【安価】何番煎じなダンガンロンパ【オリキャラ】 (338)

・作成するキャラは16人
・舞台はダンガンロンパ1の校舎
・初SSなので遅達

以上諸々をご了承ください!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433075753

まずは才能を決めます!
16個一気に決めていきますので

下16

陰陽師

アドバイザー

平気開発者
陰陽師
王様
トレーナー
フードファイター

グラビアアイドル
アドバイザー
助手

採用


犯罪者はジェノ的な感じで出しますね

知事は年齢的に…と愛情は少しワカラナイので見送りです
霊媒師と陰陽師を統合しています

アサシン
ホッケー選手
門番

死刑囚は犯罪者と少し似通っているので見送り

残り4


平気開発者
陰陽師
王様
トレーナー
フードファイター

グラビアアイドル
アドバイザー
助手
アサシン
ホッケー選手
門番
腹話術師
完全記憶能力
正義
影武者

この中から主人公を一人決めてください

下3の内から選びます

腹話術師

>>30で決定

それでは名前を決めていきましょう

才能
名前※読み仮名があればうれしい

という感じで決めていきます

書き忘れですが
一人一つ制度ではなく複数書いても大丈夫です

性別先に決めないで大丈夫ですか?

>>35

ごめんなさい忘れてました。

えーと主人公の性別だけ決めて、他はこっちで決めます!

下2で主人公の性別を


兵器開発者
王様

ホッケー選手
完全記憶能力
影武者
アサシン
腹話術師


陰陽師
トレーナー
フードファイター
グラビアアイドル
アドバイザー
助手
門番
正義

でいきます!

それでは名前を決めていきましょう
一人複数投票は可能ですが一レス内に収めてください


才能
名前※読み仮名があればうれしい
特徴

という感じで決めていきます
ある程度でそろった時点で終了します

正義
在善愛陽(ざいぜんあいひ)
やりすぎなければ正義じゃないを信条にしている


島津久仁(しまづひさひと)
見た目は古風なのに意外と現代機器を使いこなす現代っ子しかし剣の腕は本物

age

腹話術師
空亡 礼司 (そらなき れいじ)
丁寧な人間であるが、その腹まで真っ当な人間ではない、本心を隠し人に取り入るのが得意

アドバイザー
紫藤 麗 (しどう れい)
人に頼られるのが無性に好き

トレーナー
九十九 千(つくも せん)
フットワークが異様に軽く、裏表のない明るい子
行動力がありすぎるがその代わり頭はそんなに良くない

取りあえず明日の夕方まで募集しておきますね

才能 ホッケー選手
名前 氷上 拓実(ヒョウジョウ タクミ)
特徴 冷静

グラビアアイドル
桃園 恋香(モモゾノ レンカ)
惚れっぽい、優しくされるとすぐコロリ

アサシン
影村 暗裏(カゲムラ アンリ)
五感すべてが鋭い

兵器開発者
トーマス=K・アウレット
自分を最優先するタイプ

ホッケー選手
槇島 海景(マキシマ ミカゲ)
色々無頓着

腹話術師
音記 笹幸(オトキ ササユキ)
小心者

グラビアアイドル
榊 芝麻子(サカキ シマコ)
計画がないと行動できない

王様
アーサー・エメラルド
一見傲慢に見えるが民の幸福を第一に考える名君

アドバイザー
相澤 佑(あいざわたすく)
男のような名前がコンプレックス。聞き上手で自分からあまり発言することはないが、そのぶん一言に重みがある

助手
協本 小鞠(きょうもとこまり)
赤眼鏡のドジっこ巨乳。一人では日常生活も危ういほど何もできないが、他人のサポートにつくと神がかった才能を見せる


斑刃金 道永 (むらはがね みちなが)
ついやりすぎてしまう性格。守るべきものを探している

影武者
曰 晶 (ひらび あきら)
成り済ましていない時は機械的な口調でしゃべる。

フードファイター
布炊 猫音子 (ふがし ねねね)
食べようと思えば延々食べていられる性質。

門番
帳 依織 (とばり よりおり)
冗談の通じない真面目人間。かなり大きめな背と胸を気にしている。

王様
レイン・シクルド=オーリエング
存在感を強めたり弱めたりできる

腹話術師
手嶋 岳範(てじま おかのり)
手癖が悪い

陰陽師
女ヶ澤 経(めがさわ けい)
いつも飄々としている

助手
浮浦 笹(うきうら ささ)
逆に考えることを得意とする

正義
園城寺 聖(おんじょうじ せい)
絶対的正義の信奉者。人当たりがよく慈愛の精神を持つが悪には一切の容赦も慈悲もない。

アサシン
アダム・クロスロード
とある紛争地帯出身の孤児で幼いころから暗殺者として鍛え上げられた。悪でしか裁けぬ悪もあると信じて哀しみを背負いながらも自分を殺し他人を殺した。

影武者
夜峰 月久(よるみね つきひさ)
影武者として色々な人の代わりをしてきたので、顔も能力も言語も性格も素性も変幻自在。そのためもはや本人でも本当の自分とはなにか分からなくなってきている。

陰陽師
花京院 神子 (かきょういん みこ)
頭は良いがどこか抜けている、賢いバカ。基本ボケキャラだが時折シリアスになる。空気読めない

王様
ミハエル・ウィンザー
イギリス王室ウィンザー朝の血を引く青年。実は本家筋ではないので王位継承権は低い、しかし英国への愛は深く大英帝国の復興を夢見ている。英国を誉めると大概なんでも言うことを聞いてくれる

助手
中曾根 詠(なかそね よみ)
他人を補佐して裏方で働くことに無性な喜びを感じている。しかし表舞台に立たされると緊張して役に立たなくなる。真面目な性格で冗談を真に受ける


徳川 一刀(とくがわ いっとう)
どんな斬り合いも一撃だけで終わらしてきた剣術の天才。速すぎるその一刀を目視出来たものは誰もいない。その在り方からよく怖がられるが本人は結構フランクな人間。

ホッケー
神森 守(かみもり まもる)
典型的な熱血バカだが割りと頭は良い、行動力が高く人を思って行動出来るが空回りが多い、声がでかい

募集終了!
ありがとうございました!

<<生徒名簿>>

1番
【超高校級のフードファイター】 飛鳥井 日和<<アスカイ ヒヨリ>>

全世界フードファイトコンテスト5年連続ランクインの〝超高校級のフードファイター〟
彼女にとって液状のものは全てドリンクで肉料理以外は全て副菜かスナック
最近の悩みと言えば異常な食欲故にモテないと言う事、大食いって可愛くない?…と日々悩んでいる
胸が小さいのがコンプレックスらしいが、異常な食欲とは裏腹にやせ形

2番
【超高校級の陰陽師】 安倍 明 <<アベ アカリ>>

神話などにも名を出している陰陽師の血を引いている〟超高校級の陰陽師〟
基本的にお化けや怪奇現象等に対しては飄々と対処している、本にいわく「虫の方が怖い」らしい
因みに頭は良いしきちんとしているのにはしているのだが、どこか抜けている…

3番
【超高校級の兵器開発者】片島 颯介<<カタシマ ソウスケ>>

軍事業界で彼の名前を知らない物はいないと言うほどに有名な〝超高校級の兵器開発者〟
奇をてらい、敵の意表を突く兵器の数々は引く手数多
そんな彼がどこの軍隊にも所属できないのはアニメオタクで自分で作った兵器しか触れないという極端な臆病さのせい
だけど本人はそんな事気にせず、カードハンターもみじのマジカルステッキを作ることに日々を費やしている


4番
【超高校級の腹話術師】
雁原 明<<カリハラ アキラ>>

人形に言葉を覚えさせると全世界から称賛の声名高い〝超高校級の腹話術師〟
本作の主人公。
臆病で弱い自分を変えようと入学を決意
人形を遣わずに自分の言葉を人に伝える事を目標にしている

5番
【超高校級の門番】
櫛名儺 照<<クシナダ テル>>

言葉通りアリ一匹通さないを現実で実行し、今はノヴォセリック王国の門番をしている
戦う事は好きではないが、あらゆる武術を極めている〝超高校級の門番〟
かなり大きな背と胸がコンプレックスでどうやったら小さくなるかを日々追及している
生真面目で冗談の通じない堅物

6番
【超高校級のアサシン】 ケイ・スティーラー

透明人間の異名を持ち各国々を転々としている〝超高校級のアサシン〟
今回この学校に来た理由は不明、風の噂によると任務によって潜伏しているらしいが信憑性は低い
本人は『悪の為の犠牲』ではなく『平和のための犠牲』の為に武器を取る

7番
【超高校級の正義】 在善 愛陽<<ザイゼン アイヒ>>

警察組織の長である父と総合病院のナース長である母の間に生まれ
本人も何度も警察から表彰を受けている〝超高校級の正義〟
慈愛が深くて常に弱者の味方であろうとするが、その正義に対する思い入れは少し常軌を逸している

8番
【超高校級のアドバイザー】紫藤 麗<<シドウ レイ>>

機械操作から人生相談、とにかくなんでもござれな〝超高校級のアドバイザー〟
彼女に相談することが人生の近道とまで言われている
基本的に聞き役に徹する彼女の発言には考えられさせる重みがある
最近の悩みは自分の相談相手がいない事

9番
【超高校級の助手】城倉 神那<<シロクラ カンナ>>

アメリカの巨大警察組織で特殊助手として勤務していた経験を持つ〝超高校級の助手〟
何気ない手助けのスキルが神がかっており、難事件も彼女のおかげで幾つも解決できた
だがしかし彼女は驚くほどドジで一人では日常生活もまともにできない
警察組織の情報をうっかりテロ組織に流してしまったことも……

10番
【超高校級の完全記憶】 高橋 篝 <<タカハシ カガリ>>

詳細は不明だが、とにかく〝超高校級の完全記憶〟らしい
ぼーっとしており簡単な計算をミスしたりするけれど、時々恐ろしい程に鮮明な記憶力を発揮する
中世的な容姿だが男。恋愛対象は不明
唯一自慢できることは円周率を止められるまで言い続けれること

11番
【超高校級の侍】 武宮 凜侍<<タケミヤ リンジ>>

どんな斬り合いも一撃だけで終わらしてきた剣術の天才であり〝超高校級の侍〟
古風な見た目とは裏腹に現代機器を使いこなすミーハーな面も
侍たるもの静寂を貫きたい…らしいが、ついつい話し過ぎてしまう
皆に面白い人と認識されているのにも関わらずクールを保とうとする熱血漢

12番
【超高校級のトレーナー】都築 優姫<<ツヅキ ユウキ>>

彼女の手に掛かった生物はどんな大会でも優勝できると伝説を持つ〝超高校級のトレーナー〟
教え子には先生と言うよりかは友達と言った感じで接する、天真爛漫で裏のない子
論理的に物事を考えるのは苦手だが、人の事は人一倍考えて居る
苦手な物は怖い物

13番
【超高校級の影武者】 曰 晶<<ヒラビ アキラ>>

とある財閥の御曹司の影武者経験を持つ〝超高校級の影武者〟
眼鏡をかけて髪を染めれば御曹司そっくりである
人の役に立つのが大好きで、自分は常に二番手で良いと思っている

14番
【超高校級のホッケー選手】 槇島 海景<<マキシマ ミカゲ>>

ぽっちゃりぶよぶよした体形からは想像もつかないが。伝説とまで言われているホッケーチームのエースを務める〝超高校級のホッケー選手〟
よく食べてよく眠るが信条。
いろいろ無頓着だけど人にやさしくでムードメーカー
彼の周りには何もしなくても人が寄ってくる


15番
【超高校級の王様】 ミハエル・ウィンザー

イギリス王室ウィンザー朝の血を引く青年。留学生として日本に居る〝超高校級の王様〟
本人曰く戦争大好きで民なんてゴミらしいが、その割には結構優しいと評価されている
精一杯悪くなろうと努力しているけど、どこか詰めが甘く、人を喜ばせてしまう
それがたまらなく不愉快らしい

16番
【超高校級のグラビアアイドル】 桃園 恋香<<モモゾノ レンカ>>

只今絶賛売り出し中の〝超高校級のグラビアアイドル〟
女性がなりたいボディ堂々一位のプロポーションの持ち主
自分が可愛い事を自覚しており小悪魔的な振る舞いが見られるが、面と向かって褒められると照れてしまう

皆さんの意見をいろいろ取り入れてるうちにこんな長くなってしまい無視訳ない…

半位に投下しますね!

