【艦これ】 赤城の新戦術 (46)

注:艦これSS キャラ崩壊 今更ネタ
  設定その他は諸々一切無視。
  艦堀、入渠待ち、日常生活の合間にノリと勢いで書いてるので、詳細詰め甘し。
  安価なしで書き溜め若干、あとは勢いでいきます。
  あと、初挑戦です。
  何卒ご容赦を。
  ダメな人はここで閉じてくださいませ。 

  それでは、海の底までごあんなーい。

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某鎮守府 とある日……


提督執務室

提督「うー、今月も鎮守府の資材と食糧事情はよくないな」

提督「大食らいが増えたからなぁ……」

提督「金剛型に扶桑型、伊勢型、陸奥……赤城に加賀、蒼龍、翔鶴、瑞鶴」

提督「えっと、軽空母も軒並み揃ったんだっけ」

提督「これで大和型なんて増えたら……」ゾゾッ

提督「まぁ、戦果出してるし文句は言えないけど」

提督「……大型艦建造は控えておくか」

コンコン

???「一航戦赤城・加賀です」

提督「入れ」

ガチャリ

赤城「失礼いたします」

加賀「加賀入ります」

提督「二人揃ってどうした?」

赤城「提督に意見具申あってまいりました」ビシッ

加賀「」ビシッ

提督「許可する……っていうか、こんな堅苦しい鎮守府だったか、うちは?」

赤城「いや、そこは一応手順は踏むべきかと」

加賀「決まりは大事」

提督「ま、まぁ、それはそうだが……で、何飲むの? お茶? コーヒー? 紅茶は……金剛いないから無理」

赤城「お茶うk 提督「お茶受けはお前らに出すと際限ないからナシ」

赤城「ぐぅ……お茶で」ショボーン

加賀「そこは譲れません」

提督「今入れてやっから、そこ座って待て」トポトポ

暫しあって。


提督「んで、意見具申って言ってたな。何よ?」

赤城「明日の対潜攻撃演習ですが、我々も随伴したいと思いまして」

加賀「他の子達の仕事を見るのも大事」ゴクゴク

提督「(加賀よ……熱くないのか?)」

提督「つーたって、お前らだって対艦攻撃の演習があったんじゃなかったか?艦爆の」

赤城「それも並行するつもりです」ゴクゴク

提督「(赤城も!?……温かったか?)」

加賀「敵潜の攻撃を回避しつつ、敵艦隊への打撃……さすがに高揚します」

提督「まぁ、お前たちがいいなら、こっちは構わんけど」

提督「駆逐艦たちの監督役を減らして演習に回せるし」

提督「俺も書類仕事片付けられるし」

赤城「つきましては、爆雷と艦爆の搭載爆弾は実弾を使用させていただきたく……」

加賀「標的用の自動航走艇も譲れません」

提督「……まぁ、いいだろう」

提督「ただし、けが人は出さないように留意すること」

加賀「五航戦の子と一緒にしないで」

提督「んじゃ……けが人出た場合は、一人につき食事一割減ね」ニヤリ

赤城「はい」ヒキッ

加賀「一応聞くけど、11人目以降は?」

提督「翌日以降11人目からカウント」

加賀「……補給は大事」ヒキツリ

赤城「それでは失礼いたします」

加賀「失礼いたします」

ツカツカ ガチャリ

提督「あ」ポン

赤城「何か?」

提督「艦爆の搭載爆弾な、二五番通常を優先で使って」

赤城「?」

提督「本営から、能力不足の不良在庫で送られてきたやつ。あれ邪魔だし、タダだし」

提督「最近、資材とか予算とかキツいんで、そこんところよろしく頼むわ」

赤城「了解しました」

パタン


提督「……お茶、そんなにぬるいのか?」ズズッ

ブフォッ!

