響「鎮守府を支配する」 (55)

―鎮守府門前

響「ここが私の着任する鎮守府か」

響「提督不在のため、能力(チカラ)の強い艦娘が好き放題」

響「そんな鎮守府を正すのが大本営からの命令(オーダー)」

響「さて、やりますか」

グーキュルルル

響「さすがにこれは、恥ずかしいな///」


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―食堂

ワイワイガヤガヤ

響「一見和やかに見える」―250位―

電「隣いいのです?」―74位―

雷「あなたが新しい艦ね?」―73位―

雷「着任早々この鎮守府とはご愁傷さま!」

電「上位に目をつけられないようせいぜい気をつけるのです」

雷「特に白露型にはね」コソコソ

響「御忠告痛み入るよ」

響「でもここの頂点を獲るためにきたんだ」


電「はわわ!?まさかランカーさんなのです?」

雷「逃げるなら今のうちよ?」

雷「ここの鎮守府は憲兵も手だしできないんだから」

電「もっとも電達はランクが低すぎて相手にすらされないのです」

雷「ちなみに食堂だけは緩衝地帯なの」

響「スパシーバ、ところで白露型というのはいったい―」

あははははははははは

響「?」チラッ


吹雪「お得意の卵焼き、100人前作ってくださいよ」

吹雪「5分以内で頼みますね」―11位―

睦月「アレ、言ってみてくださいようふふっ♪」―31位―

瑞鳳「・・・わ、私の作った玉子焼き、食べるぅ?」―112位―

吹雪・睦月「食べりゅうううううう(笑)」

ぎゃはははははははははは

雷「最近、急激に勢力を伸ばしているグループよ!」

電「手段は不明ですが、何かの能力(ちから)で間違いないのです」

響「く・・・っ、ひどいことを」

電「ここではよくあることなのです」ボソッ

響「さて、やりますか」

雷「ちょっと響!?」

吹雪「あ?誰ですかあなた」

睦月「吹雪ちゃん、多分新型の子だよ」

響「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ」

吹雪「ふぅん、表に出てくれますか?」

吹雪「最下位さん♪」

―中庭

吹雪「はじめまして、吹雪です」

睦月「睦月です。はりきって、まいりましょー!」

憲兵「こら、そこで何してる!」

吹雪「ちょっとだまっててよ」バキッ

憲兵「カハッ」ドサッ

雷「ちょっと!憲兵に何してるのよ!」

睦月「こんな雑魚がルールだなんて勘弁にゃー」

睦月「心配しなくても君たちもすぐに仲間入りにゃー!」キィン

吹雪「私には逆らえないんだから!」キィン 

雷「雷と電の足元に札束が!?」

響「大量のボーキや弾薬もあるね」

吹雪「拾いなさい、貧乏艦娘ども」

吹雪「【無限の財政―アンリミテッド・カドカワークス―】で金がありあまって仕方ないの」

雷「急激に勢力を伸ばした秘密はこれね!」

響「無駄だね、君のランクにしか興味は――ッ!?」サッ

電「・・・」ブンッ

響「電!?やめるんだ」サッ

睦月「およ?仲間割れですかぁー?」ニヤニヤ

電「・・・チャン・・・ムツキチャン」

雷「!」キィン

雷「響!睦月の目を見ちゃだめよ!」

睦月「いひひっ!これが【睦月統一―クルーエル・ビリーバー―】」

吹雪「金と狂信者さえあれば、鎮守府さえも手に入る」

睦月「みんな、出撃準備はいいかにゃ~ん♪」

電「ムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャン」

憲兵「ムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャン」

雷「見て!鎮守府からも狂信者になった艦娘達が出てくるわ!」

ムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャンフミュウムツキチャンムツキチャンムツキチャンムツキチャン