~プロローグ~おはよう!ゼツボウ学園!!


僕の名前は…雁原明。

弱い自分を変えるために、自分自身の言葉を持つために。
僕はこの学校に入学することを決意した


「大丈夫…かな」

いつも話し相手になってくれるボクは居ない。居るのは僕一人
だけど…変えるんだ、強くなるんだ


この学校で学んで、この学校を卒業して



「僕はやってみせる」

凄く細い声だったけど、なんだが自信が付いた
人形を持っていない【超高校級の腹話術師】なんて少し変だけど。


一人で何とかするんだ

大きな門の前。歩いているうちにだんだん近づいて来る門
今の僕には果て無く大きく見える


今からでも帰れる、帰ろうかな


『ダメダヨ!タノシイコトガアルンダヨ』

不意に口をついて出てくる言葉。
ああ…いつもの癖だ、ボクは置いてきたのに…



「そうだよね…入ろう」


門をくぐる

くぐるとグルグル視界が回って―――

―――――――――


――――――――




『――――――』



意識は闇に呑まれていく――――

――――――――1F トイレ

雁原「あれ…ここ…トイレ?」

目が覚めたのはトイレの個室の中。
様式の便器に座るようにしてボクは眠っていた


雁原「わっ」


トイレの外に大きな監視カメラが一つ。
ドアを開けた僕はそれを見てビックリしてしまった

だいたいトイレに監視カメラって……


プライバシー的な面で…どうかと思うな



雁原「って…これ何?」


地面にチョークで描かれている文字
『タイイクカン ヘ コイ』


ここに居ても何か変わると思えないし、一人は怖いし……
行ってみよ

体育館に入ると中に居た皆の視線が突き刺さる
もしかしてこの人たち全員同級生?


???「これで最後。私の感がそう告げています」

???「んー…多分これで最後だろーね~」

???「アレ…男の子?」

???「ちっちゃーい!やだぁっ可愛い!」


個性的な見た目…個性的な話し方
ううっ…来るんじゃなかった。

この人たちとうまくやっていける気がしないよぉ…


???「ギャハハハハハ!下僕が一匹増えたぜぇぇぇ!」

???「むむっ!クソワロ!リアル男の娘が二人も存在したとは!拙者!感動でござる!ござるぞおおおおおお!!」


ダメだ…ここで逃げちゃダメだ!!
とにかくここにいる人たちだけとでも仲良くならないと…


ボクが居なくても僕は大丈夫なんだ!



1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

6緩やかなワンピースを着た優しそうな女性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

9男か女か分からないふわふわした子

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

11パステルカラーのタンクトップに短パンの女性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

13人柄のよさそうなぽっちゃりした男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性

15プロポーション抜群で露出度の高い服を着た女性

下1

緩やかなワンピースを着た優しそうな女性



あの優しそうな人は一体何の才能なのかな……
挨拶してみよう

雁原「初めまして。【超高校級の腹話術師】雁原明です」

???「こんにちは。私は【超高校級の正義】在善愛陽と言います」

雁原「超高校級の正義?」

在善「パパが警察の偉い人だから…でしょうか?それともママが看護婦長だからでしょうか?」

在善「とにかくよく分からないけれど、一年間宜しくお願いしますね」


雁原「は…はい」


在善「あ…そうそう。アサシンに伝言があるんだけどよろしいですか?」

雁原「……何?」


在善「少し恥ずかしいんだけど…「何が平和のための犠牲だこの野郎!テメェなんて豚小屋でクソにまみれておっちね!ゴミクズ野郎が!地獄の業火に焼かれろ極悪人が!シネ!今すぐ[ピーーー]!謝りながら地中深くに埋まれ」って」




え?今物凄く…―――――――

気のせいじゃ…無いよね?確かに在善さんが言ったんだよね…
なんか…変な人だな。怖い


1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

9男か女か分からないふわふわした子

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

11パステルカラーのタンクトップに短パンの女性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

13人柄のよさそうなぽっちゃりした男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性

15プロポーション抜群で露出度の高い服を着た女性

下1


プロポーション抜群で露出度の高い服を着た女性




あの人はえっとテレビで見た事ある!
結構人気の人だよね?僕も知ってる!


雁原「初めまして!えっと…桃園さんだよね?」

桃園「やだぁ!恋香の名前知ってるのぉ?あ。知ってるか!恋香有名だもんねっ!」


雁原「あ…うん!」


桃園「恋香ちゃんのサインいるぅ?☆」

雁原「え?良いの?」

桃園「いいぞ☆あ。でも喉渇いたからぁ。お水欲しいにゃぁ」

雁原「…あ…ごめんね!今飲み物持ってなくてー」


桃園「じゃあサインはお預けだにゃ!」



雁原「あ…うん、ごめんね?」

桃園「よぉし!じゃ。お水貰ってこーようっと!」


桃園「じゃぁねー☆」




1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

9男か女か分からないふわふわした子

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

11パステルカラーのタンクトップに短パンの女性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

13人柄のよさそうなぽっちゃりした男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性


下1

人柄のよさそうなぽっちゃりした男性


雁原「初めまして。【超高校級の腹話術師】雁原明です。貴方は?」


???「よっす!オイラは【超高校級のホッケー選手】だっけか?あ。名前は槇島海景っつうんだ!」


雁原「あ…テレビで見た事あるかもしれない」

槇島「お。ほんとかー?嬉しいな。サインいるか?」

雁原「サイン?欲しい…です」

槇島「よっし!じゃあ張り切って書きまくるぞ!」


雁原「あ…書きまくるって、そんないっぱいなくても!」


槇島「って!ペンを忘れてた、誰かペン持ってねえかー?」


雁原「あ…あのー」


雁原「ペン持ってるのに…行っちゃった」


なんだかすごくフレンドリーな人だったな……
やっぱりスポーツ選手って爽やかな人が多いんだね


1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

9男か女か分からないふわふわした子

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

11パステルカラーのタンクトップに短パンの女性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性


下1

パステルカラーのタンクトップに短パンの女性



???「さーっきからキョロキョロしてるねー。もしかして人見知り?」

雁原「あ…はい」

???「私は【超高校級のジムトレーナー】都築優姫だよ。君は?」

雁原「腹話術師の…雁原明です」

都築「あっきーか!アッキーって呼ぶね!」


雁原「あ…アッキー?」

都築「あ…いや?私の事はユッキーって言って良いからさ!…それでもダメ?」

雁原「その…あだ名とかで呼ばれたことないから」

都築「ほんと!?じゃあ今から慣れてこっ」


雁原「うん…。都築さん」

都築「ちがうよー!都築さん。じゃなくて!ユッキーでしょ?」


雁原「ユッキー。」

都築「やだ!顔赤いよっ?よろしくね!アッキー」



なんだか賑やかな人だけど…優しそうな人で良かったなぁ
僕もあんな人になりたいけど、なれるかな?



1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

9男か女か分からないふわふわした子

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性


下1


男か女か分からないふわふわした子


次はあの子に話してみよう
なんだか僕に雰囲気が似てるし…仲良くなれそう


雁原「はじめまして!僕は【超高校級の腹話術師】雁原明っていいます!」

???「……」

???「……」

???「……」

雁原「あれ?えっと…」

???「はじめまして!僕は【超高校級の完全記憶】高橋篝っていいます!」

高橋「…言葉が出てこなかったら真似しちゃった」


雁原「あ…うん」

高橋「あ…うん」

雁原「真似するのが趣味なの?」

高橋「……違うけど。その…苦手―って言うのかな。覚えるまでに時間がかかっちゃうから」

雁原「覚える?」

高橋「たとえば今君は瞬きを45回して呼吸は吸うのが40回で吐くのは39回。今更新して41回ずつ。それと手を動かしたのは三回。癖かな?あとは―――――」


雁原「あ…もう大丈夫だよ。でも…それ全部覚えるの辛くない?」

高橋「辛いけど…癖みたいな病気みたいな…」


なんか才能って良い物?でもないのかな……
其々悩んでそうって言うか…


1ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性


下1

ベストを着ている小柄なおかっぱ頭の女性

あの子だったら僕からでも話しかけれそうだな…

雁原「こんにちは…えっと腹話術師の雁原…明です」

???「あ、初めまして…ゴメンだけど飲み物持ってない?豚骨スープとか…あ。最悪ごま油でもいいよ」

雁原「え!?ははは。面白い冗談…だね?」

???「あー…ごめん!私のこと知らないとそうなっちゃうよね。私は【超高校級のフードファイター】飛鳥井 日和」

雁原「聞いたことある…だけど。本当に油なんて飲むの?」

飛鳥井「飲みたくないけど…のど渇いたし…カロリー取りたいし…」

雁原「太っちゃうよ?」

飛鳥井「大丈夫!人一倍消化率高いから。あ…でも油なんて飲んでたら可愛くないよ…ね」

雁原「う…うーん」

飛鳥井「やめた。聞かなかったことにして…ね?」

雁原「う…うん」


いや…可愛くないとかそう言う問題じゃないと思うけど…
やっぱ超高校級の価値観ってすごいんだな……僕には分かんないや

次の人に行こう


2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

8赤いメガネをかけた白衣の女性

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性

下1

赤いメガネをかけた白衣の女性


???「ひゃあああ!そこの人!助けてください!!」

雁原「って!なにしてるんですかぁっ!?」

???「うええ…気が付いたらバスケットゴールに引っかかってて…」

雁原「と…とにかく下ろしますね!」


何とか僕は引っかかってる眼鏡の人を下ろしてあげた


???「ありがとうございますっ!命の恩人です!」

???「あ…自己紹介が遅れてしまいましたぁ。私は【超高校級の助手】!城倉神那です!」

城倉「今後ともよろしくです!」


雁原「あ…よろしくね」


でもどうして…バスケットゴールに引っかかってたんだろう…
というよりどうやったらあの体制で宙ぶらりん…


深く考えても無駄かな。やめておこう


2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

12十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性

下1

十神財閥の御曹司にどことなく似ている男性


雁原「もしかして…十神さんですか?」

???「ん?あ。今は違うよ。今は自分だ」

雁原「え?えっと…」

???「自分は【超高校級の影武者】曰 晶としてここにいるからね。精一杯の自分で居ないと」

雁原「曰さんの影武者ってことですか?」

曰「ちがうかな。自分は自分だ。曰は曰だ」

曰「ともかく今は曰なんだ、だから自分は君に自分として接する」


雁原「自分が自分じゃない時ってどうなるんです…か?」

曰「自分が自分ではない時?そんなの簡単だよ、誰かになるんだ」

曰「君も似たような感じだから分からないかい?」



雁原「…演じるってことですか?」

不意に口を突いて出てきたのは演じるって言葉。
だけど僕は演じてるのじゃなくて…―――――



曰「自分は自分に誰かを投影している。演じてるとは少し違うかな」



難しいこと言うんだな…曰君は。
一年間仲良くできれば…いいなぁ。


2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

14特撮に出てくる悪役のような恰好の男性

下1


特撮に出てくる悪役のような恰好の男性


あの人の見た目…怖いな。なんかデーモン大暮みたい…
けど顔は整ってるし…バンドマンさんとかかな?


