平塚静23才「奉仕部はどうだ?」八幡「とくに問題ないっすよ」 (89)

先生が若い以外あんまり変化はないーよ

静「そうか、それはよかった」

八幡「雪ノ下の罵声だけは心が折れそうですけど」

静「はっはっはっ!なあに、社会に出れば理不尽だらけだよ」

八幡「絶対専業主夫になってやる」

静「あらぬ方向へ情熱を燃やすんだな…」

八幡「先生が養ってくれるとありがたいんですけど」

静「なっ!?」/////

八幡「先生綺麗だし年も近いし出来ればマジで」
静「おおおお大人をからかうなあああ!/////」ゴスッ!

八幡「どぶるぁ!」

静「君は生徒で私は先生だぞ!?そ、それなのに結婚なんて…モエルモノガアルナ」ボソッ

八幡「」ピクッピクッ

静「はっ!?手加減を忘れていた!しっかりしろ比企谷!」

八幡「最期に…お願いが…」

静「言って見ろ」

八幡「式は教会でお願いします」

静「なんだ元気じゃないか」ポイッ

八幡「いてえ!」ドサッ

静「だが確かに私も式は教会で挙げたいとは思うな」ウンウン

八幡「でしょ?ゼクシィ買ってきたんで読みます?」

静「借りよう」

八幡「オススメのドレスは真ん中らへんのページの…」

静「ふむ、デザインも値段も悪くないな」

八幡「最近だとこのホテルで式を挙げるとですね…

結衣「そこの拝読教師とヒモ生徒!」

八幡「それを言うなら背徳教師だ歴史的馬鹿め」
静「いやいや、雑誌を読んでいるからあながち間違いでもないさ」

八幡「こりゃ由比ヶ浜に一本とられましたね」

静&八幡「HAHAHA!」

結衣「HAHAHA!じゃないよ!生徒と先生がなんで仲良く結婚雑誌読んでんのさ!?」

雪乃「ツッコミどころしかないわね」

八幡「んだよ、先生と式の段取りあるからあっちいけよ」シッシッ

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結衣「行くわけないじゃん!」

雪乃「先生も先生です、こんな安い男に乗せられるなんて」

八幡「逆説的に言えばお手頃プライスだろ、値段を抑えるのは専業主夫のたしなみだ」

雪乃「相変わらず口の減らない…」ジトー

結衣「ていうか、もしヒッキーと先生がホントに結婚するってなったら犯罪じゃん!」

静「それは違うぞ由比ヶ浜、かつて私が愛読していた本の著者に島袋光○という先生がいた。売れっ子だから印税がしこたま入る、そのしこたま入った印税でうら若い女子高生の青春の一ページを数万円で買った…」

結衣「先生も似たようなもんじゃん」

静「しかし、それが世間に知られることとなり彼は週間少年ジャンプから姿を消すことになった…なぜか分かるか?」

雪乃「そもそもマンガ雑誌の話だったんですか」
静「彼は責任をとらなかったからだ!」グワッ

結衣「なんなんだろうこの迫力」

静「私は違う!私は比企谷との将来を墓場に入るまで考えている!これは一夜の恋などでは断じてない!不滅の愛だ!」ビシィッ!

