ヘレン「世界レベルの仮面ライダー」 (22)

・アイマスシリーズと仮面ライダーディケイドのクロスSSです
・オリジナルのライダー,設定,敵が出ます
・不定期更新
・sideMのキャラも出ます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432551132

1話「始まる旅行~世界レベル~」

-どこかの世界-
カメラを首から下げた男「ぐうっ!」

カメラを首から下げた男-門矢士は追いつめられていた

ショッカーライダー「ふん,ライダー達とのつながりがとければこんなものか…」

その前に立っているのは正義の象徴“仮面ライダー”を模して造られた,ショッカーライダーである

ショッカーライダー「さて,とりあえず消えてもらおうか」

士「ただではやられないさ…鳴滝!」

鳴滝「!」

叫んだ士は鳴滝と呼んだ男に何かを投げた

士「“ソレ”を‘アイツ’に届けてくれ…‘アイツ’ならきっとどうにかできる」

鳴滝「ああ!まかせておけ!」

鳴滝は返事を返したあと,オーロラの中に消えていった

士「頼んだぞ…」

そうつぶやいた後,士は生身でショッカーライダーに向かっていった

-東京-
ヘレン「今日のレッスンも世界レベルだったわね!」

紫色の服を着た女性,ヘレンは言った

佐藤 心「体がヤバい…」プルプル

ピンクの痛々しい服を着た女性,佐藤心は悲しい現実を放つ

この二人は753プロのアイドルユニット【ハートオブワールド】に所属するアイドルである
この日も二人はマスタートレーナーの厳しいレッスンを終え自分たちのプロダクションに帰るところであった

ヘレン「いつもの☆が出てないじゃない,そんなことでは世界レベルにはなれないわよ!さあレッツダンサンブル!」

心「無☆理☆」

よくわからない話をしながら歩く二人であったがその会話は突然の爆発音に中断させられることになる

ヘレン「あら何かしら?」

心「なにあいつら☆」

???「イーッ!」

もくもくと上がる煙の中から現れたのは黒い全身タイツに骨の模様がある武装した男たちであった

ヘレン「ショッカー?なぜこの世界に?」

心「ショッカー?何それ?って…ちょっ!そんなことどうでもいいから避難しないと」

そうこう言っているうちにショッカーは次々と人々を襲い始めた,突然の事態に心はいつもの調子を失っていた

ヘレン「避難より救助の方が先ね」

心「え?でも…」

ヘレン「襲われている人々を放って,自分だけ避難なんて世界レベルじゃないわ!」

このような状態であっても自分を見失わないヘレンを見てようやく心もいつもの調子を取り戻したようである

心「ああもう!分かった!人を助ければいいんだろ☆どうすればいいよ☆」

ヘレン「じゃあ私が奴らを倒すからあなたは人々を導いてちょうだい」

あっさりと放たれたヘレンの言葉に心は目を丸くして聞き返した

心「はぁ?明らかにあいつら普通にどうにかできるじゃないだろ☆どうやって倒すわけ?」

心が心配するのも当然である。いくら相手が武装しているとはいえあまりに一方的に襲われる人々

ヘレン「あら,大丈夫よ。だって私は世界レベルだしそれに…」

心「それに?」

ヘレン「“イイモノ”が落ちているもの」スッ

そう言ってヘレンがひろったものは中央に窓の空いた白い何かと白い本の様なものであった

心「何それ?」

ヘレン「黙って見ていなさい」シュルルブォン

ヘレンが”ソレ”を腰に当てるとベルトの様なものが巻き付く。驚く心を尻目に今度は本の様なものの中からカードを取り出した

ヘレン「変身!」

《KAMENRIDE DECADE!》

ベルトのバックルに当たる部分にカードを入れ,回した。瞬間,ヘレンの周りに黒い何かのシルエットが現れ彼女に重なり,黒いアーマーのようなものとなった。間髪入れずにピンク色の物体が上空に打ちあがり降下して彼女の頭に刺さった。そこに立っていたのはバーコードのような戦士(?)であった