雁原「初めまして…僕は【超高校級の腹話術師】雁原明です」


???「フハハハハハ!愚民が!我に話しかけるとは!フハハハハハハ。良い天気だな!」

雁原「あの…名前は?」

???「我が名乗る?貴様の様な下層階級民に?バーカーめ!誰が名乗る物か!【超高校級の王様】のミハエル・ウィンザーと誰が名乗る物か!!」

雁原「ミハエルさん?」

ミハエル「な!?貴様!どこでその名前を知ったぁ!?」


雁原「今自分で…」

ミハエルとんでもない男だ!いや…女か?」


雁原「男です」

ミハエル「男だったか…失敬した」


雁原「その…一年間宜しくお願いしますね!」

ミハエル「ふはははははは!嫌だ!だが安心しろ!ノート位ならうつさせてやる!きったない字でよければな!」


なんかすごく怖くて威圧感があって話しづらいけど…悪い人じゃないかな?
やっぱり個性的な人が多いのかな…ここって]]


2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性

10袴姿で木刀を携えた黒髪の男性


下1

袴姿で木刀を携えた黒髪の男性

なんか渋いな……
けどあの人にも声をかけて。


雁原「こんにちは。えっと――――」

武宮「知っている。君は【超高校級の腹話術師】雁原明殿だね」

雁原「あ…はい」


武宮「何を恐縮している?この木刀が。怖いのか?」


雁原「いや…あの…〝殿〟って言い方初めてで」

武宮「…嫌だったか?」

雁原「いや…その。渋くて格好いいなって」


武宮「マジか!良かった…。いやさ、侍っぽいって言ったらござるか殿で迷ったんだけどね」


武宮「ほら。アサシンとキャラ被るであろう?もうさ。だったら殿?で行こうって」

武宮「好評でよかった。一安心一安心」


雁原「あ…えっと…なんか変わりました?」


武宮「あ…―――。何がだ?変わってないでござるよ…って!〝ござる〟って言っちまった!」

武宮「もっかいやり直してくれはせぬか?会ったときからやり直してくれぬか?」



結局僕は4回やり直しをさせられてしまった…
別にフランクな感じも格好いいのにな…

2腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性



下1

腰まである髪を後ろで一本に結った巫女服の女性

雁原「はじめまして。こんにちは」

???「超高校級の腹話術師、雁原明さんですね」

雁原「……!?」

???「なんで知っているのかという顔をしていますね、知りたいですか?」

雁原「ど…ど…どうして!?」


???「それは私がかの有名な安倍の血を継ぐ巫女であり、【超高校級の陰陽師】」

雁原「じゃあ…今のって!れ…れいのう―――」

???「微熱大陸で見ました…。じゃなくてっ、あなたのひゅごれ…あ。噛んでしまいました!しゅごキャラ…あ。これ今さっき見てたアニメ」


雁原「もしかして…テレビで見てくれたんですか?」

???「はい…。あ、でも陰陽師なのは本当ですよ!安倍です!安倍明って言います!聞いたことないでしょうか?」

雁原「聞いたことは…ある気も…」

安倍「そうです。とにかくよろしくお願いしますね」


最初は少しびっくりして心臓が止まっちゃいそうだったけど……
けど思い出した!彼女の事。

僕もテレビで少し見た程度なんだけど…ね

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性

7ポニーテールでラフな格好の女性



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ポニーテールでラフな格好の女性



???「ねえ。火持ってない?」

雁原「火?」

???「タバコの火切らしちゃってさぁ。」

???「ま、いいわ。ウチは【超高校級のアドバイザー】紫藤麗。ヨロシク」


雁原「あ…はい!僕は【超高校級の腹話術師】雁原明です」


紫藤「へぇ。器用なことすんのね」

雁原「でも練習次第で誰にもできます…」

紫藤「ふんふん」

雁原「僕はその練習したから出来るようになったんで、皆さんみたいに凄いってわけじゃ」

紫藤「へぇ」

雁原「とにかくよろしくお願いしますね!」

紫藤「はぁん。でもさ、アンタはこの学校に入れるくらいに努力したんでしょ?立派な才能よ」

紫藤「もっと前向いて生きないと面白くないわよ?」



雁原「…え?あ。ありがとうございます」

紫藤「あと堅っ苦しいから敬語は止めな~。変な壁作るだけよ」

雁原「は…うん」


なんか喋りやすい人だったな…。
流石はアドバイザーなのかな?

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

4多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性

5口元を布で隠した忍者の様な男性




下1

多分この中で身長が一番大きいショートヘアーの女性



うわぁ…大きいなぁ。男の人みたいだけど…胸も大きい
多分「普通」の女の人だよね?オカマさんじゃないよね?


雁原「こんにちは…えっと。雁原明です。腹話術師やってます」

櫛名儺「ご丁寧にどうも。アタシは櫛名儺照。【超高校級の門番】です」

雁原「…大きいですね」

櫛名儺「――――っ!」


雁原「え……?」

櫛名儺「やはり…大きい?」

雁原「あ…はい」


櫛名儺「――――――!?」

雁原「あの…凄い顔…だけど、どうかした…の?」


櫛名儺「別に何でもない」

雁原「でも。やっぱり門番さんだからか大きいですね羨ましいです」


櫛名儺「おおー―――きい――――――――か」

雁原「え…もしかして。その…コンプレックス」

櫛名儺「―――――――すまない」



どうしよう…そうにもかかわらずすごく大きい大きい連呼しちゃった…
申し訳ないな…嫌われてないかな…

3牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男


5口元を布で隠した忍者の様な男性




下1

牛乳瓶の底のような眼鏡が特徴的なミリタリー服の男

さっき僕の事を見て喜んでた男の人に話してみよう
きっと好意的に接してくれるはずだし…


雁原「初めまして。僕は【超高校級の腹話術師】雁原明です!」

片島「激熱!!萌え萌えにゃんにゃんでござるか!?」


雁原「えっと…腹話術師の」

片島「ほうほう。腹話術師の」

雁原「雁原」

片島「うむうむ。雁原」


雁原「明です」

片島「明キュンでござるな」


雁原「はい!そうです!僕は超高校級の腹話術師。雁原明です!」

片島「おうふっ!激熱!!萌え萌えにゃんにゃんでござるな!ドュフフ」



雁原「…―――――」


雁原「はい。そうです」


ダメだ。なんかこの人怖い……
仲良くなれるか…な?

どうしよう…そうにもかかわらずすごく大きい大きい連呼しちゃった…
申し訳ないな…嫌われてないかな…


口元を布で隠した忍者の様な男性


???「おい。名乗れ」

雁原「う…うわぁっ!?」

い…いつの間に後ろにいたんだよ……
今まで何もなかったのに、ってこの人見た目が怖い…


???「私の名前はケイ・スティーラー。【超高校級のアサシン】だ」

???「名乗ったぞ。名乗れ」

雁原「【超高校級の腹話術師】雁原明です」

ケイ「ほう。貴様は腹話術師か」

ケイ「戦闘能力が低そうだな」

雁原「ははは…そう…ですね」

ケイ「だが…何か変だ」

雁原「へ?」

ケイ「……なんでもない。それではサラバ」


変って…何がだよ……
と言うより目の前から消えたっ!?いつのまに……

今回から本格始動しました!このSS
今日はここまでで!

お気に入りのキャラが見つかったなら嬉しいです

それでは!

雁原「でも変だね…誰も居ないし…」

都築「スマホもなくなってるし…。家に忘れてきちゃったかな」

桃園「ふぇぇ…自販機もないよぉ」

武宮「少しおかしくないか?外には出れん見たいで…んで外との連絡手段もない」

ケイ「…ほう。監禁か」

都築「か…監禁って。何の目的があるの?」

ケイ「少なくとも。私を閉じ込めて得をする人間はいくらでも居る…他にも居るだろう」

櫛名儺「私ね。けれど…効率が悪すぎると思う」

桃園「恋香も監禁!?あ…身代金って奴かな」

飛鳥井「それに私達。超高校級」

武宮「それ相応のメリットがあるっつうことでござるな」

都築「ちょ…ちょっと!そんなはずないでしょ。それにドラマでもないんだし…」

雁原「そ…そうですよ。そう言う事はその…失礼です」

僕達は閉じ込められているわけじゃない、そうだよ。これは何か理由があって
必死で僕は怖くないような理由を探し続けてたけど

それもすぐに打ち砕かれた


??「あーあーあー!みなさん聞こえてまちゅかー?」

??「聞こえてたら手を挙げてくだちゃーい」


安倍「…はい」

??「よし!聞こえてまちゅね!それじゃあ今から―――――」





??「らーぶらーぶな学園生活を始めたいと思いまーちゅ」

目の前の壇上に現れたのは僕が持っているような人形
真ん中を境に白と黒に分かれたモノクロのうさぎ


??「はじめまちて!あちしはモノミ!」

??「この学園の副学園長でちゅ!」



安倍「物の怪?」

モノミ「ちがいまちゅ!」

ケイ「悪趣味だ。帰せ」

櫛名儺「ああ。こんな事…何の意味がある?」

モノミ「できまちぇーん!」


武宮「拙者らを閉じ込めたのも貴様でござるか?」

モノミ「あーもう。今からその説明をするんでちゅよ!だまっててくだちゃい!」

桃園「きゃあ。こわぁい」

モノミ「よし。静かになりまちたね」




モノミ「じゃあ説明を始めまちゅね」

モノミ「まずみんなにはこの学園内だけでらーぶらーぶな共同生活を送ってもらいまちゅ!」

モノミ「みーんながらーぶらーぶであちしもうーきうーきな素敵な生活でちゅ」


城倉「はい。質問良いですか?」

モノミ「どうぞ!」

城倉「あのぉ…いつになったら帰れるんですか?着替えとかもってきてなくて。ごめんなさい」


モノミ「良い質問でちゅ!」


モノミ「まず着替えについてでちゅが、これは同じ服を各個室にたくさーん用意してありまちゅ」

モノミ「ランドリーもありまちゅからね」


モノミ「期限は無期限でちゅ。皆がらーぶらーぶするまで出れまちぇーん」


片島「ドウゥフ。それは密室ハーレム学園ラブコメということですな。デュフフフ」


紫藤「いや。それは問題じゃないの?共同生活って銘打ってるけど、ただの監禁と変わらないわよ?」

モノミ「ちがいまちゅ!ちがいまーちゅ!」

曰「じゃあ自分たちはずっとここに缶詰かい?」

槇島「おいおいおーい!そんなの聞いてねーぞ!」

モノミ「ふえっ…嬉しく…ないんでちゅか?」

高橋「嬉しいの?」


モノミ「嬉しい事でちゅよ!高橋君!これは嬉しい事なんでちゅ!」

ミハエル「悪の帝王である我を封印など!片腹痛いわ!」

モノミ「もー!みんなうるさいでちゅ!最後まで説明はきいてくだちゃーい!」


雁原「…まだ何かあるの?」

モノミ「はい。これで最後でーちゅ」

雁原「それって…何…かな?」


モノミ「ここから出る方法。でちゅ」

飛鳥井「出る方法って…それって何かな?」

槇島「おうおう。それを教えろーってんだ」


モノミ「そのルール。それは――――――――」


その次に出て来たモノミの言葉。それは広い体育館内を凍らせるには十分すぎて
僕はもう居てもたっても居られなくなってしまいそうだった



モノミ「誰かを殺した生徒がここから出られまちゅ」


殺す…?殺す?どういう…こと?


