勇者・エルフ・オーク「恋が実りません」 (237)

PT構成

人間勇者(以下勇者)
オーク戦士(以下オーク)
エルフ魔法使い(以下エルフ)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432641920

【とある町の宿屋】

勇者「最近オークがおかしい」

エルフ「は?」

勇者「今まで自分を鍛え、装備を整え、それで強さをアピールしていただろう?」

エルフ「まあオークだし。戦士でもあるし自分を鍛えるのはいいんじゃない?」

勇者「それがこの前、『装備は俺のお古でいい』と言い出してきた」

エルフ「節約に目覚めたんじゃないかしら」

勇者「いやそもそも俺の鎧だぞ?どう見てもあのガタイじゃ着れないだろ」

エルフ「あ、確かに」

勇者「売って新装備の足しにすると言っても拒否された。鎧を分解して胸当てにするとさ」

エルフ「頭悪い彼なりにパーティの財布を心配してるのよ」

勇者「今日完成したあいつの胸当ては♂オークのビキニアーマー姿だった」

エルフ「アウチ」

勇者「問題はそれだけじゃない、最近転送アイテムの在庫がすぐ空になる」

エルフ「なぜ?」

勇者「使っていたのはオークだ。安い消耗品だから特に問題にはしないがこう毎日だと貢いでいるのではと心配になる」

エルフ「行き先はわかる?」

勇者「こっそり後をつけたことがある。行先は故郷城の女騎士隊長部屋だった」

エルフ「……ハァ?!(魔法の杖をバキッと折る)」

勇者「うおっ!」

勇者「ど、どうした?」

エルフ「……なんでも」

勇者「な、ならいいが。とにかくオークの行動が最近おかしい。もしかしたら自分の装備を削ってまで貢いでいるのではと心配している」

エルフ「わかったわ、私が聞いてくる。答えなければ頭に電気を流して自白させる」

勇者「お…おい。別に今は迷惑かかってる場合じゃないし個人の問題で…」

エルフ「ァアン?」

勇者「行ってらっしゃい」


エルフ(何よ、私というものがありながらあんなビッチ女騎士に貢いでるっていうの?)

エルフ(信じられない!ちょっと胸がでかいからってオークを誑かす?あのバカじゃホイホイついていくに決まってる!)

エルフ(こっちはパーティーの和を優先してアピールとかしてないのに!私だって色目を使ってアピールすれば…すれば…)

胸ペターン

まな板だよな。ああ、かなりまな板だよコレ!

エルフ(……)

エルフ(間違いが起きる前にあの女をなんとかするしかないわね、燃やす?氷漬け?手足を切り刻む?乳から上を男性用公衆便所の壁にはめ込んで動けなくさせようかしら)

オーク「おう、相談いいか?」

勇者「あれ、さっきエルフがお前を探しに行ったが」

オーク「会ってないな。後で話を聞いておこう」

勇者「…お前はいいな。あんな可愛いエルフにいつも心配してもらって」

オーク「話がよくわからん」

勇者「お前たち口喧嘩はよくするが、相性いいのは俺から見てすぐわかるからさ」

オーク「俺はあんなやかましいエルフより理解がある勇者のほうが好きなんだが」

勇者「お前はツンデレってものを勉強したほうがいい」

オーク「勉強はどうも俺の性に合わん。それより身体を鍛えているほうが好きだ」

勇者「ま、そのほうがお前らしいな」

オーク「はっはっは、今度一緒にしようじゃないか」

勇者「ああ、2人のほうが苦しくなっても続くからな」

オーク「……では、ちょっと俺も出かけてくるとしよう」

勇者(ああまた姫騎士のところか、まあ知らないふりをしておこう)

勇者「町では自由行動だ。好きにしてくるといい。ただし後でエルフとは話をしておけよ」

オーク「わかった。あいつの小言は聞きたくないがな」

勇者「どんなこと言われるんだ?」

オーク「バカだの脳筋だの、私がいないと何もできないじゃないだのアンタなんて知らない!プン!だの。酷い言われようだ」

勇者「なにそれご褒美?」

オーク「は?」



バタン

勇者(はあ…エルフ…どうしたら君は俺を振り向いてくれるんだ、その言葉をどうやったら俺にかけてくれるんだ)

姫騎士じゃない、女騎士だったスマナイ





オーク「転送アイテム使用、目的地女騎士部屋」

エルフ「あっ!オー……」

ヒュインッ

エルフ(今女騎士部屋って言ったわよね?言ったわよね!またあのアマの所?最低!追いつめてやる!)

エルフ(あっ、荷物は宿屋に置いたまま…転送アイテムを取りに帰らないと!)

エルフ(こんな事してる間にもオークはあの乳女の毒牙に…あの乳が…乳が!許さないわウシ乳!)


【故郷城、隊長室前】

コンコン

女騎士「…誰だ」

○○○「今日も情報を教えていただくことはできないかな?」

女騎士「我が軍は誇りを胸に生きる。誇りを捨てることは命を捨てる事よりも重罪だ」

○○○「そうか、では今日も騎士様の命よりも大切な誇りをいただくとしようか」




ガチャ

オーク「なあ、やめないかこの合言葉」

女騎士「いやだ♪」

女騎士「で、好きな気持ちは伝えたのか?」

オーク「しっかり伝えた。さらっと流されたがな」

女騎士「ふむ、まあ仕方ないともいえよう。お前が相手ではな」

オーク「包み隠さず酷いことを言ってくれるものだな」

女騎士「だから私に恋愛相談しているのだろう?」

オーク「その通りだ。ではこれからどう好意を伝えていけばいいのだ…」

女騎士「好意を行為に変えたいわけだな。」

オーク「お前は俺よりおっさんだな」

女騎士「しかし間違ってはいまい、その好意の行為をしたい気持ちが私から見てもすぐわかるぞ」

オーク「まあお前が助言をしてくれたおかげだ。節約という名目で装備を勇者の中古品にしてから
アイツの匂いがする鎧を身体に付けているせいで俺の興奮がおさまらない」

女騎士「お前も立派に変態だ」

女騎士「どんな告白をしたんだ?」

オーク「お前のほうが好きだとか一緒にしようとか」

女騎士「そんな直接的な誘いでもスルーされたか。どれだけ奥手なのだ勇者は」

オーク「まあ男同士だからな。嫌われても仕方ない」

女騎士「では、もう行動に移してしまうしかないな。ファックアンドファック。」

オーク「いや、無理矢理するのは俺の趣味では…」

女騎士「お前の故郷では女騎士が殺せと言ったら襲うのは礼儀だぞ?」

オーク「そんな礼儀は生まれてから一回も聞いたことがない」

女騎士「大丈夫だ。お前のそのデカくて固くて太くて逞しいモノで沢山突けば例え女騎士だろうと勇者だろうと即奴隷堕ちに」

オーク「奴隷など欲しくない」

女騎士「なんなら名言でも教えてやるぞ?これを言われて恋に落ちない奴はいない」

オーク「…どんな言葉だ?」

女騎士「(ボソボソ…)ほら、言ってみろ」

オーク「ぐっふっふ、痛いのは最初だけだからな。堕ちてしまえば気持ちよくしてやるぞ」

女騎士「ああ、興奮するな!どうだいい気持ちだろ?」

オーク「俺よりバカがいるのだなという気持ちにはなった」


【同時刻】

エルフ「転送アイテム使用、目的地女騎士部屋」

シュイン

エルフ(あいつと一緒に来たことあるからこの場所に飛んでこれたのはいいけど…いったいどんな話をしてるのかしら?)

エルフ(中から話し声?…周りには誰もいないわね。耳をドアにあてて…)

………

……



女騎士「大丈夫だ。お前の……デカくて固く…太くて逞しいモノで……突けば例え女騎士だろうと……だろうと」

オーク「奴隷……欲しく………」

女騎士「なんなら………教えて………?これ………落ちない奴はいない」

オーク「…どんな……だ?」

女騎士「…………………」

オーク「ぐっふっふ、痛いのは最初だけだからな。堕ちてしまえば気持ちよくしてやるぞ」

女騎士「ああ、興奮する…!………いい気持ち……」



エルフ(////////////(わ、私のオークになにしてんのよおおおおお!))

勇者女にのかな?とちょっと思ってはいたがそうか……まさかオークがホモだったとは……

オーク「無理やりは好むところではないが…まあ気持ちを形にして伝えてみようとは思う」

女騎士「ああ、立派に純白な気持ちと汁をぶつけてくるんだぞ」

オーク「お前はその残念な脳みそを剣鞘の角にでもぶつけておくんだぞ」



オーク「転送アイテム使用、滞在の町」

ヒュインッ




女騎士「…………」

女騎士「さて……もう一人も来てるようだな。私も用意するとしよう(チャキッ)」

ドア(ドカアアアアアアアアアアン!)

