
響子「おはよう、プロデューサー!朝ご飯出来てるよ!」


P「おはよう響子」

 
 
 

 
ちひろ「ストップです。ストップですよプロデューサーさん。気のせいじゃなければ、何か少し変じゃありませんか?」

P「え?何言ってるんですかちひろさん。まだ全く始まって無いんですけど」

ちひろ「え、あぁ、そうですね…失礼しました…」

P「変なちひろさんだなぁ。まあいいです、続けますよ」
 

 
P「何時も何時も悪いなぁ…ありがとな、響子」

響子「ふふーん、いいって事よ!私のお嫁さん力は53万だからね!」

P「その数値の目安が分からないから何とも言えないんだけどな」

響子「日本の一般的な新妻のお嫁さん力は10万だよ。ちなみにちひろさんはマイナs

P「おっと、冷める前に頂かないと勿体無い。ほら、食べうぉ!!」

ドンガラガッシャーン!


 
P(ズボンの裾踏んだか…机にダイブは避けたけど、その代わりに響子の上にのし掛かる形で…)

P「すまん。大丈夫か?響子」

響子「う、うん…」

P「悪いな、すぐどくから」

響子「あ…あの、さ」

P「ん?やっぱりどっか痛めたか?」

響子「そうじゃなくてさ。私は…朝からでも、構わないから」

 
P「朝からコケるなんて…しかも俺の不運のせいで響子に怪我をさせてしまったかもしれないんですよ」

ちひろ「…ええと、一つ尋ねても?」

P「構いませんよ。ちなみに俺はフリーザなら第三形態のキモ可愛いのが好きです」

ちなみ「あぁいえ、そう言ったのでは無くてですね…」

P「あ、大丈夫ですよ。きっとちひろさんも立派なお嫁さんに成れますって」

ちひろ「そうじゃなくてですね。何故、寝起きのプロデューサーさんの部屋に響子ちゃんが居るんですか?」

P「…さぁ?何故って言われても、来たから居るとしか…」

ちひろ「…まぁいいです、続きを」

 
響子「プロデューサー…私…」

P(響子って15歳だろ?手を出したら早苗さん呼ばれちゃうんじゃないか?いやだがこの状況で何もしないってのも…)

響子「何か言って下さいよ…」

P「ええと…あ、あのだな…こう言う事は正式なお付き合いをして16歳を過ぎてからじゃないと…」

響子「プロデューサー…いいですよね?」

P「上目遣いされたって…」

P(…うん、もう捕まってもい

ヒュンッ!

 
ザクッ!!

響子「キャッ!」

P「うわっ!…ほ、包丁?!」

P(なんてこった…響子に手を出そうとした罰なのか?ほんとに危なかったぞ…)

P「にしても、まさかさっきの衝撃で不安定な所に置かれてた包丁が落ちてくるなんてな…」

響子「…プロデューサー。今、そこの窓から飛んで来た気がするんですけど」
 


P「そりゃ気のせいだろ。いきなり人の家の中に包丁投げ込む人なんてそうそう居ないさ」

響子「…そう、ですよね!さ、プロデューサー!続きを

ピンポーン

P「ん、宅急便か?ちょっと出てくるわ」

P(あっぶなかった…幸せか不幸かあの雰囲気をぶち壊してくれた宅急便ナイス!)

ガチャガチャ、ガチャン

P「はーい、どちらさ…」

まゆ「ふふっ、おはようございます。プロデューサーさん」
 

 
P「おはようまゆ。今日も一段とキュートだな」

まゆ「ふふっ、ありがとうございます。ところで、今誰か来てますか?」

P「おう、今響子が来ててな。朝食を作ってくれたんだ」

まゆ「…へぇ…響子ちゃんが…まゆのプロデューサーさんに…」

P「どうした?お腹でも空いてるのか?」

まゆ「…あっ!い、いえ。まゆも朝ご飯を作りに来たんですけど…」

P「それは…すまないな」

P(くそっ、早くまゆに響子が来た事を伝えておけばこんな悲しい表情をさせずに済んだのに…)
 