在善「テメェ。いい加減にしておきなさい?その両耳を引きちぎってやってもよろしいんですよ?」

モノミ「圧殺撲殺刺殺絞殺轢殺呪殺抹殺爆殺――――――」

モノミ「殺し方はといまちぇーん」


安倍「蠱毒ということですね?」


モノミ「はい。そうでちゅ」

在善「鉄槌を食らわせてやります」

在善「こんなふざけた事。許しがたいです」


ススッとモノミに駆け寄った在善さんは、凄い速さでモノミさんを蹴りつけて
モノミさんは何も言わずに吹っ飛んでいきます


在善「早く。ここから出る方法を教えてください」

倒れて動かなくなったモノミをガスガスと踏みつけながら在善さんは皆が出れる方法を聞き出そうとしてくれてて
だけどモノミは何も話すことは無くて



ピコーンピコーンピコーン



在善「なんですか?この音」


体育館にはモノミの代わりに警告音が鳴り響いてて

ピコーンピコーンピコーン


片山「この音…!!」

ケイ「離れろ!女!」

櫛名儺「……」ダッ








――――――――――ドオオオオンン

在善「きゃあっ!」


モノミが大爆発を起こした。まるでテレビの中の特撮映画みたいに…
僕は意識を失いそうなほど怖くて…



櫛名儺「大丈夫?怪我はない?」


因みに在善さんは櫛名儺さんの咄嗟の行動で助かった。
僕達全員に怪我は無く、だけど。爆発のせいで誰もが誰も動けないでいた



ケイ「…爆弾か、…破片が飛び散らないというのを見れば殺傷能力は低いか」

片島「ムムッ!ですがあの火薬。あの爆発の量。あれは至近距離であると死んでいたでござる!」

ミハエル「ふははははは!面白い!面白いぞ!!――――怪我はないか!?」


飛鳥井「怪我はないけど…。これ、もしかして…本気?」



モノミ「もー!つぎはゆるしまちぇんからね!校内暴力は禁止でーちゅ」


片島「どっひゃぁ!スペアが居たでござるな!?」

モノミ「校則は今から配る生徒手帳に書いてありまちゅから!それを順守してくだちゃい!」

城倉「えっと!殺し合いとか良く無いです。帰りましょう!」

安倍「ええ。同感です…意味がないです」


モノミ「はいはい。外に出たいんだったら人を殺ちてくだちゃい」

モノミ「あ!あちしに対する暴力も厳禁でちゅからね!」



モノミ「はい。それではこれを配りまちゅ」

皆に手渡されたタブレット端末の様な機械。
裏面には電子生徒手帳と言う文字が刻まれている


モノミ「校則はそこに乗っていまちゅ。各自確認しておくように」

モノミ「あ。地図とかもそこにありまちゅからねー」


ケイ「一人だけでも脱出させてもらう。茶番に付き合うつもりは無い」

在善「同感でございます。モノミ先生、私は貴方を罰させていただきます。それに殺せば外に出れるというルール…貴方も入っているんでしょう?」

モノミ「あ。怪しい動きは校内にある監視カメラでぜーんぶみていまーちゅ」

モノミ「それに在善ちゃん。聞いてなかったんでちゅか?あちし自身を殺すのはだめでちゅ!」


片島「殺しても殺してもスペアが大量でござるな!?」


モノミ「スペアって言わないでくだちゃーい!」



モノミ「あちしを殺したいなら生徒の誰かを殺す!それがいちばーん手っ取り早いでちゅ」


在善「………」


モノミ「それでは!みなさん!またねー」


ケイ「殺し合いか」

在善「おい人殺し。変な動きをするなでございますよ?」

ケイ「貴様もな。次は死ぬぞ?」


紫藤「まあまあ。アンタ等落ち着きなってば」

紫藤「ここはみんな仲良く団結するしかないでしょ?非常時なんだから」

都築「そうだよ!どっかに出口はあるかも」


高橋「無いよ。ここに来る前に…校舎を見回ったんだけど」


都築「見落としたのかもっ」


ミハエル「ふははははは!それは無い!こやつの才能は完全記憶」


都築「じゃ…じゃあ…どうしよう」


雁原「ううっ…帰りたい」


櫛名儺「閉じ込められたのね…完全に」

飛鳥井「あの鉄板…。食べれないことはないけど」

桃園「ええっ?異食症なのぉ?」

飛鳥井「いや…冗談だよ?」


櫛名儺「こんな時に冗談を言っている場合?」


槇島「まーまー!こういう時には仲良くってな!な?」

紫藤「そうよ。ウチらが分裂してどうすんのよ、とにかく落ち着きなさいってば」


片島「ふおおおお!今日のもみじちゃんを見れぬとは。無念!無念でござる!」

櫛名儺「…ついてけない」



皆。いろんなことを言いながらも顔は一様に疑心に満ちていた
きっと僕もそんな顔をしているんだろうな…もしかしたらもっと酷いかもしれない

僕達の希望は、今まさに絶望に塗り替えられようとしていた―――――




~プロローグ~おはよう!ゼツボウ学園!! FIN

21時に更新します














【Chapter1 非日常編】













もうどうしていいのかわからない、正直言って帰りたい
まだこれが現実だと信じられない

恐怖と非日常感でよく分からない感覚の中。

僕を現実に連れ戻すかのように誰かが肩を叩いた

都築「聞いてた?」

雁原「ご…ごめん。な…なに?」

都築「だよねー…。だってすっごい顔してたよ?今にも倒れそうだった」

雁原「…ははは。みんな平気なの?」

都築「んー…なんていうの?私は平気じゃないけど。くよくよしてても無駄かなーって」

都築「あくまで私はそう考えてるだけ。だよ。ほかの皆がどうなのかは分かんない」

雁原「…僕には真似できないや。…それで聞いてたって何を?」

都築「あー…あのね」

ミハエル「それには及ばん!我が超絶分かりにくく貴様に説明してやる!」

都築さんの横からひょこっと顔を出したミハエル君。
心なしか顔が少し青い気も…


ミハエル「我は今から殺人を行うたーめーに!この学校を散策する」

ミハエル「しかもそれをこの場に居る全員にいってある!何故か?それはただ一つ!貴様らを恐怖に陥れるため!!!」

ミハエル「途中でもし!”もし”見つかれば我はそこから帰らせていただくぞ!」

ミハエル「もーちーろーん!貴様ら全員を皆殺しにしてな!フハハハハハハ」

城倉「とにかく出口を探すために皆で学校を散策しましょう…」

城倉「出口をみんなで見つけて、逃げましょう…ってミハエルさんは言いたいみたいです」

ミハエル「や…ヤメろぉ!!小娘が!!!」

城倉「ひ…ひいっ!ごめんなさいっ!!ついいつもの癖で手助けしてしまいましたぁっ!」



皆で学内を探索…か
確かに。高橋君がまだ見てないところもあるかもしれないし、それに今は地図があるし…

知っておくことに対して…困る事はないよね


城倉「す…少しでもみんなと仲良くできればなと…思ったので」

ミハエル「皆と仲良くぅ!?バカが!我はそんなこと思ってなどいない!!」


でも一人は怖いしな…。
この体育館に居る誰かを誘って探索に行こう



【探索に誰を誘いますか】

自由指定(最大3名まで。場所も一緒に指定してください)

下2

―――――――――寄宿舎

片島君に捕まって…僕達は全員寄宿舎に来た

片島「ドゥフフフフフ!!!これは来た!両手に抱えきれんほどの花でござるうううううう」

桃園「…こわぁい」

片島「男の娘二人も捨てがたいでござるが!恋香ちゃんもテラモエカワユス!」

桃園「え…あ。も…もうっ、知ってるもんっ」

高橋「…それで。どうする…のー?」

片島「出口を探すでござる!」


高橋「ここも回ったけど…何もなかった…よ?」

片島「オウフ!」

雁原「あ…個室の中は?。地図見ると皆に個室があるみたいだけど…」

高橋「見てないよ。鍵が閉まってたから」


桃園「じゃあ皆で見て見ない?もしかしたら意外な抜け道があるかもっ!だよ!」


―――――――――――――自室


僕の部屋はまっすぐ進んで突き当り。四つあるうちの右から二番目の部屋
プレートを見る限りでは右隣はケイ君で左は紫藤さんらしい


雁原「あ…これ。」


机とベッド、あと僕が家に置いてきたはずのぬいぐるみが一匹部屋には置かれていた

雁原「…?」

ぬいぐるみの下に紙が敷かれていたので、僕はそれを手に取る

雁原「…なんだ。鍵か」

紙を抜き取ると、チャリンと何かが下に落ちる。
小さなどこにでもありそうな鍵、どうやらこの部屋の鍵らしい


『部屋の施錠はシッカリと!!ね!!』

雁原「分かってるよ…それくらい」

紙に一人でそんな事を言って、僕はもう一度部屋を見回す

観葉植物にシャワールーム。あとは物々しい監視カメラとつりさげられたブラウン管
それ以外に気になる物は無かった

――――――――――――廊下

片島「出口はあったで御座るか!?」

桃園「なかったぁ…ふぇ」

高橋「僕も。部屋の観葉植物の葉が29枚あるって事しか分からなかった、あ。あとシャワーヘッドの穴の数」

雁原「僕も…特になかったかな」


皆収穫は無かったらしい。
しいて言うなら鍵の施錠が出来たことくらい


片島「他も回ってみるでござる?」

桃園「だね…。何かあるといいけどぉ」


ミハエル「はっはっは!愚民たち!そこに居たのか!」

桃園「あ…ミハエル君。どーしったの?」


ミハエル「割れと謁見するための晩餐会を8時に開くことにした!貴様らも参加するように!以上だ」



8時か…まだ時間はあるかな?
もうちょっと探索してみようか


【探索する場所を選んでください】

下2

――――――――――――――購買部

僕は今酷く後悔している。
ここに来るべきじゃ…無かったって



片島「ふおおおおおおおおお!もみじ!もみじタンの激レアフィギュア!!ふおおおおおおおおおおおお!!!」

桃園「あ!可愛い!この水着!最新のだぁっ!あ。こっちも!」

高橋「――――が48個――――が71個――――」


雁原「…み…皆落ち着こ?」


僕も目の前にあるガチャガチャをしようと思ったけど…。コインがいるみたいでできなかった
誰か百円持ってないかな…


片島「もみじぃ!!かわいいよ!可愛いよもみじ!!」

桃園「きゃっ!このバッグ…え?なんで…まだ出てない未発売品なのに…」

高橋「天井の模様の数は――――」



あ……もう時間だ。
ミハエル君が言ってた晩餐会?ってことは食堂だよね…

行ってみよう

―――――――――――――食堂

ミハエル「どうだ貴様ら!恐れおののけ!そして死ね!」


机の上に並べられる豪華絢爛な料理の数々
こんな状況下なのに…お腹が減ってくる


飛鳥井「すっごい…これもしかしてミハエル君が全部?」

ケイ「さすがは王族」



ミハエル「勘違いするな!これは今からすべて我が食べる分だ!お前らはそこで指をくわえて見てやるがいい!!」

ミハエル君はそう言ってすべての料理を少しずつ自分の口に運んで行く
まるで冬眠前のリスみたい


ミハエル「あー!腹がいっぱいだ!貴様らにはこの”残飯”を食らわせてやる!」


紫藤「素直じゃないんだから」


ミハエル「何か言ったか!?」

紫藤「いいえ。こんな屈辱とっても耐え難いですが、生きるためなので仕方なく残飯をいただきますわ。王子様?」

ミハエル「よろしい!」


紫藤「さっ。皆も食べなさい!」



ミハエル「それで?貴様らの収穫は?」


紫藤「ウチ等は特になし。視聴覚室にはパソコンがあったけどネットには繋げなかったわ」

ケイ「私とそこの門番は鉄板を破壊しようと思ったがさすがに無理だった」

武宮「ということは誰も出口を見つけれてねえってことでござるな」

牧原「あー…でも。シャッターが閉まった階段はあったよな」

都築「確かに。もしかしたら出口は上にあるのかも!」

ケイ「でもどうやって上の道が開く?」


紫藤「………」


上の道が開く唯一の方法。
僕を含めた皆が一つの答えに行きついているけど…口には出せない。


だってそれは―――――――「殺人」だから




飛鳥井「あー。ご飯が不味くなるよ?とりあえず皆食べようよ」

ミハエル「貴様!一人でどうして3分の2も食らって居る!?」

飛鳥井「え?これ前菜…」

ミハエル「バカが!!どこの国にローストビーフを前菜に出す国がある!」


結局僕達は集まっただけで答えを出すまでには至らなかった……
正直言って…怖い。

人を殺して外に出れる…
そんな事する理由がないからしないけど…。けどもし――――そんな状況になれば――――


そんな事を考えて居るうちに食堂からみんな居なくなり、僕一人ぼーっと座ってるだけになっていた

槇島「おーい!アッキー。大丈夫かぁー?」

雁原「え…あ。うん」

槇島「王様が言ってたけど、明日は朝の9時にもう一回皆でここに集まるんだってよ」

槇島「ちゃんと聞いてたかー?」

雁原「うん…覚えてる」

槇島「つーか。なーに暗い顔してんだよ!誰も死なねーって!」

槇島「殺し合いとか本当に起こるって思ってる口か?」

雁原「…ううん。皆がそんなことするって思ってないけど」

槇島「けど?なんだよじれったい奴だな」


雁原「僕が…もしも…誰かを…――――殺しちゃったらって」

槇島「ぷ…ハハハハハハ!」

槇島「バッカじゃねえの?お前に殺されるって…いくらなんでもそんな奴いねーよ!」

槇島「それに!お前は何でここに入学したんだ?言わねえで良いけど、きっとなんかこう。目標っつーもんとか?あるんだろ?」

雁原「なんで…そんな事わかるの?」

槇島「だって俺がそうだもん!ま。俺は友達増やしてえってだけだけどな!」

槇島「ま!小さい大きい関わらず俺ら全員なんか目標みたいなもん掲げて入学してんだ!」

槇島「俺の目標は友達を増やすこと!だから俺は友達を殺したりはしねえ!」

槇島「そりゃ、あの王様みたいなやつだったら別だけどよー。アッキーはそんなタイプじゃねえだろ?」


槇島「そーれーに!もしそんな事しそうになったら俺が止めてやるよ!チームメイトならぬクラスメイト…だろ?」


あ…そっか。そうだった……
僕の目標は…自分を変えるためにここに来たんだった

自分が思い描く自分になる為に来たのに…そんな事も忘れてたなんて…


雁原「ありがとう。槇島君」


それにみんないい人ばっかりだ。僕は思い込み過ぎてたんだよ。

ほんとにバカみたいだな



【選択肢】
1誰かの部屋に行ってみる 指定
2自室に帰る

下2


――――――――ミハエルの部屋

雁原「ごめん…なんか。急に押しかけて」

ミハエル「…どうした?そんな思いつめた顔をして。面白い」

雁原「思いつめてたのは…さっきまで。かな」

ミハエル「詳しくあざ笑わせろ」

雁原「いや…もしかしたら僕がね。人を殺してしまうかもしれないって」

雁原「いまはそんな理由とかないけど…もしね。そう言う理由が出てきたら」


ミハエル「笑止!そんなことはあり得ない!」

ミハエル「なぜか?それは我が一番早く人をこーろーす!からだ!」


雁原「…本気……?」


ミハエル「今から貴様を殺してもいいが?だが生憎凶器を取り忘れた!」

ミハエル「今から取りに行こうにも、もう食堂は施錠されている」

雁原「施錠?」

ミハエル「ああ!校則を見なかったのか?」


雁原「…」

ミハエル「まあいい!明日の朝はお前たちをそこそこ早目に起こして不愉快な気分の中、皆で陰鬱な校則チェックをするとしよう!」

雁原「うん」


ミハエル「一つだけ言っておいてやろう。貴様が人を殺すより先に我が人を殺す!」



ミハエル「安心しろ」




雁原「ありがとう。優しいんだね」

ミハエル「ば…ばか…バカが!!」

ミハエル「そのまま帰って寝ろ!永遠に眠れ!!」


雁原「うん…。おやすみなさい」


なんかちょっと怒らせちゃったかな…
強引に部屋から追い出されちゃったし…


今日はもう寝よう


『1日目終了』

今日はここまで!

