私「何してんだろ…」ハァ・・・(23)

私「せっかく夏休みになったのに…」

私「毎日グータラ、ロクなことしてへんやん」

私「……独り言やめるか…」

私「……」

私「……」ムズムズ

私「ダメだ、しゃべってないとやってられない」

私「昼起きて…」

私「ds(トモコレ)やって飯食って、宿題やって、
  あとはずーっとパソコン…」

私「こんなガキがネットなんて…って批判されっかな…」

私「いやいや、今はネット時代だし…」

私「って話がそれたわ…」

私「…よしっ」スック

私「が、外出しよう!!」パァァ

私「…つっても一人じゃなんか…」

私「友達でも誘うかな」

私「……忘れてた」

私「ケータイ…今壊れてるんだった…」ガーン・・・

私「これじゃー連絡できないじゃん…」ハァァ・・・

私「しゃーない…」

私「一人で公園でも行くか…」

私「ここ最近日に当たってなかったからなー」

私(詳しくいえばほとんど当たってないに等しいんだけど…)

私「あ、あったか、い…」バタ グー

私「クークー」

幼女「ママーあのお姉ちゃんヘンだよー」

幼女母「み、見ちゃいけません!行くわよ、ほら!」ダダッ

私(また姿見て逃げられたヨ…)

私「…しまった」

私「ジャージのまま来てしまった…」

私「しかもベンチに横たわって寝るって…」

私「あたしゃホームレスかいな…」

私「…帰ろーかな…」

私「…その前にセブン寄ろう」

私「今日もママ残業だからなぁ」

私「あ、シーチキン残ってたぁ」パァ

私「いっつも売り切れてるんだよね~」ルンルン

私「…しまったっ、髪とかすのも忘れてた」

私「うぅ…あのイケメン店員のレジでしたかったのに~…」

イケメン「…!」

私「!」(や、ヤベェ!!目ぇあっちゃったぁぁああぁあ泣))

イケメン「エイギョウスマイル」

私(わ、笑いかけるだとぉぉぉおぉ!?反則やがな、ソレっ)

私「……はっ」

私「シーチキン冷めちゃうっ」タタ

自宅にて

私「今日もコンビニ食だおにぎり美味い!!」モフモフ

私「…不健康なこの生活を何とかしたいけど…」

私「長年なもんで、もう治せられそうにないな…」ハハ

私「シーチキンはあっためて食べるのが私の理想!」キュピーン

私「……」モフモフ

私「なんかいっこじゃ物足りなかったなー…」

私「まぁいっか。太るし」

私「久しぶりに体重計乗っちゃう!?」ガタ

私「えーっと…確か去年の12月が49.3キロだったから~…」

私「や、痩せてますようにっ」(特になんもしとらんけど)

gojuttensankiro☆

私「いっ、いやぁぁぁっ」

私「半年も経たずに1キロくらいデブった…」ズーン

私「私ますますデブやん…」

私「背はフツーだけど…」

私「体重マジオワタな…」

私「…あ、さっしーのヤフーニュース出てる」

さしここと指原梨乃『体重43kg、もう少し細くなりたい』

私「ハぁぁ!?マジっ、43!?マジでっか!?」

私「で、でも…アイドルだし…ねっ」

私「体重詐称とかよくあることだしっ」

私「てか、この体重はフツー、ふつーなの!!世の中が痩せすぎなだけで」

私「…検索してみよ…」

カタカタカタッ 『女の子 体重 理想』

私「ふむふむ…『女は50キロいったらデブ』、
  『50kg越してるコとはちょっと…』、『“彼女”の理想体重 40キロ台!』…」

私「うぁぁあああああぁぁぁぁっ」

私「もうダメだぁっ」

私「…ふぅ」(マツコデラックス見て落ち着いた私って一体…)

私「と言って…なんもしないんだけどね)テヘペロ」

私「まずはアレでしょ、成長期だからっ、体重増えんの当たり前だしっ☆」

私「って言って何年経ったか…」

私「中学くらいから、ダメだな私…」

私「……」

私「明日もシーチキンになりそう」

私「そもそも自分のことをこんなネットに晒しあげして…」

私「何か得するのかなぁ?」

私「少なくともまだjkになってもないから、
  ピチピチ~のはずなんですけどね…」

私「はぁ…何か同世代のコと比べると色々ダメすぎて落ち込む…」

私「顔も、びみょーだし…決して可愛いとは言えない顔だけど…」

私「ブスではないと祈りたい…」

私「見てみてよ…セブンティーンに載ってるこのコ達を」パラパラ

私「私と同い年だよ…?ありえなくない?この体型、この顔、この白い肌」

私「それに比べて私は……」

私「超童顔だし、子供っぽいし、痩せてるとは言い難い…」

私「160で50.3は、さすがになぁ…」(ポッチャリ…)

私「肌も特に手入れしてないから、まだらに日焼けしちゃってる…」

私「はぁ…どうにかイメチェンしたいわ」

私「でも、今のまんまじゃ無理かな…」

私「…いやでも!」

私「…お姉ちゃんに相談しよう…」

コンコン

私「お姉ちゃん、いるー?」

姉「いるよ」

姉「入ってきな」

私「ありがとー」

姉「ぬれせん食う?」

私「わーい、食べる食べるっ」

姉「んで、どうしたの」

私「じ、実は…」ヌレセンモフモフ

姉「……」ジー

私「な、なに?」ギク

姉「あんた…」ジィイー

私「……」ドキドキ

姉「太った?」

私「も、も゛ふっ!?」ギックン

姉「さては、そうでしょー」

私「は、はいそうです…」チーン

姉「何かふわふわになったねー」

私「がぁぁん…」

姉「いんや、いー意味でだよ?」アセッ

私「どこがぁ…(泣)」

姉「ま、あたくしの話を聞きなはれよ」

モフフフッ

私「ぶふっ」

姉「それ、あげる」

私「えっ、いいのー?やった、かわいい」モフモフ

姉「ダッフィーだよ。あたしの学校で流行ってんの」

私「あー、そういえばコレ私んトコの学校でも…」

姉「だから、あげる。持ってて損はないと思うし」

私「あ、ありがとぅおねーちゃん…」ジイイイィィン

姉「あんたは、自意識過剰すぎよ」

私「じ、自意識かじょ…???」

姉「自分が太ってるって思ってるやろ」ビシ

私「そ、そりゃぁ、痩せてるとは思ってないよ…」ズーン

姉「そんなことあらへんよ」

私「…えぇっ?」

姉「全然ふつーよ」

私「だ、だって…ウニャニャキロあるもん…」

姉「ううん。逆に大人になったとき、その体重だったらスゴくない?」

私「…!た、確かに…」

姉「今は中学生なんだから、全然そのままでいーんだよ」ニコ

私「ほわぁぁぁぁ……」パァァァ

私(なぜだろう、おねーちゃんが天使に見える…!)

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