 
ちひろ「…ツッコミどころ、多すぎませんか?」

P「確かに俺の類い稀なる不運のせいでまゆすらも悲しい思いをさせてしまいましたが…」

ちひろ「そうじゃないんですけどね。取り敢えず早苗さん呼びますんで」

P「まぁまぁ、それは俺の悩みを全部聞いてからにして下さいよ」

ちひろ「なんで私今窘められてるんですか?」

P「それにしても、包丁が落ちてきた時はほんとにビビりましたよ。あと数センチずれてれば俺の手でしたから」

ちひろ「あ、落ちてきたって認識なんですね。なら充分プロデューサーさんは幸せな人じゃないですか…頭が」
 

申し訳ありません…しょっぱなから響子の口調ミスってしまった…
緊張してるからですかね…
途中から修正してあります

 
P「あ、じゃあ今日の昼食か夕飯をお願いしていいか?」

まゆ「えっ。い、いいんですか?プロデューサーさんの方からそう言って貰えるなんて…」

P「あぁ、是非お願いしたいな。特に何かお返しであげられる物は無いんだけど…」

まゆ「いえ、見返りを求めてる訳じゃ無いですから」

P「うーん、そうは言ってもなぁ…何かして貰いっぱなしってのも悪いし…」

まゆ「…なら、少し屈んで貰えますか?」
 

 
P「おう、そのくらいなら…」

P(って、キスだよな?!キスなんだよな?!)

まゆ「大丈夫ですよぉ。直ぐに済ませますので」

P「んー、別に時間掛かっても大丈夫だぞ」

P(響子は多分一人で盛り上がってるだろうから大丈夫な筈だ)

まゆ「プロデューサーさんの唇…プロデューサーさんのファーストキス…」

P「まゆ、どうした?」

まゆ「何でもありませんよ。では、いただきま

シュパッ!!
 

 
まゆ「きゃっ!」

P「なっ!今のは?!」

P(何だ今のは…まゆと俺の唇の間の僅か2センチを、緑の何かが高速で通り抜けて行った…)

P「…まゆ、怪我は無いか?」

まゆ「は、はい…ただ、少し驚いてしまって…」

P「まぁ取り敢えず部屋に入れ。朝食、食べて来て無いだろ?」

まゆ「あの、プロデューサーさん…まゆ、怖くて足がすくんでしまって…」

P「おっと、ならこう言う時はお姫様抱っこかな」ダキッ

まゆ「きゃっ!ふふっ…もう!プロデューサーさん、大胆で

智絵里「…おはよう…ございます…プロデューサーさん」

 
智絵里「プロデューサー…さん?何してるんですか?」

P「…おはよう智絵里。取り敢えず中に入らないか?」

P(パパラッチが怖いからな)

智絵里「えっ、い、いいんですか?」

まゆ「良い訳無いじゃないですか。まゆとプロデューサーさんだけの空間を邪魔しないで下さ

響子「プロデューサー!朝ご飯冷めちゃいます…よ…」

まゆ「……」

智絵里「…お邪魔でしたか?」

P「なわけないだろ。ほら、さっさと入れ。朝食にっ

ガッ

P(マズッ、まゆを抱えてる時に躓くなんて)

ゴンッ!!

P「ってて…大丈夫か、まゆ?」

まゆ「…はい…あの…プロデューサーさん」

P「すまん、怪我は無いか?」

まゆ「あの…手がスカートの中に…」

P「っ!すっ、すまん!」

智絵里「……」

響子「……」

 
P「朝から二回もこけて刺されかけたんですよ。ほんと、俺の人生って一体…」

ちひろ「私は、プロデューサーとは一体…ってなってますよ」

P「ほんと、本来ならアイドル達を輝かせる青い鳥でいるべきなんですけどね。逆に不幸を呼ぶなんて」

ちひろ「そうじゃないですよ。と言うか、その飛んできた緑の物体の正体は何だと思ってますか?」

P「多分天罰の一種だと思ってます。不運な俺がまゆとキスをするなんて烏滸がましいと言う天の御告げ的な」

ちひろ「…私は幸運の象徴を思い浮かべましたけどね」

P「なんですか?それ。クローバーじゃ無いんですから」

ちひろ「そもそも、毎日響子ちゃんに朝ご飯作って貰ってるんですか?」

P「いえ、流石に毎日は申し訳無いので…」

ちひろ「ですよね!もしそうなら殆ど通い妻で

P「一昨日はまゆが来てくれましたし、その前日は卯月が」

ちひろ「…プロデューサーとは…一体…」

P「大丈夫だと言ってるんですが、どうしてもと言うので早い者勝ち制にしてます」

ちひろ「…それで、続きは?」

P「あ、そろそろ時間になるのでダイジェスト版で」
 

 
響子「はいプロデューサー!あーん!」

P「あっ、あー

シュバッ!!

