岡部「愛している!だから付き合え!」紅莉栖「無論だ!」(26)


紅莉栖「ハロー」ガチャリ

シーン

紅莉栖「返事がないただの屍のようだ…って、岡部ー?いないのー?」

紅莉栖「おっかべー?」

紅莉栖「…鳳凰院ー?鳳凰院凶真ー?」

紅莉栖「鳳凰院hentai凶真ー?」

シーン


紅莉栖「これでもツッコミがないって事は…なんだ、岡部いないのかぁ……」

紅莉栖「むぅ……」

紅莉栖「岡部がいないんじゃ、こんなに早く来て損したな……」

紅莉栖「うーん、でも来ちゃったものは仕方ないし…@ちゃんねるでもして、岡部が来るまで暇でも……ん?」

紅莉栖「こ、これは岡部の白衣……しかも見たところ、まだ未洗濯…」ゴクリ

紅莉栖「ちょっとだけ…ちょっとだけなら着てみても……いいわよね?///」


紅莉栖「やっぱり大きい……あっ、でも岡部の匂いがする……な、なんだか、岡部に包まれてるみたいで、凄く安心する///」

紅莉栖「ふ……フゥーハハハ!私は狂気のマッドサイエンティスト・鳳凰院クリスティーナよ!」

紅莉栖「///」

紅莉栖「鳳凰院クリスティーナ……お、岡部紅莉栖なんて///」

紅莉栖「い、いや、意外に牧瀬倫太郎ってのも……///」

紅莉栖「なーんて!なーんちゃって!///」バンバンッ


紅莉栖「………」

紅莉栖「はぁ…岡部の前でも、これくらい素直になれたら……いや、流石にいきなりこれは引かれるか」

紅莉栖「だから、程々に素直になれたらなぁ……」

紅莉栖「そうしたら岡部と、その…こ、ここここっ、恋人同士になれちゃったり…///」

紅莉栖「///」キャー

紅莉栖「あぁ、恥ずかしくて喉渇いてきちゃった……冷蔵庫にドクぺあるかな?」


紅莉栖「んー……」ガタガタ

紅莉栖「ない……もしかして岡部、ドクペ買いに行ったのかな?」

紅莉栖「仕方ないから水で我慢するか…コップはっと……あれ?岡部のコップがない」

紅莉栖「おっかしいな…何時もここにしまってあるはずなんだけど……」ゴソゴソ

紅莉栖「………」ゴソッ…

紅莉栖「そういえばっ……!」スタスタッ


紅莉栖「や、やっぱり、テーブルの上に岡部のコップが……しかも、飲みかけのコーヒー入り……」ゴクリッ

紅莉栖「………」キョロキョロ

紅莉栖「も、もう、岡部ったら飲みかけのまま出かけるなんて……これじゃあ私がコップを使えないじゃない!」

紅莉栖「水を飲むには洗うしかないけど……折角のコーヒーを捨てるのも勿体ないし……」

紅莉栖「これは私が飲んで処理するのが一番よね。うん」


紅莉栖「………よっし、これで体裁は保たれたわ」

紅莉栖「…方向的に岡部が口を付けたとこは……ここね」

紅莉栖「んっ…んくっんくっ…///」ゴクゴク

紅莉栖「んっ……はぁ///」

紅莉栖「……お、岡部と間接キス…しちゃった///」

紅莉栖「///」バンバンッキャーキャー


紅莉栖「………」

紅莉栖「はぁぁ、自分でやっててちょっと虚しくなってきた…やっぱり間接じゃなくて、本当に岡部とキスしたいなぁ……って言うか出来なくていいからとにかく岡部に会いたい」

