P「仕事で雪歩、千早の二人と福岡へ行くことになった」 (158)

雪歩「福岡かぁ…。ホークス戦、観に行けないかなあ」ワクワク

千早「そういえば、萩原さんはホークスファンだったわね」

P「そのホークス戦の始球式で雪歩が投げるんだぞ。ちなみに千早は国歌独唱」

雪歩「ええっ、私が登板するんですか??あぅ…」フラッ

千早「萩原さん??」


※マイペースで更新します。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431995456

−出発日−

\今日も、新幹線をご利用くださいましてありがとうございます…/

雪歩「あの、プロデューサー」

P「おう、どうした?」

雪歩「福岡までなら飛行機で行ったほうが早いと思うんですが…」

P「それは…」

千早「萩原さん、プロデューサーは飛行機が苦手なのよ」ヒソヒソ

雪歩「ああ、それじゃあしょうがないよね」ヒソヒソ

P(なんだろう、この疎外感…)


ーー
ーーー

\博多、博多です。ご乗車ありがとうございました…/

P「さあ、博多に着いたぞ」

雪歩「そういえば、千早ちゃんは福岡に飛ばされたことがあったね。私はどういうわけか青森だったけど」(※)

千早「ええ。それもなぜか"千早"という場所に飛ばされたのよね」

千早「あの時はお互い大変だったわね」

雪歩「そうだね」

※以下のSSを参照して下さい
P「千早、今どこに居るんだ?」 千早『千早です』
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1376827032




ーー
ーーー


P「さて。ホテルのチェックインも済んだことだし、ちょっと観光でもするか?」

2人「はい!」

行き先
>>6

間違えた
>>9でお願いします。

ホークスタウン

安全の北九州スルー

>>12
は?不発の手榴弾踏んでも知らんぞ?
by北九州筑豊久留米に在住経験

−ホークスタウン−

P「明日の下見も兼ねてホークスタウンに来たのはいいが…」

雪歩「わぁ〜!やっぱりホークスの本拠地だけあってホークスグッズを置いているお店がいっぱいありますぅ!あ、千早ちゃん見てみて!このキーホルダーとっても可愛いよ!」

千早「え、ええ。(萩原さんってこんなキャラだったかしら…)」

P「ここに来た時から雪歩のテンションが
半端なく高い」

雪歩「どうしたの千早ちゃん?いつもよりテンションが低いよ?」

千早「そうかしら。私はいつも通りなのだけれど」

千早「ところでプロデューサー。野球場の下見はしなくていいんですか?」

P「いや、しなくてもいいだろう。入場口は予め調べてあるし」

P「そういえばお前たち、何か食べたいものはあるか?」


雪歩→>>13
千早→>>15

−ホークスタウン−

P「始球式当日の下見も兼ねてホークスタウンに来たのはいいが…」

雪歩「わあ…。ホークスの本拠地とだけあって、ホークスに関連したものを売っているお店がたくさんありますぅ!見てみて千早ちゃん、このハニーホークのキーホルダー可愛いよ!」

