Z-ONE(この私が痴漢をされているとは…) (26)

ガタンゴトン ガタンゴトン

Z-ONE(間違いない、この尻に伝わる感覚…)

Z-ONE(何者かは知りませんがどうやら私に痴漢をしているみたいですね…)

サワサワ スリスリ

Z-ONE「んん…///」ビクン!

Z-ONE(…この私としたことが、こんなことで感じてしまうとは…)

Z-ONE(しかしどこの誰だか知りませんがこの私に痴漢をするとは命知らずですね…)

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ガタンゴトン ガタンゴトン

Z-ONE「…」

スリスリスリスリ

Z-ONE「…」

Z-ONE(だんだん触るペースをあげてきましたね)

Z-ONE(この場で声を上げて痴漢を捕まえるのも良いですが…)

Z-ONE(私としては穏便に解決をしたい…)

スウウウウ…

Z-ONE(ん!?)

ググッ

Z-ONE「…!」イラッ

スリスリスリスリ

Z-ONE(手を下着の中に入れましたか…)

ムギュ

Z-ONE「ぐぅ…!」

ムギュムギュ

Z-ONE(尻を…直に…掴まれて…)

Z-ONE「うぁあ…///」

Z-ONE(はっ!?何ですかこの声は!?この年になってまでこの私がこんな声を出すとは…)

ガタンゴトン ガタンゴトン

ムギュムギュ

Z-ONE(もう…我慢の限界です!)

ギュウウウウウウウウウウウ

ZーONE「…っ!」

Z-ONE「あなた、いい加減にしな…」クルッ

アポリア「…」ムギュムギュ

Z-ONE「アポリア…!?」

アポリア「どうした、Z-ONE?」ムギュムギュ

Z-ONE「何をしているのですか?」

アポリア「痴漢だ」

Z-ONE「なぜ私に?」

アポリア「ダメなのか?」

ガタンゴトン ガタンゴトン

ZーONE「…少し降りましょうか」



Z-ONE「アポリア、なぜあんなことをしたのですか?」

Z-ONE「答えによっては然るべき処置をしなくてはなりません」

アポリア「Z-ONE…私は子供の頃から戦い続け、満足にまともな暮らしをすることはできなかった」

アポリア「そして君が知っている通り、私は絶望の中で息を引き取り、君が新たに肉体を与えてくれた」

アポリア「その時私は考えた、この新たな肉体を利用して、もう一度青春を送ろうと!」

アポリア「生前では味わうことができなかった楽しみを、今ここで楽しもうと!」

Z-ONE「確かにろくな事がない生涯を終え、その後蘇ったらもう一度人生をやり直したいという気持ちはわかります」

Z-ONE「しかしそれがなぜ痴漢に繋がるのですか?」

アポリア「私は痴漢という行為が私の求めた青春だとを知った」

Z-ONE「痴漢が青春だなんて聞いたことがありません」

アポリア「いつ逮捕されるかわからない緊張感と人の恥部に触れることができる快感」

アポリア「この二つを同時に味わうことができるのだ」

アポリア「まるでデュエルモンスターズだとは思わないか?」

アポリア「いつモンスターが破壊されるかわからない緊張感と相手のライフを一気にゼロにする快感」

アポリア「痴漢とデュエルモンスターズ…この二つは一見間違っていると思うがどちらも基は同じなのだ、Z-ONE」

Z-ONE「違います」

アポリア「そして私は痴漢をしてみたら…私らしくないが、正直とても満足した」

アポリア「未来で機皇帝と戦っていたあの戦いとはまた別の緊張感を得られた」

アポリア「しかもまだ手に残るZ-ONEの尻の温かさ…痴漢も悪くない」

アポリア「これが私が求めていた希望なのかもしれない…」

Z-ONE「そうですか」

アポリア「やはりこの痴漢物のAVに映していたことは正しかった、いい参考になった」

Z-ONE「AVを参考にしたのですかアポリア?」

アポリア「ああ、これを見なかったら私は痴漢をすることはなかっただろう」

Z-ONE「そうですか…」

Z-ONE「しかしどうして私に痴漢をしたのですか?」

Z-ONE「どうせやるなら女性で私より遥かに若い人を選べばよかったものの…」

アポリア「Z-ONE、女性相手に痴漢などやったら逮捕されるに決まっている」

アポリア「しかも痴漢をして有罪が決まった場合は出所後も肩幅が狭い生活を送ることになるのだ」

アポリア「そうなったらそれこそ絶望だ、社会的に抹殺されてしまう」

アポリア「この現代社会、電車の中で最も敵に回してはいけないのは女性だからな」

Z-ONE「それもそうですね」

Z-ONE「だとしたらなぜ私に痴漢を?」

Z-ONE「まさか男だから、親友だからという理由で触ったわけではありませんよね?」

アポリア「ああ、正直君にはすまなかったと思っている」

アポリア「しかしどうしても痴漢がしたかった私は君の尻を触るしか方法がなかった」

アポリア「パラドックスも、アンチノミーも、あんな機械の体じゃ感触がわからない」

アポリア「だから君を選んだんだ、Z-ONE…君の尻は悪くなかった///」

Z-ONE「アポリア///」

Z-ONE「…しかしあなたのやったことはいけないことです、人道に反します」

アポリア「わかっている…バレてしまったその瞬間覚悟を決めていた」

アポリア「さあ、早くセキュリティに通報してくれ…」

アポリア「痴漢はいけないことだということはAVを見た瞬間知っていた」

アポリア「私は罪を背負わなければならない…」

Z-ONE「…」ピッポッパッ

Z-ONE「もしもし、セキュリティですか?実は…」

牛尾「ほら、さっさと歩け」

アポリア「Z-ONE…、もし出所したら…その時は…」

Z-ONE「わかっています、次はさりげなく触るのではなく…」

Z-ONE「直接私の許可を得て触りなさい、私はそのときが来るまで尻を洗って待っておきましょう」

アポリア「ああ、ありがとう」

アポリア「私の…最愛の友…」

バタン

ファンファンファンファンファンファン

Z-ONE「アポリア…」

アーククレイドル

アンチノミー「なるほど、それがアポリアのいない原因だったのか」

パラドックス「痴漢とは罪深いな、しかしアポリアがそんな男だったとは…」

Z-ONE「アポリアを責めないでください、これも全てこうなった環境がいけないのです」

Z-ONE「あの時モーメントの暴走が起きなければ…人間だった頃のアポリアは別の趣味を見つけていたかもしれません」

パラドックス「違いない、なら我らのすることはもう既に決まっているな」

アンチノミー「ああ、破滅の未来を救うことだ」

Z-ONE「はい、アポリアのような被害者を生まないためにも、私たちの力で未来を変えましょう」

Z-ONE「誰も痴漢をすることがない、平和な未来に…」



アンチノミー「ところでZ-ONE、アポリアも触るほどの尻なら私も触って良いか?」

Z-ONE「ダメです、痴漢は犯罪ですよ」

終わり

使い古しのネタですいません

今後は遊戯王SS一本に絞っていきますのでよろしくお願いします

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