【艦これ】提督「艦娘井戸端会議」 明石「その2」【安価】 (1000)

・前スレ

【艦これ】提督「艦娘井戸端会議」【安価】
【艦これ】提督「艦娘井戸端会議」【安価】 - SSまとめ速報
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・注意

著しいキャラ崩壊あり
安価あり

詳しくは前スレを見ていただければ、雰囲気をつかんでいただけるかと。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1429621995

【モニタールーム】

明石「立てちゃいましたね、次スレ!」

提督「立てちゃいました」

明石「次回の議題と参加艦娘については前スレで決めるんですよね?」

提督「そのつもりだよ」

明石「というわけで、もう少ししたら前スレで安価を取りますね~」

大変申し訳ございませんが、艦娘安価は前スレ>>1000までで締めきらせていただきたいと思います。
お題はもう少し少ないかと踏んでたらそうでもなかった……嬉しい悲鳴というやつですね

艦娘選定作業に戻ります

ルール
konma=コンマが90に近い艦娘から順に選定(ループ有)


明石「えー、栄えある2スレ目の最初を飾るのは、神通さん!」

提督「うむ、初参加だな」

明石「続きまして、熊野さん!」

提督「二回目だな」

明石「球磨さんに並び最多参加回数を誇ります、いろんな意味でガチ、朝潮ちゃん」

提督「……ヒッ」

明石「そしておなじみ……加賀さんです……」

提督「……」

#01konma02


提督「間違いではなくて?」

明石「間違いではありませんね……たぶん」

提督「青葉の新聞に載せてほしい内容だよな?」

明石「そうですね」

提督「で、朝潮」

明石「と、加賀さん」

提督「もう答え見えてないか? いいのか?」

明石「いいんです! 問題ないんです!」

提督「ほんとかよ……」

明石「というわけで、大変申し訳ないですけれど今日はここらでストップですー!」

提督「じ、次回もよろしくね!」


『次回へ続く』

というわけで今晩もお付き合いいただきありがとうございました。
次スレ立てちゃいましたね、頑張ります。

今日はJK鈴谷といったらこのシチュだろうと思っていたのが書けたので満足です。
次回もぜひお付き合いください。それでは。

知らなかった……
ありがとうございます

定時って素晴らしいですね。
第15回会議についてぼちぼち投下を始めて行こうかと思います。

場合によっては安価を取ることがあるかもしれません。即興なのでそこは>>1の匙加減ですが……
では、ごゆるりとお付き合いくださいませ

【廊下】

神通(こんにちは、神通です)

神通(この鎮守府の恒例となった艦娘会議への参集命令を受け、私は会議室への道を歩いています)

神通(噂によると平和に終わるときもあれば、そうでもないときもあるとか……)

神通(今日は平和に終わってくれることを願います……)

神通「……失礼します」ガチャッ


朝潮「こんにちは、神通さん」ニコッ

熊野「ごきげんよう」

加賀「フッ……来ましたね」


神通「よかった……このメンバーだったら、大丈夫そうですね(慢心)」

朝潮「大丈夫そうとはどういうことでしょうか?」

神通「いえ、なんでもないですよ……」

熊野「ふふっ、今日は皆さんと火花を散らし合うことがないことを願っておりますわ」

加賀「……演習でもしていたのかしら?」

熊野「演習よりも緊迫していましたわ。私が参加した時はね」

神通(いったいどんな議題を話し合うというんですか……)

朝潮「問題ありません。この朝潮、全力で臨む覚悟です」

加賀「ええ、私もよ」

神通「加賀さんと朝潮さんがいてくれれば安心そうですね……(慢心)」

熊野「あら、私は違いますの?」

神通「あ、いえ……すみません」

熊野「ふふ、困らせてしまいましたわね、ごめんなさい」

加賀「神通、あなた以外の面子は全員この会議を経験済みよ」

神通「はい」

加賀「私たちに安心して委ねるといいわ」

朝潮「お任せください!」

熊野「もっとリラックスなさいな」

神通「みなさん……ありがとうございます……」ニッコリ

加賀「さて……それでは今日の議題についてだけれど」

朝潮「はい。あのテレビに」

熊野「どれどれ……」

神通(みなさん手馴れています……すごいです……)


お題『青葉の新聞に載せてほしいコーナー企画について』


熊野「なるほど……青葉の」

朝潮「これは……」

加賀「この会議で採択された答えは実際に青葉の新聞に載ると考えていいのかしら」

熊野「そうではありませんの?」

朝潮「なるほど。気合を入れて考える必要がありそうですね!」

加賀「ふっ……」

神通「現在青葉さんの新聞に載っているコーナーは……」

熊野「週間天気予報、昨日の出撃結果、鎮守府ニュース、4コマ漫画ですわね」

朝潮「意外と真面目なのが……つまらないです」ボソッ

神通「……え?」

朝潮「どうかしましたか?」

神通「あ……いえ……」

熊野「では、さっそく私から意見具申ですわ」

加賀「聞きましょう」

熊野「艦娘は兵器といえども、こうして私たちは人としての姿かたちを取っている……」

熊野「そうである以上は、外見、容貌には気を払う必要があるのではなくて?」

神通「それは……はい、そうだと思います」

加賀「そうね。心は女性だもの」

朝潮「はい」

熊野「ですので、美容に関するコラム等を設けてはいかがかしら」

熊野「青葉の新聞は艦娘の大半が読んでいますから、有意義だと思いますわよ」

加賀「なるほど……」

神通「それは……いいと思います」

熊野「でしょう?」

加賀「美容……身に纏うものにも気を使う必要がありますね」

熊野「ええ、それはもちろん」

加賀「なるほど……いざという時提督に襲われてもいいように」

加賀「どのような下着を身に着けるべきか……むしろ提督の好みはどんなものか……」

加賀「青葉に調査させるというわけですね。いいと思います」

神通「えっ……。えっ……!?」

熊野「そこまでは考え至りませんでしたわ」

加賀「練度が足りませんね。精進なさい」

朝潮「勉強になります」


神通「? ……?? ?????」

加賀「どうかしら神通。会議とはこのように進めて行けばよいものよ」

朝潮「難しいことはありません!」

神通「えっ、いえっ、あのっ……加賀さん……」

熊野「ふふっ……」

朝潮「では、朝潮、意見具申です!」

加賀「聞きましょう」

朝潮「司令官の一日の予定を掲載すべきではないでしょうか」

熊野「詳しくですわ」

朝潮「はい。司令官がいつ、どのような予定で一日を進めようとしているかがわかれば……」

朝潮「二人きりになるのはかんた……失礼、司令官の護衛計画を立てやすいものと思います」

神通「!?」

神通「あの……朝潮さん、今……」

加賀「提督の一日の行動が手に取るようにわかる……さすがに気分が高揚します」

神通「いま護衛も何も関係なく……」

熊野「良い案だと思いますわ」

朝潮「ありがとうございます!」

加賀「けれど逆に言えば、現状の秘書艦のメリットを潰してしまうことに繋がりかねないわね」

朝潮「そ、それは……確かに、そうですね……」

神通(ダメです……お三方が何を言っているのか、神通、わかりかねます……)

熊野「神通さん、あなたはどうですの? 何か案がございますか?」

加賀「さっきから表情がくるくる変わって楽しいけれど……どうかしら」

神通「えっ、ここで私ですか……? えっと、私は……」

神通「那珂ちゃんのグラビアとか……」

加賀「却下」

神通「ひ、ひどい……」

熊野「那珂さんの写真では、私たちは満足できませんのよ……」

朝潮「はい」

神通(この人たちは新聞に何を求めているんだろう……)

加賀「意見具申」

熊野「待っておりましたわ」

加賀「提督のグラビアの掲載を提案します」

神通「私の意見と変わらないじゃないですか!」

加賀「那珂と提督のグラビアが変わらないと……?」

朝潮「神通さん……」

熊野「それは……」

神通「なんで!? なんで私そんな失望の眼差しを向けられているんですか!?」

加賀「想像力を働かせなさい、神通」

神通「そ、想像力ですか……?」

加賀「私が提案したのは、グラビアはグラビアですが……」

神通「はい」


加賀「フルヌードカッコカリです」

神通「」

朝潮「流石です、加賀さん!」

熊野「あえて倫理規定に挑むスタイル……感服いたしますわ」

神通「フルヌードって……」

加賀「想像するだけで気分が高揚します」

熊野「ええ……そうですわね……」ウットリ

朝潮「かなりの仕上がりです!」

神通「どこがですか!? もう新聞というか、ただの低俗な雑誌じゃないですか!」

加賀「低俗……?」

神通「あっ、いえ、加賀さんが低俗というわけではなくて……いや、低俗か……」

神通「と、とにかく、ヌードとかはダメですよ! ダメです! 絶対!」

神通「だ、大体、スルーしてましたけど、朝潮さんは何を普通に話に混じっているんですか!」

朝潮「え? ……おかしいでしょうか?」

加賀「いいえ?」

神通「おかしいですよ! く、駆逐艦には駆逐艦の情操教育というものが……」

熊野「女の子は心身の成長が早いものですわ」

加賀「ええ。間違った性知識は悲劇しか生みません」

神通「そういう加賀さんがついさっき、悲劇を生もうとしてましたよね!?」

加賀「ではどうすればいいというのかしら?」

神通「皆さん提督に固執しすぎですよ……提督の一日を追うとか、そういうのじゃなくて……」

熊野「もっと艦娘の生活に密着したものがいいと」

神通「そ、そうですそうです! 熊野さん、わかってらっしゃるじゃないですか……」

熊野「そうですわね……ではこの熊野、意見具申ですわ」

朝潮「お願いします」

熊野「前日に提督とのスキンシップが発生した艦娘のリストアップコーナーを設けるべきですわ」

加賀「いいわね」

神通「それを何に使うつもりですか!? 晒しあげるんですか!?」

熊野「まさか。当の本人に話を聞いて、今後に役立てるだけですわ」

神通「だからそれがどう役に立つんですか……」

朝潮「……とりあえず、現状もっとも名が挙がりそうな艦娘は明石さんですね」チラッ

加賀「ええ、そうね……」チラッ

神通「あの、お二人ともどこを見て……?」

ブゥゥゥゥゥン

加賀「……ご苦労様」スッ

神通「なんで部屋に艦載機……」

朝潮「彩雲です」

加賀「私も、誇り高き一航戦ですから」ドヤッ

神通(投げ捨ててる。投げ捨ててますよ……)

朝潮「……では逆にお聞きしますが、青葉さんの新聞に神通さんは何をお求めになりますか?」

神通「なにって……正確かつ中立な立場に立った報道と、少しの笑いとか……生活の知恵とか……」

朝潮「青葉さんの新聞にそんなものを求めるのはナンセンスです」

神通「ナンセンスって……というか、あなたは本当に朝潮さんですか……?」

朝潮「読者が常に求めているのは新鮮な刺激です。その点、司令官に関する情報は刺激に溢れています!」

朝潮「青葉さんには司令官のあるがままを報道していただきたく思います」

加賀「良いことを言ったわ」

神通「言ってないですよ! 青葉さんだって一生懸命なんですから……」

朝潮「……神通さんは少し優等生が過ぎると思います。それではいずれ困りますよ」

神通「へ、へぇ……そうですか……」ヒクッ

熊野(……あ)

朝潮「そもそも艦娘である私たちが司令官のことを知ろうと願うのは間違いではなく」

朝潮「艦娘としてのあるがままの姿と言っても過言では――」

神通「朝潮さん……」

朝潮「はい、なんでしょうか」

神通「……少々、おいたが過ぎるのではありませんか?」ニッコリ

朝潮「なにを……」

神通「困りますね……あまり、気が大きくなられては困ります……」

神通「最近は諌めてくれる方もいなかったのでしょうか……不幸なことです……」

加賀「っ、朝潮、逃げなさい!」

朝潮「いえ……いつまでも昔の私ではありません。経験を積んだ私であれば……」



神通「 そ う で す か ? 」ゴゴゴゴゴ



朝潮「……ひっ」

熊野(こ、このオーラは……)

加賀(くっ……この私が気圧されているなんて……)


神通「私がこの会議に参集された意味、今ようやくにして思い至りました」

神通「性根の曲がった駆逐艦を……いえ、それだけでなく、空母、重巡を更生させよと……」

神通「つまり提督はそう仰っているわけですね……」ギロッ


加賀「……ひっ」

熊野「い、いえあの、別に私たちは」

朝潮「……じ、神通さん、わ、私の口が過ぎ……」


神通「意見具申」

加賀「は、はい……どうぞ……」

神通「私、二水戦旗艦、神通が……責任をもってあなたたちを更生させる様をコラムにして掲載しましょう」

朝潮「」ガクガク

熊野「なっ……」

加賀「そ、それは承服しかねるわ……。そもそも軽巡に何を更生させられると」

神通「その思い上がりですよ、加賀さん?」ニッコリ

加賀「ひぅ……」ブワッ

神通「異論はありませんね、熊野さん」

熊野「れ、レディはそんな……」

神通「答えは聞いていませんが」

熊野「」

神通「……まずは夜戦演習で性根を叩き直して差し上げましょう」

加賀「ま、待って、私は空母で」

神通「だからなんです?」ニッコリ

加賀「ふぇ……」ブワッ

神通「……胃の中身をすべて出して、胃液も出して、全て絞り尽くしてからがスタートラインですよ」ニッコリ

朝潮「」

熊野「」

加賀「」


(※神通によるお馬鹿三人組の更生コラムは鎮守府を恐怖と憐憫の渦に巻き込んだ)


お題『青葉の新聞に載せてほしいコーナーについて』

答え『神通による三人組の更生コラム』

【モニタールーム】

提督「神通ありがとう、愛してる!」

明石「おお、もう……」

提督「あいつらにはこれくらいの荒療治が必要だったんだよ! 特に朝潮」

明石「相当暴走して気が大きくなってましたもんね……」

提督「全くな……」

明石「熊野さんもあっち側だとは意外でしたね……」

提督「そうね……そこはちょっと忘れたいかな……」

明石「あ、ああ、すみません……」

明石「じゃあ、次回の議題いっちゃいます?」

提督「ああ……それなんだけど、ちょっと考えてることがあってさ」

明石「あら、珍しい」

提督「まずは先に参加艦娘を取りたいんだ」

明石「まあ、提督がそう仰るならそれはそれで……」

提督「あと、今回から明石と大淀は特例で参加可能枠な。あと今回に限り直前参加艦も可能」

明石「えっ! 私もですか?」

提督「おう、お前も参加したいだろ?」

明石(提督の隣ってポジションは美味しかったんだけどなあ……)

提督「というわけでくじ引き、今回は6人な」

明石「ろくぅ!?」


参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで6人選定します。
建造可能艦限定(明石、大淀は可能) 、今回に限り直前参加艦も可能。

同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

まあ5分間とか言ってるけどその実そこまで厳密じゃないです……

#0123kakezan

ルール
コンマが49に近い艦娘から順に選定


明石「ええっと……6人ですよね、選定作業が面倒だなあ」

提督「俺も手伝うからやったやった」

明石「はいはい……えっと……さっそく私じゃないですか!」

提督「おっ、いいねえ。……次は……黒潮だな」

明石「名取さん、初霜ちゃん……」

提督「お……日向」

明石「あの……」

提督「どうした?」

明石「……球磨さんが」

提督「クマー……」

明石「で、急に6人なんて何がどうなったんです? 4人でも纏まらないのに……」

明石「頭の修理、しましょうか?」

提督「いらねえよ! っと……いやな、この会議もついに第15回を迎えて」

明石「はい」

提督「新スレも立った」

明石「はい」

提督「キリが良い。記念すべきだ」

明石「はぁ……」

提督「もちろんこのまま会議を続けるのもいいが……同じことを愚直に続けるのでは変化がない」

明石「話長いですよ」

提督「うるせえな、最後まで聞けよ! 要は、今回は特別ルールってことだよ!」

明石「つまり?」

提督「挑戦なくして進化はありえないのである。……第15回突入記念、王様ゲーム」

明石「球磨さんの胃が死んじゃう!!!!」

特別ルール

今回は会議ではありません
新スレ突入記念の王様ゲームです

いろいろやってみようと思った次第ですので、よろしければお付き合いいただけると幸いです

王様安価、艦娘選択安価、行動安価を取る予定。
詳しくは>>1がお風呂からあがったら
いったん失礼します。

球磨がいる時に「この企画最大の犠牲者は誰?」ってお題を出したい

【会議室】

黒潮「あれ? 噂に聞いてた数より多いんちゃう?」

初霜「本当ね……5人もいるわ」

名取「あ、あんまり良い噂を聞かないけど……」

日向「青葉の新聞か? あれは一部が暴走しただけだろう。私も覚えがあるからな……」


球磨「…………」


黒潮「ねえねえ、球磨はんは常連なんやろ?」

球磨「あはは……球磨は……何回呼ばれてんだクマ……?」

初霜「球磨さん……」


ガチャッ


提督「どうもどうもみなさんお集まりいただいてありがとう」

明石「どうもー」

球磨「貴様……諸悪の根源……世界の歪みィ……!」ギリッ

提督「あ、あんまり睨まないで! くじ引きなの!」

球磨「くじ引きったって選ばれ過ぎだクマ!?」

明石「ま、まあまあ……」

日向「それはともかく君、いったい何をするつもりだ?」

名取「普段は顔を見せないんじゃ……?」

提督「うむ……王様ゲームを! してもらおうと! 思います!」

球磨「はい死んだー! 今死んだー! 球磨の心臓はご臨終だクマー!」ウガー

明石「ま、まあまあ……艦娘ですから心臓は大丈夫です!」

球磨「それは屁理屈っつーんだクマ! 王様ゲームっていつもの会議よりタチ悪いクマ!」

初霜「提督」

提督「おー、どうした初霜」

初霜「私たちは、その王様ゲームというもののために呼ばれたの?」

提督「まぁ、そうなるな」

日向「む」

くじを作ってるのは俺たちだからな…

黒潮「なんや、そういうことやったの」

名取「会議かと思ってましたけど……」

提督「というわけで、明石を含めた6人でやってもらおうか」

明石「よ、よろしくね」

日向「投げっぱなしがすぎないか?」

提督「そんなことはない」

球磨「おう提督、参加しないのかクマ? ええ?」

明石(球磨さんが……)

初霜(やさぐれてる……)

提督「えー……いや、俺は……」


提督も参加する? >>+1-3まで 多数決

花占いかな?(すっとぼけ)

明石「しましょう、提督」

日向「そうだな。初の試みであるならば、指揮官である君も参加すべきだ」

黒潮「なによりもこの球磨はんをほっとくわけにはいかんと思うで」

球磨「ふふふ……Welcome to Underground……」

提督「……球磨、お前っ……」

初霜「王様ゲーム、か……やったことはないけれど」

名取「提督さんの命令なら、が、がんばりますっ!」

提督「うむ、ありがとう! よろしくな!」

明石「それじゃあルール説明をお願いしますね、提督」

提督「ああ。酉に番号と艦娘の名前を対応させて仕込んである」

提督「まずは王様選定安価で王様を選定」

提督「次に行動安価指定だ」

提督「まあ、習うより慣れろか。>>1も初めてやるしな」

提督「というわけで、王様ゲームの掛け声は知ってるな?」

黒潮「王様だーれだ、やろ?」

提督「そうだ。いくぞ!」

日向「やれやれ……」


『王様だーれだ!』

直下

1~7で選択

日向「む……私か?」

提督「3番は日向だな。これから日向が王様として命令するからまだ酉は明かせないが……」

球磨「心臓に優しいのでお願いクマ……」

名取「球磨さん……」ブワッ

提督「じゃあ日向には王様の命令を出してもらう」


日向命令の内容と3以外の対象 >>+1-3ランダム

#1na2t3hy4ha5a6ku7kr

日向「じゃあ、2番と5番に衣裳チェンジでもしてもらおうか」

提督「」

初霜「まずは軽めで行く感じですね」

黒潮「まあ、安心やな」

明石「あ、私5番ですね」

球磨「2番は誰クマ? 球磨は6だクマ」

名取「私じゃ……ないですけど……」

提督「」

明石「あの、もしかして提督……」チラッ

提督「」

球磨「やったクマ! やったクマ!」ペカー

日向「球磨……お前……」

球磨「ふっふっふ、早く着替えるがいいクマ……」

提督「おまっ、ちょ……おい、男が衣裳チェンジってお前……」

球磨「その程度の覚悟もなしに球磨を会議室に放り込んだクマ? 王様の命令は絶対クマ!」

黒潮「めっちゃいきいきしとるなぁ……」

明石「提督と交換……交換……えへへっ」

名取「こ、こっちはこっちで結構喜んでますよぉ……?」

初霜「不安だわ……」

球磨「日向、王様の命令は絶対クマ?」

日向「まぁ、そうなるな」

球磨「逃がさないクマー……」

提督「」

<やだっ、どこに手ぇ入れてっ!

 <うるせぇ! ガタガタ言うんじゃねえクマ!

  <ちょ、そこはっ! たすけっ、たすけっ……!

   <ええい自分のパンツでも噛んでろクマ!

