【俺ガイル】八幡「これやるよ」つ[◎]←コンドーム 雪乃「…は?」 (288)

コンドーム

知っての通り世界中で最もメジャーな避妊具である

生きとし生けるものは
全て種の保存という本能によって行動をしているわけだが
その本能に逆らってまで快楽だけを得ることができるというこのアイテムは
なんと淫猥な存在であろうか

考えてほしい
このコンドームというゴムの膜を所持しているだけで
「SEXしたいと思うのは当然、だって子孫繁栄は生物の本能だもの」
という本能を盾にした言い訳が通用しなくなり
純粋な性欲だけが浮き彫りになってしまうのである

つまりだ
「子供を作らなきゃ」(使命感)
 ↓
「やっぱりち○ぽには勝てなかったよ…」(白目)
となるわけだ


八幡「悟りを開いてしまった」

八幡「コンドーム、配らなきゃ…!!!」ガタッ

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【その1 小町編】


八幡「おぅ小町、おはよう」

小町「お兄ちゃんおはよー朝食できてるよー」

八幡「いつもすまんな妹よ」

小町「制服姿にエプロンでだらしないお兄ちゃんのために朝食を用意する妹!ん~小町的にポイント高い~♪」

八幡「そうだなーいつもありがとなー、お礼ってわけじゃないけどそんな小町にプレゼントがあるんだ」

小町「えー!?ナニナニ!?小町ちょー嬉しいんだけどー♪お兄ちゃん大好きー!」ギュー

八幡「ほい、コレ」つ[◎]
八幡(さてどんな反応を見せてくれるか…!?)

小町「わーいっ♪…って何これ?」

八幡(あれ、まだコンドームを見たことがなかったのか)
八幡(うーん展開的には面白くないが、小町が汚れてないことを確認できてお兄ちゃん安心)

小町「ん~?開けてみていい?」

八幡「おーいいぞー」

小町「んしょっと、わ、風船?ん?なんかヌルヌルしてる…なにこれー変なのー」
小町「おーなんか案外長さあるね~あ、もしかしてバルーンアート用の風船?」
小町「ちょっとヌルヌルが気になるけど膨らませてみよっと」パクッ

八幡(おぉぅ…!かわいい妹がコンドームに口付けているこの絵…!)
八幡(かなりの背徳感があるが、その分グッとくるものが…!)

小町「ふーっ!!!ふーっ!!!ふぅー!」
小町「ふぇー結構膨らむね、あ、なんか先っぽだけニュってしててなんか牛のおっぱいみたいだねぇ~ニャハハ」

八幡(まぁそこに溜まるのはお牛さんのミルクじゃなくておち○ぽミルクなわけですけどね)

小町「ん?お兄ちゃんなんか言った?」

八幡「いや、何も」

小町「そう?なんか目がいつもよりゲスいのは気のせい?で、結局コレって何?」ボヨンボヨン

八幡「避妊具」

小町「ヒニング…?」

八幡「性交の際に使用して、性病予防とか、妊娠しないようにするやつね」

小町「…使用、え?え?ちょっとまって。…ってことは、ま、まさか!?」

八幡「そう、おち○ちんに装着するのが正しい使用法だ」

小町「ブハァッ!!!」

小町「ちょっとゴミぃちゃん!なんてもの妹にプレゼントするの!!!アホ!変態!セクハラ!」

八幡「なんてものとはなんだ、いいか小町ーそろそろお前もいい年なんだから正しい性の知識をだな」

小町「うぇぇぇー小町の口が汚れちゃった…もうお嫁に行けない…」

八幡「なんてことをいうんだ!むしろこれは小町を汚れから守ってくれる大事なアイテムなんだぞ!」

小町「うるさい!バカ!変態!もういいおかーさんとおとーさんに言いつけてやる!!!」ダッ

八幡「ちょっ!小町さん待って!おにーちゃん家にいられなくなっちゃう!!!」


数日後、
家に帰った八幡を待ち構えていたのは、
家族会議と言う名の不可避処刑イベントであった。

こんな感じでひたすらコンドームを配って反応を伺うだけのチラ裏SSです。

プレゼント候補は今のところ
・小町
・雪乃
・結衣
・彩加
・沙希
・三浦
・いろは

このくらい順番は未定です。
もしリクエストあれば候補追加・優先順位出来る範囲で考慮します。

海老名←ホモネタしか思いつかない…
葉山・戸部←やっぱりホモじゃないか、しかも彼らプレゼントしなくても持ってそうだし
材木座←誰得、やっぱりホm(略
陽乃←アイデア沸き次第!

ペースは一日一人は必ず書くようにします。
完走は絶対する、誰も見てなくても勝手に完走します。

それでは適当に書き溜めして寝ます。
今日はおやすみなさい

( ˘ω˘ ) スヤァ…

【その2 沙希編】


予備校帰りにて

八幡「小腹空いたな、マックでも寄ってくかな」

沙希「お疲れ、何?マック行くの?」

八幡「見ての通りだ、ホントはモスが近くにあればいいんだがな」

沙希「…そういえば大志の件、お礼してなかったし奢るよ」

八幡「そんな気を使わなくてもいいんだが」

沙希「いいからいいから、バイト代入ったばっかだし」
沙希(それに文化祭の時の、あ、愛してる、の件をはっきりさせたいし…//)

八幡「いやーたしかにサイフ中身が常に3桁の俺にはありがたいが、さすがに女、しかも同学年のやつに奢られるってのは…」

沙希「だから気にするなって、で、なに頼むの?」

八幡「ならお言葉に甘えて…チーズバーガー2つと水で」

沙希「…遠慮しすぎだろ、なんだその貧乏臭いオーダー」

八幡「いや、コスパ最高だし、チーズバーガーど安定だし」

沙希「…まーいいけどさ」

八幡「じゃー席取っとくわ」

沙希「ん」

沙希「おまたせ」

八幡「悪いな」

沙希「だから気にするなって」

八幡「そうだ、そういえばお前にプレゼントがあるんだ」

沙希「え!?アンタが私に!?…べ、別に要らないし」
沙希(まじで!?まじで!?こいつやっぱ私の事…)ドキドキ

八幡「まーまー遠慮無く受け取ってくれ」つ[◎]

沙希「ま、まぁアンタからのプレゼントだし、う、受け取ってやるよ…」
沙希「私って物持ちいい方だから、だ、大事に使ってやるよ…あ、別にお前のプレゼントに限った話じゃないからな…!」
沙希「………ん?」
沙希「………え?これって?」

八幡「おう、コンドーm」
ドゴォッッッ!!!

八幡「ぐほっ!!!」
八幡(み、見事なボディブロー…なんとなくこうなるだろうと予想してたから、かろうじてリバースせずに済んだ…)

沙希「…おい」

八幡「ひゃ、ひゃい…」ガグブル

沙希「お前、文化祭の時私に『愛してる』って言ったのって、つまりこういうことだったってこと?」

八幡「え?あ、愛…?お、俺はそんなこといっt」

沙希「お前の気持ち、よくわかったよ、私のことそういう下卑た目でしか見てなかったわけね」
沙希「で、死ぬ準備はできた?」バキバキ

八幡「ひぃっ!?ま、待て!今のは間違いだ!ジョークなんだ!こ、こっちが本物のプレゼントだ!」

沙希「え!?な、なんだよ、ちょっと笑えないよ…あ、お腹大丈夫か?さすったげようか?」アセアセ

八幡「すまん、川崎はこっちの方がきっと喜んでくれるはず」つ[◎]←再びコンドーム
ドゴォォォッッッ!!!

八幡「オロロロロロロロ!!!」
八幡(あ、なんかお花畑が見える、あ、天使が笑ってる、いや、アレ戸塚じゃね?つまり戸塚は天使、天使は戸塚だったわけか、わかるよー)

沙希「…さっきと何も変わってないじゃん?」ゴゴゴゴゴ

八幡「ま、待って、聞いてくれ、俺の、説明を、戸塚は天使なんだ…天使は、戸塚なんだ…」

沙希「…何意味分かんないこと言ってんの、なんで戸塚が出てくんだよ、もう一発いくか?」

八幡「ま、間違えた、ち、違うぞ、川崎!!!」
八幡「お、お前は何もわかっていない!」
八幡「俺はお前のことを考えてだな!!!」

沙希「…どーいう事?…はっ!?」
沙希(確かに、私達はまだ高校生…今もし子供ができたらちょっと経済的にも社会的にもリスキーだし)
沙希(で、こいつは知っての通りボッチの口下手だから、ちょっとゆがんでるけど精一杯のアプローチ的な行動ってこと!?)
沙希(でもでも、私は初めてはその、最初だけはゴム無しがいいかな…なんてー、じゃなくて!!!)
沙希「ご、ごめん!?わ、私勘違いしてたかも」

八幡「わ、わかってくれたか…」ゴフッ

沙希「う、うん//で、こ、これってどういうこと?どっちも同じコ、コンドーム…に見えるけど…//」

八幡「2個目のはイボ付k」

沙希「逝けやオラァァァ!!!!!」


その後一週間の入院を経て、
ようやく復帰できた八幡であったが、
ボッチであったため誰にも気づかれることなく、
気遣われること無く時間が流れていった。

1です。
独り言です。
今日必死にアイデア・プロット考えてまして、
結果こうなりました。

~シス・ブラコンビ~
1.小町
2.沙希
~ダブルヒロイン~
3.雪乃
4.結衣
~日常ほんのり組~
5.留美
6.三浦・海老名・葉山・戸部
~天国と地獄~
7.彩加
8.陽乃

希望の多かったルミルミと強化外骨格さんを採用させていただきました。
案外アイデア・プロットが出やすく書きやすいな、とも思った次第で。

めぐりさんの希望も多かったのでなんとか応えたかったんですが、
悲しいことに何も出てこないという…
ぐぬぬ。
まぁあんまり風呂敷広げすぎると完走できるか怪しくなりそうですし。

というわけでボチボチダラダラ今日の分投下していきます。
(いろはすなんておらんかったんや、いろはす厨がもしおったら期待させてすまんかったな?)

【その3 雪乃編】


奉仕部前

八幡(…さて次は雪ノ下か)
八幡(小町・川崎は正直なんとかなる感はあったのだが)
八幡(こいつだけはうかつに事を進める訳にはいかない)
八幡(何の前触れもなくコンドームを出した瞬間、会話強制中断&通報の即死コンボを決めてくるわけだからな)
八幡(というわけで策を練ってきた)
八幡(題して、【新車購入時あるある ~あれ?実は全然値切れてなくね?~】、だ)
八幡(これはディーラーを始めとする、保険屋、不動産屋等々の常套手段を八幡流にアレンジしたものなわけだが)
八幡(1.喜ばす、2.ハードルを上げる、3.ハードルを下げる、4.急かす)
八幡(これらの工程をテンポよくかつ自然に行うことにより取引・交渉を有利に進める事を狙いとしている)
八幡(もちろん準備は入念にしてきたわけだが、しかし相手はあの雪ノ下雪乃)
八幡(一手間違えた瞬間、俺の学園生活に終止符を打たれることは間違いないだろう)
八幡(…くっ、だめだ、考えれば考える程、家に帰りたくなってくる!)
八幡(えーいままよ!出たとこ勝負!俺はこの策と心中する!)

ガララッ!

八幡「ゆ、雪ノ下!お前に見せたいものがあるんだが!」

ツカツカツカ!

雪乃「」ビクッ
雪乃「な、何かしら藪から棒に…」

雪乃「…今読んでる小説がいいところなの」
雪乃「悪いのだけれども、少し集中させてくれるかしら」
雪乃「あとノックを忘れてるわよ、あれほど言ったのにもう忘れてしまったの」
雪乃「貴方程のぼっちをこじらすと他人に対して最低限のデリカシーすら保つことができなくなっt…」ブツブツブツ

八幡(や、やばい、このままではいつもの通り雪ノ下のペースに飲まれてしまう!くっ、そうはさせるか!)
八幡(まずは【行程1.喜ばす】!)
八幡「い、いやー昨日家の掃除をしてたらカマクラ(比企谷家の飼い猫)の成長記録アルバムを見つけてだな」
八幡「これがまたすっごいかわいいんだわ」
八幡「アルバムに没頭しちゃって、まったく掃除できなかったくらいの破壊力!」

雪乃「!!!」

八幡「で、確か雪ノ下って結構ネコ好きだよな?」
八幡「なんか喜んでくれそうだから部室まで持ってきたわけなんだが」
八幡「ま、まーでも小説がキリのいいところまで読んだらでも構わn」

雪乃「何をしてるの?早くそれを渡しなさい」バッ

八幡(すごい勢いでアルバムを奪われた…)

雪乃「まったく貴方は」ペラッ
雪乃「さっき小説がいいところ、と説明したばかりなのに」ペラッ
雪乃「ノックの件といい鳥並の頭脳しか持ちあわせていないのね」ペラッ
雪乃「でも貴方の場合、3歩ではなく3呼吸程、のようだから」ペラッ
雪乃「鳥以下ということになるわね」ペラッ
雪乃「こんなの一緒にしてごめんなさい、鳥さん」ペラッ
雪乃「まぁ私は貴方が考えているほど」ペラッ
雪乃「ネコは好きでも嫌いでもないのだけれども」ペラッ
雪乃「丁度今読んでる小説を読み終わったところで」ペラッ
雪乃「何か読み物を探していたところなのよ」ペラッ

八幡「…いや、お前さっきいいところって」

雪乃「何か言ったかしら」

八幡「いや、何も」

雪乃「そう、じゃあ少し黙ってなさい」

八幡「あ、あぁ…」


 こうかは ばつぐんだ!

ペラッ…
ペラッ…
ペラッ…
パタン。

雪乃「…ふぅ」

八幡「お、どうだった」

雪乃「まぁまぁね」

八幡(嘘だ3回くらい読み直してたぞ)

雪乃「…それで一体どういう風の吹き回しかしら」
雪乃「お金?仕方ないわね、今私はすこ~しだけ機嫌がいいから、50円までなら貸してあげるわよ」

八幡「安すぎだろ、それだとマッ缶一本すら買えないんだが」

雪乃「あら、貴方への信頼度を考えると50円でも破格と考えるべきよ」

八幡「いや、別に金には困っていない」

雪乃「そう、となると…」
雪乃「」ビクッ
雪乃「」ピッピッポッ、プルルルrrr

八幡「待て、なんで110番コールしてんだよ」

雪乃「近寄らないで変態」ササッ

八幡「ちょっとやめろ、いや、やめてください話を聞いてください」

雪乃「…」
雪乃「」プツッ
雪乃「話?どうせ卑猥なお願いを言うつもりだったのでしょう」
雪乃「留置所で少し頭を冷やしてらっしゃい」ピッピッ

八幡「いや、頭を冷やすのはお前だろ、だから通報はやめろって」

雪乃「…」

八幡(くそっ、このままではマズイ、行程1を完遂したとは言い切れないが)
八幡(無理矢理にでも次のフェーズに移るしか無い【行程2.ハードルを上げる】発動!)
八幡「お前に貰って欲しいものがある、まぁなんというかプレゼントみたいなもんだ」つ●<デローン

雪乃「…」
雪乃「……」
雪乃「………」
雪乃「…プレ、ゼント?」

八幡「そうだ、遠慮無く貰ってくれ」つ●<デローン

雪乃「思考が追いつかないのだけれども」
雪乃「…その見ているだけで目が腐りそうな物体は一体何なのかしら」

八幡「コンドームだ、俺の朝一の新鮮なやつを数発分格納済み、のな」

雪乃「…………」

雪乃「」スーッ

八幡(涙!?)

