モモタロー (25)

モモタロー

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※注意事項

1、これは桃太郎×コマンドーのクロス。

2、他にもプレデター、ターミネーター、トゥルーライズなどのネタも含まれています。

3、日本昔話ですが、アメリカンです。

4、細かい事を気にしてはいけない。OK?

 デエエエエエエエエエエエエン

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 昔、昔あるところに、おじいさんとおばあさんが仲良く暮らしていました。

 おじいさんは山へ鹿を狩猟する為にボルトアクションライフルを持って、ついでに芝刈りに。

 おばあさんは川へ手榴弾を持ってバクダン釣りをするついでに洗濯をしに。

 ある日おばあさんが何時ものようにバクダン釣りをしてから川にプカプカ浮かんだ魚を回収していると、なんとも大きな大きな桃がドーンブラコ、ドーンブラコと上流から流れて来たではありませんか。

おばあさん「あら? 随分と立派な桃ね。大きさ的には機雷ほどかしら? いい土産だわ~」

 おばあさんは大漁の魚と大きな桃と洗濯物を担いでマイスイートハウスへと帰還。

おじいさん「見てくれよヘレン!! 狩りをしている途中でこんな大きな熊に襲われてな、それで逆に撃ち殺してやったんだ! 今夜は滋養たっぷりな熊鍋だぞぉ~~」

おばあさん「あら? それだったら私は立派な桃を持って帰ったわ」デーン

おじいさん「これは驚いた……今日のデザートは決まりだな」

おばあさん「えぇ、そうね」クスッ

おじいさんとおばあさんは10人前分の熊鍋をペロリと平らげ、桃をチェーンソーで分解し、あれだけ食したにも関わらず残さず全て頂きました。

 ……すると、なんと言うことでしょう。不思議な事に、おじいさんとおばあさんの体がみるみるのうちに若返っていくではありませんか。

 気がつけば、おじいさん(ハリー)の肉体は元国家保安組織に所属していた時に『ぶっ飛べ!!』と言いながら、F2(戦闘機)でビルを破壊しまくっていた最高潮時代のハリウッドスターバリの筋肉モリモリマッチョマンにッ!!

 おばあさん(ヘレン)は、元々若々しかったが、更に美しく、元グリーンベレーに所属していた時にナンパしてきた男共を『地獄に堕ちな、ベイビー』と言いながらデザートイーグルをぶっぱなしていた最高潮時代のハリウッド女優バリのナイスバディーにッ!!

おじいさん「驚いた……まさか僕たちが若返ってるだなんて……」

おばあさん「素晴らしいわ~もしかしたら、あの桃は神様からの贈り物かもね?」

おじいさん「あぁ……ヘレン、君はなんて美しいんだ……なんて美しいんだッ!!」

おばあさん「何で二回言ったのかしら?」

おじいさん「コダマだよ」

おばあさん「フフフ……ならいいわ」

 その日の夜から3日間、アメリカンムービーお決まりのようなアツアツな激しい行為が続き、おばあさん改めヘレンはベイビーに恵まれました。
 ついでに、その地区だけマグニチュード3の地震が三日三晩続き、近くに住む人達は「審判の日だぁーー!!」「誰ぇだッ!? 迫撃砲をブッぱなしているヤロォーは!?」「来るなら来やがれッ!! プレデター!!」と、どよめいていたが夫婦は気にすらしなかった。

10ヶ月後……

 元おばあさん、ヘレンは健康そのもので普通のベイビーより一回りも二回りも大きなカワイイベイビーを無事出産。
 元おじいさん、ハリーも大層喜び『この子は一人でも熱帯雨林で生きていけるような逞しい漢に育て上げる』と心に誓いました。
 名前は“モモタロー”と名付けられ、二人の愛情を大いに注がれ、それは、それは。スクスクとムキムキと元気よく育ちました。






 モモタロー10才の時。

モモタロー「ママ、サンドイッチの中身はなんだ?」

おばあさん(改めママ)「知らない方がいいわ」

モモタロー「フーン……そ?より今日は何を教えてくれるんだい?」

おじいさん(改めパパ)「チェーンガンの撃ち方とC4の作り方。後は敵の基地に単身で乗り込んでも戦える術を教えてやろう」

モモタロー「それは楽しみだ!!」パァァー

パパ「派手にやる。警察署が廃墟になるくらいのな」HAHAHA

ママ「全く、昔っから変わらないんだから」クスッ







 更に月日は流れ5年後……  
モモタローは身長190センチ、髪型は短い茶髪、ムキムキマッチョマンのHENTAIな少年へと成長しました。

 モモタロー15才。

モモタロー「ちょっと街まで買い物に行ってくる」

ママ「だったらプロテインを10ダースくらい買ってきてくれないかしら?」

モモタロー「ココア味でいいか?」

ママ「勿論よ~」

パパ「モモタロー、徒歩で行くのかい?」

モモタロー「途中まではな、後は近くに都合よくbarでもあれば適当にバイクでも調達するさ」

パパ「それでこそ僕の息子だ」HAHAHA


―bar―

モモタロー「邪魔をする」デーン

チンピラ1「な、なんだぁ~~こいつは!?」

チンピラ2「フンドシ一張とは、とんだ変態野郎だぜ。散歩でもしていんのか?」

チンピラ3「ここは大人が来るとこだぜッ!! 帰んなッ!!」シッシッ

モモタロー「………」ジィー

チンピラ3「なんだ? 何をジロジロ見ていやがるッ!?」スパー

モモタロー「君の着ている服とオートバイがほしい」

 ギャハハハハハッ!!!!

チンピラ3「土下座して頼みな」ジュウウウウ

モモタロー「………」ガシィィン

チンピラ3「(な、ななな何なんだ!? 手首を捕まれたと思ったら、全く動かねぇーッ!! ま、まるで鋼鉄みてーじゃねえか!!!!)」グググ…

モモタロー「フンッ!!」ブンッ

 チンピラ3に投げられた先にあったのは、Tボーンステーキを10枚は焼けるアツアツの鉄板!!

チンピラ3「ギャアアアアッ!!!! 熱い!!!! 熱いよおォォォォォッ!!!!」ジュウウウウ

チンピラ2「な、なんて事をしやがる!! このHENTAIがぁぁぁぁッ!!!!」

 サバイバルナイフを付き出し、モモタローの大胸筋めがけてブッ刺そうとするが、ナイフは容易く簡単に避けられ、チンピラ2からナイフを奪い、近くにあったビリヤード台もろとも、まるで呪いの藁人形に釘を打ち込むみたいに右肩目掛けてブッ刺される!!

チンピラ2「ギャアアアアッ!!!! 痛えェェェェッ!! 痛えよォォォォッ!!!!」ジタバタ

モモタロー「…………」ズンズン

チンピラ3「ひいぃぃぃぃぃ……も、持っていきやがれえッ!!!!」ガタガタガタガタ

モモタロー「それでいい」

 モモタローはチンピラ3からオートバイのキーと服一式を貰(奪)い、ついでに拳銃を(永久に)拝借し、barの外へと出た。
 チンピラ3から頂戴したオートバイ。ハーレーダビッドソンに股がると、チンピラ1がウィンチェスター1887ショットガンを構えて「このまま帰すと思ったか?」と脅してきたので仕方なくショットガンをブン獲り、胸ポケットにあったサングラスもオマケに頂いた。

―街―
―ブラックマーケット―

愉快な店員「YO! 兄ちゃん! 随分デカクなったNA!!」

モモタロー「久しぶりだな。それよりプロテインを10ダースほしい。ココア味でな。ついでに12ゲージ弾も100発分くれ」

愉快な店員「アイヨ、兄ちゃん、全部で10万ドルだZE!!」

モモタロー「10万ドルポン☆とくれてやる」

愉快な店員「まいどありー少し準備してくるから待ってNA!!」

モモタロー「あぁ……」

ラテンなラップで響く店内を見て回るモモタロー。すると壁にかけてある1枚の懸賞ポスターに目がつく。
 そのポスターには『鬼ヶ島を拠点とした鬼達を駆逐したあかつきには100万ドルポン☆とくれてやる』と書かれていた。
 
