リヴァイ「やはり俺に青春もラブコメもないし鬱だしまちがっている。」 (33)

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リヴァイ×ペトラ「二千年前の俺と私へ」

リヴァイ×ペトラ「二千年前の俺と私へ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1429331611/)



ここでざっくり省いたリヴァイさんの過去編です。
ただの設定用だったけど一応形にしてみました。
14歳くらいからスタートです。


出てくる人


リヴァイ
ファーラン
イザベル
ストーリー上必要な名も無き誰か



進撃の巨人というより悔いなき選択の現パロ過去編と思って貰えれば前作は未読でもいける、はず


・鬱々しいし具体的なエロ描写はないけど精神汚染される
・タイトルは俺ガイルと略したかっただけでなんのつながりもありません
・はじめの方は延々とポエムです。気持ちわりいのは仕様です
・二次の虹なのでネタバレやキャラ崩壊もクソも(ry


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431972966


 忘却の空へ 辿り着けるまで




片目を潰されるのと、汚え口がきけなくなるの、どっちがいい?選べ

両方か

ぶち

みしっ



チッ、たいして持ってねぇなコイツ

じゃあ絡んでくんなよ、邪魔だ



その日暮らしでただ息をしてるだけだった

失うものなんかなかったから

稼ぐのは自分の体ひとつありゃできた


気持ちわりいと感じる感情さえ持ち合わせていなかった

死んだほうがマシなのに、死ねなかった

誰も俺を殺してはくれない

この街では絡んでくる基地外屋さんが

俺を生かしてくれていた

全く、頼んでもねえのにな


「キミ、歳はいくつ?」

声をかけられたらしい

まだ若い女だ。俺よりは上だろうが、女は稼げないから相手にしない


「んー、いつもはご奉仕するほうなんだけど、たまにはしてみようかな?どう?」


稼げるなら、それでもいい



歳は俺より上だったが、女で稼ぐのは少しだけ気が引けたが応じることにした


ほんの少しだけ、興味を持ったのは

彼女の抱えた闇が、その瞳の中に宿っていて

それが、不快には感じなかったからだ


女の体を知ったのは、それが初めてだった


その事自体には、なにも感じなかった

ただ

その零れ落ちる感覚と快楽に溺れた

彼女も体を売って生きてる人間だった


こうすれば、いいとか、そのやり方を懇切丁寧に教えてくれた


何日か、寝て起きてはそれを繰り返していた


聞けば、彼女の境遇も反吐の出る話だった

親が生きてりゃいいってもんじゃない


父親に犯され

母親は首を吊って

見下ろされながらも犯され

その時には孕んでいた


「その子はもういない。ママもいない」



父親を、恨んではいないのだろうか


そんな当たり前のことは、すぐには聞けなかった



「家がないなら、しばらくここにいなよ」


有り難い話だったからのっただけだ


流石に宿無しでいるのは疲れていたし


他に理由は、、、ないわけではなかった


タダで世話になるわけにはいかなかったから、相変わらず体を使って稼ぐ


女でも、金や性欲のありあまった奴を相手にするのに罪悪感はなくなった


あの女に教わったやり方で

それで満足させられるなら、悪い商売ではないじゃないか




まったく、どいつもこいつも、正気じゃねえ


俺もな



学校にはなるべく通った

ひとりだったけど、そこで本を読んで机がある時間だけをかりにいくために

呑気に生きてる奴らに、なにか思うことはなかった

とっくに気づいていたことだから

俺に関わる必要も道理もない奴らだ


それでいい



正気な奴らを眺めてるだけでも、ここに俺はいるんだと、思い出すことができるから



「今日は、ご飯作ったよ!」


時々、だが手料理を振る舞ってくれた


屈託なく、だが儚げなその笑顔は


無理してるわけでもないのだろう


気分は良くもあり悪くもあった


暇があればその行為に勤しんで


話す回数も増えて


情がうつったのだろう


俺は彼女に持ちかけた

父親に、復讐してやろうか?と


こんな人生、望んでいなかっただろう

それでお前に本当の笑顔が戻るなら



「気持ちだけは、ありがとう。でも、しなくていいの」


「あんな奴の為にあなたの手を汚す必要なんてない」


「あんな奴でも、パパはパパなの」


「私の復讐のやり方は、いつか幸せになってやること」


「今はこんな方法だけど、大人になったら、全部捨てる」


彼女は有名な進学校に通っていて、家でもよく勉強していた


俺も一緒になってやって、教えられることもあった



幸せになってやることが、復讐か



その時から、俺が辿っていく道が見えてきたような気がした


いつまでもこれでやってける訳がない


いつまでも、彼女に頼るわけにもいかない



俺は、彼女を幸せにする存在ではないから


ある夜、見るからに金持ちそうなジジイが絡まれてる場面に遭遇した


相手は若い男三人

ジジイにたかるぐらいだ、余裕だろ

ムシャクシャした感情をクズにぶつけてやるくらい、誰か文句があるか?


