赤城「祝賀会でご馳走食べ放題?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 (1000)

提督「まぁ選挙の時期だし、当選すれば祝賀会くらいするだろうな」

赤城「つまり当選すればご馳走食べ放題なんですよね!?」

加賀「祝賀会……私の名前と少し似ているわね。是非やりましょう」

提督「やるって何を祝賀するんだよ……」

赤城「私、昔から選挙には興味があったんです!いいですよね!総選挙!AKG48!!」

愛宕「確かに選挙も楽しいかもしれませんね♪」

提督「お前まで何を――」

金剛「ではこうしまショー!第1回、提督独占総選挙!当選した人は一週間提督独り占めデース!」

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愛宕「はいはーい、選挙に出たい人はここに並んでくださーい♪」

響「せんきょ?なんだいそれは?」

暁「うん!……知らないわ!でも人気者を決めるゲームみたいだし私達もちゅちゅじょうするわよ!」

電「電は恥ずかしいので出たくないのです……だから暁ちゃんを応援しちゃいます」

雷「仕方ないわね、私も手伝ってあげるわ!どうせ私がいないと何もできないでしょ?」

暁「よーし!やるからには優勝してAKTK48なんだから!」

雷・電・響「おー!なのです」

陽炎「選挙かぁー……最近私達の影が薄くなってるし、ここは一旗あげたいわね!」

黒潮「せやなぁ。最近は陽炎型もどんどん新しい子が出てきよってうちら影うすぅなってしもたもんなぁ」

不知火「そうでしょうか?」

陽炎「あんたは良いわよ、そのキャラで存在感出してんだから」

黒潮「うちらなんて関西弁とネームシップなだけやで?」

不知火「まぁ自分がやりたいならするのは勝手ですが……不知火は手伝いませんよ?」

陽炎「わかってるって!んじゃ登録してくるわね!」


陽炎「すみません!ぬいぬいで登録おねがいしまーす!」

不知火「バ陽炎姉さん、人の話を聞いていましたか?」

黒潮「せやかてぬいぬい応援したないんやろ?せやったらぬいぬいをぬいぬいして」

不知火「もう良いです。やればいいんですよね。はぁ……」

5回くらい浅い寝落ちしてたまたかきます

提督「なんだかんだで立候補者は決まったみたいだな」

暁「絶対に優勝してみせるんだから!」←第六駆逐隊代表

不知火「まぁ優勝商品に興味はありますから……」←陽炎黒潮公認候補

夕立「白露ちゃん!一緒にがんばるっぽい!」

白露「なんだか分からないけど1番になれば良いんだよね!いっちばーん!」←白露型代表

足柄「選挙が、勝利が私を呼んでいるわ!ね?妙高姉さん!!」

妙高「どうして私まで……」←妙高型代表

蒼龍「ま、まってよ。どうして私が代表なの!?」←二航戦、五航戦代表

飛龍「どうしてって……おっぱい?」

赤城「さあ鳳翔さん!頑張りましょう」

加賀「とりあえず祝賀会の準備を」

鳳翔「私なんかが出ても良いんでしょうか……?」←一航戦推薦

愛宕「あら、あなた達は代表として参加しないの?」

赤城「私は祝賀会さえ出来ればそれで満足ですから♪」

加賀「私達が代表として出ても当選する自信はありますが、念には念を入れて鳳翔さんにお願いしました」

瑞鶴「ふーん♪私達の人気に恐れをなして敵前逃亡ってわけね!」

翔鶴「ちょっと、瑞鶴!やめなさい」

瑞鶴「艦としての性能は私達が上だし、ご自慢の飛行甲板も蒼龍さんの方が上。もし出ててもこれなら楽勝だったけど♪」

加賀「それではあちらで選挙対策を練りましょうか」

赤城「私は中華料理が良いです♪あっ、ピザも良いですね!」

瑞鶴「ちょ、ちょっと!聞いてるの!?」

加賀「……あら、いつの間にそんな所に?」

瑞鶴「ムキーッ!!」

瑞鶴「見てなさいよ!この選挙でけちょんけちょんにしてやるんだから!」

加賀「巨像はいちいち足元のアリを気遣って歩けないの。ごめんなさいね」

瑞鶴「なーにが巨像よ!!ハラたつわねぇー!!だったら何に対して念を入れたのよ!!」

加賀「あなた達以外の参加者によ」

瑞鶴「ギャース!!」

加賀「特に気になるのは暁型や白露型……あそこは練度の高い艦が多数いるわね」

加賀「後はあっちの金剛型……それに浦風を代表にした磯風、浜風、谷風くらいかしら」

赤城「その4つを抑えれば私達の祝賀会ですね!」

加賀「妙高型の所はバカな狼がはしゃいでるだけで代表が乗り気じゃありませんし、もう一つはコレですからね」

瑞鶴「みてなさいよー……!」


愛宕「それで投票はどういう風にするんですか?」

金剛「参加しなかった艦娘に投票してもらいマース!今日から一週間後に投票ネ!」

愛宕「それまでに鎮守府で良い事積み重ねて、皆んなの好感度を上げて行けばいいのね」

榛名「選挙を楽しみつつ皆んな仲良くなるなんて……榛名、感激です!」

金剛「票は1人1票、提督は特別に100票デース♪」

愛宕「それはもう提督を落とした人が勝ちなんじゃ……」

金剛「何も100票全部同じ人に入れなくて良いネ!私に80票、ツッキーに20票とかもアリデース♪」

響「提督にそれだけの票があるなら私達駆逐艦が有利のはずだよ。頑張ろう」

加賀「金剛……余計なことを……」


秋雲「なんか知んないけど面白そうだし……夕雲、あんたも出てみなよ!私も応援するからさぁー♪」

漣「キタコレ!駆逐艦が有利なルールだし優勝できるかも!ぼのぴー、出るわよ!」

赤城「これは……」

出揃った代表

1暁
2金剛
3白露
4妙高
5鳳翔
6蒼龍
7浦風
8夕雲
9曙

またかきます
最初に活動するのを>>31

蒼龍

何回もクリックしたのに曙も秋雲も夕雲型も2周年をお祝いしてくれなかった。
許せない

蒼龍「ねぇ、やっぱりやめようよ……私なんか出ても同じだよ?」

瑞鶴「なに言ってるのよ!蒼龍さんはもっと自信を持つべきなんだってば!(主に胸に)」

蒼龍「鳳翔さんも出てるんだし、同じ空母として鳳翔さんを応援しようよ」

瑞鶴「ダメダメ!それだけはぜーったいダメ!!むしろ当選なんてしなくても良いからあそこにだけは勝ちたいの!!」

蒼龍「ええー……」

飛龍「まあまあ、それでどうやって票を集めるの?」

翔鶴「やっぱりまずは票を沢山持ってる提督から攻めるのかしら?」

瑞鶴「ううん、提督は後回しにしましょ」

翔鶴「そんな事してたら提督の票を全部取られちゃうわよ?特に駆逐艦の子達よりは早く手を打たないと……」

瑞鶴「大丈夫大丈夫!どうせ提督の事だから皆んなに票を振り分けるわよ。それにほら!」もにゅっ

蒼龍「ひぁっ……!な、なに!?」

瑞鶴「うわっ(思ってた以上に大きいわね……)い、いざとなれば提督に胸の1つや2つ揉ませれば男なんて言い成りよ!」

蒼龍「私の胸をそんな事に使わないでよ~!」

瑞鶴「という事で、まずは一航戦の所へ票が流れる前に空母勢の票を集めましょ!おじゃましまーす!」

ガチャッ

隼鷹「おー、どうしたの?そんな旗持って」

飛鷹「あれじゃないの?ほら、選挙がどうとか言ってさっき愛宕さんが投票用紙配ってたじゃない」

龍驤「ああ、これの事か?珍しいなぁ、蒼龍はこんなイベント苦手そうやのに」

蒼龍「本当は出たくないんですけど……」

龍驤「?」

瑞鶴「それなら話は早いわ!みんな、投票日にはこの蒼龍さんに1票いれてよね!」

瑞鳳「瑞鶴さんがそう言うなら私は蒼龍さんに入れますけど」

瑞鶴「さっすが瑞鳳!私の可愛い可愛い妹なんだから♪」むぎゅっ

祥鳳「わ、私も……翔鶴さんがそう言うなら……」チラッ

翔鶴「ごめんなさいね。瑞鶴のワガママに付き合わせちゃって」

祥鳳「…………」しょぼーん

千代田「私も別に構わないわ。千歳姉が出てないならこんなの誰に入れてもいいし」

千歳「あら、私が出てたら私に入れてくれたの?提督独り占めが商品だったのに♪」

千代田「違うよ!千歳姉が出てたなら有力な所へ入れて当選阻止するの!!」

瑞鶴「いちにいさん……よし!ここだけで7票獲得ね!」


隼鷹「ちょーっと待った!!」

瑞鶴「?」

隼鷹「票は入れても良いんだけどさぁ……何か見返りは?」にっこり

瑞鶴「見返り……?」

飛鷹「そうね。私達の大切な1票を投じるんだから何か見返りが欲しいわね」にっこり

瑞鶴「ぐぅ……さっきまで興味なかったくせに!瑞鳳を見習ってよね!」

瑞鳳「……新しい卵焼きフライパン欲しい」ボソッ

瑞鶴「!!」

隼鷹「竹鶴だっけ?あのテレビでやってた有名なやつ。あれ飲みたいなぁー」

飛鷹「私はワインで良いわ。赤いのお願いね」

龍驤「うちは日本酒ならなんでもええで!」

千歳「私はお酒ならなんでも♪」

千代田「じゃあ私も千歳姉と同じのー」

祥鳳「私はぎゅっとして貰えれば……」


瑞鶴「ちょ、ちょっと待ってよ!そんなにお金無いってば!」

隼鷹「んー……じゃあとりあえず検討するって事で」

飛鷹「そうねー。鳳翔さんなら居酒屋でサービスしてくれるかもしれないし。むこうの条件次第ね」

蒼龍「あ、あれー……なんか選挙ってこんな感じだっけ……?」

瑞鶴「あーもう!分かったわよ!!」

隼鷹「マジで!?」

飛鷹「あんた、幾ら何でも節操なさ過ぎよ……」

瑞鶴「そっちの条件は飲めないけど、蒼龍さんのおっぱいを好きにして良いわ!」

隼鷹「……いや、別に蒼龍ちゃんの乳揉まされてもさ」

龍驤「揉む!うちは揉むで!!」むにゅり

瑞鳳「私も!」もにゅっ

蒼龍「ふえぇっ……!?」

龍驤「な、なんやこのでっかいマシュマロは……」揉み揉み

瑞鳳「御利益ありそー……」パフパフ

蒼龍「あ、あの、2人とも?もう、ね?」

千代田「わ、私も!サイズ的に、この経験は千歳姉と有事の際に役立ちそうだし……」むにゅっ

千歳「じゃあ私も。蒼龍さんは恥ずかしがり屋だからあまりこう言う機会がないのよね♪」もにゅ

蒼龍「ああん!もう、皆さんやめてくださいー!」

卯月「楽しそうな事してるぴょん!卯月も混ぜて欲しいっぴょーん」ダイブ

文月「ふわぁー、文月もー」

瑞鶴「これはいける!!みんなー、今なら蒼龍さんのおっぱい好きにして良いわよー!!」

蒼龍「ちょっと!瑞鶴ちゃん!?」

大鳳「それは興味深いわね」

武蔵「どれ、いっちょ揉んでやるか」ペロリ

提督「いただきます」

蒼龍「ちょ……だ、だめっ、ダメーッ!!」

翔鶴「……あれ?何しても良いって言ったけど票の事言ったかしら?


この日、人は集まったが肝心の票は入らなかった。

次の選挙活動は>>67ちゃんで

妙高姉さん

足柄「さぁ、私達も選挙活動をしましょ!選挙が、勝利が私を呼んでいるわ!」

那智「足柄、あまり騒いで姉さんに迷惑をかけるな」

足柄「迷惑だなんてとんでもないわ!私は妙高姉さんを応援しているのよ!」

古鷹「羽黒ちゃん、頑張ってね。私、妙高さんに入れるから……!」

羽黒「あ、ありがとうございます……!あの、えっと……どうお礼したらいいのか……」

古鷹「お礼なんていらないよ。私達同じ重巡じゃない……!」

アタフタ……

妙高「はぁ……そんなに選挙したいならあなたが出れば良いじゃない。どうして私なのよ?」

足柄「ダメよそんなの!だって私じゃ貫目が無いじゃない!!」

妙高「……」


意外と冷静な足柄さんでした。

足柄「それに代表よりも影で暗躍する参謀の方がかっこいいでしょ?」

那智「だったらしっかり暗躍しろ。お前は目立ち過ぎだ」

足柄「当選するのは妙高姉さんだけど、それを導いたのは私!いいわ!みなぎってきたわ!!」

妙高「……はぁ。もう勝手になさい。那智、羽黒、行くわよ」

スタスタ

足柄「さて、その天才参謀としてはまず重巡の票をしっかりと引き入れたいわね……」

足柄「重巡で出馬したのは妙高姉さんだけだし大丈夫でしょ!」

青葉「なになに?独り言?なんの話ですか?」

足柄「あら青葉、ちょうど良かったわ。今度の投票日には妙高姉さんに入れてちょうだい」

青葉「あー、それはちょっと約束出来ませんねぇ♪」

足柄「どうしてよ!妙高姉さんじゃ不満だって言うの?」

青葉「いえ、そういう訳じゃありませんよ。ただこの票は……高く売れそうな気がするんです♪」

足柄「う……」

青葉「あっ!もちろん足柄さんがこの1票に見合う何かをくれるなら話は別ですよ?」

足柄「そんな事言われてもお金なんてないわ」

青葉「お金なんていりませんよう♪そんな物よりも何か良い情報ありませんか?」

足柄「情報かぁ……」

足柄「そうねぇ……妙高姉さんは怒ると怖いとか?」

青葉「ダメですダメです!そんな事は誰でも知ってますから」

足柄「えぇー。じゃあ毎朝化粧に30分以上かかるとか?」

青葉「なるほど……なかなか濃いめなんですね」メモメモ

足柄「そういえば最近抱き枕を買っていたわ。それにこっそり提督の写真を貼ったりして」

青葉「それは実に興味深いです!妙高さんも提督ラブ勢だったんですか!?」

足柄「なによ?そんな事も知らなかったの?」

青葉「あはは……妙高さんの部屋は色々と危険ですから……」

足柄「ここだけの話、妙高姉さんはノートに色んな名前を書いてるんだけどね……」

青葉「はい」

足柄「どうやらあの名前は将来提督と結婚して子供が産まれた時に付ける名前の候補みたいなの!」

青葉「そんな先のことまでですか!?」

足柄「他のページには家族構成とか書いてたし間違いないわ」

青葉「これはなかなかのスクープですね……」

足柄「たまにノートみてにやにやしてるのよね」

青葉「ではこの話はどうですか!?青葉はなかなかお風呂を御一緒する機会がなくて……でも噂によると、妙高さんは毛が濃いとか……」

足柄「いいえ、そんな事ないわよ?それどころかしっかり整えられてるんだから」

青葉「ほへー……」

足柄「提督が駆逐艦駆逐艦言ってばかりだから、一度全部剃った事もあったみたいよ?」

青葉「なるほどなるほど……ちなみに青葉も同じくパイ」

足柄「ほら!これだけ言ったんだから票は入れなさいよ!!」

青葉「んー……もう一声!!」

足柄「はあ?仕方ないわね……これは妙高姉さんが提督の下着を洗濯していた時の話なんだけどーー」

30分後……

天津風「ほら、さっさと行くわよ!」タッ

島風「天津風ちゃんはっやーい♪」ダッ

雪風「待ってくださいよー!あっ、10円拾いました!」


妙高「どうしたのかしら?みんなしてあんなに急いで」

那智「廊下を走るとは肝心できんな。コラ!もっと落ち着いて行動せんか!」

島風「えーっ、だって早く行かないと終わっちゃうんだもん!」

那智「終わる?何がだ?」

羽黒「た、大変です……!あっちで足柄姉さんが、暴露話しを……!」

妙高「暴露話し?」

雪風「はい!妙高さんの破廉恥な行為を赤裸々に足柄さんが語っていると!」

妙高「」

足柄「ーーという訳なの!」←人が集まってきて楽しくなってきた

おおー……!

青葉「つ、つまり妙高さんは提督の太さを考慮して二本挿れていると!」

能代「うわぁー……でもあんなの二本も入るの……?」

足柄「本当よ!なんなら今からそのおもちゃを持っ」

妙高「足柄?何の話をしているのかしら?」

足柄「…………」

ササーッ……←ちりじりに逃げる艦娘達

足柄「あ、あのっ……私は、票を集めようと……妙高姉さんの為に……!」



その日、妙高は選挙の辞退を申し出、足柄は姿を消した。

次の艦を>>89

>>30の蒼龍、妙高以外でお願いします

きゅ、>>91で!

浦風

浦風「いやー、勢いで選挙に出る言うてしもうたけど……どないしたらええんじゃろうなぁ」

浜風「むしろ浦風が選挙に出ているという事自体知られていないのでは?」

浦風「そうなんよ。うちらって駆逐艦の中でも地味じゃし……どないしたもんかのう……」たぷん

浜風「そうですね。私達は特に目立った特徴もありませんから……」たぷん

谷風「…………」ちんまり

浦風「困ったのう。いったい何をセールスポイントにすればええんじゃ」たゆん

浜風「鳳翔さんや妙高さんの様な人望はありませんし、曙さんや暁さんの様な子供っぽい愛らしさもありませんからね」たゆんたゆん

谷風「かぁーっ!!さっきからうるさいねぇ!!立派なもんぶら下げて何言ってんだい!!」ちーん

浦風「そうは言うても、みんな姉妹艦や重巡仲間、空母仲間に声を掛けとるようじゃけど、うちらはなぁ……」

浜風「駆逐艦は選挙に出ている数も多いですし、姉妹艦と言っても陽炎型からは不知火姉さんがでていますからね」

浦風「いっそ軽巡として出てみればよかったかのう」

谷風「だったら提督から票を分捕っちまえばいいだろ!」

浜風「それこそライバルが多いんですが」

谷風「なら尚更先手必勝だ!さっさと行っといで!!」

浦風「なんじゃ?谷風は一緒に来てくれんのか?」

谷風「谷風さんはこれからお昼寝だよ!」

浜風「磯風は何処へ行ったんでしょうか?」

谷風「磯風ならなんかカブトムシがどうこう言いながら網持って山へ行ったよ」

浦風「まだ春じゃと言うのに何をやっとるんじゃ磯風は……」

執務室

浦風「まぁとりあえず提督さんにお願いしてみるかのう」

浜風「そうですね」

ガチャッ

浦風「提督さん、失礼するよー」

提督「お?浦風と浜風か。珍しいな」

浦風「あのねー、今度の選挙の事でお願いがあるんじゃが……」

提督「選挙?……ああ、そういう事か」

浦風「提督さんの持っとる票を、ちぃーとばかしうちに多めに入れてくれんかのう♪」

提督「悪いけど後で面倒な事になるのはごめんだからな。同じように皆んなに入れるつもりなんだ」

浦風「そこをなんとか!ね?この通りじゃけぇ!」ずいっ

提督「そんな事言われても……」

浦風「ほら、浜風もちゃんとお願いせんか!」

浜風「提督、どうかよろしくお願いします」ずいっ

提督「ぬ……」

浦風「提督さん♪うちらだって当選して提督さんを独占したいんじゃ。他の子とはいつもベタベタしよるじゃろ?」ぐいぐい

浜風「そうですね……私もその、たまには提督と……」

提督「あ、あはは……まったく、駆逐艦ってレベルじゃないな」

浦風「こーらっ!どこ見とるんじゃ。ちゃんと話を聞きんさい!」たゆたゆ

浜風「そうですよ提督。いまは大切な話の途中です」たぷたぷ

提督「集中できるかこんなもん!!」

浦風「んー?なんじゃ?提督さんはコレが気になっとるんかのう?」むぎゅっ

提督「上げて寄せるなよ!なんだそのデカメロンはけしからん!!」

浦風「何言うとるんじゃ。本当のデカメロンはそっちじゃろ?」

浜風「デカメロン?」

提督「デカメロン……」

浦風「じゃったらこう言うんはどうかのう♪」むぎゅっ

提督「あああっ!!腕が、腕がデカメロンに挟まれ……柔らかっ!!何これ!?」

浦風「ほーら、浜風もそっちの腕を挟まんか」

浜風「ええっ!?……こ、こうですか?」むぎゅっ

提督「ああああああああ!
!!!」

浦風「提督さん、うちらともーっとええ事しとーないかのう?」

提督「もっといい事……?」

浦風「そうじゃなぁ。例えば……この腕を服の中に入れて挟んでみるとか♪」

提督「いくらですか!!」

浦風「ああん♪お金なんていらんいらん。その代わり、30票は欲しいのう」

提督「30……」

浜風「浦風、私はそこまでするなんて……」

浦風「それとも提督さんは腕やのうて、こっちを挟んだ方が気持ち良いんじゃろか?」ピンッ

提督「あああああ!!」ビクンッ

浦風「今ならうちと浜風で一生懸命ここを挟んで擦ってあげてもええんじゃが…………50票で♪」

提督「ご、50で……ダブル、パイ……50……」プスプス

浜風「ま、まってください!無理です、そんな破廉恥な……」

浦風「何を言うとるんじゃ。浜風も提督を独占したい言うとったじゃろ?」

浜風「ですがそんな……胸でコレを挟むなんて……」

浦風「浜風、ええか?女の乳言うもんは赤ん坊を育てる為にあるんと違うんよ?」

浜風「はい?」

浦風「女の乳はなぁ……男を落とす為にあるんじゃ!」

浜風「違います!!」

浦風「赤ん坊を育てる為だけなら、そない大きゅうせんでもええじゃろ?スケベな事ばっかり考えとるから浜風の乳はーー」

浜風「ワー!!」

浜風「い、いい加減にしてください!」

浦風「いい加減にするのはそっちじゃ!浜風も提督さんとケッコンしたい言うとったじゃろ!」

浜風「わ、わわっ、わー!!」

浦風「将来ケッコンを考えとる相手の逸物を挟めんで何がケッコンじゃ!」

浜風「本人の前で何を言ってるんですか!!提督、今のは違……違いませんけど一旦忘れてください!」

提督「50……50でダブルマシュマロチャンス…………50……」

浦風「さぁはよ脱ぎんさい!」

浜風「やめてください!怒りますよ!」

ワーギャー!!

突然の野暮用でまたかきます

一足先に次の艦娘を>>30(重複なしで)からお願いします
>>124さんに

白露

浦風「ええからうちの言う通りしとればええんじゃー!」グイグイ

浜風「だからいい加減にしてください!」バチコーン

浦風「あいたっ!ちょ……なんで頭を殴るんじゃ!」

浜風「自業自得です」

提督「50……ハッ!な、なんだ!?落ち着け、お前たちどうした?」←思考回路回復

ガチャッ

磯風「何を騒いでいる。外まで丸聞こえだぞ。みっともない」

浜風「磯風からも言ってやってくだ……」

浦風「何を言うとるんじゃ!浜風がさっさと脱がん……」

磯風「なんだ?こっちをジロジロ見て」

提督・浦風・浜風(ぼくのなつやすみ!?)

