男「付き合ってください!」 根暗「え?」(168)

男「だから、俺と付き合ってください!」

根暗「えっと・・・なにかの罰ゲーム?」

男「罰ゲーム?」

根暗「私なんかに告白するなんてどう考えても罰ゲームでやらされてるでしょ?」

男「いや、普通に告白してるんだけど・・・」

根暗「君も大変だね。それじゃあね」

友「んで、ダメだったと?」

男「うん。なんかの罰ゲームだと思われてたみたい」

友「でもおまえそんなにへこんでないのな」

男「うん。ちゃんとした理由で断られたわけじゃないから」

友「また告白しにいくのか?」

男「もちろん」

友「ひとつ聞いていいか?」

男「ん?」

友「根暗のどこがいいの?」

男「んー・・・なんか小動物っぽくて可愛いじゃん?」

友「可愛いじゃん?って同意を求められてもなぁ」

男「まぁ、そういうとことかだよ」

体育教師「今日の授業は運動会も近いんで組体操のペア決めとかするぞー」

ザワザワザワ

体育教師「んー・・・お前らどうする?くじで決めるか?それとも自由に決めるか?」

デブス「自由がいいでーす」

友「なんでこういうときってああいうのが率先して動くんだろうな」ヒソヒソ

男「さぁね」ヒソヒソ

体育教師「それじゃあ、各自自由に決めてこの紙に組み合わせを書いてけー」

ザワザワ、ドウスルー?、ダレガイイカナー?・・・

友「お前根暗を誘うつもりなんだろ?」

男「うん。早速いってくる」

デブス「あー、男くーん(裏声)」

男・友「ん?」

デブス「よかったら一緒に組まないー?(裏声)」

男「あー、ごめんね。俺もう組むやつ決まっちゃってるんだ」

デブス「え?だれ?」

男「あの子」

デブス「え、根暗さん?なんであんな子?」

男「んー、組みたいからかな」

男「それじゃあね。行こうぜ友」

友「おう。いくか」

タッタッタッタ・・・

デブス「・・・・・・・」

友「にしてもきもちわりぃ裏声だったな」

男「え?アレが素じゃないの?」

友「んなわけねぇべ」

男「俺に話しかけてくるときいっつもあんな感じだぞ」

友「まじか・・・・・」

男「なんでそんな哀れむような目で見てくるんだよ」

友「お、アレ根暗じゃね?」

根暗「・・・・・・・」ポツーーーーン

男「あ、ほんとだ。それじゃあいってくる」

友「ん。俺も誰かに声かけないとな。んじゃな」

根暗「・・・・・・・・・・」

男「おーい。根暗さーん」

根暗「・・・なに?」

男「ペア決めしないの?」

根暗「最後に余った人と組むことになるでしょ?」

男「よかったら俺と組まない?」

根暗「え?」

男「だめかな?」

根暗「なんで私なの?また罰ゲームか何か?」

男「だから罰ゲームなんかじゃないって」

根暗「だってそうじゃなかったら、自分から進んで私とペアを組む理由がわからないもん」

男「んー・・・。とりあえず、組むことにはオーケー?」

根暗「・・・・べ、べつに・・・・いいけど、ほんとに私でいいの?」

男「おっし!それじゃあ紙に書いてくるね!」

根暗「あ、ちょっと・・・・」

友「よう。どうだった?」

男「うんオーケーだったよ」

友「そりゃよござんす。俺も何とか決まったしな」

男「あれ?女と組むことになったのか」

女「だってコイツがさぁ、土下座までしてくるんだもの。そこまでされたらねぇ・・・・」

友「ありもしない事実を捏造スンナ」

男「さらさらーっと」

友「あ、ついでに俺たちのも書いといてくれよ」

男「あいよ。さらさらさらっと」

女「あれ?男はもう組む人決まってんの?」

男「んー。根暗さんと」

女「へー。根暗さんね」

根暗(毎年余った人同士で組むのが普通だったのに)

