セイバー「汝が我がマスターか」銀時「マス○ーベーションなら週にごかブホッ」 (45)

新八「冬木市で行われる、・・・聖杯戦争ですか?」

銀時「ああ、知り合いのアハト翁とか言うジジイに頼まれてな。参加予定だった男が娘と嫁さん連れて夜逃げしたらしく、俺に泣きついて来たわけだ」

新八「それ大丈夫なんですか?キナ臭い匂いがプンプンしますよ?」

神楽「怪しいアル、キノコ臭い匂いプンプンアル」

新八「いや、キノコ臭いじゃなくて」

銀時「どうも優勝者には、どんな願いも叶える願望器が手に入るらしい」ボソッ

新八「・・・どんな願いも?」ゴクッ

銀時「いいか?承知の通り、俺らはすでに家賃を5ヶ月分滞納している、これは危機的・・・」

新八「どんな願いもって、例えばお通ちゃんの○○を××することも!!?」ギラッ

神楽「酢昆布十年分も可能アルか!!?」ギラッ

銀時「ちょっと、お前ら聞いてる?もしもーし?俺は、家賃をね・・・」

アインツベルン城

銀時「・・・住所はここだよな?」

新八「古城ですね、やっぱり怪しいですよ?大丈夫なんですか?」

神楽「やっぱりキノコ臭いアルよ」

新八「だから、キノコじゃなくて・・・」

神楽「新八、キノコ臭いアル、プンプンアル、近寄らないで欲しいアル」

新八「えっ、僕?撲のキ○コ?」

銀時「すみませーん、アハト君いますかー?」

メイド「坂田銀時様ですね?お待ちしておりました」スッ

銀時「あっハイ。アハト君のおうちの方ですね?僕、アハト君と約束を・・・」

メイド「ただいま、ご案内致します」

銀時「おい、見たか?ガチのメイドさんだぞ?」ヒソヒソ

新八「はい、本物ですね。秋葉原にもあんなのいませんよ」ヒソヒソ

神楽「センスが無いアルよ、日本の萌え豚どもはアレをメイドとは認めないアル。スピンオフで水着になったり団地妻になったりしないと人気でないアル」ヒソヒソ

メイド「銀時様、こちらへどうぞ」

銀時「・・・となると、まずそのサーヴァントとやらを召喚すればいいのか」

メイド「はい、触媒の調達、魔方陣の敷設等の準備は、全て当方で完了しております」

新八「最高のサーヴァントを引き当てたいところですね」

神楽「カメ○メ波とか撃てる奴が良いアルよ、最低でも気○斬くらいは使えないと話にならないアル」

銀時「ばかっ、そんなド○ゴンボールありきの野郎に任せられるかよ!ここはだな、明治の剣豪に天翔る○の閃きを」

新八「いや、それならですね・・・」

メイド「サーヴァントの選定はこちらで済ませております」コホン

銀時「あ、マジすか」

メイド「はい、考えられるかぎり最良のサーヴァントを選ばせていただきました」

神楽「アイツ、空気読めないアルよ。せっかく、クリ○ンを」

銀時「そうそう、俺の飛天○剣流を」

メイド「」イラッ

新八「気にしないでください!呼びましょう!最良のサーヴァント呼びましょう!」

銀時「はい、えーと、素に銀と鉄。礎に石と契約の大公。祖には和菓子のモミジマンジュウ。ナンナラカンタラ、長いんで省略。―――――セット」?