三人同時相手に一発喰らったのは心外だったか、虐められてるジジイを見ていていい気はしなかったからな



「ありがとう。君は、、、」



別に礼はいい。好きでやっただけだ



「そういうわけにはいかない。茶と菓子ぐらいは出させてくれ。話し相手になって欲しいというのが本音だがな、、、その分の礼も出そう」



初対面なはずのジジイに何故か懐かしい面影を感じた



鬱陶しいと、去る気分にもなれず言葉が出た



紅茶なら



そう応えると、ジジイは愉快だといった笑いを見せた


連れてこられた家、、、?

いやこれは屋敷だ


こんなところでジジイひとりで住んでやがるのか


「寂しい老人だろ?せいぜい哀れんでくれ」


「私にはもう、家族もおらん。一人娘がいたんだがな、若くして亡くなった。まったく親不孝な娘だ」


「君には、少しだけその面影を感じたんだよ」


どんなツラしてやがったんだテメェの娘とやらは



話してみると、なかなか愉快なジジイだった

気がつけば、自分の話もベラベラと喋っていた

何故だろう、うんざりするだけのこの境遇を俺は言葉にできたのか


元々、俺はよく喋る奴なんだと自覚した



「この屋敷の掃除屋はたまに頼んでいるんだが、君がここで住み込みでやってはくれないだろうか」



なんの情や縁があってとんでもねえこと言い出すんだこのジジイは




家族を失った人間の末路




他人事とは、感じられなかった






ここを出る


そう話した時の彼女の、いつもの儚げな表情は忘れられない

お互いいつまでもこうしてはいられない


ただの依存になる前に、

それとも他の何かに変わってしまう前に



離れることが必要なんだと、互いに理解していたから






高校へ入学するための世話はジジイにしてもらった


クソ広い屋敷の掃除はやりがいのある仕事だったし


広すぎるクセにジジイと俺しか暮らしていない



気味が悪いほど静かで


書庫にある本を読み漁って


ずっと書き溜めていた物語を書き続け


勉強にも集中できた


料理も覚えた




贅沢な時間だった


そんなものは、そう長く続くことはなかった


ジジイは一年ほどで他界した


死期を悟っていたのだろう

家族がいないってのは本当で

遺書に書かれていたことは



これだけは君が持って行きなさい

後のものは手続きが面倒だ、寄付することになっている


これだけ、と遺された奴の財産は充分なもんだった。高校に通い続けて、大学に行くくらいは余裕な額だった。

屋敷から出た俺は、予めジジイが持ってた土地のアパートに楽に入居させてもらうことができた。

苦学生にはおあつらえ向きの、というにはちょっと
小洒落過ぎてる部屋だったが、ありがたく利用させて頂くことにした


ジジイは一年ほどで他界した


死期を悟っていたのだろう

家族がいないってのは本当で

遺書に書かれていたことは



これだけは君が持って行きなさい

後のものは手続きが面倒だ、寄付することになっている


これだけ、と遺された奴の財産は充分なもんだった。高校に通い続けて、大学に行くくらいは余裕な額だった。