この中からどんどん人が減っていくと思えば絶望ですね!

人居ますか?

『2日目』


目が覚めた…
やっぱり変わらず部屋は殺風景で―――


雁原「…これ。どうしよう」

モノミが描かれたお道具箱を前に僕は頭を抱えていた

これは昨日僕が部屋に帰ったときに見つけた物
中には粘土や絵具。プラスチックのクリップが数十個にハサミなども入っていた


雁原「とりあえずおいておこう」


使い道が分からないこの箱。

もしかしたら必要になるかもしれないし置いておくことにした

モノミ「みなさん!8時になりまちたよ!おはようございまちゅ」

モノミ「今日も1日頑張りましょー!らーぶらーぶ」



まだ8時か…軽くシャワーでも浴びてから食堂に向かう事にしよう


―――食堂―――


飛鳥井「おはよー」

安倍「おはようございます」

ミハエル「よく来たな!」

時間より数分遅れて食堂に入る。
中には安倍さんに飛鳥井さんにミハエル君がいて、もうすでに席に着いている


雁原「あれ?みんなは?」


ミハエル「まだのようだな!フハハハ!八つ裂きに処する!」


安倍「もう少し待ってみませんか?」

飛鳥井「うんうん。そんな事よりお腹減った」


ミハエル「全員が揃うまで朝食は待っておれ!」


飛鳥井「はーい」

紫藤「あー。ごめんごめん、枕変わったから寝つけなくて」

城倉「セーフ!って!なんでこんな時間に!?ち…遅刻です!ごめんなさい!」

ケイ「いつからここにいないと思っていた?」


暫くしてから皆が各々自由な登場の仕方で食堂にぞろぞろ集まってきた
ミハエル君はなんか満足げだ


ミハエル「それでは第一回!悪の朝食会を開催する!」

ミハエル「お前たち!恐れおののけ!」

城倉「おはよう!それじゃあ皆でご飯を食べようか!」

城倉「いただきます!」

城倉「と…言いたいのでしょうか。」


ミハエル「…おいっ!」

城倉「ひいっ!ごめんなさぁいっ!!」

ミハエル「それで!だが…貴様ら校則は読んだか!」

櫛名儺「ええ。一応」

高橋「…全部暗記…しちゃった…」

ミハエル「見てない奴は!」

槇島「あー…俺だわ」

雁原「僕も…」

ミハエル「では今一度皆で確認しておくぞ!我の獲物がつまらぬことであの兎の餌食になるのは気に食わぬからな!」








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1:生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

