いろは「おかえりなさい、あ、あなた」八幡「……やっぱ先輩にするか……」 (316)

なんか似たようなスレタイのやつの続きです
年始の実家訪問から

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432868390

八幡「親父、じゃあ俺ら部屋戻ってるわ。晩飯できたら呼んでくれ」

いろは「はー、超緊張しました……」

八幡「なんか悪いな。特に親父が変な絡み方して……孫孫孫孫、気がはえーんだよ。結婚もしてねぇのに」

いろは「いえー、優しそうなご両親でよかったです。わたし、何か失礼なことしてませんでしたかー?自分じゃよくわかんないんですよね……」

八幡「んー、別に大丈夫だと思うぞ。お前がトイレ行っていない間にべた褒めしてたし」

いろは「それならよかったですけど……なんて言ってたんですか?」

八幡「あー、なんかいろいろ。お前には分不相応な程可愛い子だ、お前はこれを逃したらもう二度とこんな子と付き合えないとか。いらんお世話だっつの」

いろは「あはっ、でもそれは事実かもしれませんよ?わたしのことー、離しちゃダメですからね?」

八幡「おお……。でも俺がちょっと離したところで、お前がしがみついてるから離れられないんじゃねぇか?」

いろは「うっ……その通りなんですけど、悔しいですね……。わたしがせんぱいから離れられないからって、調子に乗らないでくださいよー?」

八幡「俺がそんな風にできると思ってんのかよ……」

いろは「思ってませーん。せんぱい、決めたら絶対裏切らないってわかってますよー」

八幡「……俺はお前を失うなんて御免だ。離したりしねぇよ」

いろは「えへへ……せんぱい……」

八幡「おい、ここ俺んちだぞ……」

いろは「せんぱいと最初にしたの、ここだったんですけどー……」

八幡「いや、それはそうなんだが……下に親いるだろうが……」

いろは「そのぐらいわかってますよー……だから、キスだけ」

八幡「まぁ、そのぐらいなら……」

いろは「………………」

八幡「………………」

小町「お兄ちゃんいろはさーん、ご飯できたって……」

いろは「………………」

八幡「………………」

小町「………………し、失礼しましたー……」

いろは「………………」

八幡「………………」

いろは「せんぱい。超恥ずかしいんですけど……」

八幡「どんな顔すりゃいいんだ、俺は……」

一一一

いろは「わたし、ほんとに泊まっていいんですか?」

八幡「俺じゃなくて親がそうしてけってんだし、いいだろ。お前が嫌ならいいけど」

いろは「まだ学生なのに、とかそういうの気にされないんでしょうか……」

八幡「んー、結婚前提、ってちゃんと言ったからかもな」

いろは「じゃあ、お言葉に甘えますけどー……。実家に戻るつもりだったから着替えとかはありますし」

八幡「お前が実家戻るのは明日からにするか」

いろは「はいー。うちにも2、3日泊まってから帰りますね」

八幡「おお。俺もそうするわ」

いろは「わかりましたー。そういえばせんぱいの部屋にお泊まりって、初めてですね」

八幡「そういやそうだな。つーか布団敷かねぇと」

いろは「まぁ、確かに一緒のベッドはまずいですよねー」

八幡「それは駄目だろうな、常識的にも……」

いろは「一緒に寝ないの、久しぶりだから寂しいかもです」

八幡「横にいるから……」

いろは「……今日はそれで我慢しときます。それにしても、さっきの食事中、小町ちゃんと目合わせれませんでしたよ……」

八幡「すげぇ気まずかったな……」

いろは「小町ちゃんって、彼氏いるんですかね?」

八幡「やめろその話は。俺は考えないようにしてるんだ。考えると悶えたくなる」

いろは「せんぱいって絶対年下好きですよね……ロリコンですか?」

八幡「ロリコンでは……ない。たぶん。でも妹属性のようなものに弱いかもしれん……」

いろは「わたしも年下じゃなかったら選ばれてないかも、と かたまに思うんですよねー」

八幡「そんなことは……たぶん、ない。俺がお前を好きなのはそんなとこじゃねぇからな」

いろは「わたしの、ど、どこが好きとか、聞いてもいいですか……?」

八幡「……恥ずかしいから言わねぇ」

いろは「えー、せんぱいのいじわるー。そこまで言ったら教えてくださいよー」

八幡「言って変に意識されても嫌だし、言わねぇってば」

いろは「むー、せんぱいも頑固ですね……。そんな子は……こうですっ」

八幡「ちょっ、おいっ、くすぐった……あははっ」

いろは「ほらほらほらー、言わないとやめませんよー?」

八幡「やめっ、もう、調子に乗んなっ」

いろは「きゃー、せんぱいに襲われるー、あはっ」

小町「…………お兄ちゃん、お風呂ど……」

いろは「………………」

八幡「………………」

小町「……ほんと小町、ごめんなさい……」

いろは「………………」

八幡「………………起きろ」

いろは「はい……」

八幡「俺らってもしかして……」

いろは「学習能力ないんですかね……」

一一一

ここまで

ああんなんか変なスペース入ったとこが……

ちょっと前にいろは視点のやつ書き終えたんでよかったらそっちも見てやってください

ボチボチ更新してきまーす

いろは「はー、戻りましたよー」

八幡「おお、おかえり」

いろは「リビングに小町ちゃんいたんですけど、なんかこれまでよりよそよそしい気がしました……」

八幡「……明日フォローしとく……。何言えばいいのかは知らんが……」

いろは「お願いします……。でもいいお湯でしたー。やっぱりうちより広くていいですねー」

八幡「そうだな。うちの風呂二人だと特に狭いからな……」

いろは「広いお風呂かー、いいですねー……。そうだせんぱい、今度温泉行きましょーよ。部屋にもお風呂ついたとこ」

八幡「温泉かぁ。んー……混んでる場所に行くよりは、俺は全然そっちのがいいな。うん、いいんじゃねぇか」

いろは「やたー。候補の場所今度探しときますねー。二泊ぐらいでいいですか?」

八幡「そうだな、月曜年休取れば行けるだろ。つーか俺年休ほぼ全余りだから使わんと……」

いろは「ブラックな会社じゃない、いいとこ入れてよかったですねー。残業代もちゃんと出ますし」

八幡「それなりに就活の努力はしたからな……。成績はよかったし、問題は面接とかグループディスカッションだけだったんだよ」

いろは「あー、わたしも面接とか超嫌でしたねー。適当に誤魔化しながらあしらってたら内定出たんでいいですけど」

八幡「……なんなんだろうな、面接って……。でもまぁ、あれだ。高校のときのクリスマスイベントのあいつ、なんつったっけ。あいつの相手するより八万倍楽だったわ」

いろは「玉縄君のことですか?」

八幡「おお、そいつそいつ。すげぇキャラしてたよなぁ。あいつまだあんな感じなんだろうか、どうでもいいけど」

いろは「いや……割と悪化してる感じですよ、超うざいです」

八幡「そうなのか……って何で知ってんだ、お前」

いろは「いや、その、まだたまに、連絡くるんですよね……」

八幡「はぁ?マジかよ。……もしかして、会ってたりすんのか?」

いろは「い、いえ!もう何年も会ってませんよ。あの人とりあえず意地でも人脈切ろうとしないから……」

八幡「あー、そういうことか……なんとなくわかった……」

いろは「……わたし、あんな人全然タイプじゃないですからね?」

八幡「そ、そんなこと何も言ってねぇだろ……」

いろは「可愛いですねー、せんぱいは」

八幡「うるせぇよ……」

いろは「あ、せんぱい拗ねちゃった。機嫌直してくださいよー。わたしはー、せんぱい以外何もいらないんです。もっと、信用してもらえると嬉しいです」

八幡「……信用してない訳じゃねぇけど……。はぁー、俺は醜いな。すまん」

いろは「いえ……。わたしも、実はそんな感じですから……。せんぱいのこと、言えません」

八幡「そうなのか?お前そんなとこあんま見せねぇけど……」

いろは「見せないようにしてるだけです。わたしはせんぱいが思うほど、純真でもいい子でも、ないんですよ」

八幡「そうか……。幸せって、辛くなることもあるんだな……。知らなかった。でもな、それも含めてお前だから、離さねぇからな」

いろは「……わたし、今泣きそうです……」

八幡「困るから泣かんでくれよ……」

いろは「もー……ここがせんぱいのおうちじゃなければ……」

八幡「……何する気だよ……。そろそろ、寝るか」

いろは「はい……。あの、そっちで寝たら、ダメですか……?」

八幡「……朝になったらベッドに戻れよ。小町にもう見られたくねぇし……」

いろは「はい……。せんぱい、愛してます」

八幡「ちょっと、くっつきすぎだ、暑い……」

いろは「がーまーん、してください」

八幡「あちっ!なにそれ……すげぇ熱いんだけど」

いろは「わたしの息ですよー」

八幡「あー、服の上から……もういいから、寝るぞ」

いろは「はーい、明日からちょっと一緒に寝れませんから、今の熱さを覚えといてくださいね」

八幡「……思い出すほうがしんどいだろ……」

いろは「えへへー、帰ったら……たくさん愛したげますからね」

八幡「はいはい……おやすみ」

いろは「おやすみなさい、せんぱい」

一一一

ここまで


いろは「おかえりなさい、せんぱい」八幡「いい加減先輩ってのは……」

いろは視点 
一色いろはは諦めきれない

下はそんな甘くもないし台本でもないす

続きはまたそのうち

おお、朝早くからレス嬉しいです

一応前の続きなので直接的な描写は避けますが、会話の内容で想像してください

続き

いろは「おはよーです、せんぱい」

八幡「おお、おはよ。今日送ってくけどいつ出る?」

いろは「朝ごはん食べてー、初詣行きません?その後わたし実家戻りますから」

八幡「初詣かー……。人、多いよなぁ……」

いろは「そう思ってわざわざ二日目にしたんですけどー。ダメですか?」

八幡「まぁ、いいか……。何願うんだ?」

いろは「そういうのはー、人に言わないもんですよー」

八幡「あっそ……ほんじゃ朝飯食うか」

一一一

いろは「じゃあせんぱい、ここで」

八幡「おお、気を付けてな。親御さんによろしく」

いろは「はい。来年はうちにも来てくださいよ?」

八幡「ど、努力する……」

いろは「寂しくなったら電話してきてくださいね」

八幡「しねぇよ……。家族の団らんを邪魔したくねぇし。そんじゃな。あ、戻る前に連絡くれ」

いろは「はいー。たぶん明後日には帰りますよ。それ以上は耐えれないので……」

八幡「おお、またな」

いろは「はーい、またでーす」

一一一

いろは「せんぱいっ、ただいまーーーっ」

八幡「おー、おかえ……だあっ、飛び付くな、いてぇよ……」

いろは「会いたかった会いたかったもう手とか足とか震えるぐらい会いたかったですー」

八幡「そりゃ病気だな……」

いろは「はい絶対病気です……もう体も頭も……」

八幡「とりあえず、玄関だし部屋行こうぜ」

いろは「ダメー。このまま、もうちょっと……せんぱい成分を補充しないと動けません」

八幡「わかったよ……」

