【安価】グリP「未来がガチギレ?」 (69)


静香「ええ……もう如何にもならないといった様子で……」

翼「すっごい剣幕だったよねー」

P「そ、そんな馬鹿な……」

静香「……まさかプロデューサー、信じてないんですか?」

P「あ、当たり前だろう! お前達、一体何をしたらあの未来がこんな……!」

静香「それは……>>3



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貧乳って言ったから


静香「貧乳って言ったから……」

P「お前未来より胸小さいじゃねえか」

翼(だから、逆にイラッときちゃったんじゃないかなー……)








支援だよ

>>1
最上静香(14) Vo 76
http://i.imgur.com/VGFoe4A.jpg
http://i.imgur.com/jrr3RvS.jpg

伊吹翼(14) Vi 85
http://i.imgur.com/riTy5TE.jpg
http://i.imgur.com/VbXQJPQ.jpg


P「というか、自分の身体的コンプレックスを指摘されたら普通誰でも怒るだろ」

静香「すみません……ついうっかり、口が滑ってしまって……」

翼(静香も結構、言いたいこととか無意識に溜め込んじゃうタイプなんだろうなあ……)

P「全く……しかしだな」

翼「?」

P「正直、それだけじゃあの未来がガチギレする要因にはなりえないと思うんだが……?」

静香「……」

翼「……」









静香「実は……」

P「?」

静香「未来を怒らせてしまった原因は、これだけじゃないんです」

P「な……なんだって!?」

静香「他にも……>>9なことを」

髪留め壊した


静香「お気に入りの髪留めを壊してしまって……」

P「じ、事故か?」

静香「いえ、故意に……」

P「ふざけんなよお前」

翼(これ、普通に友達の縁切られても文句言えない奴だよね……)


P「わかってるのか、静香?」

静香「……」

P「あいつの髪留めはアイデンティティー、云わば未来の分身をお前が直接叩き潰したことになるんだぞ?」

静香「はい……」

P「お前だって、大好きなうどんを友達に床にぶちまけられたら悔しいだろう?」

静香「そんな非道徳的な人間許せません」

P「そうだろう。つまり、お前がやったことはだな……」

翼「あの……プロデューサーさん……」

P「?」


翼「ゴメン……実は私も……」

P「な、何……?」

翼「勢い余って……>>19って言っちゃった……」

最近太ってきてない?


翼「最近太ったよね、って……」

静香「私も悪乗りして、体重計をつい未来の目の前に……」

P「お前ら未来になんか恨みでもあんのか?」


P「静香の時にも言ったが……」

翼「……」

P「人の体質を馬鹿にするのは止めなさい」

翼「……ごめんなさい」

P「そりゃあ、確かに最近の未来は太り気味だったのかもしれない。しかし……」

翼「……」

P「何も……静香が貧乳ネタで馬鹿にしてる時に、追い打ちをかけるようなことをしなくても……」

翼「……」

静香(胸のないデブって言われたようなモノだものね……)


翼「……ゴメン、プロデューサーさん」

P「……?」

翼「他にもね、未来が怒った理由はまだあるんだ……」

P「!?」

翼「つい口が滑って……>>25

育ちゃんより頭悪い


翼「育ちゃんより、頭が悪いって……」

P「……」

静香「……」


P「……?」

静香「……?」

翼「私がというより、皆そんな認識だからキレちゃったんだと思うな」


P「何故未来は、そんな当たり前の事で堪忍袋の緒を切らしたんだ……?」

静香「キレどころがよく分からない人っていますよね……」

翼「もー! 私も人のこと言えないけど、二人とも酷過ぎ!」

P「今度は何故翼が怒っているんだ……?」

静香「さあ……」

翼「しらばっくれても無駄だよ静香! 私知ってるんだからね!」

静香「?」

翼「さっき未来に、>>34って言ったコト!」

ゴリラに似てるね、胸が


翼「胸がゴリラに似てるって!」

静香「……」

P(あいつ、そんなに未来の胸にコンプレックスがあったのか……?)


翼「絶対、静香の方が私より酷いこと言ってるもん!」

静香「本当にそうなのかしら……?」

翼「?」

静香「元より、人は猿から進化を続けてきた動物……」

静香「その身体が親戚のゴリラに似てると言われようが、世界的には些細な事だわ」

翼「で、でも……」

静香「事実、未来は胸がゴリラに似てると言われて怒っていたわけではない……」

翼「え?」

静香「ゴリラの胸が上手くイメージ出来なくて、拗ねて涙目になっちゃっただけだもの」

翼「……っ!」

P(まあ、知能は育以下だもんなあ……)


翼「ま……まだだよ! 静香はもっともっと酷いことを言っていた!」

P(なんか主旨変わってきてないか……?)

