【艦これ】提督「えっ俺死ぬの?」【安価】 (76)

提督「あぁん?なんで?」


妖精「この未来を見るメガネで見たです」


提督「なにその便利アイテム……で、なんで俺死ぬの」


妖精「↓1が↓2したからです」

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妖精「胃腸にガンが見つかったです」


提督「は?」


妖精「胃腸ガンです」


提督「マジで?」


妖精「マジです」


提督「」


妖精「やり残したことはあるです?」


提督「当たり前だろ!そんな……そんな馬鹿なことが……」


妖精「ならあがいてみるです」


提督「え?」

妖精「今から俺の維持に従えば助かる、といったらどうかね?」


提督「それは……本当なのか?」


妖精「ああ、どうする?時間がないぞ」


提督「わ、わかった。じゃあ何をすればいいんだ」


妖精「↓1をまずはしてもらおうか」

妖精「あ、やっぱ無理。死ね」


提督「まじかぁ」


妖精「いい人生だったか?」


提督「まぁまぁ」


妖精「じゃあ死ね」


提督「」


………………


……


提督「…………あれ?俺死んだんじゃ……」


妖精『うん、死んだぞ』


提督「じゃあここは地獄か?」


妖精『当たらずとも遠からず』


提督「つまりどういうことだってばよ」


妖精『あの眼鏡には過去に物を送る機能もあってな、それを使うには一度仮死状態になってもらわなければならないんだ』


提督「そう、だったのか……」

妖精『まぁそこは中間地点みたいなもんだ』


提督「それで、まさか俺に過去をさかのぼって死の原因から潰せってことか?」


妖精『そういうことになるな』


提督「だがガンなんてどう阻止すればいいんだ?俺の生活習慣とかが関わった自然発生的なものなんて……」


妖精『お前のガンは自然的なものじゃない。ある人為的な原因がある』


提督「何だそれは」


妖精『↓1だ』

妖精「大本営の仕業だ」


提督「大本営が俺を……!?俺はやましいことなんて何も……」


妖精「胸に手を当ててよく思い出せ。お前は何かをやらかしたはずだ」


提督「……まさか↓1のことだって言うのか!?」


妖精「ほぉそれはそれは」

提督「大本営に反逆を企てていたのが漏れたのか!?」


妖精「大それたことやってんな」


提督「…………」


妖精「なんで反逆なんてしようと思った?それなりの理由があるはずだ」


提督「……大本営は、俺に↓1をさせようとした……そんなこと許せるはずがない」

提督「ホモセックスをさせようとしたんだ」


妖精「あのさぁ……」


提督「俺はノンケだ。掘られるなんて冗談じゃない」


妖精「それじゃあ原因は分かったし止めに行くか」


提督「俺が反逆を企てたのはだいぶ昔だぞ?一体どこまで過去をさかのぼるんだ?」


妖精「何も企てた瞬間にさかのぼるわけじゃない。問題なのはその計画が漏れたことにあるんだからな」


提督「なるほど……」


妖精「どこでバレたか記憶にないか?そこの地点まで戻ってやり直すんだ」


提督「うーむ……↓1の時かもしれん」

提督「憲兵とのホモセックスを断ったことがあったんだ。もしかしたらその時に……」


妖精「確信犯じゃねーか。てかホモセックスを申し込まれるってどういうことだよ」


提督「俺が望んでそんな状況にしたわけじゃないに決まってるだろ!」


妖精「ならそのまで含めて陰謀ってことか」


提督「ああ、そもそもホモセックスなんてことになったのは↓1が↓2をしたからだ。そこから変えなきゃならん」


妖精「たまげたなぁ……」

提督「憲兵から愛の告白を受けたんだ」


妖精「もう結ばれちまえよ」


提督「ノンケだって言ってんだろ!」


妖精「てかさ、その憲兵のホモセックス断ってばれたんなら憲兵かなり上の人物なんじゃないの?」


提督「そういえばそうだな……だがあの憲兵、断った時に悲しい顔するだけでとても通報するような奴ではないと思ったが……」


妖精「上位の憲兵には護衛に艦娘がつくことがある。もしかしたらその艦娘がチクったんじゃねーの?」


提督「おお……」


妖精「その憲兵なんか話してなかったか?告白受けるくらい親しいなら話してるかもしれない」


提督「たしかアイツには↓1(艦娘名でオナシャス)が護衛についてたはず」

提督「白露型1番艦の白露だったか」


妖精「あのいっちばーんとやかましい女か」


提督「ん?待てよ……白露は確か俺に常々敵意の視線を向けていた。反逆を企てるずっと前からだ」


妖精「つまり『提督←憲兵←白露』ってことか」


提督「嫉妬が招いた悲劇か……」


妖精「喜劇だろ」


提督「……俺、この事件の全貌が見えてきた」


妖精「話してみろ」

提督「まず俺は大本営からホモセックスをせよという命令を受けた」


提督「当然俺はこれを曖昧にしたまま断り続けていた」


提督「だがある日あの憲兵が俺のことを訪ねてきたんだ」


提督「どこかで俺の不信感に気が付いていたんだろうな……あいつとは長い付き合いだったから」


提督「そしてあいつは言った『俺とホモセックスしてくれ!』と」


提督「あの時は意味が分からなかった。だがあいつは俺のことを助けようとしていたのかもしれない」


提督「大本営のホモセックス命令は一回きりだ。つまり憲兵と一回でもすれば終わることだったんだ」


妖精「知らない誰かとヤッて傷つくくらいなら俺とやってしまおう、そういうわけか」