雪乃「…私は奉仕部部長として平塚先生から頼まれた、貴方の矯正に真摯に取り組んできた」
雪乃「確かに辛辣な言い方をしたことは多々あったわ」
雪乃「でもね、それはあくまで貴方が少しでも真人間になってほしいという気持ちがあったからこそ、なのよ」
雪乃「なっ、なのに…な、何故こんなことに」
雪乃「いえ、そもそも不可能なミッションだったのよ」
雪乃「こんな脳漿の代わりに精液が詰まっているような生物」
雪乃「私の、いえ、人類の手に追える生物であるはずがないわ」

八幡(うわーなんか取り返しがつかないライン飛び越えちゃったんじゃね…これ…)

雪乃「…こうなってしまった矯正は無理、人類のため貴方の存在を消却するのが最善、ということになるわね」
雪乃「最終手段として、父のコネクションを利用してその道のプロに依頼をしておくわ」

八幡「え?」

雪乃「大丈夫、痛み・恐怖はなるべく感じないように、とお願いをしておくわ」
雪乃「結果として私の人生最大の汚点となったわけだけれども、同じ時間を過ごした者からのせめてもの情けよ」

八幡「ちょっとちょっと雪ノ下さん!?」
八幡(や、やばいぞこれは!ハードルを上げすぎてしまった!)
八幡(【行程3.ハードルを下げる】をなんとしてでも成功させないと!命を賭して!)

八幡「すまん!さすがに冗談が過ぎた!こ、これが本当に貰って欲しいプレゼントなんだ!」つ[◎]<ピカリーン
八幡(なんか前にもあったぞこのパターン)

雪乃「話はまた今度にしましょう」
雪乃「そうね、貴方が生まれ変わった後くらいでどうかしら」

八幡「い、いや、これは普通のコンドームだって!使用してないピカピカのやつ!」ズイッ

雪乃「ひっ!」ザザザッ

八幡「ほ、ほ~ら怖くないぞ~」ズイッ

雪乃「や、やめなさい!近寄らないで妊娠する!」ザザザッ

八幡「いやだから未使用だし、使用後だったとしてもそれはないから」ズイッ

30分後

八幡「」ゼェゼェ

雪乃「」ハァハァ

八幡「お、おれはただ、コンドーム、を受け取って欲しかっただけ、なんだ…」ゼェゼェ

雪乃「わかった、わ、受け取る、から、もう勘弁して頂戴」ハァハァ
雪乃「これ以上は、本当に、無理」ハァハァ

八幡「お、おう、わかってくれたか」
八幡(なんか、息を切らせてる雪ノ下は色っぽいな)ジー

雪乃「ひぃっ!視姦!」ザザザッ

八幡「だ、だから、逃げる、なって…」ゼェゼェ
八幡(あれ、なんかコレ無限ループじゃね?)
八幡(そうだ、次のフェーズに移行しない、と)
八幡(次のフェーズなんだっけ…?)
八幡(そ、そうだ【行程4.急かす】だ!発動!)

八幡「やばい!もう夕食の時間だ!」

雪乃「やめて!私を性的な意味で食べるつもりでしょう!?エロ同人みたいに!?」

八幡「違う!小町が夕食作ってるから、早く帰らないと次の週からご飯抜きになっちゃうんだよ!」
八幡(もういいやさっさと押し付けて帰ろう…ってあれコンドームどこいった?)ガサゴソ
八幡(あ、ゴムの質感、ポケットに入れたんだっけか)
八幡「はい!コレ!受け取って!俺もうお家帰る!!」つ●<デローン
八幡(もうしらん、殴られようが蹴られようが逃げられようが、俺はコレを押し付けて帰る)

雪乃「!?」
雪乃「ちょっと、それは!!!」

八幡「あ」


ベチャァァァ…


ガラララッ!!!
結衣「やっはろー!遅れてごめーん!ちょっと優美子達と話してて遅れちゃっt…」

雪ノ下に覆いかぶさる八幡、
手にはコンドーム、
雪ノ下の顔と制服を汚す白い液体。
その後一週間程総武高等学校で奉仕部の姿を見かけたものは、
誰もいなかった。

後日比企谷家

小町「あれ?おかしいな?ここにアロエヨーグルト置いといたんだけど」
小町「おにーちゃん食べた?」

八幡「…詰めて、押し付けて、ぶちまけた」

小町「はい?」


●<ヨーグルトなのでセーフ

今日分のノルマ達成ということで、
また書き溜めしてねます。

( ˘ω˘ ) スヤァ…

追記
めぐりさんは書けたとしてもお茶漬けみたいな(?)さらっとした文章になりそうで、でも少し考えてみます。
[◎]<心がキレイな人にはカメラに見えるすごいやつだよ!

【その4 結衣編】


比企谷家

八幡「小町~ちょっと入っていいか~?」コンコン

小町「んー?いーよー」

八幡「入るぞー」ガチャ

小町「どったの?お兄ちゃん?」

八幡「漫画借りるぞー」ガソゴソ

小町「んー?別に構わないんだけどー」
小町「『お前の持ってる漫画、タイトル見ただけで偏差値30以下ってわかっちゃうんですけど、よくこんなん読む気になるなー、うわ、表紙見ただけで寒気してきた』」
小町「って前に文句言ってたのどちらさんでしたっけ?」

八幡「その認識は改まってはいないわけだが」
八幡「まぁ、事情が事情でな」
八幡「よっと、こんなもんか」ドッサリ
八幡「じゃーなーサンキュー」

小町「事情…?ってすごい量持ってくねぇ、読み終わったらちゃんと本棚に戻しといてねー」

八幡「うーぃ」バタン

八幡(さて、何故俺がまったく見たくもないスイーツ臭全開の少女漫画を読むことになったか)
八幡(理由はもちろん、次のターゲットである由比ヶ浜対策のためである)
八幡(アホカワスイーツビッチのガハマさんなど、本来どうとでも捌けるはずだったのだが)
八幡(雪ノ下との事故を目撃されてしまったがために、難易度が跳ね上がってしまったのだ)

八幡(ここで俺がなすべきことは、誤解の払拭、コンドームの配布、雪ノ下と由比ヶ浜が協力態勢を取ることの阻止、の3つ)
八幡(プロの格闘家でも素人3人に囲まれたらその勝率は3割あるかどうかという話があるのだが)
八幡(似たような状況に陥っていると考えたほうがよいだろう)

八幡(敵を知り己を知れば百戦危うからず)
八幡(自意識の塊であるこの俺が己を知る必要はないのだが)
八幡(アホカワスイーツビッチという敵の事を俺はまったく知らない、というか本当は知りたくもない)
八幡(しかしそんなことを言っていては、この不利な状況に活路を見出すことはできないだろう)
八幡(よってこのように少女漫画を読み漁っている、というわけだ)

八幡(げ、もう2時、くそっペース上げないと…)

翌日、総武高等学校正門前

八幡(…なんとか全タイトル読み終わったが結局一睡もできなかった)
八幡(だが準備は万全、今の俺は完全にスイーツ脳を理解している)
八幡(しかし女って案外ちょろいんだな)
八幡(あーもう一日で乙女心理解しちゃうとか、俺ってやっぱ頭いいわ、あ、顔もだった)テヘペロ♪
八幡(今の俺ならどんな女でもイチコロだわーかーっつれーわー)

比企谷八幡は徹夜による眠気と、
スイーツ成分の過剰摂取により、
格闘技漫画とか任侠映画を見た後「あれ?今の俺ならヤンキーに囲まれても3人位ならなんとか凌げるんじゃね?」、
の恋愛バージョンを発症してしまったのだ。

八幡(さてまずは身だしなみチェックだな)
八幡(よし髪型は崩れてない)サッサッ
八幡(ネクタイ・シャツ・ジャケットも整ってる)シュッ
八幡(コロンもさりげない程度に爽やかに香ってるな)スンスン
八幡(そして最後に秘密兵器カラコン!)シャキーン!
八幡(唯一の欠点であったこの黒目の小ささをカバーした今の俺は葉山みたいな真性イケメンずには及ばないが、かなりいい線いってるはずだ)
八幡(よし、いざ出陣、だな)
八幡(おっと歩き方も気をつけないと、背筋も伸ばして、っと)

※↓現在の容姿はこれの3or4巻をイメージ(まぁ妄言録以外は全部イケメンだと思ってるんだけどね)
http://俺ガイル続.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_559/xn--eckp4qw19ixx1c/5NsuoNa.jpg

総武高等学校玄関

結衣「彩ちゃんやっはろー!」

戸塚「由比ヶ浜さんやっはろー」

結衣「今日も朝練だったの?おつかれさまだね♪」

戸塚「うんそろそろ試合が近いから気合入れないとね」

結衣「そうなんだー、あ、もうこんな時間!早くしないと遅刻なっちゃう!」
結衣「上履き上履きー!」ピラッ
結衣「靴脱いでーわわわ、引っかかって脱げない!」

戸塚「由比ヶ浜さん落ち着かないと危ないよ、あれ?何か下駄箱から落ちたみたいだけど」

結衣「え、なんだろ?あーもう奥に入っちゃってる、よい、しょっと」ピラ


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◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 Dear 由比ヶ浜

 From 比企谷

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
-----------

バーン

結衣「え、こ、これって…!?」
結衣「はっ!」バッ
結衣(多分、ラブレターだよね?なんかすごいかわいくてオシャレな封筒だし…し、しかもひ、ヒッキーからの…//)
結衣(え、でも、ヒッキーは、ゆきのんと、付き合ってたんじゃ…)
結衣(部室で見ちゃったアレはじゃあどういうこと?)
結衣(あ、そうだ、急いでカバンに隠したけど、彩ちゃんにラブレター見られちゃった、かな?)
結衣「さ、彩ちゃんさっきの、見た?」

戸塚「…見え、はしなかったけど」
戸塚「…由比ヶ浜さん、顔真っ赤だよ」

結衣「あ、プリント!ただのプリントだったよ!忘れてたの誰かが下駄箱に入れてくれてたみたい!」
結衣「私ってよく忘れものしちゃうからなーあーもっとしっかりしなきゃー!」
結衣「わーほんとに遅刻しちゃう!わ、わたし先行くね!」ダッ

ダッダッダッ

平塚「こら由比ヶ浜!廊下を走るんじゃない!」
結衣「先生ごめんなさいー!」

テクテク

↑ごめん送信ミス

結衣(教室に入りにくいなー、ヒ、ヒッキーの方絶対に見れないよ…//)
結衣(あ、やばい!走ってきたから髪の毛ぐちゃぐちゃ!直さないと!)
結衣(うぅ…しかもちょっと汗かいちゃってるし…シャツとか湿ってないよね!?)アセアセ

戸塚「あれ、由比ヶ浜さん教室前で何やってるの?平塚先生もうすぐ来ちゃうよー」
結衣「う、うん!あ、彩ちゃん一緒に入ろ!」
戸塚「うん?」

ガラララッ

戸塚「おはよー」
結衣「お、おはよー」

ガヤガヤザワザワ

結衣(ん?なんかみんな挙動不審?何かあったのかな?まーいいやとりあえず優美子のとこ行こっと)
結衣「みんなーおはよー」
結衣(あれ、聞こえてない?)

三浦「ちょっと、ちょっとアレどういうことなワケ…」

葉山「た、確かに、驚きだね」

戸部「つーかぁ!葉山くんほどじゃないけどぉ!悪くはなくなくないって感じぃ?」

海老名「はやはちが至高って考えだったけど!こっ、これならはちはやも全然有りね!」

結衣(な、なんか盛り上がってるなー)
結衣「や、やっはろー!みんなー!」

三浦「おう、結衣。いいとこにきたじゃん、ねーあれどういうこと?何があったし」

結衣「へ?なんのこと?」

戸部「ヒキタニ君がぁーなんかちょーやべーんすけどぉ!?」

結衣「え?ヒッキー?どういうこと…?」チラ

戸塚「はちまんおはよー♪」
戸塚「今日のはちまんいつもとちょっとだけ雰囲気違うね?ネクタイしてるからかな?」

八幡「おう、天使、じゃなかった戸塚おはよう」キラキラ
八幡「なんとなく気分転換って感じかな?気づいてくれて嬉しいよ戸塚」キラキラ

結衣「ええええええええええ!!??」
結衣(いや!彩ちゃん『ちょっと』じゃないでしょ!!!)
結衣(しかもしゃべり方すら変だし!?)

三浦「まーこういうことなんだわー」

ガラララッ

平塚「おーお前ら席につけー授業始めるぞー」
平塚「今日は休み無しの全員出席で先生嬉しいぞー、っと思ったら比企谷がいないじゃないか、あいつ最近欠席多いなー」

八幡「平塚先生、ちゃんと出席してますよ!」

平塚「…ん?君はどこのクラスの子かね?」

八幡「いや、だから比企谷八幡です」

平塚「…え?」
平塚「……」ジロジロ
平塚「はあああああああああ!!??」

休み時間

結衣「」チラッチラッ
結衣(きょ、今日のヒッキー、ホントかっこいいかも…//)
結衣(いや、もともと身長高めでスラっとしてて)
結衣(ぶっきらぼうでキモいことよく言うけど根っこは優しいし)
結衣(天然パーマっぽいっちゃぽいけど、なんか見方によってはオシャレ感あったし)
結衣(なんだかんだで、か、かっこよかったけどさ!)
結衣(でもそれは、私だけが気付いてたヒッキーの魅力って勝手に思ってて)

モブA「ねーヒキタニ君なんかかっこよくないー!?」
モブB「ホントホントあたしなんで今まで気づいてなかったんだろ!?」
モブC「わ、私は実は前からちょっといいなって思ってたし!しかもヒキタニ、じゃなくてヒキガヤだから!だからアンタ達はダメ!」

結衣(なんか今はすごいフクザツ!!)プンスカ
結衣(ら、ラブレターの件もあって、ただでさえ意識しちゃってるっていうのに…//)
結衣(ってそうだ!ラブレター!)
結衣「あー!」ガタッ

三浦「うわっ!びっくりしたー!どしたの結衣?」

結衣「ちょ、ちょっと飲み物買ってくる!」

三浦「カバン持って?ホントは早退?あーしもダルいし一緒にカラオケでも行く?」

結衣「今日は絶対無理!飲み物買ってくる!」ダッ

三浦「お、おう、なんかあの結衣にあんだけハッキリ断られるとちょっとショックだしー隼人なぐさめろしー」ショボーン

葉山「ははは…」

結衣(よ、よしとりあえずトイレの個室で…)バタン
結衣(ラブレターラブレターラブレター!)ガソゴソ
結衣(あった!)
結衣(す、すごい緊張する…)
結衣(でもでもでも!がんばれアタシ!)
結衣(えーい!)ペラッ

-----------
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今日の放課後
校舎裏で待ってる 
結衣と二人だけで、な?

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
-----------

結衣(放課後!校舎裏!二人だけ!ときたら愛の告白!?)
結衣(キャァァァァァ!!)ジタバタジタバタジタバタ
結衣(し、し、し、しかも結衣って名前で呼んでるしー!!!)