銀時「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者」

新八「」ゴクリ

セイバー「問おう、貴方が私のマスターか?」

銀時「はい、一旦ストップ」

セイバー「・・・な?」

銀時「んー、神楽先生?いかがでしょう?」

神楽「ありきたりアル、マンネリアル。織田○長とか上杉○信とか金○とか○門なんでも、女体化すればいいと言う発想が貧困アル」

銀時「そうそう、挙げ句の果てには主人公を無駄に女体化する寒い流れを産みかねない」

セイバー「何をっ!?」

神楽「これでは、赤とか黒とか白とか派生キャラが量産された時に埋もれかねないアルよ」

銀時「金とか出てきて、連載を乗っ取られかねないね、うんうん」

新八「あの、それちょっと召喚中断して言うこと?あとそれ、自分の話混ざってない?ねえ?」

セイバー「・・・くっ、これが聖杯戦争!」

銀時「やっぱり、ここは逆刃刀をだな」

神楽「おい、アルトリア、カリンの塔で修行するアル。戦闘力が」

セイバー「」プルプル

新八「ちょっと、セイバーさん大丈夫?ガチで怒ってない?ちょっと!」

セイバー「・・・エクス」

新八「えっ?ちょっと待って!?宝具はダメだって!デスビームはダメだって!」

セイバー「約束されし勝利の剣(エクスカリバー)!!!」シュウウウウ



新八「いやぁ、スゴい豪華な夕食でしたねぇ」

神楽「アタシ、もうお腹パンパンアル」

セイバー「」ムスッ

新八「ほんと、これだけで来た甲斐がありましたよ」

神楽「食後は大富豪するアル。アタシ、トランプ持って来たね」

新八「そうですね、セイバーさんも一緒にどうですか?」

セイバー「皆さん、これは聖杯戦争なのですよ。遊びに興じている場合では・・・」

銀時「そうだぞ、俺たちは修学旅行に来たわけじゃねえんだ。消灯は夜10時、おやつは一人500円まで。おうちに着くまでが修学旅行です。消灯だ、消灯。はやく寝ろよ、お前ら」

