美希「はぁにぃ~♪」スリスリ P「おい、やめろって///」春香「…」 (67)

美希「どぉして~? ミキはこぉんなにハニーの事が大好きなのにぃ~♪」スリスリ

P「お、俺だってその、お、お前の事、その…///」

美希「あはっ☆ ハニー照れちゃってカワイイ♪」

P「こ、こらぁっ、大人をからかうんじゃないっ///」

キャッキャ

春香「…」

春香「あの、打ち合わせ終わったなら私帰りますんで。」スッ

P「あ、おう。また明日な」

美希「バイバーイ」

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小鳥「お疲れさま、春香ちゃん。気をつけて帰ってね」

春香「小鳥さん。失礼します。また明日。」ペコ

小鳥「また明日ね。」

P「美希~、そろそろ離れっ…ってどこ触ってんだよぉ///」

美希「え~?どこってどこ~?」

P「お前な~///」

美希「あはっ♪ハニーだーい好き!」

P「コイツぅ~///」

春香「…」ガチャ

…パタン

百合注意

美希「…」

P「…すまん、春香…。すみません、音無さん…」

小鳥「ノーコメンツ」

P「うぅ…」

美希「…行ったね。」サッ

P「…あのさぁ」

P「これ、マジでやる意味あんの?」

美希「あるよ!さっきの見たでしょ?春香のあの目!」

美希「絶っっ対ハニーに嫉妬してるの!」

P「えー…??」

P「どう考えても軽蔑してただけじゃね…」

美希「そんなこと無いよ!」

P「つーかどっちかってーとお前に嫉妬してたんじゃねーの?」

美希「…へ?」

美希「それってもしかして春香がプロデューサーの事を好きってこと?」

P「そうなりますかねぇ」

美希「自惚れんななの!」ベシッ

P「あイタっ」

美希「春香はミキの事が好きなはず!プロデューサーに嫉妬してたに違いないの!」

P「えーマジで?」

美希「“プロデューサーとベタベタしてミキへの本当の気持ちに気付かせるの作戦”は順調だよ!」

P「そっすかね~…それにしては日増しに春香の目が凶悪になっていってるんですが…」

美希「あと半年もすればガマン出来なくなった春香からのアプローチが来るハズなの」

P「なげぇ…仕事中にお前のしょうもない計画に付き合ってやってる俺の身にもなれ…」

美希「そこは感謝してるの」

P「そこはて…まぁいいや…。」

P「うーん…どう思います?音無さん」

小鳥「無理有り過ぎると思います。春香ちゃんが可哀想です。」

美希「えー!?」

P「ですよね ほれみろ」

小鳥「と言うか立派なセクハラですよ」

P「え゛」

小鳥「美希ちゃんも。悪いことは言わん。その“プロデューサーとベタベタしてミキへの本当の気持ちに気付かせるの作戦”は止めた方が良いわ」

美希「えー!何で何でー!?」

小鳥「コホンっ…。 考えてもみて?」

小鳥「例えば美希ちゃんがプロデューサーさんの事を好きだとするでしょう?」

美希「有り得ないけどね」

P「いいから聞け」

小鳥「で、そのプロデューサーさんが私にべったりだったらどう思う?」

P「音無さ~ん好き好き好き~!」

小鳥「知ってます」

P「んみゅぅ~!」

美希「殺意がゴポゴポ湧き立ってるの 主にプロデューサーに」

P「怖」

小鳥「ちょ、ちょっと例えが悪かったかもだけど、いい気はしないわよね?」

美希「うん。うざい。」

小鳥「そんなプロデューサーさんに想いを伝える気には?」

美希「有り得ないって思うな。心底。」

P「泣くぞ」

小鳥「それと同じことを春香ちゃんにしちゃってるのよ?」

美希「ごめん春香…」orz

P「俺も何度も言ったろうが」

美希「聞いてなかったの」

P「音゛無゛さ゛ん゛」グジャァ

小鳥「よしよし…」ドンビキ

美希「じゃぁミキ、どうしたらいいの…?」

P「直接伝えなさいよ」

美希「直接…?」

美希「む、ムリだよっ」

美希「ミキ、こんな気持ち初めてで…どうしたらいいのかわかんないし…自分からなんて…絶対ムリ…」クルクル

P「いきなりどうした」

小鳥「美希ちゃんいつからそこまで春香ちゃんにホの字になったの?」

P(ホの字…)

小鳥(何か…?)