心「え…なにそれ…」

ヘレン「ディケイド…まあ仮面ライダーよ。覚えておきなさい」

そういってヘレンは驚く心を放って腰についている本-ライドブッカーをソードモードに変形させショッカーに向かっていった

ヘレン「ヘイ!ヘイ!ヘーイ!」ザンッザザン

ヘレンの戦いぶりは見事なものであったライトブッカーと脚を使い,さながらダンスのようにショッカー達を華麗に蹴散らしていった

ヘレン「さぁ!今のうちに人を!」

心「後で絶対に説明してもらうからな…絶対にしろよ☆」ダッ

あまり納得できていない心であったが人命救助の方を優先することにしたようである

ヘレン「さて…ってなによこれ!ほとんどブランクカードじゃないの」

心を見送った後ライドブッカーを開いたヘレンは驚愕した

ヘレン「まあいいわ」

《ATTACKRIDE BLAST !》

ライドブッカー・ガンモードから大量の弾が放たれほとんどのショッカーたちは爆発した

ヘレン「ふぅ」

???「お前…」

一息つくヘレンの前に1匹の怪物が現れた

クモ男「鳴滝の奴を追ってきてみれば,誰だ貴様は?」

ヘレン「へぇ鳴滝…。なるほどだいたいわかったわ」

ヘレンは何かを納得したようである

クモ男「誰なのかと聞いている!」

ヘレン「世界レベルの仮面ライダー」スッ

クモ男「何!?」

ヘレン「だからそういうことよ!」

ヘレンはクモ男に向かっていった

投下終わり
書きダメができたらまた投下します

ヘレンが放つ攻撃は着実にクモ男に対してダメージを与えていく

ヘレン「最近造られたのかしら,戦い慣れていないようね」

クモ男「くそっ!」

クモ男は完全に追いつめられていた

クモ男(何か逆転するチャンスは…)