いろは「頭、撫でてください」

八幡「はいはい……」

いろは「もっと強く抱き締めてください」

八幡「はいはい……」

いろは「キス、してください」

八幡「………………」

いろは「ん………………んんっ………………」

八幡「………………満足したか?」

いろは「もっと………………んっ………………」

八幡「…………はぁっ………………」

いろは「いつもより激しくないですかね……」

八幡「……嫌か?」

いろは「嫌なわけないです……。せんぱい、さっきからなんか当たってるんですけどー……」

八幡「これは……その、あれだ……。会いたかったのはお前だけじゃないってことだ……」

いろは「えへへ、超嬉しいですけどー、夜まで、おあずけです。目一杯焦らしましょう」

八幡「……くっ、弄ばれてるな俺……」

いろは「そんな顔しないでくださいよ……。ドキドキしちゃいます……。我慢してるの、せんぱいだけじゃないんですよ?」

八幡「……そうなのか?」

いろは「そうですよ。してるに決まってるじゃないですかー……ほら……こんなに……」

八幡「……すっげ……」

いろは「……せんぱいが好きそうな下着、買ってきましたから……夜に、ね?」

八幡「お、おお……改めて言われると恥ずいな……」

いろは「あともうひとつ、せんぱいが前言ってたやつ……」

八幡「なんか言ったっけ……?」

いろは「結構前に……。こ、高校の時の、制服。持ってきましたから……」

八幡「そ、そうか……。俺我慢できる気があんましねぇんだけど……」

いろは「が、がんばりましょー。わたしも自信なくなってきましたけど……」

八幡「一緒に写経でもやるか……」

いろは「は?やるわけないで……あはっ、写経って、せんぱいバカすぎですっ。あははっ」

八幡「まあ写経なんかできねぇしな……。補充、もういいか?」

いろは「はい、充電かんりょーです。ちょっとしすぎました」

八幡「……おかえり、いろは」

いろは「はい……ただいま帰りましたよー、せーんぱい」

一一一

いろは「じゃあ、着替えるので……呼んだら来てください」

八幡「お、おお……」

八幡「………………」

八幡「………………」

いろは「せんぱい、来て、いいですよ……」

八幡「おう……」

いろは「ど、どうですか……?きつくはないので、スタイルは変わってないと思うんですが……」

八幡「………………」

いろは「ちょっと……なにか言ってください……。恥ずかしいんですから……」

八幡「あ、いや、悪い……。あのときのお前だな……。すげぇ可愛い」

いろは「えへへ、嬉しいなー……。せんぱい、興奮、しますか?」

八幡「ちょっともう、ヤバい……」

いろは「せっかくだからせんぱいにも、制服持ってきてもらえばよかったですね」

八幡「嫌だよ俺は……」

いろは「わたしだって恥ずかしいし、見たいのにー……。わたしはあの時から……んんっ」

八幡「………………はーっ……」

いろは「やらしい、せんぱい……。なにかリクエスト、ありますか?こうしてほしい、とか……」

八幡「…………脚、広げて……」

いろは「………………これで、いい、ですか……?」

八幡「……なんでこんなんなってんだよ……変態」

いろは「……うぅー……新しい下着なのに……」

八幡「今日は寝れねぇな、これは……」

いろは「……寝かせるわけ、ないです」

八幡「………………」

いろは「……やっ…………んんっ………………」

一一一

八幡「はぁーっ、はぁーっ……もう、無理……」

いろは「わたしももー無理……立てません……あうぅ……」

八幡「このまま寝るか……」

いろは「はいー……。あ、起きたらシーツ、洗いますね……」

八幡「お、おお、そだな……」

いろは「これって、会えなかったせいか、制服のせいか、どっちですかね……」

八幡「知らんが、たぶんどっちもだろ……」

いろは「じゃあ、たまに着るってことで、いいですか……?」

八幡「お、おお……。すげぇわ、女子高生……」

いろは「なんかオヤジっぽいのでそれはやめてください……」

八幡「あの頃からお前は、こんなに可愛かったんだな……そりゃモテるよ……」

いろは「……でも、ずっと彼氏いませんでしたからねー。せんぱいのせいで」

八幡「俺のせいかよ……俺のせいだな」

いろは「……今が幸せだから、許してあげます。わたしは過去の事は水に流せるので」

八幡「……あ、そう。うあー、明日から仕事だなー……」

いろは「ですねー。頑張ってくださいね、せんぱい」

八幡「おお、俺とお前のこの場所を、守んないとな。昼飯なんか食いたいもんあるか?」

いろは「んー、天ぷら食べたいです」

八幡「じゃあどっか食べに出るか……。ふぁぁ……」

いろは「ふぁぁ……。わたしも眠ーい、寝ますかー」

八幡「おやすみー……」

いろは「おやすみなさい。それにしても裸で昼まで寝るとか、乱れてますかねー、わたしたち……」

八幡「とりあえず、とても人には言えねぇなこんなの……。まあ、愛してるからいいんじゃねぇの。もう寝るおやすみー……」

いろは「おやすみなさい……。もうちゃんと頭働いてなさそうですね……。わたしも寝よー……」

八幡「………………」

いろは「………………」

八幡「…………くかー…………いろぁ…………好きだ…………かー…………」

いろは「ずっと……一緒です……。せんぱい………………すー…………むにゃ………………」

一一一

ここまで

また、そのうち

いろは「せんぱーい、旅行の準備できましたかー?」

八幡「おお、俺荷物着替えぐらいしかないからな。お前こそできたのか?」

いろは「わたしもできましたよー。どうしよう、超楽しみなんですけどー」

八幡「ちゃんとした旅行なんか久々だしな。俺もゆっくりできそうだから楽しみだわ」

いろは「ゆっくり……できますかねー?」

八幡「……なにその言い方。ゆっくりするよ俺は……」

いろは「えへへー、まぁ、楽しみましょうね」

八幡「おお。でもそんな遠くないけどよかったのか?もっと遠出してもよかったんだぞ」

いろは「せんぱいと一緒に広いお風呂入れたら、なんでもいーんですよ。場所はそんなに関係ないです」

八幡「そんならそこらのラブホでも……」

いろは「それは味気ないからダメですー。いやそれはそれで悪くないんですけど……温泉がいいんですよ!個室!温泉!旅館!……わかりませんか?」

八幡「まぁなんか風情的なもんかね……わからんでもないな確かに」

いろは「でしょでしょー?あー、楽しみたのしみー」

八幡「床を転がるなよ……。珍しくえらいはしゃいでんな。そういえばお前卒業旅行とか行かねぇの?」

いろは「行きますよー。北海道を予定してます」

八幡「あ、行くのね……」

いろは「……女同士四人ですからね?」

八幡「だから聞いてねぇっての……」

いろは「聞かれてないけど言いました。せんぱいに余計な心配かけたくないですから」

八幡「つーかお前、女友達とかいたんだな……」

いろは「そりゃいますよ……わたしをなんだと思ってるんですか……。そこはせんぱいと一緒にしないでください」

八幡「そうだな、それが普通だよな……」

いろは「そうですよ……。せんぱいがそんなだから、あんまりそういう話しないだけです」

八幡「……すまん、本当に」

いろは「い、いや、そんな謝らないでください。責めてるつもりなんかないんですから……」

八幡「そうか……。でも、今さらだけど、俺こんなんでもいいのか?」

いろは「いいんです。そんなせんぱいが、好きなんです。でも……」

八幡「でも?」

いろは「せんぱい嫌がるからしないんですけど、わたし、ほんとは友達にせんぱい会わせて自慢したいんですよ?わたしの好きな人はこんなに素敵なんだって」

八幡「いや、それはやめとけよ……。俺はどう思われようと構わんけど、お前が……」

いろは「せんぱい」

八幡「なに……。苦しいんだけど……」

いろは「わたしの友達も、せんぱいも、絶対そんなことないですから。自信、持ってください」

八幡「……ありがとな」

いろは「というかですね、せんぱいも気付いてないってことはないと思うんですが……凄いモテてるんですけど……」

八幡「いやいや……モテるってのはお前のことだろ……。どんだけ言い寄られてるんだよ……」

いろは「いやわたしのはモテてるとは違ってて、愛嬌振りまいてるからみんな優しいだけで……」

八幡「よく言うよ。お前大学のミスも取ってるのにそれだけなわけねぇだろうが」

いろは「はー?じゃあせんぱいこそ、そのミスのわたしと前年ミスの結衣先輩、それに雪ノ下先輩とかからも言い寄られてたのに何言ってるんですか」

八幡「それは、あれだ、モテてるのとはちげぇだろ」

いろは「いーや、モテてます。なんか友達にせんぱい会わせるの心配になってきました。せんぱいが惚れられるんじゃないかって」

八幡「んなわけねぇだろ……。何を言おうとお前のがモテ……ん、どした……」

いろは「いや、なーんか……凄い会話してるなーと……あはっ」

八幡「……確かにな……つーか、あれだな……。聞く人が聞けば、刺されそうな感じだな……」

いろは「もうやめましょうか……。もうモテてようとモテてなかろうと、どっちでもいいです。せんぱいが好きなのは変わりませんし」

八幡「そうだな、俺もそれは変わんねぇし」

いろは「……嬉しいです、せんぱい。で、なんの話してましたっけ?」

八幡「なんだっけな……俺も忘れた」

いろは「あははっ。まぁ明日出発ですし、早目に寝ましょうか」

八幡「そうだな、寝るか」

いろは「ほらせんぱい、こっち、来て……」

八幡「はいよ……。体あっち向けろ、あっち」

いろは「なんでですか……あぅ……」

八幡「今日はこうして寝る……」

いろは「は、はい……どうしたんですか?嬉しいからいいんですけど……」

八幡「なんとなく……こうしたくなっただけだ」

いろは「おやすみなさい、せんぱい。明日、温泉いっぱい入りましょうね」

八幡「おお、のんびりするか……。おやすみ」

一一一

ここまで

またそのうち

いろは「わぁー……すごーい。超いい部屋じゃないですかせんぱいー」

八幡「お前が決めたんだろうが……それなりの値段するし。けどまぁいい部屋だな」

いろは「おもてなしもなんか凄いですね、部屋に専属で一人、仲居さんつくって言ってましたよね」

八幡「おお、言ってたな……。うおぉ、部屋風呂もすげぇな、ちょっと見てみろよ」

いろは「うわぁー、なんですかこれ……広いし眺め超すごいですよ……。きゃーっ、下は川流れてますよ!」

八幡「これは……来て、よかったかもな」

いろは「せんぱいとこんなところにこれて、わたし超嬉しいです」

八幡「いろは」

いろは「ん………………」

八幡「………………。なぁ、これからどうする?」

いろは「せんぱいって、なんか……またちょっと、変わりましたよね……」

八幡「な、何がだ」

いろは「ええと、なんというか……。嬉しい変化なんですよ?積極的……とは違いますかね、せんぱいのほうから、ちゃんとしてくれるっていうか……。な、なんか恥ずかしいですね」

