ゴブリン騎士「くっ…!」(26)

オーク「…」

ゴブリン「誇り高き私に情けなど無用…この場で斬るがよい!」

オーク「…」

ゴブリン「どうした魔物…怖じ気づいて、こんな私すら殺せぬか!」

オーク「お前も魔物やんけ」

ゴブリン「くっ…」

オーク「で、どうする。一応お前、騎士なんだろ」

ゴブリン「あぁ。誇り高きスターダスト家の騎士、ゴブリン=L=スターダストだ!」

オーク「ふぅん。ちなみに俺はオーク戦士。騎士なら男でも女でも食っちまう雑食性だがね」

オーク「だから、これを使う」

ボロン
ギンッ

ゴブリン「ひゃあ!」

オーク「生娘じゃああるまいし…可愛い声をだすんじゃあない」

ブンッ
ボグッ

ゴブリン「はらぱんっ!?」

オーク「俺の息子は特別でね。三つに分かれる。一郎、二郎、三郎!」

パカァ…
ニュルニュル

オーク「ちんぽ三兄弟…まさに」

ゴブリン「なんと奇遇な…私は!」

クパァ
(i)(i)(i)

オーク「なんと奇遇な!」

オーク「ならば、順次連結をするほかあるまいて」

ギンッ

ゴブリン「ちんちんがギンギン…」

ジュンッ

ゴブリン「ま、マンゴー…」

オーク「程よく熟れてやがらァ…」

ビキッ ビキッ

オーク「ま、まずい。興奮しすぎて固くなりすぎだ!」

オーク「固くなるという事は質量を増すという事。質量が増すという事は…」

ゴブリン「重量崩壊…臨界点を超えれば、世界は!!」

オーク「くそぉぉ、またしても俺は世界を破壊してしまうのか!」

ゴブリン「また…?まさか貴方、十年前の!」

オーク「う、うわぁぁぁぁ!」

オーク「ちんぽが自身の質量に耐えられず、崩壊が…始まる…!」

ビキッビキッ

オーク「そして…そしてやがてちんぽは周辺の物質を取り込み、更に質量を増やしてゆくくくくくくくく」

ビキッビキッ
ギュォォォ

ゴブリン「空が割れる…炎が舞う…」

オーク「巨大ちんぽ見参…!」

ズモォォォ

ゴブリン「三本のちんぽ…!」
オーク「今やその一本一本が小惑星なみの質量を持っている…早く避難しろ…でなければ、このちんぽ…!」

するとゴブリン騎士はいきなり
拳を振りかざした。
高々と
誇り高き勇者のように。

ゴブリン「我は誇り高きゴブリンの騎士…世界の危機に逃げるなどできぬ!」

オーク「そうはいっても…ぐぁっ…ちんぽが…ちんぽが…!」
ビキッビキッ

オーク「限界だ…この空間は歪んで、そして飲まれる…元から何もなかったかのように、すべて!」

ギュワァァァ

ゴブリン「だが、何かできる筈だ…なぜならば!」

オーク「なぜならば?」

ゴブリン「我は誇り高きゴブリンのき…

そうしてゴブリン騎士は
質量の海に飲まれた。

(続く)

~黒の世界~

ゴブリン「うぅ…ここは」

?「ここは、質量を持たない意識だけの空間…私は黒の空間と呼んでいる」

ゴブリン「あなたは…」

?「私は…かつては人であり、神であり、悪魔であり、事象そのものであり…全てであったもの」

ゴブリン「ええいまるで意味が分からんぞ」

?「そうだな…ある時はガイア、と呼ばれていた…そう呼ぶがいいさ」

ゴブリン「ガイア…母なる大地の神…だというのか…」

ガイア「あくまで便宜上だ。深く考える必要は無いし、その意味も無い」

ゴブリン「ぬぅ…」

ガイア「それより、ききたいことがあるんじゃないのかい?」

ゴブリン「あ、あぁ…」

ゴブリン「我はなぜここに?そもそもここは…黒の空間とは何だ?」

ガイア「君はさっきまで、オーク戦士といただろう。彼のちんぽが重量崩壊を起こし、なんやかんやで君はこの空間にやってきたんだ」

ゴブリン「そうか…」

ガイア「で、どうする。君の持っている『三個のマンコ』なら、オークちんぽの重量崩壊をとめることができるんだが」

ゴブリン「なん…やて…」

ガイア「この世に三個のマンコを持つ者は、君だけだ。つまり」

ゴブリン「我にしか、できない…」

ガイア「そうさね」

ゴブリン「やるさ…やってやる、やってみせる!」

ガイア「そういうと思った。なら早く行くんだね。こうしている間にも世界は崩壊しているんだからぁ」

アッタカインダカラァ…

ゴブリン「わかった」

ガイア「では、元の世界へ…カッエーレ!」

ズビビビビ

ゴブリン「ゆ、指からビームが出て我に当たった!そして電撃が走り我は気絶した!」

バタリ

ガイア「しっかりやりな、運命の子…」

・ ・ ・ ・ ・

ゴブリン「んんっ…気絶から目覚めた…」

ゴゴゴゴ

ゴブリン「世界が…崩壊している…」

オーク「あ、ゴブリン騎士!」

ゴブリン「オークか」

オーク「見てくれこのちんぽ…重量崩壊で世界を破壊して止まらんのだ!」

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