憂「私はロボットじゃないよ。私は。」(79)

憂「こんにちは!平沢憂です♪」

憂「私は時々ロボットみたいだ。と言われちゃいます」

憂「でも本当は・・・」

唯「あずにゃーん。ここってどうやって弾くんだっけ?」

梓「またですか唯先輩!?」

唯「えへー。忘れちゃった」

律「唯は一個覚えると別の事忘れるよな~」

唯「そんな事ないよー」

澪「でも、本当にきっちり忘れるよな。新しい事を覚えると、前に覚えた事を」

唯「そうかな?」

紬「それも唯ちゃんの良いところよ~」

唯「えへへ」

律「唯は一年生のころからそうだったよなー」

梓「そうなんですか?」

紬「そうね。すっごく物覚えがいいと思ったら、翌日には忘れちゃってたり」

澪「上達したり忘れたり。また新しい事を覚えたら他の事を忘れたり」

唯「えへへ。自分でも不思議だよ~」




憂「・・・。」

憂(一年生の頃はお姉ちゃんのプログラムをいろいろ間違っちゃったからなぁ)


唯、一年生時


唯「軽音部ってとこに入ってみました!」

憂「お姉ちゃんすごい!」

唯「ギターを弾くことになったんだよ~♪」

憂「お姉ちゃんかっこいい!!」

唯「これから頑張るよー!」ふんす!

憂「お姉ちゃんがんばってー!」

その夜

憂「えっと、まずはリモコンでお姉ちゃんをスリープさせてと」

ピピッ

唯『学習モードです。新しいデータをインストールしますか?』

憂「ギターのテクニックを片っ端からインプットするよ!」

カタカタカタカタ

唯『データをインストール中』ウィーウィー

翌日

唯「じゃかじゃーん♪」ジャカジャカジャン

紬「すごいわ唯ちゃん!とても素人とは思えない!」

澪「たった一日でここまでのテクニックを・・・!?」

律「すごすぎだろ・・・」

唯「私って天才!?」


憂(はわわ!やり過ぎちゃったかな?)

再びその夜

唯『学習モードです。データをインストールしますか?』

憂「ちょっとだけ調整しなくちゃ・・・昨日のデータをアンインストールして、と」

ジージーウィーン

唯『データを削除します。削除後に再起動しますがよろしいですか?』

憂「はい!」

唯『データを削除中・・・あと14秒』

ジージージーウィンウィン

憂「これでいいはず・・・!」

また翌日


唯「あれー?」

ジャカジャカ

澪「どうしたんだ唯?」

唯「ここってどうやって弾くんだっけ?」

紬「えっ?昨日は弾けてたのに・・・」

唯「うーん。忘れちゃったかなー?」

ジャカジャン

律「才能があるんだか無いんだか」

唯「どうやって弾いたんだったかなぁ?」

じゃじゃーん

唯「澪ちゃーん。また教えて?」

澪「まぁ、それはいいけど・・・」

唯「えへへ」

律「うーむ、不思議な子だな」
紬「そうねぇ」

ジャカジャン♪


憂(今度は忘れさせ過ぎちゃったよぉ)

憂(他の軽音部の皆さんも不信がってるな)

憂(こうなったら・・・!)

ピピッ

澪『記憶改変モードです。どうしますか?』
律『記憶改変モードです。どうしますか?』
紬『記憶改変モードです。どうしますか?』
唯『記憶改変モードです。どうしますか?』

憂「えっと、修正モードで。お姉ちゃんの性格に関する認識を・・・」


ジージーウィーンウィージジ・・・

律「唯は一個覚えると別の事を忘れるよなー」

澪「ちょっと変わってる」

紬「それも唯ちゃんの個性よ~」

唯「えへー。照れますなぁ」


憂(よし!うまくいったよ!)