カラーン

P「て、手錠が飛んできた?!」




P「ほら、みんな。行くぞ」

智絵里「あのっ…プロデューサーさん。出来れば…手を繋いで

パシンッ!

P「うわっ、上から曲がったスプーンが!」




ブォォォン!!

P「あっぶな!トラックがスレッスレのところをぉ!」ドンッ

まゆ「きゃっ!プロデューサーさんの手が胸に…」



P「うわっ!また何かに躓いたっ!」

?「妻の爪先に躓いた…フフッ」



 
P「うわっ!なんだ?!水?!」

凛「あっ、ごめんプロデューサー。花に水をやってたら…服乾かすからシャワー浴びてって」

P「まったく…じゃあお言葉に甘えさせてもらうぞ」

凛「…ふふっ」




P「時間食ったな…皆には先に行ってろって言ってあるし、俺も急ぐか!」

P「おっと段差か、今度はもう躓かな

ゴンッ!!

P「いたっ!す、スミマセン不注意で!って藍子?!」

藍子「あっ、プロデューサーさんでしたか…ちょっと足を…」

P「仕方ない、おぶって行こう!」




みく「あっ、Pチャン!何で藍子チャンを背負ってるにゃ?!」

P「ぶつかって怪我させちゃったみたいでな…」

みく「…み、みくも足が痛いに

ゴロンゴロンガッシャーン!!

P「ど、ドラム缶?!危なかったぁ…」

みく「…みくは自分で歩いていくにゃ…」
 

 
P「藍子。少し走るからしっかり掴まっててくれ!」

藍子「はいっ、プロデューサーさん!」

P(おふっ、背中に柔らかい感触が僅かに

ゴンッ!

P「いってぇ!!」

藍子「気を付けて下さいね。また電柱にぶつかっちゃいますよ」

 
 

P「藍子は入ってから降りてもらえばいいか」

ガチャ 
 
P「ただいま到着しまし


ヒュンッ!ビュンッ!シャッ!

まゆ「あっ、スミマセン…手が滑って包丁が…」

智絵里「あっ…ごめんなさい…クローバーの栞が…」

響子「すみませんプロデューサー。お玉が飛んでっちゃいました!」

P「…ま、まぁ人間誰しもミスはあるよな。ギリギリ当たらなかったから大丈夫だ」

?「女の子だけに…ふふっ」

 
P「…と、こんな感じで、出勤まででこんなに大変な事が…」

ちひろ「刺されればいいのに」

P「いや実際死に掛けましたって。ほんと運が無いんですよね…」

ちひろ「そして早苗さんも堕ちてた、と」

P「俺の不幸のせいでアイドル達まで危ない目にあってしまうなんて…俺、どうしたらいいんでしょう?」

ちひろ「そう言えば、今日はまだ大丈夫なんでしたっけ?」

P「はい、まだ今のところは…」

 
ちひろ「なんででしょう?ちなみに今日の朝ご飯は誰が担当したんですか?」

P「あ、今日は自分でです。俺も料理の練習したかったんで」

ちひろ「…プロデューサーさんの不運の原因、半分くらいは自分で気付けるんじゃないですか?」

P「ちなみに今日は茄子に着いていきます」

ちひろ「…よかったですね。原因の十割が分かりましたよ」

P「?茄子と一緒なら俺の不運が相殺されると?」

?「ふぅーん…ふふっ」
 

 
P「確かに茄子に付き添う日は特に何も無いんですよね」

ちひろ「…何故プロデューサーさんが気付かないのか理解出来ません…」

P「まあいいです、取り敢えず出てきますね」

ちひろ「はいはーい、また何かあったら相談して下さいね」

バタン

ちひろ「さて、ドラム缶やらトラックやらをまた調達しに行きますか」


おわり
 

 
お付き合いありがとうございました
また練習がてら投稿させて頂くと思いますので、よろしくお願いします

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