【ミリマスSS】麗花「風邪、三人」 (23)

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Prrrr

P「もしもし、麗花か?」

麗花「あ…プロデューサーさんですか…?」

P「どうしたんだ?」

麗花「あのー…明日私の誕生日会開いてくれるって言ってたじゃないですか…」

P「うん」


麗花「ゲホッ…風邪引いちゃったみたいで…行けなくなっちゃいました…」

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麗花(あーあー、折角今日誕生日なのにお家で寝てるだけなんてつまらないなー…)

麗花(今日は一年で8番目に楽しみにしてた日なのに…風邪さんのばかっ)

ピンポーン

麗花「…? はーい、誰ですかー?」

ガチャッ

茜「へーい麗花ちゃーん! 誕生日に風邪を引いてお家でおねんねしてる麗花ちゃんのために茜ちゃんがサァプラァイズで来てやったぜー!!」

麗花「あ、茜ちゃん?」

P「他の人の迷惑だからもう少し静かにしろよ…」

麗花「プロデューサーさんまで、どうしたんですか?」

茜「説明しよう! 麗花ちゃんが来れないと知った茜ちゃんは束の間の絶望に包まれたのであったが流石は天才美少女! すぐにプロちゃんを連れて麗花ちゃんの家に赴くのであった!」

P「他のみんなも心配してたけどさ、大勢で押しかけるのもあれだったし二人で来たってわけ」

麗花「なるほど~、つまり少数精鋭ってわけですね」

茜「茜ちゃんたちが来たからには百人、いや百万人力だよ! 今日は麗花ちゃんの手となり足となるからなんでもお願いしてね!」

麗花「え? いいの、茜ちゃん?」

P「そのために来たのもあるしな」

麗花「えっと…それじゃあ、早速頼んでもいいですか?」

茜「どんとばっちこーい!」

麗花「今日少しだけやる予定だったお部屋のお掃除お願いしますね♪」

茜「プロちゃんよろしく、茜ちゃんは麗花ちゃんのためにご飯を買ってくるよ!」

P「逃げるな」

P「話は聞いてたから覚悟してたけど…ここまでとは」

茜「前に遊びに来た時はかろうじて座れたところにまでゴミ袋が…」

麗花「えへへ…」

P「よし、腹をくくれ。やるぞ」

茜「なんかもう掃除じゃなくて発掘だよね…あ、麗花ちゃんは寝てていいよ。と言ってもうるさくて寝れないかもしれないけど」

麗花「はーいっ。ありがとうね、茜ちゃん、プロデューサーさん」

P「まず歩けるようにしないとな。そういえば麗花はどうやって」

麗花「おやすみなさい~♪」

P「……どうやって行ったんだ」

茜「まぁ、ちゃちゃっとやっちゃいましょうぜ!」

支援だよ

>>1
北上麗花(20) Da
http://i.imgur.com/q7EXOOo.jpg
http://i.imgur.com/HtTYULn.jpg

>>3
野々原茜(16) Da
http://i.imgur.com/SUnrzNM.jpg
http://i.imgur.com/tRTMPsg.jpg

茜「うんしょ、っと…ゴミ袋の下にゴミ袋、更にその下にゴミ袋って麗花ちゃん放置しすぎぃー」

P「ル○バ…お前こんなところで息絶えたのか…」

茜「プ、プロちゃん! こいつを見てくだせぇ!」

P「ん? これって…茜ちゃん人形? しかも大量に」

茜「そういえば麗花ちゃんたくさん買ってたなー。こんなところで生き埋めにされてたなんて…茜ちゃん、可哀想…!」

P「綺麗になったら棚の上にでも置いておくか」

茜「そだね、茜ちゃん人形もそっちの方が嬉しいと思うよ」

P「やっと床が見えてきた…本当にどうなってるんだ」

茜「プロちゃーん、茜ちゃんゴミ外に出してくるねー」

P「おう、分かった。結構時間かけたつもりなんだが…まだ時間かかりそうだな」

麗花「んぅ…あれ、茜ちゃんは?」

P「あ、起こしちゃったか。今ゴミ捨てに行ったよ」

麗花「それくらい言ってくれれば私が」

P「病人は黙って寝てる。そんなことより、しっかりこまめに部屋の掃除しろよな。こんな散らかってるのに今日「少しだけ」掃除するつもりだったって…」

麗花「えへへ…」

P「もう俺が定期的に来て掃除するしかないなー、なんつって」

麗花「え、いいんですか? それじゃあ今度からお願いします♪」

P「え? いや、あの」

茜「たっだい…なんか茜ちゃんがいない間に麗花ちゃんとプロちゃんがイイ感じになってるのは気のせい?」

P「お、おう! きっと気のせいだろ!」

茜「っしゃー! キレイキレイ終わりー!」

P「ふぅ、お疲れ様」

麗花「すごーい、初めてこの部屋に来た時依頼に綺麗になりました♪」

P「…どれだけ掃除しなかったんだ」

茜「ふぅー、なんかお腹空いてきちゃった。プロちゃん焼肉食べたい~」

P「こんな昼間から行くわけないだろ。まあ確かに腹減ったな」

麗花「近くにコンビニあったから、そこで何か買ってきましょうか?」

