唯「ほんと、梅雨は気が滅入っちゃうね~」ダラ~ン (15)

・けいおん!!短編SSです
・短編なので短いです
・けいおん!!のアニメ30分ぐらいにまとめた感じです
・時系列は唯達が3年、梓が2年の時の梅雨時。『梅雨!』の前後の一時です(前か後は想像におまかせします)
・キャラ崩壊は無い…と思います(あったらすみません)

上記の内容でも大丈夫な方は良ければ読んでってください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429750697

紬「本当ねぇ…髪もすぐに跳ねちゃうわ…」

梓「それじゃあ気分転換に練習しませんか?」つムッタン

唯「えぇ~…練習する気力が湧かないよ~…」ダル~ン

律「こらー唯ー。まだまだ若いのにそんなにダラけてどうするんだー」ダルル~ン

唯「りっちゃんもダラけてんじゃ~ん」ダッル~ン

律「あぁ~…あたしが間違ってたよ唯。梅雨には勝てん」ダリョ~ン

唯「だよね~」ダリュリョ~ン

澪「ダラけすぎだ!ほら、梓がテレビだととても放送できないような顔してるぞ!練習だ練習!」

唯「ん~…無理だよ~。全然力が出な」

紬「唯ちゃんシフォンケーキ食べる?」つケーキ

唯「食べます!」

澪「早っ!」

紬「じゃあこれ食べたら練習しようね?」ニッコリ

唯「もちのろんです!」キリッ

澪「さっきまでの無気力はどこにいった!」

梓「ムギ先輩…唯先輩の扱いがどんどん上手くなってますね」

唯「ほらりっちゃんも!」モグモグ

律「えぇ~。いいよあたしは~。なんか食欲もいまいちだし」

唯「おいし~!ほらりっちゃん!私が食べさせてあげるよ!あ~ん」ズイッ

律「い、いいよ…食欲が無いって言」

唯「あ~ん!!」ズズイッ

律「…あ~ん」パクッ

律「おいしーー!!」復・活

律「なんて単純なんだ…」

律「よーしみんなー!練習するぞー!」

唯「おー!」

~演奏中!~

唯「1234ご・は・んーー!!」

ジャカジャーン

澪「か…」

梓「完璧でした…すごいですよ唯先輩!今の演奏完p」

唯「ほえぇえ~~…」ダル~ン

梓「またですか!」

唯「今のでケーキパワー全部使っちゃったよもうだめ動けない」ダルル~ン

梓「ケーキにどれだけ頼ってるんですか!そもそもケーキパワーってなんですか!」

唯「ケーキパワーって言うのはねぇ、ケーキに含まれるおいしさ・甘さ・美味さ・甘味成分が
私にパワーをくれるのだよ!」キリリッ

紬「ケーキにはそんな力が…!」ゴクリッ

梓「ちょっとムギ先輩!信じちゃダメですよ!結局おいしさと甘さしか言ってないですから!
澪先輩も何か言ってやってk」バッ

澪「こ、こう…か?」///

律「そうそう。それで~。ポニテにしてみよっか~」

梓「な、なにやってるんですか?」

澪「わっ!?ちち、違うんだ梓!これは律にやる気を出してもらうためで!」アタフタ

律「そうだぞ梓ー。澪にあたしのやる気が出そうな格好をしてもらってるんだ」ニヤリ

