ストライクウィッチーズアサルトホライゾン 砂漠のロングボウ (31)

久々にAHの『ミッション13:Motherland』をプレイして思いつきました。
題名のように「ストライクウィッチーズ」×「エースコンバットアサルトホライゾン」の二次創作・クロスオーバーストーリーです。
一ヵ月から二ヵ月に一回のペースで投下していければと思います。

*ちなみに中高の国語成績はともに1~2だったのでそんなに上手くないと思います。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1431787090

プロローグ
2015年、東アフリカ―『アフリカを取り戻す』をスローガンに、アフリカ全土で反政府運動が本格化。
現地政府は国連に対し、沿岸地域を脅かしてきた反政府軍と海賊の掃討に協力するように要請した。
NATO加盟国は連合軍の派遣を決定。アフリカ各地で作戦を展開する。しかし、反政府軍の近代化された軍事力と、地の利を生かしたゲリラ作戦により、戦闘は均衝化。長期化の様相をみせてきた―

【西暦2015年.某日 モスクワ.上空】


「シューター1からマジック、まだあるのか?」

赤の広場に展開していた最後のNRF戦車を撃破したシューターはAWACS(早期警戒管制機)のマジックに問う

『いやない。よくやったシューター』

「空軍には請求書を送っておこう、地上部隊のサポートに入る」

『利子もつけて返すよシューター、よくやった』

『すぐに資産家だなディーレイ』

連合軍はマスクワのほとんどを制圧した。空ではパイロット達が冗談を交わしている。
すると

『ウォーウルフ隊、南東に敵機、Tu160ブラックジャック爆撃機が6機だ』

マジックから敵接近の連絡が入る。しかし、先ほどまでの緊迫感は感じない

『交戦を許可する、要撃針路は追って伝える』

『了解』

『リガ2からシューター、前進する抵抗はわずかだ』

「ラジャー」

幸い地上の抵抗はわずかなようだ。シューター1は旋回した

「順調にいってるぞジャック、強襲隊が仕上げに掛かったようだ」

この戦いは勝利した…誰もがそう思っていた。しかし…

『えっボス、あれは何です?』

前席のジャックが何かを目撃した、ディーレイは右前方に視線を向けると、空に一筋の白線が伸びている。

『巡航ミサイル接近!』

誰かが無線で叫んだ直後、あたりが閃光に包まれた。と同時に爆風が襲った、まるで怪物のように空気の迫り来る空気の壁に対しヘリはあまりにも無力だった。バランスを崩し機体制御を失ったヘリが木の葉のように落ちていく。シューターも例外ではなかった。