    <モガッ……


初霜「……っ」

名取「あ、あのっ……あの……」

日向「今は球磨の好きにさせてやればいいさ」

明石「球磨さん! 私も剥きたいです!」バッ

黒潮「あかんのちゃう? これ」

日向「今は反省しているが……提督にもいい薬だろう」

・・・
・・


明石「どうですか? 新提督、明石です!」ピカーン

黒潮「おおー」

日向「意外と似合うじゃないか」

初霜「そうですね……凛々しいです」

名取「……あの、提督さんは……」

球磨「へっへっへ、早くみんなに見てもらうがいいクマ……提督の痴態を……クマ」


提督(明石の衣装)「もうお嫁にいけない……」シクシク


日向「いや、お嫁には行けないだろう」

提督「冷静なツッコミありがとう! うわああスースーするぅう!」

提督「と、まあ……こんな感じで進めようかと……」

黒潮「くくっ……」

名取「っ……」

初霜「……ごめんなさい、ふふっ」プイッ

提督「くっそ……なんだこのエロスカート……」

明石「ちょ、そんないい方しないでくださいよね!?」

日向「まあ、流れは把握したよ。次に行こうじゃないか」

球磨「そうクマ。ふふふ、球磨の反撃は終わらんクマ……」

提督「じゃあ、行くか……」


『王様だーれだ!』

直下 数字

2番 提督


提督「よっしゃぁぁぁ!」

球磨「チッ……」

提督「露骨に舌打ち!?」

初霜「提督が王様ですか……」

名取「あ、あまり過激なのはよしてくださいね……?」

提督「わかってるさ、俺も鬼じゃないからな」


提督の命令内容(対象番号含む) >>+1-4ランダム

#1a2t3kr4ku5hy6ha7na

提督「軽く行こう。5番は次の王様ゲームが流れるまで卯月の真似して話してくれ」

名取「卯月ちゃんの口調っていうと……」

初霜「語尾にぴょん、ですね」

日向「……」

明石「私は1番ですけど……」

球磨「球磨は4番だクマー。まあ、普段と変わらないし当たっても特に問題はないクマ」

提督「日向、もしかしてお前……」

日向「……まぁ、そうなるぴょん」

提督「」ブッ

明石「」ブッ

日向「何か……おかしいことでもあるか……ぴょん?」

初霜「……」フルフル

黒潮「む、無表情でその語尾はあかんて……」

日向「ダメぴょん?」

提督「ふぐっ……」

明石「か、顔色一つ変えない……」

名取「流石です……けど……」

日向「日向、今日も頑張るぴょん」

提督「ひぐぅ……」

日向「そんなにおかしいぴょん? ぷっぷくぷぅ~」

球磨「や、やめ……クマ……」

日向「早く次の王様を決めるぴょん」

明石「な、なんで表情が変わらないんですか……っ」


『王様だーれだ』直下

4番 日向

日向「さっきから私と提督だけで王様ゲームをやってるぴょん」

提督「ひぃ……日向の台詞が多くなる……」

明石「だから、表情……変えて……っ」

名取「……うぅ」

初霜「つらい……」

日向「ひどいぴょん」

球磨「確信犯だクマ……こいつぅ……」


日向の命令(対象含む) >>+1-4ランダム

#1ha2kr3ku4hy5ku6a7t

日向「では……4番が5番の膝の上に座るぴょん」

提督「4番ってお前じゃねえか……っ!」

日向「知ってるぴょん」

球磨「5番……球磨じゃねーかクマ!」

明石「ふふっ……」

日向「よろしくぴょん」

球磨「ま、マジで座る気かクマ?」

日向「ひゅーちゃんは本気っぴょん」

黒潮「」クフッ

初霜「ひゅー……ちゃん……」

名取「日向さん……体を張って……」

球磨「んぎぎぎぎ……クマ……」

日向「絶景ぴょん」

球磨「日向、もう語尾止めていいクマ!?」

日向「いや……これがなかなか気に入ったぴょん」

名取「っ、つらいよぅ……」

明石「なんという……」

日向「ひゅーちゃん、もうちょっとだけ続けるぴょん」

球磨「何気に入ってんだクマ!? お、重い……」

日向「……ぷっぷくぷぅ~」

球磨「んぎぎぎ……」

提督「酷いな……」


『王様だーれだ』 直下数字

1番 黒潮


黒潮「ウチやな。やーっと王様ゲームに参加してる気分に浸れるわ~」

提督「俺と日向だけだったもんな」

黒潮「あっ……提督はん、悪いんやけど……ごめん、こっち見いひんといてくれる?」

提督「え……」

黒潮「ごめん……わろてまう……ふふっ」

提督「……んぎぎぎぎ」

球磨「いーから早く命令してくれクマ! 重いクマ!」

日向「ぷっぷくぷぅ~」

明石「もうやめてぇ……」


黒潮の命令(対象含む) >>+1-5ランダム

#1kr2ku3a4t5na6ha7hy

黒潮「せやなー、6番には姉妹艦について語ってもらおか」

初霜「6番……私ね」

名取「なんだか初参加って感じがするね……私はいつになるのかなあ」

提督「おっ、姉妹艦についてか」

初霜「あ……すみません、提督、あまり、こちらを……。すみません!」

提督「……はい」

明石「提督! 大丈夫です! 明石は大丈夫です!」

日向「瑞雲についてならいくらでも語れるぴょん」

球磨「いいから降りてくれクマ……」

初霜「まず初春姉さんのことよね」

初霜「なんといっても初春姉さんは鎮守府内でも1位2位を争うのじゃロリ枠よ!」

初霜「ザ・和風を体現したかのような佇まい! 改二前の艤装の近未来感と、和風との絶妙なバランス!」

初霜「そして麻呂眉! 扇子! 改二でより幼さが増してのじゃロリっぷりに磨きがかかったわ!」

初霜「子日姉さんといえば今日は何の日よね! はい、ご一緒に!」

名取「えっ、きょ、今日は何の日……」

初霜「子日だよー!(裏声)」

初霜「可愛い! 可愛い! 子日は可愛いだけじゃないんだから! 可愛いのよ!」

提督「ヒューッ」

初霜「若葉は……あの気だるげな感じ、着崩した制服、薄い胸板、全てがいいわね!」

初霜「痛いぞ……だが悪くない……! 悪くないのね! だったらもっといろいろやってもいいのね、若葉!」

初霜「24時間寝なくても大丈夫……なわけないじゃない! 寝ていいのよ、私の布団で!」

提督「」

明石「」


初霜「こんな感じかしら……」

日向「まぁ、そうなるぴょん」

初霜「よかった!」

提督「意外と姉妹艦のことになると饒舌になるんだな……」

初霜「は、恥ずかしいです……」

明石「いいなあ、私には姉妹艦いないし……」

提督「何言ってるんだ明石。今は俺が姉妹艦みたいなものじゃないか」

明石「提督……!」

黒潮「なあ、あれって良いこと言っとるつもりなんかな?」

球磨「違うと思うクマ……」

名取「王様ゲームって……呼ばれないときは全く呼ばれないよね……」

日向「名取が濁り始めたぴょん」


『王様だーれだ』

1番 球磨


球磨「よっしゃクマ、やったクマ!」

日向「おめでとうだぴょん」

球磨「いいからお前は降りるクマ!」

提督「時間も時間だしお前の命令で最後にするか」

名取「……!」

球磨「ほう、言ったクマね? 後悔しても知らんクマ」

明石「やけに乗り気ですが……」

黒潮「なんか秘策でもあるんやろか?」

#1ku2a3t4na5kr6hy7ha

球磨「球磨はぁー、安価にはぁー、頼らないクマ!」

提督「何言ってんだお前……世界の法則が……」

球磨「知ったことじゃないクマー! 球磨の命令はシンプル!」

球磨「3番は今すぐ、加賀のところに行って「空母おばさん」って言ってくるクマー!」

提督「」

明石「」

初霜「」

黒潮「」

名取「4番……」ションボリ

日向「いや、回避して正解だぴょん」

提督「お前……そんなっ……殺されちまうぞ……3番がっ……」

明石「えっと……2番なんですけど……」

日向「6だ」

初霜「7です」

黒潮「よかったー……5やでー」

提督「」

提督「」

球磨「報いを、受けるクマ」

提督「ヘーイ王様ー! 時と場合を考えなヨー!」

球磨「おう、誰の真似クマ?」

明石「金剛さんですね」

提督「冷静な判断はいらないんだよ! 加賀に「空母おばさん」って言って来いって!? 殺す気か!?」

球磨「大丈夫クマ」

提督「大丈夫な要素がひとっつもねえよ! だいたい俺のカッコ、今明石なんだぞ!?」

提督「セーラー服着てスケベスカート穿いた男がいきなりあらわれて「空母おばさん」と言い残して去っていく……」

提督「そんな目に合う加賀の気持ちになるべきじゃないかね!?」

球磨「王様の命令はぁー……ぜったいクマ?」

日向「まぁ、そうなるな」

提督「」

名取「て、提督さん……何なら名取がかわります……よ?」

初霜「名取さん! 一時の感情に身を任せて早まるべきじゃないわ!」

明石「そ、そうですよ! 大丈夫、チャンスはまだまだありますから!」

黒潮「せやせや、命を投げうつのは今は提督はん一人でええって! な!」

提督「死ぬのは確定かよ! 確定か……確定だな……」

球磨「さ、行くクマ。答えは聞いてない」

提督「ほげっ……」

明石「提督……骨は……骨は明石が拾います!」ブワッ

日向「ヴァルハラで待っているがいい」

提督「ちょっと! 待ってよぉ! やだよぉ! 僕こんなかっこやだぁ!」

球磨「おら行くクマ! 行けっ!」ペシーン

提督「ちっくしょう! 覚えてろよクマー!」

瑞鶴「……げ、加賀さん」

加賀「随分なご挨拶ね、瑞鶴」

瑞鶴「い、いえー……あはは、じゃっ、私はこの辺で!」クルッ

加賀「待ちなさい」ガシッ

瑞鶴「うひぃ……」

加賀「ちょうど暇していたのよ。食事に付き合ってもらえるかしら?」

瑞鶴「うぇ……」

加賀「答えは聞いていないのだけれど……」ズルズル

瑞鶴「なんなのよぉ……瑞鶴には幸運の女神がついてるんじゃなかったのぉ……?」


「加賀ァァァァァァァァ! いるかァァァァァァァ!」


瑞鶴「なに? この声……提督さん?」

加賀「提督が私を探して廊下を全力で走っている……?」

加賀「流石に気分が高揚します」キラキラ

瑞鶴「あーはいはいよかったね」

提督「おおっ、見つけた!」(明石の恰好

加賀「そんなに焦らなくても、私は逃げないわ、よ……?」

瑞鶴「ぶふーっ!」

瑞鶴「てっ、ていとくさん……なにそれっ……変態……」

加賀「……」ペシンッ

瑞鶴「いったっ! なんで叩くのよ!?」

加賀「何かお考えがあってのことに違いないわ」

瑞鶴(この人の提督狂いもなかなかよねぇ……)

提督「うむ、すまん、呼び止めて」

加賀「構いません……むしろ、気分が高揚します」

瑞鶴「私はちょっと意気消沈かな……。そのスカート明石さんのでしょ。酷いわよ」

加賀「明石の……? なぜ提督が明石のものを……」

提督「ま、まあ、その、深いわけがだな……」

加賀「そうですか」

瑞鶴「で、何か用があったんじゃないの?」

提督「あ、ああ、いやその……瑞鶴と……は、これから食事か?」

瑞鶴「ん?」

加賀「提督……なぜ瑞鶴を先に呼んだのかしら?」ズイッ

提督「あ、ああいや深い意味とかはなくってー?」フイッ

瑞鶴「うそつき」

提督「い、いやほんとなんだよ……」

加賀「何か隠していますね?」ズズズイッ

提督「ち、近い……近いって……あ……く、空母おばさん……」

瑞鶴「」

加賀「…………」

瑞鶴(ていっ、提督さんっ! 今なら! 今のうちに謝ったら半殺しで済むから!)ボソッ

提督(それは……できないっ……!)

瑞鶴(何その無駄なプライドは! 変態的なカッコと併せて本気で酷いよ!?)

加賀「……聞こえなかったみたい。耳掃除が足りていないのかしら……」

瑞鶴「なかったことにしたァァァ!」

提督「そ、そうか……」

加賀「それで提督、何のご用かしら?」

提督「あ……あの、瑞鶴と…………空母おばさんは……これから、お食事……?」

瑞鶴(また言ったァァァァ!)

加賀「…………まったくもう、提督ったら。翔鶴はここにはいませんよ?」ニッコリ

提督「翔鶴のことだと思い込んだァァァァァ!」

瑞鶴「いないよ! そりゃいないよ! でも現実を見ようよ! 提督さんが言ってるのはもう間違いなく」

加賀「あ゛?」(戦艦の眼光)

瑞鶴「ぴゃっ」

提督「いや、だからね……食事に、行くのかな……空母おばさんは……」



加賀「……全機爆装。46スロットに……飛龍からパチった友永隊を……」



瑞鶴「逃げててええええ! 提督さん逃げてええええええ!」

提督「言われなくてもスタコラサッサだぜぇぇぇぇぇぇ!」




加賀「 頭 に 来 ま し た 」



提督と加賀による鎮守府内デスレースは神通による制裁が執り行われるまで延々と続いた。

明石の恰好のまま鎮守府内を走り続けた提督はスケベスカートによるパンチラ等でそれを目撃した艦娘たちの心に中破級の損傷を与え、

当鎮守府では一時的に稼働可能艦娘が王様ゲームへの参加者のみとなる事態を引き起こしたという。


なお、神通による取り調べの結果、提督に8割、球磨に1割、加賀に1割の非があるものとして後日制裁が加えられたという。


鎮守府第1回王様ゲーム 終了

【モニタールーム】

提督「酷い目にあった……」

明石「お疲れ様です」

提督「もう王様ゲームはこりごりだぴょん……」

明石「提督の制服、大きくて、なんだか安心しました!」

提督「ああ、そう……? じゃあ次回の議題について安価を取ろうか……」

明石「はいっ!」


次回の議題 >>+1-5ランダム

神通さん頼りになるわ

今企画最大の犠牲者は誰か

明石「はいはーい、これです!」ヒョイッ

提督「えーと……提督に言ってほしい言葉……?」

明石「あっ、これ、私いっぱいありますよ!」

提督「へー、そう」

明石「反応うっす!」

提督「僕はつかれたよパトラッシュ……」

明石「はいはい……じゃあ参加艦娘安価ですよーだ」


参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(大淀、明石は可能)、直前参加艦(朝潮、加賀、熊野、神通)は不可。直前以外の参加艦はOKです。

同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

大鳳

>>227って範囲外だぜ

>>241
>>222は議題ではないものとして下にずらした次第です 説明が足りんかったか……

#konma08172

ルール
コンマが13に近い艦娘から順に選定


提督「えー……那智、吹雪、翔鶴、漣……かな?」

明石「の、ようですね」

提督「漣が二回目、他ははじめてか」

明石「主人公の吹雪ちゃんが初登場ですね」

提督「うむ……それでは次回はこの4人と」

明石「提督に言ってもらいたい言葉、ですね」


『次回に続く』

以上で本日の投下終了となります。

範囲指定の件について誤解を招いてしまい申し訳ないです。
範囲内に対象外のものが入っていた場合は下にずらしています。
以後は注意書きにいれようと思いますので、今回についてはご容赦ください。

王様ゲームに挑戦してみましたが、何とも言えませんね。
最後の流れだけは気に入っています。こんなことばっかしてますが加賀さんも大好きです。

それでは、次回もぜひお付き合いくださいませ。

『本スレの被害者』

・球磨
言わずと知れた会議常連。王様ゲームにて提督と加賀への意趣返しに成功するが彼女の心の傷は未だ癒えない。

・五月雨
提督絡みの下ネタ議題に巻き込まれることが多く、響と朝潮のせいでいらない知識を身に着ける羽目になった。

・神通
暴走艦娘教導艦。

・名取
王様ゲームに参加せずに終了してしまう。


こんばんは。残業って嫌ですね。
ぼちぼち第16回会議の投下を始めたいと思います。
途中安価を取る予定です。よろしければ是非。
それでは気長にお付き合いくださいませ。

吹雪(こんにちは! 吹雪です!)

吹雪(艦娘会議が催されると耳にしたときは、これは私の出番に違いない!)

吹雪(――と思って早一週間。ようやく、ようやくです!)

吹雪(かのドラマの主人公の登場にしては、少し遅いくらいじゃないでしょうか!)

吹雪(主人公としての誇りを胸に! 吹雪、会議室へと抜錨です!)

ガチャッ

【会議室】

吹雪「吹雪、ただいま参りました!」

翔鶴「こんにちは」

那智「ふむ。来たか」

漣「よっ、主人公! 流石の重役出勤ですね!」

吹雪「えっ……あ、すみませんっ!」

翔鶴「大丈夫よ。私たちもついさっき着いたばかりなのだから。漣さんも、そんなことを言ってはダメよ?」

漣「はーい」

那智「どうした吹雪、座るといい」

吹雪「は、はいっ! 失礼します!」

吹雪(艦種の別なく集められるとは聞いてたけど……ほんとに色々だなあ)

