妹「おなにー見せて」(89)

兄「…」

兄「…なんだろう、今とてもいかがわしい言葉が妹の口から発されたような」

妹「おなにー…」

兄「うわあああああ!!!」

姉「もーうっさいわね朝っぱらから…」

兄「もう夕方だよっていうか犯人はお前か」

姉「はぁ?」

妹「あのね、にいたんにおなにーみしてっていったらね、さけばれた」

姉「ほう」

姉「別にいいだろそんくらい。減るもんじゃなし」

兄「減るもんは減るってかお前止めろよ」

兄「大体妹もそんなのどこで覚えて…」

妹「ねーたんのおへやのえほんにかいてあったー」

兄「やはりお前か」

兄「あのな、そういう本は妹に見つからないように隠しとけって言っただろ」

姉「見ちまったもんは仕方ねーよ。はよ」

兄「は?」

姉「ソロ活動はよ」

兄「うるせえ!!」

妹「にいたんおこった…」ジワッ

姉「うわー妹ちゃん泣かしたーおかーさんにいってやろー」

兄「お前はとりあえず黙れ!あぁもう…」

おう

妹「…みしてくれるの?」パアア

兄「う…」

姉「わーぱちぱちー」

兄「だ ま れ よあのな妹よく聞け、すっごくつまんないから見ない方がいいぞ」

妹「そーなの?」

兄「ああ」

姉「えー?つまんないのにやってるの?」

兄「マジで黙れよ…という訳で妹、それは見せられない」

妹「えー…」

妹「じゃあつまんなくてもいいからみして」

兄「あれー?」

兄「えーと話聞いてたかな妹よ」

妹「つまんなくてもがまんしゅる」キリッ

兄「クソ可愛い…じゃなくて姉貴ちょっと来い」

姉「えー?手伝いならしないよ」

兄「いいからちょっと来い」

兄「お前のせいだぞどうしてくれる」

姉「えーなにあたしのせいー?」

兄「妹は一度言い出したら聞かないやつだろどうすんだよ…」

姉「んー…仕方ないなぁ」

姉「妹ちゃーん、ちょっとおいでぇ」

妹「?」テテテ

姉「ほれ」カサ

妹「れるねる○るねだぁ!」パアア

妹「わー!」テテテ…

姉「これでさっきのことはきれいさっぱり忘れたはずだ」

兄「マジかよ…」

姉「ん」クレ

姉「は?」

姉「報酬」

兄「…」

お兄ちゃんのおちん〇んからねるねるねるね④

兄「ほらよ、せんべいでいいか」

姉「それ仏壇にあったやつじゃん」

兄「文句いうな、お前のせいなんだから」

姉「へいへい」

兄「ったく…」

兄「…」

兄(…ちょっと待て)

兄「おい姉貴!」

姉「なーにー」

兄「おっ、おま、まさか見っ…」

姉「何回か」

兄「」

姉「気付かなかったの?」

兄「まったく」

姉「あーだいじょぶ、見てもなんとも思わないよぉ」

兄「死にたい」

姉「ちょっと、あんたに死なれたら困るよ、誰が家事やんの」

兄「…」

兄「うん、もういい寝る」

姉「まだお昼だよ、てかごはんつくって」

兄「たまには自分でつくれよ!つーか大学いけよ!!」

姉「あーなんか今日ダルいから休む。はよ」

兄「ったく…」

兄(マジで死にたい…)

兄「ほらよ」

姉「わーおいしそー」

妹「ごはんー」テテテ

兄「あっ、妹片づけしてから!」

妹「あい」テテテ

姉「いただきま」モグ

兄「言い切ってから食えよ」

妹「いたらきまーす」

兄「どうぞ」

姉「あれ?弟はたべないの?」

兄「食欲ない」

兄「というかお前は眠そうだな」

姉「んーそうー?」

兄「口調が」

妹「ねーたんねんね?」

姉「お言葉に甘えてねよーかなー」

兄「おい」

姉「ごちそうさまーおやすみなさいー」

兄「大学行けよ…」

姉「あれ、というか君たちは?」

兄「代休」

姉「あー…」

姉「見事に重なったもんだねぇ、よかったねおやすみ」

兄「あいつ…」

妹「にいたん」

兄「ん?」

妹「おなにー」

兄「」

兄(まだ覚えてやがる…!)