2:夜10時から朝8時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。

3:就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。

4:希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

5:副学園長ことモノミへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

6:仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

7:なお、校則は順次増えていく場合があります。

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雁原「えっと…施錠されてる場所って?」

飛鳥井「食堂じゃないかな?昨日夜食食べようと思ったら閉まってて…」

武宮「大浴場も閉まってたでござるな」

在善「閉まっているのはこの2つと言う事でしょうか」

曰「後はシャッターの閉まった階段…だな」

都築「あ!でも大浴場はお昼も閉まってたよっ!」

在善「ということはお風呂場は立ち入り禁止…ですかね?」

曰「もしかすると外に通じている、いや…無いか」

都築「んー…でも部屋にシャワー付いてるし…。別に入れなくてもいっかなー」

在善「あの悪党の思うがままに生活させられているのが物凄く苛立ちますね」

武宮「まあまあ…それはもう。いつかは出れるでござるって」

在善「あのゴミ。次こそはぶち殺して見せますわ」

飛鳥井「また爆発起こすのやめてよ…。私たちまで危害が…」

在善「あなた…悪に賛同するのですか?」

飛鳥井「別に…そう言うわけじゃ。けどここでじっとしてれば損することはないんだし」

在善「これだから胃袋に脳みそが付いている人種は…」

都築「ちょ!ちょっと待とう!仲良くしよう!」

在善「あー嫌々。バカが空気感染してしまいそうです」

槇島「まあまあ!落ち着けって」

曰「ここでケンカをしていても非生産的だとは思わないかい?もしかしたらこれもモノミの思いどおりなのかも」

在善「貴方たちも悪に染められつつあるんですね。口を利かないでくれます?」

安倍「…あの。ご飯食べましょ?」

在善「どうぞお勝手に。悪に染まりたくないので私は部屋に戻ります」

在善「バカ王子様。私は明日から不参加なので。ご配慮しとけ」

ミハエル「んなっ!バカ!?……」

在善さんは酷く機嫌が悪そうで…
そのまま一人で食堂を出て行って部屋に帰って行った

ミハエル「…ば……バカ」

飛鳥井「なんかあの人ちょっと変だよ」

槇島「でもああいうのが一番あぶねーかもな」

紫藤「ちょっと。本人の居ないところでそう言うのやめなさいよ」

都築「そうだよ!在善ちゃんの言ってる事も理解できなくはないよ!」

桃園「でもぉ…あんなバカバカいってヘイト稼いでたら…なんかしんぱぁい」

雁原「…仲良くしようよ」

飛鳥井「私はあの人と関わりたくない。正義とか言って人の事殺しそうだし」

槇島「うわー…そこまで行ってんのか?ヤバくね?」

紫藤「ちょっと!勝手な憶測過ぎるわよ」

飛鳥井「あー。もうなんかお腹すいた。ミハエル君、ごはん」

都築「在善ちゃんの部屋にご飯持って行ってくるね」

槇島「ま!忘れて飯食おうぜ!」

なんかちょっと険悪だな……
ぎすぎすしてるって言うか、僕には上手く言えないけれど
なんか昨日より悪い気がする

飛鳥井「あー…お腹いっぱい。これからどうしよ」

都築「んー、走り回りたいけど…校内だしね」

桃園「購買部にあった新しい化粧水試してみよーっと☆」

皆自由な事を言って食堂をぞろぞろと出ていく。
僕もそろそろどこかに行こうかな…行く当てはないけど


それに一人で時間を潰すのは暇だし…

そうだ。誰かに会いに行こう

少し話してたら気も紛れるよね


『どうしますか?残り3回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

―――――――――――廊下


雁原「安倍さん。何してるの?」

安倍「ええ…出口は無い物かと思いまして。」

雁原「出口?…あればいいけど」

安倍「私の直感は出口はすぐ近くにある…と」

雁原「それって霊感?」

安倍「少し違います。幽霊は見えますけど…」

安倍「話すことは出来ませんし…」

安倍「それに見えるのは調子のいい時だけ。です」


雁原「へぇ…凄いな」


何だか僕の知らない世界の人なんだな…
そうだ、一緒に居て話をもっと聞いてみよう。

…迷惑じゃなかったらいいけど。


1霊感について聞く
2陰陽師は何をする仕事なのか聞く
3自由

下2


雁原「気になってたんだけど…一つ。良い?」

安倍「なんですか?スリーサイズですか?」

雁原「いや…じゃなくて。陰陽師って具体的に何するの?」

安倍「お祓い…とか。魔除け…とか」

雁原「やっぱり…その。悪霊とかと戦う…とか?」

安倍「うふふ。悪霊なんて物居ませんよ。それに私が祓うのは幽霊ではないです」

雁原「……え?じゃあ…何を?」

安倍「人の想いです」


雁原「想い?…それってどういう」

安倍「物や場所には魂が宿るって言うじゃないですか。私たちはそれに宿った悪い想いを浄化するんです」

安倍「こう…何て言えばいいんでしょう。浄化するのは霊とかじゃなくて…人の心…と言うか」

安倍「とにかく。私たちは人を安心させることを生業としているんですよ」

安倍「見えない物に縋りたくなる気持ち……分からないでもないですから。」


雁原「…なんかよく分かるかも。その…想い?っていうの…」

雁原「僕も…縋りたいよ。今も…」


安倍「……貴方だけじゃないですよ。」


そっか…陰陽師って思い描いていた仕事と違うんだな…
もっと豪快に御札で戦うのかと思ったけど…。こんなに繊細だったんだ――――

もっといろんな事聞いてみたいな

【安倍明の通信簿1/4が解放されました】
『陰陽師とは人の念を払う仕事らしい、人を縋らせる仕事と言っていた安倍はどこか少し愁いを帯びていた』



短いですが今日はここまで!
爆弾は一人ではない…かもしれません

人はいますかー?
今日は安価から始めます

『どうしますか?残り2回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

――――――――――――――購買部

雁原「あ…紫藤さん」

紫藤「ん?あー。どした?なんか取りに来たの?」

雁原「いや…時間もあるし。その…散歩に」

紫藤「へぇー」

雁原「なんで紫藤さんはここに?」

紫藤「あー。タバコ。切らしちゃってね」

紫藤「ここ凄いのよ。色んな銘柄のタバコがわんさか」

雁原「はあ…」

紫藤「いやー。こりゃお財布に助かるわー」


雁原「なんかマイペースですね…怖くないんですか?」

紫藤「怖がってても…て感じじゃない?」


強い人なんだな…。なんか飄々としてるというかなんというか……
話してて安心できるし、僕から話題を振ってみよう

1タバコを吸っていい年齢なのか聞く
2今までで一番楽しかった事を聞く
3自由

下2

雁原「あのー…今までで一番楽しかったことって何ですか?」

紫藤「はぁ?……なにそれ」

雁原「いや…その少し気になって」

紫藤「あー…ごめんごめん、わざわざ話題振ってくれたのね」

紫藤「で?今までで一番楽しかったこと?」

紫藤「逆に聞くけど、あんたは?」

雁原「ぼ…僕?」

紫藤「なんかないわけ?」

雁原「んー…やっぱり初めて腹話術でパ行が言えた事…かな?」

紫藤「口裂音とかそんな感じだっけ?唇動かさないと不可能な奴」

雁原「はいっ!それが出来たんです」

紫藤「うれしそうね。因みにそれっていつくらいなの?」

雁原「4歳…かな?」

紫藤「さすがは超高校級だわ」

雁原「そんなことないですよ…」

紫藤「あ…ごめん。ライター忘れたから部屋帰るわ」

去っていく紫藤さん、いやぁ、やっぱり話しやすいな…
って!肝心な紫藤さんの事全然聞けなかったよ……


『どうしますか?残り1回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

―――――――――――――食堂

飛鳥井「おいしいー」

雁原「あ…飛鳥井さん。まだ食べてるの?」

飛鳥井「まだって。食べ始めたばかりだよ?」

雁原「え?朝からずっとだよ?」

飛鳥井「まだ半日も経ってないよ?食事はゆっくり味あわないと」

雁原「は…半日も食べてると…太らない?」

飛鳥井「この状況だから特別。ストレス溜める体調崩れるから」

雁原「…冷蔵庫。空になっちゃうかもね」

飛鳥井「あ…もしかして…この状況下で食糧難?」

飛鳥井「致命的…かも」


いや…この状況で食糧難になっちゃったら致命的と言うより…
完全に死んじゃうよ…

1嫌いな食べ物を聞く
2好きな食べ物を聞く
3自由

下2

雁原「飛鳥井さんの好きな食べ物って何?」

飛鳥井「私の好きな食べ物?それは胃で消化できる物かな」

雁原「それって…全部って事?」

飛鳥井「んー…言い換えればね。あ、後毒が無くて…食べ物で」

雁原「鉄板を食べるってこの前言ってたけど…」

飛鳥井「食べれないことはないけれど、胃がもたれちゃう」

雁原「…食べれるんだ」

雁原「ずっと食べてるけど、お腹いっぱいにならないの?」

飛鳥井「私にとって食べるって息をするのと一緒みたいなんだよね」

飛鳥井「だからお腹いっぱいとかそうじゃなくて、食べないとダメなんだ」

飛鳥井「落ち着かないって言うか」

雁原「そうなんだ」

飛鳥井「そうだ、今度私が一番おいしいと思った料理作ってもらうよ」

飛鳥井「一緒に食べようよ。ご飯は皆で食べる方がおいしいから」

【飛鳥井日和の通信簿1/4が解放されました】
『食べれるものは何でも好きという飛鳥井、その気になれば食べ物でない物も食べれるらしい、今度一緒に食事の約束をした』

―――――――食堂前


安倍「ああ。雁原さん」

雁原「安倍さん。何?」

安倍「あ…ミハエル君からの伝言なんですけど、明日も同じ時間にだそうですよ」

飛鳥井「明日もおいしい朝食だー」

雁原「でも…何するんだろう」

雁原「出口なんて……」

安倍「出口はありますよ。希望の光が見えたんです」

飛鳥井「光?なにそれ?」

安倍「簡単なお告げの様なものです」

何となく分かる。安倍さんは僕達を安心させようとしているんだ…
僕が不安そうにしたから……

安倍「とにかく今日は眠りましょう。呪いますよ?」

飛鳥井「呪うって……」

安倍「いや…その。陰陽師らしさと言う物を」

飛鳥井「なんで急にそんな事するのさ」

安倍「え…あー。皆がお葬式みたいな顔するから」

雁原「元気づけてくれようとしたの?」

安倍「そうです。そんな顔してたら寄ってくる希望も消えちゃいます」

飛鳥井「私は冷蔵庫が空にならない限り幸せ、あ…あとミハエル君がいれば」

安倍「突然のロマンス!?」

飛鳥井「え?あの人の作る料理美味しいもん」

雁原「…ははは。飛鳥井さんらしいや」


『二日目』

終了

『三日目』――――食堂



ミハエル「ふーはははは!今日も我が貴様らを恐怖に戦かせる!」

飛鳥井「いただきまーす」

槇島「お…これうまそー」

紫藤「お酒無いのお酒ー」

ミハエル「おい貴様ら!我の話を聞け!」


ミハエル「ともかく!昨日は我の調子がすぐれなかったので殺人は行わなかった!」

ミハエル「感謝することだな!」


飛鳥井「あ、おかわり」

ミハエル「話を黙って聞け!」


槇島「んで?話ってなんだよー」



ミハエル「部屋の鍵の事だ」

槇島「ん。あの鍵か?」

ミハエル「ピッキングの危険性を考えてだな。我がモノミに部屋のカギをカードキーに変えよと命令しておいた」

桃園「きゃぁ☆やっさしー」

ミハエル「我のプライパシー考慮だ!貴様らの為ではない!」

槇島「でもピッキングできそうな奴とか居るのかー?」

ケイ「私は出来るぞ」

城倉「私も…少しくらいなら」

櫛名儺「基礎教養だ」

ミハエル「と言う事だ。」

ミハエル「これで貴様らは我に殺されるという恐怖を抱いて!震えながら眠るといい!!!」

櫛名儺「それで?いつになればカードキーになる」

ミハエル「時間はかかるらしい」

櫛名儺「ほう」

櫛名儺「それまでに殺人が起これば、疑われるのは…」

城倉「ひっ!」

ケイ「…面白い」

ミハエル「我も居るぞ!」


櫛名儺「この四人と言う事か?」

槇島「って。殺人なんて起こるわけねーって!」

飛鳥井「ご飯食べれれば何でもいいー」


雁原「み…みんないい人だし、殺人なんて…」


桃園「あ。恋香もそれぉもーう☆」


そうだよ。いくらピッキングが出来るからって。殺人なんて起こるわけないよ。

ミハエル「それでは伝言は終わりだ!」

ミハエル「解散!!」

昨日と同じように時間を潰そう。
誰のところに行こうかな…

『どうしますか?残り3回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

今日はここまで!

はい。着々と死亡フラグは乱立しております
楽しみですね!

10時くらいから更新してもいいですか?

やはり人の集まりが良さそうな12時に開始します!

――――――――――食堂


雁原「あ。手伝おうか?」

ミハエル「手伝う?ふん。我に取り入ろうとしても無駄だぞ!」

雁原「いや…その。飛鳥井さんがいっぱい食べてたから」

ミハエル「まったく…あいつの食欲はどうにかならんものか…」

雁原「フードファイターだし…ね」

ミハエル「ふん。食事に毒でも持ったらぽっくり逝きそうだな」

雁原「え…え…?!」

ミハエル「バカが、するわけないだろう。部屋が汚れる」

雁原「はぁ…」

ミハエル「それに我に殺す理由がない、理由など無くとも殺してやれるがな!」

雁原「殺しちゃ駄目だよ?」


なんか話ていて少し疲れる事も無いわけではないけど…
ちょっとだけお手伝いしておこう

1今まででした一番悪い事を聞く
2一番悔しかった事を聞く
3自由

下2

雁原「ミハエル君がした…その。一番悪い事って?」

ミハエル「…一番悪い事?」

ミハエル「フハハハハ!面白い事を聞くのだな!」

ミハエル「生きたまま庶民を火あぶりにしたこと。孤児どもを水攻めにしたこと…」

雁原「………」

ミハエル「だが!一番!この我が愉快に思っているのは―――――」

ミハエル「先代の王を裏切ったこと…だな」

雁原「え?」

ミハエル「はははは!あれは実に愉快であった」

雁原「裏切った…って。何をしたの?」


ミハエル「裏切りは裏切りだ」

ミハエル「ともかく、なんと愉快であったことか」


雁原「…先代の王ってお父さんだよ…ね?」

ミハエル「ああそうだとも!もうこの世にはおらんがな!フハハハハハ」

雁原「…なんか。ごめんね」


ミハエル「何故貴様が謝る必要がある?我を称えるべきであろう!」

裏切った…か。なんだかミハエル君…変に悲しそうだな。
言うとまた怒っちゃうから言えないけど…

・【ミハエル・ウィンザーの通信簿1/4が解放されました】
『今までした中で一番悪い事を嬉しそうに語っていたミハエルだが、どこか物悲しげな表情を浮かべていた』

『どうしますか?残り2回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

―――――――食堂前


曰「…やあ」

雁原「あ。曰君…」

曰「退屈…だね」

雁原「だね…ずっと閉じ込められっぱなしだし…」

曰「自分はこういうの慣れてるけど。みんな相当ストレスたまってるんだろうな」

雁原「え?曰君は閉じ込められるの…慣れてるの?」

曰「影武者ってそう言う物だからさ」

曰「一つの場所に閉じこもって、命の危機と隣り合わせで」

曰「まあ自分は誰かが助かればそれでいいんだけど…ね」

雁原「優しいんだね」

曰「そんなことないよ。今も怖いけど…」

曰「こんな暗い話しててもアレだし。何か楽しい話でもしよう」

楽しい話…?僕もそんな人と話すのは得意じゃないし…
一体何を話せばいいんだろう

1どうして十神に似ているのか聞く
2影武者と博大的に何をする事かを聞く
3自由

下2

雁原「ねえ。どうして曰君はそんなに十神君に似てるの?」

曰「え?ああ…財閥の方から影武者の依頼が入ってね」

雁原「え…命を狙われてるとか?」

曰「まあそんな感じ…だったかな?」

雁原「…くわしく…きいてみたいかも」

曰「ごめんね。依頼主の事は詳しく教えちゃ駄目なんだ」

曰「ほら。コンブなんとかで」

雁原「コンプライアンス?」

曰「そそ。たしかそんな名前だったね」

雁原「でも…曰君ってどんな人の影武者にでもなれるの?」

曰「うん。人だったらね」

曰「身長も声も体型も全部変えちゃえるし。」

雁原「…凄いや」

曰「凄いのは自分じゃなくて、現代の技術だよ」

曰「カラーコンタクトとか…ファンデーションとか。その気になれば誰だって誰かに慣れる時代だからね」

確かに女の人のすっぴんは凄いって言うけど…。今のメイクってそんなに進歩してるのかな…
いや…やっぱりそれを使いこなす曰君って。凄い人だよね…

『どうしますか?残り1回』

1誰かに会いに行く(指定)
2一人で過ごす
3その他自由

下2

―――――――――ランドリー


雁原「あ…高橋君。もしかして高橋君も洗濯?」

高橋「………」

雁原「あれ?高橋君?」

高橋「………」

雁原「……おーい?」

高橋「あ…ごめんごめん」

高橋「ついつい夢中になってて気づかなかったよ」

雁原「夢中って…何に?」

高橋「床のタイルを数える事に」

高橋「今ちょうど134個めのタイルを数えてて…」

雁原「……暇なの?」

高橋「んー…そうなるかな?」

これは…僕から話題を振る絶好の機会だよね
でも高橋君と何を話せばいいんだろう…

1完全記憶の事について聞く
2忘れ物をしたことが無いか聞く
3自由

下2

雁原「ねえ…本当に高橋君は何でも覚えてるの?」

高橋「うん。2歳から今までぜんぶね」

雁原「でもそれって逆に嫌な記憶もずっと覚えてるんでしょ?辛くない?」

高橋「………」

高橋「僕ね。壊れちゃってるんだ」

高橋「だからなんとも思わないかな?」

雁原「壊れてるって……?」


高橋「んー…難しい事は言えないけど。ずっと痛かったら。だんだん痛くなくなってくる感覚…」

雁原「…なにそれ?」

高橋「つまりはそういうことだよ」

雁原「……よく分かんない」

高橋「でもその質問。されたのは2回目だよ」

雁原「それってここでって事?」

高橋「ううん。人生で」

高橋「んー…忘れたいんだけどな…」

高橋「あれ?そう考えたらやっぱり少し辛いかも…ね」


何だか難しい事を言うんだな…
僕には高橋君の感覚がよく分からないけど……きっと辛い?んだろうな


悪い事聞いちゃったかな?


皆と仲良くなれて来たけど…。なんだかこのままじゃダメな気がする


とんでもない事が起こっちゃうような…


いや…僕には上手く言えないんだけど…


どうしよう…ボク


『三日目』終了

次は動機提示たーいむ。

夜21時から再開しますね!

ちと早いですが更新します


大丈夫ですか?

