セイラ「貴方の戦うべき相手は別のはずよ」ランバラル「アルテイシア様のためなら」 (32)


ガンダムSS

ラル、クランプ、ハモンがWBのクル―になります。


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アムロ(あのゲリラ戦の後、ラルさん達はセイラさんの申し出もあり、WBの仲間になった)

ラル「少年、世話になる」

アムロ「は、はい!」

ブライト「しかしだな、いくら人手不足とはいえスパイかもしれないジオン兵など」

セイラ「安心して。ラルは違うわ。大丈夫」

ブライト「しかし」

ラル「各々思うことはあるだろう。私とてかつての部下は失い、今この場にはクランプしかおらん」

カイ「しかもちょっと前の捕虜はスパイだったよな。青い巨星さんよぉ」

ラル「うむ。確かに私はドズル中将からの命により、木馬討伐を命じられていた」

ブライト「ではやはり」

クランプ「大尉は見捨てられたんです! MSも満足に補給されず、戦艦も……」


ミライ「それで鞍替えってわけかしら?」

ハヤト「そ、そんな人信用できません!」

ラル「そうではない」チラッ

セイラ「……」

ラル「とにかく、私は君たちの仲間になりたく投降したのだ。水に流せとは言わない。わかって欲しい」

アムロ「そういえば、あの女性は一緒じゃないんですか?」

ラル「私はもともと……ああ、ハモンか。あいつなら」

アムロ「ブライトさん、どうせ人手不足です。この際仲間になってくれるっていうなら」

カイ「背中から撃たれるのはゴメンだぜ」

セイラ「カイ!!」

カイ「なんだよ……こっちは命がけでやってんだ! ジオンのスパイなんて信じられるかよ!!」

ラル「たしかにそれが普通だ。ならばこうしよう。私たちを捕虜として扱ってもらって構わん」

セイラ「ラル!!」

ラル「疑いが晴れれば、晴れて仲間にして欲しい。どうかね?」


クランプ「私は異存ありません!!」

ブライト「くっ。妙なまねをしたらわかっているだろうな?」

ラル「なに、そんな真似せんよ」

キッカ「このおじさんいい人だよ!」

クランプ「う、うるさい! 子供が戦艦の中をうろちょろするな!」

セイラ「……ありがとう。ブライト」


その後アムロがラル・クランプを乗せ、バギーでハモンの下へ向かった。

ハモンも一切異論は無いらしく、素直に投降。仲間(捕虜)になった。

またタチ中尉はジオンに借りがあると残り、餞別としてアムロ達にザクⅡを引き渡した。



補給中



マチルダ「それで、青い巨星が仲間に?」

カイ「まだ信用してませんけどね。でも、俺の目の黒いうちは好きにはさせませんよ!!」

マチルダ「頼もしいのね」

カイ「でへへ」

マチルダ「それで、彼らは今なにを?」

カイ「えっとラル大尉ならアムロのやつと」

マチルダ「そう。ありがとう」

カイ「あ、危ないですよ」



ラル「ふむ、アムロ君は筋が良いようだな。私の乗ったグフを倒しただけの事はある」

アムロ「そんなこと……ラルさんも一緒に戦えたら」

ラル「なに、私は捕虜だからな。はっはっは。」

マチルダ「ちょっといいかしら?」

アムロ「マチルダさん!!」

ラル「お初にお目にかかる。ランバラル。元大尉であります」

マチルダ「初めまして。マチルダ・アジャン中尉です」

ラル「もしよければ席を外しますが」

マチルダ「いえ、今回は大尉にお話があって来たのです」

ラル「私に、ですか?」

マチルダ「軍上層部からの伝言です」

アムロ「ま、まさか銃殺刑にする気じゃ……ラルさん達はいい人なんです!!」

マチルダ「ラル大尉、貴方にかかったスパイ疑惑はまだ晴れてはいないものの、貴方の技量は殺すには惜しい。なので知る限りジオン内部の現状を報告することで、一時的に身柄を保証するとのことです。」