エルフ「ウシ乳女!覚悟おおおおおお!ぶっ殺してやる!…あ、あれ?いない…声はしたのにどこに…」

女騎士「(ドアの陰から剣先を首筋にあて)……覗き聞きはよくないなエルフちゃん」

エルフ「ひっ…!ば、ばれてた…?」

女騎士「騎士団のましてや隊長室を襲撃したんだ。その罪は重いぞ?」

エルフ「あ、あんたがオークを誑かしていやらしいことしようとするから悪いのよ!」

女騎士「失礼だな君は…恋の相談をしただけだと言うのに。そんなことよりこの器物破損と許可なき建造物侵入罪についてだが…」

エルフ「くっ…罪なんてものは知ってるわよ!むしろ…殺しなさい!」

女騎士「………君は期待通りの可愛い子だな…。もちろん冗談だ、君はオークの仲間だからな。殺しも罪にも問わないよ」

エルフ「フン、そう言っといて何をする気かしら…拷問?サンドバッグ?えっ、えっ、ちょっ、何この格好、こんな恰好で縛られて……ちょ、ちょっと服脱がさないでよ!えっ…えっ…?えええ?何!?何これえ!?」

女騎士「大丈夫だ。君以外はこれからされる事はもう知ってるだろうさ……殺されるよりも辛い、誇りと身体を汚して気持ち良さに溺れてしまうことくらいな。ふふふっ」

女騎士(鎧をはずし、インナーを脱ぐと放漫な胸をたぷんと見せつけ、荒い息で近づき)

女騎士「うふふふふっ、痛いのは最初だけよ。堕ちてしまえば気持ちよくや・る・ぞ」

エルフ「ひ、ひぃっ、ご、ごめんなさい…いや、私そういう趣味じゃ…」

エルフ「イヤアアアアアアアアアアッッ!」

>>14
すまない
勇者♂・エルフ♀・オーク♂・女騎士(人間)♀だ

勇者は人間じゃないのか・・・

>>17
人間だ。心身ともに立派な男だぞ(オーク談)




【とある町の宿屋】

ヒュイン

オーク「さて、帰ってきたわけだが……気持ちか。伝えるにしても失敗すればこのパーティにはもういれないな…」

オーク「まあ覚悟の上だ。不純な気持ちでいるよりもずっとすっきりする」

オーク「俺はバカだからな。100か0でしかわからん…」

勇者「おうおかえり。なにが0なんだ?」

オーク「ゆ、勇者か!いや、ははっ!気にするな。」

勇者「そうか?まあいいが。そうだ、温泉一緒に入るか?」

オーク(お、お、温泉だと!?これは…期待していいのか?向こうからそんな裸の付き合いをしてくれるなど…)

勇者「どうした?やめとくか?」

オーク「あ、ああ行こう。今行こう。ちょうど鎧が汗で蒸れて凄い匂いで下のほうも凄い汚れてしまっているんだ。」

つまり…
勇者(♂)=ドM
エルフ(壁)=ツンデレ
オーク(漢)=ホモ
女騎士(牛乳)=百合


これは救われないってレベルじゃねー

カポーン

勇者「うお、すげえ湯気!1歩先も見えないな!」

オーク「そ、そうだな…」

オーク(冗談でもあの変態女があんなこと言うからさっきから興奮してしまっていた…見られなくて良かった所だな)

勇者「(体を洗いながら)で、エルフには会えたか?」

オーク「あ、いや…まだだな。結局会えていない(抑えろ俺、気持ちを伝えるにしてもこれは不純だろう!)」

勇者「まあ、俺はお前なら大丈夫だと思っているからな…幸せになろうな」

勇者(俺の好きなエルフ…俺の恋は実らなかったが…信頼するお前なら祝福してやれるよ)

オーク「な、なにっ?ほ、本当か?」

オーク(おれの好意を知っていて?それを大丈夫と言ってくれるのか?)

勇者「ああ、大丈夫だ。立派なカップルになれると思うぜ」

オーク(ビクンッ!ビクンッ!)

オーク「ゆ、勇者…俺は…俺はお、お前と…今…つながって…も…」

勇者「でも……この旅が終わってから式は挙げたいな。」

オーク「えっ…?式?(ドキッ)」

勇者「俺たちはそれぞれの種族を代表して魔王を倒す旅をしている。そして俺はこのパーティを気にいっている」

オーク「あ、ああ…過酷な旅だがお前たちがいて俺も楽しい」

勇者「俺は(お前たちの結婚を)絶対に幸せな式にする。そのためには平和な世の中が絶対に必要だと思うんだ」

オーク「勇者…」

勇者(そうでもしないと俺、お前たちのイチャラブを毎日見せられることになって死んじゃう!なんとか今は格好つけてるけど…失恋で泣きそう!)

オーク(勇者はこんなにまじめに俺との恋を考えていてくれたのか…それに比べて俺はなんと下劣な事しか考えていなかったんだ…自らの欲望を処理することしか…くっ!)

勇者「だから平和になるまでは…今のままでいようぜ。気持ちはわかっているんだからな。」

オーク「ああ、早く平和な世界にしようじゃないか!そして幸せになろうじゃないか!」

勇者「ははっ、その意気だ!さ、冷える前にさっさと湯船にはいろうぜ!」

オーク「ああ!……だが、一度上がってトイレに行ってくる」

勇者「お、おう。腹でも冷えたか」




ドビュブバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

【次の日】

チュンッ…チュンチュンッ

勇者「お、おいエルフ…大丈夫か?」

オーク「結局昨日からいないと思ったが…明け方帰ってきて…なにがあったんだ?」

エルフ「…………大丈夫。………なんでもない。」

勇者「いや、明らかに目から光が消えてるぞ?」

オーク「腹が減って機嫌が悪いのか?そういう時は大体美味い物を食えば治るものだ。主人、今日の朝食は?」

宿屋主人「へいっ!豊満に膨らんだ大きなパンにぎゅっと縛って味を閉じ込めて作ったソーセージ、それと濃厚こってりジュースです!」」

エルフ「豊満……縛る…ソーセージ…濃厚ジュース……ひいいいいいいいい!いやああああああああああ!!」」

勇者・オーク「な、何があったああああ!?」





女騎士「すっきり♪」

‐ある日の一夜、完‐

見てくれた人がいてくれるというものは嬉しいものだな
初投稿だから至らないところがあってすまない

>>20
勇者(ややM)→エルフ(壁)→オーク(ホモ)→勇者
女騎士(ウシ)はオークでもエルフでも勇者だろうとほいほい食べる性欲の権化と言う設定でした

と自演

>>1から>>42まで俺の自演だった
ばれてしまうようじゃ俺もまだまだ自演力が足りないらしい

じゃ夜出せるよう途中だけど 続き



【ホモ温泉街より次の街】

オーク「やっとついたな…もう日が暮れてしまった」


勇者「まずは宿屋を探さないとな…あまり大きくない街だが宿屋くらいはあるだろう」


エルフ「もう泥だらけで歩きたくないわ…密林の泥とスコールが混ざってブーツの中がぐちょぐちょよ…早くシャワー浴びたい!」


宿屋主人「すんません…1人用と2人用が一部屋ずつしかないんすよ」


勇者・エルフ・オーク「…!」

勇者(エルフと合法的に同部屋の可能性!しかもここには温泉はなさそう…)


勇者(つまり部屋のシャワー…!そして彼女の服はぐちょぐちょ…!服を脱ぐ…!)


勇者(いや待て俺!抑えろ俺!エルフはオークが好きなんだ。俺は祝福すると決めたじゃないか!)


勇者(ここは耐えろ…でもエルフの着替えをオークの視線を気にせず生で見れるチャンス…いやいやいやいや耐えろ俺!)


勇者(俺はリーダーだぞ!?リーダーは仲間の体調、気持ち、関係を大事にし、不満が起きないようにすることも立派な役割!)


勇者(エルフと2人きりになって一夜を過ごしたい…が……くっ…くうううううっ!いかん、涙が…耐えろ!男だろ俺!)


勇者(ぐっ…………よしっ!耐えたぁ!)


勇者(ここはリーダーと言う名目で俺が1人用。エルフとオークが2人用としよう!)

オーク(こ、この流れでは普通男同士で一部屋と女が一部屋ではないか?)


オーク(ま、まさにこれは神がくれた親睦を深めるチャンスではないだろうか…!)


オーク(勇者と親睦を深め心を一つにし、心身ともにパートナーとなるチャンスでは!)


オーク(い、いかん。想像したら鎧と腰巻の下が……だめだ!これでは!)


オーク(勇者は平和になるまでは今のままでいようと言ったではないか!)


オーク(勇者は偉い…!まずは世界の平和を考えて、勇者の使命というものに殉じる立派な奴だ)


オーク(それなのに俺は…俺は自分のことしか考えず…ましてや下劣な欲情などを抱き…)


オーク(だめだ…今の俺には許されない、勇者と別の部屋を提案しよう!この下劣な感情を払うのだ!)


オーク(だが勇者をエルフと一緒にさせたらエルフが騒いで睡眠の邪魔をするかもしれん。奴はいつもうるさいからな…)


オーク(…よし、勇者にはゆっくりとしてもらうため1人用、俺とエルフで2人用にしよう)

エルフ(こ、これってアピールチャンスじゃない?いつも野宿か3人用か全員1人用だったし…)


エルフ(ここでオークと2人きりになれば、朝まで私の魅力をたっぷり見せつけてやれるじゃない!)


エルフ(と、と言うか………する?しちゃう?あいつバカだからちょっと私がエッチなアピールすればすぐコロッといくに違いないわ!)


エルフ(ま、ままままま待ちなさい!いけないいけない…あのウシ乳女のせいでちょっと考えがおかしくなってるわ…すぅ……はぁ…)


エルフ(私は純粋にオークが好きなのよ。身体だけが目的なんかじゃないんだから…)


エルフ(ま、まあ…アイツがどうしてもっていうなら……してあげてもいいんだけどさ…)


エルフ(あああああああ!だからそう言う考えじゃないって!しない!そんな事しない!)


エルフ(………よし!身体のことはとりあえず後にして、まずはオークと同じ部屋になる!)


エルフ(勇者はいつも大変だから一人でゆっくり休めばいいと言えば十分な理由になるわ!)


【システム】
3人の意見が一致した!