唯「なにそれ面白そー!」ガバッ

澪「唯が食いついてきた!?」

紬「それじゃあ服を用意させるわね♪」つ携帯

澪「ムギ!いいから!服なんて用意しなくて……ってさせる!?誰にだ!?」

梓「あ、あの…」

唯「はいはーい!私は、このお気に入りのヘアピィ~ンをお貸ししま~す!」

梓「練習を…」

律「おぉ?じゃああたしはこのヘアバンドを~……やっぱやめとこ」///

梓「練習をしませんk」

紬「15分!?5分で用意しなさい!」

梓「練…習…を…」ワナワナ

澪「私は着せ替え人形じゃないぞー!」

梓「…」キッ

梓「もう知らないです!!」ダダダッ

ドア「バタンッ」

唯紬澪律「「……」」ポカーン

唯「あずにゃんどこ行ったんだろ?お花摘みかな?」

澪「どう考えても違うだろ!私達がふざけてたから怒って出て行っちゃったんじゃないか!」

~~~~~~~

律「というわけで、どうすれば梓の機嫌を治せるかの議論を始めたいと思います」

澪「いや、普通に謝りに行けばいいんじゃないのか?」

唯「ダメだよ澪ちゃん。今のあずにゃんはいつものあずにゃんじゃないんだよ…。
怒りに囚われた、悲しい兵器なんだよ…」遠い眼差し

紬「梓ちゃん…」遠い眼差し

律「唯、お前昨日テレビでやってた映画観ただろ?」

唯「あ、りっちゃんも観たの~?面白かったよね~。特に最後の、奥さんがモモンガになr」

澪「早速話がずれてるぞ!今は梓の話だ!」

紬「はい、紅茶とクッキー用意できたわよ~♪」

唯「わぁ~!ありがとうムギちゃん!」

律「梓はだなぁ、サクッもぐもぐ…そうだなぁ、サクッサクッ…まずはだなぁ…
ゴクリッ…ふぅ~…。…なんだっけか?」

澪「食べるか喋るかどっちかにしろ!」ゴチンッ

律「あ痛ってー!!」

唯「提案があります!」シュバッ

律「何かね唯君!」

唯「このおいしいムギちゃんのクッキーをあずにゃんにもあげると言うのはどうでしょうか!」

紬「まぁありがとう♪」

澪「物で釣る気か!そんなの」

律「採用!」

澪「えー!?」

律「思い立ったがなんとやら!行くぞ唯!」ダダダッ

唯「合点で!」ダダダッ

澪「ちょ、おぉーい!」

~~~~~~~

唯律「どこにもいませんでした」

律「梓のやつ、どうやらあのまま帰っちまったみたいだわ」

唯「オカルト研の人が、走って下駄箱に向かうあずにゃんを見たんだって」

紬「梓ちゃん…よっぽど練習したかったのね…」

唯「どうしよう…どうすればあずにゃんの機嫌を……そうだ!こんなのはどう?」

~翌日の放課後!~

梓(はぁ…昨日は感情に流されてまた先輩達に怒鳴っちゃったな…)

梓(あらためて考えたら、先輩達は最初から『あぁ』だったわけだし)

梓(…そういえば、私が軽音部に入ってすぐの時にも似たようなことがあったな)クスッ

梓(あれからもう1年も経ったんだな…いろんなことがあったけど、あっという間だったなぁ)ハァ…

梓「よし!先輩たちに謝ってこれからの先輩たちとの貴重な時間を有意義に過ごすぞー!)オー!