根暗「・・・・・・・・・・・・・はぁ」

男「? どうしたの?」

根暗「え!?」

男「いや、ため息なんかついてたから」

根暗「・・・・別に」

体育教師「おーい。みんな決まったかー」

ハーイ

体育教師「よし。それじゃ今日の授業はここまで」

友「あー、終わった終わった。めしだめし」

男「だなぁ。何より今日は半ドンってのがいいな」

友「親に半ドンって言うの忘れてたら弁当もたされちまってよ。朝にそのこといったら怒られちまったよ」

男「あぁ。ウチもおんなじだ」

友「しかしなんだなぁ」

男「ん?」

友「みんなが帰り支度してる中、弁当を食ってるってのも」

男「そうか?」

友「あぁ。親にちゃんといっといてラーメンでも食いにいきゃよかったな」

男「ラーメンか。いいなぁ」

根暗「・・・・・」モソモソ

男「あれ?」

根暗「・・・・・」モソモソ

友「根暗じゃん。アイツも残ってたのか」

男「寝暗さーん」

根暗「・・・・・なに?」

男「根暗さんも半ドンだったって忘れてたクチ?」

根暗「・・・いや、知ってたけど。今日は残って読書でもして行こうかって」

男「ふーん。そうなんだ」

根暗「・・・・・・・」モグモグ

男「・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・・・・・・」モグモグ

男「・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・・なに?」

男「いや、クリームパンすきなの?」

根暗「・・・・・べつに」

友「ていうか根暗も根暗だよなー」

根暗「・・・・なにが?」

友「いやいや。昨日振ったやつがこんなに話しかけてきてんのに、ふつーに話してるよな」

根暗「・・・・振った?」

友「お前昨日男の告白を断ったんだべ?」

根暗「・・・・昨日の罰ゲームってあなたが仕組んだの?」

友「は?罰ゲーム?なに言ってんだ?」

根暗「だってそうじゃない。私に告白するなんてそんな人いるわけないでしょ」

友「いや、現にここに一人いるわけだが・・・・・」

男「いやー・・・・」

友「照れんな照れんな」

根暗「・・・・・・・・・・」

根暗「じゃあ誰に仕組まれたの?もしかしてクラス全員でグル?」

男「いや、だから罰ゲームとかじゃないって」

友「お前いくらなんでもマイナス思考すぎるだろ」

根暗「・・・・・・・・・・・」

男「えーっと・・・・・」

男「どうやったら信じてもらえるかな?」

根暗「・・・・・・・し、信じるって・・・・」

友「・・・なんだか俺はお邪魔みたいだし、先に帰ってるぞ」

根暗「・・・!?」

男「あ、うん」

根暗「・・・・・・・・っ」

根暗「・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・じゃあきくけど」

男「なに?」

根暗「・・・・私のどこがいいの?」

男「えっと・・・正直に言ってもいい?」

根暗「なに?やっぱり罰ゲームとかだったの?」

男「そういうことじゃなくて」

根暗「・・・・・・・・・・・」

男「なんというか、その、根暗ちゃんが小動物みたいで可愛いなぁって思ってさ」

根暗「・・・・・小動物?」

男「うん」

根暗「・・・・・・・・・」

男「それになんかほっとけない感じがしてさ」

根暗「・・・・・・・ほっとけない」

男「うん」

根暗「・・・・・・・・・」

根暗「・・・私どうしたらいいのかな?」

男「なんで?」

根暗「・・・告白されたのなんて始めただし、男の子から可愛いなんていわれたのも初めてだし」

男「えーっと、それは付き合うかどうかを迷ってるってことでいいのかな?」

根暗「・・・・だって私、男の子と付き合ったことなんてないもん」

男「まぁ、俺も・・・付き合ったことはないけど・・・」

根暗「・・・それに、私、君のことあんまり知らないし」

男「それは・・・まぁお互い様じゃない?」

根暗「・・・も、もしかして体がも、目的なの?」

男「なんでいきなりそっちにつながるの・・・・」

根暗「・・・だって男の子のことなんかわかんないもん」

なんか疲れた(´・ω・`)

人がいるなら根暗ちゃんのイメージ図を話あってみたい(´・ω・`)

下らねーこと言う暇あったら書けやカス

>>41
なんかごめん(´・ω・`)

友「・・・・・・ありゃ?」

男「お、まっててくれたの?」

友「まな。んで一人で来たとこを見ると撃沈だったのか?」

男「うーん・・・・。なんていうか、保留?みたいなかんじ」

友「保留?」

男「うん。なんていうか、友達から?みたいな」

友「へー。まぁ確かに根暗からしてみりゃまったく話したことが無いやつだもんな。あ、それはお前も同じか」

男「でもまぁ、いきなり振られたりしなくてよかったよ。まだ希望は全然残ってるよ」

友「お前ほんとに根暗のこと好きな?」

男「うん。ダメか?」

友「いやいや。青春だねぇ」

根暗「・・・・・ただいま」

母「あらおかえりー・・ってどうしたの?なんだか沈んでるみたいだけど?」

根暗「・・・・・あ、あのね」

母「?」

根暗「・・・・や、やっぱりなんでもない」

母「???」

チャポン・・・

根暗「・・・・・・・・・・・・・」

根暗(・・・・友達からなんていっちゃったけど・・・・私友達も作ったことない・・・・・)

根暗「・・・・・・・はぁ」チャポン

男(小動物みたいで可愛い)

根暗「・・・・・・可愛い・・・・・・・・あれ?小動物?」

根暗「・・・・・人間として見られてない・・・?」

根暗「・・・・・・・」フキフキ

コンコン、ガチャ

根暗「・・・・・おねえちゃんお風呂」

姉「あ、はいはい」

根暗「・・・・・・・・・・」

姉「?」

姉「えーっと、そこどいてもらわないとお風呂にいけないんだけど・・・」

根暗「・・・ね、ねぇおねえちゃん」

姉「ん?」

根暗「・・・男の子から小動物みたいで可愛いっていわれたらどう思う?」

姉「んー・・・私に小動物みたいって言える身長の男がそんなにいないからなぁ。ふざけていってるんだったらマジでぶん殴ってると思う」

根暗「そ、そう・・・・」

姉「なに?なんかあった?」

根暗「・・・・ちょっと」

姉「ふ~~~ん?」

根暗「さっきのセリフってさ、人として見られてないってことなのかな?」

姉「あんた、物事のとらえ方がかなりネガティブよね。そんなわけないじゃん。普通に可愛いって思われてるんでしょ」

根暗「・・・・私が?」

姉「なに?告白された?」

根暗「・・・・・・・・・」

姉「えっ?!マジで?!その沈黙はマジなの!?」

根暗「・・・・・・・・・・」モジモジ

姉「ほんでほんで!?オーケーしたの!?したの!?」

根暗「・・・・・・・えっと・・・・」

姉「・・・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・・・・・・・」

姉「・・・それで友達から・・・と」

根暗「・・・うん」

姉「・・・それで友達付き合いについてわからないから私に聞きに来たと」

根暗「・・・うん」

姉「というか、友達付き合いとか、私に聞かなくてもわかるっしょ?ほかの友達と同じように接すりゃいいじゃん」

根暗「・・・・友達・・・いないし」

姉「マジか・・・まぁ、話しかけられたり誘われたりしたら、付き合っておけばいいんじゃない?」

根暗「さ、誘われた後に襲われたりs・・・」

姉「しねぇよ」

姉「ていうか・・・・」

根暗「なに?」

姉「妹に先を越されるなんて・・・・・」

根暗「・・・・・・・・・・・・・」

姉「私だって男の子に「可愛いね」とかいわれてみたいわよ・・・・」

根暗「・・・・ごめん」

姉「あやまんな!余計惨めだろー!!チクショー!!」

~根暗の部屋~

根暗(可愛い・・・・・かな?)

ガサガサ・・・・

根暗(・・・・鏡ない)

ガチャッ タンタンタンタン・・・

根暗「お母さん。・・・・手鏡ないかな?」

根暗「・・・・・・・・ニッ」

根暗(・・・・・・・暗い。・・・前髪・・・・邪魔かな)

ガサガサゴソゴソ・・・・

根暗(・・・・・・・・こんな顔してたんだ)

根暗(・・・・どこがいいんだろ?)

~翌朝~

根暗「・・・・・・・・・・・・」フラフラ

根暗(結局・・・眠れなかった・・・・)

根暗「・・・・・・・・ふぁぁぁ~・・・・」

友「おっ、根暗じゃん。おはよ」

根暗「っ!?」ビクッ

友「?」

根暗「・・・あ、あなたは確か、男君の・・・」

友「「確か」なんていうなやー。昨日あったべや」

根暗「・・・・・・・な、なにか?」

友「なにかって別に挨拶しただけだべ?」

根暗「・・・・私とは何の関わりも無いのに?なんで?」

友「なんでって、そんなん同じクラスだからじゃん」

根暗「・・・・同じクラスだからって挨拶なんてしなくても」

友「ん?まぁそれはそうかもしれないけど、男の友達なんだろ?」

根暗「・・・・・・・・・・ぅん」

友「友達の友達は友達だべ」

根暗「・・・・・・・その考えはおかしい」

友「そうか?まぁ、挨拶くらいは普通にするもんだろ」

根暗「・・・・・・・・・・・・・・」

友「まぁ、男に会ったら挨拶くらいと言わず、いろいろ話してやってくれ」

根暗「・・・・・な、なんでここで男君が出てくるの?」

友「だってアイツまじめにお前のこと好きみたいだぞ」

根暗「・・・・・・・・・・・」

友「まぁ、まずは友達からってんなら、男のこともよく知ってやってくれ。ほんじゃな~」

根暗「・・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・・・なんでそんなことを言われなくちゃいけないのよ」

クラスメイト「あっ、おはよー」

根暗「!?」ビクッ

クラスメイト2「おはよー」

根暗(・・・・・・・・・・私なわけないか)

~昇降口~

根暗「・・・・・・・・はぁ」

男「あっ、根暗ちゃんおはよー」

根暗「っ!?」ビクッ

コンッ

男「大丈夫?靴落としたよ。はい」

根暗「・・・・・・・ぁ・・・・ぁりがとぅ」

~授業中~

根暗「・・・・・・・・・・・・」ボー・・・・

教師「~~~というわけで・・・・・」

根暗(・・・・なにしゃべってるんだろ)ボー・・・・

根暗(・・・・・あー・・・・・・)フラッ

ガタンッ!

ゴンッ!

根暗「いっ!」

教師「んー?根暗かー?どうしたー?」

クラスメイト一同「・・・・・・・」チラッ

根暗「・・・・・・いっ・・・・・ぃえっ!?」

教師「そうかー。寝てんなよー」

根暗「・・・・・・・・・は、はぃ」

根暗(見てた!?みんなが見てた!?)ドッドッドッド・・・

根暗(は、恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいはずかしいはずかしいはずか・・・・・)

キーーンコーーーンカーーンコーーーン

教師「ん?はーい、今日はここまでー」

根暗(・・・・・・・・・・・あっ)フラッ

バタッ!

~保健室~

根暗「・・・・・・・・・・・」

保険医「んー?寝不足かしらねぇ?私にはそれくらいしか考えられないわぁ?」

男「貧血とかじゃないんですか?」

保険医「あ~、貧血の可能性もあったわねぇ?」

男「とりあえず休んでいれば大丈夫なんですか?」

保険医「そうねぇ?たぶん大丈夫だと思うわぁ」

男「そんなにアバウトでよく保険医なんて務まりますね」

保険医「あらあら、ひどい言われようねぇ?私だって先生になるためにがんばってたのよー?」

男「とても信じられないんですが・・・」

保険医「はいはい、いいですよーだ。それはさておき~」

男「?」

保険医「君は授業に戻らなくてもいいのかな~?もう午後の授業が始まっちゃってるぞ~?」

男「あー。先生、体温計貸して下さい」

男「ん・・・っと」ゴシゴシ

保険医「何度~?」

ピピピピッ

男「はい」

保険医「あら~。ずいぶんと高いわねぇ。少し休んでいく?」

男「はーい」

保険医「あんまりサボっちゃだめよ~?」

保険医「サラサラサラ~っと。それじゃあ戻るときはコレを担任の先生に提出してね~?」

男「はーい」

保険医「それじゃあ先生はちょっとお花畑にいってくるわね~?」

男「いってらっしゃーい」

根暗「・・・すー・・・・すー・・」

男「さて・・・・・・小説でも読むか」

根暗「・・・・すー・・・・すー・・・」

男「よいしょっと・・・・・」

~数時間後~

根暗「ん・・・・・・あれ・・?」

男「あ、目覚めた?」

根暗「うあっ!?」ガタッ

男「具合はどう?」

根暗「・・・・ぐ、具合?」

男「さっき倒れちゃったでしょ?先生が言うには寝不足らしいけど」

根暗「・・・・・・ぁ、う、ぅん・・・・だいじょうぶ・・・」

男「そっか、よかった」

根暗「・・・・もしかして・・・君が運んでくれたの?」

男「うん。まぁ、保健委員だし、心配だったしね」

根暗「・・・・・・・ぁ、ぁりがと・・・・・・」

根暗「・・・・・・・・・・」

根暗(あれ?ちょっとまって?)

根暗(ここまで運んだ?)

根暗(ここまで運ぶ→ほかの生徒に見られる→噂される)

根暗「・・・・・・・ぁぁぁぁぁぁ」

男「えっ!?どうしたの?!まだ具合悪い?!」

根暗「はっ!」

根暗「・・・・・も、もしかして・・・ずっとここにいたの?」

男「え?うん、いたけど?」

根暗(男の子と二人でいなくなる→ほかの生徒に噂される→・・・・・・)

根暗「・・・・・・ぅあぁぁぁぁっぁあああぁ・・・・」

男「えーっと・・・大丈夫?」

~15分後~

根暗「・・・・・・・・・」

男「おちついた?」

根暗「・・・・・・・ぅん」

男「とりあえず、もう放課後だし、荷物取りに行って帰ろっか」

根暗「・・・・・・・・ぅん」

眠いので落ちますね

読んでくださっている方、ありがとうございましたー

男「じゃあ俺、担任に欠席届だしてくるから、先に帰っちゃってて」

根暗「・・・・・・ぅん」

男「じゃねー」

根暗「まっ!・・・・・・・」

男「?」

根暗「・・・・・・・ま、またあした」

男「うん。それじゃあねー」

根暗「・・・・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・・・・・」

ガラッ

根暗「・・・・・・・・・・」

根暗(・・・・・・・・あの人も・・・お人よしだなぁ)

根暗「・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・帰ろう」

ガラガラー

男「しつれいしゃーす」

担任「あ、男君。今日はどうしたの?根暗さんもずっと授業にいなかったってきいたから先生心配しちゃった」

男「すいません。コレ欠席届です」

担任「はーい・・・・」

男「それじゃあ俺はコレで・・・」

ガッシリ

男「? 先生?」

担任「男君、サボりは感心しませんよ?」

男「へ?な、なんのことですか?」

担任「こ・れ」

男「え?欠席届?」

生徒・男 病名・熱42.5度

男「ほ、保険のせんせーーーー!!」

�ヽ(´・ω・`)ノ�    四
�ヽ(・ω・` )ノ�   
 �(ω・`ノ�

  (・`ノ� )
  (�  )�    円
�ヽ(   )ノ�
 �(   ´)ノ�
  (   ´ノ�
  ( ノ� )     が
  �,´・ω)
�ヽ( ´・ω・)ノ�
�ヽ(´・ω・`)ノ�
�ヽ(・ω・` )ノ�    い
 �(ω・`ノ�
  (・`ノ� )
  (�  )�    っ
�ヽ(   )ノ�
 �(   ´)ノ�

  (   ´ノ�    ぱ
  ( ノ� ) 
  �,´・ω)

�ヽ( ´・ω・)ノ�   い
�ヽ(´・ω・`)ノ�


根暗「・・・・・・・・・・・・」トボトボ

根暗(・・・・・・ずっと・・・・・となりに)トボトボ

根暗(・・・・・まさか!寝込みを!?)

根暗「・・・・・・男君はそんなことしないか」

根暗(それよりどうしよう・・・・明日うわさになってたら・・・・・)

根暗(人のうわさも75日って言うけど・・・・二ヵ月半も学校休めないし・・・・)

姉「・・・で、相談しに来たと?」

根暗「・・・・うん」

姉「言っとくけど、誰も気にしてないと思うわよそんなの」

根暗「そ、そうかな?でも、それでからかわれたら・・・・」

姉「そんなのモテちゃってごめんね~とかいって流しちゃえばいいのよ」

根暗「・・・・そんなの言えるわけないよ・・・・」

姉「にしても・・・男君だっけ?ずいぶんといいやつじゃないですか」

根暗「・・・・そ、そうかな?」

姉「授業サボってずっと隣にいてくれるなんてどこの少女マンガだって感じだけど」

根暗「・・・・・・・・・・」

姉「あぁ~・・・うらやm、いやいや・・・・やっぱうらやましいぃぃぃ!」ゴロゴロゴロゴロ

姉「うん。そうだね」

根暗「・・なに?」

姉「今度その男君っての連れてきなよ」

根暗「・・・・・・やだ」

姉「どうして?」

根暗「だ、だって、付き合ってるって噂されるでしょ・・・・」

姉「あんたら付き合ってるようなモンでしょーが」

根暗「・・・つ、つきあってない」

姉「えー?でもでも~保健室で二人きりだったとき少しはそういう想像しちゃったんじゃないの~?」ニヤニヤ

根暗「・・し、してない!」

姉(その反応はしてたのね)

姉「あんたも友達からなんて言っておいて結局友達らしいことなんて何もしてないじゃないの」

根暗「そ、そんなこと・・・!あ、朝にあったときに挨拶もしたもん!」

姉「いやー・・・そんなの近所のおじさんに挨拶すんのと同じようなもんでしょ」

根暗「そ、そんな・・・・・」

姉「え?そこまで落胆することなの?」

根暗(・・・あんなにがんばったのに・・・・)

姉「まぁとりあえず今度つれてきてみなよ。あたしも妹の彼氏にあってみたいし♪」

根暗「・・・・・やだ」

姉「・・・・・・あっそ。じゃあわかった」

根暗「・・・・・・・」

姉「そう身構えないの。私だって妹の嫌がることをむりやりしたりしないって」

根暗「・・・・・・・・・・」

姉「ま、私もお姉ちゃんだしね」

~翌日放課後~

根暗「・・・・あ~・・・・・」

根暗(・・・案の定、質問攻め・・・・・恥ずかしくて死にそう・・・・)

根暗(・・・・・後74日も耐えられるかな?・・・その前に恥ずかしさで自殺しそう・・・・)

男「大丈夫?根暗さん?」

根暗「・・・なっ!?」ビクッ

男「もしかしてまだ体調が悪い?」

根暗「な、何の用?」

男「ん?いや、昨日の今日だからさ、心配で」

根暗「・・・・・・・あっ・・・・そぅ」

男「いやじゃなかったら途中まで送らせてよ」

根暗「・・・・・・・それは」

男「まぁ無理にとは言わないからさ」

>>1は北海道人、もしくは北海道在住経験アリかな?

>>107
北海どういったこと内野(´・ω・`)
どうして?

根暗(・・・結局・・・・・断りきれなかった・・・・)

男「根暗さんって友と家の方向同じなんだね」

根暗「・・・あ、うん。・・・・そうみたい」

男「もしかしたら、そのうち友と会うかもね」

根暗「・・・・・・・うん」

?「あれ~~~~~?」

姉「これはこれは、根暗じゃないの~(棒読み)」

根暗「なっ!?」

男「ん?」

姉「あら~、あなたが男君ね~?妹がよくはなs・・・・」

根暗「わああああああああああっ!!」

男「?」

根暗「な、なんでこんなところにいるの!?」ギリギリギリ・・

姉「偶然よ、ぐ・う・ぜ・ん♪」

根暗「い、嫌がることしないっていってたのに!」

姉「そんなこといったかにゃ~?」

根暗「うぅぅぅ・・・・・・・」



男(根暗さんもあんな大声出せるんだなー)

男「えーっと、根暗さん?この人は・・・」

根暗「・・・・・私の姉さん・・・・・」

姉「どうもー。よろしくねー」

男「こんにちはー」

姉「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「あの、俺の顔になんかついてます?」

姉「いや、君の顔・・・・どっかで・・・・んー・・・?」

根暗「・・・・・男君・・・いこう」

男「えっ?あ、ああ。それじゃあ姉さん失礼しますね」

姉「えっ?あ、ま、まってよ!そうだ!男君ウチによっていきなよ。いろいろと話も聞きたいしさ」

根暗「なっ・・!?」

男「へ?でも・・・」チラッ

根暗「・・・・・・・・」ブンブンブン!

~根暗の家~

根暗(ダメだっていったのに・・・・)

男「お、お邪魔します」

姉「はいはーい。お邪魔しちゃって~」

根暗「・・・・おねぇちゃん・・・ちょっと」

姉「ん~?あ、男君、ソファーにでもかけてでゆっくりしててね~」

~根暗の部屋~

根暗「なんで家に誘っちゃったの!!」

姉「え?だって姉としては妹の彼氏って気になるじゃない」

根暗「・・・だから、彼氏じゃないって・・・」

姉「はいはい。まぁせっかく来てくれたんだからいまさら追い出すわけにも行かないでしょう?」

根暗「・・・・・・おねぇちゃんの馬鹿」

男(なんだか女の子の家って落ち着かないなぁ)

姉「はーいおまたせー」

根暗「・・・・・お、お待たせしました・・・お茶・・・どうぞ」

男「あ、ありがとうね」

姉「さーて、それじゃあ早速」

男「?」

姉「男君、妹に告ったんだって?」

根暗「なっ!?」

男「はい」

姉「妹のどこが好きだったのかおねーさん聞きたいなぁ」

根暗「お、おねぇちゃん!!」

男「んー・・っとですねぇ・・かなりたくさんありますけど」

姉「おーおー、愛されてるねぇウチの妹は」

根暗「・・・!!わ、私、へ、部屋にいくから!!」

姉「ありゃりゃ。少しやりすぎちゃったかなぁ」

男「あはは」

姉「まぁ、君が告白したときの内容は妹から聞いてるから好きなところなんてもうわかってるんだけどね」

男「え?じゃあなんでこんなことを?」

姉「んー・・・妬み・・かな?」

男「妬み?」

姉「まぁそれはいいとして、君にひとつききたい事があるんだけどいいかな?」

男「なんですか?」

姉「君の苗字ってなんていうのかな?」

男「○×ですけど」

姉「・・・・・君ってさ兄さんいる?」

男「あ、はい。いますけど」

?「は・・・はっ・・・きし!!」

サークル仲間「どうした?兄、風邪か?」

兄「ズズッ・・・いや、誰かうわさでもしてんのかな」

サークル仲間「まぁ、悪いうわさだろうな」

兄「そんなことねぇよ。きっと俺のことが好きなやつが・・」

サークル仲間「ハハ、ないない」

姉「・・・もしかして兄って名前?」

男「え?そうですけど、もしかして兄と知り合いなんですか?」

姉「えっ!?あ、あぁー・・まぁねぇー・・・」

姉「おっととっと!そんなことより!ほらほら根暗のところにいってあげてよ!」

男「え?いいんですか?さっきの反応見る限りどう見ても来るなって感じなんですけど」

姉「いいのいいの♪男なら多少強引にいっちゃいなさいな!」

男「といって来たのはいいものの・・・」

男(さすがに緊張するなぁ・・・・)

コンコンッ

根暗「・・・だれ?おねぇちゃん?」

男「いや、男だけど」

根暗「えっ!?な、なんで二階に?!」

男「いや、根暗ちゃんほったらかしにするのが嫌でさ」

根暗「・・・・・べ、別に・・・気にしないのに・・・」

男「それに姉さんが根暗ちゃんのところにいってやれっていってくれたしさ」

根暗(・・・・・あんの糞姉!!!)

男「えーと、よかったら下にいかない?姉さんも出かけるっていってたしさ」

根暗「・・・・・・・・・・」

根暗「・・・お茶のおかわり・・・いる?」

男「あ、それじゃあもらおうかな」

根暗「・・・・・・・・・・・」コポコポコポコポ

男「・・・・・・・・・・・・・・・」

根暗「・・・・・・」コポコポコポコポビチャチャチャチャチャ

男「って?!根暗ちゃんこぼれてれこぼれてる!」

根暗「えっ・・・あっ!?ご、ごめんなさい!?」

男「えっと・・・落ち着かない?」

根暗「・・・・だって、家に男の人が来たことなんか無いし・・・」

男「あはは、それはなんだか光栄だ」

根暗(友達も来たこと無いけど・・・・・・・・)

根暗(・・・・・・・友達もいないけど)

男「俺も女の子の家に来たのなんて初めてだから緊張するよ」

根暗「・・・・そうは見えないけど」

男「そんなこと無いよ。そうは見えないかもしれないけどガチガチだよ」

根暗「・・・・・ふふ」

男「あはは」

根暗「・・・・もう一杯どう?」

男「あ、いただきます」

根暗「・・・・・・はい」コポコポコポコポ

男(なんだか少し場が和んだ気がする)

根暗「・・・・・・・・・」コポコポコポコポビチャチャチャチャチャ!

男「ちょ?!根暗ちゃんこぼれてるこぼれてる!」

男「・・・えっと、まだ緊張してる?」フキフキ

根暗「・・い、いや!?・・・その・・・・ごめんなさい!」フキフキ

ガッ!

根暗「いっ!?」

根暗「~~~~ッ!」

男「だ、だいじょぶ?」

根暗「こ・・・・小指ぃ・・・・!」ジワッ

男「だいじょぶ?!」

根暗「・・・・・うぅぅぅぅ・・・・」

男「とりあえず冷やさないと!」

ダダダダッ

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