提督「しかしそんな気持ちに気が付かなかった俺はそこでも断った」


提督「アイツは俺の強い拒絶に首を横に振った」


憲兵『分かった。他の方法もあるかもしれない。諦めずに探そう』


提督「そこでこの件は終わりに見えた……しかし不確定要素があったんだ」


妖精「まさか……」


提督「そう、白露だ。あの日憲兵は護衛を連れてきていないと言った」


妖精「騙されたってのか?」


提督「いや、あの眼はうそをついてるようには見えなかった」


妖精「なら白露の単独行動だったってことか」


提督「憲兵に恋慕していた白露からしたら俺は邪魔な存在だ。嬉々としてこの事態を報告しただろう」


妖精「愛の告白は?」


提督「それも憲兵なりのごまかしだったんだろう。無意味ではあったが形式的にした方が何かと円滑になる」

妖精「それでホモセックスを断ったことがバレ、反逆の意思を見せたお前はしょっぴかれるという結末か……」


提督「なんてこった……」


妖精「だがこれでハッキリしたな。その白露を潰せば解決だ」


提督「……それは出来ない」


妖精「なんで」


提督「憲兵は確かに俺にホモセックスを申し出た。だがそれは嘘。アイツだってノンケだ」


妖精「…………」


提督「それにな、憲兵は白露といつか結ばれたいと言っていたんだ。本人にはずっと隠してるから言わないでくれと頼まれていたがな……」


提督「そんな憲兵の恋愛対象なんて……殺せるわけないじゃないか……」

妖精「……どうするんだ?」


提督「……俺があの時ホモセックスを断らなかったらこんなことにはならなかった」


妖精「なら申し出を受ければいいじゃないか。少なくとも命は助かる」


提督「駄目だ。憲兵を、俺が汚す訳にはいかない」


妖精「じゃあ……!」


提督「もういい、もういいんだ。どれだけ過去を変えたって結局引き伸ばしにしかならない」


提督「そんなのは後々問題が出るだけで何の解決にもならない」


妖精「…………」


提督「だからさ、やっぱり俺、死ぬよ」

提督「俺がこのまま死ねば何も問題は起きずに終わる」


提督「憲兵だって仕事で俺に申し出たんだ。白露が暴露したのも含めてアイツに危害が及ぶこともない」


妖精「……そうか」


提督「悪いな。こんな大それたことまでやらしちまって」


妖精「……本当だよ。俺が、馬鹿みたいじゃないか……」


提督「そう悲しむなって。胃腸ガンならあと少しだけ生きれる」


提督「放っておいても大本営に殺される未来だ。死ぬまでにやりたいことやろうや」


提督「な?顔、上げてくれよ。お前が、そんな顔してたら、俺まで泣きそうになるじゃないか」


妖精「ああ……ああ……」


提督「……強く生きろよ、憲兵。ありがとうな」


提督「そして妖精。お前は俺の人生で一番の友だよ」

…………

……


妖精「数か月後、提督は死んだ」


妖精「アイツは死ぬまでの間、一番輝いていた」


妖精「本当に楽しそうに、影の無い顔でな」


妖精「憲兵は白露とケッコンしたそうだ。提督の死には誰よりも悲しんでいた」


妖精「本音を言うと白露の奴は俺がぶち殺してやりたい。だが提督との約束だ、それは出来ない」


妖精「白露のしたことは誰にも言わなければ憲兵と幸せに暮らすだけの未来になる。それを打ち崩すのは頂けない」


妖精「だが……」

金剛「ヘーイ妖精!準備できたネ!」


加賀「今こそ提督の仇を討つ時」


島風「私が攪乱するね!」


大和「この主砲、全ての怒りをぶつけます」


北上「許せないよね~。さすがの私もぷっつんだわ。ねー大井っち」


大井「そうですね……一応、提督のことも愛していましたから」


妖精「俺はあいつの鎮守府の艦娘にだけこの真実を伝えた」


妖精「そして表向きは優秀な鎮守府として活躍し、黙々と反逆の機会をうかがっていた」


妖精「そしてついにこの時が来た」

妖精「行くぞ。これは弔い合戦だ」


妖精「だが決して憲兵と白露のことだけは漏らすな。それだけはあいつの遺言だ」


艦娘「…………」


妖精「この作戦は失敗しようが成功しようが俺たちに明日はない」


妖精「それなのに集まってくれて感謝する」


加賀「いいえ、新しく赴任してきたあの屑提督を殺した時点でもう後戻りはできないもの」


金剛「全員ヴァルハラへ行く準備は出来てるネ」


妖精「……ありがとう」


北上「水臭いなぁ」


大井「いいから早く行きましょう?」


島風「おっそーい!」


妖精「よし、準備はいいか?」











妖精「行くぞ」




「「「「「「「「「「「「「おお!!」」」」」」」」」」」」」」」












終わり
いい安価をありがとうございました
正直ホモ展開にするのは>>1からレスリング的に半分確信してました
ではお疲れ様でした

あ(唐突)、普段使ってる酉です
暇なら検索してみてください
あと二週目はやりません
では依頼出してきます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月07日 (木) 20:55:19   ID: rMFflcEm

ホモは病弱

2 :  SS好きの774さん   2015年07月04日 (土) 08:20:57   ID: 54EB4cXS

反逆するところ書いてもええんやで

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