ギルガメッシュ「雑種がっ!?」ラハール「魔王たるオレ様を雑種だとッ」 (79)

※現在放送中のFate/StayNight Unlimited Blade Works 第二期3話辺りから



イリヤ「リズ……っ。セラ……っ」

ギルガメッシュ「お前が聖杯の器を持つ人形か」

ギルガメッシュ「ホムンクルスと人間の混ざり物とは、また、酔狂な物を作ったな」

イリヤ「――お前が、二人を……」

イリヤ「殺して。今すぐアイツを殺して!! バーサーカーッ!!」

ギルガメッシュ「だ、そうだ。だが、無名の英雄如きが我に通用するとでも――」

「メテオ・インパクト」

ギルガメッシュの口上が終わる寸前にちょうど真上に隕石が落下した。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429906653

イリヤ「殺った……の?」

ラハール「ふん。どうやらまだ生きているようだな」

ラハール「で、どうだ。無名の英雄如きに膝を付かされた感想は」

ギルガメッシュ「おのれ……。調子に乗るなよっ、雑種が!」

ラハール「――」ピクッ

「王の財宝」から幾つもの武具が放出される

ラハール「なるほど。敵は「アーチャー」か」

ラハール「魔王玉!」

宝具と濃縮された魔翌力の塊の打ち合いが始まった

ギルガメッシュ「どうした雑種? 魔翌力の精度が落ちてきているぞ」

ラハール「ふんっ。貴様の宝具の質に合わせているだけだ」

ギルガメッシュ「ほう、なら、これでどうだ」

「王の財宝」の上位武具を放出するギルガメッシュ

ラハール(チィッ。魔王たるオレ様が、この程度の相手に苦戦するとはっ)

ラハール(やはり英霊レベルにステータス諸々を零落(おと)されているのは手痛いか……)

ラハール(このままでは)

シュン

ラハール「……っ」(頬から血が流れる

ギルガメッシュ「撃ち漏らしが出始めたぞ。もう少し我を楽しませろ」

宝具の一本がイリヤへ放出される

ラハール(クッ。魔王玉では間に合わんっ!)

グサッ

ラハール「が、はぁ」

ギルガメッシュ「ほぅ、意外だな。身を挺してマスターを護るか」

ラハール「……」

イリヤ「バーサーカー……」

ラハール「心配するな。オレ様は誰にも負けん」

ギルガメッシュ「その状態で面白いことを言う。だが、後がないぞ雑種」

ラハール「さっきから聞いていれば魔王たるオレ様雑種雑種と……」

ラハール「更にオレ様の部下を殺したことと言い――」

イリヤ「リズとセラは私のメイドなんだけど」ボソ

ラハール「いいだろう。金ピカ。貴様に魔王の恐ろしさを見せてやる」

ギルガメッシュ「貴様が魔王だと? ハハハ。まるで子供の戯言だな」


ブチッ

ラハール「魔奥義・覚醒のサタン」

ゴゴゴゴゴ

ラハール「来い、オレ様の真なる剣、魔剣良綱!」

地面に空間から現れた魔剣良綱が突き刺さる。

ギルガメッシュ「――ッ」

大地を揺るがすほどの強大な魔力を感じたギルガメッシュはラハールの周りにドーム状に「王の財宝」を展開。一斉放出した。

ラハール「無駄だ」

ギルガメッシュ「バカな。我の財を受けて無傷だと……」

ラハール「貴様の武器は軽すぎる。魔王たるオレ様に傷をつけたければアイテム界で限界まで強化するか、修羅あるいは羅刹次元の武器でも使ってることだな」

ラハール「ま、次がアレばの話だが。オレ様を扱き下ろした罪……万死に値するぞ」

ラハール「受けるといい、俺様の最終次元奥義」



魔 王 デ ィ メ イ シ ョ ン

ギルガメッシュ「――――」

ラハール「ふん。消し炭にするつもりだったが、辛うじて生き残ったか」

ラハール(魔剣良綱は消えたか。やはり聖杯戦争のルール上では、魔奥義を使用した時以外は弾かれるようだな)

慎二「なっ、なっ、なん、なんなんだよ」

ラハール「コレのマスターか」

ラハール(魔王玉一発ぐらいの魔力しか残ってないが、あの程度の相手にはちょうどいいだろう)