提督「あっっっhこpっjgrっっvぢxせあwf;k_zbjlんs!」

小一時間後。工廠。


赤城「夕張さん、いますか?」

夕張「~まぶしーくてー うぇいくあっ~♪ このヘッドホン最高~」ガチャガチャ カーンカーン

加賀「……あなたもですか」

ツカツカ スポッ 

赤城「weigh anchor……抜錨です」

夕張「へっ? !!!……///」

夕張「あ、あ、あか、赤城さん。どうしました?」

加賀「……と、加賀です」スッ

夕張「ひゃいっ! 加賀さんも!」

赤城「夕張さん。あなたに折り入ってご相談とお願いがあってきました」

夕張「な、なんでしょうか?」ドキドキ

加賀「(夕張さんのヘッドホン……あんなに大きなAKG(あかぎ)ロゴ……?)」

赤城「水中短信儀やそれに似た装備は、潜水艦と魚群を誤認してしまうものですか?」

夕張「んー……可能性としてはありますね。群れが大きい……例えば潜水艦大であれば、確実に」

夕張「民生の魚群探知機も軍用の探信儀も基本的な作りは同じものです」

夕張「なので聴音機でスクリュー音の有無を確認して判断したりしますけど」

加賀「(夕張さんも赤城さんが……吹雪さんもですが……赤城さんは譲りません)」メラメラ

夕張「(加賀さん……目が怖い)」

赤城「なるほど。ではそれを小型化して自動航走艇に搭載するのは可能ですか?」

夕張「あ、はい。できます。我々が艦だった時代では難しいですが、今の技術なら、それほど難しいことではないですね」

赤城「では、その探知したなんらかの物体の上で自動航走艇が停止したり、そこを中心に周囲を航走することも……?」

夕張「できます。探信儀と航走艇のプログラムを直結して書き換えるだけなので、それほど時間もかからず」

赤城「そうですか!」キラキラ

加賀「(しかし、これは私も欲しいですね)」スポッ

夕張「?え、と……?」

加賀「(これは!さすがに高揚します)」

赤城「夕張さん!作ってください、ASAPでっ!」

夕張「ちょ、赤城さん、ASAPって……金剛さんじゃないんだから」

加賀「~♪」

赤城「あ…オホン、可及的速やかにお願いできますか?」

夕張「できますけど……」

夕張「(加賀さん、黄色結構似合うなぁ……)」

赤城「明日の駆逐艦たちの演習で使いたいの」

加賀「新しい戦術ね」

夕張「……なるほど。対潜警戒網の構築強化って感じですか。やってみましょう!」キラキラ

赤城「それと……魚雷はありますか?」

夕張「へ?」

赤城「弾頭のない、古い魚雷でもいいので撃てたら良いのです」

夕張「ええと、53cmなら用意できますけど、それって何に使うのでしょうか……?」

加賀「もちろん訓練用」

赤城「それはね……」


ヒソヒソ
ヒソヒソ


夕張「なるほど!それは面白いです!深海の奴らに一泡吹かせられますね!」

夕張「燃えてきた~!」

夕張「さっそく取り掛かります!」サムズアップ


赤城「上々ね」ニヤリ

加賀「やりました」ニヤリ


夕張「あ。ところで加賀さん、ヘッドホン……」

赤城「……加賀さん。それは『あかぎ』ではなくて『アーカーゲー』ですよ?」ニコッ

加賀「!?……///」


んで、翌日ー。


夕張「お待たせしました。ご依頼のもの完成しました」ボロッ

赤城「ありがとう夕張さん。徹夜までしていただいて」

夕張「いえいえ。なかなか面白かったので、ついつい熱が入ってしまいました」

赤城「後でお礼をしなければなりませんね」

夕張「お構いなく!私は引き続き今回の装備の改良研究してみます!ではっ!」ダッ

赤城「それでは第六駆逐隊のみなさん、抜錨です」

暁・響・雷・電「はぁーい」 電「なのです」


どんぶらこっと、演習海域。


赤城「さて、手筈通り対潜攻撃の演習を始めます」

赤城「今回は、水中自動航走艇を敵潜に見立てての実弾演習ですので、細心の注意を払ってください」

赤城「怪我をした場合、完治後に足柄さんと神通さんが、特別演習をしてくださるそうです」ニコッ

駆逐隊「」ヒキッ

赤城「では、各自輪形陣で配置についてください」

加賀「航走艇の始動信号を確認」

赤城「演習開始です。我々も標的の位置はわかりません」