茜「ストーップ! 今日の麗花ちゃんはお客様、いや神様のつもりでいていいんだよっ!」

麗花「でもお部屋の掃除までしてもらったし…」

P「いいんだよ、そもそも病人に買いに行かせるなんてさせるわけにもいかないし」

茜「そうそう、それに麗花ちゃんの誕生日…ああああああああ!!!」

P「だからもう少し静かにしろって」

茜「プロちゃん、茜ちゃん忘れてたことあるから少し出かけてくるね! すぐ戻ってくるから! あ、ついでにお昼ご飯も買ってくるからあとで立て替えてね!」

P「なんで俺が奢ることに、って行っちゃったし」

麗花「茜ちゃん、何忘れたんでしょうかね?」

P「さぁ…そういえば風邪引いてるからかいつもと雰囲気が違うな」

麗花「そうですか? 私はいつも通りですけど」

P「いつもと違っていみふ…不思議な言動しないし」

麗花「あ、今意味不明って言おうとしましたね? ほっぺぷっぷくぷー、ですよ」プクー

P「ごめんって。そうだ、みんなからプレゼント預かってきたんだ」

麗花「本当ですか? 二人が来てくれただけでも元気出てきたのに、今日の私は幸せですね♪ そういえば占いでも私6位だったなぁ」

P「6位って普通じゃないか…? いや、麗花がいいと思うならいいんだろうな」

P「えっと、これは瑞希からだな。麗花の人形、リトルレイカってところか」

麗花「かわいい~♪ よろしくね、リトルレイカちゃん。茜ちゃん人形の隣に置いてあげるね」

P「で、これは海美から。なんだっけ、登山靴…」

麗花「トレッキングシューズですか?」

P「そうそれ。海美も登山してみたいって言ってたからさ、今度誘ってみたらどうだ?」

麗花「そうですね~。あ、その時はプロデューサーさんも一緒に行きましょうね」

P「ん、邪魔にならないんだったら是非行きたいな」

麗花「海美ちゃんもきっと喜ぶと思いますよ♪」

P「これは俺からだ。ドライブが好きって言ってたから、最新型のカーナビをプレゼントするよ」

麗花「ありがとうございます! これで色んなところに車で行けますね」

P「そういえば麗花が運転してるところ見たことないな」

麗花「それじゃあ今度一緒にドライブに行きましょう。プロデューサーさんとドライブなんですっごく普通で楽しそうです♪」

P「それは褒めてるのか?」

茜「へいただいまー!」

麗花「あ、茜ちゃんおかえりなさい♪」

P「おかえり。何を忘れてたんだ?」

茜「もー、プロちゃんそんなことも分からないの? 誕生日といえば、これっしょー!」

P「…あ、ケーキか」

茜「イエス、ザッツライト! 劇場でパーリィができないなら、せめてここで小さいパーリィをするしかないでしょ!」

麗花「それじゃあお昼ご飯食べたら食べよっか」

P「そうだな。で、昼飯は?」

茜「……?」

P「…忘れたのか」

茜「てへっ☆」

P「それじゃあなんか適当に買ってくるよ。麗花はなにか食べたいものとかあるか?」

茜「茜ちゃん焼肉弁当がいいー」

P「麗花って言ってるだろ。まあ、茜はそれでいいんだな」

麗花「それじゃあ私は…冷凍食品の炒飯が食べたいです」

P「冷凍食品って指定があるのか、なんか麗花らしいな」

三人「「「ごちそうさまでしたー」」」

茜「それじゃあケーキ食べよう! 茜ちゃん切ってくるから、ちょっとキッチン借りるね」

P「三人だけなのにホールで買ってきたのか?」

茜「スイーツは女の子にとって別腹だからいくらでも食べれるのだ!」

P「また適当なことを…」

麗花「ふふっ、茜ちゃん本当に元気ですね。私も茜ちゃんの元気貰って風邪が吹き飛んじゃったかも」

P「それなら来た甲斐があったよ」

麗花「今日起きた時は「一年で一番つまらない日になるんだろうなー」て思ってたけど、二人が来てくれてそんなことにはなりませんでした」

P「誕生日に誰とも会えないのは確かに嫌だな」

麗花「でも二人のお陰ですっごく楽しい日になりました。あ、まだ二人はいるからもっと楽しくなりますね♪」

麗花「そうだ、あの話ちゃんと考えていてくださいね」

P「あの話?」

麗花「定期的に私の部屋のお掃除に来てくれるって話ですよ」

P「…本気で言ってます?」

麗花「本気で言ってます♪」

P「前向きに検討させていただきます…」

茜「切ってき…だからなんで茜ちゃんがいない時にイイ感じになるんだよー! 麗花ちゃんとプロちゃんもしかして…?」

P「断じて違うから! ああ、もうさっさとケーキ食べるぞ!」

茜「へいへい、そういうことにしておきますよー」ニヤニヤ


茜「それじゃあ麗花ちゃん!」

茜・P「「誕生日おめでとう!」」

麗花「ありがとう、二人とも! 私とっても幸せだよ!」

麗花さん誕生日おめでとう。麗花さんに振り回されたいです

乙でした
麗花さん誕生日おめでとう

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