梓「すみません、少し遅くな…」ガチャッ

?「…てください!警察呼びますよ!」

梓「…え?」

?「へっへっへ…ええやないかお譲さん。ちょっとお酌を頼んだだけやろ~?」

?「だ、誰か助けてくださ~い!」

梓「何やってるんですか律先輩、ムギ先輩」

?「待ちたまえ!」

梓「唯先…輩?」

唯?「私達がいる限り!」

澪?「さ…桜が丘高校の悪を許…さな…い」///

唯?「ちょっと澪ちゃ…じゃなかった、桜ヒーローブルー!元気が無いよー!?」

桜青「…桜が丘高校の悪を許さない!」///

桜赤「レッド!」

桜青「ブ、ブルー!」

桜赤「さぁお嬢さん!今桜が丘ヒーローが助けてあげるからね!」

紬嬢「助けてー」

梓「ちょっと先輩方…何やってr」

桜赤「危ないお譲ちゃん!」ダダッ

梓「へっ?」

桜赤「とうっ!」ピョン

桜赤「危なかったね。もう少しであの悪者の餌食になるとこだったよ」フー

梓「いや、何も無かっ」

悪律「へっへっへ。今のをかわすとはやるな。だがこちらには…」ガバッ

紬嬢「やんっ///」

悪律「人質がいるってことを忘れてもらっちゃあ困るぜ?」

紬嬢「キャ~お助け~」

梓「」

桜赤「くっ…なんて卑劣な…!」

梓「なんなんですか、この茶番は…」ボソッ

桜赤「…ふっふっふ」

悪律「?何がおかしい!」

桜赤「どうやら、忘れているのはそちらさんも同じようだね」ニヤリ

悪律「なに!?」

桜赤「桜が丘ヒーローは私だけではないのだよ!」

悪律「ハッ!」

桜赤「今だよ澪ちゃん!…ブルー!」

桜青「ブル……っ!ブルーチョーップ!」ゲシッ

悪律「あでっ」パッ

桜赤「さぁお嬢さん!今のうちに逃げるんだ!」

紬「あら♪ありがとう♪」

悪律「おのれ~。こうなったらあたし自らの力で~…」サスサス

桜赤「させないよ!ブルー!いくよ!」

桜青「お、おう!」

桜赤&青「「必殺!エリ・ザ・ギー太!!」」

悪律「ぐわ~!やーらーれーたー!」パタリッ

梓「」

梓(軽音部の部員が部長を倒しちゃったよ…)

桜赤「こうして、また桜が丘高校に平和が戻りました」ゞ

梓「あの…もういいですか?」

桜赤「お譲ちゃん、怪我は無いかい?」キリッ

梓「いえ、もういいですから」キッパリ

唯「えぇ~。あずにゃんもっとノッてこうよ~」

律「そうだぞ梓~。せっかく衣装も用意した本格的な演技だったのによ~」

梓「もうなんていうか…ツッコミ所が多くて困るんですが…とりあえずなんだったんですか今のは」

澪「昨日梓、私達のせいで怒って帰っちゃっただろ?」

梓「…はい」

澪「あのあとみんなで、どうすれば梓の機嫌を治せるか考えたんだよ」

梓「それが『今の』ですか…」

唯「名付けて『表の顔は軽音部、裏の顔はヒーローだった!あずにゃんを守って名誉挽回!』作戦だよ!」フンスッ

梓「長いです」

唯「ズバッと真っ二つに!」

梓「その衣装はどうしたんですか…」

律「あー。これは演劇部から借りてきたんだぜ~?どうよ、なかなか様になってるだろ~?」

唯「かっこいいでしょ~♪桜が丘レッド!!」ポーズ

梓「かっこよくないです」

唯「ズバズバッと切り捨てらっしゃる!」

梓「…まぁちょっとはかわいいですけど」ボソリッ

唯「ほぇ~?」

梓「な!なんでもないです!」

紬「うふふふふふ♪」ニコニコ

梓(き、聞かれてた!?)

澪「まぁ方法はともかく。一応みんな真剣に梓に許してもらおうと思って頑張ったんだ。許してくれないか?」

律「ま~あ?誰かさんは『恥ずかしいから出番を少なくしてくれ~!』って泣きべそ垂れてたけどな~♪」ニヤニヤ

澪「な!バ…あほ律ー!」

梓「本当に方法はともかくですが…」

梓「みなさんの真剣さは確かに伝わってきました。なので怒ってないです」

唯「本当!?やったーー!」ピョンピョン

梓「ですが」

唯「えっ!」

梓「というより、謝らないといけないのは私の方なんです」

梓「先輩たちに怒鳴っちゃったのもそうですし、勝手に帰っちゃうし…
先輩たちの貴重な時間を…私のせいで…ぐすっ…無駄にしちゃったし……」グスン

澪「梓…」

唯「よしよし…」ダキッ

梓「唯先輩…」ウルッ

唯「あずにゃんはあずにゃんで辛かったんだね。ごめんね、いろいろと気を遣わせちゃって」ナデナデ

梓「…うぅ…ふえぇ~…」

さ「ちょり~s」ガチャッ

律「空気読めKYさわちゃん!」

さ「えぇー!?」

                ~fin~

さ「ちょっと!私今来たとk」

                ~fin~

これにて終了です。時間の合間合間を縫って少しずつ話を作ってますので、ざっとこんな完成度です(爆

次はもう少し長くてシリアス?系を作っていってますので、完成したら書かせていただきたいと思います。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。

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