白露「ムツキチャンガイッチバーン! ムツキチャンガイッチバーン! ムツキチャンガイッチバーン!」―32位―

夕立「・・・」―8位―

時雨「・・・」―9位―

雷「そんな!火力の夕立に水責めの時雨まで!?」

雷「!」キィン

雷「響、急いで撤退よ!」ダッシュ

響「何だい急に?」ダッシュ


吹雪「やりましたぁ!」

吹雪「白露型を三人も!素敵ですね!」

睦月「にゃっ!?あ、あんな二人知らな――」

夕立「【鉄底海峡―アイアンボトム・サウンド―】って、ホントに怖い言葉よね?」キィン

時雨「僕の姉さんに手を出すとはね・・・【時雨心地―ブラック・ウォーター―】」キィン

白露 中破

吹雪 大破

睦月 大破

電 大破 

憲兵・狂信者達 轟沈―LOST―

吹雪「私だけは助けてください!お金ならいくらでも――グァッ」

夕立「もっと強い艦娘と戦いたいっぽ~い」グリグリ

時雨「沈めちゃダメだよ夕立」

時雨「そいつには僕たちのATMになってもらうんだから」

時雨「それにおもちゃは多いほうが楽しめるよ」チラッ

睦月「暗いよ・・・寒いよ」ゴボゴボ

夕立「時雨の前では沈んだほうが楽っぽい?」

吹雪「赤城さーん、赤城さん助け――ゴボッゴボッ」

時雨「命乞いしないなんて、君には失望したよ」

赤城「その声、吹雪ちゃん?」―6位―

吹雪「赤城さん!こいつらが睦月ちゃんを!」

赤城「きっと大丈夫、二人ともずっと一緒よ」ダキッ

吹雪「赤城さん!」ウルウル

赤城「ずっと・・・ね」バリッボリッムシャムシャ

睦月「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ」

吹雪 轟沈―LOST―

赤城「ごめんなさい、お腹が空いちゃってつい」モシャモシャ

赤城「でもね、天地を喰らえど空腹が満たされない気がするの」ゲフゥ

赤城「そのせいでしょうか、気付けばこんな能力(チカラ)が」

赤城「【禁忌食欲―フォビドゥン・イーター―】」

赤城「喰らった艦娘の能力を自由に使えます」

睦月「吹雪ちゃんを返して!」キィン

時雨「やったか!?」

赤城「地を這う駆逐艦風情が誰の許しを得て面を上げるの?」ギロッ

睦月「ふぁっ!?【睦月統一―クルーエル・ビリーバー―】が!」

赤城「あなたは私を見るに値しません」ブゥン ブゥン ブゥン

赤城「駆逐艦は駆逐艦らしく地だけを眺めながら沈みなさい」ドゴォン ドゴォン ドゴォン

睦月 轟沈―LOST―

時雨「艦載機を特攻させるとはね」

赤城「【無限の財政―アンリミテッド・カドカワークス―】があれば艦載機なんてただの砲弾です」

夕立「人の獲物に手を出すなんて、もうやっちゃうっぽい?」ギロッ

赤城「誰の許しを得て私を見ているの?狂犬」

赤城「せめて散り際で私を興じさせなさい」ブゥン ブゥン ブゥン

夕立「えい!えい!えーいっ!!」ドゴォン ドゴォン ドゴォン

赤城「その汚らわしい装備で私の艦載機を落とすなんて」プルプル

赤城「そこまで死に急ぐの!狗!」

時雨「100機以上の同時展開!?」

赤城「そこの狂犬、もはや肉片一つ残しませんよ」

夕立「ソロモンの悪夢、見せてあげる!」

キーンコーンカーンコーン

赤城「!」

赤城「命拾いしたわね、狂犬」スタスタ

夕立「んふっ♪時雨、お昼の時間っぽい!」

時雨「え?あぁ今行くよ」

―食堂

電「置いて行くなんてひどいのです」

雷「電は大丈夫なんだから!」

響「その件といい、さっきの戦闘といいなぜ分かるのかな」

電「【衝突回避―ワカバダ―】で雷は未来が視えるのです」

雷「といっても、危機がせまった時偶然発動するだけよ」

長門「やぁ、いつもの駆逐艦たち!」―1位―

響「なぜか戦艦がこっちを見ているような」

雷「お昼の時間は電の能力(チカラ)でご飯を食べているの!」

電「【炉理魂―クチクカンハセーフ―】で、一部の戦艦を少し操れるのです」キィン

電「相手に記憶はないのですが、これもいつ発動するか分からないのです」


長門「ふむ、新入りもなかなかかわいいな」

電「間宮定食4人前とお水を持ってくるのです」

雷「もちろんおごりでね!」

長門「まったく、駆逐艦は最高だな」スタスタ

響「ビッグセブンをパシリに使っていくのか(困惑)」

―鎮守府某所

響「ハラショー」―10位―

雷「ついに10位を倒したわね!」

電「でもここからの戦いはもっと厳しいのです」

雷「元気ないわねーそんなんじゃ駄目よぉ!」

時雨「ランキング、気になる?」

赤城「私の餌場を荒らしまわっているのはあなた達かしら」

響「これは都合がいいな」

長門「フッ、私の鎮守府であまり暴れないでもらいたいものだな」

夕立「新しい獲物がいっぱいっぽい」

雷「ここで全てが決まりそうね」

響「赤城さん、7位の座は貰い受けるよ」

赤城「デザートには上々ね、でもそこの狂犬をどうにかしては?」

夕立「あの獲物は譲らないっぽい!」バキッ

響「ハラショーこいつは力を感じる」カハッ

長門「こんな奴らの横暴を許すなんて」ドンッ ドンッ

長門「提督は何をしているんだ」ドドンッ

赤城「全くね」ブゥン ブゥン

赤城「【艦娘統制―ロード・オブ・フリゲートガールズ―】が発現しないなんてまさに犬死にです」ドシュッ ドシュッ