勇者「よし、じゃあ部屋割りだが…」


オーク「あ、ああその件なんだが俺から提案が……」


エルフ「ま、待ちなさい!勝手に決めないでよ!私の考えは勇者が………」


宿屋主人「あ、すいやせん……そちらのオークの方……たぶん2人部屋のシングルベッドじゃ大きさたりないんじゃないかなと…」


宿屋主人「申し訳ないですが、オークさんは1人部屋のダブルベッドで…お願いできますか?」


勇者・エルフ・オーク「あっ…はい……」

【1人部屋】

荷物(ドサッ)


オーク「ふう…まあ、提案したい形とは少し違ったが勇者と離れられてよかった…と言うところか」


オーク「勇者……俺はこの旅でお前の伴侶として誇れる立派な男になる。その為には勇者の気持ちを無駄にしないよう、俺も邪な感情は抱くまい」


オーク「まずはシャワーを浴びる前に腹筋と素振りでもするか…そして早めに寝て翌朝には万全な体制で旅に出れるよう……」


オーク「ん、しまった…翌朝の集合時間を決めることを忘れていたな」


オーク「仕方ない、さすがにまだ寝てはいないだろう。聞きに行くとするか」



ガチャッ…ザッザッザ

【2人部屋】

勇者(おいおいおい、いいのか?いいのか?こんな状況でいいのか?エルフと…エルフと2人きりだぞ!?)


勇者(だ、だがエルフは将来オークの妻になる予定…俺は誓ったじゃないか、二人の仲を見守ろうと。俺のエゴで二人の仲に亀裂が入るなど勇者として…いや、男としてしやってはいけない)


勇者(平常心…平常心…!平常…)


エルフ(あーあ…残念だな、オークと一緒の部屋が良かったのだけど…そうだ、寝る前に遊びにいってみようかしら)


エルフ(その為にはまずはシャワーを浴びてきれいにならないと!そしてリンスの匂いを漂わせて、あいつの部屋に行けば…ふふっ…うふふふっ)


エルフ「あー…ここ脱衣所ないじゃない!シャワー浴びたいのに…もう仕方ないなあ……ねえ勇者、ちょっと…恥ずかしいからあっち向いててくれない?」


勇者「あっ、はい」


クルッ


グチュッ…スルッ…スルルルッ…サラッ…


勇者(しずまれ俺のへいじょうしいいいいいいんん!)

【同時刻】

ドスッドスッドスッ


オーク「勇者、明日の件で聞きたいことが…ん?部屋の声が漏れて聞こえてるな」


オーク「安い宿だし仕方あるまい。俺も気をつけるか」


エルフ「……ねえ、恥ずかしいからあっち向いててくれない?」


オーク(…なっ…なんだと!?(鍵穴からのぞき))


オーク(な、なんだこの状況は…!?勇者が奥のベッドに座り待っているように見え…エルフがドアの向こうで全裸になって今の言葉だと!?)


オーク(なっ…なっ…なっ…なんということだ…さすがに俺でもわかる…こ、この状況は…)


オーク(……へ、部屋に戻るとしよう。邪魔をしては…いけない…)

【1人部屋】

オーク(そうか…そうだったな…勇者は優しい男だ。俺だけの勇者でないことはわかっていたじゃないか)


オーク(よくよく考え直せば勇者は決して一族の血を絶やしてはいけない存在)


オーク(神の祝福をいただいたとしても、俺と結ばれてしまえば子供ができるとは思えない)


オーク(それに比べてエルフは女だ。更にその中でも美しいほうだとは思う…胸はないが)


オーク(俺以外には優しいからなあいつは…。胸はないが勇者が惚れてもおかしくはないだろう)


オーク(勇者は誰にでも優しく、平等に向き合う素晴らしい男だ。エルフの街の誰にも好かれている。きっと祝福されるだろう)


オーク(…身を引こう。ただでさえ報われない愛だ。そして見守ろう…祝福しよう。勇者とエルフの恋を。…あいつに胸はないが)


オーク(……ぐすっ)

【暫く後、1人部屋】

エルフ(リンスの香り…よし。毛の処理…よし。耳の手入れ…よし。……よしっ!)


コンコン


オーク「……誰だ?」


エルフ「わ、私だけど入っていい?」


オーク「……終わったのか?思ったより早いのだな」


エルフ(シャワーのことかしら…なんで入ってたの知ってるんだろう?あ、私入り口でぼやいてたか)


エルフ「うん、とても気持ちよかったわ」


オーク(そうか……さすが勇者だ。何でもこなすとはこの事だな…俺は不器用だしオークだからな。そう言う愛は難しいかもしれん)


オーク(さすがに…今日だけは合わす顔もないな。こんな気持ちを引きずってはいけないことはわかっているが…いるが…!)


オーク「すまない…少々精神を集中しているのだ…。明日でいいか?」


エルフ「えっ?あっ…うん…ご、ごめん。邪魔したわ…」


オーク「……すまない」


エルフ「い、いいわよ!別にあんたみたいな男と一緒にいても話す事なんてほとんどないし!」


オーク「…そうだな。その分勇者と話してこい」


エルフ「そうするわよっ!ふんっ!」


カツカツカツカツ……


エルフ「ばかっ…!」

【2人部屋】

エルフ「ねえ勇者…」


勇者「な、なんだ?(冷たい水を飲みながら)」


エルフ「私って…魅力ないかな…」


勇者「ブーッッッ!!!」


勇者(なんだこの可愛さとしおらしさは!?湯上がりなうえにいつものツンではなく、こう…優しく抱きしめたくなるような気持ちは!?)


勇者「い、いきなり何を言ってるんだお前は!」


エルフ「私ってほら…みんなより体力ないし…わがままかもしれないし…怒ってばかりかなって思うとき結構あるんだ…」


エルフ「それにほら、あのウシ乳…じゃない女騎士みたいに女性の魅力ってのがないような…」


勇者「そ、そんな事ない!お前は…十分魅力的だ!」


エルフ「えっ…?」

勇者「お前は確かに体力は俺たちよりないかもしれないが、誰よりも注意し誰よりも正確で、そして誰よりも強い魔翌力を持っている!」


勇者「それだけじゃない!野営中に作るお前の料理は美味しいし!気が利くし!」


エルフ「そ、そこまで褒められるとなんか照れる…」


勇者「な、何よりお前は可愛いし……」


エルフ「勇者……」


勇者「何より俺はおっぱいの小さな子が大好きだ!」


バキイイイイイイイイ(顔面右ストレート)


勇者「へぐぶっ!」


会心の一撃!勇者は武闘家の全力と同じくらいダメージを受けた

魔翌翌翌力ってなんでしょうね
魔翌力に訂正でお願いします

そういうときはメール欄にsagaといれるといい
さげじゃなくて佐賀ね

エルフ「でもまあ…ありがとう。そうね、私らしくなかったわ」


勇者「ふぁぃ、元気になっへくれれば何よりでふ」


勇者「回復魔法(小)」


勇者「回復魔法(小)」


エルフ「よし、明日に向けて寝るわ。あなたもそのバカな顔治してさっさと寝なさい!MP回復しないわよ!」


勇者「ひゅいまへん、今その傷治ふために減っへます」


勇者「回復魔法(小)」


勇者「口が曲がっへ…うまく魔法がとなえひゃれん…」

>>57
仕様だったのか
ありがとう参考にする

【深夜】

ホゥ…ホゥ……


エルフ「すぅ…すぅ…zzz…」


どさっ


勇者「ああまったく、エルフは毛布落として……しょうがないな……な、なにぃっ!」


勇者(目の前にははだけた布の寝間着…!そしてその奥に見えそうで見えないようにしようとしてもやっぱり見えてしまうエルフの…エルフの胸…伝説のちっぱいが…!)


勇者(ごくっ…)


勇者(いや…でもエルフはオークの事を…。俺は…俺は見守るって…でもこんなチャンス滅多に…!)


勇者(こんな時オークならどうする!?考えろ!あいつはこんな邪なことは考えない男だ!)


勇者(あいつなら……)

勇者(……オーク「エルフ…」)


勇者(……エルフ「ごめんね…あの女騎士みたいな胸のほうが柔らかくて好きでしょ?」)


勇者(……オーク「無理はするな、俺たちは長寿だ。その胸だって百年もすればきっと大きくなる)


勇者(……エルフ「で、デリカシーってもんがないの!?そういう時は嘘でも可愛いっていうものでしょ!)


勇者(……オーク「すまん。無粋だった」)


勇者(……エルフ「それなら貴方が揉んで育ててよ…!ばか…)


勇者「だああああああああ!!」


バタンッ


ヒュインッ!

ホゥ…ホゥ……


女騎士「……………。」


勇者「……………。」(正座)


女騎士「………………………。」


勇者「………………………。」


女騎士「…で、団員の空き部屋を借りに私の所に来たと」


勇者「はい」


女騎士「勇者が常識も考えずこんな深夜に」


勇者「…はい」


女騎士「冒険で必要な魔法のカギを悪用して私の部屋を開け」


勇者「……はい」


女騎士「眠りについていた私を無理やり起こして」


勇者「…………はい」


女騎士「罪を認める前に何か言いたいことは?」


勇者「ごめんなさい」

【翌朝】

勇者「えー…今日は近くのアイテムを探すためここを拠点にして動くことにする」


オーク「どうしたんだ勇者…顔は腫れてるし足が痺れたようにプルプル震えて…」


エルフ「腕とか首とかみみず腫れがあるんだけど…昨日そんな敵いたかしら…」


勇者「……気にしないでくれ。ちょっと夜中に散歩してたらモンスターに遭遇しただけだ。対処はしたから問題ない」


エルフ・オーク「そ、そう…」


女騎士「鞭攻め、朝まで正座重石攻め、往復びんた…ふう」


女騎士「すっきり♪」

ー次の街 終了ー

『第3話』

【次の街近辺洞窟】


エルフ「じめじめしていていやな場所…」


勇者「そうだな、早く【真実の鏡】とやらを見つけ出して抜け出そう」


オーク「しかしそろそろ僧侶が欲しいところだな。勇者の回復魔法(小)は…まあ色々気持ちよくて嬉しいがそれだけでは勇者の負担が大きすぎる」


エルフ「そうね…攻撃の半分と回復全部と私の肉盾全部と言うのはさすがにね」


オーク「最後の言葉に関してはもっと非難していいぞ勇者」


勇者「はははっ、俺が望んでやっている事だから安心してくれ」


オーク(自分にとって大切な人を身を挺して守る…勇者は男としても立派だ)


エルフ(……私はオークに守ってほしいんだけどなぁ…チラッ)


オーク(エルフも幸せな女だ。俺も仲間として精一杯この二人の恋を応援しよう…チラッ…フッ)


エルフ(なんか可哀相な憐みの目で見られてる!?)