放課後校舎裏

結衣(気付いたら放課後だった…)
結衣(今日の授業、全然頭に入ってこなかったし、いや、それはいつものことかな)
結衣(ヒッキーもう来てるのかな?)チラッ

八幡「」キラキラ

結衣(いるー!!!)
結衣(あー今日に限って寝坊しちゃったんだろ…)
結衣(化粧とか、その、し、下着とか、ちょっと適当だし…)
結衣(いやいやいや!なんで下着!?早すぎだし!//)
結衣(あーもー!行くしかないー!うわー!)バッ
結衣「ヒ、ヒッキー、待った?」

八幡「大丈夫、それより来てくれてありがとうな結衣」キラキラ

結衣(うーあー//)

八幡「結衣」ズイッ

結衣「はい!」

八幡「お前ってホント可愛いのな」ズイッ

結衣「へ!?へ!?ヒ、ヒッキーどうしたの!てか近い近い!//」

八幡「お前もよくこんぐらいの距離くるじゃん、俺その度にドキドキしてたんだけど」

結衣「うぅぅ、そ、そうかもだけど、わ、私も今、ドキドキしすぎてやばい、んだけど…//」
結衣(あー私今耳まで真っ赤になってるよ…てかヒッキーからすごくいい匂いするし、もークラクラしてきた)

八幡「…結衣ってさ、よく葉山とか戸部とかと楽しそうにしてんのな」

結衣「え?そ、そだね?み、みんないい人だよ!」

八幡「こう見えて、結構妬いちゃうんタイプなんだよね、俺」

 流れるように「壁ドン!!」

結衣「」
結衣(あ、コレもう無理かも…//)

八幡「結衣」ボソ

 魅惑の「ウィスパー!!」

結衣「ヒ、ヒッキー耳、近い、くすぐったい、よ…//」

八幡「前部室で雪ノ下と色々あったけど、アレただヨーグルトこぼしただけだからな」

結衣「そ、そうなの?」

八幡「お前には、誤解されたくなくってな」

結衣「う、うん、あ、でも私、信じてたよ、ヒッキーはあんな乱暴な事しない人だって…//」

八幡「結衣はいいやつだな」ナデナデ

 選ばれし物の技「頭ナデナデ!!」

結衣「はぅぅぅ…//」

八幡「あ、頭撫でちゃってゴメンな、嬉しかったから、つい」
八幡「止めた方がいいなら言ってくれ」

結衣「い、嫌じゃないし…?ヒッキーの手、暖かくて、気持ち、いい、よ…?//」
結衣(ど、どうしよう、もう色々とやばくなってきた、汗とか、顔とか、その、他にも色々。恥ずかしくて死にそうだけど、幸せ…//)

結衣(どうしよう、キスしたくてたまんない…//)
結衣(でも、私から迫っちゃったら、またビッチって言われるのかなぁ…)
結衣(いいよね…だってコレ以上我慢したら私、おかしくなりそうだし…)
結衣「あの…」

八幡「ん?」

結衣「うぅ…その、キ、k」
結衣(恥ずかしすぎて死にそう…)

八幡「あ、そうだ忘れるところだった、結衣にプレゼントがあるんだ」ガサゴソ

結衣(え、なんだろ、プレゼント?ヒッキーが私に?幸せすぎて怖いんだけど…//)

八幡「はい」つ[◎]

結衣「…ありがとうヒッキー、私大事にするね」
結衣「プレゼントはもちろん、そ、そのヒッキーの、こ、事もね…」ゴニョゴニョ
結衣「ヒッキーからのプレゼント、うれしー…?な?って?アレ?え?」

八幡「そうかそう言ってもらえて嬉しいよ」ニコッ

結衣「あ、あのコレって…?」

八幡「うん、コンドーム」キラッ

結衣「ええええええええええ!?」
結衣(ちょっとちょっとどういうこと、コレって、その、えっちの時に使うヤツだよね…!)
結衣(そ、それは恋人同士になるんだったらいつかは、って思ってたけど)
結衣(いや、ヒッキーとは、もちろんしたくないってことはなくて…!あーじゃなくて!)
結衣(こ、コンドームを今このタイミングで渡すってことって、えっそういうことなの!?今!?ここで!?)

八幡「結衣」ボソッ

結衣「ひゃぅっ!」ビクッ

八幡「」耳ハムッ

結衣「あっ…!//」ビクビクッ
結衣(やーばーいー今変な声でちゃったぁぁぁ//キャー//)
結衣(次、何かされたら、もう、私ダメかも…//)
結衣(うぅぅ…)
結衣(どうしよう誰かに見られてたら、次の日噂になっちゃうよね…)
結衣(ヒッキーの家だったらよかったのに…、あ、でもでも小町ちゃんいたら、ちょっと気マズいな…)
結衣(そういえば、ここ、校舎裏、だったけ、確か奉仕部の部室ってあの辺?)
結衣(ん?あれ?奉仕部の窓、人影?)
結衣(え?何かを担いで、え!?アレ?パイプ椅子!?投げた!?)
結衣「ヒッキー!!!上!上!」

八幡「ん?なんd」ゴキィィィ!!!

ドタッ!
ブシャーァァァ!!!

結衣「ヒッキーィィィィィ!!!」

翌日奉仕部部室

八幡「なんかさ俺昨日の記憶がまったくないんだよね」
八幡「二日前の夜に小町から少女漫画を借りて、気がついたら徹夜してた、ってとこまでは覚えてるんだけど」
八幡「正門ついたとこからまったく記憶が無いんだわ」
八幡「今日起きたら秘蔵のカラコン割れてるし、頭痛いし」
八幡「クラスの奴らはお化けでも見るかのように俺の顔チラチラ見てくるし」
八幡「なぁお前らなんか知らないか?」

雪乃「さぁ、知らないわね、そもそも私は貴方の事なんて興味が無いわけだし」
結衣「知らない」

八幡「お、おう、悪いな邪魔して」

八幡(マジで思い出せん、うーんやっぱ徹夜は良くないな)
八幡(てか俺の椅子なんでこんなガタガタなの?なんかよく見たら脚曲がってね?)

うあぁぁぁつかれたなぁーもぉー
SS書くのこんなに大変だとは思わなかった。
他の作者さんほんと尊敬しますわ…
とりあえずは今日分のノルマ達成、もう寝る

( ˘ω˘ ) スヤァ…


追記
八幡の身長低い方でしたか。
なんか勝手に背筋伸ばしたら伸びるかなーってそんなイメージでした。
公式設定あるのかな。

110番のトリビア教えてくれた人ありがとう。
ほんとただのいたずらっこだよね、そっちの筋の人じゃないよね。

ゆでたまごさんもビックリのアホ毛理論

【その5 留美編】


土曜日午前 比企谷家

八幡「あー休みだーたまには何もせず家でゴロゴロするかー」ゴロゴロ

小町「"たまに"じゃなくて"いつも"の間違いでしょーがーまったくもー」


ピンポーン


小町「あれ?誰だろ?はいはーい!」

八幡(あーだるいー)
八幡(八幡君の貴重なゴロゴロタイムを邪魔する不届き者はいったい誰ですかー回れ右して帰ってどうぞー)
八幡(あーもーねるー)

小町「わー久しぶりー!どうしたのー?」

八幡(んー?小町の友達か?まー俺には関係ない、おやすみなさい)

小町「お兄ちゃーん!お兄ちゃんってばー!今すぐ玄関来ることー!後10秒で来ないとご飯3食抜きの刑だぞー!!!」

八幡「あーもうだるいなー」

小町「10!9!8!7…」

八幡「はいはーいー今向かってますよー」ダラダラ

八幡「ったく一体なんだよ…ふぁ~ねむー」

小町「ちょっとー!お客さんいるんだからもっとシャキっとしなよ!」

八幡「あー?こんな休日の朝っぱらから人の家来る奴なんて、だいたいロクでもない奴と相場が決まっててだなー」

留美「久しぶり」

八幡「あれ?え?お前は林間学校の時の…」

留美「ロクでもない奴だよ」

八幡「…鶴見留美か、相変わらずヒネてんのなーお前」

留美「はちまんに言われたくない」

八幡(ぐ…呼び捨て、相変わらずっ!)
八幡「それで今日はどうした?というか俺住所教えてたっけ?」

留美「林間学校の時のお礼渡しに来た」
留美「あの時の話、お母さんに話したらすごく喜んでくれて、コレ持って行きなさいって」
留美「住所は平塚先生に教えてもらった」

八幡「余計な気使わんでいいっつーの」

小町「わ、お兄ちゃん、コレ有名なお菓子屋さんのヤツだよ!ルミちゃん今お茶淹れるからとりあえず上がって上がって!」

留美「え、でも」

小町「いーからいーから!」

留美「」ジー

八幡(ん?なんか変な気使ってんのか?まったくこいつは…)
八幡「…小町もそう言ってるし、まーとりあえずあがってけば?」

留美「わかった、お邪魔します」

小町「さささ、適当にソファーにでも座っててくださいなー♪」

留美「うん、小町さんありがとう」

小町「い~え~お気になさらずに~♪しかし林間学校からそんなに経ってないけど、コレまた随分大人っぽく成長しましたねぇ♪」

留美「そ、そうかな?大人っぽいって言われると、嬉しいです//」

小町「うんうん、このくらいの年代の女の子ってホントすごい成長するもんだからねぇ♪」
小町「そのワンピースもすごい似合ってるし~」
小町「更に黒ニーハイソックスの組み合わせが小町的にちょーポイント高い~♪うーんボーナスポイントも追加♪」
小町「んー可愛い妹ができたみたいで小町超嬉しいー♪」
小町「ねーお兄ちゃんもそう思うでしょー?」

八幡「おーはちまんてきにもぽいんとたかいぞー」(棒)

小町「うわー、コレだからゴミいちゃんは…」
小町「もっとなんかあるでしょー!ホラ!」

八幡「あーはいはい、身長も伸びたなー、髪も伸びたなー」

留美「なんか適当」ジト

八幡(あーもう)
八幡「…後はリップとかつけちゃって最近の小学生はマセてんのなー」

小町「あ!ホントだ!キラキラしてて可愛い!お兄ちゃんよく気付いたねー」

留美「リ、リップくらい普通だよ」


小町「あ、そうだルミちゃん紅茶でいい?」

留美「うん、紅茶好きだよ」

八幡「お兄ちゃんはカフェオレー砂糖ガンガンに入れたやつなー」

小町「うん無理めんどくさいから」

八幡「…なんだよこの扱いの違いは」

留美「まぁはちまんだし」

八幡「お?お?どういう意味ですかねぇ?」

小町「アレ?紅茶切れちゃってる、ちょっと新しいやつ取ってくるねー」ダッタッタ…

八幡「…」

留美「…」

八幡「……」

留美「……」

八幡「………ぐー」

留美「ちょっと」

八幡「…なんだよ?」

留美「お客さんの前で寝るとかないと思う」

八幡「ったく、分かった分かった、ジェンガやっていいぞ」

留美「わたしジェンガ結構得意だよ」

八幡「おーそうか、ならよかった、はいジェンガ、お休み」

留美「ちょっと、なんでまた寝るの」
留美「さっきジェンガで遊ぶって言った」

八幡「え?いやだってジェンガで遊ぶんでしょ?」

留美「え?」

留美「お話して」

八幡「えーはちまんねむいー」

留美「お話して」ジト

八幡(同年代の方々とも満足に話せない俺が、小学生と話なんてできるわけないじゃないですか)
八幡(しかも女子)
八幡(むむむ)
八幡(小学生・女子・小学生・女子)
八幡(ピコーン!)
八幡「プリキュアの話しようぜ」

留美「え」

八幡「俺はフレッシュ派だな、バトル・ストーリー・キャラどれをとっても一級品、な?留美もそう思うだろ?」

留美「えー…」
留美「そんな子供番組見てないよ」
留美「というかはちまんプリキュア見てるの?ちょっと気持ち悪いよ」

八幡「」ビキッ
八幡「お?お?戦争か?戦争ですか?」

留美「知ってるよ、はちまんみたいな人、"おおとも"って言うんでしょ?」

八幡「おい、俺をあんな豚どもと一緒にするな、俺はただ純粋にプリキュアの素晴らしさをだな…」

留美「なんか真剣過ぎてこわいよ、はちまん」

八幡「もういい、お前とは分かり合えると思ったのにあーはちまんショックで眠気マックスだわーあーこれマジで寝るわーぐー」

留美「むー」
留美「せっかく遊びに来てるのに…」
留美「あ、ネコがいる」
留美「はちまん、撫でていい?」

八幡「いいぞーぐー」

留美「やった、よーしよし」ナデ

カマクラ「ニャー」トテテテテ…

留美「あ、逃げちゃった…」シュン

八幡(ったく)
八幡「…カマクラの特技見せてやるよ」
八幡「アイツ狭いところが大好きでな、特にコレ、ティッシュの空き箱、これにはホント目が無いの」

留美「そうなんだ」

八幡「見てろよーこの辺に空き箱置いてっと」
八幡「カマクラーハウスー」

カマクラ「ニャー」スポッ、ゴロゴロゴロゴロ

八幡「な?」

留美「わ、すごいね」

八幡「よしカマクラ、ちょっと失礼、な」

カマクラ「ニャ」ピョン、トテテテ

留美「あ、また逃げた」

八幡「ちょっとじっとしてろよ」
八幡「で、お次はティッシュの箱をここに置くと」ポン

留美「ヒザの上?、あ、そっかこれならネコ、撫でれるね」

八幡「おう、あんまりしっぽの方触るなよ、逃げるから」

留美「わかった!」ワクワク

八幡「おっけ、カマクラーハウスー」

カマクラ「ニャー」トテテテ

留美「わ!きた!」

八幡(おし、あとはカマクラ大明神に任せよう、俺は寝る)
八幡(じゃーおやすみなさい)

カマクラ「ニャア」ピョン、モゾモゾモゾ!
留美「…!」
留美「きゃ!ちょ、ちょっと、やだ!そこ違う!やめ、やめて!」

八幡「…へ?」

留美「やだやだ!だめ、だめだって!」

カマクラ「ニャー」ゴロゴロゴロ

留美「ちょっとゴロゴロしないで!く、くすぐったい!」

八幡(ニーハイのその先!黄金神域!)
八幡(おいおいおい!大明神様!アンタどこに入ってるんですかー!)

留美「ちょ、ちょっと!はちまん!なんとかしてよ!きゃ、見ないで!」ジタバタ

八幡「いやいや、見ないとなんとかできそうにないだろ…」

留美「うぅ…!ちょ、ちょっとそこ、あぅ」
留美「み、見てもいいから早く何とかしてよはちまん!//」

八幡「あーもう、しかたねーな…」
八幡「」ピタッ
八幡(待てよ、読めたぞ)
八幡(あーはいはい、またこのパターンね)
八幡(どうせなんとかしようとワンピの下に手を突っ込んだ瞬間さ、小町帰ってくるんでしょ)
八幡(で、誤解されて、親に報告されて処刑タイム8時間コースと)

留美「わ!ちょ!舐めた!ヤダ!はちまんなんで止まってるの!?」ジタバタ

八幡(うーんとなると俺の取るべき行動は何か)
八幡(放置、は小町的にポイント低そうだし、逃走も同じく)
八幡(手を出さずに、なおかつ心象の良い行動、それは!)
八幡「正座しながら、見守る、だな!」ババッ

留美「えええええ!?」

八幡「ジー!」

留美「いやいやいや!はやくなんとかしてよぉ…//」

八幡「ジー!!」

留美「うぅぅ…だ、だから舐め、んっ!うぅぅ…」

八幡「ジー!!!」

留美「やだっ…グスッ、はち、まぁん、グスッ、グスッ」

小町「何やってんのこのゴミいちゃんは!!!」スパーン

八幡「グハッ!」

八幡の部屋

八幡(小町にリビングを追い出されてしまった…なぜだ…)
八幡(はぁ、まぁとりあえず寝るか…)

 コンコン

八幡(小町か?というか説教タイムですね…わかります…)
八幡「開いてるぞー」

 ガチャ

八幡「あ…」

留美「…」ジト

八幡「お、おう」

留美「……」ジト

八幡「………」
八幡(気まずい)

留美「私そろそろ帰るね」

八幡「お、おう、お菓子ありがとな」
八幡(まぁ俺食えなかったんだけどね…)

留美「ね、見た?」

八幡「ん?紺のチェックだっけか?いや、見てないぞ」

留美「え?ちょ、ちょっと!それ!私の今日のパ、パ…!!!バカ!」

八幡「うおっ!?え?あ?だってあんだけジタバタしてたら嫌でも見えちゃうって!しかもおれ正座してたし!」

留美「へ、変態!!もーヤダ」グスッ

八幡「お、おい泣くな!ごめんって…じゃ、じゃあ一体なんのことだよ!?」

留美「うー…」
留美「泣いてた、とこ…」

八幡「へ?」
八幡「い、いや、別に、仕方ないんじゃないか…?」

留美「やだよ!」
留美「だってネコ怖がって泣いちゃうとか、子供みたいだし…」

八幡「あーでもお前子供だからいいじゃん」

留美「子供じゃないよ!」

八幡「うおっ…」ビクッ
八幡(…)
八幡(あーそういうことか)
八幡(ちょっと大人っぽい服装に、やたら成長を気にしてたところ)
八幡(林間学校の時もこいつは、周りを子供扱いして、やさぐれてた)
八幡(あの後も自分なりにどうすべきかを色々考えてきたわけだな)

留美「子供じゃない…」

八幡(うん、確かにお前はその年代の中ではひときわしっかりしてるよ)
八幡(もちろん一人で立って生きてくってのは悪いことでも無いし、むしろすごいし格好いいとも俺は思ってる)
八幡(でもな、背伸びって疲れるだろ?)
八幡(賢いからな、この子は)
八幡(そういうこと考えるのはもう少し大人になってからでも十分なんじゃないか?)