長門「貴様!どういう意味だ!」

赤城「人間の能力は自由に使えなかったという意味だけど」

夕立「提督さんになんてことを!もう生きては返さないっぽい」ドドドドドド

響「なるほど、全ての元凶は赤城さんだったんだね」

時雨「丁度いい、響、僕たちと共闘しないか」

響「やるさ」

長門「全主砲、斉射!て――ッ!!」


響 大破

夕立 中破

時雨 大破

長門 大破

赤城 無傷

赤城「上々ね」

赤城「このまま勝つのもつまらないし」

赤城「そこの駆逐艦から沈めて遊びましょう」ドシュドシュドシュドシュドシュ

雷・電「!?」

響「ダメだ、対空が間に合わない」

ドゴォン ドゴォン ドゴォンドゴォン ドゴォン

長門「フッ、効かぬわ」 

雷「電、やっぱりあなたの能力(チカラ)すごいじゃない」

電「い、電は何もしていないのです」

長門「駆逐艦をかばって沈むのなら悪くないな」

長門「この戦いが終わったらまた昼食をともにしたかったのだがな」

電「どうして昼食のことを」

雷「まさか、最初から操作されてるふりを!?」

電「ごめんなさい・・・ごめんなさいなのです・・・」グスッグスッ

長門「いいだろう、だが電よ、少し膝をかしてくれ」

電「ごめんなさいなのです・・・こんな私たちのために」スッ

長門「まったく、駆逐艦は最高だな」

長門 轟沈―LOST―

夕立「第1位がやられちゃったっぽい~」

響「沈まんさ、まだ沈むわけには」

赤城「きっと大丈夫、あなた達もすぐに長門さんに会えるでしょう」ブゥン ブゥンブゥン

時雨「それはどうかな?慢心空母!」キィン

赤城「きゃぁっ!?飛行甲板が!?」スパァン

夕立「時雨の高水圧カッター決まったっぽい!」

響「そうか!そこを切断すれば艦載機がいくつあっても無意味」

赤城「一航戦の誇り・・・こんなところで失うわけには・・・」ピカーン

夕立「っぽい!?」

時雨「飛行甲板が再生していく?」

赤城「加賀さん、飛行甲板の補充をありがとうございます。助かります。」

雷「同じ姉妹なのに、ひどいわ!」

響「い、いったいどこまで艦娘を愚弄する能力(チカラ)なんだ!」

赤城「艦載機のみなさん、用意はいい?」ブゥンブゥンブゥン

時雨「今度こそ策が尽きたよ」

電「今なのです!」

大鳳「【密閉格納―デッドああっ!ね、燃料が!引火に気をつけないと!」―15位―

電「」

雷「もー!何回それやれば気が済むのよ!」

赤城「何だかしらないけど、もう消えなさい」ドドドドドドドドドドド

夕立  轟沈―LOST―

時雨  轟沈―LOST―

電 轟沈―LOST―

大鳳 轟沈―LOST―

響「(私の最期の名はヴェールヌイ・・・だ・・・雷、電、夕立、時雨、長門さん、大鳳さん、ダスヴィター・・・




【衝突回避―ワカバダ―】

電「今なのです!」

大鳳「【密閉格納―デッド・ロック―】」キィン

赤城「飛行甲板が、鉄の箱に覆われて艦載機が!?」

赤城「でも、弾薬もない轟沈寸前のあなた達に何ができるのかしらね」

響「不死鳥の名は伊達じゃない【起死改生―ヴァンガード・フェニックス―】」キィン

夕立「響が真っ白っぽい!?」

赤城「その姿・・・あなた改二に!」

響「さて、やりますか」

時雨「時雨、行くよ!」

夕立「ソロモンの悪夢、見せてあげる!」

雷「はーい!行っきますよー!」

電「電の本気を見るのです」

響「Ураааааaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」

響「勝利か、いい響きだな。嫌いじゃない」

雷「全くもう!この世界線に来るのに13回もかかったんだからね!」シュゥゥゥゥゥ

電「はわわわ、雷の体が消えていくのです」

時雨「雷、いったい何が」

雷「私の【衝突回避―ワカバダ―】改は、過去や未来を自在に移動できるのよ」

雷「誰かのせいで使いすぎてこのありさまだけど」チラッ

大鳳「?」

雷「へ?気付かなかったの?ひどーい!」シュウウウウウウウウウ

雷「もう時間ね、能力(チカラ)の暴走でどこかの時代に飛ばされるわ」

電「電も一緒にいくのです!」ダキッ

夕立「雷!電!また会えるっぽい?」

雷「うん!じゃあまたどこかの時代でね!」ゴウッ

―執務室

夕立「響、元気出すっぽい~」―2位―

時雨「無理もないよ」―3位―

時雨「でも、いつまでも泣いてはいられないよ」

響「くっ・・・そうだね、これからは私が・・・」

響「鎮守府を支配する」―1位―

夕立「提督さん、遊んで遊んで♪」

時雨「おめでとう、提督。これ、タンスから見つけたんだけど」

響「提督用の帽子かい?」ポスッ

響「!?」

響「(【艦娘統制―ロード・オブ・フリゲートガールズ―】この帽子こそが能力(チカラ)の秘密だったのか)


夕立「新しい仲間が到着したっぽい」

時雨「提督最初の仕事だね」

響「おつかれ、入っていいよ」

雷「はぁーどの時代の鎮守府もそんな変わらないのね!」

電「まるで元の鎮守府みたいなのです」

響「ハラショー」

時雨「早っ!」


読んでくれた、レスをくれた提督様方、スパシーバ
帽子をなくしたのでHTMLスレで探してきます

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