磯風「?」←ワンピース・麦わら帽子・虫取り網・虫かご装備

浦風「のう磯風……その格好はどないしたんじゃ?」

磯風「うむ。ちょっと山までカブトムシを調達にな」

浜風「そういえば谷風がそんな事言ってましたね……」

浦風「なるほど。カブトムシで提督の票を集める気じゃったのか」

磯風「?」

浜風「男の子は虫が好きな人が結構いますからね。提督は大人ですが……」

浦風「それでカブトムシは見つかったんかいのう?」

磯風「それが山をくまなく探したのだが見つからなくてな。やはり季節の問題があるようだ」

浦風「まぁカブトムシ言うたら夏じゃけえ」

磯風「それが灯台下暗しとは良く言ったものでな。さっき台所へ行ったら丁度出くわしたのだ」

浜風「台所で?」

磯風「残念ながらオスではなかったのだがな。メスは角が無いらしいからな」

提督「えっ……ちょ、大丈夫……?それカブトムシ……?」

磯風「ちゃんと羽が生えていて、くろっぽい茶色だったぞ?」

提督「マジで大丈夫!?」

磯風「まあそんな訳でだ、司令の票を狙って用意してきたぞ。このサンドウィッチを。さあみんなで食べてくれ」

浦風「ちょ、ちょっと待った!なんでカブトムシの話からいきなりサンドウィッチになるんじゃ!?」

浜風「それ以前に何故カブトムシを捕獲したはすなのに虫かごがカラなんですか!?」

提督「こわい!このサンドウィーッチこわい!」

磯風「失礼な奴らだ。我ながら上手く出来たと豪語していたのだが」

提督「確かに見た目は綺麗にサンドウィッチしてるけどさ……逆にそれが怖い」

浦風「な、なんでパン丸ごと1枚なんじゃ?まさかカットしたら中から変な物出てきたりせんじゃろうな……?」

浜風「怖い事言わないでください!!」

磯風「中身は見えないほうが楽しいだろ?」

提督(恐怖でしかない……)

磯風「まったく……安心しろ。これは谷風に作りかたを教えてもらったんだ」

浦風「谷風に?あ、あー、じゃったら少しは安心出来そうじゃな」ホッ

浜風「谷風はああ見えて結構料理も上手ですからね」ホッ…

磯風「まあ最初数分見ただけで昼寝をしてしまったが。どうやらよほど眠かったらしい」

提督(谷風め!匙を投げやがった!!)

磯風「まあそういう訳だから安心してこのおにぎりを食べてくれ」

浦風「おにぎり?サンドウィッチじゃろうが」

磯風「ん?ああ、すまない。最初は谷風に教わっておにぎりを作っていたんだ」

浜風「では何故サンドウィッチに?」

磯風「うむ……何故か完成したらこうなっていた。まったく、料理と言うのは不思議な物だな」

提督「おかしいなぁ……米がパンに?おっかしいなぁ」

磯風「さぁさぁ、ガブっといってくれ!そして満足したら……な?票の方も頼んだぞ?」

提督「さ、30票入れるんで勘弁してもらえませんかね……」

浦風「もはや脅迫じゃな……」

ピクピクッ……

提督「あの……目の錯覚ならそれでいいんだけど……このサンドウィッチ、動かなかった……?」

磯風「うむ。鮮度は大切だからな。さぁ、早く食べて感想を聞かせてくれ」

提督「浦風ぇ……」

浦風「うちがついとるけぇ大丈夫じゃて……救急車を呼ぶ準備は出来とるよ」

提督「浜風ぇ……」

浜風「申し訳ありません。私に出来ることは祈るくらいしか」

提督「うう……選挙とかマジ勘弁……」

バタバタバタ

雪風「まってくださーい!」

提督「ん?……カブトムシ?」

雪風「しれぇ!こっちに雪風のカブトムシが来ませんでしたか?」

提督「ああ、こいつか?」

雪風「はい!あっ、磯風!さっきはありがとうございます!名前は雪風二号にしました!」

磯風「そうか。しっかり面倒みるのだぞ?」

雪風「はい!大丈夫です!」ダッ


提督「カブトムシってさっきの?」

磯風「ああ。どうしても雪風が欲しいと言ってな」

提督「じゃあサンドウィッチには入っていないんだな!」

磯風「はあ?何故サンドウィッチにカブトムシを入れるのだ?」

提督「だ、だよな!!」

ピクピクッ

提督「…………」

提督「じゃあ中で何が動いてんの!?」


提督は食べた。泣きながら食べた。

提督の感想は「おどり食い」だったらしい。

その後2日間提督は元気がなかった。

次は白露型でまたかきます

朝からとんでも無い事に気付いたのですが
、出馬メンバーが

1暁
2金剛
3白露
4妙高←済
5鳳翔
6蒼龍←済
7浦風←済
8夕雲
9曙
10不知火

不知火抜けてました。上の方に「ぬいぬい……」ってコメントがあったのはそういう事だったのですね……すみません。

白露「今度の投票では白露に1票入れていっちばーんにしてくださーい!」

村雨「おねがいしまーす♪」

電「白露ちゃん達も頑張っているのです」

電「私たちだって負けてられないわね!」

足柄「フフッ、白露恐るるに足らず!!」←在りし日の足柄さん

電「はわわっ……びっくりしたのです」

雷「恐るるに足らずってどういう事なの?」

足柄「確かにあの子は駆逐艦と言うアドバンテージを持っているけど……陽炎型と言えば限りなく大人に近い駆逐艦!」

足柄「つまりアドバンテージは無いも同然なのよ!」

あああ、陽炎型→白露型ああああ

足柄「それに彼女は1度目の改装で雰囲気が変わるという十字架を背負っているのよ」

青葉「最初の改装で雰囲気が変わると改二がなかなか来ないと言うジンクスですね!」

雷「わっ!青葉、いきなり出てこないでよ!びっくりするじゃない」

足柄「まぁバレンタインとかイベントでは前に出てくるタイプだけど……ハッキリ言ってちょっと地味なのよ!」

白露「ちょっとちょっとー!そこでひどい事いわないでよー!」

青葉「うーん、青葉のリサーチ的にも白露さんは大穴ですね!」

白露「青葉までそういう事言うー!……あれ?でも大穴って下から1番だよね?いっちばーん♪」

村雨「でも確かに私たち改装で雰囲気かわっちゃったし、改二くるのかしらぁ?妹にまで先越されてちょーっと心配?」

飛鷹「分かるわ。その気持ち」

隼鷹「ん?」

青葉「ちなみに青葉のリサーチ的にはこうです!

1暁→アニメでも大活躍!他と比べると暁型内では影が薄いが存在感はあり

2金剛→陽気な人柄で誰とでも打ち解ける。更に余りある妹の財力で有力

3白露→いっちばーん

4妙高→秘書官であり鎮守府のまとめ役でもある。人望はピカイチ

5鳳翔→台所の守護神。彼女無しの鎮守府は考えられない。胃袋を鷲掴み

6蒼龍→とにもかくにもおっぱい。彼女の胸に挟めないソーセージは無し!

7浦風→駆逐艦を代表するおっぱい。提督はダメになる

8夕雲→言うまでもなく夕雲型は提督のお気に入り。彼女の頼みを提督は断った事が無いらしい

9曙→こちらも提督のお気に入り。提督の可愛がり方で言うとNo. 1か!?提督はクソになる

10不知火→今選挙のダークホース。可能性は未知数。提督とは只ならぬ関係だと言う噂も?


青葉「ざっとこんな感じですね!」

白露「私はそれだけ!?」

またかきます

白露「もぉー……!ぜーったい1番になって見せるんだから!!」

足柄「フフフッ、あなたのような地味なキャラで私に太刀打ちできるのかしら?」←もうすぐ消える人

白露「みんなも何か言い返してよ~!」

涼風「てーやんでぇー!」

村雨「ゲッツ♪」

白露「いっちばーん!!」

春雨「お、落ち着いてください」あたふた

五月雨「そうですよー……落ち着いて」

足柄「アーハッハッハッ!そんな勢いだけでは私達には敵わなくてよ!」←もうすぐ隠される人

白露「うー!悔しいー!!」

時雨「仕方ないよ。僕たちは地味なんだから」

夕立「確かに白露型は他の人と比べたら地味っぽいよね」

白露「2人まで何弱気な事言ってるの?1番になりたくないの!?」」

時雨「なりたいなりたくないの問題じゃなくてさ。これだけの相手だと厳しいかなって」

夕立「うん。遊びだと思って気楽に楽しんだ方が良いっぽい」

足柄「さすがにあなた達は私と同じ改ニなだけあって物分かりが良いわね。まだあなた達が代表した方が望みもあったんじゃない?」←悪役のキャラ作りしてるけどもうすぐ姉に地下で平謝りする人

時雨「僕は代表とか苦手だから遠慮しておくよ」

夕立「夕立も面倒くさいっぽい」

足柄「まあ精々頑張りなさい。健闘をお祈りしているわ。アーハッハッハッ」←あと30分後には土下座している人

白露「なによなによなによ!」

村雨「そうカリカリしないで。頑張りましょう」

涼風「あたいらも手伝うよ!呼びかけとかさ!」

白露「ありがとうみんな。私も頑張るよ!」

時雨「僕はちょっと用事があるから。みんなは頑張ってね」

夕立「夕立もちょっと忙しいっぽい」

白露「ええ~!薄情者~!!」

白露「白露をお願いしまーす!1番にしてくださーい!」

村雨「お願いしまーす♪」


時雨「さてと。敵はみんな僕たちを甘く見ているみたいだね」

夕立「敵を騙すにはまず味方からっぽい♪」

時雨「じゃあそっちはまかせたよ」

夕立「はいはーい♪ぜったい白露ちゃんを1番にしてあげるっぽい♪」

時雨「やあ扶桑、山城。ちょっと良いかな?」

扶桑「あら、何か用かしら?」

時雨「実はお願いがあるんだけど……今度の選挙、白露に1票いれてくれないかな?」

山城「私は別に興味ないから良いけど……」

扶桑「そうね……♪あなたがそう言うなら応援させてもらおうかしら」

時雨「本当かい?ありがとう、それじゃあ宜しくお願いするよ」

時雨「最上、ちょっと良いかな?」

最上「ん?どうしたんだい?」

時雨「お願いがあって来たんだけど……」

最上「なになに?同じ西村艦隊でボクっ娘仲間じゃないか!遠慮は無用だよ!」

時雨「実はーー」


最上「なるほどなるほど。分かった!任せといてよ!」

時雨「良かった」

最上「同じ航巡の鈴熊や三隈……あとは利根型の2人にも声掛けておくよ」

時雨「本当かい?ありがとう、助かるよ」

時雨「おーい、満潮ー」

満潮「あら、時雨じゃない。どうかしたの?」

時雨「実はかくかくしかじか……」


満潮「ふーん。まぁ別に良いけど」

時雨「ありがとう!」

満潮「べ、別にお礼言われる程の事じゃ無いわよ……!」

満潮「それに朝潮型からは誰も立候補していないし……皆んなにも白露に入れるように言っといてあげるわ」

時雨「満潮は本当に優しいね。ありがとう、頼りにしているよ」

満潮「フ、フンッ!別に普通よ!!」

寝落ちした挙句息止まってた。またかきます

夕立「おーい、吹雪ちゃーん!睦月ちゃーん!」タッタッタッ

吹雪「夕立ちゃん?どうしたの?そんなに慌てて」

睦月「およ?」

夕立「ハァ、ハァ……今度の選挙、誰に入れるか、もう、ハァハァ……決めちゃったっぽい!?」

吹雪「選挙?ううん、私はまだだよ。吹雪型から出てる子がいなくてみんな誰に入れようか迷ってるんだ」

睦月「睦月型からも出てる子がいないからみんなやる気が無いんだよー」

夕立「だったら白露ちゃんに入れて欲しいっぽい!お願い!!」

吹雪「そっか、白露ちゃんも出てたから夕立ちゃんは白露ちゃんを応援してるんだよね。分かった、みんなにも言ってみるよ!」

睦月「睦月型の票も白露ちゃんに入れてあげるのね♪」

夕立「ありがとう!持つべきものは友達っぽい~!」

那珂「なになに?みんなで集まって何してるの?」

吹雪「那珂ちゃんパイセン!」

夕立「選挙の話をしてたっぽい!」

那珂「選挙……選挙!いいよねぇ、その響き!総選挙、まさにアイドルって感じ!」

睦月「にゃしぃ?」

那珂「あーあ、やっぱり那珂ちゃんも出れば良かったなー」

夕立「那珂ちゃんも票を白露ちゃんに入れて欲しいっぽい!」

那珂「うん、良いよー」

吹雪「即答でしたね」

那珂「だって那珂ちゃんが出無いんだから票は誰でも良いしー。だったら第四水雷戦隊仲間の夕立ちゃん達に入れてあげる!」

那珂「後はー、川内ちゃんと神通ちゃんとー、第四水雷戦隊として長良ちゃん達にも声掛けてみるよ!」

夕立「すごいすごい!那珂ちゃん初めて頼りになるっぽい!」

那珂「そうでしょー♪じゃあ軽巡仲間には那珂ちゃんから言っておくから任せてー♪……初めて?」タッタッ

夕立「よーし、こっちは上手く行ったっぽいし、時雨ちゃんも上手く行ったかな?」

翌日

瑞鶴「結構軽空母仲間の票も集まったしー♪これで一歩リードよね♪」

ざわざわ

瑞鶴「ん?なにかしら?凄い人だかり……」

白露「選挙には白露を1番にお願いしまーす!」

山城「姉様の貴重な1票を入れるんだから必ず当選しなさい」

叢雲「しょーがないから1票入れてあげるわ。まっ、せいぜい頑張んなさい」

文月「よくわから無いけど睦月ちゃんが入れてって言ってたからいれるよー」

那珂「軽巡のみんなも大丈夫だってー♪」

川内「選挙が終わったら夜戦に付き合いなさいよー!」

最上「こっちもみんな白露ちゃんに入れるってー」

熊野「この熊野の清き1票を差し上げるんですから、しっかりと頑張りなさい」


瑞鶴「な、なにこれ……何十人いるのよ……」

妙高「白露ちゃん、昨日はうちのバカが迷惑かけたみたいでごめんなさい」

白露「あっ、妙高さん。お互い1番目指してがんばろー♪」

妙高「その事なんだけど、私は辞退させてもらう事にしたのよ」

白露「え?」

妙高「それでね、私達の票は白露ちゃんに入れさせてもらうわ」

那智「足柄の署名もココにある」

白露「そういえば足柄さんは?」

羽黒「足柄姉さんはお使いに行っているんです……」

白露「そっかー。昨日の事なんて全然気にして無いよー」

羽黒「ハンバーガーを買いに……佐世保まで走って……」

白露「佐世保!?走って!?」

古鷹「妙高さんが出無いなら古鷹達の票も入れますね」

青葉「青葉も昨日は失礼な事を言ってしまいましたし、お詫びと言ってはなんですが応援させていただきます!」

衣笠「じゃあ衣笠さんも1票入れちゃうぞー♪」

白露「みんなありがとう!本当に1番になれそう!!」

利根「なれそうではない!なるのじゃ!!」

白露「うん!」


こうして白露は大多数の艦娘票を手にいれ、一躍大本命に躍り出たと思われた。



白露「つかれたぁ~!」

時雨「お疲れ様」

夕立「白露ちゃん大人気っぽい!」

白露「うん、それもみんなのおかげだよ!」

涼風「てーやんでー……むにゃむにゃ……」ぐりぐり

五月雨「ううーん……いたいよぉ……」スヤスヤ

夕立「みんなも疲れて寝ちゃってるっぽい」

時雨「僕たちは昨日いなかったけどみんなは一日中一緒に応援してたみたいだからね」

白露「二人ともありがとうね」

時雨「僕たちは何もしていないよ?」

夕立「これからは一緒に応援するっぽい!」

白露「よしよし♪」ぽふぽふ

時雨「んっ……やめてよ、恥ずかしいじゃないか……」

夕立「夕立はなでなでされるの好きっぽいー♪もっと撫でてー♪」

白露「自分で言うのもなんだけど……あたしってこんなに人望無いんだと思うんだよねー」

時雨「そんな事無いさ。みんなだってこんなに応援してくれてるじゃ無いか」

夕立「うんうん♪」

白露「2人がみんなにお願いしてくれたんだよね?」

夕立「うん!そうっぽい!」

時雨「あっ、夕立!」

夕立「ああっ、今の無し!内緒だったっぽいー……」

白露「別に隠さなくても良いよー。それに妹の事はあたしがいーっちばん良く分かってるんだから!」

時雨「そっか、全部お見通しだったんだね」

夕立「白露ちゃんさすがっぽい!」

白露「そりゃーなんたって1番艦だもん!まぁ……ちょーっと頼りないお姉ちゃんだけどこれからもよろしくね♪」

時雨「もちろん」

夕立「なでてなでてー♪」

白露「さあ!この調子で1番になるよー!」


艦娘票で圧倒的に有利になった白露だったが、すっかり提督の100票の存在を忘れていた。

白露型はちょっとおバカな子やドジな子、ほんわかしている子が多い姉妹だった。

次は>>209ちゃんでまたかきます

1暁
2金剛
3鳳翔
4夕雲
5曙
6不知火

鳳翔

ワー!ワー!!

加賀「なんですか騒がしい」ズイッ

瑞鶴「ゲッ……加賀さん」カガッ

白露「いっちばーん!目指して頑張るよー!」

瑞鶴「白露に艦娘票を殆ど持って行かれたのよ!」

加賀「……そう」

瑞鶴「……そう。じゃないわよ!何を余裕ぶってんの!?」

加賀「まさか今のは私の真似かしら?頭にきました」ギリギリギリ

瑞鶴「痛い痛い痛い!アイアンクローで頭蓋骨が砕ける!ミシミシいってる!!」

加賀「まったく。これだから五航戦

加賀「まったく。これだから五航戦は」

瑞鶴「うぅー……この怪力空母めー……」ジンジン…

加賀「まだ投票日まで数日あるのだから、もっと心に余裕を持ちなさい」

瑞鶴「そんな余裕あるわけ無いじゃ無い!」

加賀「ようは最後にみんなの気持ちをこちらに傾ければ良いんです。まだ慌てるような時間じゃありません」

瑞鶴「そんな方法があるなら焦ら無いわよ!」

加賀「はぁ……溜息しか出無いわね。少しはうちの鳳翔さんを見習いなさい。あの余裕を」

瑞鶴「た、確かに……台所を支配している鳳翔さんならなんとでもなる気が……」

加賀「蝶のように舞い、最後に蜂のように刺す……あなた達と鳳翔さんでは比べるのもおこがましいわ」

瑞鶴「ぐぬぅー……!」

台所

加賀「やれやれ……」

鳳翔「あら、加賀さん。どうかしたんですか?」トントントン

赤城「もぐもぐ……♪うん♪」

加賀「今度の選挙の事なんですけど、白露さんが大多数の支持を得ているとか」

鳳翔「そうなんですか♪確かもうすぐ投票日なんですよね」トントントン

サッ…

【ビニールゴミ箱】 【カン・ビンゴミ箱】 【口を開けた赤城】

赤城「んー♪」もぐもぐ


鳳翔「加賀さん達はもう誰に入れるか決めたんですか?」

加賀「えっ……?」

鳳翔「?」

加賀「あ、あの……私達は鳳翔さんに……」

鳳翔「私ですか?」

加賀「鳳翔さん……まさかとは思いますが……参加している事を忘れていませんよね?」

鳳翔「私……何かしましたっけ?」

加賀(ああ……っ)

加賀「その……鳳翔さんに立候補していただいて、私達はその応援を……」

鳳翔「そうだったかしら?最近忙しくて良く覚えていないんですけど」

赤城「ごちそうさまです。クズ野菜も上々ね」

加賀「お言葉ですが、鳳翔さんにしっかりしていただかないと私達も困ります」

鳳翔「そうは言っても忙しいから……代わりにあなた達が出てみたらどうかしら?」

加賀「それではダメなんです!鳳翔さんに出ていただかないと祝賀会が!」

鳳翔「困りましたね……」

加賀「困っているのはこっちです!」←瑞鶴に負けるのは困るので珍しく焦る加賀さん

赤城「加賀さん、鳳翔さんに向かって失礼ですよ」

加賀「赤城さんまで何を悠長なことをーー」

鳳翔「加賀さん。赤城さんは先輩ですよ?あまり聞き分けがないと……久しぶりにお仕置きが必要ですか?」


加賀「すみませんでした」深々ー…←恐ろしくて考える前に頭を下げる加賀さん

赤城「すみませんでした」深々ー…←あまりの恐怖に釣られて頭を下げる赤城さん

またかきます



加賀「まさか鳳翔さんが選挙の事を忘れていたなんて……」

加賀「このままでは当選どころか五航戦の子にも遅れを取りかねないわ」

加賀「なんとしてもそれだけは避けないと……」

加賀「…………」

加賀「はぁ……考えても仕方ないわね。とにかく今日は徹夜で対策を練らないといけないわ」


赤城「加賀さん、加賀さん。こんな時間までお勉強ですか?」

加賀「赤城さん……いえ、どうかしましたか?」

赤城「ホラーって言うんでしょうか……怖い番組を見てしまって……良かったら今夜一緒に寝てもらえませんか……?」

加賀「わかりました。すぐに布団へ行きましょう」←即答

赤城「ありがとうございます♪」

とりあえず今日は寝て明日から頑張ろう。加賀さんはそう思った。


加賀「それにしても赤城さん程の人が怖がるなんて……どんな番組だったんですか?」

赤城「それが……寝る前にご飯をセットしたのに、朝になるとジャーが空にーー」

翌朝早朝4時

赤城「むにゃむにゃ……加賀さん…………すき…………ごはん……」

加賀(一睡も出来なかった……そして私も好きです。赤城さん)

加賀「しかし今日こそは鳳翔さんに選挙活動をしていただかないと」

加賀「とりあえずシャワーを浴びて気を引き締めましょうか」


加賀「さすがにこの時間ならお風呂も入ってかしきりーー」

トントントントン……

加賀「何の音かしら?食堂から…………こんな時間に明かりが?」

ガラッ

鳳翔「いらっしゃい。……あら、加賀さんでしたか。随分お早いですね。朝食にはまだ早いですよ?」

加賀「いえ、そういう訳では……」

赤城「おはようございます!」

鳳翔「はい、いらっしゃい」

加賀「赤城さん?」

鳳翔「赤城さんはよくこの時間に来てくれるんですよ」

赤城「朝食の準備ででる食材の余り(クズ野菜等)をいただこうかと♪加賀さんもそれが目当てですか?」

加賀「いえ、私はたまたま通り掛かっただけなのだけれど……こんな朝早くから朝食の準備を?」

鳳翔「人数が多いですし、お昼や夕飯の仕込みもありますからね」

加賀「そうでしたか……毎日ありがとうございます」

鳳翔「いいえ♪赤城さんが来てくれるから話し相手には困らないし楽しいですよ♪」

赤城「むむっ、この食材は……加賀さん、今日の夕飯は肉じゃがですよ!」

加賀「さすがに気分が高揚します」

朝食 6時半

武蔵「腹が減っては戦ができぬ!鳳翔さん、おかわりを頼む!」

大和「武蔵ったら、今日は出撃の予定はないでしょ?」

赤城「おかわりお願いします!大盛りで!」

鳳翔「はいはい、すぐ用意しますね♪」


瑞鶴「うぅ……ニンジンが。……うーづき♪ニンジン食べるー?」

卯月「もうお腹いっぱいだから無理っぴょん!」

グイッ

瑞鶴「むにゅー!?にゃにぃにゅにゅのにょ!!」

加賀「残さず食べなさい。鳳翔さんが朝早くから作ってくれた料理なのよ。ほら、あーん」グリグリ

瑞鶴「もごっ!?もごもご……!!ゲホッ!な、なにすんのよ!!」

翔鶴「瑞鶴ったら、あーんしてもらうなんて……いつの間にか加賀さんと仲良くなったのね♪」

瑞鶴「ほっぺた掴まれてニンジンねじ込まれる何処が仲良しなのよ!!」

午前8時

加賀「そろそろみんなの食事も終わった頃かしら」

ガラッ

加賀「すみません、選挙の件で……」

鳳翔「あら加賀さん。赤城さんならさっき部屋に戻りましたよ?」カチャカチャ

加賀「赤城さんを探しに来た訳では無いのだけれど……洗い物ですか?」

鳳翔「はい。さすがに100人以上の食器ですからね。洗いごたえありますよ」

加賀「では私も手伝ーー」

シュパッ、キュッ!!サッ!!ババッ!!ピカピカ……

鳳翔「それで何かご用ですか?」

加賀「いえ、また改めて来ます」

ガラッ

加賀(あの無駄の無い鮮麗された動きと圧倒的スピード、そして一切の洗い残しを許さ無い精確さ……)

加賀(私にはまだ鳳翔さんの皿洗いを手伝う実力も無いと言う事ね。もっと鍛錬に励まなくては)

またかきます

午前9時

加賀「そろそろ洗い物は終わったかしら」

ガラッ

加賀(……誰も居ない?)