千早「ええ、そうね。(萩原さんってこんなキャラだったかしら…?)」

P「ここに来た時から雪歩のテンションが半端なく高い」

雪歩「どうしたの千早ちゃん?いつもよりテンションが低いよ?」

千早「そうかしら。私はいたって通常運転なのだけれど」

千早「ところでプロデューサー。野球場の下見はしなくていいんですか?」

P「いや、それはしなくていいだろう。入場口の確認はもうしてあるからな」

P「そういや、お前たちは何か食べたいものはあるか?」


雪歩→>>20
千早→>>21

ウエストのうどん

うまく書き込めず、すみません。iPhoneにまだ慣れていなくて…

−ウエストー
P「生まれも育ちもまるまる九州たい♪」

千早「忘れちゃならなーい♪」

雪歩「うどん一本!うどんウエスートー♪」

P「しかし"うどんが食べたい"なんて、雪歩も珍しいなあ。ウエストはウエストでも焼肉の方に行くかと思ったのに」

雪歩「大濠公園の近くに萩原組の福岡支店があって(※)、そこに出張したお弟子さんから福岡のうどんが美味しいことを聞かされたんです」

P「そうだったのか」


※「萩原組福岡支店」は実在します

店員「お待たせしました。丸天うどんが3つですね。ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」

千早「ありがとうございます。はい」

店員「こちら伝票ですね。それでは失礼します」

P「それじゃあ食べよう」

三人「いただきます」

チュルルル

P「どうだ?」

雪歩「鰹と昆布のだし汁がたまりません!麺もコシがあって美味しいですぅ!」

千早「丸天の甘みもあってどんどん食が進みますね」

P「そうか。ちなみに福岡はうどん発祥の地だそうだ」

雪歩「そうなんですね。初めて知りました」


ーー
ーーー

P「いやあ、うまかったなあ!満足したか?」

雪歩「はい、ありがとうございますぅ!」

P「そうか、それは良かったーー」

千早「プロデューサー」ヌッ

P「うおっ!」

千早「バームクーヘンが食べたいです」

P「バームクーヘン?そこのスーパーのものでいいか?」

千早「ちゃんとしたお店のバームクーヘンが食べたいです」

P「喫茶店寄るか…」


ーー
ーーー

千早「プロデューサー、ありがとうございました。久々に喫茶店のバームクーヘン食べましたよ」

P「良かったな!それじゃあホテルに戻るか!」

雪歩「明日はいよいよ始球式ですね…。緊張するなぁ」

P「なに、力まずにいけば大丈夫さ。2人とも、今日は早めに寝るんだぞ」

2人「はい」

1日目終了です。ちょっと飛ばしすぎました。すみません

次回からは2日目、イベント当日となります

−2日目・ヤフオクドーム−

\我ら〜の我らの〜♪ソフトバンクホークス〜♪/

千早「試合日になるとこんなにお客さんが来るんですね」

P「そらそうよ。なんたってホークスはパ・リーグで1番の観客動員数を誇るからなあ。ダイエー時代の前半まではそうでもなかったらしいが」

雪歩「私、こんなに大勢の人の中で投げるんですよね?大丈夫かなぁ…」

P「いつものライブと思えばいいんだ。思い切って投げてこい」

雪歩「は、はいぃ…」


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}


ーー
ーーー


−東京・765プロ事務所−

高木「音無君、もうそろそろ始まるのではないかね?」

小鳥「あ、はい」ポチッ

TVアナ『さあ、まもなく始まる今日の試合。今日は東京から人気アイドルグループ・765プロオールスターズの萩原雪歩さん、如月千早さんが来ていることもあり、スタンドには大勢のファンが詰めかけております!今からその如月さんの国歌独唱と萩原さんの始球式が行われる模様です』

ウグイス嬢『ただいまより、国歌の斉唱を行います。本日はアイドルグループ"765プロオールスターズ"如月千早さんによる歌唱です』

千早『君が代はー♪千代にー八千代に♪さざれー石のー♪巌とーなーりてー♪苔のー♪むーーすーーまーーでー♪』

\パチパチ…/

アナ『うーん、さすがですね小久保さん』

小久保(解説)『そうですね、やはりあの大観衆の前で普段通りの歌声を出すということは普段からきっちりしたトレーニングをせんと出てこんと思うんですよ。いかに練習が大事かいうことですね』

高木「まさにその通りだな」ウンウン

アナ『ちなみに如月さんは対戦相手の西武ファンだそうです』

小久保『そうですか。まぁ今回を機にね、ホークスにも目を向けてくれるとホークスOBとしては嬉しいですかね』

小鳥「そんなの余計なお世話ピヨ!」ピヨ-!


ーー
ーーー

−同時刻・萩原家−

弟子「親父さん、もうすぐお嬢が投げますぜ」

萩原父「おう、そうか」


ウグイス嬢『それでは引き続き、始球式を行います。本日は"765プロオールスターズ"アイドル、萩原雪歩さんによる始球式です』

TV中継アナ
『さて、これから始球式が始まります。今日は熱心なホークスファンで知られる765プロの萩原雪歩さん…おっ、出てきました!白いホーム用のユニフォーム姿!背中には背番号44の上にピンクで"ぎ〜た"と柳田選手の愛称が縫い付けてあります』

小久保『いやあ、僕も初めて見ましたけどなかなか可愛らしいですね』

弟子「お嬢が"可愛らしい"だとぉー?そんなん当たり前じゃ!」

父「おい、うるせえぞ」

弟子「すんません」


球審『プレイボール!』

雪歩「」スッ

雪歩「」ピシュッ!

\ドスッ!/

アナ『あーっと!萩原さんの投じた球が西武の一番打者・栗山の腹部を直撃!』

小久保『103キロて球速表示が出てますよ。ホンマすごいですわ』

\ザワザワ…/

アナ『女子プロ野球の選手ばりの萩原さんの投球に場内のあちこちでどよめきが起こっています』

\クリヤマサン、スミマセン-!/

\イヤ、イイヨ.ハハハ!/

アナ『これも穴掘りで鍛えた成果なのでしょうか!?思わぬアクシデントに栗山も苦笑い!当たりながらもバットを振ったのはさすがでした』

小久保『これでこそプロって言うもんですね』


弟子「いやあ、ヒヤヒヤしましたよ」

父「ああ…」

父(雪歩…。成長したな…)


ーー
ーーー


千早「萩原さん。本拠地初観戦、初勝利おめでとう」

雪歩「千早ちゃん、ありがとう!まさか"ぎーた"が満塁弾を打つなんて思っても無かったから…ふふっ、嬉しいですぅ♪」

P「ソフトバンクは打線が好調だったな。まあ、西武の中継ぎ陣が打ち込まれて俺逹化していたとも言えるが」

千早「そうなんです。打線も攝津に抑え込まれて…くっ!」

P「あれでよく4点も取れたよな」

千早「4点取っていても、敵にその2倍も取られては話しになりません!先発投手が可哀想です!」クワッ!