憂(あとはお姉ちゃんの記憶プログラムを、新しいデータをインプットしたら自動的に他のデータをランダムに削除するようにして、と)

カタカタカタカタ

その夜

唯「うい~。今日はみんなにいっぱいギター教わったんだよー」

憂「良かったねお姉ちゃん!」

唯「お腹空いちゃったよ~」

憂「今ご飯作るね!」

唯「憂のごはん♪憂のごはん♪」

憂「お待たせお姉ちゃん!」

唯「わーい!」

唯憂「いただきまーす!」

憂「ぁむ、んむ」もぐもぐ

唯「パクパク、もぐもぐ」カチャカチャ

憂「お姉ちゃんおいしい?」

唯「憂のごはんはいつも美味しいよ~もぐもぐ」カチャカチャ

憂「そっか。ありがとお姉ちゃん」

唯「いつも美味しいごはんをありがとう憂~」

憂「えへへ」

唯憂「ごちそうさま~♪」

憂「じゃあ食器洗うね」

ジャー

唯「ありがとう憂」

ジャブジャブ

憂「ううん。いいんだよ~」

唯「それじゃあ私もう寝るね」

憂「おやすみお姉ちゃん」

唯「おやすみういー」

憂「ふんふふーん♪」

ジャブジャブジャブジャブ

唯『スリープモードに入ります。翌起動時間、設定1。起こされるまでです』

ピピッウイゥン・・・

唯『ピピ。新しいデータを検出。記憶削除モードを起動します。記憶削除中』

ウィーガガジージー

唯『再起動します。再起動まで残り25秒』

ウィーウィージジー

翌朝


憂「お姉ちゃーん!朝だよ~?」

唯『平沢憂の声を確認。スリープモード解除』

ガガジージーウィーウィーン

唯「ういー。おはよー」ぽけ~

憂「おはようお姉ちゃん。朝ごはんできてるよ」

唯「ごはん?ごはんってなあに?」

憂「えっ?」

唯「ねえ憂。『ごはん』って何?」

憂「お、お姉ちゃん?」

唯「ごはん、ごはん、ごはん、ごはん?」

憂「昨日も食べたでしょ?」

唯『ピピ。昨日の記憶を確認』

ウィーンウィーン

唯『記憶に矛盾が発生。シャットダウンします』

ウィーーーーン

憂「お、お姉ちゃん!」

唯『ういーういー』

ウゥン・・・

憂「はわわ!お姉ちゃんがバグっちゃった!」

唯「・・・。」

憂「きっと例の記憶削除機能のせいだ。何とかしなくちゃ!」

憂「あーあ。自分で余計な機能付けてバグを招いたんじゃ世話無いよぉ」

カタカタカタカタ

唯「・・・。」

憂「ううっごめんねお姉ちゃん。風邪で休んだことにするね?」

カタカタカタカタカタカタカタカタ

唯「・・・。」

憂「ふぅ、新しくデバッグモードをつくって重要な記憶は消えないようにしたよ」

憂「これでもう大丈夫だよね?」

唯「・・・。」


部室

紬「今日はお茶とケーキを持ってきたのよ♪」

唯「おっ!休憩しよー」

律「いいねぇ」

澪「練習してからだぞ!」

唯「いいじゃんいいじゃん~」

律「リラックスも大事だよ澪~」

澪「もう。仕方ないなぁ」

紬「ふふっ。みんなで食べましょう?」

紬「はーい、お茶よ~」こぽぽぽ

唯「わーい!」

律「おー!ケーキもいろいろあるなぁ」

澪「美味しそうだな」

紬「好きなものを選んでっ!」

唯「私これ!」

律「私こっち~」

澪「じゃあ私は、と」

紬「いただきまーす♪」

唯律澪「いただきまーす!」

唯「パクパク!おいしー♪」カチャカチャ

律「あー。紅茶とケーキなんて優雅だな、ゴクゴク」カチャ

澪「ま、まぁ。休憩も必要だしな。もぐもぐ」カチョカチャ

紬「喜んでもらえてよかったわ~」コポポ


唯『ピピ。デバッグモード起動。他機との同期先を探しています・・・琴吹紬と同期。バグのチェック中』

紬『ピピ。平沢唯と同期中。バグをチェック中』


憂(他の皆さんと同期して、記憶に矛盾が無いかチェックできるようにしたから
これでバグは減るはずだよね?)


紬『ピピ。4件のバグを検出しました』

唯『ピピ。バグを消去。再起動まであと20秒』

ウィーンジジー

律「ふいー!いっぱい休憩した~」

唯「やっぱり休憩するとスッキリするね!」

澪「適度な休息は効率も上がるしな」

紬「ティータイムはこれからも続けましょ?」

唯「そうしましょー!」ふんす!


憂(バグが直ってよかったねお姉ちゃん♪)


おしまい!

思いついたらたら第二話とか書くつもり

ある日

唯「ういー、朝練いってきまーす!」

憂「はーい。いってらっしゃいお姉ちゃん」

憂(ふふっ、お姉ちゃん毎日楽しそう!軽音部に入って本当に良かったねお姉ちゃん!)

唯「急がないと~」タッタッタ


トラック『ブォオオオオオオオオオオンn!!!』

唯「・・・え?」


キキーッ ドガーン!!

憂「お姉ちゃん!!?」

憂「お姉ちゃん!?お姉ちゃんっ!!」ダッ

唯『ビビ、ガッ』プスンプスン

憂「ううっ、酷いよぉ。お姉ちゃんがバラバラになっちゃった・・・」ぐすん

運転手『緊急事態発生。待機します。緊急事態発生。待機します。』

憂「あぅ、いつもの登校時間には絶対に事故に合わないように移動ルートを組んでるのに」

唯『・・・。』ボロリ、ガチャン!

憂「朝練の時間にも障害物自動回避機能をonにしなくちゃいけないよぉ」

憂「ぐすっ、ごめんねお姉ちゃん。今なんとかするから、今日の朝練は諦めてね?」

唯『・・・。』

運転手『緊急事態発生。待機します。緊急事態発生。待機します』

憂「お姉ちゃんの予備の機体は、と」

ガチャガチャ

ゴロリっ

唯『・・・。』シャキーン
唯『・・・。』ボロっ

憂「お姉ちゃんの今朝起きるまでのバックアップデータを新しい機体に同期させて、と」

チュイーン

唯『ピピ。フリーモードで起動。前回の同期の記録を削除し、記憶を上書きしますか?』
唯『・・・。』

憂「えーっと、はい!」カタカタ

唯『ピピ。新たな同期を検索中・・・同期を開始します。残り4分』ジージーウィーン
唯『・・・。』

憂「これで一安心だよぉ」ほっ

唯『ピピ。起動します。』ウィーゥ

唯「・・・ふぇ?」

憂「あ、お姉ちゃんようやく起きた」

唯「ういー?今何時?」

憂「お姉ちゃん、何度も起こしたんだけどね?」

唯「んー?えっ?はわわっ!遅刻だぁー!」がばっ

憂「あ、お姉ちゃんご飯は!?」

唯「パン咥えて行く~!」バタバタ

ツルッ

唯「ふわっ!?」

ドスン!

唯「いてててて・・・」

憂「お姉ちゃん、大丈夫?」

唯「転んじゃった。いてて、いってきまふ」のそのそ

憂「う、うん。いってらっしゃい」

唯「いってきまーす!」タッタッ


憂(お姉ちゃん、ごめんね)

唯?『・・・。』ガチャリ

第二話おしまい!

無意識のうちにぱくってて元ネタにない部分を書こうとしたとき
あれ?ってなるタイプ

>>39
元ネタはけいおんだよ

憂「え?お姉ちゃん合宿に行っちゃうの!?」

唯「うん!みんなで海に行くんだ~」

憂「海?」

唯「そうだよ。ムギちゃんが別荘を持ってるんだって~」

憂「そ、そうなんだ・・・」
憂(ノリでムギさんにそんな記憶をインプットしたような気がするよぉ)

唯「明後日出発なんだよ!」

憂「あ、明後日!?」
憂(マズイ!すごくマズイよお姉ちゃんっ!)

憂「はぅ・・・お姉ちゃんが海に行きたがってるよぉ」

憂「でもそんなの無理だよぉ」

憂「どうしよ?どうしよ?」

憂「ううっ、明後日までは無茶だよー!」

憂「こ、こうなったら!」ふんす!

唯「海だー!!」

澪「すごいな!プライベートビーチにスタジオ付きの別荘!」

紬「ふふっ♪」

律「遊ぶぞー!!」

澪「まずは練習だっ」

律「じゃあ澪は練習な」

唯「水着水着~♪」

紬「日焼け止めも忘れずにね」

澪「ううっ、私も遊ぶ~!」

ウィーン
ピピ
ジージー

ザバーン

唯「おお~♪綺麗な海だねぇ」

紬「気に入ってもらえた?」

律「毎日でも来たいね」

澪「うん。本当に綺麗だ・・・」

ザバーン・・・

ウィーンウィーン

憂「ごめんねお姉ちゃん。皆さん」カタカタ

憂「お姉ちゃんはこの街の外には出られないんだ」

憂「だから、せめて夢の中で合宿を満喫してね?」カタカタ

唯「あははっ!気持ちいいね~」バシャバシャ

澪「それっ!」バシャア

律「あははっ!冷たっ」

紬「それー!」バシャ

4人「あはははは!あはははは!」


ウィーウィーン
ジジー


憂「疑似映像でごめんなさい。本当の海は皆さんには毒なんです」


唯「・・・。」
紬「・・・。」
澪「・・・。」
律「・・・。」

ウィーンウィーン

憂「いっぱい楽しんでねお姉ちゃん」

第三話
おしまい!

唯「ういー、今日も天気がいいねぇ」

憂「そうだねお姉ちゃん!」

唯「ポカポカしてくると眠くなるよね?」

憂「えへへ、お昼寝してていいよ~」

唯「うーん、じゃあちょっとだけ・・・」
唯『ピピ。スリープモードです。3時間後に再起動。』ウィーン

憂(お姉ちゃんは日向ぼっこしながらお昼寝するのが大好きですっ!)

唯『ピピ。再起動中』ウィウィー
唯「んー、よく寝たぁ」むにゃむにゃ

憂「おはようお姉ちゃん♪」

唯「おはよう憂~」

憂「お姉ちゃんぐっすり寝てたよ」

唯「毎日天気が良いから、毎日お昼寝するのが癖になってるんだよー」

憂「そうだよね。ずっと毎日晴れだもんね」

唯「ういー、晴れってなぁに?」

憂「何でもない。気にしないでお姉ちゃん」

唯「うん?じゃあ気にしないね」
唯『ピピ。ただいまの会話の記録を削除中。』

憂(危ない危ない)

憂「お姉ちゃん、もう夕方だよ」

唯「本当だ。太陽が紅くなってるねぇ」

憂「晩ご飯何がいい?」

唯「憂のご飯ならなんでもいいよ~」

憂「うーん、じゃあカレーでいいかな?」

唯「うん!カレー大好きー!」

憂「じゃあお姉ちゃんの大好きな甘口カレー作るね!」

唯「わーい!」パタパタ

憂(お姉ちゃんは甘口カレーが大好きです)

唯「憂のカレーだぁ♪」

憂(私は中辛くらいでも食べられるけど、お姉ちゃんが好きな甘口カレーが私も大好きです!)