八幡「…うまく言えないけど」
八幡「俺はお前がすごいやつだってちゃんとわかってる」

留美「…」

八幡「そのなんだ、肩に力入れすぎなんだよお前は」
八幡「全然子供っぽくて可愛くない」

留美「う…」

八幡「えっとな」
八幡「俺も一応奉仕部の部員なわけだから」
八幡「なんかあったら話くらいはいつでも聞いてやるから」
八幡「…ま、そういうことだ」

留美「…うん」

留美「はちまんの言いたかったこと、イマイチわかんなかったけど」

八幡「ぐ」

留美「…」
留美「…ありがと」

八幡「…」
八幡「…おう」

留美「はーなんだかなー」
留美「なんかプリキュアとか未だに見てるおおともさんに励まされちゃうとか」
留美「かなりショックかも」

八幡「」ビキ
八幡「おい、だからプリキュアバカにすんなって」ビキキ

留美「うんなんか子供扱いされたけど」
留美「はちまんの方が絶対こどもだよね」

八幡「お?お?言ったな?」ビキキキ
八幡「あー今キレたわ…ちょっと屋上行こうぜ…」ビキィ!

留美「小学生相手にバカにされて怒るとか」
留美「やっぱりこどもだね」ププ
留美「大人ならもっとサラリと流すと思うよ」

八幡「ほぉ…」ゴゴゴ
八幡「実はそんな大人なルミさんに、ぴったりのぉプレゼントが用意してあるんですよぉ…」ゴゴゴゴ
八幡「是非ともぉ!?受け取ってくれませんかねぇ!?」つ[◎]<バッ!

留美「…え?」

留美(なんだろこれ?)

八幡「大人な鶴見留美さんならご存知ですよねー」ニヤ

留美「し、知ってるよ!大人だもん!」

八幡「いやーさすがは鶴見留美さん!じゃあコレの使い方を是非ともご教示願えませんかねー」ニヤニヤ

留美「…はっ!」

八幡「あれー?どうしたんですか?俺でも知ってる使い方、まさかわからないんですかー?」ニヤニヤニヤ

留美「…うぅぅ!!」

八幡「はーやーくー?」ニヤニヤニヤニヤ

留美「うわぁぁぁぁぁん!!!」
留美「はちまんのばかー!!!」ダッダッダッ

八幡「…」
八幡「フッ、完全勝利」

小町「いやー小学生泣かして勝ち誇る高校生とか、マジで無いわー小町ドン引きだわー…」

八幡「はっ!?こ、小町、ま、まずは落ち着いて話し合いをだな!!」

その夜 鶴見家


留美母「留美?今日はちゃんとお礼言えた?」

留美「うん、まぁ一応、色々あったけど…」

留美父「ん?」

留美「あ、そうだお母さんお父さんこれの使い方、教えてくれる?」つ[◎]

 パリーン

留美「お、お父さんコップ!コップ!」

留美父「」プルプル
留美父「留美?ど、どうしたんだいこれ?」プルプル

留美「え、あの、お世話になったお兄ちゃんが、渡してきて…」

留美父「母さん」
留美父「そういえば明日、ゴルフコンペがあるの忘れてたんだ」
留美父「今から練習してくるから、ドライバー出しておいてもらっていいかな」スクッ

留美母「あら」
留美母「明日は、町内野球大会の日じゃなかったかしら?」
留美母「金属バット、用意しておきますよ」スクッ

留美父「はははー父さんうっかりしてたわー」
留美父「明日のためにいっぱい練習してこないとなー」

留美「?」

なんとかノルマ達成!
実はプリキュアはよくわかんないけど、
キュアパインが天使ってのよーく理解してる(壊)

ひとまず今日はおやすみなさい

( ˘ω˘ ) スヤァ…

「乙」

一文字だけどすごくうれしい素敵な言葉

( ˘ω˘ ) スヤァ…

ねぇ実技は?実技はあるの?実技はないんですか!?ヤダー!!!

【その6 クラス内カースト最上位編】


放課後 総武高等学校

八幡(…問題)
八幡(どこにでもいる普通の高校生が、何故かなんの戦略的価値もないクラスを占拠したテロリスト4人組に"勝てる"確率は?)
八幡(答えは0%。よくわからん体術を駆使し一瞬の内に制圧、その後クラスのヒーローなどという妄想は中学生までにしておいたほうがいい)

八幡(…次の問題)
八幡(では、どこにでもいる普通の高校生が、何故かなんの戦略的価値もないクラスを占拠したテロリスト4人組に"負ける"確率は100%か?)
八幡(答えは否、である)
八幡(それを今から実践してやろう)

戸部「まーじで?そりゃないっしょー隼人くぅーんwwwwww」

葉山「ははは、あんまりからかうなよ」

三浦「ちょっと戸部っちー隼人困ってんでしょー」

海老名「あははー」
海老名(とべはや!どべはや!今日もごちそうさまです!)

 スタスタスタ

八幡「よぉー、ちょっといいか?」

三浦「ちょーいい加減にしろし…って、あれ?ヒキオじゃん?あーしらになんか用?」

葉山「…?珍しいねどうしたんだい?」

戸部「あーれぇ?ヒキタニくぅーん?どうしちゃったのー?なになにぃ面白い話ー?ww」

八幡(くっ、こ、これがクラス内カースト最上位グループのプレッシャーか…!)
八幡(怯むな、大丈夫だ八幡…お前は冷静に事を進めるだけでいい…!)
八幡「おぅ、お前らにプレゼントだよ」つ[◎][◎][◎][◎]

三浦「…ちょ!?」

葉山「え?」

戸部「ちょちょちょ!?ヒキタニ君パネェ!マジパネェわー!wwwwww」

海老名「え、コレって…!?」
海老名(どういうこと!?はちはやなの!?はちとべなの!?キ・マ・シ・タ・ワーwwwwww)

八幡「煮るなり焼くなり捨てるなり、後は好きにしてくれ、じゃーなー」スタスタ

 ガシッ!!!

三浦「…おい、ヒキオ、まて」
三浦「じゃーなー、じゃねーし」
三浦「説明しろし」
三浦「んだ、お前、あーしらがこーいうの似合うね、とか言いたいわけ?」
三浦「バカにしてんの?なぁ?」

八幡「…いや、そういう意味ではn」

三浦「あぁ!?オメー!バカにしてんだろぉぉぉ!?」バン!

海老名「ちょ、優美子!落ち着いて!」ガシ

八幡(怖ぇぇぇえええ!!!)
八幡(マジで怖ぇぇぇえええ!!!)
八幡(だがここで三浦がキレるのは想定内だ…!落ち着け…ここからが肝心だ…!)

葉山「…ヒキタニ君、説明してくれるかな?」

八幡(さすがは葉山、こんな状況でも冷静に理由を求める、それも想定内だ)
八幡「いや、確かに説明が足りなかったな」
八幡「これ、駅前でなんか厚生系のキャンペーンやってて配ってたやつなんだ」

戸部「まーじでぇ!?ちょー俺もほしいほしいー?どこどこどこ?どこで配ってたのぉー?wwwwww」

八幡(戸部、頼むから黙っててくれ…)
八幡「…で、なんか配ってたバイトの人がさ」
八幡「『あーダルー、マジでダルーやってらんねー、あーコレ全部君にあげるわー』って」
八幡「気がついたら俺のカバンに大量のコンドームをつめ込まれていた」

三浦「あぁ!?意味わかんねーよ!何が言いたいんだよヒキオ!」

八幡「うるせー!!」バン!

三浦「きゃ…、って、な、なに逆ギレしてんだよ!」ビクビク

八幡「俺が…」
八幡「俺がなぁ…」
八幡「俺が言いたいのはなぁ…!」
八幡「俺がコンドームとか持ってても使う機会なんてあるわけねーだろーがよぉぉぉ!!!」
八幡「俺だって自分で消化できるんだったらお前らなんかに配ったりしねーよぉぉぉ!!!」

三浦・海老名・葉山・戸部「!!!」

八幡「うっうっ…うぅぅ…」
八幡「俺だって、俺だってなぁ…」
八幡(…説明しよう)
八幡(テロリストに"負ける"確率は100%ではない、なぜならば勝負を挑まなければそもそも"勝ちも負けもない"からだ…!)
八幡(よって俺は、このように己を極限にまで卑下することにより、奴らの怒りを憐れみへと昇華させる…!!!)
八幡(あ、でも嘘泣きのつもりがなんか情けなすぎてマジで泣けてきたわー…)

八幡「俺だってなぁ…俺だって…」グスッグスッ

三浦「…」

葉山「…ヒキタニ、君」

八幡(よし、あとはこのままフェードアウトすれば作戦完了だ)
八幡「…悪い、俺、帰るわ」スタスタ

三浦「…ヒキオ!」

八幡「」ビクッ
八幡「…な、なんだよ」

三浦「ゴメン!!!」バッ

八幡「…え?」

三浦「ほんとにゴメン!!!あーしが、あーしがバカだった!ヒキオみたいなボッチの気持ち!全然考えれてなかった!」

葉山「ヒキタニ君、君はもっと自分に自信を持つべきだよ、そんなこと言わないでくれ…!」

戸部「ヒキタニくぅ~ん!ごめん!俺なんだかんだで結構モテるから、地味ーズの気持ちよくわかんないんだわぁ!あーごめんな!wwwwww」

八幡(おい戸部、お前煽ってんのか!?)

海老名「大丈夫!私が新しい世界に招待してあげる!ね!ね!wwwwww」

八幡(だめだこいつ腐ってやがる)

八幡「いや今回は全面的に俺が悪かった」
八幡「じゃーなー」
八幡(はいはい、これでクラス内カースト最上位編~完~)

三浦「待てし!」バッ

八幡(えええ…)

三浦「あーしが…」
三浦「あーしが…あーしがなんとかしてやる!!!」

八幡「へ?」

戸部「あっれぇぇぇ?もしかして一肌脱いでほんとに人肌脱いじゃう系ですかぁ?ヒキタニくぅんコレで卒業だねぇ♪やったねwwwwww」グッ

八幡「いやいや、人肌脱いだらただのホラーだろ、スピーシーズかよ、てかその手ヤメロ、オッサンかお前は」

三浦「は、はぁ!?意味分かんないこと言ってんなし!」
三浦「とりあえずみんなで街行くよ!」

八幡「おーいってらっしゃーい」スタスタ

三浦「オイ!ヒキオも来るんだよ!オラ!」グイ

八幡「…ちょ、苦し、お、おい」

夜 繁華街


八幡(…)
八幡「あのー僕と一緒にMAXコーヒー飲みませんかー」

女子高生A「は?キモ?喋りかけないで」

八幡(…)
八幡「あのー僕と一緒にプリキュアについて語り合いませんかー」

女子高生B「ちょwwwwww何こいつwwwwwwオタク?wwきっしょーwwwwww」

八幡(…)
八幡「あのー僕と一緒に千葉のいいところについて語り合いませんかー」

女子高生C「え!?あのー、いや、ご、ごめんなさい、遠慮しときます…」

八幡(俺は何故かナンパをしていた)

少し離れたベンチにて


葉山「うーん…彼にいきなりナンパはハードルが高すぎるんじゃ…」

三浦「あーしが考えるにヒキオに足りないのは場慣れだし!それにもしかしたら一人くらい付き合ってくれるヤツいるかもじゃん!」

戸部「いやーヒキタニ君プリキュアはないわーwwwwwwてか楽しそー!ねぇねぇ俺も混ざってきていい?wwwwww」

海老名「ヒキタニ君!その子!その子に声かけて!多分その子ホモだから!」

三浦「海老名擬態、擬態!戸部っちも騒ぐな!なんとかしてヒキオと付き合ってくれる女探せし!」

葉山「この光景を奉仕部の二人が見たらどうなるのか…」

三浦「ちょ、隼人やめろしー、雪ノ下とかに見られたらあーしマジムリ…」

戸部「ちょっとー!ヒキタニ君!その子!その子暇そうだから余裕っしょ!あっれぇぇぇ!?」

八幡(…帰りたい)
八幡(あーもうほんとなんでこんなことに、比企谷八幡はただ静かに暮らしたいだけなんですけね)
八幡(あーもー考えるのメンドクセー、まーそのうち三浦達も飽きて開放されるだろ…)
八幡「あのー僕と一緒にどうすれば戸塚と結婚できるかについて語り合いませんかー」

女子高生D「と、戸塚って誰!?結婚?ちょっと怖いんだけど!」

八幡(…お腹空いた)
八幡(ん?なんかアホそうな高校生集団がすげーコッチ見てるな…)

DQN男A「オイオイwwwwwwアレ見ろってwwwwwwコレで4連敗wwっww」
DQN女B「ちょーマジムリーwwwwwwてかアレナンパなの?」
DQN男C「やべーwwスゲー面白い動画になるわこれww拡散希望wwwwww」
DQN女D「ひどwwwwwwてかあいつ鏡見たことあんの?」

八幡(…)
八幡(…まぁネタにされても仕方ないわな)

DQN男A「ちょwwwwww見てろwwwwwwなんかウゼーからビビらしてくるwwwwww」
DQN女B「やめろってーwwwwww泣いちゃうよアイツww」
DQN男C「これYoutube乗せたら稼げるわーwwwwww」
DQN女D「もうすでに彼のライフは0だからやめたげてよぉwwwwww」

八幡(…げ、なんか偏差値15くらいのやつが近づいてくる)

DQN男A「オイwwwwwwそこのキモイのwwwwwwそうそうオマエオマエwwwwww」

八幡「はぁ」

DQN男A「オメーみたいなカエル野郎が人間の女と付き合えるわけねーだろwwwwwwオラ、池帰れwwwwww」

八幡「はぁ」

DQN男A「あー?何ww何その態度?潰しちゃうよ?wwwwww」

八幡「はぁ」

DQN男A「うわww半泣きなってww更にブサイクになったwwwwwwやっべww」

八幡「はぁ」

DQN男A「ホントマジでキメーからwwオマエにナンパとかムリだからww」

八幡(…もう帰っていいかな)
八幡(色々トラウマが蘇ってきて、ホントもう苦しい)
八幡「…」

DQN男A「おい!無視すんなや!コラ!泣かs」

??「はちまん君!ごめん待たせちゃって!!!」

八幡「はい?」

海老名「ごめんねはちまん君」キラキラ
海老名「はちまん君がデートに付き合ってくれるって嬉しくって」
海老名「色々準備してたら、ちょっと遅れちゃった//」ギュ

八幡「お、おいなにイキナリ腕とか組んでんの…?」アセアセ
八幡(えーだれですかーこの人ー海老名さんの皮を被った妖怪かなんかですかー?)

DQN男A「は?だ、ダレヨオメー!」
DQN男C「オイオイ!?何あの子!?めっちゃ清楚な感じでタイプなんだけど!?やばくね!?は?アレの彼氏?うそ?マジ信じらんねー!」
DQN女B「…は?あんな地味なのがタイプとか趣味わるー」
DQN女D「そうだよー!全然色気ないしー!」

??「はちまん!」

八幡「はい?」

三浦「ごめんはちまん!」キラキラ
三浦「はちまんの好きそうな服に着替えてたらちょっと遅れたし」
三浦「今日は朝までいっぱい遊ぼうな♪//」ギュ

八幡「は、ちょ、ちょっとだから腕、近い近い…」アセアセアセアセ
八幡(だから誰だお前、てか何これーはちまん意味分かんない…)

DQN男A「はぁぁぁあああ!?」
DQN男A(なにこの美人!?マジでヤベー!?なんで?なんでこんなカエル野郎とイチャイチャしてんだよ!?)
DQN男C「オイあれ総武の三浦じゃん!?は?マジで!?おい、あいつ何者だよ!?」
DQN女B「…なんかつまんなーい」
DQN女D「てかーどうせーただの金ヅルっしょー、あーマジでーわかるー」

??「まったくはちまんはいつも人気者だな」

八幡「はい?」

葉山「よっ、はちまん」キラキラ
葉山「今日カラオケ行くって約束してたじゃん」
葉山「ま、今日は忙しそうだけどたまには遊んでくれよな」ニコッ

八幡「葉山まで…」
八幡(あぁ…そういうことか)

DQN女B「キャァァァああああああああああ葉山君!!!」
DQN女D「ちょおおおアイツ葉山君の知り合い!?すごいってー!ちょーやべーって!」
DQN男C「は、はぁ別に騒ぐほどのもんじゃねーべ!どこがいいのよーあんなヒョロい奴のよー?」
DQN女B「ちょwwwwwwサインwwwwwwサインほしいwwwwww」
DQN女D「写メ撮って自慢しよwwwwww」
DQN男C「…うーわーウザ、あーなんか萎えたわー帰ろー」

??「なんか忘れ物してなくなくなぁーい?」

DQN男C「あ?」

戸部「いやー君のケータイ、ちょーかっこよくなぁーい?ちょっと見せてよ~wwwwww」

DQN男C「ちょ、誰よお前、触んなよ」

戸部「いーからいーからwwwwww」ヒョイッ

DQN男C「おい、触んなっつってんだろ!」

戸部「あー手が滑ったwwwwww」バキィ!!!
戸部「うわーやばいっしょーこわいちゃったっしょーあーもうとべっちうっかりーwwwwww」

DQN男C「お、オイ!テメー[ピーーー]z」

戸部「…あ?」ギロ

DQN男C「」

戸部「何?」ギロォ

DQN男C「ナンデモナイデス」

戸部「そーおー?wwwwwwごめんねーケータイ壊しちゃってーwwwwwwでもー盗み撮りとかよくなくなくなぁーい?wwwwww」

DQN男C「ハ、ハイ…」ガクブル

八幡ヨイショしたいだけなら最初からコンドームがどうこうとか余計な縛りいらなかったんじゃね?