神楽「ノリが悪いアル、じゃあ枕投げでもするアルよ」

新八「あれ?銀さん、どこか出掛けるんですか?」

銀時「おう、偵察だ、偵察。お前らが修学旅行気分で浮かれてる間にも、俺は聖杯戦争を有利に進めようとだな」

セイバー「ギントキ、夜の街は危険です。私がお供しましょう」

銀時「え?ああ、大丈夫っすよ、うん。すぐ戻るから・・・」

神楽「あからさまに怪しいアル」ジー

新八「遊びに出掛けるわけじゃないですよね?」ジー

銀時「いや、ほんとだって、偵察、偵察。大人の夜の偵察だ。お前たちは寝てろ」

夜の冬木市街

銀時「やれやれ、まったくあんな息の詰まるところによく居られるな。どれ、俺は大人の楽しみを・・・ん?」

雁夜「ウ・・・グ・・・」

銀時「おい、おっさん飲み過ぎか?しっかりしろよ」

雁夜「・・・葵・・・さん」

銀時「うえ、こりゃすっかり出来上がっちまってるな?大丈夫か、おい」

雁夜「・・・さ、桜」グテッ

銀時「仕方ねえなぁ、まったく。ゴミ棄て場なんかで寝てるとマダヲになっちまうぞ。グラサンが寄生して、だな」ヨッコイショ

雁夜「・・・だ、誰だ?」

銀時「ただの侍だよ。いいから体預けな、歩けねえんだろ?」

雁夜「すまない、こんな姿を見せてしまって・・・」

銀時「喋るなよ、今楽にしてやっから。お、なんだこの虫」シッシッ

居酒屋コペンハーゲン

雁夜「ね、だから聞いてよ、銀さん?その時臣って奴がね、ほんとねサイテーなんだよ?だって僕の葵さんを、ね」

銀時「あー、はいはい。お前、大丈夫?飲み過ぎだったんじゃねーの?」

雁夜「それにね、臓硯のジジイもほんとクソジジイでね?僕の桜ちゃんを、ねえ聞いてる、銀さん?」

銀時「うん、聞いてる聞いてる」

雁夜「ほんと、わかってくれるのは銀さんだけだよ。だってさ、葵さんだって僕に無断で、僕の桜ちゃんを・・・あーっ、時臣の野郎っ!」シクシク

銀時「ほんとに、大丈夫?」

雁夜「でもね?聞いてよ、銀さん!僕は必ず、葵さんと桜ちゃんと凛ちゃんを幸せにしてみせるんだ!」ガバッ

銀時「おー、頑張れ頑張れ」

雁夜「なんせ、銀さん!僕のサーヴァントは最強なんだ!!」バタンッ

銀時「サーヴァントって、もしかして、コイツ・・・マスター?」

雁夜「zzz」グッタリ

銀時「あー、今度は完全に伸びてやがる。・・・もしかして、マスターってみんな、こんなやつなのか?聖杯戦争って実はエスポワールだった的な?」

間桐邸

銀時「すみませーん、間桐さんちですかー?雁夜君届けに来たんすけどー」ピンポーン

銀時「だれか、いませんかー?勝手に入りますよ?」ガチャ

銀時「おいおい、これはただの屋敷じゃねぇみてーだな・・・」

臓硯「客人かな?」スッ

銀時「ああ、ジイさん、お届け物を渡しに来たんすけど、ハンコありますか?」

雁夜「スースー」

臓硯「どうやら、我が不肖の孫が苦労をかけたようじゃな、礼を言わねばならんな」

銀時「だいぶ、荒れてたみたいで」

臓硯「間桐の血に背きし放蕩者が、今さら泣きついてきおって全く、・・・見たところ、おぬし魔術師ではないな?」

銀時「こちとら、長いこと主人公やってますが、チャクラやら念やらめんどくせーものとは縁が無くてね」

臓硯「悪いが、我が一族の問題故、立ち入らんで欲しいところだが・・・」

銀時「あいにく、人の家族喧嘩にまで首をつっこむのが商売でね。魔術だが、奇術だが知らねーが、このジイから桜って娘を取り返せば良いんだろ?」

雁夜「・・・銀さん?」

アインツベルン城

神楽「銀ちゃん遅いアルねー」

新八「きっと新都へ飲みに行ったんですよ。朝まで帰って来ませんよ」

セイバー「私は心配です。もしかしたら他のマスターに見つかっている可能性も・・・」

神楽「ダウトアル」

セイバー「なッ?私の直観スキルはAクラスです。このような遊びで私が・・・」

神楽「私も銀ちゃん心配アルよ、道ばたで酔いつぶれて寝てるかも知れないアル」

新八「そうですね、ちょっと探してみますか?」

セイバー「それなら同行させてください。マスターの気配を感じ取れるはずです」

新八「まぁ、銀さんのことだから大丈夫でしょうけど」

神楽「私も夜の街を歩きたいアル」

新八「姉上や、長谷川さんたちにお土産も買いたいですし」

セイバー「・・・ギントキを探すのでは無かったのですか?」

新八「銀さん、スクーター置いて行ってますね」

神楽「やっぱりお酒飲みに行ったアル」

セイバー「ちょうど良い。これに乗って探しましょう」

新八「って、え?さすがにこれに三人乗りは」

セイバー「心配はありません。私の騎乗スキルはAクラスです。鞍に股がり手綱も掴めば、あとは直観で」

新八「いや、そういう問題じゃ無くて!無理だって!二人が限界だって!」

神楽「新八ウダウダうるさいアル」

セイバー「急ぎましょう!ギントキの身が心配です」ギュイイン

新八「ちょ、ちょっと!銀さんよりも僕を心配して!?これヤバい音出てるよ?ねえ、ちょっと!?セイバーさん?」

神楽「ちょっとアルトリア、ストップね」

セイバー「なにか、見つけましたか?」ピタッ

新八「ごふっ・・・急に止まったら危ないでしょ!?神楽ちゃん、天然パーマでも見つけたの?」

神楽「天パじゃないけど、ヅラなら見つけたアル」

新八「え?ヅラって言うと・・・」

桂「ヅラではない桂だ!」

神楽「ヅラがどうして冬木にいるアル?」

桂「ヅラではない桂だ。これは機密事項でな?軽々しく口に出来る話ではないのだが、まぁ、どうしてもと言うのなら話してやらんことも」

新八「じゃあ、別に聞かなくていいです。僕たち銀さんを探しているんで」

桂「実は、過激派志士たちが、冬木ホテルに爆弾を仕掛けてな。やめさせようと説得に来たのだ」

神楽「話したいなら、最初から話せ、ヅラ」

セイバー「このよくわからない人は、お知り合いなのですか」ポカン

新八「で、爆弾はどうなったんです?」

桂「それが来たときには、志士たちはすでにいなくなっていてな。今、エリザベスがホテル内の客、従業員を避難させているところだ!」

新八「はぁ、それでこんなに人集りが出来てるんですね」

冬木ホテル内

エリザベス「」

ケイネス「ああ、わかった。このホテルに爆弾が仕掛けられているそうだ」

ソラウ「爆弾?・・・どうして今夜?」

ケイネス「おそらく、人払いのペテンだろう。ランサー、下の階に降りて、相手をするのだ」

ランサー「承知」

ケイネス「ふっ、フロアひとつ借り切った完璧な工房だ。結界24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下の一部は異界化させている空間も・・・」