P(ぁいえ!何でも!)

美希「いつから…かぁ…。」

美希「…いつ…だろ…」

美希「初めて会った時から、かわいくて、やさしくて、ステキだなって思った…」

美希「…でも、いつしかライバルだって思うようになって…」

美希「キョーソーシン?で春香の事ばかり考えるようになって…」

美希「春香に負けたくないって思って…春香が成功したり、キラキラしてると羨ましくって…悔しくなって…憎くなって…」

P「おいおい」

美希「でも…春香はそんなミキのコトも応援してくれて…、気にかけてくれて…」

美希「お仕事上手に出来ると誉めてくれて…ミキの成功を自分の事みたいに喜んでくれて…」

美希「上手くいかない時には心配してくれて…慰めてくれて…傍にいてくれて…一緒に泣いてくれて…」

小鳥「…」フムフム

美希「それなのに、私は自分の事ばかり…春香が苦しんでいた時にも何も出来なかった自分に腹が立って…」

P「ん?」

美希「二度とあんなの御免だ…春香にあんな思いさせたくない…悲しませたくない…泣かせてなるものか…っ」ギリッ

小鳥「み、美希ちゃん?」

美希「笑っていて欲しい…私が…私が春香を笑顔にしたい…私が春香を守りたい…!」

美希「ううん!春香を守れるのは私しかいないっ!!そう思っ…!あ、えーっと…その、」

美希「お…思ったの☆ あはっ♪」

P「おせぇよ」

小鳥「キャラが崩壊する程真剣なのね」

美希「うん…///」

小鳥「…美希ちゃんの気持ちはよぉ~く解ったわ。春香ちゃんは私から、ううん。誰からしたって本当に素敵で魅力的な子だもの。」

美希「だよねだよね!」

小鳥「勿論、美希ちゃんや皆もそうだけどね。それより気になるのは…」

小鳥「その、春香ちゃんが美希ちゃんに惚れていると言う根拠は?」

美希「あ、うん。だって、ミキの事が嫌いだったらあんな優しくしてくれないでしょ?」

小鳥「ええ。」

美希「だから。」

小鳥「…以上!?」

美希「そうだけど?」ドヤ

P「なんでそんな自信満々なんだよ…」

美希「えっ? だって、え? なんかおかしい?」

P「あのなぁ…、春香は優しいから誰にでも…って言うのはちょっと語弊が有るが…」

小鳥「友達が悩んでいたら放っておけない子よ…?」

美希「それは…ミキに限らず?」

小鳥P「「…限らず。」」

美希「…」orz

P「俺はお前が解らん」

小鳥「まぁまぁ美希ちゃん、落ち込まないで?」ポン

小鳥「春香ちゃんの気持ちは一旦おいておきましょう。」

小鳥「ミキちゃんは、どうしたい?」

美希「春香と結婚したい!一緒に暮らしたい!ずうっと一緒にいたい!
美希「朝から夜まで!いっぱい遊んで!お喋りして!笑い合って!春香が作ったお菓子食べて!」
美希「春香が作ったご飯食べて!一緒に寝て!また朝がきて!いっぱい遊んで!おじいちゃんおばあちゃんになってm」P「落ち着け怖い!お前等はおじいちゃんにはならねぇし!」

小鳥「あはは… 途中から目がグルグルになってたわよ」

美希「ご、ゴメン…。もう春香の事考えると楽しくて、ちょっと悲しくて、自分でもワケ解んなくなっちゃって…///あぁ春香カワイイよぉぉぉぉぁぁああああああああッッッッッ/////」ガン!ガン!

P「お、おい!やめろ!ドビーかお前は!」

美希「靴下を下さい!!春香の靴下を下さい!!」ガン!ガン!