八幡「あ、あー……。俺、お前のことまだまだわかんねぇんだけどな、けど、少しだけ……自分に素直になるようにはなった……かな」

いろは「えーと、つまり……せんぱいは自分のやりたいようにやってる、ってことですか?」

八幡「んー……まあ、そうだ」

いろは「……せんぱい。わたし今、確信しました」

八幡「何を?」

いろは「えへへ、わたしとー、せんぱいの相性はー、最高だってことを、です」

八幡「……なんで?」

いろは「最近とか、さっきとかもー、せんぱいがやりたいようにやったんですよね?それって全部、わたしがしてほしいなって思った時なんです」

八幡「……そうか。俺お前のことわかってないって思ってたんだけどな……」

いろは「わかってないけど、わかってくれてるってことです」

八幡「……なんだそれ。けどまぁ……なんだ、いいもんだな。わかったような気になれるってのは」

いろは「わたしとせんぱいは他人だから、完全に理解はできないですけど……もっと、わかり合いたいです」

八幡「……そうだな、ずっと、一緒だ」

いろは「それってもしかして、プロポーズ、ですか……?」

八幡「あ、いやその、ちが……うこともないけど、話の流れで……。また、ちゃんと言う……そのうち」

いろは「……はい、待ってますね」

八幡「言っとくが金もっと貯めてからだし、そんなすぐじゃねぇからな……」

いろは「わたしも働きますから……超イヤですけど。我慢します……そしたら早くなりますよね」

八幡「……かもな。晩飯の前に大浴場行っとくか」

いろは「そうですね、大浴場も入っときたいですし!」

八幡「俺出たらロビーで待ってるから、旅館ちょっとうろつこうぜ」

いろは「はーい、じゃあこのまま行っちゃいますかー」

八幡「おし、行くかー」

いろは「おー。…………あはっ」

八幡「ん?」

いろは「いえ。楽しいなって、思っただけです」

八幡「そりゃよかった。調子に乗ってのぼせんなよ」

いろは「はーい。でもせんぱいも、ですよ。いつもよりテンション高いみたいですから」

八幡「……はいはい、気を付けますよ」

一一一

いろは「せんぱーい、お待たせしましたー」

八幡「おお、別にいいよ。どうだった?」

いろは「超いいお湯でした。いろんなお風呂ありましたし。眺めも最高です。わたしここに住みたいです」

八幡「無茶言うなよ……。時間で男女の風呂入れ替わるらしいから、明日も入っとくか」

いろは「はいー。お肌つやつやになるまで入りましょう。じゃあ探索行きますかー」

八幡「卓球台、あんのかね」

いろは「それが目的ですか……まぁ、あったらやりますけど」

八幡「あ、そうだ。その、それ、浴衣」

いろは「え?な、なにか、着方とか変ですかね?」

八幡「いや、ちが……似合ってて、可愛いな」

いろは「……あ、ありがとうございます……」

八幡「お、おお……」

いろは「せんぱいの、そういうのって……すっごいたまにしか言ってくれないから、ほんと嬉しくなるんですよ……。わたし、弄ばれてません?」

八幡「失敬な……じゃあもう言わねぇぞ」

いろは「イヤです、もっと言ってください。あと八万回ぐらい」

八幡「八幡だけに?」

いろは「はっ!せんぱいが何回もくだんないこと言ってるから移っちゃったじゃないですかー!超くだらないのに……」

八幡「そんなにつまらないと思われてたのか……」

いろは「……面白いと思ってたってことに驚きです」

八幡「いいよもう……」

いろは「落ち込まないでくださいー。面白くはないですけど、可愛いですから」

八幡「……くそ、弄ばれてるの絶対俺だろ……。行くぞ」

いろは「はーい、せんぱい、手」

八幡「………………」

いろは「夫婦に見えますかね、わたしたち」

八幡「さぁ……どうだろうな」

一一一

いろは「はー、おいしかったですねせんぱいー。なんかセレブになった気分です」

八幡「焼きがににカニ刺しに、なんかもうすげぇ旨かった。来てよかったな本当に」

いろは「はいー。また、来れますよね?」

八幡「おお、俺の働き次第でな……」

いろは「もうすぐわたしの稼ぎも加わりますから!でも休み合わなくなるとイヤですねー……」

八幡「ま、そこら辺は実際働いてみないとなんともな……」

いろは「んー、せんぱい。そろそろお風呂、行きませんか?」

八幡「そうだな、入るか……」

いろは「じゃあ………………」

八幡「普通に脱ぐのってなんか恥ずいな………………」

いろは「それでは……きゃーっ、寒い寒いー!」

八幡「さぶっ!早く湯船入れ湯船っ」

いろは「うへぁ……超きもちいー」

八幡「変な声出すなよ……うぁー、でもこれは気分いいな」

いろは「屋根があるだけで完全屋外ですからねー……。あ、せんぱい星見えますよ」

八幡「本当だな……。うちにもこれ欲しくなるなぁ」

いろは「せんぱいって案外ロマンチストだから、星とか好きですよね」

八幡「おお、好きだぞ。ぼーっと眺めていろんなことを考えれるのはぼっちの特権だ」

いろは「もうぼっちじゃありませんけどね」

八幡「わかってるよそんなの……。でもちょっとだけ、眺めてるわ」

いろは「はい、いいですよ。わたしはせんぱいを眺めてます」

八幡「いや、景色とか見ろよ……。ほら、月明かりの木々とか。もしかしたら誰か見てるかもしれんぞ」

いろは「やだ、怖いこと言わないでくださいよ……」

八幡「冗談だよ。いやでも本当にいいな、これ……。吸い込まれそうな星空ってのはこんなんのことを言うのかもな」

いろは「………………」

八幡「………………」

いろは「……せんぱい、ちょっと」

八幡「ん?おい、何をする……」

いろは「いいこと、ですよ……ん………………」

八幡「ムードも何もあったもんじゃねぇな……。ていうかな、マジでそんなんどこで覚えてくんの?まさか変な店とか……いってぇ!」

いろは「バカなこと言うからですよー。主な情報源はせんぱいのパソコンです」

八幡「……なんで偽装バレてんだ……」

いろは「……わたしがいるのに、あんなのまだあるなんて悔しいじゃないですか……」

八幡「さ、最近はもう集めてないから……。いろは、ちょっと」

いろは「ふぁい?」

八幡「………………。交代だ、そこ座れ」

いろは「は、はい……。体冷えちゃいますよ……」

八幡「ちょっと我慢しろ……。…………っ……」

いろは「……やっ…………せんぱ…………んっ…………」

八幡「…………はっ………………」

いろは「……あっ…………んんっ…………もっと………………」

八幡「はぁっ……風邪引くから、続きは部屋でな」

いろは「はーっ…………はぃ…………」

八幡「もっかい暖まるぞ。こっちこい」

いろは「……はうぅ………………。星見るの邪魔してごめんなさい……」

八幡「……別にいい、そんなの。後でまた一人で入るから。今は一人じゃないから、いいんだ」

いろは「……せんぱいといると、いろんな初めてがもらえますね……。幸せです」

八幡「そりゃ俺もだ……。……じゃあ、布団いくか」

いろは「……はい」

八幡「念のため言っとくが……ちゃんと浴衣着て自分の布団で寝ろよ……。朝仲居さんくるだろうし」

いろは「そ、そのぐらいわかってますよ……。でも、手繋いで寝るぐらい、いいですよね」

八幡「……そうだな、いいんじゃないか」

一一一

ここまで

なんか思ったより長くなりそうだなー……
続きはまたそのうち

書くからには何か突き抜けたいので、これは突き抜けた甘さを目指してます

といいつつ今回は甘さ控えめ

いろは「じゃあ、せんぱい、行ってきますね」

八幡「おお。せっかくの卒業旅行なんだから楽しんでこいよ」

いろは「はいー。しばらく会えないのは寂しいですけど……。せんぱいも、楽しんでくださいね」

八幡「ん?まぁ一人の生活は久々だしな。ボチボチやるわ」

いろは「……はい。そうですね、ボチボチで。んー……」

八幡「……はいはい………………」

いろは「あはっ、せんぱい、いってきまーす。浮気しちゃヤですからね」

八幡「しねぇよ。お前こそナンパされてついてくなよ」

いろは「そんなことしませんよー。またでーす」

八幡「またな」

八幡「……さて、仕事いくか……」

一一一

八幡「ただいまー……つってもあいついねぇんだったな……」

八幡「……よし、明日は休みだし、風呂入って本読むか」

八幡「………………」

八幡「………………」

八幡「………………あん?誰だこんな時間に……」

八幡「………………なんでお前らがいんの?」

結衣「やっはろーヒッキー。久しぶりー」

雪乃「久しぶりね、比企谷君」

八幡「な、なんの用だ……」

結衣「まぁまぁ、とりあえず上がるから、入り口開けてー」

雪乃「荷物も重いから早く開けなさい」

八幡「なんで命令されてんだ……」

八幡「………………何しにきたんだ?」

結衣「それじゃあお邪魔しまーす」

雪乃「お邪魔するわ」

八幡「おい、勝手に……あーもう、なんなんだ一体……」

雪乃「一色さんから聞いたのよ」

八幡「何を?」

結衣「卒業旅行で家を空けるから、先輩をよろしくって」

八幡「何をよろしくされるんだよ……」

雪乃「もうすぐ結婚するんでしょう?」

結衣「そ。もう三人で会えなくなりそうだからさ」

八幡「……そうなの?」

雪乃「当たり前じゃない。所帯持ちの人とそんな風にはなかなかね。こちらが気を使うわよ」

八幡「いや、ちょっと待て、まだその、正式なプロポーズとかはしてねぇぞ俺……」