赤城「しっかり探してください」

駆逐隊「了解」 電「なのです」


同時刻。提督執務室。


コンコン

???「金剛デース」

提督「ひゃいへ」

ガチャ

金剛「Hi! テイトクー? どうしたデス? 呂律が回ってませんヨー?」

金剛「というか、マスクしてるけど、花粉症ですカー?」

提督「ひほー、ひはほはへほひへは……」

金剛「whats? 何を言ってるのかワカリマセン……」

提督「」カキカキ

金剛「えーと、昨日お茶飲んで舌を火傷……」

提督「」ウンウン

金剛「なにをやってるデスか……」

提督「」カキカキ

金剛「お前に言われたくない……というか、赤城と加賀の舌はどうなってるんだ」

金剛「テイトク酷いデス……あの二人は早飯大食いデスからネー、熱さなんて超越してると思いマース」

金剛「maybe, 舌もsteelでできてるネー」hahaha!

提督「」カキカキ

金剛「要件は? oh!そうでしター。対潜演習のユニットが演習をはじめたネー」

金剛「この後、dinnerまで時間があるカラ、見に行きませんカ?のお誘いネー」

金剛「夕張が言うには、赤城が考えた新しいweaponを使ったtacticsもやるらしいデース」

提督「」カキカキ

金剛「見に行くですネー」

提督「」ウンウン

金剛「wow! テイトクと洋上デートネー♪ 触ってもいいけど時と場所は弁えて下さいネー?」hug!

ガスッ

金剛「ouch! 脳天唐竹割りは酷いデース……」


だいたい1時間後。演習海域。


暁「攻撃するからね! やぁっ!」ポーン ボシャーン!

ザパー!

響「気泡、油幕視認。標的五番撃沈だね」

暁「当然よ!」フンス

電「暁ちゃん、すごいのです!」パチパチ

雷「なによー、私以外みんな撃沈してるじゃない!」

雷「もーっと私を頼ってくれていいのよ!?」

響「もちろん頼っているよ」

電「そうなのです。雷ちゃんが上手に探してくれるから電たちは安心して攻撃できるのです」

赤城「慢心してはダメ。相手が何隻居るかわかりませんよ?」

加賀「(実は全て撃沈しました)」

駆逐隊「はぁーい」 電「なのです」

赤城「では、もう少し広域を索敵するために新兵器を使ってみましょう」ゴソゴソ

響「こいつは…力を感じる」

電「これは何なのです?」

赤城「自動航走艇に探信儀を組み込んだものです」

赤城「標的を見つけるとそこを中心に円を描いて航走し続けます」

雷「なるほどー。そしたらそこに爆雷を投下すればいいのね!」

赤城「そうなります」

赤城「では、早速……航走開始!」

加賀「雷さん。爆雷をお願い」

雷「まっかせて!」

赤城「加賀さん。私たちも艦爆を出しましょう。25番を搭載で」


やや暫し時は流れ……。


響「航走艇が円を描いてるよ」

暁「敵潜発見ね!」

雷「よーっし! 行っきますよー!」

赤城「艦爆隊!雷さんに先行して支援爆撃開始!退路を遮断して!」

加賀「ここは譲れません」

艦爆妖精「了解!全機我ニ続ケ!」

赤城「雷さん! 水柱に気をつけて!」

雷「了ぉ解!水測さん聴音機外してね!」

水測妖精「ガッテン!」

ドォーン! ドォーン!

雷「両舷前進二戦速!爆雷調定深度三十!合図とともに三発連続投射!」

雷「爆雷投射~……始めっ!」

ポーン ポーン ポーン
ボシャー!
ザパー!

雷「爆雷装填、第二次攻撃用意!水測聴音始め!観測もお願いね!」

観測妖精「浮遊物、油膜、気泡確認デキズ!」

水測妖精「スクリュー音モアリマセン!」

雷「え? え? え? あれっ?」

観測妖精「ア、マッテマッテ。ナニカ浮イテル」

雷「良かったぁ。かっこよく決めたのに、外したかと思ったじゃない……」

観測妖精「アレ……モシカシテ……」


同時刻。演習海域上空。


金剛「Boo! せっかくテイトクと二人でデートだと思ったのに、空だと落ち着けないデース」

提督「船で行ったら間に合うわけないだろ」

金剛「ワタシこれでも高速戦艦なんですけどネー」ブツブツ

提督「……ほぉ、俺はどうやって運ばれるわけだ、それ」

金剛「もちろん、ワタシがテイトクをお姫様だっこならぬ、王子様だっこデース!」hug!

グワシッ

金剛「ベアクローはnoですテイトク……」

提督「それはさておき、見事な対潜戦闘だな」

金剛「さて置かないでほしいデス……」

金剛「まぁ、第六はうちでもエースのデストロイヤーが揃ってマース。当たり前ですネー」

提督「……の割には、雷のやつオロオロしてないか、あれ……」

金剛「huh? 本当ですネー」

金剛「テイトク、テイトク」

提督「うん?」

金剛「赤城と加賀がなんかやってマース」

提督「手をつないで航走してるな……アニメの北上大井みたいに」

提督「ああいうキャラだったか、あいつら」

金剛「! テ、テイトク……二人の艤装見るデス……」

提督「?」

提督「……なぁ、あれって……」

金剛「yes, あれですネー」

金剛「雷が慌てて逃げてマス……」

提督「そりゃあ……な」


……ちょっと前に巻き戻し。演習海域洋上。


観測妖精「イカヅチ!魚ガ浮イテルヨ!」

雷「魚ぁ?なんで標的艇がそんなの積んでるのよ?」

観測妖精「ホント、ホント。タクサン浮イテルヨ!」

雷「ちょっと行ってみようか」

ザァァァァァ

雷「うっわ……ホント」

シシルイルイ

雷「おっきな魚群の中に爆雷放り込んじゃったか……ごめんね、お魚さんたち」

雷「そういえば、攻撃前に聴音してなかったね」

水測妖精「航走艇ヲ見ツケテ直グニ艦爆ガ攻撃シタカラネ、無理」

雷「とりあえず赤城さんに通信入れなきゃ」

赤城「その必要はありません」

雷「へ?」

加賀「この時を待っていました」

赤城「雷さん、すぐに退避を!」

雷「え?」

赤城「一航戦赤城!」

加賀「同じく一航戦加賀!」

ズザァァァァァッ!

赤城・加賀「「雷撃戦始めます!」」

雷「はぁっ!?」

赤城「左舷雷撃戦用意!」

加賀「右舷雷撃戦用意!」

雷「ちょちょちょ、ちょっとぉっ!元戦艦の正規空母がなに言って!?」

赤城・加賀「「目標、前方魚群!深度調停よーし!」」

雷「ちょ、待ってぇぇぇぇぇっ!」

赤城・加賀「「てぇっ!」」

シュバッ!

雷「うきゃーーーーーーっ!」

ザバババババ!

※そろそろ書き溜めが尽きるのです。
 更新速度落ちるのです。

響「正規空母の魚雷戦……実にハラショーだね」キラキラ

暁「あれよ、あれこそ本当のレディよ!」キラキラ

電「……それはないと思うのです」


雷「んな感想いいから、助けなさいよぉぉぉぉぉっ!」

赤城「雷さん、もし当たっても炸薬は入っていません」

赤城「けど、できれば逃げてください」

加賀「魚雷間に防潜網の展開、ブイの浮上を確認」

赤城「というわけなので」

雷「うにゃぁぁぁぁぁっ! 余計悪いわぁぁぁぁっ!」

雷「両舷前進最大戦速! っってか缶焼けてもいいから目一杯出してぇぇぇぇっ!」ナミダメ

雷「っつーか、撃つ前に言ってぇぇぇぇぇっ!」

赤城・加賀「「言いました」」キリッ


のどかな上空。


提督「雷の逃げっぷり、すごいな」

金剛「デスネー。ぜかましが見たら喜びそうデース」

提督「……いい加減『島風』って呼んでやれよ」

提督「てか、なんであそこまで必死なんだ?軸線に入ってないだろ」

金剛「ヒントは魚雷の間のブイにありそうな気がしますネー」

提督「ほんとだ。一緒に航走してるな」

金剛「あ、雷が転びマシタ」

提督「おおっ!そのままの体勢で、航走してる?」

金剛「hmmm 航走とは違う気がしマース」


ちょっと前の地獄に最も近い洋上。


雷「どこまで追ってくるのよぉぉぉぉっ!」

ズザァァァァァッ!

響「雷、12時じゃなくて2時か10時に逃げたらどうかな」

暁「それだと網に巻き込まれるからじゃない?」

電「……たぶんパニックになってるだけなのです」ハァ

雷「特別演習はいやぁぁぁぁっ!」コケッ ズシャァァッ!

響「転んだね」

暁「……うん」

雷「うきゃぁぁぁぁっ! 魚の波が来るぅぅっ!」ザシュッ

電「南無……なのです」

雷「ひ、ひゃぁぁぁぁぁっ! 助けっ……! ボラっ! ボラが……!」 ガボガボ

赤城「……尊い犠牲は出ましたが、そろそろ魚雷の航走は止まります」

赤城「そこで皆さんにお願いがあるのですが……」

暁・響・電「「「はぁ」」」


再び上空より。


金剛「魚雷の航走が止まりましたネー」

提督「雷、逃げきれなかったか。逃げ足は実にハラショーだったんだけど」

金剛「……テイトク、響のセリフとったら怒られマス」

金剛「シベリアの凍土並みの冷たい視線で2週間睨まれマス」

金剛「それも無言で無表情ネ……」

提督「……今のは内緒で」

金剛「了解ネー」

金剛「あ、駆逐隊の子達が何かしていますネー」

提督「さっきの魚雷を引っ張り上げて……ワイヤーか、あれ?」

金剛「そうみたいネー」

提督「赤城と加賀の艤装にワイヤーを括り付けてるな」

金剛「響と暁にもデスネー」

提督「お、航行を始めたな……鎮守府方向。帰投するのか」

提督「雷は……なんかそのまま引きずられてるけど」

金剛「顔は水面に出てるから大丈夫ネー」

提督「……そういう問題なのかなぁ」

金剛「雷も艦娘ネー。no problemデース。私達も戻るですカー?」

提督「潜水艦娘ではないけどな……」

提督「まぁ、何をしてるのか気になるが……せっかくだから近くの海域も見て行くよ」

金剛「wow! デートの延長嬉しいデース!」hug!

ガスッ

金剛「……見事な回避ネ、テイトク……」

※ちょっと外出するのです。
 続きは夕方くらいになるのです。

※帰投したのです。

 帰ってみたら、最近艦これ始めた姉が、E-2ボス初戦で早霜ドロップさせてやがったのです……

 突然切れる電球が悪いのです。
 悔しいのでLEDにしてやったのです。

 では、続き書くのです。


夕刻。鎮守府。


提督「んで、これはなんだ、なんの騒ぎだ……」

金剛「あちこちで七輪やら焚き火やら、バーベキューグリルもあるですネ……お祭りですカ?」

提督「……どう見ても違うだろ」

???「おー。提督じゃーん。ちーっす」

提督「おー鈴谷。これ何の騒ぎ?」

鈴谷「あー、これねー。赤賀漁業部主催のシーフードパーティ」

提督「……赤賀漁業部って、なんだそりゃ」

鈴谷「赤城・加賀で赤賀漁業部だよ。なんかさぁ、『ワレラ赤賀漁業部、本日大漁ナリ。埠頭ニテ待ツベシ』とか電文がきてさー」

鈴谷「意味わかんないからみんなで見に来たらさぁ、赤城さんと加賀さんが大きな網を沖から曳いてきたんだよねー。まじウケる」ケラケラ

提督「……あ、そう……」

鈴谷「あ、提督も早いとこ行かないと、美味しい魚から無くなってくよー?」

鈴谷「千歳と隼鷹なんて、瓶ごとポン酒抱えて、もう出来上がってるしー」


千歳・隼鷹「「もっと酒持ってこーい!」」

千代田「千歳おねぇ!飲み過ぎ! 隼鷹さん!脱いじゃダメぇっ!」

足柄「なによぉっ!その程度じゃ、この足柄は負けないのよ!」ウワーン

羽黒「あ、足柄姉さん! 泣きながら競わないでください!」

愛宕「パンパカパーン! 愛宕も脱ぎまーす!」

龍驤「脱ぐなぁっ!脱がんでもあんたが一番なのはわぁっとるわ!」

青葉「いえ!青葉見ちゃいましたっ!逆の意味では龍驤さんが一番です!」

龍驤「……あぁぁぁおぉぉぉぉばぁぁぁぁぁぁっ!」

青葉「ち、ちょぉっと深入りしすぎたようです!」ダッ!

龍驤「今日こそは往生せぇやぁっ!」

白露・島風「「一番はわたしーー!」」

龍驤「うっさいわぁっ!」

ギャーギャー ワーワー

鈴谷「ほらねー。んじゃ、鈴谷もなんかもらってくるんで」スタスタ

提督「……まぁ、その、なんだ、楽しんでこい……」


加賀「賑やかですね」モクモク

赤城「好評のようで何よりです」モッキュモッキュ

加賀「やりました」モクモク


提督「……あのさ、この現状を鑑みるに、あの演習って」

金剛「どこから見てもダイナマイト漁ですネー」

提督「だよなぁ……」

提督「なんつーか、実際に目にすると、とんでもない漁法だと実感したわ」

金剛「魚の内臓が衝撃波でボロボロになって、沈んでしまうのも多いみたいデース」hmmm

提督「それで、あの魚雷と網か……」

金剛「妖精さんに聞いたんデスが、今回だけで6トンくらいの水揚げだそうデース」

金剛「中型漁船で一回分くらいの水揚げデスネー」

提督「……うわぁ」

金剛「鳳翔の話では、今回の水揚げで一ヶ月くらいは食べるものに困らないそうですヨー」

提督「そこはありがたいんだけどね」

金剛「一緒に水揚げされた雷は、『ボラ怖い』ってうなされながら寝込んでいるそうデース」

金剛「魚雷から逃げきれなかったのもバレて、足柄と神通が特別演習の予定を組みましたネー」hahaha!

提督「なんと哀れな……」

提督「……それに比べて」


赤城「」モッキュモッキュ

加賀「」モクモク


提督「あの二人、すげぇ幸せそうなのな……」

金剛「そうですネー」


ゴホン

提督「あー、お二人さん。お食事中大変申し訳ないんだけど」

赤城・加賀「「!!」」

赤城「へひほふ、ほへはひふへいひはひは」ビシッ

加賀「」モクモク ビシッ

提督「あー、座って。食べながらでいいよ」

赤城「あひはほうほはひはふ」モキュモキュ

加賀「」モクモク

提督「おいし?」

赤城・加賀「」コクコク

提督「そっか。よく味わってね。この後しばらく大変だと思うから」

赤城・加賀「「?」」

提督「あのね。知らなかったとは思うんだけどさ」

提督「わが国では、ダイナマイト漁とか、それに類似する漁法は漁業法違反なんだよね」

赤城・加賀「「」」ピタッ

提督「多分、そう遠くない未来に怖いお兄さんたちが来ると思うから」

赤城・加賀「「」」アセッ

???「提督!」

提督「大淀か」

大淀「……あの、こちらの方が」

提督「ほら、ね?」

憲兵「正規空母艦娘、赤城、加賀両名に本営への至急の出頭命令が来ております」

赤城・加賀「「……」」カンゼンコウチョク

憲兵「それと提督の仰ることに加えて、漁業権のないままの漁なので、そっちの方でも色々とあります。お覚悟を」

赤城・加賀「「……」」タキアセ

提督「あー、行ってらっしゃーい」

提督「『決まりは大事』だからねー」

提督「じゃ金剛。俺たちも飯にしようか」

金剛「賛成デース。わたしはfish and chipsが食べたいデース」

提督「鳳翔さんに頼むか」

金剛「wow! ヤッタネー」


憲兵「オホン」

提督「まだ、何か?」

憲兵「あー、その……申し上げにくいのですが提督、それと秘書艦の金剛さん」

提督「はい?」

憲兵「監督不行届きの件で、あなたたちにも出頭命令が出ておりますので」



提督・金剛「「……デスヨネー……」」



艦!

グダグダになりそうな予感がしてきたので、まとめてしまいました。
お目汚し失礼。

本日中にHTML化出しておきます。

ちょいと、次のネタ思いついたです。
近日中にまた現れるかもしれません。

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