4日目

――――――――――食堂

ミハエル「…どうして貴様がここにいる?」

モノミ「だってみなさんがぜーんぜんらーぶらーぶしてくれないんでちゅもん」

飛鳥井「殺し合いなんて、するわけないじゃん」

モノミ「あら?それはどうでしょう。在善ちゃんはずっと一人で怒り心頭でちゅ!」

ケイ「あいつだけだ…アイツ以外は全員毎朝顔を合わせている」

片島「そうでござる!そうでござる!」

モノミ「それであちしがプレゼントを持ってきちゃいまちたー!」

武宮「…プレゼント?」

モノミ「はい!みなさんがらーぶらぶ出来る様な!とーっても素敵なプレゼントでちゅ!」


ミハエル「嫌な予感しかしないな…」

モノミ「在善ちゃんはもう行ってみてまちゅよ!」


雁原「…そのプレゼントって……なに?」

モノミ「でーぶいでー!詳しくは視聴覚室で!」


何だか僕も嫌な予感がしてきた…
とにかく視聴覚室へ行ってみよう

―――――――――――視聴覚室前


在善「―――――」ダッ

僕達が視聴覚室前に行くと、丁度在善さんが視聴覚室から飛び出してきた。

雁原「……あ」

すれ違った時に気付いた。
在善さんは目から大粒の涙をたらたら流している事に

紫藤「ちょっと!何見せたのよ」

安倍「って…モノミさんがいませんよ」

紫藤「はぁ…」

片島「と…とにかく入ってみてみるでござるよ!」

ケイ「ああ…何を見たか。把握しておかないと」

桃園「きゃあ☆こわ~い」

雁原「……本当に見るの?」


紫藤「見たくないんだったら帰れば?無理する必要はないし」

紫藤さんがそう言っても誰も帰ろうとはしなかった。
多分みんな怖いけど…中に何があるか、知りたいのだろう…

僕が――――そうだから

―――――――――視聴覚室

視聴覚室の中に入ると、それぞれの名前の書かれたDVDが机の上に置いてある。
机はどれもみんな離されていて。他の人の画面が見えないように工夫されている

ちゃんとヘッドフォンもあって、音も外に漏れないようになっている


雁原「……」


ガチャン


覚悟しながら僕はDVDを機械にセットする。

一体何が…写っているのか


雁原「……え?」



うつった画面を見て僕の口から小さな言葉が漏れる。

だって…だってそこに写っていたのは――――――



――――――――


母「明くん。元気?希望ヶ峰の入学が決まって。ママはとっても嬉しいです」

母「うちにはお母さんと妹しか居ないけど、明君がいなくてもうまくやっていくからね」

母「大丈夫。パパが居なくても二人育てられたんだkら」

母「お母さんの心配はしないで!高校生活をエンジョイしてらっしゃい!」

母「あ…――――」


――――――ザザッ


画面が切り替わってうつったのは荒れ果てたリビング
燃える観葉植物に割れた水槽


そして――――

母「いやあああああああああ!!!!」


最後に聞こえた母のけたたましい悲鳴



モノミ「はい!気になる続きは卒業の後で!らーぶらーぶ」



――――――――――――


雁原「う…うわ…うわあああああああああ!!!」

都築「やだっ!!!」

都築「何これ…何なのコレっ!!!」

桃園「……モノミ!!どういうつもりなのっ!!」

桃園「こんなの!こんなの!!!皆にひどい事したら許さないから!!!」


モノミ「よびまちたか?」


桃園「…!!このっ!!」

片島「やめるでござる!やめるでござる!ここで暴力はダメでござる!」

桃園「……」


紫藤「どう言う事?これ」

モノミ「それはみなさんが卒業した後にわかる事でちゅ」


モノミ「そんな事より!ご連絡があってここまできまちた!」

モノミ「カードキーの事でちゅ!」

ミハエル「ようやくカードキーを作る気になったか」

モノミ「はい!なので要らなくなった鍵を今日の夜時間までに食堂に返却していただきたいのでちゅ」

紫藤「ちょっと待って。そうするとウチら部屋に入れなくなるわ」

モノミ「そのためのあちしでちゅ!カードキー取り付け期間中はあちしがすべての戸締りをしてあげまちゅ!」

飛鳥井「ある意味最強のセキュリティだね」

モノミ「はい!なので安心して鍵を提出してくだちゃい!」

モノミ「それではでちゅ!」

桃園「ちょ…ちょっと待ってっ!」


雁原「あ…」


モノミは行ってしまった……

各々青い顔をして部屋に帰って行っちゃった

そりゃそうだよね…僕だって。僕だって……


『ダイジョウブダヨ。ナントカナルヨ』

不意に口を出る声は僕のもじゃなくてボクの声。
一体どうすれば…


この不安はどうやったら消えるんだろう



『これからどうしますか?』

1誰かの所へ行く(指定)
2一人で部屋に帰る


下1

雁原「…武宮君」

武宮「ん?どうした」

雁原「あの映像って…」

武宮「ん?あんなん嘘でござろう。しんぱいすんなよ」

雁原「でも本当だったら…。本当だったらどうしよう…」

武宮「本当だったら?…もし本当だったら誰かを殺してでも外に出ようとするでござる?」

雁原「………」

武宮「拙者の剣技は殺すために教えられたもんじゃねえし。拙者は殺さん」

武宮「雁原がどう思ってるのかは知らんでござるがな」

僕は正直…自分でもよく分かってない。
もしかしたら…もしかしたら…もしかしたら…―――――


『乱入一手』
1誰かを乱入させる(指定)

2させない

下2

コンコン

誰かが部屋のドアをノックする

武宮「誰でござるか?」

高橋「…僕」

武宮「ん?どうかしたでござるか?」


高橋「ミハエル君と櫛名儺さんが食堂で鍵の提出待ってるよ」

高橋「僕も今から行くんだけど…皆で行かない」

高橋「一人は…不安。なんだ」


何だか珍しいな…高橋君がこう言う風に感情を口にしてるところを見るの…
でも…そうだよね。みんな不安だよね


武宮「ちと待っておれ。行くぞ」

雁原「うん」


――――――――廊下


安倍「あ……皆さん」

都築「あー。今から?」


武宮「そう言う貴殿らは?」

都築「私は今帰り」

安倍「私は今からです」


雁原「じゃあ一緒に行こうよ」

安倍「そうですね」


高橋「在善さんは…どうするの…かな」


雁原「……さあ?」


安倍「ずっと引きこもってますからね…心配です」

――――――――――――食堂


食堂に着くとミハエル君と櫛名儺さんが二人して机の前に仁王立ち
なんだか正直圧巻だ


雁原「はい。これが僕の鍵」

武宮「拙者のでござる」

安倍「私の鍵です」

高橋「はい」


櫛名儺「これで全員分だな」


ミハエル君が一つに輪っかに皆のカギを通していく
同じようなカギがジャラジャラと束になって、ガチャガチャと金属音を打ち鳴らしていた



ミハエル「後は夜時間まで我らが見張りをするだけだ!」

櫛名儺「全員に伝えておいてほしい、不審な輩を見かけたら拘束しろと」

ミハエル「我からの伝言だ!明日も朝食会をする!」

これで安心して眠れる…眠れると思ったんだ。

また何気ない非日常が――――そこにはあるって



けど…やっぱり…



『4日目 終了』


『5日目』


――――――――――食堂

ミハエル「遅い!貴様ら!我を待たせるとはどういうことだ!!」

この日は皆朝来るのが遅かった。
きっと昨日のDVDのせいで皆がみんな疲れていたんだろう


ミハエル「…シャキッとしたらどうだ!」


紫藤「キャラ崩れてるわよ」


ミハエル「黙れ黙れ黙れー!!」


いつもと何かが違う食堂。
たくさん並べられた朝食に。ドリンク
そして居ない在善さん。


いつも通りなのに何かが違う



都築「ね…ねえ。ひよりん…は?」




そう。飛鳥井さんが――――居ない

安倍「…見て居ませんよ」

高橋「…うん」

片島「およよよ!これはこれは!!死亡フラグ!」


都築「ね…ねえ。これちょっとまずくない?」


槇島「マズいって何が?!」

都築「も…。もしかして……」

槇島「バカなこと言うなって!!んなわけねえだろ!」

都築「でも!!でも昨日の後だよ!?」


槇島「あんな映像だけで誰が人殺すかよ!」

都築「そんなこと言って!アンタ昨日厨房からアイスピック持ち出そうとしてくっしーに止められてたの知ってるんだから!」

槇島「ば…バカ!ありゃ護身用だよ!」

槇島「それに他人の部屋は入れねえだろ!」


都築「もしかしたらアンタもピッキングくらい…」


槇島「できねーって!俺ホッケー選手だぞ!」

槇島「だいだいお前ジムトレーナーだろ!ダンベルの一つや二つ…」

都築「なによっ!疑ってんの?!」

城倉「や…やめてくださいっ」

桃園「ピッキングできるのって…城倉ちゃん…だよね?」

城倉「え…ええ…ええ!?」


桃園「何かあったら怪しいのって…」

城倉「違います!!」


食堂は一瞬にして地獄絵図になった…
皆が皆を疑って…罵り合って…


雁原「………」

紫藤「あー!!もう落ち着きなさい!ウチ見てくるから!」

ミハエル「我も行く」


ケイ「では私はここを収めるとする。下手を打てばここで殺人が起こりかねんからな」

櫛名儺「私もここに」



紫藤さんの一喝で静まり返る場。
静かになったけど、誰も目を合わせようとはしなかった


ケイ「ふ…まさに阿鼻叫喚だな」

櫛名儺「…変な動きをしないで」



飛鳥井さんは……大丈夫なのかな。


「選択肢」
1飛鳥井さんの部屋に行く
2残る

下2

雁原「ぼ…僕も行く!」


出ていく二人の後を追って僕も食堂を後にした。


紫藤「…ついて来たの?」

ミハエル「悪い事は言わん、帰れ」

雁原「……なん…で?」

紫藤「…もしかしたら」

雁原「え…うそ」

紫藤「最悪の状況として…想定しておかないと」

雁原「と…とにかく行こう!」


ミハエル「…帰れと言っているだろう」


雁原「…嫌だよ」


紫藤「ミハエル。ついて来たがってんだから止めなくてもいい」

ミハエル「ふん…好きにしろ」


――――――――――――飛鳥井の個室前

紫藤「ひより!居んの!?」

紫藤「起きてるんだったら開けなさい!」

ドンドンドン

ドンドンドン


開かない、返答も一切ない


ミハエル「おい!モノミ!!どうなっている!」

モノミ「ふえ?よびまちたか?」

ミハエル「今すぐ!今すぐドアを開けろ!」

モノミ「ふええ…女の子の部屋のロックを開けろだなんて…いやらしいでちゅ!」


ミハエル「時は一刻を争う!」

モノミ「事件が起きてるんだったら開けてあげまちゅよ」

ミハエル「だからのその事件が起こっているから開けろと言っているのだ」

モノミ「できまちぇーん」


紫藤「……」

雁原「飛鳥井さん…」

ガチャ



雁原「ど…ドアの開く音だ!」


紫藤「モノミ!もったいぶらないで!」


モノミ「ふえ?なにもしてまちぇんよ?」























飛鳥井「…え?なに…みんな怖い」



雁原「…あれ?」

紫藤「……」

ミハエル「―――――」

――――――――――――――食堂


飛鳥井「ごめんなさい…。えっと。食べ過ぎで寝ちゃってました」

ミハエル「妙に食材が減っていると思えば…」


飛鳥井「いや…あの映像見たら無性に不安でお腹が減って…」


ミハエル「ほう…」


都築「良かった…生きてたんだっ!槇島も疑ってごめんね!」

槇島「あ…おう。別に俺も疑われるようなことしてたしな」

桃園「わぁ☆よかったぁ」



紫藤「さ!生きてたんだし。変な心配せずに朝ごはん食べましょう!」



良かった…やっぱり殺人なんて起こるはずなかったんだよね……
そうだよ、僕の考えすぎだったんだよ




『自由時間(1回)』

1誰かの所へ行く
2一人で過ごす

下2

―――――食堂前


都築「はぁ……」

雁原「あ…都築さん」

都築「サイテーだ。私、槇島にひどい事…」

雁原「そ…そんな事無いよ。ほら…槇島君も許してくれてたし…」

都築「…うん、けどさ…私のせいで食堂の雰囲気悪くなっちゃってたし……」

都築「はぁ…やっちゃった」

都築「私昔っから怖いのダメなんだよね…自分を忘れちゃうって言うか…」

雁原「で…でも結局は誰も怪我とかしてなかったんだから…ね?」


都築「でもだよ…。はー…悪い事したな」


何だかひどく落ち込んでるな…都築さん……
励ます言葉…かけてあげたいけど…


<<都築を励ませ!!>>

↓2


雁原「僕も怖いよ…ただ僕には高橋くんや武宮くん、最初に槙島くんやミハエルくんが励ましてくれたから正気を保ててるだけだよ…君にはまだ手を差しのばしてくれる人がいないなら僕がなるよ」


都築「アッキー…」

都築「ふふっ。なんかアッキー変だね」

雁原「……え?」

都築「うん。変だよ!ヘン」

雁原「……そうかな」


都築「でも初めてアッキーの声って言うの聞けた気がする。」

雁原「僕の声?」

都築「今までずっとドモってたじゃん」


雁原「……」


都築「ありがとね。じゃ!アッキーの手をありがたーく借りさせてもらう!」


雁原「……うん」

都築「自分で言っておいて照れないでよ」



<<NEW:都築の雁原に対する認識が<人見知りな子>から<意外と頼れる子>に変化しました>>


今日は飛鳥井さんの一件があったから物凄く疲れちゃった

もうあんまり出歩かずに早く寝よう……


明日の朝食会…遅れたらさすがにミハエル君怒るだろうし…




5日目 終了

「6日目」






「起きて!おーきーなーさい!!」


え………。どうしたの?
あれ…紫藤さんの声?