妹「みして、あしたようちえんいったときみんなにおしえなきゃ」

兄「…」

兄「…幼稚園でその言葉はいっちゃ駄目だぞ」

妹「なんで?」

兄「…みんなが死ぬ呪文だからだ」

妹「!!」

妹「じゃあゆわない!」

兄「よしいい子だ」ナデナデ

妹「へへー」

兄(よし…これで何とか)

妹「ねむいー…」

兄「おねーちゃんのとこ行って寝てきな」

妹「うん」

妹「…」

兄「どうした?」

妹「にいたんも」

兄「え?」

妹「にいたんもいっしょにねんね」

兄「マジかい」

妹「まじだよ」

兄「うーん、にいちゃん課題が…」

妹「きょうはみんなとがいい」

兄「…」

兄「…」

妹「おやすみなしゃい」

姉「おぉー、川の字ー」

兄「なんで俺が真ん中?」

姉「いいじゃん、ハーレムだよハーレム」

妹「はーれむー」

兄「夕方には起きなきゃ…」

姉「なんで?」

兄「メシ作るためだよ!」

姉「ごくろうさまです」

兄「ったく…」

妹「きょうのおゆうはんなーに」

兄「肉じゃが」

姉「やったー」

姉「いいお嫁さんになれるよ、うん」

兄「ならねーよ。つーかお前もたまには料理しろや」

姉「ぐー」

兄「ウソ寝やめ」

妹「にいたんもねんねー」

兄「はいはい。おやすみなさい」

妹「おやしゅみー」


―――――

---

兄「…」

兄「…ふぁ」

兄「…」

兄「…え?」

兄「…外が暗い…だと…」

姉「うーん…」

兄「…」

妹「ふにゃ…、にいたん…?」

兄「あ、起こしちゃったな、ごめん」

姉「おはよー…」

兄「ご飯つくんなきゃ…」モソモソ

姉「え?もう夜?」

兄「寝過ぎた…」

姉「どれ、何か手伝ってやろう」

兄「できんの?」

姉「できます」

姉「とにかく刻めばいいんでしょ」チャキ

兄「んー…ああ」

姉「せいっ」スタアアアン

兄「…」

兄「うん…えーと」

姉「次は!?」キラキラ

兄「あ、じゃあにんじん…」

姉「そぉい!」スタアアアン

兄「…」

姉「ほれ!!」ドヤアア

兄「ほれじゃねーよ」

姉「なんだよできたじゃんちゃんと」

兄「切り方が雑」

姉「後はあれでしょ、煮ればいーんでしょ」

兄「いや、うーん…」

-----
---
--

姉「できた」

兄「何これ」

姉「肉じゃが?」

兄「…」

兄「作った本人でさえ疑問形かよ」

姉「大丈夫、胃に入れば同じ、胃に入れば同じ…」モシャ

兄「暗示をかけるな」

姉「…」

兄「…?」

姉「…弟の作ったやつのほうがおいしい…」

兄「…」モグ

兄「…うん、食えるよ」

姉「ほんと?」

兄「ギリギリ」

妹「いたらきます」

兄「いただきます」

姉「…まーす」



「…」

妹「ねえたんこれなにー?」

姉「…い、いもの煮たやつ」

妹「ふぅーん…」モグモグ

姉「…うっ…」

姉「明日からちゃんと勉強します…!」

兄「まじか」


兄(何とか無くなった…)

姉「さーせんした」

兄「いや、いいよ別に食えたし」

姉「あい」

兄「というわけで俺は風呂入って寝る」

姉「じゃあ私が妹ちゃん係ね」

兄「頼む」

妹「にいたんおふろー?」

兄「うん。今日はねーちゃんと入ってな」

妹「あーい」

兄「ふー…」

兄(何か今日はさんざんだったな…)

兄「…」

兄(妹あのことちゃんと忘れたかな…)