ドッカーン

間桐邸

銀時「げげえ、何このチ○コ蟲?これ地上派で流せんのかよ?」ズバッ

蟲「キピーッ」

臓硯「おぬし、なかなかの太刀筋のようじゃな?ほれ、まだまだ居るぞ、防ぎきれるか」

銀時「おい、ジイさん!これホント絵的に大丈夫?マジでチン○にしか見えねえし。全面、ぼかし入れねーとマズいんじゃねーの?」ブシャッ

蟲「キュピー」シュウウウウ

臓硯「ほう、蟲では時間稼ぎにしかならんか。だが、新手が来たようでな?」

雁夜「グ・・グァァア!!」バタッ

銀時「どうした、雁夜?」ハッ

ランスロット「■×▲△●■×■ーーー!」グワッ

銀時「おうッ?」カキンッ

ランスロット「××■●○■▼△●■■■■■■ーーー!!!」グリン

銀時「クソッ!てめえ、いい加減日本語しゃべりやがれ!」ザブッ

ランスロット「×▲△●ーーー!」サッ

雁夜「グ・・・ング・・・、バ、バーサーカーやめるんだ!」

臓硯「ほほう、円卓一の剣士と渡り合うとは、剣の腕は見事なものじゃな。じゃが、人と英霊、実力の差は歴然と言ったところか」

ランスロット「▼△△■×▲△●■×■ーーー!!!!」クワッ

銀時「ぬおおおおーーー!!!!」グワッ

冬木市街

新八「ほんとに、ホテル爆発しちゃいましたね・・・、大丈夫でしょうか?」

桂「ふっ、エリザベスに抜かりはない。避難は完了してしたはずだ」

セイバー「大変です、シンパチ。カグラの姿が見えません」

新八「ん、本当だ!神楽ちゃんどこに行っちゃったんだろう?」

セイバー「他のサーヴァントの仕業かも知れません。探しましょう、私から離れないでください!」タタッ

新八「神楽ちゃーん?・・・あれ?セイバーさん、どうかしました?」

セイバー「シンパチ、感じますか?」

新八「これは、・・・視線?」

セイバー「ええ、囲まれているようです。私の後ろに下がっていてください、シンパチ」

新八「囲まれてるって・・・、それ他のマスターに、うわっ!」シャキンッ

セイバー「投げナイフ?姿を消しての、飛び道具での攻撃・・・、アサシン。暗殺者のサーヴァントでしょう!」

アサシン「ご名答だ!いざ、マスターの命を頂戴する!」
ジャキンッ

セイバー「シンパチッ!後ろです!」

新八「ええっ?うわっ!?」スッ

セイバー「アサシン!姿を見せるとは、見くびられたものです!」スパンッ

アサシン「何っ!不覚ッ!」ズシャアッ

新八「セイバーさん!」

セイバー「シンパチ、アサシンを討ち取りました。これで、アサシンのマスターはここで敗退しました」

新八「良かった、死ぬかと思ったよ・・・、はっ、そうだ!神楽ちゃんを探さなきゃ!」

その頃、

神楽「全く、銀ちゃんばっかり遊んでてズルいアル。私も夜の街で女王と化したいアル。冬木の女王になりたいアル」

龍之介「あれ?あれ~?お嬢ちゃんがひとりでこんな夜中にどうしたの?・・・もしかして、迷子?」

神楽「迷子じゃないアル。迷子なのは、お前の人生の方向性のほうネ。って、いうかアンタだれアル?」

龍之介「え、俺?俺、龍之介。一応、有名人なんだけど知らない?」

神楽「知らないアル」プイッ

龍之介「そうかぁ、知らないかぁ。俺たち今からパーティするんだけど、良かったら来ない?」

神楽「銀ちゃんにも、知らない人には付いて行っちゃダメって言われてるアル」

龍之介「そう?それは残念。楽しいパーティなんだけどなぁ、旦那も絶対喜びそうだし・・・そうだ!なんでも欲しいものやろうか?」

神楽「何でもって、酢昆布十年分くれるアルか?」