ラル「ふむ……随分と寛大だな」

マチルダ「戦場では兵が不足しています。それにWBは尚のこと」

ラル「よかろう。知る限りのことをまとめ、上層部へ報告すれば良いのだな」

ハモン「私も手伝いますわ」

クランプ「私もです!」

マチルダ「ありがとう。それとザクは一時的に預からせてもらっても?」

クランプ「そんな! それが無ければどうやって」

ラル「構わん。好きにしてくれ」

アムロ「でも、今度敵が襲ってきたらラルさん達がいないと」

マチルダ「安心して。上層部でも反発が強かったのだけど、ある将軍の英断で受領したコレを届けに来たのよ」

アムロ「これ?」

マチルダ「試作機でまだ改良の余地はありますが、ラル大尉用のMSです」

アムロ「これって……」

ラル「これは……」


マチルダ「アムロ君のガンダムとは違い耐久性には難があるけど、連邦軍の立派なMSよ」

ラル「白いのと比べて細身だな。それに青か」

マチルダ「将軍からの指示でラル大尉用として再塗装しました。細身なため耐久力に難があるものの推力が高く、近接格闘戦においては使い勝手が良い。との報告です」

ラル「武器はサーベルか?」

マチルダ「武器はマシンガンとサーベル、バルカンだけです」

ラル「ふむ、盾が無いのが不安だが……考えようによっては懐に入りやすいか。ありがたく使わせていただこう。感謝する」

クランプ「マシンガンなのは使い勝手がいいですね」

ラル「うむ」

マチルダ「あくまでそれは試作機で欠点もあると思います。それでもご武運を」

ラル「このランバ・ラル。必ずや期待にこたえて見せましょう」


ラル達はマチルダからジム・ライトアーマー プロトタイプを受領した。


そのころジャブロー

将校「なんでジオンのスパイなんかに最新鋭の機体を」

将軍G「なに、最新鋭といってもあれは量産機の試作機だ。それに戦場でどんな結果がでるかわかっていいじゃないか」

将校「それでも他の地域で我が兵士たちに」

将軍G「煩いねえ……万が一連邦兵が試作機に乗って事故が起きたらどうする気だい?」

将校「それは……」

将軍G「そんな時に元ジオン兵が乗っていると、保険だの見舞金だの無いから事後処理がしやすいんだよ。死んだ後もね。わはは」

将校「なるほど……」

将軍G「青く塗装させたのも判別しやすいからだよ。よし、じゃあ会議も終わったし私は上がるよ。失礼」

将校「お、お疲れさまでした」


将軍Gの目論見ははたして……


WB

一方その頃、ホワイトベースは来るオデッサ作戦に向け進軍していた。

またラル達も身柄を拘束されることは無く、ホワイトベースの一員として馴染んできた頃、定期的な補給を受けるべくミデアとの合流ポイントへ向かったのであった。

ブライト「大尉、調子はどうですか?」

ラル「なに、あのジムとやら、なかなかに良い。被弾に気をつければ優れ物だ」

ハヤト「でもあの機動性、まるで赤い彗星でしたよ!」

カイ「当たらなければどうってことないより、俺は当たっても平気!って 方が好きだけどね」

セイラ(……兄さん)

ブライト「通信か。このコードは……」

ラル「これはタチ中尉か」

ブライト「ラル大尉」

ラル「どれどれ……黒い三連星が木馬に接近。気をつけたし。追伸 土産あり。ここにて待つ。か」

クランプ「ジオンめ……俺たちに渡さないであいつらに……」

リュウ「何だと!?」


ハヤト「そんなにやばいんですか?」

リュウ「やばいなんてもんじゃない。黒い三連星が来るか……」

ミライ「まずいわね、ブライト」

ラル「私が失敗したため、木馬討伐の後釜ということだろう。それに今度は私の時とは違い最新鋭機ドムに乗ってくるらしい。これがデータだ」

ブライト「くそっ。次から次へと」

ハモン「土産とやらに関しては私と」

セイラ「私が行きます」

ミライ「貴女はオペレーションをするはずじゃ」

リュウ「女二人じゃ危ないぞ」

セイラ「大丈夫。すぐ戻るわ。ところでラル、ドムとは?」

ラル「ドムとは本来私たちが木馬討伐に際し受領する予定だった重MSです」

ハモン「マクベ様や政治がらみで受領できずじまいでしたけどね」

ラル「確か武装はバズーカで、ホバークラフトを採用していると聞いたことが」

ブライト「第一戦闘配備!」

アムロ「ラルさん行きましょう!」

ラル「うむ。あいつらは連携が優れている。こちらも気をつけるぞ」


アムロ「ラルさんに迷惑をかけないよう頑張ります!」

ラル「なに、私の方こそよろしく頼む」

クランプ「大尉、お気をつけて」

ハモン「貴女、御武運を」

セイラ「ラル、アムロ、ミデアを守ることも忘れないでね」

アムロ「セイラさんこそ、気をつけてくださいね」

セイラ「ありがとう(もしかしたら、兄に関して何かわかるかも)」

ラル「行ってくる。ランバ・ラル。ジム・ライトアーマー出るぞ!」

アムロ「アムロ、ガンダム行きます!」




森林地帯

生い茂る草木により視野が狭い中、慎重に進む二人。

アムロ「ラルさんがいるとWBの防衛は安心ですね」

ラル「カイ君やハヤト君には出番を奪ってしまい申し訳ないがね。どうだい、レーダーには何か映るかね?」

アムロ「っつ、来ました!」

ラル「そのようだ!」

襲いかかるバズーカの嵐をゴングに気を引き締め直す二人。

アムロ「速い!!」

ラル「だが私たちとて」

ガイア「くらえ!!」

迫りくるドムのバズーカに対し二人は散開して射撃を中心に対応した。


ガイア「ほう、白いのだけと聞いていたが、青もなかなか」

マッシュ「俺たちほどじゃないが連携もなかなかだぜ」

オルテガ「青か、貧弱な補給で特攻したやつらを思い出すぜ。」

ガイア「このドムを受領したからには負けん。まずは白いのだ。オルテガ、マッシュ、モビルスーツにジェットストリームアタックをかけるぞ!」

マッシュ・オルテガ「「おうよ!!」」

アムロ「くっ、こいつ、来るのか!?」

ラル「アムロ君、気をつけるんだ!」

アムロ「はい!」

ガイア「行くぞ!」

オルテガ「甘いぜ」

アムロ「話には聞いていたけど、ここまで息の合った」

ラル「このっ!」

機動力を活かした連携攻撃に戸惑いつつもライフルやマシンガンで何とか対抗する二人

ラル「くっ、マシンガンでは歯が立たん。接近戦に持ち込むしかないか」


オルテガ「青いのは速いが小粒だ」

マッシュ「俺たちの敵じゃねえな」

ガイア「青はいい。白いのだ。もう一度行くぞ」

ターゲットをガンダムに絞り込み照準を定める三連星

ピキィィン

アムロ「うわっ!?」

襲い来る先頭のドムを踏み台にし跳躍するガンダム。

ガイア「俺を踏み台にした!?」

マッシュ「まだまだぁ!」

けれど今度はヒートサーベル片手に襲いかかってくるドム。

マッシュ「ジェットストリームアタ、……うわぁ―!!」

そのドムに神技のごとく反応しビームサーベルで貫き撃退するアムロ。

オルテガ「まだまだ!」

止めの攻撃を仕掛けるべくオルテガの駆るドムが襲いかかってきたが……


ラル「アムロ君!」

横やりを入れ助けようとするラル。けれど止めを放とうと跳躍したドムに対し後方からミデアの体当たりがラルより先に防いだ。

マチルダ「補給前に倒させてなるものか」

マチルダ決死の特攻によりガンダムは守られたが

ラル「ミデア、マチルダ中尉か。いかん!」

オルテガ「畜生……じゃましやがってぇ!!」

両手を組み合わせハンマーのように振りかぶるオルテガ

アムロ「マチルダさん!!」

オルテガ「死ね!!」


だがその拳ハンマーが振り落とされることは無かった

オルテガ「な、なぁ……」

ガイア「オルテガ―!!」

振り上げた直後

ラルがライトアーマーのバーニアをフルスロットルにし上昇。突進の勢いもつけのビームサーベルをドムの脇腹目がけ突きさしたのだ。

ラル「若者が頑張っていて、私が気張らん理由が無かろう」

オルテガ「ち、くしょう……」

ラル「おっと、ここで爆発されては困るのだよ」

ラルは誘爆を防ぐために尚もミデアにしがみ付くオルテガを引き剥がした。

ガイア「オルテガ―!!」

アムロ「このっ!」

アムロは残り一人になった三連星を仕留めるべくライフルを連射する


ガイア「くっ、撤退する」

ラル「形勢逆転だな。ガイア大尉」

ガイア「その声……まさか」

ラル「君と戦うのは何時以来だろうか」

ガイア「連邦に尻尾を振るって言うのか。裏切り者め!」

ラル「先に裏切ったのは君たちの方ではないのかね?」

ガイア「ほざけ!」

怒りにまかせ叫ぶガイア。それを受け止めるべくサーベルを構えなおすラルだったが

ガイア「せめて裏切り者の始末だけでもしたいが」

ラル「私もあまり生きていることを知られてはまずいのでね。倒させてもらおう」

ガイア「こなくそ!!」

ガイアは背中を見せ引き返そうとした瞬間。

ガイア「うわぁっ!」

ドムのボディ中心、パイロットシート目がけ何者かが砲弾を数発射出したのだ。




アムロ「!?」

ラル「!?」

ガイア「う、うぐっ、誰だ……」

キュラキュラと音を立て現れたのは2台の戦車。

ガイア「マゼラが、何故……ぐふっ」

すると一台のマゼラアタックが分離し、トップが躊躇なくドムに近づいた。

タチ「投降して機体から降りろ。さもなくば命は無い」

ガイア「く、貴様ジオンの者じゃ」

タチ「ラル大尉を捨てたジオンに未練無し。ドムから降りるのか、降りないのか」

返せと言わんばかりに鹵獲を試みる中尉。

ガイア「ふんっ、降りれば命は助けるとでも?」

タチ「そうだ。早く降りろ。その機体は本来ラル大尉の物だ!」

そう言い終えると再度砲口を修正し狙い定める。ガイアも「負けか」と呟きドムのモノアイから光が消える。


ピキィィィン

アムロ「ダメだ! 逃げて!!」

タチ「!?」

ドムのモノアイから光が失せ観念したかと思いきや、再度ぎょろりと光が灯る。

ガイア「だがマッシュとオルテガの敵はとらせてもらう!!」

再度赤く光るモノアイ。それと同時にガイアは猪突猛進、アクセルを踏み込みマゼラトップ目がけ特攻を仕掛けてきた

ガイア「このドムは黒い三連星、俺たちの物だ!」

タチ「くっ、うわぁぁ!!」

慌てて引き金を引き発砲するも、ドムは尚も前進し、タチの乗るトップを巻き込み倒れ込んだ。

ラル「タチ中尉!!」

タチ「ラル大……ハモ…わせに」

マゼラトップの爆発と共に、ガイアの乗るドムも爆発。

この爆発が、黒い三連星の壊滅、アムロ達の勝利を意味する祝砲となったのだ。

しかしそれと同時に、皮肉にもラルを慕い自身の身の危険を顧みず影からラル達を支え戦ったタチ中尉の弔砲となってしまうのである。


WB

アムロ達は帰還し、三連星の撃破と共にタチ中尉の死亡を報告した。

ハモン「タチ中尉が……」

セイラ「私たちがアレを受け取った後に『やることがある』って呟いていたのは聞いていたけど……」

クランプ「だからって、なにも……」

セイラ(タチ中尉……)

タチ『赤い彗星に関してですが、左遷されたとは聞きましたが、最近ジオンに水中部隊が出来たって。で、そのリーダーが赤い彗星らしいんです。ま、また何かあったら報告しますよ』

セイラ(あれが最後の言葉だなんて……)

カイ「これって同士撃ちになんのかねえ」

ハヤト「不謹慎ですよ!!」

ブライト「そうだ。彼とは対面した事は無いにせよ、様々な情報、兵器で助けてくれた恩がある」

ミライ「今回のドムについてもね」


マチルダ「ラル大尉達がいなければ私も死んでいました」

カイ「す、すみません」ペコリ

ラル「死んでしまったものは仕方あるまい。悲しいが、それを背負い生きて行く他あるまい」

マチルダ「ええ。それが戦争、早く終わらせなければ」

アムロ「ところで、タチ中尉が渡したかったものって」

マチルダ「それに関しては、先ほどミデアに収納しました」

ラル「タチ中尉の形見か……」

マチルダ「グフの設計図と、B型一機です」

ラル「なんと!!」

アムロ「機体はともかく、設計図まで」

マチルダ「大尉には申し訳ありませんが、これは押収させていただきます」

ハモン「まってくださいまし」

ラル「……いや、その方がよかろう」


ハモン「ですが」

ラル「生産ラインが確立できなければ、整備しようが無いからな」

マチルダ「そう言っていただけると助かります。それに鹵獲機だと判別の問題もあります。しかし代わりといっては何ですが」

ラル「代わり?」

マチルダ「来るべきオデッサ作戦に向け、新たなMSを受領してきました」

ラル「MSか」

マチルダ「高機動型戦闘機に陸戦型ジムと、機動力は落ちますがステルス性に長けた砂漠対応のジム1機。そして」

リュウ「1機は俺が使うがな」

ラル「そして?」

マチルダ「ライトアーマーの新装備、ビーム・スプレーガンです」

ラル「おお、ライフルか!」

マチルダ「これはガンダムやキャノンの使用している物とは違い、近距離で効果が発揮できます」

マチルダ「後は備品としてシールドをいくつか用意してあります」

ラル「これで安心して懐に飛び込んでいけるよ。感謝する」

マチルダ「では補給も以上です」



ブライト「……この戦いで戦死したタチ中尉に対して哀悼の意を表し、全員敬礼!」



ジャブロー

将軍G「あれからどうだい?」

将校「ジオンのスパイがグフの設計図を持ってきたようですな」

将軍G「ほう! それは凄い。有能な者もジオンにおるのだな」

将校「さっそく開発中であります。ところでWBのMSについてなのですが」

将軍G「またその話かい。君も好きだねえ」

将校「なにも更に補充しなくても良いのでは? 新装備まで」

将軍G「いやいや、アレはビームライフルと呼ぶにはお粗末すぎるよ」

将校「ですが」

将軍G「それに砂漠型や陸戦型でホワイトベースの連中が見捨てられたわけではないと思い奮起してくれれば、安いものだろう。それにあのライフルで青い巨星が味方になるなら更にお安いだろう」

将校「それはそうですが」


将軍G「にしてもこのヒートロッドという装備、面白いなぁ」

将校「はっ。しかしそのような武器つけるよりライフルやバズーカの方が」

将軍G(今度の試作機に付けさせてみよう)

将軍G「おっと、今日の仕事は終わりだ。帰宅帰宅と」

将校「あ、将軍、まだお話が」

将軍G「明日にしたまえ」


三連星を倒したばかりでも、彼らに休息は無い。

悲しむ暇もないまま、戦いはどんどん熾烈さを増し、佳境を迎えようとしている。

新装備、新MSを受領したホワイトベースクル―はオデッサ作戦を前に、何時になく気が高まっていた。

ラル達も決戦の地オデッサではラル達を陥れ、多くの部下を無くす原因となった宿敵マ・クベが指揮をとっている。

そしてジオン側も、青い巨星が連邦軍側に寝返ったことを知る。

ジオンに裏切り者がいるように、連邦にもまた裏切り者がいるからだ。

内も外も戦いは終わらない。

次回 『オデッサの激戦』 君は、生き延びることができるか? 

編集上の関係で、またこちらは1話完結しているため続きは下記に載せました。よければどうぞ

http://blog.livedoor.jp/rastenvy/archives/34087440.html

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