結衣「……いろはちゃん、言ってること違うじゃん……」

雪乃「はぁ……。でも来てしまったのだし仕方がないわ。昔みたいに飲み明かすわよ」

結衣「……そだね。お酒いっぱい買ってきたし。付き合ってよ、ヒッキー」

八幡「子供じゃないとか言いながら学生のノリじゃねぇか……。何がなんだかよくわからんが、まぁ、うん……」

結衣「やったー、ほんとに久々だねーゆきのん」

雪乃「そうね、比企谷君に傷物にされて以来かしら……」

八幡「また人聞きの悪いことを……」

結衣「とりあえず乾杯しよっか。ゆきのん最初からワインなの?」

雪乃「安いお酒は口に合わないからちゃんと買ってきたわ。比企谷君は発泡酒でも飲んでなさい」

八幡「発泡酒バカにすんなよ、このブルジョワめ」

結衣「じゃあ、えーと、なんだろ?奉仕部に乾杯?」

雪乃「……乾杯」

八幡「……なんだそりゃ。まぁいいか……乾杯」

一一一

雪乃「……だからね、比企谷君は最低なのよ」

八幡「うるせぇよ何回も何回も同じことを……。お前説教癖やめろ本当に」

結衣「いーやっ、ヒッキーはほんと最低だよ。あたしもヒッキーには振り回されっぱなしだったんだから」

八幡「はいはい、俺が悪いですよ大体全部」

雪乃「なんなのその開き直りは……。で、一色さんとはうまくやっているの?」

八幡「唐突だなおい……。まぁ、やれてると思うわ、お陰様でな」

雪乃「まぁそうよね……。一色さんが結婚とか言うぐらいだものね……」

結衣「まだって言ってたけど、いつすんの?」

八幡「さぁな。俺は別にいつでもいいっちゃいいんだが、あいつも入社してすぐ……とかは、あれだよ。まぁいろいろあんだよ。だから後1、2年ぐらいじゃねぇの」

結衣「そっか、ふーん……」

雪乃「結婚式にはもちろん招待してもらえるのよね?」

八幡「当たり前だろ。親よりも先にお前らを招待してやるよ」

結衣「……ゆきのーん、なんかムカつかないー?」

雪乃「ええ、非常に腹立たしいわね」

八幡「なんて言やよかったんだよ……。もう二人して絡むなようぜぇ……」

雪乃「ふふっ。でもうまくいったらの話でしょう?あなたのことだから、わけのわからない屁理屈で怒らせたりもあるでしょうし、わからないわよね」

結衣「あー、超ありそうだよねそれ」

八幡「なんなんだお前らは……。人に絡む前に、お前らこそどうすんだよ」

雪乃「あら、そんなことあなたに心配されるまでもないわ。お付き合いしてる人ならいるもの」

八幡「……え?」

結衣「あたしも彼氏いるよー」

八幡「ええっ!?お前らそんなこと一言も……」

雪乃「あなたに事細かに報告する必要はないでしょう?」

八幡「いや、そうなんだけどよ……。だったらお前らこんなことしてていいのかよ」

結衣「別にいいんじゃん?友達と飲んでるだけだし。今さらヒッキーとなんかあるわけないじゃん」

八幡「………………」

雪乃「そうね、二人ならともかく、三人だもの」

八幡「そ、そうか。そういうもんか……」

結衣「そうそう、そういうもんだよ。ヒッキーもしかして、まだなんか期待してんの?」

雪乃「もしそうなら、改めなさい。私や結衣さんの中心に、いつまでもあなたがいると思ったらそれは思い上がりよ」

八幡「……お、思ってねぇよそんなこと」

雪乃「……そう?ならいいのだけれど。私をちゃんと見て、踏み込んでくれる人はあなただけじゃないのよ」

八幡「……そうみたいだな。なんであいつ、こんなことしたんだと思う?」

結衣「それはちゃんと自分で考えなきゃダメだよ、ヒッキー」

雪乃「一人で考えるのは、得意でしょう?」

八幡「……そうだな。そうする」

結衣「ほらヒッキー、じゃんじゃん飲みなよ。明日休みなんでしょ?」

八幡「お前らもそうだからここに来てんだろ。仕事どうなんだよお前らは。俺はいつでもやめたい気分だ」

雪乃「相変わらずね、比企谷君は……。私は別に、順調よ」

結衣「あたしはまぁ……それなりに……」

八幡「うわぁ、こいつ駄目っぽそう……」

結衣「ムッカー!ぜ、全然ダメじゃないし!超頑張ってるし!」

雪乃「結衣さんなら大丈夫よ。根拠はないけど」

結衣「そう言ってくれるのはゆきのんだけだよーっ」

八幡「百合なら他所でやれ他所で……。つーかいつの間に結衣さんになったんだよ」

雪乃「私の生涯の親友だもの。名前呼びぐらいするわ」

結衣「ゆきのんー……やっぱり、ゆきのんも丸くなったよねー」

八幡「確かに、変わったよなぁ、お前……」

雪乃「……いつまでも、あの頃のままではいられないもの。私も、あなただってそうでしょう」

八幡「あの頃か……。なんかいろいろあったな、本当に……。今から思えば全部くだらねぇことなんだけどな」

結衣「でも、楽しかったね……。悲しいこともたくさんあったけどさ」

雪乃「結局今、私達はこうしているのだから、間違いじゃなかったのよ、きっと。思い出したくないこともたくさんあるけど……」

八幡「……お前最初無茶苦茶言ってたもんな。由比ヶ浜は知らねぇだろうけど」

結衣「えーなになに。ゆきのん最初どんなこと言ってたの?」

雪乃「それはあなたでも教えられないわ……」

八幡「くっくっ……あのな、こいつ最初は世界を……」

雪乃「やめなさい。いや、やめて下さい本当にお願いよ……。若かったのよ、あの時は……」

結衣「うわっ、ゆきのん必死だ!」

八幡「わかったよ……。俺も言われたくねぇことあるしな……」

雪乃「そうね。それで、本物は見つかったの?」

八幡「お前なんでそこでそれ言うわけ?馬鹿なの?わかんねぇよ未だにそんなの……」

雪乃「あら、言われたくないことってこれのことだったのね」

結衣「あ、ゆきのん。あの依頼ってまだ終わってないんだよね?どうするの?」

雪乃「一部は一色さんに、もう引き継いでいるわ。でもまだ終わっていないつもりよ」

八幡「なぁ、依頼ってなんの話だ?まだそんな奉仕部の真似事みたいなことやってんの?」

雪乃「真似事じゃないわ。あの頃の、続きよ」

結衣「じゃあたぶん、まだまだ続きそうだね」

雪乃「形は変わっても……ね。比企谷君、私達は、あなたの、なに?」

八幡「またいきなりだな……。なに、か。それを表す適切な言葉はよく知らねぇんだけど、家族とか親友、みたいなもんじゃねえの。もしくは戦友とか」

結衣「ま、そんなもんかなぁ……。ヒッキー、いろはちゃんのこと、好き?」

八幡「……ああ。ベタ惚れだ」

雪乃「私達よりも?」

八幡「そんな聞き方するかね……。好きとか嫌いで言うなら、お前らもあれだ、大好きだよ、俺は……。小町と同じような分類だ」

雪乃「……比企谷君も、そういうこと、素直に言えるようになったのね」

結衣「んー……じゃああたしとかゆきのんが、今からヒッキーに迫ったらどうすんの?一晩でもいいから、って」

八幡「……お前らはそんなことしねぇよ。もしされても、俺はあいつを裏切るつもりはない。絶対に」

結衣「……合格かな?」

雪乃「いいんじゃないかしら?」

八幡「……試されてた?もしかして」

結衣「あーあ。ゆきのん、今度いろはちゃんとも飲みにいこーよ」

雪乃「そうね、それもいいわね」

八幡「超無視されてんだけど、俺……」

雪乃「さっき、比企谷君はもう私達の中心ではないと言ったけれど……私達から、あなたが消えることはないわ」

結衣「ヒッキーも、だよね?」

八幡「……当たり前だろ。あんなトラウマ、消えねぇよ」

結衣「あたしたちトラウマなの!?」

雪乃「そんなものよね……。三人で傷つけあってたんだもの」

八幡「そんなもんだな……。ちょっと聞きたいんだが、お前らの相手って、俺みたいなのがいても、嫌な気はしねぇのかな」

結衣「うーん、気にしないってことはないと思う……。でもさ、それをわかって、許容してくれる人じゃなきゃ、あたしたちはダメなんじゃないかな……」

八幡「……迷惑だな、俺もお前らも」

雪乃「多かれ少なかれ、誰でもそういうものはあるものじゃないのかしら……」

八幡「さぁな、一般論なんかわかんねぇよ。俺にこんな話ができる友達がいるわけないだろ。お前ら以外に」

結衣「そこは相変わらずだね……。それ以外のとことか、みんないろいろ変わったけどさ……」

雪乃「変わらないものもあると、いいわね」

八幡「……そうだな。ほれ、しんみりすんなよ。飲め飲め」

結衣「あ、そうだ。優美子とかとべっちの話聞きたい?」

雪乃「いえ、別に」

八幡「特に興味はねぇな」

結衣「なんでよ!ちゃんと聞いてよ!いいよもう勝手に話すから。えーとね、優美子はねー……」

八幡「最初から聞くなよだったら……」

雪乃「全くね……。ふふっ」

八幡「……ははっ」

結衣「ちょっと二人とも、聞いてるの?」

八幡「聞いてるよ……もっとお前の話、聞かせてくれ」

雪乃「そうね。いろいろ聞かせてもらえるかしら」

一一一

八幡「………………くかー………………かー………………」

結衣「……ゆきのん」

雪乃「ええ、行きましょうか……」

結衣「……あ、ちょっと待って」

雪乃「?」

結衣「…………これでよしっと。またね、ヒッキー」

雪乃「………………またね、比企谷君」

一一一

八幡「………………んお、寝ちまってた。おい、起こして……あれ」

八幡「いねぇじゃん……。帰ったのか……。ん、なんだこりゃ」

[いろはちゃんを泣かせたら承知しないからね!幸せに、なってね。 ゆい]

[式場でまた会いましょう]

八幡「………………ありがとな」

一一一

八幡「ただいまー」

いろは「せんぱーい!おかえりなさーい」

八幡「っだぁ!だから飛び付くな……。おかえり、いろは。北海道どうだった?」

いろは「超よかったですよ。わたしあそこに住みたいです」

八幡「……お前とならどこでも楽しくやれそうだな」

いろは「はい?」

八幡「なんでもねぇよ。それよりなんだあいつらは。余計な気……というかどういうつもりだ」

いろは「だってせんぱい、わたしと暮らし始めてから三人で会わないようにしてたじゃないですか」

八幡「そりゃまぁな……お前にも悪いし……」

いろは「悪い、と思うのがもう悪いです。そういう気がないなら悪いなんて思わないでください」

八幡「……おお。嫉妬、しないのか?」

いろは「しますってば、ちょっとは……。でも、わたしも結衣先輩と雪ノ下先輩、好きですから」

八幡「凄いな、お前」

いろは「そういう面倒くさいの、全部含めてせんぱいですから。そのぐらいできないと、せんぱいの相手なんてしてられませんよ」

八幡「………………お前と一緒にいれて、幸せだな。俺は」

いろは「知ってます。わたしといれるのに幸せじゃないわけないです。だから……」

八幡「……わかってるよ。幸せにする、約束だ」

いろは「えへへ、んー………………」

八幡「………………」

いろは「次、会うときはわたしも一緒ですからね。さぁ、いろいろお土産ありますから食べましょうせんぱい」

八幡「それもいいけど、お前の話をもっと聞かせてくれよ」

いろは「……珍しいですね、そんなこと言うの」

八幡「そうか?………………そうかもな」

一一一

ここまで

蛇足かなぁと思いつつ、書いてたら消すのが忍びなくなって投下に至る

またそのうち

誰も気にしないし間違いじゃないけど修正

>>145
結衣「あたしも彼氏いるよー」
→結衣「……あたしも彼氏いるよー」

一一一

いろは「ただいまですせんぱーい、遅くなりましたー」

八幡「おかえり。水飲むか?」

いろは「水よりもー、せんぱいのキスがほしいですかねー」

八幡「やだよ、酒くせぇし。おい脱ぐのはいいけどちゃんと掛けとけよ。スーツシワになるだろ」

いろは「そう言いながらちゃんと掛けてくれるせんぱいが大好きですよー」

八幡「酔っぱらいに言われてもなぁ……。しかし毎日遅くまでよくやるな、お前」

いろは「研修中だからか、なんか毎日いろんな同期の人に誘われるんですよぅ……」

八幡「まぁ、仕方ないか……。俺も研修中は結構行ってたからな」

いろは「わたしはたまにで十分なんですけどねー。せんぱいといるほうが楽しいですし……」

八幡「……そうか。明日はどうなんだ?」

いろは「明日はあるって聞いてないですねー。どうかしましたか?」

八幡「いや……。俺も明日帰るの早そうだし、たまには晩飯作ろうかなと」

いろは「やたー、せんぱいの手料理久しぶりですねー。超楽しみにしときます♪」

八幡「あんま期待されても困るが、頑張るわ。ほれ、風呂行って酔い醒ましてこい」

いろは「せんぱい一緒に入りましょー」

八幡「俺もう入ったっつの……」

いろは「わたしのからだー、洗いたくないですかー?洗ってくれませんかー?」

八幡「くっそ、ズルいぞお前……。けど行かねぇ!一人で行ってこい」

いろは「はーい……。最近せんぱいが冷たいです……」

八幡「……布団で待ってるから、早く出ろよ」

いろは「わ、わかりましたっ、ではっ」

八幡「おい、着替えとタオルは……。はぁ、持ってってやるか……」

一一一

八幡「……よし、下ごしらえは完璧だ」

八幡「冷めるとあれだし、あいつ帰ってから作るか……」

八幡「………………」

八幡「………………」

八幡「おっせぇなあいつ……連絡もねぇし……」

八幡「まさか何かあったんじゃねぇだろうな。電話してみるか……」

八幡「…………もしもし、今どこに……」

いろは「あ、せんぱいですかー?すいませーん、同期の子と帰ろうとしてたら、なんか偉い人誘われまして……」

八幡「はぁ?また飲みに行ってんのか?」

いろは「はいー……断れる雰囲気じゃなかったんですよー」

八幡「それなら仕方ねぇけど……一言なんか連絡くれよ」

いろは「えーなんですか?すいません、周りがうるさくてー。はーい。ごめんなさい、呼ばれてるので切りますねー」

八幡「おい…………なんだくそっ」

八幡「はぁ……とりあえず作って飯食うか……」

一一一

いろは「たっだいまでーす。あれ……真っ暗だ、せんぱいもう寝ちゃいました?」

八幡「……おかえり。遅かったな」

いろは「ごめんなさい……。突然だったんですよほんとにー、みんな行くって言うし……」

八幡「もういいけど……連絡してくれよ。お前の分の飯は明日の朝にでも食うから置いといてくれ」

いろは「え?今から食べますよー。せっかくのせんぱいの手料理なんですし」

八幡「はぁ?お前もう食ってきたんじゃねぇの?」

いろは「飲みはしましたけど、ほとんど何も食べてませんからお腹空いてるんですよー。でも冷めちゃってますよね、ごめんなさい」

八幡「…………すぐ暖め直すから、待ってろ」

いろは「わかりましたー。……せんぱい、なんか嬉しいことありました?」

八幡「別に、なんでもねぇ。だから脱ぎっぱなしにすんなつってんだろ、全く……。いつも酔ってるとグダグダだな」

いろは「たまにせんぱいの優しさに甘えたくなるんですよー」

八幡「いつもな気がすんだけどな……。おいこらっ、今は危ねぇから引っ付くなっ」

いろは「料理してるせんぱい見てたらー、ドキドキしちゃいましてー……」

八幡「……飯食って風呂入ってからな」

いろは「はーい。今日は体、洗ってくれますか?」

八幡「今日はまだ俺も入ってないから……仕方ないな」

いろは「またまたー、嬉しいくせにー。……汚すのもせんぱいなんですから、ちゃんとキレイにしてくださいね?」

八幡「……あぢぃっ!て、手元が狂うだろうが……あんま恥ずかしいこと言うなよ」

いろは「わ、わたしも超恥ずかしいんですからね……」

八幡「知るかっ、じゃあ言うな」

いろは「せんぱい、超楽しそうな顔してますよ」

八幡「……じゃあ合ってるよ、超楽しいからな」

いろは「あはっ、ではおとなしく待ってまーす」

八幡「おお、そうしてくれ」

一一一

短いですがここまで
終わりが見えてきた
続きはまたそのうち

間違いがあったので普通に修正

>>141
子供じゃないとか言いながら学生のノリじゃねぇか……。
→削除

>>187
なんか偉い人誘われまして……
→なんか偉い人に誘われまして……

一一一

八幡「……ただいま」

いろは「おかえりなさい、せんぱい。今日はボーナス恒例のちょっと張り切りご飯ですよ」

八幡「あれ、いつの間に恒例になったんだ。まぁいいけど」

いろは「早く着替えてご飯にしましょー」

八幡「……いや、もうちょっとこのままで。いろは。大事な話がある」

いろは「な、なんですか改まって……。ご飯の後じゃダメですか?」

八幡「ああ。先に言っときたい」

いろは「……わかりました」

八幡「あの、な」

いろは「はい」

八幡「いきなりだし、いい雰囲気でもないし、すげぇ気が早いと思うんだが……」

いろは「はい」

八幡「その、俺は、お前のこと、まだまだ全然わかってやれてねぇけど……」

いろは「……はい」

八幡「これから、一生かけて、お前のことをわからせてくれ」

いろは「………………」

八幡「俺はいろはを愛してるから。結婚してほしい。責任、取らせてくれ」

いろは「………………はい。わたしも、愛してます」

八幡「これ、受け取ってもらえるか。婚約指輪」

いろは「はい、喜んで……」

八幡「……ありがとう」

いろは「嬉しい、です。せんぱい」

八幡「いろは」

いろは「ん………………」

八幡「………………」

いろは「……あの、ひとつ聞いてもいいですか?」

八幡「なんだ?」

いろは「責任、ってなんのことですか?わたし妊娠とかしてないですけど……」

八幡「そうじゃなくてだな……。お前に言われたんだけどな、責任取ってくれって」

いろは「もしかして……高校のときのこと、言ってますか?」

八幡「そうだけど……」

いろは「え、えぇー……あのときの言葉に、そんな深い意味はなかったんですが……」

八幡「いや、まぁそうだろ……。でも俺は忘れられなかった」

いろは「意味ありげなことは言っとくべきですねー……」

八幡「なんだそれ……。踊らされたみたいじゃねぇか」

いろは「あ、いえ、そんなつもりでは……」

八幡「いや、別にいい。一生お前に騙されてやるよ、俺は」

いろは「なんかそれだと、わたしが悪女みたいじゃないですかー」

八幡「……そんな変わんねぇかな。小悪魔みたいだってあのとき思ったから」

いろは「そ、そうですか……なんか複雑です。あの、これってまだ、婚約ですよね?式とか、入籍とか、そういうのは……」