妹「にいたんいつみしてくれるのかなー」

姉「何を?」

妹「おなにー」



兄「…何だろう、何か寒気がする」

兄「風邪かな…まあいいや上がろう」

兄「…ふー」

兄(マジで忘れてくれるといいが…)

兄「上がったぞー」

姉「あー、じゃあつぎ入る」

妹「おふろー」

兄「俺は寝る、おやすみ」

姉「おやすみ」

妹「おやしゅみー」

兄「はー…」ドサッ



兄「…」ムラ…


兄(なんで今…)

兄(いつからしてないっけ…3日前くらいか…?)

兄(いや、今するのはまずい、さすがにまずい)

兄「…」

兄(…こんなことなら風呂でやってくりゃよかった…いやそれもまずい)

兄「…」

兄「…」ガバ

兄「…腹筋でもしよう」


姉「2階がさわがしいね」

妹「?」



兄「うおおおおおおおおおおお!!!158回目ぇえぇえ!!」

兄「ハアッ、ハアッ…」

兄「…」ムラッ

兄「畜生!」ダアン

兄「腹筋で中和できると思ったのに…!」

姉「何を?」

兄「うわああああああああああああ」

姉「うるさいんだけど」

兄「あ、すいませんでした」

妹「にいたんなにしてるのー」

兄「鍛錬」

兄「うん、悪かった。さあ寝てくれ」

妹「?おやしゅみー」

姉「おやすみぃ…」


バタン



兄「…」

④④④④④④④④④④④④④

はさくしろ

兄「はぁ…」

兄「…」

兄「落ち着け…落ち着け俺…」

兄「…」

―数時間後―

兄「…ダメだ眠れん」

兄「…」

兄「…トイレいってこよ」

兄「…」コソコソ

兄(もうみんな寝てるよな…)

兄「…」ガチャ

兄「…」




姉「…ふにゃ」パチ

姉「うーん…」モゾ

姉「…トイレ」

姉「むー…あれ」

姉「明かりついてる…」

姉「…?」

姉「…?」ガチャ


兄「へ?」

姉「お」

兄「う、あ、ちが」

姉「…ほー」

兄「…っ」バッ

姉「邪魔して悪かったね」

兄「う、うるせえ」

姉「あーちょいちょい、待ちなさい」

兄「なんだよ」

姉「続き、していいよ」

兄「え?」

姉「見せて?」

兄「ばっ…、何言って」

姉「じゃないと通してやんなーい」

兄「…」

姉「妹起きちゃうからはやく」

兄「…冗談だろ…」

姉「本気だよ、ほら、深夜のテンションで」

兄「…」





ウム、面白い支援

兄「あ、姉貴までそんなこと言うのかよ」

姉「んー、いいからほら早く」

兄「絶対やだ」

姉「えー」

姉「一生のおねがい」

兄「そんなに見たいのかよ」

姉「ちょっと興味ある」

兄「変態」

姉「褒め言葉です」

兄「いいからどけ、そして帰れ」

姉「…一回でいいから」

兄「しつこいぞ」

姉「うー」

兄「とにかく帰れ。俺も寝る」

姉「寝れんの?」

兄「う…寝れる」

姉「…」

姉「あ、いいこと思いついた」

兄「なんだよ」

姉「おねーちゃんがしてやろう」

兄「…何を」

姉「いわなくても分かるでしょ」

兄「…」

気になる

姉「ほら、さっさと脱ぐ」グイ

兄「ちょ、おかしいだろ、やめろって」

姉「それとも脱がしてあげよっか」

兄「いいっ、自分でできる!」

姉「」ニヤ

兄「あ」カアア

姉「…ほほー」

兄「…ちがう、今のはあれだ、口がすべったというか」

姉「どこまでひとりでできるの?」ニヤニヤ

兄「…」

姉「顔、真っ赤だよ」

兄「お前が変なこと言うからだろ」

姉「うん、ごめんごめん。ほら」

兄「?」

姉「してあげるから」

④④④

④④④④

思念

続きは?

続かないのかよ

つづけ

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