屋敷から出た俺は、予めジジイが持ってた土地のアパートに楽に入居させてもらうことができた。

苦学生にはおあつらえ向きの、というにはちょっと
小洒落過ぎてる部屋だったが、ありがたく利用させて頂くことにした


ジジイは一年ほどで他界した


死期を悟っていたのだろう

家族がいないってのは本当で

遺書に書かれていたことは



これだけは君が持って行きなさい

後のものは手続きが面倒だ、寄付することになっている


これだけ、と遺された奴の財産は充分なもんだった。高校に通い続けて、大学に行くくらいは余裕な額だった。

屋敷から出た俺は、予めジジイが持ってた土地のアパートに楽に入居させてもらうことができた。

苦学生にはおあつらえ向きの、というにはちょっと
小洒落過ぎてる部屋だったが、ありがたく利用させて頂くことにした

無意味な連投 泥から書くと見れない
りんごならどうかな

よし、こっちで投下


ひとつだけ、気になっていたこと


母親の旧姓と、ジジイの姓は同じだった


珍しい名前でもないし

隠居して暮らしてたジジイが何者だったのかは、結局知ることはできなかった


その必要もなかった

俺がジジイにできる真っ当な恩返しは

これ以上、汚れずに、まともに生きていくこと


頼まれた訳じゃないが、そう解釈した



高校に入ったところで、結局俺は孤立したままだし

荒みぶりは隠しきれないのか、絡まれることも多かった

教師には、成績がいいのに素行態度に問題があると

ただ境遇を理解されたうえでのことで

同情するように憐れまれるのはいたたまれなかった



昔から、空を見上げるのが好きだった

青空

時には白く

夜は暗く

星や月があって


空は誰にも平等に与えられた屋根だ



学校の屋上には鍵がかかっていたが、簡単に開けられる仕組みだった


時々、寝転んで空を眺めて過ごした


あの鍵を開けられる奴なんて俺しかいないもんだと思っていたから


本を読んだり

絵を描いたり

音楽を聴いたり

なにもしなかったり

その場所だけが学校のお友達だった、はずだった


音楽を聴いていて気が付かなかったが、なにか匂う

屋上扉のさらに上のてっぺんにいたので、

相手は俺に気づいていないようだった


煙草か


そっと除き見てやっただけだったが、

相手は相当警戒していたらしい、気づかれた


「うわっ!先客いたのかよ、、、悪いが、黙っててくんね?」

この俺がそんなどうでもいい事を言いふらすわけがないだろう


奴とは初対面というわけでもなかった

生活指導室だったか、

何度か顔は合わせたことはあるから、互いの存在は知っていた

お互い、悪目立ちするということぐらいしか共通点はなかったから、それだけだった、が、

リヴァイ「一本分けろ、それが条件だ」

ファーラン「悪いな、ほらよ。っていうかお前、チクるようなタイプの奴じゃねえよな」

しゅぽ

リヴァイ「そうだな。ただの気分だ」

ファーラン「そうだよな、自分の得にならねえ事はしない。だろ?お前、ウチの学校の番長も、他校の番長もボコってくれちゃったくせに、表に立とうとも自慢しようともしねえし」