愉快な店員「おまたせ兄ちゃん。準備は整ったZE!! ん? そのポスター興味があるのKAI ?」

モモタロー「このポスターの“鬼”とは何なんだ?」

愉快な店員「鬼って~のは最近ここいらを荒らし回ってるギャングみてぇ~なもんだZE 。おかげで治安は悪くなしYO、夜も安心して歩けねぇー始末DA。ロス市警の連中もコイツらにはかなり手を焼いているってニュースで言ってたZE」

モモタロー「なるほど、そいつらには“オシオキ”をしなくてはいけないな……このポスター貰うぞ」ビリビリ

愉快な店員「HAY! YO! それは店のもんだぜ? そのポスターを破ったのを店長に知られたら……」

モモタロー「じゃあ、またなアディオス」カランカラン

愉快な店員「カッテなヤツだぜモモタロー!! YAAAA!!」




 夜、スイートホーム。

モモタロー「てな訳でだ、俺は鬼ヶ島に行って奴等とドンパチしに行きたいんだが……」

パパ「鬼をか? いいだろ。好きなだけ暴れてきな」

モモタロー「ありがとう、感謝する」

ママ「それで、いつ出発するのかしら?」

モモタロー「今日にでも出発する予定だが?」

ママ「なら11時間で戻ってきなさい。明日は大事なパパの誕生日パーティーがあるのよ。約束できる?」

モモタロー「無論だ。約束は守る」キリッ

パパ「HAHAHA!! それでこそ僕の息子だ!!」

ママ「鬼退治に行くのならこれを持っていきなさい」

モモタロー「なんだいこれは?」

ママ「それは“プロテイン”と“ホルモン剤”入りの“興しにムキムキ付きますモモタロー印のキビダンゴ”よ~」

モモタロー「ありがとう。では行ってくる」ズンズン

パパ&ママ「「行ってらっしゃ~い」」フリフリ

モモタロー「ill be back」

パパ「HAHAHA!! それでこそ僕の息子だ!!」

ママ「鬼退治に行くのならこれを持っていきなさい」

モモタロー「なんだいこれは?」

ママ「それは“プロテイン”と“ホルモン剤”入りの“興しにムキムキ付きますモモタロー印のキビダンゴ”よ~」

モモタロー「ありがとう。では行ってくる」ズンズン

パパ&ママ「「行ってらっしゃ~い」」フリフリ

モモタロー「ill be back」

まるで『ちょっと散歩に行ってくる』と言わんばかりの足取りで戦場(鬼ヶ島)へと向かうモモタロー。
 スッカリ気に入ったハーレーダビッドソンで深夜の道を優雅に駆けぬける。
 10㎞くらい走ると、突然、犬が現れました。

犬「ワンワン!! モモタローさん、モモタローさん!! 興しに付けたキビダンゴ!! 1つ私にくださ……」

モモタロー「なんだ貴様は? 強盗か?」ズチャン

犬「ま、待ってくれッ!! 違う!! ボクは腹が空いているだけなんです!! お願いですからキビダンゴを1つ私にくださいな!!」

モモタロー「見返りはなんだ?」

犬「きゃんきゃん!! あなたと共に鬼ヶ島に行って鬼と戦います!!」

モモタロー「フッ……いいだろう」

犬はありがたく、モモタローから“興しにムキムキ付きますモモタロー印のキビダンゴ”を1つ貰い食べると

「うおおおおおお!! なんだ力がみなぎるぞおおおおおお!!」メキメキメキメキ

 みるみるとマッチョになり、ライオンなんて怖くない。『そんなチャチな牙でオレが殺せるか』と言わんばかりのマッチョ犬になりました。

モモタロー「どうだ、キビダンゴの味は?」

イヌー「まるで生まれ変わった気分だ。大佐」デエエン

それからモモタローはイヌーを引き連れて盗んだダビッドソンで更に走ると、今度は猿が現れました。

猿「うきゃきゃ!! モモタローさん! モモタローさん! 興しに付けたキビダンゴ。1つ私にくださ……」

モモタロー「なんだ貴様は? 猿鍋になりたいのか?」ズチャン


猿「うきゃあああ!! ちがうきー!! ボクはお腹がペコペコなのでモモタローさんのキビダンゴが1つほしいんですきー!!」

モモタロー「見返りはなんだ?」

猿「一緒に鬼ヶ島に行って戦うっきー!!」

モモタロー「フッ……いいだろう」

猿はありがたく“興しにムキムキ付きますモモタロー印のキビダンゴ”を1つ貰い食べると

「ウキャアアアアア!!! か、体が大きくなっていくゥゥゥゥッ!!!!」メキメキメキメキ

 ゴリラ顔負け。『お前は一発でノックダウンしてやる』と言わんばかりのマッチョ猿になりました。

イヌー「どうだ? キビダンゴのお味は?」

サルー「あぁ、最高だぜ。何時でもカカッてきなって感じだ。大佐」デエエン

それからモモタローは近くにあったバイクのサイドカーを素手でヒッペ剥がし、自分のバイクに取り付けた。バイクの運転手モモタロー。モモタローの後ろにサルー。サイドカーにイヌーの一人と二匹の筋肉モリモリマッショ御一行は戦場(鬼ヶ島)に向けハーレーダビッドソンを200キロの猛スピードで飛ばしまくった。
 すると空から雉がやって来るではありませんか。

雉「けんけぇぇぇん!! モモタローさん! モモタローさん! 興しに付けたキビダンゴ。1つ私にくださ……」

モモタロー「なんだ貴様? 焼き鳥にするぞ?」ズチャン

雉「けんけぇぇぇん!? 違うけん!! 私はお腹がペコペコなので、モモタローさんのキビダンゴを1つ譲ってほしいけぇ~ん!!」

モモタロー「見返りはなんだ?」

雉「けけ~んッ!?」ビクッ

モモタロー「見返りはなんだと言っている。二度も言わすな!!」  

雉「み、見返りって言われても……私は戦うのは嫌だし死ぬのも怖いし……」

サルー「オイ? 鳥公。これ以上ふざけたことを抜かすと、その口縫い合わすぞ?」ムキムキ

イヌー「この資本主義の犬が、お前は受けた恩に対してナニも返さず自分だけ美味しい思いをするクチか?」ムキムキ

雉「(え……このいかついムキムキなのは……犬と猿!!??)」

雉「つ、ついでにモモタローさん達はどこに行くけえ~ん?」(冷や汗)

モモタロー「戦場と言う名の鬼ヶ島だ」

雉「な、なにをしに?」タラー

イヌー「決まってんだろ? 奴等の家に遊び(戦争し)に行くんだよ」

サルー「全てを焼け野原に変える……大惨事大戦だ」

雉「(こ、ここここれはもう、断ったら生皮剥がされ逆さに吊るされる勢いだけえ~ん!!)」ガタガタガタガタ

雉「わ、分かったけえ~ん……共に鬼ヶ島へ行って戦うけえ~ん……」 

モモタロー「それでいい」

 雉はありがたく? モモタローから“興しにムキムキ付きますモモタロー印のキビダンゴ”を1つ貰い食べると

「けええええええん!!!! な、なんだこれはッ!!!!
筋肉が膨張するけえーんッ!!!!」メキメキメキメキ

 鷹も鷲もスットロイ。『殺れるもんなら殺ってみろ』と言わんばかりのマッショ雉になりました。

モモタロー「どうだ? キビダンゴのお味は?」

ギジー「あぁ……敵は一匹残らず狩り尽くすぜ。大佐」デエエン

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