男友「図書さんかわいい」男「メガネちゃんのほうがかわいい」 (13)

更新きっと遅いです。

しかも書き溜めもないです。

さらにSS初心者です。でも精一杯頑張ります。

(胸糞やエロは予定していません)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432653922

俺は高校に入学して1週間たったぐらいから、恋をしている。


 俺の入学した高校は地元だがあまり学力が高くない高校だ。
中学のころは成績が結構よくて、進路の先生からもレベルの高い都会の高校をすすめられた。(ちなみに俺が住んでいる街は微妙に田舎って感じ)
 でも、高校卒業までは地元に残りたかった俺はそのすすめを断って俺の成績には似合わない高校に入学することを決意した。
仲がいい友達も地元の高校に行くって言ってたし、そこも大きい。

…まぁ、友達なんて少ししかいないんだけどな!!!


 
 それでだ、俺は恋を現在進行形でしているわけだがその相手というのがなんともじれったい。
その相手は、勉強ができて運動もできてしかも可愛いメガネっ娘だ。

俺なんかとは絶対に合わない子だよ。


男「…なんか悲しくなってきた」


 今は学校へ登校している途中なのだが、こうやって好きな人と自分を比較すると非常に鬱になる。


男友「おはよ」


男「おう、おはよ」


 男友は俺の数少ない友達の一人でクラスメイト。小学からの長い付き合いだ。


男友「どうしたのテンション低いね。寝不足だったり??」


男「…まぁそんなとこかな」


 全然違うけど。


女友「おっはよー」


男&男友「おはよ」


 女友も数少ない友達の一人でクラスメイト。彼女とは中学からの付き合い。


女友「男友、学校ついたら数学の課題見せて??」


男友「自分でやんなよ」


女友「今日の男友冷たい…」


女友「じゃあ男、見せて」


男「…」


女友「??」


男「やるの忘れてた…」


女友「はぁ!?まじで言ってる!?」


男友「おまえらちゃんとやってこいよ…」


男「まぁ学校ついてからも少し時間あるし、その時間でやればいいか」


女友「勉強できるやつはいいよね…」


 実は女友も勉強できる方なのだが、なにせ面倒くさがりなんだよなぁ…

男「そういや男友、今日は図書部あんの??」


 図書部とは男友が入っている部活のことで、図書室の管理をしたり図書室の宣伝したりする緩い部活だ。


男友「あるよ」


女友「おぉ!よかったじゃん!!頑張ってね!!」


男「お前の春への扉は、お前が開けるんだぞ…?」


男友「ありがたいけど少しうざい感じあるよ」


男「えぇっ!?素直な愛情なのにっ!!」


女友「やっぱり二人はホモなの??」


男友「やめろやww」


 なんで俺たちが男友を励ましているかというと、男友が恋をしている相手である『図書さん』が同じ図書部にいるからだ。
 しかも今年の新入部員は男友と図書さんだけらしい。年齢=いない歴の男友へ廻ってきたチャンスなのだ。


男友「俺、今日こそは話しかけるんだ…」


 ちなみに今日で入学してから1ヶ月半くらい経つのだがご覧のありさまだ。
 男友は女の子と絡むとすぐにテンパる。DQ8の主人公が竜神王(人)の1ターン目の呪い攻撃を受けるくらい高確率で。


イケメン「おはよ」


俺ら「おはよ~」


 このイケメンも俺の数少ない友達の一人。まぁ単刀直入に言えばこいつは「残念なイケメン」だ。
 俺の仲がいい友達はみんなハードなオタなのだが、イケメンはかなりのオタで、「二次元があれば三次元なんてどうでもいい」って言ってる。

 ちなみにロリコン。


男「今日もイケメンで腹立つな」


イケメン「知らんがな」


 イケメンは違うクラス。


男友「もうつくぞ、学校」







 ガラガラガラッ


 ドアを開けて、自分の席に座る。俺の席は窓側後ろから二番目。キョ○みたいなポジション。
 男友は俺の後ろ、女友は俺の横。


女「みんなおはよ」


 この新キャラも俺の数少ない友人。席は男友の横で、今日は委員の仕事があったらしいから登校中に会わなかったんだと思う。

 女とも中学からの付き合いになる。


女友「ねぇ女っ!数学の課題見せて!!」


女「いいよ~」


 このクラスのことを説明すると、俺が通ってる高校は女子率が高いためクラスの3分の2は女子って感じだ。


マッチョ「おーい!!男ーっ!!」


 クラスのドアから俺を呼んでいるやつも俺の数少ない友人。マッチョとは小学からの付き合い。
 わかってるとは思うけど筋肉やばい。
 クラスは俺とは違うが、イケメンと同じクラス。

 おっと、呼ばれてるんだから行かないとな。


男「どうした??」


マッチョ「いや、漫画返そうと思って」


 そういって漫画を渡された。


男「帰りでいいじゃんか」


マッチョ「いやぁさ、こういうのは早めにやっといたほうが楽なんだよ」


男「そうか??」


マッチョ「じゃあ俺クラスに戻るわ。イケメンに数学教えねーとさ」


男「おう」


 マッチョが後ろを向こうとすると女の子とぶつかった。


マッチョ「あ、ごめんね」


女の子「大丈夫だよ、ぶつかっちゃってごめんね?」


マッチョ「こっちこそごめんね、ありがとう!」


 そう言ってマッチョはクラスに戻るが、俺はぶつかった女の子を見つめてしまっていた。
 その通り。マッチョとぶつかった女の子こそが、俺が好きになった子、メガネちゃんだ。


メガネ「…?」


 メガネちゃんは見つめる俺をちらっと見てから俺の横を通って時分の席に着く。


 あれ!?もしかして今すごい気持ち悪いことしちゃったんじゃ!?!?
 最悪だ……

 そして昼休みまで時間は進み…


男「飯だーっ!」


男友「わかってるよ」


 この高校は最初の2か月の間、昼飯の時間にクラスの外で食事をとってはいけないというルールがありイケメンとマッチョとは一緒に飯を食えない。
 俺は男友の机で二人で飯を食ってる。


女「あ、飲み物忘れたわ。男、買ってきて」


男「まじ??」


女「まじだから早く買ってきてよ、のど乾いたんだからさ」


男友「なら俺もコーラ希望」


男「お前ら…こんど奢れよな…」


男友「あ、ならコーラいらないわ」


 タダ飲みする気満々だったのかよ。






男「ほらよ」ノミモノワタシ


女「ありがとう」ノミモノウケトリ


男「ふぅ、疲れたわ。やっと飯食えるよ」


男友「女友と女と席近いからこき使われて大変だね」


男「そうなんだよ……大変といえば!」


男友「?」


男「朝にマッチョにメガネちゃんがぶつかってさ…そのあと横を通るまでガン見しちゃって……絶対変な奴って思われたわ…」


男友「あぁあれか、見てたよ。めっちゃ面白かった。ただの変態だったよ、男」


男「まじかぁ!!まじかーっ…」


男友「でも大変っていうなら俺だって…」


男「なんかやらかしたん?」

男友「3時間目と4時間目の間の休み時間に図書さんに話しかけられたんだよ…」


男「まじか、よかったじゃん」


男友「ちっともよくないよ…」


男「…なにやったんだよ」


男友「話しかけられるって言っても、図書部の用事だったんだけどね??話してる時に目を見て話できなかったんだよ!!」


男「なんだよ!!それしきのことかよ!!!」


男友「それしきとはなんだよ、俺からしたら致命的なミスなんだぞ!」


男「いいじゃんか、話しできただけ…。俺なんて……」


男友「ちなみに、話しかけられたけど、緊張して首を振ることしかできなかったよ」


男「それ話してるって言わないでしょ」


男友「んなことはどうでもいいんだよ!!大事なのは相手がどう思っていたかだよ!!」


男「や、やめろっ!!それ以上言うな!!死にたくなるっ!!!すぐ近くで見つめてたなんで恥ずかしくて死んでしまうよ!!!」


男友「…でも」


男「でも??」


男友「図書さんかわいい」


男「メガネちゃんのほうがかわいい」


男友「はぁ?眼科行って来いよ」


男「おまえのほうこそ何考えてんだよ、目悪いんならメガネとかコンタクトとかしろよ」


女友「二人とも面白いね…」


男「うおっ!?いつの間にこっちの机に…?」


女「うちらが食べてた女子のグループの中で恋バナ始まっちゃってさ、全然興味ないから来た」


男「なるほどね」


男友「俺らも今恋バナしてたよ」


男「恋バナなのか??」


 そういってふとメガネちゃんの方を見ると、なんとメガネちゃんと目があった!やばいよ、心拍数上がるかも。
 とか考えてたら向こうから、サッと目をそらされた。

 普通のことなんだろうけど、好きな人相手だとなぜか気にしてしまう。メガネちゃんは俺のことを嫌いなんじゃ…?とか。


男「…叶うのかな」


男友「…お互いに頑張ろうな」


 こういうことを自然に言ってくれるから、男友とは長い間ずっと仲良くやれてきてるんだろうな。って、思ったりした。

とりあえずここまでです。

どんな感じでしょうか??


ちなみにこの話は自分の青春時代を参考にして作ってます。
感想とかお待ちしてます。

時間が見つかれば続きを書いていきたいと思います。

男と男友と女友と女とメガネちゃんと図書さんは同じクラスで、イケメンとマッチョは別のクラスだが2人は同じクラス。


って感じです。

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