『うわっ!』

「くっ!」

ヘリはバランスを崩しグルグルと回転し急降下を始めていた、コックピットのあらゆる警告装置が鳴り響く。

「ジャック脱出しろ!」

『キャノピーが開きません!』

爆風を受けた時に歪んだのか、キャノピーはびくともしない

「何とかして不時着する!舌噛むなよ!」

『りょっ、了解!』

「うおおおおおおおおおお!」

『うわっ!』

その後シューター1との交信は途絶えた

『こちらシューター2!シューター1が落ちた!』

『オサー3からマジックへ!オサー3はシューターを確認できない。繰り返す!オサー3はシューターを確認できない!シューターが…堕ちた…』

第二話【シューター(射撃手)】

「シューター1テイクオフ!」

直径約15mの回転翼が独特の風切り音を出しながら周りの砂を巻き上げアパッチが飛ぶのに十分な風力を生み出す

『直上に敵、少女と交戦中。苦戦してるようです』

真上を見ると少女が交戦中だった

「威嚇射撃で引き付けろ、ただし射線は目標から10゜右」

『了解、30mmガンアイリンクシステム接続状況良好、TADS(目標捕捉・指示照準装置)目標を捕捉。』

少女に当てるわけにはいかない。ディーレイは照準を目標より少しずらすように指示する

「よし!ブチかませ!」

『ファイヤ!』


「くそ!弾薬が残り少ない!」

思ったより今回の敵は手強い、マルセイユは弾薬の約1/3を使い果たしていた。その時

「な!なんだ!?」

目の前に見慣れない航空機が現れた。その直後機体下部に設置してある機銃から凄まじい火花が散った

「きゃ!」

「ライーサ!大丈夫か!?」

「えぇ」

マルセイユは航空機を見た、すると

「あの二人!?」

その機体にはさっきの二人の男が乗っていた。機体はネウロイに向かっていく

「ネウロイが向かいます」

ライーサが叫ぶ

「あの機体は何です!?」

遅れてやってきた真美がマルセイユに聞く

「少なくとも敵ではないみたいだな」

そう話しているとネウロイが光線を放った、二人の男の乗った機体は紙一重で光線を回避する

「あんな機体で光線を回避するなんて!?」

「あの二人…相当な腕利きだ」

航空機はガンを発射する。無数の弾丸が吸い込まれるようにネウロイに命中、粉砕した

「ネウロイを…倒した…」

「すごい...」


『目標、急速接近!』

黒い航空機が真正面から突入してくるのが見えた、上面が赤く不気味に発光している

『上部が発光しています!攻撃する気です!』

「回避する!」

回避機動をとった直後航空機から赤い光線が放たれる、光線はキャノピーをかすめる

『ふぅ、ナイススライド!』

「どうも」

『目標が急旋回、後ろを取る気です!』

航空機は旋回しヘリの後方へ回ろうとする

「鉛玉のご褒美をくれてやれ!」

30mmチェーンガンは射撃手とアイリンクシステムで接続されている、つまり射撃手の向いた方向にガンの銃口が向くわけだ。ジャックは航空機を確認した後、トリガーを引いた

『ガン発射』

猛烈な勢いで銃弾が発射される、発射されるたびに操縦席は小刻みに揺れた。気づけば目の前の標的は火を噴き地上へと墜ちていた

「ナイスキル」

『サンクス』

ディーレイはあたりを見回す

『目標、前方の大型機のみ。ラストです』

小型機のほとんどは既に少女が排除していた、残るは大型機のみだった。ディーレイは主計器盤にあるメインコンソールをサーモグラヒィーモードに切り替える

「目標中心内部に熱反応がある。恐らく動力部だ」

『目標の前方外層から熱反応までの距離約5m。』

(プロペラどころかエンジンや開口部は確認できない…どうやって推力を得ているんだ?)

「ハイドラ70十発だ」

『了解、ハイドラ70ロケット弾スタンバイ!TADS、目標を捕捉』

「発射間隔は一秒おきに二連射。目標前方を回避軌道しながら飛行する。外すなよ!」

『足のお礼を利子つけて返してやりますよ』

「了解、よく狙え…」

ジャックは慎重に狙いを定める

「いまだ!」

『ファイヤ!』

ハイドラ70ロケットが次々と発射され発射炎と排煙で視界が遮られる。目標に命中使徒のだろう、目の前で巨大な火の塊が現れる。視界が晴れたとき

『何だあれ!?』

巨大航空機の熱反応付近に赤く光る多角形の物体が現れる

(納得いかないが…きれいだ…)

二人は一瞬物体を見たまま動きを止めた。しかし

『あ!?』

先ほどのロン毛の少女が物体を破壊、その瞬間存在感のあった航空機は光とともに消滅。後に残ったのはキラキラときらめく光の粒だけだった

『せっかくの獲物をすまないが、手柄は頂いたぞ』

無線から聞き覚えのある声がする、少女の声だ

『君は…』

『お前ら一体何者だ?』

「こちらはNATO軍、第108任務部隊所属のロビンソンだ」

『な…とう軍?聞いたことないな…まぁいい。こちらは連合軍第31統合戦闘飛行隊『アフリカ』のハンナ・ユスティーナ・マルセイユだ』

(軍人なのか?)

ジャックが疑うのも無理はない。女の子が空を駆けるなんて…

『戦闘に加わった以上、いろいろ聞きたいことがあるから、基地まで来てくれ』

『ボス、どうします?』

「こっちも聞きたいことがある、ついて行くとしよう」

『了解』

「そちらの指示に従う、エスコートを頼む」

『了解、着いて来い。ライーサ、真美、行くぞ』

『はい』

『了解』

ジャック、ディーレイ、そして二人を載せたヘリはマルセイユに先導されながら基地のある方へ向かった

メーカーからの通知
「お使いのPCは修理不能です。」だそうです

名無しの特攻隊員 I-13より

しばらく友人のPCからの投下になりそうです...

訂正 

>名無しの特攻隊員 I‐13 => 「ほ~ねっと。」

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