カチャッ…

加賀(奥の部屋から物音が)スタスタ


鳳翔「加賀さんですね」

加賀「はい(足音だけで……)」スタスタ

鳳翔「今日は何度も顔を出してくれますけど……どうかしたんですか?」

加賀「あの、選挙の…………鳳翔さん、食事中でしたか?」チラッ

鳳翔「ええ、洗い物が終わってからじゃ無いと落ちつかなくて」

加賀(そういえば鳳翔さんが食事している所は殆ど見無いような……皆んなの食事が終わってからいつも1人で食べてーー)

鳳翔「えっと……それで何かご用ですか?」そわそわ

加賀「すみません、食事中なら後にします」

鳳翔「大丈夫ですよ!すぐにパッと要件を済ませていただければ!食事中と言うか、並べただけでまだ食べていませんし!」

加賀「……?」

鳳翔「加賀さん?」

加賀「あ、いえ……部屋も綺麗になさっているんですね……と、感心していました(何を慌てているのかしら?)」

鳳翔「これはさっきお掃除したからなんですよ」

加賀「掃除?食事前にですか?」

鳳翔「え、ええ、まぁ……」あたふた

加賀「ところでもう一つ気になっているんですけど、なぜ食事が2人分ーー」


提督「おじゃましまーす。っと、加賀も来てたのか?」

鳳翔「あっ、いらっしゃいませ。お待ちしておりました」

加賀「…………はっ」

提督「さては飯の匂いを嗅ぎつけたか!……しかし意外だな。赤城は何故か一度も来た事が無いのに」

加賀(もしかして私は鳳翔さんの大切な時間に足を踏み入れてしまったのでは……)

鳳翔「……加賀さんもご一緒にどうですか?」

加賀「いえ、出直してきます」ダッ

提督「ん?なんだったんだ?」

鳳翔「提督、毎日気を使って一緒に……2度も食事して頂かなくても……」

提督「何言ってるんですか。俺は育ち盛りなんですよ!」ムシャムシャ

鳳翔「ですが……」

提督「それに皆んなでワイワイ食べるのも美味しいですけど、こうやって鳳翔さんと2人で話しながら食べるのもまた美味い」

鳳翔「あら、そんなに褒めてもおかずは増えませんよ?」

提督「ほら、こうやって食事していると夫婦みたいじゃないですか?おーい、お味噌汁おかわりーって」

鳳翔「もう、提督ったら……少し待っててくださいね……♪」



加賀「はぁ……他の人ならともかく、鳳翔さんの邪魔をする訳にはいきませんね……」

赤城「あら、加賀さん。どうかしたんですか?ため息ついて」

加賀「赤城さん……赤城さんは食後、食堂の奥の部屋へ鳳翔さんを訪ねたりした事はありませんか?」

赤城「食後に?それはありませんよ。だっておじゃましちゃ悪いじゃないですか♪」


赤城は意外と気がきく大人の女性だった。

またかきます

少し早いですが次は>>279ちゃんに!
1暁
2金剛
3夕雲
4曙
5不知火


新しい夕雲型が実装か。これより我ら修羅に入る

夕雲

炊事、洗濯、掃除……これを繰り返し、休む事なく働く鳳翔さん

夜8時半

加賀「食事も終わって提督も食堂から出てきたわね……」

加賀「フタヒトマルマルが駆逐艦の就寝時間。つまりみんなに演説を聞いて貰えるのは今から30分だけ……」

加賀「鳳翔さんなら30分もあれば全員の心を掌握できるはーー」

ガラッ

鳳翔「あら加賀さん。こんな所でどうしたんですか?」

加賀「あの……少しお時間よろしいでしょうか?」

鳳翔「何かお話でしょうか?」

加賀「はい」

鳳翔「でしたら一緒にお風呂でお話しましょうか♪今からちょうどお風呂に入ろうかと思ってたんですよ」

加賀「えっ……あの」

鳳翔「加賀さんとお風呂に入るのも久しぶりですね♪」

加賀「……はい」


この後普通に鳳翔さんの背中を流した。

9時前

加賀(もうこんな時間で……すっかり遅くなってしまったわね……)

鳳翔「いいお湯でしたね」

加賀(こうなれば駆逐艦以外の艦にだけでも演説を……)

鳳翔「加賀さん?」

加賀「……はっ、すみません。少し考え事を」

鳳翔「何かお悩みですか?私で宜しければ相談に乗りますけど……」

加賀「あの、鳳翔さん。どうして割烹着を?その格好で寝るんでしょうか?」

鳳翔「はい?何言っているんですか♪だってこれからは……♪」


居酒屋鳳翔 午後9時頃 オープン

居酒屋鳳翔

隼鷹「鳳翔さーん、枝豆と生ビールお願いしまーす♪」

鳳翔「はーい」

赤城「私は卵焼きと枝豆と冷奴とおでんセットとお刺身を♪」

鳳翔「お飲み物はどうしますか?」

赤城「烏龍茶でお願いします♪」

隼鷹「赤城さんはさー、全然お酒飲まないよねー。お酒飲みながらおつまみ食べるのが美味しいのに」

赤城「そうでしょうか?私はお酒を美味しく飲むために皆さんはおつまみを食べていると思うんですが……」

隼鷹「ん?」

赤城「私としては料理の味を100%楽しむためにお酒は飲まない事にしているんですよ♪」

隼鷹「んー……?」

赤城「お酒を飲んで酔っ払ったら、料理の味がよく分からなくなって悲しいですから♪」

隼鷹「そんな事言わずに飲みましょうよー♪ほらほらぁ♪」

赤城「結構ですから。ね?」

飛鷹「ちょっと隼鷹!あんたもう酔ってるじゃない!まったくもう……」

隼鷹「ほらぁ、赤城さんの烏龍茶に焼酎を入れたらウーロンハイのでっきあっがりー♪はい、どうぞ♪」

赤城「もう、隼鷹さんったら。すみません、鳳翔さん。烏龍茶をもう一杯いただけますか?」

隼鷹「ちぇーっ。あっ、だったらこのアサリの酒蒸しにお酒を増し増しでー♪」

飛鷹「ちょっと隼鷹!やめなさい!それは赤城さんの……」

赤城「隼鷹さん?それ以上料理に手を出したら私……少し怒りますよ?」

鳳翔「はいはい、卵焼きと枝豆と冷奴とおでんセットとお刺身おまちどうさま♪あと烏龍茶でしたね」

赤城「待ってました♪……あら?あのー、じゃがベーコンのチーズ乗せは頼んでいませんけど」

鳳翔「それは私からのサービスです。我慢強くなりましたね、赤城さん」

赤城「我慢強く?なんだかよく分かりませんけど……いただきますね♪」


鳳翔「隼鷹さんは枝豆と生ビールでしたね」

隼鷹「まーってました♪」

鳳翔「隼鷹さん、あまり赤城さんに喧嘩をふっかけるような事しちゃダメですよ?」

隼鷹「喧嘩?さっきのなら軽いスキンシップですよぅ♪」

鳳翔「いいえ、赤城さんがこの鎮守府に来てすぐの頃なら……今頃ここはミッドウェー海戦状態でした」

隼鷹「そ、そんな大袈裟なぁ……」

鳳翔「とにかくもう赤城さんの料理にいたずらをしない。もしどうしてもすると言うなら……」

隼鷹「言うなら……?」

鳳翔「200……いえ、300海里沖合まで行って喧嘩してくださいね♪」

隼鷹「…………」

鳳翔「でもその前に……食べ物で遊んだりしたら、私も起こりますから」

加賀「500海里離れていても鎮守府に支障をきたしそうですね。波動で」

隼鷹「や、やだなぁ……あはは…………」

飛鷹「あんた、酔いが覚めたでしょ」

10分後

鳳翔「海鮮チャーハン大盛りお待たせしました♪」

赤城「海鮮チャーハン?これも頼んでいないんですが……美味しそう……でももう食券が……」

鳳翔「これはあちらのお客さんからです♪」

隼鷹「さっきはすみませんでしたー!」

赤城「そんな、頭を上げてください!」

隼鷹「でも……」

赤城「私たちは親友じゃないですか!」キラキラ←目がしいたけ

隼鷹「赤城さーん!」


赤城とはおにぎり1個で友達になれるらしい。

またかきます

深夜1時

鳳翔「みなさん、そろそろ帰って寝ないと明日が辛いですよ?」

隼鷹「そんな事言わないでくらさいよぉ~!鳳翔さぁーん!」

鳳翔「はいはい。お店ももう今日は看板ですから」

飛鷹「こら、言う事ききなさい。あんたはそんなだから……いつもいつも…………むにゃむにゃ」

鳳翔「飛鷹さんもココで寝ないで、布団で寝ないと風邪ひきますよー」

赤城「残すと勿体無いのでこれいただいても良いですか!?」←残飯目的で閉店まで待ってた系女子


加賀(閉店の時間が1時……そこからこの酔っ払いを追い返して洗い物や掃除をして……)

加賀(2時に寝たとしても……4時には既に台所で朝食を用意してたと言う事は……)

加賀(いったい1日どれくらい睡眠時間があるのかしら……?もしかしてこれはもう選挙どころでは無いような……)

蒼龍「そう言えば鳳翔さんも選挙に出てるんですよね!」

加賀(でかしたわ、二航戦の……胸が大きい方の子。その質問は良い流れよ)

鳳翔「その事なんですけど……私は辞退しようと思っているんですよ」

蒼龍「そうなんですか?鳳翔さんなら絶対当選すると思ってたのになぁ」

瑞鶴「何言ってるんですか!ライバルが減るならラッキーだし!」

加賀「…………ハッ!」←思考回路はショート寸前


加賀「鳳翔さん、それはいったい何故……」

鳳翔「見ての通り私はこの食堂から離れられませんし、みなさんのように選挙活動もする暇がなかなかありませんから」

加賀「しかし、鳳翔さんの実力なら仮りに選挙活動をしなくとも十分戦えるかと」

鳳翔「そんな事ありませんよ。それに万が一そうなったとしたら頑張って選挙活動した子たちに申し訳ないじゃないですか」

加賀「ですが……」

鳳翔「あと当選したら貰える提督独占権も。食堂で提督を独占しても仕方ありませんし」

加賀「前に提督と一緒にお店を開きたいと言っていたじゃ無いですか!独占すればこの居酒屋だって2人で……」

鳳翔「あっ、それは少し惜しいですね♪でもやっぱりそれだけの為に何もせず立候補だけするのも気が引けますから」

加賀「…………」

鳳翔「そんな深刻そうな顔しないの」

赤城「そうですよ。鳳翔さんが辞退すると言うなら私達はそれを尊重すべきです」

加賀「赤城さんは良いんですか?鳳翔さんが当選しなくては祝賀会もないんですよ?」

赤城「祝賀会ができない……?」

加賀(今となっては祝賀会より単純に鳳翔を応援したいだけの気持ちが大きいですけど)

鳳翔「あら、私がもし当選したとしても祝賀会はしませんよ?」

加賀「えっ……?」

鳳翔「だって自分の為に祝賀会開くなんて勿体無いですし……あっ、もちろん他の方が当選したら祝賀会の準備はしますね♪」

ガシャンッ!

赤城「抗えないと言うの……?運命には……」

飛龍「うわー……赤城さんの顔が絶望的な表情に……」

鳳翔「そんなに落ち込まなくても……同じ空母仲間として蒼龍さんを応援してみてはどうですか?」

赤城「蒼龍さんを……?」

鳳翔「ええ。そうすれば当選した時にみんなで一緒に祝賀会を開けますよ?」

赤城「なるほど!では蒼龍さんを応援しましょうか♪」

蒼龍「あ、あのっ、もし私が当選できたら……夜9時から閉店まで独占権を差し上げますから一緒に居酒屋をしてください!」

鳳翔「フフッ、それはたのしみですね♪」

加賀「…………仕方ありませんね」

瑞鶴「ふっふーん♪加賀さん、どうしても仲間に入れて欲しいんならちゃんとお願」


この後、調子にのった瑞鶴は普通にビンタされ、翌日鳳翔さんは選挙を辞退した。

次は夕雲でまたかきます

秋雲「まきぐもー、見ててー♪」

巻雲「もう!巻雲は今忙しいんですー!」

秋雲「ええーっ、良いじゃん遊ぼうよー」

巻雲「秋雲が選挙に夕雲姉さんを立候補したりするから忙しくなったんだし!秋雲も手伝うべきかも!」

長波「選挙って言ったってさー、妙高さんと鳳翔さんは辞退して艦娘の票はほとんど白露型に入るって聞いたぞ?」

清霜「うん!さっきも廊下はすごい人だったよ!」

夕雲「私達も同じ駆逐艦仲間として白露ちゃんに入れれば良いのかしら……♪」

朝霜「いやいや、夕雲姉さんは立候補してるんだから。あたいらは夕雲姉さんに入れるって!」

早霜「でも私達だけの票でなんとかなるのかしら……?」

秋雲「あー……んじゃそろそろ選挙勝ちに行こうか♪」

長波「勝ちに行くって何処へ行く気なんだ?」

秋雲「そりゃーもちろん提督の執務室でしょ♪」

夕雲「確か提督は100票持ってたけど……もしかしてそれを?」

秋雲「そーそー♪提督の100票ごっそり貰う訳よ♪あとは私達が夕雲に入れれば107票で多分1番になれるでしょ♪」

朝霜「んでもさぁ、あの提督が夕雲姉さんだけを贔屓して100票入れてくれんのかよ?」

夕雲「確かに提督は優しいからみんなに同じだけ入れそうですね♪」

巻雲「そんな事もわかってないなんて秋雲はバカなんだから!バカバカバカ!」

秋雲「ちぇい!」ピシッ

巻雲「あうっ……!夕雲姉さん、秋雲がデコピンしてきましたー……」

秋雲「いい?ほとんどの票が白露に持ってかれて、他の票だって空母は空母に、あとは姉妹艦に入れるでしょ?」

早霜「そうね。私達も夕雲姉さんに入れるつもりだし……」

秋雲「それを頼み込んで無理やり夕雲に入れてもらうのと提督を口説き落として100票手に入れるの、どっちが簡単だと思う?」

清霜「うーん……司令官の100票?」

秋雲「そっ♪だから早く行くよー♪」

夕雲「そんなに上手くいくのかしら?」

秋雲「大丈夫大丈夫♪」

執務室

秋雲「提督ー、入るよー♪」ガチャッ

提督「お?どうした夕雲シスターズwith秋雲がみんな勢ぞろいして。俺は死んだのかな?」

巻雲「司令官さまー、今日はお願いがあっておたずねしました!」

長波「今度の選挙の事なんだけどさ」

提督「なんだ、お前達もか?浦風達も来たんだが」

夕雲「もしかして浦風さん達に票を?」

提督「いや、なんかよくわからんうちに気を失ってな。前後の記憶があやふやなんだが票を入れる約束はしていないよ」

清霜「よかったぁー!じゃあ夕雲姉さんに100票入れて!ね?ねぇねぇねぇ♪しれーかーん♪」ぴょんっ

提督「ああー、脳がとろけそうなんじゃー……」

提督「っと、いかんいかん。票は平等に入れる事にしたんだ」

朝霜「なんだよ!あたいらの夕雲姉さんじゃ不満だってのか!?」

提督「そうじゃなくてさ、誰かを贔屓したら後々めんどうな事になりそうだからな……」

秋雲「うんうん、分かるよ提督のその気持ち!」

提督「だろ?」

秋雲「分かったから夕雲に100票いれてよ♪」

提督「ビックリするほど何も分かってないな!」

秋雲「夕雲に100票入れてくれたらさぁー……その後で秋雲に1票入れさせてあげるからさぁー♪」

巻雲「? 司令官さまは101票あるんですか?って、秋雲は出てないし!」

提督「…………」

秋雲「さぁ提督ー、どうするどうするー♪秋雲に1票挿れたくないのー?」

提督「うごごごご……!」

提督(いや、よく考えたらそんな誓約が無くても秋雲とはアレだし……)

提督「あっぶねぇ!危うく罠にかかるところだった!」

早霜「罠……?」

提督「そんな約束は無くとも俺は秋雲にしょっちゅう1票挿れてるからな!」

清霜「??」

秋雲「あっそう、そー言う事いっちゃうんだ♪……いいのー?そんな事言ってー?」

提督「な、なにがだよ」

秋雲「んじゃあこうするわぁー♪夕雲に100票入れてくれなかったらぁ、しばらく秋雲にも1票挿れさせてあーげない♪」

提督「な、なんだってー!爆発する!たまりすぎて爆発するから!!」

秋雲「じゃあ100票♪ほらほらぁ♪」

提督「あああああああ!!!!」

数分後

提督「あああああ……はげりゅうぅぅぅ……」

秋雲「うーん、なかなかしぶとい」

巻雲「夕雲姉さん、司令官さまは何を悩んでいるんですか?」

早霜「はいはい、お子様は寝る時間ですよ……」グイグイ

巻雲「わわっ、巻雲は大人だし!」

早霜「何を言っているんですか。そんなささやかな胸で……さぁ、ちっぱいは帰りますよ……」グイグイ

清霜「ええー!早霜ちゃん、清霜もまだ大丈夫なんだけど!」

朝霜「あたいをちっぱい同盟に入れるんじゃねー!!」

バタン

提督「キエー!煩悩消えろー!!」

秋雲「ほーらぁ、今ならアレもしてあげるからさぁ♪」

提督「あ、あれ……?」

秋雲「1票入れる場所ー♪」あーん

提督「あああああああ!」

秋雲「青葉に聞いたんだけどさぁ、提督ここに入れてみたかったんでしょー?」

長波「なんて言うか……むしろあんた達がそんな事をしてなかった事に驚きだわ」

秋雲「当たり前よー♪奥の手はちゃんととっておかなきゃ♪」

提督「100票で……」

夕雲「でも私の為に奥の手を使ってもらっても良いのかしら……」

秋雲「大丈夫大丈夫♪お尻はまだとってあるから♪」

提督「ファー!!」

長波「だ、大丈夫なのか?なんか変な奇声あげはじめたぞ……」

秋雲「よく考えてみなって。奥の手を1つ使うって事は、次は違う奥の手を出さなきゃいけないって事よー♪」

提督「次の穴は……」

秋雲「その時は3つ穴が使えるからぁ……まぁそれも100票入れてからだけど♪」

提督「ああ……頭がクラクラしてきた」

夕雲「……秋雲さん、やっぱりこんなのはダメよ」

秋雲「えっ?」

提督「ハッ……」

長波「そうだぞ。いくらなんでも破廉恥過ぎーー」

夕雲「秋雲さん1人に負担をかける訳にはいかないわ。私達も手伝いますから!」

長波「そうそう……あ、ええ?」

夕雲「提督、私もお手伝いさせてください。秋雲さん、良いわよね?」

秋雲「そ、そりゃーまぁ良いけど……良いの?」

夕雲「ええ♪でもよく分からないから……提督と秋雲さんが教えてくださいね♪」

提督「ふ、ふぇぇ……」

秋雲「じゃあー……長波はどうすんの?」

長波「どうするって…………ああーっ!わかったよ!!やれば良いんだろ!!」

夕雲「でも長波さんは田中少将ラブ勢でしょ……?良いの?」

長波「仕方ないだろ。夕雲にはいつも世話になってるし……それにその、提督の事も嫌いじゃないって言うか……」

長波「まぁ…………田中少将と同じ程度には、好き……だし……。あ、あくまで田中少将と同じ程度なんだから!!」

秋雲「いや、それもうめちゃくちゃ好きなんじゃん。うかつだったわぁ……こんな所にもライバルが」ゴニョゴニョ…

秋雲「と、そういう訳だから♪提督どうするか決まった?」

夕雲「初めてなので優しくしてくださいね……♪」

長波「まさか3人でも100票の価値は無いとか言うんじゃ無いだろうなぁ!」カァァァァ……!

提督「お前らいい加減にしろ!そんなもんなぁ!!」

提督「100票入れます」キリッ


秋雲「よーし♪これで100票ゲット!」

長波「本当に100票取れるとはな……」

夕雲「これもみんなのおかげね♪」

提督「よし!じゃあさっそく風呂に入っ」

秋雲「んじゃ提督よろしくねー♪」

ガチャッ

提督「あっ……そうか、約束は選挙後か。フヒヒ、楽しみ楽しみ」

曙「なにニヤニヤしてんのよ。気持ち悪いわね、このクソ提督!」

提督「曙ちゃん!?」

曙「……ねぇ、今度の選挙…………やっぱりなんでも無いわ。このクソ提督!!」タッ

提督「そういえば曙ちゃんも選挙に出てたっけ。……あああああ!!!!」

夕雲型の部屋

夕雲「ただいま」

早霜「お帰りなさい。子供はもう寝ちゃったわ……」

巻雲・朝霜・清霜「……むにゃむにゃ」スヤァー…

夕雲「子守をさせちゃってごめんなさいね」

早霜「いいえ、それじゃあ私はお酒をいただいてきますね……♪」スタスタ


秋雲「これで夕雲が当選でしょ♪提督一週間独占できたら何処へ行くのさ♪」

夕雲「……ねぇ秋雲さん?どうして私の為にここまでしてくれるの?」

秋雲「え?」

長波「確かに。いつも好き勝手やってる癖に今回はやけに夕雲の肩もつじゃんか」

秋雲「んー……まぁたまにはさっ!夕雲にはお世話になってるし、恩返しってやつ?」

夕雲「特に私は何もしてい無いけど……」

秋雲「……ほら、私って一応陽炎型だけどさ、ずっと夕雲型だと思ってたでしょ?」

秋雲「いきなりあっちの姉妹って言われてもなーんか馴染め無いって言うか、みんないい子なんだけど……やっぱりしっくりこないんだよね」

秋雲「そしたら夕雲がこっちの部屋にずっと居ていいって言ってくれて普通に姉妹みたいに接してくれてるでしょ?」

秋雲「それさ、ちょっと嬉しいんだわ!だからそのお礼!」

夕雲「そんな事気にしなくて良いのに……」

長波「なに?あんた、そんなセンチメンタルな感じだったの?」

秋雲「え?なにこれ?恥ずかしいんだけど……罰ゲーム?」

秋雲「まぁそういう事だからさ!」

夕雲「じゃあ本当に私が当選できたらみんなで独占権を分けましょうね♪」

長波「独占権を分ける?」

夕雲「一週間だから7日間あるでしょ?ちょうど姉妹が7人いて割り切れるから♪」

秋雲「でもまだ高波は……」

夕雲「ええ。だからちょうど7人♪高波さんには悪いけど着任前だし内緒ね♪」

秋雲「ううー……!ゆうぐもぉ~!!」むぎゅーっ

夕雲「はいはい。秋雲さんもスキンシップ大好きな甘えんぼさんですね♪」


なんか良い感じに話がまとまった時、提督は執務室で頭を抱えていた。

次は>>348でまたかきます


金剛

不知火

金剛

金剛「最近なんだか鎮守府が賑やかデース♪」

榛名「はい。みなさん選挙活動で大忙しですから」

霧島「金剛お姉様は選挙活動なさらないのですか?」

金剛「センキョカツドウ?」

比叡「選挙を勝ち抜くための活動です!」

金剛「なるほどなるほど。日本の文化は奥が深いデース♪」

霧島「選挙は日本以外でも同じようにありますけど……」

霧島「まさかいい出しといて今日まで余裕があって紅茶ばかり飲んでいたんじゃなく、選挙を良く理解していなかっただけなんですか?」

金剛「ハッハーッ♪1週間後に投票で決めるのは知っていましたケド、まさかみんなそんな活動をしているとはいえ知らなかったネ!」

金剛「まぁいざという時の為に提督には100票の権利をあげたから大丈夫デース!」

比叡「どうして大丈夫なんですか?」

金剛「ホワッ?どうしてって……提督は私に100票入れると決まっているからデース♪」

霧島「相変わらず素晴らしい自信ですね……」

榛名「ですが先日、提督の執務室から秋雲さんと夕雲型の皆さんが出て来たのを見たと言う話を聞きましたけど……」

比叡「ひえー!まさか夕雲型の人達も提督の100票を狙っているのでわ!?」

金剛「そ、そんなの恐るるに足らずデース!あ、あはは……」

榛名(これは焦ってますね……)

金剛「とにかく大急ぎで執務室へ行きマース!!」ダダダダッ

執務室

金剛「ていとくぅー!次の選挙は金剛にーー」

シーン……

金剛「ていとくぅー?」

比叡「金剛お姉様、司令の机にこの様な手紙が……」

『自分を見つめ直す旅に出ます。探さないでください』

霧島「自分を見つめ直す旅?」

榛名「何かお悩みがあったのでしょうか……榛名、心配です」

沖合い

提督「目の前のご馳走(夕雲型)に目が眩んで周りが見えなくなってしまっていたとは……」

高波「元気出してほしいかも……です」

提督「あれほど一部の艦娘を贔屓したりしないと選挙前に誓ったのに。俺はダメな提督だよ……」

高波「そんなことないかも!長波姉さまに言い寄られたら仕方ないかも、です!」

提督「ありがとう。君は優しい子だ」

高波「そ……そんなことないかもです……!」

提督「そうだ、相談を聞いてくれたお礼にお菓子をご馳走したいんだけど鎮守府に来るかい?」

高波「おかし……?食べたいかも!ぜひお願いしたいかも、です!」

提督「よしよし、じゃあ行こうか。迷子にならない様に手をつないでね」

高波「はい!……えへへ、ちょっと恥ずかしいかもです」ギュッ

提督「フヒヒ」


事案発生の瞬間である。

またかきます

金剛「いったい提督はどこへ行ったデース!」

青葉「提督ならさっき帰ってきてましたよ?」

金剛「それは本当デスカ?ではさっそくこの金剛に100票入れてもらうデース♪」タッ

青葉「あっ……なにやら新しい駆逐艦の子を抱えてましたよー。って聞いてませんね」


金剛「提督ー♪ていとくぅー♪提督のクゥーは金剛のウー♪」ルンルン

曙「…………」むっすぅーっ…

金剛「ワオッ!ぼのぴー、怒ったフグみたいな顔をしてどうしたデース?」

曙「別に何でもないです!!」スタスタ

金剛「?」

金剛「ていとくぅー♪」

愛宕「あら、金剛。随分ごきげんね」

金剛「愛宕?こんな所で何してるデース?」

愛宕「それが……ちょーっと曙ちゃんを探してて」

金剛「ぼのぴーならあっちをフグみたいな顔して歩いていたネ!」

愛宕「フグ?」

金剛「イエース!こんな感じデシタ!」ぷくーっ

愛宕「それは是非ともアルバムに保存したいわね!」

金剛「何かあったデスカ?」

愛宕「ええ、ちょっと提督がいつもの病気を発症しちゃって……たまたま通り掛かった曙ちゃんが窓の外から見ちゃったみたいなのよ」

金剛「病気?」

愛宕「そう。いつものね」

執務室

提督「うちの間宮さんが焼いたお菓子は美味しいだろ?」

高波「はい!とっても美味しいかも、です!」もぐもぐ

提督「ああー、かわええんじゃー」

高波「あの、こちらのお菓子も食べていいかも?ですか……?」

提督「うん。全部食べていいよ。ジュースも搾りたて果汁100%だからね」

高波「こんなに美味しいおやつは初めてかも……高波、とってもとっても感謝です!」

提督「ほらほら、こんなにほっぺたにお菓子を貯めて……まるでハムスターみたいだぞー」ぷにぷに

高波「ひゃぁっ……あ、あのっ、これは何も入ってなくて、もともとこう言うほっぺたかも……です」

提督「ああー……そのかすれた感じの声に……脳がとろけるんじゃー……」

急激な眠気でまたかきます

バタバタバタバタ!!!!