八幡「あー、お前に聞きもせず勝手に思ってる予定はだな、入籍と式は同時にしようかなと……」

いろは「はー……別にいいですけど。ちなみになんでですか?」

八幡「いや、あの、結婚記念日ってあるだろ?それって入籍の日なのか式の日なのかどっちなんだ?と思ってな……」

いろは「よくわかんないから一緒にしてしまえ、みたいな?」

八幡「……おお。駄目かな」

いろは「いえ、わたしはせんぱいに従います。それに、なんか素敵な気もしますし、いい感じです」

八幡「ならよかった。で、式と入籍の日なんだけどな、1年後の明後日、6月12日にしたいと思ってる」

いろは「え、そんなに先なんですか……?」

八幡「だから最初に気が早いと思うって言ったろ……。お前が破棄されたりするのが怖いなら急ぐけども……」

いろは「それは心配してないですからいいんですけど……。婚約から入籍ってもっと近いもんだと思ってたので」

八幡「また、待たせることになるからそれは悪い。けど俺はその日にしたいんだ」

いろは「具体的な日付指定ですけど、その日ってなんの日なんですか?6月12日でしたっけ」

八幡「……俺とお前の誕生日の、ちょうど真ん中の日なんだよ。公平だろ。一応ジューンブライド?になるし。」

いろは「せんぱい、そんなにちゃんと考えててくれたんですね……」

八幡「まぁ、一応な……。一度きりなんだし」

いろは「わたし、ちゃんとせんぱいの婚約者に、なれたんですよね」

八幡「……そうなるな」

いろは「嬉しくて、嬉しくて……泣いても、いいですか?」

八幡「嬉しいのなら……歓迎、かな」

いろは「……もう、離しませんから。何があっても」

八幡「そうしてくれ」

いろは「せんぱいに捨てられたら、死にますから」

八幡「捨てないけど、死なないでくれ。俺よりも長生きしてくれよ」

いろは「嫌です。一緒が、いいです」

八幡「それは約束できんなぁ……」

いろは「せんぱい」

八幡「ん?」

いろは「ずっと欲しかった本物、わたしは見つかりました。せんぱいは、どうですか?」

八幡「正直、わからん。けど、お前となら見つけられると思う。ていうかそれほんと言わないでくれ……。もう忘れろとは言わないから」

いろは「……わがままですね、せんぱいは」

八幡「……そうだな。欲しいものがまだまだあるからな」

いろは「とりあえずー……美味しい晩御飯をせんぱいにあげますかねー」

八幡「そうだな、食べるか。…………あー緊張した。疲れたー」

いろは「あははっ。真面目なせんぱいは、凛々しくてかっこよかったですよ」

八幡「緊張して固くなってただけなんだなー、これが」

いろは「でも今度わたしのうちに挨拶に来ないと、いけないんじゃないですか?もっと緊張するかもですよ」

八幡「あーそうだな……。行きたくねぇけど、行かねぇとな……」

いろは「別に反対はされてないから、そんなに重くはならないと思いますが……」

八幡「どっちにしても緊張はするから……。もういい、また考える」

いろは「はい。まだいろいろ、これからですね」

八幡「そうだな。始まったばっかりだな、まだ」

いろは「一緒に、いろいろやりましょうね。これからもよろしくお願いします、せんぱい」

八幡「……こちらこそ、宜しくお願いします」

一一一

ここまで

またそのうちー

八幡「逃げ出したい……」

いろは「ここまできて何言ってるんですかー。ほら、行きますよ」

八幡「なぁ俺格好変じゃないか?あとなんて言えばいいんだ……娘さんをください?いやそんな偉そうなこと言えねぇし……」

いろは「珍しい……ものすごい分かりやすくテンパってますねー」

八幡「マジ俺殴られるつもりで来てるからな……。もし俺に娘がいて、俺みたいな男連れてきたら殴って追い出すまであるし」

いろは「う、うわぁ……。いや、うちの両親はそんなんじゃないですから……」

八幡「いろは」

いろは「はい?」

八幡「また今度じゃ駄目か」

いろは「ダメです。なに真剣に逃げようとしてるんですか……」

八幡「はい……すみません……。そうだよな、婚約してからもう二ヶ月経ってるし、いい加減にしないとな……」

いろは「それはまぁ、休みが合わなかったりもありましたから。せんぱい、わたしからのお願い、でもダメですか?」

八幡「……自分で決めるからいい。よし、行くか」

いろは「はい。では、ただいまー」

八幡「……変な汗出てきた」

いろは「……バレないように、手繋ぎましょうか?」

八幡「……いやいい。大丈夫。……し、失礼しますっ」

一一一

いろは「じゃあ、帰るねお父さん。また連絡するから」

いろは「……お疲れさまでした、せんぱい」

八幡「……う、うわああああ!噛みまくったよおおお」

いろは「よしよし、せんぱいは頑張りました」

八幡「なんて駄目な奴なんだ俺は……。引かれてなかったか……?」

いろは「いえ、そんなことないですよー。お母さんも聞いてた通り、真面目で誠実そうな方ねって言ってました」

八幡「お前は俺をどんな風に伝えてたんだよ……。俺そんなイメージなのか?」

いろは「じゃあ、世界で一番好きな人ですって伝えとけばよかったですか?」

八幡「……それは俺の印象じゃねぇだろ」

いろは「せんぱい、一番大事なところはちゃんと言ってくれたじゃないですかー。本当に感動したんですから、わたし」

八幡「緊張しててなんて言ったかよく覚えてねぇ……」

いろは「……いろはさんと共に生きることを許してください。認めてもらうまで、何度でも来ます」

八幡「……俺はそんなこと言ってねぇ」

いろは「いーえ、超言ってました。一生忘れないせんぱいの言葉がまた追加されました」

八幡「なんで俺は追い込まれると恥ずかしいことを言ってしまうんだ……」

いろは「わたし感動したんですけど……。それでも言ったこと後悔してますか?」

八幡「後悔はしてねぇ。ただ、恥ずかしい……。けど認められたから、それなりに満足だ」

いろは「もし認めてもらえてなかったら、どうしてたんですか?」

八幡「何度でも頼みに行く。どうしても無理なら、別に駆け落ちみたいになっても構わんけど……。それでも、お前が祝福されないのは嫌だからな」

いろは「…………あーもう、もう!無理ですこんなの……。どうしたら伝わりますか?この気持ちを全部伝えたいんですけど、伝える方法がわかりません」

八幡「なに、どしたの……」

いろは「もう言葉で伝えるのは無理です。全然、足りません」

八幡「は、はぁ……」

いろは「せんぱい、わたしにして欲しいことがあったらなんでも言ってください。なんでも、ほんとになんでもしますから。これぐらいしか、思い付かないんです……」

八幡「じゃあ、このままうちの親にも挨拶しに行くから、一緒に来てくれるか?」

いろは「…………はい」

八幡「なぁ……外であんまりしがみつかれるのはちょっと……」

いろは「えー?いいじゃないですかー、サービスですよサービス」

八幡「恥ずかしいんだよ……。お前可愛いから注目集めるし……」

いろは「いいじゃないですか。見せつけてやりましょう」

八幡「……二人とも社会人にもなって、ほんとバカップルだな」

いろは「バカップル上等です。世界はわたしたちを祝福するために存在すべきです」

八幡「どしたの、お前……。なんか変だぞ」

いろは「わたしは今、無敵ですから」

八幡「俺は無敵じゃないから無茶されると死にそうだ」

いろは「いいからこのまま行きますよー。ご両親に早く許可取って、式場とか考えましょう」

八幡「そうだな、早めに決めとかないとな」

いろは「さぁ、せんぱい早く早くー」

八幡「おお、行くから引っ張らないでくれ……」

一一一

いろは「せんぱい、式どうします?披露宴するんですか?」

八幡「それな。披露宴な、どうするかな……」

いろは「なんですか?」

八幡「いや、俺には披露宴会場埋めれるほど呼ぶ奴いねぇんだよ、どうすりゃいいんだ……」

いろは「わたしも会社の上司とか、別に来てほしくはないんですよねー。挨拶の依頼とか順番とか、余計な気使いたくないです」

八幡「……式と披露宴は身内だけにして、二次会はどっか店貸し切って友達とか同僚呼ぶとか、ありか?」

いろは「わたしはそれでも全然構いませんよ。ちゃんとドレスも着れますし、文句はないです」

八幡「よかったよ、そう言ってくれて。サクラ呼んで会場を埋めるしかないかという惨めな想像してたわ……」

いろは「それは嫌ですね……。でも確かにまだお金もそんなにありませんし、小さいとこでいいなら選択肢も広がりますから、身内だけにしましょっか」

八幡「おお。それにしても場所とかドレスとか、まだまだ決めることたくさんあるな……。婚約から期間空けてよかったかもな」

いろは「そうですねー。あ、うちの親にはわたしから説明しときますね。じゃあまずは会場とか、一緒に探しましょうか」

八幡「徐々に決めてくか。先は長いな……」

いろは「こうして夫婦になっていくんですよ、たぶん」