勇者「ま、僧侶の件はこの探検が終わったら検討してみようか」


エルフ「この前誘ったときは良い僧侶が見つからなかったものね」


オーク「あの時は大変だった。まさかあんな恰好で来るとは思って……むっ!」


魔物が現れた!
大魔法コウモリ×3


勇者「敵か!」


勇者は反応良く剣を抜くと、素早い動きで切りかかった


大魔法コウモリAにダメージを与えた!


勇者(見てくれたかエルフ!俺の反応と勇士を!)


エルフ「……ブツブツブツブツ(魔法を唱えるために集中している)」


勇者「ごめんなさい、俺が不純でした」

オーク「おおおおおおおおっ!」


オークは巨大な斧を大魔法コウモリAに叩き付ける!


大魔コウモリA「ぐげっ!」


大魔法コウモリAを倒した!


オーク「フンっ」


大魔法コウモリB「ぴぎゃあああああああああああああ!!!!」


大魔法コウモリBは雄たけびを上げた!


勇者「っ!!」


エルフ「ひゃんっ!」


勇者はすくみあがった!


エルフはすくみあがった!


オークは落ち着いている!


大魔法コウモリCは混乱魔法(大)を唱えた!


オーク「しまっ…!」


勇者は混乱した!


エルフは混乱した!

手持ちのデータがここまでしかないので続きは夜か明日

ありがとう、読んでくれる人がいるだけでぼかぁ幸せ

勇者「あー……やばい、なんか気持ちいい…エルフが1人…エルフが2人…」


勇者「可愛いエルフが何人もいるわー、よりどりみどりじゃないのー」


オーク「混乱している…!?おい勇者!目を覚ませ!」


勇者「大丈夫だよーみんな平等に愛してあげるよー」


オーク「何を言ってるんだ!エルフは分裂などせん!くっ!、コウモリ邪魔をするな!」


勇者「そんな事言うなよエルフー、可愛い胸が台無しだぞー」


おっぱいぽにゅんぽにゅん


ぱふっぱふっ


お腹ぷにゅっぷにゅっ


オーク「おいこらっ!俺の腹や胸をもむな!戦闘中だ…」


オーク「あんっ…v」

エルフ(やばぁ……これ混乱魔法よね。私としたことが引っ掛かるなんて)


エルフ(落ち着きなさい私……落ち着けば十数秒で魔法も解けるはず…)


エルフ(こういう時は焦らず、敵と味方は判別できないと思うべきね)


エルフ(味方同士討ちなんていやだから……無駄な攻撃は抑えてオークと勇者に任せましょう)


………


……





エルフ(よし…周りの声もしっかり聞こえてきた。そろそろ思考もまとまって認識も…ん?あれはオークと……ウシ乳?)


エルフ(こんな所で何をやって……んっ?オークの声が…)


オーク「あんっ…v」


エルフは火炎魔法(中)を唱えた!


エルフは火炎魔法(中)をもう一度唱えた!

勇者・オーク「熱い」


エルフ「ごめんなさい!ごめんなさい!」


オーク「まあ混乱していたようだからな。仕方あるまい」


勇者「しかしこれで分が悪くなったな…僧侶が本当に欲しくなってきた」


オーク「そうだな、これが終わったら一度戻るとしよう。ハアッ!」


大魔法コウモリBを倒した!


勇者「回復魔法(小)!」


オークは少し回復した


オーク「ああ…勇者。穴がふさがって気持ちいい感じだ」


勇者「そりゃまあ傷をふさぐ魔法だからな」

寝落ちしてた

エルフ「火炎魔法(中)!」


大魔法コウモリCに大ダメージを与えた!


エルフ「よしっ、あと少し!」


勇者「油断するな!そいつは一気に倒せない時、体力が少なくなると…最後に!」


エルフ「わかってる!爆発魔法ね!退避するわよ!」


大魔法コウモリは爆発魔法を唱えた!


全員はそれぞれ近場の岩陰に隠れた!

ドカアアアアアアアアン!!


エルフ「ふふっ甘い甘い、さあとどめを…」


勇者「エルフ!上だよけろおおお!!」


エルフ「えっ…?上?」


エルフ「ば、爆発で天井が壊れて…きゃああああああ!」


ガラガラガラガラガラガラ…

エルフ(あ、やばい間に合わない)


エルフ(私より大きな岩が落ちてくる。わかってるのに身体が凄い遅い)


エルフ(早く逃げなきゃってわかってるのに動けないってこういうことね)


エルフ(まずいかなこれ……まずいわね。叫び声くらいでるかしら)


エルフ(ああ…こういう時ってなぜか好物の牛乳寒天食べたいって思うのよね…)


エルフ(牛乳と言えばあのウシ乳で牛乳寒天作れるかしら)


エルフ(いやね私何言ってるのかしら、牛乳寒天に失礼…)


ガラガラガラガラガラガラ…

勇者「くっ…!」


大魔法コウモリCに剣の一撃!魔物を倒した。


勇者「大丈夫か!エルフ………っ!」


エルフ(…………)


エルフ(……)


エルフ(…あれ?なんともない?それになんか)


オーク「………さすがに岩は痛いな」


エルフ「……?もしかして私をかばって上に?」


オーク「まずは動いてくれ。瓦礫が重いし痛いしでかなわん」


エルフ(ズキュウウウウウウウウウウウウン!!!!)


勇者(……やっぱりお前達お似合いだぜ!)

【次の街 宿屋】

オーク「すまんな、応急手当の魔法も受けたし1日もたてば治るだろう」


勇者「なあに心配するな。目的は逃げないし僧侶を探すこともあるしな」


エルフ「……ごめん。私の油断のせいで」


オーク「気にするな…誰だってそういう時はある。それにそういう時守るのが俺の役目だ」


エルフ(キュン…キュン…)


勇者(エルフのオークに対する視線が羨ましい!妬ましい!ちくしょう!)


宿屋主人「では、オークさんの面倒は任せてくだんし」


勇者「ああ、じゃあエルフ…部屋に行こうか」


エルフ「オーク…」

オーク(さて……暇になってしまったな)


オーク(今頃2人部屋のほうでは僧侶の相談でもしているのだろうか…)


オーク(久々昼から時間ができているからな。あいつらもゆっくり話し合えて嬉しいだろう)


オーク(俺が動けないからな…情事に走ってもばれないだろうな)


オーク(…勇者は優しくエスコートしてやるのだろうな)


オーク(……もし相手が俺でもエスコートしてくれるのだろうか)


オーク(………勇者のを入れられるのも気持ちいいかもしれん)


オーク(…………ごくっ)


宿屋主人「ちーっす。薬草湿布の張り替えに来やし…」


ビクンッ!ビクンッ!


オーク「………」


宿屋主人「………」


オーク「………これは…だな」


宿屋主人「……何も見てねえっすから大丈夫っす」


オーク(優しさが辛い)

エルフ「オーク、大丈夫かしら…」


勇者「ああ、まあ大丈夫だろう。とりあえず明日の様子を見て決めよう」


エルフ「そうね……」


エルフ「………はぁ」


勇者(光の女神様、片思いしてる子が俺以外に片思いしてるのを見るのが辛いです)


勇者(なんと言うか…ここにいるのが辛いです…)