雪歩「千早ちゃん落ち着こう?ほら、たまたまだったと思えばいんだよ」

千早「……そうね。久しぶりの野球観戦だったから頭に血が上ったのかもしれないわ」フ-

P「落ち着いたか?それじゃ、これからイベント成功のお祝いも兼ねて焼肉でも食いに行くか!」

雪歩「焼肉…ですかぁ!?」キラキラ

P「ああ。ただ、今から食いに行く焼肉は雪歩の考えている焼肉とは多分違うと思うぞ」

千早「プロデューサー、それって一体…?」

P「まあ、楽しみにしておいてくれ。それじゃあ行くぞ」

二人「?」


ーー
ーーー


-博多区・雑餉隈(ざっしょのくま)界隈-

P「白けた街だと笑うじゃないぜ、西鉄電車の停まる街ー♪」

雪歩「ここは…?」

千早「見るからに下町って感じね」

P「(西鉄)福岡駅から13分♪降ーりたところが雑餉たい♪」

千早「プロデューサー、ここはどこですか?」

P「ん?ああ、ここは博多区の一番南に位置する雑餉隈ーーー通称"ざっしょ"と呼ばれるエリアだ。武田鉄矢の実家(タバコ屋)があるところだな」

雪歩「プロデューサー、なんか怪しげなお店がちらほらあって恐いですぅ…」

P「そりゃそうだろ。昔は"第二の中洲"と言われるほどの歓楽街だった場所なんだ。呑み屋からパチンコ、アブナイお店まで色々あって最盛期はかなり賑わったらしい」

千早「アブナイお店…」

P「ほら行くぞ。こっちだ」

雪歩「あっ、待って下さい!置いてかないでぇ~(泣)」

大変お待たせしました!
再開します

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\outl0\strokewidth0 \strokec3 http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082263.jpg}


雪歩「ここですか?」

P「そうだ。入るぞ」ガラッ

千早「うわっ!」

雪歩「にんにくと油の匂いが充満してますぅ!」

店員「いらっしゃいませ!何名さまでしょうか?」

P「3人です」

店員「かしこまりました!奥のテーブル席にどうぞ!」

{http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082263.jpg}


雪歩「ここですか?」

P「そうだ。入るぞ」ガラッ

千早「これは…!」

雪歩「にんにくと油の匂いが充満してますぅ!」

店員「いらっしゃいませ!何名様でしょうか?」

P「3人です」

店員「かしこまりました!奥のテーブル席にどうぞ!」

P「ありがとうございます」

千早「プロデューサー、このメニュー表なんですが…」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082265.jpg


千早「"一人前"がどのぐらいの量か分かりません」

P「一人前でもここは結構多いからな…。少食のお前だったら一人前で十分だよ」

千早「そうですか。萩原さんは?」

雪歩「私は1.5人前にご飯特盛を頼みます!」

P「大丈夫か?」

雪歩「はい、どんと来いですぅ!」

P「わかった」

雪歩「それにしても色々なメニューがありますね」

貴音「焼肉屋なのに、らぁめんがあることには驚きました」

千早「そうね、私も驚いたわ」

P「おい、なんでしれっと貴音がいるんだ」

雪歩「えっ、四条さん!?」

貴音「驚きましたか?」

千早「あまりに自然な溶け込み方だったので気づきませんでした」

貴音「ふふふ。らぁめんあるところに四条貴音あり、ですよ」

律子「お待たせ、貴音…ってプロデューサー!?」

P「いよう、奇遇だな」

千早「思い出したわ、律子と貴音は北九州で旅行番組の取材だったのよね」

律子「よく覚えてるわね。平尾台に門司港レトロ、チャチャタウン、リバーウォーク北九州、スペースワールド…。北九州の主な観光スポットはだいたい回ったかしらね」

貴音「焼うどんも焼きカレーも大変美味しゅうございました」

律子「それで明日一番の福岡空港発の飛行機に乗るべくJRで移動していたんだけど、博多で降り忘れてね」

P「乗っていたのは快速か?」

律子「はい。とりあえず次の南福岡駅で降りて車窓から見えたこの店で腹ごしらえをしていたわけです」

雪歩「お疲れ様です」

あれ、本当だ。iPhone難しい・rz
トリップつけるのやめますね



P「そうだったのか。ところで貴音、ここのラーメンの味はどうだった?」

貴音「それが焼肉だけでお腹が一杯になってしまい、食べられなかったのです。私としたことが、なんたる不覚…」ションボリ

雪歩「えっ?あの百戦錬磨の四条さんが…」

店員「お待たせしましたー!焼肉1.5人前ですね」ゴトッ


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082271.jpg


雪歩「」

雪歩「1.5人分でこの量ですか?」

P「そうだな」

千早「頑張って、萩原さん」

雪歩「いただきます」パクッ

雪歩「ん!このニンニクと油の独特のハーモニー!他の焼肉屋にはない味ですね。ご飯と良く合いますぅ」

千早「そうね、鉄板焼に近い感じかしら?」

P「だろ?毎日食べるとなると飽きるけど一か月一回くらい無性に食べたくなる。ある意味で二十郎のようなもんだな」

貴音「二十郎は毎日でも食べたくなります!」クワッ

P「そう熱くなりなさんな。例え話だ例え話」


ーー
ーーー


律子「雪歩、大丈夫?」

雪歩「はいぃ、何とか食べきりましたぁ…」

P「こういうのは案外ガツンとくるからな」

千早「ええ」

貴音「それにしても、ここは大変便利な場所ですね」

P「JR南福岡駅からも西鉄雑餉隈駅からも近いからな。まあ来るとしたらJRがいっちゃん便利かな」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082273.jpg
西鉄雑餉隈駅

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082272.jpg
JR南福岡駅

明日も仕事なので今日はここまでです。次回は明後日の日曜日に更新します

P「そうだ、律子たちはまだ時間あるか?」

律子「今日ですか?まあ、あと2時間くらいなら…」

P「そうか。それなら夜景を見に行かないか?すごく眺めのいい場所がある」

律子「へえ、ぜひ行きたいですね!」

P「よし、分かった。それじゃあ今からタクシーで行こう」


ーー
ーーー

P「さあ、着いたぞ」

千早「車がたくさん停まっていますね」

雪歩「どんどん山の中に入って行くので心細かったですぅ…」

律子「わあ、すごい!」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082381.jpg


貴音「辺り一面の星の海ですね。真に美しゅうございます」

雪歩「綺麗だね、千早ちゃん!」

千早「ええ、本当ね」

P「ここは油山の中腹にある片江展望台だ。地図でいうとここだな」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082382.jpg