八幡「別に夫婦になったからって、俺とお前がなにか変わるとは思えないけどな」

いろは「そうかもですけど……許されるようになることも、あるじゃないですか……」

八幡「……例えば?」

いろは「……子作りとか」

八幡「………………そ、そうですね」

いろは「せんぱい……」

八幡「………………」

いろは「んー………………こっち……」

八幡「………………」

いろは「はー……。そのときの、予行演習しましょうか……」

八幡「そうな、予行演習な……」

一一一

八幡「これ、書いてくれ」

いろは「……はい。な、なんか緊張しますねこれ」

八幡「俺も緊張した……。あと証人は両親でいいだろ?週末に実家戻ってそれぞれ書いてもらおうぜ」

いろは「はい、大丈夫です。ちょっとずつ実感わいてきましたねー……」

八幡「そうなんだけどな、正直言って超めんどくせぇ……。お前とじゃなければ投げ出しそうだ」

いろは「でも、もうちょっとじゃないですか。あとは本番だけですよ」

八幡「だな……。今さらだけど、ありがとな。俺とここまで来てくれて」

いろは「わたしも……感謝しかありません。わたしってきっと、高校であの嫌がらせされてなかったらせんぱいと会えてないんですよね。人生って、わかんないですね」

八幡「俺もあんなに捻くれてなかったらあそこにはいなかったしな。まぁあれからそんな成長はしてねぇけど」

いろは「いろんな人に、感謝しないといけませんよね。わたしたちは」

八幡「そうだな……。俺は全然ぼっちなんかじゃなかったんだな。あの頃も、今も。俺を見てくれてる人はたくさんいたんだな。特にあいつらには感謝しないと……」

いろは「せんぱい」

八幡「ん?」

いろは「披露宴、結衣先輩と雪ノ下先輩も呼びませんか?」

八幡「披露宴は親族だけだから……。でも、終わったあとちょっとだけ見てもらおうかと思って、もう言ってある」

いろは「……なんだ。そうなんですか」

八幡「お前も一緒だからな」

いろは「はい」

八幡「なんて言われるかな」

いろは「それは、せんぱいのほうがわかるはずですよ」

八幡「…………そうか。いろは、愛してるぞ」

いろは「わたしも、愛してます。もうすぐせんぱいのお嫁さんですね」

八幡「俺もお前のお婿さんか。専業主夫にはなれなそうだけど、幸せにはなれるかな」

いろは「なりましょう。なれますよ。わたしと、せんぱいなら」

八幡「……理屈とか論理とか根拠なんか何もないのに、お前の言葉は信じられるな。不思議だ」

いろは「それが、昔からせんぱいが欲しかったものじゃないんですか?」

八幡「…………そうかもしれないな」

一一一

ここまで

たぶんもうちょっとです

八幡「……すげぇ綺麗だ。ドレスも似合ってる」

いろは「あ、ありがとうございます……」

八幡「はー、緊張するな本当に……。じゃあ俺呼ばれてるから、行くな」

いろは「はい。またあとで、せんぱい」

いろは「なんかわたしじゃないみたいですねー……こけないようにしないと……はーい?」

小町「し、失礼しますー。今少し大丈夫ですか?」

いろは「あ、小町ちゃん。ちょっとなら大丈夫だよ」

小町「うわぁー、いろはさんすっごくキレイです……。お兄ちゃんのお嫁さんとは思えません……」

いろは「えっへへ、ありがとう小町ちゃん。でも小町ちゃんもきっと、もうすぐ着ることになるよ」

小町「いえそんな、まだまだですよたぶんー」

いろは「今日から小町ちゃんが義妹になるんだねぇ。仲良くしてね」

小町「はい、もちろんです!それで、ですね……あの……」

いろは「?」

小町「あの……あの……っ……お兄ちゃんを……お兄ちゃんをっ、よろじぐ、おねがい、します……」

いろは「小町ちゃん……」

小町「小町は、お兄ちゃんが大好きで……駄目な兄なんですけど、小町にはずっと優しくて……ひっく……」

いろは「うん……」

小町「将来どうするんだろうって……えぐっ……捻くれてるから、誰もお兄ちゃんのこと、見て、くれないんじゃないかって……」

いろは「うん……」

小町「いろはさんなら、お兄ちゃん、任せられます、から……ひっく……お兄ちゃんを……よろしく、お願いします……」

いろは「……任せて、小町ちゃん。先輩はもう、独りにしないから」

小町「はい……わかりました……」

いろは「小町ちゃん、泣かせないでよ……せっかくメイクしたのに……あはっ……」

小町「いろはさん……うぇっ、うぇぇー…………」

いろは「先輩取っちゃって、ごめんねぇ……ぐすっ……」

小町「いいんです……お兄ちゃんが、選んだ人ですから……。自慢の、お義姉さんです……」

いろは「ありがと、小町ちゃん……」

一一一

八幡「一言で言って、疲れた……」

いろは「わたしも疲れました……何回泣いたんですかね……」

八幡「お前泣きっぱなしだったな。でもあんなん、俺もつられて泣くに決まってんだろ……」

いろは「せんぱい」

八幡「おお、わかってる。無理言って時間もらったからな。行くか」

いろは「はい」

八幡「………………よう。悪いな」

雪乃「こんにちは」

結衣「ヒッキー、いろはちゃん……」

いろは「来てくれて、ありがとうございます。結衣先輩、雪ノ下先輩」

雪乃「いえ、招待してくれてありがとう。綺麗よ、一色さん。とても……」

結衣「うん、いろはちゃん、キレイだよ」

いろは「ありがとうございます。でも雪ノ下先輩、わたし今日から一色じゃなくなるんですけどー……」

雪乃「そ、そういえばそうね……。では、いろはさん」

いろは「はい、そうしてください」

結衣「ヒッキーも……格好いいね」

雪乃「そうね……。ま、馬子にも衣装とはこのことかしら?」

いろは「そ、それはさすがに失礼じゃないですかね……」

八幡「いや、いいんだいろは。こいつは、これで……。そうしようとしてくれてるんだから」

雪乃「な、なんのことかしら……」

八幡「ははっ。はー……。来てくれてよかった、本当に」

結衣「ううん。あたしも見れて、よかったから……」

雪乃「そうね。お礼を言われることではないわ」

八幡「そうか」

いろは「先輩達の式には、絶対呼んでくださいね」

結衣「……うん、一番に呼ぶよ」

雪乃「……あなた達が羨むぐらいの披露宴を見せてあげるわ」

八幡「楽しみにしてるからな。いろは」

いろは「はい」

八幡「先戻っててくれ。俺もすぐ戻るから」

いろは「……わかりました。着替えてますね」

八幡「おお」

雪乃「いろはさん、また二次会でゆっくり話しましょう」

結衣「そだね。いろはちゃんまたあとで」

いろは「はい、お二人とも、またー」

八幡「………………ありがとう。雪ノ下。由比ヶ浜」

結衣「や、やめてよそんな……頭上げて、ヒッキー」

雪乃「そうよ、そんなことをする必要はないわ」

八幡「……そうか。でも、今の俺がいるのは、お前らのお陰なんだ。心から感謝してる」

結衣「そ、そんなこと……あるのかな?」

雪乃「どうかしらね。私達と会わなかったあなたというのは、想像できないわ。私には……」

結衣「でもさ、変わったのは、あたしも、ゆきのんもだから。あたしも二人のお陰だよ」

雪乃「そうね、お互い様よね……。影響し合った結果が今、じゃないかしら。だから……」

八幡「………………」

雪乃「幸せに、なってね……」

結衣「ゆきのん……」

八幡「笑って、送ってくれよ……」

雪乃「な、泣いてなんかないわよ……。目の、錯覚よ」

結衣「あはは……。ヒッキー、いろはちゃん泣かせちゃダメだよ。いろはちゃんから連絡あったら、叱りに行くからね」

八幡「気を付けるよ。じゃあ、そろそろ……」

雪乃「比企谷君」

八幡「ん?」

雪乃「……やっぱり、なんでもないわ」

八幡「…………見つかったのかもな。誰かに与えられたんじゃない。俺が選んだ、ずっと欲しかったものだ。きっと」

雪乃「…………そう」

結衣「そっか…………」

八幡「じゃあ、また」

結衣「うん、またね」

雪乃「ええ。またあとで」

結衣「………………さよなら。あたしの好きだった人」

雪乃「……さようなら。私を見つけてくれた人」

結衣「よっし、ゆきのん。二次会行こっかー」

雪乃「そうね。いろはさんをからかってあげようかしら」

結衣「あははっ、ゆきのん、うるさい小姑みたいになるよ?」

雪乃「言ってくれるわね……」

結衣「親友だもん。言いたいことぐらい、言うよ」

雪乃「じゃあ、比企谷君にも皮肉を言ってあげないとね」

結衣「……そう、そうだね」

雪乃「行きましょうか」

結衣「うん」

一一一

ここまで
小町……

次で終わります
たぶん明日

こっちこそすんませんわかりにくくて
飛んでないです
あそこでレス切るんじゃなかった……

うーん、やっぱりわかりにくいんで
>>250

>>251
の間に次を入れるということで……

八幡「…………その、あれだ……」

えー!?
でももうこれでいいです!