P「重傷だなこりゃ…」

小鳥「ですね…。」

小鳥「よし!解ったわ!お姉さんが一肌脱ぎましょう!」

美希「ホント!?」パァァ

小鳥「このままじゃ美希ちゃんが壊れかねないしね…。」ナデナデ

美希「ことりぃ…っ」ウルッ

P「もう充分壊れ…いや何でもない」

小鳥「えっと…。美希ちゃんがアクション起こせないとなると、私が春香ちゃんの想いを聞くって手段になっちゃうけど、どうする?」

美希「うー…ホントは自分で伝えたいし恋愛で人に頼るなんて有り得ないって思ってたんだけど…春香は別なの…」

P「俺は美希が自分で行った方が良いと思うけどなぁやっぱ」

小鳥「それが理想ですよねー」

美希「そう?」

P「そらそうよ。だって音無さんが春香に想いを聞いたら、良くも悪くもそれまでだろ?」

美希「うん」

P「しかし美希が直接、春香の目を真っ直ぐ見て、精一杯に想いを伝えてみろ。」

P「例え断…えっと、アレでもさ、そんな健気な美希の姿を目の当たりにしたらさ、春香の気持ちがその場で変わ…ええっと…芽生える?かも知れないじゃん!」

美希「なんか望み薄なニュアンスを濁しに濁しまくってるの」

P「んなこたぁ無くも無い」

小鳥「大人気ない様だけど、ハードルが高いのは事実だから、心構えは必要ってことよ。」

美希「だよね…。女の子同士だし…ミキのしてきたコト、間違えだったみたいだし…。」

P「相変わらず音無さんには素直だな」

小鳥「どうする?トップアイドルの星井美希ちゃん。」

小鳥「私に任せちゃう?それとも、自分の恋は自分でやり遂げる?」

美希「…」

小鳥「どっちが、美希ちゃんらしいかな」

美希「…」

美希「…」

美希「…ミキ、自分で伝えたい!」

小鳥「うん!それがいいと思うっ。」

美希「どれだけ可能性が低い事だって難しい事だって、ミキ、諦めないで挑戦したからトップアイドルになれたんだもん!」

美希「一番大事な気持ちから逃げちゃダメだよね!」

小鳥「その通りよ美希ちゃん!」

P「輝いてるぞ美希!あーなんか既に泣きそう!」

美希「ありがとうなの小鳥!大好きだよ!」

小鳥「私もよミキちゃん!」

美希「ミキ、ちょっと行ってくるね!」バッ

P「え!?今から!?」

美希「全力で走れば駅前近くで捕まえられるハズだから!今なら言える気がするの!」タタタ

小鳥「車に気をつけてね!?あ、いやそんな事言いたいんじゃなくてっ、えっと、その、」

P「お前ならやれる!自分を信じて行ってこい!」

美希「…うん!プロデューサー!ありがとう!」ガチャ

美希「行ってきます!」タタタ…

小鳥「行ってらっしゃい!」

P「マジで車には気をつけろよー」

…パタン

小鳥「…」

P「…」

小鳥「…なんだか若いってステキですね。」

小鳥「キラキラしてて、羽みたいに綺麗で、鳥みたいに自由で…。」

P「音無さん…」

小鳥「少し、羨ましいな…。」

P「…」

P「…えっと~…」

P(気の利いた事言えね~…)

小鳥(がんばって下さい)

P「あ、音無さんは今が一番輝いてますよ」

小鳥「あ、は余計ですよ」

P「スイマセン」

小鳥「ふんだ」プイ

P「あーカワイイ」

小鳥「許しました」

P「ども。」



美希「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」タタタ

美希「春香…春香…っ」

美希「!」(いたっ!)

春香「…」ウツムキ

美希(…?一人で何してるんだろう…まぁいいや!)