リヴァイ「アイツら、番長だったのか。絡まれたから返り討ちにしただけだったんだが」

ファーラン「ははっ!お前、面白いな」

リヴァイ「初めて言われた」

ファーラン「そもそもお前、人と関わんねえだろ」

リヴァイ「ここの奴らは、俺には眩しすぎる。相手がいれば、元々はよく喋る」

ファーラン「ふーん、って、お前、彼女とかいんのか?」

リヴァイ「決まった相手はいない。寄ってくればやることはやるけど」

ファーラン「よし、今からナンパしに行こうぜ!」

リヴァイ「だが断る」


学校に、一人だけ話し相手ができた。


なるべくジジイの残してくれた金は使いたくなかったから、生活費だけは自分で稼ぐために働いた

気分次第では、汚い方法も使った

ひとときの寂しさを紛らわしたかったんだろう



だがひとりでも友人ができると、それが恥に思えた

そんな奴と一緒にいて、気分のいい奴はいるだろうか

あの女と暮らしてた頃はお互い様だったが

コイツは違う



ファーランとは隣のクラスだったから、

一緒に授業をサボったり、放課後につるんだりして過ごす機会が増えた

元々ファーランは友人も多く、俺と違って孤立はしていない

何故わざわざ俺とつるむのかは謎だったが

話しやすいしペースの合う奴だった

友人なんて、そんだけの理由で充分なのだろう


ファーラン「リヴァイ!ゲーセン寄ってこうぜ!」

リヴァイ「またか」

ファーラン「ダーツ行こうぜ!」

リヴァイ「はいはい」

ファーラン「服買いに行くの付き合ってくれ!」

リヴァイ「構わんが」

ファーラン「今日はカラオケだ!」

リヴァイ「悪くないな」

ファーラン「ナンパしに行こうぜ!」

リヴァイ「だが断る」



ファーラン「いいなあ一人暮らし。バイトしても全然金貯まんねーし、俺は無理だわ」

リヴァイ「そりゃそうだな」

ファーラン「お前ってさ、よく喋るわりに、肝心なトコは話してくんねーのな」

リヴァイ「?そりゃお前もじゃないか」

ファーラン「はは、、そうかもな」

リヴァイ「それより、、、20連敗した気分はどうだ?」

ファーラン「もう、お前とはぷよぶよなんかやんねーよ!二度とやるか!」

ファーラン「つうか、何やっても勝てる気しねー」

リヴァイ「そんな事ないだろ。なんというか、、、人として。お前は友人も多いし、人を寄せ付けないタイプでもない。ゲームで勝つより大事なことなんじゃないか?そういう意味では、俺は一生お前に勝てる気がしない」

ファーラン「はぁ、そっか。そうかよ、、、そうでも、ないんだがな、、、」

リヴァイ「そうなのか」

ファーラン「軽くてチャラついて見せてんのも、実際にそうでもあるけど、そうでもない」



よくわからなかったが、優等生じゃない奴には、それなりの理由がある。要因が当人にあるのか、周りの環境なのか。

俺はその両方、だがどう生きるかは、結局は自分次第だ。


深夜、帰宅したら部屋の前に

これが漫画なら謎の美女がいましたという展開になるのだろうが

座り込んで俺を待ってたらしいファーランだった


リヴァイ「どうした?」

ファーラン「泊めてくれ」

気持ち悪いと軽口を返そうと思ったが、留まった

怪我をしてるし、いつもと様子が違った

リヴァイ「喧嘩して負けたか?」

ファーラン「ただの喧嘩なら、お前以外には負けねえよ。っ痛え」

リヴァイ「とりあえず入れ」


何て声かけてやればいいんだ?

いつも元気な奴が今にも泣き出しそうな顔をしている時

相手が女なら、まだ楽なんだがな


リヴァイ「紅茶、淹れてやったから、飲め」

ファーラン「ああ」

飲まねえな。飲めし。

リヴァイ「傷、見せてみろ」

グイ

ファーラン「いって!」

リヴァイ「刃物、、じゃねえな、ガラスとか、鋭利な陶器」

ファーラン「なんでんな事わかんだよ、ははっ、お前、ほんとおもしれーよ」

リヴァイ「面白い状況ではなさそうだが」

ファーラン「はは、全くだ。まったく、、、」

リヴァイ「何があった?泊めてやるんだから、それくらいは話せ」

ファーラン「だよな、カッコ悪い話だぜ?」

ファーラン「傷作ったのはウチの義母が親父に投げつけた食器やらが当たったからだ」

ファーラン「帰ったら大喧嘩しててさ、いつもの事だし、夫婦喧嘩なんてどっちに非があるかなんてもんでもないし、いつも放っといたんだが」

リヴァイ「そうなのか。俺にはいないから、わからん」

ファーラン「そっか。そんな気は、してたけどな。いたらいたで、こういう事もある」

ファーラン「義母は俺の事気に入ってなくてな。自分が産んだ子にしか興味のねえ奴だし、別にそれで良かったし、親父もクソ野郎だし、あの家に俺の居場所はなくてな」

ファーラン「ただ流石に今日は。義理の弟もビービー泣いてやがるしよ、あいつ何も悪くないのに。放っといたら誰か死人がでるんじゃないかってくらい危ねえもん投げあってるから、止めに入った。その結果がコレだな」

ファーラン「義母は、アンタには関係ないとか抜かしやがって。俺にも関係ねえよ。親父はなんも言わねえし。もうどうでも良くなって。自分の息子は大事にしてやれよって、言い捨てて、出てきた」