勇者「ちょ、ちょっと故郷の酒場で僧侶の募集でもかけてくるよ」


エルフ「………えっ?あっ、うん。行ってらっしゃい」


勇者「……心がここにない」


勇者「転送アイテム使用、故郷城」


ヒュインッ

【故郷城、騎士団長室】


女騎士「それでなぜ酒場に行かず私の所に来る」


勇者「一人はさびしいので一緒にいてください」


女騎士「それでも勇者か」


勇者「自信がありません」


女騎士「……はぁ。お前達はどいつもこいつも…」


女騎士「つまりは男として自信をつけたいのだろう?」


勇者「え?いや、そういうわけじゃ…」


女騎士「女々しすぎる!勇者ならもっとしゃきっとしろ!」


勇者「ごめんなさい」

女騎士「はぁ…仕方ないひと肌脱いでやるか」


カチャカチャ


ヌギヌギ


勇者「は、はあ!?だからなんで本当にいきなり脱ぎ始めるんだよ!」


女騎士「いやだから、ひと肌脱ごうと」


勇者「脱ぐの意味が違うだろ!お前頭の中はエロい事しか考え…」


女騎士「混乱魔法(単)」


勇者「………ほぇ?うわあ…ふわふわだぁ」


女騎士「ほーら、目の前にいるのはエッチでデレ状態のエルフよー」


勇者「エルフ…?ああ、エルフだ…エルフー!」


女騎士「いやん♪」

【翌日】

勇者「今日…は……冒険はやめ…て…僧侶を…探しに行き…ま…す」


ゲッソリ


エルフ「勇者…大丈夫?怪我したオークよりゲッソリしてるんだけど…」


勇者「だ、大丈夫っ。これ以上でないからっ!血が…血が出るの!もう許してっ!お願
っ!」


エルフ「…は?」

オーク「………」

オーク「お前…見かけに似合わず夜は凄いんだな」

エルフ「……は??」




女騎士「すっきり♪」

『第3話 終了』

第4話できたので見直して9時ごろ書きます

ボツが出るほど思い付きがいまいちだったのでゴメンね

『第4話』

【故郷の街 酒場】


勇者「ママさん、この前の募集どうなってる?」


酒場ママ「ちょっと待ってね…。あ、何件か募集あったわ。今も近くにいるみたい」


勇者「そうか!でもこの前は僧侶(二次元)や僧侶(性癖)、はては僧侶(魔王)だったからな…」


エルフ「今度は大丈夫?」


酒場ママ「悪かったわよ…。今度は自己PRでは戦闘経験者ばかりよ。本当かどうかはともかくね」


オーク「そうか、まあその当たりは俺達が見極めよう。呼んできてくれないか?」


酒場ママ「はいよっ。3時間後くらいに集まるようにするよ!」

【3時間後 酒場の個室】

酒場ママ「じゃあ、集まったようだから私が1人ずつ向かわせるわ」


……





コンコン


○○「失礼します」


勇者「まずは女性か…どうぞ」


サラッ……


勇者「…おお、きれいな金髪のさらっとした長い髪」


オーク「突き刺すような鋭い視線、敵を圧倒するだろう装備、それでいて気品溢れる立ち振る舞い!」


エルフ「そして何より全てを包みそうな豊満な胸!」













勇者「お前何しに来たんだよ」


女騎士「てへっ♪」

勇者「ほら、仕事に戻れ」


女騎士「ちぇっ」


バタン


オーク「騎士団長がサボって何やってるのだか」


エルフ「あれで本当に強いんだから悔しいわよね」


勇者「ま、まあ気を取り直して面接を続けよう」


※申し訳ありません!
>>108 と >>109 逆です。逆に読んでください!

女騎士「暇なので応募しました」


オーク「僧侶の募集なのだが」


女騎士「回復魔法も使えます」


勇者「たしかにお前そこそこ使えたな」


女騎士「最前線で戦えて回復もできてレベルも高くて美人で綺麗でステキでおっぱいの大きい僧侶はいかがでしょうか」


エルフ「くたばれ(胸ペターン)」

……


僧侶2「血を見たら卒倒します。だから血を見ない世界になるよう祈るために僧侶になりました」


オーク「敵を切るだけで血が出るのだが」


……


僧侶3「僧侶服が大好きなので僧侶になりました」


勇者「いや、俺も女性用の僧侶服好きだけどさ。おっさんが女性用僧侶服着るのはどうよ」


……


僧侶4「僕、この前小学校の授業で回復魔法(小)となえたよー!」


エルフ「採用」


勇者・オーク「だめ」

勇者「中々欲しい人って集まらないものだな…」


エルフ「むしろ変な人のほうが多いわね」


コンコン


オーク「はい、どうぞ」


シャラッ……


勇者「……美しい」


オーク「全てを優しく包み込むような雰囲気」


エルフ「そして何より全てを包みそうな豊満な胸!」












勇者・エルフ・オーク「僧侶服着てもだめだから」


女騎士「ブーブーッ」

女騎士「私の冷やかしはともかく、中々期待に応える僧侶が集まらないようだな」


オーク「今気づいたのだが…勇者、お前の街は平和すぎないか?」


エルフ「あ、私も思った。スライムとか弱いやつしか回りにいないし」


勇者「……なるほど、だから募集をかけても変なのしか集まらない」


女騎士「だから、私も仕事を問題なくこなしているからこうやって会いに来る…」


オーク「それはただのサボりと言うのだ」

……


僧侶5「であるからして…故郷城の制度の抜本的改革、さらには公共事業費の削減が必要不可欠なうんたらかんたらどっこいしょ」


エルフ「zzz……」


オーク「zzz……」


勇者「で、カジノのバニーガールの注目点といえばやはり細くすらっとした脚ではないかと思っている」


女騎士「ふむ、見所はいいのだが少し惜しい。勇者の言う脚は太もも辺りだろう?真のバニーガーラーが注目するべき点は後ろから見たお尻と脚の付け根部分だ」


勇者「後ろ?」


女騎士「そうだ。歩くたびに尻肉がはみ出るかはみ出ないかのように肉の質感が変わるのだ。むっちりならそれも魅力、引き締まった尻肉もまた逆の魅力で…」


僧侶5「と言うわけで、私がパーティに入れた暁には隣国とは仲良く資源の共有をしあい、技術の提供を惜しまず、友好関係をはぐくんで生きたいと思っています」


勇者「あ、はい、ありがとうございました。結果は後日手紙にてお祈りさせていただきます」

酒場ママ「あ、ちなみに今のが最後の人よ?」


勇者「マジで」


エルフ「普通の冒険者すらいなかったわね…」


オーク「しかし困ったな。これではまた今度の洞窟で苦労しそうだ」


勇者「ううん……王様に事情を話して近い地域に僧侶がいないか相談してみよう」


エルフ「ごめんね、うちの種族攻撃魔法なら使える人沢山いるのだけど…」


オーク「俺の種族はそもそも魔法使えるやつが少ないからな」


女騎士「すまない、私も胸から白い魔法を出すにはもう少し経験をためて子供を作らねば…」


エルフ「王国の騎士団さん、痴女がここにいます。捕まえてください」


女騎士「そうか、捕まえにきたぞ!どこにいるのだ?」


エルフ「………どうにもできない!」




勇者「では、先に宿屋に行っててくれ。俺は王様に会いに行ってくる」

【故郷城 王の間】


王様「おお、勇者よ!久しぶりであるな。成長しているようで何よりだ」


勇者「ありがたきお言葉です。本日は折り入ってお願いをしに参りました」


王様「そうか。50Gしか与えなかったことに対する恨みを晴らしにきたのかと思って少し怖かったぞ」


勇者「あの時はケチだとも思いましたが、ここの宿屋は2Gですので物価を考えれば十分な額です」


王様「それを聞いて安心したぞ。して用件とは?」


勇者「王様の知る所に、冒険に連れて行けるような僧侶はいらっしゃいますでしょうか」


王様「僧侶とな?ふむ…」


勇者「何も凄腕である必要はありません。回復や補助魔法の知識があり、冒険に同行できる体力があれば結構です」


勇者「私達もまだまだ未熟、共に戦い共に成長する仲間を望みたいと思います」


王様「あいや、わかった!その心意気は見事。我が国の中から可能な限り探し、必要ならば同盟国にも声をかけてみようぞ!」


勇者「ありがとうございます!」


王様「では3日後には酒場に向かわせるとしよう。引き続き魔王討伐の任、よろしく頼むぞ」


勇者「はっ!承知しました!」

【3日後、故郷の町 酒場】


酒場ママ「で、この人が王様に指示されて仲間になる人よ」


オーク「……」


エルフ「……」


勇者「……」


酒場ママ「で、これが一緒に預かった王様からの手紙」

【手紙】
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

勇者よ、あれから色々考えたのだが


勇者と組む仲間である以上我々も恥のないよう


可能な限り腕の立つ者を用意させてもらった。


お主も知っての通り我が国は他の国より平和であるため腕の立つものは少ないが


その中でお主の希望に合うものを探したつもりだ。


何より、他の国に頼むと何かと援助などの外交などが必要になってしまうじゃろうし


その給料泥棒を役立てることができてわしもせいせいじゃわい。


はっはっはっはっは




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

勇者「確かに回復魔法は使える」


オーク「確かに腕も立つ」


エルフ「確かに仕事をサボる給料泥棒」










女騎士「にっこり♪」


【職業:僧侶? 種族:人間 性別:女性】が仲間に加わった!


『第4話 終』

現在のパーティー

勇者(人間) 男 物理4:魔法3(攻撃寄)
エルフ    女 物理1:魔法5(攻撃専)
オーク    男 物理6:魔法0(魔法無)
女騎士(人間)女 物理3:魔法3(回復寄)

『第5話~エルフ回想記~』


故郷のお母さん、元気にしていますか。エルフです。


魔王討伐の役に選ばれ里を出てから約半年が立ちました。


最近冒険が辛くなったこともあり、仲間を探したところウシが加入しました。


ウシのおかげで私の立場と恋が結構ピンチです。


間違えました。ウシではありません、ウシ乳です。


でも畜生である事には変わりありません。


せっかくなので心の中で言いたいと思います


チクショウ

私たちは今、真実の鏡を求めてある洞窟に再突入しています。


勇者「前はここで大魔法コウモリで大変な目にあったんだ」


女騎士「ああそういえば混乱で全滅しかけたとか言っていたな」


オーク「うむ、爆発魔法よりも同士討ちに合うほうが辛いものがある」


女騎士「大方いやらしい幻でも見てたんだろう?誰かの裸とかな。」


勇者「ばばばば、馬鹿言うなよ!普通の幻覚だよ!」


あの慌てようです。バレバレです。

勇者はむっつり……コホン、奥手なのできっとあのウシ乳の幻想でも見てたのでしょう。


勇者がこっちを見ています。顔が赤く、恥ずかしそうな視線です。


大丈夫。私は勇者がウシ乳に犯されても笑顔で見なかった事にしてあげるわ。


大切な仲間ですもの。(にっこり)


勇者「無言の優しさが辛いですエルフさん」

問題はこれだけではありません。


先ほどから薄々感じていたのですが…ウシ乳の能力、騎士団長の名は伊達ではないのです。


魔物が現れ…!