P「ここからまっすぐ行ったところが千早、それこそ千早が前回飛ばされた場所だ。で、その少し手前、右側に見える開けたところが福岡空港。左の山裾に隠れるか隠れないかというところに福岡タワーや今日雪歩が始球式をしたヤフオクドームがある。俺らが今までいた雑餉隈は…」

雪歩「いつかこんなところにみんなと来たいなあ…」

千早「春香に写真を送ってあげましょう」パシャパシャ

貴音「律子嬢、自販機のそばに停車しているほっとどっぐ売りの車が気になります。早速参りましょう!」グイグイ

律子「ちょっと、さっき"もう限界です"とか言ってたくせにまた食べるのー!?」

P「お前ら、ちょっとは俺の解説を聞けよな…。ちなみにホットドッグは安くて旨いからおすすめだぞ」


ーー
ーーー


律子「いやあ、素晴らしかった!プロデューサー、ありがとうございました!」

P「なんのなんの。これぐらいしないとな」

貴音「そのうえ、送ってくださるとは」

P「まあ、タクシーだけど。お、着いたみたいだ」

律子「それじゃあプロデューサー、ありがとうございました!」

貴音「また事務所でお会いしましょう。お気をつけて」

P「ああ」



P「さあ、俺たちもホテルに戻ろうか」

二人「はい!」





二日目終了です!
3泊4日の設定なのであと2日ですね。さて、どこを巡ろうか…

・3日目・


P「おはよう」

二人「おはようございます」

P「さて、出発するか」

千早「今日はどこに行くんですか?」

P「太宰府(だざいふ)と柳川(やながわ)だ。西鉄電車で行くぞ」

雪歩「太宰府と柳川って結構遠いんですか?」

P「太宰府は福岡市近郊、柳川は福岡県の南側だから、まあそこそこあるかな。じゃ、行こうか」

二人「はい!」


ーー
ーーー


千早「」ピピッ♪

雪歩「千早ちゃん、そのカード、可愛いね!」ピピッ♪

千早「これ?前に福岡に来たとき買ったのよ」

雪歩「nimoca(ニモカ)っていうの?」

千早「ええ、西鉄のICカードよ。電車やバスに乗ったり、お店や飲食店でポイントがたまるらしいの。まあ、私はこのフェレットが可愛いから使っているのだけれど」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082401.jpg


雪歩「可愛いね!」

P(つい10年前はまだ切符が主流だったのに、世の中も変わったなあ…)ピピッ♪

-太宰府駅-

雪歩「駅を降りたら目の前が参道なんですね」

P「そうだな。太宰府天満宮まで歩いて10分くらいだから少し歩くか」

千早「はい。それにしてもあちこちから梅ヶ枝餅を焼く匂いがしてますね」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082403.jpg


P「鳥居が見えてきたな」

雪歩「はい、もう少しですぅ」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082404.jpg

P「着いたな」

千早「人が多いですね…」

雪歩「とりあえずお参りしましょう」



ーー
ーーー


P「雪歩はなんてお願いしたんだ?」

雪歩「ふえっ!?ひ、引っ込み思案じゃなくなりますようにって…」

P「千早は?」

千早「私は…いえ、何でもありません」

P「なんだよ、つれないなあ」

千早("菅公の人徳で私とプロデューサーが夫婦になれますように"とお願いしましたなんて、言える訳ないわ)


P「お参りは済んだか?」

千早「はい、ありがとうございました」

P「どうだ、この裏に博物館があるんだけど見ていかないか?」

雪歩「いいですね」

千早「その土地の歴史に触れることも大切ですからね」

P「よし、行こう。歩いて5分ぐらいだぞ」



ーー
ーーー


P「ここが九州国立博物館だ」

雪歩「へえ、結構新しいんですね」

P「博物館ができてまだ10年ぐらいしか経っていないからな。俺も久しぶりに来たよ」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082404.jpg


P「お参りは済んだか?」

千早「はい、ありがとうございました」

P「どうだ、この裏に博物館があるんだけど見ていかないか?」

雪歩「いいですね」

千早「その土地の歴史に触れることも大切ですからね」

P「よし、行こう。歩いて5分ぐらいだぞ」



ーー
ーーー


P「ここが九州国立博物館だ」

雪歩「へえ、結構新しいんですね」

P「博物館ができてまだ10年ぐらいかな。俺も久しぶりに来たよ」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082412.jpg



ーー
ーーー


P「太宰府観光は満足したか?」

千早「はい、福岡が古くからの商業地だったことが良く分かりました」

雪歩「はるか昔の福岡は海だったことに驚きました!…あ、でも東京もそうだったのか」

P「太宰府名物の梅ヶ枝餅を買って行こう。柳川まで一時間くらいかかるからな」

今日はここまで。次回は柳川です!

\ピーンポーン♪/
「ご乗車ありがとうございました。まもなく柳川、柳川です」

P「ほらお前たち、降りるぞ」

雪歩「…ふえ?」

千早「いつの間にか寝てしまったようね」ノビ-


ーー
ーーー


P「水郷・柳川は北原白秋の故郷で有名だな。ときに雪歩、北原白秋がどういう人か知ってるか?」

雪歩「えーと…戦前に活躍した詩人ですよね。あ、あと唱歌"この道"や"待ちぼうけ"の作詞者ですぅ」

P「その通り。よく知ってるな」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082531.jpg

P「その柳川の定番といえば千早、なんだ?」

千早「川下り、ですか?」

P「ビンゴ!」

P「川下りもそうだがここは鰻も有名でな。今からその鰻を食べに行きたいと思う。良かや?」

2人「はい!」

\ピーンポーン♪/
「ご乗車ありがとうございました。まもなく柳川、柳川です」

P「ほらお前たち、降りるぞ」

雪歩「…ふえ?」

千早「いつの間にか寝てしまったようね」ノビ-


ーー
ーーー


P「水郷・柳川は北原白秋の故郷で有名だな。ときに雪歩、北原白秋がどういう人か知ってるか?」




http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082531.jpg

更新がうまくいかないのか二重に書き込んでしまった…
一時間くらい間を空けてまた書きます

-鰻屋-

千早「プロデューサー、おすすめの食べ方を教えてください」

P「柳川は鰻のせいろ蒸し発祥の地と言われている。まあ他の料理でも良いんだろうが、俺としてはせいろ蒸しがおすすめかな」

千早「分かりました。じゃあせいろ蒸しを頼みます。萩原さんは?」

雪歩「私もせいろ蒸しにしようかな」

P「すみません、せいろ蒸しを3つお願いします」

店員「はい、かしこまりました」



ーー
ーーー


店員「お待たせしました。せいろ蒸し定食です」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082534.jpg

千早「わあ、美味しそうですね」

三人「いただきます」

P「どうだ?」

千早「あ、美味しい!蒸し料理ならではのふっくらした食感がたまりませんね」

雪歩「鰻の味も上品で、タレやご飯とよく合います!」

P「そうか、よかったなあ」


ーー
ーーー


P「いやぁ、旨かったな!」

雪歩「私、あんなに美味しい鰻を食べたの初めてですよ!美味しかったなあ〜」キラキラ

千早「レジで鰻の骨が売られているのには驚きました。骨まで食べられるものなんですね」

P「鰻はカルシウムが豊富だからな。骨が強くなるぞ」

千早「それにしてもプロデューサー、福岡に詳しいんですね」

P「両親も俺も福岡出身だからな。それに柳川は前に一度来たことがある」

P「うーん、立花邸の庭園は時間的に厳しいか。そのまま川下りに行こう」


ーー
ーーー


船頭「皆さま、本日はご乗船ありがとうございます。私は船頭を務めさせていただきます○○と申します…」

雪歩「お堀をどんこ舟で巡るって、風情があっていいですね」

P「そうだな」

千早「顔に当たる風が気持ちいいです」

P「どんこ舟に乗っていると不思議と心が落ち着いて、時間が止まっているように感じるな。気分は極楽だ」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082536.jpg