八幡「…」パチパチパチパチ
静「条例はあと二年待てば大丈夫、晴れて私は名字が変わり、義理の父親と母親、そして妹が出来ることになる」

八幡「とまあ、なぜしまぶーが引き合いに出たのかは分からんがそういうことだ」

結衣「むー…」

雪乃「もう私からは何も言うことはないわ」

静「順調に行けば25歳で結婚か、私は適齢期だが君は早過ぎるかもな」

八幡「先生とならうまくやっていけますよ」

静「大学は行くだろう?卒業まで待った方がいいか」

八幡「考え物ですね」

結衣「う~~…」

静「まあ時間はある、追々決めていこう」

八幡「そっすね」

雪乃「淫行教師…」ボソッ
結衣「痴女…」ボソッ

八幡「女版しまぶー…」ボソッ

静「なぜ比企谷まで!?」

八幡「いやあつい、先生の反応が可愛くて」

静「か、かわっ!?」/////

雪乃「チョロいわね」

結衣「楽勝だね」

八幡「お前ら、せめて聞こえないように言えよ」
静「ふふふ…そうか、私は比企谷から見れば可愛いかあ!いやあ嬉しいなあ!」ニマニマ

八幡「やべえ、マジで可愛すぎて女神に見えてきた」

雪乃「ただのバカップルね」

結衣「むー…」

静「帰りにラーメン食べような!絶対だぞ!」ブンブン

八幡「はい、是非」ヒラヒラ
静「仕事片付けてくる!」シュタタタタ!

雪乃「さて、私達も部室へ向かいましょう」

結衣「うん、そだね」

八幡「先生待つのにちょうどいいな」

結衣「ねえヒッキー」

八幡「ん?」

結衣「ヒッキーはさっきのあれ本気?」

雪乃「あの先生にあの手の冗談は通じなさそうなのだけれど」

八幡「本気に決まってんだろ、もはや同級生に生まれなかったことを恨むまである」

結衣「でもさ、ヒッキーが24才になったらもう三十路だよ?」

雪乃「由比ヶ浜さん…」ポカーン

八幡「お、お前…!」ワナワナ

結衣「な、なんだし」ビクッ

八幡「お前が三十路なんて言葉を知っているとは…」

雪乃「青天の霹靂よ」

結衣「バカにしすぎだからぁ!」

八幡「真面目な話、あんなに綺麗で可愛いところがあってなおかつ週間少年ジャンプについて語れる女性はいないと断言できる」

結衣「え、ジャンプ基準なの?」

雪乃「確かに凄まじい美貌よね」

八幡「カメレオンジェイルから始まり井上○彦を網羅している先生は平塚先生のみだ!」

結衣「ただのオタクじゃ…」

八幡「分かってない!お前は分かっていないぞ由比ヶ浜!少年漫画をこよなく愛し、少年のハートを理解できる偉大な先生だぞ!」

結衣「えー…」

雪乃「なぜ比企谷君が燃え上がっているのよ…」
八幡「俺と先生は生涯こち亀を読み続け、トリコがフルコースを揃える偉業に勇気づけられ、緑谷少年が最高のヒーローになるのを見届け、斉木楠雄が最強の力を穏やかな生活のために使う様を羨み、ゴンが暗黒大陸へ向かう掲載を待ち続けるのだ!」