バタンッ!!

金剛「ヘイ、提督ぅ~!!随分と楽しそうデスネー!!」

提督「な、なな、なんのことだ?」

高波「あ、あの、司令官?高波、暗いのはちょっと苦手かも……!」

金剛「そのクローゼットの中を見せてもらうデース」

提督(しまった……!矢口ったか……!!)


提督「って、とっさに隠したけど全然やましい事はないんだよな。出ておいで」

ガチャッ

高波「はぁ……ビックリした……」

提督「この子は高波ちゃんだ。決してやましい事はしていない。いいね?」

金剛「新しい駆逐艦が着任するなんて聞いていないデース!」

高波「いえ、高波は着任したのではなく、お菓子をいただけると聞いて付いてきただけかも……」

金剛「思いっきり誘拐の手口デース!!やましい事だらけネ!!」

提督「違う、誤解だ!!ちょっと海に出て可愛い女の子がいたらお菓子あげたくなるだろ!?」

提督「でも持ち合わせがなかったらもう家に招待してご馳走するしかないじゃないか!!」

金剛「そうしたら通報されるしかないデース」

提督「だから誘拐じゃないって!合意の上でお茶してただけだから!ティータイムは大事だから!!」

金剛「ティータイムを言い訳に使うなんて言語道断デース!!だいたいその子の提督も心配しているネ!!」

高波「えっと……高波はまだどこにも所属してないかも、です……」

金剛「…………シット。やってしまったデース」

提督「じゃあうちで暮らそうか!長波もいるぞ?」にっこにこ

高波「いいんですか?それは凄く嬉しいかも!」

提督「よーし!じゃあさっそくお出かけだ!!」

高波「お出かけ?どこに行くのか気になるかも……」

金剛「提督!まだ話は終わっーー」

提督「帰ってきたら話は聞くから!」

金剛「またそうやって駆逐艦を優先する……許せないデース!」

提督「じゃあ今すぐ素早く要件を言ってくれ!!」ズイズイ

金剛「ふぇっ!?ちょっ、提督!?」

ドンッ

壁ドン……からの、あごクイッ

金剛「あ、あにょ……あ、ぅ……!」

ドンッ

からのでこドン……からの鼻トン

金剛「て、ていとくぅ……子供が見ているデース……」

むにゅり

からの乳ドン……からのマ

金剛「ちょおおおお!!どこまでするつもりネ!!こ、こういうのはムードとか場所とか……せめて夜してくだサーイ!」

提督「よし!じゃあ夜にな!!」シュタタッ

提督「ワハハ、あばよとっつぁーん!」

高波「し、司令官!?高波はバックじゃないかも!こんな持ち方ちょっと怖いかも……!」

ズビャーン!!←提督発射音

金剛「ぐぬぅー……!してやられたネ!!駆逐艦を抱えた提督なんてジェット機でも追いつけまセーン……!」

金剛「…………」むにゅり

金剛「んっ、ていとくぅ……」ぴくんっ

比叡「金剛お姉様ー?提督はいましたかー?」

金剛「ほぎゃー!!」

比叡「ひえー!!」

金剛「へ、部屋に入るときはノックするデース!!」

比叡「いえ、扉が開いていましたし、ここは執務室でしたのでつい」


運動場

巻雲「夕雲姉さん!当選おめでとうございます!」

夕雲「もう、巻雲さんったら……まだ投票されてないでしょ?」

秋雲「大丈夫大丈夫♪当選確実だって!ねー、長波ー。……あれ?長波?」

夕雲「おかしいわね……さっきまで後ろにいたのに……」

ズビャーン……

高波「あっ!長波姐さま!おひさしぶりかもです……!」

長波「突然上から何かが……」←鷹に狩られたうさぎ状態

比叡「なるほどー……つまり逃してしまった訳ですね」

金剛「まぁ夜に話し合う約束もしたし大丈夫ネ!」

比叡「だと良いのですが……」

金剛「いざとなったらお色気作戦で提督をメロメロにして票を手に入れてやるデース!むしろ最初からお色気作戦デース!」

比叡「ひえー!!」

金剛「さてと!今からゆっくりお風呂に入って綺麗に身体を洗ってきマース♪」ルンルン


比叡「金剛お姉様にそんな事をさせる訳には……!」

比叡「選挙対策委員長カッコカリとして私が何とかしないと!!」

比叡「とは言え、選挙の事には詳しくありませんし……そうだ!偉いおじいさんに助言をいただけば!」

比叡「さっそく電話してみましょう!」

またかきます

比叡「もしもし!比叡です!おひさしぶりです!」

電話「これはこれは、比叡ちゃん。どうしましたか?」

比叡「実はかくかくしかじかでーー」

電話「そうですか。選挙対策委員長を……」

比叡「それで金剛お姉様を当選させてあげたいんですけど、どうしたら勝てますかねー?」

電話「困りましたねぇ……私は選挙にはそれ程詳しい訳ではありませんから……」

比叡「そうなんですかー。それじゃあ自分でなんとかするしかありませんねー」

電話「もしよろしければ詳しそうな方をご紹介しましょうか?」

比叡「本当ですか!?はい!ぜひお願いします!」

数時間後

比叡「すみませーん。選挙の事で聞きたい事があって来た比叡なんですけどー」

男「はい、どうぞこちらへ」

比叡「いやー、突然お邪魔しちゃってすみません」

男「いえいえ、私で宜しければどうぞご質問ください」

比叡「ではさっそく、かくかくしかじかでーー」


男「そうですか。私も党の代表と言うだけで選挙だけをやっている訳ではありませんが……」

男「やはり大事なのは民意、国民の意見をしっかり聞くところですね」

比叡「つまり提督だけでなく艦娘からの票をしっかり集めろと?」

男「それはもちろん。そうしなければ国民は付いてきてくれませんから」

比叡「なるほど……」

男「あとは語学力、そして何より国民の心を掴むカリスマ性ですね」

比叡「なるほどー」

男「特に英語は様々な国で役に立ちますから」

比叡「それなら大丈夫です!本場英国の英語がペラペラですなら!」

男「それは素晴らしい。ところで先程のザッとした説明で分かりづらかったのですが、比叡さんは何故選挙に?出馬されるのですか?」

比叡「いえ!選挙で当選して欲しいのは私では無く金剛お姉様なんです!」

男「そうでしたか。もしよろしければ我が党の公認候補として出馬されてはいかがでしょうか?」

比叡「公認候補?」

男「はい。そうしていただければ我々も全力で後押しさせていただきますよ」

比叡「それで当選できるんでしょうか?」

男「党内には私よりもっと選挙に詳しい者が何人もおりますから。必ず当選する事をお約束いたします」

比叡「ひえー!それでは是非お願いします!」

鎮守府

比叡「ただいま戻りましたー♪」

金剛「にゅわああああああ!!帰ってきたら!夜に話し合うって約束したのにぃ~!!嘘つきは泥棒の始まりネ!提督ぅ~!!」

比叡「ひえー!ど、どうしたんですか!?」

榛名「それがまだ提督がお戻りにならなくて……」

霧島「まあ提督も嘘は付いてませんが……」


提督「帰ってきたら話し合う」←今日とは言っていない

提督「夜に話し合う」←今日とは言っていない


比叡「お、おちついてください金剛お姉様!」

金剛「こんなの落ち着いていられないデース!!」

金剛「絶対に許さ無いデース!!帰って来たらギッタンギッタンにしてやりマース!!」

榛名「それは戦力的に難しいかと……」

比叡「……金剛お姉様。お姉様は司令の事がお嫌いになったのですか?」

金剛「そんなの好きに決まってるデース!!じゃなきゃ怒ら無いネ!!」ぷんすか

比叡「ですよねー……。わっかりました!この比叡にお任せください!必ず金剛お姉様を当選させて一週間司令を独占させてみせます!」

金剛「本当デスカ!?」

比叡「はい!」

金剛「さっすが私の自慢の妹ネ!んーまっ♪まっ♪」ちゅっちゅっ

比叡「ひええぇぇぇー!!」



この数ヶ月後、無事に国会議員金剛が誕生した。

暁、あけほ、不知火


その次
最後

3人の順番を>>445さんに

不知火

黒潮「せやからな、粉もん言うてもよーさん種類があるんよ」

陽炎「粉ものってお好み焼きとかたこ焼きくらいでしょ?後は……ホットケーキ?」

黒潮「ちゃうちゃう!ええか?お好み以外にも似た様なもんで言うとやなぁ」

陽炎「えー、なに?お話したいの?その話長くなりそうでめんどくさいんだけど」

黒潮「イカ焼き、洋食焼き、かしみん焼き、ネギ焼きに広島焼き……あとは山芋焼きとかもあんねん!」

陽炎「広島焼きって広島の食べ物でしょ?」

黒潮「お好み焼きと広島焼きは親戚みたいなもんやん!親戚は身内、もう家族同然なんよ」

陽炎「でもこの前あんたが食べてたのを広島焼きって言ったら怒ったじゃない」

黒潮「当たり前や!あれはモダン焼きやっちゅうねん!!あほか!!」

不知火「…………あの」

黒潮「お?なんや、ぬいぬいも粉もんの話に興味深々かいな」

不知火「いえ、1%も興味ありません」

黒潮「ほんならどないしたん?」

不知火「我々は選挙活動しなくて良いのでしょうか?」

陽炎「選挙活動?なにそれ美味しいの?」

黒潮「そんなもん売っとったかいなぁ……?選挙活動焼き??」

不知火「…………」ギリギリギリッ

陽炎「な、なに!?いきなりヘッドロック!?あっ、あいたたたたた!!

黒潮「あいたたた!ぬいぬい、冗談やん!ちょっ……頭が、頭が割れる!!」

不知火「まったく。冗談も休み休み言ってください」

陽炎「選挙ってアレでしょ?提督の1日独占権だかなんだかって」

黒潮「うちらからは浦風が出とるみたいやし応援したったらええんちゃう?」

不知火「…………」ギリギリギリギリッ

陽炎「ギャー!!」

不知火「もう良いです」スタスタ

ガチャッ

陽炎「何だったのかしらいきなり……」

黒潮「反抗期なんかいなぁ……」


推薦した事すら忘れている2人をのこして廊下へ出た不知火

不知火「このままでは自分で入れた1票だけというお粗末な結果になり兼ねませんね……」

伊勢「ねえ日向、今度の選挙誰に入れるか決めたの?」

日向「そういえば……妙高と鳳翔さんは棄権したらしいな」

不知火「…………」

不知火「不知火を推薦したあの二人も忘れている様ですし、不知火も棄権するべきですね」

あきつ丸「これはこれは、ぬいぬい殿!」

不知火「あら、こんにちは。カ号の調子はどうですか?」

あきつ丸「カ号もDAIHATSUも無いのであります!」

不知火「それでは私はこれで」

あきつ丸「あっ、お待ちください!」

不知火「まだ不知火に何かご用ですか?」

あきつ丸「次の選挙、ご検討をお祈りしているのであります。あきつ丸の1票はぬいぬい殿に!」

不知火「……」

あきつ丸「それでは自分はまるゆ殿と訓練がありますので失礼するであります!」

不知火「……初めて話をしたのに随分アグレッシブね」

不知火「でもこれで棄権し辛くなったわね……」

不知火「仕方ない。こうなったら司令に何表かいただくとしましょう」

不知火「司令ならパンツの1枚でも与えれば10票くらいはくれそうですし」

不知火「…………」

不知火「もし不知火の初めてをあげたら何票くらい貰えるんでしょうか?」

不知火「…………100票?」

不知火「なるほど。念のためにシャワーを浴びてからーー」


秋雲「ねー♪言った通り提督から100票貰えたでしょー♪」

長波「その代わり色々と犠牲にした気がする……」

夕雲「長波さんも提督が大好きだったのねぇ♪」


不知火「ぬいぃ……っ」ギリッ

波止場

不知火「酸素魚雷発射」シュパッ

…………ドーン!!

イ級「ニギャアァァァァ!!」

不知火「酸素魚雷発射」シュパッ

…………ボゴーン!!

イ級「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」

不知火「酸素魚雷発……」

北方棲姫「ソレイジョウ、イケナイ」

不知火「あなたは……」

北方棲姫「シラヌイ、ドシタ?ゲンキ、ナイ?」

不知火「……あなた達だけですよ。不知火を不知火と呼んでくれるのは」

北方棲姫「シラヌイ……ナイテイルノカ……?」

不知火「いえ、全く泣いていませんが。ちょっと憂さ晴らしに無慈悲なイ級狩りを」

北方棲姫「ナニソレ!オモシロソウ!ほっぽもヤル!!」

港湾棲姫「それ以上いけない」

不知火「おや、あなたまで来ていたのですか」

港湾棲姫「久しぶりだな……不知火……」

不知火「こんな鎮守府付近までフリーパスで姫級に侵入されるとは……この鎮守府のセキュリティはどうなってるんでしょう」

飛行場姫「侵入だなんて人聞きがわるいじゃない!ほーらぁ、ちゃーんとパスは持ってるんだから♪」ひらっ


『私、提督はこの者の侵入を許可します』


戦艦棲姫「月末におでんを食べに来た時に貰っておいたのだ」

不知火「いよいよオールスター勢揃いですね」

港湾棲姫「なんだか少し元気がない……」

飛行場姫「そういえば少し元気無いわねぇ…不知火大丈夫なの?」

不知火「前から何度も言っていますが我々は敵同士なんですからあまり馴れ合うのはやめてください」

飛行場姫「ええー、良いじゃない♪あなた、どっちかと言うとこっちサイドの目つきなのよねぇ♪」

戦艦棲

戦艦棲姫「とにかく小石を投げる要領で魚雷を投げ捨てるのはやめてくれ。あいつらだって生きているんだ」

イ級「そっすよぉ………」ボロッ

飛行場姫「そんな事より何を思い悩んでたのよ?」

イ級「そんな事!?」

不知火「実はーーーー」


飛行場姫「提督1日独占権!?」

不知火「はい」

飛行場姫「そう……よし!じゃあ私達があんたを1位にしてあげるから、その代りに4日間……んー、3日間で良いわ!」

不知火「何がでしょうか?」

飛行場姫「だからぁ♪3日間だけ提督をこっちに回してよ♪」

不知火「あなた、バカなんですか?私達は敵同士なんですよ?強力なんてする訳ないじゃないですか」

飛行場姫「昨日の敵は今日の友よ♪」

北方棲姫「シラヌイ、トモダチ!アイツラハ、テキ!!」

港湾棲姫「この子、クリスマスプレゼントや菱餅を何個も取られてるから……」

不知火「バカバカしい。そんなのお断りです」

飛行場姫「でーもぉ……2票?3票?このままじゃ恥かくわよぉ?」

不知火「あなた達の手を借りる方が恥です」

戦艦棲姫「不知火よ。お前は提督を独占したくないのか?」

不知火「興味ありません。……と言えば嘘になりますね」

飛行場姫「だったらぁ♪」

不知火「ですが深海棲艦ごときの手を借りる訳にはいきません」

戦艦棲姫「相変わらず良い度胸じゃないか。駆逐艦1隻が我々を前にしてその様なでかい口を叩くとは」

不知火「それでは失礼します」

戦艦棲姫「180……いや200か……。性別があやふやなイ級は除いたとしても、この海域だけでそれくらいは集める事ができる」

イ級(ハブられた!?文句言いたい!でも怖くて言えない!!)

不知火「何をふざけた事を……だいたいあなた達に選挙権はありません」

飛行場姫「そうかしらぁ♪」

戦艦棲姫「さっきお前が言ったルール……出馬していない艦娘が1票づつ投票と言っていたな?」

不知火「それが何か?」

戦艦棲姫「なら問題ない。なぜなら私達は……」

一同「深海棲艦娘!!」

不知火「……」

空母棲姫「イ級はオスかも知れないから却下」

イ級(ぐぬぬぅ……!駆逐艦だけハブりやがってぇ!!俺たちだってメスかもしれないだろ!!怖くて言えないけど!!)

駆逐棲姫「あなた達ノ分まで頑張ル」

イ級「駆逐棲姫ちゃん……!優しい!可愛い、天使!」

イ級(無理矢理脱がしてぶちこみたい!)

不知火「例えどの様な条件を提示されようと不知火の気持ちは揺るぎません。敵の手は借りない、と言う事です」

戦艦棲姫「お前も提督を独占したいぬきだろう?いろんな場所へ出かけたり、2人で食事したり」

不知火「……」

戦艦棲姫「我々と手を組めばそれも容易いのだが」

不知火「……」グラッ

飛行場姫「4日間提督と交尾しっぱなしってのも可能よねぇ♪建造成功でケッコンまで付いてきたりして♪」

不知火「……」グラグラ

北方棲姫「シラヌイ、オウエンシタイ……ダメ?」

不知火「ですが……」グラグラグラグラ

飛行場姫「あー、もう良いわ!確か暁って子も出てるのよね?だったらそっちにつきましょう。代表なんて誰でも良いんだし」

戦艦棲姫「確かに……あちらの方が簡単に話に乗りそうだ」

港湾棲姫「あのお子様か……」

北方棲姫「コドモ、キライ!!」

飛行場姫「じゃあ私達は行くわねー。まぁあんたも元気出してがんばんなさーい」

不知火(不知火は決して深海棲艦には屈しない。でもあの子はどうかしら……?)

戦艦棲姫「あいつなら飴でもくれてやれば我々になびくだろう」

不知火(確かに恐らくなびく……いえ、100%なびく。そうすれば不知火のせいで暁が裏切り者の烙印を……)

不知火(あの子に裏切り者と言う重圧に耐える精神力は無い。だったら不知火が裏切り者の烙印を……)

不知火「まってください。その話、やはり不知火が引き受けます」

飛行場姫「フフッ、そうこなくっちゃ♪」

不知火「これはみんなの為……決して私利私欲でこうした訳では……」


この後しばらく1人で言い訳をしていたが、ぬいぬいは無事200票近く手に入れた。

次は暁またかきます

提督「時雨……?」

時雨「酷いよ提督……。提督もそう思うよね……?だってそうだよ、うん……だからね、提督……」

提督「落ち着……とりあえず、な?その……艦娘が刃物はさ……」

時雨「大丈夫だよ。提督がいないない世界なんて……ちゃんと僕もすぐに行くから。だから寂しくないよ……?」

提督「…………」

時雨「悲しみの向こうへとたどり着けるなら……僕はもう要らないよ。ぬくもりも明日も……提督、一緒に逝こう……?」

提督「nice boat」

暁「さぁ!私達も張り切って選挙活動するわよ!」

雷「まずは廊下で演説して、それからビラも作らなくちゃ!」

暁「まずはそうね、演ぜちゅ……」

雷「電はこの紙に可愛い絵を描いてちょうだい!」

電「はい、なのです」

雷「響は海外艦と仲がいいでしょ?ビスマルクさんやオイゲンさん達に声をかけてきて!」

響「ウラー」

雷「私はとりあえず提督に……」

暁「ちょ、ちょっとストップストップ!なんで雷が仕切ってるのよ!!」

雷「大丈夫よ!私に任せて!」

暁「選挙に出てるのは暁なんだけど!」

雷「バカねぇ、私に頼って全部任せておけば良いのよ!暁は外で握手でもしてて!」

暁「この中で暁が1番お姉さんなんだから!ぷんすか!」

雷「なに?じゃあ暁なら選挙に勝てると思ってるの?」

暁「と、とうぜんよ!これでも第六駆逐隊は大人気なんだから!」

響「でも多分それは大きな大人のお友達限定じゃないか?」

電「はわわっ……」

雷「あんたねぇ……よく周りを見てみなさいよ」

暁「周り?普通に見えてるけど」

雷「日本語がわかってるのかどうか怪しい四女でしょ?」

響「うらぁー」

雷「それに可愛くても内気で自己主張しない三女」

電「可愛いなんて……雷ちゃん、恥ずかしいよぉ……」

雷「で、私は何故か分からないけど世間でダメ男製造機とか言われてる次女」

雷「そして長女がワガママなお子様。これで勝てると思う?」

暁「お子様じゃないし!もういいわよ、暁は1人でやってやるんだから!」ぷんすか

電「暁ちゃん……!正直選挙とか面倒くさかったのでありがたいのです!」

暁「うぅっ……い、一応、あんた達の票は暁に入れてよね!」ダッ

暁「フンだ!選挙くらい暁1人でもへっちゃらだし」

睦月「にゃしぃ、にゃしにゃしにゃしぃ♪」

皐月「もう、睦月ってばさっきから何言ってんのさ。ぶっ飛ばすよ?」

卯月「ぴょんぴょんぴょん♪」

弥生「弥生はこの世で我慢ならん物が2つある。一つは冷えたブリヌイ、そして間抜けなぴょんぴょん野郎だ」ビキビキ

卯月「…………ぴょんぴょんぴょんぴょんぴょんぴょん♪www」


暁「ちょっとー、睦月型は選挙出てないわよね!今度の選挙で暁に入れてくれても良いのよ!」

長月「悪い。次の選挙は白露に入れるようそこのにゃしにゃしに言われているんだ」

暁「そ、そう……ならしかたないわね……」

ぽんっ…

暁「?」

文月「世に文月のあらん事を……」

暁「…………」

今まで何度も何度も間違えたのに未だに響を四女と勘違いしていた。ああ……

暁「こんな事で落ち込んでられないんだから……!」

鈴谷「ほおぉぅ?」

熊野「とおーぉぉぅ!」

鈴谷「ほおぉぅ!ほ、ほおぉぅ!」

熊野「とおーぉぉぅ!と、とと、とおーぉぉぅ!!」


暁「……あ、あの」

鈴谷「ん?ツッキーじゃん。チーッス♪」

暁「重巡は妙高さんが辞退したみたいだし、選挙で誰に入れるか決めてないわよね!」

熊野「その話でしたら……私達は最上に白露へ入れるよう言われているのよ」

暁「ええー!あなた達も!?」

鈴谷「んー、って言うかぁ、だいたいみんな根回しされてるんじゃない?殆どが白露に入れるってさ」

暁「そんなぁ……」

夕方

暁「全戦全敗……結局成果は0だし……」

暁「もしかして暁って……ちょっぴり人気が無いのかしら……」

暁「……何よ!!みんな白露白露って、暁にも1個くらい入れてくれても良いじゃ無い!!」

タッタッタッ

提督「おーい」

暁「司令官?そんなに慌ててどうしたのよ」

提督「ハァハァ……なんか今さ、こっちの方から入れてくれても良いとか聞こえた気がしたんだけど!!ナニを何処に!?」

暁「票を暁によ!ねぇ、司令官は暁に入れてくれるの……?」うるうる…

提督(しまった。ややこしい事に)

提督「いやー、あ、あはは……」

暁「司令官、ごまかさ無いでよ!司令官は暁に入れたいの?入れたく無いの!?」

提督「合法なら挿れたいよ!!」

暁「じゃあ入れてくれるのね!」

提督「あっ、いや……それが俺の100票はもう行き先が決まっててな……」

暁「なによ!暁にも少しくらいくれても良いじゃない!ばかばかばか!!」

提督「まいったな……」

暁「もう……やだ、こんなの…………」ぽろぽろ…

提督「ファ!?な、泣かないの!ほら、泣かない泣かない!」

暁「な、泣いてなんかないわよ!これは、目から出る鼻水なんだからあああ!!うわあぁぁあん!!」びえぇーん!