三浦「あースッキリしたしー!」

海老名「まったくだねぇ♪」

戸部「あー隼人くーん、アイツラ最後の顔みた?みた?wwwwwwまーじやばじゃなかったー?wwwwww」

葉山「はは…戸部怖がらせすぎだって」

三浦「てかヒキオもさーあんなんにいいように言われて悔しくないの!?」
三浦「オメー男だろ!?見てるコッチがキレそうになったし!」

八幡「あーでも、もとはといえばお前が『ナンパで雄力磨く!』とか言い出すからこうなったんだぞ…」

三浦「はぁ?何?あーしのせいだって言うの!?」

海老名「まぁまぁ落ち着きなさいって」

八幡(…)
八幡(クラス内カースト最上位は伊達じゃないってことか)
八幡(ほんとに疲れた一日だったが)

戸部「あーヒキタニ君ヒキタニ君あの子!あの子!どう!?」

八幡「あーもううるせー、もうナンパなんて二度としねーよ)
八幡(たまにはこういうのも悪く無いか)

今日のノルマ達成、です。

俺ガイルの物語のコンセプト上、
葉山グループがなんか敵みたいな表現されることが多いなってよく思ってまして、
そこがなんかなーもうちょっと良い部分を取り上げたいなーと思った次第です。

とりあえず休憩がてら2期最新話見てきます♪

適当に、

キュアハニーかわいいよね、でもパインにはギリギリ勝てないかな?^^
そういえばフレッシュの後期のED曲に一時期ハマってました。

「乙」いただきましたありがとうございます癒されます

>>139
そこは触れちゃいけない、いいね?(実はゆきのん編くらいから同じようなこと考えてたなんて言えない)
でも確かにゴムである必要はないのかもだけど、ゴムを中心にストーリーを組みたてるのは個人的に面白いです。

【番外編 城廻編】


放課後 総武高等学校

 キーンコーンカーンコーン

平塚「比企谷ーすまんがこの教材を資料室に運んどいてくれー」

八幡「えーなんで俺何ですか…もっと他に暇そうなヤツいるでしょー」

平塚「いや、どっからどう見てもお前が一番暇そうだろ」

八幡「いやいやいや、俺奉仕部行かなきゃなんであー忙しー」

平塚「お前なぁ…私は顧問だぞ?今奉仕部に案件が無いことくらい知っている」
平塚「それにお前最近欠席多いからな、ここらで内申点稼いどいたほうがいいんじゃないかな」

八幡「それは職権乱用では、いや先生の俺に対してのムチャぶりの頻度考えると職権濫用ですかね」

平塚「…そうかー比企谷は留年してまで先生と一緒にいたいということだな」ニヤ

八幡「承知いたしました!」ダッ

平塚「おー、先生聞き分けのいい生徒は好きだぞー」

資料室前

八幡(ぐ…重っ…)
八幡(資料室前に着いたのはいいが、両手が塞がっててドアが開けれない…)
八幡(仕方ない、行儀が悪いが、足で開けるか…)ツツツ
八幡(くっ…ドアが重くて…)ヨテヨテ

 ガラララ

八幡(アレ?なんか勝手にドアが開いたぞ?)
八幡(童貞のまま30歳を迎えると魔法使いになれるらしいが)
八幡(何?『うん、君は確定のようだから、先に魔翌力与えとくね』という神からのお達しか?)
八幡「神様…僕は20歳迄には童貞を卒業したいんです…ほんとお願いします…」

城廻「…何を言ってるのかな?」

八幡「あ、城廻先輩」

八幡「すみません、助かりました」ドサッ

城廻「うん、気にしないでいいよ、それに前比企谷君も手伝ってくれたしね」
城廻「最近はどう?元気でやってるかな?」

八幡「はぁーまぁ色々ドタバタしてますけど、元気でやってます」

城廻「そっか」

八幡「…先輩は?」

城廻「んー?受験勉強が大変だけど、まぁ元気でやってるよ」

八幡「あーそんな時期ですよねー頑張ってください」

城廻「うん♪」

城廻「私はもう帰るけど、比企谷君は奉仕部?」

八幡「あーそうですねーその前に自販機寄ってきますけど」

城廻「そっかーそれならそこまで一緒しよっか」

八幡「うす」

 トテトテ…

八幡「…」
城廻「…」

 トテトテ…

八幡「…」チラ
城廻「…?」ニコ
八幡「…うっ//」

 トテトテ…

八幡(…)
八幡(相変わらずだな城廻先輩は)
八幡(雰囲気が暖かい、と表現すれば良いのだろうか)
八幡(二人きりで無言になった時、大抵はなにか話題を見つけなくては、とヤキモキしてしまうものだが…)
八幡(むしろこの静けさを心地よくすら思えてしまう)
八幡(…この人が生徒会長に選ばれた理由はきっとそんなところなんだろう)

八幡「さーてマッ缶マッ缶」

城廻「私も飲み物買って帰ろっと」

八幡「お、先輩もマッ缶ですか?さすがですね」

城廻「えーそれはないかな」
城廻「うーん今日はミルクティーな気分」

八幡「マッ缶おいしいのに…」

 チャリンチャリン…ゴトッ

八幡「はい先輩」

城廻「あれ?ミルクティー?」

八幡「ボタン押し間違えちゃいました、だからコレ先輩にあげます」

城廻「はは、わかりやすい嘘だね」
城廻「でもどうして?」

八幡「受験勉強のエールのかわりとでも」

城廻「…うん、そういうことなら頂く、ありがとう」
城廻「でもね」

 チャリン…ゴトッ

城廻「はい」

八幡「マッ缶…」

城廻「私は先輩だから、後輩に奢られるとか、ね?」

城廻「それにね」

八幡「え?」

城廻「エールとか、贈り物ってさ」
城廻「"受け取る側の言って欲しい言葉・物"じゃなくて」
城廻「"贈る側の人が考えた受け取る側の言って欲しい言葉・物"」
城廻「私はそういうのを贈られたい、かな?」
城廻「だからやり直し」

八幡「…なるほど」
八幡(由比ヶ浜に言ったクッキーの話)
八幡(まさかこんな形で自分にそのまま返ってくるとは思わなかった)

城廻「ふふ、困らせちゃったかな?」

八幡「あれ先輩?もしかして後輩をイジメてちょっと楽しんでます?」

城廻「どうなんだろーね?ふふ♪」

八幡(気持ち、か)
八幡(そういえばカバンに朝買ったのど飴入ってたっけか)
八幡(受験で大事な時期に体調崩さないようにという気持ちを込めて)
八幡(これなら受け取ってくれるかな)
八幡「城廻先輩、そういうことならコレ貰ってください」つ[◎]

城廻「うん?」

八幡「あ、これ朝買ったヤツなんですけど」つ[◎]

城廻「…うん?」

八幡「その、なんというか、俺の気持ちっていうか」つ[◎]

城廻「……うん?」

八幡「だからこれ、先輩にあげます」つ[◎]

城廻「………えっと、それが君の気持ち、ってどういこと、なのかな?」

八幡「へ?」
八幡(あぁぁぁ!!!???ってこれコンドームじゃねーかーぁぁぁ!?)

キリがいいとこまで書いたのでちょっとお出かけしてきます、続きは夜書きます

八幡「あ、あの、コレは、そのですね…」ゴニョゴニョ
八幡(まずい…想定外の出来事過ぎてどうやってフォローすればよいかがまったく思いつかない…!)

城廻「…ふーん」
城廻「比企谷君」

八幡「は、はい!なんでしょうか!?」

城廻「ちょっと私資料室に忘れ物しちゃったみたい」

八幡「あ、はい…」
八幡(あ、やばい、多分この場を一刻も早く立ち去りたいってこと、か…)
八幡「じゃ、じゃあ、お疲れ様でした…なんか、ごめんなさい…」

城廻「」ガシッ
城廻「…比企谷君、忘れ物探すの、手伝ってくれないかな?」

八幡「え?」

再び資料室

 ガラララ

八幡「あ、あの、先輩の忘れ物って?」

城廻「んーとね」
城廻「忘れ物、なんてないよ?」

八幡「え?え?」

城廻「…まったく君はニブいなぁ」

 カチャ

城廻「ふふ」

八幡「え?先輩…?」

城廻「これで、誰も入ってこないかな?」

>>163
乗っ取り?

城廻「ふふ、君の気持ち、確かに受け取ったよ♪」つ[◎]ヒラヒラ

八幡(うぉ…普段ピュアなイメージが強い先輩なだけに、コンドームとのコントラストが半端ない…)

城廻「勉強って色々、溜まっちゃうよねー」ズイッ

八幡「そ、そうですね…僕もす、すごいストレス感じます…」

城廻「そうじゃなくて、さ」

八幡「せ、先輩」

城廻「よいしょっと」ヌギッ

八幡「ちょ、なんで上着を…」

城廻「比企谷君も、ね?」

八幡「あ、ちょっと、先輩、え…」
八幡(や、やばいシャツのボタンをどんどん外されている…)
八幡(まさかあのピュアイメージな城廻先輩と、こんな展開になってしまうとは…)

城廻「わ、比企谷君意外に筋肉あるんだ」

八幡(い、いつの間にかTシャツまで…)

八幡(気付いたら上半身裸になっていた…)
八幡(というか先輩、こ、こんなピンク色な表情できる人だったんだ…)

城廻「じゃ、次は私かな」ポチポチ

八幡(ま、まじっすか、せ、先輩がシャツのボタンを…)

城廻「…やっぱり、恥ずかしいから目隠しさせてもらおっかな」
城廻「ちょっと危ないから、そこの椅子に座って」

八幡「ちょ、ちょっと…」
八幡(無理やり座らされて、さっき脱いだ俺のTシャツで目隠しをされてしまった…)

城廻「うーん、音聞かれるのもちょっとやだなー、あ、イヤホン借りるね」

八幡「うあ」
八幡(うーん何も見えないし聞こえないぞ)

城廻「あとは勝手にとらないように、っと」

八幡「あっ」
八幡(手首が、椅子に固定されてしまった…)
八幡(ひゃうっ//)
八幡(ちょ、背中に何かが当たって…あ、これは城廻先輩の指…?)
八幡(何か文字を書いてる?)
八幡(ま、っ、て、て、ね、はーと)
八幡(!!!)
八幡(せ、先輩…な、何かに目覚めてしまいそうです…!)

八幡(く…)
八幡(あれから…数分はたったか…)
八幡(こ、この目隠しの先には、し、城廻先輩が…)
八幡(そ、想像しただけで…てかこの拘束はいつ外してくれるんだ…?)
八幡(まさか外さずにそのまま…ってことは…)
八幡(先輩…そんな高難易度なプレイは…!?)
八幡(…ダメだ、もう我慢できない)
八幡「せ、先輩…俺、もう限界、です…」ハァハァ
八幡「先輩?聞こえてるんですよね…もう、俺…」ハァハァ
八幡「はやく、何とかして、くださいよ…先輩?」ハァハァ
八幡「はやく、はやく…」ハァハァ

八幡(ぐあああ!!!もう限界だあああああ!!!)

同時刻 奉仕部前


雪乃「今日はもう帰りましょうか」

結衣「結局ヒッキーこなかったし!最近付き合い悪いし!」

雪乃「ちょっと待って由比ヶ浜さん」
雪乃「…何か聞こえない?」

結衣「…ほんとだ」

雪乃「…人の声も聞こえる、そこの角、おそらく資料室の方ね」

結衣「…はっ!?ま、まさかお化け!?」

雪乃「貴方は高校生にもなってまだそんな非科学的なものを信じてるのかしら」

結衣「だ、だって…!え、じゃ、じゃあ強盗!?」

雪乃「…その可能性は低いわね、強盗ならなるべく物音は立てないように行動するはずよ」
雪乃「この苦しそうな感じ、誰かが助けを求めているのかも」
雪乃「少し様子を見に行きましょう」

結衣「やめよーよー!ゆきのん!」

雪乃「あら?じゃあ由比ヶ浜さんはここで待っててもらえるかしら?」

結衣「やだ!それも怖い!」

雪乃「まったく貴方は我儘ね…じゃあついてらっしゃい」

資料室前


雪乃「やはり、資料室に誰かいるようね…」

結衣「なんか、苦しそうな感じ…ねーゆきのんーやっぱり先生呼んでこようよ…」

雪乃「…もしかしたら誰かが怪我をしているのかも」
雪乃「開けるわよ」

結衣「ちょ、ゆきのん!」


 ガラララッ!!!


八幡「はやく!はやく!!なんとかしてくださいよぉぉぉ!!!」ガタッガタッ
八幡「ほらっ、見て下さいよ、俺の、この、恥ずかしいのを!」ハァハァハァ
八幡「俺、俺、もう限界なんです!!!」ガタッガタッ
八幡「そこに、そこにいるんでしょ!?」ガタッ
八幡「お願いですから…お願いですから…」ハァハァ

雪乃・結衣「…」
雪乃・結衣「……」
雪乃・結衣「………」


 ピシャッ


雪乃「ユイガハマサンカエリマショウカ」

結衣「ソウダネユキノン」


数時間後、
比企谷八幡はカバンに挟んであった、
『年上のお姉さんをからかっちゃダ・メ・だ・ぞ♪』
と書かれたメッセージカードを見つけ、
全てを理解した。

そして彼は旅に出た。

>>165
いえ1です、
予想より早く用事が終わったので早めに投稿できました。

あまり詳しくないんですが、トリップ?
使った方がよいんでしょうかね。

めぐりんガチ勢の方がおっしゃってた「ピュア・大人」というキーワードがなければおそらく仕上げれませんでした。

外出中、
続きを気にしてくれているレスを見かけ、
すごいニヤニヤしてました。

ちょっとトリップ?の使い方勉強してきます。
ひとまずは今日のノルマ達成ということで…(番外編だけど)

1です、
恥ずかしながらトリップ付与テスト

推薦の話は正直見落としてました。
空いた時間を使っての資格受験、ということでご勘弁を(ま、番外編だし、多少はね?)

念のためにですが、
めぐりん編の後半部分も私が投稿したものです。
IDが変わるのは日付が変わる時だけ、と思ってたんですが、そうでもなかったみたいですね。
基本ROM専だったもので投稿に関しては素人レベル…というのは言い訳ですな。

【その7 戸塚編】

八幡(戸塚彩加)
八幡(シュレーディンガーの猫系男子とはよく言ったものだ)
八幡(本人自身は男性を謳ってはいるが)
八幡(正直なところ、俺の脳は戸塚を男だと認識ができていない)

八幡(戸塚彩加 性別:戸塚)
八幡(一番しっくりくる回答はこれなわけだが)
八幡(戸塚を知らない人には、当然性別の区分には男・女しかないわけで)
八幡(上記の回答では納得をしてもらえないだろう)
八幡(…というか戸塚彩加という存在を知らないやつらって人生の半分は損してるな、マジで可哀想だわ)

八幡(アダムの林檎、パンドラの箱)
八幡(好奇心というものは時に身を滅ぼす火種と成り得るということを、重々承知しているわけだが)
八幡(カテゴライズという行為に執着してしまうのは、A型の血の性なのだろうか)
八幡「…やってみるか、コイツを使って」つ[◎]

放課後 総武高等学校


八幡「戸塚」

戸塚「わ、どうしたの?はちまんから声かけてくれるって珍しいね?」パァァ

八幡「おう//」
八幡(何故俺は頬を赤らめているんだ)
八幡「あのさ、今日も部活?」

戸塚「今日は試合明けで自主練の日なんだ」

八幡「あ、そうだったか、じゃあ邪魔しちゃったかな」

戸塚「何か用だった?」

八幡「あーいや、もし暇だったらその、サイゼでもどうかなーって」
八幡「ドリアが無性に食べたいんだが、一人だと入りづらいなって」
八幡「あとたまには、と、友達誘って行きたい気分だったというか」

戸塚「!」
戸塚「行く!」
戸塚「行くよ!はちまん!」

八幡「いいのか?」

戸塚「はちまんのお誘い断るなんて勿体無いことしないよ♪」

八幡(あーやっぱ天使だわー)

サイゼリヤ


戸塚「はちまんメニュー決まった?」

八幡「おー俺はミラノ風ドリアと小エビのサラダにドリンクバーかな」

戸塚「じゃあ店員さん呼ぶね」

 ピンポーン

店員「ご注文はお決まりでしょうか?」

戸塚「僕はフレッシュトマトのスパゲッティとほうれん草のソテーとドリンクバーでお願いします」

八幡「僕も同じのください」

店員「かしこまりました、ドリンクバーは向こうのカウンターにございますので、ご自由にお取りくださいませ」

戸塚「あれ?はちまんミラノ風ドリアはいいの?」

八幡「いや、急に戸塚と同じメニュー食べたくなった」
八幡「だって新婚さん気分味わえちゃうじゃん、そんなチャンス逃す手ないじゃん」

戸塚「はちまんまたそういうこと言う…//」

戸塚「でも、はちまんが誘ってくれてほんと嬉しいよ♪」
戸塚「またサイゼ行きたくなったらいつでも誘ってね♪」

八幡「」ズキューン
八幡(もぅマヂ無理。プロポーズしょ・・・)
八幡「戸塚俺と結k」

材木座「ゴラム!ゴラム!我が名は剣豪将軍材木座義輝!ここで出会ったのは何かの縁!我も同席させてもらおうではないかぁ!」

八幡「」ビキィ

戸塚「あはは…材木座君今日も元気いっぱいだね…」

材木座「おやー!?相棒どうしたのだー?口をパクパクさせてまるで金魚のようではないか?」

八幡(邪・魔・す・る・と・コ・○・ス)

材木座「あっ…我、やっぱお腹いっぱい…」スーッ

戸塚「材木座君何しにきたんだろう?」

八幡「気にするな、それより注文したのがきたみたいだぞ」

店員「お待たせ致しましたー」

戸塚「あれ?すみません店員さんケーキは頼んでないですけど?」

店員「サービスです」ニコッ

戸塚「え?そんなサービスあるんですか?」

店員「私からの個人的なサービスですのでお気になさらずに」ニコニコッ

戸塚「え?え?」

八幡「」ビキィ
八幡(この野郎…俺の戸塚に色目使いやがって…)

戸塚「あはは、よくわからないけどなんか得しちゃった気分だね」
戸塚「とりあえずいただきます♪」

八幡「召し上がれ」ヌギヌギ

戸塚「はちまん暑いの?」

ひとまず戸塚編の導入部のみを、
本日のノルマは達成済ですので、

( ˘ω˘ ) スヤァ…


追記というか寝言というか

安価とかじゃなくてただの気になってること、なのですが

1.男→戸塚
2.戸塚→男
3.女→戸塚
4.戸塚→女

このパターンのどれが人気なんだろう、
やっぱ1派が多いのかな…?

※ちなみに私は4派、八幡と仲良くしているガハマさんにストレスぶつける感じでガン攻めな彩ちゃんが見たい、というか誰か書いてくださいオナシャス、なんでもしますから

ノンケだけど好みは2
戸塚の子供なら孕んでもいい気すらしてくる
人気高いのは1だろうね

戸塚「はーお腹いっぱいー美味しかったねー」

八幡(…よし、そろそろ本題に入るとするか)
八幡「な、なぁ戸塚」

戸塚「うん?」

八幡「戸塚に貰って欲しい物があるんだけど…」

戸塚「え?何かな?」

八幡「お、おう…コレ、なんだけど…」つ[◎]

戸塚「はちまんコレって…」
戸塚「コ、コンドーム、だよね…?//」ゴニョゴニョ

八幡(顔が真っ赤だ)
八幡(戸塚はいったい今何を考えているのだろうか、何を想像して、顔を赤らめているのだろうか、グヘヘ、いけないこですねぇ…//)
八幡(はっ!?ダメだ!正気を保て!)
八幡(というか何?何なの?コンドームを両手で持ちながらのその上目遣いは?八幡くんを萌殺しするつもりなの?ねぇ、ねぇ?)
八幡「と、戸塚」

戸塚「う、うん」

八幡「この後駅前のホテ…」

戸塚「え?」

八幡「じゃなくてだな、えっと」
八幡「この前駅前で配ってておすそ分け的な」

戸塚「そ、そういうことなんだ、なんかびっくりしちゃったよ…//」

八幡「ま、まー戸塚なら有効活用できそう、も、もしくはしてそう…だしな…」
八幡(少しずつ切り込んでいこう…)

戸塚「あはは…//」
戸塚「」ガバッ
戸塚「」キョロキョロ

八幡「どうしたんだ?」

戸塚「あのね、はちまん、今から言うことははちまんとだけの秘密、だよ?」
戸塚「実は、その…」
戸塚「丁度ね欲しいって思ってたんだ、コレ…//」カァァ

八幡「…」
八幡「……」
八幡「……は?」
八幡「ナ、ナンダッテー!!!???」バンッ!

八幡「えっと」
八幡「ど、どういう意味でしょうか?」

戸塚「…練習」

八幡「練習?」

戸塚「その、コレ、をつける練習をしたいなって、思ってて…//」カァァ

八幡「で、でもそれなら薬局とかコンビニとかで買えばいいんじゃ…?」

戸塚「うん…その、実は何回か買おうとレジまで持っていったことがあるんだけど」
戸塚「店員さんが、その袋に入れ忘れちゃってたり」
戸塚「なんか急に泣き出しちゃったり、倒れちゃったりで」
戸塚「その、買えなかったんだよね…はは…」

八幡(うわーその店員の心中察するわー…)

八幡「しかし戸塚がコンドームをつける練習、か…」
八幡「男なら誰しもが通る道だよなー」
八幡「俺も練習したことあるからすごいわかるわ」
八幡「いざって時に、手間取ってたらちょっと恥ずかしいもんな」
八幡(まー俺にはそのいざって時がこないわけだがな、あ、なんか悲しくなってきた…)

戸塚「改めて言われると恥ずかしいね//」
戸塚「けど僕だってそういうこと考えるんだよ、…嫌いになった?」

八幡「いや、むしろ好きになったよ」
八幡「それに俺、こういう野郎トークみたいなのに憧れてたから」
八幡「な、なんか、すごい友達、って感じだし…?//」
八幡(ちなみに材木座とは、18禁ゲームや同人誌の話題でそれはもう聞くに堪えないレベルの猥談をしたことがあるのだが、あれはノーカンな、汚すぎるから、うん)

戸塚「はちまんは優しいね♪」

戸塚「それに僕もこういう話できる人いなかったらか、はちまんと友達慣れて嬉しいよ♪」

八幡「おれもだ、戸塚」
八幡(戸塚もやっぱ男の子だったわけか…)
八幡(なんだろうこの悲しいような・嬉しいような・ほっとしたような・悔しいような・悲しいような・悲しいような)
八幡(うーむ複雑な気分だ)
八幡(もう少し色々聞かせてもらおう、かな?)
八幡「…あのさ、じゃあさ」

戸塚「何?はちまん」

八幡「戸塚って、どういう奴がタイプ、なわけ?」

戸塚「え!?う、うーんそうだな…よく、わかんない、かも」

八幡「じゃあ例えば、由比ヶ浜とかどう思う?戸塚仲良さそうだし」

戸塚「由比ヶ浜さん?いい人だよねー明るいし、楽しいし、友達思い、だし♪」

八幡(つまりバカ・アホ・キョロ充ってことですね、わかります)イラッ
八幡(あ、この話題振ったの俺なのに、ついイラッとして毒を吐いてしまった、すまん由比ヶ浜)
八幡「あー、じゃなくてだな戸塚」

戸塚「うん?」

八幡「その俺が聞きたいのは、"女"としてどうか、ってこと」

戸塚「あ、そういうことかぁ、わ、わかったよはちまん//」
戸塚「でもでもでも!本人に言ったら怒るからね!」
戸塚「はちまんと僕だけの秘密、だよ?」

八幡「おう、戸塚、俺達だけの秘密だ」
八幡(やばい、この先俺、嫉妬で憤死したらどうしよう…)

戸塚「えっと…由比ヶ浜さんと話してるとさ」

八幡「おう」

戸塚「その、つい、見ちゃう、よね、その、胸を…//」

八幡「ブハァッッッ!!!」

八幡(なんだこの破壊力!!!)
八幡(小学生レベルのエロトークなのに戸塚が言うだけでこれほどのものになってしまうとは…)

戸塚「は、はちまん!?大丈夫?」

八幡「お、おう大丈夫だ…」
八幡「てかさ、それ、すごいわかる、俺なんてただでさえ人と目合わせるの苦手だから、気がついたら胸見ちゃってる時あってさ、たまに焦る」
八幡「いやワザとじゃないぞ、たまにワザとだけど」

戸塚「あはは、気をつけないとね」

八幡「…てかさ、ここだけの話さ、なんかアイツの胸、絶対萎んだよな?」
八幡「まぁ今も相当なもんなんだけど、林間学校の時の水着姿とかさ、乳が水着来て歩いてる、くらいのインパクトだった記憶があるんだが」

戸塚「はちまんちょっとそれは言い過ぎだよ…」
戸塚「…でも僕もちょっと思ってた、ダイエットかな?」

八幡(戸塚談:由比ヶ浜=乳、と)メモメモ
八幡「じゃあそうだな、次は、えーと、雪ノ下雪乃とかどうだ?」

戸塚「雪ノ下さんかっこいいよね」
戸塚「クールだし頭もいいし」
戸塚「僕の持ってないものをいっぱい持ってて、憧れちゃうかも」

八幡(戸塚ー騙されてるぞー)
八幡「おぉベタ褒めじゃないか」
八幡「性格が似てない人の方が好きになりやすいって話を聞いたことあるけど、何?実はそういうことなの?そういう目で見ちゃってるの?性的?性的なの?」

戸塚「は、はちまん性的って…//」
戸塚「うーん、でも雪ノ下さんとは、そういうのあんまり想像できない、かな?」
戸塚「なんか雲の上の人、みたいな感じがしない?」

八幡「そうか?俺はあの高飛車な態度の雪ノ下を屈服させて、とか結構好きなシチュなんだが」
八幡「くっ、殺せ…!//」
八幡「うん、これ、こんな感じ」

戸塚「わ、はちまんって実はS、なの?」

八幡「うーむ、どうなんだろ?この場合私怨もちょっと入ってるから断定できないな」
八幡「そういう戸塚はどうなんだ?」ハァハァ

戸塚「はちまん、目が怖いよ…」
戸塚「うーん、なーいしょ♪」

八幡「こーいつぅ♪」
八幡(何だコレ☆)
八幡「じゃ、じゃあ次は…」

 エーハズカシイヨ…
 エーヤロ?エーヤロ?…
 アハハ…

店員「ありがとうございましたーまたお越しくださいませー」ニコッ

 ウィーン

戸塚「あー楽しかった♪」

八幡「おう、ほんとだな」
八幡(しかしあの後知っている限りの女子の感想を聞いてみたものの)
八幡(結局戸塚の好きなタイプはよくわからなかったな)
八幡(というか聞けば聞くほど頭が混乱してくる)

戸塚「ほんと今日はありがとう、またね」ノシ

八幡「おう、またな」ノシ

 テクテク

八幡(…さて帰りますか)
八幡(なんだろう、この平和な感じ)
八幡(ここんとこ散々だったからな、うん、並大抵の人間だったら絶対耐えれてないぞ、いやマジで発狂してもおかしくないレベル)
八幡(天使はこんなところまで天使だったわけか)
八幡(今日はゆっくり寝れそうだ)

その後 スーパーにて


戸塚(…楽しかったな)
戸塚(はちまんに色々聞かれちゃったけど)
戸塚(その、僕のこと気になるってことなのかな…//)
戸塚(…こんどは僕から誘ってみようかな♪)

戸塚「」キョロキョロ
戸塚(あ、あったソーセージ)
戸塚(えっと、どれに、しようかな…//)
戸塚(…//)カァー

八幡から貰った[◎]、
何故か頬を赤らめながら選んだソーセージ、
戸塚がこれらを使ってどのような練習に励んだのか、
それは誰にも知る由もない。

というわけで早いけど今日のノルマ達成、です。
悩みに悩んだ戸塚の構成、
その思いが伝わったのかふわふわした感じとなってしまいましたとさ。

気付いたら次で完走のようです。

正直何度2日に1話ペースにしとけばよかったか、と思ったか、
まぁ残りちょっとなので頑張ります。

あと戸塚勢のみなさんご意見ありがとうございました~

>>195
あの、言いにくいんですが、その貴方様はノンケではないような気が…

相模といろはす書いてもいいじゃん?

>>210
ありがとうございます。
おまけの位置付けになっちゃいますが、いろはす編ちょっとだけ書きます。
(実は次で終わりにするのもちょっと寂しくなってきてたところでした)

【おまけ 一色編】


 その1 小町編(いろは視点)


いろは(あー今日もクリスマス会のミーティングかぁ…)
いろは(やだなーめんどくさいなー)ブー
いろは(もうそれもこれも全部先輩のせいだ)
いろは(なんか思い出したらムカついてきました)
いろは(今度あったらイジワルしてやる)

 チリンチリーン

小町「ホラ、もっとスピードだして!小町遅刻しちゃうじゃん!」

八幡「お、お前がなぁ、家出るの、遅れるから、だろ…!」ゼェハァ

いろは「!」
いろは(あ!先輩だ!)
いろは(というかあの子誰?中学生みたいだけど…)

八幡「ぐあ…小町…ちょっと休憩…」ゼェゼェ

いろは(あ、なんか気になるから探り入れてこよ)
いろは(というか先輩困らせてストレス発散しーよっと♪)
いろは「あれー先p」

小町「というかね、そもそも朝っぱらから"コンドーム"なんて持ってきたのが悪いんでしょーが!!!」

いろは「は…!?」

八幡「いや、まぁ、それはそうなんだけどさ…」

いろは「は!?は!?」

小町「もーほんといい加減にしてよねー!」

八幡「あーでもうろたえてた小町、可愛かったぞー」ニヤ

小町「か、可愛いって…//はっ、じゃなくてバカ!急いでよ!」

八幡「へいへーい」チリンチリーン

いろは(中学生にコンドームとか先輩何やってるんですかマジで引きましたキモチワルイデス)


 ~完~

こんな感じで4コマ漫画をイメージしながら、
各編にいろはす視点を盛り込もうかな、と。

色々アイデアが浮かんできてなんか楽しくなってきました。
とりあえず今日はこの辺りでおやすみなさいませ。

( ˘ω˘ ) スヤァ…

そうかもう完走間近だったのか、
最初は絶対糞ssだと思ってた、すまんな

大作だな

 その2 沙希編(いろは視点)


いろは(予備校帰りの先輩を出待ちしちゃいます!)フンス
いろは(今朝の中学生の子の件もあるし、うまくいったら先輩をもっとこき使えちゃいますね♪)
いろは(あ、ちょうどいいところにベンチが、ここなら先輩が出てくるとこ発見しやすいかも)

沙希「あー、どうしよう、どうしよう…//」

いろは(あれ?誰か先客?)