龍之介「す、酢昆布?うん、やるよやるやる。ついて来たてくれたら何でもあげるよ」

神楽「ホントアルか!でも、おさわりはナシアルよ。30分、延長アリ、オプションなしアル」

龍之介「じゅあ、行こうぜ!最高に楽しいパーティなんだから、さぁ!」

龍之介「ふーん、じゃあその銀時って旦那を探してたわけだ?」

神楽「アンタの声、どこかで聞いたことあるみたいネ。なんか引っ掛かるアル」

お妙「あれ?神楽ちゃんじゃない!」

神楽「お妙、どうしてここにいるアルか?」

お妙「新八、お泊まりだって言うのに、着替えも洗面具も持って行かなかったから、心配で届けに来たのよ」

龍之介「あれ?お二人お知り合い?まぁ、ちょーどいいや、おねーさんも一緒にどうよ?」

お妙「神楽ちゃん、だれ?この人、桂さ・・・」

神楽「なんか怪しい人アル。酢昆布くれるって言うから付いて行ったアル」

お妙「もう、ダメじゃない!怪しい人に付いて行っちゃ!」

龍之介「いや、そんなに怪しい怪しい言わなくても。まぁ、実際怪しいんだけどさぁ」

キャスター「おぉ!龍之介、お早いお帰りですな」

龍之介「あ、青髭の旦那、この子たちをさ・・・」

キャスター「こ、これは!ジャンヌ!ジャンヌではありませんか!我が麗しの聖処女よ!」

龍之介「え、もしかして、このおねーさん、旦那の初恋の人だったりして!?」

お妙「すいません、人違いじゃありません?それでは、私たちは帰りますんで」

キャスター「なんと、ジャンヌ!自分をお忘れになってしまったとは!なんと嘆かわしグフッ!」

お妙「人違いだといってるだろーが!このデブ!!」ドガキッ

龍之介「あ、青髭の旦那ーーー!!!!」

間桐邸

銀時「ゴフッ・・・」バタッ

バーサーカー「×▲△●ーーー!」シュッ

臓硯「人の身にしては、良く健闘したところだが、所詮ただの雑兵に過ぎなかったようじゃな。これは、また面白い余興ではあったのう」

銀時「・・・ジイさん、雑兵だからって、バカにしてもらっちゃ困るぜ?刀に握りゃ、雑兵も王様もかんけーねえだろ?」ハァハァ

臓硯「ほほう、まだ粋がってられるとは、なかなかに大した男じゃわい!気に入ったわ、じゃが、その減らず口いつまで持つやも見物じゃのう」

バーサーカー「■■■■■×▲△●ーーー!!!!!」グルン

セイバー「遅くなりました、ギントキ!」バッ

銀時「わりー、酔っ払いの介抱しててねぇ」

臓硯「なんと、セイバーのマスターであったとは!これはちと歩が悪い、そろそろ失礼するかな」フッ

銀時「待ちな!ジイさんーーちくしょう、消えやがった!」

新八「大丈夫ですか?銀さん?」

銀時「ああ、かすり傷だ。俺よりも、アイツを頼む」

雁夜「ち、地下の桜ちゃんを・・・グワッ・・・ウ」

新八「地下ですね?わかりました」ダッ

バーサーカー「Arthrーーー!」ズシャ

セイバー「バーサーカー、お相手しましょう!」スッ

新八「屋敷の地下って、これのことかな?」ソッ

新八「かなり広いみたいだけど、いったい何のための空間なんだろう?」

新八「ん?」

蟲「キピー」ニョロ

新八「うわぁぁあああ!!!何これ!チ○コ!?いや、蟲か・・・」

蟲「キュピー」蟲「キュピー」蟲「キュピー」蟲「キュピー」・・・

新八「ちょ、ちょっと、これって!?いやぁ、来ないで!アッーーー!!!」ドカッドカッ

桜「だれ?・・・眼鏡置き?」

新八「いや、眼鏡置きじゃないから!今はほとんど蟲置きになってるから!君が、・・・桜ちゃん?」