ファーラン「って、話してる間に手際よく手当てされてる俺。お前ほんと器用だな」

リヴァイ「俺にはわからんから、何も言えん。その代わりだ」


本当にかけてやる言葉が見つからなかったから、先に寝た
起きたらファーランは床に転がって寝ていたが、紅茶のカップはきちんと空になっていた


ファーラン「ふぁー、ねみぃ。今日は学校サボろうぜ?俺この傷で行ったらまた喧嘩したと勘違いされて絶対面倒くせえ」

リヴァイ「そうだな、サボるか。今日はお前ん家遊びに行こう」

ファーラン「は、はあ!?」

リヴァイ「掃除のしがいがありそうな気がする」




ガチャ



ファーラン「誰もいねえ。おそらく義母のほうはまた実家に帰ったってやつだな。親父はこの時間なら普通に仕事だろうけど」


ファーラン「はぁ、だからって、マジで片付けられてねえし」


割れた食器で散らかったままの床

リヴァイ「片付けるか」

ファーラン「、、、ああ」



リヴァイ「ふぅ。こんなもんか」

ファーラン「ちょ、こうなる前より綺麗になってるんだけど!?」

ファーラン「ま、ありがとうな。ちょっとは帰ってくんの、憂鬱じゃなくなったわ」

リヴァイ「ならいい。さて、今からナンパしにいくか」

ファーラン「ああ。って!え?え?マジで!?」

リヴァイ「いつも行こうって言ってくんのお前だろ?学校サボるのに暇だからな」

ファーラン「一度も乗ってきたことなかったのに、よーし!気合い入った!元気出てきた!って、お前、俺に元気出させるために?」

リヴァイ「暇だからな」

ファーラン「お前、、、とりあえず、マック奢るわ」


マック

ファーラン「ん~、窓際座ってるとこう、いろんな娘が通るな、お、あの娘かわいい!」

リヴァイ「ん?どれだ?」

ファーラン「あのコンビニの前にいる、、、って、出てきた男と一緒に。彼氏持ちかよ!チッ」

リヴァイ「別にそれでもよくないか?やるだけなら」

ファーラン「俺は彼女が欲しいんだよ!そりゃやることやりたいけどさ!お前はどういう娘が好みなんだよ?」

リヴァイ「んー」ぼけー

ファーラン「視線の先にいるのは、、、小学生!?お前ロリコンだったのか!?」

リヴァイ「そうかもな」

ファーラン「小学生は最高だぜ!なのか!?なぁ、流石にそっち方面の犯罪はだな」

リヴァイ「するわけないだろ。そういや年上としかやったことねぇな。だからって流石に小学生はない。年下は好みじゃない」

ファーラン「あ、そう。同い年ならいいの?」

リヴァイ「それも面倒くさそうだな。だが今日はお前の好みに任せる。あ、ナンパするって言っても俺はただの付き添いだから。自分で声かけろよ」

ファーラン「お、おお!任せとけ!」


ファーラン「だめだ、全くうまくいかねえ」

リヴァイ「まぁ昼間だからな」

ファーラン「え?夜ならいいの?」

リヴァイ「その方がわかりやすく待ってる奴もいるし、簡単に事が進む、と思う」

ファーラン「うーん、なんか違う、、って、おい、あれ」

リヴァイ「ん?絡まれてるな、中学生か?」

ファーラン「絡んでやがったの、隣の高校の奴らだ、しかも路地裏に消えた。これヤベーだろ!」

言いながらすでに走り出すファーラン

リヴァイ「まぁ、見逃すわけにもいかないな」



ファーラン「おいテメーら何やってんだよ!?」

「あ?見りゃわかんだろ」

「生意気なガキだから輪姦してやろーと思ってな」

「だから邪魔すんな、するならまずは」

ボコボコ

ファーラン「うお、いってえ」

リヴァイ「のんびりしてると騒ぎになるぞ、とっとと片付ける」

ボコボコボコボコ

リヴァイ「ふぅ、さっさとずらかるぞ」

ファーラン「瞬殺かよ!おい中学生!とりあえずいくぞ」

「、、、うん」

この話はどこまで広げるか思案中
なにも思いつかないともーすぐ終わります

朝マックいきたい

みお


ファーラン「ここまでくれば大丈夫か」

リヴァイ「あー疲れた。これでナンパは成功か?」

ファーラン「ちげーだろ!おい、お前怪我はないか?」

「兄貴!」

リヴァイ「は?」

イザベル「俺はイザベル!兄貴と呼ばせてくれ!」

リヴァイ「なぁファーラン、俺に妹がいたのか?」

ファーラン「そっちの意味じゃねーだろ!」

リヴァイ「俺の妹がこんなに生意気ヅラなわけがない。却下」

イザベル「あんなに強くて、俺を助けてくれた。助けてもらう、なんて、俺初めてで、、、」

ファーラン「おい、泣かした。リヴァイが中学生を泣かした!ぶはははは」