唯「ういー、テーブルキレイにしたよ~」

憂「はーい、こっちもカレーできたよー♪」

唯「えへー。いただきまーす」

憂「お姉ちゃん召し上がれ~」

唯「パクパクもぐもぐ」カチャカチャ

憂「お姉ちゃんおいしい?」

唯「うん!すっごくおいしいよ~!」カチャカチョ

憂「えへへ///」

唯「パクパク。やっぱりカレーは甘口だよぉ♪」カチャカチャ

憂「ふふっ」パクっ


憂(お姉ちゃんがおいしいって言ってくれるから、なんだか私もいつもよりおいしく感じます!)もぐもぐ

唯「ふいー。ご馳走様~」

憂「洗い物済ませちゃうね」

唯「憂、いつもありがと~」

憂「私が好きでやってるんだもん♪」

唯「私も手伝うね!」

憂「ううん。お姉ちゃんは座ってて?」

唯「そう?じゃあテレビ観てようかな?」

憂「うん♪」

憂「・・・。」ガチャ、カチャカチャ

ゴミ箱『べちゃっ、べちょ、ぼとっ』

憂「さて、洗い物洗い物」ジャージャブジャブ


唯『・・・・・・。』
tv『ザァァァァァァァ(砂嵐)』


憂「お姉ちゃーん。洗い物終わったよー」

唯『ピピ。』
唯「憂ありがとう!こっちにおいで?」

憂「はーい♪」

唯「ういー、見てみて」

憂「なぁにお姉ちゃん?」

唯「お月様がキレイだよー」

憂「わぁ・・・本当だね」

唯「今日も綺麗な満月だねぇ」

憂「そうだねお姉ちゃん」

唯「まん丸だねー」

憂「月が綺麗だねお姉ちゃん♪」

唯「えへへへ~」

憂(桜が丘には空がありません)

憂(天井のスカイスクリーンに映し出された擬似的な空と、光源である人工太陽があるのみです)

憂(人工太陽は真上から動かないので、昼は太陽、夜は月の役割として光を発します)

憂(時間の経過とともにスクリーンに映し出された空の色と、人工太陽の光の強さと色が変化します)

憂(天気も『雨』や『晴れ』といった概念は無く、常に『いい天気』が保たれています)

憂「お姉ちゃんたち、デリケートなので・・・」

憂(でも、そんなある日・・・)


憂「え?お姉ちゃん合宿に行っちゃうの!?」
唯「うん!みんなで海に行くんだ~」


憂「お姉ちゃんたちには海なんて無理だよぉ」

憂「そもそも海はこの町には・・・」

唯「あははっ!気持ちいいね~」バシャバシャ
澪「それっ!」バシャア
律「あははっ!冷たっ」
紬「それー!」バシャ
4人「あはははは!あはははは!」


憂(四人は私が急遽作った仮想現実の海で合宿を楽しんでいるみたいです!)

憂「良かったねお姉ちゃん!」

憂「ふぅ、皆さんのボディはちゃんと私がメンテナンスしておきますからね」

憂「あ、ついでに人工皮膚を日焼けしたバージョンに換装しておこうかな?」

唯「・・・。」
紬「・・・。」
澪「・・・。」
律「・・・。」

ウィーンウィーン

憂「いっぱい楽しんでねお姉ちゃん!」

唯「ふぁ、疲れた疲れた~」

澪「結局一日中遊んじゃった・・・」

律「まあ、いいじゃんか。澪も楽しかっただろ?」

澪「むぅ」

紬「はぁ、遊んだわねー」

唯「うん。もうすっかり太陽が沈んじゃってるよ・・・」


唯「えっ?」

唯「た、太陽が沈ん・・・で・・・!?」

紬「えっ、えっ!?」

澪「太陽がしずむ・・・!?」

律「う・・・ぁ・・・」

ウィーンウィーン
ジー
ガガ・・・ウィー


憂「え?お姉ちゃんたち全員にエラーが出てる?」

唯「太陽、太陽が・・・」ビー、ガガ
澪「太陽沈んだ太陽沈んだ太陽沈んだ」ウウィー
律「何で・・・タイヨウが・・・?」ジー
紬「タイヨウハ・・・シズマナイ、ハズ・・・」ガガ


憂「わわっ!大変だよっ!」カタカタ

憂「仮想現実の擬似映像のチェックが甘かったよぉ」カタカタ

憂「お姉ちゃんたちがバグっちゃった!大変だぁ・・・」カタカタカタカタ

唯『記憶の再編が完了。再起動を開始します。ピピ。ウィーン。」
澪『記憶の再編が完了。再起動を開始します。ピピ。ウィーン。」
律『記憶の再編が完了。再起動を開始します。ピピ。ウィーン。」
紬『記憶の再編が完了。再起動を開始します。ピピ。ウィーン。」

唯「憂ーただいま~」

憂「お姉ちゃんおかえりなさい♪皆さんも冷たいものでも飲んで行ってください」

律「お、いいの?」

紬「せっかくだから、お邪魔して行っちゃいましょうか?」

澪「それじゃあ憂ちゃん、お邪魔します」

憂「はい、どうぞ~」

憂「はい、どうぞ」

カチャコト

澪「ありがとう」
律「いただきまーす!」
紬「冷たーい♪」
唯「アイスティーだー」

憂「皆さん合宿ではどんな事をしたんですか?」

唯「えっとね。昼間は海で泳いだよー」

律「夜は花火だしたよな!」

澪「おいおい。それじゃあ練習しなかったみたいだろ?」

紬「とっても楽しかったわ~!」

憂「それは良かったですね♪」

第四話
おしまい!

けいおんファンの交流企画のお知らせです

あらゆる媒体で活動するけいおんファンを一同に集め、
10日にわたって掲示板上でひたすらけいおんの話をする企画です

けいおんにまつわる事なら何でもありのお祭りです
参加者の過去の二次創作物の話題や、新作の公開
同人誌の宣伝やけいおんグッズいっぱいのオタ部屋写真公開やカップリング語りなど
他にもけいおん映画bd・dvdの実況や様々な企画を好きにやって構いません!

日時は7月28日から10日間
是非覗いていってください

けいおん!大茶湯
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/15544/


唯「ういー、学祭ライブでボーカルやることになったよー!」

憂「本当っ?やったねお姉ちゃん!」

唯「うん!今日からはもっと練習頑張るよ~!いくよーギー太ぁ!」ジャジャーン♪

憂「お姉ちゃんかっこいい!」

唯「君を見てるとーいつもハートドキドキ~♪」ジャカジャン

憂「わぁ!それ学祭でやる歌?」

唯「そうだよ~」ジャカジャンジャカジャン

憂「お姉ちゃんすごくかっこいい!」

唯「ありがとう憂、もっと頑張っちゃうね!
揺れる思いはマシュマロみたいにふーっわふわ♪」ジャカジャンジャカジャン

憂(お姉ちゃん、すごいなぁ・・・)

唯「ああ、かーみさーまおねーがいー♪二人ーだーけーのドリームタイムくだーさい♪」ジャカジャカ

憂(お姉ちゃんが楽器を演奏したり、歌を歌えるようにしたのは私です)

唯「お気にー入りーのうさちゃん♪抱いてーえこんやーもおーやすっみ♪」ジャンジャン

憂(それでも軽音部に入る事を決めたのも、みんなとこの曲を作りボーカルをやると決めたのもお姉ちゃんです)

唯「ふわふわっターイム♪ふわっふわターイム♪」ジャカジャカジャンジャン

憂(それはとても素晴らしい事に思えました)

ジャジャッ♪ジャジャッ♪ジャーーン♪

憂「お姉ちゃんすごいすごーい!」パチパチパチパチ

唯「いえーい!」

憂(音楽という羅列された有限数列の中で、その曲と歌はとてもお姉ちゃんと、軽音部の皆さんらしい物でした)

唯「本番まで頑張るよー!」ふんすっ

憂(私には、お姉ちゃんがお姉ちゃんらしくあることが何よりも嬉しかった日です)

唯「ういー、本番を楽しみにしててねっ!」

憂「うんっ」

数日後

さわ子「特訓よー!」

唯「ごえがでなぐなっぢゃっだー!?」

憂(はわわ、今からじゃ本番までに声帯のスペアパーツは間に合わないよぉ!)

憂「残念ながら、この時の学祭ではお姉ちゃんの歌声は聴けませんでした
でも、きっと来年やその次の年にお姉ちゃんたちは素敵な演奏と歌で私を感動させてくれるはずです」


第五話
おしまい!

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