提督「ちょ……わ、わかった!入れる!暁に100票入れるから!!」

暁「ほんと?」けろっ

提督「う、うん……」

暁「やったぁー♪これで優勝間違いなしね!雷達に自慢してやるんだから!」ダッ

提督「…………やっちまったなぁ」

提督「お願いします!!!!」

愛宕「そんな事急に言われても……」

提督「どうか俺の持ち票を200にしてください!!じゃないと大変な事になるんです!!」

愛宕「後で揉めてもしりませんよー?」

提督「もう二度と無いようにしますから……」

愛宕「はぁ……。わかりました。でもそうやって八方美人な事してるといつか身を滅ぼしますよ?」

提督「肝に命じます……」

愛宕「ほんと……そのうち刺されたりしないか心配だわ……。刺したくらいじゃピンピンしてそうだけど」

提督「じゃあ後は頼んだ!」ダッ


提督「とりあえずは助かったが……後でちゃんと謝っ……」

曙「良いところで会ったわ。このクソ提督!今度の選挙の票……なんだけど」

提督(ああ……300票にしてもらえば良かった……)

曙「……な、なによ!!何なの?なんでジロジロ見るの!?ウザいなぁ!!」

提督「いや、その……なんで着物?」

漣「ふっふっふー♪ご主人様の好みでしょ?この着物♪」

曙「なんか文句あるの?あるならハッキリ言えば!?」

提督「可愛い!めちゃくちゃ可愛い!!」

曙「しね!!」

漣「それよりほら、ちゃんとお願いしなきゃ!

曙「あ、うん……その、今度の選挙!私に全部入れなさいよね!!」

提督「…………」

曙「なによ、嫌なの?」

提督「違う違う!嫌とかじゃなくてーー」

漣「今ならぼのぴーのパンチラ付きだよー!それぇー!!ピラッ

曙「なっ!?」

提督「ふぁ!?」

漣「ほらほらぁ♪ぼのぴーのパンチラ……パン…………ぼのぴー、チラするパンは……?」

曙「そ、そんなもん着物着るのに穿いてないわよ!!バカ漣!!」バキッ

漣「はにゃー!!」

曙「あとクソ提督!!」

提督「は、はい!」

曙「あんた……わ、私の大切な所みたんだから……責任取りなさいよ!!」

提督「責任!?」

曙「だからその……私のあそこ見て……10票とかだったら許さないんだから!!」ダッ

開票日

愛宕「それでは今から開票しまーす♪ちなみに鳳翔さんと妙高は棄権ね♪」

愛宕「ではまずは蒼龍さん。17票♪」

蒼龍「ど、どうも、ありがとうございます」

愛宕「続いて浦風さん、5票♪」

浦風「なんじゃ、恥ずかしいなぁ……」

愛宕「続いて金剛」

金剛「比叡、本当に大丈ーー」

愛宕「4票♪」

金剛「NOーーーー!!!!」

愛宕「ここから先はドーンと票数が上がるわよー♪」

愛宕「まずは夕雲さん、107票♪」

秋雲「あ、あれ?もう呼ばれた?まさか上が……」

愛宕「続いて暁ちゃん、104票♪」

暁「うぅー……暁が12人姉妹なら勝てたのにぃ……」

愛宕「次が不知火ちゃん、180票……なんだけど、無効票がかなりあって102票でした♪」

不知火「やはり艦載機のタコ焼き達はは無効でしたか」

愛宕「そして大本命と言われていた白露ちゃん……120票!」

時雨「凄いじゃないか。やったね、白露」

夕立「白露ちゃん、おめでとうっぽい!」

白露「うん、ありがとうみんな!」

愛宕「と言うことで、見事当選したのは12805票を集めた曙ちゃんでしたー♪」

みんなで祝賀会

金剛「結局提督のせいでただの茶番になってしまったネ」

加賀「まあ私はこうしてご馳走が食べれたのでどうでもいいですけど……」

提督「みんなー、降ろしてー……ミノムシみたいで寂しいよー」

白露「あーあ、せっかくいっちばーんだと思ったのに」

曙「ご、ごめんなさい……私のせいで……」

白露「ううん!曙ちゃんは悪くないよ!」

夕立「そうだよー。ぼのちゃんは全然悪くないっぽい!」

時雨「うん。悪いのは提督だよね。白露の頑張りを踏みにじるなんてさ……提督には失望したよ」

提督「うう……っ、俺だっていきなり100票を渡されて皆んながそれ狙って……少しは被害者なのに……」


その後、宴会が終わるまで提督は吊るされ続けたが途中から気持ちよくなっていた。

夜 執務室

提督「酷い目にあった……あの蔑みの目は……」

提督「…………」

提督「……ふぅ」

コンコン……

提督「ん?誰だこんな時間に」

ギギギ……

提督「?」

時雨「やあ提督。いい夜だね……」

提督「なんだ時雨か。どうした?」

時雨「提督……わかるよね?僕が何をしに来たのか……」

提督「え?……ん?」

時雨「提督が誰を好きになってどうなるかなんて僕にはどうしようも無いけどさ……」

時雨「僕の姉妹を傷付ける事は許せないよ……」ギラッ

提督「な、なにその駆逐艦に似つかわしく無い刃物は!?」

時雨「提督……僕は白露が悲しむ姿をこれ以上見たく無いんだ……」

提督「いやいやいや、結構楽しそうにご馳走ばくばく食ってたぞ!?」

時雨「悲しみの向こうへとたどり着けるなら僕はもう何も感じなくて良いんだ……だから提督、一緒に逝こう……?孤独な眠りなんかじゃ無いから……」

提督「何言ってんのこの子!?時雨ちゃん!?ちょっ、目が、目の光は!?」

時雨「提督……僕と契約して魔法少女になってよ…………ヒック……」

提督「訳がわからないよ!!」

提督「……時雨、わかった!契約しよう!」

時雨「無理だよ……だってヴァンパイアになるには処女が条件なんだから……」

提督「よ、よし、じゃあ時雨が魔法少女になろう!な?」

時雨「僕が魔法少女に……?」

提督「そうだよ!今から君が時雨マギカだよ!!」

時雨「僕なんかになれるのかな……」

提督「なれるよ!」

時雨「うん……じゃあ頑張ってみるよ。でも変身とかどうするのかな……?」

提督「それなら偶然ココに魔法少女のコスが8着程ーー」


翌朝、提督の部屋で変身途中(裸)の提督と時雨が発見された。

脳みそが寝ててもう訳が分からないよ……

次の主人公さんは>>527

武蔵

提督「選挙で途中からほったらかしてた大規模作戦にそろそろ参加するか……」ボソッ

ガタッ!!

武蔵「提督よ。今、大規模作戦と聞こえたのだが」

提督「ああ、確か高波を探す事に夢中になって……見つけてからは愛でる事に集中してて進めてなかったからな」

武蔵「ではなんだ、ついにこの武蔵の出番という訳だな!?」←基本的に出撃機会が無い武蔵

提督「いやいや、まだ中盤だし練度を積むためにも育ち盛りの霧島と比叡を中心に攻めようと思っている」

比叡「気合い、入れて、行きます!!」←92

霧島「チェック、ワンツー……チャカよし、長ドスよし……準備オッケーです!」←94

武蔵「ぐぬぅ……」←98

大和「武蔵、気持ちは分かるけど我慢なさい」←98

長門「そう怖い顔をするな。提督は寸止めが好きなんだ」←98

陸奥「なかなかねぇ♪」←98

榛名「はい、榛名は寸止めプレイでも大丈夫です」←98

その他大勢「うんうん」←98

提督「なんか色々勿体無くて……でも今回は機動力がいるからか低速は出撃でき無いらしいし」

提督「で、次の海域なんだがーー」

武蔵「次は連合艦隊と聞いたぞ!しかも低速戦艦も出撃可能だ!」

提督「うむ!長門、陸奥、頼んだぞ」

陸奥「はいはーい♪」

長門「連合艦隊旗艦か……胸が熱いな」

提督(旗艦なんて言って無いんだが……まぁいいか……)

武蔵「提督よ!て、提督よ!!」あたふた

提督「で、その次が小艦隊の精鋭で殴り込みによる強襲を……か」

武蔵「…………」キラキラ

提督「小艦隊……少数の精鋭……」

武蔵「ゴ、ゴホンッ!あーあー、んー……」

提督「鳳翔さん1人で良いか」

武蔵「て、い、と、く、よ!!」

提督「大鯨かと思ったぞ。おもしろいな」

武蔵「今戦わ無いでこの武蔵、いったいいつ戦うと言うのだ!!」

提督「分かった分かった。じゃあ出撃させてやるから」

武蔵「えらいぞ!」キラキラ

提督「尻揉みしだきたい」

提督「あとは大和と摩耶と……一航戦も入れておくか」

加賀「お断りします。これからスーパー試食巡りをしてきますから」

赤城「土日は駅前のスーパーでステーキの試食をよくやってるんですよ♪」

提督「どうりで最近店員の目がキツかったのか。お前ら良い加減にしろ!出撃だ!出撃!!」

加賀「頭にきました」

提督「スーパーで試食食い荒らしてる事鳳翔さんに告げ口するぞ」

赤城「そんな…………抗え無いと言うの……?運命には……」

提督「そこまでめちゃくちゃ深刻な顔するなよ……」

提督「あと1人だが……」

摩耶「提督ー!聞いたぞ、この摩耶様が旗艦なんだってな!!誰が一緒に来るのか知んねーけど、怖いなら私の後ろに隠れてな!!」

大和「それは頼もしいですね♪」

武蔵「ずいぶんとでかい口を叩くようになったじゃないか。え?摩耶」

赤城「試食巡りができ無い以上の恐怖なんてありません」

加賀「トサカにきました」

摩耶「…………」じんわぁ…

鳥海「大変、すぐに替えのパンツを!」


提督「これで戦力的には大丈夫だと思うが……」

武蔵「行くぞ!!」←気合い十分だが演習育ちの箱入り娘

大和「戦艦大和!推して参る!!」←同じく箱入り娘

赤城「ああ、肉あんなに美味しいのに……」←ヤル気でない

加賀「ステーキソースは直してきますね。……クソが」←同じくヤル気なし

摩耶「深海棲艦より怖い……」←お漏らし艦


提督「大丈夫かこいつら……仕方ない、金剛!一緒に行ってやってくれ」

金剛「おことわりしマース!!」イライラ←選挙の事をまだ引きずってる

寝落ちしそうでまた書きます

提督「お断りって……え?お断り?」

金剛「お断りデース」

提督「な、ええ?もしかしてまだ選挙の事を怒ってるのか?そんな事言わずさ」スッ…

金剛「触ら無いでくだサーイ!」バッ

提督「いてっ……」

榛名「そんな……あの金剛お姉様が提督の手を振り払うなんて……」

比叡「ひえー!これはただ事じゃありませんよ……!」

霧島「あのチョロインの名をほしいままにした金剛お姉様が……」

金剛「今会の選挙で私に入った票は4票だったネ!!」

提督「選挙をめちゃくちゃにした事は謝っただろ?」

金剛「そんな事を怒ってるんじゃありまセーン!!問題は票数……4票、つまり私は提督から1票も貰ってないと言う事デース!!」

提督「それはだからーー」

金剛「言い訳は聞きたくないデース!!私はこんなに提督を好きなのに……提督は私に1票の価値も持っていなかったなんてぇー!!」

榛名「金剛お姉様、落ち着いてください!」

金剛「だから私も決めたのデース。これ以上苦しい想いをするなら提督を諦めると……」

提督「金剛……」

金剛「もう私には構わないでくだサーイ。心の整理ができたら任務はちゃんと遂行しマース。でも今すぐは無理ネ……」

提督「それは困るな」

金剛「こんな気持ちのまま出撃してもきっとみんなの足を引っ張りマース……」

提督「いや、そうじゃない。お前が俺から離れると言うのが困るんだ」

ドンッ

金剛「こ、こんな……壁ドンくらいで私の心は揺れたりしないネ!」グラグラグラ

比叡(チョロくなりそう)

榛名(チョロそう……)

霧島(もうチョロい)


提督「お前はいつもアグレッシブだからな。確かにもっと気にかけてやるべきだったよ」

金剛「今更気付いても遅いデース……」

提督「こんなにつれない態度をお前が取るのは初めてだな」

金剛「いまさら後悔しても遅いネ!逃がした魚は大きいんデース!!」

提督「確かに。でも逃がした魚はまた捕まえればいいだけだろ?」

金剛「そ、そんなに簡単な話じゃ……」

比叡(もう釣れそう……)

提督「あんなにお前の事は好きだった筈なんだけどな。手元から離れるともっと想いが強くなったよ」

金剛「提督……」

榛名(もう食いついた……)

提督「1度離れてくれてありがとう金剛。改めて分かったよ。またキミに恋してる……今までよりも深く……」

金剛「提督……!私も……」

霧島(最速で釣り上がりそう……)

提督「まだキミを好きになれる。心から……」

金剛「提督ぅー!!」ダキッ

一同(ちょろい)


那智「なんだか知らんが今日はいいちこで一杯いきたいな!」

千歳「そうですね。いいちこですね♪」

隼鷹「またきみーにぃー、こいしてるー♪ってか!ヒャッハー!!」

金剛「いいちこ?」

提督「お前らちょっと黙ってろよ!!」

金剛「と言う訳でサッサと行って片付けてきマース!」

武蔵「いよいよ殴り込みか!胸が熱いな!!

赤城「私たちは後ろから艦載機を飛ばしてますね……」

加賀「安心してください。私達にやる気がなくても攻撃するのは妖精さんですから。目を瞑ってても大丈夫です」

鳳翔「なんですかその態度は。あなた達、飛行甲板は置いていきなさい」

赤城「鳳翔さん……ですが飛行甲板無しでは……」

鳳翔「今回の作戦は殴り込みでの強襲。飛行甲板なんていりません」

提督「えっ……」

鳳翔「あなた達は殴り込みで両拳の皮がめくれて血に染まるまで帰ってきてはいけません。わかりましたね?」

加賀「しかし空母はあまりそう言うーー」

鳳翔「私は身体に傷はありません。ですが……」

鳳翔「拳だけはこの通り傷だらけです。あなた達の拳はまだまだ綺麗すぎる。その皮が切れ、肉が裂けるまで戦いなさい」

武蔵「…………」←超綺麗な拳

大和「…………」←超綺麗な拳

金剛「それでは行ってきマース♪」

赤城「慢心してはダメ……全力で行きます!」

加賀「鳳翔さんの命令では仕方ありませんね。深海棲艦で憂さ晴らししましょう」

武蔵「おう!全艦この武蔵に続け!!」

大和「もう、旗艦は前に出過ぎないの!

摩耶「…………」←旗艦


提督「いやー、さすが鳳翔さん。あの2人を説き伏せる事が出来るのは鳳翔さんだけですよ」

鳳翔「いえ♪聞き分けのいい子達ですから」ぺりぺり

比叡「ひえー!き、傷が剥がれて!!」

鳳翔「これはシールですから♪皆さんだって傷ができても入渠すれば完治するでしょ?」

榛名「そい言われれば確かに……」

鳳翔「それに敵を殴り飛ばしたくらいで皮が剥けるような柔な鍛え方はしていませんから♪」

霧島「昔、戦艦棲姫2人を相手に超近距離で殴り合ってましたよ……」

またかきます

ちょっと!

>>593
武蔵の弱点を

金剛「戦果リザルトがあがったよー♪」

提督「おー、早かったな」

摩耶「ッたり前だろ!」

提督「流石我が精鋭達、みんなほぼ無傷で帰ってきたな」

鳳翔「赤城さん、加賀さん、かすり傷を負って帰ってくるなんてたるんでますよ?」

提督「いやー、みんなよく頑張ってくれたよ。摩耶なんてダメージ0じゃないか」

摩耶「あたしは、まぁ……あれだったし」

提督「……で、これはどういう事だ?」

武蔵「戦艦武蔵、帰ったぞ!」もくもく←中破

摩耶「実は姐さんがさ……」


戦場

赤城「敵の砲撃が来ます!各自回避してください!!」

摩耶「ひーふーみー……なんとかギリギリかわせっかなぁ……くそが!」

金剛「落ち着いて対処してくだサーイ!」

摩耶「よーし、気合い入れて避けまくっ……」

ドゴーン!!

武蔵「いいぞ、もっと当ててこい!私はここだ!!」

大和「武蔵!!」

武蔵「久々だな……この身体に響く衝撃…………もっとだ!もっともっと当ててこい!!」


摩耶「ってな感じで盾になってくれてたんだ。半分以上避けれたんだけど……」

完全に寝でした。またかきます

金剛「敵の攻撃を身体で受けるなんてセンス無さすぎデース」

摩耶「まあおかげであたしは無傷だったんだけど……」

金剛「敵の砲撃が飛んで来たら拳で弾き飛ばせば良いだけネ」

赤城「金剛さん、食べ物を粗末にしてはいけませんよ?」

加賀「黙って口を開けて待っていれば良いんです」

提督「それでお前達は口の周りにかすり傷があったのか」

鳳翔「あまり卑しい真似をしないの。空母は近寄らせず敵を蹂躙するのが仕事なんですよ?」←鳳翔さんの周り数メートルにたどり着ける敵がまずいない

加賀(出撃前に飛行甲板取り上げたような……)

提督「と言うか、あいつらそんなに攻撃的か?」←そもそも深海棲艦が懐いているので敵と認識されない

提督「とりあえず赤城、加賀、大和、金剛は入渠してきなさい」

金剛「こんなかすり傷くらい入渠しなくつても大丈夫デース」←砲撃を殴り飛ばして手の甲にかすり傷

提督「何言ってんだ。お前の綺麗な柔肌に傷がついてるなんて俺は耐えられないよ」

金剛「て、ていとくぅ……♪」きゃるるん

鳳翔「ちょろい」断言

提督「お前達も入渠しておいで。摩耶もちょっと谷間が汚れてるからシャワー浴びてこい。谷間が汚れてるから。谷間が」

赤城「それにしても……戦闘の後は甘い物が食べたくなりますね……」チラッチラッ…

加賀「そうね……、例えばあんみつなんて食べたくなるわね」←ガン見

提督「おっぱい見せてくれたらあんみつ券あげるよ。ふひひ」

鳳翔「提督?あんまり変な事言わないでくださいね?この子達本当にしますから」おこ

提督「じょ、冗談ですよ……」

大和「」ぽろん

摩耶「」ぽろん

提督「……」ぽろん

提督「じゃあ風呂上がりにあんみつ食わせてやるから早く入ってこい」

一同「おーっ!」

提督「お前ら……今日一番気合い入った返事だな……」

鳳翔「それでは私は間宮さんに伝えて来ますね。すぐに食材の調達をする様に……私も手伝わないと」

提督「すみません。よろしくお願いします」


武蔵「それじゃあ私もひとっ風呂行くか!」

提督「いや、武蔵はちょっと残ってくれ」

武蔵「なんだ?バイタルパートまでやられているから早く入りたいのだが……まさか中破になった説教でもしてくれるつもりなのか?」

提督「いや、その反対だ。身を呈して摩耶を守ってくれた事に関してお礼がしたくてさ。それにドックもいっぱいだし」

武蔵「ほう、それは楽しみだ。で?どんなお礼をしてくれるつもりだ?」

提督「ああ、この縄と手錠でな。とりあえず寝室に来てくれ」

武蔵「中破のまま手錠をつけて縄で縛り付けるとは……提督よ、こんな趣味があったのか?」

提督「いいや、これはお前の趣味だろ?」

武蔵「私の趣味?何を言っている?」

提督「見た目と口調から気が強く思われがちだが、実のところお前は…………ドMだろ!!」

武蔵「なっ……!何をバカな事を……」

提督「手錠と縄で束縛されて、恍惚とした表情浮かべながら何言っても無駄だぞ?」

武蔵「き、貴様こそ、中破した私を縛り付けて喜んでいるんじゃないのか?」

提督「まったく、サラシだけで出撃してポロリしながら帰ってくるとはけしからん!恥ずかしくないのか!ふひひ!」

武蔵「鎮守府は提督以外みな艦娘だからな。恥ずかしがる必要もあるまい」

提督「確かに。お前は風呂上がりに平気でパンツ一丁でうろつくおっさんみたいな性格だからな」

武蔵「当然だ。戦場で羞恥心など抱いてはおれんからな」

提督「しかし今はどうだ?自由を奪われ身動き出来ず……その様子をマジマジと見られる気分は」

武蔵「…………っ」

提督「いい顔をするじゃないか。このメガネも邪魔だな。恥ずかしがる顔をもっと見せてもらおうか」スッ

武蔵「やめっ……メガネに触るな!くっ……」


提督「あー、可愛いなー。武蔵ちゃん可愛いなー。メガネあると凛々しいけど、外すと今度は可愛いなぁー」

武蔵「や、やめろ……!これ以上辱めるな……何がお礼だ……」

提督「お礼になってるだろ?」

武蔵「どこがだ!」

提督「だってほら、鏡を見てみろ。あんなに嬉しそうな顔してるぞ」

武蔵「嬉しそうな顔など……していない……」

提督(冗談のつもりがなんかこっちまで興奮してきた)

提督「武蔵、これが何か分かるか?」

武蔵「なにを言っている。ただの人差し指だろ?」

提督「そう!そしてこの人差し指をだな……唇にこう!」ピトッ

武蔵「んんっ!?……なんのつもりだ?」

提督「で、そーっと唇を撫でると……」

武蔵「ッッッ!!」ぞわぞわっ

ぴんっ…

提督「うむ……乳首は口ほどに物を言う、か」

武蔵「て、提督よ……どこでこの事を……」

提督「ん?そりゃー、提督だからな。艦娘の弱点くらい知り尽くしてるさ」カリカリ…

武蔵「んっ……!つ、爪で、唇に、変な事を……するな…………!」

提督「そんなにいい顔をするなよ。本当に何か変な道に目覚めたらどうしてくれるんだ?」

武蔵「くっ…………はむっ!!」

提督「おう!?」

武蔵「フッフッフッ……ほへひじょうふるはは、ほほひっひひはふほ!(それ以上するなら、思いっきり噛むぞ)」

提督「いいのか?そんな事して」

武蔵「はひ?」

提督「言っておくが、俺もお前に勝るとも劣らないドMだぞ!!そんなご褒美……脅しにのるか!!」

武蔵「ほもひろひ……!」

提督「もし噛んだら……俺はお前の乳首を噛むからな。……はむっ」

武蔵「フフフフフ……」

提督「ハハハハハ……」

ガブッ!!ガブッ!!