ーー
ーーー


\ご乗車ありがとうございます。この電車は福岡(天神)行き・特急です。次は西鉄久留米、久留米です/


雪歩「プロデューサー、今日はありがとうございました!」

千早「プロデューサー、今回の福岡行きはとても楽しめました。ありがとうございます」

P「いいってことよ。まあ、明日がこの旅のクライマックスなんだがな」

二人「?」

P「ああ、そうだ。温泉に入るから二日市で一旦降りるぞ」

二人「はい、分かりました」


ーー
ーーー


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082536.jpg
二日市温泉・博多湯


千早「どこか懐かしい感じがする温泉街ですね」

P「ここは福岡市近郊の筑紫野市にある二日市温泉だ。都心部から近いこともあって人気の温泉だな」

P「俺たちが行くのはあの博多湯だ。源泉掛け流しだから、いつ行っても新湯(さらゆ)のままお湯に浸かれるぞ」

雪歩「楽しみですぅ♪」

写真間違えた

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira082544.jpg
二日市温泉・博多湯

\ガラガラ…/

雪歩「わっ!この匂いなんだろう?」

千早「硫黄じゃないかしら」

雪歩「あっ、言われてみればそうかも…」

千早「萩原さんと二人でお風呂に入るのは久しぶりね」

雪歩「というより、初めてなんじゃないかな?」ゴシゴシ

千早「そうかもしれないわ」ザバ-

\カポ-ン/

千早「いいお湯ね」

雪歩「そうだぬー。熱すぎず、ぬるすぎず…」

雪歩「・・・。」

千早「・・・。」

雪歩「ねえ、千早ちゃん」

千早「何かしら?」

雪歩「太宰府天満宮で何をお願いしたの?私は引っ込み思案じゃ、ちんちくりんじゃなくなりませんようにってお願いしたけど」

千早「私は…。まあ、意中の人と…」

雪歩「意中の人と?」

千早「結婚できますように…って」カァァ

雪歩「そっか」

千早「萩原さんは好きな人いるの?」

雪歩「いるよ」

千早「どんな人なのか聞いてもいいかしら?」

雪歩「優しくて頼り甲斐があって、みんなから慕われていて、いつも私たちのそばにいてくれるお兄ちゃんみたいな人かなあ」

千早「…そう」

千早「・・・。」

雪歩「・・・。」

千早「…あがりましょうか」

雪歩「…そうだね」





ーー
ーーー


休憩室

P「おっ、あがったか」

雪歩「すみません、お待たせしましたぁ」

P「いいって。ほれ、焼鳥でも食べんしゃい」

千早「ありがとうございます。なかなかいいお湯でした」

P「そうだろ?俺がここ好きだからさ、ぜひ連れてきたかったんだ」

雪歩「そうだったんですね。ありがとうございます」


ーー
ーーー


\ご乗車ありがとうございます。快速列車の小倉行きです。これから大野城、南福岡、博多の順に停まります。到着時刻をご案内します…/


雪歩「二日市からはJRなんですね」

P「今夜の宿が博多駅の近くだからな。西鉄だと少し遠くなる」

千早「なるほど。それにしても、今日も盛り沢山の一日でしたね」

P「ああ。さすがに疲れただろう?少し寝てていいぞ」

千早「はい、ありがとうございます」

※15分後

雪歩「千早ちゃん、もうすぐ博多に着くよ!」

千早「…ん、あー、よく寝たわ」

車掌『ご乗車ありがとうございました。博多、博多に着きます。お忘れ物のないようご注意下さい。この電車は快速列車の小倉行きです。博多を出ますと吉塚、ち(↑)は(→)や(↓)、香椎の順に停車します。お乗り間違えのないようご注意下さい』

千早「ぷっ!…くくっ!」プルプル

P「えっ?今の車内放送のどこに笑う要素があったんだ?」

千早「"千早"の発音が…。普通はち(↓)は(→)や(↑)なのに、ち(↑)は(→)や(↓)って…」

雪歩「千早ちゃん、笑うツボがよく分からないよ」

千早「ち(↓)は(→)や(↑)なのにち(↑)は(→)や(↓)
…。あはは!」ケラケラ

P「…とにかく降りるぞ」



ーー
ーーー


P「どうにかホテルにたどり着いたな。千早、落ち着いたか?」

千早「はい、何とか…」

P「そうか。明日は、とある祭りを見に行く。だから午前2時30分にこのホテルのロビーに集まってくれ」

雪歩「かなり早いですね」

P「まあ今が18時で風呂も夕飯も済ませているから大丈夫だろう。今日は早めに寝ろよ?」

二人「はい」

P「それじゃあ、おやすみ」

二人「おやすみなさい」

3日目終了
次回、いよいよ最終日です!

♪~やまかさ~は~ちよまちながれ~かなしみ~も~おしな~がす~
このぼく~の~ふるさ~とは~とおいま~ち~はかた~♪

・最終日・午前2時半・


雪歩「プロデューサー、おはようございますぅ…」ウトウト

千早「おはようございます」

P「おお、おはようって…雪歩はかなり眠そうだな」

雪歩「私、朝が弱くて…ふわあ」ポケ-

P「まあいいや。今から見に行くのは博多が一番熱くなる祭り"博多祇園山笠"のクライマックス"追い山"だ。福岡を代表する祭りとあって毎年大勢の見物客で沿道がごった返すけん、今から出かけようか」

千早「場所は近いんですか?」

P「ここからヤマ(=山車)の出発点の櫛田神社まで歩いて10分くらいかな。それじゃあ、行こう」


ーー
ーーー


千早「昼間は人通りの多い博多駅周辺も夜は案外静かなんですね」

P「千早、人口150人の福岡市と人口1000人の東京特別区を同列に見たらいかんよ。桁が違いすぎるばい」

雪歩「あちこちにお巡りさんがいるのが気になりますぅ」

P「祭りの警備に当たっているんじゃないかな」

雪歩「それだといいんですけど…」

P「さて、これから人混みに入るがお前らちゃんとついてこいよ」

二人「はい」





















http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira083612.jpg


P「無事辿り着けたな」

雪歩「そろそろ始まるんですか?」

千早「萩原さん、追い山は4時59分から始まるのよ」

雪歩「開始までまだ2時間くらいあるのにすごい人だかりですぅ!」










>>116
チューリップの「博多っ子純情」ですね。よか歌ばい!


ーー
ーーー


P「4時58分…。もうすぐ一番山笠(やま)の土居流(ながれ)が櫛田入りするぞ」

雪歩「ながれ?くしだいり?」

P「流というのは山笠を受け持つ町のグループ単位ことで、戦国時代に豊臣秀吉が博多の街を統治した時の町割制度に由来する。櫛田入りというのは、簡単に言うと出発地点である櫛田神社に舁き山が入場することだ」