吹雪「……」ワクワク

那智「さて……話によると与えられた議題について4人で話すのだったな?」

漣「はい、そうです。私たちの時は「きのことたけのこ」についてでしたよ!」

吹雪「きのことたけのこ?」

漣「うん。きのこの山とたけのこの里についてだよ」

翔鶴「ああ、お菓子の……」

那智「何とも言えん議題だな……」

漣「とりあえず……会議中の腹ごなしにきのこの山をどうぞっ」ヒョイッ

吹雪「あっ、やったぁ! いいの、漣ちゃん?」

漣「ええもちろん、そりゃあもう。バンバンどうぞ!」

翔鶴「ではありがたくいただくわね」

那智「もらおうか」

漣「はいっ!」

翔鶴「久しぶりに食べると美味しいですね」

那智「うむ……なかなか……いいな」

吹雪「美味しいなあ」モグモグ

漣「でしょう? きのこはいいですよーきのこは」

吹雪「たけのこはないんだね」

漣「あるわけないじゃない」

吹雪「あるわけないんだ……」

那智「?」

翔鶴「?」

那智「さて……きのこの山は美味いが、こればかり食べているわけにもいかない」

那智「もう議題も提供されている頃だろう。会議に移るとするか」

翔鶴「そうですね。……えっと、あ、出てます」


お題『提督に言ってほしい言葉について』


吹雪「提督に言ってほしい言葉……」

漣「ブッキーはもう決まってるんじゃない?」

吹雪「え? どうして?」

漣「夢で見たかr」

吹雪「その話はやめて」

漣「ウェディングドレスを着た」

吹雪「やめて」

漣「うっす」

吹雪「ドラマの主人公を務めたことは誇りだけど」

吹雪「その話はやめてね?」ニッコリ

漣「はーい……」

那智「まぁ、気持ちはわからないでもない」

翔鶴「個性的よね……ええ」

吹雪「と、とにかく、ドラマのことはいいんですよ! 言ってほしい台詞ですよ、台詞!」

那智「すぐには思い浮かばんが……」

翔鶴「褒めてもらったりは、したいですね……なんて」

吹雪「良いと思いますよ!」

漣「ふむふむ……私は思いついたっ!」

吹雪「早いね。どんなの?」


漣の意見 >>+1-3ランダム

***

漣「ご主人様ぁ!」

提督「おう? どうした漣」

漣「漣、ちょーっと面白い噂聞いちゃったかも!」

提督「はぁ?」

漣「加賀さんと響が話してたんだけどぉ……」

提督「加賀が……?」ビクッ

漣「ご主人様が童貞ってマジですか?」

提督「!?」

提督「ど、どどど、童貞ちゃうわ!」

***

吹雪「……あの、漣ちゃん」

翔鶴「あう……」

漣「リアルでこんな否定をする人がいるのか気にならない?」

吹雪「ならないよっ!」

那智「男は存外デリケートなものだ。あまり触れてやるな」

漣「りょーかいっ! しっつれいしましたっ!」

吹雪「いきなり何を言い出すのかと思っちゃったよ……」

翔鶴「……もう、漣さんってば……」

那智「ふむ……では私も思いついたのでいいだろうか」

漣「どぞですっ!」


那智の意見 >>+1-5ランダム

***

那智「今日の執務はこんなところか……?」

提督「ああ、そうだな。ありがとう、助かったよ」

那智「なに、これが秘書艦の務めというものだ」

提督「そう言ってもらえるとうれしいよ」ゴソゴソ

那智「して……貴様は何をしている?」

提督「これを見ろ」ドンッ

那智「達磨か……」

提督「どうだ、月見酒と洒落込もうか?」

那智「フッ……悪くない」

***

提督「……参ったな、もうこんな時間か」

那智「ん? ああ……吃驚だな」

提督「楽しい時間は過ぎるのが早くて敵わんな」

那智「む、そうか……」

提督「それに、お前と一緒に飲む酒は美味い」

那智「……その言葉、そのまま返すぞ」

***

那智「まあ……こんなところか」

翔鶴「いいですね……」

吹雪「お酒かあ……」

漣「ご主人様と那智さんが二人で飲んでるのは絵になるなあ、きっと……」

那智「執務室のカウンターバー……あれはなかなか悪くない」

吹雪「あれ、司令官の手作りらしいですよ」

翔鶴「そ、そうだったの?」

漣「無駄にスペック高いですからねー、ご主人様は」

那智「楽しい奴だよ。……どうだ、翔鶴、貴様はなにか思い浮かんだか?」

翔鶴「私は……」


翔鶴の意見 >>+1-5ランダム

***

雪風「幸運の女神のキスを感じちゃいます!」

瑞鶴「瑞鶴には幸運の女神がついていてくれるんだから!」

青葉「ワレアオバ! ワレアオバ!」



翔鶴「……はぁ……」

提督「おい、どうした翔鶴、いつになく暗い顔だな」

翔鶴「あっ……提督……」

提督「なんだ? 瑞鶴たちを見てため息ついてたのか?」

翔鶴「その……そういうわけではないのですが……」

翔鶴「…………」

翔鶴「……いえ、そうですね」

提督「……」

翔鶴「どうしても……私とあの子たちを比べてしまうことがあって」

提督「そうか……」

翔鶴「今日の出撃でも、あの子たちは無傷だったのですけど……あ、もちろんそれはとても喜ばしいことです」

翔鶴「だけど、私はいつものように中破で……その……これが生まれ持った運の差、なのかな……とか」

提督「翔鶴……」

翔鶴「すみません……。いつも考えないようにはしているんです、だけど……」

提督「いや……いいんだ。そうやって不安を吐露してもらった方が、俺も助かるよ」

翔鶴「……申し訳ありません、変なことを……」

提督「翔鶴……ただな、ひとつだけ言わせてくれ」

翔鶴「……はい」

提督「世間一般的には、あいつらこそが幸運の女神なのかもしれない」

提督「けど、俺にとってはお前がそうだ。お前が俺の女神だ、翔鶴」

翔鶴「えっ……」

提督「はじめてこの鎮守府に着任した空母はお前だ」

提督「それ以来、数々の海域を転戦してきたが……」

提督「どんな時だってお前は俺の側にいてくれた。どんな困難な局面でも、お前がいたから、突破できたものだと信じてる」

提督「だからお前が……翔鶴こそが、俺にとっては幸運の女神ってやつなんだ」

翔鶴「提督……!」

提督「お前の不幸のジンクスなんか、俺が吹き飛ばしてやる」ギュッ

翔鶴「てい、と……」

提督「だから笑っていていれ。静かに、俺の隣で、優しく……微笑んでいてくれ」

翔鶴「……はい……」


***


翔鶴「――とか……」

那智「ふむ……」

漣「でも翔鶴さんって空母勢では一番着任が遅く」

翔鶴「……言わないでちょうだい……」グスッ

吹雪「おいたわしや……」

漣「で? ブッキーは?」

吹雪「うん……私はね」


吹雪の意見 >>+1-5ランダム

***

吹雪「司令官、お呼びですか?」

提督「ああ、吹雪……お前を呼んだのは他でもない」

吹雪「はい!」


提督「俺の子を産んでくれないか」ヌギヌギ


吹雪「喜んで!」ヌギヌギ


***


吹雪「こうです!」

那智「なにがこうだこの痴れ者」パシンッ

吹雪「ああんっ!」

漣「ちょっと引くわー……」

吹雪「漣ちゃんも私と同レベルだったよね」

漣「いや、ごめん、一緒にしないで!?」

吹雪「でもでも、司令官にそう迫られたら陥落しちゃいますよ! ねえ?」

那智「私に同意を求めるな……」

漣「ないない」

翔鶴「……のーこめんと」

吹雪「ほら! ね?」

漣「棄権を勝手に賛成に含めない」

吹雪「ちぇー……」

那智「……神通を呼ぶべきか」

吹雪「あっ、すいません勘弁してください」ドゲザー

漣「プライドも何もねぇ……」

吹雪「私は朝潮ちゃんとは違います!」

吹雪「だって私、真の主人公だもの! 外野から主人公主人公言われてるだけの朝潮ちゃんとは違――」


デデーン フブキー アウトー


吹雪「――うんですから……。って、なんですかこの不穏なアナウンスは」

那智「いや、私は知らんが……知っているか、二人とも?」

翔鶴「いえ……」

漣「わかんないです」

吹雪「あんまり脅かさないでほしいんですけどね……」クルッ



神通「……」ニッコリ



吹雪「へるぷみー」

漣「うん、それ無理」

吹雪「な、なんで神通さんがっ……!」

神通「風紀の乱れを感じました。……さあ、楽しい更生時間の始まりですよ」グイッ

吹雪「待って待って待ってください! 私だけ連れてかれるのおかしいでしょ!?」

神通「今日のところは吹雪さんだけがアウトです」

神通「さあ……心を入れ替えた朝潮さんが待ってますよ」ニッコリ

吹雪「ひっ……」ズルズル

那智「まあその、なんだ。ほどほどにな」

翔鶴「お疲れ様です……」

漣「無茶しやがって……」

吹雪「く、くそう! 私は! 私は必ず戻ってくる! 私が戻らなくとも……!」

吹雪「第2、第3の吹雪が……! 朝潮が……! 必ず……!」



吹雪「戻ってくるんだからぁぁぁぁぁ!」


ガチャッ バタンッ

那智「……さて」

翔鶴「ええ……」

漣「何とも言い難い幕引きですね……」

那智「他に意見はないか?」

翔鶴「私は……とくには」

漣「漣、いっこだけ」

那智「うん?」

***

漣「ご主人様、どうしたんですか?」

漣「急に執務室に呼び出したりなんかしちゃって! しかもマジ声で!」

漣「もしかして、告白とかだったり!? なんちゃってー!」

提督「……」

漣「あれ、乗って来ませんね。いつもだったらもっとノリいいのに」

漣「どうしたんですか、ご主人様? 体調悪いの?」

提督「……いや……漣、真面目に聞いてほしい」

漣「……ガチなんですね。わかりました」


漣「……駆逐艦漣、準備は万端です」

提督「思えばお前とも長い付き合いだ」

漣「はい」

提督「……どれだけ困難な作戦を、お前と共に突破してきただろうな」

漣「司令官……」

提督「……お前もめでたく、今日付けで練度が99に到達した……」

漣「はい……って、まさか……」

提督「ああ……」スッ

漣「その箱……」

提督「……見ての通りだ」

漣「……し、司令官、私……」

提督「フッ……やっと伝えられるな……」

漣「はい……はいっ……!」グスッ

提督「漣……俺――」

漣「――――」




.




提督「――俺は実はたけのこ派なんだよ」

漣「やっぱりなァァァ! よっしゃ戦争じゃオラァァァァ!」


***


漣「こうして鎮守府を二つに分ける第二次きのこたけのこ戦争が勃発するのでありました……」

翔鶴「ええー……」

那智「本当にそんなことを言ってもらいたいのか?」

漣「だって楽しそうじゃないですかっ! ねっ!」


お題『提督に言ってほしい言葉』

答え『いろいろ。例:俺の子供を産んでくれないか』

【モニタールーム】

提督「吹雪もダメだったか」

明石「駆逐艦の情操教育ボロボロ過ぎじゃありませんかね」

提督「俺のせいなのか? 環境が悪いのか?」

明石「何なんでしょうね。私には何ともですね」

提督「神通の神出鬼没っぷりも怖いんだけどね」

明石「どこで察知したんですかね……」

提督「この鎮守府っていろいろと触れてはいけない闇を抱えてたんじゃないか」

明石「かもですね……」

提督「じゃあ次回のお題いくか」

明石「はーい」


次回の議題 >>+1-6ランダム

提督「……」

議題『青葉に見られたら困ること』

明石「ふむ」

提督「青葉に見られたら困ることを他人の前で話すかね?」

明石「いやあ、わかりませんよ……。実は言いたくても言えなかったことを表に出してくるかも」

提督「駆逐艦には要注意だな……」

明石「神通さんがいるからヘーキヘーキ」

提督「慢心だな……」


参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(大淀、明石は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

#hanten0263
ルール
コンマが10に近い艦娘から順に選定
差が等しい場合、反転前のコンマに近い艦娘を優先的に選定
(羽黒と初雪は差が9で同着。羽黒のコンマが01のため羽黒とする)


提督「なあくじ箱見たんだけどさ」

明石「はい」

提督「球磨の票だけ多くね? 気のせい?」

明石「さ、さぁて……?」ダラダラ

提督「お前……」

明石「ほ、ほら、選定選定!」

提督「ったく……えー、瑞鶴……時雨……利根……」

提督「……で、羽黒か」

明石「経験者が多いですが……この人たちが素直に話すでしょうか?」

提督「わからん……」

明石「では、次回の議題は青葉さんに見られたら困ること!」

提督「よろしくゥ!」


『次回に続く』

球磨人気過ぎィ!

今日の反省は安易に神通さんに頼ってしまったことです。便利すぎる……
このスレで駆逐艦がぶっ飛ぶのはもう、そういうものだと思っていただけると大変助かります。多分戦艦のがウブだよこれ

そろそろ複数回参加の艦娘も目立ち始めてきましたね。
回数制限等は特に考えていませんが、未参加艦娘を後で纏めようかと思います。

それでは次回もぜひお付き合いくださいませ。

会議に未参加かつ参加艦娘安価で対象となるのは以下の通りです

『比叡』『山城』『長門』『飛龍』『鳳翔』『飛鷹』『隼鷹』『千代田』
『加古』『足柄』『高雄』『愛宕』『摩耶』『鳥海』『最上』『三隈』
『筑摩』『天龍』『龍田』『多摩』『北上』『大井』『長良』『名取』
『由良』『鬼怒』『阿武隈』『那珂』『能代』『矢矧』『大淀』『明石』
『睦月』『弥生』『文月』『菊月』『三日月』『望月』『白雪』『初雪』
『深雪』『叢雲』『磯波』『綾波』『敷波』『朧』『潮』『暁』『電』
『黒潮』『初春』『子日』『若葉』『初霜』『白露』『村雨』『夕立』
『涼風』『大潮』『満潮』『荒潮』『黒潮』『島風』『Z1』『Z3』
『伊8』『伊401』『まるゆ』『あきつ丸』

多分これであってるはずですが、意外と多いですね。
参加回数だとやはり

5回『球磨』(第1回、第5回おまけ、第11回、第14回、王様ゲーム)
4回『朝潮』(第3回、第11回、第13回、第15回)

が目立ちます。特に朝潮はラスト3回を最短記録で参加していますね。
気が大きくなろうというものです。

それでは、あらためておやすみなさい。

瑞加賀が大好物です

みなさまこんばんは。
本日の投下を始めさせていただきます。
どうぞお付き合いくださいませ。

【モニタールーム】

青葉「どうも、青葉ですぅ! 恐縮です!」ピョーン

提督「おう明石遅いぞ……ってんん!? なんでお前がここにいるんだ青葉ァ!」

提督「このモニタールームの存在は俺と明石しか知らない地下通路の……」

青葉「今日の相棒は青葉なんですよ!」

提督「どういうことだおい……」

青葉「大体提督も水臭いです。こんな面白いことしてるなら青葉も呼んでくださいよぅ!」

青葉「バッチリ記事にしちゃいますから!」

提督「だからこそ呼ばなかったんだろうが……」

提督「ていうか明石は?」

青葉「部屋で寝てます!」ペカー

提督「……まあ、深くは突っ込むまい……」

青葉「えへへ、それでそれで? 今日の議題は『青葉に見られたら困ること』だそうですねっ!」

提督「ああ、うん、そうね……。だから出て行きなさい、ほら」

青葉「まあまあ待ってください提督。青葉に一案があるんですよぅ」

提督「一案?」

青葉「ふつうに考えて、青葉に見られたら困るようなことは会議の場では口にしませんよ」

提督「まあ、それはな」

青葉「ですからぁ……」ゴニョゴニョ

・・・
・・



提督「……ふむ、なるほどな」

青葉「どうですどうですっ?」

提督「ノった」

青葉「やりましたっ!」

提督「じゃあさっそく準備だな」

青葉「はいっ! お任せください!」

【会議室】

瑞鶴「ふへぇ……また呼ばれちゃったよ……」グデーン

利根「なんじゃ瑞鶴、お主気乗りしておらんのか?」

瑞鶴「しないよお。前回酷い目にあったし……」

時雨「加賀さんにお尻を叩かれたって聞いたよ」クスクス

瑞鶴「うげっ、聞いただけであの痛みが……」

羽黒「だ、大丈夫……大丈夫……」ゴクッ

利根「ククク……そう気負うこともなかろう」

利根「泰然としておればよいのじゃ。この利根を見習うがよいぞ」フンス

羽黒「あの……わ、悪いことには、ならないですよねっ……。神通さんに折檻されたりとか……」

瑞鶴「あー、ならないならない」

時雨「このメンバーだったらそこまで暴走することはないだろうしね」

利根「うむ。皆分別はつくであろうしの」

羽黒「よかった……心配だったんです」

時雨「まあ、朝潮と吹雪の更生コラムは思わず目を背けたくなったからね」

瑞鶴「あれ、加賀さんのしごきよりきっついわよ……」

羽黒「ひぃ……」

利根「ところで、今日の議題はなんなのじゃ?」

瑞鶴「それがさー、前に表示されてた壁掛けテレビに映んないのよねー」

羽黒「故障でしょうか……?」

時雨「さて、ね。……僕としては、それよりも意味ありげに机の上に鎮座するこのボタンが気になるんだけど」シゲシゲ

利根「ふむ、確かにの……」

瑞鶴「押してみよっか」

羽黒「えっ、押すの……!?」

瑞鶴「だってこのままテレビが映んなかったら議題も表示されないし……」

時雨「このボタンを押せば議題が表示されるのかもしれないしね」

利根「一理ある。ではこの利根が先陣を切るとしよう」

羽黒「あっ」

利根「ほれ」ポチッ

***

【執務室】

提督「はぁ~……今日のお仕事終わり、っと……」

羽黒「お疲れ様です、司令官さん」

提督「おう。羽黒も秘書艦ありがとな」

羽黒「いえ、お役に立てたならうれしいです」ニコッ

提督「おお……最近の羽黒は可愛いな」

羽黒「えっ!?」

提督「ああいや、前が可愛くなかったとかじゃなくて……より一層可愛くなったよ」

提督「笑顔をよく見せてくれるようになったからかな」

羽黒「ふぇ、あ、あの……司令官さん……」

提督「あ、すまんすまん、困らせるつもりはなかったんだが……」

羽黒「い、いえ、あの……私……あの、あの……っ」

提督「羽黒?」

羽黒「私が……こうして笑えるようになったのも、そのっ……!」


バァーンッ ヒャッハー!


羽黒「ひぅっ!?」ビクッ

提督「うわっ、なんだ!?」


隼鷹「いよーう提督ー! 酒飲もうぜー! 酒ー!」

千歳「執務は終わられましたよね? 晩酌のお時間ですよね!」


羽黒「隼鷹さんに……千歳さん……」

提督「お前ら……もっと静かに入って来いよ……」

隼鷹「あー? 堅いこと言いっこなし!」

千歳「そうですよ。お仕事終わりの一杯は格別です♪」

提督「お前らの場合一杯じゃ済まないだろうが……」

羽黒「あ、あの……」

隼鷹「およ? 羽黒もいるのかぁ! こりゃあいい!」

千歳「ぜひ一緒に飲みましょう!」

羽黒「えっ、あのっ……し、司令官さんっ……」

提督「こいつらもう既に酔ってやがるな……。すまん羽黒、ウーロン茶でいいからちょっと付き合ってやってくれ」

羽黒「は、はい、司令官さんがそうおっしゃるなら……」

隼鷹「よっしゃ!」

千歳「その言葉が聞きたかったわ!」グイッ

羽黒「ひゃっ!」

隼鷹「さぁ飲むぞー♪ ガンガン飲むぞー♪」

千歳「おっさけー♪ おっさけー♪」

羽黒「司令官さぁん……」

提督「すまん……」

隼鷹「ほーれ羽黒、注いでやるぜぇ~」トクトク

千歳「提督は私が」トクトク

提督「ん、ほどほどに頼むぞ……」

羽黒「あ、ありがとうございます……」

隼鷹「ほれほれ、羽黒ぉ、あたしにも注いでくれよな~」

羽黒「あっ、は、はいっ……」

隼鷹「いいねぇ……若い姉ちゃんに注いでもらうのは嬉しいねぇ!」

提督「お前も若い姉ちゃんだろ……」

千歳「さぁ提督私にもよろしくお願いしますね!」

提督「はいはい……」


隼鷹「――いよぉーしっ! それでは!」

千歳「今晩もかんぱーいっ!」

羽黒「か、かんぱーいっ」

提督「乾杯」

隼鷹「ん……」ゴクゴク

隼鷹「……ぷはぁっ! 命の水だよな!」

千歳「このために生きてるわね!」

提督「お前ら……」

羽黒「……ん」ゴクッ

提督「羽黒、無理するこたぁないぞ。酔っぱらいは適当にあしらうのが一番だ」

羽黒「は、はい、大丈夫です。……それに、お酒は嫌いというわけでも、ありませんから……」

隼鷹「流石は那智の妹!」

千歳「よっ! 妙高型の星!」

羽黒「えへへ……」

隼鷹「まだまだたくさんあるぜぇ」

千歳「飲みましょう! 騒ぎましょう!」

提督「騒ぐのは止せ……」

・・・
・・


隼鷹「いちばん、隼鷹! 大井の物まねしまーす!」

千歳「いぇーい!」

隼鷹「北上さんに近づかないでくれる? 海に沈めるわよっ」

千歳「いいぞー!」


提督「騒がしい……」

羽黒「……ひっく」

提督「羽黒、お前大丈夫か?」

羽黒「はい……羽黒は大丈夫です……」

提督「あんまり大丈夫じゃないな。ほれ、水のめ」

羽黒「いりませんっ!」パシンッ

提督「えー……」

羽黒「司令官さんにはぁ……いろいろとっ!」

提督「うん」

羽黒「言いたいことがぁ……、ありゅのです!」

隼鷹「ありゅのです!」

千歳「です!」

提督「うるさいよ外野」

羽黒「私がぁ……笑えてるのはぁ……! ぜんぶ、ぜぇーんぶ!」

羽黒「司令官のぉ……の……」

提督「の?」

羽黒「のー……あー、頭いだい……うぅ……」

提督「おい羽黒、しっかりしろ」

羽黒「あー……あづい……暑いんですよぅ! 春なのにあっつい!」

隼鷹「あつい!」

羽黒「脱ぐ!」

千歳「脱げー!」

提督「いや待て待て待て落ち着け羽黒っ! 冷静になれっ、なっ!」

羽黒「私は落ち着いてますよぅ! 燃料まんたんですう……!」

隼鷹「そーだそーだ!」

羽黒「いいじゃないですかぁ、暑いんだからぁ……」

提督「暑いからって脱いで良い理由にはならんわ!」

羽黒「いいの……! て、司令官さんは暑くないんですかぁ……?」

千歳「あつーい! 脱がせて羽黒ぉ♪」

羽黒「よぉーし、おまかせぇ……!」グイッ

提督「うわっ馬鹿止めろどこに手ぇかけてんだ……!」

隼鷹「いいぞいいぞー、ひん剥いちまえ! ひゃはははは!」

羽黒「んぎゅ……ベルト……邪魔っ!」ブチブチブチッ ポイッ

提督「引きちぎられたぁ!」

羽黒「司令官さんも涼しくさせてあげなくちゃ……!」グイッ ズルッ

提督「ああダメダメ止めて羽黒! 見えちゃう! ダメだって!」

千歳「いけ! 押せ! つぶせぇ♪」

羽黒「大丈夫……大丈夫ですぅ……先っぽだけ……えへへ……」グググ

提督「なんなんだこいつ力強い! うぎぎぎぎ!」

隼鷹「いけいけー! 押せ羽黒ぉー!」

千歳「いいぞー! もっともっとー!」

羽黒「お任せぇ……!」

提督「煽るなそこのバカふたりぃ!」


ドタドタドタ バンッ


那智「やかましいぞ! 貴様ら今何時だと思って――」


羽黒「あ、おねーちゃん……へへへ」(提督のズボンに手をかけている

提督「那智! よく来た那智!」(もうすぐ脱がされそう

隼鷹「よーう那智! 飲むかー!?」

千歳「飲もう! 答えは聞いてないっ!」


那智「き、貴様ら……貴様ら、全員そこに直れッ!」


全員「は、はいッ!」


***

利根「……」

瑞鶴「……」

時雨「……」

羽黒「あ、あの……あのっ……」パクパク

利根「……あー、なるほど……? 概ね理解したのじゃが……」

瑞鶴「……このボタンを押すと、今回は映像が流れるってわけね……」

時雨「……しかも、あまり僕たちにとっては嬉しくない映像が」

羽黒「わ、私っ、あの……あ、穴掘って埋まってますぅ……!」

利根「ええい、取り乱し過ぎじゃ。しかし今回は危険に過ぎるのぅ」

時雨「どうする? やめておくかい?」


ポチッ


時雨「……あの?」

瑞鶴「ご、ごめん……ここで押さなきゃ女が廃るかなって」

利根「廃らんじゃろ……」

時雨「瑞鶴……君もやっぱり加賀の弟子だね」フゥ

瑞鶴「なにその悟りきった顔!」

***

【執務室】

夕立「提督さん! 夕立今回も頑張ったっぽい! 褒めて褒めてー!」

提督「おうよしよし、よくやったぞ」ナデナデ

夕立「うんっ! これでまた頑張れるっぽい!」

提督「ああ、次も頼むぞ」

夕立「もっともっと褒めてほしいっぽい!」

時雨「……あー、夕立? そろそろ離れないと、提督の仕事の邪魔になってしまうよ」

夕立「えーっ! でも、まだまだ褒められたりないっぽい!」

提督「まあ、今回は時雨の言う通り離れて、な。俺もまだ仕事があるからさ」

夕立「うぅ……そう言われたら仕方ないっぽい……」

夕立「じゃあ提督さん、夕立、お風呂に入ってくるね! また明日っぽい!」ダダダダダ

提督「はいはい、また明日なー……」ヒラヒラ

提督「ふう……」

時雨「お疲れ様、提督」

提督「ん、おお……ありがとな時雨」

時雨「礼を言われるようなことはしていないさ。事実仕事はたまっているようだしね」

提督「ああ……夕立を褒めてやることに否やはないんだが、ずっと構ってやるわけにもいかないからな……」

時雨「うん、そうだよね」

提督「まあ、なんだ。夕立の奴は本当に犬っぽいな」

時雨「犬……かい?」

提督「飼い主に褒めてもらいたい忠犬ワン公。尻尾がついてたら絶対扇風機みたいだぜ」

時雨「……確かに。……提督は、犬が好きなのかい?」

提督「ん? まあ、実家で飼ってたからな。可愛いもんだよ……」

時雨「そうか……犬か……」

提督「どうかしたか?」

時雨「ううん。それじゃ、僕もお風呂に行くよ。夕立が騒いでいるかもしれないしね」

提督「おう」

【後日、執務室】

提督「……」カキカキ

提督「……」カキカキ


コンコンッ


提督「入ってくれ」カキカキ

時雨「……失礼するよ」

提督「おう、時雨か……って、ん?」


ずっと睨めっこを続けていた書類から視線を上げた提督の視界に映ったのは、
犬耳と尻尾を身に纏い、首には首輪を巻き付けた時雨の……普段とは少々趣が異なる姿であった。


提督「お前……何やってるんだ……?」

時雨「提督は犬が好きだと言っていただろう?」

提督「あ、ああ……うん……言ったかも」

時雨「だから、今日は僕が司令官の犬になってあげようと思って」

提督「」

時雨「今日の僕は犬だからね……提督という呼び方も相応しくはないかもしれない」

時雨「そう、犬なら……ご主人様、かな」

提督「おま……」

時雨「ご主人様……時雨を可愛がってくれるかい?」スッ

提督「……あの、時雨さん」

時雨「首輪にはちゃんと鎖もついているよ」ジャラッ

提督「……はぁ、わかったわかった……こっちに来い、撫でてやるから」

時雨「うん、ありがとう」

提督「なんというか……考えることが突飛だなぁ……」ナデナデ

時雨「ふふ、そうかい? ……ところで、ご主人様」

提督「そのご主人様ってのはちょっと……」

時雨「これは譲れないな。それより、犬はご主人様の膝の上で丸くなるのが好きなのだけれど……」

提督「それは猫じゃないですかね」

時雨「犬だって同じさ」

時雨「さ、鎖を握って。……僕を逃がさないでね、ご主人様♪」


***

時雨「」

羽黒「ひゃぁ……」

瑞鶴「なんてことしてんのよ……」

利根「今日は僕が司令官の犬になってあげようと思って……じゃと」

時雨「っ、ぐっ……屈辱だよ……なんでこんな姿が録画されているんだい……」

瑞鶴「おっそろしいわね今日の企画……」

利根「うむ……ここらで終いにしておくべきかのう」


ポチッ


利根「なっ」

時雨「ふふ、僕だけ辱めを受けるのは納得がいかないな」

瑞鶴「えー……」

***

【食堂】

利根「ふむ……今日は筑摩も出撃しておるし、どこで食べるとするかのう」キョロキョロ

利根「おお、空いておった空いておった。あそこにするかの」スタスタ


利根「失礼するぞ」

龍驤「お、利根やん。どうぞどうぞ」

瑞鳳「こんにちは利根さん」

大鳳「こんにちは!」

利根「うむ。……お主らの側におると……何でじゃろうか……安心するのう?」

龍驤「ほー、嬉しいこと言ってくれるやんか」ジッ

瑞鳳「それはね、利根さん」ジッ

大鳳「利根さんも私たちの仲間だからよ」ジッ

利根「な、なんじゃ三人してこちらをじろじろ見おって……」

龍驤「ああ、すまん……何でもないんや……」

瑞鳳「そうよ……利根さんが自分で気づけたときが始まりよ」

大鳳「その時、私たちは全力であなたを歓迎するわ」

利根「う、うむ……そうか……?」

利根「なんぞよくわからんが……まあ、良いかのう……」モグモグ



龍驤「……さて、話の続きやな」

瑞鳳「うん」

大鳳「胸部装甲の巨大化計画……」

龍驤「せや。それなんやけどな、噂では揉むと……な」

瑞鳳「……揉む……」

大鳳「……揉むだけあるかが……」

龍驤「そんな悲しいこと言わんで。未来を見据えようやないか……輝かしい未来を!」


利根(何の話をしておるんじゃ……)

【利根型姉妹・自室】

利根「ふむ……何をするかのう……」

利根「筑摩もおらんし暇じゃー……」ゴロン

利根「……ん? なんじゃこれは」スッ


『筑摩のブラ』


利根「筑摩の奴が下着を仕舞い忘れるとは珍しいこともあるもんじゃのう……」シゲシゲ

利根「……」シゲシゲ

利根「……大きいのじゃ」

利根「……」

利根「……」ペタペタ

利根「我輩のは……うむ……まあ……うむ……」



大鳳『胸部装甲の巨大化計画……』

龍驤『せや。それなんやけどな、噂では揉むと……な』

瑞鳳『……揉む……』



利根「…………揉む、か……」

利根「…………」シゲシゲ

利根「…………」ペタペタ

利根「……我輩は、筑摩の奴より少しお姉さんなのじゃ」

利根「じゃというに、背丈も、胸部装甲も負けておるのは……姉として……のう」

利根「…………」

利根「……うむ……」


利根「……揉んでみる、のじゃ……」ゴクリ

利根「…………」サワサワ

利根「……ええい、ままよ」ムニュッ

利根「んっ……」

利根「うーん……? ええいっ」ムニュッ

利根「んぅっ……」

利根「……なんというか、微妙じゃのう……自分でやるのはむなしい気がするのじゃ」

利根「…………」

利根「……では、そうじゃなぁ、例えば……」

利根「…………提督に、触れてもらうというのは……」




利根「……!!!??? わ、我輩は何を考えてるんじゃああ!? たわけっこのたわけっ!」ボフンボフンッ

利根「うあああああああ……! なんなんじゃぁぁあああ!」

***

利根「」(轟沈)

羽黒「と、利根さん……」オロオロ

時雨「なんで瑞鶴じゃないんだ……」

瑞鶴「あんた私を狙ってたの!?」

利根「殺せぇ……いっそ我輩を沈めるがよいのじゃ……」

瑞鶴「利根さん……気持ちはわかるわよ……」

利根「慰めは心にくるのじゃ……」

時雨「うん……そうだよね……」ポチッ

羽黒「あっ、時雨ちゃん……」

瑞鶴「時雨……っ、あんたっ……」

時雨「君だけ一人勝ち逃げは許されないよね」ニッコリ

***

【鎮守府近海】

瑞鶴「ふー、快晴快晴! 演習日和ね!」

加賀「瑞鶴」

瑞鶴「うげ……なんですかぁ、旗艦の加賀センパイ?」

加賀「随伴艦としての役割、しっかりと果たすことね」

瑞鶴「言われなくてもわかってますってーの……」ベーッ

加賀「いい度胸です。演習前に一度沈めてあげましょう」

瑞鶴「来なよ加賀さんっ! 艦載機なんて捨ててかかって来い!」

加賀「野郎ぶっころしてやる!」



吹雪「あはは……仲良いなあ、あの人たち」

青葉「まあ、喧嘩友達ってやつですよねー」

金剛「演習前からHustleしてると後が大変ネー」

朝潮「大丈夫ですよ」

吹雪「そういえば今日の演習相手って」

青葉「はい、別の鎮守府の加賀さんが旗艦だとか」

金剛「同じ艦娘同士、旗艦として相争うわけだネ」

吹雪「私、瑞鶴さんが出発前に気合入れてるの見たんですよ」

金剛「オゥ、そうなの?」

朝潮「相手が加賀さんなら絶対負けないと言っていました」

青葉「加賀さんへの対抗心は流石ですねぇ……」

金剛「ところで青葉サ」

青葉「はい、なんですか?」

金剛「演習にまでカメラは持ち込まないノ! 時と場合を考えなヨー!」

青葉「これは青葉のライフワークですからっ!」ダッ

【演習海域】

別加賀「……来ましたね」

加賀「あなたが今日のお相手?」

別加賀「ええ。そちらのお噂はかねがね」

加賀「よろしく頼むわね」スッ

別加賀「握手は結構です」

加賀「……そう」



瑞鶴「なにあいつ」

吹雪「何か複雑な因縁でも……?」

朝潮「艦娘には己の名に誇りがあります」

金剛「ワッツ?」

朝潮「我が鎮守府の加賀さんは……個性的ですから。他の鎮守府の加賀さんにも名が知れているのでしょう。悪い意味で」

吹雪「なるほどねぇ……」

朝潮「ちなみに私も他の朝潮に難癖つけられましたが、しっかり演習で叩きのめしました!」ペカー

金剛「Oh……」

【戦闘後】

敗北 D


吹雪「くっそぉ……」

金剛「Shit!」

朝潮「くっ……」

青葉「火力が足りないのかしら……」

瑞鶴「うう、悔しい……」

加賀(手も足も、出なかった……!)


別加賀「…………」スタスタ

別加賀「…………」ジロッ

加賀「……っ、演習、ありがとうございまし」

別加賀「無様ね」

加賀「――――」

別加賀「航空隊の指揮、索敵、随伴艦への指揮、陣形の選択……」

加賀「……」

別加賀「どれをとっても未熟……」

加賀「……」

別加賀「同じ加賀として恥ずかしいわ」

加賀「ッ……!」ギロッ

別加賀「何かしら、その目は」

別加賀「私に傷一つ付けられなかったわりには元気そうですね」

加賀「……何とでも、言うがいいわ……」

別加賀「あなたの噂はよく耳にします」

別加賀「加賀であることに何の誇りもなく、ただただ自分の好きなように生きているだけ」



別加賀「あなた……、解体された方が皆のためなのではなくて?」

加賀「――!」

瑞鶴「ふざけるなッ!」ガシッ

別加賀「――!」


吹雪「瑞鶴さん!」

青葉「まずいですよ!」

朝潮「殴るなら跡の目立たないところです!」

金剛「そうじゃないでショ!?」


別加賀「な、なんですかあなたは……」

瑞鶴「訂正しなさい」

別加賀「何を……」

瑞鶴「誰が解体された方がみんなの為だって!? 訂正しろォ!」

加賀「ずいかく……」

瑞鶴「たかだか一戦したくらいで……あんたなんかに私の加賀さんの何がわかる!」

加賀「瑞鶴……あなた……」ウルッ

瑞鶴「自分勝手に生きてようと、指揮が無様だろうと……!」

瑞鶴「かなり寂しがり屋で! 構ってちゃんで! 提督狂いで! 変態だろうと……!」

加賀「……瑞鶴」

瑞鶴「……たとえどんなダメな加賀だったとしても!」 

加賀「おい」

瑞鶴「ウチの加賀さんは、それでも……それでも、私の大事な、師匠なのよ!」

瑞鶴「それを……知った風な口で、勝手に決めつけるんじゃないッ!」ギロッ

別加賀「っ……」



青葉「瑞鶴さんが押してますね」

吹雪「いいぞ、がんばれっ!」

朝潮「顔はダメですよ」

金剛「どこもダメだヨ!」

瑞鶴「加賀さんは……解体されていい人じゃないのよ……!」

瑞鶴「わかったかぁ! ええっ! 訂正しろっ! 加賀ァ!」

別加賀「っ、離しなさい、五航戦!」パシッ

瑞鶴「くっ……」ヨロッ

加賀「瑞鶴!」ガシッ

別加賀「……ふん」スタスタ

瑞鶴「くそっ、たれ……」



朝潮「典型的な噛ませ犬パターンでしたね」

青葉「青葉たち、その噛ませ犬にかすり傷ひとつ与えられてませんけどね……」

吹雪「言わないお約束ですよ……」

加賀「あの……瑞鶴……」

瑞鶴「ああ……大破状態で怒鳴ったら疲れた……」

瑞鶴「加賀さん、おんぶしてくださいおんぶ」

加賀「私も中破状態なのだけど……でも、そうね……」

加賀「……いいでしょう。負ぶってあげます」

瑞鶴「へへっ、やーりぃ!」

加賀「…………」クスッ

瑞鶴「……ね、加賀さん」

加賀「なんですか」

瑞鶴「さっきの言葉に、嘘はないよ……」

加賀「…………」

瑞鶴「じゃ、おんぶよろしくね、空母おばさん」

加賀「頭に来ました」ベチャッ

瑞鶴「ふぎゃっ!」

加賀「自業自得です」

瑞鶴「私大破なんだけど……曳航してくんないのお……?」

加賀「這ってでも帰って来なさい」

瑞鶴「鬼! 悪魔! 空母おばさん!」

加賀「爆撃機発艦」シュッ

瑞鶴「ひえええええ!」




加賀「……ありがとう……瑞鶴……」ボソッ

***

瑞鶴「」プルプル

時雨「……ふーん? なるほどねえ」

羽黒「師弟愛……ですねっ」

利根「ほほう、やるのう……」

瑞鶴「な、なんっで……なんでこんな映像……! 青葉! 青葉ね!?」

時雨「……もう一回ボタン押してみようか」ポチッ

***

青葉『はいどうもー青葉ですぅー!』

青葉『みなさん今回の映像は楽しんでいただけましたぁ?』

青葉『今回の議題はですねー、青葉に見られたら困ることについてだったのです!』

青葉『ですので青葉、みなさんの見られたら困るシーンを抜粋して放送しました!』

青葉『だって普通、困ることは自分の口からは言いませんもんね!』

青葉『プライベートな映像が混じってるのは、まあ、青葉の企業秘密ですっ!』

青葉『ちなみにこの映像は間宮券1枚と交換で絶賛発売中ですぅ!』

筑摩『観賞用と布教用と実用のために三枚買ったわ、姉さん』キラキラ

加賀『やりました』キラキラ

青葉『じゃあ、そういうことで、さよならですっ!』

***

利根「ちくまああああああああああ!」

瑞鶴「かがあああああああああああ!」

羽黒「あ、あはは……」

時雨「……青葉はお仕置きだね」



お題『青葉に見られたら困ることについて』

答え『もう既に撮られてた』

【モニタールーム】

提督「うむ……いつもより長くなった気もするが、まあいいだろう」

青葉「はい! 青葉頑張っちゃいました!」

提督「確実に明日から命を狙われるだろうが強く生きろよ青葉」

青葉「青葉頑張ります!」ニコニコ

明石「うわーもう遅れましたぁー!」ドタドタ

提督「おう、遅かったな明石」

明石「あっ、もう終わっちゃったんですか!? ていうかなんで青葉さんが! そこ私のポジションなのにぃ!」

青葉「明石さんなかなか美味しいポジションを独り占めしてたんですねえ……これは記事に」

明石「しないでくださいっ!」

青葉「はいはい、それでは青葉はここで失礼しますね!」

青葉「また青葉をよろしくねっ!」

提督「うむ、じゃあな」

明石「うう、貴重な時間が……」

提督「とはいえくじ引きタイムはお前の専売特許だよ」

明石「で、ですよねっ! はいっ! 明石頑張ります!」


次回の議題 >>+1-5ランダム

提督「これっ!」ヒョイッ

明石「はいどうも!」

提督「えっと……?」

明石「二面性を持つ艦娘は誰か、ですね」

提督「おう一杯思いつくぞ。朝潮とか吹雪とか朝潮とか朝潮とか」

明石「あれは二面性っていうか……もう多分裏が表ですよ(哲学)」

提督「参加艦娘たちのくじ引きターイム!」

明石「イェー!」



参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(大淀、明石は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

#kakezan7251
ルール
コンマが10に近い艦娘から選定


提督「お題は二面性のある艦娘!」

明石「そして参加するのは!」

提督「陸奥!」

明石「筑摩さん!」

提督「弥生!」

明石「荒潮ちゃん!」

提督「……おお……ド平和ですね」

明石「そうですかね……」

提督「あ……ダメか……ウチの鎮守府は駆逐艦が……」ガタガタ

明石「はーいどうどうはいどうどう……」

提督「と、とにかく、次回になってみなきゃわからんなッうん!」

明石「ですねっ!」


『次回へ続く』

今日の投下はこれで終了です。
予想より長くなってしまいました……。

今回はどうしても会議スタイルが思いつかずいつもと違う流れですが如何でしたでしょうか。
お気に入りは時雨パートですかね。

それでは次回もぜひお付き合いください。失礼します。

筆が進まないので強制的に投下するスタイル

というわけで投下を開始いたします。
即興の都合上途中安価を取る場合もございますので、その時はぜひ

【廊下】

荒潮「あら……」テクテク

陸奥「あらあら」テクテク

荒潮「陸奥さん、こんにちは~」

陸奥「ええ、こんにちは。こんな時間にどこかへお出かけ?」

荒潮「はぁい、会議への参集命令を受けたものですから~」

陸奥「ああ、そうだったの……。実は私もなのよ」

荒潮「あら~そうですかぁ~」

陸奥「一緒に行きましょうか」

荒潮「はぁ~い」

【会議室】

筑摩「~~♪」

弥生「……ご機嫌、ですね……筑摩さん……」

筑摩「そう見える?」

弥生「はい……」

筑摩「うふふ、この前いいDVDを手に入れたの」

弥生「でーぶいでぃー……ですか……?」

筑摩「ええ。一日に何回リピート再生してることやら……うふふっ」

弥生「面白い……ですか?」

筑摩「面白いと言うよりは、可愛い……かしら」

弥生「可愛い……」

筑摩「もしよかったら今度一緒に見る?」

弥生「いいん、ですか……?」

筑摩「ええ。いいものは皆で共有されるべきだもの」

弥生「ありがとうございます……。楽しみ、です……」

筑摩「どういたしまして」

筑摩「利根姉さんのファン獲得大作戦は始まったばかりよ……」ボソッ

弥生「……?」

筑摩「なんでもないわ♪」

ガチャッ

荒潮「お邪魔しまぁーす」

陸奥「待たせてしまったかしら」

筑摩「あら、荒潮ちゃんに陸奥さん。こんにちは」

弥生「……こんにちは……」

陸奥「はぁい、こんにちは」

荒潮「あらあら……今日呼ばれたのはこの4人なのねぇ」

筑摩「ええ、そのようね。さ、二人とも座って座って」

陸奥「それじゃ、失礼して……と」

弥生「会議って……何をするんですか……?」

陸奥「提督から議題が与えられるから、それについて討論するのよ」

弥生「……なるほど」

荒潮「どんな議題なのかしら……うふふ、楽しみねぇ~」

筑摩「そうね。こういう試みは初めてだし」

陸奥「噂ではしっちゃかめっちゃかになる会議もあるという噂だけれど……」

陸奥「この面子だったら特にそうはならなそうね」

弥生「はい……」

ザザッ

荒潮「あ、議題が映りますよぉ~」

お題『二面性のある艦娘について』


筑摩「二面性のある艦娘……」

陸奥「結構難しい話題ね」

弥生「……二面性……」

荒潮「うふふ……私は思いついちゃった~」

陸奥「ええ……早いわね」

荒潮「普段とギャップがある子の可愛いところを紹介すればいいのよね~?」

筑摩「そう……なのかしら?」

荒潮「だったら、私は満潮ちゃんがいいと思うの~

弥生「満潮……?」

荒潮「ええ、満潮ちゃんはねぇ……」

***

【執務室】

提督「第8駆逐隊、遠征ご苦労」

大潮「はいっ! 一杯資源取ってきましたよぉ!」

荒潮「うふふふ」

朝潮「司令官のためなら、この朝潮……24時間遠征でも構いません!」

大潮「げっ、それは構うよぉ~」

提督「ははは……いや、助かるよ。……満潮も、ありがとな」

満潮「……ふん。与えられた仕事を普通にこなしただけでしょ」

満潮「わざわざ司令官が頭を下げることかしらね」

朝潮「満潮」

満潮「……」

提督「手厳しいな」

朝潮「申し訳ありません、司令官。満潮にはあとできつく言っておきます」

提督「いや、いい」

提督「確かに、俺が命令を下し、お前たちが遠征に出て、資源を確保する……」

提督「このプロセスは、提督と艦娘という俺たちの関係を見ればごくごく当たり前のことで」

提督「殊更に特別なことではないのかもしれない」

満潮「ええ、そうね」

提督「でも、実際に体を張って海に出ているのは紛れもなくお前たちだ」

提督「そこに感謝の念を忘れたら、それは軍人である以前に人としてどうだろう」

満潮「……」

提督「だから、ありがとう」

満潮「……」

満潮「……ほんっと……煩い司令官ね。ウザいったらないわ」

提督「はは……おい、荒潮」

荒潮「はぁ~い」

提督「これ、間宮券4枚。全員で行ってきな」ヒョイッ

荒潮「あら、いいのぉ?」

提督「ああ。疲れを少しでもとってきてくれ」

荒潮「うふふ……提督、好きよぉ……?」

大潮「大潮も大好きです! ありがとうございます!」

満潮「ったく……ふん……」

荒潮「満潮ちゃんもお礼言わないと~」

満潮「別に……」

大潮「満潮~」

荒潮「あらあら……」

提督「なに、いいってことさ。ほら、行った行った」

荒潮「はぁ~い」

大潮「おっやつー! おっやつー!」

朝潮「……」

提督「どうした朝潮」

朝潮「……司令官、間宮券ありがとうございます」

朝潮「しかしこの朝潮……もし許されるならば、もう少し特別なご褒美を頂きたいのです」

提督「ん……? まあ、できうる範囲でなら……」

朝潮「ありがとうございます。それでは、司令官の――」

荒潮「はぁい、朝潮ちゃんも早く来ましょうねぇ……?」ガシッ ズルズル

朝潮「あ、あらしお、離っ……」ズルズル

提督「な、なんなんだ……」

【その日の夜・第8駆逐隊の部屋】

満潮「……。……がと」

満潮「あり、がとう……ありがとっ……さんきゅ……」

満潮「……どうも……」

満潮「……はぁ」

満潮「……」

満潮「……お礼の一つ言えないなんて……」

満潮「司令官を説教できる立場じゃないわよね……」

満潮「あり、がとう……」ニコッ

満潮「表情が硬いわね……」

満潮「フン、どうも……」フイッ

満潮「目を見なければいけるかも……」

満潮「……あ、ありがと……」


荒潮「……」ニコニコ

満潮「別に……こっちこそ、感謝してないこともないわけで……」

満潮「……これじゃダメか」

満潮「お礼って……どう言うものなのかしら……」


荒潮「……」ニコニコ



満潮「……、……」

満潮「……」クルッ

荒潮「はぁい、満潮ちゃん?」

満潮「」

満潮「あ、荒潮……っ!?」

荒潮「面白そうなことしてるのねぇ?」

満潮「っ、み、見たのね……」

荒潮「ええ、お礼を言いたいけど言えない満潮ちゃんが、必死に練習してるところ……ね」

満潮「~~! わ、忘れなさいよっ! すぐにっ!」

荒潮「うふふふふ」


***

荒潮「とまあ……素直になれないところも可愛いのよぉ?」

弥生「姉妹を売るスタイル……」

荒潮「でも……これは二面性とは言わないのかもねぇ……」

筑摩「どうかしら。他の人に見せない一面という意味では立派に二面あると思うけれど」

陸奥「まぁ、私たちが知ってしまったけどね」

荒潮「うふふ……もっとみんなに満潮ちゃんの良さを知ってもらいたいの~」

弥生「……弥生、的には……朝潮に、吃驚したけど……」

荒潮「朝潮ちゃんは……もう手遅れね」

筑摩(目が笑ってない)