提督「!!!!」

武蔵「かはっ……!ん……ああッッッ!!!!」ビクンッ


二人とも真性のドMだった。

提督「ハァッ、ハァッ……」

武蔵「くっ……」ブルッ…

提督「なら次はその弱点を噛んでやろうか」

武蔵「この武蔵、ただではやられんぞ……!こちらからも噛み返してやる……」

提督「下唇はもらった!」ガブッ

武蔵「んっ……なら、こちらは上唇だ……!」ガブッ

がぶがぶ……

武蔵「ぷはっ……!」

提督「ぬぅ……」

武蔵「どうした?もうおしまいか?」

提督「面白い。ならこっちの下の唇もいただこうか」

武蔵「なっ……ひ、卑怯だぞ!私は動けな……」

提督「いや、お前の場合はこっちの方が弱いか?」ピトッ

武蔵「ひぁっ……!やめ、そっちは違……っ」

提督「やはりこっちの方が反応が良いな。じゃあこっちに俺の主砲をぶち込んでーー」

ズブッ

武蔵「あっ……ああっ……!」

提督「フフフフフ……」

武蔵「…………ッ」

提督「…………」クルッ

鳳翔「…………」にっこり

武蔵「提督よ……貴様、尻に烈風が……」

提督「あ……ああああああ!!止めて止めて!プロペラを止めてー!!!!」

鳳翔「もう、提督ったら艦娘を無理やり縛って悪戯するなんてダメですよ?めっ」

提督「ぎゃああああああ!!尻が、尻の中が……!尻の中の制空権を喪失して……!!ああああああああ!!!!」

妖精さん「いやあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!暗いよ、怖いよぉ!!」←とばっちり

ズボッ

鳳翔「さぁ、制空権をとったら次は流星で攻め込みますね♪」

提督「もうお嫁に行けな……ああああああああ!!流星が、お尻が艦攻されて、うそおおおお!!す、すごい……!」

武蔵「…………」


この後しばらく鳳翔さんのお仕置き(ご褒美)は続き、武蔵は

「上には上がいるもんだな。私の性癖など大した事なかったのか」

と思った。

またかきます

ある日

キャッキャッ

提督「うむうむ、今日も子供の賑やかな声が聞こえて結構結構」

ダッダッダッ

天龍「もう逃がさねーぜ!例え何処まで逃げても俺の邪王真眼」

漣「にーっはっはっはっ!この程度で魔法魔王少女、漣を追い詰めたつもりですか?」

提督(何か始まった)

漣「ややっ!そこにいるのは勇者じゃないですか!」

提督「勇者?提督だぞ?」

天龍「なに言ってんだ、お前はダークフレー……えーっと、ダークなんとかで……」

夕張「はいはい、もう分かったから。あんまり外でゴッコ遊びはしないのー」

提督「ごっこ遊び?」

夕張「そうなのー。あの子達ったらアニメ見せてあげたら何だかなり切っちゃって」

提督「……もしかして最近さ、時雨にもアニメ見せなかったか?」

夕張「はい、ちょっと病んでるやつを一緒に見ましたけど?」

提督「それでか……俺はアニメの影響で殺されかけたんだぞ」

夕張「良かったら提督も見ます?面白いですよ!」

提督「いや、俺はもうアニメって歳でも無いしな。最近はゲームとかもほとんどしてないよ」

夕張「アニメやゲームに年齢なんてありませんよ♪そうだ、息抜きがてら一緒に見ませんか!?」

提督「ええー……わりとめんどくさい……」

夕張「ちなみに提督が今までに見てきたアニメで好きなのはどんな感じの物ですか?」

提督「めぞん一刻、シティーハンター、ルパン……あとドラゴンボールとかかな」

夕張「えっ……なんだか意外ですね。もっとこう……」

提督「?」

夕張「提督なら可愛い女の子が出てくるアニメを見ていたのかとばかり」

提督「え?そんなアニメとかあるの?」

夕張「最近は多いんですよ!可愛い女の子が出てくるアニメ!」

提督「ご、合法?ちょっと興味出てきたかも」

夕張「もちろんです!もうパンツもチラッチラですよ!」

提督「うっひゃー!俄然興味が出てきた!!」

夕張「じゃあ一緒に見ましょうか!いいアニメがあるんですよー♪」

提督「よっしゃー!とりあえずティッシュ持ってくるわ!!」ダッ

暁「愛宕さーん!」

愛宕「あら、みんな揃って……ぱんぱかぱーん♪」

電「ぱんぱかぱーんなのです!」

響「ハラショー」

雷「ぱんぱかぱーん!じゃなくて、提督見なかった!?」

愛宕「提督?そう言えば見て無いわねぇ」

雷「そんなぁ……困ったわね……」

暁「もう!どうでも良いときはいつもいるくせに!」

愛宕「提督に何か急用?」

電「おこづかいを前借りしたかったのです……」

愛宕「お小遣いを?何か欲しいものでもあるの?」

響「鳳翔さんに母の日のプ」

暁「ちょっと!!母の日のプレゼントの事は内緒だって言ったでしょ!サンプラザなんだから!!」

電「はわわ、サプライズなのです」

愛宕「あー……♪」

愛宕「何の事かは良くわから無いけど……もしプレゼントとか買うつもりなら金額じゃなくて気持ちの問題ね♪」

雷「でも安物のプレゼントなんてあげても喜ばれ無いでしょ?」

愛宕「そんな事ないわ♪どんな物でもあなた達がくれるなら喜んでもらえるわよ♪」

電「でもお金は命より重いって聞いたのです……」

愛宕「そんなにお金が大事な訳ないでしょ?あなた達が一生懸命頑張れば神様もきっと見ていてくれるわ♪」

響「金は力だ。神よりよっぽど役に立つ」

雷「うーん……でもいないものはどうしようも無いし……仕方ない。今あるお金でなんとかましょ!」


駆逐艦のお小遣いは1日30円である。

雷「電はいくら持ってるの?」

電「いち、に、さん…………12枚で120円なのです」

雷「うそっ、結構持ってたわね……私はちょうど100円よ。響は?」

響「160円」

電「はわわっ、響ちゃんお金持ちなのです」

雷「すごいじゃない!」

響「金は力だ。神よりよっぽ」

暁「これで4人合わせてちょうど400円ね!何とかなりそうじゃない!!」

雷「うん!…………ん?」

雷「えっと……私が100円、電は120円で響が160円だから……」

電「暁ちゃんは……」

暁「はい!私の20円よ!遠慮せずに使いなさい!」

響「Не может быть!」

雷「なんで20円しか持ってないのよ!!」

暁「い、いい女は振り返らないものなのよ!」

雷「意味わかんない!あと響も意味わかんない!!」

電「母の日の話をした時は少なくとも30円持ってましたよね……?」

雷「どうせバカだからジュース飲んだんでしょ!バカツキのバカ!!」

暁「誰がバカツキよ!バカって言う方がバカなんだから!」

愛宕「はいはい、落ち着いて」

雷「じゃあなんでジュース飲んだのよ!」

暁「フ、フルーツ牛乳はジュースじゃないし……」

雷「はぁ……もう良いわ。疲れた」

暁「こっちのセリフよ!」

雷「とりあえずある分で何か買いましょ。響だけ多く出させるのは悪いし私に合わせてもらっても良い?」

響「別に気にしなくて良い。鳳翔さんにはお世話になってるし全額使ってもかまわないさ」

電「電も問題ないのです」

雷「そう?じゃあお言葉に甘えて……380円で何か買いに行きましょ」

暁「ちょ、ちょっと!なんで3人で話を進めるのよ!暁も出すって言ってるでしょ!」

雷「ずうずうしいわねぇ!みんなで出し合うって決めてたんだから、せめて30円くらい置いときなさいよ!」

暁「うぅー…………!」

暁「もうしらない!暁は1人ですっごいプレゼントあげちゃうんだから!!」

雷「あっ、そっ!勝手にすれば良いでしょ!」

暁「あ、後で一緒にって言っても遅いんだから!!」

雷「さぁ、早くしないと時間が無いわ。私達もプレゼント考えましょ」

電「でも……暁ちゃんは……」

暁「もーう……雷なバカ!すかぽんたん!!」ダッ


愛宕「暁ちゃん走ってったけど……追わなくて良いの?」

雷「良いのよ。どうせちょっとすれば諦めて戻ってくるんだから」

響「私の60円を暁にあげて、80円にしてやれば良い。そうすればみんな同じくらいだ」

雷「ダメよ、甘やかしちゃ!ちゃんと自分から謝って来てから許してあげましょ」

電「やっぱり雷ちゃんは優しいのです♪」

雷「ほんっと、手の掛かるお子様なんだから」

2時間後

雷「ねぇ、暁見なかった?」

漣「暁ちゃん?さぁー、見てないけど?うっしー何か知ってる?」

潮「えっと……お見かけしてませんね」

曙「確かちょっと前に自販機の前でフルーツ牛乳飲んでたわよ?」

雷「うーん、問題はその後なんだけど」

電「どこに行ったのかな……」

響「もしかして部屋で拗ねているかもしれない」

雷「そんな事……ありえるわね」

電「一度部屋に戻るのです」

朧「ちょっと待って」

雷「?」

朧「私は朧。そしてこの子は蟹」

雷「え?うん、知ってるけど」

朧「一時間ほど前に暁ちゃんが門を飛び出して走っていったと言ってる」

電「蟹さんがですか!?」

朧「私は朧。朧がそう言ってる」

響「……ウラー!」

雷「ど、どうしよう!司令官に知らせなくちゃ!!」

またかきます

愛宕「落ち着いて。秋雲ちゃん達の部屋にはいなかったの?」

雷「真っ先に探しに行ったわ!」

電「駆逐艦のお部屋は全部探したのです!」

愛宕「おかしいわね……提督ならいつも執務室か駆逐艦の子の部屋にいるのに……」

ガチャッ

提督「よっしゃー!」

夕張「ね?面白かったでしょ?」

愛宕「提督!夕張ちゃんの部屋にいたのね」

提督「おう愛宕!ちょっとダンジョン行ってくる!!」

愛宕「ダンジョン?」

提督「そうだよ!ダンジョンだよ!!」

愛宕「ダンジョンって……仮にあったとして何しに行くんですか?」

提督「出会いを求めに。ロリ巨乳の神様とか小人族が待ってるんだ」

愛宕「はい?」

提督「あと12人の妹も待ってるんだ!」

愛宕「提督、妹さんなんていたんですか?」

提督「……多分」

雷「司令官!そんなバカな事言ってないで、大変なのよ!!」

提督「ん?」

雷「暁が……暁がさらわれたの!!」

愛宕「あらぁ、盛ったわねぇ♪」

提督「さらわれた!?」

電「はわわっ……まだ死んだと決まった訳じゃないのです……」

愛宕「被せて行くわねぇ……」

響「せめて亡骸だけでも取り返して欲しい」

愛宕「とうとう死んじゃったのね」

提督「ふむ……」

提督「…………」ウィーン…

提督専用対駆逐艦電探

提督「いた……が、随分この鎮守府小学校の校区外まで出てるな……」

提督「気になるのはその場所から全く動かない事だ……迷子では無さそうだが……」

雷「まさか本当に誘拐されたんじゃ……」

電「はわわ……っ、きっとテープでぐるぐる巻きにされてエッチな事されてるのです……!」

響「相変わらず電はムッツリスケベだね。このムッツリ電」

提督「仕方ない。ちょっと迎えに行ってくるよ」

愛宕「提督お一人で大丈夫かしら……もしも本当に事件に巻き込まれてたら……」

雷「平気よ!司令官は強いんだから!」

愛宕「つい力が入り過ぎて犯人を……って事にならなければ良いけど……」

提督「大丈夫だよ。もし事件ならちゃんと上手いこと肋骨だけ抜き取るから」

提督「じゃっ!」シュンッ

雷「司令官!雷も……あーあ、行っちゃった」


提督「あの辺りかな」シュパッシュパッ

女の子「パパ!屋根の上にニンジャがいる!」

父親「はいはい、ミュータントタートルズかもしれないね」

シュタッ

提督「暁、こんな所でなにしてるんだ」

暁「司令官?ごきげんようです!」

提督「ごきげん斜めだよ。校区外に出ちゃダメだろ?」

暁「もう!子供扱いしないでよ!暁は校区外とかでもへっちゃらだし」

提督「聞き分けのいい無い子にはおしり100触りの刑だな」わきわき

暁「うう……」

提督「だいたいなんだココは?花がいっぱい咲いてるけど」

暁「れんげよ!れんげ!!これで綺麗な花冠を作ってたの!」

提督「はなかんむり?」

暁「そうよ。鳳翔さんへのプレゼントにするんだから!」

提督「鳳翔さん?……ああ、母の日か」

提督「理由は分かったけど……そんな5つも6つも渡したって仕方ないんじゃないか?」

暁「鳳翔さんのはこれで、後は響と雷と電の分だし……」

暁「……ちょっと、ほんのちょっとケンカしちゃったから!」

暁「だからこういう時は、1番大人のレディーである暁が折れてあげるの。本当は悪くないけど!」

提督「そかそか」

暁「これで仲直りできるかしら……」

提督「出来るよ。今もすごく心配しているから」

暁「…………」

提督「今の暁は確かに立派なレディーっぽかったな」

暁「本当に!?」

提督「さぁそろそろ帰るよ。一応連絡はしておいたけどみんな心配してるし」

暁「もう、暁がちょっと留守にするだけで心配するなんてみんな子供ね!……あ、そうだ」

提督「?」

暁「はい、司令官。これは司令官にプレゼント!」

提督「俺の分まで作ってくれたのか?」

暁「だって来月はお父さんの日じゃない!ちょっと早いけどプレゼントするわ!」

提督「……え?今なんて」

暁「だから、来月はお父さんの日なの!」

この時、提督に電流走る……!

提督(なんでこの子、母の日はちゃんと言えるのに父の日はお父さんの日って言うの!?可愛い!!)

提督「俺は暁のお父さんだったのか……」

暁「だって鎮守府に男の人は司令官しかいないじゃない」

提督「よし!ちょっとお父さんって呼んでみ!」

暁「へ?……お父さん?」

提督「はい!」

暁「な、何なのよいったい……暁にお父さんって呼ばれるのがそんなに嬉しいの?」

提督「養子にしたい」

暁「…………お父さん?」

提督「ああっ!」

暁「ふふーん♪お父さん、お父さん♪おとーさん♪」

提督「ああああああああ!!」

暁「お父さんお父さんお父さんお父さん!」

提督「溶ける溶ける溶けるうぅぅぅ!!」

提督「辛抱たまらん!」ガバッ

暁「ふえっ!?し、司令官!ちょっ……は、恥ずかしいんだけど!」

提督「よしよし……」なでっ

暁「あぅ……あんまりなでなでしないでっていつも言ってるでしょ……」


今でこそ落ち着けているが実はこの提督、暁ばかりを育てた前科持ちである。

珍しさの島風、改二のある響に続いて、雪風や他の改二勢を抑えて3人目のレベル90超えが暁だった。

ちなみにあまりの可愛がりっぷりに4度程憲兵のお世話になっている。

提督「ああー、暁可愛いんじゃー!」ぎゅーっ←お父さんと呼ばれてテンション上がった提督

暁「し、司令官、ちょっと苦しいんだけど……」←雌の顔になっている少女

提督「ああ、すまん!つい強く抱きしめすぎて……痛かったか?」

暁「別にこれくらいへっちゃらだし……で、でも、あんなに引っ付いてたら出来ないじゃない!」

提督「出来ない?」

暁「んー……!」←目をつむって唇をとんがらす少女

提督「おう!」ちゅっちゅっ←娘にキスをする感覚の提督

暁「あ、うぅ……司令官……」←一丁前に感じる幼女

雷「…………」←連絡を受け駆けつけて来た少女A

電「…………」←連絡を受け駆けつけて来た少女B

愛宕「もしもーし、憲兵ですかー?」←通報する秘書官

提督「暁、大人になったらパパと結婚してくれるか?」←もうすぐ捕まる人

暁「も、もう大人だし!」←もうすぐ保護される少女

響「ハラショー」←レンゲ摘みを楽しむ少女


この後、普通にしょっ引かれた。

またかきます

次の主人公さんは>>718さんに

しまかぜ

提督「う……ぐ…………寝苦しい……」

ズドンッ、ズドンッ、ズドンッ!!

提督「う、うーん……」

島風「て、い、と、く!」ぴょんっぴょんっ

ズドンッ、ズドンッ、ズドンッ!!

提督「うーん……島風か……」

島風「提督!おはよーございまーす!」

提督「おはようって、どうせまだ4時なんだろ?」

午前4時

島風「提督、提督!ていとく!!」ぴょんぴょん

提督「うん、言いたい事は何個もあるけど……とりあえず腹の上でジャンプするのやめようか」

提督「まったく、お前は毎朝4時きっかりに腹の上で飛び回るな」

島風「だって暇なんだもーん!」

提督「速いのが好きなのは良いが早起きにも程があるだろ……」

島風「でも早起きは三文の得だって聞きましたよー」

提督「うん……そっかそっか……」もぞもぞ…

島風「あー!またそうやって寝ようとするー!!おーきーてーよー!!」グイグイ

提督「動かざる事山の如し……」

島風「もーう、そっちがその気ならこっちも本気出しちゃうんだから」ごそごそ

もぞもぞ……

提督「…………」

島風「にししっ」

こちょこちょ……

提督「…………ふっ」

島風「てーいーとーくー」

こちょこちょ……

提督「…………」

島風「早く起きないとー」

にぎにぎ

提督「ほあぁぁぁぁ!!」ガバッ

島風「あー。提督、おはよーございまーす♪」

提督「おま……なんて所握ってんだ!」

島風「だってココをくすぐるのが1番効くんだもーん」

提督「しゃ……射精するわ!!」

提督「はぁ……とりあえず歯を磨くか」

島風「はーい」

シャカシャカシャカ……

島風「歯磨きおーしまいっ!提督おっそーい」

提督「…………」シャカシャカ

島風「うーん、うーん……提督ー、はーやーくー」

提督「ガラガラガラガラ……ぺっ」

島風「終わったー?終わりましたかー?」

提督「んっ」こいこい

島風「?」スタスタ

提督「歯はちゃんと磨け。はい、口開けて。仕上げはおかーあさーん」

島風「あままままっ!!」

シャカシャカシャカ



島風は毎朝提督に歯を磨かれている。

島風「ていとく!かけっこしましょー!」

提督「朝からかけっこって……」

島風「だってほら!今なら誰もいなくてグラウンド走りたい放題ですよ!」

提督「でもなぁ……島風、俺に勝ったこと無いだろ?」にっこにこ

島風「今日は絶対勝てるもん!!」

提督「仕方ないなー。じゃあもし俺にタッチ出来たら間宮さんで好きな物奢ってやるよ」

島風「絶対に負けませんよー!」

提督「制限時間は30分。島風は10数えたらスタートな」

島風「いーち、にーぃ……さんしーごーろくななじゅう!!よーいドン!!」

提督「はやっ!ってかなんか飛ばなかったか!?」


こうして島風は毎朝提督に完全敗北する。

提督「んー!いやー、朝から良い運動したなー」ぐぐーっ

島風「はぁ……、はぁっ……」

提督「大丈夫か?汗だくでなんかエロいぞ?」

島風「提督、はっやーい……」ばたんっ

提督「ほらほら、そんな所で寝転がらない」

島風「お風呂入るから良いもーん」

提督「早くしないと先に戻るぞ?早くしなくて良いのか?」

島風「もう歩けないし……ていとく!抱っこしてくださーい♪」

提督「いや、お前汗と土でドロドロなんだが……」

島風「提督も一緒にお風呂入るから大丈夫だもーん♪」ぴょんっ

提督「うわっ、ちょっ……!」だきっ

島風「にしし♪タッチは出来ないけど飛びついたら絶対受け止めてくれるって知ってるんだから♪」

提督「避けて怪我でもしたら大変だろ。ってかめちゃくちゃ汚れたんだが……」


島風は毎朝提督とお風呂に入る。

またかきます

お風呂

島風「でね!天津風ちゃんと雪風と3人でかけっこしたら私が8回1番になって長波ちゃんのクッキー早食い対決でも私が1番に」ペラペラ

提督「おうおう、ちょっと落ち着いて。もっとゆっくり話をしような」

島風「えーっ、でも早い方が強いんだもん」

提督「何がどう強いのかサッパリだよ。そんなに早いのが好きなら、早口言葉でも言ってみたらどうだ?」

島風「早口言葉?」

提督「生麦生米生卵とか」

島風「なまみゅ……なみゃ、なまむみなまもめ……なまなまこ!!」

提督「…………」

島風「うーん……なんかこれ言いにくいみたい」

提督「そう言えば……早く早く言う割に、お風呂はのんびり入ってるんだよな」

島風「そうですかぁ?みんなにはカラス餃子って呼ばれるんだかけど」

提督「烏の行水な。でもこうやって一緒に湯に浸かってるし、特に烏の行水って感じもしないけど?」

島風「だって提督とお風呂に入るのは楽しいんだもーん」

提督「はいはい。ありがとうよ。じゃあ頭洗ってやるからおいで」

案の定寝落ち寸前なのでまた書きます

少し早いですが次を>>751はんに

愛宕

風呂上がり

島風「提督ー、まだー?ねーねー」きょろきょろ

提督「こら、髪乾かしているやってんだからジッとしてろ」

島風「もー、おっそーい!」

提督「仕方ないだろー、髪が長いんだから」

島風「はーやーくぅー」ジタバタ

提督「まったく……だいたいなんで髪が長い艦娘が多いんだ?」

島風「ふぇー、提督は髪の長い子が好きなんでしょー?」

提督「え?なにそれ初耳なんだけど」

島風「青葉が言ってたよ?みんな知ってるんだから」

提督「また青葉か」

島風「だって曙ちゃんも秋雲ちゃんも金剛さんも加賀さんも赤城さんも、みーんな髪が長いでしょ」

提督「んー……確かに好きだけどショートも好きだぞ。最近だと高波とかめちゃくちゃ可愛がってるしな」

島風「それは夕雲型だからじゃないの?」

提督「ああ。他にも摩耶とか古鷹とか……他にも沢山いるだろ?だから髪の長さはあまり関係ないな」

島風「そうなんだ……じゃあ私も短く髪切ってみようかな」

提督「うーん、そうだな。島風ならショートも似合」

島風「スキンヘッドにしよっと!」

提督「ふぁ?」

提督「え?いや、スキンヘッドっていきなりぶっ飛びすぎじゃないか……?ハゲだよ?ハゲ」

島風「風の抵抗が無くて早く走れそう!」

提督「でもほら、やっぱ髪は女の命って言うしさ……」

島風「提督、ハサミある?カミソリある?もう切りたい!早く切りたーい!」

提督「ふ、ふぁー!!!!」

島風「おぅっ!?」

提督「…………好きかも」

島風「?」

提督「やっぱ髪の長い女の子が好きかも。いや、髪が長くないと嫌だ!」

島風「えー?やっぱりそうなの?じゃあこのままにしよーっと♪」

提督「そもそも風の抵抗がどうこう言うならそのリボンを外したらどうだ?」

島風「ダメですよ!これは私のアイデンティティーなんですから!」

提督「まあ確かに島風と言えばそのリボンと尻だけどさ」さわさわ

島風「おぅっ!?ていとく、お尻触らないでくださいよー!」

提督「触るわこんなもん!プリプリしやがって!!」モミモミ

島風「うーん、まぁ別にいいですけど」

提督「ありがたやありがたや……」モミモミ

島風「このリボンは子供の頃ママに買ってもら」

提督「ニセコイかな?お前のママは実質建造した妖精さんだろ」

島風「子供の頃に見た絵本の女の子が」

提督「どこのメスゴリラちゃんかな!?お前は出来た時からこの見た目だろ!?」

ガチャ

長門「提督、今呼ばれた気がしたのだが」

提督「……」

長門「気のせいか?」

提督「あ、ああ……」

武蔵「提督よ、今呼ばれた気がしたのだが……ん?長門も来ていたのか」

提督「お前ら……」

愛宕「おはようございまーす♪と、あら?皆さん揃ってどうしたんですかー?」

島風「あーあ、提督と2人きりの時間が終わっちゃったー。提督、また明日ね!」

武蔵「なんだ、島風も来ていたのか」

島風「武蔵さん、かけっこしませんかー?」

武蔵「私はかけっこは得意では無いのだが……まぁ良い、たまには付き合ってやろう」

島風「わーい♪」

長門「確かにメスゴリラと聞こえた気がしたのだが……」スタスタ

提督(長門はそれで良いのか……)


愛宕「提督、飲み物ご用意しますね♪」

提督「ああ、眠気覚ましにいつものをストレートで頼むよ」

愛宕「はーい♪」


提督の朝は愛宕乳ストレートから始まる。

またかきます

Eー6海域 最深部

飛行場姫「そろそろかしらぁー……?」ゴロゴロ

戦艦水鬼「おい。今回はお前たちの出番は無いのだが」

空母棲姫「そうよ。しっしっ」

戦艦棲姫「まあそう言うな。弁当持参だ、お前たちも食べろ」

港湾水鬼「……箸が持てない」

港湾棲姫「いくらなんでもコレは過剰戦力なのでは……?」

北方棲姫「ハフッ!ハフッ……!オベント!オデン!!」

戦艦棲姫「相手は化け物だぞ。戦力は足りないくらいだ」

イ級「敵艦発見ダス!!」

飛行場姫「きたきたぁ♪提督ー……ん?」


旗艦

夕張「さぁ始めるわよ!みんな付いてきてー!」

飛行場姫「なぁーんだ、提督じゃないじゃない。

夕張「私たち、正義のために戦います!例えそれが命をかける戦いであっても……」

飛行場姫「なにそれ?重ーい」

夕張「私たちは一歩も引きません!!」

飛行場姫「へぇー♪やる気満々じゃなぁい♪だったら相手してあ」

夕張「それが、帝国歌劇団なのです!!」

飛行場姫「はい?」

愛宕「ごめんなさーい♪夕張ちゃんったらまた深夜にアニメ見てたみたいなのよー」

夕張「心まで鋼鉄にー、武装する乙女ー!」ジャキン

夕張「悪を蹴散らしーぃて、正義を示すのーだー!!……うてーっ!!」

ズドンズドンズドン!!!!

飛行場姫「…………」Miss!!

夕張「あっちゃー……」

イ級「うおぉぉぉぉぉ!ああああああああ!!!!突撃イィィィィィ!!」

夕張「ちょっとちょっと!何よー!!なんで駆逐艦がそんなに鬼気迫る勢いなのよー!?」

イ級「こんなチンケな俺にも、すぐに諦めちまう俺にもくすぶってる物があるのさ……」

夕張「!!」

イ級「意地があんだろ!男の子にはぁぁぁ!!」

夕張「そう……あなたもそうなのね……」

イ級「お前に足りないのは!!情熱思想理想思考気品優雅さ勤勉さ!そして何より…………速さが足りない!!」

夕張「良いわ!かかってらっしゃい!!愛宕さんこっちは私に任せて!!」



夕張もイ級もオタクだった。戦いの後、2人は深い絆で結ばれるがそれはまた別の話。

またかきます

飛行場姫「で?提督はどうしたのよ。来てるんでしょ?」

愛宕「あら、提督なら来ていないわよ?」

飛行場姫「はぁ!?なーんで来てないのよー!」

愛宕「うーん、なんでって言われても」

飛行場姫「いつもなら大規模作戦の最深部には提督が直接くるじゃない!だからココで待ってたのにぃー!!」

愛宕「提督は転勤中なのよねぇ……」

飛行場姫「転勤……転勤?転勤!?」

愛宕「単身赴任?転属?左遷?なんだったかしら?」

飛行場姫「えっ……?」

飛行場姫「じゃあなに?今日は本当に提督は来てないの?」

愛宕「ええ♪私が旗艦で後は夕張ちゃんと愉快な仲間たちだけよ♪」

愉快な仲間たち「暁よ!響だ。雷よ!電なのです!夜戦で殺すマン北上様だよー」

戦艦棲姫「私は雷巡絶対殺すマンだ」

北上「うひー」

飛行場姫「で?あんた以外の第1艦隊は?」

愛宕「それが資源節約の為に私だけなのよー♪」

戦艦水鬼「それはまた随分と舐められた物だな」

飛行場姫「あらあら、提督とあの化け物がいないなら楽勝じゃない♪」


鳳翔「くしゅっ……あらやだ、誰か噂してるのかしら?」←あの化け物

飛行場姫「まずは私とオバサンで制空権は余裕だしぃ♪あっ、ほっぽ達もいたわね♪」

空母棲姫「まとめて殺す」

飛行場姫「冗談よ、冗談。ほら制空権とるわよオバサン」

空母棲姫「絶対殺す」


ブーン……制空権喪失!

飛行場姫「近寄る間も無く空爆で沈めてあげるわ♪」

北上「いやー、遊び半分で来るところじゃなかったわー」

雷「うぅー……せめて提督の血があれば……」

愛宕「みんな大丈夫よ♪最初に戦うのは第1艦隊なんだから♪」

暁「でも第1艦隊は愛宕さんしかいないじゃない!」

電「あんな数の航空機に一斉攻撃されたら骨も残らないのです!」

愛宕「平気よ♪私に任せなさーい♪」

またかきます

飛行場姫「任せなさぃ?あなた、この空を覆い尽くす艦載機が見えてないのかしらぁ?」

空母棲姫「戦いの中において制空権がいかに大事か、分からないはずないのだけれど」

戦艦棲姫「それとも重巡にはそんな事すらわからないのか?」

愛宕「それぇー♪ぱーんぱかぱーん♪」キィィィィン……

…………

北方棲姫「イマ、ピカッテ!ピカピカシタ!!」

港湾棲姫「そう……?」

ボンッ……

イ級「八時の方角!艦載機の爆破を確認でげす!!」

ボンッ……ボンッ……

イ級「二時の方角でも同じく!」

イ級「あっちも!」

イ級「こっちも!」

ボンッボンッ……ボボボボボッ!!!!

北上「うひー……空が大爆発してるよー」


愛宕はアイビームが撃てる。

飛行場姫「ちょ……ちょっと、なんなのよコレ!」

シーン……

空母棲姫「敵は、いったいどこへ行ったのかしら……?」

戦艦棲姫「爆発の煙で上空が良く見えないな……上からくるぞ、気を付けろ」

空母棲姫「上からって、艦娘は空なんて飛べないでしょ?」

戦艦棲姫「あの提督がいてあの軽空母がいる鎮守府だ。常識なんて通用しない。ましてや艦隊を1人で任されているんだぞ」

空母棲姫「確かに……空くらい飛んで当然なレベルね。飛行場姫、あなたも慢心してはダメよ」

…………

空母棲姫「ちょっと、聞いているの?飛行……あら?飛行場姫は?」

戦艦棲姫「おかしいな。たった今までここに居たはずだが……」

戦艦水鬼「まったく、何を遊んでいる……」

北方棲姫「カクレンボカ!?ほっぼモヤル!」

港湾棲姫「あっ……あそこ……」

プカー……

飛行場姫「…………」

空母棲姫「な、なんて事……!飛行場姫が尻丸出しで浮いている!!」

戦艦水鬼「取り乱すな。あいつはいつも尻を丸出しにしている」

空母棲姫「あっ、そういえばそーー」

どぷんっ……

戦艦棲姫「…………」

…………

プカー……

戦艦棲姫「大変だ。空母棲姫がオバサンになってしまっている」

戦艦水鬼「慌てるな。そいつは元からオバサンだ」

北方棲姫「ゾウダソウダ!」

空母棲姫(殺す……)

元からなら仕方がないね

戦艦水鬼「気を付けろ。奴は水中から攻めて来るぞ」

戦艦棲姫「それならば望む所だ。深海は我々のテリトーー」

どぷんっ

港湾棲姫「…………」

戦艦水鬼「…………」

ブクブクブク……

戦艦水鬼「む……足元から泡が……。流石の奴も息が持たなくなったか」

港湾棲姫「ほっぽ、こっちへ……」

北方棲姫「カクレンボカ?カクレンボカ?」

戦艦水鬼「影が見えたら一斉射撃してやる」

港湾棲姫(フラグにしか見えない……)

戦艦水鬼「……見えた!てーっ!!」

ズドン!ズドン!ズドン!ズドン!!

戦艦棲姫「…………」ぷかー…

戦艦水鬼「戦艦棲姫!?くっ……なんて酷い事を!!」

戦艦棲姫「気を付けろ……奴は、すぐ後ろに…………」

ガシッ

戦艦水鬼「…………」

北方棲姫「あっ……」パクパク

戦艦水鬼「なんだ、私の顔を見ながら口をパクパクして……それより誰かが私の頭を後ろから掴んでいるのだが」

港湾棲姫「子供が、見ている……飛び散ったりするのはやめて……」

愛宕「ぱんぱかぱーんしちゃわないようにするわよぉ♪

戦艦水鬼「なにこの会話怖い……!」

5分後

愛宕「後はあなた達だけなんだけどー……」

港湾棲姫「来るなと言っているのに……」

北方棲姫「ヒシモチ……プレゼント…………アゲルカラ、カエレ!!」

愛宕「じゃあ2人にはそこに浮いてる人達の掃除を頼むわねー♪もう悪さしちゃダメよ?」

北方棲姫「ハイ!!」



北方棲姫が良い返事で答えて一件落着した頃……

提督「とりあえず執務室でーー」

ドンッ

提督「ん?」

電「はわわ……ぶつかっちゃってごめんなさいなのです……!」

提督「ああ、そっちこそ大丈夫かい?」

電「…………」ダッ

提督「やれやれ、こりゃ大変だな。……よっと」サクッ

提督は太ももを電にナイフで刺されていた。

またかきます

愛宕達が出撃する少し前……

提督「え?転勤?嫌だけど」

愛宕「そうは言っても大本営からのお願いなのよねー」

提督「お願い?命令じゃなくて?」

愛宕「ほら、前に提督をシャッフルするとかで提督が他の鎮守府へ行きましたよね?」

提督「ああ……今も時々メールが来てるよ。豚になった提督はなんでも言う事を聞いてくれるとか。お前ら何やったんだよ」

愛宕「そんなこんなでその功績が認められて、また鎮守府を更生させてあげて欲しいんですって♪」

提督「別に認められなくても良いし……むしろ迷惑なんだけど……」

愛宕「まぁお願いですからお断りも出来ますけど……断った場合は艦♂鎮守府に転勤らしいですよ?」

提督「ひぃ……」

艦♂、この世界には艦男や艦雄と呼ばれる物が僅かにいるが、中でも艦♂と呼ばれる男は常に猛々しい己自身を収める鞘を探しているらしい。

愛宕「ちなみにこっちは命令だから断れないらしいわよ♪」

提督「わかりました。いきます……」

提督「で?何をどうしたら良いんだ?やっぱりまた本物の糞提督がいる所なのか?」

愛宕「それが……次の鎮守府は提督が不在なんです」

提督「不在?だったら新しい提督に着任して貰えば良いじゃないか。提督になりたい人は沢山いるらしいぞ?」

愛宕「いえ、艦娘は沢山いて提督も今までに何人かいた鎮守府みたいなんです♪」

提督「なるほど。つまり無責任な提督が放ったらかしにした孤児達の集まる鎮守府……提督の愛に飢えている鎮守府なんだな!」

愛宕「はい♪ちょっと違いますけど大体はそんな感じね♪」

提督「よし!なんかちょっとやる気になってきた!!」

愛宕「正確には提督が次々と行方不明になってるんですけど♪」

提督「ん?だから提督が艦娘を捨てて出て行ったんだろ?許せないな!!」

愛宕「捨てて出てはいないのよねー……ただ提督がいなくなるのよ。何人も」

提督「ちょっと待って。なんか雲行きが怪しくなってきた」

愛宕「そこは深海に一番近い鎮守府……なんて呼ばれてるの」

提督「何それこわい」

愛宕「深海棲艦がどうやって生まれてくるのかはハッキリと解明されてはいないんだけど」

愛宕「一番有力な説は轟沈した艦娘がこの世に未練を持っていた場合に……っていうのがあるでしょ?」

提督「諸説ありますが……はい」

愛宕「その鎮守府にいる艦娘達は轟沈寸前で偶然通りかかった他の鎮守府の艦娘に助けだされたり、大破のまま回収もされず海を漂っていた……」

愛宕「そんな深海棲艦になる寸前だったかもしれない子達みたいなの」

提督「それはもう一箇所に集めず色んな鎮守府で優しく接した方が良くないか?」

愛宕「そうなんだけど……どの鎮守府に配属されても暴れたり、馴染めずに孤立したりして気付けば自主的にそこへ集まってるらしいのよ……」

提督「なにその亡霊みたいなシステム!?」

提督「そこに俺が配属されるの……?」

愛宕「はい♪」

提督「確かに放っては置けないな。……で、でも、この鎮守府の事もあるし!」

妙高「留守は私達にお任せください。何年だって待っていますから」

提督「年単位!?でも金剛や子供達が許すわけ無」

金剛「提督……寂しいデスけど、苦しんでいる私達の仲間の為、私達も我慢しマース!だから頑張ってくだサーイ!」

曙「さっさと行ってさっさと帰って来なさいよ!このクソ提督!!」

夕雲「提督、これは私達から……皆んなで作ったお守りです♪」

朝霜「あたいらは大丈夫だからさ、しっかり艦娘達を助けてやってくれよな」

鳳翔「鎮守府の守りは私にお任せください」

利根「うむ!提督の働きがこの鎮守府にも聞こえてくる事を楽しみにしておるぞ!」


提督「……うん、行ってきます」


提督は断れなかった。

深海に一番近い鎮守府カッコカリ

提督「ここが噂の鎮守府か。思ってたのと違って普通の鎮守府だな」

提督「……出迎えは無いけど」

提督「おじゃましますよー……。心に闇を持った艦娘か……」

ワイワイ

提督「しかしグラウンドは賑やかだな。みんな元気があって良いじゃないか」

カキーン!

「あぶなーい!」

提督「ん?これは良くあるボールが飛んできて、そこから始ま」

バババババッ!!

千歳「すみません、野球をしていて……こちらに流星改が飛んできませんでしたか!?」

提督「うん……向こうに飛んで行ったよ……」

千代田「ちっ……」ダッ

千歳「……」ダッ

提督「……」

電「すみません司令官さん……お出迎えが遅れてしまったのです……!」タッタッタッ

提督「おお、電ちゃん!そんなに慌てなくて大丈夫だよ。とりあえず執務室でーー」

ドンッ

提督「ん?」

電「はわわ……ぶつかっちゃってごめんなさいなのです……!」

提督「ああ、そっちこそ大丈夫かい?」

電「…………カエレ、なのてす」ザクザク…

提督「…………」

電「…………」ダッ

提督「やれやれ。これは大変だな」サクッ

執務室

提督「ここにたどり着くまでに刺される事3回、爆撃される事2回、砲撃される事7回か」

提督「後は治療と称して傷口にワサビを塗りつけられそうになる事1回……」

提督「落とし穴にハマること2回、天井から岩が落ちてくること3回……」

提督「駆逐艦のパンチラ3回、駆逐艦に睨みつけられること8回、殴られる事複数回……ふひひ、良いこともあるもんだな」にこにこ


艦娘達の集会所

電「どんなに足を刺しても止まらないのです……」

明石「傷口ににワサビを塗りつけようとしたら傷口が無かったでさぁ!」

長門「ぐ……奴を殴った時に手首を痛めてしまったようだ……」

瑞鶴「爆撃は直撃してたのに笑顔で大丈夫とか言ってたわよ……」

金剛「どうやら今までの提督とは違うみたいデスネ」

榛名「例え提督として優れていようが提督は提督。私達の敵に違いはありません」

朝潮「どうせまた……ワタシハ、モウ……」

58「有給休暇がもらえるまで信じられんでち!!」←軽傷

グレてるなぁ…

提督「とりあえず1人づつ性交……更生させていくしかないな」

提督「1人変われば周りも変わっていくかもしれないし」

提督「秘書艦を選んで個別に性交……更生させるか」

提督「まず最初に更生……性交させたいのは……」

提督「性交?更生?あれ?俺は何をさせに来たんだっけ?あれ?」

提督「…………まあ良いか!」

提督「よし決めた!最初にアレしたいのは>>821ちゃんだ!」

>>824ちゃんで

榛名

榛名ちゃん!ご飯作ってきますまたかきます

鎮守府内放送

提督『本日の秘書艦は榛名にお願いします。榛名は執務室までお越しください』


金剛「秘書艦?出撃をする訳でも無いのにそんなもの必要無いデース」

比叡「金剛お姉様の言う通りです。榛名、行く必要はありませんよ!」

榛名「秘書艦ですか…………いえ、ここは榛名にお任せください」

霧島「ですが司令と2人きりなんて何をされるか……男なんて……2人きりになったら…………きっとまた私のメガネを蹂躙するに決」ワナワナワナ…

榛名「榛名は大丈夫です。それに2人きりの方が殺りやすい事もありますから……」にっこり

58「殺してはダメでち!やつらには一生地下で働かせてやらないと気が済まないでち!!」

執務室

コンコンコン

榛名「失礼します」

提督「おっ、きたきた!いやー、なんか嫌われてる気がしてたから来てくれないかと思ったよ」

榛名「そんな……榛名は提督が嫌いでも仕事と割り切っているので大丈夫です」

提督「ひゃー」

榛名「それで何かご用ですか?この薄汚れた空気を吸うのもうんざりなのですが」

提督「薄汚れた!?す、すまんすまん、すぐに窓を開けるから」

榛名「それなら榛名におまかせください」

ベリベリ……ベタペタ……

提督「えっ?なんで窓をガムテープで目貼りしてるの?」

榛名「においが気になるのでお香を炊こうと思いまして♪」

提督「あー、アロマなやつね!さすが榛名!気がきくな!」

榛名「はい!榛名におまかせください!」←練炭

御香を置こう^^

提督「おー、良い感じにモクモクしてきたな」

榛名「はい♪榛名も大満足です」

提督「じゃあ仕事をしようか。まずは書類の整理から……」

榛名「榛名はお飲み物を用意しますね。特製ジュースを用意したんですよ」テキパキ

提督「そりゃたのしみだ、ありがとう」

榛名「♪」トクトク…←比叡特製謎汁


30分後

提督「お香とか初めて使ったけど結構モクモクするもんなんだな」ゴクゴク

榛名「は、はい……」

提督「ぷはーっ、さーて続きをやるか」

榛名(そんな……人間が30分もこの部屋で意識を保っていられるなんて……しかもあの汁を飲んで……)←艦娘は数時間なら無呼吸で活動も可能

提督「ふむふむ……なんか酸素がうすいな」←提督は数日なら無呼吸で活動も可能

榛名(いけない……頭がフラフラと……)

提督「……なぁ榛名」

榛名「は、はい……榛名は大丈夫です」

提督「聞いた話だとココにいる艦娘はみんな何かしら心に闇を持っていると聞いたんだが」

提督「榛名はどんな事があってココに来たんだ?」

榛名「それは……また随分と聞きづらい事を簡単に聞いてくるのですね」

提督「それを解決するのが俺の役目でもあるからな。それに簡単じゃないさ。聞くまで一時間以上かかった」

榛名「解決ですか……そんな事をあなたに出来るのでしょうか……」

提督「しないと帰れないからな。するよ」

榛名「では教えて差し上げます……あなた達提督が榛名にどんな闇を抱かせたのかを……」

榛名の闇>>842

>>836
はぁ……

比叡の料理の処理係

榛名「榛名は毎日毎日……比叡お姉様の料理を味見させられてきました……」

提督「なるほど……でもそれ提督は関係なくないか?」

榛名「提督は楽しんでいたんです。榛名が苦しみながらあのゴミを食べる様を!!」


比叡「ハッ!今何か風評被害があったような……」


榛名「榛名は従順でした。命令なら何でも聞きました。なのにあんな仕打ち……」

榛名「だから榛名はあの日、比叡お姉様の料理を提督の口に詰め込んで鎮守府を飛び出したんです!!」

榛名「榛名は走りました……とにかく必死に……そして自由が欲しかった。自由を手に入れる事が出来るなら深海棲艦になっても良いと思った……!」

榛名「そして誰もいない海に腰まで浸かった時でした……聞こえたんです。声が」

榛名「振り返るとそこにはお姉様達がいました。金剛お姉様は何も言わず榛名を抱きしめてくれました」

榛名「霧島は何処の鎮守府へ行こうと姉妹は一緒だと言ってくれました」

榛名「比叡お姉様は……こんな事もあろうかと、榛名が大好きなお弁当を……等と言いだして榛名にお弁当を渡しました……」

榛名「許せなかった……!やっと自由になれたのに……!提督が許せなかった!!」

提督「……いや、それもう8割比叡が原因なんじゃ」

提督「嫌なら食べたくないと言えば良いだろ?」

榛名「何度も言いました。でも受け入れてもらえませんでした……」

榛名「比叡お姉様は、榛名が提督に無理やり料理を食べさせられていたのを見て「美味しそうに食べている」と思い込んでしまったんです」


榛名「いらないと言えば」

比叡「遠慮する事はありませんよ!沢山作りましたから!」

榛名「等と言いだし、もう食べれないと言えば」

比叡「沢山食べないと大きくなれませんよ!」

榛名「と言い、我慢しても口に入れる事すらおぞましい物に対して食べたくないと言えば」

比叡「好き嫌いはいけません!はい、あーん!」

榛名「と、口に詰め込まれ……許せなかった……!それを見て笑う提督が……!」

提督「金剛と霧島はどうだったんだ?」

榛名「見て見ぬ振りをさせていた提督が許せなかった……!」

提督「あー、さっきのは取り消しで半分以上比叡が悪い感じだな」

榛名「提督、言いましたよね?問題を解決しに来たと。なら解決してください……榛名を助けてみせてください!」

提督「お、おう……」

榛名「やっぱり、出来ませんよね……その特製ジュースを毎日飲まされる様な事……」

提督「え?このジュース比叡が作ったのか?」

榛名「そうですよ。以前それを飲んだ提督は毛穴と言う毛穴から血を吹き出して倒れましたから……」

提督「まいったな……」

提督(うちの比叡が作る物より何百倍も美味い……)

提督「よし、だったらその問題は俺が解決してやろう」

榛名「はい……?」フラッ

提督「おっと……とりあえず酸素がうすいし窓を開けて」ダキッ

榛名「は、離してください……こんな事をされたら榛名……」

提督「俺に任せておけ。もう二度と比叡の料理を食べなくて良いからな」

榛名(そんなに優しくされたら榛名……妊娠しちゃいます……)

金剛姉妹の部屋

ガチャ

提督「おじゃましまーす」

金剛「ホワッ!?な、なんの用……榛名!?しっかりするデース!!」

霧島「榛名姉様にいったい何をしたんですか!!」

榛名「榛名は……もうらめれす……」

比叡「とにかくこの比叡特製スーパー元気になるスープを!!」

榛名「ひっ……!」

提督「そおぉぉい!!」バッ

比叡「あっ、何するんですか!?」

提督「……」ごくごく…

金剛「ひえー……」

霧島「ひえー……」

提督「ぷはーっ!お前、本当に比叡か?」

比叡「なに言ってるんですか!どこからどう見たって私は比叡ですよ!!」

提督「いや、うちの比叡と比べてあまりにも料理が美味いからさ」

比叡「はい!?」

提督「比叡、これからは俺の為だけに料理を作ってくれ」

比叡「い、いきなりそんな事言われましても……」

提督「榛名」

榛名「はい。……あの、比叡お姉様」

比叡「なんですか?」

榛名「榛名は今まで無理して比叡お姉様の料理を食べていたんです!心の中では豚の餌以下の汚物だと思っていました!!」

比叡「ひえー!!」

榛名「今まで無理して食べていてごめんなさい……比叡お姉様の料理が豚の糞以下だと知らずに料理を続けさせたのは榛名の責任です!」

比叡「榛名……そうだったんですね。あはは……いえ、なんとなくは分かっていたんです……」

比叡「私の料理が他の人と形やにおいや色がおかしいって……個体を作っていたのに液体になったり……」

比叡「でも榛名は食べてくれていたから嬉しくてつい……無理をさせていたんですね。こちらこそすみませんでした」

比叡「私の料理は人を不幸にしてしまう……どこの鎮守府でも料理をバカにされて提督が許せなかったんです……」

提督(提督が……?)