千早「プロデューサー、良くご存じですね」

P「まあな」



\ドーン!/

千早「きゃあ!」ビクッ

P「ヤマが櫛田入りする時の触れ太鼓だ。いよいよ始まるぜ」

舁き手「オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!」

雪歩「」

P「どうした?」

雪歩「舁き手の皆さんのお尻がやけに目立つから反応に困ってしまって…。あの、なんで水法被に締め込み姿なんですか?」

P「なんでと言われても昔から締め込みだしなあ…」

千早「萩原さん、舁き手は明治時代まで上半身裸でヤマを舁いてたそうよ」

雪歩「そうなんだ…。それならまだこのほうがマシかな…」


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\♪祝いめでた〜ァの〜ォ若松〜さま〜ァよ/

\♪若松〜さま〜ァよ枝も栄〜ゆりゃ葉も茂(しゅげ)る/

千早「これは?」

P「博多祝い唄…通称"祝いめでた"といって、山笠の場合は一番山笠が櫛田入りした時に唄われる祝いの唄たい。福岡では結婚式のような祝いの席で唄われることが多いぞ」

雪歩「へえ」



\♪エーイーショウエ エーイーショウエー ショウエイ ショウエイ ア ションガネ/

\♪アレワイサーソー エーサソエーイ ショーンガネー/


P「いま"祝いめでた"を唄い終えただろ?いよいよ一番山笠がスタートするけん、しっかり見とけよ」

触れ太鼓「ドン!ドン!ドン!ドン!…」

舁き手「オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!オイサ!…」


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira083618.jpg


千早「物凄い迫力ですね」

雪歩「あんなに水をかけられて寒くないのかなあ」

P「まあ、そげん寒いってこたあないやろ。台上がり(=ヤマに上って指揮をとる役目の人)の人たちは寒いと思うけど」

雪歩「プロデューサー、ときどき博多弁が混じってますよね」

P「ははは…。なんか山笠を見ると気持ちが昂ぶってさ、いてもたっても居られんごとなるんよ」

千早「目立ちたがり屋でお祭り好き…。根っからの福岡人気質ですね」






お待たせしました。再開します。


ーー
ーーー


P「今年は東流がトップやったね」

千早「28分35秒でしたね。まさか30分をきるとは思わなかったのでびっくりしました」

雪歩「追い山って、タイムを競い合うんですね。なかなか迫力がありました!」

P「元はただ華やかに街中ばパレードするだけやったとが、江戸時代のある年の山笠で恵比寿流のヤマが土居流のヤマば追い越すハプニングが起こったとげな。それがきっかけで今んごと時間ば競い合う形になったごたあよ」

雪歩「プロデューサー、博多弁丸出しですぅ!」

千早「山笠が好きで好きでたまらない人のことを"山笠(ヤマ)のぼせ"と言うのだけど、まさにそれね」


ーー
ーーー


P「ふあぁ、良う寝た」

千早「おそようございます、プロデューサー」

雪歩「おそようございますぅ」

P「…えっ!なんで2人が俺の部屋にいるんだ!?」

千早「あまりにもプロデューサーが遅いので迎えに来たんです」

P「は?…げっ!チェックアウトの時間ギリギリじゃないか!いかんいかん!」

雪歩「やっぱり起こしに来て良かったね」


ーー
ーーー


P「参ったよ、山笠が終わってホテルの部屋に戻った瞬間爆睡だもんなあ…。アラーム音にも気づかんかった」

千早「私たちもさすがに眠かったので寝ましたけど、目覚ましの音には気づきましたよ」

P「マジか…俺も年をとったもんだよ」

雪歩「でもまだ大丈夫ですよ!心が若い限り、プロデューサーはいつまでも若いですから!」

P「そうだよな…。ありがとう、雪歩」


ーー
ーーー


-JR博多シティ-


P「帰りの新幹線まで時間があるけん土産を買っていこう。事務所用のは俺が買うから、お前らも何か買いたいものがあったら自由に選んでいいぞ」

雪歩「本当ですか?じゃあ、私は+1(人名)にあげる分で+2(品物)を買いますぅ!」

千早「私はそうね…。+3(人名)用に+4(品物)を買おうかしら」

雪歩「私は真ちゃんにこの"ゆずすこ"をプレゼントします!」

千早「知ってるわ!それ、かなり辛いらしいわね」

P「ゆずすこ?何だそりゃ」

雪歩「プロデューサー、福岡出身ですよね?」

P「福岡人が毎日博多ラーメンとか明太子食べたり、四六時中ホークスのこと考えたりしていると思うか?そういうことだ」

雪歩「それでも福岡人は誰でも知っているのでは?」

P「いや、知らんもんは知らんっちゃけん仕方なかろうもん」

雪歩「これがゆずすこですぅ」

http://rocketnews24.com/2015/01/11/532141/

P「はえー、最近は色んな土産物があるンゴねぇ…。で、千早は何にしたんだ?」

千早「私はこれです。春香にと思って」

http://www.chocolateshop.jp/modules/feature/

P「"博多の石畳"か!これは前に頂き物で食べたことがある。生チョコがフワッととろけるあの感触がハマるよな」

千早「ええ。でも地味に高いんですよね」

P「そうやろ?確かにうまいが、俺は自分では買おうとは思わんな」

千早「私もそうですね」

雪歩「そういえば、プロデューサーは事務所のみんなに何を買ったんですか?」

P「ひよ子に博多通りもんだろ?あとは…ああ、ニ○加煎餅(にわかせんぺい)。そのぐらいかな」

千早&雪歩(無表情)

P「どうした?」

雪歩「確かにひよ子も美味しいけど、あまりにもベタすぎて新鮮さがないよね」ヒソヒソ

千早「そうね。それに通りもんとニ○加煎餅は前回私がお土産に買ってきてるし、今は大抵なんでも通販で取り寄せることができるから、そういったものは出来るだけ避けるべきだと思うのだけど」ヒソヒソ

P「お二人さん、バッチリ聞こえてるよ」


ーー
ーーー


-新幹線の車内-


P「まあ色々あったが、今回もあっという間だったな。お前たち、楽しかったか?」クルッ

千早&雪歩(( _ _ ))..zzzZZ

P「…寝てんのか」

P(俺自身は、今回の福岡旅行はおおむね満足している。ただ、貴音がいた時に俺オススメの美味いラーメン屋に行けなかったことが心残りか)

P「次に福岡へ来るときは、貴音も一緒に連れて来ようかな」





以上で終わりになります
途中グダッたり細かいミスがあってかなり読みづらかったと思いますが最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!

皆さんもぜひ一度、福岡さい遊びにきんしゃい!
待っとうばい!

ちなみに「土産渡すところまで書きやがれ!」って方いらっしゃいますか?
もしいらっしゃれば明日にでも書きますが…


ーー
ーーー


-事務所-


千早&雪歩「ただいま帰りました!」

小鳥「あら、お帰りなさい」

P「ただいま戻りました」

小鳥「プロデューサーさん、お疲れさまです。福岡は暑かったですか?」

P「そうですね、日差しもカンカンでしたが湿度も高くて。西日本だなあと思いましたよ」

小鳥「東京はそこまでジメジメしてませんもんね」

ガチャッ

亜美「ピヨちゃんおっつー…あっ!兄ちゃんたち帰ってきてた!」

真美「ホントだ!お帰り→」

P「おう!いま上がりか?」

真美「うん、もうすぐみんなも来ると思う」

千早「そう、じゃあ待ちましょうか」

雪歩「そうだね」


ーー
ーーー


高木「今回の始球式は評判もよかったそうじゃないか!ファンは皆、テレビにかぶりついて見ていたと思うよ」

千早&雪歩「ありがとうございます」

高木「彼女たちもプロデューサーなしには動けない。3日間ご苦労だったね、君ィ」

P「ありがとうございます。俺が事務所に長くいなかったから寂しがる奴もいたんじゃないですか?」

亜美「そりゃそ→だYO!亜美たちは三日間、心の中で泣きっぱなしだったんだよ?」

真美「そーそー。ずっと心配で泣いてたね…」

P「お前ら…」

真美「兄ちゃん、ちゃんとお土産買って帰ってくるのかな→…ってね」

P「そうか」(案外かわいいところもあるんだな"と言おうと思ったけど、いいや)

やよい「亜美、真美!そんなこと言ったらめっ!だよ!」

亜美「んっふっふー。そんなこと言いながらやよいっちも実はお土産が結構気になってるっしょー?」

やよい「私はそんな…あぅ」カァァ

真美「んっふっふー。真美たちにはお見通しなのだよやよいっち」

美希「ミキも気になるの。プロデューサー、お土産ちょーだい!」

P「ハイハイ。でも定番中の定番だからあまり期待してくれるなよ?」


つひよ子
つ博多通りもん
つニ○加煎餅


伊織「ちょっとアンタ、東京の人に東京土産のひよ子なんて買ってきてどうすんのよ!」

響「伊織、ひよ子は福岡生まれのお菓子だったと思うぞ?」

伊織「…え?」

P「響の言う通り、ひよ子は福岡の飯塚というところで生まれたお菓子だ」

伊織「でも"東京土産"って書かれた幟をよく見かけるわよ?」

P「それはほら、アレだ」

律子「東京土産のひよ子を作っているのは"株式会社東京ひよ子"という、福岡のひよ子を製造している"ひよ子本舗吉野堂"からいわば暖簾分けした会社。だからひよ子は東京土産じゃなくて福岡土産なのよ」

伊織「そうだったの!?知らなかった!」

P「知ったかぶりいおりんマジかわいい」

伊織「うるさいわね!」

あずさ「あらあら。新発見ね〜」

貴音「あずさも知らなかったのですか。まあ私もですが…」

P「お前たちもか」


P「そうだ。土産といえば、雪歩と千早がそれぞれ真と春香へ個別に渡したいものがあるそうだ」

雪歩「はい、そうなんです!」

千早「本当はみんなにあげたかったのだけれど、予算の都合で真と春香の2人だけになったの。ごめんなさい」

真「そうなんだ…。へへっ、なんか765プロアイドル代表みたいだね」

春香「私たちだけがもらうのって何か悪いなあ…。でもありがとう。嬉しいよ!」

雪歩「良かったぁ。じゃあ私から真ちゃんに…はい、ゆずすこ!」

真「これは…調味料?」

雪歩「うん、ゆず胡椒+タバスコで"ゆずすこ"。福岡の隠れた名産品なんだって!」

真「そうなんだ…。ありがとう、今度使ってみるよ!」

千早「春香にはこれよ」

春香「わあ、なんだろう。"ひとくち石畳"…。チョコレート?」

千早「ええ。試食したら美味しかったから、お菓子好きな春香に合うんじゃないかと思って」

春香「思った以上に量があるんだね」

やよい「あの、私もひとくち味見していいですか?」

春香「うん、いいよ」

美希「ミキもいい?」

あずさ「私も〜」

貴音「しかしこれでは、春香の分が無くなってしまいます」

やよい「あ…そうですね」シュン

P「」ニヤニヤ

伊織「アンタ何にやけてんのよ。気持ち悪いわね」

P「フフフのフ。こんなこともあろうかと、俺は福岡限定かつ期間限定のひよ子を買っておいたのさ!」ババ-ン!


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira084875.jpg

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira084876.jpg


真美「おお!兄ちゃんやりますな→!」

高木「うむ、さすが私が見込んだだけの男だよ」

P「全員分あるから、どうぞ遠慮なく食ってくれ」

全員「はい、頂きます!」


(土産編・完)

以上で終わりです。ありがとうございました!
ちなみに"茶ひよ子"は食べると抹茶の味がします

割と美味しいですので、皆さんも一度ぜひご賞味あれ!

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