美希「はr」千早「春香。お待たせ。」

美希「!!」サッ

春香「千早ちゃんっ お仕事お疲れさま♪」

千早「春香もお疲れ様。待った?」

春香「ううんっ。今来た所だよ♪」

千早「それは良かったわ…ふふっ。」

春香「なになに?」

千早「いえ、何だか私達、恋人同士みたいだなって思って。」

春香「あははっ 何言ってるの千早ちゃん」

春香「みたい、じゃなくて、恋人なんだから当然だよ♪」

美希「!!!!????」

千早「ふふっ。そうね。何だか不思議な気持ち。」

春香「実は私も…。あはは、なんか照れくさいね」

千早「ええ。でも…」ギュッ

春香「わっ、」

千早「幸せ…。」

春香「千早ちゃん…っ」

春香「私も…♪」ギュッ

美希「      」

千早「春香…。あ…。いけない、誰かに気付かれたら面倒ね。もう行きましょうか」

春香「えー、大丈夫だよぅ」

千早「だーめ。続きは後で。ほら、いくわよ」

春香「うんっ♪」

千早「いい子ね」

春香「あはは」



―事務所―

P「…」カタカタ…カタ…。

P「…あ~!全然集中出来ねぇ~!」ワシワシ

小鳥「ダメですよプロデューサーさん。美希ちゃんが気になるのは解りますけどお仕事溜まっているんですから。」ズズー

P「イスの上で正座してお茶啜ってる人に言われたくないんですが…」

小鳥「こんな精神状態で仕事なんて出来る訳無いじゃありませんか」

P「凄いなアンタ」

…ガチャ

P「お!?」

小鳥「美希ちゃ!…ん…」

美希「…ただいま…。」トボトボ

P「…美希…。」

美希「終わった…。何も…かも…。」ガクッ

小鳥「美希ちゃん!」

P(あちゃー)

美希「涙は、不思議と、出ない。」

美希「呼吸も、不思議と、出来ない」コヒュー コヒュー

小鳥「しっかりしてぇ!!」

P(目にハイライトが無い…)

美希「これは、春香を傷付けた、罰…」コヒュー

美希「甘んじて、受け入れる…の。」バタン

小鳥「美希ちゃぁぁぁぁぁん!!」
P「美希いぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」



美希「…って…二人でホテル街へ消えていったの…」

P「 」

小鳥「 」

美希「もう…ミキ…ミキ…」ポロポロ

美希「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」

P「成る程なぁ…」

小鳥(きっつ~…)

美希「もうっ 美希っ これからどうしたらいいの――――――っ」ビエーン

P「よしよし…今日は思いきり泣け…。」

美希「もう泣いてるよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ギャー

P「だよな…」

小鳥「美希ちゃん…」

美希「うぬぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ボロボロ

P「な、なんかの間違い…じゃないのか…?」

美希「それならどれだけよかったかぁぁぁぁぁぁぁぁ」ボロボロ

美希「指も身体も視線もバッチリ絡まってたよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」グジャァ

P「あんれまぁ…」

P(にしても春香と千早が…知らなかった…。)

小鳥(あの一件で結ばれてしまったんでしょうか…)

P(いやそれは流石に急すぎる気も…ヤバい、格好付けて送り出した手前、美希に合わせる顔が…)

美希「ねぇ!何でさっきから二人とも黙ってるの!?」

P「え、あ、いや悪い。ちょっと驚いちゃってな」

美希「驚いちゃってなじゃないよもぉぉぉぉぉぉぉぉ」ビエーン

小鳥「美希ちゃん、落ち着いて…ね?」アタフタ

美希「うん…っ…グスッ…」

P(相変わらず音無さんには素直だな…)

美希「グジュッ…は~あ…これが、失恋、かぁ…。ジュルッ」

P「鼻かめ鼻。」ノティッシュ

美希「初めてのキモチなの…。」ブシュゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

美希「なんか、春香が手の届かない、高いところに行っちゃったって感じ…。」タラーン

小鳥「垂れてる垂れてる」フキフキ

美希「それをミキはずっと低いトコロから見上げてて…春香の隣には千早さんが…う゛う゛う゛」

美希「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」ボロボロ

P「ちょっ…おい美希、流石にそれ以上は…っ。明日撮影だし…」

美希「撮゛影゛なんてどうでもい゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

美希「も゛う゛何もかもどうでも゛い゛い゛ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」ギャーギャー

小鳥「…美希ちゃん…」サスサス

P「俺達じゃどうにもならねぇな…」

春香「もう良いんじゃないかな。千早ちゃん」

千早「私はまだまだ足りないのだけど。」

P「うおわぁ!!」

小鳥「千早ちゃんに春香ちゃん!?」

美希「う゛ぇ゛…?」ジュル

千早「音無さん、お疲れ様です。色々と。」

春香「すみませんご迷惑おかけしちゃって…。」ペコリ

美希「春…香゛…?」

春香「ごめんね。泣き止んで?美希。」

美希「う゛ぁぁぁ…」

P「い、いや俺達は別に…」

小鳥「それより、どうして二人が…?」

春香「あはは…何でしょう、ドッキリ?」

千早「罰ですよ、罰。」

P「ば、罰…?」

千早「ええ。私が考案した、あなた達…特に美希への…」ギロ

美希「ひいっ!」ビクッ

千早「春香の気持ちを弄んだ罰…。 少しは春香の気持ちが理解出来たかしら…?」

P「ど、どういう事だ??」

千早「…ハァ。」

千早「兼ねてから春香に相談を受けていたんですよ。貴方と美希の関係、それを見せられる気持ちについてね」

美希「っ」

千早「そして先日、春香の話を聞いてあなた達が何を考えているのか問いただそうと事務所に特攻かけた際に偶然聞こえてしまったのよ」

千早「その卑劣な作戦会議がね。」

美希「…っ」

P「ひ、卑劣…」

春香「ち、千早ちゃん、何もそこまで…っ」

千早「春香の気持ちも知らないで、よくもまぁあんなふざけた真似をしてくれたわねあなた達…」ズイッ

小鳥(やばい 本気で怖い…)

P「 」ガタガタ

美希「あわわわわ…」

千早「春香は優しいから」ガシッ

P「ぐぇッ」

千早「海より広い心で水に流すでしょうが」ガシッ

美希「ぁぐっ」

千早「私はあなた達を絶対に許さない…」ギチギチギチギチ…


千早「死 ぬ ま で 怨 む」


P「 」ブクブク

美希「 」ジョォォー

小鳥(み、美希ちゃ…あ、足が動かない…っ)

春香「千早ちゃんっ!その辺で勘弁してあげてっ!」

千早「…」パッ

P「゛」ゴンッ

春香「美希っ、美希っ。大丈夫だよ!」ギュッ

美希「 」

春香「私も、美希の事、大好きだから!!」

小鳥「!」

美希「…」

美希「…え?」

春香「遊ばれてるみたいでちょっと傷付いたし、美希がプロデューサーさんとイチャイチャしてるのを見るのは心底苦しかったけど、」

春香「全部、私を振り向かせようとしてやってたんだよね?」

美希「…!」

美希「うん…!」

春香「美希は私の事、好きになってくれたんだよね?」

美希「うん…!うん…っ!!」

春香「…!」パァァ

春香「私も好きだよ、美希…っ!!」ギュゥッ

美希「…う、そ…」

春香「本当だよ!本当に本当!!」

春香「出会った日から、美希が好きだった…!」

美希「!!」

春香「でも美希はプロデューサーさんの事が好きだって…諦めなきゃって…ずっと思ってた…っ」

美希「…っ。」

春香「でも、どうしても…っ諦められなかった…っ」

春香「美希の事が…大好きだから…っ!!」

美希「!!!」

美希「っ………うっ…う…」

美希「うわあああああああああああああああああああん!!!!」ギュゥッ

美希「ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛いいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