比叡「でももう大丈夫。榛名には料理を作りませんから安心してください。これからは料理なんて止」

提督「そうだ。これからは毎日俺の為だけに料理を作るんだ。明日はハンバーグが良いぞ!ハンバーグ!!」

比叡「別に無理して食べていただかなくても結構です!」

榛名「違うんです!提督は本当に比叡お姉様の料理を美味しいと言ってくれたんです!さっきのスープも、特製ジュースも!」

提督「比叡、この世には好みって物があるんだ。例え何人がお前の料理をバカにしようとも、俺は美味いと思うぞ(うちの比叡よりは)」

比叡「比叡の料理が司令の口に合ったという事ですか……?」

提督「今のスープ、おかわりを貰いたいくらいだよ」

比叡「でも、あの……スープは今ので最後だったんですが……」

提督「そうか?それは残念だな」

比叡「あっ!でも酢豚で良ければ少し失敗しましたけど……」コトッ

提督「これはまた……攻撃的な酢豚だな」

比叡「やっぱり緑色をした酢豚って変ですよね……あはは」

提督「いただきます」もちゃもちゃ

比叡「…………」

提督「うん。美味いけどちょっと酢が効きすぎてるな。あと絵の具は入れない方が美味いぞ」

比叡「そ、そうですか!?あの、デザートもあるんですけど!」

提督「おっ、いいな!甘い物が欲しかったんだよ!」

比叡「はい!ホットケーキミラノ風です!」

提督「飲むホットケーキか。新しいな」ゴクゴク

比叡「隠し味にフグの肝を入れてみました!」

提督「うん、苦味があって美味いよ。でもやっぱり焼き固めた方が好きかな」

比叡「じゃあ次は焼いてみますね!」キラキラ

提督「比叡は色んな料理を作れるし研究熱心で偉いじゃないか。こんなお嫁さんがいれば毎日食事が楽しいだろうな」

比叡「ひ、ひえー!お嫁さんだなんて、ひえーっ……」てれてれ


提督は榛名と比叡の闇を晴らした。

またかきます

次の秘書艦は>>865ちゃんに

メシマズ解消しないと結局ダメだろww

大和ちゃん!

大和の闇は>>872

ホテル(意味深)

提督「さて、この調子でじゃんじゃん心の闇を晴らしてやらないとな!」

提督「来た時はどうなる事かと思ったけど割となんとかなりそうだ。もっと酷い闇を抱えてるのかと思ってたけど」

提督「あれくらいの悩みなら楽勝だ!」

提督「ああー、早く帰って揉みほぐしたいんじゃー……」

提督「よし!次は大和辺りの話を聞くか。なんと言っても大和型と言えば鎮守府の華だからな」

大和呼び出し中……


提督「と言うわけで、悩みがあるなら俺が解決してやるから言ってみろ!」

大和「いえ、あなたには解決出来ないような問題ですから……比叡さん達の口添えがなければ今ここでその頭を吹き飛ばしてる筈ですよ」

提督「そう言わずにさ、案外解決するかもしれないだろ?な?」

大和「私は提督に大和ホテルとして扱われ、隔離され……誰にも知られず提督やな蹂躙される日々を送ってきました。これで満足ですか?」

提督(どうしよう。予想以上に重い話だった)

提督「それは何かの誤解とかじゃなくてか……?」

大和「……」イラッ

提督「いや、大和を疑う訳じゃないんだけどな。榛名達の話だと幾つか提督以外の原因もあったからさ……」

大和「わかりました。では詳しく話すかわりに解決出来なければ帰って頂けますか?」

提督「よし、わかった」


大和「あれは私が鎮守府に配属された日の事です。そこには仲間は誰もいなくて私1人でした」

大和「そこに提督がやってきて言ったんです。この島から出てはいけない。戦闘もしてはいけないと……」

大和「少し不思議に思ったんですけど、私は提督の言う事に従いました」

大和「しばらくして気付いたんです。ここは本当に鎮守府なのだろうかと……」

大和「孤島にいるのは大和1人。何日たっても出撃は無し」

大和「1ヶ月に数回提督が来ては大和と一夜を過ごして帰るだけ……」

大和「艦娘としての働きを全く出来ていない……それでも提督に愛されているなら構わないと思っていたんです……」

大和「でもある日の事、提督の鎮守府にいる艦娘……と言う子達が沢山その孤島を訪れました」

大和「そして大和の顔を見るやいなや、口を揃えてこう言ったんです」


「ユーが噂の大和ホテールですネ!」


大和「詳しく話を聞くと、提督がココへ来る時には仕事で大和ホテルに泊まってくると言っていたらしいんです」

大和「提督からすれば大和はただのホテル……」

大和「話を聞けば鎮守府での提督は厳格な方で、真面目な話しかしない方だったとか」

大和「でもそれは偽りの姿で、本心がバレない様……欲が溜まった時用に大和を誰にも目につかない所へ隔離して性欲の捌け口にしていたんです!」

大和「信じたくなかった……でも遊びに来た複数の艦娘の指には指輪が……」

大和「ずっとおかしいとは思っていたんです……深く考えない様にしていましたけど……」

大和「大和と二人きりでベッドに入ると赤ちゃん言葉になって胸にばかり吸い付いてくる提督が……!おかしいって……!」

提督「胸にばかり吸い付いて……?」

大和「時には裸で後ろから抱きついてきたり、ヒールで踏む様に命令される日もありました」

大和「何故か学生服を着せられたり、ランニングさせられて汗だくになった所を嗅がれたり……」

大和「おじさんはキミの生の匂いが好きなんだって言われた時は恥ずかしくて……提督、やめてくださいって言ったら……」

「今は提督じゃないと言ってるだろ!知らないおじさんだと言え!」

大和「と言われてぶたれた事も……」

提督「かなりの上級者だな……」

大和「そしてある日、大和は意を決して孤島を後にし、鎮守府へ向かったんです」

大和「そこには大和の知らなかった本当の鎮守府がありました」

大和「グラウンドでは子供達が走り回り、海上や敷地内で鍛錬に勤しむ方……」

大和「ジャングルとアサリとシジミとハマグリさんしかないあの地が鎮守府ではない事は明らかでした」

大和「吹……吹、吹なんとかさんと言う子がきて何か言っていましたが私は気にせず鎮守府の提督執務室に向かいーー」

提督(ブッキー……)

大和「まぁその……なんだかんだで執務室は吹き飛びました」

提督「そんなザックリ!?」

大和「とにかく許せなかった!大和をかきたれとして使っていた提督が……!」

提督「かきたれ……」

大和「だからこれは復習なんです……大和を閉じ込めていた提督を、今度は大和が閉じ込めているだけなんですから……」

提督「提督を閉じ込めている……?」

大和「……」

提督「まぁその提督がどうなろうが俺の知ったこっちゃ無いさ!」

大和「大和が言うのも何なんですが、非情なんですね」

提督「俺は基本女の子以外には非情だよ。それにもう時間が無いんだ」

大和「時間が無い?……それはさて置き、あなたも大和を所持していたりするんですか?」

提督「ああ、うちにもいるよ」

大和「あなたも大和を孤島で過激なレディースコミックみたいに……」

提督「してないしてない。うちの大和は鎮守府にいるよ。隔離する意味が無いだろ?」

大和「嘘ですそんなの!どうせあなたも大和に放屁するように命令したりしているんでしょ!」

提督「どんだけ上級者なんだよその提督!」

提督「よし、論より証拠だ。電話してやろう」

ピピッ

愛宕「はいはーい♪」

提督「愛宕か、ちょっと大和に用があるんだけど変わってくれるか?」


大和a「お電話変わりました。何かご用でしょうか?」

提督「ああ、ちょっと待ってくれ。実はこの鎮守府の大和から話があるみたいでな」

大和a「?」

大和「もしもし、あの……」

大和a「あっ、その声は大和ですね!なんだか少し変な感じです」

大和「ちょっと聞きたい事があるんだけれど、あなた……孤島とかに隔離されてない?」

大和a「はい?大和はみなさんと鎮守府にいますけど……?」

大和「じゃあ、提督に特別変な事されたりは!?」

大和a「うーん……特別な事はありませんね(みんなにセクハラしていますから)」

大和「そう……じゃあ出撃とかもしているの?」

大和a「ええ。つい最近大きな作戦があったから」

大和「…………」

大和a「あのー?もしもし?」

大和「あなた、提督の事は好き?」

大和a「はい♪」

大和「あなたが羨ましいわ。素敵な提督に恵まれて」

提督「うんうん」こくり

大和「とても真面目そうだし、裏表もないんでしょ?」

提督「裏表の無い素敵な人です」こくりこくり

大和「……え?駆逐艦に手を出す?」

提督「…………」

大和「鎮守府内で艦娘からパンツを購入……?」

提督「違うし……借りただけだし……」

大和「駆逐艦の生の匂いが好き……?」

提督「確かに汗をスポイトで吸い取って保存はした事あるけどあれはちゃんと罪を償ったし……」

大和「下着売り場をうろつくのが趣味……?」

提督「駆逐艦がどんな下着買うのか見てるだけだし……無実だし……」

ピッ

大和「…………」

提督「…………」

大和「思いっきり上級者じゃないですか!!」

提督「はいい!?違うし!たまたま好きになった子に駆逐艦が多かっただけだし!!」

大和「まさかとは思いますけど……駆逐艦と性行為なんてしていませんよね?」

提督「駆逐艦でも陽炎型はセーフだし」

大和「アウトですよ!」

提督「いやいや、もうアレだろ!な?もうやめよう、こういうの」

大和「なにがですか!」

提督「よし!すっかり元気になって一件落着だな!!」

大和「そうですね。じゃあコレで終わりにしてあげます」ジャキッ

ピッ

大和「…………」

提督「…………」

大和「思いっきり上級者じゃないですか!!」

提督「はいい!?違うし!たまたま好きになった子に駆逐艦が多かっただけだし!!」

大和「まさかとは思いますけど……駆逐艦と性行為なんてしていませんよね?」

提督「駆逐艦でも陽炎型はセーフだし」

大和「アウトですよ!」

提督「いやいや、もうアレだろ!な?もうやめよう、こういうの」

大和「なにがですか!」

提督「よし!すっかり元気になって一件落着だな!!」

大和「そうですね。じゃあコレで終わりにしてあげます」ジャキッ

大和「目標、提督頭部。全主砲、薙ぎ払え!!」

ズドンッ!ズドンッ!ズドンッ!!

提督「…………よし、じゃあオッケーだな!」

大和「は……あ、あれ?どうして……大和の主砲が全く効いていないなんて……」

提督「ん?」

大和「提督……お強いんですね……」じゅん←大型戦艦は自分より強い者が大好きです。

提督「そんな事無いさ。……と、今度は向こうから電話が。もしもーし」

曙「あっ……あ、れ……」ピッ

提督「もしもし?曙ちゃん!?もしもし?もしもーし!?」

大和「……?」

提督「あ、あああ……ああああああ!!駆逐艦欠乏症がああああ!!」ぽろんっ

大和「これは……え、栄光の46㎝砲!!」じゅんっ←大型戦艦は大きいのがお好き

提督「ぐぅぅ……」

大和「あの……だ、大丈夫ですか……?」

提督「ああ……ちょっと駆逐艦成分を補充すれば大丈夫だ……駆逐艦のパンツ食べたい……」

大和「困りましたね……」

提督「よし、一旦帰る!また日を改めて来るよ」

大和「ええ!?無責任過ぎませんかそれは!!」

提督「大丈夫!きっと全員の闇を晴らしてみせるさ!そのうち!!」

大和「ええー……」

提督「じゃあ皆んなが暴走しないように大和と榛名と比叡でしっかり話し合っておくれ!アディオス!!」パリーン!!

大和「あのっ、大和もまだ闇は晴れてない…………なんてワイルドな帰宅……」ぽっ

提督は鎮守府へ帰宅した。またかきます


正直500くらいで他鎮守府話は始めるべきだったと反省している

そうか、羽黒と古鷹と提督の3Pだったんだ

【艦これ】赤城「何でも好きなもの食べ放題!? 加賀「さすがに気分が高揚します」
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/index.html#0

URLこれどうぞ

【艦これ】赤城「何でも好きなもの食べ放題!?」 加賀「さすがに気分が高揚します」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1431833636/)

>>952
ありがとござなす

だよね、いつもなら短い本編あって加賀さんが頭に来てフェードアウトして始まるしね

愛宕「え?今から帰って来るんですか?」

提督「ああ!もうホームシックになっちまった!」

愛宕「まだ1週間も経ってませんけど……まぁ提督にしたら頑張った方かしら」

提督「そういう訳で急いで帰る!」

愛宕「あっ、あんまり急いじゃダメですよ?スピード出し過ぎて事故でも起こしたら大変なんですから」

提督「大丈夫だ、ダンプだろうがトレーラーだろうが何とぶつかっても鍛えてるから問題ない!」

愛宕「ダメです!提督は良くても相手が怪我するんだから」

提督「じゃあどうすれば良いんだよ!もうはち切れそうなんだが!!」

愛宕「そうねぇ……電車で帰って来れば良いじゃないですか♪」

提督「ええー……そんなちんたら……」

愛宕「それじゃー私は仕事がありますから♪」ピッ

提督「はぁ……」

鎮守府近くの駅

プシュー……

古鷹「あの、ありがとうございました」

提督「艦娘が困ってたんだ、提督としては見過ごす訳にはいかないよ」

羽黒「あなたも司令官さんだったんですか……わ、私、羽黒と言います……!」

提督「知ってるよ。羽黒に古鷹、2人ともうちの鎮守府にいるからね」

古鷹「そうなんですか?えっと……古鷹の事、可愛がってくれていますか?」

提督「もちろん。特に改二になって黒インナー着てからはもうたまらんですよ。ふひひ」

羽黒「黒インナー……」

提督「ん、羽黒はそのままでも十分可愛いよ」なで

羽黒「はうっ……司令官さん、あの…………いえ、なんでもありません……!ごめんなさい……!」キュッ


古鷹「あの……提督、古鷹も……」ずぃずぃ

提督「ん?やれやれ、まるで大きな駆逐艦みたいだな」なで

古鷹「……♪」

提督「さてと、他鎮守府の艦娘に手を出してたらそっちの提督にもうちの艦娘にも怒られるしそろそろ行くか」

古鷹「今日は本当にありがとうございました!」

羽黒「あ、ありがとうございました……!」

提督「はいはーい」スタスタ


古鷹「どこの鎮守府の提督なんだろうね……」

羽黒「はい……」


提督は電車で痴漢にあっていた羽黒と古鷹を助けていた。

痴漢を見事に追い払い、駅に着くまで2人のお尻に誰も触れないように提督が鷲掴みにして……

あとちょっと胸も揉んだ。痴漢から守る為に

少し前 電話後の鎮守府

愛宕「さてと、提督が帰って来る前に仕事を済まさなきゃ」

ガチャッ!!

金剛「ヘイ愛宕!いま提督がなんとかって言いませんデシタカ!?」

曙「あ、あのっ、愛宕さん!いまさっき…………」

愛宕「提督?気のせいじゃないかしら?提督の代わりにしっかり頑張ろうとは言いましたけど」

金剛「なーんだ……慌てて損したデース」スタスタ←ちょろい金剛

愛宕(帰ってくるなんて言ったら総出で迎えに出そうだし黙っといた方が良いわよね……)

曙「…………」じーっ←怪しむ勘のいい曙

愛宕「うぅっ……」きょろきょろ←目をそらす愛宕


提督をたまたま迎えに出た感じになる艦娘は>>963

足柄

提督「ふひひ、なんだかんだ言いながらも出迎えに来てくれてる楽しみはあるよな」

提督「パーティーとか開催されてたりして」ウキウキ

鎮守府前

提督「…………」

しーん……

提督「え?なにこれ……誰もいない……?」


鎮守府内

曙「…………」←提督の匂いには気付いたが愛宕が隠そうとしているのを見て動かず

金剛「ティータイムは大事にしないとネー♪」←スーパーティータイム中で気付かず


提督「うっそだろおい……え?いや、あの、どうしよう……ちょっと泣きそう……」

提督「…………」

提督「うっ……うぅっ……」

足柄「あら、提督じゃない。もう帰ってきたの?」

酒匂「ぴゃん♪司令、お帰りなさい♪」

提督「足柄!酒匂!!ただいま!!愛してる!!」

足柄「ええっ!?そんな、いきなり子作りだなんて……」

酒匂「わーい♪酒匂も司令の事だーいすき♪」

提督「ところでお前達はどこか行ってたのか?」

足柄「そんな事よりも式の日取りは!?ねぇ!いつから私を愛していたの!?」

酒匂「えーっとね、鳳翔さんに頼まれてお砂糖を買いに行ってたんだー♪お一人様1袋だからふたりで♪」

提督「そうか、それはご苦労様」なでなで

酒匂「ぴゃん……♪司令に撫でられるのだーいすきっ♪」すりすり

足柄「ちょっと!聞いているの!?子供は何人?セックスシチュエーションは!?OL!?新妻!?裸エプロン!?」

提督「足柄、ちょっとうるさい」

足柄「う、うるさいですって!?……わかったわ、あなた」

酒匂「ねー司令、これあげる♪」

提督「これは宝くじ?」

酒匂「うんうん♪この数字が当たったらお金が貰えるんだって!」

提督「どうしたんだこれ?」

足柄「砂糖の他にもあれこれ買いましたから。2千円で1枚もらえる……じゃなくて結婚ー!!」

提督「宝くじねー……」

赤城「宝くじ?それは食べれるんですか?」スタスタ

加賀「私は宝くじよりそっちの袋が気になるのだけれど」じーっ

酒匂「ぴゃあぁぁぁ!!だめだめ!ダメだってばぁ!!これは鳳翔さんに頼まれたお買い物なんだからぁ!」

提督「お前らどんだけ食いしん坊なんだ。紙を食ってどうするんだよ」

赤城「お腹の足しにするんですよ!」

提督「う、うん……」

足柄「言っときますけどねぇ、これを食べたりしたら鳳翔さんに言いつけますから!」

加賀「そんな脅しが私達に通じるとでも?」ガクガク

提督「分かった分かった。じゃあこの宝くじはお前達にやるから。でも食べるなよ?」

赤城「マテ!の状態ですか!?」

提督「お前……そんなに食べたいのか……?」

赤城「だってヤギは紙を食べるじゃないですか!」

提督「お前はヤギか!?」

赤城「ヤギですか?」

加賀「この前は私達を牛だと言って乳搾りをしてきたけれど」

提督「」

提督「とりあえず食べちゃダメだからな」キリッ

赤城「ではどうすれば……」

提督「数日後、当選番号が発表される。その番号とピッタリ合ってたら大当たりだ」

加賀「大当たり?」

提督「今回のは何億だったかな?とにかくだ、お前達が腹一杯になるくらい食える程のお金が手に入るよ」

赤城「お金を食べるんですか?」

提督「そこから説明が必要!?バカなのか!?」

加賀「頭にきました」

提督「つまりだ。その番号がピッタリ同じなら……」

赤城「同じなら?」

提督「好きなもの何でも食べ放題だ!!」

赤城「何でも好きなもの食べ放題!?」

加賀「さすがに気分が高揚します」

赤城「加賀さん、この宝くじを神棚に飾りますよ!」ダッ

加賀「はい」ダッ


提督「やれやれ……」

酒匂「あーあ、せっかく司令にあげたのにぃ……」

提督「悪かったな。お詫びに間宮さんでパフェでもご馳走するよ」

酒匂「パフェ!?」

提督「伊良湖スペシャルな!」

酒匂「ぴゃぁぁぁ!しれえ、だーいすきっ♪」だきっ

提督「ぴゃぁぁぁ!!」ギュッ

足柄「ちょ、ちょっと!私もいるんですけど!!」

提督「おう、右側は空いてるぞ」

足柄「ぴ、ぴゃぁぁぁ!」だきっ

提督「……」

足柄「…………」カアァァ…

提督「恥ずかしいなら言わなきゃ良かったのに」

酒匂「しれえ♪しれえ♪だーいすき♪」すりすり

提督「あー、心がぴゃんぴゃんするんじゃー」

足柄「わ、私だって好きなんだから!」

提督「お、おう……どうした足柄。いつものお前なら訳わからない勘違いして終わるパターンなのに……」

足柄「なによ!私がこういう事言っちゃダメなの!?」

提督「いや、嬉しいよ。お前はなんだかんだでバカ可愛いからな」

足柄「バカは余計です!」

提督「足柄は可愛いから嬉しいよ」

足柄「はっ、ひ、ぁっ……ぴゃあぁ……」

酒匂「しれえ!酒匂は?ねぇ、酒匂は!?」

提督「可愛いよ」

酒匂「わーい、やったね♪」

足柄「提督、私は!?」

提督「え?だから可愛いって」

足柄「あうぅ……」カアァァ…

提督「どうしたいんだお前は」

10分後

酒匂「しれえ♪しれえ♪」ぎゅっ

提督「はいはい」

足柄「提督、あの……どの辺りが、か、可愛い……と思うのかしら!?」

提督「またその話か。いったいどこを可愛いって言ってもらいたいんだ?」

足柄「い、いいから答えてください!」

提督「全部だよ。顔も、性格も……可愛くないのはその精悍なバディーくらいだろ!揉みしだきたい」

足柄「そんな……わ、私の身体で良ければ可愛がってもらっても……か、かまわないのよ!」

提督「本当にどうしたんだ足柄……?ちょっとおかしいぞ?」

足柄「おかしくしたのは提督じゃないですか……」

酒匂「……むにゃむにゃ」

提督「おわっ!酒匂、こんな所で寝るな!!グラウンドだぞ!?」

足柄「提督……」しゅるしゅる…

提督「足柄!お前はこんな所で脱ぎ始めるな!子作りにはまだ早いぞ!!」

金剛「ヘイ提督ぅ。随分と楽しそうデスネ……♪」イライラ

曙「この……クソ提督!!」

提督「あっ……」


この後めちゃくちゃ滅茶苦茶された。

もうこのスレは持たない。次スレもよろしくおねがいします

>>955
他の人のを見てたら>>1は説明とか前スレを書いてる人が多かったから真似て立てもうした。
ややこしくてすみません

提督「今日のMVPは那智か。お疲れ様」

那智「勝利に喜んでばかりもいられないな。勝って兜のなんとやら、だ。……ただ、今夜ばかりは飲ませてもらおう!」

提督「よし!じゃあ今夜はとことん付き合うぞ!」


提督「なんだ?姉妹揃ってジャンケンなんかして」

妙高「買い物なら私が行くって言ってるのに足柄がジャンケンで決めるってきかなくて」

足柄「勝利が私を呼んでいるの!」

提督「で?誰が行く事になったんだ?」

足柄「私よ!」

提督「負けてるじゃないか」

那智「勝利に喜んでばかりもいられないな。勝って兜のなんとやら、だ。……ただ、今夜ばかりは飲ませてもらおう!」


提督「うちは女の子ばかりでひな祭りしか盛り上がらなかったけど五月はこいのぼりとか兜を飾ったりするんだぞ」

那智「勝って兜のなんとやら、だ。……ただ、今夜ばかりは飲ませてもらおう!」


提督「今月の運営費がピンチだ……まいったな……赤城と加賀の手綱はしっかり握ってるし、無駄使いしたか?」

那智「よく分からんが今夜ばかりは飲ませてもらおう!」


提督「那智……本当に、良いのか?初めてで口内になんて……」

那智「今夜ばかりは飲ませてもらおう……」

提督「今日のMVPは赤城か。お疲れ様」

赤城「勝利に喜んでばかりもいられませんね。勝って兜のなんとやら、です。……ただ、今夜ばかりは飲ませていただきますね♪」

提督「勘弁してください」


提督「今日のMVPは加賀か。お疲れ様」

加賀「勝利に喜んでばかりもいられないわ。勝って兜のなんとやらね。……ただ、今夜ばかりは飲ませてもらいます」

提督「加賀、その肉じゃがは飲み物に入らないぞ」


提督「今日のMVPは暁か。お疲れ様」

暁「一人前のレディーとして喜んでばかりもいられないわ!勝ってカブトムシなんだから!でも今夜ばかりは飲ませてもらおうかしら!」

提督「……」スッ←牛乳


提督「今日のMVPは愛宕か。今夜ばかりは飲ませてもらおう」

愛宕「提督ったら、赤ちゃんよりミルクが好きなのねー♪」

振り返れば2008年から何かしらのssを書き続けてた。
ここまでありがとうございます。次スレもよろしくおねがいします。
コメントや安価も楽しく見させてもらってます。

次スレに出すべき艦娘がいれば下におなしゃす

他鎮守府が中途半端に終わり、宝くじつながりで次スレは引き続きます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年04月25日 (土) 00:51:14   ID: Zk9SJLJZ

安定のクオリティ

2 :  SS好きの774さん   2015年04月26日 (日) 20:16:52   ID: QH3l2K5g

早く続きを

3 :  SS好きの774さん   2015年05月09日 (土) 11:51:23   ID: _e0w6lCf

尻の中の制空権ってwww 安定の面白さ!

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