静香「……例えば?」

翼「>>40!」

体力は環ちゃんのはんぶん


翼「体力は環の半分だって!」

静香「……」

翼「どう、プロデューサーさん!? 静香はただ見かけのコンプレックスだけじゃなく、内面の部分まで馬鹿にしてきたんだよ!」

P「……」

翼「それも、元オールラウンドにスポーツをこなしてた未来相手に!」

P(静香のそれは、どちらかというと小学生の煽りに近いものがあるな……)


翼「さあ! もう言い逃れはできないよ静香」

静香「甘いわね翼」

翼「……?」

静香「あのアホの未来が、『体力』の概念を人並みに理解してると思う……?」

翼「……!」ハッ

P「流石にしてるだろ」


静香「元より、未来をあそこまで傷つけたのは私の言葉ではない……」

翼「……っ」

静香「決定的な一打を与えたのは、あなたのこの一言よ!」

翼「そ、それは言っちゃダメっ!」

静香「>>50!」

髪留めが本体


静香「髪留めが本体だって……!」

P「お前さっきまさしく本体壊してたじゃねえか」


P「はあ……もう、いい加減にしろお前等」

翼「で……でも!」

静香「髪留めが本体だって言ってたのは翼の方で……!」

P「でもじゃない」

翼「!」

静香「!」

P「お前達、親友相手にどれだけひどい仕打ちをしたか分かってるのか?」

翼「は……はい……」

静香「……」


P「全く……まあ、翼の方はまだ比較的にだが良いにしてもだ」

静香「……」

P「らしくないじゃないか静香。お前がこんな事務所の仲間相手に取り乱すなんて」

静香「……」

P「何か理由でも……」

静香「……羨ましかったんです」

P「何?」


静香「私は小さい頃からアイドルに憧れて……」

P「……」

静香「人知らず、練習してきました。それこそ、他に取り組んでいた稽古の合間の、貴重な時間に……」

P「……」

静香「けどあの子は……事務所に入ってきた時から、私が欲しかったものを既に数多く手にしていた……」

P「……」

静香「いつも明るくて元気で……そして、キラキラしていて」

P「……」

静香「悔しかった……運とか才能とか、そんな理不尽なものの存在を認めたくなかった……」

P「静香……」

翼(良い話風になってるけど、やってたことは主に胸に対する嫉妬だもんね……)


静香「けど結局、理不尽なのは私達の方でしたね……」

翼「う……うん。私も特に大した理由もないくせに、言い過ぎたよ……」

P「そうか……それなら」

ガチャ

P「!?」

翼「!」

静香「!」


未来「……」

P「……」

翼「……っ、み」

静香「未来……」

未来「……」


P「……落ち着け未来」

未来「……」

P「確かにこいつらにも非は充分あるが、暴力で解決しようとするのは……」

未来「……静香ちゃん」

P「……っ」

静香「何かしら」

未来「私、ね……」

翼「……っ、ゴメンね、未来いいいぃぃ!!」ギュウウ

P「!? つ、翼、一体何をして……」

翼「だ、だって……こうでもしないと静香が……!」

未来「……」



未来「……」ギュウ

翼「!?」

P「!?」


翼「み、未来……?」

未来「えへへ……相変わらず翼は、良い匂いがするね」スンスン

翼「お……怒ってないの?」

未来「怒ってるよ」

翼「じゃ、じゃあなんで……!」

未来「……」ギュウウ

翼「……っ」

未来「……私、そんな簡単に二人の事嫌える程、器用じゃないもん……」ギュウ

翼「み……未来ぃ……っ!」グスッ


静香「未来……本当にごめんなさい」

未来「……」

静香「私達、貴女に酷いことを……」

未来「……」ギュー

静香「……?」

未来「……お腹、空いた」

静香「……また、いつものハンバーガー?」

未来「……今日は、ステーキがいい……」

静香「……」


静香「そう……」ギュ

未来「……」

静香「……? どうかした、未来?」

未来「やっぱりケーキもいいね、静香ちゃん」

静香「……両方、誰かさんに奢ってもらえばいいじゃない」

未来「えへへ……誰かさんは、お金持ちなんだね」ギュウ

P(……やれやれ)ハアー


P(あれから数日ほど経って)

P(事務所は再び、いつもの姿を取り戻すこととなった)

P(それと一つ、余談ではあるが……)

P(あの時の経験を経て、より三人の結束が深まってきてると。第三者の俺は、そう感じている)

P(未来に眩いばかりの笑顔が戻り)

P(未来の無邪気さに、翼が乗っかり)

P(マイペースな仲間二人を、毎度のようにたしなめる静香)

P(そんな、普通の日常が……)


未来「すみません、さっき静香ちゃんのうどんを床にこぼしちゃって……」

翼「静香、すっごい剣幕なんだー……」

P「いい加減にしろ」


おわり

乙でした

>>58
春日未来(14) Vo 78
http://i.imgur.com/7HmfU6E.jpg
http://i.imgur.com/It5thfX.jpg
http://i.imgur.com/OOANSpZ.jpg
http://i.imgur.com/6tUP0z8.jpg

コメントくれた人たちありがとう。初安価ssだったけど楽しかったです

不快に感じた人には申し訳ない

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