バシュッ!


女騎士の先制攻撃!地中骸骨に中ダメージ!


女騎士「ははははっ!遅い!」


女騎士の連続攻撃!地中骸骨に中ダメージ!


地中骸骨Aを倒した!


地中骸骨Bが現れた
大魔法コウモリAが現れた


……悔しいけど強いのです。

エルフ「来たわね!魔法を唱える!」


エルフは詠唱を開始した


勇者の攻撃!会心の一撃!


大魔法コウモリAを倒した!


勇者「っよし!」


地中骸骨Bの攻撃!女騎士を狙った!


ガキンッ!

オーク「ぬっ…!」


オークが女騎士を盾でかばった!


女騎士「助かる!」


オーク「問題ない、これが俺の仕事だ」


エルフ「ぶつぶつぶつぶつ」


そうです。妙にウシ乳とオークの相性が良いのです


今までは私を守ってくれたと思っていたのですが…


やはりオークと女騎士は相性が良いのでしょうか…


……エルフの火炎魔法がどんどん大きくなっていく!

続きはちょっと後で。

ごめん寝てた。キリのいいところまで

オーク「敵ごと燃やすとは」


エルフ「……ごめんなさい」


女騎士「くすっ、仕方ないな。オークの身体が大きいのが悪い」


オーク「今更体の大きさに文句を言われるとは」


女騎士「だがスマートのほうが男にも女にもモテるのが一般的だな」


オーク「男にも…?ふむ…」


オークが悩んでいます。オークのような単細胞にも気になる人がいるのでしょうか。


私は大きくても好きなんだけどな。


勇者と自分を見比べているようです。勇者は確かにスマートなタイプです。


オークの顔が赤くなってます。そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに。


オーク「しかしダイエットか…筋トレとは違い難しいものだろう」


女騎士「私だって必要なときはしている。宿屋についたらやってみるか?」

女騎士「回復魔法(中)」


オーク「おお、傷の治りが(小)とは違うな」


女騎士「あっちのほうも回復するぞ?この辺とかもう元気一杯夢一杯に」


サワサワ


エルフ「っっっ!!!」


オーク(無反応)

それでも戦力が増えたことは大きいことです。


私たちは大きな問題もなく最下層の宝箱につきました


私はオークと女騎士の仲の良さにイライラしてたのかもしれません。


不用意に宝箱を開けてしまいました。


カチャッ


勇者「あ、待て!不用意に開けるな!」

失態です。私が開けたのが原因で煙に包まれてモンスターが召喚されてしまいました


勇者「古代樹のモンスターだと!?大きい!」


グワオオオオオオオオオオ!!!


シュパッ!


女騎士「危ないっ!」


エルフ「えっ?きゃっ!」


ドシッ!


女騎士「くっ!」


なんということでしょう。私をかばったウシ乳の足に伸びた蔓が絡み付き


上空高くに引っ張られてしまったのです。

女騎士「ちっ…!離せ!」


逆さに持ち上げられているウシ乳が必死に剣を振っていますが届きません


ああ、長いスカートが捲れて綺麗なショーツが見えています。


更にガーターベルトです。どちらも白です。


騎士のくせに足も細いです。長いです。スラッとしています。


エルフ「くっ…ご、ごめんなさい!」


私は悪い子です。反省していませんでした。

オーク「勇者!時間を稼ぐぞ!」


勇者「ああ!エルフ頼むぞ!」


エルフ「えっ、あ、はいっ!」


それでも味方は味方です。助けなくてはいけません。


詠唱を開始します。大きな魔法を使う予定なので少し時間がかかります。


勇者「だあああ!」


勇者が何重もの蔓を切り破り道を作っていきます。

オーク「うおおおおおお!」


ドスン!と大きく鈍い音がします。


幹にたどり着いたオークが大きな斧でまさに木こりのように一撃を入れたのです。


古代樹のうめき声が聞こえます。怯んでいます。


勇者「爆発魔法(小)!」


爆発音とともに上空の蔓が何本もブチブチと切れ女騎士を掴んでいた蔓も切れました。

女騎士「わ、わわっ!」


オーク「……よっと」


オークが落ちてくる女騎士を受け止めました。


これで上部ががら空きです


エルフ「熱閃魔法(大)!」


洞窟の内部が一瞬明りに包まれると、洞窟の一部に物凄い熱気が立ち込めます。

……




光がおさまったころには、古代樹の上半分は干からびたように枯れていました


エルフ「…ふう」


勇者「よしっ!さすがエルフ、完璧なタイミングだ」


エルフ「そ、そんな事ないわよ。皆が私に合わせてくれたおかげだし」


オーク「そんなことは無い。お前の為に道を作るのが俺たちの役目だからな」


……やっぱり褒めてくれると嬉しいな。

女騎士「ところで、この格好は嬉しいがそろそろ降ろしてくれないかな?」


エルフ「…!あっ、ああああああ!」


なんとオークが落ちてきたウシ乳を抱えた姿はお姫様抱っこです。


思わず指さして声を出してしまいました。


なんと羨ましい、じゃないなんと羨ましい、いや、羨ましいのでしょう!


オーク「ん?ああ、すまんすまん。ほらよ」


オークはオークで何も感じていないのでしょう。この鈍感男が。

女騎士「いやいや、意外と乙女チックな展開もいいものだな。ははっ!」


ウシ乳がにやにやしています。私だってされたことないのに!


女騎士「……ん、羨ましいのか?」


エルフ「べ、別にそんなわけないでしょ!」


エルフ「そのくらい大したことないし…ないし…」


女騎士「にやにや」

勇者「そ、それなら……俺がお姫様だっこしてあげるさ!」


私は後ろから抱えようとした勇者の顔面を踏んであげました。


エルフ「結構です!」


皆してからかわなくていいのに。


勇者なんてからかって楽しいのか、踏まれてるのに嬉しそうだったし


勇者「あふん♪」

第5話前編部分終了
沢山のSSの中、見てくれている人がいることに驚きと感謝です。

後半部分は土日のどちらかで。

面白いの書けるんだから最初に自演なんてしなけりゃ良かったのに

あれは体を張ったギャグだろ?ww

>>155
そうそう、身体張ったギャグ。
>>1から>>157まで俺の自演は続く

では第5話続き、引き続き宜しくお願いします。

(第5話~エルフ回想記~後半)




……


無事【真実の鏡】を見つけた私たちは、一度いつもの宿屋に戻ることにしました。


今回はウシ乳も増えましたが、この宿屋には3人部屋はありませんので


オーク1人部屋(ベッドの関係上)
私・ウシ乳2人部屋
勇者1人部屋


と言う形になりました。


また相談した結果、無事攻略した記念に酒場で食事を取ることになりました。

勇者「で、この真実の鏡ってのは本性を見せるってやつだろう?」


盛り上がる酒場の1テーブルを皆で囲いながら食事をとっていました。


オーク「そうだな。村の人の話では偽りの姿を暴き出せるらしい」


勇者「一般人には普通の鏡だよなあ。俺が見てもなんら変わりないし」


エルフ「でもなんかちょっと違うように見えるのだけど…」


オーク「うむ、ちょっとだけ情けないと言うか、雰囲気が違うと言うか…」

女騎士「……あ、わかった。鼻の下が長く映っているな。むっつりすけべってやつだ」


オーク「ブフッ」


エルフ「ほ、本当だ…ふふふっ…あはははっ!」


勇者「うっそマジ!?違う、違うぞ!俺はエロくないし!ないし!鏡壊れてるって!」


こうやって楽しい話もできるこのパーティー、大好きです。


勇者に誘われずエルフの里にあと200年住んでも、こんな体験はできなかったでしょう


旅に出て本当に良かった。

ひとしきり勇者をからかい、勇者が顔真っ赤になったところで許してあげたのか


ふとオークが話題を変えてきました。


オーク「そうそう、ところでダンジョンでの話なのだが」


エルフ「ん?どの話よ」


オーク「俺も痩せれるかという話だ」


エルフ「ああ…いいじゃないそのままで」


オーク「考えたのだが、痩せることによって装備できる鎧が増えるのではと思ってな」


勇者「それは一理あるかもしれない」


オーク「やはり胸当てでは隙間が大きい。着れるものなら着たいものだ」


オーク(それに、着れれば勇者のお古の匂いが中に立ち込めるだろうし…)

女騎士「ではやってみるか?あっという間に痩せれる方法を知ってるぞ」


オーク「なんと。どんな方法だ?」


女騎士「それは申し訳ないが門外不出の方法でな。後でこっそり教えて…ん?」


女騎士「あれは…なんだ?」


女騎士が指を指しますが、酔っぱらいのヒゲマッチョと雄オークのイチャイチャしか見えません

サラサラサラ……


勇者「何もないぞ?」


女騎士「すまない、気のせいだった」


オーク「………」


エルフ「あんただけ何あっち見たままの?」


オーク「うらやま…あ、いやなんでもない」

2時間ほどたったでしょうか。私たちは酒場を出て宿屋に戻りました。


勇者「ふあああ!食った食った!」


オーク「うむ、中々美味かったな……食いすぎて少し眠くなったようだ」


エルフ「ダイエットと言ってた人がなんで食べ過ぎてるのよ」


オーク「……しまった」


女騎士「はははっ、では後で方法だけ伝えるから部屋に向かうぞ」


オーク「…よろしく頼む(目ゴシゴシ)」

エルフ「ねっ、ダイエットなら私も聞きたいんだけど」


女騎士「ん、そうか。でもこれは人によって方法が違うからな…」


エルフ「そう…」


女騎士「では、後で私と一緒にダイエットをしてみよう。すぐ戻るよ」


オークの部屋を訪れるきっかけになると思ったんだけどな…

………

……



エルフ「中々戻ってこないな…」


そろそろ1時間と言うところでしょうか。


ここまで遅いと心配になってきます。


エルフ「………淫獣と2人きり!?」


私はハッとしました。真実の鏡を覗けばサキュバスが映りそうなウシ乳の事です。


何があってもおかしくありません。

私は慌てて彼の部屋へ向かおうと、自室のドアを開けようとしたとき


バタン!


女騎士「戻ったぞ!」


女騎士「……何をしてるんだ?」


急に開いたドアが私のおでこを直撃しました。痛い。

エルフ「それは私のセリフよ!」


おでこを抑えながら私はウシ乳に問い詰めます


女騎士「いや、だからダイエットの用意を」


エルフ「そ、それはそうだけど…!でも…」


色々問い詰めようとした時、ウシ乳の人差し指が私の口をそっと抑えます。


女騎士「さ、次は私達のダイエットだよな」


エルフ「…………」

ウシ乳は本当大人の女性だと思います。


向かい合うと私だけはしゃいでるようで…子供のようだと思い知ります。


私のほうが100歳くらい年上なのにな…


膝を曲げて私の高さに合わせ、見せる顔は化粧の整った大人が見せる余裕のある笑み。


鈍感なオークでもさすがにこの魅力には気付くわよね。私だって…見惚れるもの。


女騎士「さ、ダイエットの為にオークの部屋に行くぞ」


エルフ「…はい?」


……なぜ。

コツコツコツコツ…


二人でオークの部屋に向かう途中、ウシ乳は私に語りかけました。


女騎士「言いたい事はわかっている。オークの部屋で何をしてたか…だろう?」


エルフ「そ、そんなんじゃ…」


女騎士「……オークが好きなんだろう?」


エルフ「えっ…!?えええええっ?」


知られていました。こんなに隠していたのに。


女騎士「わかるさ、私もオークが好きだからな」


エルフ「っ!!!!!?」


…………聞きたくなかった。

オークが前々からウシ乳と密会してた時から予想はできてました。


それを盗み聞きしようとしてとんでもない目にあったのだから。


でも、そうじゃなければいいなと心の中で思ってました。


私が一番オークが好きなのに。


一番大好きなのに!


女騎士「そして私は勇者もエルフも好きだ!」


エルフ「…………へっ?」

女騎士「エルフの声は可愛かったぞ!特に身体をビクビクさせながら許してなんて懇願する時なんてもう…」


エルフ「バ、バカ!思い出させるな変態!」


嫌なことを思い出しました。ウシ乳の部屋に強襲した一生の恥がよみがえります。


女騎士「勇者もオークも可愛いからな!つい愛でたくなってしまうのだ」

複雑な気持ちですが、ウシ乳は性欲が露出プレイの為に服を着るような人間です。


今更そのことに何を言っても無駄でしょう。


私達もその辺は理解して付き合いをしています。そこは諦めるとして…


…………恋愛として1:1でオークと付き合ってないことを知ってホッとしました。


が、ホッとしていたのは一瞬でした。


彼の1人部屋に着き、ドアを開けるまで…

エルフ「!?」


オーク「ふごっ!ふごっ!」


ドアを開けた時の状況は想像もできませんでした。


オークが目隠しをされ、猿轡をされ、両手両足をベッドに縛られて動くこともできません

女騎士「大丈夫だ。睡眠草と興奮剤を混ぜた薬を飲ませてある」


エルフ「の、飲ませてあるって!可哀想じゃない!!早く離してあげないと!」


女騎士「これで明日まではぐっすりお休みだし、無意識に興奮してほらあんなに」


ビクンビクンッ!

思わず私は喉をゴクンと鳴らしてしまいました。


鉄の装備を外した彼の腰巻の下から元気に踊り狂う暴れキノコが生えていました


異常な環境なのに目が離せません。心臓がバクバク言っています


女騎士「そうだろうそうだろう。……エルフの食事にも興奮剤を入れておいたのでな」


エルフ「はっ…はあああ!?」


女騎士「さあ!レッツダイエット!」


エルフ「………………」


エルフ「……はっ!そういう問題じゃない!」


当たり前です。こんな状況で大好きな彼にそんな事できません。


回答に時間がかかったのは別に意味はないです!


………ないです!