結衣「そ、そうなんだ…」

雪乃「最後仕事しないだけじゃない」

八幡「マジでハンタの再開熱望するわ、俺が成人するまでに終わるのかあれ」

結衣「よくクビにならないねその人」

雪乃「たしかに」

八幡「切り捨てるには惜しすぎて、働かせるのは至難の業、だけど人気は凄まじいのが富樫先生だ」

静「そしていざ連載が再会すると働き過ぎじゃないか心配されるのが富樫先生だ」

結衣「うわっ!いつの間に?!」

雪乃「仕事は片付いたんですか?」

性悪キューピッドの頃は富樫だったじゃん
つまり俺は間違ったんだよ

静「ラーメンと比企谷のことを考えていたら仕事が終わっていた」

八幡「大丈夫なのかそれ」

雪乃「それなのにジャンプの話に入り込めたのね」

結衣「全部先生の好物だからね」

八幡「んじゃ行きますか」

静「ああ!」

八幡「先生レベルE持ってません?」

静「ないわけないだろう」

八幡「今度お借りしていいですか?」

静「ラーメンを食べたら家にくるといい」

八幡「お、マジっすか是非」

結衣「ちょっと待ったあ!」

八幡「どうした由比ヶ浜」

結衣「ヒッキー女の人の家にあがるんだよね!?よくないよ!」

八幡「相手は先生だぞ?俺が変な気を起こしたとしても二秒であの世行きだろ」

結衣「それはそうだけどさ…」

静「なに、婚約者だし合意の上だよ」

雪乃「待ちなさい平塚容疑者」

静「どうした雪ノ下」

雪乃「あなた今襲われても構わないようなことを言わなかったかしら」

八幡「アホか、先生がしまぶくるわけないだろ」
結衣「いや言ったよ!限りなく近い意味のことを言ったよ!」

静「気のせいだろう」

雪乃「よくシラを切り通すつもりでいるわね」

八幡「先生今は独身だけど普通に男いただろうしそんなにがっつかないだろ」

結衣「うーん、言われてみれば…」

雪乃「生徒に手を出すくらいだし、「…ない」


八幡「え?」

静「男なんぞ手すらつないだこともないわあ!」クワッ!

八幡「ま、マジで?」

静「マジもなにもあるか!学生時代、教師になるために勉強しまくって、たまに同い年の男子と話せばジャンプネタにドン引きされ、挙げ句は勉強教えてと頼まれた同じクラスの男子にOKしたら彼女とセットで来やがった!」ウガアアアア!

雪乃「…」

結衣「先生…」ウッ

静「合コンでは毎回数合わせの彼氏持ちの女の虫除け担当!たまにくる強引な相手も全部捻り潰してやったわ!それが裏目に出て合コンする時にだけ女にモテて男に恐れられる青春だった!」

八幡「OH…」

雪乃「…」

結衣「…」

静「これが私の青春だ!文句あるかあああああ!」ゼエ…ゼエ…

八幡「…」

静「文句…あるか……」グスッ…グスッ…

結衣「なんかすみませんでした…」

雪乃「掛ける言葉が見つからないわ…」

八幡「先生」ポンッ

静「ひ、比企谷…?」メソメソ

八幡「俺は先生と青春を一緒に過ごせなかったけど、これからは一緒に過ごせます、だから泣かないでください」

静「比企谷ぁ~~!」ビエエエエエン!

雪乃「行きましょう由比ヶ浜さん」

結衣「うん、そだね…」
八幡「ほら先生、泣き止まないとラーメン食べにいけませんよ」ヨシヨシ

静「比企谷ぁ…比企谷ぁ…」エグッエグッ

八幡「そういう可愛いところも俺は好きですよ」ナデナデ

静「うん…」グスグス

八幡「他のバカな男がドン引きしたところだって、俺からすればすげえ魅力的ですから」サスサス

静「ありがとう…」ズビズビ

八幡「俺だってロクな青春送ってませんから、独りじゃないですよ、俺がいますから」


静「本当に私で後悔しないか…?」

八幡「…たまに殴られてかなり痛かったり、強制的に部活に入れられたり、いきなりキャンプに連れて行かれたり…」

静「う…」シュン…

八幡「俺を心配して見守ってくれていたり、落ち込んでたらラーメン屋に連れて行ってくれたり、見とれるくらいクールな美人なのに中身は熱血漢だったり」

静「…」

八幡「平塚静さん、いつからかは分かりませんけど俺はそんなあなたを愛しています」

静「うん…!」ポロポロ


八幡「俺は甲斐性無しでガキんちょの鼻ったれです、あなたを幸せにする保証は出来ません。ですが、あなたと歩んでいく人生は俺の幸せが保証されます。だから俺があなたからもらった幸せの分、あなたに尽くして行こうと思います。こんな俺ですが、結婚を前提にお付き合いしてください」

静「はい!」パアッ!

八幡「ありがとうございます」ニコッ!

