武内P「私の、イメージチェンジですか」 (49)


未央「そっ!言葉遣いを変えるのが難しいなら、いっそキャラから変えてみるってのはどう?」

武内P「…具体的には、どのような?」

未央「うーん…ヤクザ風とかぁ、ホスト風やDJ風なんかいいんじゃない?」

武内P「…」

未央「ほら、皆の前だけでいいし、ちょっとやってみてよ!」

武内P「…分かりました」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1432117781


未央「まずは、ヤクザ風でいってみよっか!」

武内P「…ヤクザ風、ですか」

未央「それならいつもと大して変わらないし、簡単だよね!」

武内P「…」

未央「それじゃ、頑張ってねー!」


武内P「…」

隠し扉(お、久しぶりやんけ)

武内P「…」シュルッ


E:白スーツ、名刺、塩

目つき:三割増し

体:龍の刺青(シール)


みく「…だーかーらー!李衣菜ちゃんがあの時折れてくれれば良かったにゃ!」

李衣菜「なんでそうなるの!みくがさっさと謝っていれば丸く収まってたじゃん!」

みく「うにゃー!なんでそうなるにゃー!!」

李衣菜「ぐぬぬ…」

みく「ううう…」


武内P「お二人とも、少しよろしいでしょうか?」


みく「ちょっと待ってPチャン!今ユニット解散の流れで……」

みく「!?」

李衣菜「止めないでくださいプロデューサー!今日こそ本当に……ヒッ!?」


武内P「…よろしいでしょうか?」


みく「あ…あ、ああ…は、はい(裏声)」

李衣菜「どど、どっ、どうぞ…」

武内P「ありがとうございます。話というは、先日のロケの話です」

みく(…な、なんでPチャン白スーツなの!?)コソッ

李衣菜(し、知らないよそんなの!でもヤバいって、いつもの倍以上に怖いよ!)コソッ

みく(話し方が何も変わらないのが余計に怖いにゃ…)コソコソ

李衣菜(それよりあの雰囲気、どう見ても堅気じゃないって!)コソコソ

武内P「…お二人とも、その時のことで私に話さなければならないことはありませんか?」

みく「え!?ええええっと…」


武内P「何も思い浮かびませんか?」

みく「…もしかして、ロケの休憩中に李衣菜ちゃんと喧嘩しちゃって、スタッフさんに迷惑かけちゃったこと?」

武内P「…違います、が、そのようなこともあったのですか」

みく「」

李衣菜「じゃ、じゃあ…撮影の後半に私たちのキャラがぶれちゃって、撮り直しになったことですか?」

武内P「…違います、それも初耳ですが」

李衣菜「」


武内P「…本当に、分かりませんか?」ギンッ

みく「っ!?」ビクッ

みく(や、やばいよ李衣菜ちゃん!このままじゃみく達、危ないお仕事させられちゃうにゃあ…)ガタガタ

李衣菜(あば、あばばばば)ブクブク

みく(あばあば言ってる場合じゃないにゃー!!)

武内P「…」

武内P「私が言って欲しかったのは、ロケ中に起きたアクシデントの件です」


みく「…え?でもそれって確か」

武内P「はい、お二人が力を合わせて解決したことを、関係者の方から聞きました」

武内P「…ですが、例え上手くいったことであっても、報告・連絡する義務がお二人にはあります」

武内P「以前にそのことは強く説明したはずだったのですが…」

李衣菜「そ、そういえば…」

武内P「理解して頂けてなかったようですね」


みく「ご、ごめんなさい!」

李衣菜「すみませんでした!」

武内P「…」

武内P「最初は、お二人が反省しているようでしたらそれで終わらせるつもりでした」

武内P「…しかし、今回の件だけでなく、お二人の行動は少し目に余ります」

みく「…うう」

武内P「これは…私の責任でしょうね。私がお二人を上手くプロデュース出来ていないから、このようなことが起きてしまった」

みく「そ、それは違うにゃ!みく達がちゃんとしないから…」

李衣菜「そ、そうです!全部私達の責任です」


武内P「…少し、担当を外れましょうか」


みく「―――え?」


武内P「私より優秀な方であれば、お二人を正しくプロデュースできるでしょうし」

李衣菜「ま、待って下さい!それって、シンデレラプロジェクトのメンバーから外されるってことですか!?」

武内P「いえ、所属はシンデレラプロジェクトのメンバーのままで、お二人の担当者…プロデューサーを変更します」

武内P「これなら、他のメンバーと離れることもありませんし、良い解決策ではないでしょうか」



みく「そ、そんなの…絶対だめにゃ!!!」


李衣菜「み、みくちゃん?」

みく「プロデューサーが代わるなんて…そんなの絶対認めないにゃ!」

武内P「…なぜですか?」

みく「みく達のプロデューサーはPチャンだけにゃ!理由なんてそれで十分にゃあ!!」

武内P「…」


李衣菜「…あの、私もプロデューサーが代わるのは、嫌です」

李衣菜「私達、喧嘩してばっかりですけど…プロデューサーにこのユニットを組ませて貰えて、今では本当に良かったと思ってます」

李衣菜「それなのに、このまま恩返しもまともに出来ないまま別れるなんて、そんなのロックじゃないです!」

李衣菜「お願いしますプロデューサー!私達のプロデューサーを辞めないでください!」

みく「お願いにゃ、Pチャン!」


武内P「…」


武内P「…前川さん、多田さん」

武内P「本当に私がプロデューサーで、よろしいのですか?」

みくりーな「「はい!!」」

武内P「…後悔、しませんね?」

みくりーな「「はい!!」」

武内P「喧嘩も、もうしませんか?」

みくりーな「「………」」

みくりーな「「はい!!」」


武内P「…」オオオ

未央「お、oh…ちょっと私が想像してたよりすごいけど、うん!いけるよプロデューサー!」

武内P「…満足して頂けたなら、良かったです。では、着替えてきますね」

未央「えー、もう着替えちゃうの?しばらくその恰好で仕事してみたら?」

武内P「…多方面の方から怒られてしまうので、許してください」


未央「ちぇー、なら今度は…ホスト風で皆に奉仕するってのはどう?」

武内P「…本気ですか?」

未央「もちろん!お酒は、皆飲めないし無理だけど…」

未央「事務所の雰囲気だけそれっぽくして、お菓子とジュースであまーいひと時を提供するって感じでいこう!」

武内P「…」


未央「……よし!完璧っ!」


事務所(歌舞伎町にありそう)


武内P「…」


E:モード系ファッションスーツ、名刺

目つき:気持ちマイルド

体:可能な限り清潔、めっちゃ良い匂い


未央「これなら誰が来ても大丈夫、後はプロデューサー次第だね」

武内P「あの…この本は?」

未央「あぁ、それ?『どんな女性でも堕とせるようになるための10の法則』だよ!」

未央「それを読んでバッチリ対応できるようになってね!」


未央「よぉし、ちょっと誰かいないか探してくるね!それまでその本をよく読んで勉強してて!」

武内P「…はい」


――――バタン


武内P「…」ペラッ


――――ガチャッ


かな子「おはようござい…えっ?」

智絵里「おはようござ…」

杏「…何これ、キャバクラ?」

武内P「…」ペラッ

かな子「あっ、プロデューサーさん!この部屋どうしたんですか!?」


杏「…というか、そのスーツ何?渋谷とかにいそうなチャラ男みたいなんだけど」

武内P「…いらっしゃいませ」

智絵里「…え?」

武内P「ようこそ、ホストクラブ美城へ」

武内P「今夜は帰しませんよ☆」

杏「…まだ昼なんだけど」


――――ガチャッ


未央「ごめーんプロデューサー!レッスン場に誰もいな…!?」

智絵里「…//」ギュー

かな子「」

杏「…」

未央「なん…だと?」


未央(あ、ありのまま起こったことを話すぜ)

未央(「私はほんの少しこの部屋を出て、帰ってきたら事務所が桃色空間に変わっていた!」)

未央(な…何を言っているかわからねーと思うが、私にも何が起きたのか分からない)

未央(ヤクザだとかホストだとか、そんなチャチなものじゃ断じてねぇ)

未央(もっと恐ろしいものの片鱗を味わったよ…)


未央「あ、杏ちゃん…プロデューサーの膝の上とか羨ま…じゃなくて、いったい何があったの?」

杏「…智絵里ちゃんはプロデューサーにお菓子をアーンされてこうなって、かな子ちゃんはポッキーゲームで気絶」

杏「杏は現在進行形で甘やかされ中ってとこかな」

未央「そ、そんな…CPメンバーの中でも割とちょろい杏ちゃん達をこんなにも簡単に堕とすなんて…」

未央「プロデューサー、恐ろしい子!!」


その後、彼が飴(ホスト)と鞭(ヤクザ)を使い、彼女たちをシンデレラにするのは

…割と近い話である


以上です。モバマスSS雑談スレであったネタを書かせて頂きました

DJ風武内Pは、皆さんの心の中に…

マジですか、DJ風を文章化出来ずすみませんでした
本当はもっとイチャコラを強くしたかったのですが、私の文章力では無理でした

考えていた内容と違っていればごめんなさい、許してや

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom