ソンケル先生がルイズに召喚されたようです(8)

ーーーー・・・・・・



ルイズ「も、もう怒ったわ!」ワナワナワナ


キュルケ「悔しかったら珍しい使い魔一つでも召喚してみなさいよ」ニヤニヤ


ルイズ「言われなくともやってあげるわ!」


ルイズ「・・・・・・この宇宙の果ての何処かにいる屈強な英雄よ!私の下僕になりなさい!!!!」ピカー!

一同「え、英雄!?」



カッッッ!!

ギーシュ「うぇ!ゴホッゴホッ!!なんて爆発だ!」


キュルケ「なんでこうも毎度毎度・・・!」


ルイズ「また失敗し・・・・・・!?」


???「土煙りで何も見えんな・・・」サッサッ


???「ん?・・・・・・なに・・・?」


モンモ「ちょ!英ゆ・・・っていうか本当に人が!?」

キュルケ(しかもとんでもなく美形じゃないのよ!)


ルイズ「え、へ?・・・や、やったわ!本当に!?」


???(女、子供ばかりじゃないか)

???(というか私はどうしてここに?どうも記憶があやふやだ。拉致?いや、ありえんな)

マリコルヌ「英雄というより・・・平民、いや傭兵?とにかく!人間を使い魔にするなんて聞いた事ないよ!」

コルベール「と、とにかく!ミスヴァリエール!続きを・・・」

ルイズ「え!?あ、は、はい!」


ルイズ「ちょ、ちょっとあなた!」


???「・・・いろいろと聞きたい事がある」


ルイズ「そ、それは私もだけど!とにかく儀式の続きをするわよ!」


???「冗談が過ぎるぞ小娘、双方が納得いかない内に勝手に話を進めてくれるな」


ルイズ「なっ・・・!」


???「そうだな、大口を叩いたからには私から名乗ろうか・・・私はソーンバルケ、お前は?」

ルイズ「ル、ルイズだけど・・・」


ソーン「そうか」


ソーン(ふむ、周りを見るに・・・どうやら私を『印し付き』という奇異な眼で見ている訳ではないな)


ソーン「いくつか質問するがよろしいか?」


ルイズ「い、いいけど・・・その腰にあるの・・・」


ソーン「?・・・ああ、済まない。子供にはこれは(剣)刺激が強いか」カチャ!スッ


ルイズ(こ、子供子供って馬鹿にして!)ワナワナワナ


キュルケ「いつまでああしてるつもり!?じれったい!」

ギーシュ「なにやら問答しているようだね、聞こえないけど」

ーーー数分後


ソーン「・・・・・・・・・」


ルイズ「え、えっと・・・」


ソーン「私が?お前の使い魔に?早い話が奴隷ということか」


ルイズ「まぁ、言い方を変えれば(ry・・・」


ソーン「ふふ・・・」

ルイズ「?」

ソーン「ふははははは!!」

一同「え??」ビクッ!

ルイズ「ちょ、ちょっと!なによ急に!?」

ソーン「これが笑わずにいられるか!」

ルイズ「ヒィ!」ビクッ

ソーン「どこまで・・・どこまで私に道化になれと言うのだ女神よ!」


キュルケ「ちょ、ちょっとなによいきなり!!ヤバい人なんじゃないの!?あのイケメン!」


モンモ「ルイズ!早くなんとかしなさいよ!!」


ルイズ「わ、わかってるわよ!」

ルイズ「ちょっと!あなたいい加減に・・・」


ソーン「『印し付き』として生を与え、幾年の歳月により虐げ続けた揚句に、次はこの娘の・・・」ブツブツブツブツ


ルイズ「な、なんなのよもう・・・・・・」

ルイズ「もう!うるさいわね!!静かになさい!!!!」クワッ!


ソーン「っ・・・・・・・・・」


ソーン「はぁ・・・・・・では何か?こんな何処とも知らない土地でこんな小娘の奴隷・・・・・もとい給仕のまね事を私にしろと?ふざけるな」


ルイズ「あ、ああああんた・・・・・・」ワナワナワナ


ソーン「なんだ」


ルイズ「さっきからこの私を小娘!子供って!馬鹿にするのもいい加減にしてちょうだい!!!!」

ソーン「私から見たら産まれたての乳飲み子となんら変わらないがな」

ルイズ「なんですって!?」ギャーギャー


コルベール「ああ、ああ二人ともいい加減になさい!」


ソーン「何者だ」


コルベール「私はこの学校で教諭をしている者です」

コルベール「このままでは埒外があきません!ミスヴァリエール!貴女はもう部屋に戻り頭を冷やしなさい!」


ルイズ「そうさせて頂きます!」スタスタスタ


コルベール「そして君は・・・」

ソーン「私もそう事を荒立てたくはない、話合いの時間を設けてくれはしないか」

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