ズドン

慎二「ひぃ。ヒィィィィイイイイイ」

慎二は逃げ出した。

イリヤ「あ」

ラハール「む」

意識を慎二の方へ向けたスキを突きギルガメッシュは姿を消した。

ラハール「ふん。こそこそと逃げ去ったか」

ラハール「どうする追いかけるか?」

イリヤ「……魔力が空っぽのくせに生意気ね」

イリヤ「もう、いいわ。私が器であるかぎり、また来るでしょう。その時はキチンととどめを刺しなさい」

イリヤ「今は、リズとセラのお墓を作ってあげたいから」

ラハール「――そうか」



この後もイリヤスフィールとラハールの聖杯戦争は続いていくことになるのであった

【次回予告】

イリヤ「強敵ギルガメッシュを倒したバーサーカー」

イリヤ「魔力の放出しすぎて突然変異」

ラハールちゃん「くっ。またしてもこんな姿になるとは……」

イリヤ「女の子になったバーサーカーの下に、突如として現れてナンパを始めるランサー」

ランサー「よう。そこの嬢ちゃん。一緒に遊ばないか」

ラハールちゃん「ええい、身に危険を感じるから近寄るな!」

イリヤ「性の獣相手にバーサーカーはどう立ち向かうのか」

イリヤ「次回、ラハール1/2 第2話 ゲイ・ボルクを回避せよ」

【クラス:バーサーカー】
【真名:ラハール】
【マスター:イリヤスフィール・フォン・アインツベルン】
【属性:混沌・善】
[筋力:A][耐久:A][敏捷:B][魔力:A+][幸運:C][宝具:EX]

クラス別能力:狂化
魔ビリティ「魔王の矜持」により理性を保っているため、このスキルは無効化されている。

保有魔ビリティ
「魔王の矜持」……盗み禁止。理性を保つ。相手を一撃死できなくなる

保有宝具
「魔奥義:覚醒のサタン」……英霊として能力を落ちされているが使用することで魔王本来の力を使用できる
「魔王ディメイション」……対人宝具。「魔奥義:覚醒のサタン」の後に使用可能。魔王の器の片鱗を見るラハール最終次元奥義


ラハールは魔王と人間のハーフなので聖杯戦争に英霊として参加できる可能性はゼロじゃないハズ(触媒次第で)
メデューサなどの魔物系や半神半人も参戦してますし。

数ヶ月前


セラ「微力ではあますが、微力では有りますが私共も一命を賭して」

イリヤ「いらない。――そういうの、いらないから」

イリヤは魔法陣の上に立つ

イリヤ「サーヴァントなんてただの道具よ。中身なんてどうでもいい」

イリヤ「私は一人でやっていける。一人で聖杯戦争に勝利してみせる」

リズ「それ、ちがう」

リズ「バーサーカー、必要。バーサーカー、絶対、イリヤ、護る」

イリヤ「笑わせないで、サーヴァントなんてルールで縛られているだけの使い魔よ」

イリヤ「令呪がなければ直ぐ裏切る。私は、もう誰も信じないだから」

セラ「バーサーカーとの同調を開始します」

セラ「人体の七割が魔術回路により構成されているお嬢様にとって、サーヴァントからのフィードバックは、通常のマスターとも比べ物になりません」

セラ「どうか細心の注意を」

リズ「イリヤ。痛かったら、すぐ、止める」

イリヤ「関係ない。――始めるわ」

ラハール「……」

ラハール「…………」

イリヤ「なによ――コレ」

イリヤ「何をしているの! しっかり動きなさいッ」

イリヤ「動きなさいってッ!! どうして動かないのッ」

ドン ドン ドン ドン

イリヤ「このッ。動けッ!! このッ――動けぇ!!」

ラハール「――ぃ」

イリヤ「――え?」

イリヤ「いっ……ぁぁああああ……ちぃ、ああぁぁぁあ」

セラ「お嬢様!!」

セラ「同調をお切り下さい! 正式契約はまた後日にしましょう」

イリヤ「これぐらい、なんでもない。すぐに乗りこなすから……。黙ってみていなさい」

イリヤ「私は負けない。私は世界で一番強い、マスターなんだから」

ラハール「――」

イリヤ「あれ……私」

イリヤ「そっか。最終試験の途中だった」

イリヤ「生きて城に帰れば私は冬木に行けるんだっけ。」

イリヤ「でも――バーサーカーは捨てて来ちゃった」

イリヤ「でも、いいよね。城に帰って新しいサーヴァントを召喚すればいいんだもん」

イリヤ「次はもっと痛くないサーヴァントを……」

イリヤは雪の積もった原野を歩き続ける

狼「グゥゥゥウ」

イリヤ「――!」

イリヤは必死で逃げるが、足元は雪、更に狼のスピードに勝てるわけもなく直ぐに追いつかれた

イリヤ「やぁぁあああ。いやぁぁああ。やぁぁぁぁあああ!!」


ラハール「獄炎ナックル!!」


ズドォォォォン


ラハール「ハァーハッハッハッハッ」

ラハール「人間界の狼風情がオレ様のモノに手を出すなど9999レベル早いわ」

イリヤ「バーサーカー……なの? なんで、理性が」

ラハール「ふん。魔王たるオレ様の理性を人間の作ったシステムで無くそうなどと、20万の地球艦体でオレ様の魔界を攻めるようも難易度が高いぞ」

狼達『グゥゥゥウ』

ラハール「ほう。オレ様に向けてまだ敵意を放つか。狼風情とは言ったが、有象無象の悪魔よりはよほど根性が座っているな」


ラハール「おい。貴様がオレ様のマスターに間違いないな」

イリヤ「え……ええ」

ラハール「そうか。――で、オレ様はどうすればいい」

イリヤ「?」

ラハール「この狼どもを倒せばいいのか? それとも怪我をした貴様を城まで運べばいいのか?」

イリヤ「――やっちゃえバーサーカー」

ラハール「ニィ)魔王玉!!」


>現在。アインツベルンの城。イリヤ自室

イリヤ「リズ……セラ……」

ラハール「……」

ベッドで眠るイリヤ。

ラハール(むっ。侵入者か――。金ピカと戦闘をして消耗している今を狙ってくる輩が来るのは想定内だな)

ラハール(一先ず相手をしてくるか)


士郎「遠坂。大丈夫か?」

凛「ええ。に、してもだいぶ破壊されてるわね。一体どこのサーヴァントが攻めてきたのよ」

ラハール「成金金ピカのサーヴァントだ。財力に任せただけの奴だったがな。所詮、オレ様が本気を出せば余裕の相手だ」

士郎・凛「――っ!!」

戦闘態勢に入る二人。

ラハール「誰かと思えばお前たちか。サーヴァントを連れずにマスターで乗り込んでくるとは、根性だけは褒めてやる」

士郎「待ってくれ! オレ達は話し合いに来たんだ」

ラハール「話し合い……だと?」

凛「そうよ」


ラハール「聞いてやってもいいが、条件が一つある」

士郎「条件?」

ラハール「ああ。衛宮士郎。イリヤと一緒に寝てもらうぞ」

凛「は、はぁぁぁぁああ」

ラハール「何を顔を赤くして驚いている」

凛「なな、なんで士郎とイリヤスフィールが一緒にねねね寝ないと駄目なのよ!!」

ラハール「貴様達が話していたようにサーヴァントの襲撃を受けて、二人が死亡した」

ラハール「オレ様では慰めたりすることなどできんからな。仮にもお前は義弟なのだろ。傷心しているマスターを慰めてやれ」

士郎「分かった」

凛「――なんだ。そっちの寝るね。焦って損した」

ラハール「貴様は何と勘違いしてたんだ?」

凛「うっうっさいわね!!」


その後、士郎はイリヤの自室へ行き。ラハールは凛と一緒にいることになった。
念のためにと互いの大事な者を近くに預けておくと案からである。



>アインツベルン城外


ラハール「どういうつもりだ」

凛「なによ」

ラハール「大事な者を互いに預けるとは言ったが、ここでオレ様が貴様を殺しても、あの小僧はイリヤを殺せないぞ」

凛「……でしょうね」

凛「なんとなくだけど、アンタはそう言う真似はしそうにない気がするのよ」

ラハール「ほう、買いかぶられたものだな。オレ様は魔王だぞ」

凛「ちょっ!」

手に魔力が集まり魔王玉を凛へと向けて放った。

凛「……あ、あれ?」

ラハール「ふん。やはりこの程度では無理か」


ランサー「いつから気づいてたんだ」

凛「ランサー!」

ラハール「貴様が城の敷地内に入った時からだ。アサシンでないお前が、オレ様の感知から完全に気配を消すなど無駄なことだ」

ラハール「それでこの状態で来たということは、オレ様と戦いに来たという解釈で問題ないな」

ランサー「ああ。マスターから、消耗している内に全力で叩くように命令されたからよ」

ランサー「今回の聖杯戦争は、初っ端からろくでもないことの連続だったが、初めて全力で戦えるぜ」

ラハール「やはり初戦は様子見だったか」

ランサー「お前さんもだろ」

ラハール「ふん」

ラハール「おい小娘。巻き込まれるぞ、少し離れていろ」

凛「え、ええ」


ラハール(これがランサーの本気か)

ラハール(初戦の時はあまり体たらくに、興味はあまり無かったが……)

ラハール(ハァーハッハッハッハッ)

ラハール(やはり戦いはこうでなくてはな)

ランサー「やるじゃねぇか! バーサーカー!!」

ラハール「貴様もな!」

何十、何百、何千と言った音が鳴り響く。
ある意味、今回の聖杯戦争において最初で最後の魅せる戦いであったのかもしれない。


ラハール「おい、ランサー。このままずっと戦い続けてもよいのだが、互いに最強の一撃で決着をつける気はないか」

ラハール「もちろん先行は譲ってやる」

凛「なに言ってるのよ! ランサー相手に先行を譲るなんて――」

ラハール「外野は黙っていろ!」

ラハール「オレ様は魔王だぞ。英雄相手に必殺の先制攻撃などできるか」

ランサー「ハハハハハ!」

ランサー「気に入ったぜ、バーサーカー。その提案を受けてやる」

ランサー「だが、後悔してもしらねぇぜ。先行を譲った事をよ」

ラハール「ハッ。ならば後悔させてみせるがいい」

ランサーは空中を蹴り上空へと跳んだ。
そして紅い魔槍に魔力を貯め投擲した


――突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)――


ラハール「グゥゥゥゥァァゥゥゥ」

魔王剣に魔力を集中させ魔力バリアを張るラハール

パキィ。パキパキパキパキ

ラハール(まさか、これほどとはな――。オレ様の魔王剣に亀裂が入るとは……ッッ)

ラハール「ウオオオォォォォォ」


そして爆発音が起こる


ラハール「――」

凛「だから、言ったじゃない!」

ラハールは地面へと倒れている。
手にしていた魔王剣は「突き穿つ死翔の槍(ゲイ・ボルク)」とゲイ・ボルグ本体を防いだことで粉々に砕け散っていた。



ラハール『ハァーハッハッハッハッ。これが魔王ラハール様の実力だ』

イリヤ『バーサーカーは強いんだ』

ラハール『当然だ。あんな雑魚がいくらかかって来ても問題ない!』

イリヤはラハールの背中にもたれかかる。

イリヤ『私は世界で一番強い、マスターなんだから。バーサーカーも、一番強くいてね』

ラハール『当然だ。魔王ラハール様に敗北の二文字はない!!』

イリヤ『約束だよ。バーサーカー』



――【魔奥義・覚醒のサタン】――

ラハール「――ウオオオオァァァァァァァアアアアアアアア!!」

凛「ななな、何よ。この異常な魔力――。ありえない。第一あの状態からこの魔力量。サーヴァントの限界数値を超えてるわ」

凛「どう考えても聖杯が造り出した匣の容量を……」

凛「――ッ。バーサーカー! やめなさい!! 器が耐え切れずに自壊を始めるわよ!!」



ラハール「黙れ小娘。英霊の器如きに魔王の全力が耐え切れる訳がなかろう。そんな事は承知のうえだ」

凛「――ッ」

ラハール「例え自滅しても勝負で負ける訳にはいかん」

ラハール「そんな事よりランサー。貴様の真名を聞いておいてやる」

ラハール「オレ様の愛剣・魔王剣を粉砕し、オレ様自身を地へと伏せさせたのだ。名を聞くには十二分な英雄だ」

ランサー「そう云うセリフは俺を倒してからいいな」

ラハール「いいだろう――!」

ラハール「来い――『魔剣良綱』」

ラハール「そして得と味わえ。オレ様の究極剣技を」


――超 魔 王 十 字 斬――



ランサー「――」

ラハール「ハァ……ァァ、ア」

ランサー「……クー・フーリン……」

それだけ言いランサーは消滅した

ラハール「クー・フーリン、か。ふん。その名前、しかと覚えておいてやる」



【次回予告】



凛「ギルガメッシュ。ランサー。二体の強力な英霊を倒したバーサーカーの肉体は限界間近」

凛「魔ビリティ・魔王の矜持で、イリヤスフィールには弱っているのを悟らせないようにするバーサーカー」

凛「そんなバーサーカーの下に、兎兎魔界の魔王がやって来てカレーを薦めるのだった」

ウサリア「カレーを食べれば大丈夫ですぴょん」

凛「そして何処からとも無く現れるカレーなる代行者」

シ■ル「ほう。では、いただきましょうか」

凛「そして起こる裏切り」

ななこ「私はウサリアさんの所で暮らします。さようならマスター!!(人参に溺れながら)」

シ■ル「いい度胸をしてますねセブン」

凛「主従に走る亀裂。はたして二人の仲は元通りになるのか」

凛「次回。カレーのウサリア、第3話「仲良くが一番だぴょん」」


後2話で終わりの予定。
もしかしたら超絶ナイスバディの魔神がランサーとして召喚されて、あかいあくまと聖杯戦争を戦うifな物語がありえるかもしれません。
昔の人は言いました
「予定は未定と同じだと」

後、次回予告はディスガイア方式を採用しています。


>冬木市中央公園

ラハール「……」

凛「どれだけコンビニ弁当を食べるつもりよ」

ラハール「黙れ。今のオレ様はイリヤからの供給だけではままなら以上、食事で魔力を供給するしかない」

凛「――それは分かるけど、なんで私が買い出しにいかないと駄目なのよ!」

ラハール「オレ様の外見で深夜にコンビニに入ってみろ」

凛「……確かに上半身裸の子供が真冬の深夜に来店したら騒ぎになるでしょうね」

ラハール「分かったら、さっさと買い出しに行け」

凛「分かったわよ。でも、きちんと同盟の仕事はしてもらうから!!」


ラハール(……しかしこれほど魔力の回復が遅いとは)

ラハール(予想以上に「覚醒のサタン」のデメリットが大きかったか)

ラハール(魔界と良く似た空気のこの場で食事を取ることで、魔力の回復を底上げしているが……)

ラハール(後一度「覚醒のサタン」を使えば、霊核が耐え切れずに消滅する可能性が高いな)

ラハール(残るサーヴァントは「アーチャー」「キャスター」「セイバー」「アサシン」と金ピカだな)

ラハール(……ん)

イリヤ『――さい』

ラハール(なんだ?)

イリヤ『いいから戻って来なさい!! なんでシロウをレディの部屋に入れて寝かしてるの?』

ラハール(何を怒っている)

イリヤ『怒るわよ! いいから早く戻ってきて説明をしなさい。回線だと面倒だわ』

ラハール「……分かった」


>冬木教会へと続く道


イリヤ「……」ムスッ

士郎「……」

ラハール「……なぜオレ様が怒られなけばならないのだ」

凛「いや、自業自得でしょ」

ラハール「意味がわからん」

凛「――これだからお子様は」

ラハール「?」

ラハール「訊くが、もし貴様の寝ている時に小僧がベッドに入ってきて、起きた時に寝ていたらどうする」

凛「し、士郎が?」

ラハール「そうだ」


凛「……そ、そうね。起きて意識がハッキリしたら、問答無用でガンドを打ち込むわ。うん」

ラハール「だ、そうだぞ」

士郎「無断で女の子のベッドに潜り込む真似なんてするかよ」

イリヤ「――へぇ。シロウにとって私は「女の子」にカテゴライズされないんだね」

士郎「い、いや。今回の事はバーサーカーに言われてだな」

イリヤ「ふん」


ラハール「話はそこまでにしておけ。……ついたぞ」

アーチャー「君の事だ。必ず来ると思っていた」

アーチャー「イリヤスフィールとバーサーカーに協力を願うとはな」

凛「……」

士郎「……」

ラハール「約束通りアレの相手はオレ様がしてやる。キャスターは貴様達でどうにかしろ」

凛「バーサーカー。アーチャーだけど」

ラハール「ふん。死なない程度に手加減はしてやる」

凛「――ありがとう」

>遠坂凛と衛宮士郎は教会へと走って行く


ラハール「おい、アーチャー。弓兵の貴様が魔王たるオレ様と正面から挑むつもりか?」

アーチャー「中遠距離攻撃など、当てさせてはくれまい」

ラハール「ふん。で、近距離でオレ様に勝つつもりか」

アーチャー「ああ」

アーチャー「投影・開始」

アーチャーは両手に魔剣良綱を投影した

アーチャー「どうしたバーサーカー。顔が青いぞ」

ラハール「弓兵が魔王に対峙すると言うなら、ちょうどいいハンデだ」

アーチャー「ならば征くぞ、バーサーカー!!」


アーチャーの投影した魔剣良綱と、ラハールの魔力を込めた拳が何度もぶつかり合う

その度に魔力の衝撃で、地面に亀裂が入り、土埃が舞う

だが、何度もぶつかっている内に、魔剣良綱は亀裂が入り砕け散る

ラハール「所詮は贋作か。アイテム界に住まうアイテム神ほどの複製能力はないな」

アーチャー「アレは神の領域だ。英霊ごときが真似できるモノではない」

イリヤ「ちょっとバーサーカー! いつまで遊んでるの。魔王剣出してさっさと片付けなさいっ」

ラハール「……魔王剣はクー・フーリンに潰されて今はない」

アーチャー「ほぅ。ランサーを倒したか」

ラハール「ああ。この聖杯戦争中で、最初に出来た血肉踊る戦いだった」

ラハール「……。イリヤが苛立ち始めた。これで決めさせてもらうぞ」


夜空から地上に向けて巨大な隕石が落下してくる

ラハール「メテオインパクトに加えて――」

魔力の塊である魔王玉を十数個発生させ、メテオインパクトの周りを回転させるように動く。

ラハール「これぞ魔王インパクト。英霊の身であるオレ様が繰り出せる広範囲破壊業だ。防がなければ、目的の相手も、元マスターも死ぬぞ」

アーチャー「……」

魔剣良綱を左手に持ったまま、右手を魔王インパクトへと向けた。



アーチャー「熾天覆う七つの円環!!」


ラハール「魔王インパクト!!」



最高の盾に魔王の力がぶつかる


アーチャー・ラハール「「ウオォォォォォォォォオオオ!!」」


アーチャー「――流石、魔王といったところか。1枚が城壁に匹敵するアイアスを全て破壊した上に、私自身にもこれほどのダメージを与えるとは」

ラハール「……」

アーチャー「魔力を大半を失い、最強の護りを突破されるとは……」

アーチャー「それと気づいたか? キャスターの奴は存外に苦戦していると見える。監視の目が止まったぞ」

ラハール「……後は貴様の勝手にしろ。イリヤ、少し休む」

イリヤ「ちょっと! バーサーカー」

ラハール「……」

アーチャー「魔力を大半失ったのはお互い様か」

アーチャーは霊体化してその場から消えた。


-次回予告-


ラハール「アーチャーは、キャスターとそのマスターを倒し、更に元マスターである遠坂凛を攫い、アインツベルンの城へと去っていった」

イリヤ「人の城で変な事をしないでほしいんだけどっ」

セイバー「イリヤスフィール、貴女は何を想像しているのです」

イリヤ「別に何も想像してないわよ……? いや、本当に。そんな目で見ないでくれる?」

ラハール「心配する必要はない。攫った相手は大抵は無事だ。亀の魔王なぞ、何度も姫を攫っているのに何もしないからな。今では攫うのが恒例行事になってるほどだ」

セイバー「攫うことが恒例行事というのは、おかしくないですか?」

ラハール「全くおかしくない。魔王が姫を攫うのは、食事を取る理由と対して変わらない」

士郎「バーサーカーも姫を攫ったことはあるのか?」

ラハール「ないぞ。勇者が来るまで相手にするのが面倒だからな。別魔界では、魔王を倒しに来るごんぶとな姫もいることだしな」

ラハール(それに姫と言うとムチプリが多いからな。オレ様の城にムチプリを増やせるか)


凛「ちょっとアンタ達、まじめに救出に来なさいよ」

???「姉さん。姉さん姉さん姉さん姉さん姉さんネエサンねえさんねえさんねえさんねえさんねえさんねえさんねえさんねえさん」

凛「ちょっと何時にも増して変になってるんだけど、こいつ」


次回 最終話・前編 史上最悪の魔帝再臨




今回はここまでッス
Fateのアニメと同時ぐらいに終わるのが理想ですッス。
あイリヤが死んでいなので、次回から少しオリジナル要素が増えるッスよ


ラハール「今度はあの小娘がアーチャーに攫われただと?」

士郎「ああ」

ラハール「そこの騎士王といい攫われることがヒロイン属性と勘違いをしてないか」

セイバー「……」

イリヤ「ヒロイン属性とか、そんな事はどうでもいいわ。それよりも、なんで私の城を選んだのかしら」

士郎「いや、あの時にパッと思い浮かんだのが、イリヤの城だったんだよ」

イリヤ「壊れたらシロウに弁償代を請求するから」

士郎「……」

ラハール「アインツベルン城が見えてきたぞ」


ラハール「……アーチャーと小娘以外にも何人か入っているな」

士郎「誰だ?」

ラハール「あくまで気配を感じるだけだ。誰かまでは断定できん」

ラハール「……。騎士王とイリヤはそいつとアーチャーの戦いを見ていろ。小娘は気が進まないが、オレ様が探してきてやる」

士郎「――バーサーカー。遠坂のことは頼んだ」

ラハール「……魔王に頼み事などするな!!」

イリヤ「バーサーカーってツンデレよね」

ラハール「オレ様に変な属性をつけるな! ……それと、だ」

ラハール(ラインに魔力を一瞬流す。魔術回路に痛みを感じたら、オレ様を強制召喚をしろ。分かったな)

イリヤ「……。分かったわ」


 アインツベルンの城 内部

ラハール(二階の窓を蹴り破って入ったはいいが、さてどこにいる)

ラハール(気配はこの先に2つ、その後ろに一つか。……まずは手前から探すか)



……
………


慎二「なぁにその目つき。相変わらず空気よめてないねぇ。遠坂」

慎二「自分の立場を理解できないのかな」

遠坂「……鏡見てきたら? 分かってないのはそっちの方と思うけど」

慎二「強がりはよせよ。惨めだぜ?」

遠坂「……っ……。呆れた。何を言っても無駄みたいね」

慎二「そうそう。それでいいんだよ。お前は僕の物だって、やっと理解した訳ぇ」

慎二は遠坂のスカートとニーソの絶対領域と呼ばれる部分の手前。ニーソ部分を手で触る


慎二「ふふ。いいよねぇ。ほどよく鍛えられた足はさぁ」

遠坂「っぅ――」

慎二「嬲り甲斐がありそうで実にいい――。グハァァァアア」

ラハール「なんだあの変な髪形の奴は。あまりの気持ち悪さにオレ様が蕁麻疹を出したぞ」

遠坂「バーサーカー……」

ラハール「――騎士王といい変な奴に捕らわれるな貴様は」

遠坂「……言い訳できないわね」

ラハール「縛っている物を切る。動くなよ」

ラハールは近くにあるナイフを手に持つ

遠坂「後ろ!」

ラハール「――む」


綺礼「……」

遠坂「簡単に死ぬたまじゃないと思ってたけど、やっぱり生きてたのね、綺礼」

遠坂「それで人畜無害の慎二を誑かしてどうしようってのよ」

遠坂「アレを人畜無害と取るか。この状況においてもお前は遠坂凛らしい」

綺礼「もう少し出来の悪い弟子ならば惜しむこともないのだが」

遠坂「似非神父。アンタ、監督役のクセにゲームに参加するなんて反則もいいところじゃない」

綺礼「その割には落ち着いているな、凛。やはり気づいてはいたのか」

遠坂「当然でしょ。でもね、初めから騙されてるなんて思わなかったわよ」

綺礼「始めっ、から、か。それはどの辺りを指している」

遠坂「綺礼……あんた……まさか」

綺礼「――」

遠坂「そう。そうだったの。父さんを殺したのはアンタだったんだ」

綺礼「当然だろう。恩師であったからな。だまし討は容易かったよ」


遠坂は綺礼に向けて罵詈雑言を飛ばした
その間、ラハールはまるで動かない。
このタイプの人間は、勝機がなければ表に出てこない。それが出てきている

ラハール「で、そんな事をネタバレするために来たのか、貴様は」

綺礼「……」

ラハール「残るサーヴァントはアーチャー、セイバー、アサシン、金ピカのみだ。二体はこの城のエントランス。アサシンは柳洞寺、金ピカはこの場にはいない。なにを企んでいる」

ラハール「それとも人間としては多少出来るようだが、オレ様と正面からぶつかる気か?」

綺礼「まさか。魔力不足で弱っているとはいえ、正面から戦って勝てると思うほど、私は自意識過剰ではないよ」

ラハール「……」

綺礼は懐から小さな匣を取り出した

綺礼「英雄王の宝物庫に眠っていた名も無き匣だ。曰く、この匣には全魔界を制圧しかけた魔帝の魔力が封じられているそうだ」

ラハール「なに!」

綺礼は躊躇うこと無く匣を開けた。
禍々しく毒々しい魔力が、慎二に向かった

慎二「う、うわぁぁああああんんん■■■■――ん■■■■ァァァ」


ラハール(魔帝ヴォイドダークの悪しき心か。ちっ。悪魔や人間が、兵器として利用するために作った物があると訊いたことがあるが、その一つが、あの匣か)

ラハール(オレ様に向かってくれば逆に抑えこみ、我が物と出来たのだが……)

ラハール(まさかこの中で一番弱いやつに取り付くとは。何か共感できるものでもあったのか?)

慎二『……さん。姉さんんんん。姉さんはどこだぁぁぁあ』

ラハール「完全に憑かれたか」

遠坂「バーサーカー。慎二を助けることは出来ないの?」

ラハール「……」

綺礼「魔帝よ。そこの魔王を斃せば、姉君は帰ってくるぞ」

慎二『姉さんを返せぇぇェェェええ』

ラハール「ふん。舐めるな!」

ラハールと慎二は拳を何度かぶつけあう。
ただ魔力に慣れていない肉体のためか、慎二は直ぐに劣勢となる

ラハール「ハァーハッハッハッハッ。過去の遺物がオレ様に勝てると思ったか!」

慎二『……オオオォォオオ』


――魔奥義・背神のマギア――


この聖杯戦争中に死んだ者たちがこの場に召喚された


【ランサー】クー・フーリン

【キャスター】メディア

【ライダー】メデューサ

【キャスターマスター】葛木宗一郎

【イリヤスフィールの従者】リーゼリット

【イリヤスフィールの従者】セラ


綺礼「さて、魔王。少なからず共に過ごしたホムンクルスと、互角に戦ったサーヴァント。そしてこの聖杯戦争中に散った者達だ。面白い余興だろう」

ラハール「――貴様ぁ!!」

綺礼「こっちに意識を向けていいのかね? 来るぞ」

ラハール「チィッ」

遠坂「――!!」


ラハール「――……」

遠坂「……バーサーカー、大丈夫?」

ラハール「……。クッ。オレ様としたことが、意識が飛んでいた」

英霊三体のコンビネーションによる攻撃
更にラハールが攻撃しようとすると、リーゼリットとセラが邪魔に入り、それで躊躇ってしまうため劣勢に追い込まれ、遠坂と一緒に地下まで落とされた。

ラハール「む。そういえばいつのまに自由になった」

遠坂「バーサーカーと一緒に落とされた時に、衝撃で椅子が壊れたのよ」

遠坂「それよりどうするつもり? このままだと」

ラハール「確かに、アレは少しキツイな」

遠坂「え?」


突き穿つ死翔の槍――ゲイ・ボルク――

騎英の手綱――ベルレフォーン――

+キャスターの大魔力の魔力玉


遠坂「――衛宮くん、ごめん」

ラハール「……」


遠坂「……あれ」

ラハール「ギリギリ助かったか」

イリヤ「ちょっと! さっきから凄い魔力を感じるんだけど、何があったのよ」

士郎「……」

アーチャー「……」

ラハール「ふん。そっちの決着は着いたようだな」

イリヤ「無視しないでよ!」

ラハール「説明するよりも実際に見た方が早い。くるぞ」


エントランスに二階部分に、背神のマギアで復活した死人達がやって来た。


イリヤ「え……。リズ、セラ」

セイバー「バカな! キャスターにライダー。それにランサーまで」

士郎「葛木先生。確かアーチャーに殺されたハズじゃ」

ラハール「見ての通りだ。サーヴァントは兎も角、他の奴らは死人として生き返った。操っている者を斃しても意味がない魔奥義だ」

ラハール「騎士王。貴様が前線で一番多く動け。アーチャーとオレ様は魔力が心もとない。貴様は無傷で魔力もなにも消費してないのだからな」

セイバー「妙に嫌味に聞こえますが……。分かりました」


背神のマギアで蘇った者が一斉に向かってきた
が、その者達は数多の宝具で貫かれて、再び消滅した。


ラハール「この成金じみた攻撃は……」

ギルガメッシュ「雑種共が。我の攻撃の射線上に塞がるとはなんとも邪魔な奴らよ」


セイバー「まさか……貴様は」

ギルガメッシュ「10年ぶりだな、セイバー。」

ラハール「おい、なにを偉そうに見下している。オレ様に為す術もなく斃されかけたサーヴァントの分際で」

ギルガメッシュ「――。ほぅ、まぐれ勝ちでそこまで謳うとは。器がしれてるな」

ラハール「あ?」

ギルガメッシュ「雑種の集まりに圧されるようでは、本気の我の相手は務まらん」

ラハール「はぁ?」


青筋を立ててブチギレ寸前のラハール。

それを無視してギルガメッシュは語る

聖杯戦争の目的が、霊長最強である英霊の魂であると
そして既に聖杯は汚染されており、人間を呪い殺すことに特化した人類悪の一つだと。
己の目的は現在の人類の一掃だと。
そして地獄の中ですら生き残れる者だと。

アインツベルンの城全体が揺れる

ギルガメッシュ「ふん。そう言えばまだ残っていたか」

ギルガメッシュ「今の貴様らの相手をするまでもない。精々。魔帝に殺されないようにするのだな」

ギルガメッシュ「ああ。そうだ。ソレは貰っていこう」

ギルガメッシュは天の鎖でイリヤを雁字搦めにして手元へとやってきた

ギルガメッシュ「魔王。マスターを返して欲しければ、生き延びて我の元へ来るかがいい」

ラハール「イリヤ!!」

イリヤ「……バー……サーカー。ぅぅぅ」

ギルガメッシュは宝物庫にイリヤを入れた。
同時に天井から魔帝ヴォイドダークの悪しき心に支配された慎二が現れる。
土埃に紛れてギルガメッシュは去る。


慎二『姉さん姉さん。姉さんを返せぇぇェェェええ!!』

ラハール「……」

ラハール(確かキリアの奴は、こうやっていたな)

ラハール(見よう見まねだが……。悪しき心だけを滅するにはこれしかない)

ラハール「セイバー。魔力が貯まるまで時間を稼げ」

士郎「……バーサーカー。慎二を助けられる可能性はあるのか?」

ラハール「五分五分だ。初めてやる技だからな。溜めるまで1分かかる」

セイバー「分かりました。1分、確実に稼ぎます」

慎二『ああああおおおおあああ』

セイバーは慎二と戦う。
魔力に慣れてきたためか、ラハールと戦った時よりも動きが数倍いい。
ラハールは手の甲に魔力を精一杯溜める


ラハール「クッ。魔力が足らん」

ラハール「おい。お前たちの魔力を少しでいい寄越せ。オレ様の背にて置いて魔力を流し込むイメージをしろ」

士郎「わ、分かった」

凛「仕方ないわね。慎二を助けるためだからね」

士郎と凛はラハールの背中に手を置く

ラハール(……いい感じに魔力が貯まってきた。よし、今なら出来る気がする)

ラハール「行くぞ。過去の亡霊よ、魔帝ヴォイドダーク!!」


超魔流究極奥義 心 羅 万 拳!!


ラハール(ふん。2人のあのワカメを救いたいと言う気持ちがなければ失敗していたな。……しかし、これでオレ様の魔力は。イリヤから補給も絶たれた以上――……)


-次回予告-


ラハール「聖杯戦争も最終盤。ついにボス戦だ」

アーチャー「それぞれの思いを胸に決戦へと挑む」

ラハール「結局、貴様は誰とも再契約しないのだな」

アーチャー「凛にはセイバーがいる以上、負担をこれ以上かける必要はあるまい。それに二度も裏切った身だ」

ラハール「一人余っている」

アーチャー「それは無理だ。……ただ奴には勝てるぐらいにアドバイスはしておく。魔力が付き消滅するだけの存在だからな。お互いに、だ」

ラハール「……」


次回 最終話・後編   この世全ての悪(アンリ・マユ)

今回はここまでッス。
アニメ見ていて慎二が足フェチなのは凄く理解出来たッス
死後はエトナ様のところでプリニーやれぱいいんじゃ無ッスかね。
踏まれたり蹴られたり足フェチには堪らないッス。
あ自分は勘弁ッスけど

次回で終わりです。

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