美希「ミキも好きぃぃぃ!!!!ミキも春香のこと大好きなのにぃぃぃ!!!!!」

美希「ごめ゛ん゛な゛さ゛い゛いいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!」

春香「いいよ…っ許してあげる…っ。」ポロポロ

千早「…。」

小鳥「よかった…よかった…。」グスン

美希「うわあああああああああん!!」

春香「よしよし。」

美希「あああああ…

あああ…

ああ…



美希「…。」ズビズビ

春香「片付けたし着替えもしたし、これでよしっと。」

美希「…春香…。」グジュ

春香「ん?」

美希「酷いことして、服まで汚しちゃって…」

美希「本当にごめんね…。」

春香「あはは。いいっていいって。」

春香「音無さんも千早ちゃんもありがとうございました。」

小鳥「いえいえ。美希ちゃん、落ち着いた?」

美希「うん…。ごめんなさい…。」

小鳥「ううん。よかった。」

美希「千早さんも…ごめんなさい…。」

千早「いいわよ。私のせいなんだし」

美希「あ、えっと…その事もそうなんだけど…」

美希「ミキ、千早さんの気持ちも知らなくて…その…春香に…酷いことを…。」

春香「…?」

千早「…。」

美希「ごめんなさい…」

千早「…私に謝る必要は無いわ。」

千早「春香があなたを許した以上、私はもう、何とも思っていないから。」

美希「…うん…。」

千早「その変わり、今後春香を傷つけるような事をしたら、また替えの下着が必要になるでしょうけど。」

美希「ひっ」ビクッ

千早「…なんてね。」

春香「あはは…。ほどほどにね。」

千早「ご、ごめんなさい。つい…。」

春香「…千早ちゃん。」

千早「は、はいっ。」

春香「ありがとね、色々と。」

千早「…!」

春香「今日までずっと相談に乗ってくれたのも、悩みを聞いてくれたのも、応援してくれたのも千早ちゃん。」

春香「美希の本心を教えてくれたのも。」

春香「千早ちゃん、本当に、ありがとう。」

千早「っ…。」

千早「私…は…、」

千早「春香が頼ってくれて…、嬉しかった…。」

千早「相談事は美希の話ばかりだったけれど、それでも、春香と一緒に居られて、楽しかったわ。」

千早「そして今日は…嘘だったけれど、一瞬でも春香の恋人になれて、本当に幸せだった…。」

春香「千早ちゃん…?」

千早「…」

千早「こんな場で、こんな事を言うのは…おかしいのでしょうけど…」

千早「この気持ちは墓まで持っていくべきなのでしょうけど…」

千早「お願い…言わせて…。」

春香「…?」

千早「私に、恋を教えてくれて、ありがとう…っ。」

千早「…愛していたわ、春香。」

美希「…っ。」

春香「…」

春香「千早、ちゃん…っ」

小鳥「…」

千早「…ふふっ。」

千早「…なんてね。冗談よ。」クスッ

千早「春香の相手なんて、私には荷が重いもの。」

春香「なぁっ!?」

千早「美希に譲るわ。何もかも。」

美希「千早さん…。」グスン

春香「…えっ、えぇ!?」

千早「あら。もうこんな時間。それじゃ、私帰るから。」

千早「また明日ね。失礼します。」タッ

春香「ちょ、ちょ、待っ、!」ポン

小鳥「春香ちゃん。」

春香「…小鳥さん」

小鳥「…プロデューサーさんを起こしましょう」

春香「…え…あ!忘れてた!プロデューサーさん!」

P「 」ブクブク

春香「まだ泡吹いてる!!しっかりして下さいー!!」

小鳥「鼻でも塞げば起きるでしょ」

春香「えぇ!?」

ギャーギャー

美希「…」

美希「…やっぱり、千早さんって凄いの…。」

◆10分後

P「そっかそっか。良かった良かったぁ。」

P「俺も悪かったな春香。大人失格だわ」

春香「いえいえ。良いんです。今となっては可愛らしく思えますし。」

美希「何だかんだでけっこーノリノリだったの」

P「んなこと有るか!こっちはイヤイヤ付き合ってやったんだっちゅーに」

春香「鼻の下、ダルンダルンに伸びきってましたけど。」

P「あ、ち、千早にも謝んなきゃなぁ。ぶちギレ金剛だったし」

春香「あ…」

小鳥「それは必要有りませんよ」

P「え?何故です?謝んなきゃダメでしょ」

小鳥「その話は千早ちゃんの中で折り合いを付けると思いますので。」

P「は?どう言うことですか?あんだけキレてたんだから謝んなk」小鳥「私が必要無いと言っているんです。それでも何か?」

P「いえ!!何でも有りませェん!!」

美希「あはっ。ほんと良い夫婦なの」

小鳥「ふ、夫婦!?美希ちゃん!?世の中には言って良い冗談と悪い冗談が有るのよ!?」

P「そ、そうだぞ美希!誰がこんな、えっと、えっと、地雷多すぎて逆に何も言えねぇ!!」

小鳥「何ですかそれー!!」

P「あ、あんま怒るとシワが…あっ」

小鳥「まだ泡吹き足りない様ですねぇ…っ!!」

P「あ!ち、ちがっ、違っ、あ、あああ」

P「アーッ!!!!」

春香「あはははっ」

美希「一生やってろなの」アハハ



◆駅・ホーム

デンシャガマイリマス
ゴチュウイクダサイ

千早「…」

千早「おめでとう、…春香。」

千早「春香が幸せになって、私も嬉しいわ」

千早「…」


千早「また、明日ね。」





THE・遠藤

アニマス見ててバネPにくっついてる美希になんか違和感あったんで書いてもうた
意味不明ですまん ありがとう

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