紫藤「起きろ!」

雁原「えっ!?なんで部屋にいるの!?」

紫藤「ドアが全部開いてんのよ!!個室の部屋が全部ね!」

雁原「…え?何でそんな事?」


紫藤「昨日のこと思い出して!」


―――――――――――――

ミハエル「時は一刻を争う!」

モノミ「事件が起きてるんだったら開けてあげまちゅよ」

ミハエル「だからのその事件が起こっているから開けろと言っているのだ」

モノミ「できまちぇーん」

―――――――――――――



雁原「…!!!」


紫藤「そう言う事!ウチ皆の部屋回ってくる!」

僕の無事を確認して急いで部屋を後にする紫藤さん…
僕もウカウカしてられない…皆の部屋に行って無事を確認しないと…



安倍「ど…どうしたんですか?」

雁原「え…あ。安倍さん!」

安倍「紫藤さんが凄い顔で部屋に入ってきたんですけど…」

安倍「もしかして朝のランニングですか?」

雁原「あ…えっと。実は―――」



僕は安倍さんに事情をすべて説明した


安倍「…それは大変です!!」




<<誰の個室に行きますか?>>

下2

――――――――――――桃園の個室


雁原「桃園さん!」

安倍「南無南無!!」





桃園「…ふぇ☆きゃ!えっちぃ!」


雁原「はぁ……」

安倍「生きてた…」


桃園「あれ…?部屋にはちゃんと鍵をかけたんだけどな…」

安倍「その…実は――――」




『てんてけてーん!死体が発見されまちたー!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きまーちゅ!』




――――――――――――きゃあああああああ!!!!



悲鳴が聞こえた方向に僕は走った。

ドアが開いていて、そこから光が漏れている。

ドアのネームプレートが読めないけど…きっとこの部屋に誰かが居るんだ…




雁原「紫藤さん!!」


紫藤「…雁原!駄目!!!」



紫藤さんの静止は遅かった…


部屋に入った僕に対して遅すぎる言葉だった…




机の上に積み上げられた分厚い辞書




整理の行き届いた机の上






無機質に監視カメラが左右に動き回って音を鳴らす部屋の中



紫藤さんと都築さんが見つめる方向






真っ赤に染まったシーツ






そしてその上で包丁を突き立てられて息絶えていたのは




【超高校級の完全記憶】




高橋篝君…だった―――――















【Chapter1 ヤリキル 非日常編】






























今日はここまで!

犯人は誰でしょうか?簡単ですね

21時ころには投下しますね

都築「う…うそ…ほんとに死んでるっ!!」

紫藤「落ち着きなさい!!!」

僕は声が出なかった。出せなかった。
本物の死体を目の前にして、昨日まで仲良かった友達の死を目の前にして


雁原「と…とにかく警察!」

モノミ「てんてけてーん!警察なんてきまちぇーん!」


都築「も…モノミ!!!」


モノミ「怒らないでくだちゃい。しわがふえまちゅよ?」

紫藤「…何しに来たのよ」

モノミ「校則の追加…でちゅ」


安倍「あの…学級裁判とは?」

桃園「………」


モノミ「はい!良い質問でちゅね!」

モノミ「みなさん生徒手帳をごらんくだちゃい!」













●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
7.生徒で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

8.学級裁判で正しいあクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます

9.学級裁判で正しいクロを指摘出来なかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

10.なお、校則は順次増えていく場合があります。
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


















桃園「しょ…処刑って?なにそれ…恋香きいてないよ」

モノミ「「処刑」じゃなくて「お・し・お・き」でちゅ!ちょっと卑猥でちゅね!」

紫藤「そう言う事聞いてるんじゃないのよ!どういう意味かって聞いてるの!」


モノミ「えー?そんなのも知らないんでちゅか?アイアンメイデンとかーファラリスの雄牛とかーベルサイユ産 火あぶり 魔女狩り仕立てとかー」


安倍「つまり…殺すという…ことですか?」


モノミ「ご名答でちゅ!」


雁原「…どうすればいいの?」

都築「そうだよ!死にたくない!」


モノミ「そう言うと思って。捜査に役立つアイテムをご用意いたしまちた!」



モノミ「てんてけてーん。モノミファイルー」


桃園「モノミ…ファイル?」

モノミ「はい。生徒手帳をごらんくだちゃい!」


雁原「―――――っ」


電子生徒手帳を開くとそこに綴られていたのは凄惨な事件の詳しい内容
死因。殺害方法。時刻

そして傷口のアップ…。まるでドラマで見たような詳しい死体の状況が写っていた



モノミ「これを参考に学級裁判で犯人を見つけてくだちゃい!」



モノミ「皆もそろそろ来る頃でちゅち。あちしは帰りまーちゅ」


モノミ「がんばってね!らーぶらーぶ」


●●●●●●●●
【モノミファイル1】
被害者は 高橋篝
死亡推定時刻は午後10時から11時の間
死体発見場所は寄宿舎フロア 高橋篝の部屋
争った形跡は無し
原因は失血死
●●●●●●●●


ミハエル「ふはははは!ついに死人が出たか!」

ミハエル「犯人は我だ!地獄の蓋をあけてやった!」

櫛名儺「やめて。こういう時に冗談を言っている場合ではない」


片島「ぶっふぉ…マジで死んでるでござる!!」

城倉「………失血死ですね」

城倉「一度ナイフを刺して抜いて。もう一回刺したみたい…です」

ケイ「殺人素人か」

ケイ「ためらったようだな」

在善「…犯人は誰。ぶち殺して差し上げますわ」

ケイ「私を睨むな。私ならもっとうまくやる」



皆がぞろぞろと部屋に集まってくる。
最初の朝食会ぶりに揃ったみんなだけど…―――――


皆命がけなんだ

ミハエル「皆の物!部屋から出ろ!我より先に殺人を犯した犯人を見つけに行くぞ!」

紫藤「ええ…そうね」


飛鳥井「は…犯人。モノミじゃないの?」

槇島「そーだ!アイツが一番怪しいぞ!」


ミハエル「動かぬ証拠を突きつけてやるのだ!フハハハハハハハ!!!」



城倉「ち…ちょっと待ってくださいっっっ」


ミハエル「なんだ?小娘」

城倉「現場保持…がひつようですよ」

ケイ「ほう…」


城倉「その…犯人が。ここに来て現場を触ると…」

城倉「なので…二人以上の見張りが…欲しいです」


在善「…私が」

在善「私は今回事件に関わっていませんから…一番無関係ですわ」

櫛名儺「では私も付こう」


ミハエル「ふっ。雑魚が群れよって…」


ミハエル「まあ良い!早く犯人を捜すぞ!」




雁原「あ…あの。城倉さん!僕とその…一緒に…」

城倉「私ですか?い…いえ。いいですけど」


僕はこういう事態に対しては素人だから、慣れている人の力を借りたい
じゃないと…僕一人じゃ何もできないから…

―――――――――捜査開始――――――――――――


城倉「まず…モノミファイルを」


雁原「うん。僕のはこう書いてあったよ」

城倉「私も一緒です…と言う事は差異はほとんどない…公平な物と言う可能性が高いですね」


雁原「で…どこを調べようかな」


城倉「まずは現場を調べた方が良いと思います…」

城倉「犯人は焦っていたようですし…何か証拠が残っているかもしれません」

城倉「後は凶器の出所…ですね」



雁原「…なんだかすごいね」


城倉「はいっ!助手ですからっ」


>コトダマ【モノミファイル1】を入手しました!



【どこを調べよう】
1高橋の部屋
2食堂
3自由

下2



―――――――――――高橋の部屋

城倉「…荒らされた形跡はありませんね」

雁原「うん」

城倉「荒らされた形跡がないとなれば、すこし証拠を見つけるのは難しいかも…ですね」

雁原「どうして?」

城倉「犯人はすぐに殺人を犯した…ということなんで…えっと、ここにいた時間が少ないんです」

雁原「うん…そうだね」


城倉「となると、犯人がこの部屋にいた時間は少ないんです」

城倉「なので痕跡も…」



雁原「だったら……」

雁原「犯人は見つからないの?」

城倉「あわわっ!そんな顔しないでください!犯人は見つけましょう!」

城倉「私がサポートしますからっ!」

雁原「うん…ごめんね」




【どこを調べる?】
1遺体
2シャワールーム
3机

下2

雁原「……何もないね」

城倉「ですね」

シャワールームは僕の部屋とほとんど一緒。
変わった所は何一つない


雁原「犯人につながる証拠とかは……」

城倉「えっと…申し上げにくいですが…その」



雁原「…ない?」

城倉「はいっ…」


犯人はシャワールームには来なかったみたい…だね。

と言う事はやっぱり部屋に何かあるのかな?
探してみよう

【どこを調べる?】
1遺体
2机

下2

城倉「……」

遺体を調べる前に城倉さんが目を瞑って手を合わせる。
僕もそれに合わせて暫く手を合わせた


城倉「…調べましょう」

雁原「う…うん」


城倉「…怖かったでしょうね……」

城倉「目を開けたまま死んでる……。きっと刺された時に目を覚まして」


雁原「や…やめて」

城倉「ご…ごめんなさいっ!」


死体から目をそらした瞬間。僕は壁に書いてある文字に気が付いた
血で描かれた文字…それはきっとダイイングメッセージ…というもので


雁原「城倉さんっ!アレ!」

城倉「…は…はい。きっと多分……」

城倉「ダイイングメッセージ…」

雁原「でも…こんな名前の人居た?」


壁に書かかれている文字は「田」という漢字
だけど…僕達の中にその漢字が付く人なんて

城倉「鵜呑みにはできませんね」


雁原「…どうして?」

城倉「犯人が書いた物かも…それか付け足してたり…とにかく隠蔽されているかも」

>コトダマ【高橋の遺言】を入手しました!
壁際に『田』と言う字が描かれていた

今日はここまで!
犯人は誰でしょう。そして爆弾は誰でしょう

更新しますー

人の確認だけさせてください

城倉「…後は机でしょうか・何か意外な物が見つかるかもしれません」

雁原「…そっか」


机の上は辞書が乱雑に積まれてるだけで…
怪しい物なんてそこまで無い…様に見える


城倉「…これ。なんですか?」

雁原「お道具箱だよ、皆の部屋にもないの?」


城倉「ううん…えっと、私達の部屋には「調味料セット」が…」

雁原「調味料セット?」

櫛名儺「横槍を入れるようだが、私もそうだった。中身は塩にコショウにポン酢にめんつゆ。デスソース」

城倉「あ…一緒なんですね」

ケイ「…ほう。なら私達に支給されてるのは性別により違うと言う事か」


なるほど…
でもこれが何かの手掛かりになるのかな…

【城倉の証言】
女子の部屋には調味料セットが置かれていたらしい
中身は塩にコショウ。ポン酢にめんつゆ。そしてデスソースが入っていたらしい


【どこに行きますか?】
1食堂
2廊下
3自由

下2

―――――個室前の廊下


城倉「次はどこに行くんですか?」

雁原「決まってない…かな」


城倉「お勧めとしては食堂…ですかね」

城倉「ですが…学校が広いので…」

雁原「ん…どこに行こう」


城倉「……あれ?これは何ですかね?」

城倉さんの眼鏡が鋭く光った…様な気がした
というより、そんな事より…。地面に何か光る物が…


雁原「ほんとだ。なにこれ…」

城倉「プラスチックの破片のようですね…」


【プラスチックの破片】
高橋の部屋の前にはプラスチックの破片が落ちていた

【どこに行きますか?】
1食堂
2自由

下2

22~から23時の間に更新しますね


――――――――――――食堂

食堂に入ると、そこに居たのはミハエル君と飛鳥井さん
二人が特に何をする訳でもなく立ちすくんでいた

城倉「凶器の宝庫…ですね」

雁原「え?」

城倉「包丁にアイスピックに…ありとあらゆるもので人を殺してしまえる…」

そう言われると…
何だろう。気分が悪くなってきた


雁原「…とりあえず凶器を探す…?」

城倉「怪しい何かがほかにもあるかもしれません…ね」



【どこを調べよう】
1ミハエルに話しかける
2飛鳥井に話しかける
3厨房を調べる

下2


雁原「ミハエル君!ちょっと…いい?」

ミハエル「……。なんだ?」

雁原「あの…聞きたいことがあるんだけど…」

ミハエル「ほう。何を聞きたい?」

雁原「聞きたいことはえっと…」


どうしよう…聞きたいことが上手く出てこない。
一体どうすれば…

城倉「……」

あ…城倉さんがミハエル君に萎縮してる…

頼れないよ…


【何を聞く?】
1自由
2特にない(こちらで適当に質問を決めます)

下2

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