陸奥(目が笑ってない)

荒潮「みなさんはどうかしらぁ?」

陸奥「そうねえ……」

弥生「……二面性……二面性……」

筑摩「うーん、と……」


筑摩の意見 >>+1-2ランダム

筑摩「その……この前見てしまったのだけれど」

陸奥「ええ」

弥生「なんですか……?」

筑摩「……長門さんなのだけれど」

陸奥「」

荒潮「長門さん……?」

筑摩「ええ……」

筑摩「長門さんといえばご存じの通り、この鎮守府の艦娘のまとめ役……」

筑摩「提督不在時には代役で指揮を執ることもあるくらいの人で……」

筑摩「その凛々しさはみんなも知るところだと思うけれど……」

弥生「そんな長門さんに……二面性が……?」

陸奥「……」

荒潮「……」ゴクリ

筑摩「夜にね……夜に……眠れなくて、月を見に行こうと思った時があったの」

筑摩「その時、戦艦寮から出て行く人影を見て……」

筑摩「……特徴的な頭の艤装がね……あれは紛れもなく長門さんで……」

筑摩「それで……なぜか、駆逐寮に勇み足で入っていったの……」

陸奥「」

筑摩「それで私、気になって……ちょっと後をつけてみたのだけど……」

***

ガチャッ

朝潮「……司令官……ようやく来てくださったのですね!」

朝潮「朝潮は、司令官の夜這いを心待ちにしていました!」

朝潮「夜戦仕様の枕も当然準備済みです! さぁ、司令官、朝潮は「YES」です!」

長門「そうか……」

朝潮「……!? 司令官ではありませんね……!?」

長門「ふふふ……そうだ朝潮……私だ」

朝潮「長門さん……? いったいなぜあなたが……」

長門「……駆逐艦朝潮」

長門「最近のお前の行動は目に余るものがある……」

朝潮「……なんのことでしょうか?」

長門「指揮官代理として、灸を据えに来た……」

長門「……無知な『子供』が『大人』を誘惑することの怖さを……たっぷり教えてやろう……」

朝潮「……ッ!」

長門「……」ドンッ

朝潮「ひっ……」

長門「最近のお前は少々おいたが過ぎるな……」ツツーッ

朝潮「あ、ぅ……」

長門「しっかりたっぷりその体に……過ぎた誘惑の招く結末を教えてやろう……」プチッ

朝潮「ひ、ぅ……」

長門「ふふふふふ……」ジュルリ

朝潮「なっ……」


デデーン ナガトー アサシオー アウトー


長門「何奴! 私のお楽しみ……おっと違った、教育タイムを邪魔するものは」

「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ――」

朝潮「この声……っ」

「――風紀を正せと、私を呼ぶ」

長門「……なんだっ、どこから……」

「聞きなさい、色狂いども――」



神通「――私は鎮守府の守護者、二水戦旗艦――神通!」バァーン

長門「神通……よもやこの私を捕らえに……」

神通「朝潮さんの乱れっぷりは良い撒き餌になったようですね」

神通「私の教育を受けてなお、折れぬその色狂いぶりには驚嘆しますが……」ギロッ

朝潮「」

神通「今はそれよりあなたです、長門さん。……あなたはまともであると……私は信じていましたが」

長門「……フッ、私はまともだよ」

神通「駆逐艦に手を出そうとしていたのに?」

長門「ああ。まともだからこそ、手を出そうと」

神通「全砲門開け!」

長門「ちょっ、最後まで聞k」(大破

朝潮「」ガタガタ

神通「……まさか戦艦すらも私の更生プログラムの餌食になろうとは……」

神通「朝潮さん……あなたも、明日から再び参加してもらいますからね」ニッコリ

朝潮「は、はい……」ガクガク


筑摩(なんということ……)

***

筑摩「ということがあったのよ……」

陸奥「」

荒潮「あらあら~……この前、夜騒がしかったのはそれね~」

弥生「こわい……です……」

筑摩「怖いわね」

陸奥「ちょ、ちょっと待ってお願い待って!」

陸奥「いろいろと言いたいことがあるのだけれど、姉の衝撃の事実を知ってしまって心が折れそう」

荒潮「……陸奥さん」ポンッ

陸奥「荒潮……」

荒潮「姉妹艦については、時に諦めも肝心よぉ~?」ニッコリ

陸奥「慰めになってないわよ……!?」


筑摩(荒潮ちゃんが言うと説得力があるわね)

弥生(すごい説得力……)

陸奥「姉さん……信じていたのに……」

荒潮「通りでここのところ朝潮ちゃんと長門さんの姿を見ないのね~」

筑摩「神通ちゃんを旗艦に、吹雪ちゃんや熊野ちゃんを連れてサブ島沖の漸減撃滅作戦に従事してるらしいわ」

弥生「……気が狂いそう……」

筑摩「そうね……」

陸奥「…………」

弥生「陸奥さん……」

陸奥「まぁ、いいわ……。姉の更生を信じるだけよね……」

筑摩「ええ、信じてあげて」

荒潮「それじゃあ、陸奥さんの意見は……」


陸奥の意見 >>+1-3ランダム

陸奥「私は……那珂ちゃんかな」

筑摩「意外なところを突きますね」

弥生「那珂ちゃんさん……ですか」

荒潮「さんはいらないわよぉ」

陸奥「いつも賑やかな子だけれど、やっぱり川内型の子だなって思う時があるのよね」

陸奥「川内と神通を見て育ったんだなっていうか……」

陸奥「いつもアイドルアイドルって騒いでるだけじゃないのよね」

弥生「……それ、わかります……」

筑摩「そうなの?」

弥生「前に……一緒に出撃した時……」

***

那珂「いえーい! 那珂ちゃん、今日も輝いてまーす!」

弥生「……那珂ちゃんさん……絶好調ですね……」

那珂「那珂ちゃんさんっ!? 那珂ちゃんだよっ、那珂ちゃんっ!」

弥生「はい……」

那珂「もー。表情硬いぞー! 那珂ちゃんの歌で笑顔になっちゃう?」

弥生「……大丈夫、です」

那珂「あ、そう? じゃあ勝手にライブしちゃおーっと!」

那珂「らいげっきらいげっき今日もらいげっき♪」

弥生「……」

那珂「那珂ちゃんスマーイル!」

弥生「……」

那珂「ダメかあ……でも那珂ちゃんは諦めないっ! アイドルはみんなを笑顔にしてなんぼっ!」

那珂「いえーいっ!」

弥生「そうです、ね……」

那珂「いえい!」

弥生(騒がしい人、だな……)

弥生「……! 那珂ちゃんさん、敵機の反応が……」

那珂「ほんとっ!? って、那珂ちゃんさんは……まあいいかっ」

那珂「それじゃあ那珂ちゃん、オンステージっ! 着いてきてっ!」バッ

弥生「は、はいっ……」

***


弥生「切り替えが早いというか……アイドルアイドルしてても、しっかりしてるというか……」

陸奥「そうそう。それにね、夜戦に入るときはまさに川内と神通の妹って感じだったわ」

荒潮「あらあら」

***

陸奥「……っ、つぅ……」

那珂「陸奥さんっ、大丈夫!?」

陸奥「ええ、平気よ……ただ、砲撃戦には参加できないかも……」

那珂「状態は?」

陸奥「……大破、ね」

那珂「そう……。敵は二隻……夜戦に持ち込めば勝てるね」

陸奥「けど……今まともに動けるのは那珂ちゃんしかいないわよ……?」

陸奥「相手も攻撃の手を緩めてる……今のうちに、離脱すれば……」

那珂「ううん。離脱しても、向こうが無傷ならすぐに追いつかれちゃう」

那珂「だったらここで叩いて……その後ゆっくり帰ろうよ。ね」

陸奥(この子……)

川内「那珂ちゃんは自慢の妹だからね!」
神通「那珂ちゃんは本当にしっかり育ってくれて…」

那珂「大丈夫! この那珂ちゃんに任せておいて!」

陸奥「那珂ちゃん……」

那珂「陸奥さん、今だけは旗艦、譲り受けるよっ!」

陸奥「え、ええ……」

那珂「……夜戦が得意なのは、川内ちゃんと神通ちゃんだけじゃないからねっ」


那珂「旗艦那珂、吶喊する! 動ける艦は、私に続けぇっ!」バッ


***

陸奥「あの時の那珂ちゃんったらカッコいいことこの上なかったわ」

筑摩「意外ですけど、そんなことが……」

荒潮「神通さんの妹だものねぇ……」

弥生「那珂ちゃんさん……好きです……」

陸奥「そうよね~」


筑摩(陸奥さん、長門さんのことは忘れることにしたのかしら)

荒潮(そうみたいねぇ~)

弥生「最後は私……ですね……」

筑摩「ええ……」

弥生「ちょっと、悩んだけど……私……」

弥生「……自分の妹を……売ります」

陸奥「そ、そう……」

弥生「卯月の……ことなんですけど……」

荒潮「卯月ちゃん?」

弥生「……あれは、キャラ作りです……」

筑摩「そ、そうなんだ……」

***

卯月「弥生姉さん」

弥生「卯月……? どうしたの……?」

卯月「少しお話があります。今後のことで」

弥生「あ、あの……卯月……変なものでも食べた……?」

卯月「どうしてですか?」

弥生「え、あの……いつもの……うさぎ言葉が……」

卯月「……ちょっと、疲れました」

弥生「……あ、そう……」

卯月「睦月姉さんみたいに素で「にゃしぃ♪」とか言えたら幸せなんだろうけど……」

弥生「」

卯月「最近ふと冷静になることがあるんです」

弥生(いま、私の頭は混乱しすぎてるけど……)

卯月「ぴょん、とかぷっぷくぷぅ~とか……」

卯月「キャラ付けにしても少し辛いものがあるんじゃないかと」

卯月「私は姉さんと同じで着任が遅れましたから」

卯月「他の艦娘たちの中に埋没するわけにはいかないと……ずっと気を張ってたんですけど」

卯月「私の髪の色さえあれば埋没の心配はないんじゃないかと思って」

卯月「どう思いますか?」

弥生「ど、どうって言われても……卯月は、卯月のままで……」

卯月「これが私なんですけどね……」フッ

弥生「たすけて……」

***

弥生「……結局あの後、耐えられずに逃げてしまったけど……」

弥生「卯月を見たら……優しくしてあげてください……」

陸奥「う、うん……わかったわ……」

筑摩「誓って、優しくするわね……」

荒潮「お疲れ様、辛かったわね……」

弥生「……ありがとう……」

筑摩「えっと……二面性のある子たち……いろいろいたけれど……」

陸奥「……思い出させないでくれる……かな」

筑摩「ごめんなさい……」

荒潮「あらあら……」

弥生「卯月……ごめん……」

筑摩「今回の会議は、これくらいで……」

荒潮「はぁーい」


お題『二面性のある艦娘について』

答え『満潮、長門、那珂、卯月』

【会議室】

提督「……」

明石「……」

提督「……俺たちは何も見ていないことにしよう」

明石「そう、ですね……」


ドタドタッ

卯月「しれーかーんっ!」


提督「う、卯月っ!?」

明石「!?」

卯月「こんなところで隠れてこそこそなにやってるぴょん?」

卯月「しーかーもぉー、明石さんと二人っきりでぇ、怪しいぴょんっ!」

提督「あ、あはは……ちょっとな……」


提督(弥生の話を聞いた後だと……)

明石(反応し辛いっ……!)

卯月「無視するなんてひどいっぴょんっ! ぷっぷくぷぅ~」

提督「卯月……無理はするな……ッ」

明石「そうよ……心が疲れてしまうわ……っ」

卯月「え? え? 何を言ってるかわからないぴょん……」

提督「いや、いいんだ……」

【その後】

提督「……あいつ微塵とも演技らしさを見せなかったぞ」

明石「プロの鏡ですね……」

提督「じゃ、じゃあ、次回の議題行こうか……」

明石「ええ……」


次回の議題 >>+1-5ランダム

深海棲艦とのコミュニケーション方法
(丁度劇場版00見てたので…)

提督「じゃあ、これっ!」スッ

明石「はーいありがとうございます」

提督「次は何だ?」

明石「はい、次回は「深海棲艦とのコミュニケーション方法」です」

提督「とれるのか?」

明石「それを議論するんですよ」

提督「なるほど……じゃあ俺は空母ヲ級がいいな」

明石「なんでです?」

提督「え? 美人じゃん」


デデーン テイトクー アウトー


明石「……」

提督「何この不穏なアナウンス」


加賀「素敵な空母はここにもいますが」バァーン


提督「」

加賀「司令官、私がいるじゃない」グイッ

提督「雷の真似か? ええっ? ていうかどこに手ぇかけてんだよっ……」グググ

明石「そ、そうですよっ、提督のズボンなんかに手をかけて……」

加賀「提督と二人きりの密室に閉じこもっていた淫ピは黙っていなさい」

明石「いんピ……!?」

提督「なんだそれ」

加賀「淫乱ピンクの略です。髪色がピンクの娘は得てして淫乱なものです。いやらしい」

明石「それ加賀さんの勝手な想像ですよね!?」

加賀「ではこの状況で何一つ期待していなかったと? 下着には気を遣わず、しま○らで済ませていたと」

明石「うぐっ、そ、それは……」メソラシ

加賀「やはりあなたも五航戦でしたか……」

提督「なんとなく伝わっちまうのがあれだが五航戦をネガティブな意味の単語として使うな」

明石「っ、と、とにかく、これは私の仕事でっ」

加賀「提督と二人きりの仕事……これは譲れません」グググッ

提督「それはどうでもいいけどいい加減ズボンから手を放せ」

加賀「ここも譲れません」グググ


デデーン カガ アカシ アウトー


加賀「なんですか、この私の邪魔をするアナウンスは――」

「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ――」

提督「これはっ!」

「――風紀を正せと、私を呼ぶ」

明石「ていうかなんで私もっ!?」

加賀「姿を見せなさい!」

「聞きなさい、色狂いども――」


神通「――風紀の守護者……正直出ずっぱりの神通、推参」ゴゴゴゴゴ

加賀「」

明石「」

提督「やったこれで勝つる」

提督「明石、お前が連れてかれたら……」

提督「部屋ががらんとしちまったよ……」

提督「でも……すぐに慣れると思う」

提督「だから……心配するなよ、明石」




参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(大淀、明石は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

卯月建造できないの忘れてた……(絶望)

#hanten0290

ルール
コンマが11に近い艦娘から順に選定

提督「よし、引いたぞ」

提督「それじゃ明石……はいないのか」

提督「……ふむ……まあいい」

提督「ええっと……明石……さっそくかよ」

提督「五月雨……」

提督「翔鶴……」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」


提督「朝潮……」

提督「…………」

提督「五月雨が被害担当艦になる未来が見える……」

提督「まあ、いいだろう……」

提督「…………」

提督「しかし隣にだれもいないのは寂しいな」


『次回に続く』

今日の投下は以上となります。
当鎮守府きっての問題児(にしてしまった)朝潮さんと、下ネタ被害担当艦五月雨、
淫乱ピンクの明石さんに五航戦の翔鶴さんとそうそうたる顔触れには胸が熱くなりますね

今回は自分的にはかなり楽しく投下できました
神通さんの出番ほんと多いけど

それでは次回も是非お付き合いくださいませ。


>>572
ルールに書き忘れてましたが、次回から卯月もOKにします

取り敢えず、神通は隣室で待機

もうすぐイベントですね
呉のくせに今回がイベント初参加の>>1は期待と不安で胸がいっぱいですぴょん

それではぼちぼち投下を始めさせていただきます
ごゆるりとお付き合いくださいませ

【会議室】

五月雨「また呼ばれた……また呼ばれた……」ブツブツ

朝潮「……はい、朝潮はダイジョウブデス。ダイジョウブ」ブツブツ

翔鶴「……あ、あの、五月雨ちゃん……朝潮ちゃん……」

明石「なんという……なんという……」

五月雨「……始めないんですか? またえっちな内容なんですよね……五月雨知ってます」

翔鶴「えっ?」

明石(傷が深い! 五月雨ちゃんの傷が深い!)

朝潮「だいじょうぶ……だいじょうぶ……」

翔鶴「えっえっ」

明石(明らかに大丈夫じゃない!)

五月雨「……知ってますから……」

朝潮「……あ、ああ……レ級は、いや……」ガタガタ

明石「……」

翔鶴「あの、明石さん……なにかご存知ですか?」

明石「いいえ、私は何も」

翔鶴「そ、そう……」

明石(二人ともいろんな意味で色々トラウマなのね……)

翔鶴「えっと……不安は残るけど……今日の会議、始めましょうか……」

五月雨「はい……」

朝潮「……はい」

明石(居た堪れないよぉ!)

お題『深海棲艦とのコミュニケーション方法』


翔鶴「コミュニケーション……ですか……」

明石「一応このお題が出たときから予習はしてたんですけど……」

翔鶴「予習?」

明石「あっ、なんでもないです」

朝潮「……朝潮、意見具申です」

五月雨「っ」ビクッ

明石(……これはひどい)

翔鶴「なにかしら、朝潮ちゃん」

朝潮「深海棲艦などと意思の疎通を図ろうと考えることがそもそもの間違いです」

朝潮「この海を我が物顔で跋扈する愚かな魚類モドキは……」

朝潮「私たちがこの手で徹底的に撃滅すべきであって……」

朝潮「そもそもにして今回の議題は論ずる価値が一切ありません……デス」

翔鶴「」

明石(ハイライトが消えてる……神通さん何したんですか!?)