桜「雁夜おじさんに頼まれて来たの?・・・馬鹿な人、誰も助けてなんて言ってないのに」

新八「桜ちゃん?」


セイバー「ハァァァァ!!!」ザシュアッ

ランスロット「アーサー王、私はあなたの手で裁かれたかった・・・」シュウウウウ…

セイバー「ランスロット、あなただったのですね」

雁夜「ウ、ウグウ・・・」シュウ

銀時「おい、しっかりしろ!雁夜の、令呪が消えた?」

セイバー「もう、大丈夫です。バーサーカーのサーヴァントは、この手で討ち取りました」

新八「地下から桜ちゃん見つけてきましたよ!」

銀時「よし、じゃあ城に帰るとしますか」ヨッコイショ

キャスター「おぉ!この鉄拳はまさしくジャンヌのもの!お懐かしい!ジャンヌ!我が麗しの君!」

お妙「いや、だから、ちがいますって。もう少しヤキ入れねーとわかんねーか?オイ」

キャスター「なんと、やはりご自分をお忘れになっているようですね?わかりました、我が、この手で思い出させて差し上げましょう」シュウウ

海魔「」フゥ 海魔「」フゥ

神楽「何アルか?キモいアル、ぐにょぐにょアルよ」

キャスター「我が魔導書の力、とくと思い知らせてご覧にいれましょう!」

龍之介「いけぇ!やっちゃえ!旦那!!」

海魔「」シュルルルル

お妙「はぁ!!何これ?再生!?」ブシャッ

海魔「」シュルルルルシュルルルル

神楽「コイツら、キリが無いアル」ドカッ

龍之介「旦那ぁ!スゲェよ!良いよ!最高にCOOLだよ!青髭の旦那ぁ!」

お妙「何だかわからないけど、かまってられないわ!逃げましょう!」シュッ

神楽「了解アル。しつこい男は嫌われるネ!」サッ

キャスター「おぉ!ジャンヌ!逃がしはしませんよ!我が永遠の聖女よ!」

海魔「」シュバババババ

言峰教会

アサシン「マスター、監視を続けていたセイバーのマスターですが・・・」スッ

言峰「あの坂田銀時という男か、・・・どうした?」

アサシン「バーサーカーを破りました」

言峰「何だと、間桐雁夜をか?」

アサシン「はい、その後、サーヴァントを失ったバーサーカーのマスターを保護した様子です」

言峰「あの銀時という男、いったい?・・・わかった、引き続き、坂田銀時の周囲を監視をしろ」

アサシン「はっ!」サッ

ギルガメッシュ「よほど、坂田銀時が気になるようだな、言峰綺礼?」

言峰「何?馬鹿な・・・私はただ仕事を遂行しているだけだ」

ギルガメッシュ「それにしては、この気合いの入れようは何だ、言峰?さては、お前、己が愉悦の対象を見つけたか」

言峰「愉悦だと・・・そのような堕落、許されるはずなど」

ギルガメッシュ「まぁよい言峰。退屈しのぎの遊興だ、しばし付き合わせてもらうとしよう」スゥ

言峰「フッ、・・・坂田、銀時か」

アインツベルン城

新八「神楽ちゃん、帰っていないみたいですね。銀さん、大丈夫ですか?」

銀時「俺は平気だが、アイツは大丈夫じゃねーみてーだぞ?」

雁夜「グッ・・・グゥ・・・」

桜「肉を喰わせ骨を蝕む間桐の魔術です。おじさんは自分の身体を蟲に喰わせることで魔力を生み出していたんだわ。もう、長くは持たないでしょう」

新八「そ、そんな、じゃあこの人このままじゃ死んじゃうんですか?」

桜「ええ、自分でその道を選んだのだから、仕方ないわよ」

銀時「・・・なぁ、セイバー?」

セイバー「なんでしょう、ギントキ?」

銀時「お前の、バファリンだか、マキロンだか言う宝具あったよな?」

セイバー「全て遠き理想郷(アヴァロン)です。医薬品と混同されては困ります」