八幡「やっと終わった……」

いろは「疲れましたねー……」

八幡「二次会、なんかすげぇ盛り上がってたな。俺ら以外のとこで」

いろは「わたしの友達とか同僚は、葉山先輩に超群がってましたね……」

八幡「俺の同僚は美女の多さに驚いてたな……」

いろは「まぁ確かに……。せんぱいの高校の時の知り合い、みんな美人ですよね」

八幡「川崎も三浦も海老名さんも、みんな元気そうだったな」

いろは「戸部先輩も相変わらずでしたね。社会人やれてるんですかねほんとに……」

八幡「そうだ、戸部だ。あいつこの期に及んでまだヒキタニつってたぞ。いい加減訂正……はいいか。もう会うこともねぇだろ……」

いろは「わかりませんよ、せんぱい。人と人って、どこで繋がってるかわかんないもんですから」

八幡「じゃあお前から言っといて……」

いろは「そ、そうか。今日から比企谷いろはなんですよね……」

八幡「慣れないと思うし、読み間違えられるかもしれんが、徐々に、慣れてくれ……」

いろは「……はい。わたしはこれからずっと、この名前ですから」

八幡「一色って名字も好きだったんだけどな。いろはって名前と、よく合ってる」

いろは「わたしは、比企谷のほうが好きですよ」

八幡「……そうか。なら、いい」

いろは「はい。不満なんて、ありません」

八幡「まさか俺があの中で一番早く結婚するとは思わなかったな」

いろは「あはっ、昔のせんぱいを知ってる人は信じられませんよね」

八幡「だろうな……。でも、してなきゃいけない人が一人いたよな……」

いろは「あ、あんまり直視できませんでしたよわたし……」

八幡「この話はやめよう……。あーあ、もう会社行きたくねぇな。絶対話のネタにされるし」

いろは「なんでですか?」

八幡「俺の、その、嫁を……見られたから……。絶対なんか言われるだろ……」

いろは「も、もう一回言ってください」

八幡「絶対なんな言われるだろ……」

いろは「違います。わざとやってますよねー?」

八幡「俺の、嫁」

いろは「えっへへ、わたし、せんぱいのものになっちゃいましたねー」

八幡「ものとか、そんなこと言うなよ……。俺の、大切な人なんだから」

いろは「そう言ってくれる人のお嫁さんになれて、本当に幸せです」

八幡「……そうか。もう風呂入って寝るか、超しんどいし」

いろは「え、そうなんですかー?今日は初夜っていうやつじゃないんですかね……」

八幡「いや、あれは初めて夜を一緒に過ごすからそう言うんだろ。俺とお前は同棲してたし、今さらなぁ」

いろは「え、えー……。実は凄い期待してたのにー……」

八幡「よくそんな元気あるな、俺もう疲れたよ……」

いろは「だって、せんぱい、ドレス姿とかドキドキしませんでしたか?あれ着たまま、とか……」

八幡「そ、想像したことはあるけど、今日は別に……。お前やっぱ変態だろ」

いろは「ひどいです……離婚の危機ですよこれは……」

八幡「ふっ……ははっ。あれはレンタルだから駄目に決まってんだろ」

いろは「じゃあ今度、そんな感じのコスプレ探してみますか……?」

八幡「お、おお……。新婚初日からなんて話をしてるんだ、俺らは……」

いろは「いやでも、マンネリ化は防がないと……。わたしせんぱいと、もっとしたいですから……」

八幡「……あーもう、風呂行くぞ風呂。わかったよ、頑張るよ」

いろは「そんな投げやりで、自分は嫌だけどみたいに言われても、嬉しくないんですけどー」

八幡「………………やらせろ」

いろは「…………死ぬかと思いました……」

八幡「恥ずかしすぎる……。もうやだ、お前……」

いろは「いえ、そんなせんぱいも、また良しですよ!」

八幡「……いいからもう行くぞ」

いろは「これからもこんな風に、毎日いちゃいちゃしましょうね」

八幡「ま、なんだかんだ楽しいからな……。いちゃいちゃかどうかは知らんが、これからも仲良くしてくれ」

いろは「はい、もちろんです」

一一一

八幡「ただいまー」

いろは「おかえりなさい。あ、あなた」

八幡「な、なんだよいきなり……。恥ずかしいわそんなの。いつも通り先輩でいいんじゃねぇの」

いろは「いやその、そろそろ、変えないといけないかなと思いまして……」

八幡「なんでだよ。何かあったか?」

いろは「あの、いつまでもせんぱい呼びだと、人になんて説明しようかなー、とか」

八幡「そうだな……。けど、もう慣れちまったし。その、先輩呼びに愛着が湧いてきたからな。お前からそれ以外で呼ばれると違和感が……」

いろは「わたしも確かに慣れないんですけどねー……」

八幡「まぁ、変えるのは子供ができてからでもいいんじゃねぇの」

いろは「……3ヶ月、だそうです」

八幡「あ?何が」

いろは「お腹の、赤ちゃん……」

八幡「………………マジ?」

いろは「マジです」

八幡「………………」

いろは「ちょっと、なんですかその反応は……」

八幡「いや、本当に子供ってできるんだなと……」

いろは「そりゃ、あれだけしてればできますよー」

八幡「そうなんだけどな……。なかなかできなかったし」

いろは「そうですねー。せんぱい無気力だから精子もやる気ないのかと思ってました」

八幡「お前そんなこと思ってたのかよ……。すげぇ傷ついたわ……」

いろは「や、やだなー。冗談ですよ冗談。せんぱい、もうすぐお父さんですよ」

八幡「……全然実感わかねぇな」

いろは「えー。やることやってそれはないですよ……」

八幡「た、確かにそうだな。悪い」

いろは「で、子供できたら変えるってことでしたけど、どうしますか?」

八幡「うーん……先輩にしとくかな。変えるかどうかもわかんねぇけど」

いろは「はい、わかりました。でも子供にはなんて説明するんですか?」

八幡「そんなの……お前と初めて出会ったときに俺は先輩で、お前は後輩だったから、でいいだろ」

いろは「そうですね。わたしたちはあそこから始まったんですもんね……。最初の出会いを忘れてないみたいで、これでいい気がしてきました」

八幡「そう考えると、先輩ってのも感慨深い気がしてくるな……」

いろは「あの時と、今は続いてるんだって感じがしますね。素敵です」

八幡「……あの時と違うのは、お前がずっと傍にいてくれるってことか」

いろは「それもですけど……わたしはあの時より、幸せです」

八幡「それならよかった」

いろは「せんぱいは、どうなんですか?」

八幡「……言うまでもないだろ、そんなこと。いろは……」

いろは「ん………………」

八幡「………………」

いろは「名前、考えないとですね」

八幡「そうだな。いろはと八幡だから…………わかんねぇ。ちゃんと考えないと駄目だな」

いろは「そうですよ。まだ男の子か女の子かもわかりませんし」

八幡「俺は女の子がいいな……」

いろは「わたしは男の子がいいですかねー。でも、わたしとせんぱいの子供なら、どっちでも超可愛いに決まってます」

八幡「目さえ遺伝しなきゃいいよ、俺は」

いろは「いや、それ後天的なものですから。間違いなく……」

八幡「……悲しいがそれならまぁ、大丈夫だな。顔は保証されてる」

いろは「あははっ。せんぱいは自慢じゃないが顔はいい、とか思ってますもんね。わたしもですけど」

八幡「なんで知ってんだよ……」

いろは「他にも結構いろいろ、知ってますよ?」

八幡「俺だって、割とお前のこと知ってるよ」

いろは「赤ちゃんできたの、知らなかったじゃないですか」

八幡「……そりゃわかんぇよ俺には。そろそろ飯にしようぜ」

いろは「はい。……そうだせんぱい。改めて」

八幡「ん?」

いろは「おかえりなさい、せんぱい」

八幡「……ただいま、いろは」

いろは「幸せ家族に、なりましょうね。せーんぱい♪」

終わりでーす

会話だけで書いてないとこ多いのに、ちゃんと読んでくれてる人もいて本当に書いてよかったと思いました

しばらくいろはからは離れます
次は川崎沙紀はなんたらってモノローグバリバリの書いてる途中なので見かけたらそちらも是非

読んでくれた方レスくれた方、超感謝です愛してる

あでゅー

あ、すんません
サキサキのはまだスレ立ててないです
またそのうちで……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月30日 (土) 17:54:28   ID: CQV8pW6X

途中までは逆から読めばいいのかな?

2 :  SS好きの774さん   2015年06月04日 (木) 23:26:21   ID: 0haRODpe

期待!
「一色いろはは諦めきれない」もおもしろかったよ

3 :  SS好きの774さん   2015年06月07日 (日) 15:19:04   ID: duAlak86

よかった

4 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 01:31:26   ID: 1YkbrRJe

感動した!
ありがとう、いいいろはだった!!

5 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 02:19:03   ID: iPWiFBJt

いろはす最高

6 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 05:03:39   ID: T5TMp4a4

先生…誰か貰ってあげて!

7 :  SS好きの774さん   2015年06月08日 (月) 13:31:35   ID: SjjFmihS

この人のss大好きだわ

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