五月雨「……」

翔鶴「あ、あの、朝潮ちゃん……一応、意見としては受け入れるけれど……」

翔鶴「もうちょっと、考えてみてね……?」

朝潮「……はい……」

明石「……」

朝潮「……ッ!?」

朝潮「だ、大丈夫です神通さん! 朝潮は……朝潮は大丈夫です!」ビクッ

明石「やばいやばいこれ明らかにヤバい」

翔鶴「……明石さん、本当に何も知らないの?」

明石「知りません知りません、私は何も知りません!」

五月雨「朝潮ちゃんが大丈夫なら……今日は……」

翔鶴「五月雨ちゃん? あなたは大丈夫?」

五月雨「は、はい……ちょっと、落ち着いてきました……」

五月雨「ふぅー……」

五月雨「……深海棲艦とのコミュニケーションをとる方法、ですよね!」

翔鶴「ええ、そうよ!」ニッコリ

明石「五月雨ちゃん……復活してよかった……」

朝潮「探照灯は嫌……」ガタガタ

明石(……一人ヤバいけど)


五月雨「あの、ご飯をあげるとか……どうでしょうか?」

翔鶴「あら、素敵ね」

明石「なるほどねー。向こうも一応生き物だし、お腹は減るわよね」

翔鶴「けれど、何を食べるのかしら……?」

五月雨「やっぱり私たちと同じで、燃料、鋼材、ボーキサイトとかでしょうか?」

明石「んー、そうねえ……深海棲艦についてはわかってないことも多いからねえ……」

明石「でも、基本的には私たちと同じものを食べるんじゃないかしら?」

朝潮「……深海棲艦のような獣に慈悲寛容の感情など一切無用です……」

朝潮「徹底的に潰して、壊して、叩きのめして……ふふふ……」

翔鶴「朝潮ちゃん……あなたいったい……」

朝潮「神通さんは私にそう教えてくれました……うふふ……」

朝潮「……取るか取られるかの南方海域に……余計な感情は不必要です……あはは……」

五月雨「朝潮ちゃん……」

明石「朝潮ちゃん、聞いてほしいことがあるの」

朝潮「なんですか……?」ハイライトオフ

明石「今日、神通さんがこの会議を監視してると思っているのよね、朝潮ちゃんは」

朝潮「神通さんはきっと隣の部屋で私を監視しています……」ガタガタ

明石「昨日から神通さんは3日間の遠征に出ていて不在よ?」

翔鶴「あ、そうだったんですか?」

五月雨「でも……」



朝潮「それを先に言ってください!」



翔鶴「」

明石「あっ元気になった」

朝潮「優等生になったふりも、トラウマになったふりも」

朝潮「深海棲艦撃滅マシーンと化したふりもすべて無駄だったわけですね」

翔鶴「」

五月雨「」

明石「凄まじい掌返しね、朝潮ちゃん……」

朝潮「私も少しは学習しますから」

翔鶴「ま、まあ、元気になってよかったわ……」

五月雨「う、うん……そうだよね……うん……」

朝潮「それでは真面目に議題に取り組むとしましょう!」

翔鶴「本当にすごい掌返しね……」

明石「ま、まあ、いつまでもあんな陰気に喋られるよりはね……?」

五月雨「そ、そうですよね」

朝潮「さて……話は……深海棲艦が何を食べるかの話でしたね」

翔鶴「ええ、そうね」

朝潮「朝潮、意見具申です」

明石「「はい、どうぞ?」

朝潮「深海棲艦が食べるのは艦娘ではないでしょうか」

明石「」

翔鶴「」

五月雨「」

朝潮「艦娘が轟沈したという話は他鎮守府や各地の戦線で耳にすることです」

朝潮「それこそ、司令官とケッコンを済ませた艦娘が激戦の海域で沈むこともあるとか」

朝潮「そこで昔から疑問に思っていたことがあるのですが……」

朝潮「どうして誰も、轟沈した艦娘をサルベージしようとは考えないのでしょうか?」

朝潮「過去、沈んだ船を引き揚げて自軍の戦列に加えたという話は耳にしますね」

朝潮「建造という、ゼロから艦娘を作り出す力があるならば」

朝潮「沈んだ艦娘という器に命を再び吹き込むことの方が、私にはより容易なことに思えます」

朝潮「ゼロから作るのと、容器が元から存在するのでは手間も何も違います」

朝潮「ですが誰もそれをしない。しようとしない」



朝潮「――契りを結んだ最愛の艦娘が沈んだとしても、彼女を海の底から掬い上げようと試みた提督は一人とていない」

翔鶴「……それ、は」

朝潮「確かに艦娘が沈むということは、そこは深海棲艦の勢力下にあるわけですから」

朝潮「悠長にサルベージをしている暇などないでしょう。それはわかります」

朝潮「ですが、誰もサルベージという選択肢に言及しようとしないことが、私にはどうしても引っかかるのです」

明石「……」

朝潮「沈んだら引き上げる、なんてことは、誰でも考え付く簡単なことです」

朝潮「ですが、それがされていない。考え付かなかったわけじゃない」

朝潮「……誰でも思いつくけれど、あえてやらなかったわけです」


朝潮「それは轟沈した艦娘の末路を、誰よりもよく知っているからでは?」

五月雨「……う、ぁ」

朝潮「指揮官として多数の艦娘を指揮下に置く提督は、おそらく兵学校の時点で教育を受けるのでしょう」

朝潮「深海棲艦の生態や、轟沈した艦娘の行く末を」

五月雨「で、でも、提督は何も……」

朝潮「言うわけないじゃないですか」

朝潮「海の底に沈んだ艦娘たちがいずれ深海棲艦に食い散らかされるなどと、どうして伝えられましょう」

翔鶴「……」

明石(空気が重い……)

朝潮「深海棲艦についての情報が少ないのもそこに原因があると考えます」

朝潮「生態を調査していくうちに、主食が何かなどの情報は容易に出そろうはずですしね」

朝潮「……まあ、色々と言いましたが、私がこの説を推すのは全部自分の目で見たからです」

翔鶴「え……」




朝潮「――軽母ヌ級の口からはみ出た……単装砲を握りしめた華奢な腕をね……」

五月雨「」

翔鶴「」

明石「」

明石(空気が……重い……)

翔鶴(沈んだら……食べられる……?)ブルッ

五月雨「ひぅ……」グスッ

朝潮「……もし奴らを食事でもてなすなら、その身を投げ打つほかはないかもしれませんね」

翔鶴「……」

明石「……」

五月雨「……」

朝潮「…………」







朝潮「……なんちゃって! 信じました? 信じちゃいました!?」






.

五月雨「」

明石「」

翔鶴「」

朝潮「前に蒼龍さんがこんな話したとか聞いたので、私もやってみたかったんです」

明石「……嘘なの?」

朝潮「嘘ですよ?」シレッ

翔鶴「な……あ……」

五月雨「朝潮ちゃんっ! やめてよっ、怖かったんだよ!?」

朝潮「あ、すみません……こういう話題が来たら是非一度言ってみたくて」

五月雨「もうっ……!」

明石「……神通さんを呼びましょうか」

朝潮「あれ? 遠征中ですよね?」ニヤッ

明石「こいつ……!」

朝潮「話を戻しますが……餌で釣るという手段は悪くないように思います」

朝潮「深海棲艦への餌付けが成功し、いずれは犬と人間との関係に近いものへと変貌していくかもしれませんしね」

翔鶴「いきなり真面目になったわね……」

朝潮「私は常に真面目なつもりですが……」

明石「どの口が……」

朝潮「意外と優秀な朝潮ちゃんと巷では評判ですよ?」

明石「どこの球磨さんですかあなたは……」

五月雨「はぁ……」

翔鶴「えっと、じゃあ、明石さんからは何かありますか?」

明石「そうですねえ……深海棲艦って言語を持つんでしょうか?」

朝潮「時折金切声のようなものをあげているときもありますし」

朝潮「空母おばさんを初めとして、姫級が人語を解することは知られています」

翔鶴「え? 加賀さん?」

五月雨「えっ……」

明石「あ……」

朝潮「……空母棲姫ですが」

翔鶴「…………」


デデーン ショウカクー アウトー

加賀「いい度胸ね……」ヒクッ




翔鶴「あっ、ち、違うんです! これは、違うんですぅ!」

明石「あら……」

朝潮「翔鶴さん……」

加賀「あなたが私をどう思っているかはよくわかったわ……」

加賀「ちょっと外でお話ししましょうか」ガシッ

翔鶴「ち、違うんです! 違うんです! 瑞鶴が……瑞鶴がいつも空母おばさんって……!」

明石「妹を売りましたよ」

朝潮「マジかよ翔鶴最低だな」

翔鶴「だ、だって! みんなだってこの鎮守府で「空母おばさん」って言ったら加賀さんだって……思っちゃうでしょ!?」

五月雨「い、いえ……」

明石「流石にそこまでは……」

朝潮「……ふとした時に本音というものは漏れ出るものです」

加賀「翔鶴……いっぱいお話しする必要があるわね」ニコッ

翔鶴「ひぃ……」ズルズル


『翔鶴、退場』

朝潮「何度か会議には参加していますが、途中退場は初めて見ました」

明石「それは私も」

五月雨「翔鶴さん……お達者で……」

朝潮「話を戻しましょう。それで、明石さんは深海棲艦の言語がどう関連すると?」

明石「うん、人語を解するならそれはそれでいいとして……例えば言語を解読して」

明石「深海棲艦版バウリンガルを作るとかどうかしら?」

五月雨「バウリンガル……?」

朝潮「犬の鳴き声を分析して、何を思っているか表示する玩具のようなものです」

明石「そう。それを作ってみて、あいつらの唸り声で何を考えてるか表示して、助けにするの!」

五月雨「『戦いたくないよう』とか、『お腹が空いたよう』とかですね!」

朝潮「『お前美味そうだな』『腕と足からだ……顔は最後にしてやるぞ……』と」

五月雨「ひぃ……」

明石「朝潮ちゃん、あまり怖がらせないでくださいね」

朝潮「冗談です」

五月雨「で、でも、向こうが何を考えているかわかれば……きっと交流だってできちゃいます!」

明石「うん、私もそう思うのよ。……まあ、そこまで辿り着くのが至難の業なんだけどね」

朝潮「深海棲艦にも私たちと同じく個があるならば、初雪さんのような深海棲艦が居てもおかしくはないでしょうね」

明石「ずっと引きこもってると」

五月雨「そんな子ばかりだったらいいのに……」

朝潮「まぁ、それでも奴らはこちらへ押し寄せてきます」

朝潮「斃すべき敵であることに違いはないでしょうが……少しは夢を見るのも悪くはないかもしれませんね」

五月雨「……朝潮ちゃん、なんだか今日は真面目だね」

朝潮「私はいつも真面目のつもりですが……」

明石「普段の行いがね……」

朝潮「ふむ……それでは朝潮、最後に意見具申よろしいでしょうか」

明石「積極的ね。翔鶴さんもいなくなっちゃったし、どうぞ?」

朝潮「深海棲艦とのコミュニケーション方法ですが……」



朝潮「手始めに一匹空母ヲ級でも連れて来て、監禁してしまいましょう」

明石「」

五月雨「」

朝潮「どういうわけか上位の個体は人間の女性に近い体つきをしていますから」

朝潮「身体機能もそれに準じていると見て良いでしょう」

朝潮「とくれば、鎮守府唯一の男性である司令官の出番です」

朝潮「司令官の46cm三連装砲で彼奴を屈服させ」

五月雨「て、提督さんは主砲を装備できないよ……?」

朝潮「比喩です。具体的には下半身についています」

五月雨「…………ま、またえっちな……!?」

明石「朝潮ちゃん……」

朝潮「ともかく、司令官に協力いただき、彼奴に牝としての悦びを叩きこんでいただければ」

朝潮「コミュニケーションはなったも同然ではないしょうか」

明石「そんなわけないでしょ!?」

五月雨「やっぱりこうなるんだぁ……」グスッ

朝潮「ふっ……慢心しましたね」

明石「……それは朝潮ちゃんじゃないかなあ」

朝潮「なにを……」


デデーン アサシオー アウトー


朝潮「」

朝潮「なぜっ……神通さんは出払っているはず……!」

「――けれど、その意志を継ぐ者がいないとは限らない」

朝潮「なっ……」

明石「……いや、普通に考えて後を託さないわけないじゃない」

朝潮「くっ……」




那珂「――四水戦旗艦、那珂。推して参る」バァーンッ

那珂「神通姉さんから話は聞いたよ。暴走したら灸を据えるようにって話だったけど……」

那珂「言い逃れは出来そうにないね」

朝潮「那珂さん……路線変更ですか? それともアイドルは引退されました?」

那珂「なるほど、減らず口を叩けるだけの元気はあると……」

朝潮「ふふ……神通さんに比べれば天使のようにすら見えますが……」

明石「……」

五月雨「……」

那珂「よく言ったよ。それじゃ……行こうか?」

朝潮「ええ……それではお二人とも、失礼しますね」

明石「余裕そうだなあ……」

五月雨「ほんとに……」

那珂「結構余裕そうだよね」

朝潮「ええ。神通さんのシゴキより厳しいものもそうないと思いますし」

那珂「つまり私は舐められてる、と」

朝潮「さて、どうでしょう……?」

那珂「……まあ、いいけど……」

那珂「ねえ朝潮……1+1の答えってなんだと思う?」

朝潮「いきなりなんですか? 2ですが……」


ガチャッ


那珂「……そう、2だ」








神通「――けれど、私たち姉妹が揃えば2だけでは済まないわね」ニッコリ

朝潮「」

朝潮「な、なんっ……」

神通「慢心の招いた結果よ。……那珂、行きましょう」

那珂「そうね」

朝潮「くっ……くそぉっ……」


朝潮「たとえ私がここで倒れようと……第2、第3の朝潮が……必ず……!」

朝潮「必ず戻ってくる! 必ずだ!」

神通「朝潮……あなたには地獄すら生ぬるいわね」ニッコリ

朝潮「ひっ……」




【会議室】

五月雨「……お疲れ様でした」

明石「うん、そうね……。五月雨ちゃん……間宮、一緒に行こうか」

五月雨「は、はい!」


お題『深海棲艦とのコミュニケーション方法』

答え『餌付け他』

【モニタールーム】

提督「朝潮……お前……」

青葉「いやー、相変わらず楽しい子ですねえ……」

提督「ああ……ていうか何をさも当然に居座ってんだ」

青葉「明石さんがいなくて寂しいんだろうなあと思って! 提督思いでしょ?」

提督「ああ、うん、まあ……ありがとな」

青葉「えへへっ!」

提督「じゃあ、くじ引き手伝ってくれるか?」

青葉「お任せくださいっ!」


次回の議題 >>+1-5ランダム

青葉「次回はこれですっ」

提督「酒保に追加してほしいものか……」

青葉「青葉、カメラ用のSDカードとか欲しいですねえ」

提督「……お前、いいやつだな……」ウルッ

青葉「えっ? えっ?」

提督「朝潮とか加賀とかの答え……想像したら……」

青葉「あ、ああ……」

提督「まあ、いいや……参加艦娘のくじを引こう」

青葉「はいっ!」



参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(卯月、大淀、明石は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

kakezan62512
ルール
コンマが0に近い艦娘から順に選定(ループ有)


青葉「えっと……長月ちゃん」

提督「時雨……」

青葉「名取ちゃん……」

青葉「で、阿武隈ちゃん、愛宕さん、扶桑さん……って多いですねえこれ!」

提督「うーん……じゃあ三人からもっかいくじで選ぼう……よしっ!」


三人の内、次回参加を選定してください(残り二人は次々回参加確定です) 直下

提督「よし、じゃあ阿武隈な」

青葉「了解です」

提督「愛宕と扶桑は次々回内定、と……」

青葉「はいっ!」

提督「いやあ……誰かが隣にいるっていいもんだな」

青葉「おっ、おおっ! それはっ、提督まさかまさかの!?」

提督「青葉……」

青葉「提督……」



明石「だからそこ私の場所だってばーっ!」バンッ


青葉「ちっ、戻ってきましたか……」

明石「舌打ちした!?」

提督「お帰り明石」

明石「はい、あなたの明石が戻りました!」

提督「あ、そう……」

明石「反応うっす!!!!」

青葉「それじゃあ次回もよろしくね!」


『次回へ続く』

以上、本日の投下を終了させていただきます。
ありがとうございました。

今日の個人的MVPは翔鶴姉ぇですね。
ヒロインは明石なのか加賀なのか朝潮なのかそれが問題だ……。

それでは次回もぜひお付き合いくださいませ。

つか、空母って一部の軽空母と装甲空母除いて全員おばさんだろ?

葛城さんが我那覇君に見える病気にかかっています

朝潮「罪深き迷える子羊よ……入りなさい」

ガチャッ

熊野「さあ、キリキリ歩きなさい」ドンッ

提督「うぐっ……いてててて……」

提督「おい熊野なにすんだよ……ってか、なんだよこの部屋!?」


【鎮守府懺悔室】


熊野「咎人が告解を行う場ですわ」

提督「鎮守府になんてもん作ってんだ」

熊野「会議室を作った提督が言えることですの?」

提督「いや……うん……」

熊野「ともかく、今日ここに提督を連れてきたのは他でもありません」

熊野「昨晩は球磨さんたちと大いに飲み明かしたそうですわね?」

提督「あ、ああ……まあな……」

熊野「そして気が大きくなった提督は、>>719の発言をなさったと聞いております」

提督「」

熊野「さて……どのような真意があったのか、キリキリ話していただきますわよ」パシッ

提督「え、えー……」

朝潮「心行くまで懺悔をなさい」

提督「つーか今気づいたが朝潮に加g」

熊野「遅いですわ」パシッ

提督「……」

提督「……えー……加賀を空母おばさんと初めに評したのは球磨なわけでありますが」

提督「これには加賀を貶そうという意図は全くなくですね……」

提督「大人の魅力あふれる正規空母だ、ということを意図して名付けられたわけですが……」

提督「そこに誤解を生んでしまったのは、大変申し訳なく感じています、はい」

提督「えー……昨晩の飲みではですね、空母たちの話になりまして……」

提督「一部を除いた空母艦娘たちは……加賀と同じく……アダルティな魅力を持っていると」

提督「そういう意図をもって、球磨とともに発言した次第です……」

提督「ですのでどうか……よろしくお願いします……」オイノリ

朝潮「祈りなさい」

提督「……」

加賀「……」

デレレレレレン 

提督「……」

デレレレレレン 

熊野「……」

デレレレレレレン

朝潮「……」

デレレレレレレレン

加賀「……」




加賀「   」バツ!




バシャァァァァッ!

提督「…………」ポタポタ

熊野「水も滴る良い男……とは言えませんか」

提督「うるさいよ……なんで急にこんな……」ポタポタ

朝潮「>>719の発言には流石の加賀さんもお怒りですので」

提督「だからってお前らみんなしてこんな無駄にセットまで作らんでも」ポタポタ

加賀「……」

提督「加賀もなんか喋ってくれ……無言は怖い……」ポタポタ

加賀「……私は」

提督「うん」

加賀「アダルティな魅力を持っていますか……」ポッ

提督「あ……うーん……言葉の綾……」

加賀「頭に来ました。熊野、再投下」

熊野「ほいさっさー、ですわ」グイッ

提督「へぶっ」バシャッ

朝潮「では鎮守府懺悔室、これにて閉幕ですね」

加賀「気分すっきりです」

熊野「流石に気分が高揚しますわ」

提督「ちょっと待て、俺は水被っただけで終わりか!?」

加賀「提督にも灸を据えるべき時はあります」

熊野「楽しかったですわ♪」

提督「俺は出勤前に水びたしになっただけかよ……」


「……いいえ」

提督「ハッ! こ、この声は!」

朝潮「――くっ、こんな部屋にいられるかっ!」バッ

加賀「逃がすか」ガシッ

熊野「一蓮托生ですわ!」ガシッ

朝潮「な、なぜっ! 私は牧師役なだけでっ……!」

加賀「一番ノリノリだったのはあなたよ朝潮」

熊野「逃がしませんわ……」

朝潮「こ、この死にぞこないども……」



神通「ごきげんよう」ニッコリ

朝潮「」


【鎮守府懺悔室 終了】

朝潮、加賀、熊野のトリオが好きです
この鎮守府では歳の差を越えて仲がいいものと思います

>>719を見て急に思いついただけですので、次回からちゃんと会議に戻ります。
それでは!

乙です。
しかし神通さん大忙しやな……むしろこんだけやられて懲りないこの三バカがすごいのか?