沙希「うーん」
沙希「ね、今ヒマ?ちょっと付き合ってよ」
沙希「これじゃちょっと怖いかな…?」

いろは(はっ!?こ、この人は総武裏女番長の川崎先輩!?)
いろは(平塚先生を泣かせたっていうあの、伝説の…!?)
いろは(や、やばいちょっと隠れとこう…)サッ

沙希「うーん」
沙希「ご飯でも食べながらゆっくり話さない?」
沙希「なんかこれは露骨…?」

いろは(?)
いろは(もしかして川崎先輩も、誰かを出待ち?)
いろは(…先輩のついでに川崎先輩の弱みも握れれば、いろはちゃんの学園生活はもはや敵なしですねぇ♪)ニヤ

沙希「うーん」
沙希「あの時の愛してる、ってどういう意味?」
沙希「うわぁぁぁ…こんなの言えるわけ無いだろ…//」

いろは(ウフ♪)
いろは(あの川崎先輩があんな顔を…♪)
いろは(いったいどんな人なんだろ?やっぱり番長みたいな硬派な感じの人なのかな?)ワクワク
いろは(というか愛してる、って言っちゃうような人なんだ♪)
いろは(なんかいいなーいろはも先輩にそんな事言われたいな…//)
いろは(…あれ?)
いろは(はっ!?なんで"先輩に"?いやいやいや、それはないですから)ブンブン

沙希「あ!アイツだ…行かなきゃ…!//」
沙希「うぅ…いつも通りに、いつも通りに…//」

いろは(あっ!行った!どんな人かなどんな人かな!?すごくドキドキしてきました!)バッ

 タッタッタッ

沙希「お疲れ、何?マック行くの?」キリ

八幡「見ての通りだ、ホントはモスが近くにあればいいんだがな」

いろは「」ピキーン
いろは「…」
いろは「……」
いろは「………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」

 その3 雪乃編(いろは視点)


いろは(あの川崎先輩と先輩が…)
いろは(こうなったら奉仕部に行って先輩を捕まえよう)
いろは(…しかし、先輩って結構モテるんだ)
いろは(考えてみると"いろはちゃん必殺アザカワモーション☆"もあんまり通用してなかったし)
いろは(並みの男の人なら一撃なんだけどなぁ)
いろは(…なんかこのままではいろはちゃんのプライドが許しません)
いろは(絶対手玉に取ってやる!)フンス
いろは(おっと気がついたら部室前だった)
いろは(うーん、今日はどんなカワイイ登場にしよっかな?)


 ガラララッ!!!


いろは「」ビクッ

結衣「ヒッキーのフケツー!!!バカァァァアアア!」ダッダッダッ

いろは「キャ!?」
いろは「って、あ、あれ?由比ヶ浜先輩どうしたんですかー?」

結衣「うわぁぁぁぁぁ…」ダッダッダッ

いろは(なんか号泣しながらどっか行っちゃったけど、どうしたんだろう、あ、コケた)
いろは(…まぁいいや、今の私は由比ヶ浜先輩を慰めている時間はありません)
いろは(先輩いるかなー?)

 チラッ

八幡「ゆ、雪ノ下…」ハァハァ

雪乃「…モウオヨメニイケナイ」

八幡「お、おいそんなレイプ目してないで起きてくれよ!」ハァハァ

雪乃「…ケガサレタ」

八幡「くそっ、全然起きない…ショックが強すぎたか…」ハァハァ
八幡「あーもうこの白いの、クソッ、なかなかとれない…」ゴシゴシ
八幡「うわ、こんなところにまでかかっちゃってるし…」ゴシゴシ
八幡「や、やばいぞ、これ以上誰かに見られたら…」ゴシゴシ
八幡「早く、早くなんとかしないと…!!!」ゴシゴシ


 ガラララッ!!!


いろは「せんぱいのフケツー!!!バカァァァアアア!」ダッダッダッ

 その4 結衣編(いろは視点)


いろは(ま、まさか先輩が雪ノ下先輩にあんな事を…)
いろは(で、でもでも!先輩にそんな度胸があるわけないですよね!)
いろは(そうですよね!絶対間違いです!)
いろは(今度こそ奉仕部で先輩を捕まえてこなきゃ…!)


 ガラララッ


いろは「せ~ん~ぱ~い~やばいですやばいですやばいですぅ~↓…ってあれ?」

 シーン

いろは「誰もいないじゃないですか…」ショボーン

いろは(最近こんなのばっかり)
いろは(なんか先輩に出会ってから調子が狂いっぱなしです)
いろは(もうちょっとだけ先輩を待ってみようかな)
いろは(…あ)
いろは(これ、先輩のイスだ)
いろは(…だれも、いないよね?)キョロキョロ

いろは(…えい♪)ポス
いろは(えへへ、先輩のイスに座っちゃった♪)スリスリ
いろは(って私何やってるんだろう…ちょっといろはちゃん悲しくなってきました…)
いろは(やっぱり、なんか、最近の私、変)

いろは「…外の空気でも吸って落ち着こっと」

 ガラッ

いろは「あー涼しい」
いろは「ん?誰ですかー校舎裏でイチャイチャしてるのは…」
いろは「私だってイチャイチャとか、したいのに、なんかムカつき…ってあれ?」
いろは「え!?あれって先輩!?」

八幡「こう見えて、結構妬いちゃうんタイプなんだよね、俺」
 流れるように「壁ドン!!」

いろは「」ビキッ


八幡「結衣」ボソ
 魅惑の「ウィスパー!!」

いろは「」ビキビキッ


八幡「結衣はいいやつだな」ナデナデ
 選ばれし者の技「頭ナデナデ!!」

いろは「」ビキビキビキッ


八幡「はい」つ[◎]
結衣「…ありがとうヒッキー、私大事にするね」

いろは「」ビキビキビキビキッ


八幡「」耳ハムッ
結衣「あっ…!//」ビクビクッ


 ブチィ!!!


いろは「うわぁぁぁぁぁああああああ!!!」ブンッ!!!
いろは「はっ!しまった思わず先輩のイスを!?」


結衣「ヒッキー!!!上!上!」
八幡「ん?なんd」ゴキィィィ!!!

 その5 留美編(いろは視点)


いろは(はぁー、先輩にひどいことしちゃいました)
いろは(でも先輩も悪いですよね…)
いろは(というか雪ノ下先輩に由比ヶ浜先輩まで…)
いろは(なんなんですか"奉仕部"ってつまりそういうことなんですか…)
いろは(…でもイスを投げちゃったのはやり過ぎだったかも)
いろは(お菓子渡して、ごめんなさいしよう)
いろは(うーインターホン押すの緊張するなぁ…)


 バンッ


いろは「!?」ササッ

小町「紅茶早く買ってこなきゃー!!!」トテテテ

いろは(思わず庭に隠れちゃった)
いろは(というかさっきの子、前の中学生の子?)
いろは(そっか!もしかして妹さん?なんか似てると思ってたんだよねー!)
いろは(そっかそっか♪年下の彼女とかじゃなかったんだ♪)
いろは(あれ?なんで私こんなに安心してるの…?)
いろは(ん?じゃあ先輩は妹さんにコ、コンドームを…ってこと?)
いろは(え?)
いろは(え?え?)タラー

留美「きゃ!ちょ、ちょっと、やだ!そこ違う!やめ、やめて!」

いろは「」ビクッ

留美「やだやだ!だめ、だめだって!」
留美「ちょっとゴロゴロしないで!く、くすぐったい!」
留美「ちょ、ちょっと!はちまん!なんとかしてよ!きゃ、見ないで!」ジタバタ

八幡「いやいや、見ないとなんとかできそうにないだろ…」

留美「うぅ…!ちょ、ちょっとそこ、あぅ」
留美「み、見てもいいから早く何とかしてよはちまん!//」

八幡「あーもう、しかたねーな…」


いろは(小学生)
いろは(相手に)
いろは(何やってるんですか)
いろは(先輩)
いろは(ロリコンとか)
いろは(ホント無理です)
いろは(キモチワルイデス)
いろは(キモチワルイデス)
いろは(キモチワルイデス)


小町「何やってんのこのゴミいちゃんは!!!」スパーン

八幡「グハッ!」

 その6 クラス内カースト最上位編(いろは視点)


いろは(いろはちゃんのHPはもう0です…)ヒック
いろは(先輩があんな人だったなんて…)
いろは(一人カラオケでもしてストレス発散しよっと…)トボトボ

??「はちまん君!ごめん待たせちゃって!!!」

八幡「はい?」

いろは「」ビクッ

海老名「ごめんねはちまん君」キラキラ
海老名「はちまん君がデートに付き合ってくれるって嬉しくって」
海老名「色々準備してたら、ちょっと遅れちゃった//」ギュ

八幡「お、おいなにイキナリ腕とか組んでんの…?」アセアセ

いろは「」

??「はちまん!」

八幡「はい?」

三浦「ごめんはちまん!」キラキラ
三浦「はちまんの好きそうな服に着替えてたらちょと遅れたし」
三浦「今日は朝までいっぱい遊ぼうな♪//」ギュ

八幡「は、ちょ、ちょっとだから腕、近い近い…」アセアセアセアセ

いろは「」
いろは「」
いろは「」
いろは「わぁぁぁぁぁあああああ!!!」ダッダッダッ

戸部「あーるぇ?いろはす?えっ?えっ?なんで泣いてるのどこいくのー?」

 その7 戸塚編(いろは視点)


いろは(LPすら0です)
いろは(もう何も信じれません)フラフラ

 ウィーン

材木座「はちまんひどぃぃぃぃぃ!我も仲間に入れてほしかっただけなのにぃぃぃ!」ドンッ

いろは「いたっ」

材木座「オウフッ!こ、これはすまぬ!我は来たるべくカタストロフィに立ち向かうべく急ぎの身であったため、アイヤすまんk」

いろは「うるさい!!!この!!!キモオタ!!!キモチワルイ!!!」ガーッ

材木座「ヒィィィィィ!!!」

いろは「」ハァハァ
いろは(あっつい取り乱しちゃった☆)テヘペロ
いろは(ん?というかさっきのキモい人、先輩の名前叫んでたよね?」チラッ

戸塚「うーん、なーいしょ♪」

八幡「こーいつぅ♪」
八幡(何だコレ☆)
八幡「じゃ、じゃあ次は…」

 エーハズカシイヨ…
 エーヤロ?エーヤロ?…
 アハハ…

いろは「ほもぉぉぉぉぉおおおおお!!!???」バタッ

 おまけ 一色編


生徒会室


八幡(いやー昨日は戸塚とサイゼにいけてホント楽しかったなー)

 グギュルルル

八幡「ぐぁ」
八幡(は、腹が痛い…というかサイゼ行ってからずっと痛いんだが…)
八幡(あの店員、絶対なんか盛りやがったな…あの野郎、今度あったらシバいちゃる…グァァァ)グギュルルル

八幡「よ、よし、これで完了っと」パタン
八幡「お、おい一色、前回のミーティングの議事録、ここに置いとくからな?」
八幡(よし、さっさとトイレ行こう…)

いろは「…」

八幡「一色?」

いろは「先輩」

八幡「ど、どうした?まだ手伝い、あるのか?なら後でもいいか?俺ちょっと休憩行って、くる、グォォォ」トボトボ

いろは「先輩!!!」ダキッ

八幡「!?」
八幡(なっ、一色に後ろから、抱きしめられてる…!?)

いろは「先輩、私、知ってますよ…」ギュ

八幡「お、おい、なんだよ、急に…」

いろは「先輩、いろんな女性に、その、コ、コンドーム配ってました、よね…」

八幡「は!?お前なんでそれを!?」

いろは「妹さんとはどういった関係なんですか!?」
いろは「川崎先輩に愛してるって言ったのってどういうことですか!?」
いろは「雪ノ下先輩にどうしてあんな酷い事したんですか!?」
いろは「由比ヶ浜先輩とあんなにイチャイチャしてたってことは好きなんですか!?」
いろは「小学生にいたずらしてたしロリコンなんですか!?」
いろは「海老名先輩と三浦先輩と三角関係なんですか!?」
いろは「あと先輩ってホモなんですか!?」

八幡(えええええぇぇぇぇぇなんでこの人全部知ってるのぉぉぉぉぉ!!!???)

八幡「お、おい、落ち着け一色…と、とりあえず、グァァァァァ」グギュルルル

いろは「先輩…」
いろは「私には…」
いろは「私には何もしないのはどうしてなんですか!?」

八幡「え?え?」

いろは「私ってそんなに魅力、ないんですか…」ギュウッ

八幡(おい締め付けるなイタイタイ腹がイタイ)
八幡「いや、一色は、かわいいと思うぞ…かなり、あざといのは確か、だが」

いろは「そうですか、かわいい、ですか//」
いろは「あの、先輩、私、最近先輩のことばっかり考えてるんです」

八幡「そ、それはどういう…」

いろは「わからないんですよ!自分でも!なんでこんなにイライラしちゃってるのかが!」
いろは「でも悔しいんです!他の人とはあんなに仲良くしてるのに!」
いろは「私は、好きとか恋とかよくわからないですけど」
いろは「先輩には、後輩じゃなくて、女の子としてちゃんと見て欲しいって」
いろは「…だから私、今日は覚悟をしてきました」
いろは「先輩が求めてること言って、ください…//」カァッ

八幡「」グギュルルル

八幡(ヤバイオナカガゲンカイダ)
八幡「一色」

いろは「」ドキッ
いろは「…はい」

八幡「しっかり聞いてくれよ」グギュルルル

いろは「…はい!」

八幡(マジでやばい)
八幡(正直に言おう)
八幡(『このままでは漏らしてしまうからトイレに行かせて欲しい』と)
八幡「」スゥー
八幡「ォのままァァ漏らしてァァァァァォォォィミァせて欲しいァァァアアア!!!」グギュルァルァルァルァルァ!!!

いろは(え?かなり聞き取りにくかったけど…)
いろは(そのまま、漏らして、見せて、欲しいって言った?)
いろは「は?」
いろは「はぁぁぁぁぁあああああ!!!???」

いろは「うぅ…」
いろは「先輩、そこまで、とは、思ってませんでした…」

八幡(ホボ逝キカケマシタ)
八幡「お、おぅ、わかって、くれたか…だ、だから早く…!」

いろは「…うぅ」
いろは「急かさないでください」
いろは「さっきも言いましたよね、覚悟、してきましたって」

 ピラッ

いろは「スカートについちゃったら、帰れなくなっちゃうので」
いろは「でも下着は恥ずかしいので、ダメ、です…」

八幡(ハァァァ!!!???いろはすさんなんでスカートたくしあげちゃってるのぉぉぉアアア!?)グギュルルル

いろは「…死にたいくらい恥ずかしいです」

八幡(俺は死にたいくらい腹が痛いです)

いろは「ちゃんと、私の事女の子として見てくださいね…」エグッ
いろは「…うぅ」ジワッ

八幡(何か重大なすれ違いをしているようだ)
八幡(波が穏やかな今ならハッキリと言える)
八幡(落ち着け比企谷八幡、正直に包み隠さず一色に伝えよう)
八幡「おい、一色、いいか落ち着いてよく聞け」

いろは「?」

八幡「俺が言いたいのはオ○ッコの事ではない」

いろは「え!?え!?それならそうと早く言ってください!!!」
いろは「恥ずかしすぎて死ぬとこでしたよ!」

八幡「いいか、俺が、俺が、言いたかったのは、だな」
八幡「」スゥー
八幡「ウ○コォォォォォの事だァァァァァアアアアア!!!」グギュルァルァルァルァルァ!!!

いろは「イヤアアアアア!!!ヤダアアアアア!!!キモチワルイイイイイ!!!ゴメンナサイイイイイ!!!」


 ガラララッ!!!ダッダッダッ!!!