そのとき彼の視界には柱の陰に隠れて覗きこんでいる1人の子供の姿が映った

クモ男「しめた!」

子供「うわっ」

クモ男は一瞬のスキを突き,糸を使って子供を捕えてしまった。それを見たヘレンの動きが止まる

クモ男「動くんじゃねえ!このガキがどうなってもいいのか!」

ヘレン「ふぅん,卑怯な手を使わなければ勝てないと踏んだわけね。それにしてもまた,ベタな手を」

クモ男「うるせえ!」

ヘレンは相手を挑発しながらゆっくりと腰のライドブッカーへと手を伸ばし,素早くカードを抜き取ってバックルへと装填する

《ATTACKRIDE》

クモ男「!」

クモ男が音に反応してはなった糸でヘレンは簀巻きにされ倒されてしまった

クモ男「動くなと言ったのに…まあいい,これでお前も手も足も出まい」

ヘレン「そうね,この体の状態では…ね!」バッ

《ILLUSION !》

ヘレンは体をひねりバックルを地面に叩きつけることで無理やりカードを使用した

クモ男「しまっ…」ガッ

カードの効果により分身したディケイドがクモ男に背後から攻撃を食らわせる

子供「あっ!」

攻撃にひるんでしまったクモ男が子供から手を離した

ヘレン「逃げなさい」スマキー

子供「う…うん!」

クモ男「そんな馬鹿な…」

ヘレン「戦いとは常に2歩3歩先を見るものよ。それこそが…」

ヘレンは分身に拘束を解いてもらった

ヘレン「世界レベル!」ブオンッ

彼女は黄色いカードを取り出しバックルに装填する

《FINAL ATTACKRIDE DE DE DE DECADE !》

すると目の前に人間大のカードが出現した。そしてヘレンはそのカードの中を通り抜けながらクモ男へと跳び蹴りを放った

ヘレン「ヘーイ!」

クモ男「ショッカー軍団バンザーイ!」ドガーン

クモ男の爆散を見届けるとヘレンは変身を解いた

ヘレン「ナイス世界レベル」

心「ヘッレェェェン☆」

すると人々の誘導を終えた心が走ってきた

ヘレン「あらハート,人々を導き終わったかしら?」

心「終わったけど…つかマジで倒したのかよ☆」

ヘレン「ええ,不完全なディケイドライバーでも楽勝な相手だったわ」

心「そうだよ☆説明しろよ☆なんだよそれ☆」

ヘレン「説明なら私よりも適任者がいるわ。でしょ?鳴滝?」

ヘレンがそう言い終わるとどこからか1人の男が現れた

鳴滝「ああ,では私から説明しよう…って,ん?」

心「ん?」

鳴滝「君のその格好まさかプリキュアか!いやぁ,オジサンもプリキュアが大好きでね…」

心「いえ,違いますけど」

やたらとはしゃいでいる目の前の気持ち悪いオッサンに心は思わず真顔で言葉を返してしまう

ヘレン「ハート,☆忘れてるわよ」

心「おっと☆いっけね☆」

ヘレン「ほら,さっさと説明しなさい鳴滝」

鳴滝「ああ…門矢士がショッカーライダーにやられた」

ヘレン「ディケイドが敗れたの?」

鳴滝「ほかのライダー達とのつながりを断たれて全力を出せなかったようだ」

ヘレン「それで下剋上をされたわけね」

鳴滝「いや,奴はもう首領じゃないぞ。下剋上ならとっくの昔にされている」

ヘレン「あらそうなのね。いつかはそうなると思っていたけど」

鳴滝「それでやられる間際のアイツからディケイドライバーを頼まれたわけだ」

鳴滝はいきなり真剣な顔になる

鳴滝「頼む!このままでは数多もの次元の全宇宙がショッカーの手によって破壊されてしまう。その前に世界をつないでライダーパワーを貯めてくれ,ヘレン」

ヘレン「世界がつながることでの崩壊をあなたが一番恐れていたじゃない,いいのかしら?」

鳴滝「開発者のお前なら適度なつなげ方も分かるだろう?だから持ってきた」

ヘレン「なるほどね…いいわやってあg「ちょっと待てや!」」

心「もっと分かり易く説明しろよ!なに2人で分かり合ってんだよ!」

ヘレン「しょうがないわねじゃあ質問に答えてあげるわ」

心「じゃあまず仮面ライダーって何☆」

ヘレン「説明しづらいわね,全てがそうではないけど正義の味方の代表格といったところね」

心「ショッカーってのは?」

ヘレン「悪の秘密結社,世界征服とか狙っている集団ね。門矢士はそこの首領で私の元カレ」

心「なんかすごく気になる言葉が聞こえたけど,訳分かんないし面倒だから最後の質問な☆世界をつなぐってどうするの?」

ヘレン「ほかのライダーの世界を旅するしかないわね」

心「どうやって☆」

鳴滝「こうやってだ」

すると彼らの前にオーロラが現れる

心「え☆」ガシッ

ヘレン「さあ!いくわよ!いざ世界レベルの旅行へ!」ズルズル

心はヘレンによってオーロラの中に引きずられていく

心「あたしもかよ!いやだぁぁぁ!はなせぇぇぇ!」

一行はオーロラの中に消えて行った

ED 「Journey through the Decade」feat.Jupiter

子供「正義の味方…」

そうつぶやいて子供はヘレンたちの後を追ってオーロラの中へと入っていった

-続く-

次回,仮面ライダーディケイド

心「なにこれここどこ」

鳴滝「クウガの世界だ!」

光「アタシも連れて行ってくれ」

ヘレン「あれがこの世界の仮面ライダー」

凛「バカだなぁプロデューサーは」

未央「そんな嘘だよね?」

卯月「私がアイドルをやる理由…」

武内P「笑顔です」

第2話「No fear , No pain」

投下はここまで
説明を長々としても全くおもしろくないので大分はしょりました
設定についての質問があれば随時受け付けます

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