【執務室】

朝潮「……」カキカキ

提督「……」カキカキ

コンコン

提督「どうぞー」

ガチャッ

那珂「失礼しまーす」

提督「よう那珂、おはよう」

朝潮「おはようございます」カキカキ

那珂「おっ、今日は真面目にやってるねー!」

朝潮「私はいつも真面目なつもりですが……」

提督「……」

提督「まあ、いいや……急にどうした、那珂。今日はオフじゃないのか?」

那珂「うん、そうなんだけど、今日って神通ちゃん出撃の予定あったよね?」

朝潮「ええ。神通さんは第3艦隊の旗艦として南西諸島防衛線へ出撃の予定です」カキカキ

那珂「おおー……すごいね朝潮ちゃん」

朝潮「秘書艦ですので」カキカキ

提督「その心は?」

朝潮「神通さんの予定は逐一把握するよう心がけています」キリッ

提督「お前ってダメなところに全力で努力するタイプだよな」

朝潮「天敵の動向を把握することは決してダメなことではありません」

提督「天敵って……もうそこがダメだろ」

朝潮「はぁ。それで那珂さん……神通さんの出撃予定がどうかなさいましたか?」

那珂「実はね、神通ちゃんが体調を崩しちゃって」

提督「なに? 大丈夫なのか」

那珂「あ、うん、軽い咳と微熱。でも最近出ずっぱりだったし……」

朝潮「……」

那珂「調子が悪くなるのも仕方がないかなって……」

提督「あー……まあ……そうねえ……」

那珂「それでね、今日は神通ちゃんの代わりに那珂ちゃんを出してほしいなって」

提督「いいのか? オフだぞ」

那珂「いいのいいの! 神通ちゃんも、他の子に任せるより妹に任せた方がまだ気が楽だと思うしねー」

提督「そうか……わかった。そのようにする」

那珂「ありがとー、提督!」

那珂「それじゃ、那珂ちゃん出撃の準備に入りまーす!」ダッ

提督「妖精さんたちにはこちらから伝えておく」

那珂「うん! ありがとー!」

朝潮「……」

提督「さて……と。朝潮、旗艦変更の手続きを……」チラッ

朝潮「……司令官、その……」

提督「やれやれ……」ハァ

朝潮「……暫し、お暇を頂けますか」

提督「わかった。秘書艦には明石を呼んでおく」

朝潮「ありがとうございます。それでは失礼いたします」ビシッ



提督「……悪いと思うなら普段から直せばいいと思うが……まあ無理か」

【川内型・自室】

川内「神通、調子は大丈夫?」

神通「ええ……軽い風邪だから大丈夫……こほっ」

神通「今日は出撃だから……はやくいかなくちゃ……」

川内「わ、馬鹿っ、寝てなって」

川内「コンディション悪い状態で出撃していい結果が出るわけないじゃん」

神通「……でも」

川内「大丈夫大丈夫、さっき那珂が出てったからね」

神通「那珂ちゃんが……?」

川内「おおかた今日の旗艦を代わってもらうよう頼みに行ったんでしょ」

神通「でも……那珂ちゃん、今日はオフで……けほっ……」

川内「姉妹のピンチに休みも何もないってねー。いいから寝てる!」ポフッ

神通「きゃっ」

川内「んじゃ、あたしは酒保で薬とかもらってくるから。ちゃんと寝てること!」

神通「ええ……」

川内「落ち込み過ぎだって。最近忙しかったみたいだし、仕方ない仕方ない」

神通「……そう、ね……」

川内「じゃ、ちゃんと休めよ! 絶対よ!」ガチャッ

神通「はい……姉さん……」

神通「…………」

神通「…………」

コンコン

神通「……開いてますよ……こほっ……」

朝潮「失礼します」

神通「……朝潮、さん……?」

朝潮「体調を崩されたと聞きましたので……お見舞いに」

神通「別に、気にしなくとも……」

朝潮「……本音を言うと、今日は神通さんが出撃ですので、好き勝手に出来ると思っていました」

神通「……やっぱり、あなたはそうですよね……」

朝潮「しかし、那珂さんから今日あなたが体調を崩していると聞いて……少し残念に思いました」

神通「残念……?」

朝潮「神通さんの更生プログラムは死んだ方がマシじゃないかと思うくらいきついですが……」

朝潮「あなたは私の想像の上を行き、常に神出鬼没、どこであろうと私を追いかけてきます」

朝潮「何をやっても、どこであっても、私を捕らえにやってくるあなたとの関係は……」

朝潮「……その、個人的にはとても楽しくてですね……」

朝潮「……普段通り振る舞うにしても、あなたが来ないのでは張り合いがありません」

神通「……」

朝潮「ですので、神通さんが万全の体調を整えるまで、私は静かに過ごします」

朝潮「この朝潮、約束は違えません」

神通「……そう」

朝潮「ですから……今は私に神通さんを看病させていただけないでしょうか」

神通「……そう、ね……それでは、お願いしようかしら……」

朝潮「はい。ありがとうございます!」

神通「……けれど朝潮さん、私の体調が治っても静かでいてほしいのだけれど……」

朝潮「それは出来ません。あなたとのいたちごっこは私のライフワークですから」

神通「……厄介な子ですね。酷い構ってちゃんだわ……」

朝潮「よく言われます」

神通「……でも、考えてみれば、私もあなたを捕まえに行くのが何時しか生活の一部になっている……」

神通「急に静かになられたら、逆に調子がくるってしまうかも、ね……」

朝潮「そうあっていただきたいですが」

神通「……ふふ。お言葉に甘えて、私は寝ますね……」

朝潮「はい。ゆっくりお休みになられてください」

【部屋の外】

提督「……なんか納得してるけどいいのかあのふたり」コソッ

川内「いいんじゃないの。トムとジェリーみたいな感じで」コソッ

明石「……いい、の……いいのかなぁ……?」コソッ


【神通、体調を崩すの巻 終了】

次回は会議だと言ったな あれは嘘だ
>>734より、神通さんが体調を崩したら、です。
ここの3バカと神通さんはトムとジェリー、あるいはルパンと銭型のとっつぁんみたいな感じなんじゃないでしょうか。

雑談はネタの宝庫ですね。ありがとうございます。
いずれ鳳翔さんの授業参観とかもやってみたいですが……。

【執務室】

加賀「提督」

提督「ん?」

加賀「最近鎮守府内で私のことを「空母おばさん」と呼ぶ艦娘が増えているとのことですが」

提督「ぶほっ」

加賀「……原因の一端を担っている提督には落とし前をつけていただく必要がありますね」

提督「……い、いや、あれは……その……水被ったじゃん……」

加賀「それだけで許されたと?」

提督「……いえ……許されませんよね」

加賀「私は心に深い深い傷を負いました……」

加賀「具体的には喜び勇んで出撃した沖ノ島海域の1戦目で大破してしまった時くらい辛いです」

提督「それは練度が足りないだけでは」

加賀「あ゛?」(元戦艦の眼光)

提督「ぴゃっ」

加賀「地味に流行している「空母おばさん」の文言……」

加賀「繊細な心を持つ私にとってはあまりにも惨い仕打ちと言わざるを得ません」

提督「繊細な心を持ってる女が自らネタにしに行くか普通」

加賀「最近では心労のあまり夜10時間しか寝れない始末……」グスッ

提督「寝すぎだよ! 俺にもその睡眠時間少し分けろや!」

加賀「……食も細くなり、おかわりも4杯しかできません……」グスッ

提督「食い過ぎだよ! 全然健康じゃねえか!」

加賀「仕方ないので私のことは決して悪く言わない翔鶴と共に過ごして心の安寧を求めることしか……」

提督「決して悪く言わないっていうか決して悪く言えないっていうんじゃ……」

加賀「……」キラキラ

提督「戦意高揚してんじゃねえか! お前翔鶴のこといびってるだろ!?」

提督「う……まあ、それは、そうだよな……」

加賀「ですので提督には落とし前をつけていただきたいのです」

提督「でもそれってどうなのさ日向ぁ」

加賀「うるさい」

提督「はい」

加賀「……おそらく私=空母おばさんの図式は崩せない位置まで来てしまっていますから」

加賀「せめて空母おばさん=私と翔鶴くらいの認識までは持っていきたいですね」

提督「他人を下げることで溜飲を下げるつもりかお前……」

加賀「何か?」

提督「いや……確かに空母おばさんに関しては俺に大いに責任がある」

提督「だが無関係の翔鶴を巻き込むのはやめてやれ……」

>>757訂正

加賀「こほん……とにかく、こうして空母おばさんという単語に私が結び付けられるのは甚だ不愉快です」

提督「う……まあ、それは、そうだよな……」

加賀「ですので提督には落とし前をつけていただきたいのです」

提督「でもそれってどうなのさ日向ぁ」

加賀「うるさい」

提督「はい」

加賀「……おそらく私=空母おばさんの図式は崩せない位置まで来てしまっていますから」

加賀「せめて空母おばさん=私と翔鶴くらいの認識までは持っていきたいですね」

提督「他人を下げることで溜飲を下げるつもりかお前……」

加賀「何か?」

提督「いや……確かに空母おばさんに関しては俺に大いに責任がある」

提督「だが無関係の翔鶴を巻き込むのはやめてやれ……」

加賀「……では私だけ涙をのみ、空母おばさんの称号を甘んじて受けろと」

提督「それは……」

加賀「どうせ堕ちるなら私は全員を巻き込んで堕ちます」

提督「最低だよ! 言ってることが!」

加賀「じゃあどうしろと」

ガチャッ

瑞鶴「提督さーん、空母おばさんいるー?」

提督「あっ……」

加賀「……」

瑞鶴「やばっ」

加賀「……頭に来ました」ガシッ

瑞鶴「いつも頭に来てんじゃん……」ズルズル

・・・
・・


瑞鶴「なるほど、空母おばさんという認識を改めたいと」

加賀「何かいい案はないかしら、甲板胸」

瑞鶴「だっ、だれが……」

加賀「今、怒ったわね。私も同じ気持ちなのよ」

瑞鶴「あ……」

加賀「……」

瑞鶴「…………ごめん、加賀さん」

瑞鶴「……その、もう、言わないよ」

カチッ

瑞鶴「……ん?」

加賀「言質は取りました」ピッ

瑞鶴『ごめん、加賀さん……その、もう、言わないよ』

瑞鶴「」

加賀「次口に出したら、あなたの大事な姉がどうなるかよく覚えておくことね」

提督「だから翔鶴を巻き込むのはやめろと……」

瑞鶴「そ、それじゃあ加賀さんはいったいどうしたいわけ?」

加賀「皆を私と同じレベルに落としたいわね」

瑞鶴「うわ最低だよ」

提督「そもそも落とすってどうやって……」

加賀「酷い渾名を皆で考えるのよ……ふふ」ニヤッ

瑞鶴「うわ悪い笑みだよ」

加賀「流石に気分が高揚します」

提督「こいついつも高揚してんな……」

加賀「とりあえず瑞鶴……あなたは甲板胸ね」

瑞鶴「くっそ……」

提督「マジでやるのかよ」

瑞鶴「……じゃあ次は赤城さん?」

加賀「……」パシンッ

瑞鶴「いった! なんで叩くのよ」

加賀「赤城さんを馬鹿にしたら沈めるわ」

瑞鶴「はい」

提督「はい」

加賀「……考えたのだけれど、私が空母おばさんなら鳳翔さんはどうなるかしらね?」

瑞鶴「は? いきなり何言ってんの」

提督「おい馬鹿やめろ」

加賀「私の育ての親なのだから……空母おばあちゃんじゃなくて?」

鳳翔「……へぇ」



加賀「……瑞鶴、私は振り向くべきかしら」

瑞鶴「振り向いて沈められたら?」

加賀「…………」

鳳翔「お茶とお菓子を持ってきたのですが……」ニッコリ

加賀「……ほんの出来心です。不出来な娘を許してください」ドゲザー

鳳翔「…………」パキッポキッ

加賀「あ、ダメだこれ」



【空母おばさんの憂鬱 終了】

会議をこなしてきて、レギュラーの性格やら何やらが定まると書きやすい書きやすい
でもスレタイに偽りありになるのでそろそろ自重しないとですね

当鎮守府の加賀さんは空母おばさんの認識が強くなりつつあります ごめんなさい
加賀さん大好きです 好きゆえにいじめたいっていうかそういうことです

入渠待ちはSSを投下すれば時間が効率的に使えることになりますね!
例によって安価を取ることになるかと思いますので是非お付き合いください

【会議室】

阿武隈「艦娘会議に呼ばれちゃった……! 提督、私に期待してるの? そうなのね!」

名取「今度はちゃんと参加できるよね……うん」

時雨「僕はだいぶ常連になってきている気がするなぁ」

長月「私もわりと呼ばれている気がする……」

阿武隈「そ、そうなの……? いったいどんな法則が……」シゲシゲ

時雨「なにかわかったかい?」

長月「司令官のことだ、さして深いことは考えていないんじゃないか」

阿武隈「……わからないや……。お姉ちゃん、わかる?」

名取「ううん、わからない……」

時雨「ま、いいじゃないか」

長月「噂では問題児が呼ばれやすいらしいがな」

阿武隈「え」

名取「問題児……?」

時雨「くすっ……朝潮のことかい?」

長月「さてね」

名取「え、えっと……二人とも、参加経験はあるんだよね……?」

時雨「うん、あるよ」

名取「会議って、何をやるの?」

長月「あそこの壁掛けテレビに議題が表示されるんだ」ユビサシ

ザザッ

阿武隈「あっ、ちょうど表示されるみたい」


今日の議題『酒保に追加してほしいもの』


時雨「やあ、今日は平和そうだね」

長月「平和じゃない議題があるのか? まあ、私が参加したのも将来が不安な艦娘とかだったが……」

時雨「僕は前回で酷い目にあったからね」

阿武隈「えー……そうなんだ。楽しそう……いいなあ」

時雨「そうかい?」

名取「私は王様ゲームに呼ばれたけど、いるだけ参戦だったし……」

時雨「いるだけ参戦って……」

名取「出番があるだけよっぽどいいよ……」

阿武隈「あっ、お姉ちゃんの目が濁り始めてきた……」

長月「お、おいおい……」

阿武隈「前回の王様ゲームが終わった後も『私って地味かなあ……』ってずっと気に病んでたんだから!」

名取「よ、余計なことは言わないでいいよ、阿武隈ちゃん!」

時雨「名取は決して地味じゃないと思うけどね……」チラッ

長月「ん? ああ……」チラッ

阿武隈「……そうだよね」チラッ

名取「……あの、みんな……? 視線がどことなく下がってるのは気のせい……?」

阿武隈「ううん、なんでもないっ」

時雨「そうそう」

長月「肩が凝るんじゃないのか」

名取「みんなして何を……」

阿武隈「まー、いいからいいから! 酒保に追加してほしいものでしょ?」

名取「う、うん……」

阿武隈「あたしはね、アクセサリがもっと欲しいな」

長月「アクセサリ?」

阿武隈「やっぱり女の子だし……身だしなみには気を使いたいじゃない」

時雨「おお……」

名取「女子っぽいね……」

阿武隈「女子だよ! あたしたち艦娘は女子!」

阿武隈「誰に見られてるかわからないんだから、やっぱり気を付けないとね」

時雨「なるほど……提督も見てるかもしれないしね」

阿武隈「ふぇっ!? きゅ、急に何を言ってるの……」

長月「ふむ……」

名取「見られてる……かぁ……」

阿武隈「そ、そういうつもりじゃなくてぇ……」

時雨「うん、わかってるよ。でも、見られることを気にする相手は一人しかいないかな?」

阿武隈「だ、だから……」

長月「フッ……」

阿武隈「もー! 時雨ちゃんのいじわるぅ!」

時雨「ごめんごめん」

長月「酒保にあると便利なのは鍛錬用の道具か……」

名取「あれ? 今はないんだっけ……? 私、ダンベルとか結構使ってるけど……」

長月「あるにはあるが、戦艦や巡洋艦用だからな……」

長月「駆逐艦用のトレーニンググッズは数が少ないんだ。身の丈に合ったものじゃないとな」

阿武隈「そうだったんだ……」

名取「阿武隈ちゃん……ちゃんとトレーニングしてる?」

阿武隈「し、してるよぉ」

名取「そう? 今度、私たちと朝練する?」

阿武隈「えっ、あっ、ごめん、朝はちょっと……その……」

名取「早起きできないなら、起こしてあげるよ?」

阿武隈「ふぇっ……あっ、そのっ……」

時雨「名取、そこまでにしてあげて。阿武隈は惰眠を貪りたいのさ」

名取「そ、そう……でもよくないなあ……健康的じゃないよ?」

阿武隈「ま、間に合ってますから……」

長月「ま、ともかく。私はトレーニンググッズかな」

時雨「そうか……」

阿武隈「時雨ちゃんとお姉ちゃんはどう?」

長月「名取は私と同じじゃないのか?」

名取「う、うん……確かにトレーニンググッズもほしいんだけど……」

時雨「欲しいんだけど?」

名取「あのね……最近……」

名取「……ちょっと、キツくなって来ちゃって」

長月「キツく?」

阿武隈「なにが……?」

時雨「あっ……」

名取「その……ムネが……」カァッ

長月「あ……ああ……」

阿武隈「そ、そう……キツくね……」

阿武隈「…………」ペタペタ

阿武隈「……お姉ちゃん……」

名取「な、なに?」

阿武隈「私たち……姉妹だよね……!?」

阿武隈「期待しても……いいんだよね……!?」


時雨「……ぷふっ」

阿武隈「時雨ちゃーん……?」

時雨「……すいません……」

長月「くれぐれも龍驤の前で噴き出すなよ。沈むぞ」

名取「もう少し大きいサイズのも置いてもらえると……助かるなぁって……」

阿武隈「そう……あたしの知らない世界だね……」

名取「我慢して付けてたら、この前戦闘中にホックが吹き飛んじゃって……」

長月「そんなことがあるのか……?」

時雨「想像つかない世界だね……」

名取「……肩は凝るし、あんまりね……」


デデーン リュウジョウ アウトー


時雨「……なにかな、このアナウンスは」

阿武隈「……?」

ガチャッ


龍驤「……名取ん……その発言は……ウチの心にクリティカルヒットやで……」ガハッ

瑞鳳「龍驤! 死なないで!」ガシッ

大鳳「大丈夫! まだ息はあるわ!!」ガシッ

龍驤「よぉく覚えといてや……何気ない一言が、艦娘一人沈めることもできんねんで……」ゲフッ

瑞鳳「りゅうじょぉぉぉぉ!」

大鳳「いやあああぁぁぁぁ!」


バタンッ

長月「……なんだ今の。コントか」

時雨「いや……多分龍驤は大まじめだったと思うよ」

名取「龍驤さん……大丈夫かな……」

阿武隈「大丈夫だと思うよ……?」

名取「だったらいいんだけど……」

時雨「……えっと、名取は下着が欲しいんだね」

名取「う、うん……五十鈴姉さんもそう言ってたし……」


デデーン リュウジョウ アウトー


長月「なんなんだよ龍驤お前は!」

ガチャッ

龍驤「長良型おかしいやろ! なんやねん!」ハァーハァー

瑞鳳「龍驤! 今叫んだら傷口に響くよ!」

大鳳「落ち着いて! 血圧が上がって……」

龍驤「何の努力もなしに胸部装甲が大きくなるなんて……そんなんズルいやろ!?」

龍驤「ウチは……ウチは毎日涙ぐましい努力を……! 毎晩……毎晩なぁ、この三人で揉みあっt」

瑞鳳「龍驤それは言わなくていいからっ!」

大鳳「ストップストップ!」


バタンッ

長月「知らなくていい事実を知ってしまった」

時雨「……僕、今度龍驤たちに会ったら優しくするよ」

阿武隈「お姉ちゃん、胸の話は禁止ね?」

名取「う、うん……」

時雨「さて……それじゃ僕が最後かな……」

長月「龍驤の琴線に触れるものはやめておけよ」

時雨「心得てるさ」


時雨の意見 >>+1-3ランダム

時雨「僕は調理道具が欲しいかな」

長月「調理道具? 料理でもするのか」

時雨「前のバレンタインで手作りチョコってのに挑戦してみてね」

時雨「それ以来、少し嵌ってしまったよ」

阿武隈「手作りチョコかぁ……もしかして、提督にあげたの?」

時雨「……ふふ、まぁね」

名取「わぁ……」

長月「ほう。やるな、時雨」

時雨「色々と挑戦してみたいものもあるし……」

時雨「こうして会議したのも何かの縁。ぜひ君達にも食べてもらいたいな」

阿武隈「うん、食べる食べる!」

名取「ぜひ、いただけるかなぁ」

長月「悪くないな」

名取「じゃあ……大体意見はまとまったかな」

阿武隈「この意見って、提督が聞いてくれるの?」

時雨「うん、そうじゃないかな」

長月「なるほどな、だとすればなかなか有意義な会議じゃないか。少なくとも今回は」


デデーン リュウジョウ アウトー


長月「……」

ガチャッ

龍驤「有意義やて!? ウチはただただ格差を肌で感じただけやったで!?」

長月「それはお前が聞き耳立ててるせいだろうが……」

阿武隈「あ、あはは……」



お題『酒保に追加してほしいもの』

答え『アクセサリ、トレーニンググッズ、下着、調理道具』

【モニタールーム】

提督「じゃあ明石、今日の会議で出たやつ、追加しといてもらえるか」

明石「はい、わかりました」

提督「しかしあの……加賀とか神通がよく使うアナウンス」

提督「あれどういう仕組みで鳴ってるんだ……?」

明石「あ、妖精さんの力を借りているという噂が濃厚ですね」

提督「妖精さんマジで万能だよな……」

明石「ええ……それでは次回の議題ですかね」

提督「お、そうだな」


次回の議題 >>+1-5ランダム

提督「……これ、は……」

明石「なんですか?」

提督「提督から特別なプレゼントをもらえるなら何が良い?」

明石「あ、それ、私、意見具申!」

提督「はいどうぞ」

明石「指輪」

提督「あ、そう」

明石「反応うっす!!!!!」

提督「よーしくじ引きだー!」

明石「イェー! なお、扶桑さんと愛宕さんは内定してますから今回は二人ですよ、二人!」


参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで2人選定します。
建造可能艦限定(卯月、大淀、明石は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

#konma25151
ルール
コンマが62に近い艦娘から順に選定


提督「愛宕、扶桑が内定してるとして……」

明石「あ。曙ちゃんですね」

提督「久々に見る気がするな」

明石「で、高雄さんです」

提督「高雄型二人に扶桑か……。曙は妙に年上の子と多く絡むな」

明石「翻弄されてるの、可愛いですよね」

提督「そうねー」

明石「それでは次回、提督から特別なプレゼントをもらえるなら何がいいか、です!」

提督「よろしくゥ!」


『次回へ続く』

以上、本日の投下終了です。
葛城ちゃん可愛いですね。補給ボイスが切ないです。
レイテ沖海戦後の戦力を見てると、五虎将軍が居なくなって孔明も死んだ後の蜀がダブります。

それでは次回もぜひお付き合いくださいませ。

某動画にて葛城さんの時報を聞きましたが……
なんやこの子可愛すぎやろ ていうか瑞鶴に憧れてる設定最高ですね

加賀→瑞鶴→葛城の師弟リレーができるというわけですね

>>839
空母おばさんは空母おばあちゃんに進化するの?

>>840
あ、アカン……


ちょっと気分が高翌揚してるので可能な限り投下したいと思います
途中で離脱もあり得ますが、よろしければお付き合いくださいませ

【廊下】

曙(……クソ提督から二度目の会議参加命令)

曙(前回はみんなに頭を撫でられたり髪を弄られたり)

曙(なんだか良いように可愛がられてしまったけれど……)

曙(さすがに今回は年上ばっかりじゃないわよね)

曙(……うん、大丈夫なはず)

曙(行くわよ、曙!)