紅莉栖「岡部ってば、朝早くから何処に行っちゃたんだろ…?」

紅莉栖「……あぁもう!何処でもいいから早く帰ってこい!私は寂しいと死ぬぞ!」

紅莉栖「寂しくなくても岡部がいないと死ぬぞ!」

紅莉栖「……はぁ」


紅莉栖「…ふわぁ……岡部に会いたくて早く起きたから、眠くなってきた…二度寝したい……あっ」

紅莉栖「ソファに毛布…確か岡部って、普段このソファで寝てるのよね……」ゴクリッ

紅莉栖「……ソファがまだ温かい…近くにいるぞ!」

紅莉栖「……あ、あー…何だか急激に眠気が増してきたわ。これは一旦、何処かで仮眠を取った方がいいかもしれないわねー」

紅莉栖「そしてここにおあつらえ向きに、ソファに岡部の使っていた毛布と枕があるわ…私はもう眠気がmaxだし、ホテルまで帰れそうにないなー」

紅莉栖「これはもう、不本意ではあるが!真に遺憾ではあるが!仕方なくこの岡部の寝具で休むしかないかー…あくまで仕方なくね!あくまで仕方なくね!」

紅莉栖「大事な事なので2回言いました!」キリッ


紅莉栖「………」モゾモゾ

紅莉栖「///」

紅莉栖「なにこれやばい…白衣なんて比べものにならない位、全身が岡部で包まれてるよぉ///」

紅莉栖「はっ……か、顔まで毛布に埋めたりしたら…もっと岡部を感じられるんじゃ……」ゴクリッ

紅莉栖「………」モゾモゾ


紅莉栖「///」スーハースーハー

紅莉栖「///」クンカクンカ

紅莉栖「ふわぁ…肺が、肺が岡部の濃い匂いで満たされてるよぉ…幸せすぎる///」

紅莉栖「岡部ぇ…大好きだよおかべぇ……///」

紅莉栖「……zzz」


シーン……ガサゴソッ

岡部「………」

紅莉栖「すぅ………」

岡部「寝ている、な……しかし俺は、助手のとんでもない一面を見てしまった……」

岡部「おかしい…俺はただ、最初にラボに来た奴を、適当に風呂場に隠れて脅かしてみようと思っただけなのに……」

岡部「何故か助手と分かった途端出るタイミングを逸し、そのままズルズルと……」


岡部「くっ!まさかこれも、機関からの精神攻撃だとでも言うのかっ!」

岡部「………」

紅莉栖「岡部…」

岡部「!?」バッ

紅莉栖「んっ…もう、岡部ったら…本当に仕方ないんだからぁ……むにゃ…」

岡部「何だ寝言か……まったく、助手の分際で脅かしおって」


紅莉栖「むにゃ……えへへ」

岡部「っ///」

岡部「ね、寝顔も中々可愛いではないか///」

岡部「はっ…!い、いかんいかん!危うく機関の術中に嵌るところであった!」

岡部「ふんっ、機関の連中も中々考えたようだな…だがっ!この狂気のメェァッドサイエンティストである、ふぅぉうおういんきょうまを陥れようなど百年早いわぁ!フゥーハハハ!」


紅莉栖「んっ…?」

岡部「!」

紅莉栖「……すぅすぅ」

岡部「ふぅ、起きてはないな…しかし助手が起きては面倒だな……この時間にメイクイーンはもう開いてただろうか?まぁいい、とにかく助手が起きそうな時間まで、何処かラボの外で時間をつぶするか」スタスタ

岡部「………」チラッ

紅莉栖「すぅすぅ」

岡部「あー…助手……いや紅莉栖よ」


紅莉栖「すぅすぅ……」

岡部「その、なんだ……お、俺も貴様の事は、嫌いでない…いや、違うな…すっ、好きと言うか……大好き…だぞ」

紅莉栖「すぅすぅ……」

岡部「貴様が望むのであれば、まぁ、なんと言うか…こっ、恋人同士でも……その、けっ、結婚してやるのも、俺は吝かではないと思っている…」

岡部「……///」


岡部「ふ、ふんっ、こうして貴様が寝ているときにしか素直になれんとは……狂気のマッドサイエンティストが聞いて呆れるな」

岡部「では、良い夢を見るがいい紅莉栖」

ガチャリ…バタンッ

紅莉栖「すぅ………」


紅莉栖「すぅすぅ……」

紅莉栖「すぅ………」

紅莉栖「………」

紅莉栖「………」モゾッ…

紅莉栖「………」ムクリ


紅莉栖「///」

紅莉栖「お、岡部に好きって…大好きって言われた……///」

紅莉栖「しかも、恋人になっても良いって……け、結婚しても良いって……!///」

紅莉栖「………」

紅莉栖「お、おかべっ!!///」バタバタッ


紅莉栖「おかべっ!!」ダキッ

岡部「のわっ、クリスティーナよ、もう起きたのか!?と言うかいきなり後ろから飛びつくでない!危ないだろう!」

紅莉栖「だからティーナってつけるな!つーかさっきみたいに、素直に紅莉栖って呼べ!」

岡部「なっ…!まさか助手、貴様起きてっ…!?」

紅莉栖「ふんっ、もとはと言えば岡部がくだらない事を考えるからでしょ!」


岡部「ぬぅ!では俺は、機関の掌で踊らされていただけとでも言うのかっ…!」

紅莉栖「中二病乙!そんなことは良いから、素直に起きてる私に告白せんか、このヘタレ!」

岡部「なぁっ!貴様この鳳凰院凶真に対してヘタレと言ったかぁ!?貴様こそ俺がいないときにか素直になれんヘタレhentai処女ではないか!!」

紅莉栖「hentaiゆーな!断じて違うから!あれはあれよ…そう、愛よ!愛故の行動であって、決してhentai的思考による行為ではない!はい論破!」

岡部「なんだその無茶苦茶な論破は!」


紅莉栖「うるさいうるさい!そんな事はいいから、とっとと私に告白しろ!即答で受け入れてやるから覚悟しろよ!」

岡部「くっ…これも運命石の扉(シュタインズゲート)の選択だと言うのか……ふっ、ならば仕方あるまい……!紅莉栖よ!」ガシッ

紅莉栖「ひゃっ、ひゃい!///」

岡部「一度しか言わんからよく聞けよ……俺は、岡部倫太郎は、牧瀬紅莉栖を―――!」



おわり

機関に書けって言われたから書いた後悔はしてない
エル・プサイ・コングルゥ

乙・プサイ・コングルゥ



オカクリといえばイチャコメは王道だよね


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