静「君も笑うとハンサムだな」ポロポロ

八幡「先生は笑うと可愛いんですよ」

静「大人にそうそう可愛いなど言うものじゃないぞ」

八幡「ガキんちょですから他に言いようが分かりませんよ」

静「じっくりリードしてやろう」

八幡「たまには甘えてくださいね」

静「そうさせてくれ」

八幡「じゃあ、ラーメン屋行きますか」

静「ああ!」

ラーメン屋


八幡「やっぱりうまいっすね」ズルズル

静「だな」ズルズル

八幡「もう疲れただろうしレベルEは今度にしましょうか」

静「ん?私は構わんぞ?」ケロッ

八幡「えらいタフですね」

静「君といたほうが元気になれるさ。それに、甘えていいんだろ…?」モジモジ

八幡「!」ドキッ

静「ふふふ、楽しみだ」

静ちゃんのおうち


静「ひ~き~が~や~」スリスリ

八幡「はいはい」ナデナデ
静「レベルE面白いか?」スリスリ

八幡「もっと続いてもよかったのにと思います」
静「だよなあ、あのダークさがいいのに」スリスリ

八幡「結局かなり後にアニメ化されましたもんね」

静「時代が追い付いたんだろうな」スリスリ

八幡「それより先生…」
静「ん?」スリスリ

八幡「甘えられるっていうよりマーキングされてる気がするんですけど」
静「それも兼ねている」スリスリ

八幡「兼ねているんですか」

静「君の匂いも堪能している」クンカクンカ

八幡「なんか恥ずかしいです」

静「私も人前では絶対に出来ないだろう」スリスリ

八幡「まあ、好きなだけ甘えてくださいよ」ナデナデ

静「ひ~き~が~や~」クンカクンカスリスリ

八幡「よしよし」ナデナデ
静「幸せだなあ」ギュッ

八幡「俺もです」ナデナデ
静「ふふふ…」

八幡「そうそう、俺バイトしようか迷ってるんです」

静「え、どうしてだ?」
八幡「一緒に出掛けるのに先生だけに出費させるのはさすがにね」

静「ふむ、君のことだから浮気の心配はないが、続くのか?」

八幡「続けられそうなやつを探しますよ」

静「というより専業主夫志望のセリフとは思えないな」

八幡「今のままだとただのヒモですからね」

静「ヒモ…あ~!確かに私はそういう男に引っ掛かりそうだ。そしてある日家に帰ると家財道具一式持って行かれそうだ」
八幡「すげえ具体的ですね…」

静「私のゴーストが囁くんだ」

八幡「俺がそうならないためにもやっぱりバイトしますよ」

静「その方がいいな」

あまり変わらないと言ったな?あれは嘘だ

数日後

八幡「バイト見つけました」

静「早いな」

八幡「接客業以外を狙ってたら意外と競争率低くて助かりました」

静「何をするんだ?」

八幡「ネット通販の梱包です」

静「あー、たまに聞くな」

八幡「シフトも融通利くし時給もそこそこなんでありがたいです」

静「ほう」

八幡「先生との時間は惜しいですがヒモは何としても避けないとですからね」

静「ふふ、期待しているさ」

更に数日後

八幡「…」

静「どうした比企谷?そんなに思い詰めた顔をして」

八幡「先生、俺…」

静「な、なんだ」

八幡「肩でも揉みましょうか?」

静「いきなりどうした!?」

八幡「いや、先生は教師として一日の大半は学校にいるじゃないですか」
静「まあ先生だしな」

八幡「今のバイト、しんどくはないんですけど、どんな仕事でも毎日長時間同じところにいるのは大変だなって思いまして」