ガチャッ

愛宕「ぱんぱかぱーん!」

曙「」

高雄「愛宕、曙ちゃんが吃驚しているわよ」

扶桑「ごきげんよう」ニコッ

曙「あ、今日もダメっぽい」

【会議室】

曙「えっと……愛宕さんに高雄さんに扶桑さんね……」

曙「相変わらずの謎人選ねクソ提督……」

愛宕「よろしくね?」

曙「あ、はい……」

高雄「ふふ、いつも提督に向けている勇ましい態度でもいいわよ?」

曙「いえ……それはその……」

扶桑「無理してないかしら……大丈夫……?」

曙「あ、大丈夫です。はい」

愛宕「うふふっ」

曙(だからやりにくいっつーのよ!!!)

愛宕「私たち、会議に呼ばれたのは初めてなんだけれど」

高雄「噂では、会議での答えが鎮守府運営に反映されることもあるそうね」

曙「へえ……そうなんですか」

愛宕「名取ちゃんが新しい下着が酒保に入荷したって言ってたわ」

愛宕「なんでも会議で議題にあげたらしいんだけど」

高雄「それは助かるわね」

扶桑「そうですね」

曙「そうですか……」

愛宕「まあ、それはともかくとして……もしも提督が私たちの意を酌んでくれるのだとしたら」

扶桑「会議に熱も入るというものですね」

愛宕「というわけで、少し期待しちゃっているのよね~」

高雄「もう……愛宕ったら、一応これも仕事なのよ」

曙「え」

扶桑「この前の明細に、会議参加手当が入っていましたね」

曙(そ、そうだったっけ……よく見てなかった……)

曙(ていうかそれならどれだけ朝潮は……いや、でもダメか……神通さんのシゴキがあるから実質マイナスだわ)

愛宕「さぁて、今日のお題はどんなのかしら?」

ザザッ


今日の議題『提督から特別なプレゼントをもらえるなら何がいいか』

曙「なんですかね、このお題……」チラッ

愛宕「…………」

高雄「…………」

扶桑「…………」

曙「ひっ……」

曙(みんな一斉に獲物を狩る獣の目になってる気がする……)

曙(なに? 何がみんなの琴線に触れたの……!?)

愛宕「……これは気合を入れて議論しないといけないわねぇ」

高雄「そうね……」

扶桑「提督が私たちの意見を酌んでくれるのだとすれば……」

愛宕「あらあら♪」

高雄「うふふふ♪」

扶桑「くく……くはっ……あはははっ」


曙(扶桑さんだけ笑い方邪悪すぎない!? 気のせい!?)

曙「あ、あの……みなさん何か思いついたんですか」

愛宕「ええ、とっても素敵なもの」

高雄「そうね……素敵だわ」

扶桑「ええ……」

曙「そ、そうなんですか……あの、参考までにお聞きしても?」

扶桑「ふふ……」

曙「扶桑さんは何が欲しいんですか……?」

扶桑「試製51cm連装砲よ……」

曙「……はい?」

扶桑「試製51cm連装砲、よ……?」

曙「いや、聞きましたけど……」

扶桑「主砲を……主砲をもっと強化したいの」

曙「あの……いろいろと問題がありますよね」

扶桑「何がかしら……」

曙「なにって、まず扶桑さんは装備できないのでは……」

扶桑「些細な問題よ。気合で乗り切るわ」

曙「気合!?」

愛宕「気合は大事よね~」

曙「いやいやいや……だってあれはあまりにも大きいですよね」

扶桑「私の艤装の大きさは知っているでしょう……? 大丈夫よ」

曙「大丈夫な要素が何一つ見えてこない」

扶桑「伊勢、日向には負けたくないの……!」

曙「そこ!? そのために51cm連装砲が欲しいの!?」

高雄「でも扶桑さん、あの主砲は大和さんたちですら手を焼いていますよ」

扶桑「ええ、そうね……でも……」

扶桑「同じ国の名を背負うものとして……大和にだって負けたくないの……!」キリッ

曙「扶桑さん……」

扶桑「それに主砲の火力を高めると……気分が高揚するのよ……」

愛宕「扶桑さんってば、意外とバトル好きなんですね」

扶桑「ええ……艦隊決戦は海戦の華よ……」

曙(扶桑さんは主砲マニアだったのね……知らなくていい知識ばかり増えていく)

扶桑「フラッグシップ級の装甲を一撃で抜いたときなんて……たまらないわね……」

扶桑「うふふ……」

曙(怖い怖いこの人怖い)

扶桑「艤装展開」バッ

曙「!?」

愛宕「あら……大きいですね~」

高雄「艤装の重量感は流石ですね」

扶桑「最高の褒め言葉よ……」

曙「いや、あの……なんで急に部屋で艤装を展開なんて……」

扶桑「砲塔を磨かなきゃ……」

曙「ダメだ……私にはわからない世界だわ」

扶桑「楽しみだわ……試製51cm連装砲……」フキフキ

曙(まだもらえるなんて決まってないのに……)

愛宕「高雄は決まっているのでしょう?」

高雄「ええ、もちろんよ」

曙「何が良いんです?」

高雄「……」

曙(なんでためるの)



高雄「……指輪、かな」

愛宕「うふっ……」

曙「指輪……ですか……」


曙「……指輪ぁ!?」

高雄「提督の方針で私たちの練度は極めて高い水準で纏まっているわ」(Lv97)

愛宕「ええ、そうねえ」(Lv95)

扶桑「ふふ……」(Lv98)

曙「そ、そうですね……」(Lv80)

高雄「そして、練度が上限に達した艦娘には」

高雄「その上を行く更なる改装指令が下されるというわ……」

高雄「その時のキーアイテムとなるのが指輪らしいのだけど……」

扶桑「つまり指輪を頂ければ私の火力はさらに上がるのね……!」

曙「あ、扶桑さんはとりあえず砲塔磨いててください」

扶桑「あら……」

高雄「私たちが、艦娘といって女子の姿かたちを取り」

高雄「改装のためとはいえ鍵となる道具が指輪ときたら……」

高雄「それが意味するところは一つ、でしょう?」

曙「それって、つまり……」

高雄「ふふ……『提督からの愛』が欲しいかしら」クスッ

曙「」

愛宕「言うわねぇ高雄」

曙「あ、愛っ? 愛、ですか……愛って何……!?」

高雄「目には見えないからこそ……形として、より愛を感じられるようにと……」

高雄「だから指輪が欲しいのよ。うふふ」

扶桑「愛とはつまり……火力よ」

扶桑「火力こそパワー……パワーこそ火力……」

扶桑「つまり愛は試製51cm連装砲……」キリッ

曙「あ、扶桑さんは砲塔を磨いていてください。はい」

扶桑「ひどいわ……」


高雄「もちろん、提督から指輪をもらうなんて、難しいことだとは思っているわよ」

高雄「それでも……もし特別な贈り物を頂けるなら、指輪がいいわ」

愛宕「高雄……」

高雄「なに?」

愛宕「……意外と欲がないのねぇ」

曙(えっ? そう?)

高雄「なら、あなたはどうなの?」

愛宕「私も提督の愛を……形で頂きたいわよぉ?」

愛宕「でも……愛の形になり得るのは……指輪だけじゃないわよねぇ?」サスサス

曙「」

高雄「」

扶桑「……?」

曙「と、特別なプレゼントの枠を超えているのでは……」

愛宕「うふっ、そうかしらぁ?」

高雄「な、何を考えているのよ……」

愛宕「私は欲しいわよぉ、提督の子供……」

高雄「」

曙(ついに口に出したー!)

愛宕「でも、子供は結果として授かるものだからぁ……」


愛宕「本当に欲しいのは提督の子種かしら♥」

高雄「」

曙「こ、子種ってなんですか扶桑さん……」ボソッ

扶桑「わ、わからないわ……」ボソッ

高雄「み、みんながいる前で何を……っ」

愛宕「いい機会じゃない。宣戦布告よぉ」

扶桑「宣戦布告ですって……!?」ガタッ

曙「多分そういう意味じゃないと思いますから主砲しまって!」

愛宕「高雄……プラトニック・ラブもいいけれど……それだけじゃ男性は満足できないわよ?」

高雄「なっ……」

愛宕「でも、今日で分かったわ……」


愛宕「あなたじゃ、私のライバルにはなり得ないわね、姉さん♥」

高雄「……上等じゃない」

愛宕「ふふっ」

高雄「姉より優れた妹が存在しないこと……教えてあげるわ」

愛宕「できるかしらぁ?」


曙「ま、まずいですよ……扶桑さん止めてください!」

扶桑「わ、わかったわ……二人とも、落ち着きなさい」


高雄「今は姉妹の家族会議中です」

愛宕「ちょっとだけ待ってね♪」


曙「ダメだ……」

BGM【https://www.youtube.com/watch?v=hSSqO0KVU5Q

曙「……なに、このBGMは」

扶桑「……?」

愛宕「あら?」

ガチャッ

加賀「何やら面白い話をしているようですね」

朝潮「誰が司令官の子種を頂くと?」

加賀「そのような世迷い事は……」

朝潮「私たちを越えてから言っていただきましょう」

阿賀&朝潮 (Lv99)


曙「で、出た……バカツートップ……」

愛宕「加賀さんに朝潮ちゃん。ごきげんよう」

朝潮「ご機嫌なのはあなたの頭だけのようですが……」

愛宕「……」

加賀「愛宕。提督の隣に相応しいのはこの私よ」

朝潮「はい? 私ですよ加賀さん」

加賀「朝潮……大概にしてほしいものね」

朝潮「そっくりお返ししますが」


曙「なんで仲間割れしてんのよ! 何のために出てきたんだかわかりゃしないじゃない!」


愛宕「ふふ、さすが練度が99になっても指輪を貰えない人たちの言うことは違うわねぇ」

朝潮「」(大破)

加賀「」(大破)


曙「メンタルよっわ!」

加賀「言うじゃない愛宕……」

朝潮「肉体的なダメージにはだいぶ慣れましたが……くっ」

曙「大したことじゃないような……」

加賀「まあ、いいわ……今日からあなたも私の敵ね……」

朝潮「夜道には気を付けることですね」

愛宕「神通ちゃんを呼んであげましょうか?」

朝潮「失礼しました。行きますよ加賀さん!」

加賀「変わり身早いわね……あなた」

バタンッ


愛宕「……とんだ闖入者ねぇ。それで、高雄……」

高雄「……」

愛宕「どうしたの?」

高雄「……別に、私の負けでもいいわ」

高雄「愛宕みたいに……あの二人と同じくらいまで堕ちたくはないもの」

愛宕「」

愛宕「ちょ、ちょっと待って! 流石にひとまとめにされるのは……」

高雄「……言い逃れは出来ないんじゃない?」

愛宕「そんなぁ……」

曙「どう思いますか、扶桑さん」

扶桑「やった、出番があったわ」

曙「扶桑さん気を確かに!」

扶桑「え……あ、そうね。……曙さんは何が欲しいの?」

愛宕「そういえば、聞いていなかったわね」

高雄「そうね……ここは曙ちゃんにまとめてもらいましょうか」

曙「えっ、ええっ!?」

曙「特別な贈り物でしょ……? クソ提督から……」

曙「…………」

***

曙「どう、クソ提督! あたしが一番よ!」

提督「ああ、よくやったな曙」ナデナデ

曙「ふんっ、気安いわね……まあ、いいけどっ」

提督「次も頼むな」

曙「任せなさいよ!」

***

曙「……あたしは、特にないかな」

曙「……無条件にあたしを信じてくれる、クソみたいに甘いクソ提督がいるし」

曙「……それだけで十分、あたしには特別……ってああ何言ってんのあたしは!?」

曙「わ、忘れてっ! 忘れてくださいっ!」

扶桑「……曙さん」

高雄「……なんだか……」

愛宕「心が洗われる気がするわねぇ……」

曙「だ、だから忘れてくださいっ! ほんとっ! お願いだからっ!」


お題『提督からの特別なプレゼントをもらえるなら何がいいか』

答え『あなたさえいれば、他にはもう何もいらない(曙談)』


曙「ちょっと!!! こんな纏め方した覚えはないわよっ!」

【モニタールーム】

提督「曙……お前……」

明石「提督、よかったですね」

提督「……でもこれ、正直盗撮なんだよな」

明石「……今になって良心が痛みますか」

提督「いまさらだな」

明石「はい、いまさらです」

明石「ところで提督」

提督「ん?」

明石「……」ヒダリテ

提督「なんすか」

明石「……私も練度99ですよ?」

提督「そう。次回の議題な」

明石「っ、このっ……八方美人め……!」

次回の議題 >>+1-6ランダム

提督「次回はこれ」

明石「はいっ。……もし提督が死んだら、ですね」

提督「!?」

明石「まあ、混ぜたのは私ですけど……」

提督「なんちゅーもんを混ぜてくれとんのや……」

明石「これはヤバい人はかなりヤバいんじゃないですかねえ……」

提督「まずこんなもん混ぜ込むお前の頭がヤバいよ」

明石「うっさいですよ! あと、今回は私は抜きでお願いしますね!」



参加艦娘安価
本レスから5分の間に名前の挙がった艦娘を、>>1が独自に設定したルールで4人選定します。
建造可能艦限定(卯月、大淀は可能)、直前参加艦は不可。直前以外の参加艦はOKです。


同一募集内で複数回はなしでよろしくです。

#konma022561
ルール
コンマが81に近い艦娘から順に選定


提督「ええっと……まず神通」

明石「次は長門さん」

提督「……鳳翔」

明石「最後は……球磨さんですね」

提督「……クマー」

明石「くまー」

提督「まあ夜は重いからね、仕方ないね」

明石「そうですねえ……それはそうと提督が死んだら……かぁ……」

提督「お前が混ぜ込んだんだからな」

明石「ええ、わかってますよ……」

提督「ったく……」

明石「…………」

明石「…………」グスッ

提督「えっなにっ!? 俺何かした!?」

明石「い、いえ、なんでもないです……その、想像したらちょっと」

提督「……感受性豊かな奴だな」

明石「すみません……」

提督「いや……でも、そんな風に泣いてくれるってのは……大事に思われてるってことだしな、嬉しいよ」ナデナデ

明石「目薬さまさまですねっ!」

明石(提督……!)

提督「てめぇ」

明石「とりあえずこのレス数ですし新スレ立てましょうか」

提督「安価も取り終わったしな、いいんじゃない」

明石「それじゃちょっと立ててきますね」

提督「おう」

明石「あれぇ!? 次スレタイから私消えてますけど!?」

提督「マジだ……」

朝潮「やりました」

加賀「チッ……この駆逐艦風情が……」

朝潮「その駆逐艦ごときに負けた正規空母殿、気分は如何ですか?」

加賀「……表へ出なさい」

朝潮「フッ……」


神通「……はぁ」

書き忘れてましたが一応今日はこれで投下終了となります!
お付き合いいただきありがとうございました!

ついに3スレ目に突入してしまった……。

私もスレを埋めますが、
よろしければ前スレでも一度お尋ねした好みの会議回でも教えていただけると嬉しいです

まあやっぱり個人的には第1回のインパクトが根強いのですが

第一回かなあ 最近はワンパターン化しつつあるような


1スレに一回くらいの頻度でなら王様ゲームおもろいわ
あとは青葉の新聞かな

【自己満足】

・提督
八方美人。ただし艦娘を大事に思っているのは事実なのでセーフか。
おそらく明石に絶大な信頼を置いている。

・加賀
このスレの被害者その1。
動かしやすいことこの上ない。

・朝潮
このスレの被害者その2。
真面目もゲスも変態もすべてにおいて輝くオールラウンダー。

・神通
このスレの被害者その3。
鎮守府の風紀は彼女が守る。

・明石
ヒロインレースのトップに僅差で座ってそう。
溢れ出る提督への好意は常にスルーされているがそれでも一緒にいる時間が一番多い

神通さんが覚醒した青葉の新聞か青葉に知られたくないことかな

前スレ983に引き続きこんなん用意したりして

第15回 『青葉の新聞に載せてほしいコーナーについて』『答え:神通による三人組の更生コラム』
参加者 『神通』『熊野』『朝潮』『加賀』

特別編 『第15回突入記念王様ゲーム』
参加者 『明石』『黒潮』『名取』『初霜』『日向』『球磨』『提督』

第16回 『提督に言ってほしい言葉』『答え:いろいろ。例:俺の子供を産んでくれないか』
参加者 『那智』『吹雪』『翔鶴』『漣』

第17回 『青葉に見られたら困ること』『答え:もう既に撮られてた』
参加者 『瑞鶴』『時雨』『利根』『羽黒』

第18回 『二面性のある艦娘について』『答え:満潮、長門、那珂、卯月』
参加者 『陸奥』『筑摩』『弥生』『荒潮』

第19回 『深海棲艦とのコミュニケーション方法』『答え:餌付け他』
参加者 『明石』『五月雨』『翔鶴』『朝潮』

第20回 『酒保に追加してほしいもの』『答え:アクセサリ、トレーニンググッズ、下着、調理道具』
参加者 『長月』『時雨』『名取』『阿武隈』

第21回 『提督からの特別なプレゼントをもらえるなら何がいいか』
『答え:あなたさえいれば、他にはもう何もいらない(曙談)』
参加者 『愛宕』『扶桑』『曙』『高翌雄』

このスレの中だと17回で艦娘たちが恥ずかし悶えてるのがとても好き
18回の二面性那珂ちゃんもツボ

もう少し色の付いてない面子での会議を見たいと思いましたまる

球磨が被害者じゃないだと…!?

>>951,954
まさに、ですね。
ここまで来るともう彼女らメインのスレを立てた方がいい気もしますね

>>952
ありがとうございます。

>>953
いつもありがとうございます。助かります。

第20回が好きかな、ほのぼのだし
ちょっと濃い面々が出すぎとは思うかも

安価間違い過ぎだろ


>>949
返す言葉もございません……。

>>950
王様ゲームはシステム的にやりにくい部分があったのでどうするか迷うところですね

>>955
那珂ちゃんは数少ないカッコいいタイプの艦娘として書けたのではないかと思ってます

>>956
やべっ……

>>958
そうですよね……

朝潮ちゃん本当に好き

正直朝潮と加賀がウザイ

2スレ目では個人的に第17回が好きです

時雨パートがやっぱり気に入ってますし、
瑞加賀チックなのが書けたのは非常に満足です


しかし思い返すと本当に朝潮たち出張りすぎだな……
これは別スレも本気で考慮するべきか

朝潮も加賀も大好き

濃い子達は謹慎処分(という名の一時安価対象外)にしてもいいと思う、…見てる分には面白いんだけどね?
そうしないと他の子が日の目を見ないし…いっそのこと初参加の子のみの回をしてみるとか?

>>960
僕も好きです!

>>961
まぁ、そうなるなといった具合のキャラ造詣ですね


吹っ飛んでる子にオチも何もすべて任せるのが>>1の悪い癖なので、
3スレ目ではそこらへんに焦点を置いてどうにか是正していきたいところです

まあ便利だからねすでにキャラ立ってるのは
でもカレールー入れたら何でもカレーになっちゃうよね

>>963
嬉しいぴょん!

>>964
その案もらったぁ!

別スレでなくともスレ内で彼女たちが活躍する短編書いても良いと思いますよ、読む方も楽ですし
安価に入ってないのに会議に出張るのを自重すれば良いのではないでしょうか

>>966
朝潮ルーをたべりゅ?

>>966
仰る通りです
わかっちゃいるけどやめられないのがなぁ


現状キャラが濃すぎるのは

『加賀』『朝潮』『明石』『神通』でしょうか。
次点で『球磨』『熊野』『扶桑』『大鳳』『龍驤』『愛宕』『日向』ってとこか

彼女たちの扱いには気を払って行きたいと思います。

ちゃん那珂はまだ大丈夫だな

ひゅーちゃんかわいいぴょん

『比叡』『山城』『飛龍』『飛鷹』『隼鷹』『千代田』
『加古』『足柄』『摩耶』『鳥海』『最上』『三隈』
『筑摩』『天龍』『龍田』『多摩』『北上』『大井』『長良』
『由良』『鬼怒』『那珂』『能代』『矢矧』『大淀』
『睦月』『弥生』『文月』『菊月』『三日月』『望月』『白雪』『初雪』
『深雪』『叢雲』『磯波』『綾波』『敷波』『朧』『潮』『暁』『電』
『初春』『子日』『若葉』『初霜』『白露』『村雨』『夕立』
『涼風』『大潮』『満潮』『島風』『Z1』『Z3』
『伊8』『伊401』『まるゆ』『あきつ丸』

>>382の会議に未参加かつ参加対象艦娘から既出を除いたもの(間違っていたらどうしよう)
見返してみると黒潮が分裂していて吹いた

>>968
1スレ目はそうでもなかったし、2スレ目での問題はそこですよね
3スレ目への課題が出来ました。ありがとうございます!

>>969
たべりゅうううううううううううう!

>>971
那珂ちゃんはギリギリセーフかな……っギリギリ……っ
まあ、濃いですよね、はい

>>972
まぁ、そうなるな

>>973
何度もありがとうございます!


さて、そろそろ寝ます!
みなさん貴重なご意見ありがとうございました! 精進します

>>973
多いな

あ、もう埋めた方がいいのかな?
それとも明日埋めればそれでいいのか……

>>976
安価のシステム上、来るもの拒まずでランダムなところもありますし
3スレ目は未参加艦娘にスポットを当てたいですね


とりあえず埋めは明日というか狂に回します……
それでは

いちおつ
適当に雑談してたらすぐ埋まると思うけど、ここ人多いみたいだし

>>980
雑談はネタの宝庫ですし、ぜひ

1000

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