京太郎「俺の姉は」照「インハイチャンプ」【安価】 (226)


※須賀京太郎の育成も出来るギャルゲー(スレ)

※設定改変がメガてんこ盛り

※恋愛描写盛りだくさん

※京太郎総受け(まともな奴は彼しかいません)  

※話や世界が一転二転することはよくあること

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【某日 東京】

記者「都大会が近いですが、意気込みはどうですか?」

照「今まで通りに打つだけです」

記者「宮永選手の活躍には、プロも期待していると思いますよ。ご家族の反応は?」

照「そうですね、優勝したら真っ先に伝えたい人はいます」

記者「ご両親ですか? それともご兄弟でしょうか?」

照「兄弟です」

記者「なんと、宮永選手には兄弟が? 妹さんですか?」

照「私には妹はいません」

記者「では……」


照「弟です」キリッ



【翌日 白糸台高校】



照「……」タンッ

後輩1「うわぁ、やっぱり宮永先輩ってカッコイイよねぇ」キャッキャ

後輩2「麻雀を打ってるだけで様になるっていうかさぁ」ウフフ

 ガチャッ

菫「何を喋ってるんだ? 練習中だろう」

後輩1「あっ、弘世部長!」

菫「ん? ここにいたのか照。今日はミーティングだと言った筈だ、何をこんな場所で……」

照「……」ブルブル

菫「これは? ま、まさかもう!?」

後輩1「え? どうしたんですか?」

菫「いかん。照、こっちに来い!」グイッ

照「……」ズルズルズルズル

後輩2「だ、大丈夫ですか?」

菫「気にしないで練習を続けろ。いいな?」

 バタン

後輩1「あれ、どうしたんだろう?」

後輩2「さぁ?」



菫「はぁっ、はぁっ」

照「……」

菫「照、お前やはり」

照「うっ、うぅぅぅぅっ!?」ジタバタ

菫「! 亦野! 亦野はどこだ!?」

 ダダッ

誠子「ここです!」

菫「照の発作だ! 薬をもってこい!!」

誠子「は、はいっ!」

 タッタッタッタッタッタッ

照「ぁうぁぁぁぁぁっ!?!」モガモガ

菫「くっ……」ギュッ

誠子「お待たせしました!」

菫「よし、でかした! 照! これを見ろ!」サッ

照「!!」

   /  /     |  ハ       |  | i 、 ヽ  \     \_
.   i  /     |  | |       |  | |、 i  ゙、 、 \_     _>
   |  i   | i  |  | |       |  ハ ハ _i!_ i   \ ヽ` ̄ ̄
   |  |   |+--|、_|! |   | i! ,/.ィ'|"i´ ハ  | i  ヾ 、 ヽ
   |  |   |.|ヽ |、_|王!ー  |./i .;"´/=、!/ | ! |   \ 、i      人
.   !. r|   i.|、!,,ィ'":::._iミi!  |/ /彳:::: r:!ヽ,| ,イ | 、_   \      `Y´
.   | |^!.  N 《 _、o;;;;i_ 丶、/ / ┴゜‐'"´ !イ | λ i` ー--ヽ
    ! | i、i、 ゙、  ` ̄ ̄   メ(        /^|イ `、|
   ノi \ヾi:.、、         i!      i ノリ   `
    |  ヽ__i                 |イ|/
    ヽ i、  i    ____....,     |/
      ヽ!、  i\   `ー-- ―'´  /、!
       i !i 、 \     ̄´  /!/       人
         |ハ,i、! 、 \      / ./.|       `Y´
         ト、! ゙、  `ー---'′ /|V          ※京太郎の写真

照「!! 京ちゃん!」ガバッ

菫「っつぅ!? 腕ごと噛み付くな!?」

照「がるるるるるるっ!」ガジガジ

菫「わ、わかった! これはお前にやる! だから離せ!」バッ

照「はぅぁぁん……京ちゃん」ペロペロ

誠子「ひぃっ!?」

菫「危ないところだった」フゥー

誠子「あの、前から気になってたんですけど……この写真の男って誰なんですか?」

菫「ん? あぁ、これは照の従兄弟らしいんだが」

照「! ちがう」グルリ

菫「照! お前、もう意識が?」

照「うん。さすがに京ちゃん断ち一週間には限界があった」

誠子「(なんだそれ)」

菫「それで、従兄弟じゃないならなんなんだ? お前には妹しかいないと聞いているが」

照「……妹なんかじゃない」

菫「なに?」

照「私には、京ちゃんしかいないんだから……」

え、なにこれは(歓喜)

え、なにこれは(歓喜)



【某日 清澄】


京太郎「よっ。おはよう咲」

咲「おはよう京ちゃん。今朝は早いね」

京太郎「あぁ。ちょっと早めに起きてみたんだ」

咲「ふぅーん? 珍しいこともあるんだー」

京太郎「なんだとー」グリグリ

咲「いひゃいよぉー」ムニー

京太郎「たくっ。あんまり俺を馬鹿にすんなよな」

咲「だって、京ちゃんってば遅刻の常習者だし」

京太郎「あのなぁ、中学の頃遅刻していたのは朝練が長引いてたからだっつぅの!」

咲「……」プクー

京太郎「な、なんだよ?」

咲「ふんっ。だって京ちゃん、中学時代はいつもハンド、ハンドって……」

京太郎「別にいいだろ。スポーツくらい」

咲「よくないもんっ!」

京太郎「なんでさ!」

咲「だって、その……私が、寂しい、し」ボソボソ

京太郎「……あー、ごめん」

咲「ううん、分かってるよ。京ちゃんは……自分の半身を失ったことを、スポーツで紛らわせたかったんだって」

京太郎「咲」

咲「あっ」

京太郎「いいんだよ。アイツはほら、今頃あの世で魚と戯れてるだろうし」

咲「でも」

京太郎「それに、俺にはお前達がいたからさ。姉妹には困ってねぇよ」ポン

咲「……うんっ」


 この俺、須賀京太郎には双子の姉がいた
 とはいっても、色々な事情が重なってソイツはもうこの世にいないんだけど……

京太郎「(ちゃんと俺の中に生きているから)」

 悲しいなんて思わない
 そりゃ、最初の頃は何もやる気が起きなかったけどさ

 俺を支えてくれた二人の従姉妹が――俺の力になってくれた

京太郎「そういや、叔父さんは元気にしてるのか?」

咲「うん。でも、ほら……時々、悲しそうな顔をしてるよ」

京太郎「だよなぁ。叔母さんも、照姉もいなくなっちゃって」

咲「……ごめんね。全部、私のせいだから」

京太郎「だからそれやめろっての」グニグニ

咲「やめへよぉー」ムニー

         ,  ´    /V    <⌒`
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     /イ' 从 {  =====∨\ }  ̄  |ノ `\   ____
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      |////////////()//// ̄Vノ >,   __      ,イ_ノ/ \|
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      //////// し'--く/  {:.:`\....、 /........//r、/ )-、
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     //////////∧            [二] ̄  ∧_二}´

京太郎「いいや、やめないね」

咲「ふぇぇぇ」

京太郎「お前は! 昔から! すぐネガりやがって!」グニグニ

咲「うぅぅ……もぉぉ(でも、京ちゃんの指あったかい)」ドキドキ

京太郎「あれ? お前なんかほっぺ熱いぞ?」

咲「え?」

京太郎「もしかして風邪じゃないか?」ピトッ

咲「ひゃぁぁっ!?」

京太郎「うぉわっ!?」

咲「も、もももも」

京太郎「桃?」

咲「もぉぉぉ!! 京ちゃんの馬鹿! デリカシー無し!」

京太郎「はぁ?」

 とまぁ、咲とはいつもこんな感じ
 昔はここに――照姉もいたんだけどな

 今頃、何してるんだろうか



【今頃】

照「はぅぅ、京ちゃぁん会いたいよぉ」ペロペロ

尭深「あの写真、朝からずっと舐めてるんですけど」

菫「こうなることが分かっていたから没収していたんだが」


照「京ちゃん……はぁ、はぁ、可愛いよぉ、もっとこっち見てぇ……うぇひっ、うぇひひっ」ペロペロ


誠子「マジキチじゃないですかやだー!」

菫「もう慣れっこだ。それより、淡はまだ来てないな?」

誠子「はい。でも、アイツがどうかしたんですか?」

菫「いいか? 絶対に淡にあの写真を見せるなよ」

尭深「何かあるんですか?」

菫「……知らない方がいい」

照「どうかしたの?」キリッ

誠子「あ、もういいんですか?」

照「充電は完了した、問題無い」

菫「なら写真はしまっておけ。失くしても困るだろう」

照「うん。胸の中にしまっておく。これで私と京ちゃんは常に一緒」ホクホク

誠子「あ、はい」

菫「……はぁ」

淡が姉か?


【その頃 長野】


咲「ねぇ、京ちゃんは何部に入るか決めたの?」

京太郎「ん? そうだなぁ、特には考えてないな」

咲「清澄にはハンド部ないもんね」

京太郎「そうなんだよ。かといって今更別の運動部も微妙だし」

咲「じゃあ帰宅部でいいんじゃない?」

京太郎「帰宅部ぅ? 暇じゃん」

咲「暇でいいの! ほら、私と一緒に図書館とか行けるよ!」

京太郎「やだ」

咲「むぅぅ!」ペチペチ

京太郎「あいたた、やめろよ咲」ペチペチ

咲「ひゃぅっ。京ちゃんこそやめてよぉ」

咲一巻のMVP野郎「咲ちゃんはいい嫁さんだなぁ」

咲「嫁さん違います! ただの従姉弟ですから!」

京太郎「まぁな」

咲「あと、京ちゃんは部活に入っちゃだめ!」

京太郎「なんで?」

咲「なんでって、それはその……」

京太郎「?」

咲「うぅぅ! いいから! ほら、部活なんて面倒だよ?」

京太郎「でもさ、可愛い女マネと知り合いになれるかもしれないし」

咲「え?」

京太郎「高校でくらい、彼女欲しいんだよ俺は」

咲「京ちゃんに……彼女?」ワナワナ

京太郎「ああ。できればそうだなぁ、おっぱいが大きくてー、頭がよくてー、ピンク髪でー、敬語でお淑やかな彼女が欲しいなぁ」フフフ

咲「か、かの、おっぱい、おおきぃ……」ウプッ

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咲「あ、ありえなぃ……そんなの、絶対、ユルサナイ」ギリッ



京太郎「咲?」

咲「あはっ、何?」クルッ

京太郎「いや、なんか気分悪そうだったし」

咲「ソンナコトナイヨ」

京太郎「そっか? ならいいけど」

咲「……大丈夫。京ちゃんは私が守る、泥棒猫なんて……」ブツブツ

京太郎「(そういや俺ってなんで彼女出来ないんだろう)」

 こういっちゃなんだが、顔はそう悪く無いと思うんだけどな

京太郎「なぁ咲」

咲「え?」

京太郎「俺の顔って、どれくらいイケメンなんだ?」

咲「京ちゃんの顔?」

京太郎「うん」

咲「……そうだね」


【ステータス判定】


 京太郎の容姿レベル

↓のコンマ ゾロ目なら二倍



咲「うーん、そうだね」

京太郎「なんだよその顔は?」

咲「え? だって、京ちゃんの顔でしょ?」

京太郎「おう! 悪くないだろ!」

咲「32点ってところかな」

京太郎「ん? 32……え?」

咲「100点満点中でね」

京太郎「お、おい? それってかなり悪くないか?」

咲「例えるなら、そうだなぁ」


100   世界一位
90~99 国内無敗
80~89 超人気タレント
70~79 ジャニーズ
60~69 イケメン
50~59 雰囲気イケメン
40~49 チョイイケ
30~39 普通面
20~29 チョイブサ
10~19 ブサメン
00~09 顔面崩壊


咲「こんな感じ」

京太郎「ふ、普通の中でも下位なのか……」

咲「で、でも私は京ちゃんのこと、大好きだよ……//」ゴニョゴニョ

京太郎「マジかよ……くそ、俺、どんだけ自信家だったんだ!」

咲「……むぅっ」



【その頃】

照「ツモ!」ギュルルル

菫「くっ、流石に止められないか」

誠子「やっぱり強いですね」

照「ふふっ、京ちゃんパワーのお陰」スリスリ

尭深「また写真を……」

誠子「ぶっちゃけ普通面の下位レベルなのに、どこがいいんだろう」ボソッ

照「!」ピクッ

菫「おい、待て亦野!? 死にたいのか!?」

誠子「え?」

照「私の可愛い京ちゃんに、よくも……!」ギリッ


                          ――― 、      /;';';';';/
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.     ((// -‐ァ\;' \/.     |       V)炒`. \{‐ァ'≦芹トリ /}/}  ∧{.: : : : : : : : : : : : : : : : :. :. :.|
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                          {/   ̄\  \                           ,
                          /        ∨  ∧         __ -‐               ′
                         /         ∨  ∧  __ -ヘ ̄.: : : : : :.‐-  _            ,
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照「万死に値する」ギュルルル

誠子「う、うわぁぁぁぁっ!?」

照「京ちゃんを馬鹿にする人間は一人とて、この地上に痕跡を残さない」

菫「ま、待つんだ照! 今のはジョークだ! なぁ、そうだろう誠子!?」チラッ

誠子「ひゃ、ひゃいっ!」コクコクコク

照「……なら、今回は許す。次は無い」スッ

誠子「あ、わわっ……」シャー

尭深「……」ゴクゴク


【清澄】

京太郎「あー、憂鬱だー」

咲「そんなに自分の顔に自信があったの?」

京太郎「まぁなー。それなりにはイケてるって思ってた」

咲「悪いわけじゃないよ?」

京太郎「そうなの?」

咲「もっと身だしなみに気をつければすごくかっこよくなると思うけど」

京太郎「マジで!?」ガバッ

咲「でも、私は今のままでも……えへへっ」モジッ

京太郎「こうしちゃいられねぇ! ちゃんと身だしなみを強化しなきゃ!」

咲「もぉぉぉ!」

京太郎「?」

咲「まぁ、いいけど。それより、今日の放課後は暇?」

京太郎「暇っちゃ暇だけど、なんで?」

咲「えっとね。ちょっと、買いたい本があって……それでね」

京太郎「ああ、それくらいなら別に……」

 スタスタ

京太郎「ん?」チラッ

         ___ -= : : ̄ ̄ =- .    _
         /:::/  . : : :       \ /::::人
      r‐:::::ヘ/   : : : :      r─=ミ/::::〈
     ノー─/                  |:::::::::::::》-=ミ}___
    〉:::::/   /: :/ : : | . : :. : :|   i \::::::::::|\:::::::::::::>
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     |_/  i: :|: : :| : i: i| : : :| i : | : i__i  i⌒´| |:::::::/\  \: : : : : : : : : :=-
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    八  i: :| :iァテ外 \:| ァテ笊芥ハ:i ル' |: : 八: \: :\  \  =-
.   /::::::\{八从 V(ソ  \  V (ソ ム/  八: : . \ : : : : \ニ=- _
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      |  i / :|ニニ>  __ ,.     :/ニニニニ=-. \: : . \: : \: : : : : :
        ,  i | :|ニニニニト、 ヽ _/二ニニニニニ\\: : . \: : \ : : :
.      /   ∧八二ニニニ|=‐----/ニニニニニニニ=-ヘ, \: : . \: : \
     /  / ∨ \ニニニ|    /ニニニニニニ=- /⌒i   \: : . \: : :
.    /   /   ∨\\,ニ|   /ニニニニ=-.:/ /    \  \: : : : : :

和「……」ジィー

 スタスタ

京太郎「……」ポー

和「……」

 ガチャッ 

 バタン

京太郎「あの子、今……麻雀部に?」

咲「京、ちゃん?」

京太郎「悪い……咲、放課後は用事が出来た」

咲「ええっ?」

京太郎「決めたぜ咲! 俺は、麻雀部に入る!!」デデン

咲「!」



咲「ま、麻雀!? ダメだよそんなの!」

京太郎「なんで?」

咲「なんでって、ほら! 麻雀は昔……賭け麻雀で」

京太郎「俺は別に巻き上げられてないし」

咲「(それは私とおねえちゃんが全力で京ちゃんが凹まないようにしたからだよ!)」

京太郎「とにかく決めたんだ! うぉぉぉ! 俺はあの子を追いかける!!」ダダ

咲「あ、待ってよー!」タタタ

 バターン

京太郎「すいませーん! 入部希望でーす!!」

咲「あ、もぅ! 勝手に行かないでよ!」

和「アナタたちはさっきの……」

京太郎「(おぉ、さっきの子だ! 近くで見るとより……ビッグ!!)」ゴクッ

                 __  /⌒ヽ
                   ⌒\ ∨   ヽ___
                _, ----`      ∨   `ヽ、
             /´               |     \
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                /  /   //  ,∧    / ,イ  l| :.  .  .
            / イ / // : l  |    ' / !  从 |  :   :.
           .'/  ' ' /-|-{ {  |  /}/  | / } }  |    .
           }'  / |Ⅵ { 从  '  ,     }/ /イ   }     .
             / イ | l{   { ∨/      '    }   ∧ :   :.
            ´  | {|从三三 /   三三三 /  /--、| ∧{
                  {从 |     ,            ムイ r 、 }} /} \
                 |                ノ ' }/イ/
       ,. : : :¨¨¨¨: : .、 {               _,ノ

      /: :,: : : : : : : : : :ヽ人       _,..::ァ       r }/
     .': /:/:.,: {: :|: |:|: : !: :.  `     ゝ - '   イ   |/
     /:イ: {:-{、从{ ィ七、|: : |    `  ーr  ´  ___|_
       {从l芯ォ   芯ォ}-:/     ___|     |//////|
    ム  八"     "人'     {|___ノ  __|[_]//∧_
      :     > _^ _イ      /// |____|///////////> 、
          /:{_,/::`\   ///// |   /////////////////> 、
       ∧::::| /::::::イ∧/////// { //////////////////////}

       { / ー^'- ´  { //////////∨///////////////////////|

咲「ム……」

和「お二人共入部希望ですか?」

京太郎「はいっ!」

咲「待ってよ! 私は入ると決めたわけじゃ!」

京太郎「いいだろ別に! 一緒に入ろうぜ!」

咲「でもぉ……」

和「よく分かりませんが、無理強いはしませんよ?」

京太郎「そうだな。じゃあ俺だけで、よろしくな、えーっと?」

和「原村和です」

京太郎「和か、俺は須賀京太郎! よろしく!」

和「……」


【和の好感度判定】

00~09 クレイジーサイコレズ
10~29 最悪
30~69 普通
70~89 好感触
90~99 一目惚れ
ゾロ目 クレイジーサイコストーカー化

 ↓2

和「この私のものとなってください、須賀君!」

和「ゼロォォォォ!!」



和「(なんでしょう、この気持ち)」ドキッ

京太郎「?」

和「(初対面の男性に名前で呼び捨てにされて、私……どうしてこんなに)」ドキドキ

咲「!!」ピキィーン

和「(顔は至って普通なのですが、どこか……安らぐような)」

咲「京ちゃん! これ以上ここにいたらダメ! 逃げるの!」グイグイ

京太郎「なんでだよ!?」

咲「いいから! 原村さんもほら! 京ちゃんの顔をよく見てよ!」

和「え?」チラッ

京太郎「ん?」(容姿32)デデーン

和「はっ!?(そうです。よくよく見れば、至って普通な人ですよね)」

咲「(京ちゃんの良さが分かるのは私だけだもん)」ホッ

京太郎「なんだか知らんが咲、お前ちょっと失礼なこと考えてないか?」

咲「えー? なんのことぉー?」

京太郎「まぁ、いいけどさ」

和「……」

京太郎「それより、他の部員はいないのか?」

和「あ、えっと、もうすぐ誰か来ると思いますけど……」

 ガチャッ

咲「!」

優希「とうちゃーっく!」

久「あら? 随分賑やかね」

まこ「新入部員かのぅ?」

京太郎「おぉ! 可愛い女性陣が連続で!」

咲「……(本能的に察するに、ここ……ヤバイ)」ピキィーン

久「しかも女子がいるじゃない! でかしたわ原村さん!」

和「いえ、私が連れてきたわけではありませんので」

久「まぁなんだっていいわよ。私は部長の竹井久よ」

まこ「二年の染谷まこじゃ」

優希「一年の片岡優希だじぇ!」

京太郎「(このちっこいの以外は要チェックだな)」デヘヘ

久「じゃあまずはそこの鼻の下が伸びてる、アナタの名前は?」

京太郎「あ、えっと。俺は須賀京太郎です!」

咲「宮永咲です」

久「二人とも一年ね。麻雀の経験は?」

咲「えっと……それは」

京太郎「ルールを齧った程度ですよ」

まこ「素人同然というわけじゃな」



久「素人でも嬉しいわ。歓迎するわよ」ニコッ

京太郎「ありがとうございます!」

咲「……はぁ、結局入っちゃうんだ」ボソッ

久「それにしても、二人は仲がよさそうね。カップルかしら?」ニヤニヤ

和「えっ」ズキィン

まこ「確かにそう見えるのぅ」

咲「えぇー? そう見えちゃいますかぁ? やだなぁ、困っちゃうなぁ」デレデレ

京太郎「違いますよ。ただの従姉弟ですから」キリッ

咲「」ピシィッ

和「そうだったんですね」クスクス

久「通りでお揃いの髪型なわけね。その角? っぽいの」

京太郎「そういやこれ、照姉にもあったな」

咲「(京ちゃんのはまだ未覚醒だけどね)」

まこ「ん? 照……姉?」

京太郎「ああ、咲の姉の名前ですよ。俺は従姉弟ですけど」

優希「へぇー」

久「宮永、照?」

咲「(あ、やばい)」

京太郎「そうなんですよ! 照姉は――」

咲「きょ、京ちゃん! いいからほら! 麻雀やるんでしょ!」グイグイ

京太郎「おっと。そうだったな」

久「それもそうね。じゃあ、まずは一年生同士で打ってみる?」

京太郎「いいんですか?」

久「ええ。その代わり、じっくり実力を見せてね」

京太郎「はいっ!」

咲「(ほっ)」

和「よろしくお願いしますね」

優希「覚悟するといいじぇ!」


京太郎「うわー麻雀するの久しぶりだなぁ」

久「ルールはおさらいしなくて大丈夫?」

京太郎「なんとかなると思います」

まこ「出し惜しみせずに頑張るんじゃぞ」

咲「(京ちゃんがいるんじゃプラマイゼロは難しいなぁ)」

優希「サイコロを振るじぇー!」

 コロコロ コロコロ

京太郎「げぇっ!? 俺がラス親かよ!」

優希「起家は頂きー!」

咲「(京ちゃんの力、あれから目覚めてなければいいけど)」

久「さぁて、お手並み拝見ね」

優希「じゃあ始めるじょ」

京太郎「ぼちぼち、行きますか」スッ

 タァーン

まこ「!」


 【ステータス判定】

 京太郎の雀力レベル 
 基本÷2  ゾロ目は数値そのまま
 00のみカンスト

筋力 ↓1 
耐久 ↓2
敏捷 ↓3
魔力 ↓4
幸運 ↓5
宝具 ↓6 


京太郎「ロン!」

久「(早いっ……手作りのスピードは全国クラスだわ)」

優希「東場で私と競うなんて百万年早いじぇ!」

京太郎「……」スッ

優希「ぬがー! ベタオリとは卑怯だじょ!」

久「(しかも冷静に状況を分析、守備も上手ね)」

京太郎「これだ」スッ

和「ロン」

優希「ぐぁぁ! そんな安手に先んじられるなんてー!」

和「残念でしたね」

まこ「(今のは京太郎の差込か? やるのぅ)」

咲「(堅実なんだよね、京ちゃんの麻雀)」

京太郎「よし、次だ」

久「(スピード良し、手も高い、守備も上手い……でも)」

和「ツモです」

咲「……」

京太郎「くそー」

久「(それだけなら、和の完全な下位互換ね)」

100   EX
90~99 A+
80~89 A
70~79 B+
40~59 B
30~39 C
20~29 D
10~19 E
00~09 E-


<<須賀京太郎>>

【ステータス】
筋力 49(B)
耐久 48(B)
敏捷 77(B+)
魔力 08(E-)
幸運 01(E-)
宝具 05(E-)
容姿 32(C)

【スキル】
・無し

【宝具】
・無し



京太郎「かぁー、やっぱ勝てないよなぁ」

久「堅実な打ち筋だったわよ」

京太郎「でも地味ですよね」

まこ「派手な麻雀じゃなくてもええんじゃぞ」

京太郎「どうせならかっこよく勝ちたいじゃないですか」

優希「ふふん! まぁ、心意気だけは買ってやるじょ」

和「久しぶりの打ち筋とは思えませんでしたよ。それに、どこか私の……」ドキドキ

咲「むっ」

久「そうね。なんだか和にそっくりだったわよ」

京太郎「え! そうですか! やったー!」

和「や、やったって……//」カァァ

京太郎「あ、いや! 変な意味じゃなくて、その、だな」モジ

咲「……」ゴゴゴゴ

久「?!」ビクッ

咲「あのー、もう一回いいですかぁ?」ニコニコ

まこ「(なんじゃ、このプレッシャーは!?)」

咲「ね? いいでしょ京ちゃん」

京太郎「おう! いいぜ! また頼むぜ、和!」ニッ

和「は、はい……!」

咲「(私の、京ちゃんに近づく女は――)」ゴゴゴ


三三三三ニ≠三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三=\
三三三ニ≠三三三三三三三_,.-、 f=|´|三三三三三三三三ニf!三三三r‐‐ュ、
三三ニ≠/三三三三ニ_,..-'´   | | |_,.!: : : : : : : : : : : : : : : : :| {: : : : / ィ ヘ \

三三/|//三三三r‐'´    _,..-! |:`¨:__,..--レ' ̄~7: : : :\: : : ヽヽ: :(='==! ̄!=\/
三r-、/ヘfー‐、: : :|  _,..-'´: : : | |: : ::j  | |;  /: : : : :__,ヽ::ノ! } }: : :==キ fニニ、ハ
ニニフ rュ、) f! !_fl: レ'´: : : : : _,..'  |: : : |__j--7 /、: : : :{ f´:!.ヽ`¨ro': :=r==、 r、_ィ=ニハ
ニァ=f |=ノ===、¨: : : :__,.-‐'´   |: : : |: : : ゝ≠}. .:i!ト、ゝ、'⌒V__ノ: : :=、=キ=、| i! /ニハ

ニ: / ,. r、_) v く: : : :/_     _,..: :': : : :|ヽⅥj.. :i!l. ..:i!:.:!(   (: : : : ::=ゝノレ'=| iK三ニヽ
ニゝ'^|_|__,ィ ヘ、__ァ: : : :!  ,..: :'!: : : : : : : ::! Ⅵ|.. :!|. :.:i!_.jゝ‐、 ノ::r、: : :|`¨rュネ| f!ヽ三ニ
ニi:、___コ`ヽ=、:Ⅶ|: ::レ': : : ::|: : : : : : :i: !..::..Ⅵ_j レ'リ´ |: ムノ/ |/ ∨: |__,=、__j__j=='三ニ

三ヽ=テ= {‐‐': :Vj: : : : : : : : ト.:.、: : : : !: i..::...Ⅵ斗≠リ㌣!. /卞、≧j: : : : :∧三三ニr、ヽ

三!: : {ゝ' }: : : : :Ⅵ: : : : : : : :!、..、 、: : :ハ: !::..::!| フセイ: : _:ソハ  心 |: : : :∧三三三ハ
三: 、__ノ_ノ: : : : : :Ⅵ、: : : : : : ト、 \、: : 、:|  レ' i! i、ゝ'_ノ |  ソ. |: : :/ |三三三|ハ
三ニ` ̄=、r=、: : : : Ⅵ\: : : : :',..:...::::\: : 、    ゝ、 `  ノノ // ,:/  /三三=|ⅵハ
三三} /:.| /: : : : :.ヽゝ'\: : : :\.: \`ヽ     `¨ ¨    / |  /三三三|  リ
三三|_/: :|_/: 、丶、: : :ヽ‥'`ー  ヽ                  .レ'三=ト三リ
三ハr=、 r=、、: :\\ゝ: : 、::'     `                 /三≠V∨/
三!、ゝ': :ゝ'\`ヽ:\ :.: ̄`        ,              ∧三≠ |/
Ⅵl \三三∧:: :: :.,:'            `             / /ノ


優希「ひっ!?」

久「これは――!?」


咲「カン! カン! もいっこカン!!」

 カシャンカシャンカシャン

久「三連続暗カン!?」

咲「リンシャンツモ! 三槓子三暗刻対々ドラドラドラ!!」

優希「さ、三倍満……」

和「私の親が……」

咲「さぁ、次は優希ちゃんの親だね!」

優希「じぇ、じぇ……」タン

咲「カン」

優希「ひっ!?」

咲「もいっこカン、カン!」バラバラ

京太郎「ちょ、おい咲!」

咲「リンシャン三槓子対々、満貫止まりかぁー」

京太郎「(いかん。悪い癖が出始めたか)」

久「なんて子なの」ドンビキ

咲「麻雀って楽しいよねっ!」ニコニコ

まこ「(この気迫、まさか――!)」

京太郎「おい咲。それ、照姉のマネか?」

咲「!」ピクッ

京太郎「ちょいと、笑えねぇぜ」

咲「……どうするの?」

京太郎「まだ点棒は残ってるんだ。戦うに決まってんだろ」

咲「無理だよ、まだ今の京ちゃんじゃ」

京太郎「それでもやるぜ! なんてったって! 次は俺の親だからな!」

和「須賀君……」

久「(メンタルは強いのね。さて、だけどデジタルしか取り柄のない貴方がどうやって彼女に勝つの?)」

京太郎「頼む! 来い!!」サッ


【簡易勝負判定】

↓2  

00~89 完全敗北

90~99 一太刀浴びせる スキル取得

ゾロ目 勝利 宝具取得



京太郎「行くぞ! 咲!」スッ

 ザワッ

久「なに、この感覚――」

まこ「空気が凍てつくような……」

京太郎「……」ザワザワ

優希「京太郎の髪が、たなびいてる!?」

和「!」

咲「まさか、遂にホーンの封印が……」

京太郎「頼む!! 届いてくれ!!」カッ

咲「(いや、ダメ。アレはお姉ちゃんが封印した筈――そう簡単には破られない)」

京太郎「行けぇぇぇ!!」

咲「だから、どれだけ頑張ろうと」

京太郎「リーチ!!」

久「(大きい手! これさえ和了れれば勝負はまだ……!)」



咲「私には届かないよ、京ちゃん」



京太郎「!?」

咲「カン!」

京太郎「俺のリーチに、被せて……」

咲「ツモ!」

京太郎「ぐぁぁぁっ!?」

まこ「惜しかったんじゃが……」

久「やっぱり、あの子は別格のようね」

京太郎「くっ……俺の、負けだ」ガクッ

和「須賀君!?」

咲「あぁ! 京ちゃん!!」ダッ


久「そこにベッドがあるから、寝かせてあげて」

まこ「わしも手伝うけぇ」

咲「す、すみません」

 ボフッ

京太郎「……」

和「眠っているだけのようですね」

優希「穏やかに眠っているじぇ」

咲「ごめんなさい。私が、やり過ぎちゃって……」

久「いいのよ。ああしなければ、やられていたんでしょう?」

咲「!」

久「気づいていたわよ。アナタが須賀君の何かを守ろうとしているってね」

和「?」

咲「……はい」

久「それは、いけないものなのかしら?」

咲「そうじゃないんですけど、ただ」

久「ただ?」

咲「……いえ、まだ言えません」

まこ「……」

京太郎「……みな、も」ウゥ


和「須賀君……」ギュッ

優希「コイツ……」

まこ「……」


【久 優希 まこの好感度判定】

00~29 最悪
30~69 普通
70~89 好感触
90~99 一目惚れ
ゾロ目 クレイジーサイコストーカー化


まこ ↓1
優希 ↓2
久 ↓3



優希「……」ツンツン

京太郎「ふがっ」

和「ゆーき?」

優希「コイツ、東場の私に一発かましてくれたじぇ」

久「それが気になるの?」

優希「別に、それだけじゃ……ないけど」チラチラ

京太郎「……」スヤスヤ

優希「ちょっとだけ、気になるだけだじぇ」モジモジ

和「ゆーきも、ですか」

久「あら、原村さんも気になるの?」

和「あ、いえ! 今のは、その! 言葉のアヤです!」カァァ

まこ「やれやれ。女子の中に男子が入るっちゅうのは……こうなるに決まっちょる」ハァ

久「お冠ねまこ。私は結構、イイ線行くと思うけど」クスッ

まこ「そうじゃな。じゃが、それとこれでは別じゃ」

咲「(あわわ、どうしよう! 京ちゃんがなんだかモテてる!)」

まこ「わしは、まだ京太郎を認めるわけにはいかんのぅ」

久「ふふっ、それも面白いじゃない」


京太郎「う、うーん……」


【夢の中】


 京ちゃん、京ちゃん……

京太郎「この声は……照姉?」

 そうだよ、京ちゃん
 私だよ、お姉ちゃんだよ

京太郎「どこにいるんだよ?」

 ここだよ、ここ
 私はいつだって

京太郎「!」

 ガシッ

照「京ちゃんの傍にいるからね……ふふふふふっ」

京太郎「う、うぁぁぁっ?!」

照「うぃひひひひっ」ペロペロペロペロ

京太郎「あああああああああああっ!!」


 ガバッ


京太郎「はぁ、はぁ……ゆ、夢?」



京太郎「って、ここどこだ?」キョロキョロ

 よく見ると、ここはさっきの部室か?
 もしかして俺……寝ちまった?

京太郎「あぁ、くそ……まだちょっと頭がクラクラする」

 俺、一体何をしようとしたんだろう
 まだ頭の片隅で……

京太郎「まぁいいや。とりあえず起き……」ムニョン

 ムニムニ

京太郎「ん? なんだ、この感触……」チラッ

?「うぅん……」スリスリ

京太郎「えっ」

 おい、おいおいおい?
 なんで、この人が……俺の、横に!?

?「ふぁぁ……うぅ? あ、起きた?」ニコッ

京太郎「な、なんで! なんでここにいるんですか!?」

        . :´: : : : : : : : : : : : : : : : :` 、     イ
      /: : : : : : : : : / : : : : : : : : : : : : .    ニlニ

     /: : : : : : : : : : ,イ: : : : : : : : : : : : : ∧     |
    /: : : :/: : : | l: : :/ | : : : : |!: : |: :|: : : : : :,    イ
    ̄ ̄ ̄| : : : N: :/__:| : : : : ト、__|: :|: : :|: : :′
       i| : : : | ∨ 八:ト、: : | N: リ: : :|l : : |
.        八: : { l  ____ ` \| ___|/ | : 八: : |l
      /:リ \N '~⌒``     ´⌒``〕/ ;__: :八
.     /:/: : : :ハ """"  '  """" '// /: 〔、: :、
    .: /:__: : : :圦 lヽ  r    ┐  // /: : /): :\
    /: l l\\: : : :| .!     ノ  .:'_/ 厶 "/: ト、: :ヽ
    .'  |八 :\\__| .!>  __ . イ´ 、__フ‐<ヽ.: :| \:|
.     .′ V.rヽ _|___       |   /_〔 ̄ | V    〕
        //.へ`ー-:.、Υ   八      l  |
        |{/´ ̄〕    !、___/ヽ    /' \
.         八   '′   l    /  ∧  〈 、   \
      /   \    .'.  /   /_   ∨´   \
     / -‐== /   ∧  / /   :_   :./⌒ヽ. >
    \............./    =- V / -‐=':._    ∨ヽ__/
      Υ⌒/    .′.:〔二〕´     :._    V´/
      |ニ/    :   ∧〔\    八    ∨
      |_V      .! :/ N'  \    个:、_/


京太郎「照さん!」

照「んふふっ……京ちゃぁん!」ダキッ

京太郎「うぉわっ!?」

 バサッ

京太郎「え、えええ?」

照「本物だぁ……本物の京ちゃんなんだよね」ギュゥゥ

京太郎「照、さん……」

照「私、寂しかったんだよ? だから、だからね……」

 ギュッ

照「京ちゃんを取り返しに来たよ」

京太郎「え?」


 俺を、取り返しに?
 だって照さんは東京に行った筈じゃ……

京太郎「あの、俺、何がなんだか」

照「何も考えなくてもいいの。ほら、一緒に行こう」ギュッ

京太郎「あ? え?」

照「ふふ、大丈夫。私が連れて行ってあげるから」

京太郎「照さん、待っ……」

 ガチャッ

照「!」

咲「……何をやってるの? お姉ちゃん」フラッ

京太郎「咲!?」

照「……咲」

咲「その手を離して、お姉ちゃん」

照「嫌。それに、私はアナタのお姉ちゃんじゃない」

咲「っ!!」

京太郎「照さん、喧嘩はやめてください!」

照「うんっ! やめるっ! ごめんねっ! 咲!」エヘヘ

咲「」ブチッ

:;,.:;,.:;,:;:;,:.;:,.:;,...:...;:;.....:;::;;...               ....:;.:,:;,:.:.:,,,:;:;,,,,.,:;::,.,:;;:.,.:;::,;.:;,:.;:,;,.;
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:,;.:;.;.;;.:,;.:;,::,:::.;,:..;:,;.,:.;    |Λ:〔ト、'.ニニヽ|-ニニノイノ .ノ    }. 斗'        ::;:;,.
:;,.:,;:,:.:.;.:.;:;,:;.:,;:;.:,:,:.;:  ノ)   `}:入       /ン     ´           ;:,.;:;
:.;,:.;:,:.,::.:,:.;,:;.:,;:;.:;:    `    }Λ{:.>r--- ´l<_                   ,:,;.:;
:,;:.;..;,:;.:,;:::.;,:;.:;:   ___   r--y''"´ |   ノ    ̄二二ヽ  .  -‐'フ    .,:.;:,
:,;.:;.:,::.:,;.::,;...:;  ./    )  .|     ‘. ̄´ /   .ィ⌒ 、 ヽ'く   /    '',,::
:,;:.;.;,:;.:;,:;,:;:,;:..   l 厂 ̄   Λ     ‘. ./  .イl7    、  ` ァ        ;:.,:;.
:,;:;.:;,:;...:.:.:...:,;:,.. ヾ     イ  \    ‘ / .ィl|:|ル      \/     ,.....,:,:;.:,
:;,:.;;.......;,:;,:;.:;,,,.;:,:.,,...  く\  .|弋≧=彡□≦=-彡 、    /ム      ,..,:.;,:.;,:,;.:;
:,;.:.;;.;,:::;,:,:.;.;;.,:;:,:,:,:;..;.;,:;. \\ :|   ̄ /liノ心     〕ト、//ヽl  ,.,,:;,.:;,:;.,:;.:,:.,.:,;:

咲「わかったよお姉ちゃん。そっちがその気なら――」ザワッ

照「やる気? ……別にいいけど、咲じゃ私には勝てないよ」

咲「そんなこと!」

京太郎「喧嘩はやめてください」

照「うんっ、やめるぅ~♪ ごめんね咲ぃ」ダキシメッ

咲「ぁぁああああ!! 京ちゃんから離れてっ!! 離れてよぉ!!」グイグイ

照「嫌だ」

咲「っ、うぅぅぅ!!!」

京太郎「落ち着けって二人とも」

照「私は落ち着いてるもん」スリスリ

咲「……(ここで争っても、私の心象が悪くなるだけ)」ギリッ

照「あぁ、京ちゃんの匂いだぁ」クンカクンカ



京太郎「あの、照さん。よくわかりませんけど、今日のところは引いてくれませんか?」

照「ねぇ、京ちゃん」

京太郎「?」

照「さっきから何? その照さんっていうの」

京太郎「え?」

照「前みたいに、照姉って呼んで? ね?」

京太郎「え、でも……//」

照「あ! もしかして、私の前だと恥ずかしいの?」クスクス

京太郎「か、からかわないでください!」

照「もう、その敬語もいいのに。ふふっ、でもそんなところが可愛い♪」

咲「……」ゴゴゴゴ

照「……邪魔だなぁ、咲。弱いプレッシャーでもチクチク痒いんだよ?」

咲「っ!」

京太郎「照姉」

照「はいはいはいっ! 京ちゃんの照姉だよ! 大好き!」チュッチュ

京太郎「ほっぺがベタつくんでやめてください」

咲「(わ、私だってほっぺちゅーしたことないのにっ!!!)」メラメラ

照「じゃあ京ちゃんからする?」

京太郎「しません」

照「ぶぅー」

京太郎「と・に・か・く! 今日は引き返してください!」

照「……分かったよ。ごめんね、急に押しかけて」

京太郎「いえ。俺も……照姉に会えて嬉しかったです」

照「もぅ、ばかぁ……そんなこと言われたら、帰りたくなくなっちゃうよ」ウルウル

咲「かーえーれ! かーえーれ!」

照「チッ」

京太郎「咲、やめろって」

咲「はーい」



照「じゃあ、そろそろ帰るね」

咲「残念だなぁ、また来てね。十年後くらいに」ボソッ

照「あ、そうだ。京ちゃん高校になって携帯買ったんでしょ?」

京太郎「え? あぁ、はい」

照「なら連絡先を交換しなきゃ」

京太郎「それもそうですね」

 ピロピロ

京太郎「これでいいです」

照「えへへっ、ありがとう!」

京太郎「はい。また連絡しますから」

照「うん。じゃあ……」

京太郎「……」

 スタスタ ピタッ

照「咲」

咲「!」

照「……京ちゃんの封印、解けかかってたね」ヒソッ

咲「っ!」ビクッ

照「かけ直しておいたから、しばらくは大丈夫だと思うけど……一度ひび割れた封印は、完全には直せない」

咲「それは」

照「もう、歯車は動き出したのかもしれないよ」

京太郎「?」

照「バイバイ」

 バタン

咲「……」

京太郎「咲、今照さんはなんて言ったんだ?」

咲「ううん。なんでもないよ」

京太郎「そうか?」

咲「(そうか。お姉ちゃんはアレに気づいて、わざわざ……)」

京太郎「……??」


照「京ちゃん……」

菫「探したぞ、照」

照「! 菫?」

菫「後輩からお前が長野に向かったと聞いてな」

照「それでわざわざ?」

菫「迷子になっても困るだろう」

照「大丈夫。私が京ちゃんまでの道筋を間違う筈がない」

菫「行きはよくても帰りはどうするつもりだ?」

照「あっ」

菫「……はぁ。ほれみろ」

照「うっ、でも!」

菫「御託はいい。帰ってから聞く」

照「ごめん、菫」

菫「なぁに、付き合いは短いが……お前のことはよく分かってるつもりさ」

照「……ありがとう」

菫「(しかし、照にここまでさせる須賀京太郎とは一体どれほどの男なのか)」

照「……」

菫「(いずれ、会ってみたいものだが)」フッ

照「京ちゃん……次こそは、必ず」


【照の好感度判定】

00~09 クレイジーサイコブラコン
10~29 ブラコン
30~69 なんといってもブラコン
70~89 好き好き大好きブラコン
90~99 世界中の誰よりもブラコン
ゾロ目 クレイジーサイコブラコンストーカー

 ↓2


 照が普通のブラコンだなんて……そんなぁ
 今日の更新はこれまでにして、次回から育成を始めます

 質問とかは答えられる範囲で答えます
 リクエストとか要望は大歓迎なので、なんでも言ってください


100   EX
90~99 A+
80~89 A
70~79 B+
50~69 B
30~49 C
20~29 D
10~19 E
00~09 E-

<<須賀京太郎>>

【ステータス】
筋力 49(B)
耐久 48(B)
敏捷 77(B+)
魔力 08(E-)
幸運 01(E-)
宝具 05(E-)
容姿 32(C)

【スキル】
・無し

【宝具】
・無し


【恋愛ヒロインズ】
宮永照
宮永咲
原村和
片岡優希

【ヒロインズ】
竹井久
染谷まこ


 更新します
 ギャルゲと銘打ってる以上、恋愛パートを強めに行きたい気もします
 あと、対局用のステで察してる方もいるかと思いますが、若干Fate要素がありますので

最終目標はなんなん?



【咲の日記】


?月?日
 きょう、おとうさんとおかあさんがいとこをつれてくるっていってた
 なかよくなれるかなぁ


?月?日
 ふたりはとってもやさしくてすぐになかよくなった
 すこしだけわたしがおねえさんだったので、これからはおねえちゃんみたいになりたい


?月?日
 きょうちゃんはいつもわたしをまもってくれる
 おねえちゃんときょうちゃんがいれば、わたしなにもこわくない


?月?日
 おねえちゃんがきょうちゃんとなかよくしてるのをみるとむかむかする
 なんだろう、これ


 ペラペラペラペラペラペラペラ


?月?日
 お姉ちゃんが京ちゃんに抱きついてた
 あの子は笑っていたけど、私は泣きそうだった


?月?日
 私も京ちゃんに抱きついてみた
 お姉ちゃんにすごく怒られちゃった……どうして


?月?日
 またお姉ちゃんばっかり
 いいなぁ、私もあんな風に素直になれたら


?月?日
 気がついたら、京ちゃんの方が私より大きくなっていた
 当たり前だけど、気づくのがかなり遅れてしまったのはどうしてかな

 認めたくなかったのかも
 自分がお姉さんだって、京ちゃんを縛りたかっただけ?
 
 分からない


?月?日
 気が付けば京ちゃんのことばっかりだ
 私の日記は京ちゃんのことばっかり
 京ちゃん
 京ちゃん
 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん


?月?日
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん
  京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん 京ちゃん

 バタン

界「……うん、咲は照より普通だな」
   

ただのブラコンの筈じゃ…



>>139
 クライジーサイコブラコン(過去)→ブラコン(現在)→ハイパースピリットエボリューション(未来)
 という設定にしないとこのスレ最初の言動がおかしくなるので


【須賀家】

京太郎「今日はいろんなことがあったなぁ」

 麻雀部に入部したり、照さんに再会したり
 特に麻雀の方はこれから頑張らないと
 
京太郎「っと、そうだ。照さんにメールを送らなきゃ」

 とはいっても、今更どう話せばいいんだろう

京太郎「うーん」


【行動選択】 ↓2

1 麻雀練習
※麻雀三要素のステを上げます

2 メール
※知人にメールします

3 能力開発
※数ターンかけて宝具やスキルを開発します
※ただし今は師匠がいないので成功確率はかなり低いです

2 テルテル



>>136
 決めてませんが全国大会優勝でしょうか

>>143
 相手は再安価です、すみません
 グダるようでしたら次回から省略OKにしてもいいかもしれません


京太郎「そういやメールチェックしてないな」
 
 誰かからメール来てるかもしれないし

京太郎「ふーむ」カチカチ

 何件か来てるな
 さて、まずは誰から送り返したらいいものか

京太郎「うむむむ」


 【選択安価】↓2

※以下の中からしか選択できません

【恋愛ヒロインズ】
宮永照
宮永咲
原村和
片岡優希

【ヒロインズ】
竹井久
染谷まこ



京太郎「やっぱり、まずは部長に返信だよな」

 どんなメールが来てるのか


竹井久
【お疲れ様!】
 今日はいい対局を見せてもらったわ
 須賀君にはきっと素晴らしい才能があると思うの。
 全国大会優勝を目指して、一緒に頑張りましょう!


京太郎「おぉ、部長可愛いのにマメだなぁ」

 どう返信しようかな

【コンマ判定】 ↓2

00~09 返信しない
10~49 「頑張ります」
50~89 「強くなる為にも頑張ります」
90~99 「絶対に優勝しましょう!」
ゾロ目 「部長の為に、俺は強くなります」



京太郎「まぁ、無難な返信でいいだろう」

 頑張りますっと

京太郎「これでよし」

 んじゃ、今日はさっさと寝よう
 明日から練習頑張らないとな

京太郎「ぐーぐー」

 久の好感度がちょこっと増えました


【翌日】


咲「おはよう京ちゃん!」

京太郎「よっ、早いな」

咲「今日から一緒の部活だね」

京太郎「ああ、頑張って強くなろうな」

咲「……それで、あのね」

京太郎「なんだ?」

咲「あのあと、なんだけど……お姉ちゃんと、その」

 ガバッ

優希「おっはよー二人ともー!」

京太郎「わっ、びっくりした!」

優希「えへへっ」

京太郎「おはよう優希」

和「あの、私もいますよ」

京太郎「の、和ぁ! お、おはよう!」ムハー

咲「……ム」ジトッ

和「今日から一緒に頑張りましょうね」

京太郎「そりゃもう! 頑張るぜ!」デレデレ

咲「むむむむっ」

優希「じぇじぇじぇっ」

咲「(京ちゃんってば、原村さんのことが好きなのかなぁ)」ムカムカ

京太郎「和みたいな打ち筋って言われたし、色々見習わなきゃなぁ」

和「そうですか? なら、わたしが……」

咲「……」


【咲の好感度判定】 ↓2
※そういえば忘れていた咲の好感度判定デス

00~09 クレイジーサイコブラコン
10~29 ブラコン
30~69 なんといってもブラコン
70~89 好き好き大好きブラコン
90~99 世界中の誰よりもブラコン
ゾロ目 クレイジーサイコブラコンストーカー



京太郎「デジタルって響きがいいよなぁ(やべぇ、和めっちゃ可愛い)」ホクホク

和「ふふっ、それは分かります」クスクス

咲「(京ちゃんのお姉ちゃんは私、世界中の誰にもこの座は渡さない)」カッ

                     ____
                   ...:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:..:...
             /..:..:..:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:..:..:..、
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              /..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:r'):ヽ
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           /.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:八.:.:.:.:.:.:.:i\i:.:.:.i:.:./:.:.:i):.:i
          ∠.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://>x:.:i:.:.:.:'<ハ:.:.|::ノレ'レ:.:.:.:
           i.:.:.:.:.:.:j/リ  、八Ⅳ ,  )火 _,ノ:.:.:.:.|
           i.:.:.:.:.:.:{i灯示圷   'T r' ,r'":.:.:.:.:.ハ:.|
              :.:.:.:.:.:.:.:. 乂'ツ     乂'ツ 川:V リ
.             jハ.:.:∧ゝ::         ::: /イ::.′
             V  ゝ.     ′    ィⅣ
               八j> ´ `   ≦i/j八
              r‐ ´  Ⅵ  ̄   i   ̄ ̄ ̄厂:::::.、
                /|      「       Ⅳ    〃、::::::::::::::::...
             ,: |     i>  </    /| 丶::::::::::::/
              ト、    、    /     /:::レ′ ヽ:/

咲「京ちゃん!」ガバッ

京太郎「んぉ?」

咲「京ちゃんには私が教えてあげる。ね?」

京太郎「え? いやでも、俺はどちらかと言うと」

咲「いいから!」グイグイ

京太郎「……あぁ。でも、咲みたいに打つのは才能がいるからなぁ」

咲「え? そんなことないよ」

京太郎「あるに決まってんだろ!」

和「……私が、教え」ポツーン

優希「のどちゃん。気持ちは分かるじぇ」ポン

和「いえ、別に私は……」


咲「んっ」ガバ

京太郎「? どうした? 腕なんか掴んで」

咲「なんでもないっ」

京太郎「お、おう?」

咲「うぅぅぅがるるっ」ギラギラ

和「!」ビクッ

咲「(まるで番犬だじぇ)」

京太郎「こら、うるさいぞ」ペチッ

咲「ひゃぅっ」ウルウル

和「(子犬みたいですけど)」


【放課後】

咲「うぅー! うぅぅー!」ギュゥゥ

生徒1「(なにあれ?)」

生徒2「(朝からずっと須賀君にしがみついてるんだってー)」

生徒3「(従姉弟じゃなかったっけあの二人?)」

咲「うーっ! うぅー!」ギラギラ

京太郎「そのうーうー言うのやめろって」

咲「うぅ……」

京太郎「はぁ、まぁいいや。部室行くぞ」

咲「あ、うん」


【部室】


京太郎「ということで、なんとか部室までの途中で引き剥がしました」

咲「うぅぅぅ! うぅぅぅ!」ジタバタ

優希「お、落ち着くんだじょ」ガシッ

咲「あぁぁぁぁっ! うぁぁぁぁっ!」モガモガ

久「これは困ったものねぇ」

まこ「京太郎、咲とはどういう関係なんじゃ?」

京太郎「従姉弟ですよ。ただ、まぁご覧の通り甘えん坊で」

和「(そういうレベルではないような気もしますが)」

久「まぁいいわ。とにかく練習を始めるわよ」

京太郎「はい!」

久「それで、どうする? 基礎力を伸ばす? それとも……」

京太郎「それとも?」

久「ふふっ、須賀君の中に眠る力を呼び起こすのよ」

京太郎「えぇっ!? 俺にそんな力が!?」

和「SOA」

優希「SAO」

久「いいえ。私はあるって確信してるわ」

京太郎「仮にあるとしても、どうやって目覚めさせるんですか?」

久「それが問題なのよねぇ」ウーン

まこ「(無策なんか)」アキレ

久「ま、それはおいおい考えるわ。まずは、今出来ることをやりましょ」

京太郎「はいっ!」

咲「京ちゃぁぁぁん! あぁぁぁぁぁっ!」

京太郎「いい子にしような?」ナデナデ

咲「ファーブルスコ……//」トローン

和「……」

【行動選択】 ↓2

1 基礎修行

2 能力開発

3 師を求めて三千里



京太郎「咲も落ち着いたので、練習に入りますね」

久「それで何を選ぶの?」

京太郎「ちょこっと能力っていうのに興味が」

まこ「いきなりじゃな」

京太郎「はい。今のままじゃ、咲みたいな能力者に一方的にやられちゃいそうですし」

久「懸命な考えね。まぁ、まずはチャレンジしてみるのも悪くないわ」

京太郎「はいっ!」

和「それじゃあ私達は練習しましょうか」

優希「咲ちゃんも一緒に打つじぇ」

咲「うん……えへへっ、京ちゃんに頭撫でられちゃったぁ」デレデレ

和「……そういえば」

咲「?」

和「昨日の借りを、返してませんでしたね」ニッコリ

優希「の、のどちゃん?」ビクッ


久「それじゃあ須賀君。まずは能力開発の説明ね」

京太郎「はい!」

久「まずは、手に入れたいのがスキルなのか、宝具なのかを選択すること」

京太郎「はい」メモメモ

久「スキルの場合はいきなり取得判定に移行出来るわ」

京太郎「マジすか!」

久「ただし、強力なスキルを得るにはその取得フラグが無いとダメね」

京太郎「取得フラグ?」

久「誰かと対局して閃いたり、なかよくなった女の子との絆の力だったりするわね」

京太郎「へー」

久「ま、これもおいおい分かるわ」

京太郎「オッケーです!」



久「次に宝具を取得する場合なんだけど」

京太郎「宝具……?」

久「手に入れれば強力な力を得る代わりに、取得が難しいわ」

京太郎「能力ってことでいいんですか」

久「ええ。まず、どの系統の能力がいいかを選択」

京太郎「はい」

久「その系統の手に入れたい力を選んで、判定に移行するわ」

京太郎「あれ、簡単そう」

久「いいえ。ランクが高い宝具を得るには手順がいるの」

京太郎「?」

久「それもまぁ、やってみれば分かるわ」

京太郎「百聞は一見にとやらですね」

久「本来なら一日かけて一つしか選択出来ないんだけど、今日は特別に二つやるわよ」

京太郎「スキルと宝具!」

久「そうよ。じゃあまずはスキルからなんだけど、次の中から系統を選んでね」


【選択安価】↓2

1 攻撃系

2 防御系

3 生活系
※ヒロインとの交流や行動に影響します



京太郎「じゃあ攻撃系で」

久「攻撃ね。普通ならここでスキルの選択と成功判定に移行するんだけど」

京太郎「だけど?」

久「まだ須賀君にはなんのスキルも無いし、特にフラグもたってない状況でしょう?」

京太郎「残念ながら」

久「なので今回は私が簡単なのを用意したわ。この二つから選んでね」

京太郎「おぉぉ!」

久「スキルのフラグは女の子とのメールや、対局なんかで貰えることがあるそうよ」

京太郎「へぇー」

久「ま、しのごの言わずにサクッとやりましょ」

京太郎「はいっ!」


【選択安価】↓2

1 怪力
(筋力を上げ、打点を高くする)

2 狂化
(筋力、耐久、敏捷を底上げする代わりに自動宝具以外の宝具を発動出来ない)


【コンマ判定】↓3
今回は初なのでサービス
50以上で取得


京太郎「怪力!」ムンッ

 ムキムキッ

久「中々のマッスルね」サワサワ

京太郎「これでも鍛えてましたからね」

久「ランクは低いけど、これは間違いなくスキルとなってる筈よ!」

京太郎「マジすか!?」

久「マジよ!!」

京太郎「やったー!」

久「おめでとう。これで一つ目のスキルを取得ね」

・怪力 ランクE-
(筋力を上げ、打点を高くする)

京太郎「これはどうやれば強くなるんですか?」

久「今、スキルは須賀君の幸運と連動しているの」

京太郎「幸運と!?」

久「ええ。運が悪いと全力が出せないのと同じように、スキルもその力を発揮出来ないのよ」

京太郎「なるほど!」

久「だから今の【怪力】のランクはE-ね」

京太郎「とほほ」

久「運を上げる方法もまた今度教えるわ」

京太郎「お願いします!」

久「じゃあ次は宝具ね。宝具にはクラスがあることを知ってる?」

京太郎「クラス?」

久「おおまかに七つ、セイバー、ランサー、アーチャー、アサシン、キャスター、バーサーカー、ライダーとあるの」

京太郎「七つのクラス……」

久「それぞれのクラスの宝具に一長一短があるのよ」

京太郎「じゃあ、たくさんのクラスの宝具を手に入れればいんですね!」

久「……残念だけど、そうもいかないの」

京太郎「え?」

久「宝具には必ずクラスが決まっていて、一人が試合に持ち込めるのは一種類の宝具だけなの」

京太郎「つまり、セイバーの宝具とランサーの宝具は同時に持ち込めないんですか?」

久「そうよ。セイバーの宝具を三つ持っていたとすると、その全てを持ち込めるんだけどね」

京太郎「じゃあ一つに絞った方がいいですね」

久「当面はそうね。ただ、複数のクラスの宝具を扱えるようになる宝具、又はスキルもあるって聞いたことがあるわ」

京太郎「……複数の、クラスの宝具を?」

久「脱線したわね。まぁ、一つ手に入れるのも大変だからそんな心配はいらないかも」

京太郎「それもそうか。じゃあ、早速能力を!」

久「待ちなさい。その前にクラスの傾向や、気になる点をスッキリさせないと」

京太郎「あ! そっか」

久「じゃあ、質問タイムよ。何か聞きたいことはある?」

京太郎「んーっと」

 ということでこれから質問タイム
 クラスについてや、宝具についての質問を受け付けます
 ある程度答えたら取得に移行します
 無ければ無いでも構いません

スキルの横に自動発動かどうか欲しいわ


>>185
 スキルは全て自動です
 自動かそうじゃないかは宝具のみで、宝具には全て記載します

それぞれのクラスの特徴を詳しく


>>187

セイバー
(バランスがよく、和了も補助しつつ火力を上げる宝具が多い。安定のセイバー)

アサシン
(回避系の宝具や、カウンター系の宝具がメインの為、生存率が高い)

ランサー
(和了に特化し、オカルト耐性も強い。対複数には弱いが、一人を狙うなら間違いなくこのクラス)

アーチャー
(宝具数最強なので持ち込める数はダントツ。だがその分、全体的に性能が劣っている)

キャスター
(相手のステータス変動やオカルト対策がメイン。コストは重いが性能は破格)

バーサーカー
(最強の火力特化。ただし自動発動ばかりで任意発動が少ない、よって暴走気味)

ライダー
(自分の力ではなく相手の力を利用する宝具が多い為、使いどきが難しいが使いこなせば驚異)

原作知ってればアーチャーがギルガメッシュで最強だよな、慢心さえしなければ

セイヴァーとかアヴェンジャーとかは流石に無いか


>>190
 まぁそうなんですよね
 一応クラスと原作の宝具は大体連動してます

>>191
 エクストラクラスまで入れるとややこしくなるかと思うので無しにしました
 ただアヴェンジャーは好きなキャラなので、いつか出せたらいいかなーとは

>>191
 あれは宝具じゃないと思っているので、このスレ的に出すのはGOBですね
 ただし、バランス調整の為にかなり弱体化します
 その代わりめちゃくちゃ宝具持てますけど



京太郎「大体分かりました」

久「そう。じゃあ早速クラスを選んでね」

京太郎「どのクラスがいいんでしょうか?」

久「そうねぇ。まぁ、今の須賀君の実力だとどれも似たようなものじゃないかしら」

京太郎「そ、そんなぁ!」

久「(だってオカルト値低すぎなんだもの)」

京太郎「うぅー」

久「ま、これから鍛えればいいんだから。好きなのを選べばいいのよ」

京太郎「そういうもんですか。よし! じゃあ俺はこれにします!」

久「!」


【選択安価】 ↓3

セイバー
(バランスがよく、和了も補助しつつ火力を上げる宝具が多い。安定のセイバー)
アサシン
(回避系の宝具や、カウンター系の宝具がメインの為、生存率が高い)
ランサー
(和了に特化し、オカルト耐性も強い。対複数には弱いが、一人を狙うなら間違いなくこのクラス)
アーチャー
(宝具数最強なので持ち込める数はダントツ。だがその分、全体的に性能が劣っている)
キャスター
(相手のステータス変動やオカルト対策がメイン。コストは重いが性能は破格)
バーサーカー
(最強の火力特化。ただし自動発動ばかりで任意発動が少ない、よって暴走気味)
ライダー
(自分の力ではなく相手の力を利用する宝具が多い為、使いどきが難しいが使いこなせば驚異)



 宝具を全然考えて無かったので時間がかかってすみません
 思ったより火力に関係無い気も……


久「じゃあ、バーサーカーの宝具取得に移るわよー」

京太郎「おー!」

久「じゃあ須賀君に簡単な質問ね」

京太郎「はい!」

久「人妻好きの忠義の騎士と、世界最高の英雄ならどっちが好き?」

京太郎「え?」

久「いいからいいから」

京太郎「そ、そうですね……うーん」

 人妻好きってアウトじゃないか?
 嫌でも、悪くないような気も……

京太郎「俺はどちらかというと」

久「いうと?」


 ※ 京太郎のバーサーカー適正を決めます


【コンマ安価】 ↓2

 偶数  ヘラクレス

 奇数  ランスロット



※ランスロット宝具説明


己が栄光の為でなく ランクB【自動】 取得100
(自分の宝具の発動を妨害されず、相手スキルによる影響を軽減する)

騎士徒手にて死せず ランクA++ 【自動】 取得200
(相手が自分に使用した宝具を次局で一度だけ再利用する。ただし自動発動系の能力には意味が無い)

無毀なる湖光 ランクA++ 【任意】 取得300
(この宝具発動後は自分の全てのパラメーターが1ランク上昇し、自身のあらゆるコンマが二倍になる)


 取得、というのはコンマの判定で必要なポイントです
 己が栄光の為でなくの取得判定で50が出れば、今回は取得できませんが次の判定の時は取得が50になります
 
 なお、ランクの高い宝具は京太郎の宝具ランクは低いので装備出来ません
 最初はランクの低い宝具を取得することをおすすめします

 それと、任意の宝具は基本的に対局中一度しか発動出来ませんので覚えておくといいかもです



京太郎「どちらかというと人妻が好きですね!」

久「あ、そう。じゃあ腕を出してみて」

京太郎「?」スッ

久「これを握って……頭に宝具を思い浮かべてみるの」

京太郎「えっと……はい」

久「須賀君に適正があれば、きっと宝具は答えてくれるわ」

京太郎「……」


【宝具選択】↓2
※本来は最低ランクのモノしか出ませんが、今回は初選択なので全て出します


己が栄光の為でなく ランクB【自動】 取得100
(自分の宝具の発動を妨害されず、相手スキルによる影響を軽減する)

騎士徒手にて死せず ランクA++ 【自動】 取得200
(相手が自分に使用した宝具を次局で一度だけ再利用する。ただし自動発動系の能力には意味が無い)

無毀なる湖光 ランクA++ 【任意】 取得300
(この宝具発動後は自分の全てのパラメーターが1ランク上昇し、自身のあらゆるコンマが二倍になる)


【コンマ判定】↓3 ゾロ目なら二倍のポイント
00が出ればどんな宝具でも一発で取得


京太郎「(なんだ、この感じ)」

久「どう?」

京太郎「何か、胸の中にこう……響くモノがあるんですけど」

 遠くてまだ手が届かない
 あともう少しなのに

京太郎「くそ……届け!」

 ダメだ!
 距離はかなり近づいたのに……

久「ダメそうね」

京太郎「すみません。でも、少しだけ前進出来ました」

久「それはよかったわ。これは家でも出来ると思うから、暇な時にでもやってみるのね」

京太郎「分かりました!」

久「それにしても人妻好きなの?」ジトォー

京太郎「あ、いや! あははっ、そういうわけ……あります」キリッ

久「そう。じゃあ、今度靖子にお願いして、あの人に来てもらおうかしら」

京太郎「あの人?」

久「なんでもないわ。さぁ、他の練習でもしましょ!」

京太郎「は、はい!」


・宝具の取得ポイントが変動しました!

無毀なる湖光 ランクA++ 【任意】 取得168
(この宝具発動後は自分の全てのパラメーターが1ランク上昇し、自身のあらゆるコンマが二倍になる)

・愛宕雅枝との遭遇フラグが立ちました!

・人妻好きに目覚めました!


咲「部長ばっかり京ちゃんと……」カリカリカリ

和「ふふふふふっ」

優希「二人が怖いじょ」

まこ「京太郎……か」ハァ


 今日はもう遅いのでこの辺にて
 戦闘システムとかまだまだふんわりとしか決めてないので、時間かかってすみません
 宝具とかは時間あるときに全部作っておこうと思います

 それと、このスレの方向性として戦闘メインがいいのか恋愛メインがいいのか
 人妻好きになったけど、不貞はアリなのか、そもそもR18はアリなのか……

 といった件に関してご意見とかあると助かります
 ご質問は常に受けていますので、何かあれば遠慮なくどうぞ

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