御坂「寮監は化け物」 (14)

とあるの短編。

処女作。

設定は少し変わる。

寮監は最強と書いて最強。

全ては思いつき

あーゆーOK?

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432300822

御坂「そろそろ行きましょ」ヒソヒソ

黒子「……そうですわね。初春と佐天さんを待たせるわけにもいきませんし」

そう言い白井は御坂の腕に触れる。
空間移動という高度な演算をするため、軽く息を整えた。
その時、突然御坂は手をかざし黒子の行動を止める。

御坂「あ、やっぱちょっと待って。あの……念のため、念のためよ?廊下を確認したいなーなんて」

黒子「はあ……別に構いませんが。見つからないようにしてくださいまし」

御坂「分かってるわよ」

携帯で時間を確認し始めた黒子。
ゆっくり、ゆっくりと、足音を殺しドアの前へ移動する御坂。
今宵、ふたりは寮から出るべく慎重にことを勧めていた。
常盤台の寮には門限がかかっており、それ以降の外出は特別な理由がない限り認められない。
しかし今日は祭りの日だ。遊びには行きたいもの。
その障壁になるのは、常盤台に語り継がれる伝説。

御坂「……」ガチャ

寮監「どうした御坂。何かようか?」

御坂「」

──常盤台の寮に生息する寮監は化け物だという。

黒子(はぁ…『また』ですの……)

心の中で静かに溜息をしつつ、初春へお断りのメールを送るのであった。

お祭りにて

ピロリロリン

初春「あ、御坂さん達また失敗したみたいですよ」

佐天「やっぱりか〜。今回で何回目だっけ?」

初春「えっと……キリのいい20回目ですね」

佐天「こうなるともはや尊敬の域だね。レベル4とレベル5の脱出を拒むなんてさ。……白井さんも居るのに」

初春「後先考えずに空間移動したら先に回り込まれてた、なんて事例もあるくらいですから」

佐天「能力持ってない私と同じに見えないわこりゃ……ほんとに人間?」

初春「あはは……予想はしてましたが楽しみましょう!」

佐天「そうだね!御坂さん達にも何か買おっか」

初春「ですね!」

その頃、常盤台寮


コキッ

御坂「」ガクッ

黒子(お姉さまぁぁぁ────!?)

寮監「ふぅ、さて白井」

黒子「ひゃいっ!?」ゾク

寮監「出ようなどと、どちらが考えたのかは知らんが連帯責任だ。ちこうよれ」クイッ

黒子(近づいたら死にますわよねっっっっ!!)

寮監「……」

黒子「……」ゴクリ

寮監「どうした?早くし──

言葉がつまる。
数刻前に居たはずの白井の姿がこつ然と消え、虚空に変わったのだ。
しかし寮監は少し眉が動く程度で大して驚いたわけでもなく、誰かに聞かせるつもりもなく呟く。

寮監「ほう……寮内での能力使用は禁止してるはずだ。罰に罰を重ねるとは、いい度胸だ白井」ダッ

常盤台生徒A「きゃあ!」

黒子「ごめんなさいですの!!後からいくらでも償いますので!!今は一刻を争うときですのぉぉぉぉぉ!!!」

奇声を発し、寮内を何度ものテレポートで移動する黒子。
地に足をつけ走るなどの考えはとうに消えた。
速く、精密に移動を重ねる。今身体検査をすればレベル5に達しているのでは──そう思わされる程、周りを圧倒し移動する。

黒子(絶対に捕まりたくなどありませんわ!!!ごめんなさいお姉さま!! )シュン

黒子(どうにか撒けました……?)チラッ








寮監「お ま た せ」


黒子「い」

黒子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」シュン

寮監「うるさいぞ白井!!さらにお仕置きが増えた──な!!」ダッ

黒子「意地でも捕まりたくなどありませんわ!!」

寮監「いや、もう遅い」

黒子「え?」

前から聞こえた声に耳を疑った。
いや、疑いたかった。

テレポートした先に──寮監が移動していたから。

黒子(あ、あの一瞬でここまで移動しましたの!!?私の移動先も予測して!?)

寮監「噴ッ!さて、お仕置きの時間だ。今夜は枕を使えるなど思うなよ?」


──コキッ


常盤台の違反外出者0の記録はまだまだ更新される。

と、試しに作ってみました。
のほほーんと更新していきます。

そして見てくださった皆様











名前隠す方法しりたいっす……

名前隠す方法というか…
・名前欄に何も入れないで【以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします】にする
・名前欄に酉(トリップ)を入れる
基本はこれのどちらかだと思うが…

>>7

ありがとう

全く慣れてないもんで

チュンチュン

御坂「んあ……?」

おかしい。
いつもと同じ朝を迎えた筈なのに、いつもの温かみがない。
というより、冷たい。

御坂「あぁ、そうだった。昨日は寮監に……っ、まだ痛むわね」

ドアの前でヤられたきり、自分が床で就寝していたようだ。
首が痛いのは寮監によるものだけではないのかもしれない。

御坂「床冷たいわね」ムクリ

御坂「あれ?黒子は?」

同居人の姿がないことに気づき、御坂は懸念に思う。
バスルームも模索しては見たものの居ないようで、風紀委員の仕事に出たと心の中で答えを出す。

御坂「黒子だけは上手く逃げれたのかしら……ずるい」

御坂「そろそろ朝食に行かないと。あー、その前に服着替えなきゃ」

ポツポツと独り言を漏らしつつ、朝の支度を始める。

……同居人が廊下で晒しものになってるとも露知らず。

黒子「納得がいきませんわ!!」バン

御坂「分かった分かったから、落ち着く落ち着く」

首に湿布を貼った黒子は強くテーブルを叩いた。
響く音に数人の生徒が反応する。

黒子「なんで私だけ毎度毎度こんな目に……」シクシク

後ろ首に手を回し、テーブルに顔を伏せる。

御坂「やっぱ無理なのかしらねぇ。流石、建てに最低レベル3の能力者のこの学校を管理してるだけあるわね……元軍人なのかしら」

黒子「……軍人よりも地球外生命体の方が信憑性ありますの」

御坂「あはは……食蜂が諦めるくらいだもの。なんて言ってたかしら、電波すら避けるから操れないんだゾ☆だっけ」

黒子「ほんっと化け物ですわね。本当はビッグフッドって言っても驚いたりしませんわ」

寮監「おい、誰がビッグフッドだって?」

黒子「寮監さまですわ」

寮監「だから誰だって?」

黒子「なんども言わせないでし!寮監さまで…………す、わ」

後ろを振り向いた瞬間、黒子の顔から血の気が引いていく。
あわあわと口を動かすが、手首を抑えられ生唾を飲み込む。

寮監「ふむ、そうか。では後で寮監室にこい。ビッグフッドよりも怖いことを教えてやる」

黒子「はいですの……」

寮監「御坂も来るか?」チラ

御坂「いいいいいい、いえ、え、遠慮しておきます、、、」

“お助けを”とでも言いたそうな黒子の顔を見て、御坂はそっと手を合わせた。

黒子(!!お姉さま、黒子の思いを破ったと思って謝ってますのね!首は痛みますがお気持ちだけで充分ですわ!!)

御坂(南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏…………)

どのまで続くか分かりませんが(主にネタが)

頑張ってみます

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