私は何とか残る精神で部屋に帰ろうとしました。でも、そんな私に対して


彼女は…ウシ乳は必死に我慢する私の頭をなでながら残酷な言葉をかけてきました。


女騎士「混乱魔法(単)♪」


エルフ「ふっ…わっ…ぁ…」

私は頑張ったほうだと思います。でももういいよね。ゴールしてもいいよね。


多分…そんな気持ちだったのでしょう。私の足は彼のもとへ動いていました。


そのあとの事は殆ど記憶にありません。


なので私の本日の回想はここまでです。それでは皆さん、おやすみなさい


ここから先は何もありません。

エルフ「…………ぺろっ」


オーク「っ……zzzっ…ふごっ!おおおお!」


………


……





ンッ…ァッ…

おはようございます。まぶしい朝日が目に染みます


とても黄色い太陽です。今日も一日いい天気になるでしょう


オーク「お……おは…よ……う」


勇者「…一日で本当に痩せたとは」


オーク「……よくわからないが、朝起きたら物凄い痩せていた…(ゲッソリ)」


勇者「……どんなダイエットだよ」


女騎士「~~♪(ツヤツヤ)」


エルフ「………(ツヤツヤ)」

故郷のお母さん、元気にしていますか?エルフです。


私はまた大人の階段を登ることができました。


大事な人と一つになることができました。


神様…贅沢は言いません。私の願いを1つだけ聞いてください。


彼が昨日のことを絶対思い出しませんように。







女騎士「すっきり♪」


エルフ「………すっきり」


『第5話~エルフ回想記~ 終』

皆様いつも見てくださってありがとうございます。
第6話、大体できたので今日から明日にかけて書きますので
また宜しくお願いします。

『第6話』


【大きな城、城下町入り口】


勇者「おおー、大きいなこの町は」


女騎士「そうだな、私達の故郷が4つはありそうだ」


エルフ「エルフも…オークも…あれってホビットかしら。色々な種族の人たちも見るし」


オーク「うむ、こんなに賑やかな町ならば色々必要品も買えそうだ。」

オーク「じゃあ俺と女騎士は武器と防具を見てくる」


女騎士「後で宿屋で集合だな。日没までには戻ろう」


勇者「わかった。じゃあ俺たちは道具を買ったら適当に過ごしてるよ」


エルフ「私も武器と防具見たかったんだけどな…装備買ったばかりだし仕方ないか」


勇者「そんなこと言ったら俺の武器なんて大体宝箱だぜ。これも女神様の示す道なのかね」


エルフ「くれぐれも女騎士に惑わされないように!いいわね」


オーク「こいつの痴態はもう慣れた」


女騎士「ひどい」


勇者・エルフ組とオーク・女騎士組に分かれた。

【武器・防具屋】


女騎士「ほらほら、魔法のビキニ!」


オーク「お前が着るとセクシーではある」


女騎士「水の羽衣!」


オーク「お前装備できないだろ。あと透けるから下着無しはやめろ、店主が見てる」


女騎士「ステテコパンツ!」


オーク「それは男性用だ。そしてそれ以外を脱ぐな。」


女騎士「……お前が一緒だと反応が薄くて面白くない。あれくらいやって欲しいものだ」


店主「う、うへへへへ、お姉さん綺麗でどうもまいったね…(腰屈めながら)」

【同時刻、道具屋】


店主「まいどありっす!」


勇者「ま、備品だからそんなに時間もかからなく用事も終わってしまったわけだ」


エルフ「どうする?まだ日没までには時間があるけど…」


勇者「そうだな…俺はエルフと一緒にいれるなら何でも…ん?」


『カジノで一攫千金!次の角右へ曲がる』


勇者「行ってみるか?」


エルフ「えっ、私やったことないわよ?」


勇者「いいからいいから」

【うるさいカジノ】


ジャンジャンバリバリージャンジャンバリバリー


エルフ「(333)」


エルフ「わ、また揃った!」


勇者「…………」


エルフ「ええと、数字が奇数だからもう一回当たるのね」


勇者「(776)」


エルフ「よくわかんないけど、玉がたっぷり!」


勇者「…東国カジノは相性悪いみたいだ」

エルフ「……少し分けようか?」


勇者「えっ?あ、いや!いいさ。エルフが取ったものだろう?」


エルフ「そうだけどさ、たまたまだし私たち仲間だし…」


勇者「いやいや、運でも自分の分から増やしたなら自分のものさ」


勇者「だから、好きな景品に変えてきなって」


エルフ「そう?じゃあ、この当たり終わったら何があるか見てくる…あら?」


エルフ「(777)」


エルフ「えへへー」


勇者「まずい…格好つけたけど予算オーバーしてるなんて言えない(669)」

エルフ「じゃ、この身かわしの服と魔力の杖で」


店員「アリヤットヤシター」


エルフ「じゃあ、先に戻っているわね?」


勇者「ああ、もう少し遊んだら俺も宿屋に向かうよ」


勇者「………(596)」

【1時間後】

勇者「……気づいたらパーティの予算に手を出してしまっていた…」


○○「………(ピクッ)」


勇者「はあ…帰るか。何て言い訳しよう」


……





お姉さん「お兄さん、お金使いこんじゃったの?」

勇者「えっ?あ、ああ…まあね。」


お姉さん「もしかして…手を付けちゃいけないお金を使っちゃった系?」


勇者「うっ…ぐっ…」


お姉さん「あら図星。くすっ」


勇者「き、君には関係ないだろう!」スタスタスタ


お姉さん「2時間程でできる高額バイトあるんだけどなぁ~」


勇者「……」ピタッ

勇者「……バイト?」


お姉さん「おや?興味ありかい?ちなみにこれくらいかな」


パチパチ


勇者「に…2時間でこんなに?犯罪とかじゃないよな?」


お姉さん「勿論さ。私だってそんな危ない橋は渡らないよ。」


お姉さん「ちょっと新しい仕事の手伝いを探してるんだ」


勇者「…どんな?」


お姉さん「それは秘密。ちょっとした商売だよ」


勇者「……2時間でいいんだよな」


お姉さん「もちろん♪」


勇者「(…あぶなくなったら逃げるか)」

いったんお休み
続きは後で

大丈夫大丈夫
このSSは誰も死んだりしませんハイ
では続き

【裏路地の店】

お姉さん「じゃあ次これ運んでおくれ」


勇者「今度はテーブル…まだまだあるけど、本当にただの荷物運びとは」


お姉さん「やっぱり冒険者は力あるねえ。うちの店で暫く働かない?」


勇者「遠慮しとく」


お姉さん「居てくれればこんなサービスもしてあげれるんだけどね」抱キュッ


勇者「い、いいっ!ほらっ!運ぶんだろう!邪魔邪魔!」


お姉さん「可愛いねえ♪」

……





勇者「…ふぅ。あらかた運び終わったか。でもまだ45分くらいだな」


お姉さん「お疲れ様、さすが若いね。」


勇者「これであれだけバイト代くれるなら安いものだよ」


お姉さん「あははっ!大丈夫、まだ仕事あるよ」


勇者「時間分はしっかり働くさ」


お姉さん「でもまあちょっと休んでていいよ。ほらジュース」


勇者「悪いね、ありがとう」

勇者「ところでさ、この部屋のさ…あの壁の穴って何?」


お姉さん「あれかい?あれがうちの店の新サービス。目玉だよ」


勇者「サービス?人がくぐれるくらいの穴だから隣の店見えて欠陥品みたいだが…」


お姉さん「隣の店もあたしの店だよ、覗いてみな?」


勇者「どれどれ…まあ裏路地だから予想はできてたけど…パフパフ店なんだな」


ガチャン

勇者「ガチャン?あ、あれ?抜けない…って穴が鉄の壁で埋まって抜けなくなってるぞ!」


お姉さん「どうだい?これがうちの新サービスだよ」


勇者「壁向こうから尻に話すなよ!」


お姉さん「こっちの店から下半身だけでお相手。で、あっちの店から上半身だけお相手」


お姉さん「同じ時間で2倍儲かるって考えよ。それにちょっと変なの好きな人もいるし」


勇者「それはわかったから!システムはわかったから早く離せよ!まだ荷物運びあんだろ!」


お姉さん「あんたが頑張ってくれたおかげで早く終わったからね。でもまだ1時間以上あるし」


お姉さん「いやはや、頑張っておくれよ兄ちゃん♪」


勇者「ふっざけんなあああああああああ!騙したなああああああ!」

【同時刻】

オーク「解せぬ」


女騎士「結構安くしてくれたな!思いのほか予算が浮いたぞ」


オーク「店主をステテコパンツ姿で値切る女は初めてだろうな」


女騎士「あの店主の慌てようは面白かったな」


オーク「どうして男は女の積極性に弱いのだ…」

おっさん「ハイハイ、プレ開店だよー。今ならテストプレイで格安だよー!」


女騎士「ん?まだ日も沈まないうちに呼び込みか。元気な店だ」


オーク「プレ開店…どれ…なんだ、風俗店じゃないか…」


女騎士「なになに…?壁尻で……人に見られず楽しめたり、動けない人をいじめたり?」


オーク「悪趣味な店だな」


女騎士「今日のお相手は生きのいい男冒険者…細身だけど筋肉ガチガチ!…とさ」


女騎士「どうだ?浮いた金で遊んでいくか?溜まってるんだろう?」


オーク「別に俺は男自体が好きってわけじゃないぞ。勇者だから好きなのでな。」


女騎士「そうだったな。別に女で勃たないわけではないし」


オーク「それに、大方借金のカタか騙されて連れ込まれた男だろう?」


女騎士「はははっ!冒険者とは思えないマヌケ……」


勇者「ふっざけんなあああああああああ!騙したなああああああ!」


女騎士「…………」


オーク「…………」

女騎士「………なあオーク」


オーク「……どうした?」


女騎士「私は少し用事を思い出した」


オーク「奇遇だな。俺もだ」


女騎士「ではここでお別れだな」


オーク「そうだな、後で宿屋で落ち合うとしよう」


女騎士「ところで右と左の店どっちに入る?」


オーク「右」

ぶつぶつで遅くなって失礼しました
今日で第6話終了

【左の店】

店員「タノシンデクレヤッセー」


女騎士「何をバカやってるんだ勇者は…」


女騎士「まったく、助ける身にもなってほしいものだ」


女騎士「その前にきついお仕置きを与えてあげねば…」ニヤニヤ


女騎士「ふむ、どうやら私は上半身側のようだ…」ニヤニヤ


女騎士「そうだ、勇者も仲間にこんな姿を見られては恥ずかしいだろう」ニヤニヤ


女騎士「そうだな、黒髪のウィッグを被って…メガネもして…声もアーッ…アーッ…」


女騎士「よしっ(ニヤニヤ)」


バタン


勇者「ひっ!」


勇者「た、助けてくれ!俺は騙されて……あ……美人…」


女騎士「まあ…騙されて?酷いお店だ……じゃない、酷いお店ね…」パフパフ


勇者「うわっ…顔に女騎士も顔負けの胸が当たって…」


勇者「しかもこの店に似つかわしくない長い黒髪の知的なお嬢様が…うぷぷ」


女騎士「でもごめんね。私もお金払ってる以上…私も楽しみたいの」


勇者「え、えへへ…そ、それなら仕方ないっすね…あははっ…」

【右の店】

店員「タノシンデクレヤッセー」


オーク「……けしからん、実にけしからん」


オーク「たすけてやらんとな。助けて」


オーク「お、おおおおこれはっ…まさに勇者のズボン…そしてこの体つき…間違いない!」


オーク「い、いや…違う、決して違うからな。これは勇者じゃない、ただの男娼だ」


オーク「勇者がこんな所にいるはずがないからな…うん」


ヌギヌギ

【左の店】

女騎士「どぉ?気持ちいい?」


勇者「幸せっすぅ~…」


女騎士「そう♪じゃあ私も楽しませてね♪」


勇者「動けないけど頑張りますっ……お、おああっ!」


女騎士「あら、どうしたの?」


勇者「壁向こうで…壁向こうで俺のが…俺のが握られて!」

女騎士「あらあらうふふ。大変ね、私のお友達がそっちにいるみたいなの」


勇者「ま、マジっすか?お姉さんの知り合いならさぞ綺麗な女性で…あひん!」


女騎士「うーん…どっちかっていうと…逞しい…かな?うふふっ」


勇者「へっ…?逞しい?う、うわっ!お尻っ…お尻!ひぃん!」


女騎士「くすっ、どうしたの?」


勇者「指…太い…!お尻広げられて…まさか…指が中に…!あひぃ!」


女騎士「後…ごめんね♪私のお友達、お・と・この人♪」


勇者「えっ………?じゃあ今あたってる固いのって…お、おいまさか…」


勇者「いやそれ以上広がらないから……やだ、やめろ…俺はそんな趣味は…」


勇者「アアアアアアアアアアアーッ!!」


女騎士「かーわいい♪」

【日没 宿屋】

エルフ「誰も戻ってこない…ぐすっ」


バタン


女騎士「ただいまー」


オーク「すまない、少し遅くなった」


エルフ「遅いっ!一体装備買うのにどれくらいかかってるのよ!」


女騎士「はははっ、せっかくなんで色々見て回ってきたんだ」


オーク「この街は色々楽しいところがあったな。エルフも何か楽しんだのだろう?」


エルフ「あ……うん。ま、まあ楽しかった…かな?」


エルフ「あ、それより勇者知らない?日没までには戻るって言ってたのだけど…」


女騎士「あー…うん、うーん…もう少ししたら戻ると思う」ツヤツヤ


オーク「……うむ。少し忙しそうだったように見えたな」ツヤツヤ


エルフ「……?」

【さらに1時間後】


勇者「ただいま…」


エルフ「遅い!遅すぎ!何かあったか心配したじゃない!」


勇者「……ごめん」シクシク


エルフ「ちょっ、泣かなくたっていいじゃない!そんなに怒ってないわよ…」


勇者「エルフのせいじゃない…大丈夫」シクシク


エルフ「……本当に?何か辛い事があったら言ってもいいのよ?」


勇者「……恥ずかしくて言えない」シクシク


エルフ「あ、カジノで大負けしたからとか?別に怒らないわよ。たまには息抜きも…」


勇者「……お金は戻ってきたから大丈夫」シクシク

エルフ「……何があったか知ってる?」


女騎士「……さあ?(にっこり)」ツヤツヤ


オーク「……知らないな(にっこり)」ツヤツヤ


勇者「…………もうギャンブルなんてしない」シクシク





女騎士・オーク「すっきり♪」

『第6話 終』

第6話終了しました。短編を沢山見ていただいて感謝感謝です。
そのうち、きちんとまとめて終われたらと思います。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年11月27日 (日) 02:15:23   ID: XSP0KBUT

勇者だけスッキリできねぇ…

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom