ハヤテ「巨乳は年々増加している……だが貧乳が多いのに変わりはない」

ハヤブサ「これは……偶然ではないのか！？」

ハヤテ「俺も最初はそう思った……だがこれを見てくれ」

ハヤブサ「これは……？」

ハヤテ「DEAD OR ALIVE大会以外の格闘大会に出場している女性のスリーサイズだ」

ハヤブサ「どれどれ……」

ハヤブサ「！！ こ、これは……殆ど巨乳ばかりじゃないか！」

ハヤテ「これでも偶然と言えるか？」

ハヤブサ「まさか……巨乳が格闘大会に出場するのは……必然！？」

ハヤテ「そういうことだ」

ハヤブサ「しかし……何故やつらはびっくりするほど腹筋が割れてないのだろうか……」

ハヤテ「全くだ、スタイルがいいならグラドルになれと何回思ったことか」

ハヤブサ「最もだ……俺はあやねに何度もグラドルを勧めたが……断られてしまった」

ハヤテ「お前もか、俺もかすみに勧めたがビンタされた……何故過酷な道を選ぶのか……」

ハヤブサ「うーむ……」

ハヤテ「……実は明日、早速かすみと試合がある」

ハヤブサ「なんと……」

ハヤテ「俺は明日、直接問い詰めてみる」

ハヤブサ「そうか……」

ハヤテ「……そろそろ時間だ、リュウ、また今度会おう」

ハヤブサ「ああ、幸運を祈る」

別の日

ハヤテ「久しぶりだなリュウ」

ハヤブサ「そうだなハヤテ」

ハヤテ「……聞いてくれリュウ」

ハヤブサ「なんだ」

ハヤテ「かすみと戦ったが……負けた」

ハヤブサ「なんと……」

ハヤテ「だが結果はどうでもいい……それよりも衝撃的なことがあった」

ハヤブサ「衝撃的なこと……？」

ハヤテ「かすみが……水着で戦ってた！！」

ハヤブサ「！！？」

ハヤブサ「何故だ！？ 何故水着で戦う必要性がある！？」

ハヤテ「やはりお前もそう思うか……」

ハヤブサ「ビ、ビーチで戦ったのではないのか！？ だったら納得がいく！ 恐らくかすみは場所に合わせて……」

ハヤテ「……ビーチではない」

ハヤブサ「何！？」

ハヤテ「……雪原だ」

ハヤブサ「！！！？」

ハヤブサ「何故だ！？ 自殺行為にも程があるぞ！！」

ハヤテ「ああ、俺も寒くないか心配で心配で……試合どころではなかった」

ハヤブサ「敗因はそれか……」

ハヤテ「話かけようにもかすみは容赦なく俺を襲って来てそれどころではなかった……」

ハヤブサ「謎だ……」

ハヤテ「ああ、謎なんだ……それに明日もかすみと試合がある」

ハヤブサ「トーナメント方式ではないのか！？」

ハヤテ「ああ、今回から色々とルールが変わったんだ」

ハヤブサ「成る程……」

ハヤテ「……今度こそかすみに聞いてみる……時間だ、また今度会おう」

ハヤブサ「ああ、幸運を祈る」

別の日

ハヤテ「久しぶりだなリュウ」

ハヤブサ「そうだなハヤテ」

ハヤテ「実は昨日……かすみ以外にもティナとレイファンと戦った」

ハヤブサ「3連戦か……結果は？」

ハヤテ「全敗だった……」

ハヤブサ「なんと……」

ハヤテ「正直結果はどうでもいいんだ、もっと衝撃的なことが起こった」

ハヤブサ「衝撃的なこと……？」

ハヤテ「全員……サンタのコスプレをしていた」

ハヤブサ「……驚くなリュウ」

ハヤテ「？」

ハヤブサ「実は俺も昨日、紅葉とレイチェルとあやねと戦ったが……」

ハヤテ「まさか……」

ハヤブサ「……全員サンタのコスプレをしていた」

ハヤテ「！！！」

ハヤテ「まさか……そんな偶然が！！」

ハヤブサ「雪原でサンタならまだ分かるが……俺が戦った場所は京都だったんだ」

ハヤテ「俺はプロレスのリングだった……何故だ？」

ハヤブサ「……やつらが格闘に相応しくない格好ばかりしている理由が分かった気がする」

ハヤテ「何！？」

ハヤブサ「やつらの服装が被ったのは……恐らくみんなグルだからだろう」

ハヤテ「……まあそうとしか考えられないな」

ハヤブサ「そして俺は戦う時に思ったのだ」

ハヤテ「？」

ハヤブサ「やつらのエロさの余り、興奮してしまったのだ！」

ハヤテ「！！」

ハヤテ「そうか……あいつらの目的は……」

ハヤブサ「そうだ、エロい格好をして試合に集中させなくすることだ！」

ハヤテ「それなら……色々と納得がいくぞリュウ！！」

ハヤブサ「何！？」

ハヤテ「この写真を見てくれ、別の日のかすみとあやねの試合だ」

ハヤブサ「こ……これは！？」

ハヤテ「……いつもの服装だ」

ハヤブサ「俺たちの時には水着を着……女同士の時は着ない……」

ハヤテ「そう、その理由がお前の言った仮説通りなら納得がいくんだ！」

ハヤブサ「なんと……」

ハヤテ「やつらはこの大会の上位を……女だけで占めるつもりなんだ！」

ハヤブサ「……こうしちゃいられない。 ハヤテ……」

ハヤテ「なんだ？」

ハヤブサ「俺たちも脱ぐぞ！」

ハヤテ「！！！？」

ハヤテ「俺たちが水着で戦意喪失するように……俺たちも海パン一丁になればあいつらも戦意喪失するということか！？」

ハヤブサ「そういうことだ……だがそれだけではインパクトが足りない」

ハヤテ「インパクト？」

ハヤブサ「全裸だ！」

ハヤテ「何！！？」

ハヤブサ「やつらにはまだ羞恥心があった……乳首を隠していた！」

ハヤテ「そうか……俺たちが肉棒を見せつけることで……」

ハヤブサ「そうだ！ やつらとは覚悟が違うということを証明できる！」

ハヤテ「そして俺たちは勝つ！」

ハヤブサ「その通りだ！ 優勝はもらった！」

ハヤテ「ああ！」

ハヤテ・ハヤブサ「はっはっはっはっ！」