八幡(逝キカケマシタ)


その後、
コンドームを駆使(?)しなんとかトイレに間に合った八幡であったが、
一色生徒会長より生徒会室の出禁をくらい、
海浜総合高校との合同クリスマス会は水に流れました、
トイレなだけに。

本日のノルマ達成です、ほんとにいろんな意味で皆さんお疲れ様です。
お風呂入ってきます♪


>>217
うんごめん、実は糞ssなんだ

>>218
「大」作だね確かに

【その8 陽乃編】


夜 比企谷家


八幡(一昨日、体に違和感を覚えたのがきっかけだった)
八幡(コンドームが視界に入ると、何故か下半身が反応をしてしまうのだ)
八幡(最初の頃はその先にある行為を、無意識的に想像してしまっているからだと思っていたのだが)
八幡(残念ながらそういうわけではないらしい)

八幡(なぜなら今の俺は)
八幡(先の症状に加え、このカバンに入った大量のコンドームを手放せない体質となってしまっているからだ)

八幡(なんとかしようと、幾度となく廃棄を試みたわけだが)
八幡(残念なことに何故かゴミ箱にこれらを突っ込む直前で、体がそれを拒否してしまうのである)

八幡「マズイぞ、このままでは日常生活に支障をきたすどころか、警察のお世話になりかねない…」
八幡「どうしてこんな事に…!」
八幡「くそっ…なんとか静まらないのかこれ…!?」アセアセ

 コンコンコン

八幡「!?」
八幡「こ、小町か?」
八幡(マズイ!とりあえずベッドに!)

小町「うんー入るよー」ガチャ
小町「あれ?お兄ちゃんもう寝るの?」

八幡「お、おう最近疲れる事が多くてな…」モゾモゾ

小町「ふーん?お兄ちゃんに電話だよーほいっ」

八幡(なんか嫌な予感しかしない…)
八幡「…もしもし」

陽乃「ひゃっはろー♪比企谷君元気ー?」

八幡(このタイミングでラスボス登場ですかー!ヤダー!)
八幡「…何の用ですか?」

陽乃「おやおや冷たいなぁーお姉さん悲しいぞー」
陽乃「ね、ね、今からミスド来れる?一ヶ月前に比企谷君とお茶したとこの」

八幡「折本と出くわしたミスド、ですか?」
八幡「それは二ヶ月前じゃなかったでしたっけ?」

陽乃「…あら?」

八幡「…ん?雪ノ下さん?」

陽乃「ごめんごめん、そうだったかもー」

八幡「というか要件ってなんなんですか?電話じゃダメなんですか?」

陽乃「それは来てから話すよ♪というわけで30分以内に来てね!」
陽乃「じゃないと、とんでもないことになっちゃうぞー!じゃっ♪」ガチャ

八幡「えぇぇ…」
八幡(言いたいことだけ言って切りやがったよあの人)
八幡(ただでさえこんな状況だというのに…)
八幡(あ、でも陽乃さんの声を聞いたらなんか下半身が落ち着いてる…?)
八幡(オイオイ…どれだけあの人に恐怖してんだよ、俺は)
八幡(仕方ない、行くか…)ハァ

ミスド店内


陽乃「あー来た来た♪」

八幡「…ども」ドサッ

陽乃「あれ?比企谷君なんで学生カバンなんか持ってきてるの?」

八幡「テストが近いのでなんとなく参考書持ってきただけですよ」
八幡(よし自然に言えた、とてもじゃないが中身全部コンドームです、とは言えない)

陽乃「…ふーん」

八幡「で、一体用ってなんなんですか?」

陽乃「えっとねー比企谷君元気かな、って思ってね♪」
陽乃「それだけだよ?」

八幡「元気です、帰ります」ガタッ

陽乃「えーお姉さんさーみーしーいー」ブー

八幡(うわぁ…めんどくさいなぁ…)

八幡「というかほんと用がないなら帰りますよ」

陽乃「ヤダヤダお姉さん泣いちゃうぞー」ギュッ

八幡「はっ!?」
八幡「ちょ、ちょっと近すぎですから!//」
八幡(柔らかっ!てかなんでこんないい匂いするの!?)
八幡(し、しまった!不意打ちに耐え切れず、か、下半身が!)

陽乃「フフフ♪」

八幡「うぐ」アセアセ

陽乃「…うん」
陽乃「じゃあ本題」
陽乃「めぐりから比企谷君にコンドーム貰ったって聞いたケド、どういうこと?」

八幡「」ビクッ

陽乃「あとは、雪乃ちゃんと由比ヶ浜さんにも渡した?よね」

八幡「な、なぜそれを!?」

陽乃「ウフフ♪」
陽乃「ねー、お姉さんにはもうくれないの?それ」

八幡「あ、あげません!?」ササッ

陽乃「…今、カバンを隠したよね?まだその中に入ってるんだ?」

八幡「!?」
八幡(なんだこの人!?ほんとエスパーかよ!?)

陽乃「ね、教えて欲しいんだけど」
陽乃「なんでそれ渡そうと思ったの?」

八幡「…う」

陽乃「どういう意図なのかなって?お姉さんに気になるなー」

八幡「そ、それはですね」

陽乃「あと」
陽乃「さっきから比企谷君のソコ♪すごいことになってるけど、どういうことなのかな?」

八幡「え?ソコ?」チラッ
八幡「し、しまったぁぁぁ!!??」

八幡(ダメだ、この人に隠し事なんて不可能だ)
八幡「わかりました、洗いざらい説明します…」

陽乃「よろしい♪」

八幡「実はですね…」


 カクカクシカジカ…


八幡「…というわけでして」

陽乃「…プ」
陽乃「……プクク」
陽乃「………ブハッ!!!」

八幡「ゆ、雪ノ下さん?」

陽乃「ひ、比企谷君、ホント、ホント最高だね君は…」
陽乃「笑い、こらえすぎてお腹痛い…、しかし、まさかこんな結果になっちゃったなんて、ね…プクク」プルプル

八幡「ど、どういうことですか!?」

陽乃「はー涙出てきたよ…アハハ」

八幡「雪ノ下さん!何を知ってるんですか!?」

陽乃「うんうん、とりあえず落ち着いて♪」

八幡「ぐ」

陽乃「順を追って説明してくから、ゆっくり聞いてね?」

八幡「…はい」

陽乃「まず、お姉さんと比企谷君は、一ヶ月前にここで会ってます」
陽乃「そう、丁度今みたいに、大量のコンドームをカバンの中に詰め込んで、ね♪」プクク
陽乃「駅前でカバンに詰め込まれたんだっけ?フフ、なんか君らしいエピソードだね」

八幡「!?」

八幡「…」
八幡「確かに、駅前の話は、なんとなく思いだせますが」
八幡「僕は、雪ノ下さんとはそんなやりとりをした記憶はありません」

陽乃「うん、一旦それは置いといて説明を続けるね?」

八幡「…はい」

陽乃「でね私もその時比企谷君からコンドームを貰ったの」
陽乃「あの時の比企谷君なんか悪そうな顔してたから、きっと私をからかってやろうとか、そんな感じだったと思うの」
陽乃「で、ここからが本題♪」
陽乃「私はねそんな生意気な後輩を懲らしめてやろうと、あることをしました」
陽乃「さてそれは何でしょうか?」

八幡「…全然わかりません」

陽乃「こーたーえーはー」
陽乃「暗・示でーす☆」

八幡「へ!?」

八幡「暗示って、あの洗脳みたいな、アレ、ですか?」

陽乃「そう、それ♪」
陽乃「大学の友達で心理学を専攻している子に教えてもらったやつなんだけど」
陽乃「仕返しついでに臨床実験をしてみたわけ♪」
陽乃「まさかこれだけ効くとは思わなかったけど」
陽乃「フフ、案外比企谷君って単純なのかな?」

八幡「何やってるんですかほんと…」
八幡(というか陽乃さん理工系だったよな、あーでもこの人の事だから一瞬でマスターしたんだろうな…)
八幡「…ん?」
八幡「でも、納得が行かないんですけど、それとこのコンドームがどういう関係が?」
八幡「というかどんな暗示をかけたんですか?」

陽乃「暗示の内容?えっと『私のことを好きになりますように』だったかな?」

八幡「ブハッ!!!???」

陽乃「アハハ、面白いでしょ?」

八幡「全然面白くないです!というか冗談でもそ、そんな暗示かけないでくださいよ!」
八幡「ほんとにそれで好きになっちゃってたら、どうするつもりだったんですか!?」アセアセ

陽乃「うーん?そうだなー奴隷扱い♪とか?」ウフフ

八幡(怖えよ)

陽乃「でもね、私その時一つ失敗しちゃってたみたい」
陽乃「暗示をかける時って、なるべく気持ちがフラットな時にするべきなのよ」

八幡「…ってことは何ですか?」
八幡「コンドームのイザコザ後に陽乃さんを好きなる、って暗示をかけたから」
八幡「コンドーム・陽乃さん・好きになる」
八幡「コンドームが好きになる」
八幡「えぇぇ…ウソォ…」

陽乃「うん、でも今までの行動を考えるに、それが一番可能性が高いかな?」
陽乃「一ヶ月前の私と会っていた記憶が飛んでるのも、この暗示の副作用なのかもね?」

陽乃「しかし…君『悟りを開いてしまった』って…」
陽乃「『コンドーム、配らなきゃ…!!!』って…プクク」プルプル
陽乃「ちょっとやばすぎでしょwwwwww普通おかしいって気づくよねwwwwww」ブハッ

八幡「」ビキィ
八幡(誰のせいだと思ってるんだよ…)
八幡「…それはそうと」
八幡「さっさとこの暗示なんとかしてくれませんかね?」

陽乃「あーうん、それならもう大丈夫だよ」
陽乃「暗示を解く方法ってさ」
陽乃「暗示にかかってますよってその人が認識するか、それより強い暗示をかけちゃうか、だから」
陽乃「その証拠に君のソコ♪」

八幡「あ」ハッ
八幡(収まってる…)

八幡「…もう帰ります!」ガバッ

陽乃「えーちょっとちょっと」ダッ
陽乃「もう帰っちゃうのー?」

八幡「暗示をかけるような人とは怖くてお茶なんかしてられませんからね」

陽乃「それを言うんだったら人前で急にコンドーム渡してくる人もどうかと思うけどね?」

八幡「うぐ」

陽乃「…でも、確かに今回はちょっとやりすぎちゃったかな?」
陽乃「ごめんね比企谷君」ギュッ
陽乃「これで許してくれる、かな?」ナデナデ

八幡「ゆ、雪ノ下、さん…!?」
八幡(や、やばい一瞬で怒りがふっとんだ…やっぱりこの人悪魔的だ…魔性ってこういうことをいうのか!?)

陽乃「ね?比企谷君」ボソッ

八幡「は、はい…」

陽乃「怖い思いさせちゃったみたいだし」
陽乃「この後慰めてあげよっか?」

八幡「え!?」

陽乃「さっきほんとに好きになっちゃってたら、って私に聞いたけど」
陽乃「ほんとに困っちゃうんだったらそんな暗示、かけないよ?」

八幡「!?」ドキッ

陽乃「それに」
陽乃「君の本能、私は見てみたいな」

八幡「ほ、本能って…」

陽乃「『種の保存』だっけ?」
陽乃「つまりコンドームなんてもう要らないから、ね?」
陽乃「"孕ませちゃう"つもりでも、いいんだよ?」

八幡「は、陽乃、さん…?」

陽乃「ね?お姉さんとじゃやだ?」
陽乃「比企谷君は専業主夫、目指してるんだよね?」
陽乃「私ってなんだかんだで経済力あるし、相性だっていいと思うんだ?」
陽乃「だからデキちゃっても私、困らないよ?」
陽乃「ね?は・ち・ま・ん・く・ん?」フゥッ

八幡「は、陽乃、さんを"孕ませ"、なんて…」

陽乃「ねー?だめ?だめ?やっぱりゴム、つける?」

八幡「!?」

陽乃「ねー?どうするー?どうするー?」ギュー

八幡「陽乃さん、俺、俺は…孕m」

陽乃「…なーんてね」バッ

八幡「え?」

陽乃「あははははwwwwwwその顔wwwwww」

八幡「え?え?」

陽乃「はーwwwwwwもうほんとお腹イタイwwwwww」
陽乃「比企谷君ね、そんなんだから暗示なんかにかかっちゃうの!」

八幡「えぇぇぇ!!!」

陽乃「"自意識の化物"って前に言ったことあったけど、その感じだと撤回したほうが良さそうね♪」
陽乃「あーほんと面白かった♪それじゃー私は帰るねーバイバーイ♪」

八幡「えええええぇぇぇぇぇ!?」
八幡(生殺しだぁぁぁあんまりだぁぁぁ!!!)

陽乃「♪」

後日 比企谷家


八幡(結局、振り返ってみれば最初から最後まで陽乃さんに振り回されっぱなしだったってことか…)
八幡(まぁなんにせよ、だ)
八幡(これでコンドームの呪いから開放されたのは間違いないわけだし)
八幡(またいつもどおり平凡な日常を過ごしていこう)
八幡(あぁ日常ってなんて幸せ)

八幡「小町、おはよう」

小町「お兄ちゃんおはよー♪なんか今日のお兄ちゃん機嫌良さそうだね!」

八幡「おーわかるか?」
八幡「なんていうかさ、長い悪夢から目が覚めた?そんな感じなんだよ」

小町「お兄ちゃんなんか悩んでたの?」

八幡「うん、まぁそんなとこだ」
八幡「あと小町、前コンドームとか渡して困らせた時あったろ?」
八幡「あの時はごめんな、お兄ちゃんちょっとどうかしてたよ」

小町「あーほんと何事かと思ったよ…」
小町「でもでももう気にしてないよ!」
小町「というかホント素直だね今日のお兄ちゃんは♪」

八幡「お兄ちゃんはいつも素直だぞー」

小町「はいはい、とりあえずご飯食べよ♪」

八幡「あ、その前にさ小町、一個お願いがあるんだけど?」

小町「んーどったの?」
小町「いいよ、かわいい小町ちゃんが聞いてあげるよ♪」

八幡「あのさ…」





 八幡「俺 の 子 供 孕 ん で 欲 し い ん だ け ど」





八幡「…あれ?」


 ~終~

くぅ~疲(略

後書きで色々書きたいことがありますが、
明日の夜ゆっくり書くことにします。

ひとまずここまで読んでくださった方、
本当にありがとうございます。
本当に、本当に、ありがとうございました。

( ˘ω˘ ) スヤァ…

 後書き的な何か


様々なレスをくださってありがとうございます
人生で2回目のss投稿にあたり、
今回はドタバタラブコメをベースとして、
自分の得意そうな・苦手そうなところを明確化できるかな、なんてことを考えていました。

今回の投稿を今後の糧としたいので、
良かった点(編)・悪かった点(編)・その他お気づきの点でもなんでも、
色々教えていただけるとありがたいです。
特にアドバイスなんかいただけたら本当に嬉しいです。
(SSまとめ速報さんにまとめて頂いているようですので、そちらのコメント欄とかでも大丈夫です)

それでは重ね重ねありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月15日 (金) 17:53:09   ID: t3wlGq-O

わっふるわっふる

2 :  SS好きの774さん   2015年05月18日 (月) 00:27:48   ID: AMEMRv5Q

そこでヴェルタースオリジナルですよ

3 :  SS好きの774さん   2015年05月20日 (水) 21:31:38   ID: NyTUM-7K

いい感じにコメディで面白かった

4 :  SS好きの774さん   2015年05月20日 (水) 23:25:44   ID: L3HQcx_u

続けっ……!

5 :  SS好きの774さん   2015年06月10日 (水) 09:55:45   ID: 4flLsNPD

意外に練りこまれてる、テンポいいからスラスラ読めるのも良い

6 :  SS好きの774さん   2015年06月18日 (木) 19:20:48   ID: kyl3l-Jw

いろは視点で、ストーリーの補完してくアイデアに感心

7 :  SS好きの774さん   2015年06月22日 (月) 16:51:46   ID: 2mmjJ7KL

三浦達の話が面白かった

8 :  SS好きの774さん   2015年06月29日 (月) 23:20:10   ID: klTOvscy

ルミルミかわいいよぉぉぉルミルミぃぃぃぺろぺろしたいぃぃぃ

9 :  SS好きの774さん   2015年07月30日 (木) 22:52:05   ID: 9eUzpqHW

うむ、良い!

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