静「おお…」

八幡「だから肩揉みますね」モミモミ

静「お…これはいいな…」ダルーン

八幡「凝ってますね」モミモミ

静「私の場合胸もあるしな」ホヘー

八幡「な、なるほど」ゴクリ

静「あ、そこもっと強くしてくれ」

八幡「あ、はい」ゴリゴリ
静「こういう甘え方は考えていなかったが、なかなかどうして素晴らしいな」

八幡「先生も気付かないうちに疲れてるんですよ」ゴリゴリ

静「はあ~~~~」ヘローン
八幡「これ結構楽しいです」グリグリ

静「私も気持ちいいぞ…」

八幡「えい」ゴリッ

静「おお!?」ビクッ

八幡「ん?間違ったかな?」

静「どこのアミバだ君は」

八幡「更に強めにツボを圧しただけなんすけどね」ゴリゴリ

静「まあ、アリだな」

八幡「おっと、揉みすぎるとかえって逆効果らしいんでそろそろお開きです」

静「いや~体が軽くなったよ」グリングリン

八幡「ちょくちょくマッサージしますよ」

静「楽しみだ」

八幡「さて、今日は何します?」

静「うーん…あ」ニヤリ

八幡「?」

静「ひーきーがーやー」ムギュッ

八幡「うぶっ!」フニフニ

静「今度は君が私に甘える番だ」ムニュムニュ

八幡「/////」フニフニ

静「君も男の子だ、こういうのは好きだろう?」
八幡「//////」コクリ

静「素直でよろしい」ナデナデ

八幡「…」

静「何というか、これが母性というのだろうか」
八幡「先生のいい匂いがします」スンスン

静「私も君の匂いが好きでな」クンクン

八幡「…」スンスン

静「…」クンクン

八幡&静「はあ~…」ウットリ

静「ん~」クンクン

八幡「すう…」クー

静「寝かしつけてしまったようだ」

八幡「…」クー

静(可愛い寝顔だ…目さえ普通なら美少年なのに)

八幡「…」

静(これは由比ヶ浜や雪ノ下に痴女呼ばわりされても仕方ないな)ギュッ

八幡「んん…」

静(なんだそのエロいリアクションは!?いたいけな男子高校生にイタズラしてしまいそうだ!)フルフル

八幡「…」zzz

静(煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散煩悩退散…)

静(煩悩退散煩悩退散煩悩退散比企谷八幡比企谷八幡比企谷八幡…ちがあああああう!)ブンブン!
八幡「センセイ…」ムニャムニャ

静(あーもう比企谷は可愛いなあ!)ニヘニヘ

八幡「…」zzz


静(初体験が痴女行為でなんてシャレにならん!シャレにならんから頑張れ私の理性!)ギリギリギリギリ

八幡「…」zzz

八幡「ん?寝ちゃったみたいですね」ゴシゴシ

静「あ、ああ」ムラムラ

八幡「先生が暖かいからつい」

静「危なかった…」ムラムラ

八幡「何がですか?」

静「いやなんでもない」
八幡「???」

静(襲いそうになったなんて言えるか!)

八幡「そういえば最近バイトか先生の家にしか行ってないんで明日は部活行きますね」

静「そうしたほうがいいな」

八幡「んじゃ、今日は帰りますね」

静「ああ、気をつけてな」

八幡「お邪魔しました」
静「また明日」ヒラヒラ

バタン

静(うおおおおお!私はなんという変態なんだあああああ!)ゴロゴロジタバタ!

静(男子高校生もエロエロですよしまぶー先生ー!)ゴロゴロ!

八幡「ただいめー」

小町「おかえりー」

八幡「おーう」スタスタ

小町「年上の彼女とはどう?」

八幡「順調だな」

小町「それはいいね、だけど小町は結衣さんか雪乃さんと付き合うと思ってたよ」

八幡「あいつらはあり得ん」

小町「そんなことないと思うけどなー」

八幡「俺は先生以上の女性を知らん」

小町「小町は?」

八幡「お前は世界一の妹だよ」

小町「おー!ポイント高い!」

八幡「ちなみに先生は世界一の彼女な」

小町「彼女ができてから余裕が出てきましたなぁ?」ウリウリ

八幡「余裕なのかは知らんが少なくとも張りは出たな」

小町「バイトにデートに忙しいもんね」

八幡「デートらしいのはまだだけどな」

小町「相手が先生だとね」

八幡「それも一年ちょいの辛抱だしな、先生ともそこは決めてあるし」

小町「家に呼んでみたら?」

八幡「母ちゃんとかにバレたら面倒だろ」

小町「まあそうかもね」
八幡「家庭訪問どころの騒ぎじゃないからな」

小町「ねー」

八幡「コソコソ先生と仲良くしていくよ」

小町「先生がお姉ちゃんになるのかー」

八幡「優しくて可愛い人だぞ、よかったな小町」
小町「ノロケちゃって」
八幡「まあな」

その頃

結衣「ごめんねゆきのん、わざわざ呼び出して」
雪乃「用件は想像がつくのだけれど」

結衣「やっぱ先生とヒッキーが付き合うのはよくないかなって」

雪乃「想像通りね」

結衣「だってさ、先生と生徒だもん」

雪乃「それは確かに問題ではあるのだけれど、双方が合意の上なら裁判をしても勝てないのよ」

結衣「え゛、そうなの?」

雪乃「第一、あんなひねくれ者が真っ直ぐに気持ちを伝えたのよ?私達に見向きもせず、誠意を感じられる態度でよ」


結衣「あの時のヒッキーカッコ良かったけどさ…」

雪乃「あんな男に心動かされたのはしゃくに障るけれども、誠意に対して誠意で応えないのは筋が通らないわ」

結衣「…」

雪乃「あなたの比企谷君への気持ちは知っているわ、想い人を奪われたと感じるのも無理はないわ。だけど現実を見なさい、彼は先生を選んだの」
結衣「…」

雪乃「あなたが彼に想いを伝えるまではよしとしましょう。でも今のあなたの口ぶりだとあの二人を引き裂くつもりにしか聞こえないのよ、そんなことは許せないわ」

結衣「でも

雪乃「あの二人があの二人の問題で別れるなら仕方のないことだけれど、あなたや私、つまり外部の茶々で引き剥がすのはあってはならないことなのよ」

結衣「ゆきのんはヒッキー達の味方なんだ」

雪乃「冷静になりなさい、あなたは先生と比企谷君を傷つけてもまだ比企谷君に選んでもらえると思うの?」

結衣「うっ…」

雪乃「彼の事だから悪役を買って出て、先生を守るために嘘をついて更に傷ついていくのよ」

結衣「あ…」

雪乃「人を不幸にしておいてあなただけ幸せになれると思うの?いつかきっちりツケが回ってくるわ、それも最悪の形で」

結衣「うん…そうだね」

雪乃「分かったなら今日は解散しましょう、明日までじっくり考えることね」

結衣「ごめん…」

雪乃「謝ることはないわよ、友達でしょう?」

翌日

雪乃「比企谷君」

八幡「ん?」

雪乃「先生とはうまくいっているのかしら?」

八幡「お前に心配されるとは…ハンター連載再開か?」

結衣「どのくらいのことなのそれ!?」

八幡「夏に雪が降るくらい」

雪乃「もはやあり得ないと言っていい状況ね」

八幡「答えとくと順調だな」

雪乃「ならいいわ」

結衣「何で聞いたの?」
雪乃「なんとなくよ」

結衣「珍しいねなんとなくなんて」

八幡「いよいよハンター連載再開だな」

静「ハンター連載再開だと!?」ガラガラッ!

八幡「そのくらい珍しい出来事があったんすよ」ドウドウ

静「なんだ、夏に雪でも降るのか?」

雪乃「ノックを…」

結衣「夏に雪が降るのと同じくらい珍しいマンガが気になってきたよ!?」

八幡&静「ソノーマーマデイーイー」('A`)

雪乃「二人の世界ね」

結衣「あんな顔の二人の世界なんて嫌だ…」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 21:50:10   ID: DlkQ31CY

このノリ嫌いじゃない。

2 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 22:58:36   ID: VsxGberL

いいっすねぇ~

3 :  SS好きの774さん   2015年06月09日 (火) 16:57:45   ID: CeETv5Fd

つづけろ

4 :  SS好きの774さん   2015年06月09日 (火) 17:27:53   ID: y7rLkaCW

GJ

5 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 01:51:31   ID: sOmxz7Nm

結婚まで書いておくれ

6 :  SS好きの774さん   2015年06月11日 (木) 10:07:33   ID: _K1lrFFh

ここまでラブラブにしておいて先生が若い以外変化がないって

・・・つまり原作も静ちゃんルートってことですねわかります

7 :  SS好きの774さん   2015年07月02日 (木) 02:55:48   ID: TJslj6sQ

ひらつかわいい

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