リヴァイ「面倒くせえ!今の俺が悪いのか!?ちょっと自販機でジュース買ってきてやるから待ってろ」


ガコン

椰子の実サイダー

リヴァイ「待てよ、礼すんのは俺じゃなくね?」

ファーラン「しっかり三人分乙。とりあえず飲もうぜ」

リヴァイ「イザベル、だったか。お前も飲め」

ぽい

イザベル「ジュース、奢ってもらうのも初めてだ」

ファーラン「ふーん、良かったな、中学せ、、イザベル。お前、怪我してんな。それ、さっきのだけじゃねーな」

リヴァイ「、、、不自然な火傷の跡だな。どうした?それ」

イザベル「う、、、。かっこわりい。言えない」

ファーラン「ま、会ったばかりの奴に言えないことはあるわな。俺らもそうだったし」

リヴァイ「そうだな、無理やり聞くことでもないからな」

ファーラン「かといって、放っておくのもなんだかな。傷だらけ同士、仲良くしようぜ?」

イザベル「ほんとか?兄貴も?」

リヴァイ「まぁ、また何かあったら後味悪いな」

ファーラン「ちなみに、俺はファーラン、コイツはリヴァイ、いつもこの辺でブラブラしてるから」

リヴァイ「ところでイザベル、お前学校にはちゃんと行ってるか?サボってる俺らも大概だが」

イザベル「居場所がないから、あんまり行ってない。家にも、あんまり帰ってない。居心地悪いから」

ファーラン「ははっ、どっかで聞いた話だなぁ、リヴァイ?結局、似た物同士は引かれ合うってか?」

リヴァイ「スタンド使い同士は、みたいなもんか」

イザベル「兄貴は厨二病なんだな!」

リヴァイ「ほっとけ!」


それから、三人でつるむ機会が増えた

俺やファーランのバイトあがりに、夜の公園で遊ぶのが流行った


ファーラン「マコちゃ~ん、Gボーイズ入ろうよ~」

リヴァイ「だが断る!夏休みだからってな、最近お前いつもその格好だな。洗濯してんのか?」

ファーラン「いくつか買い揃えたから。だからベルベットの空の下~♪」

イザベル「歌う声は聴こえてる~♪なあ、俺達もハンドサイン作ろうぜ!」

リヴァイ「デタラメなダウナーかわしてる~♪やめろふざけんな」

ファーラン「お前もノリノリじゃねーか!ホントはハマってんだろ?」

リヴァイ「面倒くせー」

イザベル「なぁなぁ、ハンドサインはこんな感じか?」

ファーラン「それ、まんまGボーイズな」

リヴァイ「ん、ちょっと違うな、こう、かな?」

イザベル「おお、格好いいなそれ!どういう意味があるんだ!?」

リヴァイ「心臓を捧げる、的な」

ファーラン「何にだ?」

リヴァイ「さぁ?」

イザベル「兄貴、やっばり厨二病、、、」

リヴァイ「ほっとけ!」

ファーラン「しっかし、こうしてる間もリヴァイは絵ばっか描いてるけど、上手えよな」

イザベル「ほんとほんと!画家になるのか?兄貴は」

リヴァイ「うーん、多分違う。ストーリーもちゃんと考えてるから。心臓を捧げるってのも、そのネタのひとつだ」

イザベル「じゃあ漫画家か!?」

リヴァイ「漫画、よりゲームのほうが興味ある」

ファーラン「お!RPGか?」

リヴァイ「もうちょっと文学的な」

イザベル「難しいやつか?俺わかるかなぁ」

リヴァイ「まぁそのうち、できたらの話だな」



イザベル「んー!兄貴の手料理いつも美味え!俺手料理ってほとんど食べた事ないからさ」

ファーラン「ああ、ウチの義母より美味え」

リヴァイ「お前らもちょっとは覚えろよ」



ウチで飯を食うことも増えた

誰かとの食事、

一緒に暮らした奴と共にすることも今まであったが

義務的な生活の一部ではなく

そこには笑顔があって

俺には兄弟なんかいないし、それがどんなものかもわからない



家族

きっと俺には手が届かないもの

届かない場所

そう思っていた


でも、探しているものがある


ひとつだけ


俺には守るべき約束がある

今は手が届かなくても

本物を見つけるその日まで






終わりです
ただの設定消化ssにするには勿体無く思い、せっかくだからみんなで事件解決する小話でも入れようと思ってたのだけど
まんま投下したので話として成り立ってなくて自分が残念
ちゃんとした話ができたら、続ってやりたい

なんにしても燃料が少なすぎて、なにかやるにも完璧妄想100ぱーでやりきるのは難しかった

読んでしまったひと、すみませんでした

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