銀時「似たようなもんじゃねーか。そのパブロンをコイツに貸してやってくれねえか?」

セイバー「ギントキ、あなたはどこまで聖杯戦争を甘く見るつもりですか?他のマスターに宝具を使うなどと!」

新八「セイバーさん」

セイバー「ましてや、あなた自身がバーサーカー戦で傷を負っているのですよ?隠しているつもりでしょうが、かなりの深手のはずだ!それを・・・」

銀時「そう怒るなよ、あー、あれ何て言ったっけ?べつに、あれ使っちゃったっていいんだぜ?令呪?」

セイバー「・・・わかりました、そこまで言うなら仕方ありません。しかし、そのような考えで聖杯戦争を・・・」ハッ

新八「どうしました、セイバーさん?」

セイバー「サーヴァントの気配が城に向かってきています!ギントキは城に居てください、私が迎撃します!」

アインツベルン城前の森

新八「セイバーさん、敵のサーヴァントっていったい?」

セイバー「シンパチ、敵の気配が近い。下がっていてください」

ランサー「なるほど、セイバーのサーヴァントとお見受けした。いざ、尋常にお手合わせをお願いする」サッ

セイバー「ランサーのサーヴァントですね!臨むところです、いざ!」シュウウウ

ランサー「フッ!これは、なかなかの腕をお持ちのようだ!」ザシュア

セイバー「双槍の騎士、まさかあなたは・・・」

神楽「やっと、城に付いたアル!」ダダダダダ

お妙「あいつ、どこまで追いかけてくるつもりよ?」ダダダダダ

新八「神楽ちゃん!と、姉上!?」

キャスター「これはこれは!何と!ジャンヌが二人!いったい、神はどこまでの恩情を我が身に与えたもうたというのですか!!」パッ

セイバー「キャスターのサーヴァント?なぜ、ここに!」

ランサー「我が勝負に邪魔が入られては困ります。ここは暫し、休戦と行きましょう!」スッ

セイバー「そうですね、ランサー!」サッ

海魔「」シュルルルル

キャスター「お待ちなさい!黒髪のジャンヌと金髪のジャンヌ!!二人とも、我が手で目覚めさせてさしあげますよ!!!」

アインツベルン城

ドカッ

ケイネス「我が名は、アーチボルト家第9代当主ケイネス・エルメロイ・アーチボルトである。今宵は魔術師同士の決闘を願いたく馳せ参じた!」

パコッ

ケイネス「・・・これは、黒板消し?何たる小細工!このような悪戯で、このケイネス・エルメロイ・アーチボルトを愚弄するとは、どこまで聖杯戦争を貶める気なのやら!」

ケイネス「隠れていても、我が月霊髄液の自動索敵能力の前では全くもって無意味ですよ!」シュバアッ

銀時「えーと、魔術師じゃないんで見逃して貰えないですかね?」

ケイネス「なんと、ここに来て命乞とは、なんとも無様!宜しい、ならばこれは決闘ではなく誅罰です!我が魔術礼装の力を思い知るが良い!」シュバババババ

銀時「って、話が通じる相手じゃねえみてーだな。無様なのはテメーの頭のほうじゃねーの?」スッ

ケイネス「なんと!この私へ暴言を吐くとは!身の程と言うものを知らないようですね」シュビビビビ

銀時「何?この銀色のドロドロ、ちょっと趣味わりーな、コリャ」サッサッ

ケイネス「ふん!ちょこまかと!このドブネズミふぜいが!」

銀時「このドロドロは、正面からぶつかるのはさすがにヤベーな。何か気色わりーし」ダダッ

ケイネス「また、逃げるとは卑怯な!コソコソと逃げ回りおって、泥棒鼠がッ!」

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